議事日程 第1号
平成15年10月23日(木曜日)午前10時開議
第 1 会期の決定
第 2 会議録署名議員の指名
第 3 報告第13号 専決処分報告について
第 4 議案第69号 利根沼田地域市町村合併協議会の設置について
第 5 議案第70号 平成15年度沼田市一般会計補正予算(第5号)
第 6 字句等の整理委任について
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本日の会議に付した事件
第 1 会期の決定
第 2 会議録署名議員の指名
第 3 報告第13号 専決処分報告について
第 4 議案第69号 利根沼田地域市町村合併協議会の設置について
議案第70号 平成15年度沼田市一般会計補正予算(第5号)
以上2件一括上程
第 5 字句等の整理委任について
第 6 閉 会
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出席議員(22人)
1番 大島 崇行君 2番 大竹 政雄君
3番 山崎 義朗君 4番 真下 恭嗣君
5番 布施辰二郎君 6番 角田 泰夫君
7番 久保 健二君 8番 星野 稔君
9番 井之川博幸君 10番 大東 宣之君
11番 高柳 勝巳君 12番 石田 宇平君
13番 片野 彦一君 14番 星川嘉一郎君
15番 田村 博美君 16番 金井 康夫君
17番 牧野 保好君 18番 松井 敏員君
19番 高橋 襄典君 20番 井田 孝一君
21番 小林 照夫君 22番 星野佐善太君
欠席議員(なし)
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説明のため出席した者
市 長 星野已喜雄君 助 役 金井可佐夫君
収 入 役 武井 博君 総務部長 青木 忠昭君
民生部長 村山 博明君 経済部長 武井善太郎君
建設部長 野田 敏夫君 街なか対策部長 兼弘 武久君
総務課長 増田 幸男君 教 育 長 角田利喜雄君
教育部長 新井 康裕君 庶務課長 宮澤 満夫君
監査委員事務局長 茂木 愛君
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事務局職員出席者
事務局長 林 義夫 次長兼庶務係長 水田 修
議事係長 下 宏一 主 任 松井 克人
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午前10時開会
◇議長(星野佐善太君) ただいまから平成15年第5回沼田市議会臨時会を開会いたします。
これより本日の会議を開きます。
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第1 会期の決定
◇議長(星野佐善太君) 日程第1、会期の決定を議題といたします。
お諮りいたします。今期臨時会の会期は、本日1日といたしたいと思います。これにご異議あ
りませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野佐善太君) ご異議なしと認めます。よって、今期臨時会の会期は、本日1日と決
定いたしました。
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第2 会議録署名議員の指名
◇議長(星野佐善太君) 日程第2、会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、会議規則第81条の規定により、議長において大東宣之議員、高柳勝巳議
員、石田宇平議員の以上3名を指名いたします。
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第3 報告第13号 専決処分報告について
◇議長(星野佐善太君) 日程第3、報告第13号 専決処分報告についてを議題といたします。
報告書の朗読を省略し、ただちに市長から報告を求めます。
〔市長 星野已喜雄君登壇〕
◇市長(星野已喜雄君) ただいま上程になりました報告第13号 専決処分報告 平成15年
度 沼田市一般会計補正予算(第4号)についてご説明申し上げます。
今回の専決処分による補正予算は、衆議院議員選挙の執行に伴い所要の予算措置を行うもので、
既決の歳入歳出予算の総額に、歳入歳出それぞれ2,259万2,000円を追加し、歳入歳出
予算の総額をそれぞれ2,259万2,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それ
ぞれ170億5,004万5,000円としたものであります。
補正予算の概要を歳出予算からご説明申し上げます。
第2款 総務費は、2,259万2,000円の追加でありますが、選挙費で衆議院議員総選
挙啓発費及び衆議院議員総選挙費の計上であります。
次に、歳入予算についてご説明申し上げます。
第12款 県支出金は2,259万2,000円の追加でありますが、県委託金で、衆議院議
員総選挙委託金の計上であります。
以上、その概要を申し上げましたが、期間的な制約からやむを得ず専決処分として措置させて
いただきましたものでございます。
よろしくご審議の上、報告のとおりご承認賜りますようお願い申し上げます。
◇議長(星野佐善太君) 報告が終わりました。
これより質疑に入ります。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野佐善太君) 質疑を終結いたします。
お諮りいたします。ただいま議題となっております報告第13号については会議規則第36条
第2項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野佐善太君) ご異議なしと認めます。よって、報告第13については、委員会の付
託を省略することに決しました。
これより討論に入ります。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野佐善太君) 討論を終結いたします。
これより報告第13号 専決処分報告についてを採決いたします。本案は承認することにご異
議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野佐善太君) ご異議なしと認めます。よって、本案は承認することに決しました。
──────────────◇──────────────
第4 議案第69号 利根沼田地域市町村合併協議会の設置についてから
議案第70号 平成15年度一般会計補正予算(第5号)まで
以上2件一括上程
◇議長(星野佐善太君) 日程第4、議案第69号 利根沼田地域市町村合併協議会の設置につ
いて及び日程第5、議案第70号 平成15年度一般会計補正予算(第5号)の以上2件を一括
議題といたします。
議案の朗読を省略し、ただちに市長から提案理由の説明を求めます。
〔市長 星野已喜雄君登壇〕
◇市長(星野已喜雄君) ただいま上程になりました議案第69号 利根沼田地域市町村合併協
議会の設置について及び議案第70号 平成15年度一般会計補正予算(第5号)について、一
括してご説明申し上げます。
本議案は、沼田市、月夜野町、水上町及び新治村の合併に関する協議を行うため、地方自治法
及び市町村の合併の特例に関する法律の規定に基づき、沼田市、月夜野町、水上町及び新治村を
もって規約を定め、利根沼田地域市町村合併協議会を設置することについて議会の議決を求める
ものであります。
市町村合併につきましては、利根沼田9市町村による合併に関わる検討及び協議を行うため、
本年1月10日に利根沼田市町村任意合併協議会を設置して以降、住民意識調査、先進地視察、
新市将来構想案の作成及び概要版の郡市民への全戸配布、市町村合併フォーラム、住民説明会な
ど、様々な事業実施を図りながら協議を重ねてきた訳でありますが、去る、9月22日に開催さ
れた第7回の任意合併協議会において、今後さらに合併に関する協議を進めていくための法定合
併協議会への参加、または不参加の意思表明が行われたなかで、沼田市、月夜野町、水上町及び
新治村の4市町村は参加の意思表明を行い、他の5村については参加しない旨の意思表示が行わ
れました。
この結果を受けまして、任意合併協議会は9月30日をもって解散をすることになりましたが、
法定合併協議会への参加の意思表明を行った4市町村では、これまでの任意合併協議会での検討、
協議の経過と積み重ねを尊重し、今後さらに合併協議を進めていくため9月29日に利根沼田地
域市町村合併協議会設立準備会を設置するとともに、沼田市、月夜野町、水上町及び新治村の4
市町村長による法定合併協議会設置に関する同意書の調印、取り交わしを行い、地方自治法の規
定に基づき議会の議決を経て法定合併協議会を設置するため、本日議案として利根沼田地域市町
村合併協議会の設置についてをご提案申し上げたものであります。
続きまして、議案第70号 平成15年度一般会計補正予算(第5号)について、ご説明申し
上げます。
今回の補正予算は、ただいま議案第69号でご説明いたしましたとおり、沼田市、月夜野町、
水上町及び新治村の4市町村による利根沼田地域市町村合併協議会の設置に伴い、負担金の予算
措置を行うもので、既決の歳入歳出予算の総額に、歳入歳出それぞれ1,338万9,000円
を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ170億6,343万4,000円としたも
のであります。
補正予算の概要を歳出予算からご説明申し上げます。
第2款 総務費は、1,338万9,000円の追加でありますが、総務管理費で市町村合併
対策事業費の追加であります。
次に、歳入予算についてご説明申し上げます。
第15款 繰入金は、1,338万9,000円の追加でありますが、財政調整基金繰入金の
追加であります。
以上2件につきまして、一括して提案理由を申し上げましたが、細部につきましてはご質疑に
応じ、所管の部長に説明いたさせますので、よろしくご審議の上、原案のとおりご決定ください
ますようお願い申し上げます。
◇議長(星野佐善太君) 説明が終わりました。これより質疑に入ります。
なお、質疑は一件ごとに願います。
まず、議案第69号 利根沼田地域市町村合併協議会の設置について願います。
◇10番(大東宣之君) 何点かお聞かせいただきたいと思います。
まずはじめに、今回提案をされた利根沼田地域市町村合併協議会の設置についてですが、この
枠組みがですね、当初1市2町6ヶ村、利根沼田一体となって合併について進めるということが
言われてきましたが、この枠組みが1市2町1村ということで変更になりました。これについて
の充分な市民に対する説明はなかったのではなかったか。こういうような大きな変更がされたに
もかかわらず、充分な市民の理解が得られないままに法定協議会を設置するということについて
はいかがなものかと思うのですが、お考えをお聞かせください。
続いて事務局の職員体制、何人で、沼田市が何人、利根西部3ヶ町村からそれぞれどれくらい
の職員が派遣をされて体制を整えられるのか、また、この合併協議会の会議の開催状況、どうい
ったペースで進められるのか、また、この合併協議会のなかではどういったことについて協議、
検討されるのか、また、情報の提供と市民の意見反映についてはどのように取り組んで行かれる
のかお聞かせいただきたいと思います。
◇市長(星野已喜雄君) ただ今、大東議員からご質問があった内容について、ご答弁させてい
ただきたいと存じます。
まず、1市2町1村のこの枠組みの関係でもって、地域住民の説明等について足りなかったの
ではないかという、そういうご懸念のご質問かと思っておりますが、まずこれにつきましては、
去る、9月の22日に私が任意合併協議会の会長という立場からまとめ的に申し上げた内容の中
に、12月までは何とかこの枠組みが1市2町1村しか名乗りを上げなかったけれども、名乗り
を上げなかったところでも12月までならば、まず、間に合うのではないかというような観点か
ら、そこまではみんなでやっていこうという気持ちで行こうと。いうふうにまとめていると思っ
ております。ですから1市2町1村の関係について、今回ご呈示しているわけでございますから、
当然この1市2町1村の枠組みというものが今回はっきりとした形のなかで出てくるわけであり
ますけれども、他の5村につきましてもですね、今後、12月まで、まだそういった意味では柔
軟な対応に処せるような段階にあると。こういうふうに申し上げてよろしいかと思っております。
ただ、法定合併協議会をですね、設置していくということになりますると、当然1市2町1村が
ですね、基調となっていくということについては、これは言うまでもございません。
さらに、説明会の関係でございますけれども、当然この1市2町1村の形でもって、既に12
月の時点を越えたところでもって、もう1市2町1村の枠組みしかもうないんだというふうにな
ってきましたならばですね、やはり法定合併協議会に入ってもですね、当然速やかに地域住民の
説明会等については行っていく必要があるというふうに認識をしておりまするし、そういうこと
で臨んでいくことになろうかと思っております。
また、職員体制につきましてはですね、今月いっぱいまでは沼田市の利根沼田広域圏振興整備
組合の局長と、前段の任意合併協議会の事務局長を兼務していた見城氏をですね、いわゆる法定
合併協議会の専従の事務局長とし、今まで任意合併協議会の事務局次長をしておりました金子氏
をですね、いわゆる今回の法定合併協議会の事務局次長とし、さらに沼田市はですね、今までお
られた諸田氏をそのまま継続してお世話になり、そして新しいお2人の職員を加えておりますの
で、現在5名派遣しております。
さらにですね、各2町1村につきましては、任意合併協議会の時の事務局の職員がそのまま今
月からですね入っておりまして、来月に入りますると、また、これ等が、体制がもう少しこの付
け加えられてくるということになろうかと思っております。
さらにあの、これから先々一体定例会だとか、情報の公開だとか、そういうようなことの総体
のところがございましたけれども、それにつきましては細部にわたっておりますので、総務部長
の方から補足説明をさせていただきますが、今までどおりですね、この任意合併協議会の時にも
できるだけ公開をしてまいりましたけれども、そういったことで当然郡市民の方々に良くわかる
ように資料だとか、あるいはまた会議の関係等についても、基本的に公開をしっかりとしていく
観点でもって臨んでいかなければならないというふうに思っておおります。
足らない部分は、総務部長から補足説明をいたさせます。
◇総務部長(青木忠昭君) 後段の方のご質疑になろうかと思いますが、どのような協議をする
のかという内容に包含されると思いますが、法定合併協議会は今度は名前のとおり、法律に定め
られた協議会でございますので、合併することの事態の当否を含めてですね、協議を進めるわけ
でございます。
最終的には、新市建設計画等々の協議を重ねたなかで再度議会のご判断を仰ぐということにな
ろうかと思います。
それでは、合併協議会のなかで協議する内容について若干申し上げてみたいと思いますが、合
併の形態というものがありますけれども、これは1市2町1村ということで先程市長がご答弁申
し上げたように利根郡下の5村、不参加の表明をしたところについても今後参加する意志があれ
ば受入れていくという考え方でありますが、そういうことでございます。
それから合併の期日、それから新市の名称、事務所の位置、それから財産及び公の施設の取扱
い。特別職の職員の身分の取扱い。勿論議員さんの定数及び在任の取扱い等も入ってくるかと思
います。それと農業委員会の委員の任期及び定数の取扱いも入ってくると思います。それと一般
職員の身分の取扱い。税の関係。それから条例、いわゆる例規の取扱い。それから組織及び機構。
それから一部組合の取扱い。それから使用料、手数料等々のものが新市建設計画のなかで議論さ
れていくということになろうかと思います。
それらが協議が整いますれば、最終的には議会の方で、各市町村の議会でご議決を仰ぐという
ようなことになろうかと思います。以上であります。
◇市長(星野已喜雄君) 若干、冒頭の答弁で舌足らずのところがあったので、ことによると誤
解を招く恐れがありますので補足説明をさせていただきたいと存じます。
ご案内のとおり現在は、法定合併協議会の準備会という段階であるということでございますの
で、ご理解を賜りたいと思っております。
なお、この1市2町1村が議決をいただいたあと、来月のできるだけ早い時期になろうかと思
っておりますが、法定合併協議会の設立総会という段取りになろうかと思います。ですから、既
に新治村が議決をしていただいておりますけれども、本日議会の皆様方のご指導をいただきなが
ら議決をしていただき、そして今後、月夜野町、水上町で議決をしていただく形のなかで、来月
になって法定合併協議会の設立総会を開いて、文字どおり法定合併協議会のスタートということ
になります。ですから現在は準備会の段階であるということを重ねて申し添えさせていただきた
いと存じます。
◇10番(大東宣之君) 枠組みが変更になったということですから、当然利根沼田一体となっ
て合併をしようということで協議をしてきたなかで、様々なグランドデザイン的なものを情報と
して提供されてきたわけですが、それが大きく変わってしまったわけですから、半分にになって
しまったわけですから、今まで説明をされてきたことが当然大きく変わってしまうのではないか、
そういったなかで法定協議会に向けて、設置に向けて取り組んでいかれるということは、当然そ
の事前のこの1市2町1村での住民に対する説明をきっちりと行っていく必要があったのではな
いか。利根沼田一体となった合併と大きく内容が変わってくるのではないのかということが思わ
れるわけです。ですから充分なそうした変更になった時点でのこれからの取り組み方、どういう
方向で進んでいきたいのか、どういうふうなことをしていきたいのかということを市民の方々に
十分説明することが必要ではなかったのかと思うのですが、いかがお考えなのかお聞かせいただ
きたいと思います。
それからですね、事務局の職員体制ということで、沼田市から5人、現在は準備会ですから利
根西部3ヶ町村からは多分一人ずつではなかったかというふうに思いますが、この補正予算のな
かでも沼田市が多額なお金を出す。これは負担割合の関係でそうなってしまうということは理解
できるのですが、人もたくさん出すと。結局は沼田が丸抱えでやっていくことになるのではいか
と思いますが、そういった点についてはどうなのかお聞かせいただければと思います。
それから、会議の開催の状況ですが、市長は以前からひとつの目安として2005年3月末の
法期限内での市町村合併ということについて検討していきたいということをおっしゃっておられ
ましたから、今回仮にこの1市2町1村で法定協議会が立ち上がり、この枠組みで合併を進める
ということになっていたとしてもですね、やはりこの法期限内での市町村合併を考えておられる
のではないかと思いますが、そうなってくると時間的に極めて足りないのではないか。そういう
なかで会議が月1回、今までの任意合併協議会が大体月1回、それに基づいて情報が公開をされ
てくるということがされてきた訳ですが、それで充分な市民の方々の理解が得られるのかどうか。
一体どういう形でこの会議が開催をされて、市民の方々に情報を提供し、そして市民の方々の意
見の反映をされていくのかお聞かせいただきたいと思います。
それから、これからどんなことが協議をされていくかということは、任意合併協議会での経過
を見れば概ね理解はできるわけですが、ただ任意合併協議会がつくった資料のなかにですね、例
えば国保税や税負担の問題については新市で調整をする。福祉サービスなどについてもですね、
新市で調整をするというように先送り先送りになっていたのではなかったかと。結局、この法定
協議会のなかでどういうふうに、自分たちの新しく市町村合併によって自分たちの暮らしがどう
なるのかというのが住民、市民の方々には見えずらかったのではないか。そういった意味では、
結果として新しい市の名前、市庁舎をどこに置くかだけを決めて後はみんな新しい市のなかで調
整を図るということになり得ないのではないかという不安があるのですが、そういった点での協
議、どのようにされるのか、併せて情報公開等についてはどうされていくのかお聞かせいただき
たいと思います。
◇市長(星野已喜雄君) 議員ご指摘のとおり、1市2町6ヶ村で1月の10日から進めてきた
経過のなかで、今回1市2町1村ということの流れがあるということからくる色々なご懸念だと
思いますが、一応、私のやはり思いは先般の9月の22日のまとめのところでですね、申し上げ
たことについては依然として変わってないわけでございます。ただ現実問題として先々を見た時
に、当然不参加の意思表示をした方々にはですね、それぞれの思いもあるでしょう。そういった
ことのなかで、思いを寄せる方々が手を取り合って頑張っていこうとするところに当然これ重き
を置いていかなければなりません。そのときに、1市2町6ヶ村の形での説明会がなされてきた
ことがですね、1市2町1村ということになったので枠組みが変わったから今までの説明会、あ
るいはまた資料はですね、それに馴染まないのではないかという、こういったご提起かと思って
おりますけれども、概ね総体につきましては1市2町6ヶ村の任意合併協議会で進めてまいりま
した資料はですね、相当数それは生きると。こういうふうに認識しております。とりわけ基調と
なるべくですね、合併特例債の関係につきましてもですね、やはりある程度基準財政需要額等々
で按分していくことであるとかですね、あるいは地域振興局の考え方であるとか、そういった基
調、あるいは緑と水とあるいは田園空間の問題もですね、概ねこの1市2町1村のなかでも十二
分に整合してくると。こういうふうに認識をしております。なお、法定協を成立した後にはです
ね、また改めてそういった意味で説明会等はもっていくということは先程申し上げたとおりであ
ります。
また、2番目の職員体制の問題でございますけれども、沼田が5名、そして現在町村が1名ず
つでありますけれども、これから1人ずつ加わってくるから、概ね6名になるわけでございます。
確かに沼田の職員の数がですね、現実にこの按分からすると多いわけでありますが、ご案内のと
おり4万7,000弱の人口規模を持つ本市、そして各町村のですね職員体制のこの出す関係に
ついては、概ねこれらがですね、まずまず良好な按分なのではないか。こういうふうに認識して
おりますのでご理解を賜りたいと思っております。
それから平成17年の3月の関係のこの時間的な制約でございますけれども、議員ご指摘のと
おり、大変これはですね厳しい時間の設定になっているのではないかと思っております。しかし、
そうかといってもですね、この時間的な設定をですね、大きなこの区切りとなっている訳でござ
いまして、これを私どもが延ばしたりするということについてはなかなかそこまで及びません。
先般も私も太田関係に勉強に行ってまいりましたけれども、やはりこの相当ですね事務量が多い
と。これは先程議員が末尾の方で福祉サービスであるとか、税負担の関係等についてのご質問が
ありましたけれども、これらの調整項目が2千3百数十項目くらい出てくるといわれております。
このですね、事務量はいわゆる仮に1村、1村というような2村で合併するにしても大きな枠組
みでもですね、結局この2千3百数某からの数値というのはどうも変わらないようでございます。
これをですね、詰めていくのはこれは並大抵の努力では難しいというようなことを私自身も当地
区の責任者、あるいは事務方から聞いてまいりました。ですぐに私はあの、確か1週間前くらい
の時だったのですが、うちの方の事務方にですね、すぐに伊勢崎や太田の方に視察に行って勉強
して来いということで指示をいたしまして、彼らも行っております。一昨日ですか、その報告を
受けたわけでございますけれども、極めてこれはですね事務量が多い。しかもですね、ある程度
こうリーダーシップをしっかり発揮できる事務体制がないとですね、なかなかこれは容易でない
ということがつぶさに先様の視察で理解ができた訳でございます。しかし、さりとてですね、さ
りとて足りない、時間的に非常に難しいと言いながらもここのところに持って目標設定をしっか
り定めていかないとですね、やはりこの集中力も欠如してまいりまするし、そういった意味では
この時点ではですね、何としてもこれに間に合わせるために事務方のですね踏ん張りを期待して
いきたいと思うし、また、関係市町村のですね、地域住民の暖かいご理解とご支援をいただきた
いと。こんなふうに思っております。
なお、4番目にですね、非常に税の問題であるとか福祉サービスの細部にわたってのことは、
後々に繰り延べされるのではないかというようなご指摘でございますけれども、これらについて
は、間々このちゃんとした段取りを踏まえていかないとですね、それはあの議員がご指摘のよう
なことが起きる可能性があるわけでございますけれども、少なくとも群馬県下の流れから見ると
ですね、私どもの現在の流れは概ね、かなり群馬県総体から見るとですね、仮にですよ、A、B、
C、D、Eくらいにこう数えたならば、A"かBの二重丸くらいのところの部分を走っている、い
わゆる段取りできていると思うのです。前橋や伊勢崎がですね、相当前に進んでおりますけれど
も、その後くらいにはくっついているのかなと思っておりますので、できるだけこの十二分な細
部にわたってのことについての詰めをですねして、そしてできるだけこの地域住民にお示しして、
最後の詰めを行っていく必要があるのではないかと。で、先程来情報公開、あるいはまた郡市民
に対するところの説明の関係でございますけれども、これはもう何をか言わんやの時代の流れで
ございまして、議員ご指摘のとおり、これはもうできるだけですね、郡市民に資料をお示しして
ご理解をいただいていくと。こういうことで臨んで行く必要があるのではないかとこういうふう
に思っております。
◇10番(大東宣之君) 枠組みの関係なんですが、月夜野町では枠組みが変更されたことによ
って町内8カ所で説明会を開いて、それから来月、今月末って言ったかな、臨時会を開いてこの
沼田と同じ議案について議会で議決を図っていきたいという段取りを踏んでおられるそうです。
当然、こういった大きな枠組みが変更になった以上、やはりそういっった説明会をしながらです
ね、やっていく、実際月夜野は同じような条件のなかでやっているわけですから、沼田市として
も行っていく必要があったのではなかったかというふうに思いますが、どのようにお考えなのか
お聞かせいただければと思います。
それから、ただ今市長がお答えいただいたように、2千3百数十項目の調整項目があると。こ
れは以前からも言われてきたことですが、これだけの調整項目をその法期限内に整えていくとい
うことでは、多分な時間的制約があるというなかで、この新たに設置をされる法定協議会の会議
の開催をどういうふうにやっていくのか、任意合併協議会の時は確か月1回程度で行ってきたの
ではなかったかと思うのですが、それだけで今回間に合うのか。また、情報公開も任意合併協議
会が終わった後任意合併協議会だよりというものが出されてやってこられたわけですが、そうい
ったことを月1回程度のことで住民への情報公開と言えるのかどうか、そういった点が懸念をさ
れるわけですが、どのように取り組んで行かれるのか最後にお聞かせいただければと思います。
◇市長(星野已喜雄君) ただ今の議員の再質問にお答えしたいと思いますが、先程行政サービ
スの調整項目が2千3百数十に及ぶであろうと、こう申し上げた訳でございますが、これはあの
太田、桐生等々の例でございまして、本地域は1,239項目になるということがですね、今事
務方から資料が届きましたので改めさせて訂正し、お詫びを申し上げておきたいと思っておりま
す。本地域は1,239項目ということでございますので、誠に申し訳ございませんでした。
ただ今のですね、月夜野町におけますところの現在の説明会等についてのことでございますが、
私が知る範囲におきましては、報告会ということで、こうになりましたというようなことでもっ
て、報告会ということで開催をしているというふうに伺っております。私どもはですね、10月
の1日号で市政だより等々で広報しておりまして、そういったことでご理解いただきたいという
ことと同時にですね、私がですね、任意合併協議会の会長という立場でもってきた経過があって、
しかもあの繰り返し申し上げますけれども、1市2町1村、つまり今回の法定協に臨むところが、
基調でありながらも12月まではですね、東部5村の関係についても配慮していきたいという気
持ちがございます。そういうようなことから、ここのところはやはり柔軟に処していく必要があ
るというような観点でもって臨んでいるということで、ここのところはひとつ深いご理解を賜り
たいということと、同時にですね、先程来申し上げますように法定合併協議会設立の暁には、ま
たしかるべき時期を見てですね、早々の時期にやはり説明会等は開催していくということが用意
されているというようなことでひとつご理解を賜りたいと思っております。
なお、議員がご懸念の今までの任意合併協議会の回数が月に1回ぐらいの例会できたけれども、
それでは足りないのではないかということにつきましてはですね、これは任意合併協議会のとき
でもそうだったのですが、必要があれば月に2度でも3度でもやる必要があるというようなこう
いうご提案も随分ございました。それらについてはですね、今までの回数の頻度よりはですね、
高くなっていいくであろうということは、これは予測に堅くありません。そういった意味で、決
して今までのような月1回の例会ということでなく、その辺につきましてもですね、必要に応じ
てできるだけ多くの会議を重ねてですね、そして郡市民に提起をしてご理解をいただいていくと
いうことについてはですね、全くそのとおりかと思っておりまして、そういった方向で進んでい
きたいと、こんなふうに思っております。
◇9番(井之川博幸君) 何点かお聞かせ願いたいと思います。
まずあの規約のですね1条の関係なんですけれども、1市2町1村という枠組みになっている
訳ですが、法定協議会に向けてですから、今回はあれですか、あの例えば先程答弁ありましたけ
ど、新治でもう議決をしたと。今日沼田と。あと2町が残るわけですけれども、どこかひとつ議
会で議決がされなかった場合には、否決をされた場合にはこの関係はご破算になるのかどうか、
それを確認をしたいと思います。
それから法定協になってからですね、ひとつでも抜けるというところができたらご破算になる
のかどうか、これも確認させていただきたいというふうに思います。
それから今まで市長が方針として言われているので承知はしているのですが、東部5村に配慮
してる関係で、依然として新設合併の方針なんですね。こういう枠組みが小さくなって吸収合併
の方向に変えることは考えなかったのかどうか。それをお伺いしたいというふうに思います。
次に、4条の関係ですけれども、協議会の委員でありますけれども、ここに書いてあります。
市民の広い意見を幅広く公平な意見を聞くという立場に立ちますと、公募した委員を入れること
ができないのか。そういうことを考えなかったのか、その辺をお伺いしたいというふうに思いま
す。
それから次は、11条に関してでありますけれども、協議会の会議は公開というふうに決めて
あります。議事録は公開するのかどうか、確認ですけれども、それを確認したいのと、小委員会、
幹事会、専門部会及び分科会が設置されるということになっておりますが、これらの会議も原則
公開なのかどうか。会長が別に定めるというふうになってますけれども、原則としては公開する
のかどうか、その辺をお伺いしたいと思います。
先程、部長の答弁のなかで、法定協議会のなかで合併の当否を含めて協議をするというふうに
お答えになっておりますけれども、この合併の当否、是非ですね、是非を含めてということにな
りますが、議題としてきちんと、法定協議会で議題にするのかですね、それを確認させていただ
きたいというふうに思います。
それからあの市長の考え方、法定協議会に臨んでですね、ここで議決をされて11月中には立
ち上げるというお話がありましたけれども、最終的な判断はやはり市民の意見を尊重する必要が
あると思うのですが、住民投票等は考えているのかどうかお伺いをしたいと思います。
それから対等合併ということになりますと、合併すれば市長と議員が失職するわけですね。事
務上の問題として、市長選と議員の選挙が同時に行われるのかどうか、その辺を教えてもらいた
いというふうに思います。市長の考え方として、通常の方向で考えているのかどうか、考え方を
お聞かせ願いたいというふうに思います。
それからこれもやはり対等合併ということですから、先程ちょっと話が出てましたけれども新
しい市庁舎ですね、西部3つの自治体のなかでは真ん中は月夜野なのだから月夜野に新しい市役
所と造るのだという話が出てますけれども、そういう問題について、市長はどんなお考えで法定
協に挑もうとしているのか見解をお聞かせ願いたいというふうに思います。
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◇議長(星野佐善太君) 休憩いたします。
午前11時45分休憩
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午前11時03分再開
◇議長(星野佐善太君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
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◇市長(星野已喜雄君) ただ今の井之川議員の質問に対してお答えしたいと思います。
大変多岐にわたった訳でございますけれども、1条の問題と4条の問題と11条の問題につい
て答弁させていただき、他の諸々のご質疑の関係につきましては、今後法定合併協議会が成立し
てからの課題となりますので、よろしくご理解の程お願いを申し上げたいと思っております。
1条の問題でございますけれども、この1条に沼田市、月夜野町、水上町及び新治村云々と下
りが書かれているなかで、仮にこの1村あるいはまた1町でもですね欠落した場合にはどうなる
のかということでございますけれども、仮に1村あるいは1町でも欠落した場合には、この合併
協議会の規約をさらに遵守しながら、いわゆる先々に、いわゆるその欠落した、いわゆる首長が
ですね、また再度提案してご議決していただくということを最大限に期待をしていくということ
が、まず1点でございます。もう1点におきましては、これはもうどうも某自治体においてはど
うもこれは1市2町1村には入らないだろうというようなことになった場合にはですね、もう一
度議会の方々にお世話になりながら、改めた形の枠組みと、さらに規約のご提起をして、そして
議決をしていただく段取りになると。こういうことになろうかと思っております。ですから1条
の問題について、不参加が生じた場合の対応については二つが考えられるであろうと、こういう
ふうに認識をしております。
4条の委員のメンバーの公募の問題でございますけれども、やはりあの任委協から今度の法定
協の準備会の流れのなかで、任委協の時のいわゆる委員の方々にお世話になるという流れを遵守
していくということでもってきた経過がございまして、公募は考えておりません。
さらにこの11条の問題でございますけれども、11条の議事録の公開でございますけれども、
これについては当然この公開をするということがこれはもう前提になっておりまするし、そうい
った流れのなかでここにまず書いてあるとおり、会議は公開とする。ただし、会議を公開するこ
とにより、公正、円滑な審議が著しく阻害されたりする場合においてはですね、会議の目的が達
成されないと認める時は、会議の議決により一部、または全部を非公開とすることができるとい
うふうにあるようにですね、原則公開というようなことと同時に、これも議事録関係のことにつ
いてもご質問があったようでございますけれども、これらについてもですね、基本的に公開して
いくと。こういうことになろうかと思っております。
◇9番(井之川博幸君) 答弁をいただきましたので再質疑をさせていただきますが、1市2町
1村の枠組みで今回設置をされるということのなかで、もし否決等がされた場合にですね、再決
議を期待すると。だめになった場合には、改めて形を変えるということでまた議会に諮ると。こ
ういうようなご答弁がありましたけれども。情報が何もない訳で聞いているのではありませんの
で、ある議会のなかでは2町1村、西部3町村の枠組みでやりたいというのが多数の議員いると
いう議会があるそうでございまして、そういう事態が考えられるということでありますので、期
限とすればどこまで待つといいますか、期限をどこまで考えているのか、それをお伺いしたいと
いうふうに思います。
それから協議会の委員の関係でありますけれども、まあ星野市長は元々そういう広く市民の意
見を聞くという立場をとっておりますけれども、今回公募をしなかったということになる訳です
けれども、要求をしておきたいと思いますけれども、公募しなかったということに対する、市民
に対するですね、広い市民に対する周知、説明会をやるというような先程の答弁もありましたけ
れども、そういう点での市長としてですね、今までの流れのなかでの今回の合併問題で、是非き
ちんと市民に対してはやっていただきたいと思うのですけれども、その辺のお考えをお聞かせ願
いたいと思います。
それから協議会の会議及び議事録、それから諸々の小委員会、幹事会、専門部会、分科会等々
原則公開だと、こういうふうにご答弁いただきましたけれども、会長が会議に諮って別に定める
というふうになってますが、その辺の保証といいますかね、その辺の保証はどう考えたらいいの
か。市長が言ってくれた答弁がどう保証されるのかというのを確認させていただきたいと思いま
す。
◇市長(星野已喜雄君) まず1点目のですね、枠組みのまあどこかが落ちたりとか、あるいは
また変わった場合のことでありますが、これはですね、議員あのう9月の25日に法定合併協議
会の準備会の調印式を1市2町1村のいわゆる責任ある最高責任者が調印式をして、しかも手を
取って握手をして、それが県民にまでですね広く周知をされている訳です。ですからそこの真義
を重んずればですね、いかなることがあろうとも今の私の立場はその調印式をしたその真義をで
すね、最大限に期待をするし、そうになるというふうに思っておりますので、ここでは欠落した
場合にどうなるのかということについて申し上げる立場でもございません。今、そういったこと
を申し上げたとするならば、そういった町村に対して大変失礼なことにあたりますので、やはり
この9月29日のですね準備会の調印式でもって固く握手して、しかもマスコミの方々が報道さ
れて、それを重んずればこそ今日まで努力をしておりますので、色々なその枝葉末節の動きがあ
るでしょうけれどもですね、ここは帯同に即して粛々と進んでいるということを申し上げておき
たいと思っております。
なお、二つ目のですね公募の関係でございますけれども、やはりあの1月の10日以降からの
ですね流れがあって、そして現実にこの事務所も文化会館の2階の南口を使うということでもっ
て、これはあの東部5村の首長の方々にもご了解をいただいている形のなかできているなかで、
任協の流れを踏襲していくとするとですね、やはりこの公募は考えておりません。そういった形
のなかで、広い市民の説明の関係につきましてはですね、これからあのできるだけあの先程来話
のとおりですね、説明はしていくつもりでございまするし、また私自身もそういった意味でです
ね、自らが出向くということについて決してやぶさかではございません。
さらにあの続きましてですね、公開の保証等の関係でございますが、これについては書かれて
あるですね、いわゆる11条の3項を基調としてですね、やはりあの対応していくということで、
できるだけ開かれた形のなかで進めていくんだということでもってこの場は答弁をさせておいて
いただきたいと思っております。
◇9番(井之川博幸君) 会議の公開、議事録の公開等は、まあのうわかりました。是非そうい
う方向でやっていただきたいというふうに思います。それからあのう、協議会の委員の関係もで
すね、結局あのう、広く市民の意見を聞くという、元々星野市長の立場からすればですね、まあ
ちょっと残念な面もありましたけれども、今後説明会等で市民の意見を大いに吸い上げるという
ことを広く行っていただきたくということに期待をしたいと思います。それから、最初の問題で
すけれども、任意合併協議会も市長がずっと1市2町6村と、いろんな質問が出ましたけれども、
ずっとその立場を尊重してというようなことで配慮しながら来ましたけど、結局1市2町1村に
なってしまったということがあります。ですから、市長が答弁しているのと現実問題が非常にか
け離れているわけですね。私は根拠なしに言っているのではなくて、文書にですね、西部3町村
の合併を望むという文書の中にその議会の多数の議員が署名をしたというものがきちんと出され
ているというようなことも聞いているわけなんで。実際、そういう問題があるわけですから、そ
ういう場合にはどう対処するかというのを考えておく必要があると思うんですね。それが本当の
責任だというふうに思いますが。もう一度お伺いいたしますけれども、そういうことがあった場
合に、期日はどのへんまでが、まああのう何て言いますかね、あのう、合併問題として支障のな
い時期になるのか、どう考えているのかで結構ですからお伺いしたいと思います。
◇市長(星野已喜雄君) まずですね、私は署名までしたということを見ているわけでもないの
で何とも言えないんですが、少なくとも、いいですか、大事なことなんですが。もう既に新治村
では1市2町1村で合併するんだという形の法定協議会を決議しているわけです。もう既にここ
で西部3町村ということはですね、もう終わっていることになるんです。大事なことですけれど
も。少なくとも、もう新治村でそういう意思表示をしたということになるとですね、今言ってい
るようなことはですね、少なくともあり得ないということになるわけです。それはあのう、すべ
てがご破算になってから以降ならこれはわかりません。だけども現実には、そういうことなんで
す。新治村は、結論から言うと沼田市を含めた1市2町1村で行こうという結論を出しているわ
けですから、仮にそういった形が出てきてもですね、それはこれまた別の問題が出てきて、決し
て西部3町村ということだけでのことがですね、重くのしかかってくるということには、私の今
の、現時点の判断ではつながってこないと、こういうように思っているわけです。二つ目はです
ね、やはりこのう、責任ある方々がですね、責任ある拮抗して、そして責任ある印鑑を押して、
マスコミの方々が入って、しかも報道されてということになるとですね、これはやはりあのう、
責任ある各市町村長はですね、それを堅持してそれに基づいた形の中で議会で同意を得ていくと
いうことに最大限の神経を遣うわけでございますから、そこにやはり責任ある一応現時点の私の
立場からすればですね、当然120%の期待をしていくということは当然だと思っております。
よしんば、いろいろなことを言われている今のことが壊れたときに、どれくらいのところまで、
その猶予をということになるとですね、いろいろと巷間論議がなされているわけございますけれ
ども、11月の下旬にかなりこの総選挙が終わると、相当な答申が総務省から出てくると思って
おります。そのところを見ないと何とも言えないところがありますけれども、先程来冒頭の答弁
のようにですね、たいへん現時点でも厳しいことの中で、あまり引っ張ることはできません。た
だ、あのう、その11月の下旬の答申、国の動きがですね、どういうものを出してくるか。その
答申を見ないと、例えば平成17年の3月31日のこのタイムリミットの向こう側の余裕を持た
せる、余裕時期というものが明確に見えてきません。今は巷間言われている噂の域しか出ており
ませんので、そういったことが出ないと何とも言えませんけれども、まず平成17年の3月31
日の時点から向こう側を見ても、巷間噂されているようなことではですね、半年ぐらいまでだろ
うと。いうようなことが言われているわけです。そうするとですね、まあのう、一応この現時点
でも非常に厳しいということの中で、まああのう、私も、あのう、22日の、9月22日の日に
総体でもって、まあ12月までという話をしてきた経過がありますので、そこのところをひとつ
の節目としておりますが、11月の下旬の、いわゆる答申によっては、間々、こう、いろんな意
味の動きがあるかなと、まあいうような感じであります。
先ほどあのう、答弁の中で、ことによって私が9月25日に法定協の準備会というようなこと
を申し上げたかもしれません。もしそうであったとするならば、9月の29日でございますので、
改めてここで訂正をしておきたいと思います。
◇議長(星野佐善太君) 他に。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野佐善太君) 次に議案第70号 平成15年度沼田市一般会計補正予算(第5号)
について願います。
◇19番(高橋襄典君) この歳入、歳出についてお伺いいたします。歳出の2款総務費
1,338万9,000円、負担金の根拠についてお伺いいたします。本臨時議会は、法定合併
協議会設置についての議会で、法定合併協議会の法的位置付けは、合併特例法第3条第1項によ
って市町村協議会の法的位置付けは、重なっちゃったですね。3条1項について市町村の合併を
しようとしている市町村は、地方自治法第252条の2第1項の規定により、合併市町村の建設
計画に関する基本的な計画の作成その他市町村の合併に関する協議を行う協議会を置くものとす
る。と規定されております。法定合併協議会の役割としては、法定合併協議会は、合併するかど
うかの検討も含めて、合併するかどうかの検討も含めて合併に関するあらゆる事項について協議
する機関であり、地方自治法第252条の2の規定により関係市町村の議決を経て設置され、法
定合併協議会の予算編成にあたって各市町村の負担金として補正予算が組まれ、法定合併協議会
の歳入歳出、主な予算案について、歳入であれば各市町村の負担金とその他収入の負担金、歳出
については運営費とか事業費、委員報酬、委託料、需用費等々について、1,338万
9,000円の算定根拠についてお伺いいたします。
◇総務部長(青木忠昭君) 高橋議員のご質疑にお答えします。法定合併協議会の根拠ですが、
議員がおっしゃるように地方自治法第252条の2により組織されるという協議会であることは
当然のことでございます。それで、この負担金の明細でございますが、1市2町1村で負担して
いくということになるわけでございます。これは任協のときの負担割合を踏襲しておりまして、
平均割20%、人口割50%、基準財政需要額割30%という額で算出されているものでありま
す。参考に申し上げますと、これらを足し上げますと、沼田市は先ほど議員がおっしゃった数字
でございまして1,338万9,000円でございます。月夜野町が458万9,000円、水
上町が330万9,000円、新治村が383万円で合わせて2,511万7,000というも
のでございます。これらの歳出の使途でございますが、主なものを申し上げますと、まず会議運
営費は協議会の委員報酬でございまして、これが大半を占めるわけでございます。それから事務
費でございますが、需要費関係で消耗品費が100万の上要するというようなことでございます。
それから一番数字的に大きなものが委託料でございまして、研究機関への委託料ということでご
ざいます。これが1,300万の上ということになるわけでございます。あと今後は、1市2町
6村の枠が崩れましたので、文化会館の2階をお借りするのに賃借料を払わなくてはならないと
いうことで、これを計上してございます。あとは大きなものは広報費の需要費で、印刷製本費で
ございます。以上でございます。
◇19番(高橋襄典君) 私は、何故こういう質疑をしたかというとですね、先ほど同僚議員の
情報公開、資料提供ということも含むんですけれども、私ども6人は引き続き継続して、3号委
員ですね。引き続いていくということですけれども、そうすると法定協議会に参加して予算編成
等々、その内容については、私たちは直接聞くことができるわけですね。ところがあとの16人
の議員は、その結果後を聞くわけでありまして、その従来ですと負担金ということでいいんです
けれども、こういう特に重要な合併問題についてですね、どういう内容であるかということを議
員に知らせるということは、必要なんですよ。ですから、そすすると言っていることとやってい
ることが違ってくるじゃあないですかということなんです。特にですね、やはり今部長の答弁の
中でも、うん、これはこうですよ、こうですと数字が出ているところと出ていないところがある
んですよね。だから、概略じゃあしょうがないんですけれども、やはりそこまで情報なり資料を
提供して、住民にその判断をしていただくということについて、もっと積極的にやってもいいん
じゃあないんですか。ですからこの予算、負担金に対しての沼田の負担はこうこうこういうこと
でこういうふうになりますよと。従来ですと負担金ですよということで済んでいたんですけれど
も、それはいろいろ事業の継続でやってわかっているわけですけれども、今回のは初めての場合
ですよね。1市2町6村のときもそうなんですけれども、やはりそういう姿勢を住民に示すとい
うことだと思うんです。ですから先ほどの枠組みが変わったときの云々と言ったことにも、やっ
ぱりそうなんですよ。この予算が、血税がこういうふうに絡むわけですから、
こうこうこうですよとこういう丁寧なことがあってもいいんじゃあないかなということで、私は
今日のこの質疑になったわけです。その点についてもう一度ご答弁をお願いします。
◇総務部長(青木忠昭君) 歳出の方に重きを置いたご質疑でございますが、議員がおっしゃる
ように市民の代表である議員さんの方にもう少しその、協議会の方で使用する歳出につきまして
は、お示しすべきであったというふうに反省はしております。今後もこれらを留意してやってい
きたいというふうに思っておりますのでご理解願いたいと思います。
◇19番(高橋襄典君) あのう、今の部長の答弁ですね。歳出に重きをではなくて歳入も言っ
ているんですよ。それぞれの負担金とその他収入というのがあるとすれば、あるわけなんで。や
っぱり歳入を得て、そして、その目的に対して歳出していくわけですから。これはもう歳入歳出
当然重要な問題でありまして、それは訂正していただきたい。
◇総務部長(青木忠昭君) お答えいたします。当然歳入についてもそのとおりだと思います。
◇議長(星野佐善太君) 他に。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野佐善太君) 質疑を終結いたします。
お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第69号及び議案第70号の以上2件
については、会議規則第36条第2項の規程により委員会の付託を省略いたしたいと思います。
これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野佐善太君) ご異議なしと認めます。よって、議案第69号及び議案第70号の以
上2件については、委員会の付託を省略することに決しました。
これより討論に入ります。なお、討論は反対賛成の順に願います。
◇10番(大東宣之君) 私はただ今上程されている議案第69号 利根沼田地域市町村合併協議
会の設置について、議案第70号 平成15年度沼田市一般会計補正予算(第5号)について反
対の立場より討論いたします。政府は、1999年の市町村合併特例法にわざわざ自主的合併と
書き込み、3200の市町村を1000にしようと飴と鞭によって市町村合併を推進してきまし
た。しかし、昨年9月の段階で、このままでは達成不可能なことが明らかとなったため、人口1
万人未満の自治体は認めないといったような西尾試案で脅かすことまで始めました。4月の地方
制度調査会中間報告では、1万人という数字は明記されませんでしたが、引き続き検討するとい
うことで保留されましたが、政治的な脅しとしては一定の効果があり、合併協議会に参加する市
町村が急速に増え、全自治体の半数近くにまでなっています。このように現在進められている市
町村合併は、住民の意思によって進められているものではなく、正に上からの押しつけ合併と言
えるものです。2000年時点で人口1万人未満の小規模自治体の占める割合は自治体数で47
%ですが、人口ではわずかに7%、しかし、面積では48%と国土の約半分の面積を占めること
となり、7%の人たちが国土の半分を支え、東京などに住む人たちに水や食糧を提供しているこ
ととなり、こうした役割を十分考慮することも必要です。
これまでの住民説明会において、沼田市が合併しようとする町村の財政状況、福祉サ−ビス、
税負担など、まったく説明されないばかりか、市町村合併し新しく誕生した市での様々な住民サ
−ビスや税負担などは、新市で調整するとしているだけで具体的な説明も情報もないままに、財
政が大変になるといったような、狼少年のようなことだけを言ってきただけであり、市民が市町
村合併について判断できるだけの説明も情報の提供もありませんでした。市町村合併を結婚に例
える人もいますが、相手のことを知らないままに結婚する人が今の時代にどれだけいるのでしょ
うか。市町村合併をしようとするなら、相手のことを知って考えるのが当たり前のことではない
のでしょうか。今回提案されている利根沼田地域市町村合併協議会は、これまで利根沼田1市2
町6村での合併と言ってきた枠組みが大きく変わり、沼田市と月夜野町、水上町、新治村の1市
2町1村となってしまいましたが、こうした枠組みの変更について何の説明もなく、ただ市町村
合併に突き進んでいるだけのものでしかなく、
まったくの市民不在と言わざるを得ません。以上の見解を表明し、議案第69号 利根沼田地域
市町村合併協議会の設置についての反対討論とし、その財政的裏付けとなる議案第70号 平成
15年度沼田市一般会計補正予算(第5号)についても認めることはできないことを表明し反対
討論といたします。
◇16番(金井康夫君) 私は、ただいま上程されております議案第69号 利根沼田地域市町
村合併協議会の設置について、議案第70号 平成15年度沼田市一般会計補正予算(第5号)
について賛成の立場で討論いたします。議案の内容は、沼田市、月夜野町、水上町、新治村の1
市2町1村が合併に関する協議をおこなうため、法の規定に基づき規約を定め、予算措置と共に
合併協議会を設置したいというものであります。この合併問題は、まず合併ありきということで
はなく、1市2町1村の現状分析を充分に行い、沼田市周辺の将来をしっかりと見据え、少子高
齢化が進む中、30年後、50年後のお互いのあるべき姿を考えなくてはならないものでありま
す。住民の立場に立ち、住民へのサ−ビスを低下させることなく、その上で地域の活性化を図る
ために、合併がいかにあるべきかを協議するものであります。今回の合併協議会設置の趣旨は、
合併の是非を含め、市町村建設計画の作成やその他合併に関する協議を行うために設置するもの
であり、合併協議会の設置そのものに対する反対理由は何ら見当たらないものであります。
本年1月、利根沼田1市2町6村の合併を目途に任意合併協議会を設置し、星野市長を先頭に
協議を重ねられてきたわけでありますが、東部5村の不参加表明により9月末日をもって任意合
併協議会は解散となったことは、先ほど市長が説明したとおり周知のとおりでございます。しか
し、この任意合併協議会は、出入り自由という考えの基に発足されたものであり、東部5村の不
参加表明によって残された1市2町1村が法定合併協議会を設置し、合併に関する協議を今後行
っていこうとすることは当然のことであります。地方分権の流れが本格化する今日、市町村に求
められるものは、自己決定、自己責任であります。私たちは自らの判断として1市2町1村の間
において、自主的な合併に向けた議論を始めるべきであります。そのためには、本日この場で合
併協議会の設置について、全ての議員が心を一つにすることが必要であり、このことを議員のみ
なさんに強くお願い申し上げます。最後に星野市長のこれまでのご努力とご苦労に対し敬意を申
し上げるとともに、今後より一層リ−ダ−シップを発揮され、市政発展に努められることを期待
し賛成討論といたします。
◇7番(久保健二君) 私は、議案第69号、議案第70号に対し賛成の立場で討論いたします。
上程された議案の内容は、法定合併協議会の設置と設置に伴う経費の補正予算であります。法定
合併協議会設置目的は、合併の是非を含め1市2町1村で合併に関する協議を行うために設置す
るものであり、今後検討を進めていく入り口に立つものであります。この設置に対して反対する
ということは、合併についての協議検討の場を閉ざすものであり、住民の意向を反映させること
なく、また協議も行わないまま合併反対の結論を主張するものであります。これこそ住民不在の
行為であると考えるものであります。今後、法定合併協議会において議論を尽くし、住民説明を
行い、住民の意向を反映させながら合併問題についての結論を導き出すことが必要であります。
法定合併協議会を早期に設置され、充実した検討協議が行われることを望み賛成討論といたしま
す。
◇13番(片野彦一君) 私は、議案第69号及び議案第70号に対し賛成の立場で討論いたし
ます。議案第69号は地方自治法及び市町村の合併の特例に関する法律に基づき、合併に関する
協議を行うため、1市2町1村で規約を定め合併協議会を設置しようとするものであり、議案第
70号は、合併協議会設置に伴う経費の予算措置であります。本市における合併問題については、
本年1月利根沼田1市2町6村による任意合併協議会を設置し検討を重ねてきたわけであります
が、東部5村の不参加表明により、現時点においては、利根沼田全域の合併には至らない状況に
なっていることはご承知のとおりであります。しかしながら、任意協議会で今まで積み上げてき
た検討協議の結果は、決してムダなものではありませんし、合併に参加表明をした1市2町1村
でこれを継承し、合併協議会を設置して合併の是非を含め今後検討を進めていこうとすることは
当然のことであると考えます。今後の合併協議においては、英断を下すことも必要であると考え
られるわけでありますが、住民、行政、議会が一体となり住民主体の協議を進めていかなければ
なりません。その協議の場がただいま上程されている合併協議会であります。私は、沼田市議会
議員全員賛成のもと、早期に合併協議会を設置する必要があることを強く主張し賛成討論といた
します。
◇議長(星野佐善太君) 他に。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野佐善太君) 討論を終結いたします。
これより議案第69号 利根沼田地域市町村合併協議会の設置についてを採決いたします。本
案は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
◇議長(星野佐善太君) 起立多数であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。
◇議長(星野佐善太君) 次に、議案第70号 平成15年度沼田市一般会計補正予算(第5号
)を採決いたします。本案は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
◇議長(星野佐善太君) 起立多数であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。
──────────────◇──────────────
第5 字句等の整理委任について
◇議長(星野佐善太君) 日程第6、字句等の整理委任についてを議題といたします。
お諮りいたします。今期臨時会で議決された事件について、その字句等の整理を要するものに
つきましては、会議規則第42条の規定によりその整理を議長に委任されたいと思います。これ
にご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野佐善太君) ご異議なしと認めます。よって、そのとおり決しました。
──────────────◇──────────────
第6 閉 会
◇議長(星野佐善太君) 以上で今期臨時会に付議された事件は、すべて議了いたしました。
この機会に市長より発言の通告がありましたので、許可いたします。
市長。
〔市長 星野已喜雄君登壇〕
◇市長(星野已喜雄君) 本日は、たいへんご多用の中、臨時市議会を開催をしていただきまし
て、ただいまたいへん重要な問題でありますところの合併の問題等々について論議をし、そして
可決承認をいただきました。本日の市議会のみなさま方の特段のご配慮に対しまして心から感謝
と御礼を申し上げる次第でございます。臨時市議会ということで、たいへん議員のみなさま方に
おかれましてはご多用のところをお差し繰りをいただいたわけでございまして、改めてこころか
ら感謝と御礼を申し上げる次第でございます。本日ご議決をいただきましたことにつきまして、
十二分に対応しながら、またご意見をいただきましたことにつきまして十二分に処しながら、地
域住民と一体となって本問題が解決するように市議会のみなさま方の特段のご配慮を今後とも賜
りますように衷心よりお願いを申し上げまして、甚だ簡単で恐縮でございますけれどもあいさつ
といたします。本日は誠にありがとうございました。
◇議長(星野佐善太君) 以上をもちまして、平成15年第5回沼田市議会臨時会を閉会いたし
ます。
議員各位並びに執行部各位には、誠にご苦労さまでございました。
午前11時42分閉会
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