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 沼田市沼田市議会沼田市議会会議録>平成16年第1回定例会 議事日程第5号

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沼田市議会平成16年第1回定例会会議録
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議事日程 第5号
平成16年3月22日(月曜日)午前10時開議
第 1 議案第15号 沼田市敬老祝金条例の制定について
第 2 議案第16号 沼田市「食」の自立支援事業費用徴収条例の制定について
第 3 議案第17号 沼田市議会議員の報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正する条
           例について
第 4 議案第18号 沼田市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の
           一部を改正する条例について
第 5 議案第19号 沼田市特別職の職員で常勤のものの給与に関する条例の一部を改正する
           条例について
第 6 議案第20号 沼田市教育委員会教育長の給与その他勤務条件に関する条例の一部を改
           正する条例について
第 7 議案第21号 沼田市消防団に関する条例の一部を改正する条例について
第 8 議案第22号 沼田市職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例について
第 9 議案第23号 沼田市職員等の旅費に関する条例の一部を改正する条例について
第10 議案第24号 沼田市土地開発基金条例の一部を改正する条例について
第11 議案第25号 沼田市庁舎整備基金条例の一部を改正する条例について
第12 議案第26号 沼田市福祉医療費支給に関する条例の一部を改正する条例について
第13 議案第27号 沼田市国民健康保険税条例の一部を改正する条例について
第14 議案第28号 沼田市立幼稚園保育料等徴収条例の一部を改正する条例について
第15 議案第29号 三峰山トンネルの電気設備等の維持管理に係る事務の委託に関する規約
           の決定に関する協議について
第16 議案第30号 市営川田土地改良事業(農業用道路)の施行について
第17 議案第31号 平成16年度沼田市一般会計予算
第18 議案第32号 平成16年度沼田市国民健康保険特別会計予算
第19 議案第33号 平成16年度沼田市老人保健特別会計予算
第20 議案第34号 平成16年度沼田市介護保険特別会計予算
第21 議案第35号 平成16年度沼田市簡易水道事業特別会計予算
第22 議案第36号 平成16年度沼田市下水道事業特別会計予算
第23 議案第37号 平成16年度沼田市農業集落排水事業特別会計予算
第24 議案第38号 平成16年度沼田市水道事業会計予算
第25 継続調査申し出でについて
第27 字句等の整理委任について
─────────────────────────────
本日の会議に付した事件
第 1 議案第15号 沼田市敬老祝金条例の制定について
    議案第16号 沼田市「食」の自立支援事業費用徴収条例の制定について
    議案第17号 沼田市議会議員の報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正する条
           例について
    議案第18号 沼田市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の
           一部を改正する条例について
    議案第19号 沼田市特別職の職員で常勤のものの給与に関する条例の一部を改正する
           条例について
    議案第20号 沼田市教育委員会教育長の給与その他勤務条件に関する条例の一部を改
           正する条例について
    議案第21号 沼田市消防団に関する条例の一部を改正する条例について
    議案第22号 沼田市職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例について
    議案第23号 沼田市職員等の旅費に関する条例の一部を改正する条例について
    議案第24号 沼田市土地開発基金条例の一部を改正する条例について
    議案第25号 沼田市庁舎整備基金条例の一部を改正する条例について
    議案第26号 沼田市福祉医療費支給に関する条例の一部を改正する条例について
    議案第27号 沼田市国民健康保険税条例の一部を改正する条例について
    議案第28号 沼田市立幼稚園保育料等徴収条例の一部を改正する条例について
    議案第29号 三峰山トンネルの電気設備等の維持管理に係る事務の委託に関する規約
           の決定に関する協議について
    議案第30号 市営川田土地改良事業(農業用道路)の施行について
    議案第31号 平成16年度沼田市一般会計予算
    議案第32号 平成16年度沼田市国民健康保険特別会計予算
    議案第33号 平成16年度沼田市老人保健特別会計予算
    議案第34号 平成16年度沼田市介護保険特別会計予算
    議案第35号 平成16年度沼田市簡易水道事業特別会計予算
    議案第36号 平成16年度沼田市下水道事業特別会計予算
    議案第37号 平成16年度沼田市農業集落排水事業特別会計予算
    議案第38号 平成16年度沼田市水道事業会計予算
                                                     以上24件一括上程
第 2 日程追加 議案第39号 利根沼田地域市町村合併協議会の設置について
    議案第40号  平成16年度沼田市一般会計補正予算(第1号)
                                                      以上2件一括上程
第 3 継続調査申し出でについて
第 4 字句等の整理委任について
第 5 市長閉会あいさつ
第 6 閉  会
──────────────◇──────────────
出席議員(21人)
       1番  大島 崇行君      2番  大竹 政雄君
       3番  山ア 義朗君      4番  真下 恭嗣君
       5番  布施辰二郎君      6番  角田 泰夫君       
       7番  久保 健二君      8番  星野  稔君
       9番  井之川博幸君     10番  大東 宣之君
      11番  高柳 勝巳君     12番  石田 宇平君
      13番  片野 彦一君     14番  星川嘉一郎君
      15番  田村 博美君     16番  金井 康夫君
      17番  牧野 保好君     18番  松井 敏員君
      20番  井田 孝一君     21番  小林 照夫君
      22番  星野佐善太君
欠席議員(1人)
      19番  橋 襄典君
─────────────────────────────
説明のため出席した者
  市  長     星野已喜雄君    助  役     金井可佐夫君
  収 入 役     武井  博君    総務部長     青木 忠昭君
  民生部長     村山 博明君    経済部長     武井善太郎君
  建設部長     野田 敏夫君    街なか対策部長  兼弘 武久君
  総務課長     増田 幸男君    教 育 長     角田利喜雄君
  教育部長     新井 康裕君    庶務課長     宮澤 満夫君
  監査委員事務局長 茂木  愛君    
 ─────────────────────────────
事務局職員出席者
  事務局長     林  義夫     次長兼庶務係長  水田  修
  議事係長     下  宏一     主  任     松井 克人
──────────────◇──────────────
    午前10時開議
◇議長(星野佐善太君) これより本日の会議を開きます。日程に入るに先立ち、事務局長をし
て諸般の報告をいたさせます。
◇事務局長(林義夫君) 命により、ご報告申し上げます。
 沼田市監査委員高橋政次、金井康夫の両氏から地方自治法の規定に基づく定期監査等結果報告
書が議長あて寄せられておりますので、本日、その写しをお手元に配付しておきました。ご覧い
ただきたいと思います。以上でございます。
◇議長(星野佐善太君) 以上で、諸般の報告を終わります。
──────────────◇──────────────
    第1 議案第15号 沼田市敬老祝金条例の制定についてから
       議案第38号 平成16年度沼田市水道事業会計予算まで
                          以上24件一括上程
◇議長(星野佐善太君) 日程第1、議案第15号 沼田市敬老祝金条例の制定についてから、
日程第24、議案第38号 平成16年度沼田市水道事業会計予算までの、以上24件を一括議
題といたします。
 以上24件に関し、予算審査特別委員長の報告を求めます。
 委員長、石田宇平議員。
〔委員長 石田宇平君登壇〕
◇委員長(石田宇平君) 予算審査特別委員会に付託を受けました議案第15号 沼田市敬老祝
金条例の制定について他15件の条例と、及び議案第31号 平成16年度沼田市一般会計予算
他7件の予算について、審査の結果と経過をご報告申し上げます。
 本特別委員会は、3月11日から4日間にわたり、市長の施政方針及び提案理由の説明に基づ
き、各部課ごとに質疑を中心に審査を行い、3月17日、採決の結果、議案第15号 沼田市敬
老祝金条例の制定外3件、及び平成16年度沼田市一般会計予算外7件の予算については、賛成
多数、その他の制定条例及び改正条例等12件については、全会一致によりいずれも原案のとお
り可決すべきものと決定いたしました。
 我が国の経済は、世界経済が回復する中で、徐々に明るさが見えてくるものと見込まれており
ますが、本市を取り巻く諸情勢は依然として厳しい状況にあります。地方分権の流れの中で、三
位一体改革などの影響や、市町村合併をめぐり中核市としての調整、対応等々市制施行50周年
の節目の年が、まさに転換期の年になるとしております。
 合併問題については、今後の論議を待たなければなりませんが、予算編成にあたり少なからず
その影響があったものと推測する次第であります。市長はじめ予算編成作業に携わった執行部各
位に対し、例年にも増してのご苦労があったのもと、まずもって敬意を申し上げるものでありま
す。
 平成16年度一般会計予算におきましては、予算規模において前年度比較0.4%の増額であ
りますが、平成7年度及び平成8年度の減税補填債の借り替え分を除きますと、前年度対比で4
%減の緊縮型予算であります。市民ニーズは、高度化、多様化しており、4年連続の減額予算に
ついては、市民代表である市議会としては一抹の寂しさが残るところでありますが、現下の経済
状況から、市税は前年度比3%の減、地方交付税については、交付税総額の抑制と段階補正及び
単位費用の見直し等により2.6%の減収見込みの中、第4次総合計画の第4年次として地方事
務事業の完遂に努め、幅広い市民要望について吟味し、財政調整基金などから多額な繰入れを行
い、収支の均衡を図ったという当局の説明を了とせざるを得ないものであります。
 また、特別職の報酬改定や需用費、旅費等の抑制、人件費については、行政大綱を上回る人員
削減を行うなど、経常経費の削減に積極的に努める姿勢も認めるものであります。人員削減につ
いては、行政大綱の18名を上回る37名をすでに減員しており、地方分権に伴う事務委譲、市
町村合併等の増加要因はあるが、さらに9名の減員を予定するということであります。これらの
削減は機構改革など創意工夫によるということでありますが、住民サービスの低下や過度の職員
の負担の増加を招かぬよう細心の注意が必要であり、引き続き計画的な実施を望むものでありま
す。
 平成16年度は、財政論議や政策論議、事務執行にあたっては合併問題が切っても切り離せな
いものになると思いますが、国と地方の構造改革や単なる行政システムの問題でなく、地方住民
への行政サービスに直接影響を及ぼす改革であるということを忘れてはならないものであります。
 次に、沼田市国民健康保険税条例の一部改正と国民健康保険特別会計予算についてであります
が、国保税率が大幅な引き上げとなり、この税率引き上げは療養給付費の伸び、経済不況による
所得の減少と収納率の悪化による国保税の減、医療制度の改正による老人保健への加入年齢が7
5歳に引き上げられたこと等によって大幅な赤字を生じることになったためによるものでありま
す。2カ年にわたる税率の引き上げなど、検討経過における指摘事項もありますが、この10年
間において、国保基金から約8億円を取崩し対応してきたものであり、国保基金も底を突いた状
況から、今回の税率値上げはやむを得ないものと認めた次第であります。今後も国保財政におい
ては、逼迫することが予想されることから、運営の安定確保に留意するとともに、市民に対する
十分な説明責任を果たす必要があると考えるものであります。
 その他、各会計とも厳しい財政状況下において、適切な予算であると認めるとともに、予算に
関連する条例等についても、それぞれ可決すべきものと認めた次第であります。
 最後に、市制施行50周年の記念すべき年に、議会、当局、それぞれが最大限の力を発揮し、
沼田市発展のために尽力しなくてはならないということを申し上げ、委員長報告といたします。
◇議長(星野佐善太君) 委員長の報告が終わりました。
 これより質疑に入ります。なお、質疑は委員長の報告に対して願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野佐善太君) 質疑を終結いたします。
 これより討論に入ります。
 なお、討論は反対、賛成の順に願います。
〔10番 大東宣之君登壇〕
◇10番(大東宣之君) 私は、ただいま上程されている議案第15号 沼田市敬老祝金条例の
制定について外14件の予算関連条例等、そして、議案第31号 平成16年度沼田市一般会計
予算外6件の特別会計予算、議案第38号 平成16年度沼田市水道事業会計予算についてのう
ち、議案第15号 沼田市敬老祝金条例の制定について、議案第21号 沼田市消防団に関する
条例の一部を改正する条例について、議案第27号 沼田市国民健康保険税条例の一部を改正す
る条例について、議案第28号 沼田市立幼稚園保育料等徴収条例の一部を改正する条例につい
て、議案第31号 平成16年度沼田市一般会計予算、議案第32号 平成16年度沼田市国民
健康保険特別会計予算、議案第33号 平成16年度沼田市老人保健特別会計予算、議案第34
号 平成16年度沼田市介護保険特別会計予算、議案第35号 平成16年度沼田市簡易水道事
業特別会計予算、議案第36号 平成16年度沼田市下水道事業特別会計予算、議案第37号 
平成16年度沼田市農業集落排水事業特別会計予算、議案第38号 平成16年度沼田市水道事
業会計予算について、委員長報告に反対の立場から討論を行います。
 はじめに、議案第31号 平成16年度沼田市一般会計予算についてからその見解を述べさせ
ていただきます。
 市町村合併について、合併後の住民サービスや負担についてどうなるかの情報も、合併しよう
とる町村の状況も十分に知らせないなかで合併することだけに突き進むことは、何の夢も希望も
持てるものではありません。ましてや沼田の市長に対し、できもしないことをあれやこれやと要
求したり、3町村長と事前に合意して始めた白沢、利根村との研究会に対しても、真偽に反する
ようなことを平気で公の場で発言するなど、これでは合併してもいいまちづくりなどできるはず
もなく、こんな市町村合併はやめるべきです。
 国の特措法も終了し、県も人的支援も含め補助金の削減を行うなど、同和問題の終結に向け取
り組まれているなか何をしているか市民にも分からず、わずか3人の団体に58万円もの補助金
を支出することは異常であり、とうてい市民に理解が得られるものではありません。
 減反について、新年度からはそのやり方が大きく変わることになり、過剰米が翌年の生産目標
数量を削減させるといったように、自己責任制度が徹底させることとなりますが、これでは引き
合いの高い沼田の米の将来は不安なものとなってしまいます。
 リストラ、就職難と雇用をめぐる状況は極めて深刻なものとなり、若者の就職難も大きな社会
問題となっています。若年層トライアル雇用支援事業が新年度においても取り組まれますが、雇
用の不安を取り除くための取り組みの強化が必要です。
 中心市街地活性化事業のベースとなる土地区画整理事業の本格的取り組みが始まろうとしてい
ますが、事前に十分な地権者の同意を得ていないままに今日まできてしまい、社会情勢の変化か
ら土地区画整理事業を行うことのメリットもなくなりつつあるなかで、土地区画整理事業を進め
ることは無駄なことであり、現在の空き地を活用することによる活性化への取り組みへと転換さ
せるべきです。
 子どもたちに君が代を歌わせても、日の丸を見せても、祖国を思う気持ちや日本人としての自
覚を育むことはできるものではなく、憲法と教育基本法を活かした取り組みこそ必要です。
 この機会に一言申し添えさせていただきますが、自主的な判断に基づき行動する我々に的はず
れなことをあれやこれやと言うことより、内心の自由を認めないとするような発言こそ戦前の時
代を思い起こさせるものと感じざるを得ません。全校を対象とした学校後援会の寄附集めについ
て、そのあり方について抜本的な検討が必要であり、学校に関わることに使われている以上公費
で対応するようにするべきです。
 議案第32号 平成16年度沼田市国民健康保険特別会計予算については、市民のくらしが深
刻な状況になるなかでの国保税の引き上げは、市民に更なる負担と痛みを押しつけるものとなり、
さらに滞納者の増加を招くことになり、絶対に行うべきではありません。
 議案第33号 平成16年度沼田市老人保健特別会計予算については、老人医療費の個人負担
増大などの老人医療のあり方の改善を求めるとともに、市としての軽減に取り組むべきです。
 議案第34号 平成16年度沼田市介護保険特別会計予算については、保険料の減免制度の創
設など、安心して介護保険が利用できるよう更なる改善が必要です。
 議案第35号 平成16年度沼田市簡易水道事業特別会計予算、議案第36号 平成16年度
沼田市下水道事業特別会計予算、議案第37号 平成16年度沼田市農業集落排水事業特別会計
予算、議案第38号 平成16年度沼田市水道事業会計予算については、消費税が転嫁されてい
ることから認められません。
 議案第15号 沼田市敬老祝金条例の制定については、これまでの敬老年金が廃止されること
になりますが、こうしたことはお年寄りの楽しみを奪うことにほかなりません。
 議案第21号 沼田市消防団に関する条例の一部を改正する条例については、その任務の重要
性から考えても、単純にその報酬を一律カットをするべきではありません。
 議案第27号 沼田市国民健康保険税条例の一部を改正する条例については、長引く不況のな
かで市民の生活には様々な苦難が押し寄せていますが、こうしたときだからこそ行政が市民の暮
らしを守ることに心血注ぐ時であり、国保税を引き上げることはさらに市民生活に重い負担と痛
みをもたらすだけであり、こうしたときだからこそ一般会計からの繰り入れを行い、値上げを避
けるべきです。
 議案第28号 沼田市立幼稚園保育料等徴収条例の一部を改正する条例については、こうした
時代だからこそ市民負担の軽減に取り組むべきであり、ただ単純な引き上げは見送るべきです。
 以上の見解を表明し、反対討論といたします。
◇議長(星野佐善太君) 他に。1番。
〔1番 大島崇行君登壇〕
◇1番(大島崇行君) 私は、沼田市敬老祝金条例の制定について他15件の条例及び平成16
年度沼田市一般会計外7件の予算について、委員長報告に賛成の立場で討論いたします。
 国と地方の構造改革の中で、三位一体改革や市町村合併が進められ、経済情勢も国レベルでは
好転の兆しが見られることでありますが、市町村を取り巻く情勢は依然として厳しい状況にあり
ます。こうした厳しい状況を背景として、本市における平成16年度予算が編成され、実質的に
は4年連続の減額予算となったわけでありますが、第4次総合計画の4年次として、主要事務事
業を中心に計画の推進に努め、新たな施策の選択に当っては、緊急性、効率性を考慮し、経常経
費の節減を図りながらも、財政調整基金等から多額な繰入れを行い、収支の均衡を図ったもので
あります。
 多種多様化する市民ニーズに応え、市民福祉の向上を図ることが使命でありますが、施策を展
開するには財源を抜きにしては考えられません。限りある財源を有効かつ効果的に、いかに活用
すべきかということが課題であると思う訳であります。
 今回、上程されている平成16年度予算、その他条例等については、本市を取り巻く厳しい諸
情勢の中、市民要望に応えるべく創意工夫したものであり、市民生活の安定と厳しい財政事情に
適切に対応するものであると考える次第であります。
 当局におかれては、市制施行50周年という記念の年が、新しい沼田市の発展につながるよう、
より一層のご努力をお願いし、賛成討論といたします。
◇議長(星野佐善太君) 他に。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野佐善太君) 討論を終結いたします。
 これより採決に入ります。
 まず、議案第15号 沼田市敬老祝金条例の制定についてを採決いたします。
 本案に対する委員長の報告は可決であります。
 本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
( 賛 成 者 起 立 )
◇議長(星野佐善太君) 起立多数であります。
 よって、本案は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第16号 沼田市「食」の自立支援事業費用徴収条例の制定についてを採決いたし
ます。
 本案に対する委員長の報告は可決であります。
 本案は、委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野佐善太君) ご異議なしと認めます。
 よって、本案は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第17号 沼田市議会議員の報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正する条
例についてを採決いたします。
 本案に対する委員長の報告は可決であります。
 本案は、委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野佐善太君) ご異議なしと認めます。
 よって、本案は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第18号 沼田市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の
一部を改正する条例についてを採決いたします。
 本案に対する委員長の報告は可決であります。
 本案は、委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野佐善太君) ご異議なしと認めます。
 よって、本案は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第19号 沼田市特別職の職員で常勤のものの給与に関する条例の一部を改正する
についてを採決いたします。
 本案に対する委員長の報告は可決であります。
 本案は、委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野佐善太君) ご異議なしと認めます。
 よって、本案は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第20号 沼田市教育委員会教育長の給与その他の勤務条件に関する条例の一部を
改正する条例についてを採決いたします。
 本案に対する委員長の報告は可決であります。
 本案は、委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野佐善太君) ご異議なしと認めます。
 よって、本案は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第21号 沼田市消防団に関する条例の一部を改正する条例についてを採決いたし
ます。
 本案に対する委員長の報告は可決であります。
 本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
( 賛 成 者 起 立 )
◇議長(星野佐善太君) 起立多数であります。
 よって、本案は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第22号 沼田市職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例について
を採決いたします。
 本案に対する委員長の報告は可決であります。
 本案は、委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野佐善太君) ご異議なしと認めます。
 よって、本案は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第23号 沼田市職員等の旅費に関する条例の一部を改正する条例についてを採決
いたします。
 本案に対する委員長の報告は可決であります。
 本案は、委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野佐善太君) ご異議なしと認めます。
 よって、本案は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第24号 沼田市土地開発基金条例の一部を改正する条例についてを採決いたしま
す。
 本案に対する委員長の報告は可決であります。
 本案は、委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野佐善太君) ご異議なしと認めます。
 よって、本案は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第25号 沼田市庁舎整備基金条例の一部を改正する条例についてを採決いたしま
す。
 本案に対する委員長の報告は可決であります。
 本案は、委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野佐善太君) ご異議なしと認めます。
 よって、本案は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第26号 沼田市福祉医療費支給に関する条例の一部を改正する条例についてを採
決いたします。
 本案に対する委員長の報告は可決であります。
 本案は、委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野佐善太君) ご異議なしと認めます。
 よって、本案は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第27号 沼田市国民健康保険税条例の一部を改正する条例についてを採決いたし
ます。
 本案に対する委員長の報告は可決であります。
 本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
( 賛 成 者 起 立 )
◇議長(星野佐善太君) 起立多数であります。
 よって、本案は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第28号 沼田市立幼稚園保育料等徴収条例の一部を改正する条例についてを採決
いたします。
 本案に対する委員長の報告は可決であります。
 本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
( 賛 成 者 起 立 )
◇議長(星野佐善太君) 起立多数であります。
 よって、本案は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第29号 三峰山トンネルの電気設備等の維持管理に係る事務の委託に関する規約
の決定に関する協議についてを採決いたします。
 本案に対する委員長の報告は可決であります。
 本案は、委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野佐善太君) ご異議なしと認めます。
 よって、本案は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第30号 市営川田土地改良事業(農業用道路)の施行についてを採決いたします。
 本案に対する委員長の報告は可決であります。
 本案は、委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野佐善太君) ご異議なしと認めます。
 よって、本案は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第31号 平成16年度沼田市一般会計予算を採決いたします。
 本案に対する委員長の報告は可決であります。
 本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
( 賛 成 者 起 立 )
◇議長(星野佐善太君) 起立多数であります。
 よって、本案は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第32号 平成16年度沼田市国民健康保険特別会計予算を採決いたします。
 本案に対する委員長の報告は可決であります。
 本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
( 賛 成 者 起 立 )
◇議長(星野佐善太君) 起立多数であります。
 よって、本案は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第33号 平成16年度沼田市老人保健特別会計予算を採決いたします。
 本案に対する委員長の報告は可決であります。
 本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
( 賛 成 者 起 立 )
◇議長(星野佐善太君) 起立多数であります。
 よって、本案は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第34号 平成16年度沼田市介護保険特別会計予算を採決いたします。
 本案に対する委員長の報告は可決であります。
 本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
( 賛 成 者 起 立 )
◇議長(星野佐善太君) 起立多数であります。
 よって、本案は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第35号 平成16年度沼田市簡易水道事業特別会計予算を採決いたします。
 本案に対する委員長の報告は可決であります。
 本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
( 賛 成 者 起 立 )
◇議長(星野佐善太君) 起立多数であります。
 よって、本案は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第36号 平成16年度沼田市下水道事業特別会計予算を採決いたします。
 本案に対する委員長の報告は可決であります。
 本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
( 賛 成 者 起 立 )
◇議長(星野佐善太君) 起立多数であります。
 よって、本案は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第37号 平成16年度沼田市農業集落排水事業特別会計予算を採決いたします。
 本案に対する委員長の報告は可決であります。
 本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
( 賛 成 者 起 立 )
◇議長(星野佐善太君) 起立多数であります。
 よって、本案は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第38号 平成16年度沼田市水道事業会計予算を採決いたします。
 本案に対する委員長の報告は可決であります。
 本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
( 賛 成 者 起 立 )
◇議長(星野佐善太君) 起立多数であります。
 よって、本案は原案のとおり可決されました。
──────────────◇──────────────
◇議長(星野佐善太君) 休憩いたします。
午前10時31分休憩
─────────────────────────────
午前10時33分再開
◇議長(星野佐善太君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
──────────────◇──────────────
◇議長(星野佐善太君) お諮りいたします。
 ただ今、市長から議案第39号 沼田市・白沢村・利根村合併協議会の設置について及び議案
第40号 平成16年度沼田市一般会計補正予算(第1号)の以上2件が提出されました。
 この際、これを日程に追加し、日程第25を日程第27とし、順次以下繰り下げ、ただちに議
題としたいと思います。
 これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野佐善太君) ご異議なしと認めます。
 よって、議案第39号 沼田市・白沢村・利根村合併協議会の設置について及び議案第40号
 平成16年度沼田市一般会計補正予算(第1号)の以上2件を日程に追加し、ただちに議題と
することに決しました。
──────────────◇──────────────
    日程追加 第2 議案第39号 沼田市・白沢村・利根村合併協議会の設置について
                   から
            議案第40号  平成16年度沼田市一般会計補正予算(第1号)
                                                    以上2件一括上程
◇議長(星野佐善太君) 日程第25、議案第39号 沼田市・白沢村・利根村合併協議会の設
置について及び日程第26、議案第40号 平成16年度沼田市一般会計補正予算(第1号)の
以上2件を一括議題といたします。
 職員をして議案を朗読いたさせます。
( 職 員 朗 読 )
◇議長(星野佐善太君) 朗読が終わりました。
 ただちに市長から提案理由の説明を求めます。
 市長。
〔市長 星野已喜雄君登壇〕
◇市長(星野已喜雄君) ただいま上程になりました 議案第39号 沼田市・白沢村・利根村
合併協議会の設置についてご説明申し上げます。
 本議案は、沼田市、白沢村及び利根村の合併に関する協議を行うため、地方自治法第252条
の2第1項及び市町村の合併の特例に関する法律第3条第1項の規定に基づき、沼田市、白沢村
及び利根村をもって規約を定め、沼田市・白沢村・利根村合併協議会を設置することについて議
会の議決を求めるものであります。
  今回、法定合併協議会設置議案をご提案申し上げることになりました経過につきましては、昨
年12月5日に白沢村及び利根村から利根沼田地域市町村合併協議会への加入申込みがなされた
のを契機として、約2か月間にわたってその対応について検討されてきたわけでありますが、受
入れ時期や方法等について意見がまとまらず、去る1月28日に開催された第3回の合併協議会
において、法定期限内の合併ができることを前提として、沼田市が橋渡し役となって利根郡東部
各村との合併研究組織の設置などが確認され、その後、2月4日には、白沢村及び利根村から、
文書により両村が沼田市に編入合併をする形での合併協議会の設置依頼があり、これら一連の経
過を踏まえて、2月12日に沼田市・白沢村・利根村合併研究会を設置したのであります。
 以降、沼田市・白沢村・利根村合併研究会において検討協議を進めた結果、法定期限内の大同
合併を可能にするためには、利根沼田地域市町村合併協議会の進行状況、合併特例法の期限まで
の期間等を考慮すると、いずれにしても合併研究会を早急に法定合併協議会に移行して、精力的
に協議を進めていく必要があるとの結論に達し、3月5日に開催された第3回の合併研究会終了
後、沼田市長、白沢村長及び利根村長により法定合併協議会設置に関する同意書の調印・取り交
わしを行い、平成16年4月1日から沼田市・白沢村・利根村合併協議会を設置するため、本日、
議案としてご提案申し上げたものであります。
 なお、法定合併協議会設置後の進め方につきましては、利根沼田地域市町村合併協議会との合
流がかなうことが最終目標であり「利根沼田は一つ」の形に近づく次善の方策であるとの考え方
に立ち、法定期限内の大同合併を見据えて協議を進めてまいりたいと考えております。
  利根沼田地域における市町村合併の沼田市が果たす役割を考えるとき、「利根沼田は一つであ
る」との考えのもと、本議案をご提案申し上げたものでありますので、よろしくご審議の上、ご
議決いただきますようお願い申し上げます。
 続きまして、議案第40号 平成16年度沼田市一般会計補正予算(第1号)についてご説明
申し上げます。 
今回の補正予算は、沼田市、白沢村及び利根村の3市村による沼田市・白沢村・利根村合併協議
会の設置に伴い、電算システムの統合及び負担金の予算措置を行うもので、既決の歳入歳出予算
の総額に歳入歳出それぞれ1億109万3,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出
それぞれ170億7,714万4,000円とするものであります。
補正予算の概要を歳出予算からご説明申し上げます。
第2款 総務費は、1億109万3,000円の追加でありますが、総務管理費で電算システム
の統合に係る経費及び沼田市・白沢村・利根村合併協議会負担金の追加であります。  
次に、歳入予算についてご説明申し上げます。
第17款 繰入金は、4,561万4,000円の追加でありますが、財政調整基金繰入金の追
加であります。
第19款 諸収入は、2,517万9,000円の追加でありますが、電算システム整備費負担
金の追加であります。
第20款 市債は、3,030万円の追加でありますが、市町村合併対策事業債の追加でありま
す。
予算第2条 地方債の補正は、「第2表 地方債補正」に示すとおり、市町村合併対策事業の限
度額の変更であります。               
以上2件につきまして、一括して提案理由を申し上げましたが、細部につきましてはご質疑に応
じ、所管の部長から説明いたさせますので、よろしくご審議の上、原案のとおりご決定ください
ますようお願い申し上げます。
◇議長(星野佐善太君) 説明が終わりました。
 これより質疑に入ります。
 なお、質疑は一件ごとに願います。
 まず、議案第39号 沼田市・白沢村・利根村合併協議会の設置について願います。
◇9番(井之川博幸君) 質疑をさせていただきます。
 昨年12月に白沢村、利根村の方針転換があってから4ヶ月くらいの間で研究会、そして今回
の法定協の設置と先程説明があったものでありますけれども、あまりにも急な展開で多くの市民
の理解はまだ得られていない状況で、時期尚早ではないかというふうに考えますけれども、お考
えをお聞かせ願いたいと思います。
 2点目はですね、西部法定協を設置し、ともに協議を進めている段階で西部3町村に対して真
偽の道を外れているのではないかと考えますけれども、この辺もお考えをお聞かせください。
 3点目は、特例法期限に間に合わすための編入合併前提ということは、あまりにも軽率の印象
を免れないというような意見もありますけれども、これもお考えを聞かせていただきたいと思い
ます。
 最後に4点目ですが、最終的には住民の選択権の保証として今回の合併の方向も、最後は住民
投票の実施が必要ではないかという意見もありますけれども、その辺についてはどう考えている
のかお聞かせ願いたいと思います。
◇総務部長(青木忠昭君) 4点にわたるご質疑にお答えいたします。
 1点目は、市民の理解を得られていないが考え方をということですが、ご承知のように先程提
案理由でも申し上げましたが、12月の2日に2村の村長さんから口頭で申し出があり、5日に
正式文書で申し出があったわけでございます。その後2ヶ月、西部を入れての法定協の中で色々
議論をしてきましたが、結論的には1市2町1村の方に入れるということにならなかったわけで
ございます。それで改めてこの2村においては編入でもお願いしたいということで、沼田市にあ
ったわけでございます。1月末から2月にかけまして、住民説明会を8箇所で行いました。その
際にもこの2村の問題が中心でございまして、説明会の席上質疑にあった中では、またご意見と
してあった中では、2村は入れるべきだという考えのもとにですね、住民は申しておりました。
出席者数としては多い、少ないはそれぞれの考えるところでございますが、私どもでは住民説明
会を8箇所、地域に入って説明してきた関係で、これについては一定の理解が得られたというよ
うな判断をしているところでございます。 
 次に、3町村に対する真偽についての考え方、これは十分にやってきたのです。西部3町村は
勿論、東部5村に対しても12月中に市長が精力的に動きまして、東部5村に対しては3回も1
2月にやっているんです。西部3町村に対してもその都度、その都度電話連絡やら、またはお訪
ねしてですね、この2村の問題については協議をして、また沼田市の考え方を説明してきている
わけです。そういうなかで、現在こういう形になっているということをひとつご認識をお願いし
たいというふうに思います。
 それから編入は軽率だと。これを2村に対してこういうことを言うのは大変失礼な話だと思い
ます。2村は悩み、悩み抜いてこの結論を導き出して沼田市に公式文書をもってきたという考え
でありますので、私どもはそういう受け止めをしております。
 住民投票の考え方でございますが、これは先般のご質疑もお答えしたようにいたす考えは今の
現在ではもっておりません。以上でございます。
◇9番(井之川博幸君) ご答弁いただきましたので、再質疑をさせていただきます。
 まず説明会は8箇所やってきたから一定の理解を得られたので、こういうふうに進めても問題
がないというようなご答弁でありましたけれども、先程答弁の中にも出席者数は別にしてという
ことで、中央公民館でやった市職員の271名も合わせてもですね、547名という出席だった
というふうに報告がされておりますけれども、これはあの説明会が8箇所をやったというだけの
話しでですね、何十箇所とかまだまだいくらでもできますし、そういう説明会だけではなくて、
市民同士の協議の場もつくるということも市としてはできるのではないかと思います。そういう
点で考えれば、8箇所が多かったか少なかったかということになりますと、いろんな大きな問題
を考えれば少ないというふうに受け止めるのが普通ではないかというふうに考えますけれども、
まだまだ市としてはいくらでもできるんではないかというふうに思うんですけれども、その辺を
お伺いをしたいというふうに思います。
 それから2点目でありますけれども、説明は十分やってきたと。説明は十分してきたというふ
うに私も受け止めております。ただ、これはあの協議をしている相手側の受け取り方ということ
でありまして、情報としてはいろんなことも聞いてますし、3町村長の見解ということもありま
すので、そのことを考えますと今の段階では理解が全く得られてないということではないでしょ
うか。その辺のお考えをお聞かせ願いたいと思います。
 また、2村は悩み抜いて編入合併を申し出てきたんだと、だからいいんだと。こういうことで
ありますけれども、2村の住民のことを考えるとどうなんでしょうか。そういう2村の方で住民
説明会が編入合併で十分されてですね、これから一緒になるわけですから、同じ住民になるわけ
ですね。その人達が理解をして編入合併が申し込まれているのかどうか。その辺についてどんな
考えをもっているのか、もう一度お聞かせ願いたいと思います。
 それから、住民投票をやる考えはないというのですけれども、これだけ性急なやり方でですね
やっていけば、住民はなかなかついていけないというふうに思います。現に、市が実施した、昨
年実施したアンケートの中でもですね、懸念が解消されればいいだろうというのが一番多かった
んですね。懸念が解消されたかどうか確かめる術が必要ではないかと思います。その辺について
はどう考えているのかお聞かせ願いたいと思います。
──────────────◇──────────────
◇議長(星野佐善太君) 休憩いたします。
午前11時00分休憩
─────────────────────────────
午前11時10分再開
◇議長(星野佐善太君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
──────────────◇──────────────
◇市長(星野已喜雄君) 前段、総務部長が4点にわたってご答弁をされましたので言い尽くさ
れておりますが、再質疑がございましたので改めて私の方からも申し上げさせていただきたいと
存じます。
 まず、説明会の関係でございますが、ご承知のとおり昨年から今年にかけて3回かけて新たに
行ってきた経過がございます。併せて11月からご案内のとおり、いわゆるふれあい広場でもっ
てですね、各団体、これは合併を目途にした、いわゆる関係でありませんでしたけれども、ほと
んど50%以上がですね、合併に関わることについてのご質疑が大半でございました。これらに
ついても約、私の側聞するところによると8箇所ぐらい行っていると思いますので、また同時に
ですね、先般の一般質問でもお答えをしているとおり、これからですね必要があって申込みがあ
ったり、あるいはまた私どもの必要があればですね、万度説明会は行っていくつもりでございま
すので、ご理解を賜りたいと思っております。
 また、3町村長あるいはまた3町村に対する対応等についてのご質疑でございますけれども、
本当にこれについてはですね、万度関係機関に訪れては説明し、またその経過を踏まえてですね、
今日を迎えているということを改めて申し上げさせていただきたいと存じます。
 さらに2村の方での色々なことについてのご質疑があったようでございますけれども、やはり
各自治体は現在時点でそれぞれの独立した機能を持っているわけでございまして、これをですね、
いわゆる第3の機関であるところの、私どもがですね、こうにしろ、ああにしろということをと
やかく言う筋の問題ではありませんので、ご理解を賜りたいと思っております。
 なお、住民投票の問題につきましては、既に先般の一般質問で申し上げたとおり、あるいはま
た総務部長が先程申し上げたとおりでございますので、ご理解を賜りたいと思っております。
◇9番(井之川博幸君) もう少し何点かだけ質疑をさせていただきますが、これからも万度要
求があれば説明をしていくという答弁がありましたけれども、ですからもっと時間をかける必要
があるのではないかと、こういうふうに聞いているわけなんですけれど、これについてお考えを
聞かせていただきたいと思います。
 それから、西部3町村に対し十分説明してきたと。これは私も承知しています。先ほど言った
とおりです。ただ、相手が理解をしていない段階ではないかと。いろんなことが聞こえてきます
し、怒っているというようなことも聞こえてきます。今の段階での見解をもう一度確認させても
らいたいと思います。
 住民投票の関係ではですね、やはり沼田市が行ったアンケートで懸念が解消すれば賛成だとい
うのが一番多かったわけですから、懸念が解消されたかどうか、これを確かめる術として住民投
票が必要ではないかと聞いているわけで、その懸念を解消する方法が他にあるのかどうか、それ
では聞かせていただきたいと思います。以上です。
◇市長(星野已喜雄君) 合併特例法は期限がもう決まっております。これをですね、越えた後
ではですね、財政支援を受けることができません。となりますると、やはり与えられた環境のな
かでですね、精一杯の住民説明をしていくということは当然のことだと思っておりますので、先
程申し上げたとおり何度もですね、機会がある度にそれは私どもも打って出て説明をしていきた
いというふうに思っておりますので、ご理解を賜りたいと思っております。
 また、西部3町村に対して説明をしてきたということについては、議員がご理解をしてくれて
いるようでございますけれども、これはですね、やはり色々な轍を踏んできての経過がございま
して、必ずや西部3町村長さん、あるいはまた3町村もご理解をいただけるものとこういうふう
に私は理解しております。
 なお、3番の住民投票等の問題については、もう万度一般質問、先程総務部長が答弁したとお
りでございまして、私どもは冒頭の答弁にあったとおり、一生懸命説明等するなかでそういった
払拭も乗り越えていくというような観点でもって、現時点考えておりますのでご理解を賜りたい
と思っております。
◇議長(星野佐善太君) 他に。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野佐善太君) 次に、議案第40号 平成16年度沼田市一般会計補正予算(第1号
)について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野佐善太君) 質疑を終結いたします。お諮りいたします。
 ただいま議題となっております議案第39号及び議案第40号の以上2件については、会議規
則第36条第2項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。
 これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野佐善太君) ご異議なしと認めます。
 よって、議案第39号及び議案第40号の以上2件については、委員会の付託を省略すること
に決しました。
 これより討論に入ります。
 討論は一括して願います。
 なお、討論は反対、賛成の順に願います。
〔9番 井之川博幸君登壇〕
◇9番(井之川博幸君) 私は、ただ今上程されております議案第39号沼田市・白沢村・利根
村合併協議会の設置について及び議案第40号平成16年度沼田市一般会計補正予算(第1号)
について、反対の立場から討論を行います。
 今回の合併協議会の設置は、何が何でも国の押しつけによる合併特例法の期限内に合併すると
いう方針が強行されるされるものです。平成の市町村合併については、日本財界がもくろむ道州
性の導入方針を受け、長年の自民党政治により国の借金が膨大にふくらむなかで、国民や地方の
犠牲によってこの危機を乗り切ろうと、小泉構造改革路線によって強力に推進されています。
 このような状況のなかでの合併は、住民の声が行政に反映しにくくなるなど、地方自治制度の
後退や住民サービスの低下、負担増など住民にとって計り知れないデメリットが押しつけられま
す。
 今の日本では、国民であれば日本のどの地域に住んでも一定水準の行政サービスは受けられる
という仕組みが、地方交付税制度を中心にできあがっています。まさに、すべて国民は健康で文
化的な最低限度の生活を営む権利を有するという、憲法25条の理念を具現化し、地方自治体が
住民の命と財産を守り、福祉を増進するという役割を果たすための大きな柱のひとつになってい
ます。
 小泉自公内閣は、その地方交付税の削減によって地方自治体に脅しをかけ、一方で借金地獄に
よって苦しんでいる国、地方の財政を一層苦しめることになる特例債制度で誘導するなど、地方
自治制度を一層形骸化させ、市町村の自主性を尊重するものとは正反対のやり方を進めています。
 この国の悪政に追従して行われる今回の沼田市・白沢村・利根村の合併協議会の設置は、白沢
村、利根村が既に合併協議が進んでいる西部法定協の合併実現前に沼田市に編入合併をするとい
う前提で進められているものであり、西部3町村との間で進められている法定合併協議を差し置
いての推進は、今までの市民への説明内容の重要な変更であり、現時点で市民合意がされている
とは思えません。
 例えば、市の説明会をもっときめ細かに開催する。
 市民同士が合併について是非を論議できる公募による組織を立ち上げる。
 反対者も参加させたシンポジウムを開催する。
 現時点での市民アンケートを実施するなど、もっと時間をかけて多くの市民に理解してもらう
ことが大切です。
 さらに、西部3町村への真偽の道をも外れることになります。
 補正予算(第1号)についても、同協議会設置のための予算に他なりません。
 以上、問題点を指摘し、反対討論といたします。
〔4番 真下恭嗣君登壇〕
◇4番(真下恭嗣君) 私は、議案第39号及び議案第40号に対し、賛成の立場で討論いたし
ます。
 議案の内容は、沼田市・白沢村・利根村の1市2村が合併に関する協議を行うため、法の規定
に基づき規約を定め予算措置するとともに、合併協議会を設置したいというものであります。
 ここ十数年来地方の時代、地域分権が叫ばれてきましたが、今ようやく中央集権から地方主権
と日本の政治、経済文化が変わろうとしております。これはある意味では明治維新や第2次大戦
後の大改革に匹敵するものと考えられます。三位一体改革を中心にする税制改革に対応するもの
が財政基盤をより強固なものに、また、これから予想されます都市間競争にうち勝つためには、
この地域が一体となった統一政策が実現できる広域自治体にする必要もあります。
 このようななか、星野已喜雄市長は昨年1月任意合併協議会を1市2町6ヶ村の参加のもとで
立ち上げ、一年数ヶ月利根沼田全地域の合併を目指し、苦慮をしながら鋭意努力してまいりまし
た。月夜野町、水上町、新治村との1市2町1村による法定合併協議会が一里塚とするならば、
今回の白沢村・利根村との1市2村による法定合併協議会は、二里塚と言えます。
 区長会をはじめとして、多くの市民の方も本合併協議会設置には賛同の意を表しております。
市民の声に耳を傾けるなら、また、本地域がより素晴らしいものとするためには、沼田市議会全
員の賛成をもとに法定合併協議会が設置され、充実した検討協議が行われるよう望み、賛成討論
といたします。
〔7番 久保健二君登壇〕
◇7番(久保健二委君) 私は、議案第39号及び議案第40号に対し、賛成の立場で討論いた
します。
 上程された議案の内容は、東部2村との法定合併協議会の設置と設置に伴う経費の補正予算で
あります。
 西部の2町1村と既に法定合併協議会が設置されていますが、新たに東部2村と法定協議会を
設置し幅広い合併論議を行い、沼田市の将来展望を検討することは多くの市民も望んでいること
であり、反対する理由は見あたらないものであります。
 最初から合併反対の結論を主張し、合併協議の場を閉ざすということは市民の意向に添うもの
ではなく、また、主権者である市民が意志決定に参加する機会を取り上げてしまうことでありま
す。
 地方分権論議が進むなか、基礎的自治体として住民サービスの提供の責務を負う市町村には、
自らの判断と責任で地域の特性を生かした主体的な地域づくりを進め、個性豊かで活力に満ちた
地域社会を実現していくことが強く期待されています。そのためにこの法定合併協議会で議論す
るということが必要であると考えるものであります。
 今後、西部、東部の法定協議会において議論を尽くし、住民説明を行い、住民の意向を反映さ
せながら合併問題についての結論を導き出すことや、豊かな地域社会づくりに向けた論議が必要
であります。
 両法定協議会において、利根沼田の将来発展を願い、十分な論議を尽くす必要があることを最
後に申し上げ、賛成討論といたします。
◇議長(星野佐善太君) 他に。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野佐善太君) 討論を終結いたします。
 これより議案第39号 沼田市・白沢村・利根村合併協議会の設置についてを採決いたします。
 本案は、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
( 賛 成 者 起 立 )
◇議長(星野佐善太君) 起立多数であります。
 よって、本案は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第40号 平成16年度沼田市一般会計補正予算(第1号)を採決いたします。
 本案は、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
( 賛 成 者 起 立 )
◇議長(星野佐善太君) 起立多数であります。
 よって、本案は原案のとおり可決されました。
──────────────◇──────────────
    第3 閉会中の継続調査及び審査申出について

◇議長(星野佐善太君) 日程第27、閉会中の継続調査及び審査申出についてを議題といたし
ます。
 総務文教常任委員長、民生福祉常任委員長、経済建設常任委員長及び議会運営委員長から、会
議規則第104条の規定によりお手元に配付いたしました申出書のとおり、閉会中の継続調査及
び審査申出がありました。
 それぞれの委員長からの申し出のとおり、閉会中の継続調査及び審査に付することに、ご異議
ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野佐善太君) ご異議なしと認めます。
 よって、それぞれの委員長からの申し出のとおり、閉会中の継続調査及び審査に付することに
決しました。
──────────────◇──────────────
    第4 字句及び数字等の整理委任について
◇議長(星野佐善太君) 日程第28、字句及び数字等の整理委任についてを議題といたします。
 お諮りいたします。今期定例会で議決された事件について、その字句及び数字等の整理を要す
るものにつきましては、会議規則第42条の規定により、その整理を議長に委任されたいと思い
ます。
 これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野佐善太君) ご異議なしと認めます。
 よって、そのとおり決しました。
──────────────◇──────────────
    第5 閉  会
 以上で今期定例会に付議された事件はすべて議了いたしました。
 この機会に、市長より発言の通告がありましたので、許可いたします。
 市長。
〔市長 星野已喜雄君登壇〕
◇市長(星野已喜雄君) お許しをいただきましたので、一言お礼のごあいさつを申し上げます。
 今期定例市議会は、去る3月2日から本日までの21日間の長きにわたって開会されましたが、
その間、議員各位におかれましては、追加議案を含めまして、42件という数多くの案件につき
まして、連日、慎重な審議、ご審査をいただき、案件全てに対して可決・承認をいただき、誠に
ありがとうございました。心より厚くお礼申し上げる次第でございます。
 特に、平成16年度予算並びに関連する条例につきましては、予算審査特別委員会で綿密なる
ご審査をしていただきましたが、この間における正副委員長さんのご労苦と委員各位のご熱心な
ご審議に対しまして、深甚なる敬意と感謝を申し上げる次第であります。
 また、一般質問におきましては、6名の方々から現下の重要な問題について、幅広く、そして
ご示唆にとんだご質問を受け賜り、それぞれ答弁を申し上げましたが、今後の検討課題とさせて
いただきました事項につきましては、十分留意をしてまいりたいと存じます。
 さて、平成16年度は、市制施行50周年を迎える年であります。一口で市制施行50年と言
いますけれども、この間、多くの先達者の英知と努力によって現在の沼田市があると思っており
ます。
 この記念すべき年に、先の施政方針で5つの柱を申し上げさせていただきましたが、この柱を
着実に実行する中で、記念すべき節目の年を締めくくり、市民の負託に応えていきたいと考えて
おります。
 また、合併問題につきましては、最終目標であります「利根沼田は一つ」という考え方の基、
今後も引き続き議会並びに関係機関等々と協議をしながら万全を期してまいりたいと考えており
ます。
 いずれにいたしましても、沼田市にとりまして平成16年度は転換期を迎える大きな節目の年
になるものと考えておりますが、市長就任以来、申し上げてまいりましたとおり、市民の目線で、
市民の声を聴き、市民のことを第一と考え、今後の重要課題に取り組んでまいりたいと考えてお
りますので、議員各位におかれましては、今後ともなおより一層のご指導、ご鞭撻を賜りますよ
うお願い申し上げまして、お礼のごあいさつとさせていただきたいと存じます。
 誠にありがとうございました。
◇議長(星野佐善太君) 以上をもちまして、平成16年第1回沼田市議会定例会を閉会いたし
ます。
 議員各位並びに執行部各位には、長期間にわたりまして大変ご苦労さまでございました。
   午前11時30分閉会
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