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 沼田市沼田市議会沼田市議会会議録>平成17年第3回定例会 議事日程第2号

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沼田市議会平成17年第3回定例会会議録
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議事日程 第2号
平成17年3月8日(火曜日)午前10時開議
第 1 一般質問
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本日の会議に付した事件
第 1 一般質問
第 2 延  会
──────────────────────────────      
出席議員(46人)
       1番  小野 広樹君      2番  南 美喜雄君
       3番  小林 克郎君      4番  角田  博君
       5番  中村 光孝君      6番  小野 要二君
       7番  小林  猛君      8番  繻エ冨士夫君
       9番  真下 恭嗣君     10番  布施辰二郎君
      11番  角田 泰夫君     12番  高柳 勝巳君
      13番  久保 健二君     14番  星野  稔君
      15番  鈴木 圭子君     16番  金子 一弥君
      17番  金子 千明君     18番  長谷川信次君
      19番  宮田 和夫君     20番  小林 玉男君
      21番  小野 正純君     22番  大島 崇行君
      23番  山ア 義朗君     24番  大竹 政雄君
      25番  井之川博幸君     26番  大東 宣之君
      27番  片野 彦一君     28番  星川嘉一郎君
      29番  金井 康夫君     30番  井上 正文君
      31番  小尾 孝男君     32番  相田 昌夫君
      33番  宇敷 和也君     34番  小林 次夫君
      35番  橋 襄典君     36番  牧野 保好君
      37番  石田 宇平君     38番  松井 敏員君
      39番  井上健太郎君     40番  田村 博美君
      41番  井田 孝一君     42番  小林 照夫君
      43番  星野佐善太君     44番  郷原 重雄君
      45番  横坂 泰次君     46番  井上 幾雄君    
欠席議員(なし)      
──────────────────────────────      
説明のため出席した者
  市  長     星野已喜雄君      助  役     金井可佐夫君
  白沢町振興局長  根岸 恒雄君      利根町振興局長  星野 健一君
  収 入 役     武井  博君      市長公室長    田村 澄夫君
  総務部長     村山 博明君      民生部長     斎藤 一章君
  経済部長     武井善太郎君      建設部長     野田 敏夫君
  街なか対策部長  見城 厚男君      白沢町振興局次長 中村 弘志君
  利根町振興局次長 中澤 和義君      総務課長     村沢 博行君
  教 育 長     角田利喜雄君      教育部長     増田 幸男君
  庶務課長     水田  修君      監査委員事務局長 茂木  愛君
       ──────────────────────────────      
議会事務局出席者
  事務局長     林  義夫       次長兼庶務係長  下  宏一
  議事係長     茂木 敏昭       主  任     地野 裕一
       ───────────────◇──────────────       
    午前10時開会
◇議長(星野佐善太君) これより本日の会議を開きます。
       ───────────────◇──────────────       
    第1 一般質問
◇議長(星野佐善太君) 日程第1、一般質問を行います。
 通告順序に従い、順次質問を許可いたします。
 最初に、小林照夫議員。42番。
〔42番 小林照夫君登壇〕
◇42番(小林照夫君) 一般質問を行います。
 はじめに、2月13日に沼田市は白沢村、利根村と合併し、新沼田市が誕生いたしました。心
からお祝い申し上げる次第であります。新沼田市に多くの市民をはじめ、利根郡内の人達に歓迎
と期待を抱きながらスタートいたしました。新沼田市の将来像を「水と緑の大地・田園空間都市」
を構想し、恵まれた自然環境、豊かな田園空間の中で、地域間の連携や都市との交流を深めなが
ら、住む人にとっても、また訪れる人にとっても、居心地のよい、人間性豊かなまちづくりに努
め、そして、大自然と人々が共生する、潤い、ゆとり、やすらぎの交流拠点として、生き生きと
輝く、個性ある都市を創っていく、新沼田市のイメージであります。
 その中で、17年度は、沼田市第四次総合計画の最終年次です。この計画の名称は、明るく、
元気な森林文化21創造計画を、市民の英知を結集し、基本計画期間を5年間として、平成13
年にスタートいたしました。その中で、平成12年4月に、地方分権一括法が施行され、自己決
定、自己責任のもとで、財政措置の見られない中、地方の時代の幕開けとなり、財政状況の厳し
さが一層進む中で、総合計画の基本計画をはじめ、主要事務事業を基に事業を実施してまいりま
した。第四次総合計画の、平成16年度までの主要事務事業の進捗率、または達成度について伺
います。また、第四次総合計画の未達成事業はどのようになっているのか伺います。
 それと、第四次総合計画の新総合計画との整合性について、さらに、新沼田市総合計画の策定
はどのように進めていくのか。また、計画期間は何年の計画かについて伺います。
 次に、白沢村第二次総合計画は、しらさわ夢プラン21は、2000年から2010年の計画
で、21世紀を展望する多彩な自然と人の息吹がこだまするしらさわの総合計画は、5年を残し
て沼田市になりました。また、利根村では、第二次総合計画、1996年に策定し、今年が10
ヵ年計画の最終年次です。基本計画は、「心の通う明るい村づくり」を達成するため、諸施策の
展開を図ってきた中で、白沢町、利根町の、総合計画の残された事業の取り扱いについて、どの
ように対応するのか伺います。
 新生沼田市の17年度予算は、市長の施政方針で、市政運営に望む姿勢は伺いました。地方の
時代、地方自治体は三位一体の改革の中で、年々財源確保が難しくなってゆく状況の中での歳入
の把握にどのように努めたのか。歳出では、市民要望が多様化、高度化の中で、最少の予算で最
大の効果を望み、歳出の改革はあったのか伺います。
 次に、星野市長は、平成14年5月に、多くの市民の期待の中就任いたしました。星野市長の
基本姿勢は、市民参加を掲げ、市民のための市政、市民本位の市政を基軸に、公平、公正、さら
に公開を原則に、市民一人ひとりの英知とエネルギーを結集し、市政を目指してまいりたいと名
言してまいりました。これまでの沼田市のリーダーとしての感想をお聞かせください。さらに、
新沼田市の市長としてのリーダーシップについてお伺いいたします。
 以上申し上げて、最初の質問といたします。
◇議長(星野佐善太君) 市長。
[市長 星野已喜雄君登壇]
◇市長(星野已喜雄君) ただいまの小林議員のご質問にお答えを申し上げます。
 まず、総合計画について、第四次総合計画について、平成16年度までの進捗率についてと、
未達成事業についてでありますが、関連がございますので一括してお答えを申し上げたいと思い
ます。
 第四次総合計画につきましては、議員ご案内のとおり平成13年度から平成17年度までの5
カ年を基本計画期間としてスタートし、計画期間中に推進する事業を主要事務事業計画として掲
げ、これまでその推進に努めてきたところでございます。
 平成16年度は、第4年次として事業実施を図っているところでありますが、これまでの進捗
状況につきましては、着手、あるいは実施段階など厳密に整理するのは困難な面がありますが、
ソフト事業、ハード事業とも大部分の進捗は図れているのではないかと考えております。
 また、未達成事業につきましては、今後、実施予定のもの、実施年次や財源の調整等により、
現段階で未着手の事業もありますが、今後とも引き続き調整を図りながら実施に向けて対応して
まいりたいと考えているところでございます。
 次に、第四次総合計画と新総合計画との整合性についてでありますが、通常の場合であれば、
従前の総合計画の基本理念等を踏まえながら、次期総合計画の策定をしていくことになるわけで
すが、今回の場合、去る2月13日に、白沢村及び利根村と合併し、新たな沼田市としてスター
トを切ったところであります。
 合併協議の中で策定した新市建設計画につきましては、合併後10年間の新沼田市のグランド
デザインと位置づけて策定をしておりまして、本市の第四次総合計画との整合性を図っていくこ
とは勿論でありますが、合併後の、新市建設の基本方針である新市建設計画との整合性にも十分
意を用いながら、新総合計画の策定を進めていく必要があると考えております。
 次に、新総合計画について、実施期間についてでありますが、ただいま申し上げましたとおり、
新市総合計画の策定に当りましては、現行沼田市の第四次総合計画と合併協議による新市建設計
画を踏まえる必要がございます。第四次総合計画では、基本構想においては特に年限を切ること
はせず、長期的視点に立った将来像等、まちづくりの基本的な考え方を明らかにしながら、基本
計画において計画期間を5カ年とし、具体的施策の展開を図っていくこととしてまいりました。
一方、新市建設計画におきましては、新市におけるすみやかな一体化を推進するとともに、地域
ごとの個性を生かしながら、均衡ある発展と住民福祉の向上を図るための計画として10カ年と
しております。
 新市総合計画につきましては、市民の皆さんや関係者のご意見をいただきながら、今後2カ年
で策定をしてまいりたいと考えておりますが、今回の計画期間につきましては、新市のまちづく
りが最大のテーマとなりますので、新市建設計画の計画期間を踏まえるとともに、時代の流れ、
趨勢等も勘案しながら、今後の策定の中で検討してまいりたいと考えております。
 次に、振興局事業についてでありますが、新市総合計画の中に、どのように白沢町振興局と利
根町振興局の施策及び事業を盛り込んでいくのかということにつきましては、合併前の白沢村及
び利根村の総合計画等踏まえた新市建設計画を基本とするとともに、新市の地域内分権システム
制度化の趣旨であるそれぞれの地域の振興施策と、これまでの歴史的背景や経過、特色ある風土
や文化に配慮し、地域間の調和、トータルバランスに十分意を用いながら、市域、市の域ですね、
市域全体の均衡ある発展を目指した計画にしてまいりいたと考えております。
 次に、新年度予算の対応についてでありますが、予算編成に当りましては、計画に沿った継続
事業の実現に努めるとともに、事業の重点的、効率的な選択を図り、地域ごとに個性を生かした
地域内分権型のまちづくりの基本的な考え方に立ち、一般会計におきましては、優先的に位置づ
けをいたしました主要事務事業を中心に、産業基盤の整備、都市計画事業及び下水道事業などの
都市基盤整備の継続、推進に努めながら、少子・高齢化に対応した福祉施策、教育・文化を中心
とする施策の充実を図るとともに、特別会計では、国民健康保険、老人保健及び介護保険特別会
計の運営安定化に努めることといたしました。
 財源につきましては、国予算の基本方針、それを踏まえた地方財政対策には十分配慮し、財源
の的確な把握に努めましたが、その確保は以前にも増して厳しい状況下にあり、市税、交付税等
は、現段階での可能な限り見込むとともに、国、県補助金についても同様な対応を行い、市債に
つきましても、適債性と財源の有効性からその活用を図り、後年度の財政需要にも対応し得るよ
う配慮しつつも、財政調整基金などからの多額な繰入れによって収支の均衡を図ったものであり
ます。
 また、歳出面におきましても、財政の厳しい状況を認識し、歳出全般にわたり徹底した見直し
を行い、事業の行政効果、重要度、緊急度等総合的に配慮するとともに、地域自治区の独自性等
重視しつつ、第四次総合計画の最終年度としての予算を編成したところでございます。
 次に、市長のリーダーシップについてでありますが、私は、平成14年5月10日に市長就任
以来、常に一貫した基本姿勢として市民参加を掲げ、今日まで市民の視点に立った市政運営に全
力で取り組んでまいりました。特に本市の将来を大きく左右する市町村合併問題という大きな岐
路に直面し、今日を迎えるまでの過程につきましては様々な紆余曲折があったわけでありますが、
白沢村及び利根村との合併により、2月13日から新生沼田市としてスタートできましたことは、
これから利根沼田地域の中核都市として、21世紀を展望した本市のさらなる発展の基礎を形づ
くることができたものと考えております。
 しかしながら現在の我が国の社会経済状況を考えるとき、これからの新市のまちづくりに向け
ても多くの課題が待ち受けているといわざるを得ない状況であり、これらの課題を一つひとつ克
服し、元気で誇りの持てる沼田のまちづくりを進めていくためには、市民の英知とエネルギーを
結集し、市民参加と協働により、信頼と絆を深め、一歩、一歩、着実に前進していくことが重要
であり、文字どおり「水と緑の大地・田園空間都市」実現への道と確信をしております。
 今まさに、時代は、21世紀は、地方が国を動かす時代と言われ、今こそ主役は地方であり、
その主体は住民であることは申すまでもありません。中央から地方の時代と言われる中にあって、
行政と市民が連携し、知恵と工夫で生き生きとした、創造性豊かな新生沼田市建設のために粉骨
砕身、元気よく頑張っていかなければならないと考えておるところでございます。
 これからの新生沼田市のまちづくりに取り組んでいくに当りましても、初心忘れることなく、
職員の意識改革をさらに一層図りながら、市民の皆さんのご理解とご協力のもと、公平、公正、
公開を原則に、現場主義に徹しまして、市政執行の先頭に立ち、最大限の努力を傾注してまいる
所存でありますので、今後ともより一層のご指導、ご協力をお願い申し上げる次第であります。
 以上申し上げまして、小林議員のご質問に対する答弁とさせていただきます。
◇42番(小林照夫君) ご答弁いただきました。何点かにわたって再質問させていただきます。
 昨年の6月に、私は、この第四次総合計画の関係、それと新市総合計画の関係について一般質
問しております。そうした中で、概ね今市長の答弁にあったように理解しているわけですが、い
よいよこの新市になったということで、第四次総合計画も最終年次の17年度予算に対しまして、
何点か確認をしていきたいなというふうに思います。
 まず、16年度までの主要事務事業進捗率、また達成度、これは数字的には出ないのはわかり
ます。今市長の答弁だと、ソフト面、ハード面、概ね実施されているというような答弁がありま
した。いろいろ調べてみると確かにソフト面の事業、これはだいぶ整って事業推進が図られてい
るなというふうにも思います。ハード面についてはですね、非常に財政的な措置が裏付けとして
当然あるわけなので、お金がなければ事業推進はできないし、市民要望もいろいろと多様化して
いるという状況の中です。
 そこで、未達成事業について何点かちょっと確認をしていきたいと思います。昨年の答弁で、
例えば沼田小学校の改築事業、これは主要事務事業に上がっていて、耐震検査もして、この中央
校舎は補強しなければ持たないとか、あるいは改築しなければだめだということが明確になって
おりました。それを17年度の予算で解体事業に取り組むということが記されておるので、私も
良かったなというふうに思います。この計画は17年度が解体で、18年度に実施ということで、
以前にも、この沼田小学校の中央校舎の改築については、構想が披瀝されて、学校がまたPTA、
後援会、そういったところでいろいろとその構想について意見が聞かれたというような経過があ
ります。そうした中で、今度はちょっと規模を縮小しながら中央校舎としての機能を果たしてい
く構想があるようでございます。そういったことで、これらは前進しているなあと思っています。
 またこの時に、沼須の住宅団地の造成事業というのが、これが未着手で、いろいろと研究課題
等があります。これは当初、沼田市の住宅マスタープランに基づいて、沼須住宅団地造成事業と
いうのが、県の企業局の指揮で、この計画にのったというふうに記憶しております。その関係に
ついて、沼須住宅団地については、先般の全員協議会で説明があって、市もプロジェクトチーム
を作ってこれに対応し、7月くらいまでにはある程度の目鼻を立てていきたいという説明があり
ました。そういったことで、その関係については理解しておるわけですが、この場で、沼須住宅
団地造成事業の現状と今後について、再度ここでお答えいただきたいなと思います。よろしくお
願いします。
◇市長(星野已喜雄君) ただいまの沼須の住宅団地の問題の質問がございましたけれども、こ
の関係につきましては、いろいろな経過がございまして今日に至ったわけでございますけれども、
すでに企業局が先般のような方針を出しまして、私どもも助役を中心にこれが対応のために努力
をしてまいりました。しかし、地域住民の方々にご迷惑をかけることは当然できないわけでござ
いまして、そういったことを配慮しながらこれからも連携をして頑張っていかなくてはならない
と思っております。
 経過につきましては、助役が、この関係についていろいろと承知をしておりますので、答弁を
いたさせますので、お聞き取りのほどをお願いしたいと思います。
◇議長(星野佐善太君) 助役。
◇助役(金井可佐夫君) それでは、私の方から経過につきましてご説明を申し上げます。
 今年度の2月1日に、議員の皆さんにお集まりをいただきまして、全員協議会を開催をいたし
ました。そのときに市長から説明をるるいたしました。その中で県は、農業局と企業局がござい
ますけれども、それと市の三者が一緒になって検討会を立ち上げるというお話しをさせていただ
きまして、同時に市の中に、関係部課長による、助役の私をトップにいたしまして、プロジェク
トチームを結成をして市の中の対応を検討していくと、こういうお話しをさせていただきまして、
現在までに市のプロジェクトチームにつきましては2回、その下に幹事会というのがございまし
て、幹事会を含めますと5回ほどになりますけれども、そこで検討をいたしております。併せて、
県と市の検討会につきましては、都合2回検討をいたしまして、企業局が住宅団地から撤退した
後の利活用につきまして、民間の企業の参入というのですかね、そういう引き合い等も検討いた
しながら現在、検討を進めているところでございます。
 先ほど市長からお話し申し上げましたけれども、今年の10月頃を目処に一応方向を検討して
いきたいというふうなことで現在進めておりますので、よろしくお願いしたいというふうに思い
ます。
◇42番(小林照夫君) この事業は端的に言って言葉がふさわしいかどうかわかりませんが、
県が、企業局が逃げたと。これは一番最初、市が要望して、県も認めて、企業局が住宅団地をや
るということで進んだのはわかります。そういう状況の中で、県がこの事業から撤退したという
ことは、どうも我々はすんなり理解できないところがあるのですね。というのは、財政的な面が
一番大事かなと。要するにお金の問題かなというふうに思います。そういったことについて、こ
の関係は今一般質問でも同僚議員がやっていただくようでありますが、私は、お金のことについ
てですね、これはどういう行方になるのかなと。先ほど助役さんの説明で、10月を目処に県と
市といろいろ検討してそういった問題を解決していくのだなというふうに理解するわけですが、
ここでそれがもし披瀝できたらしていただきたいと思います。
◇市長(星野已喜雄君) いろいろとご質問がありますが、ご案内のとおり、先ほど助役が答弁
したとおり、10月には方針を明確に出していきたいというふうに思っておりますので、ご理解
をいただきたいと思います。
◇42番(小林照夫君) それでは先ほど市長が言ったように、地域住民に迷惑がかからないよ
うに、この事業に対して対処していただければというふうに思います。
 そういった中で、非農用地の関係が出てまいります。運動広場整備、約3ヘクタール、それと
旧利南中跡地のテニスコート整備、こういう関係もこの土地改良事業に伴って発生してくる問題
かなというふうに思います。その関係について、現在の状況がわかれば市長の方から披瀝してい
ただけたらと思います。
◇市長(星野已喜雄君) ご案内のとおりご質問が、第四次総合計画の進捗率、あるいは未達成
事業というような形のことでいろいろとご質問を、総合的な政策の中でお伺いしております。で
すからいま、個別のある関係等についてはですね、今慎重に対応しておりますので、ご理解を賜
りたいと思っております。
◇42番(小林照夫君) 未達成事業ということで、ハード面の重要な課題について確認してお
るところですが、そういった非常に今の時期が、このことについて今は重要な時期と判断で市長
の答弁になっております。そうした中で17年度予算を編成し、これから新総合計画に向かって
進んでいくということになろうかと思います。新市の建設計画もいろいろと今までの資料で中身
は見ております。
 そうした中でですね、新市の総合計画をどのように進めていくのかということで、これは第四
次総合計画の進め方で、概ね進め方というのはある一定のパターンがあるようでございます。そ
ういったことについて、進め方の計画があったらここで披瀝していただきたいと思います。
◇市長(星野已喜雄君) 先ほどのご質問につきましては、今後の課題になるわけでございます
けれども、やはり新生沼田市の、いわゆる大きな方針を決めるべく基盤となる総合計画でござい
ますので、各方面からまさに英知とご意見を賜ってですね、そして住民の皆さんの意見が生き生
きと反映できるような、そういうスタイルに持っていきたいというふうに考えております。です
ので、先々の具体的なタイムスケジュール等については、まだ未定のところは否めませんけれど
も、早急に、新年度に入りましたら取り組んでまいりたいと、こんなふうに考えております。
◇42番(小林照夫君) 日々、日にちが進行するのはだいぶ早いような気がいたしますので、
例えば四次総の策定については、市民アンケート調査、あるいは高校生の意見を聞くとか、検討
市民会議、総合計画審議会、庁内では、策定推進本部、策定委員会、職員総参加のもとでそれに
望んでいるわけですね。だからどのように進めるかということは、そういったことを具体的にや
っていっていただくわけですが、四次総の検討市民会議などを読んでみると、何か検討会議の時
間が足りなかったということが出ています。もっと時間をかけてやりたかったということが載っ
ております。そういうところを見ると、この2年間の策定の期間があるわけですが、そういった
反省を踏まえると、その辺について市長は何か見解があったらお願いします。
◇市長(星野已喜雄君) ただいま議員の方からですね、先般の第四次総合計画を作る際の市民
のアンケート調査であるとか、あるいはまた高校生のご意見も伺うとか、検討市民会議の創設だ
とか、推進本部等々のことが紹介されました。全くこれらについてはですね、当然のこれから取
り組む中では事かと思っております。特に、検討市民会議の関係等、市民検討会議ですか、時間
が足りなかったという先般の反省があるようでございますけれども、今おっしゃられるように、
時間ができるだけ取れるようにということと同時に、やはりそうかといってあまり時間をかける
のもよろしくないわけでございまして、そういった意味で、十二分な、充実ある、そういったこ
とで市民検討会議等作っていかなくてはならないと思っております。
 いずれにいたしましても、これは先々に向かっての望む姿勢でありますが、総合的に市民の方
々の英知を結集してそして作っていきたい、こんなふうに考えておりますので、ご理解を賜りた
いと思っております。
◇42番(小林照夫君) そういうことで、この方法とか、これを進めて総合計画を策定するに
いろいろな手法とか、そういうのはあると思うのですね。いまの白沢町、利根町の総合計画は第
二次ということで、先ほど私は申し上げましたが、そういったところを見ますと、白沢町は中学
生からの要望、意見、そういったことも反映させている。また、中学生も勿論作文の中でやって
いる。それと一般の人のアンケート、要望、そういうのもそこに組み入れてやっているわけです
ね。そういうのを見ると、おそらく利根町もそういった形をとっているのかなと思うのです。
 総合計画というのは、何と言っても沼田市の一番重要な目標であり、計画であるのは言うまで
もありません。そのために今市長が言ったように、多くの市民の英知とエネルギーを結集すると
いうことなのだけれども、この辺はもう少し、言葉は簡単なのだけれども、実際には多くの市民
というのは、例えばアンケートをとる場合に今までの数字の人数よりは当然、今度は新市になっ
て約5万5,000の人口があるわけですから、当然増えていくのかなあと思います。その辺は、
具体的には今の時点ではまだ明確にはなっていないと思うのですが、白沢町、利根町を加えたこ
の沼田市の総合計画という意味において、この手法をもう一度、市長の考えがあったらお聞かせ
いただきたいと思います。
◇市長(星野已喜雄君) 議員がおっしゃるようなことについては十分に、新市の総合計画に反
映していくよう努力していかなければならないというふうに考えております。特に、旧白沢村、
白沢町の中学生の関係についての紹介がございましたけれども、ご意見を承って、これからの総
合計画を作っていくための参考にさせていただきたい。このように考えておりますので、ご理解
を賜りたいと思っております。
◇42番(小林照夫君) ぜひそういうことで、総合計画の策定に当っては頑張っていただきた
いというふうに思います。
 次に、振興局の残された事業の取り扱いということで、先ほど市長からも答弁がありました。
分権化しながら歴史、文化、伝統、そういうのを重んじながら進めていきたいというようなこと
です。ここで大事なのは、例えば白沢町の第二次は、平成12年から2022年の10カ年であ
ります。そういうことと、利根町はこの17年が最終年次ということです。いろいろと内容を見
ると、大変盛り沢山な主要事務事業を両町は抱えております。それを新沼田市の総合計画に、お
そらく残された事業はその中に組み入れていくというふうに私は思うのですが、その辺を、残さ
れた事業について市長の考えをここで披瀝していただければと思います。
◇市長(星野已喜雄君) 白沢町、利根町のかつての総合計画は、またそれぞれの地域の方々が
一生懸命手塩にかけて作ってきた総合計画であろうかと思っております。もちろん当然、私ども
の本市におきましても、そういうことで作ってきた経過があるわけです。がゆえに、この合併協
議を進めていく中で、新市の建設計画を、すでに皆さんお手持ちにあろうかと思いますけれども、
協議の中でそれらの整合性を図りながら、新市建設計画を作ってきた経過があります。ですから
現時点でもって、その整合性をいかにやということになりますると、当然、先般あったその総合
計画が中心となることは申すまでもありませんけれども、そのものも実は合併計画の中で、新市
建設計画の中に各々持ってきている経過もございまして、当然そうなりますると、この新市建設
計画が協議の中で作り上げられてきたことであるというふうな認識に立ちますると、当然、白沢
町、利根町、いわゆる従前の白沢村、利根村が作られてきた総合計画とは、やはり新しく作る総
合計画と整合性を保っていくということは大変重要であると思っておりまするし、その大きな参
考には、この新市総合計画がその基盤となるであろうと、こういうふうに認識をしております。
◇42番(小林照夫君) その新市建設計画を基に、残された事業を推進しながら、この新沼田
市の総合計画の策定に、住民の意見が反映できるよう配慮しながら策定していただければという
ふうに思います。
 次に、新年度予算の関係について。私はここで一番考えていたのは、先ほどの市長の答弁で、
それでも結構なのですが、歳入が非常に厳しくなってきているということで、この歳入について
どう考えてきたのかというところ、先ほど市長から答弁がありました。これはちょっと私の思い
なので聞いていただければなと思いますが、例えば歳入で、自主財源が歳入全体の構成比率、そ
れで言いますと、17年度一般会計予算は44.8%だったと。過去5年間の平均、これは第四
次総合計画の資料に載っていますが、この平均が、自主財源が40%ということで、自主財源が
44.8ということは、4.8、17年度予算は伸びているわけですね。過去5年はあくまでも
実績の数値なのですが、そういうところを見ると4.8伸びているのは大変結構かなというふう
に思います。その反対の依存財源は、17年度一般会計予算が55.2%、過去5年の平均が6
0%ということで、当然、自主財源が伸びれば依存財源は減るわけです。そうしたことでこの構
成を見ると、過去5年の平均よりは非常に頑張っているなというふうに思います。それは合併の
要因があって、こういう自主財源と依存財源の関係が出てきたのかなというふうに思います。そ
れは別に私は答弁は求めません。そういったことでこの辺は、合併があるからこういう数字にな
ったかなと私は理解いたします。
 それと、歳出を見るとですね、歳出で、例えば消費的経費、これが17年度予算だと60.6、
過去5年の平均が51.7なのですね。大変、消費的経費が増えています。その中で、消費的経
費というのは人件費、物件費、維持補修費、扶助費、補助費というのがあります。人件費がこの
中でやはり20.3と、過去5年は18.5で、この人件費が伸びている。物件費も伸びていま
す。物件費は16.5が、過去の場合は11.9なのですね。そういったことで、これを見ると
歳出は大変消費的経費の増大がこの予算にあるというふうに私は見ています。それをとやかく言
うことでなく、ただ合併をしたことにおいてこういう数値が見られるのかなと思います。過去5
年は先ほど申しましたように、あくまでもそれは実績、17年度の関係は一般会計予算というこ
とで、実績と予算の差は当然あると思いますが、歳出面の消費的経費が60.6と51.7、こ
の約9%、これについて答えはいらないと言ったけれども、この際ですから一応聞いておきたい
というふうに思いますので、よろしくお願いします。
◇市長(星野已喜雄君) いろいろと計数に係わりますので、助役の方々から答弁をいたさせま
す。
◇助役(金井可佐夫君) それでは、私の方から答弁をさせていただきますけれども、行政上の
統計では、消費的経費という区分をなかなかしておりませんので、議員の質問にそのまま答弁に
なりませんけれども、一般的には、行政の執行予算、これを区分するのは、義務的経費、あるい
は経常的経費、それから投資的経費と、こういうふうな区分をいたしておりまして、投資的経費
というのは、建設事業というふうに考えていただければよろしいかと思います。義務的経費とい
うのは、人件費、公債費、それから扶助費ですね、生活保護等の。それ以外の物件費という、今
物件費は伸びているというお話しでしたけれども、物件費と維持補修が経常経費と言いまして、
物を購入したり、建物の維持補修に当てたりという経費です。
 合併前と合併後にその比率のウエイトが高くなるというのは、実は合併の目的は一つそこにあ
りまして、合併というのは、効率化をするということでありますから、例えば沼田市の人口は4
万7,000人おりますけれども、職員は400人いるわけですね。白沢、利根さんが1万8,
500と。職員は、両方合わせると150人いるということで、そういうことで比率をしてみる
と人件費のウエイトというのは高いのですよ。合併すると新市の建設計画の中にもありましたよ
うに、財政推計の中では70人程度減らしていこうと。減らしていこうという標準団体はそうい
うふうになるということですから、従前の沼田市は、その義務的経費が少ないような仕組みにな
っているところへ合併してそういう部分が多い所が加わると、そういう部分のところのウエイト
は高くなる、こういうことになります。
 例えば今議員さんは46名いらっしゃいますけれども、法律の上限がいろいろありますけれど
も、これは30名ですから。当然、沼田市はそれ以内でやっておりますので、合併後は数年間の
間にそういうふうにになりますと、この報酬が下がりますから、当然下がってきて従前の沼田市
と同じような5万5,000人の規模に合った予算の構成比になるのではないか。こういうふう
に考えております。
◇42番(小林照夫君) そういうことかなと私は思っていました。年々これが何年か経つうち
には過去のそういった数字に、近い数字になってくるというふうに思っております。そういった
ことで、歳出について市長は、改革という言葉を私は聞きましたが、改革というのは非常に難し
いと。市民要望が多様化、高度化、いろいろしている中で、それに対応していくのはやはり住民
サービスの向上を図るためにはどうしても必要な経費というところは否めないものというふうに
思います。
 そこで、歳入でですね、独自性の新たな面というのが、合併して入湯税が見込まれています。
私はそういった独自性の歳入をいろいろと検討していかなければならないかなというふうに思っ
ています。そうした中で市長が以前から申されていたような、例えば法定外課税で、森林を守る
ためにいろいろと市長は考えを持っているようでございます。この際その法定外課税について、
市長の考えを、持っている独自性ということについてお伺いしたいと思います。
◇市長(星野已喜雄君) 大変貴重なご提言をいただいているわけですが、これにつきましては、
いろいろと勉強をさせていただいている実態にあるわけでございますけれども、昨年の8月の2
0日前後から、いわゆる国の、現下の環境税関係のものについて、69市町村の中で平成16年
度が大きなヤマだということで、意見書を各自治体からあげてもらおうというふうなことの運動
の先頭に立ちまして、いろいろと8月の確か末日から9月の2、3日までの間にいろいろな動き
をさせてもらいました。9月の各市町村議会でもって意見書をあげていただいたのが確か62く
らいあったのではないかと思っております。これは定かなところではございませんけれども、昨
年の11月の確か7日前後だったと思いますが、東京の日比谷の野外音楽堂におきまして、本問
題の全国大会がございまして、本利根沼田地区からも多くの方がそれに参加をいたしました。結
論から言うと、これは持ち越しというか、継続のような形になっておりまして、現在、群馬県の
森林組合連合会の会長の、飯塚会長を中心に、不肖、私も林業関係の団体の役員をしておりまし
て、平成17年度も引き続きこの問題については積極的に取り組んで、何とか今年の大きなヤマ
は頑張っていかなければならないかなと、このように感じております。ただ依然としてこれは厳
しいものがございまして、なかなか現下のいろいろな難しい諸情勢から厳しい状況もありますが、
ご案内のとおり京都の議定書がCO2削減のために森を使って云々ということがございまして、
そういったことから本群馬県の利根沼田こそですね、これらの問題については大きな狼煙をあげ
て中央に訴えていかなければならないと考えておりますので、ご理解を賜りたいと思っておりま
す。
 なお、ご提言の趣旨をよく踏まえて、これから内部でまた精査をしていきたい、こんなふうに
考えておりますので、ご理解をお願いしたいと思います。
◇42番(小林照夫君) 法定外課税について、だいぶ努力し頑張っていただいていると今答弁
をいただきました。やはり地方の時代と、先ほど一番最初に市長も言っておりましたように、地
方が動いて中央に対して投げかけるという地方分権の時代です。それを財政措置がないのに交付
税がどんどん減額されてですね、地方が果たして活性化できるのかということ今、例えば環境税
という話しでございましたが、そういった点も頑張って、この経過については1970年代から
こういうことがあったことは私は経緯も理解しております。しかし、今出た京都議定書を実行し
ていく上の森林の保全ということがいかに大事かということは、新たな時代かなというふうに思
いますので、今後も引き続いて頑張って、この問題に取り組んでいただければというふうに思い
ます。
 それでは、最後の質問に入らせていただきます。市長のリーダーシップにつきまして先ほど答
弁がありました。いろいろ市長もこの3年間頑張ってきて、市民要望、あるいはいろいろと対外
的なことについても沼田市の立場を訴えてこれを進めてきたということで、大変それに対しては
私は評価しております。21世紀は地方から中央へということで、このリーダーシップがいかに
大切かということになります。そうした中で、2月の12日に市長の市政懇談会がある場所で開
かれました。その後、2月の15日、読売新聞に星野市長出馬意向というのが新聞報道されまし
た。また、週間利根で、2月20日だったですかね、星野市長合併前夜市長選出馬表明というの
が報道され、3月2日に朝日新聞で、星野沼田市長、立候補表明というのが朝日新聞に出ました。
また今日は上毛新聞で、沼田市長選、星野氏再出馬へというのが報道されています。これはそれ
だけの要因があってマスコミもこうに報道しているのかなと思うのですが、過去の流れを見ます
と、市長がこの次の選挙に立候補を明らかにするというのは、こういった議場で議員の質問に対
して答えるケースが多かったかなというふうに私は記憶しております。そこで、これだけの報道
が出ているということは、市長としてもはっきりこれは今日ここでしていただきたいなと私は思
っています。来年度の市長選挙につきまして、マスコミ報道がこれだけある中、現在の市長は正
式にこの場で、この意を表していただけるのかどうか。表していただきたいと私は思って質問し
ますので、よろしくお願いします。
◇市長(星野已喜雄君) ただいま議員の方から、2月の中旬以降のいろいろなマスコミ報道等
とらまえたところのご意見がございました。先ほど冒頭の質問に答弁したとおりですね、21世
紀はまさに地方が国を動かす時代と言われております。今こそ主役は地方でありまして、その主
体は住民であるということは申すまでもございません。したがって、地方の時代と言われる中に
あって、行政と市民が連携いたしまして、まさに知恵と工夫で生き生きとした、創造性豊かな新
生沼田市建設のためにこれから努力をしていかなければならないというふうに考えておりまする
ときに、今ご質問にお答えするとすれば、残された任期一年間、全身全霊、新生沼田市建設のた
めに努力を傾注いたしまして、来年4月に行われるであろう市長選挙には市民の総力を結集して
立ち上がってまいりたいと思っておりますので、よろしくご理解のほどをお願い申し上げたいと
思います。
◇42番(小林照夫君) はい、はっきり明言していただきましてありがとうございました。こ
の残された1年間、頑張っていろいろとやっていただいてですね、来年は新市の市長選挙という
ことで、面積も今までの約130平方キロから400何十平方キロで、2.5倍ということで、
いろいろと選挙で歩く場合には面積も勘案しなければならないし、戸数も勘案しなければならな
い。そのためには、まだ1年先で話が長いかなと言われることがあるかもしれませんが、そうで
なく、やはり新市に向かって市長が立候補するということですので、もうここは今の言葉どおり
頑張って、我々も応援していきたいと思っておりますので、もう一度最後にそれを確認して、私
の一般質問を終わります。
◇市長(星野已喜雄君) まさに、この現在の11市の中で、新市の面積は443.37平方キ
ロメートルと広大なものでございまして、そしてそれが非常に11市の中でも今面積は最大限の
新市になりました。しかも地目別に見ますると全体の32.8%が山林原野、10.3%が農地、
2.3%が宅地、その他が54.6%となっております。したがいまして、山林原野とその他を
足しますると、概ね87.4%が、いわゆる私どもは正確には分析しきれませんけれども、8割
前後が森林原野になろうかと思っております。ですので、この広大な面積に向かって、新しい新
生沼田市を作っていくということ。それはすなわち群馬県土の多くの面積を締めるわけでござい
まして、しかも移動人口が年間1,000万人前後とも言われている本利根沼田地域のリーダー
シップとしてこれから頑張っていかなければならないというふうに思っております。
 すでに、新生沼田市になってから、例えば青木、砂川の方々の所であるとか、あるいはまた白
沢の所のりんご農家の方であるとか、そういった方々とも親しくご指導もいただく機会も得てま
いりました。常に申し上げておりますように、現場主義に徹しまして、そして沼田市全域、新生
沼田市全域、隅々まで歩いて、そして市民一人一人の声を慎重に、しかも真摯に受け止めて、新
しい新生沼田市建設のために再び立ち上がっていきたいというふうに思っておりますので、ご理
解を賜りたいと思っております。
─────────────────────────────
◇議長(星野佐善太君) 休憩いたします。
午前10時59分休憩
─────────────────────────────
午前11時07分再開
◇議長(星野佐善太君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
─────────────────────────────
◇議長(星野佐善太君) 次に、布施辰二郎議員。10番。
〔10番 布施辰二郎君登壇〕
◇10番(布施辰二郎君) 通告に従いまして一般質問いたします。
 今回、私の質問は、表題で、新しいまち 沼田づくりについてであります。
 項目では、市町村合併と新市のビジョンについてと新市の観光行政についてであります。
 まず、市町村合併と新市のビジョンについてから伺います。
 財政的な優遇措置が受けられる合併特例法の申請期限が、本年度3月末と迫ってまいりまして、
県内でも合併協議がほぼ固まってきたと思っております。一昨年4月の神流町を皮切りに、昨年
は前橋市、今年になって伊勢崎市と我が沼田市も生まれ変わりました。また3月には、新太田市
が誕生するということであります。合併特例法に基づく合併期限は、来年3月末で、平成の大合
併では、県内70市町村が最終的には39市町村に再編されるのではないかと言われております。
合併しない所は25市町村で、全体では12市、17町、10村となる公算が大きいということ
であります。
 過日、私は、県庁の市町村課に伺いまして、県内の合併問題の様子をお聞きしてまいりました。
新聞報道にもありましたけれども、前橋、高崎両市は、人口30万人以上の中核市に、また、太
田、伊勢崎両市は、20万人以上で、特例市になるということであります。このように規模の大
きな自治体はさらに拡大する一方、合併をしないで自立を選択した小規模町村との格差は一層広
がると思われます。また国は、特例法期限後も4月1日施行の新法で、合併を促す方針で、総務
省の指針に沿って都道府県は合併推進構想を策定、斡旋や勧告を行えるとしておりますが、本県
では、この合併推進構想を策定するかどうかは今のところ決まっていないということでしたし、
斡旋や勧告なども法的には拘束力もないし、あくまでも各自治体の意思次第というお話でありま
した。
 ちなみに利根沼田では、3村が合併しないということであります。このような経過のある中で、
私たちのまちは紆余曲折はありましたけれども、去る2月13日、合併をいたしました。多くの
地域住民からおめでとうと声をかけられて、当日は寒い朝でしたが、うれしくて体が熱くなるよ
うでありました。新市におきましては、人口5万5,000強、世帯数で約1万9,000であ
ります。合併に当たり、新市の将来像を、「水と緑の大地・田園空間都市」と掲げましたが、1
7年度は新生沼田市の新年度でもあり、第四次総合計画の最終年度でもあります。すでに新しい
総合計画策定事業も始まるようでありますが、新市の総合計画の進め方について伺います。
 次に、特例債の有効活用についてでありますが、法律では、地方債に関する特例として、平成
11年の合併特例法の一部改正により、合併市町村が市町村建設計画に基づいて行う特に必要と
認められる公共的施設の整備、合併市町村の地域住民の連携の強化、または旧市町村の地域振興
のための基金の積立等に要する経費について、市町村の合併が行われた年度とそれ以降の10年
度に限り地方債をもってその財源とし、その元利償還金の一部について基準財政需要額に算入さ
れることになったということであります。ここで言う地方債というのが、合併特例債のことであ
ります。
 対象事業といたしましては、合併後の市町村が、その建設計画に基づいて行う事業で、旧市町
村間の道路や橋梁、トンネル等の整備、住民が集う運動公園等の整備、合併後の市町村内の行政
サービスの水準の均衡を図るための施設の整備などですね。今後の市町村全体としてのバランス
のとれた発展を図るためにこの特例債はあると思いますが、特例債の有効活用について市長のお
考えを伺います。
 次に、近隣自治体とのメリハリについてでありますが、市町村合併の関係者、市長をはじめ多
くの皆様のお陰で合併することができました。本当におめでたいことでありましたし、うれしい
ことでありました。けれどもこれで全部終わったわけではないと思います。細かいところの調整
はまだまだ残っていると思います。しかし、そのほとんどは大枠で決定されておりますので特に
問題はないものと思っております。私がここで主張させていただきたいことは、合併によって3
年、5年、10年と経過していくときに、真に合併して良かったと、多くの地域の皆様に思って
いただけるようになってもらいたいということです。合併しなかった地域からもうらやましがら
れるようなまちづくりをしなければならないということであります。このようなことを踏まえて、
近隣自治体とのメリハリについてのお考えを披瀝願います。
 次に、観光行政についてからですが、私たちが住むこの利根沼田のことを風光明媚な所だとか、
山紫水明の所だとか、よく聞く言葉であります。どちらも同じような意味だと思いますが、確か
に少し足を伸ばしてみますと大きな山、小さな山、それぞれ特徴があってすばらしいですし、利
根川をはじめ大小の川、日本一と呼ばれている河岸段丘など、どこへ行ってもよい景色でありま
す。地元におりましてもすばらしい景色だと思うくらいですから、おそらく利根沼田以外から来
られる方々はもっと、もっとすばらしさを感じられていると思います。そしてさらに数々の温泉
もあります。現在、一年間でこの沼田に来られる方は1,000万人以上と言われており、さら
に、旧沼田市だけでも100万人以上と言われております。しかしながら、その観光客のほとん
どは沼田を素通りしてしまうということでありますが、現在までの取り組みについて伺います。
 次に、観光振興と道路網の整備についてでありますが、観光振興につきましては、合併に伴い
拠点となる観光地が大幅に増えたことと思います。これらの拠点の一つ一つが発展をし、盛んに
なるような政策が必要だと思いますがいかがでしょうか。
 また、道路網の整備についてですけれども、合併に伴い急に身近に感じるようになりました白
沢町と利根町でありますが、ここでは椎坂トンネルについて伺います。過去には大きな選挙があ
る度に、トンネル開通の話が政策として話題となっておりましたが、いずれも現実には至りませ
んでした。この路線は昔から主要幹線道路でありましたが、合併したことにより特に重要な道路
になったと思っております。利根町には、国の天然記念物吹割の滝や老神温泉などの観光地が多
く、また、日光にも通じているところから、どんな困難を乗り越えてでも本市の将来のために実
現をしていただきたいと私は思っております。そこで、全体的な道路網の整備についてお伺いを
いたします。
 次に、観光資源の発掘と見直しについてでありますが、バブル崩壊後、右肩下がりの経済が続
いております。地方になればなるほどそれは顕著になっているように思います。そんなことから、
経済のお話しなどはよくお聞きいたしますし、講演会などにも東京まで何回となく参加してまい
りました。某有名大学の教授のお話しでは、昔からの名所旧跡と言われている所でも、調査をし
てみるとあまり価値のない所もある一方で、観光地として立派に栄えているところも随分ある。
小さな種でも地域で育てていけば立派な名所旧跡になり、観光地になるというお話しを聞いたと
きには唖然としたり、なるほどと頷いたりしたことがありました。以前、私は、柳町に殿様清水
というところがあると、地元に方にお聞きしたことがありました。そこは、天文元年1532年
ということですから、約500年も前のことになりますが、沼田氏12代の沼田顕泰という殿様
が、まだ柳町の幕岩城にいた頃、水の少なかった沼田の台地にあって、崖の下から湧き出る清水
を飲用していたという伝説であります。その清水は今でもこんこんと湧き出ているということで
す。その後だとは思いますが、白沢用水や川場用水などが整備され、現在では利根町から水をい
ただいているところであります。この度の合併に伴い市の面積も広くなりましたので、おそらく
まだ眠っている観光資源があると思います。また、既存の名所、旧跡なども見直しを行うことに
よってすばらしい観光地に変身する可能性もあると思いますが、観光資源の発掘と見直しについ
て伺います。
 次に、天然記念物と文化財についてでありますが、市内に点在する天然記念物や文化財などが、
現在どの程度観光行政に反映されているのか。また観光に利用されているのかお伺いをいたしま
す。そして、とりわけ私は吹割の滝が好きで、過去に10回ほど訪ねております。つきましては、
資料館の整備計画があるということですが、具体的にどのようなものなのかお伺いをいたしまし
て1回目の質問を終わります。よろしくお願いをいたします。
◇議長(星野佐善太君) 市長。
[市長 星野已喜雄君登壇]
◇市長(星野已喜雄君) ただいまの布施議員のご質問にお答えを申し上げます。
 まず、新しいまち 沼田づくりについて、市町村合併と新市のビジョンについて、新市の総合
計画についてでありますが、先の小林議員にお答えを申し上げましたとおり、平成13年度から
スタートした第四次総合計画につきましては、平成17年度が最終年次となります。また、昨年
の合併協議において策定した新市建設計画につきましては、新市の将来像を「水と緑の大地・田
園空間都市」と掲げ、合併後10年間の新沼田市のグランドデザインと位置づけて策定したもの
であります。総合計画につきましては、新市の将来像やまちづくりの基本理念等を構想するとと
もに、それらを実現するための施策展開を体系的に計画化するものでありますが、新市の総合計
画につきましては、現行の第四次総合計画と合併に伴う新市建設計画の両方を踏まえる必要があ
りますので、その整合性に十分意を用いるとともに、市民の皆さんや関係者の皆さんのご意見を
伺いながら、さらなる市民福祉の向上と新市のすみやかな一体化の推進並びに地域ごとの個性を
生かした、各均衡ある地域の発展を図るための計画として策定してまいりたいと考えております。
 次に、特例債の有効活用についてでありますが、合併特例債につきましては、議員ご案内のと
おり合併に伴う国の財政支援措置の一つであり、充当率95%でその元利償還金の70%が後年
度交付税に算入される合併年度とそれ以降の10年度に限って発行できる起債でありまして、合
併後の市町村のまちづくりのための建設事業に対する合併特例債の発行限度額は約150億円と
なっており、新生沼田市のまちづくりのため極力有効な活用を図ってまいりたいと考えておりま
す。しかしながらいかに有利と言っても、33.5%の自己負担を伴うことも事実でありますの
で、合併したとはいえ依然として厳しい財政状況を勘案し、その使途につきましては、既存事業
への財源としての活用も検討しながら、今後策定される新市総合計画の財政計画と併せて対応し
てまいりたいと考えております。
 次に、近隣自治体とのメリハリについてでありますが、利根沼田地域の今後、当面の姿は1市
2村による新沼田市の誕生と本年10月に合併予定のみなかみ町の誕生によって、本年中に1市
1町3村に再編されることになります。特に、自立を選択された自治体におきましては、さらに
これから生き残りをかけた厳しい改革が迫られてまいりますし、合併をした本市におきましても、
今後引き続き厳しい財政状況が想定されるところであります。しかしながら、合併したことによ
り、今後そのスケールメリットを生かした行財政の合理化を進めていくことが可能であると共に、
今後10年以上にわたる国の財政支援を受けられる状況にあることは、合併しなかった自治体と
の大きな違いであります。本市といたしましては、合併という手段を選択したことによって得た
有利性を十二分に活用しながら、さらなる市民福祉の向上と行財政改革に努め、議員ご意見のと
おり利根沼田の中核都市として活気と希望に満ちた、誇りの持てる新生沼田市の建設に向けて全
力で取り組んでまいりたいと考えております。
 次に、新市の観光行政について、現在までの取り組みについてでありますが、これまで合併前
の各市村がそれぞれの特性や観光資源を生かしながら独自の観光事業を展開する一方で、利根沼
田広域圏の一員として奥利根湯けむり街道の共同キャンペーンや日本ロマンチック街道のビスト
ラ事業などを実施する中で、それぞれの観光地が連携して情報提供も行ってきており、こうした
中で観光客が各拠点を回遊できるような仕組みも徐々にできつつあると考えております。なお、
従来からの沼田市の観光資源に加え、白沢町や利根町にある豊富な観光資源を広くPRするため、
新年度において総合観光パンフレットの作成などを予定しているところであります。
 次に、観光振興についてと道路網の整備についてでありますが、観光振興について、本市には
沼田城址公園をはじめとして数多くの歴史的資源、迦葉山や玉原高原、吹割の滝、皇海山などの
自然資源、老神温泉をはじめ望郷の湯、しゃくなげの湯などの温泉施設など多くの観光資源に恵
まれ、りんごに代表される観光果樹の生産なども盛んであります。これらの観光資源や観光施設
などが相互に連携し、ときには競争し、そして整合をしていく中で、観光地としての魅力や、サ
ービスの質を高め、集客力の向上につながるよう関係者共に研究してまいりたいと考えておりま
す。
 また、道路網の整備についてでありますが、道路は地域の発展や生活の向上に欠くことのでき
ない社会資本であり、人の交流や物質の流通を盛んにし、さらにライフラインの重要な施設とし
て豊かな地域づくりに大きく貢献するものであります。議員の言われる椎坂トンネルが開通する
ことにより、冬期の交通安全が図られ、観光振興にも多いに貢献できるものと考えておりますが、
現段階では県において地質調査を実施中であります。今後の新市における交通ネットワークにつ
きましては、地域特性である観光や周辺状況を踏まえた上で道路整備を構築したいと考えており
ます。
 次に、観光資源の発掘と見直しについてでありますが、先ほども申し上げましたように、本市
は数多くの観光資源に恵まれ、近年、観光果樹の生産では、さくらんぼやブルーベリーなどが大
きな注目を集めるようになっていることはご案内のとおりであります。これらの観光資源を大切
にする一方で、これまで身近にありながらその価値に気付きにくかった様々な資源に光を当て、
新たな観光資源として活用できるよう観光協会等と協力しながら観光開発を進めてまいりたいと
考えております。
 以上申し上げまして、布施議員のご質問に対する答弁とさせていただきますが、天然記念物と
文化財について、吹割瀑を含むにつきましては、教育長から答弁をいたさせますので、よろしく
お願いをしたいと思います。
◇議長(星野佐善太君) 教育長。
[教育長 角田利喜雄君登壇]
◇教育長(角田利喜雄君) 先ほどの布施議員のご質問にお答え申し上げます。
 天然記念物と文化財についてでございますが、沼田市におきましては、国指定の重要文化財と
して旧生方家住宅、また、天然記念物として薄根の大桑、吹割渓、並びに吹割瀑をはじめとして、
県や市指定等の多くの文化財がございます。これらの文化財は、先人により守り伝えられてきた
貴重な財産であり、我々だけでなく次の世代に継続すべき宝でありますので、その保存はもとよ
り、積極的に公開、活用を行う努力が必要であると考えております。
 次に、吹割渓、吹割瀑についてでありますが、昭和11年に国の天然記念物及び名勝に指定さ
れ、管理団体である利根村においては、昭和56年に第一次保存管理計画を策定し、その保存管
理に努めてきたところでありますが、現状変更行為に関する問題等も生じ、合わせて遊歩道や周
辺整備等の保存及び公開活用の立場から文化庁の指導もあり、平成16年に第二次保存管理計画
を策定し、その中において自然史資料館構想が位置づけられており、今後、吹割渓、吹割瀑の総
合的な整備計画の策定も含めながら、保存はもとより地域おこしや観光拠点として活用を図って
いきたいとするものでございます。
 以上申し上げまして、布施議員のご質問に対する答弁とさせていただきます。
◇10番(布施辰二郎君) ご答弁をいただきましたので、何点かについて再質問をさせていた
だきます。
 いよいよ第四次総合計画も残り一年となったわけでありまして、第五次総合計画ももうすでに
段取りは進んでいるのかな、始まったのかなと思いますが、已喜雄市長になって初めての新市の
総合計画でありますので、いつも市長おっしゃっておりますように市民参加とか、市民の協働、
情報の共有など言われておりますけれども、この第五次の総合計画にどのように盛り込んでいか
れるのか、まず教えていただきたいと思います。
◇市長(星野已喜雄君) 布施議員の再質問にお答えをしたいと思いますが、先ほど来、小林議
員のご質問にお答えをしてきたとおりでありますが、やはり時代の流れというのが参加、あるい
は協働等々はもはや避けて通れない、もう地方自治運営上の一つの大きなテーマになっておりま
す。したがいまして、できるだけ広範囲にわたって市民の声をいただけるような形で作っていか
なければならないと思っております。とりわけ、協働ということについてはいささか考えがござ
いまして、と申しますのは、少子高齢化社会を迎えてきた現状の中にあって、行政の需要が飛躍
的にこれからの、その要請度が高くなってまいります。しかし、先ほど来からお話しのとおり、
なかなか財源の確保はままならないという、そういうことになり、したがいまして財政の確保が
ままならないという、いわゆる流れ、しかし行政需要は伸びるということになりますると、必然
的にそこには空欄ができてくるわけです。この穴埋めをしていくということが、いわゆる参加で
あり、協働でありということになってまいりまして、そういう時代の流れにもはや突入してしま
ったということになろうかと思っておりますので、その辺のことについては十分意を用いていか
なければならない、こんなふうに考えております。
◇10番(布施辰二郎君) ありがとうございました。先ほどからこの問題については私も聞い
ておりまして、市長の先ほどの答弁でも市民の英知を結集して総合計画を作るのだと、こういう
お話しでありましたので、それに尽きるかなと思うのですけれども、先ほども話が出ておりまし
たけれども、分権時代のまちづくりの主人公は市民であるということで、平成15年6月にまち
づくり市民参加検討会議が市長に諮問を受けて、そして提言書をまとめて提出いたしました。市
長もこれは読まれたと思いますけれども、第五次総合計画を作るに当ってですね、参考になると
ころもずいぶんあるなと思ったのですけれども、民間活力の導入、どのように取り入れていかれ
るのか伺いたいと思います。
◇市長(星野已喜雄君) ご案内のとおり、ご提起された関係については今回の新総合計画を作
るに当って、当然参考にさせていただくということになろうと思っておりますので、ご理解を賜
りたいと思っております。
◇10番(布施辰二郎君) わかりました。よろしくお願いをしたいと思います。
 次にですね、特例債について伺わせていただきますが、2005年度の一般会計、当初予算案、
先ほど発表されました。総額で226億余で、実質では0.5%増ということで、これは旧沼田
市から5年ぶりにプラスになったという話ですけれども、合併に伴う特例債の計上を見送った反
面、約32億円の財政調整基金から29億円を取り崩して当初予算案に繰り入れたということで
すが、私は、特例債は、合併した当該年度からこれは申請すれば使えると思っておりまして、こ
れはチャンスだと実は思っていたわけでありますが、結局、合併をいたしますとどうしても旧村
部の予算措置が減るのではないかと、こういう心配をしていたものですから、この特例債を初年
度から使って地域の皆様に安心していただけるようにと、こう思っておりましたけれども、その
点について答弁をお願いいたします。
◇市長(星野已喜雄君) ご案内のとおり、先ほど総合計画のところでも話をしましたとおり、
なかなか財源確保が厳しい時代になってまいりました。現実に積み残しの事業もございます。し
かし、いわゆる少子高齢化社会を迎えた中で、福祉医療の仕事は待ったなしでございます。とな
ってまいりますると、どうしてもそこのところの一つの空欄というか、穴埋めができないところ
の部分は、先ほど来、お話しのとおりこれからの協同協知の理論を持ってですね、総合計画を作
ったり、あるいはまちづくりをしていくということになろうかと思っております。今回のこの特
例債の関係につきましては、ご案内のとおり私どもの助役が、県の財政課に長くおりまして、非
常にこういったことについては深い認識と分析力を持っておりまして、新市に当ってこれをうま
く活用すべく実は検討もいたしましたが、なかなか適債事業が現状の時点では見つからずと言っ
たらよろしいでしょうか、そういったことから慎重に実はしてまいりました。特例債に対する期
待を当然持っているわけでございますけれども、やはり特例債とてこれは借金には間違いないわ
けでございまして、そういうようなことから、これらを使っていくには慎重にしながらも、しか
も適債事業をこれからいろいろと、総合計画等踏まえながら発掘したり、あるいは創設したりす
ることによって、使用頻度を高めていくということが大事なのかな、このように感じております。
助役から補足答弁をいたさせます。
◇議長(星野佐善太君) 助役。
◇助役(金井可佐夫君) お答えをいたします。
 議員が、特例債の対象事業についてはよくご案内のことと思います。まず、1点は、特例債を
使う場合には、新市の建設計画に事業が計上してあるという大前提がございます。それを踏まえ
まして議員が先ほど質問の中でふれましたように、旧市町村間の道路や橋梁ほか市町村間の連絡
道路、あるいは新市になって建設をいたします住民が利活用する運動公園等、それから一番大き
いのは、合併後の市町村間の不均衡を是正するために施設整備をする。こういう要件がございま
して、これに該当する案件については合併特例債が適用になるというふうになっております。一
番問題なのは、継続事業につきましては、合併特例債の使用は現在のところなかなか難しいとい
う状況がありまして、現在のところ設計をしておりまして、17年度に事業を起こしたいという、
こういうのがあったとすると、それは先づもなものですから総務省はいかがなものかというよう
な状況があるのでありますので、そこら辺のところにつきましては、新年度はそこら辺を詰める
時間的な余裕もありませんでしたので、新市になってから十分、県の方が起債の許可はするわけ
でございますけれども、県の方の調整をして、適債事業があればまたその時点で対応していきた
い。こういうことで建設事業等につきましては、当初予算での計上は見送ったと、こういうこと
でございますので、よろしくお願いしたいと思います。
◇10番(布施辰二郎君) それでは、この件についてもう1回ちょっと教えていただきたいの
ですけれども、例えば市長は、特例債に過度に期待すると後年度の財政負担に重くのしかかると
いうこともおっしゃっていらっしゃいましたけれども、10年間一切これは使いませんよという
のならこれはこれで話はわかるのですけれども、そういうことにはならないと思うので、いつの
時点でその特例債を使ったとしても、これは後年度には出てくるわけで、その辺をもう少しね、
今助役さんの答弁で「新市になってから考える」と、それで結構なのですけれども、その辺につ
いてちょっと慎重になり過ぎているのではないかと思います。その辺についてもう一度伺います。
◇市長(星野已喜雄君) 再質問にお答えしたいと思います。
 新市建設計画がございます。総合計画を作ります。ですから当然そういった中で適債事業を作
り上げていかなくてはなりません。それには当然事業を充て込んでいく、こういうことになろう
かと思います。ただあまり風聞で言われているようにですね、本特例債に対しての期待を持つと
いうことは、やはり今の時代背景を見ると慎重にとらまえていった方がいいという認識は持って
おります。繰り返し申し上げたいと思いますけれども、特例債とはいえこれは借金には間違いな
いわけでございまして、そういうようなことから、適債事業を適切に判断をして、そして有効利
用していくと、こういうことになろうかと思っておりますので、ご理解を賜りたいと思います。
◇10番(布施辰二郎君) 特例債につきましては、どうしても150億などという話を聞くと
期待の方が膨らんでしまって、初年度からパッとよくなってもらいたいなという期待があったも
のですからそういう質問をさせていただきました。
 次に、合併についてお伺いいたしますけれども、最近の新聞報道などによりますと、全国の市
町村数は合併特例法の優遇措置適用の最終期限となる2006年3月末時点で1,896に再編
される見通しであるそうですが、平成の大合併が始まった1999年4月時点では、3,229
と比べると6割弱にまで減少したということであります。財政上の優遇措置を盛り込んだ合併特
例法が99年に都道府県知事に申請しなければ、99年7月ですね、成立したものですから、平
成の大合併が本格化したわけであります。そして今年の3月末までに都道府県知事に申請しなけ
れば優遇措置は受けられないということになっております。また、4月以降の新法で再び合併促
進がされるということでありますから、それでもですね、合併しないところは全国的に見てもま
だまだ残っておりますし、県内でもずいぶん残っております。私たちの利根沼田でも、過去には
1市2町6村でありましたが、現在では先ほどおっしゃっておりましたけれども、1市1町3村
の予定であります。毎年続くこの国の地方交付税の減少などを考えますと、2、3年後のこの利
根沼田は、また変革があるのかなあとも考えられますが、総務省の指針、あるいは県の斡旋、勧
告などを踏まえてですね、この利根沼田をどのように見据えておられるか伺います。
◇市長(星野已喜雄君) 大変難しい質問でございまして、答弁には勢い慎重にならざるを得な
いのですが、振り返りますと一昨年の1月の10日に、1市2町6カ村で合併協議会がスタート
いたしまして、そして今日を迎えたわけでございます。各市町村民は、あるいはまた各市町村議
会は、あるいはまた各市町村長さんたちは、将来の行く末をどうしたらいいかということを真摯
に考えて今日の経過を迎えたわけでございます。ご案内のとおり西部の関係等についても大詰め
のところに来て、これまた若干の動きがあったことはご案内のとおりでございます。それだけに
合併というのは大変なことなのだなあということを改めて痛感すると同時に、改めて1市2村の
皆さん方がここに大同団結して合併し、順調に2月の13日以降3週間、4週間を経過しようと
していることは本当にすばらしいなあということと同時に、5万5,000人のいわゆる新生沼
田市民の方々に対しまして心から頭の下がる思いでございます。
 そういった中で、今ご質問の中にございましたように、今後のロケーション、あるいはまた2、
3年後にはどのような状況になるのかという、こういうことかと思いますけれども、現行の私ど
もが、地方交付税等を見て見ますると、現下の国が概ね地方交付税、24兆円ほどのいわゆる区
割りをしている中で、8兆円は国が担保しているのでありますが、残った16兆は借金でござい
ます。ですから必然的にですね、今回、合併に踏み切らなかった町村は、平成17年度当初予算
も地方交付税の見込みというものが大変厳しいのではないか、こういう推測をいたします。私ど
もが合併したがゆえにですね、その辺は救われてきている経過がございます。ですからどうして
もその辺のことについては一定の区別化、差別化が図られているという経過がございます。です
からそういうことを思いますると、やはり合併しなかった町村は、今後、数年先の中で大変厳し
い時を迎えてくるのかなあということと同時に、もう一方におきましては、小さな自治等々をど
ういうふうにとらまえてくるのか。これがすでにそういった試みを求めているところもあるよう
でございますけれども、それらがどういうふうに推移していくのかというようなこともとらまえ
ながら、横にらみをしていく必要があるのではないかと、このように思っております。
 交付税の関係等については、助役の方から、合併したところとしなかったところについての差
異等について補足答弁をいたさせますので、お聞き取りいただきたいと思います。
◇助役(金井可佐夫君) それでは、地財対策の関係ですけれども、交付税は国税の一定割合を
地方に交付する、そういう制度になっておりますのはご案内のとおりですけれども、それの不足
分につきましては、先ほど市長から答弁をいたしましたように、国が借金をするか、あるいは地
方が借金をするかということで、3分の2程度は借入金で賄って、その返済は我々の子孫が返し
ていくという形になっております。実際、国の国債も、地方の地方債も、通常ですと借金という
のは投資的経費に充当して、議会の議事堂とか、庁舎とか、道路とか、そういう形で残るわけな
のですけれども、今の借金は国の、30数兆円ありますけれども、30兆円というのは実は赤字
国債ということで、それは我々の給料になったり、議員先生の報酬になったり、地方も同じでご
ざいますので、そういうものを将来的に考えると交付税総額をいつまでも借金をして地方へ配分
するのはなかなか難しいということで、地財対策は年々、交付税の総額は今年度は減りませんけ
れども、地方財政計画そのものは年々減少にされてきております。
 そういうことを考えますときに、合併をいたしましたところは10年間、特例期間というのが
ございまして、合併をしなくても、しなかったときと同じように交付税を措置をしましょうと、
こういう制度になっておりまして、それは優先的にということもないですけれども、カウントさ
れるというのが一つございます。そういうことを考えましたときに、先ほど合併特例債のお話が
ありましたけれども、合併特例債も発行額の70%を交付税で後で補てんしますと、こういう制
度になっておりまして、合併したところは特例措置があって、特例債を発行して、これは需要の
中でカウントされて、交付税総額が伸びないとすると己から合併しなかったところについては厳
しくなるのではないか。こういう想定で各市町村が合併を進めている、こういうことでございま
すので、合併しなかったところ、あるいはできなかったところについては、今後はそれなりの厳
しい状況が来るのではないかなというふうに想定はできます。
◇10番(布施辰二郎君) 実は私も、この合併しないところいま非常に厳しいのではないかと
思っておりまして、よくそういう決断もされたなと思っておりました。ご答弁いただきましたの
で次にいきたいと思います。
 去る2月13日に新市がスタートいたしました。関係者のご苦労も一応一区切りできたと思っ
ております。しかしこれからが正念場だとも思っております。先日、一段落いたしましたので、
合併に関する書類を整理いたしましたけれども、実は整理しながら資料の多さにびっくりいたし
ました。私たちも一生懸命やったつもりでおりますけれども、当時の事務局の忙しさ、大変さが
改めてよくわかりました。遅くなりましたけれども、市長から労いの言葉をかけてやっていただ
きたい。そういうふうに思います。
 そのときに感じたことなのですけれども、昨年12月に合併協議会だより第7号が全家庭に配
布されました。その中に、合併後の住所表示が載っておりまして、白沢町の7つの地域、それか
ら利根町の20の地域があります。私は、井の中の蛙でありましてほとんどわかりません。今後、
だんだんに訪ねてみたいと思っておりますけれども、そこで、白沢町と利根町を含めた合併後の
一体感をどのように構築されるのか、具体的に教えていただきたいと思います。
◇市長(星野已喜雄君) 再質問にお答えをしたいと思います。
 まず、先ほど議員がですね、合併協議の際の資料の多さに大変驚いたということと、市長の方
から労いの言葉をかけてほしいというのがございましたけれども、本当によくやってくれたと思
っております。特に、先ほどの一体感のお話しがございましたけれども、沼田市と旧白沢村、旧
利根村の職員の代表選手が一丸となって、文字どおり一体感を持って頑張ってくれたと思ってお
ります。したがいまして、各職員の方々には本当によくやっていただいたということで、私の事
ですから、場面、場面に事務局にお伺いをしては、そういったことで激励もしたり、評価もさせ
ていただいてきている経過もございまするし、現在もその意思は変わりませんし、そういったこ
とで本当によくやってくれたと思っております。感謝のほかはございません。
 先ほど、この一体感のことでございますけれども、やはりこの一体感は、どうしても大きく分
けると2つに絞られてくるのかなと、こういうふうに思うのです。その一つはですね、現在の、
現行の環境のロケーションを何とかバリアフリー化していくということになろうかと思っており
ます。と申しますのは、やはり旧沼田市と旧白沢村と旧利根村の、現行のネットワークをいかに
構築していくか。それは具体的には道路等の整備になっていくのではないかと思います。ですか
ら、沼田から例えば仮に利根村の平川地区まで行くのに現在40分で行くとすれば、やはり20
分、25分に短縮させていくということによって距離間を失していくという環境の問題が一つご
ざいます。もう一方においては、精神的な心の拠り所というか、そういうことを早くにやはり築
いていく必要があるのではないか。そのための一つの大きな指針として、今回主要事務として皆
さん方にご審議をいただく総合計画が、今後一体感を作り上げていくための大きな一つのことに
なっていくのではないか。こういうふうに思っております。いろいろありましょうけれども、現
下で申し上げるとすれば、この2つが一体感を増していくための大きな一つの指針となるであろ
う。こういうふうに感じております。
◇10番(布施辰二郎君) 一体感につきまして、環境のこと、あるいは精神的なこと、そうい
うお答えがございましたけれども、やはり役員で出ている人達もそういうことを感じていると思
いますけれども、何たって住民が一体感を感じられるように、なるべくそういうふうになっても
らいたい、早くなってもらいたい。そういうことでございます。
 次に、新市の建設計画から伺いますが、昨年8月、3市村の合併協議会で発行いたしました新
市の建設計画があります。時々見ますけれども、よくできている本だなと思います。今日はその
中から、地域資源というところの最初に、自然と景観資源と書いてあるところがありまして、沼
田市の部では、玉原とかあるいは湿原、それから薄根の大桑、先ほどもありましたけれども、そ
ういうことが13カ所出ておりまして、白沢町では、書院の御用松、あるいは上古語父のしだれ
桜など8カ所、それから利根町では、吹割の滝だとか、薗原湖だとか、赤城水源の森など10カ
所があります。そして説明文では、新市には豊富な自然資源が分布し、新市を特徴づける魅力と
なっており、観光資源として大切に活用されていると。こういうことになっておりまして、これ
はすごくいいことだなと思っております。私はまだ、これらの自然景観資源は100%の活用が
されていない所もずいぶんあるのではないかなとそう思っております。100%というとちょっ
とこれは語弊があるかもしれませんが、例えば観光に来た人に見てもらうためにはですね、地元
の皆さんにもよく知っていただいた方がいいと思うのです。観光、観光と言っても、地元の皆さ
んがよく知らないというところもあると思うのですけれども、皆でアイデアを出し合ったり、ち
ょっとした仕掛けを考えたり、多少のお金がかかることもあるかもしれません。しかし、一人で
も多くの人達にすばらしい所を見ていただくためには、もっと皆で勉強したり、PRですね、宣
伝も非常に大切だと思っておりますけれども、先ほど市長、パンフレットを作るというお話しも
ありましたけれども、何かすごい宣伝効果のあるようなものを考えていただいてですね、これが
一番大事だなと思うのですけれども、その辺もう1点お願いしたいと思います。
─────────────────────────────
◇議長(星野佐善太君) 休憩いたします。
午後0時01分休憩
─────────────────────────────
午後1時00分再開
◇議長(星野佐善太君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
─────────────────────────────
◇市長(星野已喜雄君) 布施議員の再質問にお答えをしたいと思います。
 先立ちまして、住民の一体感の関係等について少しくふれておきたいと思っております。実は
先般、日曜日でございますが、利根町におきまして芸能祭が行われておりました。大変すばらし
い発表会でありまして、非常にレベルが高いと言ったら大変恐縮でございますけれども、日舞等
通して頑張っておられました。その時に、沼田の関係者の方々が相当見学に行っておりました。
私は、ゲスト出演で出られるのかなと思ったら、そうでなくて、衣装であるとか、着付けの関係
のお手伝いで来ているのだと、そういうお話しでございました。すでにそういう意味で、各部署
においては、相当深いところでお付き合いがなされているなということと同時に、さらに体育指
導員の関係の方の交流会だとか、あるいは消防団の方々の交流会だとか、随所にそういう場面が
見受けられておりまして、大変そういう意味では、私たちが想像以上に民間のレベルでもってい
ろいろな交流が進んでいるなということを痛切に感じました。同時に、もう一つ、二つ付け加え
ると、かつて歴史的な人物に利根村の大楊の所に、歴史的な、著名なものが残っておりますが、
金子美濃守がご案内のとおり旧利根村の大楊の方でもあり、沼田市と大変いろいろな意味の歴史
的な経過がございましたし、あるいはまた沼田の上水道の約65%がいわゆる利根村の高戸谷、
農協前の片品川から導水をしてまいりまして、そして白沢の生枝で一端プールして、さらに久屋
原に上げて飲んでいること等々、そういう意味ではそういったことで具体的に、あるいは現実的
なところがあるということもこの際付け加えておきたいと思っております。
 新市の建設計画の12ページからくる、いわゆる地域資源の関係をどう生かし、どうこれを内
外に発露していくかということだと思うのでございますが、先ほど答弁申し上げましたとおり、
まず観光パンフレット等の作成もさることながら、先般これは教育委員会、教育長とも実はやり
とりをさせてもらったのですが、私の記憶によるとですね、それぞれの町村でお年寄りが道徳教
育だとか、そういう公民教育等に出て、いろいろなかつての伝統的な藁細工だとか、あるいはま
た伝統的な催しものだとかいうことを指導してきている経過があるようでございます。そういう
ようなことから考えたりいたしますと、こういったすばらしい持ち味というものを、いろいろな
場面で一つにはパンフレット等もありますけれども、地域教育の場で生かしていけるような、そ
ういうことが考えられるのかなというようなことを私自身感じております。すでに別な角度で、
学校教育の中でもそういった実践があるようでございますので、地域のそういったものの良さと
いうものを、いわゆる地域の方々が認識をしていくという意味で、しかも沼田の方々が白沢、利
根のことを、白沢の方々が沼田、利根のことを、さらに利根の方々が白沢、沼田のことをという
ような、そういったことを認識していくための方途としてはそういったことがあるのではないか。
こんなことを感じております。なお、あとあらゆる機会をとおして、交流を進めていくことによ
ってこれらはお互いが認識し合える状態が来るのではないか、このように感じておりますけれど
も。
◇10番(布施辰二郎君) ありがとうございました。一体感につきましても補足をいただきま
して本当に参考になりました。高戸谷の水道の取り入れの件については私も視察をさせていただ
きましたけれども、農協のこんな急な坂の階段を下りていった所でありましたし、それからずっ
とその水道が沼田に来るまでのところを歩いてまいりましたけれども、本当に水というのは命の
水でございまして、なくてはならないものでありますので、ありがたいなとそのときは思った次
第であります。
 また、一体感につきましては、芸能祭とか、あるいは消防、金子美濃守のお話しまで聞かせて
いただいてありがとうございました。物の良さというのは本当に、その地域の人達は勿論ですけ
れども、先ほど市長ありましたけれども、子供さんから何から、みんながあそこに行けばこうい
う所があるのだよというのを知って、そして旅行者が来たときに何か話が聞かれたときには、あ
そこへ行くとこうだよ、ああだよというような、そんな案内までできるような、そういうふうに
なっていただきたいなと思っているところであります。
 次にもう一つ、この新市の建設計画から教えていただきたいのですけれども。活力を創造する
まちづくり、産業づくりとしてですね、多様化する消費者ニーズをとらえ、時代動向に対応する
ことにより活力に満ちた産業のある新市づくりを目指しますと、こういうふうにありまして、こ
のため地域内の観光資源の特性を再認識し、有機的な結合とネットワーク化を進めと、こうある
のですけれども、この辺が市長、得意とするところではないかなと思ったのですけれども、いつ
も言われていることでありますよね。多くの部分が結びついて全体を作り、互いに関連、影響し
合っていくことだと。そういうようなことかなと私は解釈いたしましたけれども、そしてかつ都
市間の観光交流を推進することにより滞在型とか、日帰り型とか、そういった多様なニーズにも
対応できる観光産業の活性化を目指しますと、こういうふうにあるのですけれども、しつこいよ
うで申し訳ないのですけれども、心して実施していただきたいと思いますがいかがでしょうか。
◇市長(星野已喜雄君) この観光関係のことについては、いろいろと分析をしてみますると、
東洋の思想の中の易経というのがございます。これは四書五経の一角でございまして、  は、
大学、中庸、論語、孟子でありますが、五経は、春秋、あるいは易経、勿論当然入るわけですが、
礼記とか、あるいは詩経、書経とかあるのですが、その易経の中に観光というのが述べられてお
りまして、国が光る所を見るというところにあるのだそうでございます。ですから当然、地域全
体のグレードが高まってないとなかなか観光としての位置づけはなされていかないのかなと。付
け焼き刃ではだめなのかな、本物が求められてくるのかな、こんなふうに実は感じておるわけで
ございます。
 そういった中で、先般NHKで老神の経営者の方々が、約45分間にわたってNHKのテレビ
に出演をいたしました。特に他の地域の方々との懇談もあったりしたりして、できることは何ぞ
やということで、雪を生かした道路上の所にキャンドルを作り上げてというようなことがござい
まして、時間が許す限り早速現場を、土曜日でしたけれども見て見ましたけれども、それはそれ
は美しく、地域の子供たち、あるいはご父兄が一緒になってやっておりました。これらはやはり
時代の中で、老神温泉が経営者の方々がいかに将来生きていこうかということを真剣にとらまえ
た一つの所産ではないかというふうに思いまするときに、大変いいことをおやりになられたなと
いうふうなことを思うと同時に、方法として、例えば経営者の方々が、そこにセットするのも確
かにすばらしいことでありますけれども、地域の子供たちや場面によっては来訪していただいた
お客さんにそういった機会を与えていけるような、そういうようなことも大事なのかなというこ
とを実は感じ取ってまいりました。
 ただ、いずれにいたしましても、非常に本沼田、白沢、利根にですね、観光資源が彷彿として
おります。小林議員に答弁したとおりですね、11市の中で一番面積の広い市になりました。結
論から言うと、ネットワークをしっかりと図っていく必要があると、こういうことになると思っ
ておりますので、今後はそういった良さのある所を部分的でなくて、ネットワーク化して有機性
を図って、総合力を高めていく、こういうことが大切なのではないか、こんなふうに思っており
ます。
◇10番(布施辰二郎君) ありがとうございました。NHKのテレビ、私は行けなかったので
すけれども、テレビは見させていただきまして、最後の部分の雪の上にロウソクが灯った、あれ
はある程度感動をいたしました。
 それから次にですね、観光行政から伺わせていただきますけれども、やはり市長はすごいなと
思いましたのは、私は観光という言葉を実は辞書で引いてみました。市長はもうそういうことは
ご存知だったですけれども、この言葉の語源は市長おっしゃるとおり中国の古典、易経の中の観
国の光に由来すると、こういうことが出ておりまして、つまり観光とは、見知らぬ国や地域を訪
ねて、そのすばらしい文物を見るということだそうであります。日常の生活を離れて温泉につか
りながらのんびりと過ごす。あるいはその土地、土地の風土に浸って、特産品を賞味するのも楽
しみの一つであります。ここで一つ紹介をさせていただきますけれども、人口の100倍、1年
間に約120万人が訪れる長野県の小布施町、この小布施町の町長は、まちづくりのために、歴
史の薫りがするからと言っては奈良を何度も訪れたそうであります。そして、土壁を生かした景
観づくりに貢献し、人口の100倍もの人が来てくれるまちづくりができた。そういうことであ
ります。そして国土交通省が、まちづくりの達人に贈る観光カリスマの全国第1号に選ばれたそ
うであります。ご存知のように、群馬県は観光立県を標榜しておりますし、新生沼田市も合併に
伴い観光地も増えました。市長の施政方針の中にも観光対策として、総合観光パンフレットの作
成を行ったり、あるいはまた、観光事業は進めるとあります。観光も立派な産業だと思っており
ますし、已喜雄市長の思い切ったカラーを出したまちづくり観光行政に力を入れていただきたい、
こんなふうに思いますけれどもいかがでしょうか。
◇市長(星野已喜雄君) ただいまの小布施町の人口体から、訪れる120万人の方々が100
倍になるというお話しでございましたけれども、私どもの方では、それではどうかというと、ま
ず、総じてですね、沼田と、私の手持ちの資料によりますと、白沢と利根が合算をいたしますと、
約300万人から訪れているようでございます。沼田が約100万、白沢が59万、利根が14
4万、合算して概ね304万くらい。となると結局、100倍には至らないのですが60倍くら
いは来ているということになるかと思っております。これはこれでやはり誇るべくことなのかな
ということと同時に、観光の先端をいっている小布施町に近づけるためには、やはりこの304
万という数値を何とか550万に持ち上げていくということが小布施町に近づくということかな
と、こういうふうに感じておるわけでありますが、そうした場合に一体これから先々、どういう
ことでもってそういったもののグレードを高めて、さらに訪れる人を多くしていくかということ
になりますると、やはり前段、答弁をさせてもらったとおり現在ある観光資源を生かした形のネ
ットワーク化、新たな観光創造というものを企てていくということになろうかと思いますけれど
も、昨年の12月のときにも同僚議員の質問に答えたわけでございますが、歴史、伝統もあるし、
いで湯もあるし、大自然もあるというふうなことになったときに、なかなか横文字を使うのはな
かなか憚られるのでありますけれども、どうもいろいろと各方面で勉強すると、当該地区はエコ
ミュージアムが一番妥当なのかなというふうな感想を持っております。これについてはまだまだ
いろいろと勉強しなければならないことがたくさんあるわけでございますけれども、グリーン・
ツーリズムもしかり、あるいは温泉もしかり、あるいは体験型農業もしかり等々、総枠でくくる
とエコミュージアムというのがいいのではなかろうかというふうな感想を持っておるということ
を申し上げておきたいと思っております。
 なお、奈良の方に小布施町の町長がばんたび伺っては勉強されてきたそうでありますけれども、
私自身も新生沼田市誕生いたしまして、今議会を契機にいたしまして、できるだけそういう意味
では観光の先端をいっている地域をできるだけ勉強に出向いて本市に導入をしてまいりたいと、
こんなふうに思っておりますのでご理解を賜りたいと思います。
◇10番(布施辰二郎君) ありがとうございました。エコミュージアムの話、あるいはこの3
市村で合併して観光客が304万人。こんなに来ているとは実は思わなかったものですから私も
びっくりしたのですけれども。なるべく一人でも多くの人に来ていただけるように努めていただ
きたいと思います。
 次に、やはり観光行政から、PRなどについて1点伺っておきたいのですけれども。来年の2
月20日に、お隣の町となる渋川市が1市1町4村で合併予定だと言われております。伊香保町
もこの合併の中に入るのですが、新市移行後は、6市町村の財布が一つになるために、合併前と
同額の観光宣伝費が使えるかどうかと、こういうことであります。伊香保温泉の観光PRは、実
質、観光協会が町から補助金を受けて一手に担っていて、予算は、年間約1億2,000万だそ
うでありまして、このうち町からの補助金が7,000万円余りで、主に温泉の観光宣伝費に充
てられるということです。一方、この渋川市の観光協会の年間の予算は約370万ということで、
いかに伊香保温泉のこの宣伝費が大きいかわかると思います。これは去る1月末に新聞報道され
たことでありますが、伊香保温泉観光協会では、観光地という特殊性を理解してほしい。観光地
にとって宣伝費は誘客手段として不可欠なのだと。宣伝費の消滅は誘客に影響を及ぼすというこ
とでありますけれども、考えてみますと、私たちの町にも温泉街ができました。雄大な自然と美
しい環境に恵まれた北毛の拠点都市を目指すとして、県内初の地域自治区制度を導入いたしまし
た。合併で旧村部がさびれないよう自治の拠点を残し、地域の振興を図ると市長もおっしゃって
おります。全国的にも先駆的な取り組みということですから、市長はいわば先駆者であります。
この伊香保温泉と合併する渋川市、そのお話しのことは、これは参考にはならないかもしれませ
んけれども、心中を察していただいて、温泉街がさびることがないように行政としても配慮して
いかなくてはならない、そんなふうに思いますけれども市長いかがでしょうか。
◇市長(星野已喜雄君) この温泉街のことは、お隣の水上、あるいは猿ケ京、当然この伊香保、
草津、安中の磯部、あるいは東毛の方の藪塚等々がありまして、私のつかんでいる、承知してい
る範囲では草津が健闘、伊香保がまあまあ、あとは非常に厳しい状況が招来しているかなと、こ
ういうふうに認識をしております。そういった中で今回、沼田市のエリアに老神温泉という温泉
が明確に位置づけられました。かつては、薗原ダムができる前はですね、河川づたいに露天風呂
が非常に混在をしておりまして、皮膚病によく効く温泉ということで、そういう意味では湯治の
方々も来られた記憶をよく認識をしております。そういったことからいろいろ考えたときにです
ね、名前も少子高齢社会に向かって、老神という名前は非常に、少子高齢社会の時代の流れに合
う地域名でもあります。ですから何とかこれが再生のためにいろいろな角度から努力をしていく
ということは、これは行政に与えられた大きな政治課題だと、こういうふうに位置づけておりま
すので、ご理解を賜りたいと思っております。
◇10番(布施辰二郎君) 私たちの街の温泉街のことも、再生のために取り組んでいただける
ということでありますので、ぜひひとつお願いをしたいと思います。
 次に、道路網の整備から、望郷ラインについて1点お聞きしたいのですけれども、この質問は
直接市長にお聞きしてもいいかどうかなと躊躇したのですけれども、市長は、広域圏の長でもあ
りますので聞いていただきたいと思います。利根沼田の望郷ライン、これはご存知だと思います。
昨年の春だったと思いますけれども、月夜野町から沼田、白沢、利根町を経て昭和村まで、約4
4.4キロですか、総延長があるということですが、これは緑公団が農業用道路として建設した
ものであります。観光面でもこの道路は多いに利用価値はあると思います。特に沼田盆地を囲む
山々の中腹を、一部里にも下りますけれども、ぐるっとひと回りしておりますので、地元の人も
勿論ですけれども、観光で来られる人達もすばらしい眺めが満喫できますので良かったなと思っ
ております。私は、実は2回ほど、月夜野町から昭和村まで通ったことがあるのですけれども、
月夜野町からこの望郷ラインの入口がわかりずらいというか、1回目は何回も人に聞いたりして、
入って苦労したのですが、17号線に接続しているとか、そうでもないですし、本当に中途半端
な感じなのですけれども、まず、市長も通られたことがあるかどうか。その辺お聞きしますとと
もに、せっかくのいい道路でありますので、一人でも多くの人達に知っていただきたいと思いま
すし、使用していただくためにも広域圏の長でもありますものですから、会議の時などにも検討
していただきたいと思いますけれどもいかがでしょうか。
◇市長(星野已喜雄君) この望郷ラインは当然私も何度か通っております。非常に雄大な道路
でございまして、今後、これが活性化をすることが、とりもなおさず沼田のみならず、利根沼田
全体の活性化につながっていくというふうな認識では議員と同じでございます。月夜野のアクセ
スの問題につきましては、私はよく承知している立場にはございませんけれども、月夜野のいわ
ゆる道路行政との調整等々がどうだったのかなということが結論から言うとあるのです。これは
私どもも県会議員在任中に、現在の国道17号のちょうど月夜野のトラックターミナルがござい
ますけれども、この辺のところにアクセスするような手立てというものをいろいろと私は私なり
に地域のご助言等があって動いた経過がございますけれども、やはりこれについては町内のいろ
いろなそういった行政のなせる技が今日を迎えているのかなというようなところだけを申し上げ
ておきたいと思います。深いところは私どもではちょっと把握し得てないのですが、ただ、何と
か月夜野トラックターミナルにアクセスすることがいいのではないかということで、いろいろと
そういう発言は場面、場面でさせてもらっていた経過があることだけは申し上げておきたいと思
います。
◇10番(布施辰二郎君) 月夜野のトラックターミナル、あそこにも取り付けてもらえれば最
高だなと思いますけれども、ぜひひとつ、まだこれから将来がございますので、そういうふうに
なるように努力をお願いしたいと思います。
 このことでもう1点お願いしたいのですけれども、この道路の延長線上、白沢町尾合から輪組
輪久原線、これも既存の道路があるくらいでよくわかりませんでした。この線については、漏れ
聞くところによりますと、これから国が工事をするというようなことも聞いたことがありますけ
れども、詳しいことがわかりましたら教えていただきたいと思います。
◇市長(星野已喜雄君) 実はここの輪組輪久原線の、今度は市道になりましたが、この道路も
大変重要な道路でございまして、たまたまこれも県会議員在任中の平成13年の年でございまし
たけれども、ちょうど10月にかつての旧の道路の橋が落ちてしまったのですね。それでこれを
直すために私も骨を折らさせてもらいました。当時の輪組の区長さんだとかそういった方々が私
のところにまいりまして、現地朝6時頃から現地視察をいたしまして、そしてそれを対応してき
た経過がございまして、その道路のいわゆる東側に大きな橋がございまして、その延長沿いのと
ころに輪久原線が来るわけですね。県の代行事業で進めてきている経過がございます。大変予算
が厳しいということがあるのでございますが、ここのところをやはり何とかクリアをしていかな
いと非常に道路のロケーション上好ましいことではありません。ですから何とか、この輪組輪久
原線の現在の代行事業でやっていることについては、まさにこれは政治的に動いて、実現のため
に努力をしていかなければならない。そういう課題だという、そういう認識を持っています。
◇10番(布施辰二郎君) ありがとうございました。何とかこの緑公団が開けてくれた道路、
開通したということで喜んだのですけれども、中身はまだまだ昭和村の方も、どこが出口だか、
入り口だか、既存の道路に出てしまってわからないようなところもありましたし、今の輪組輪久
原線もそういうことであります。ぜひひとついい方向に今後も取り組んでいただきたいと思いま
す。
 道路の問題でもう1点お願いしたいと思いますけれども、過日、私は、白沢町から利根町の方
へ出かけてまいりましてですね、ちょっと市長、思い出していただきたいのですが、老神温泉か
ら旧沼田市の方へ向かって坂を上った所に信号があります。国道120号線と県道267号とに
分かれる三叉路です。それを左に曲がって薗原湖の方向に約6キロメートル位でしょうか、南郷
の方向に帰ってまいったのですけれども、実はこの道路につきましては、前から思っていたこと
があります。それは、約6キロメートルくらいの長さなのですけれども、幅が広い県道なのです
けれども、なぜか中ほど200メートルくらいの道幅が非常に狭いことです。トンネルも2つあ
るうちの一つが小さいというか、非常に狭いのです。それでこの狭い道幅の200メートルくら
いのところが広がれば、素晴らしい観光道路になると思うのですけれども、もし観光道路になっ
て、大型バスがどんどん通れるようになれば利根町、それから片品方面に行った観光客も、バス
も、そこを通って例えば沼田に用がある人は来てもらう。用のない人はそこを通って赤城の方へ
行くとか、桐生から大間々の方に行くとか、そういうことも考えられると思うのですけれども、
その辺をひとつお願いをいたしたいと思います。
◇市長(星野已喜雄君) 実はこれは沼田と白沢と利根が合併する際に、道路のアクセスの問題
を研究していくと、結論から言うと国道120号のいわゆる総じて下を走っている東西の道路と
下側を走っている県道沼田大間々線の東西を走っている河岸側の道路がございます。この両方の
道路のアクセスが、今おっしゃったように薗原という地区から南郷の西側に出てくる道路アクセ
スが、前々からこれが弱いというふうに私は思っておりました。結局それはどういうことかと言
うと、例えば具体的なことを言うと、老神、あるいは吹割の滝から南郷の曲屋に行こうとまず大
型バスで判断したとしますね。そうすると、結論から言うと、上之町の所まで来るか、あるいは
国道120号の久屋原の玉屋さんの所まで戻るかしないと沼田大間々にアクセスできないという
ふうな認識は前から持っていました。ですから、これも利根地方総合開発協会の陳情・請願の中
で、いわゆる国道120号、つまり大原区域の四つ角から南郷西側の区域につながるこの道路の
関係のアクセスについては何とかすべきだということで、これはかねてからいろいろと動いてき
た経過がございます。ただご案内のとおり非常に切り込んだ急傾斜と同時に、一方において深い、
堀のある湖になっておりますが、これらが非常に難産を極めているわけでありますが、いわゆる
先ほど言うように、下段を通って桐生方面に行く道路、上段を通って日光の方に行く道路、その
関係がいわゆる当該沼田市範疇の中のいわゆる道路アクセスを進めていくとすれば、今おっしゃ
られた道路の問題は大きなこれも政治課題になると思って、いろいろな意味で前から動いてきて
いる経過もございますので、これからも努力をしていかなければならないと思っております。
 せっかくの機会ですからもう一つ申し上げたいと思いますけれども、老神に入る道路もやはり
大変現在狭隘でございます。ですからこれらのやはり将来は考えていく必要があるのではないか
というような認識を持っております。当然、国道120号の椎坂トンネルの問題については、も
はや何を言わんやでありまして、同一地域内のいわゆるトンネルでございますので、今までは沼
田市、白沢村、利根村、片品村でもってこれが開通のために努力をしてきている経過があります
が、同一敷地内でございますので、まさに本市に与えられた大きな行政課題であります。そんな
ことから、何とかこれが実現のために努力をしていかなくてはならないというふうに認識をして
おります。
◇議長(星野佐善太君) 次に、松井敏員議員。38番。
〔38番 松井敏員君登壇〕
◇38番(松井敏員君) 通告に従い一般質問を行います。
 私の質問は、住宅団地構想について、横塚生品農工団地についてであります。
 まず、住宅団地構想について、市長の見解を伺います。住宅団地構想について、2月21日の
沼田市議会で、利根、白沢、2村の編入合併後、初の沼田市議会で、これから新たな旅立ち、多
くの苦難が予想されるが、それを乗り越えるのが21世紀に生きる私たちの責務、まさに私も同
感であります。合併は、未来に向けてスタートであり、旧沼田、利根、白沢が一体となり、新た
な目標に向かって心を一つにして、行政と議会が車の両輪と言われるように、沼田市活性化に努
力していかなければならないと思います。
 地方交付税、国からの補助金が年々削減化される中で、人口5万5,000の新沼田市が誕生、
少子高齢化社会が急速に進む中で、市民生活に密着した福祉施策を進めるためには、生産人口が
沼田市に定着するためにも住宅団地構想の推進が市民からの関心も高く、ましてや公共事業の減
少により、市内の建設業者関係にとっても住宅建設という新たな事業展開が様々な建設業種に従
事する市民に、50区画の住宅団地計画は、景気浮揚効果等にいろいろな面から県と市が一体と
なった住宅団地構想への今後の展開は人口、住宅建設事業にあらゆる  の関係者、地域活性化
に極めて重要な施策と位置づけられております。
 このようなとき、県企業局が沼田市沼須町の5.2ヘクタール、計50区画の住宅団地計画か
ら撤退することとなり、沼田市内初の公営住宅団地で、地域の活性化につながるものと期待もあ
っただけに、市政の重要案件でもあり、この対応に市も主体的に動くとして、助役以下職員9人
のプロジェクトチームを設置し、住宅団地以外の土地利用計画の検討を始めた。平成15年11
月、沼田市沼須町住宅団地構想の検討概要の中で示された造成工事の概算費用、道路築造費、宅
地造成費、水道、下水道管等設置費、その他経費、造成工事の積算がなされ、この積算に基づき
住宅団地の需要、概算造成費、事業の成立要素、用地取得費プラス造成費イコール売却費、この
ように慎重に事前調査がなされ、特に群馬県企業局が素案として示した住宅区画51に対し、概
ねその需要は見込めると思われる。当局の検討概要を指針として、事業展開が図られると思って
期待をしておりました。1月28日、上毛新聞の報道で、県企業局、沼田の住宅団地撤退、また
県企業局は、宅地需要が低下しているほか、企業局の地域開発的な宅地造成の役割は薄らいでい
る。企業局のこのような見解が記載されていました。その後、2月1日の市議会全員協議会で、
当局より、県企業局撤退の報告がありました。大変長い期間、市の根幹事業として取り組み、沼
田市で初の住宅団地構想として若い世代にも住宅建設が可能であり、市民の大きな期待もある事
業で企業推進につきまして関心と地域活性化になる事業と理解しておりました。県企業局、沼田
市にとっても、この事業がどのように収束されるのか。現在の当局の取り組みの姿勢、事業推進
について、県企業局との協議を踏まえて、どのように事業展開が図られるのでしょうか。住宅団
地建設の県企業局撤退により、どのような対応で新たな事業展開が予測されるのでしょうか。住
宅団地構想について、住宅団地検討プロジェクトチームについて、住宅団地構想への今後の展開
について、以上3点について伺います。
 次に、横塚生品農工団地について伺います。
 沼田市民憲章の中に、産業をおこし、活力あるまちをつくります。新市のまちづくり  プラ
ンの中にも、高度な工業生産、環境の整備、充実により多様な産業を誘致し、新分野への進出を
推進するとともに、ニュービジネス、ベンチャービジネス、コミュニティービジネス等の企業や
新しいビジネススタイルを促し、就業の場を創出とする施策を講じます。企業誘致、就業の場を
創出する施策は、地域活性化の礎となるものであります。平成元年、沼田北部工業団地に2社が
進出し、雇用の創出が市民に提供されました。平成15年第3回定例市議会の市長答弁の、「本
市経済の発展と地域の活性化、さらにはこれらの創出を図る上で重要な施策と認識しております
ので、多様化している産業構想を視野に入れつつ、今後も引き続き企業誘致に向けて努力してま
いりたいと考えております。」そのような答弁をいただいておりますが、新市のまちづくりプラ
ンで、市民に示され、雇用の場の創出は沼田市の活性化につながるものであります。利根沼田地
域における業種別の製造品出荷等についてみると、合併前の沼田市とその周辺市町村を中心に、
木材、食料品、家具の出荷額が多くなっている。また最近では、昭和村の電気機器の出荷額が急
増している。沼田市民の所得の向上、人口増について大変重要な施策でありますので、平成15
年第3回定例市議会、質問後、具体的にどのような構想で、どのような成果が出ているか。景気
の低迷、企業誘致が大変厳しいことと理解しながらも、合併後初の定例市議会でありますので、
新たな沼田市の地域活性化につながる施策である合併業務に奔走されていた行政関係者が多忙で
あったことは理解しながらも、雇用の創出、地域の活性化、商業につきましても、市民の生活が
向上すれば、市民の購買意欲も向上し、中心商店街の繁栄にもつながり、人口増、あらゆる産業
も波及効果が現れることは確実であります。私は、新しい沼田市の財政基盤の確立は、雇用の創
出が一番と考え、地方分権が叫ばれている中での、地方が地方の努力により真のまちづくりプラ
ンを推進するには、その財源となる歳入面の確保ができてこそ、地域内分権型のまちづくりが推
進されるものと考えます。横塚生品農工団地について、横塚生品農工団地の現状について、横塚
生品農工団地の今後の取り組みについて、どのような推進施策が具体的に展開されてきたのか市
長に伺い、長くなりましたが1回目の質問といたします。
◇議長(星野佐善太君) 市長。
[市長 星野已喜雄君登壇]
◇市長(星野已喜雄君) ただいまの松井議員のご質問にお答えを申し上げます。
 まず、住宅団地構想につきましては、住宅団地後の検討プロジェクトチームについて、住宅団
地構想への今後の展開についてでありますが、経過につきましては、平成17年2月1日の全員
協議会において、企業局としては、平成16年12月の県議会の中で、近年、宅地供給の役割が
薄らいできたことや、企業会計の赤字決算等理由に住宅団地の造成事業から事実上撤退する表明
が行われ、平成16年12月17日には、群馬県企業局から正式に沼須地区住宅団地構想に係わ
る事業化を断念する旨の通告があったものであり、市としても、現下の状況ではやむを得ないも
のと判断し、県に対しても今後の支援策を強く求めていくことを説明してきたことはご案内のと
おりでございます。今後の土地利用計画の再構築に向け、本年1月18日に助役をトップとし、
関係部課長8名で組織する県営土地改良総合整備事業沼須地区創設非農用地利活用検討研究会を
立ち上げ、市内部で6回、またこの研究会メンバーと県企業局及び県農業局との合同会議を2回
開催し、幅広い視点から土地利用計画の研究を重ねております。今後につきましては、10月を
目途に具体的利活用の方向を見い出したいと考えておりますので、ぜひご理解をいただきご了承
を賜りたいと存じます。
 次に、横塚生品農工団地について、横塚生品農工団地の現状について、横塚生品農工団地の今
後の取り組みについてでありますが、現在、横塚生品農工地区内には5社が立地しているところ
であります。これまでデフレ脱却に向けて回復の道をたどっていた日本経済に変調の兆しが見え、
踊り場に差しかかった状況であると言われており、企業にとりましては大変厳しい状況に置かれ
ていることはご案内のとおりであります。このような経済状況の中での企業誘致は非常に厳しい
状況でありますが、本市経済の発展と地域の活性化、さらには雇用の創出を図る上で重要な施策
であると認識をしており、途絶えておりました企業誘致推進員を昨年7月より再度配置し、引き
続き企業誘致に向けて努力をしておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。
 以上申し上げまして、松井議員のご質問に対する答弁とさせていただきます。
◇38番(松井敏員君) 平成3年度から工業団地構想は立ち上げて、平成5年頃、職員がお願
いに行き12年が経過している。12年も経過していて県は撤退します、こんなことでいいので
すか。何か私は文句を言うべきであると思いますがどうでしょうか。
◇市長(星野已喜雄君) 確かに今までそこに期待を寄せてきたわけですから、議員がおっしゃ
ることは最もなことも多々ございます。ただやはり、これから先々を眺めて見たときにですね、
ある程度、県の立場も理解しながら、今後、地域住民にご迷惑をかけないようにいろいろな対応
を展開をしていくということでもって何とかまとまった形の中の一つの結論を導いていきたい。
こんなふうに思っておりまして、議員のお気持ちはよくわかりながら、やはり先々にどうやって
これをまとめ、解決をしていくかということにエネルギーを注いでいかなければならないのかな
と、こんなふうに認識をしております。
◇38番(松井敏員君) この事業は12年前に、坪いくらという単価まで県が示したのだと。
質問に関係ないから金額はここに書いてありませんけれども。老後の生活費に当て、提供しすで
に死んでいる人もいるそうです。それと、理事長のところへは内容証明付き郵便がいっているそ
うです。「理事長の責任を問う」というふうな質問らしいです。そういうふうな目にあわせた市
も責任があるけれども、県の事業なのですから県が一番責任があると思います。ただ、沼田市も、
もう少し突っ込んでですね、ただ撤退するでなく、いろいろな理由を付けて、県がどうしてもで
きないのだと。できないのなら金を出すとかね、いろいろな面で金をかけていると思いますけれ
ども、土地改良と一体となっている住宅団地、運動公園問題を解決しなければなりませんが、沼
田市当局は、土地地権者に迷惑をかけないと言っているが、どんな迷惑をかけないのか。具体的
に迷惑をかけない方法を言ってみてください。
─────────────────────────────
◇議長(星野佐善太君) 休憩いたします。
午後1時59分休憩
─────────────────────────────
午後2時10分再開
◇議長(星野佐善太君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
─────────────────────────────
◇市長(星野已喜雄君) 松井議員の再質問にお答えをしたいと思います。
 いろいろな経過がある中で、県がこれを、非農用地を創設して住宅団地を作るということで、
そのものの問題等については、非農用地を創設するのも県営事業、しかも住宅団地をするのも県
の事業ということになりますから、当然そこに対するところの本市のしての期待度は高かったわ
けでございます。時代の変遷とともに今日を迎えているわけでございますけれども、しかしそう
いった経過があることは、必然的に県のいろいろな責任というものは当然考えられるわけでござ
います。ですからして今回、県営の土地改良の総合整備事業の沼須地区創設非農用地利活用の検
討、研究会を、助役をトップに立ち上げまして、そして今後ですね、その非農用地をどのように
活用していくかということについて検討を重ね、その中に県の企業局やあるいはまた県の農業局
等の関係も視野に入れて、そしてこれが解決のために今年の10月を目途に具体的な利活用の方
向性を見いだしていきたいというようなことでございますので、重ねてのご答弁になりますけれ
ども、ご理解を賜りたいと思います。
◇38番(松井敏員君) わかりましたが再度の質問です。住宅団地構想の検討概要というとこ
ろの一番最後にですね、造成工事の概算費用とありまして、道路築造費、数量が790、金額7,
500万、2番が、宅地造成費、平米1万7,300、金額が3万4,000円、水道管設置費、
一式で5万4,000円、下水道管設置費、一式で6万3,000円、その他一式2万6,00
0円、合計で2億5,200万と。そして、1棟当たりの造成費が500万と、こういうふうに
ここまで具体的にせめてきているものを白紙撤回にするのではなくですね、助役先頭のプロジェ
クトチームの中でもこのことについては全然検討の外に入るのかどうかお伺いします。
◇市長(星野已喜雄君) いろいろと計数の関係が出ておりますので、これらについての対応を
部長の方から答弁をいたさせますのでお聞き取りいただきたいと思っております。
◇議長(星野佐善太君) 建設部長。
◇建設部長(野田敏夫君) 命により、松井議員にお答え申し上げます。
 ただいま造成工事の概算費用等披瀝いただきましたが、議員の言われるとおりこの事業が成立
するためには、用地費、造成費、それらが売却費等にマッチしなければ成立しないわけでござい
ます。このようなことで、市の試算でこの500万円という土地購入費を合わせた金額以上で売
れれば成立するのではないかというようなことで企業局の方にも作ってお示ししました。しかし
ながら、企業局の方ではいろいろな販売経費、人件費等もかかり、またこの造成した土地が売れ
ない場合は銀行等の借入れの利子等そういうものがかかると。企業局の調査においては、今はこ
の団地を作ってもすぐ売れるわけにはいかないと。非常に長期化してしまうと、そんなようなこ
ともございました。それからさらに、市の方で示した造成費に対しまして、企業局の方では、市
の方で、ここにあります付帯等1億円を市の方で出費いたしましてもさらに1億5,000万円
の赤字になるというようなことで回答がありまして、現在に至ったわけでございます。
 以上でございます。
◇38番(松井敏員君) 土地改良事業と一体なので住宅団地、運動公園問題、解決しなければ
土地改良事業も終了しないということでありますが、この換地登記が平成18年度に終了するの
で、平成19年度までに買収してもらいたい。このことについてはどうでしょうか。
◇市長(星野已喜雄君) 先ほど来、ご答弁をさせていただくとおり、そういった先々の日程を
踏まえますと、今年の10月がいわゆる大きな山であるというような認識のもとに、そういった
日程を踏まえた形の中で、今年の10月がタイムリミットだろうというようなことで設定をして
きた経過がございますので、ご理解を賜りたいと思っております。
◇38番(松井敏員君) それでは、こういったすべてが解決しないとこの事業は終らないとい
うことでありますので、ぜひこのリミット内に入るような方法で解決をお願いしたいというふう
に考えますがどうでしょうか。
◇市長(星野已喜雄君) 先ほど来お話しのとおり経過等もございますので、この検討委員会の
中でいろいろと利活用の方向性を出しまして、そしてこのおっしゃられるような時間のタイムス
ケジュール等もございます。がゆえに今年の10月までにはこの対応策についてしっかりとした
方向性を出して、そしてその後の対応、つまりおっしゃられる日程、スケジュールに反故がない
ように努力をしていかなければならないということから、10月という日程設定をしておるとい
うことをご理解をいただきたい、このように思っております。
◇38番(松井敏員君) わかりました。それでは横塚生品工業団地についてやります。この事
業も、もうすでに30年経過しております。したがいまして、この事業の単価等も相当変わって
いると思いますけれども、大体いくら位を想定して計画しているのか。
◇市長(星野已喜雄君) いろいろな経過がございますので、経済部長の方から答弁をいたさせ
ます。
◇議長(星野佐善太君) 経済部長。
◇経済部長(武井善太郎君) 命によりお答え申し上げます。
 この横塚生品工業団地の経過につきましては、すでに議員さんご案内のとおりでございますが、
単価について申し上げますと、東中学校の東側の県道の用地を買収するときに、当時の県が坪1
0万円で買収した経過がございます。そういう単価が前例になっておりまして、同じ権利者の方
がいらっしゃるものですから、なかなか進出企業との地価の折り合いがつかないというのが実情
でございます。権利者の方々のいろいろなご要望もございます。また、企業としても、当然立地
するにはそれだけの採算性が合わなければ立地できないということがあるものですから、今現在、
議員さんがおっしゃるような、どの程度の単価を予定しているかということについては、その単
価が非常に一人歩きして危険な数字になってしまいますので、現在のところ答弁は控えさせてい
ただきますけれども、よろしくお願いします。
◇38番(松井敏員君) 実は、昭和村の関屋工業団地の単価を、県が買い入れた単価と企業に
売る単価と両方ありますので、述べて、それといま言った10万円の単価の開きを考えたときに、
実現不能なような単価の開きがあると私はそういうふうに考えている。というのは、関屋工業団
地、まあ向こうは村であり、こちらは市でありますけれども、そういった地価単価ですか、開き
はむしろ東京を中心とする昭和、関屋工業団地の方が便利で、高速を下りてすぐ団地であるので。
便利で、よほど沼田市の横塚の工業団地よりいいと思います。それでは言ってみますと、関屋工
業団地の山林は平米6,440円、畑が8,300円、宅地が2万2,000円です。そして、
企業に販売する価格は、平米1万4,000円から1万6,000円だそうです。これと比較し
た場合とても太刀打ちができない単価だと思うのですね。だけども沼田市はこの事業を始めて5
社が進出し、しり切れとんぼになっている。この網をかけたやつを、網をはずすことはできない
のでしょうか。
◇市長(星野已喜雄君) 網をかけたのを、網をはずすことはできないのかについては、適切な
法制度に基づいて進めていれば、それはできないことではなかろうかと、このように認識をして
おります。ただそういったことを仮に選択をしていくとすると、かなりいろいろな内部の論議で
あるとか、時代の要請だとか、そのようなことも含めて考えていかなくてはならないというふう
に思っておりまして、今おっしゃられることについては大変参考意見として拝聴させていただき
たいと思いますけれども、現時点では、先ほど第一番目に答弁をしたとおり、外部からその企業
誘致のための専門員を導入をいたしまして、一生懸命各社訪問等展開をしておりますので、何と
かこの網をかけたところを有効利用していきたいというようなことによって今努力中でございま
す。ただ議員がおっしゃられたことにつきましては、大変重要なことでありますので、今後引き
続き参考意見として拝聴させていただき、今後の検討ということでご理解をいただければとこの
ように思っております。
◇38番(松井敏員君) 検討課題としてもらえるということで了解します。どうもこれだけの、
30年も経った事業をいまここで実現すると言ってもうんと難しい問題があると思います。それ
を乗り切るには専門家を頼み、企業訪問をさせるということだと思うのですけれども、それも実
現できない。まして、30年も経っていると事業費もかなりかかっていると思うのですよね。こ
の事業費も相当かかっていると思います。ですから、網をかぶせたものを元通りにするというこ
とができるならばですね、もっといい場所があったら検討してもらいたい。それを申し上げ、私
の質問を終わります。
◇議長(星野佐善太君) 次に、角田泰夫議員。11番。
〔11番 角田泰夫君登壇〕
◇11番(角田泰夫君) 通告に基づき一般質問を行います。
 はじめに、新沼田市誕生を心から歓迎し、今後のより一層の発展を望んで質問に入ります。
 最初の質問は、活力ある産業づくりについてであります。
 バブル経済の崩壊から10数年、中国を中心とするアジアやアメリカなどへの輸出の増加で、
日本経済も明るさが見えてきたと言われております。しかし、農業関係で見ますと、食料自給率
はカロリーベースで40%弱と低迷、輸入農産物、農業後継者の問題等課題を数多く含んでおり
ます。政府では、2015年度を目標年次として、新たな食料、農業、農村基本計画の原案を先
日決定いたしました。食料自給率では、カロリーベースで45%、生産額ベースで76%の数値
目標を設定、担い手対策では、認定農業者、兼業農家を含む集落営農組織の形態、あるいは株式
組織の農業参入、優良農地の確保など今までと違って地域の実情や特性を生かした政策となって
おります。その中でも特筆すべきものとして、農産物の輸出の目標値を設け、輸出に力を入れた
いというものもあります。くだものでも、野菜でも、米でも、最高級のものはすでに輸出をされ
ておりますが、より広げるための検討をするようであります。
 新沼田市となり、面積も、地域も広くなり、農業形態も多様な特性を持っている本地域を、林
業も含めてどのように発展させていくのか、まず伺うものであります。日帰り温泉施設や老神温
泉、玉原、迦葉山、吹割の滝をはじめとした名所旧跡、りんご、ぶどう、さくらんぼ等の観光農
園、農産物直売所等々へ訪れる人を一人でも増やすことが今後大事だと思います。群馬県でも、
修学旅行生の農業体験の受け入れを始めるようでありますし、グリーン・ツーリズム等含め観光
資源のネットワーク化、新しい観光産業の育成についての考えをまず伺います。
 次に、少子化対策について伺います。
 世界的には人口が増加し、地球的に見ての人類の総数については100億人くらいだという説
がありますが、日本では、現在の1億2,000万人台をピークにして、今年度か来年度中に出
生数が死亡数を下回り、人口減少時代に入ると言われております。統計学や各種のシミュレーシ
ョンによって、10年後、50年後、100年後等の人口予測がされております。いずれも日本
の人口は1億人を割り、今の人口の半分近くになるというショッキングな数字が並んでおります。
少子化対策については国会でも多く取り上げられ、新聞等を通じたマスコミでも報道され、国民
全体の問題として議論がされてきております。戦後60年、いろいろな考えがあるにしろ豊かな
経済、自由な民主主義国家、日本の成長力や創造力が弱まり、国力が落ち込んでくることが現実
の問題となってまいりました。上毛かるたで、今、「力合わせる200万」というのがあります。
群馬県では160万、170万、180万と増えてまいり、今200万人台で現在は推移をして
おります。利根沼田の地区とすると、最盛期の12万弱から現在の10万人弱となっております。
新沼田市においても減少傾向が続くと言われておりますが、この10年間くらいの出生率の推移
と今後の予測についてまず伺います。
 次に、子育て支援であります。
 最近、子供を持つ母親達の間で20万円の話がよく聞かれます。新沼田市で、第3子から出産
祝金をする事業でありますが、小学校卒業までの医療費の無料化、高校生、大学生の奨学資金の
貸付金の増額など、17年度予算に盛り込まれておりますが、総合的な支援策とその効果につい
ての考えをお聞きします。
 次に、幼保連携についてであります。
 国の規制緩和、あるいは特区構想の推進などから、文部科学省の幼稚園、厚生労働省の保育園
と、縦の規制管理から、幼稚園と保育園の一体運営や相互の交流、あるいは公設民営化などの構
想や、実際の運営に向けてのモデル事業などが多くの地域で行われてきております。本市では、
幼稚園も保育園もそれぞれ公立、私立があり、それぞれの特色を出しながら運営されてきたと思
います。しかし最近は、働く母親の増加や核家族化などの影響等で保育園へのニーズが高まって
まいりました。また、全国的にもそうなっております。沼田市では、ここ数年の推移と幼保連携
の現状と今後の対策についての考えを伺います。
 次に、もうすでに同僚議員から質問がされておりますが、沼須地区土地区画整理事業について
伺います。
 古くは、明治時代末期から大正時代にかけ沼須、新町地区で水田の土地改良事業が行われ、昭
和40年代に一度計画されました今の事業は頓挫し、その後、平成に入り上沼須、沼須、新町の
3町を中心とした地権者約200名、面積約100ヘクタールで県営事業として行われてきまし
た。地権者のみならず、県や市、関係者、多くの方々の協力により、計画より数年遅れましたが、
すでに面的整備は終了に近づいてまいりました。すでに整備されたほ場では、ハウス栽培や路地
野菜、コンニャク、枝豆等、広い道路と整備された田畑を有効に使い、機械の導入等により生産
の合理化が図られ、地域農業の発展に大きく寄与をしております。しかし本地域でも、後継者の
ない農家もいることから、非農用地を生み出し、沼田市では初めての群馬県企業局による住宅団
地の造成と沼田市の運動公園の建設が併せて進められてきました。しかし本年1月に、企業局に
よる住宅団地断念のニュースが新聞に多く取り上げられ、関係者や地元一同ビックリされました。
計画時には、昭和村にできた関屋工業団地等の受け皿として、あるいは沼田市の人口増加策とし
て多いに期待をされていましたが、県内各市の企業局による住宅団地が売れ残り、沼須住宅団地
も事業として成功が見込めないということであります。時代と社会情勢の変化で撤退はやむを得
ないと思いますが、当時、県営土地改良事業として土地の買い上げに同意を取っていること。ま
た、面整備が終了に近づき、これから本測量、換地、本登記と事業の完成に向けて最後の段階に
来ております。いま助役を先頭に関係部課長でプロジェクトチームを作り県と整備を進めている
という話は聞いておりますが、大変重要な問題でありますので、市長の見解を伺うものでありま
す。
 次に、農業集落排水事業についてであります。
 本市では、土地改良事業が終了した地域から農集排事業を順次進めるということで、すでに奈
良、秋塚、上久屋の3地区で事業が進捗中であります。沼須地区では、土地改良事業の完成を見
込み、県営住宅構想もあり、早めの事業開始に向けアンケート調査や終末処理場の建設場所の検
討などが行われてきていると思いますが、現在までの計画と今後の見通しについて伺います。
 次に、雨水排水対策についてであります。
 沼田台地は、東から西に、また中央部から南にゆるやかに傾斜をしております。自然の理とし
て、水は高い所から低い所へ流れます。何度となく水路から水が溢れ、床下浸水やポンプ車の出
動など、雨が降る度に関係者は大変な苦労をしております。抜本的な対策として、片品川への大
排水路の計画が立案されました。当時は排水路を作るにも土地区画整理事業が進行中であり、用
地の確保ができませんでした。しかし今は面的に整備され、道路も整備され、排水用道路も整備
をされております。事業進行のため障害はないと思いますが、安心、安全な地域づくりのための
早期完成が望まれております。現在までの進捗状況と今後の見通しを伺います。
 また、本地域では、区画整理事業に併せて道路や水路の整備の計画があります。地元区長や関
係者との話し合いを円滑に進め、地域住民が満足できるような環境の整備ができるよう希望して
1回目の質問といたします。市長の明解なご答弁をお願いします。
◇議長(星野佐善太君) 市長。
[市長 星野已喜雄君登壇]
◇市長(星野已喜雄君) ただいまの角田議員のご質問にお答えを申し上げます。
 まず、新沼田市づくりについて、活力ある産業づくりについて、農林業の振興について、広域
性、多様性の地域特性をどのように生かしていくかでありますが、新市の面積は、443平方キ
ロメートルとなりまして、群馬県11市の中で一番広い面積を有する地域となりました。地目別
では、山林原野が32.8%、農地が10.3%、その他国有林や湖沼などが54.6%を示し
ておりまして、先ほど来、述べてきたとおりでございます。これらの数字が示すとおり、山岳、
森林、高原や渓谷等変化に富んだ自然、豊富な温泉群やスキー場など、リゾート施設等多くの観
光資源と緑豊かな地域資源に恵まれた地域であります。農業ではさらに、生産基盤の整備の充実
を進めることにより、優良農地を確保しつつ、高原野菜等大規模農業の展開、そして施設栽培等
集約的農業や観光農業をより一層推進し、林業では、水源の涵養、レクレーションの場の提供な
ど、森林が持つ多面的な機能をより発信すべく、その整備、充実を進めることによりまして、豊
かな自然を生かした農山村の田園風景を保全しつつ、地域内の既存の施設などを交流拠点施設な
どとして有効に活用した中で、都市との交流を積極的に進めながら、地域内の農林業と観光資源
等の特性を再認識し、これらとの有機的なネットワーク化を進め、「水と緑の大地・田園空間都
市」を目指す所存でございますので、より一層のご理解とご協力をいただきますようお願い申し
上げます。
 次に、観光政策について。観光資源のネットワーク化と新しい観光産業の育成についてであり
ますが、従来からの観光拠点であります沼田公園や迦葉山、玉原高原のほか、新たに吹割の滝や
皇海山、老神温泉、望郷の湯やしゃくなげの湯など、多くの観光資源が加わり、これらは国道1
20号線をはじめ望郷ラインなど既存の道路網により相互に結びついているところでありますが、
観光情報の提供などでは、こうした利点を内外に広くPRし、相互に連携して本市の観光振興に
つなげていきたいと考えております。また、宿泊施設と観光農園の連携など、異業種間の交流に
よる新たな魅力の創出や人材育成などにより、既存観光産業に活力を与えるとともに、新たな観
光産業の育成などにつきましても研究してまいりたいと考えております。
 次に、少子化対策について。出生率の推移と今後の予測についてでありますが、議員ご案内の
とおり、少子化が社会に及ぼす影響につきまして深刻な事態と危惧をしているところであります。
国が発表している人口動態調査資料により、新沼田市として、白沢町、利根町分も含めて算出を
いたしました最近10年の人口単位1,000人当たりの出生率は、年によって上下をいたしま
すが、平成10年をピークといたしまして減少の傾向にあります。また、合併前の資料でありま
すが、平成15年度に実施いたしました次世代育成支援地域行動計画事業量推計報告書では、平
成22年における0歳から14歳までの年少人口は、平成12年度との比較で約700人減少し、
総人口に占める割合では、0.6%減少して15%になるものと推計されております。このよう
なことから推測をいたしますと、今後の出生率につきましては低下していく傾向になると考える
ところでございます。
 次に、子育て支援についてでありますが、国におきましては、平成6年12月に、子育て支援
施策を総合的、計画的に進めるためエンゼルプランを策定し、以後、計画の改定を行いながら取
り組みを進めております。本市におきましても、平成19年を目標年度とする沼田市児童健全育
成計画を平成10年3月に策定し、家庭における子育て支援、楽しめる子育てと仕事の両立、心
ゆたかな教育と体験づくり、遊び、ふれあう生活環境の整備を基本目標といたしまして支援に努
めているところであります。
 議員ご案内のとおり、延長保育や一時保育、学童クラブ事業などを行ってまいりましたが、さ
らに福祉医療費における医療費扶助の拡充や出産祝金支給事業、不妊治療費助成事業など新たな
施策を進めているところであります。今後、地域との連携を図り、さらに努力をしてまいりたい
と考えております。
 次に、幼保連携についてでありますが、平成15年に群馬県内の3歳から5歳児のうち、保育
園に通う子供の数が幼稚園児数を上回ったとの新聞報道がありました。本市におきましても、3
歳未満児を含めまして、保育園の入園希望は増加をしております。議員ご案内のとおり、国は現
在、総合施設の検討を進めており、厚生労働省及び文部科学省の合同検討会議での基本構想では、
平成17年度に30施設での試行を行い、平成18年度には、全国展開をしていくとのことであ
ります。その動向を注視し、本市といたしましても研究してまいりたいと考えております。
 次に、沼須地区土地区画整理事業について、住宅団地構想の計画進展の断念に伴う今後の対応
についてでありますが、今後の対応につきましては、先ほど松井議員にご答弁を申し上げました
とおりでありますが、幅広い視点から、その利活用に向けた取り組みを図るため、助役を中心に
したプロジェクトチームがすでに調査、研究を進めており、また県企業局及び県農業局と共に一
体となって協議を進め、本年10月頃までには今後の方向につきまして結論が得られるよう、精
力的、積極的に取り組んでおりますので、ご理解を賜りますようお願い申し上げます。
 次に、沼須地区排水対策について、今までの経過と今後の計画についてでありますが、主に材
木町、東原新町、西原新町及び栄町を処理区域として、雨水管渠実施設計業務委託を、平成14
年度及び平成15年度に発注し、一部河川、片品川、2号幹線の雨水幹線管路工事を平成15年
度に実施いたしました。今年度につきましては、管渠埋設に係わる関係地権者の説明と流末の放
流関係手続きを実施したところであります。今後につきましては、事業計画に基づき地元関係者
と調整しながら、本格的な管路埋設と関連、整備を順次図りたいと考えておりますので、ご理解
をいただきたいと思います。
 以上申し上げまして、角田議員のご質問に対する答弁とさせていただきたいと存じます。
 大変失礼いたしました。沼須地区の土地区画整理事業についての流れの中で、農業集落排水に
ついてが、答弁漏れがございましたので、改めてご答弁し、お詫びを申し上げたいと思います。
 次に、農業集落排水についてでありますが、沼田市農業集落排水事業の内容は、平成3年3月
に公共下水道事業区域以外を対象に、平成22年度までに17地区に分けて整備する基本構想を
策定しましたが、奈良地区、秋塚地区及び上久屋地区以外は目下着手が未定であります。平成1
0年度に新町、沼須町及び上沼須町区長、沼須土地改良区理事長より農業集落排水事業実施の陳
情を受け、産業経済委員協議会で土地改良事業の進捗状況と実現の見通し及び事業実施の効率化
等を判断し、農集排と同時施行実施も可能であるという当局説明を了承し採択されましたが、平
成14年度及び平成15年度に実施地区の調査、検討、業務委託の成果及び地元アンケート結果
を精査した結果と、合併処理浄化槽設置等の現状を考慮し、事業実施は一時休止と現状について
の説明を関係者に行ったところであります。
◇11番(角田泰夫君) ご答弁をいただきましたので、いくつかの点について再質問をさせて
いたさせます。
 最初に、農林業の振興でありますが、新しい食料、農業、農村基本計画、これは10年後の数
値目標を先日、農水省の方で発表いたしまして、新しい政策ができてからも食料自給率がずっと
40%未満ということで、なかなか増えなかったということで、10年後を見越して自給率を4
5%、この自給率のとらえ方が、国際的にカロリーベースでとらえるということで、日本の生産
額で見ると現在でも約70%を超えているということで、2015年には金額ベースで76、7
%を目指すということで、金額では相当の額がいっていると思うのです。新しい沼田市に当ては
めてみますと、先ほどご答弁にありましたように、平坦地から高冷地までということで、非常に
標高差があって、非常に多様な地域が形成されているものがこの地域の特徴だと思います。また
合わせて、現在の地産地消等で、直売所等も非常に県内にいっぱいできておりますし、それらの
ネットワーク化がこれから非常に大切なのではないかと。それと、先ほども言いましたけれども、
昨日の農水省の試算で、現在外国への農産物の輸出が3,000億くらいあるそうでありますが、
これが数年後には今の倍にして、6,000億円くらいを目指すという、政府でもそういう方針
を示されております。これに早速呼応して、各県とかJA等が、その地域の特産を何とか今まで
は輸入農産物に追われて大変だったのだけれども、今度は新しく打って出ようと、そういうよう
な施策等もこれから積極的に取り上げられていく実情だと思うのですね。そういう点を踏まえて、
本市の特色、これからの政策について、改めて市長のお考えをお聞きしたいと思います。
─────────────────────────────
◇議長(星野佐善太君) 休憩いたします。
午後2時55分休憩
─────────────────────────────
午後3時06分再開
◇議長(星野佐善太君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
─────────────────────────────
◇市長(星野已喜雄君) 再質問にお答えをしたいと思います。
 先ほど、現在の日本国からの輸出農産物3,000億が6,000億まで上げていくという国
の方針等の紹介がございました。そういったことから本新生沼田市として、やはり時代の変遷と
ともにいろいろな手立てを打っていく必要があるのではないか。こういうご提案、あるいはまた
ご質問かと拝聴しておりました。先ほど来お話しのとおり、現行の流れの中で、カロリーベース
で自給率が45%、高い位置で見て。いわゆる生産ベースで高い位置で見て確か間違いなければ
75%と言われましたでしょうか。いずれにしましても、45%、75%ということであるとす
るならば、依然として輸入をしていかなければならないという食料の自給率が100%に満ちて
いないという、この現実には変わりないのではないか、こんなふうな認識を持っております。た
だ国の方針の中で、これから3,000億から6,000億に、2倍強打って出て行くのだとい
うようなご紹介の時代の変化を見てみますると、本市の、新生沼田市の農業関係の特徴等複合し
たらどんな手立てがあるのだろうかということは、やはり真摯に考える必要があるのではないか、
このように思っております。
 ご案内のとおり、今までの沼田市にさらに白沢地区が加わり、利根地区が加わったということ
で、農業行政のいわゆる頻度というのは従前の沼田市に比べるとはるかに高くなったということ
は客観的な事実かと思っております。私も時々、赤城北面にお伺いすることがありますが、朝採
りレタス等の関係者の安定基金のご相談をいただいたりしてきた経過もございまして、いろいろ
とお話を伺いますと、相当大規模におやりになられているということは、従前の沼田市のとらま
え方だけでは到底及ばないということを考えるわけであります。ただ、間違いなく言えることは、
カロリーベース、あるいは生産ベースの現状から見ますると、どうしても間隙をぬった形で打っ
て出るということになりますと、これはまだいろいろなところでの情報等のつかみしかございま
せんけれども、例えば中国に、わが日本国の陽光が700円くらいで1個売れているというよう
なことを見ますると、本地域の特産であるりんごは、もう全国に誇るものでありますので、そう
いうような所をとらまえた形の中で、特徴的にいわゆる連動していくことが可能になってくるの
ではなかろうかというような、そういう推理が働いてくるわけでございます。いずれにいたしま
しても、ご指摘のことを踏まえて、今後の課題としてそれらに向けた対応を図っていかなければ
ならないなと、こんなふうに感じておるところでございます。
◇11番(角田泰夫君) 市長からもご答弁がありましたように、外国へ向けての輸出ですかね、
東京の新宿に有名なフルーツ店があります。そこへすでに旧沼田市からも、りんごやぶどう等が、
そこで売られていたということも事実ありますし、利根沼田の米も、新潟のコシヒカリ等に引け
をとらないのだというような評価もいただいている面もあります。すぐすぐとは言わないと思う
のですけれども、そういった地域の農業者が頑張っているのが外国までも認められるような施策
を、夢のある施策をやはり目標を高く掲げるということが、全体のレベルを上げてくる面もある
と思いますので、この辺はぜひ政府も強力にやるということですので、県等とタイアップをして、
どんなものが、どんな形で売れるのかぜひこれは研究をしていっていただきたいというふうに思
います。
 次に、直売所の関係なのですけれども、今日の新聞で、これはベネッセという民間の会社なの
ですけれども、ここがNPOの直売所連絡協議会というのを立ち上げて、日本中の直売所、JA
とか、個人とかいろいろな所があると思うのですけれども、そういうところをネットワークを図
って、直売所のレベルを全体的に上げていこうというような試みが今日ちょっと新聞に出ており
ましたが、この地域でも、白沢等はじめ直売所の大きいのがあって頑張っております。日本で言
うと10億円以上の大規模な農産物直売所が3つか4つあって、あるいは1億円以上も売り上げ
るところがものすごく数があるのですね。今後の地域の特色を生かしていく意味でも、消費者と
直結する意味でも、直売所の持つ意味は大きいと思うので、先ほど市長が言ったように、利根、
白沢が入ったことによってそういったエリアが広くなって、また売る物も多くなってくると思う
のですね。それぞれ個々の組合員なり生産者が努力はしているのですけれども、ネットワーク化
を図るというのは、あるいは連絡調整を図るというのは、やはりある程度行政でそういうところ
に力を入れてやるということが非常に大切だと思うので、その辺について1点、再度聞きたいの
と、千葉大との関係で、産学連携ということで、今後も薬草等の研究やあるいは薬膳料理とかい
ろいろそういった関係の研究がされてくると思うのですけれども、そういう意味においても標高
差がいっぱいあるということは、それぞれの薬草等の特質に合わせた地域の設定等もいろいろで
きてくると思うので、そういった産学連携についてのお考えなり、政策なりがございましたらお
願いをしたいと思います。
◇市長(星野已喜雄君) 先ほどの同僚議員の、観光開発というのですか、ネットワーク化とい
うことを申し上げさせてもらいましたけれども、直売所のネットワーク化というのも、これも時
代の趨勢かなと、こう思っております。結局、A地点のA店が品物がなくなってしまったと。す
るとB地点のB店に行ったらどうかということを紹介してあげることによって、その親切が、ま
た次のときに来るということになると思いますし、そういった意味で現在は、大変情報機能が発
達しておりまして、電話等々のメールのやりとりでも、あるいはまたインターネット等駆使すれ
ば、そういう情報交換は多いに可能かと思っておりますので、何とかそういったネットワーク化
は大きな行政課題として重要なことであろうと思いますので、形に示していく必要があるのでは
ないか、こんなふうに思っております。
 それから2つ目の、産学連携の関係でございますけれども、これらにつきましては、先般から
県と私どもの所と、いわゆる連携をしながら対応を図ってきた経過がございます。今後やはりこ
れらのことについては、今までの経過がございますので、それらをしっかり踏まえて対応をして
いかなければいけないというふうに思っております。したがって、新年度におきましても、各関
係機関のご指導をいただいて、これが対応のために誠心誠意努めてまいりたいと、このように感
じておりますのでご理解を賜りたいと思っております。
◇11番(角田泰夫君) ぜひよろしくお願いしたいと思います。
 次に、林業関係で1点お聞きしたいと思います。林野庁がいま流行りの、住民からいろいろ要
望が出されている森林浴というのがございまして、その森林浴によってストレスを解消したり健
康増進を図ると。森林セラピーとか、森林ウォーキングロードとか、こういったものを林野庁で
いま調査、研究をして、30ヵ所くらいですか、全国で。こういったところを指定していきたい
と。森と散策道、あるいは保養地等、林野庁で認定をして、そういったところに実際に森林に入
って、効果があるかどうか検証してからだそうでありますけれども、そういったことをやってい
るという、こういう報道がされておりますが、沼田市も、全国植樹祭を行って、21世紀の森で
はソフト事業等毎年行っていると思います。当時、市長、県会議員のときに、県の勉強会に連れ
ていってもらったときに、ハード事業はあまり作らないで、住民とか地域の要望等踏まえたソフ
ト事業を中心に、21世紀の森は今後いろいろなソフト事業に中心に開発していくのだというよ
うなお話しを10年くらい前に聞いたと思うのですけれども、そういった意味でこれから合併し
て、森林をうんと広くなるということでありますし、また、21世紀の森という、次に育樹祭等
も控えていると思うのですけれども、そういった意味も踏まえて、あるいは根利の林業センター
等含めて県、国、あるいは市等のこれからの林業政策というもので、どのようなお考えを持って
いるのか、市長にお聞きをしたいと思います。
◇市長(星野已喜雄君) 実はこの林業行政の状態も、担い手の不足であるとか、高齢者の問題
等もあって、大変難しい実は局面を迎えているという客観的な事実がございます。ただ、ご案内
のとおり、そうかといっても一方におきましては、環境問題の彷彿であるとか、あるいはまた大
自然に対する魅力であるとかということによって、逆に都心の方々が関心を持っているというこ
とも事実でございまして、そういった面からいろいろとらまえますると、先ほど言った上位機関、
つまり林野庁の筋のソフト事業等については、大変参考にさせていただき、またいち早く名乗り
をあげていく必要があるのではないか、こういうふうに実は認識をしております。21世紀の森
のあの雄大さもさることながら、例えば具体的なことを申し上げますると、利根町の追貝原の所
から皇海山に向かってまいりますると、かつていろいろと林業関係者が従事した道路がグーッと
皇海山から根利の方に向かって非常に広大な大自然の中にとらまえられております。現在、車も
入れる状態にはなっておりますけれども、勿論、むすびを背負って歩いて、そこの所を一周する
だけでも森林浴には十二分になるであろうというくらいの非常に魅力的な場所でもございます。
勿論、その赤城の北面の関係もしかりでございます。ですからそういった意味から考えますると、
議員ご指摘の関係については、何らかの形の仕掛けをして、そして林野庁等のご指導もいただい
て、これが遅れをとることなく遺憾なきよう対応をしていかなくてはいけないなと、こんなふう
な認識を持っております。
◇11番(角田泰夫君) ぜひ広い森林面積がありますし、またそういったすばらしいものがあ
ると思いますので、ぜひまた検討して、いち早く名乗りを挙げていっていただきたいと思います。
 次は、観光政策に移りますが、先ほど同僚議員等がいろいろ聞いておりますので、重複しない
ように質問したいと思います。日本の観光客がどうかということでありますけれども、宿泊者で
いうと、延べで3億1,000万人といいますから、国民一人当たり3泊くらい泊まっていると
いう、そういうような統計もありますし、また、観光客で見ると、日本から海外に行く人は1,
700万人、また、海外から来る人は、今のところ500万人台と言われておりますが、これは、
今年は愛知万博があるので200万人くらい増加して700万人くらい来るのではないかという
ことで、政府も外国観光客を増やすということを真剣に考えていると思います。
 それと先日、沼田で講演会がありまして、農家民泊、いわゆる農家に直接泊まるというような、
そういった講演会が、大分県のあずみ町の宮田さんという方が来ていろいろご披瀝をされていき
ました。この農家民泊がどのくらいかというと、農家の民宿が全国で5,000軒くらいあるの
だそうですが、その宿泊が1,000万人といわれております。全体の観光客の宿泊からみると、
農家民泊、農家民宿は3%ということですから、これは数が少ないと言えば少ないですし、1,
000万人ももうすでに泊まっているのだと言えば多いのかなという気がするのですけれども、
これからこの地域の農業と老神温泉とかとタイアップした、本地域においてはグリーン・ツーリ
ズムとか、エコ・ツーリズムというのは、可能性としてまだまだいっぱいあるのではないかと思
います。ちょっと広げれば、観光りんごだって、観光ぶどうだって、いちご狩りでも、さくらん
ぼ狩りでも、農家のそういった施設を利用してやるわけだから、それはそういうふうに含まれる
のかと思います。
 先ほどから沼田の観光客の数が300万とかいわれておりますが、数字の統計の取り方でだい
ぶ違うのだそうですけれども。通過した所が、観光客も何ヵ所も通過するもので、全部カウント
すると群馬県は約6,000万人が来ているのではないか。お隣の栃木県で5,000万人来て
いるのではないか。日光を控えている栃木県よりも群馬県の方が多いのかなという気がしたので
すけれども。通過ごとの総数を数えると6,000万人も来ていると。数的にはものすごい人が
群馬県を中心に来ているわけですから。いかにそういった人達に地域の農業とかそういうものと
タイアップしたものにいかに来てもらうかということは非常に大切じゃないかと思います。先ほ
どの、大分県のあずみ町の宮田さんのお話しでは、その方が利根沼田を一日見て、その後、意見
を言ってくれたのですけれども、非常にこの地域はいろいろあって恵まれていますね。我々の所
は何もないので、本当の何もない地域の姿を都会の人に知ってもらいたくて農家民泊を始めたの
だというお話しをして、この地域はいっぱいありますねと。なかなか自分たちはここにいるとわ
からないのですけれども、その本当に先駆的にやっている人のお話しですので、それは本当かな
という気がしたのですけれども。そういったいろいろ実情を含めて、グリーン・ツーリズムとか
エコ・ツーリズムとか、地域の新しい観光産業をどのように生かしていくか。それのお考えにつ
いて、市長のお考えをお聞きしたいと思います。
◇市長(星野已喜雄君) ただいま角田議員の方から隣県、あるいは本県の観光の入り込み客、
あるいは国民一人当たりの泊まる日数等、数値を示されていろいろと論ぜられました。誠にもっ
てすばらしいことではなかろうかと思っております。せっかくの機会ですから、私の承知してい
る範囲でもう一つ、この数値形成で付け加えてみたいと思いますが、現在、中国の総人口が12
億人といわれておりますが、約5%の方々が海外の旅行に出ているそうでございまして、となり
ますると6,000万人が出ているということになります。その6,000万人の海外旅行者の
行き先が、やはりわが日本国が相当数占めているということまでとらまえますと、非常に物が徐
々に見えてくるなと、このような認識を持っております。
 そういった中で、大分のあずみ町の先駆者の実践例を披瀝してのご質問でありますけれども、
全く議員がおっしゃるとおり、グリーン・ツーリズム、エコ・ツーリズム、もうすでにそういう
土壌はしっかりできているわけでございまして、今後はいかにそれを仕掛けて組みしていくか、
そういうことだと思います。ですから、ご指摘のとおり農家民泊、既存の老神温泉等にみられる
ような温泉街もあるわけでございますけれども、一方においては、そういったところとまた違っ
た風情の農家民泊等を含めてのグリーン・ツーリズム等は、まさに本地域こそ、それらを仕掛け
ていかなくてはならないだろうということと同時に、今までそういった持ち味を私どもは事によ
ると宝があるのにも係わらず気が付いていなかったのかもしれませんので、これから十二分にそ
ういったことを反省しながら、何とかご期待に添えるような方向性を見いだしていきたいと、こ
んなふうに考えております。
◇11番(角田泰夫君) ぜひよろしくお願いしたいと思います。先ほど同僚議員からも質問が
あり、また市長からもご答弁があって、老神温泉の、NHKの「ご近所の底力」、私も興味深く
見させていただきまして、非常にやればいろいろできるのかなという気がしております。先日ち
ょっと新聞で見ましたら、いわゆる病院と温泉でドッキングして、人間ドックや健康を志向する
人達とタイアップして、温泉と病院で人間ドックを温泉でやって、温泉で療養しながら人間ドッ
クをやるとか、あるいは食で、薬膳料理と絡めた温泉とタイアップしてやるとか、非常にいろい
ろなアイデア等が出てやっておりますので、ぜひまたいろいろな所の研究を、老神温泉の人が中
心に勿論なってもらうのですけれども、いろいろなまたメニュー等出して研究をしていただきた
いなと思います。
 先ほどの関係で、昨年、同僚議員から市長に、パンフレットで百万人のふるさとということで、
私も何回も一般質問しているのですけれども、いよいよ最初は連合等が運動として取り上げてい
たのですけれども、これにJAとか、経団連とか、日経連とか、いわゆるいろいろなところでこ
れから大量に定年を迎える団塊世代の受け皿としたり、あるいは本当に地方から出た人がまた地
方に戻って、地域の活性化のために頑張るという、こういった制度やとらえ方が多くなされてく
るようになりました。このところで5万人のアンケートというのが結構あちこちにインパクトを
与えておりまして、この中で、機会があれば田舎に住みたいとか、あるいは田舎で農業をやりた
いという人が約40%いるのですね。ちょっとこれは、男の方の方が女性よりも希望が多いので
すけれども、全体で40%くらいの方が、機会があったり、何かあれば田舎に住んでみたり、あ
るいは農業体験したり、あるいはセカンドハウスを田舎に持ちたいと、そういう需要がものすご
くあるというのは、この調査の中から明らかにされまして、いろいろテレビ番組を見ると、農家
でいろいろ体験したりとか、そういう番組もそういえばこの頃増えてきたなという感じがしてお
りますし、そういった潜在的なものをいかに地域として受け入れていくかということがこれから
は非常に大事になってくると。農水省でも、全国の空き地、いわゆる荒れ地を含めた空き地情報
や空き家情報等を集約的に集めて、そういった人達の情報提供をしていくということも検討され
るようでございまして、地域全体の活性化とそういうものを図っていくために非常にこれから大
切なことになってくるのではないかと思うのですけれども。それらを含めて市長のお考えをお聞
きしたいと思います。
◇市長(星野已喜雄君) 再質問にお答えをしたいと思います。
 まず、議員がご提案の会には、私も先般、入会をさせていただきました。ですから資料はいつ
も手にしているつもりでございます。そういった中で、前段、薬膳料理だとか、病院の温泉との
関係もご紹介がございましたけれども、現時点ではご案内のような環境でございますので、これ
らについては引き続きの検討材料とさせていただくことといたしまして、先ほど来お話しのとお
りの、団塊の世代がいわゆる就業が終わった後、将来をどうに生きようかというときに、約40
%の方々が田舎に住みたいというアンケートの結果が出たということで、農水省等が空き地、空
き家の関係等についての対応をすべくそういうお話しでございました。確かに団塊の世代の方々
が、現実に就業を終えて、文字どおり高齢社会に向かったときにどういう状態になるのかという
ことになると、それは非常に行政対全体から見るとなかなか難しい、切迫した状態だろうなとい
うことは感じております。むしろその方々が生き生きと、福祉だとか医療にお世話にならないで
頑張ってもらえることが、やはりわが日本国の活性化につながってくるのではないかというふう
に思いまするときに、第二の人生を、本地域のような大自然の中で歩んでもらえるような、そう
いうところの受け皿としては、当然これはあり得るのかなと、こういうふうに思っております。
 そんなこともございまして、昨年来、新宿の区長さんのところへお邪魔してはいろいろと意見
交換をしてきている経過もございまするし、ひとつ今後とも、そういったことの対応については
積極的に検討していく必要がある、こんなふうな考えを持っております。
◇11番(角田泰夫君) はい、ありがとうございました。ぜひその対応についてもお願いした
いと思います。
 次に、少子化対策に移らせていただきます。出生率の推移でいくと、いつも1.36 とか、
1.30とか、1.29とか、あるいはこの間ある研修会で東京に行きましたら、渋谷区の区議
さんだったですけれども、渋谷区はすでに0.7だとか、出生率は東京はもうおそらく1を割っ
て、1人平均産まないというような、非常に大変な少子化になってきていると思います。本地域
では、家族の構成等があって、もっと出生率が高いのかと思いますけれども、先ほどの市長の答
弁をお聞きしますと、0歳から14歳の方が700人も減っている。せっかく子育てをしては、
また成人してしまうと都会に出ていってしまってという、そういう議論はあるのですけれども、
とりあえず出生率の向上を図るということで、来年度の沼田市の出産祝金や先ほど述べたように
奨学資金の拡充、医療費の小学校までの無料化ということで、非常に今子育てをしている、ある
いはこれから子供を持とうという人達にとってはものすごく関心も高くなっておりますし、非常
にいい制度だと思うのですね。私も今回これをやるに当たりずいぶん国会質問等見ておりました
ら、ほとんどの党でも、これからの課題は、おそらく次の選挙は子育て支援策が中心になってく
るのではないかというくらい各政党とも子育ての問題について提案をしたり議論がされておりま
す。その中でヨーロッパ等でもいろいろな制度があって、第1子、第2子、第3子と、児童手当
を拡充していくのだという政策、あるいは税金で控除していくのだという、そういった政策と、
先日、小泉総理の答弁を聞いておりましたら、予算があれば両方やりたいというようなお話しも
ありましたが、当面、市は市で、子育て対策について重点的な施策を行うとありますが、これを
県も「子供を産むなら、作るなら群馬県」というようなフレーズ、前あったような気がするので
すけれども、そうした県、国との政策をやっていただくことと、沼田市としてやる政策について、
市長のお考えがありましたらお願いしたいと思います。
◇市長(星野已喜雄君) 時代の流れが少子高齢社会に向かってまいりまして、私が10年来を
遡ってみますると、かなり高齢化対策は、今満足がいっているかというと、まだまだやらなけれ
ばならないのですが、相当力を入れてきた経過があったのではないかと思っております。ですか
ら、特別養護老人ホーム等々についての国、県の補助金の多額さというのはそういったことを物
語っている何物でもないのではないかと、こういうふうに思っております。ただいかんせん、そ
ういった方々の存命やら、あるいはまたそういった方々に対するところの行政的な支援、配慮等
について施策を展開するときに、一方において原資を生むべく若者が育ってこないとこれはなか
なか諸先輩の方だけに目を向いていると、ややもすると足元が結局ぐらついてくると、こういう
ことになるわけでございまして、必然的にこの少子社会に向かっての施策というものが重要視さ
れてきているのではないか。こういうふうに思っております。そんなことから今回、合併の協議
を進める中において、すでに利根町が実施してきた福祉医療費の関係の、医療費の扶助の拡充、
小学校6年生まで踏み切るというようなこと。これも実は各関係者のご指導のもとに勇気ある決
断だったと思っております。結局それは費用が裏打ちになって伴ってまいりますから。出産の祝
金等についても同様かと思います。不妊治療の関係については、今度は赤ちゃんを作りたいのだ
けれども、なかなか生まれないという人の悩みの深刻さというのもこれまたございまして、そう
いった意味で今回これらに踏み切ったわけでございます。そういった中で、県や国に対してのと
らまえ方はどういうふうなスタンスだろうかと、こういうことだと思うのですが、実は子供を育
てるなら群馬県ということで、群馬県はいち早く、子供の医療費の関係については手を打ったわ
けでございますけれども、段々高じていって、県のいわゆる考え方を市町村がはるかに上回る頻
度で追い越してきたという経過がございます。11市の市長会では、できるだけ県にもこれを同
様にお願いしたいということはやってきている経過もございますが、県として、やはり財政が大
変厳しいということから、なかなか実現には至っておりません。ただ間違いなく言えることは、
そういう方向に施策の全貌が流れていくのではないかということは十二分に感じ取っておるわけ
でございまして、今後ともまたご指導いただければと、このように思っております。
◇11番(角田泰夫君) 市長の言うとおり、国、県よりもわが沼田市の方が、子育て支援につ
いては先を行っているということでございますので、そういったいろいろな働きかけをまた県、
国にやっていただきたいと思います。
 次に、幼保連携についてお聞きしますが、先ほど市長答弁ありましたように、沼田市において
も保育園はすでに入園希望者等で100%くらいの枠がいっぱいになっていると思います。幼稚
園はたぶん私の記憶するところでは、定員に対して6割くらいかなというふうに思うのですけれ
ども、幼保連携についても、厚生労働省、文部科学省等連携してやっていったらとか、あるいは
先進的な県とか市においては、子供課ということで、そうした子供中心にした課を作ってそうい
った連携等を図っていると思います。新しい施設等を作るのはなかなか大変だと思うので、今あ
る施設を有効に利用するということで、本市においてもそういった連携は非常に大切ではないか
と思うのですけれども、それの民営化等も含めて、この連携についてのお考えをお聞きしたいと
思います。
◇市長(星野已喜雄君) これもですね、時代の趨勢の大変重要な問題でございますが、この日
本国の行政体の大きな反省があって、今改革、改革という名前が出てきて、いろいろなことをさ
れておるのでございますが、例えば保育園事業は、厚生労働省の指導機関になっている。幼稚園
事業は文部科学省のいわゆる指導機関に入っております。ですから常に、今議員がおっしゃられ
たような事業を展開するときに、上位の指導機関がそういうようなことで保育園はそっち、幼稚
園はこっちというようなことがあって、なかなかそこのところのすり合わせというか、交流とい
うのでしょうか、こういうことがなかなかできなかったという経過がございます。ただ時代の流
れは、これはもうやっている事業そのものが、本質的には教育と保育ということで違うわけであ
りますけれども、相当類似するところは多々ございます。ですから幼保の関係については、これ
は国の指導等も待たなければなりませんけれども、やはり時代の趨勢とともにこれらについては
積極的にとらまえて対応していかなければならない時代を迎えたなと、こういうふうに思ってお
ります。
 実は、相互がいろいろと交流、あるいはまた手を携えていくことによってもっと創造的な状況
が生まれてくるのではないかという感じを持つわけです。一例をあげるとすれば、例えば東小の
後ろに養護学校があって、そして養護学校の方は分校化になった。ご案内のとおり障害を持つ子
供がいるのだけれども、その東小の方々と運動会やあるいは学芸会等交流をすると。また東小の
方の子供たちも養護学校の方の子供たちの方に行っていろいろと見たり、勉強したりするという
ことの交流をすることによって情操面だとか、そのお互いの立場を考える、そういう空気がうん
と盛り上がってまいりました。それが非常に高く県下でも評価されているというようなことを思
うとですね、やはり幼稚園の事業と保育園の事業というのはコラボレーションの時代に向かって
これから行くのであろうと、こういうふうに認識をしております。
◇11番(角田泰夫君) ぜひそういう形で連携を図りながら、やはり子供が主役でございます
ので、そういった意味を含めて今後も対応していただければと思います。
 次に、沼須土地区画整理事業の方に移ります。これも同僚議員の方からすでに何回も質問があ
り、お答えしておりますので重複しないようにと思いますが、当時、この事業に対しては、県か
らも課長が出向していただいて、県も相当タイアップしてやってきたと思います。住宅団地構想
の断面はわかるわけですけれども、当時、仮同意とは言え、いわゆる買収の単価まで設定をして
地権者にお願いをしてきたと。その経過といよいよ土地改良も18年度に終了ということで、こ
の底地、あるいは換地された土地がちゃんと整理ができないと、この事業そのものが終結しない
という、そういう一体的になっておりますので、10月を目処に、市長を中心に、また助役さん
中心にプロジェクトチームでやっていくと思うのですけれども、今さら県の責任、市の責任と言
っても、これからのことが大事ですので、その辺を踏まえて当時の地権者に約束したことを踏ま
えての対応について、また改めてで申し訳ないのですけれども、市長の方からお聞きをしたいと
思います。
◇市長(星野已喜雄君) 先ほど来、同僚議員にご答弁したとおり、今年の10月を目途にです
ね、助役を中心とした検討委員会の中で総合的に判断してですね、そしてその後に反故をきたさ
ないように、十二分に地域住民に配慮した観点でもって対応を図っていきたいと、このように考
えております。
◇11番(角田泰夫君) 重ねての質問で申し訳ないのですけれども、ぜひ約束したことに対し
ての対応を今後もとっていただきたいと思います。本来ならば、ちゃんとした施設が、民間を含
めてちゃんとしたものができればいいのですけれども、それらができないときでもその土地改良
との関連がありますので、ぜひ進めていっていただきたいというふうに思います。
 次に、農業集落排水事業について伺います。土地改良を終了したところからということで、沼
田市は4番目の計画ということで、アンケート調査等もとり、いよいよかなと思っていたら、休
止と、もうそういうことでありますが、今までの集落排水のやってきた事業の整合性等をとって、
今の休止に至る経過を若干ご説明願いたいと思います。
◇市長(星野已喜雄君) 建設部長の方から答弁をいたさせます。
◇議長(星野佐善太君) 建設部長。
◇建設部長(野田敏夫君) 命によりお答え申し上げます。
 今までの経過について報告させていただきます。先ほど議員さん言われましたように、今まで
の、平成10年に市の方に要望がございました。陳情がございまして、それからそれに基づき進
めてきたわけですが、平成14年には一応この事業が成立するか、否かの調査委託を出しました。
これにつきましては、仮想評価アンケートというようなことで、消費者が例えば市場でこの商品
をこの値段で買うかどうかというような判断の材料とするような方法でございまして、これにつ
きましては現在、浄化槽設備が各家庭にどのくらい入っているかというような調査、それから農
集排をやった場合に3年以内にどのくらいの方が加入していただけるかというような調査をさせ
ていただきました。15年におきましては、地区全体の管路延長等の概算、事業費等の検討とし
て実施させていただきました。この結果につきましては、まず14年度に行った調査につきまし
ては、浄化槽を実際に使っている方が68%という非常に高い率で接続が済んでいると。それか
ら、3年以内に接続したいという希望者は30%というようなことでございます。この辺、先に
会計検査等で上久屋のときに来ておりますが、検査員の方からも50%以下では事業効果はない
というような話もあったわけでございます。それらを勘案いたしまして、当初15年に調査した
事業費用につきましては、当初22億円といわれておりましたが、今回の調査におきましては1
8億円と少し下がったわけでございます。しかしながら計画戸数748、定住ということで52
2戸は想定されておりましたが、100%加入された場合でもこれは割り返しますと1戸当たり
241万円、それから定住になりますと345万円、加入率30%となってしまった場合には、
1戸当たりの金額で、計画で800万円、定住で1,146万円、非常に高価になってしまう。
そのような結果でございまして、この関係につきましては、16年の4月にも経済建設委員会に
も報告をさせていただきました。また、16年の8月には、関係区長さん、土地改良区へもこう
いう状況だということで報告をさせていただいたわけでございます。それからさらに本年、最終
的に2月の所管の委員会にも報告させていただきまして、2月の28日にはこの地元関係区長さ
ん、土地改良区の区長さんの方へも浄化槽設置の補助金、交付適用地区としたい旨を伝え、説明
申し上げました。農業集落排水事業、合併処理浄化槽等設置事業、それぞれメリット、デメリッ
トがあるわけでございますが、現在の沼田市の財政事情等勘案すれば、浄化槽設置補助金でいく
ということもやむなき選択ということで、ぜひご理解を承りたいと存じます。
 以上でございます。
◇11番(角田泰夫君) 今までの経過を説明していただきましたが、何せいろいろなことも含
んでおりますので、今後、地元住民等に説明をしながら、今後についてはまた検討していただき
たいと思います。
 さらに、雨水排水対策についてお伺いいたします。いよいよ土地改良事業も終了に近づき、大
排水路を抜くところの用地の確保ができました。片品川の河川敷に抜くのには国土交通省との折
衝があり、非常に大変な事業だったわけでありますけれども、事業に対する障害というのはなく
なってきて、一刻も早く雨水排水対策が待たれるところでありますが、今後の計画についてはど
のようにお考えを持っているのかお伺いしたいと思います。
◇市長(星野已喜雄君) この問題につきましては、非常に沼須地区の課題でもありますが、ご
案内のとおり住宅化が進んでいる、国立病院から西側等々、いわゆる沼田の南面地区の問題でも
ございまして、やはりここまでこぎ着けて来たなという感がしております。日程等については、
部長の方から答弁をいたさせますので、お聞き取りのほどをお願いしたいと思います。
◇建設部長(野田敏夫君) 命によりお答え申し上げます。
 現在、先ほど市長答弁で説明しましたように、地元の地権者の方にもお話しして、民地の部分
については概ね了解いただいておりまして、一応新年度、17年度では、今河川敷の関係ですで
に手続きを、今16年度で行っておりますが、この許可が下り次第、17年度で河川敷分につい
ての工事を予定し、その後、順次行っていくというような計画でございます。
 以上です。
◇11番(角田泰夫君) そういう計画でいっているそうですので、ぜひ災害等があるところで
すので、早めの対策をお願いします。
 最後になりますが、土地区画整理事業に伴った沼須から新町に行く、沼須の砥石神社から西側
の雨水排水の問題なのですけれども、ここは以前は地元の区長から陳情をしていただいて採択を
され、排水路を抜くわけだったのですけれども、土地改良でやった方が市の持ち出しが少なくて
済むということでそのままになっていたのですね。これが土地改良が終了するようになったら、
これは土地改良ではやらないというようなことが出てまいりまして、当時の区長に聞きましたら
ちゃんと市として約束しているし、また「こんばんは、市長です」のときにも、そういうことで
は困ると当時の市長にも言ってあって、その雨水排水は土地改良と一緒にやることになっている
ということなので、その辺は、そこもそうですし、土地改良をやって道路等が定まらないと舗装
工事等ができないというところが何ヵ所かあるのです。そういった市との約束のところはぜひ土
地改良の終了に合わせて整合性を持たせた事業を行っていただきたいと思います。その辺につき
まして、最後に市長のお考えをお聞きして、一般質問を終わりたいと思います。
◇市長(星野已喜雄君) 経過等があるようでございますので、議員、また機会を見て、ぜひ関
係当局等いろいろとやり取りをしていただく中で、今後、遺憾なきよう対応を図っていきたいな
と、こんなふうに思っておりますのでよろしくお願いしたいと思います。
      ───────────────◇──────────────       
    第2 延 会
◇議長(星野佐善太君) おはかりいたします。
 本日の会議はこの程度にとどめ、延会いたしたいと思います。
 これにご異議ありませんか。
              (「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野佐善太君) ご異議なしと認めます。
よって、本日はこれにて延会することに決しました。
 本日は、これにて延会いたします。
 次の会議は、明9日午前10時に開きますからご参集願います。
 本日は大変ご苦労さまでした。
  午後3時56分延会
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