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 沼田市沼田市議会沼田市議会会議録>平成17年第3回定例会 議事日程第6号

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沼田市議会平成17年第3回定例会会議録
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議事日程 第6号
平成17年3月29日(火曜日)午前10時開議
第 1 議案第62号  沼田市人事行政の運営等の状況の公表に関する条例の制定について
第 2 議案第63号  沼田市合併振興基金条例の制定について
第 3 議案第64号  沼田市中心市街地土地区画整理事業特別融資条例の制定について
第 4 議案第65号  沼田市特別職の職員で常勤のものの給与に関する条例の一部を改正す
            る条例について
第 5 議案第66号  沼田市教育委員会教育長の給与その他の勤務条件に関する条例の一部
            を改正する条例について
第 6 議案第67号  沼田市消防団に関する条例の一部を改正する条例について
第 7 議案第68号  沼田市手数料条例の一部を改正する条例について
第 8 議案第69号  沼田市国民健康保険税条例の一部を改正する条例について
第 9 議案第70号  沼田市介護保険条例の一部を改正する条例について
第10 議案第71号  沼田市「食」の自立支援事業費用徴収条例の一部を改正する条例につ
            いて
第11 議案第72号  沼田市老人福祉センター条例の一部を改正する条例について
第12 議案第73号  独立行政法人日本スポーツ振興センター共済掛金保護者負担金徴収条
            例の一部を改正する条例について
第13 議案第74号  平成17年度沼田市一般会計予算
第14 議案第75号  平成17年度沼田市国民健康保険特別会計予算
第15 議案第76号  平成17年度沼田市老人保健特別会計予算
第16 議案第77号  平成17年度沼田市介護保険特別会計予算
第17 議案第78号  平成17年度沼田市簡易水道事業特別会計予算
第18 議案第79号  平成17年度沼田市下水道事業特別会計予算
第19 議案第80号  平成17年度沼田市農業集落排水事業特別会計予算
第20 議案第81号  平成17年度沼田市温泉事業特別会計予算
第21 議案第82号  平成17年度沼田市水道事業会計予算
第22 議案第83号  沼田市議会議員定数条例の一部を改正する条例について
第23 議案第84号  沼田市固定資産評価審査委員会の委員選任の同意について
第24 議案第85号  沼田市収入役選任の同意について
第25 請願第 5号  「中山間地域等直接支払い制度」の存続と拡充を求める請願
第26 請願第 1号  拙速な民営化論議から郵便局と安心の国民生活を守ることを求める請
            願
第27 議案第86号  利根沼田学校組合の規約変更に関する協議について
第28 議案第87号  沼田市助役選任の同意について
第29 議案第88号  沼田市教育委員会の委員任命の同意について
第30 閉会中の継続調査申出について
第31 字句等の整理委任について
──────────────────────────────      
本日の会議に付した事件
第 1 議案第62号  沼田市人事行政の運営等の状況の公表に関する条例の制定について
    議案第63号  沼田市合併振興基金条例の制定について
    議案第64号  沼田市中心市街地土地区画整理事業特別融資条例の制定について
    議案第65号  沼田市特別職の職員で常勤のものの給与に関する条例の一部を改正す
            る条例について
    議案第66号  沼田市教育委員会教育長の給与その他の勤務条件に関する条例の一部
            を改正する条例について
    議案第67号  沼田市消防団に関する条例の一部を改正する条例について
    議案第68号  沼田市手数料条例の一部を改正する条例について
    議案第69号  沼田市国民健康保険税条例の一部を改正する条例について
    議案第70号  沼田市介護保険条例の一部を改正する条例について
    議案第71号  沼田市「食」の自立支援事業費用徴収条例の一部を改正する条例につ
            いて
    議案第72号  沼田市老人福祉センター条例の一部を改正する条例について
    議案第73号  独立行政法人日本スポーツ振興センター共済掛金保護者負担金徴収条
            例の一部を改正する条例について
    議案第74号  平成17年度沼田市一般会計予算
    議案第75号  平成17年度沼田市国民健康保険特別会計予算
    議案第76号  平成17年度沼田市老人保健特別会計予算
    議案第77号  平成17年度沼田市介護保険特別会計予算
    議案第78号  平成17年度沼田市簡易水道事業特別会計予算
    議案第79号  平成17年度沼田市下水道事業特別会計予算
    議案第80号  平成17年度沼田市農業集落排水事業特別会計予算
    議案第81号  平成17年度沼田市温泉事業特別会計予算
    議案第82号  平成17年度沼田市水道事業会計予算
第 3 議案第84号  沼田市固定資産評価審査委員会の委員選任の同意について
第 4 議案第85号  沼田市収入役選任の同意について
第 5 請願第 5号  「中山間地域等直接支払い制度」の存続と拡充を求める請願
第 6 請願第 1号  拙速な民営化論議から郵便局と安心の国民生活を守ることを求める請
            願
第 7 議案第86号  利根沼田学校組合の規約変更に関する協議について
第 8 議案第87号  沼田市助役選任の同意について
第 9 議案第88号  沼田市教育委員会の委員任命の同意について
第10 閉会中の継続調査申出について
第11 字句等の整理委任について
第12 市長閉会あいさつ
第13 閉 会
       ──────────────────────────────      
出席議員(46人)
       1番  小野 広樹君      2番  南 美喜雄君
       3番  小林 克郎君      4番  角田  博君
       5番  中村 光孝君      6番  小野 要二君
       7番  小林  猛君      8番  繻エ冨士夫君
       9番  真下 恭嗣君     10番  布施辰二郎君
      11番  角田 泰夫君     12番  高柳 勝巳君
      13番  久保 健二君     14番  星野  稔君
      15番  鈴木 圭子君     16番  金子 一弥君
      17番  金子 千明君     18番  長谷川信次君
      19番  宮田 和夫君     20番  小林 玉男君
      21番  小野 正純君     22番  大島 崇行君
      23番  山ア 義朗君     24番  大竹 政雄君
      25番  井之川博幸君     26番  大東 宣之君
      27番  片野 彦一君     28番  星川嘉一郎君
      29番  金井 康夫君     30番  井上 正文君
      31番  小尾 孝男君     32番  相田 昌夫君
      33番  宇敷 和也君     34番  小林 次夫君
      35番  橋 襄典君     36番  牧野 保好君
      37番  石田 宇平君     38番  松井 敏員君
      39番  井上健太郎君     40番  田村 博美君
      41番  井田 孝一君     42番  小林 照夫君
      43番  星野佐善太君     44番  郷原 重雄君
      45番  横坂 泰次君     46番  井上 幾雄君    
欠席議員(なし)      
       ──────────────────────────────      
説明のため出席した者
  市  長     星野已喜雄君      助  役     金井可佐夫君
  白沢町振興局長  根岸 恒雄君      利根町振興局長  星野 健一君
  収 入 役     武井  博君      市長公室長    田村 澄夫君
  総務部長     村山 博明君      民生部長     斎藤 一章君
  経済部長     武井善太郎君      建設部長     野田 敏夫君
  街なか対策部長  見城 厚男君      白沢町振興局次長 中村 弘志君
  利根町振興局次長 中澤 和義君      総務課長     村沢 博行君
  教 育 長     角田利喜雄君      教育部長     増田 幸男君
  庶務課長     水田  修君      監査委員事務局長 茂木  愛君
       ──────────────────────────────      
議会事務局出席者
  事務局長     林  義夫       次長兼庶務係長  下  宏一
  議事係長     茂木 敏昭       主  任     地野 裕一
       ───────────────◇──────────────       
    午前10時開会
◇議長(星野佐善太君) これより本日の会議を開きます。
       ───────────────◇──────────────       
    第1 議案第62号 沼田市人事行政の運営等の状況の公表に関する条例の制定につ 
              いてから
       議案第82号 平成17年度沼田市水道事業会計予算まで
                      以上21件一括上程
◇議長(星野佐善太君) 日程第1、議案第62号 沼田市人事行政の運営等の状況の公表に関
する条例の制定についてから、日程第21、議案第82号 平成17年度沼田市水道事業会計予
算までの、以上21件を一括議題といたします。
 以上、21件に関し、予算審査特別委員長の報告を求めます。
 委員長 石田宇平議員。37番。
〔委員長 石田宇平君登壇〕
◇委員長(石田宇平君) 予算審査特別委員会に付託を受けました議案第62号 沼田市人事行
政の運営等の状況の公表に関する条例の制定について外11件の条例、及び議案第74号 平成
17年度沼田市一般会計予算外8件の予算について、審査の結果と経過をご報告申し上げます。
本特別委員会は、3月15日から4日間にわたり市長の施政方針及び提案理由の説明に基づき、
各部課ごとに質疑を中心に審査を行い、3月18日採決の結果、議案第69号 沼田市国民健康
保険税条例の一部を改正する条例、議案第70号 沼田市介護保険条例の一部を改正する条例、
議案第71号 沼田市「食」の自立支援事業費用徴収条例の一部を改正する条例、議案第72号
 沼田市老人福祉センター条例の一部を改正する条例及び議案第74号 平成17年度沼田市一
般会計ほか8件の予算については、賛成多数その他の制定条例及び改正条例等8件については全
会一致により、いずれも原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。国は歳入歳出両面で
地方自治体の自由度を高め、国、地方を通じた簡素で効率的な行政システムを構築する目的で国
庫補助金、負担金の廃止または縮減、税源移譲及び地方交付税の改革を一体的に行う三位一体改
革を推進しており、本市を取り巻く諸情勢は、以前として厳しい状況にあります。このような状
況下、本年は2月13日に利根郡白沢村及び同郡利根村と合併が調ったことから、3市村の行政
サービスの調整を図る上で、地方財政対策等の整合や事業の優先性など、数多くの難題があった
と推察され、市長をはじめ予算編成作業に携わった執行部各位に対し、まずもって敬意を申し上
げるものであります。平成17年度一般会計予算は、予算規模が前年度比2.6%の減額であり
ますが、減税補填債の借り換え分を除きますと、前年度比実質0.5%の増額となっております。
その内容は、市税は前年度比0.3パーセントの増、地方譲与税は税源移譲分を見込んで前年度
比30.6%の増、地方交付税については、合併財政支援処置などにより、3.7%の増と可能
な限りの税源を見込む中、第4次総合計画の最終年次とし、主要事務事業の精査を行って事業の
重点的選択と、財源を的確に把握、そして重点的かつ効果的な配分により最小限の経費で最大限
の効果をあげるとし、旧2村の事業を加えた新たな課題や多岐にわたる市民要望を盛り込んだ上
で、後年度財政事情にも対応しえるよう配慮しつつ、財政調整基金他、6基金を取崩し収支の均
衡を図ったという当局の説明を良とするものであります。新たな行政運営を念頭に置き、税務課
に徴収対策室を設け、財源確保を目指し、地域自治を堅持すべく市長公室と旧2村の区域ごとに
地域自治区を設置する等を内容とした機構改革を行ったということでありますが、公平性を確保
するという視点から、税等の対応問題の解決に積極的に取り組むとともに、住民サービスの低下
を招かぬために、最大限の配慮と地域振興局を含めた地域組織全体が、適正に機能することを望
むものであります。なお、予算編成に当たっては福祉医療の対象拡大に代表される少子化対策な
ど、事業の重点的な選択を行ったということであり、その優先性については3市村の状況を見極
めた上で公平に配慮した適切な判断が行われたと考える次第であります。本年は新たな沼田市の
船出の年であります。新生沼田市の羅針盤とも言える総合計画の策定は、新市建設計画を基本と
し、市民と協働をむねとし、早期着手と検討、並びに住民本意の充実した中身になることを願う
ものであります。福祉医療の対象拡大や高齢者筋力向上トレーニング事業の創設は、福祉施策を
向上させるための的を得た主役と言えるとともに、花いっぱい推進運動に代表される住民参加型
事業の展開による地域の活性化、さらにはさらなる沼田市の発展のために、官学連携ともいえる
地域間交流の積極的な取り組みを望むものであります。そしてこれらの施策を展開するために行
政情報を的確に発信し、市民意識の一体感の情勢を図るべきと考える次第であります。また昨今
のような低迷する経済状況下において、文化財などを含めた観光資源のネットワーク化や農林業
との誘起性など連携を模索する姿勢が伺えることは評価できるものであります。沼田市国民健康
保険税条例の一部改正と国民健康保険特別会計予算については、白沢村及び利根村の編入に伴い、
将来にわたって安定的な国保運営を図る目的で国保税賦課割合を均一課税とし、応能応益割を5
0対50の法定割合としたほか、低所得者に対する7割5割2割の軽減処置を行うため、3市村
の被保険者数及び保険者給付費等の実績を推計し、健全な運営に必要な税率に改めたというもの
であります。この度の改正は合併協議の結果とし、3市村の住民負担の平準化及び合併後の国保
の安定的な運営のために、欠かせぬ改正であるという当局の説明を良と認めた次第であります。
その他各会計については、厳しい財政状況下において、いずれも適正な予算であると認めるとと
もに、予算に関連する条例についてもそれぞれ可決すべきものと認めた次第であります。最後に、
議会並びに当局が最大限の力を発揮し、新生沼田市誕生の記念すべき本年を飛躍の年とするため、
さらなる行政改革の推進を図らなくてはならないことを申し上げ、委員長報告といたします。
◇議長(星野佐善太君) 委員長の報告が終わりました。
 これより質疑に入ります。
 なお、質疑は委員長の報告に対して願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野佐善太君) 質疑を終結いたします。
 これより討論に入ります。
 なお、討論は反対、賛成の順に願います。25番。
〔25番 井之川博幸君登壇〕
◇25番(井之川博幸君) 私はただいま上程されております議案第62号 沼田市人事行政運
営等の状況の公表に関する条例の制定について外、11件の条例及び議案第74号 平成17年
度沼田市一般会計予算外8件の予算のうち議案第69号 沼田市国民健康保険税条例の一部を改
正する条例について。議案第70号 沼田市介護保険条例の一部を改正する条例について。議案
第71号 沼田市「食」の自立支援事業費用徴収条例の一部を改正する条例について。議案第7
2号 沼田市老人福祉センター条例の一部を改正する条例について。議案第74号 平成17年
度沼田市一般会計予算。議案第75号 平成17年度沼田市国民健康保険特別会計予算。議案第
76号 平成17年度沼田市老人保健特別会計予算。議案第77号 平成17年度沼田市介護保
険特別会計予算。議案第78号 平成17年度沼田市簡易水道事業特別会計予算。議案第79号
 平成17年度沼田市下水道事業特別会計予算。議案第80号 平成17年度沼田市農業集落排
水事業特別会計予算。議案第81号 平成17年度沼田市温泉事業特別会計予算。議案第82号
 平成17年度沼田市水道事業会計予算の以上13件について、委員長報告に反対の立場から、
討論を行ないます。今回の予算は合併後初めての年間予算であります。今回の合併が住民の生活
や福祉の向上にどうつながっていくのか、検証される予算ではないかと思います。国民保険税条
例や介護保険条例の改正については、旧自治体でそれぞれ違っていた保険税、保険料を均一にし
ていくというものです。上がることも下がることもあるのは当然でありますが、合併の精神であ
るサービスは高いほうに、負担は低いほうに合わせるというという原則に照らし合わせると、合
併前に負担が低かった自治体の住民に対する政策的な配慮が全くありません。また国保税につい
ては、基本的に所得の1割を超える負担も出るような高すぎる国保税になっており、政策的に引
き下げることが必要です。今回の改正では国の進めている応能割、応益割を50対50にする。
平準化の方針に従って、負担能力が低くても大きな負担が課せられるようになっており、7割5
割2割の軽減制度を受けられない低所得者にとっては大幅な負担増になります。さらに均等割額
を36%以上も引き上げたことは、家族が増えると負担がより大きくなるということから、少子
化対策に逆行していると言わざるを得ません。介護保険料の改定については、3年ごとの見直し
年度が次年度に迫っているとともに、本国会で制度の見直しも提案され議論されているところで
あり、急いで行う必要もなかったと思います。介護保険料についても、5段階という負担制度で
はなく、能力に応じた負担制度が望まれています。次に、「食」の自立支援事業費用徴収条例の
改正については、配食する弁当の利用者負担を応能負担から応益負担に変更するものであり、高
齢者の一人暮らしや障害者向けに行っている福祉事業にとって、ふさわしいことではありません。
現在では低所得ゆえに100円以下の負担がほとんどであり、改正によって高齢福祉課の試算で
も利用者負担が約340万円も増えるといいます。せっかくの福祉事業の利用を値上げによって、
抑制することにもなりかねません。次に、老人福祉センターの条例の改正については、高齢者の
福祉増進のために設置されている施設においては、誰もが公平に利用できなければなりません。
全く収入のないお年寄りでも利用できるためには、無料が理想です。利用料を2倍に引き上げる
ことは、老人福祉法の精神に反していると言わざるを得ません。次に一般会計についてでありま
すが、少子化対策などを目的とした子供の医療費無料化を小学校卒業までの拡大、不妊治療費助
成事業、出産祝い金支給事業など。また、長年の懸案であった沼田公園のトイレの改築など、評
価できる事業もあります。しかし、次のような問題点も指摘しなければなりません。小泉内閣の
三位一体改革による、中央財政へのしわ寄せが明らかになりつつある予算です。地方交付税、臨
時財政対策債、国庫補助金の削減は、合わせて約7億円になるのです。なのに、財源移譲される
所得譲与税は、わずか1億9,400万円あまりです。合併による地方交付税の優遇措置もあり
ますが、今回の措置は普通交付税で5年間、特別交付税で3年間です。10年間の優遇措置と言
われていましたが、これらが後の措置はまだ補償がないのではないでしょうか。さらに小泉内閣
の増税路線の影響も出始めています。既に前年度配偶者特別控除の見直しなどが行われています
が、新年度では生計同一の妻に対する非課税措置の段階的廃止1年目です。税務課の試算では、
概算650万円の増税になります。税金以外での条例改正で、住民の負担が増大します。先ほど
述べたように、配食弁当の実質値上げ、老人福祉センターの料金値上げなどです。今回の合併は、
市町村合併を急ぐ国のレールの上で特例法期限に合わせることが至上命題であった住民不在の拙
速な合併でありました。本来合併することによって、どういう新しい市を作るのか、その計画を
住民とともに練り上げ、納得しながら合併に向かっていく、住民にとって今回の合併が本当に必
要なものなのかどうか、考える時間的な保証がないものでした。結局最終判断を住民が行う権利
としての住民投票も実施されないまま、強行された合併でした。これは合併の弊害が新年度予算
にも反映しています。特徴的な例については、旧利根村で行われていた子供たちへのフッ化物応
用による虫歯予防事業などを始め、検診や人間ドッグ事業など、医療費削減の大きな力になるよ
うなすぐれた予防事業などが切り捨てられてしまいました。農政関係では、国民の主食である米
を守る政策から、国が撤退することを目標としている米政策改革大綱が完全実施となりました。
生産目標は押し付けるが、これまで政府の責任とされてきた需給と価格の安定は生産者の努力で
行い、国の責任は放棄する、国の財政支出の大幅削減を目的に、転作助成金と稲作安定対策を廃
止するなど、米作農業者をより困難な状況に追い込んでいきます。これでは、食糧自給率を引き
上げる展望は全く見えないといわざるを得ません。これらの国の方針は、きっぱりと批判し、市
内米作農業者を守る立場に立つべきであります。中心市街地土地区画整理事業については、いよ
いよ仮換地に入っていく方針でありますが、熟度が高まった街区から現計画での事業を推進して
いくという当局の方針を強行すれば、事業ができたところとできないところがまだらのようにな
った状態が長期につづくという、今の空き地が目立つよりもひどい状況が推測されます。そのよ
うな状況は絶対に避けなければなりません。計画地域の権利者の一人一人の意向は、当局が1番
よく把握しているはずであり、今の計画に賛成反対の住民の双方が納得するような計画地域を縮
小する、または街路事業計画にするなどの変更も視野に入れた、現在の土地区画整理事業計画を
中止するなどの転換が必要なのではないでしょうか。アメリカに従属している軍事優先政策を進
めている小泉内閣の方針に従って、全国的にも学校教育現場での日の丸、君が代強制が目立って
います。日の丸、君が代を学校教育において、押し付けている学習指導要領を肯定的に進めてい
る方針には、継続されているところであり、認めるわけにはいきません。公共料金への消費税の
転嫁については、消費税は逆進性が強く、低所得者ほど重い負担となるもので、福祉や教育は免
税されています。公共料金や食糧なども免税にすべきであり、公共料金への転嫁は直ちに中止す
べきであります。一般会計はもちろん、簡易水道事業特別会計、下水道事業特別会計、農業集落
排水事業特別会計、水道事業会計の料金等に消費税が転嫁されている事が、反対理由であります。
国民健康保険特別会計については、先に述べた条例改正についての見解が反映しているものです。
さらに、市民の命と健康守るためにある施策が、制裁措置によって逆に危険に陥れようとしてい
ます。資格証明書の発行は、直ちに取りやめ、国保保険証を発行すべきです。老人保健特別会計
については、小泉内閣の高齢者いじめの医療改悪、医療費値上げに異議を唱えるとともに、無料
化を復活するなど高齢者を支援する市独自の施策を展開すべきです。介護保険特別会計について
は、先に述べた条例改正についての見解が反映したものです。温泉事業特別会計については、一
般庶民の素朴なひとつの楽しみである日帰り温泉施設での入浴に、税金をかけるという入湯税が
転嫁されている事が反対の理由であります。以上の意見を申し上げまして、私の反対討論といた
します。
◇議長(星野佐善太君) 他に。23番。
〔23番 山義朗君登壇〕
◇23番(山義朗君) 私は予算審査特別委員会に付議された議案第62号 沼田市人事行政の
運営等の状況の公表に関する条例の制定について外、11件の条例及び議案第74号 平成17
年度沼田市一般会計予算外、8件の予算について委員長報告に賛成の立場で討論いたします。今
回の予算審査は、新生沼田市の初めての予算編成であり、3市村の行政サービスの調整を図る上
で地方財政対策、それから整合や事業の優先性など多くの難問があったことを推察いたします。
国においても三位一体改革を推進しており、地方財政はより一層の厳しい状況におかれています。
こうした中にあって、可能な限りの財源を見込むとともに、合併支援処置を最大限活用して多様
化する市民要望に応えるべく、鋭意努力を重ねてきた市長をはじめ、予算編成作業に携わった執
行部各位に対してまずもって敬意を申し上げるものであります。予算の特徴といたしましては、
子育て支援対策、福祉重視型予算であります。小学校卒業時までの医療費扶助、不妊治療費助成
事業、児童手当支給事業、出産祝い金支給事業等、反対者が提唱してきた施策とも合致する予算
編成であり、何ら反対する理由は見当たらず、加えて消費税反対の理由をもって予算に反対する
という発言は組織の主張であって、次元の異なる議論があると考えます。地域の発展に寄与すべ
き地方議員の本分をわきまえた姿勢で臨むことが必要であろうと考えます。新生沼田市誕生の年
が飛躍の年となるように、議会といたしましては46名の全議員が最大限の努力をすることはも
ちろんでありますが、当局におかれましても住民福祉の向上が図れるよう、一層の尽力をするこ
とをお願いして、賛成討論といたします。
◇議長(星野佐善太君) 他に。10番。
〔10番 布施辰二郎君登壇〕
◇10番(布施辰二郎君) 私はただいま上程されております、議案第62号 沼田市人事行政
の運営等の状況の公表に関する条例の制定について外、11件の条例及び議案第74号 平成1
7年度沼田市一般会計予算外、8件の予算について、委員長報告に対し賛成の立場から討論をお
こないます。国内情勢は、このところ緩やかな回復になっているものの、なお厳しい状況の中で
税収の減少と引き続き恒久的減税が継続されること。三位一体改革による地方交付税の見直し、
国庫補助金の廃止縮減等、制度改正が図られるなどの財政状況のもと、合併初年度当初予算の総
額を226億3,000万円余であり、実質では前年度比で0.5%増の予算規模となったので
あります。また投資的事業費などにつきましては、引き続き地方財政対策が進められ、地方負担
の明確化がされたほか、なお一層の歳出構造改革と活力ある社会経済に向けた新市の将来像であ
る、水と緑の大地、田園空間都市構想を目指し、予算編成をされたものであります。また、茨の
道もあったと思いますが、去る2月13日に1市2村で合併いたしました。白沢町、利根町両振
興局長とも協力をされて、住みよいまちづくりに向かってご尽力をお願い申し上げる次第であり
ます。合併した新市におきましては、100%の改善策は見られないものの、少子化対策として
出産祝い金支給事業や不妊治療費助成事業などをはじめ、学童クラブ等の助成、小学校卒業時ま
での医療費扶助の拡充などがあります。ごみ減量化対策では、一般廃棄物処理基本計画策定事業、
廃棄物再生利用推進事業などがあります。また商工業振興として、総合観光パンフレットの作成
や、商店街活性化対策助成事業なども盛り込まれております。そして近い将来を見据えた新総合
計画策定調査事業に着手されるものであります。また施政方針では、元気で誇りの持てる沼田を
つくるために、市民の英知とエネルギーを結集して市民参加と協働により、信頼と絆を深め、一
歩一歩着実に進めていくことが水と緑の大地、田園空間都市構想、実現への道と確信をしている
と、力強く言われております。また公平、公正、公開を原則に、現場主義に徹して市政執行の先
頭に立ち、最大限の努力を傾注するとしておりまして、夢と希望の持てる新市のまちづくりのス
タートとして、期待の持てるものと確信をいたしております。これからも引き続き住民本意の政
策の推進と行政情報の的確な発信を希望するものであります。また予算審査特別委員会の中で、
様々な質疑がありました。その中で仮称沼田ワークプラザ建設事業についての質疑もありました
が、公平、公正、公開の原則にのっとり、的確な運営をされますように切に望んでいるところで
あります。以上申し上げまして、委員長報告に対する賛成討論といたします。
◇議長(星野佐善太君) 他に。35番。
〔35番 橋襄典君登壇〕
◇35番(橋襄典君) ただいまの委員長報告に対し、賛成の立場から討論いたします。大きな
時代の社会変化から、ようやく編入合併により新沼田市誕生にたどりついたと。面積443.3
7平方キロメートル。人口5万5,757人。世帯数1万9,465世帯。年少人口14.2%。
老齢人口23.3%。生産年齢人口62.6%。高齢化率23.3%。森林率87.4%。財政
力指数旧沼田市0.53%。旧白沢村0.27%。旧利根村0.28%による1市2村の合併。
膠着した国の財政状況のあおりを受けて、新生沼田市の処女航海となる新年度予算は厳さの船出
となった。第四次総合計画、基本計画最終年次、旧2村の事務事業を加えて行財政改革は、積極
的に推し進め、さらに施策の効果を吟味しながら費用対効果には十分意を払い、地方分権の進展
と自治能力の向上に少子化対策、職員削減と適正配置と、さらには循環型社会の構築に向けた取
り組み、ごみ廃棄物の適正な処理の一体化となっての推進。財政調整基金等大幅な基金の取崩し
をされ、知恵と工夫と職員の意識改革をなお一層進めようとする、予算説明内容と理解いたしま
した。さて、納税者の血税の効率的運営は、血流がすみずみまで行き届くような行政組織改革に
はほど遠く、行財政改革においてもその状況は見るに忍びがたい。合併特例法に基づく地域自治
区振興局制度を導入し、どう機能させていくかが最大の課題であると。質疑の中で振興局制度問
題ありと強い指摘があり、さらには1事業には議会軽視までの指摘がなされた。国では本年から
来年にかけて予定されている定率減税廃止の税制改正と既に始まっている年金保険料の引き上げ
による住民負担が予測され、基金残高は薄氷を踏む思い、多額の歳入減少が予測され、厳しい財
源確保と多様化した住民要望の差は広がるばかりで、これを叶えるには住民負担を求めなければ
ならない。行財政改革は待ったなし。数値目標は明らかにした行革指針の早期導入を図ること。
県下の景気状況は回復の方向にあるとされるが、当市にとっては、依然として厳しく、次年度は
一段と風雪に耐えていかなければならない。不偏不党、公平、公正を原則に現場主義も結構だが、
真の納税者、住民の視点に立って、自分に優しく納税者に厳しくではなく、NPM(ニュー・パブリ
ック・マネージメント)行政組織に競争原理を導入し、多くの意見に傾注し、真の行財政運営を
図っていただきたい。最後に白沢町振興局の花いっぱい推進運動事業については、昭和39年の
東京オリンピックを契機に、老若男女旧白沢村全住民が、花と緑とモデルの白沢を合言葉に、住
民主体とした住民参加型事業には歴史の重さを感じる事業で、正に真の住民参加型模範例、さら
なる事業の成果が期待され、新市にこの素晴らしい輪が広がることを期待する。熱心な質疑によ
って、単独事業の公平な市といっぱいでこぼこが見えたが、ここは新市誕生ということから、今
後大いに議論を高めて、英知を結集し、しかも早くでこぼこを整地されることを期待しつつ、賛
成討論といたします。
◇議長(星野佐善太君) 他に。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野佐善太君) 討論を終結いたします。
 これより、採決に入ります。
 まず、議案第62号 沼田市人事行政の運営等の状況の公表に関する条例の制定についてを採
決いたします。
 本案に対する委員長の報告は可決であります。
 本案は、委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野佐善太君) ご異議なしと認めます。
 よって、本案は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第63号 沼田市合併振興基金条例の制定についてを採決いたします。
 本案に対する委員長の報告は可決であります。
 本案は、委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野佐善太君) ご異議なしと認めます。
 よって、本案は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第64号 沼田市中心市街地土地区画整理事業特別融資条例の制定についてを採決
いたします。
 本案に対する委員長の報告は可決であります。
 本案は、委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野佐善太君) ご異議なしと認めます。
 よって、本案は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第65号 沼田市特別職の職員で常勤のものの給与に関する条例の一部を改正する
条例についてを採決いたします。
 本案に対する委員長の報告は可決であります。
 本案は、委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野佐善太君) ご異議なしと認めます。
 よって、本案は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第66号 沼田市教育委員会教育長の給与その他の勤務条件に関する条例の一部を
改正する条例についてを採決いたします。
 本案に対する委員長の報告は可決であります。
 本案は、委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野佐善太君) ご異議なしと認めます。
 よって、本案は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第67号 沼田市消防団に関する条例の一部を改正する条例についてを採決いたし
ます。
 本案に対する委員長の報告は可決であります。
 本案は、委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野佐善太君) ご異議なしと認めます。
 よって、本案は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第68号 沼田市手数料条例の一部を改正する条例についてを採決いたします。
 本案に対する委員長の報告は可決であります。
 本案は、委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。
              (「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野佐善太君) ご異議なしと認めます。
 よって、本案は原案のとおり可決されました。 
 次に、議案第69号 沼田市国民健康保険税条例の一部を改正する条例についてを採決いたし
ます。
 本案に対する委員長の報告は可決であります。
 本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
◇議長(星野佐善太君) 起立多数であります。
 よって、本案は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第70号 沼田市介護保険条例の一部を改正する条例についてを採決いたします。
 本案に対する委員長の報告は可決であります。
 本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
◇議長(星野佐善太君) 起立多数であります。
 よって、本案は原案のとおり可決されました。 
 次に、議案第71号 沼田市「食」の自立支援事業費用徴収条例の一部を改正する条例につい
てを採決いたします。
 本案に対する委員長の報告は可決であります。
 本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
◇議長(星野佐善太君) 起立多数であります。
 よって、本案は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第72号 沼田市老人福祉センター条例の一部を改正する条例についてを採決いた
します。
 本案に対する委員長の報告は可決であります。
 本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
◇議長(星野佐善太君) 起立多数であります。
 よって、本案は原案のとおり可決されました。 
 次に、議案第73号 独立行政法人日本スポーツ振興センター共済掛金保護者負担金徴収条例
の一部を改正する条例についてを採決いたします。
 本案に対する委員長の報告は可決であります。
 本案は、委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野佐善太君) ご異議なしと認めます。
 よって、本案は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第74号 平成17年度沼田市一般会計予算を採決いたします。
 本案に対する委員長の報告は可決であります。
 本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
◇議長(星野佐善太君) 起立多数であります。
 よって、本案は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第75号 平成17年度沼田市国民健康保険特別会計予算を採決いたします。
 本案に対する委員長の報告は可決であります。
 本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
◇議長(星野佐善太君) 起立多数であります。
 よって、本案は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第76号 平成17年度沼田市老人保健特別会計予算を採決いたします。
 本案に対する委員長の報告は可決であります。
 本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
◇議長(星野佐善太君) 起立多数であります。
 よって、本案は原案のとおり可決されました。 
 次に、議案第77号 平成17年度沼田市介護保険特別会計予算を採決いたします。
 本案に対する委員長の報告は可決であります。
 本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
◇議長(星野佐善太君) 起立多数であります。
 よって、本案は原案のとおり可決されました。 
 次に、議案第78号 平成17年度沼田市簡易水道事業特別会計予算を採決いたします。
 本案に対する委員長の報告は可決であります。
 本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
◇議長(星野佐善太君)起立多数であります。
 よって、本案は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第79号 平成17年度沼田市下水道事業特別会計予算を採決いたします。
 本案に対する委員長の報告は可決であります。
 本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
◇議長(星野佐善太君) 起立多数であります。
 よって、本案は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第80号 平成17年度沼田市農業集落排水事業特別会計予算を採決いたします。
 本案に対する委員長の報告は可決であります。
 本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
◇議長(星野佐善太君) 起立多数であります。
 よって、本案は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第81号 平成17年度沼田市温泉事業特別会計予算を採決いたします。
 本案に対する委員長の報告は可決であります。
 本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
◇議長(星野佐善太君) 起立多数であります。
 よって、本案は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第82号 平成17年度沼田市水道事業会計予算を採決いたします。
 本案に対する委員長の報告は可決であります。 
 本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
◇議長(星野佐善太君) 起立多数であります。
 よって、本案は原案のとおり可決されました。
       ───────────────◇──────────────       
    第2 議案第83号 沼田市議会議員定数条例の一部を改正する条例について
◇議長(星野佐善太君) 日程第22、議案第83号 沼田市議会議員定数条例の一部を改正す
る条例についてを議題といたします。
 議案の朗読を省略し、ただちに提出者から提案理由の説明を求めます。
 井田孝一議員。41番。
〔41番 井田孝一君登壇〕
◇41番(井田孝一君) ただいま上程になりました議案第83号 沼田市議会議員定数条例の
一部を改正する条例について、ご説明申し上げます。
 改正の内容は、本改正条例の公布日以後、初めてその期日を告示される一般選挙から、沼田市
議会議員の定数を5人増やし、27人とするものであります。本年2月13日、利根郡白沢村及
び同郡利根村との合併による新生沼田市誕生に際しては、各種団体代表者等の意見を尊重し、議
会の議員の在任に関する特例を適用した結果、46人の議員で構成する議会となったのでありま
す。本市議会では、地方自治法の一部改正により条例定数制度が導入されたことから、沼田市議
会議員の定数を考える市民会議の協議結果を基に、議会自らが血を流して痛みを分かち合うべき
との視点に立ち、平成13年6月定例議会において、22人とする条例を制定し、現在に至って
おります。議会の主な機能が政策の決定にあるとするならば、少ないほうが効率的であり、特例
期限の後は現定数条例で定める22人とすることが本来の形であると言えます。しかしながら議
会の主な機能が、執行機関に対する監視機能であるとするならば、多くの市民の声を反映させる
という観点から、ある程度の議員数は確保しなければなりません。加えてこの度の合併では、地
域振興局を設けることによって地域の特性を活かし、地域内分権を確立することの目的としてい
ることから、編入合併となった旧白沢村及び旧利根村の人口比に応じた議員数を確保することが
民意に沿うものと判断したのであります。分権社会の中、市民の期待に応えるために地方議会が
果たす役割は重大であることを申し添え、提案理由の説明といたします。
◇議長(星野佐善太君) 説明が終わりました。
 これより質疑に入ります。32番。
◇32番(相田昌夫君) 委員長に対して質問をさせていただきます。
 22名から27名への変更の理由は報告のとおりでありまして、よく理解ができるわけであり
ますけれども、合併法定協の中では特例が許されまして、46名。現在46名で議会が運営され
ておるというところでございます。ですので、合併法定協の特例と言うところと、沼田市の条例
と言うところで違いが生じるというところは自分もわかっておるところでありますけれども、こ
の27名に今現在何故変更をする、していく必要性があるのか。あるいは今日決定後施行される
のは、平成19年の改選時でなくて、施行日は今日ので行きますと平成19年の改選を待たずに
も議会に何らかの変化、あるいは議会の解散権を持っているのは、その市長の何らかの形での変
化というものをにらんで、ここで27名というのを定めたいのか。もしそうでなければ、平成1
9年の沼田市の改選というところからの27名というもので定めてもよろしいのではないかとい
うところをご質問いたします。
◇議長(星野佐善太君) 41番。
◇41番(井田孝一君) 質疑にお答えいたします。
 何故今、27名を決定するのか、提案されるのかという内容かと思います。まず若干整理して、
本日提案されました定数条例案が可決されますと、この施行日は本日となります。したがいまし
て条例改正の常識として、平成19年になるということはありません。まずその点は確認してお
きたいと思います。それで本日提案した主な理由は、その理由の中でありますけれども、ご承知
のように合併の目的は大きなひとつは行政改革であります。合併による新市の理想は理想として、
現実の問題として右肩下がりの経済の中での財政運営を迫られるわけですから、当然行政のスリ
ム化が求められるわけでございます。こういったことを提案し、また観察していく中で、やはり
議会が率先してまず議員定数を定めていく必要があるだろうと、いうことがひとつあります。し
たがいまして、それは早いほど良いということが考えられます。それともうひとつ、これ条例改
正をしなかった場合には、編入合併でありますので、沼田市の22名の条例がずっと生きつづけ
るわけでございます。従いまして、極端な話し明日明後日特別な事情が生じまして議会が解散と
なった場合には、この22人で選挙を行うということになります。従いまして、住民要望等に応
えて解散をするということもありうる、またその他諸事情によって解散ということもありうるわ
けでございますから、できるだけ早い機会に定めておく必要があるということから、22名の条
例を本日27名に変えるという点もあることでございます。そのほか一応これらの点については、
手続きを通じまして今日に至ったわけでございますが、一応第1回の答弁はそのようにさせてい
ただきます。
◇32番(相田昌夫君) よくわかるわけであります。沼田市の条例の方からだけ考えますと、
非常に委員長の考え方として自分もよく理解ができるわけであります。しかしながら、1市2村
の合併の法定協の中で利根村の議員としての在任の件、報酬の件。報酬はそのままでもいい、将
来3つが一緒になって本当に素晴らしいものをつくりあげるのだ、その基礎を何とかこの在任の
中で2年間の中で見いだしていきたいというところで、その合併の法定協の中では在任をお願い
をし、報酬のほうは現状でいいというところでやって、また認めていただきまして、法定協のほ
うは在任期間2年、現在の46人の議会で何もなければ、平成19年の沼田市の改選時まではい
けると自分たちは確信を持っておるところであります。その部分が、合併の法定協では特例とし
て認められているけれども、沼田市の条例の中ではこれを決定することによって、46名という
ものは認めないという結果にもつながると考えるところであります。ですから諸々の状況、財政
等考えますれば27名ぐらいが平成19年の改選後は、妥当かなとも思っておるわけですけども、
平成19年までのこの46名のその法定協の特例で定められている、承認をいただきましたとこ
ろの結果はどうに重んじ、どうに確保していくのだと、いうところが明らかでないので、再度そ
の点をお伺いをいたします。
(休憩を求めるものあり)
──────────────────────────────      
◇議長(星野佐善太君) 休憩いたします。
午前10時59分
──────────────────────────────      
午前11時24分再開
◇議長(星野佐善太君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
──────────────────────────────      
◇41番(井田孝一君) 再質疑にお答えいたします。
若干私の説明不足もありまして、ご理解が願えなかった部分があるかと思いますので、お答えい
たします。ご質疑の定数、現在の在任特例で46人、この議員は沼田市の議員の任期まで、19
年4月まで。これは十分に合併協議会の中で決定されたとおり、審議されたとおり続けられるべ
きであり、そうあるように議員もまた議員活動に襟を正して望むべきと思います。そしてそうい
うことでございます。従いまして、本日27人の定員提案と言いますのは、先ほどの提案理由の
中でご説明申し上げたとおり、本条例改正の公布日以後はじめての期日を告示される一般選挙、
すなわち平成19年の4月某日ということになると思いますが、その場合の沼田市議会の定数の
妥当性というものを協議した結果、定めたものであり、その妥当性というものを考えながら提案
したものでございます。ここにいたるまでの間、議長、副議長会議等々を通じて相当数の話し合
い打ち合わせがおかれているようであります。それらを協議の結果等をふまえて議会運営委員会
で協議し、今日の提案となった次第であります。その点ご理解願えればと思います。
◇32番(相田昌夫君) よくわかりました。自分も何か勘違いをしたと申しましたけれども。
今、46名ですか、行われている、ここで急激な変化、あるいはいろいろなことが想像できるわ
けでありますけれども、そこを考えましたときに、この27名というものが今現在改正をして、
逆に言いますと、先ほど井田議員のほうからありました。自分も勇み足だったかなと思うところ
があるわけであります。あくまでも今の46名の議会は、任期を全うしその後の経過と、あるい
は状況という中で27人の妥当性というものは、自分も認めるところであります。ですから、何
がはじめて混ぜてもらいまして、被害妄想の中からこれは、46人の在任がないうちに選挙にな
ってしまうのではないか、というような被害妄想もおきまして、お聞きをしたとところでありま
す。本当にありがとうございました。その辺は無いともう一度再度井田委員長のほうにお伺いを
しまして、よくわかりましたので、ありがとうございました。
◇41番(井田孝一君) ご理解いただきまして、ありがとうございます。46人、在任特例目い
っぱい使いまして、新市の素晴らしいスタートそして、新市ができまするように、議員の皆さん
力を合わせてご協力願えればと思います。以上で、ご質疑の答えとさせていただきます。よろし
くお願いいたします。
◇議長(星野佐善太君) 他に。39番。
◇39番(井上健太郎君) 先ほどの委員長の説明の中で、沼田市22議席にするときに、相当
市民の声を反映した形で22議席に削減したという話しがございました。今回、こういう形で2
7と3市村が合併した次の選挙においては、27でやるという。数字なのですけども、今回の場
合にはどのような形で市民の声を反映しているのかと、いうところをお伺いしたいと思います。
◇41番(井田孝一君) これは、沼田、白沢、利根合併協議会の時にも民間レベルの有識者も
委員として参入していただき、委員として就任していただきその議論の中で培われたものとして、
この在任特例に対してもいろいろなご意見のある中、合併を成功に導くためには地域振興たる一
定の調整期間は必要、議員の在任特例を適用し、ただし財政負担超える新議員の報酬はその期間
も現在の市町村の現行を維持というようなご理解をいただきまして、46人の在任の特例を理解
していただいたというような経過がございます。そういったこともふまえまして、今回30人以
内までは法で認められているわけでございますけれども、今日条例で身を削ろうということで2
7人という提案をさせていただいたわけでございます。
◇議長(星野佐善太君) 質疑を終結いたします。
 おはかりいたします。
 ただいま議題となっております議案第83号については、会議規則第36条第2項の規定によ
り、委員会の付託を省略いたしたいと思います。
 これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野佐善太君) ご異議なしと認めます。
 よって、議案第83号については、委員会の付託を省略することに決しました。
 これより討論に入ります。
 なお、討論は、反対、賛成の順に願います。39番。
〔39番 井上健太郎君〕
◇39番(井上健太郎君) 私はただいま上程されております議案第83号 沼田市議会議員定
数条例の一部を改正する条例について、反対の立場から討論をいたします。
本来議員の務めは、主人公である住民の切実な声を代弁し、住民福祉の向上のために行政運営を
させるべく行政を監視し、そして具現することにあります。議員数が少なくなればなるほど、住
民の声が議会に反映されなくなることは、必然であります。まして当沼田市は面積も広く、山間
地を多く抱え、都市部の人口密集地帯と言われるようなところはわずかです。このような特異な
自治体は、いたずらに定数を削減することだけにこだわったのでは住民福祉の向上に努めるとい
う、地方自治の本旨に反するものと思います。ましてや今回の定数改訂は、主人公である住民の
意見が反映されているといい難く、全く議会だけの自己満足に過ぎません。ましてや周辺地域住
民の代弁者は、必然的に切り捨てられることになりかねません。人口5万5,000人の当沼田
市の法定数の上限は、30であります。法定数上限の30にすることを改めて主張し、討論とい
たします。以上です。
◇議長(星野佐善太君) 他に。40番。
◇40番(田村博美君) 議会運営委員長より提案のありました、沼田市議会議員定数条例の一
部を改正する条例につきまして、私は賛成の立場で討論を行ないます。
議員定数は、選挙や合併のたびに大きな課題となってまいりました。今回の合併により、新沼田
市議員は46人となりましたが、委員長の説明にありましたように、定数決定については、それ
ぞれの旧議会及び利根沼田合併協議会の中で議論、検討され、住民を代表する区長会をはじめと
する各種団体の意見を取り入れて、決定したものであります。沼田市議会の歴史の中で、昭和2
9年の合併時は議員数100人で、100人議会と呼ばれました。100人議会は1年後に解散
しておりますが、その後時代の趨勢の中で暫時削減して30人、28人、26人、25人、24
人、平成15年には22人となってまいりました。本改正条例は、公布日以後、初めてその期日
が告示される一般選挙から沼田市議会議員の定数を5人増の27人とするものでありますが、我
が国の行財政改革施策、市民感情を思いますときに、27人は妥当であると判断し、賛成するも
のであります。
◇議長(星野佐善太君) 討論を終結いたします。
 これより、議案第83号 沼田市議会議員定数条例の一部を改正する条例についてを採決いた
します。
 本案は、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
◇議長(星野佐善太君) 起立多数であります。
 よって、本案は原案のとおり可決されました。
       ───────────────◇──────────────       
    第3 議案第84号 沼田市固定資産評価審査委員会の委員選任の同意について
◇議長(星野佐善太君) 日程第23、議案第84号 沼田市固定資産評価審査委員会の委員選
任の同意についてを議題といたします。
 職員をして議案を朗読いたさせます。
◇事務局 命により朗読いたします。
議案第84号 沼田市固定資産評価審査委員会の委員選任の同意について
 沼田市固定資産評価審査委員会の委員に下記の者を選任したいので、地方税法(昭和25年法
律第226号)第423条、第3項の規定により同意を求める。
平成17年3月29日提出 沼田市長 星野已喜雄
記
住所 沼田市久屋原町128番地1 氏名 山田 豊 生年月日 昭和11年8月11日
住所 沼田市東倉内町776番地10 氏名 阿形 登氏 生年月日 昭和11年10月30日
住所 沼田市白沢町高平1,473番地 氏名 小野郁夫 生年月日 昭和9年1月10日
住所 沼田市利根町青木511番地 氏名 角田久雄 生年月日 昭和10年9月5日
以上です。
◇議長(星野佐善太君) 朗読が終わりました。
 ただちに市長から提案理由の説明を求めます。市長。
〔市長 星野已喜雄君登壇〕
◇市長(星野已喜雄君) ただいま上程になりました、議案第84号 沼田市固定資産評価審査
委員会の委員選任の同意についてご説明申し上げます。固定資産評価審査委員会の委員でありま
す山田豊さんと阿形登氏さんの任期が3月31日をもって満了となることから、それぞれの後任
について慎重に選考してまいりました結果、経験豊富な山田豊さんと阿形登氏さんに引き続きお
願いをしたいので、提案申し上げる次第であります。また合併に伴い、沼田市市税条例を改正し、
固定資産評価審査委員会委員の定数を3人から5人に改めたことにより、小野郁夫さんと角田久
雄さんを新たに選任をいたしたいので、ご提案申し上げる次第であります。4人の方々の経験の
概要は、議案参考資料として配布の経歴概要書のとおりであります。よろしくご審議の上、ご同
意いただきますよう、お願い申し上げます。
◇議長(星野佐善太君) 説明が終わりました。
 これより質疑に入ります。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野佐善太君) 質疑を終結いたします。
 おはかりいたします。
 ただいま議題となっております議案第84号については、会議規則第36条第2項の規定によ
り、委員会の付託を省略いたしたいと思います。
 これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野佐善太君) ご異議なしと認めます。
 よって、議案第84号については、委員会の付託を省略することに決しました。
 これより討論に入ります。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野佐善太君) 討論を終結いたします。
 これより議案第84号 沼田市固定資産評価審査委員会の委員選任の同意についてを採決いた
します。
 本案は、同意することににご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野佐善太君) ご異議なしと認めます。
 よって、本案は、同意することに決しました。
       ───────────────◇──────────────       
    第4 議案第85号 沼田市収入役選任の同意について
◇議長(星野佐善太君) 日程第24、議案第85号 沼田市収入役選任の同意についてを議題
といたします。
 職員をして議案を朗読いたさせます。
◇事務局 命により朗読いたします。
議案第85号 沼田市収入役選任の同意について
 沼田市収入役に下記の者を選任したいので、地方自治法(昭和22年法律第67号)第168
条第7項の規定により、同意を求める。
平成17年3月29日提出 沼田市長 星野已喜雄
記
住所 沼田市下久屋町905番地4 氏名 林 義夫 生年月日 昭和19年6月30日
 以上です。
◇議長(星野佐善太君) 朗読が終わりました。
 ただちに市長から提案理由の説明を求めます。市長。
〔市長 星野已喜雄君登壇〕
◇市長(星野已喜雄君) ただいま上程になりました、議案第85号 沼田市収入役選任の同意
についてご説明申し上げます。
収入役である武井 博さんの任期が3月31日をもって満了となりますので、その後任について
慎重に選考してまいりました結果、林 義夫さんを適任と認め、選任いたしたいのでご同意いた
だきたく、提案申し上げる次第であります。林 義夫さんの経歴の概要は、議案参考資料として
配布の経歴概要書のとおりでありますが、昭和35年に沼田市役所に奉職以来、45年の長きに
わたり地方自治行政一筋に精励され、その間企画財政課、総務課、市長室、保健課など経て生活
環境課長、総務課長、監査委員会事務局長等各部門の要職を歴任され、現在議会事務局長として
ご活躍中で、その豊富な経験と執行をもって、収入役として必ずご貢献いただけるものと確信を
しております。よろしくご審議の上、ご同意いただきますようお願い申し上げます。
◇議長(星野佐善太君) 説明が終わりました。
 これより質疑に入ります。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野佐善太君) 質疑を終結いたします。
 おはかりいたします。
 ただいま議題となっております議案第85号については、会議規則第36条第2項の規定によ
り、委員会の付託を省略いたしたいと思います。
 これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野佐善太君) ご異議なしと認めます。
 よって、議案第85号については、委員会の付託を省略することに決しました。
 これより討論に入ります。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野佐善太君) 討論を終結いたします。
 これより議案第85号 沼田市収入役選任の同意についてを採決いたします。
 本案は、同意することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野佐善太君) ご異議なしと認めます。
 よって、本案は、同意することに決しました。
       ───────────────◇──────────────       
    第5 請願第 5号 「中山間地域等直接支払い制度」の存続と拡充を求める請願
◇議長(星野佐善太君) 日程第25、請願第5号 「中山間地域等直接支払い制度」の存続と
拡充を求める請願を議題といたします。
 本請願に関し、経済建設常任委員長の報告を求めます。橋襄典議員。35番。
〔委員長 橋襄典君登壇〕
◇委員長(橋襄典君) 委員長報告をいたします。
 経済建設常任委員会に付託されました、請願第5号「中山間地域等直接支払い制度」の存続と
拡充を求める請願について、審査の結果をご報告いたします。
 請願の趣旨は、中山間地域において、耕作放棄などによる農山村の荒廃を防止し、農業生産の
維持を図り、多面的機能を確保する観点から「中山間地域等直接支払い制度」の存続と拡充を求
める意見書を政府・関係機関に提出していただきたいというものであります。
 慎重な審査を行った結果、趣旨採択にすべきものと決定いたしました。
 これよりその理由と審査の経過をご報告申し上げます。
 本制度は平成12年度から平成16年度までの5ヶ年実施されてまいりましたが、全国におい
ては3万4,000の集落協定が締結され、66万2,000ヘクタールの農地において適切な
農業の生産活動等の継続が見られ、耕作放棄地の発生防止や多面的機能の確保が図られていると
ころであり、沼田市においても通常地域及び特認地域合わせて15地域、714.7ヘクタール
の農用地において同様の効果が見られている状況であります。
 審査の中で、委員からは採択すべき、国の動向を見守るべき等の意見も出されましたが、平成
17年3月23日、国において平成17年度から平成21年度までの今後5ヶ年について
「将来に向けた前向きな農業生産活動等の推進」、「集落協定間等の連携等の推進」、「交付要
綱等の見直し」等を重点項目に掲げ、新たな制度として実施する方向が決定したことから趣旨採
択と決定した次第であります。
 以上申し上げ、委員長報告といたします。
◇議長(星野佐善太君) これより委員長の報告に対する質疑を行います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野佐善太君) 質疑を終結いたします。
 これより討論に入ります。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野佐善太君) 討論を終結いたします。
 これより請願第5号 「中山間地域等直接支払い制度」の存続と拡充を求める請願を採決いた
します。
 本請願に対する委員長の報告は趣旨採択であります。
 本請願は、委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野佐善太君) ご異議なしと認めます。
 よって、本請願は、趣旨採択することに決しました。
       ───────────────◇──────────────       
    第6 請願第1号 拙速な民営化論議から郵便局と安心の国民生活を守ることを求め 
             る請願
◇議長(星野佐善太君) 日程第26、請願第1号 拙速な民営化論議から郵便局と安心の国民
生活を守ることを求める請願を議題といたします。
 本請願に関し、議会運営委員長の報告を求めます。井田孝一議員。41番。
〔委員長 井田孝一君登壇〕
◇委員長(井田孝一君) 議会運営委員会に付託されました請願第1号、拙速な民営化論議から
郵便局と安心の国民生活を守ることを求める請願について、審査の結果をご報告いたします。
請願の趣旨は、政府が構造改革の中心課題として郵政事業の民営化法案の成立に向け、今国会で
も論議、調整を行っておりますが、地方の地域住民にとって郵便局は欠かせない存在となってお
り、発足後1年余りで公社の成果について分析をされない中での正に晴天の霹靂にも似た拙速な
民営化論議は、地方の郵便局の存続と、暮らしに強い不安を抱く内容となっており、国の重要課
題である民営化について、慎重で丁寧な取扱いを求め、関係大臣への意見書の提出を求めるもの
であります。
審査の結果、本委員会では趣旨採択とすることに決定いたしました。
これよりその理由と審査の経過を申し上げます。
委員からは採択の上で意見書を提出すべきとの意見も出されましたが、趣旨は理解できるものの
民営化の基本原則は、郵政公社の機能が市場における経営の自由度の拡大を通じ、国民の利便性
を最大限向上させることにあり、現在政府と与党間で最大の焦点となっていた郵便局の設置基準
について、窓口ネットワーク会社に過疎地を含め全国的な設置を法律で義務付けることが合意さ
れ、合わせて貯金保険会社の全株式を売却する、完全民営化の時期について、経済情勢で先送り
される見直し規定も検討されているところから、趣旨採択と決定した次第であります。
なお、郵政事業の民営化については、賛否いずれの結論に帰着するにしても、将来の国民生活に
重大な影響を及ぼすものであり、国政レベルにおいて慎重な審議と説明責任を果たされることを
期待して、委員長報告といたします。
◇議長(星野佐善太君) 報告が終わりました。
 これより委員長の報告に対する質疑を行います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野佐善太君) 質疑を終結いたします。
 これより討論に入ります。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野佐善太君) 討論を終結いたします。
 これより請願第1号 拙速な民営化論議から郵便局と安心の国民生活を守ることを求める請願
を採決いたします。
 本請願に対する委員長の報告は趣旨採択であります。
 本請願は、委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野佐善太君) ご異議なしと認めます。
 よって、本請願は、趣旨採択することに決しました。
       ───────────────◇──────────────       
◇議長(星野佐善太君) この際、おはかりいたします。
 ただいま、井田孝一議員外8名から議案第89号 郵政事業民営化に慎重な審議を求める意見
書案についてが提出されました。
 この際、これを日程に追加し、日程第27を日程第28とし、以下順次繰り下げ、ただちに議
題といたしたいと思います。
 これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野佐善太君) ご異議なしと認めます。
 よって、議案第89号 郵政事業民営化に慎重な審議を求める意見書案についてを日程に追加
し、ただちに議題とすることに決しました。
       ───────────────◇──────────────       
    日程追加 第7 議案第89号 郵政事業民営化に慎重な審議を求める意見書案につ 
                   いて
◇議長(星野佐善太君) 日程第27、議案第89号 郵政事業民営化に慎重な審議を求める意
見書案についてを議題といたします。
 議案の朗読を省略し、ただちに提出者から提案理由の説明を求めます。
 井田孝一議員。41番。
〔41番 井田孝一君登壇〕
◇41番(井田孝一君) 意見書案を朗読して、提案理由の説明とかえさせていただきます。郵
政事業民営化に慎重な審議を求める意見書(案)
政府は今、構造改革の中心課題として郵政事業の民営化法案の成立に向け、今国会での論議、調
整等を行っています。しかし、行政改革も構造改革もその目的は国民生活全体の向上でなければ
ならないことは、論を待たないところであります。郵政公社は、国民世論を巻き込みながら様々
な論議を積み上げ、平成9年の行政改革最終報告の趣旨をうけ、平成10年に成立された中央省
庁等改革基本法に基づき、現首相である小泉政権下で経営形態問題の一定の結論として、発足さ
れたものであります。
旧郵政省は、公社になった現在でも全国約2万4,700の郵便局を通じ、郵便、貯金、保険の
3事業を一体運営として全国に公平に提供し続け、国民生活の安定向上と福祉の増進に寄与して
います。このようなシステムは、一朝一夕に出来上がったものではなく、明治以来134年にわ
たる地域との普段の信頼関係の蓄積の上に築き上げられた共有財産となっています。採算性を重
視した民間へ移管されると、収益性の高い都市部に事業が集中することが懸念されます。従って、
その影響は広範囲に及ぶことから、民営化については、慎重に対処する必要があります。諸外国
にも例の少ないこうした機能は、単に経済的側面からの金融や生保、そして通信、物流産業とし
てではなく、正に国民のライフラインサービスとして捉えるべきであると考えます。景気浮上も
ままならない中、国民の関心も景気回復や年金制度改革であり、実態を踏まえた上で国民生活へ
多大な損益を与えかねないよう努力すべきと考えます。
よって、沼田市議会は国会及び政府に対し、これら郵政事業の果たす社会的役割の重要性を考慮
し、民意を十分反映し、慎重に民営化論議を進めることを強く要請いたします。
以上地方自治法第99条の規定により、意見書を提出します。
平成17年3月 日
内  閣  総  理  大  臣
衆  議  院  議  長
参 議 院 議 長 総 務 大 臣  様
財    務    大    臣
内閣府特命担当大臣郵政民営化担当 
沼田市議会議長 星野佐善太
以上であります。
◇議長(星野佐善太君) 説明が終わりました。
 これより質疑に入ります。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野佐善太君) 質疑を終結いたします。
 おはかりいたします。
 ただいま議題となっております議案第89号については、会議規則第36条第2項の規定によ
り、委員会の付託を省略いたしたいと思います。 
 これにご異議ありませんか。         
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野佐善太君) ご異議なしと認めます。
 よって、議案第89号については、委員会の付託を省略することに決しました。
 これより討論に入ります。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野佐善太君) 討論を終結いたします。
 これより議案第89号 郵政事業民営化に慎重な審議を求める意見書案についてを採決いたし
ます。
 本案は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野佐善太君) ご異議なしと認めます。
 よって、本案は原案のとおり可決されました。
       ───────────────◇──────────────       
    第8 議案第86号 利根沼田学校組合の規約変更に関する協議について
◇議長(星野佐善太君) 日程第28、議案第86号 利根沼田学校組合の規約変更に関する協
議についてを議題といたします。
 職員をして議案を朗読いたさせます。
◇事務局 命により朗読いたします。
議案第86号 利根沼田学校組合の規約変更に関する協議について
利根沼田学校組合規約(昭和47年 群馬県指令地第248号)の変更について、市町村の合併
の特例に関する法律(昭和40年法律第6号)第9条の2第1項の規定により、別紙のとおり利
根沼田学校組合組織団体間において、協議の上定めることについて同条第2項の規定により議会
の議決を求める。
平成17年3月29日提出 沼田市長 星野已喜雄
利根沼田学校組合の規約変更に関する協議書
 利根沼田学校組合規約を下記の利根沼田学校組合規約の一部を改正する規約により変更するも
のとする。
記
利根沼田学校組合規約の一部を改正する規約
 利根沼田学校組合規約(昭和47年 群馬県指令地第248号)の一部を次のように改正する。
 第2条中「・月夜野町・水上町・新治村」を削り、「川場村」の次に「・みなかみ町」を加え
る。
 第5条中 「7人」を「5人」に改める。
 第7条中 「理事7人」を「理事5人」に改める。
 第8条中 「月夜野町収入役」を「みなかみ町収入役」に改める。
 第11条中 「月夜野町選挙管理委員会」を「みなかみ町選挙管理委員会」に改める。
   付則
 この規約は、群馬県知事が行う平成17年10月1日から利根郡月夜野町、同郡水上町及び同
郡新治村を廃し、その区域をもってみなかみ町を設置する廃置分合決定に係る当該期日から施行
する。
 以上です。
◇議長(星野佐善太君) 朗読が終わりました。
 ただちに市長から提案理由の説明を求めます。市長。
〔市長 星野已喜雄君登壇〕
◇市長(星野已喜雄君) ただいま上程になりました議案第86号 利根沼田学校組合の規約変
更に関する協議についてご説明申し上げます。今回の規約変更は、利根沼田学校規約第2条に規
定する組織市町村のうち月夜野町、水上町及び新治村が平成17年9月30日をもって同組合を
脱退し、同年10月1日にみなかみ町として新規加入するためのものであります。組織町村の脱
退及び加入に伴い、規約第5条に規定する組合の議会の議員の定数7人を5人に。規約第7条第
1項に規定する理事7人を理事5人に改めるものであります。また規約第8条に規定する収入役
について、月夜野町収入役をもってあてていたものを、水上町収入役をもってあてることとする
とともに、規約第11条において地方教育行政の組織及び運営に関する法律施行例第14条に規
定する普通地方公共団体の長の失職及び資格決定を行う選挙管理委員会を月夜野町選挙管理委員
会から水上町選挙管理委員会に改めるものであります。以上について本市が加入する利根沼田学
校組合から市町村の合併の特例に関する法律第9条の2第1項の規定に基づき、協議がありまし
たので、同条第2項の規定により議会の議決をお願いするものであります。以上その概要をご説
明申し上げましたが、細部につきましては、ご質疑に応じ所管の部長に説明をいたさせますので、
よろしくご審議の上、原案のとおりご決定下さいますようお願い申し上げます。
◇議長(星野佐善太君) 説明が終わりました。
 これより質疑に入ります。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野佐善太君) 質疑を終結いたします。
 おはかりいたします。
 ただいま議題となっております議案第86号については、会議規則第36条第2項の規定によ
り委員会の付託を省略いたしたいと思います。
 これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野佐善太君) ご異議なしと認めます。
 よって、議案第86号については、委員会の付託を省略することに決しました。
 これより討論に入ります。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野佐善太君) 討論を終結いたします。
 これより議案第86号 利根沼田学校組合の規約変更に関する協議についてを採決いたします。
 本案は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野佐善太君) ご異議なしと認めます。
 よって、本案は原案のとおり可決されました。
       ───────────────◇──────────────       
    第9 議案第87号 沼田市助役選任の同意について
◇議長(星野佐善太君) 日程第29、議案第87号 沼田市助役選任の同意についてを議題と
いたします。
 職員をして、議案を朗読いたさせます。
◇事務局 命により朗読いたします。
 議案第87号 沼田市助役選任の同意について
 沼田市助役に下記の者を選任したいので地方自治法(昭和22年法律第67号)第162条の
規定により、同意を求める。
平成17年3月29日提出 沼田市長 星野已喜雄
記
住所 前橋市文京町3丁目19番29号 氏名 丸岡祐一 生年月日 昭和22年8月28日
 以上です。
◇議長(星野佐善太君) 朗読が終わりました。
 ただちに市長から提案理由の説明を求めます。市長。
〔市長 星野已喜雄君登壇〕
◇市長(星野已喜雄君) ただいま上程になりました議案第87号 沼田市助役選任の同意につ
いてご説明申し上げます。助役である金井可佐夫さんの任期は平成18年10月31日でありま
すが、都合により辞職願いがありましたので、その後任について慎重に選考してまいりました結
果、人格識見とも優れた丸岡祐一さんを適任と認め、選任いたしたいので、ご同意いただきたく
提案申し上げる次第であります。丸岡祐一さんの経歴の概要は、議案参考資料として配布の経歴
概要書のとおりでありますが、昭和45年に群馬県庁に奉職以来、35年の長きにわたり職務に
精励され、その間渋川土木事務所、沼田土木事務所、土木部道路建設課、同管理課などを経て、
土木部都市計画課まちづくり推進室長、企画部企画課長、総務部参事兼地方課長等各部門の要職
を歴任され、現在総務局参事兼市町村課長としてご活躍中で、地方行政に広く精通してこられた
方でありますので、その豊富な経験と識見をもって、必ずや今後の市政発展にご貢献いただける
ものと確信をしております。よろしくご審議の上、ご同意いただきますようお願い申し上げます。
◇議長(星野佐善太君) 説明が終わりました。
 これより質疑に入ります。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野佐善太君) 質疑を終結いたします。
 おはかりいたします。
 ただいま議題となっております議案第87号については、会議規則第36条第2項の規定によ
り委員会の付託を省略いたしたいと思います。
 これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野佐善太君) ご異議なしと認めます。
 よって、議案第87号については、委員会の付託を省略することに決しました。
 これより討論に入ります。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野佐善太君) 討論を終結いたします。
 これより議案第87号 沼田市助役選任の同意についてを採決いたします。
 本案は、同意することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野佐善太君) ご異議なしと認めます。
 よって、本案は同意することに決しました。
       ───────────────◇──────────────       
    第10 議案第88号 沼田市教育委員会の委員任命の同意について
◇議長(星野佐善太君) 日程第30、議案第88号 沼田市教育委員会の委員任命の同意につ
いてを議題といたします。
 職員をして、議案を朗読いたさせます。
◇事務局 命により朗読いたします。
議案第88号 沼田市教育委員会の委員任命の同意について
 沼田市教育委員会の委員に下記の者を任命したいので、地方教育行政の組織及び運営に関する
法律(昭和31年法律第162号)第4条第1項の規定により、同意を求める。
平成17年3月29日提出 沼田市長 星野已喜雄
記
住所 沼田市白沢町高平255番地1 氏名 津久井勲 生年月日 昭和19年12月25日
住所 沼田市利根町多那1,595番地 氏名 角田世司 生年月日 昭和25年3月16日
 以上です。
◇議長(星野佐善太君) 朗読が終わりました。
 ただちに、市長から提案理由の説明を求めます。市長。
〔市長 星野已喜雄君登壇〕
 ◇市長(星野已喜雄君) ただいま上程になりました議案第88号 沼田市教育委員会の委員任
命の同意についてご説明申し上げます。
教育委員会の委員であり、教育長であります角田利喜雄さんの任期は平成20年9月30日であ
りますが、都合により辞職願いがありましたので、その後任について慎重に選考してまいりまし
た結果、津久井勲さんを適任と認め、任命いたしたいのでご同意いただきたく提案申し上げる次
第であります。津久井勲さんの経歴の概要は、議案参考資料として配布の経歴概要書のとおりで
ありますが、昭和43年に水上町立藤原小学校に奉職以来、利根教育事務所、群馬県教育委員会
事務局などを経て、白沢村立白沢小学校長、利根教育事務所長、群馬県教育委員会事務局学校教
育部学校人事課長等を各部門の要職を歴任され、現在群馬県総合教育センター所長としてご活躍
中で、教育に関し豊富な経験と卓越した識見を持たれ、今後の教育行政の進展にご活躍いただけ
るものと確信をしております。
次に、教育委員会の委員であります。須田初雄さんの任期は平成20年9月30日でありますが、
都合により辞職願いがありましたので、その後任について慎重に選考してまいりました結果、角
田世司さんを適任と認め、任命いたしたいのでご同意いただきたく提案申し上げる次第でありま
す。角田世司さんの経歴の概要は、議案参考資料として配布の経歴概要書のとおりでありますが、
農業に精励される傍ら、利根村立多那小中学校PTA会長、群馬県立沼田高等学校PTA副会長などの
ほか、利根村農業委員会委員、利根村消防団長、群馬県消防協会利根沼田支部長、群馬県消防協
会理事、利根村教育委員会委員等の公職を歴任され、教育に関し豊富な経験と卓越した識見を持
たれ、今後の教育行政の進展にご活躍いただけるものと確信をしております。以上お二人につき
まして、よろしくご審議の上、ご同意いただきますようお願い申し上げます。
◇議長(星野佐善太君) 説明が終わりました。
 これより質疑に入ります。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野佐善太君) 質疑を終結いたします。           
 おはかりいたします。            
 ただいま議題となっております議案第88号については、会議規則第36条第2項の規定によ
り委員会の付託を省略いたしたいと思います。   
 これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野佐善太君) ご異議なしと認めます。
 よって、議案第88号については、委員会の付託を省略することに決しました。
 これより討論に入ります。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野佐善太君) 討論を終結いたします。
 これより議案第88号 沼田市教育委員会の委員任命の同意についてを採決いたします。
 本案は、同意することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野佐善太君) ご異議なしと認めます。
 よって、本案は、同意することに決しました。
       ───────────────◇──────────────       
    第11 閉会中の継続調査申出について
◇議長(星野佐善太君) 日程第31、閉会中の継続調査申出についてを議題といたします。
 総務文教常任委員長、民生福祉常任委員長、経済建設常任委員長、及び議会運営委員長から、
会議規則第104条の規定によりお手元に配布いたしました申出書のとおり、閉会中の継続調査
申出がありました。
 それぞれの委員長からの申し出のとおり、閉会中の継続調査に付することに、ご異議ありませ
んか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野佐善太君) ご異議なしと認めます。
 よって、それぞれの委員長からの申し出のとおり、閉会中の継続調査に付することに決しまし
た。
       ───────────────◇──────────────       
    第12 字句等の整理委任について
◇議長(星野佐善太君) 日程第32、字句等の整理委任についてを議題といたします。
 おはかりいたします。
 今期定例会で議決された事件について、その字句等の整理を要するものにつきましては、会議
規則第42条の規定により、その整理を議長に委任されたいと思います。
 これにご異議ありませんか。
              (「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野佐善太君) ご異議なしと認めます。
 よって、そのとおり決しました。
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    第13 閉  会
◇議長(星野佐善太君) 以上で今期定例会に付議された事件はすべて議了いたしました。
 この機会に、市長より発言の通告がありましたので許可いたします。市長。
              〔市長 星野已喜雄君登壇〕
 ◇市長(星野已喜雄君) お許しをいただきましたので、ひとこと御礼のごあいさつを申し上げ
ます。
 合併後最初の定例市議会となる今議会は、去る3月2日から本日までの28日間にわたり開催
され、この間議員各位におかれましては、追加議案も含めて49件という数多くの案件について、
連日慎重なご審議とご審査を賜わり、ご提案申し上げましたすべての案件に対しまして、原案の
とおり可決、承認、同意をいただき、誠にありがとうございました。厚く御礼を申し上げます。
 特に平成17年度予算並びに関連する条例につきましては、予算審査特別委員会で綿密なるご
審査をしていただきましたが、この間における正副委員長さんのご苦労と委員各位の熱心なご審
査に対しまして、深甚なる敬意と感謝を申し上げる次第であります。
 また一般質問におきましては、14人の方々から現下の問題を中心に、ご示唆に飛んだ質問を
承り、それぞれ答弁を申し上げましたが、今後の検討課題とさせていただきました事項につきま
しては、十分留意をしてまいりたいと存じます。
 さて、平成17年度は21世紀の幕開けと同時にスタートした、第4次総合計画の最終年次で
あるとともに、本議会でご承認をいただきました新年度予算は、合併後初の予算ともなるわけで
ありまして、施政方針でも申し上げましたとおり、きわめて厳しい財政状況にありますが、その
執行に際しましては行財政改革をさらに推し進めながら、第4次総合計画の総仕上げとして、主
要事務事業の着実な推進を図るとともに、その効率的な執行に一層留意し、利根沼田の中核都市
としてのさらなる発展のため、精一杯努めてまいりたいと考えております。また新年度になりま
すると、新生沼田市の未来への旅立ちの礎となる新総合計画の策定作業が始まります。新市の将
来像を水と緑の大地、田園空間都市と掲げた新市建設計画との整合性を図りながら、市民福祉の
向上と地域ごとの個性を活かした均衡ある発展を図るための計画としてまいりたいと考えており
ます。しかしながら地方自治体を取り巻く環境は厳しく、現在の社会経済状況に目を向けますと、
長引く景気の低迷等により、財政状況は好転せず、真の地方分権を希求し住民のための地方自治
を推進していくためには、多くの課題が山積をしております。今後とも議会をはじめ、市民皆さ
んのご意見をいただきながら、天与に恵まれた大自然と人びとが共生し、子供たちの笑顔が輝く
21世紀のまちづくりを目指して、5万7,000有余市民と行政が連携協働し、市民の英知を
結集しながら全職員が一丸となり、新市建設に向け全力で取り組んでまいる所存でありますので、
議員各位のなお一層のご指導、ご鞭撻をお願い申し上げる次第でございます。今後とも市民皆さ
まの要望に応えるべく、誠心誠意全力を注ぐことをお誓い申し上げますとともに、記念すべき新
生沼田市の新たなる歩みに大きな夢とその実現の誓いを託しまして、御礼のあいさつといたしま
す。
 誠にありがとうございました。
◇議長(星野佐善太君) 以上をもちまして、平成17年第3回沼田市議会定例会を閉会いたし
ます。
 議員各位、並びに執行部各位には、長期間にわたりまして誠にご苦労さまでした。
  午後1時24分閉会
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