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 沼田市沼田市議会沼田市議会会議録>平成18年第2回定例会 議事日程第4号

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沼田市議会平成18年第2回定例会会議録
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議事日程 第4号
平成18年6月16日(金曜日)午前10時
第 1 議案第 53号 沼田市国民保護協議会条例の制定について
第 2 議案第 54号 沼田市国民保護対策本部及び沼田市緊急対処事態対策本部条例   
               の制定について
第 3 議案第 55号 沼田市保育園条例の一部を改正する条例について
第 4 議案第 56号 沼田市簡易水道設置条例の一部を改正する条例について
第 5 議案第 57号 平成18年度沼田市一般会計補正予算(第1号)
第 6 請願第  2号 「ずさんな米国産牛肉の輸入に抗議し、BSEの万全な対策を   
               求める」請願書
第 7 議案第 59号 沼田市固定資産評価審査委員会の委員選任の同意について
第 8 諮問第  1号 人権擁護委員の推薦について
第 9 議案第 60号 沼田市助役選任の同意について
第10 閉会中の継続調査及び審査申出について
第11 字句等の整理委任について
─────────────────────────────
本日の会議に付した事件
第 1 議案第 53号 沼田市国民保護協議会条例の制定についてから
    議案第 54号 沼田市国民保護対策本部及び沼田市緊急対処事態対策本部条例   
               の制定についてまで
                        以上2件一括上程
第 2 議案第 55号 沼田市保育園条例の一部を改正する条例についてから
    議案第 57号 平成18年度沼田市一般会計補正予算(第1号)まで
                        以上3件一括上程
第 3 請願第  2号 「ずさんな米国産牛肉の輸入に抗議し、BSEの万全な対策を   
                求める」請願書
第 4 日程追加 議案第 61号 「ずさんな米国産牛肉の輸入に抗議し、BSEの万   
                     全な対策を求める」意見書案について
第 5 議案第 59号 沼田市固定資産評価審査委員会の委員選任の同意について
第 6 諮問第  1号 人権擁護委員の推薦について
第 7 議案第 60号 沼田市助役選任の同意について
第 8 閉会中の継続調査及び審査申出について
第 9 字句等の整理委任について
第10 市長閉会あいさつ
第11 閉  会
─────────────────────────────
出席議員(44人)
       1番  小野 広樹君      2番  南 美喜雄君
       4番  角田  博君      5番  中村 光孝君
       6番  小野 要二君      7番  小林  猛君
       8番  桑原冨士夫君      9番  真下 恭嗣君
      10番  布施辰二郎君     11番  角田 泰夫君
      12番  高柳 勝巳君     13番  久保 健二君
      14番  星野  稔君     15番  鈴木 圭子君
      16番  金子 一弥君     17番  金子 千明君
      18番  長谷川信次君     19番  宮田 和夫君
      20番  小林 玉男君     21番  小野 正純君
      22番  大島 崇行君     23番  山崎 義朗君
      24番  大竹 政雄君     25番  井之川博幸君
      26番  大東 宣之君     27番  片野 彦一君
      28番  星川嘉一郎君     29番  金井 康夫君
      30番  井上 正文君     31番  小尾 孝男君
      32番  相田 昌夫君     33番  宇敷 和也君
      34番  小林 次夫君     35番  高橋 襄典君
      36番  牧野 保好君     37番  石田 宇平君
      39番  井上健太郎君     40番  田村 博美君
      41番  井田 孝一君     42番  小林 照夫君
      43番  星野佐善太君     44番  郷原 重雄君
      45番  横坂 泰次君     46番  井上 幾雄君
欠席議員(2人)
       3番  小林 克郎君     38番  松井 敏員君
────────────────────────────── 
説明のため出席した者
  市  長     星野已喜雄君      白沢町振興局長  根岸 恒雄君
  利根町振興局長  星野 健一君      収 入 役     林  義夫君
  市長公室長    田村 澄夫君      総務部長     村山 博明君
  民生部長     田島  護君      経済部長     大嶋 政美君
  建設部長     松井完一郎君      街なか対策部長  見城 厚男君
  白沢町振興局次長 中村 弘志君      利根町振興局次長 中澤 和義君
  総務課長     村沢 博行君      教 育 長     津久井 勲君
  教育部長     宮澤 満夫君      庶務課長     水田  修君
  監査委員事務局長 小池 一夫君
──────────────────────────────  
議会事務局出席者
  事務局長     茂木  愛       次長兼庶務係長  下  宏一
  議事係長     茂木 敏昭       主  任     地野 裕一
──────────────◇──────────────
    午前10時開会
◇議長(星野佐善太君) これより本日の会議を開きます。
──────────────◇──────────────
    第1 議案第53号 沼田市国民保護協議会条例の制定についてから
       議案第54号 沼田市国民保護対策本部及び沼田市緊急対処事態対策本部   
              条例の制定についてまで
                          以上2件一括上程
◇議長(星野佐善太君) 日程第1、議案第53号 沼田市国民保護協議会条例の制定について、
及び日程第2、議案第54号 沼田市国民保護対策本部及び沼田市緊急対処事態対策本部条例の
制定についての以上2件を一括議題といたします。
 以上、2件に関し、総務文教常任委員長の報告を求めます。委員長 橋襄典議員。
〔総務文教常任委員長 橋襄典君登壇〕
◇35番(橋襄典君) 総務文教常任委員会に付託されました議案第53号 沼田市国民保護協
議会条例の制定について、及び議案第54号 沼田市国民保護対策本部及び沼田市緊急対象事態
対策本部条例の制定、以上2件について一括して審査の結果をご報告いたします。
 本委員会は、6月13日、提案理由及び当局からの説明に基づいて審査を行った結果、2件の
条例について、いずれも賛成多数により可決すべきものと決定いたしました。
 この度の2件の条例制定は、いずれも武力攻撃事態等における国民の保護のための措置に関す
る法律に基づいて行うものであります。
 その内容は、議案第53号が、同法第40条第8項により、沼田市国民保護協議会の組織及び
運営に関し、必要な事項を定めるものであり、議案第54号が、同法31条によって沼田市国民
保護対策本部及び沼田市緊急対処事態対策本部に関し、必要な事項を定めるものであります。
 本委員会としては、法に基づく条例であるという認識のもと、必要な条例であるという見解か
ら、賛成多数で可決すべきものと決定した次第であります。
 なお、本条例の主旨は、地域防災計画によって対処可能であり、いま条例を制定する必要はな
い。という意見があったことを申し添え、委員長報告といたします。
◇議長(星野佐善太君) 委員長の報告が終わりました。
 これより質疑に入ります。
 なお、質疑は委員長の報告に対して願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野佐善太君) 質疑を終結いたします。
 これより討論に入ります。
 討論は一括して願います。
 なお、討論は、反対、賛成の順に願います。
〔26番 大東宣之君登壇〕
◇26番(大東宣之君) 私は、ただいま上程されている議案第53号 沼田市国民保護協議会
条例の制定について、議案第54号 沼田市国民保護対策本部及び沼田市緊急対処事態対策本部
条例の制定について、委員長報告に反対の立場より討論を行います。
 政府は、武力攻撃から国民の生命、身体及び財産を保護するため、影響が最小限となるように
するためと、国民保護法制定の理由を述べています。国民保護法では、避難住民の収容施設の確
保、物資の保管、売渡の要請、医療提供、医療施設確保など、地方自治体が担わされることとな
りますが、正当な理由なく許否したときは、同意を得ずに使用、収容するとされているように、
強制的に国民を動員できる仕組みとなっています。
 市町村長の住民から土地、建物等、あるいは物件を取り上げ、使用しなければならない立場に
立たされます。この国民保護法は、武力攻撃事態法などの有事法の一つであり、それぞれが関連
しあい執行され、国民を罰則で縛りつけ、強制的に戦争に協力させる何物でもありません。今回
の条例制定はこうした有事法制の一貫であり、市民に戦争への協力を強制的に行わせようとする
ものです。
 以上の見解を表明し、議案第53号 沼田市国民保護協議会条例の制定について、議案第54
号 沼田市国民保護対策本部及び沼田市緊急対処事態対策本部条例の制定について、反対討論と
いたします。
◇議長(星野佐善太君) 他に。12番。
〔12番 高柳勝巳君登壇〕
◇12番(高柳勝巳君) 私は、ただいま上程をされております議案第53号 国民保護協議会
条例の制定、及び議案第54号 国民保護対策本部及び沼田市緊急対処事態対策本部条例の制定
につきまして、反対の立場で討論をいたします。
 今回、提案のこの条例は、武力攻撃事態等における国民の保護のための措置に関する法律を受
けて、各自治体筆致条例として提案されたものです。その生い立ちは、武力攻撃事態等における
アメリカ合衆国の軍隊の行動に伴い、わが国が実施する措置に関連する法律など、いわゆる有事
関連7法案の一つであります。
 有事とは、勿論、戦時であり、さらに武力攻撃とは、具体的に陸上舞台が上陸する攻撃、ゲリ
ラ、特殊部隊による攻撃、弾道ミサイルによる攻撃、航空機による攻撃を想定されるとしていま
す。
 さらに、緊急対処事態とは、武力攻撃に準ずる手段で、多数の人の殺傷行為が発生した時と定
義しています。備えあれば憂いなしや、普通の国と言った抽象論で軍事力を確実に拡大してきた
日本は、いまや世界から見れば立派な軍事大国であり、脅威そのものとなっています。
 そして、その軍事大国が、武力攻撃が発生する明白な危険が切迫していると認められるに至っ
た事態の対処と、だれかが、どこかで判断すれば、正当防衛としての先制攻撃も考えすぎとは思
えません。また、テロへの防御と称して、プライバシーへの大幅な侵害なども頭を過ります。
 平和憲法をじゅうりんする改正や、そのハードルを下げるための国民投票法案、愛国心を強制
する教育基本法、行政批判をするだけで罪に問われ兼ねない共謀罪、さらには、防衛庁の省への
格上げ等の動きからすれば、この法案のもとに制定されようとしている条例が、国民の保護を目
的としているとは到底考えられないのです。
 さらに不安なのは、条例によって設置される保護協議会に諮問されるであろう重要案件の一つ
の国民保護計画についてであります。まず、協議会委員は限定され、協議項目も限定され、モデ
ル案は消防庁から示され、平成18年度中を策定目途となる中で、果たして広く住民の意見を含
めた内容となり得るでしょうか。甚だ疑問と言えます。
 本定例会の初日、私のこの条例に対します不安を中心とした質疑に対し、当局からは、そうし
た不安材料を一つ一つ解消していくことが重要との答弁をいただきました。しかしながら、この
条例の根本をなしている性質の問題や保護計画策定に関する諸課題を含んでいることから、条例
案は文字通り、真に国民を保護する条例や計画となることは、残念ながら極めて困難であると判
断せざるを得ません。
 最後に、戦争の作り方という児童向けの本の一部を引用させていただきます。「私たちの国は、
60年近く前に戦争をしないと決めました。だからあなたは戦争のために何かをしたことがあり
ません。でも、国の仕組みや決まりを少しずつ変えていけば、戦争をしないと決めた国も、戦争
できる国になります。その間には、例えばこんなことが起こります。私たちの国を守るだけだっ
た自衛隊が世界の平和を守るため、よその国で困っている人々を助けるためと言って武器を持っ
て外国に出かけるようになります。攻められそうだと言ったら、先にこっちから攻めるとも言う
ようになります。戦争のことは、何人かの政府の人で決めてもいいという決まりを作ります。テ
レビやラジオや新聞は、政府が発表したとおりのことを言うようになります。「何か変だな」と
思っても「どうして」とは聞けません。聞けるような感じではありません。
 これが本の一節です。未来の子どもたちのためにも、何か変だなと思っても、「どうして」と
聞けなくなるような事態になる前に、私はしっかり反対と述べたいと思います。
 以上です。
◇議長(星野佐善太君) 他に。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野佐善太君) 討論を終結いたします。
 これより議案第53号 沼田市国民保護協議会条例の制定についてを採決いたします。
 本案に対する委員長の報告は可決であります。
 本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
◇議長(星野佐善太君) 起立多数であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第54号 沼田市国民保護対策本部及び沼田市緊急対処事態対策本部条例の制定に
ついてを採決いたします。
 本案に対する委員長の報告は可決であります。
 本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
◇議長(星野佐善太君) 起立多数であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。
          ──────────────◇──────────────
    第2 議案第55号 沼田市保育園条例の一部を改正する条例についてから
       議案第57号 平成18年度沼田市一般会計補正予算(第1号)まで
                          以上3件一括上程
◇議長(星野佐善太君) 日程第3、議案第55号 沼田市保育園条例の一部を改正する条例に
ついて、から日程第5、議案第57号 平成18年度沼田市一般会計補正予算(第1号)までの
以上3件を一括議題といたします。
 これより質疑に入ります。
 なお、質疑は1件ごとに願います。
 まず、議案第55号 沼田市保育園条例の一部を改正する条例について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野佐善太君) 次に、議案第56号 沼田市簡易水道設置条例の一部を改正する条例
について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野佐善太君) 次に、議案第57号 平成18年度沼田市一般会計補正予算(第1号)
について願います。
 なお、議案第57号については、歳出より各款ごとに願います。
 まず、第2款 総務費について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野佐善太君) 次に、第3款 民生費について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野佐善太君) 次に、第7款 商工費について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野佐善太君) 次に、第9款 消防費について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野佐善太君) 次に、第10款 教育費について願います。
◇26番(大東宣之君) 指定校推進事業として、子どもと親の相談員活用調査研究委託事業が
計上されております。この事業内容についてお聞かせいただきたいと思います。併せて、指定校
推進事業、この事業内容についてもお聞かせいただきたいと思います。
◇議長(星野佐善太君) 教育部長。
◇教育部長(宮澤満夫君) 命によりご質疑に対してお答えを申し上げたいと思います。
 まず、1点目の、情報モラル向上研究事業でございますが、この事業の内容につきましては、
小学校におきます不登校についての早期段階での対応が効果的であるというふうに考えておりま
して、そういったことの中で小学校に子どもと親の相談員を配置いたしまして、不登校などの早
期発見や早期に対応していく、そういった活動の調査、研究をして、これはその結果が中学校に
も好影響を及ぼすということでございますので、そういった内容につきましての調査、研究活動
を行うということでございます。
 なお、今回の補正の対象となる学校でございますが、升形小学校に配置するということで考え
ております。
 それから2点目の、授業改善推進事業でございます。これにつきましては、教師の指導力の向
上を図る。そういった観点から、各教科の問題点を明らかにして、課題解決のための授業改善の
方法を具体的に考えていく。こういった内容でございまして、教科といたしましては、沼田中学
校が国語、沼田東中学校が社会科という形で進めてまいります。
 情報モラルの関係で質問が出ておりました。子どもと親の相談員ということでございました。
子どもと親の相談員につきましての内容が、不登校についての早期の段階での対応、こういった
ことが重要であるところの中で、そういった対応につきましての調査、研究を進めていくという
事業でございます。
◇26番(大東宣之君) 子どもと親の相談員活用調査研究委託事業、不登校対策で升形小学校
に配置をすると。不登校対策として配置をしていくということですが、お聞きをしたいのですが、
一つには、この事業は今期、新規の事業として初めて実施をされていくものなのか。お聞かせを
いただきたいのと、この相談員を配置をするということですので、子どもと親の相談員というこ
とですから、実際、相談を対象とするのは、子どもだけではなくて親も含めていろいろな相談に
のっていくと。またいろいろと指導していくというと変ですけれども、生活の改善だとか、そう
いう不登校を未然に防いでいくような形での人間関係の形成だとか、そういうようなことまで含
めて、子どもだけではなくて親も一緒になって、そういったことに対応していくということなの
かどうか、お聞かせいただければと思います。
◇教育部長(宮澤満夫君) ただいまのご質疑でございますが、この事業につきましては、前年
度と言いますか、16年度と17年度の2年間、沼田小学校と川田小学校が対象という形で研究
事業を行っております。升形小学校につきましては、18年度から、予定といたしますと2年間
という形になるというふうに考えております。
 相談の内容でございますが、児童、それから保護者、そういったことを含めたかということで
ございますが、児童、保護者を含めまして、児童の話し相手になったり、または悩みの相談を受
けたり、それからまた家庭と地域、そういったところでの連携、支援を行う。そういったことの
中で保護者の方ともいろいろな相談にのってまいる。そういった内容でございます。
◇26番(大東宣之君) この事業がすでに過去2ヵ年にわたって沼小、川田小学校で実施をさ
れてきたということですので、一定の成果と言いますか、この実施をしてきた事業についての検
討がされてきて、今年度、升形小学校で実施をするということについては、そうした過去の事例
等を参考にし、さらにより良いものにしていく。中身を充実をさせていくというようなことで、
今年度、升形小学校では実施をされていくというようなことで理解をしてよろしいのかどうか、
最後にお聞かせいただければと思います。
◇教育部長(宮澤満夫君) おっしゃるとおりでございまして、前回の中でも実績報告が出され
ております。そういったことも加味しながらさらに研究してまいる。そういったことでございま
す。
◇議長(星野佐善太君) 次に、歳入について願います。
 まず、第14款 国庫支出金について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野佐善太君) 次に、第15款 県支出金について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野佐善太君) 次に、第17款 寄附金について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野佐善太君) 次に、第18款 繰入金について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野佐善太君) 次に、第20款 諸収入について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野佐善太君) 次に、第2条 債務負担行為の補正について願います。
◇25番(井之川博幸君) 沼須地区の運動公園、住宅団地からの変更ということでいろいろ議
論がされてきておりましたが、補正予算ということで改めて確認の意味でお伺いしたいと思いま
す。
 13ページに債務負担行為の関係で、調書が出ておりますけれども、限度額として県企業局施
行の工業団地に売却残が生じた場合における当該残地の額、こういうふうになっております。こ
の額はですね、全部売れた場合はゼロということは想定できるわけですが、全く売れなかった場
合には最大限、どのくらいの負担になるのか。この額を、想定でいろいろ議論されてきました。
はっきりいくらで売り出すということは決まってないようでありますけれども、想定される範囲
でこの額をお示し願いたいと思います。
◇議長(星野佐善太君) 経済部長。
◇経済部長(大嶋政美君) 命によりお答え申し上げます。
 この価格というのが非常にまだ不確定でありますことから、想定ということでお聞き取りいた
だきたいと思います。現在、企業局そのものと詰めている話では、設定価格を4万円前後という
形で協議しているのは報告したとおりでございますけれども、仮に4万円という価格を仮定する
ならば、面積からして、面積そのものは概算9,200坪ほどございます関係から、それらを積
算いたしますと、全部の土地の想定価格から積算いたしますと、3億7,000万円弱という数
字で推計ができるところでございます。
 以上でございます。
◇25番(井之川博幸君) いまご答弁いただきましたけれども、この額で言いますと、結局、
沼田市が最終的に買うということになっても、企業局が経営努力と言いますか、そういうことで
最終的な売却価格が決まるわけですけれども、そういう分は、そのときは全く考慮されないと。
売り出しにかかった価格に関して、その面積を掛けた分が今回、限度額として、それ以上の負担
はないと。こう考えていいのかどうか。確認をさせていただきたいと思います。
 この件に関しましては、上段の環境整備事業7,150万円から道路の関係で1億円とか、3
ヘクタールが5.2ヘクタールになった関係で3億円程度とか、かなり当初の計画より全体の事
業の必要額が増えておりますけれども、今まで議論の中でも、議員から質疑をされると言います
か、議員の方が金額を出して、当局に確かめて、それを確認してくるというようなことで議論が
されてまいりました。当局として今回、大体この問題がこれで決着をするというような感じがす
るわけですが、本当に当初の計画から今回の変更された事業計画にかかる経費の金額を、当局か
らきちんと精査をして議会に示すとか、市民に示すとか、そういうお考えがあるかどうかお願い
をしたいと思います。
◇経済部長(大嶋政美君) お答えいたします。
 1点目の、ただいま申し上げた数字が負担の限度かという、あのご質問でございますけれども、
現在、進めている計画というのは、今後、用地も取得することになるわけでございますけれども、
この用地につきましても、単価的なものについてはまだ発表できる段階にございません。あくま
でも想定の上に立った算定であるということを、まずもってご理解いただきたいと存じます。
 それから、それらで想定するとするならば、先ほど申し上げましたように、先ほど言った数字
が算定できるということでご理解をいただきたいと思います。
 それから、それぞれの事業費について、これらはほぼ具体的にお示す考えがあるかという問い
合わせだったと思いますけれども、先ほどからも申しておりますように、まずもって現在の地権
者から買う価格そのものも、これはまだ公表するに至っておりません。
 なおかつ、企業局がこの事業を進めるにあたっての事業の進め方というのも、現在は事業決定
前でございますことから、これにつきましても確定的と申しますか、そういった数字をお示しす
るのは憚れるわけでございますので、ご理解をいただきたいと思います。
 また、これらがそれぞれが一定の確認を得た時点では、その積算の中から数字そのものはお示
しをできる時期になろうかということで、ご説明とさせていただきます。
◇25番(井之川博幸君) いま部長の答弁にあったとおり、細部にわたってはっきりしない部
分もあるわけでございます。そういう中で、これは県企業局に対して、これだけのお金は補償し
ますよということが、そういうことが債務負担行為になるわけでありまして、それを決めるとき
に、市民の理解、議会の理解、はっきり最後まで示されて理解した段階で提示されているのでは
なくて、その前に企業局に対する約束だけは債務負担行為でやるということでありますから、こ
れはもう県の企業局からの圧力に沼田市が負けてこういうことをすると、こういうことに理解を
するわけなのですが、そういうことでいいのかどうか。最後にご答弁をお願いしたいと思います。
◇経済部長(大嶋政美君) 従来からの住宅団地、白紙撤回を受けまして、それらの用地の活用
にどういう方法論があるかということで、まずもって関係をいたしました県企業局、県農業局、
それと沼田市で、それぞれの担える部分がどこにあるかというようなことを念頭に協議を進めて
まいりました。沼田市といたしましても、努めて市そのものの負担が厳しい状態にあることから、
これについてはまずもって市民負担の軽減につながるよう努めてきたわけでございますけれども。
いずれにしましても、今までの経過の中で、この沼須地区土地改良事業の収束を迎えるためには、
地元の方に迷惑をかからないということを第一に考えまして、これらの協議を重ねた結果でござ
いますので、ご理解をいただくようお願い申し上げます。
(休憩を求める者あり)
       ────────────────────────────     
◇議長(星野佐善太君) 休憩いたします。
午前10時33分休憩
       ────────────────────────────     
午前10時33分再開
◇議長(星野佐善太君) 再開いたします。
       ────────────────────────────     
◇経済部長(大嶋政美君) 先ほどからの言葉と重なりますけれども、三者の、それぞれの協議
の中からこの負担を見いだしていくということでございます。
◇議長(星野佐善太君) 他に。質疑を終結いたします。
 おはかりいたします。
 ただいま議題となっております議案第55号から議案第57号までの以上3件については、会
議規則第36条第2項の規定により委員会の付託を省略いたしたいと思います。
 これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野佐善太君) ご異議なしと認めます。よって、議案第55号から議案第57号まで
の以上3件については、委員会の付託を省略することに決しました。
 これより討論に入ります。
 討論は一括して願います。
 なお、討論は、反対、賛成の順に願います。
〔39番 井上健太郎君登壇〕
◇39番(井上健太郎君) 私は、議案第57号 平成18年度沼田市一般会計補正予算(第1
号)の、第1条及び第2条について、反対の立場から討論いたします。
 まず、第1条では、3款民生費1項社会福祉費において、2目障害者福祉費でありますが、障
害者いじめとなる障害者自立支援法という悪法が成立し、この4月から施行され、10月から実
施されることに伴った補正予算であります。
 この法律の最大の問題点は、障害者とその家族に大幅な負担増を強いるものであり、障害が重
く、制度利用の多い人ほど負担が大きくなるという応益負担が導入されたからであります。その
ため、各自治体で障害者負担を軽減するために、あらゆる軽減策を模索する動きが全国で顕著で
あります。要するに、本来、国が行うべき責任を、地方自治体と障害者本人に転嫁するものであ
り、国民いじめの最たる悪法であります。現場に携わる地方自治体から、悪法実施の時期を先送
りし、その間にこの天下の悪法を撤回させるべく国に対し、強く物申すべきだと考えます。
 また第2条、債務負担行為補正でありますが、仮称沼須工業団地に売却残が生じた場合におけ
る残地の購入費の債務負担であります。この問題については、すでに予算特別委員会、常任委員
会、全員協議会、そして一般質問と、度重なる議論がされておりますが、議員の多くは納得して
いない状況が続いております。ただはっきりしていることは、県企業局の責任が明確であること
は、度重なる議論の中で歴然としてまいりました。すでに企業局が撤退をした住宅団地の後始末
に約3億円、交換した企業誘致予定地への道路建設に1億円、もし5年間に工業団地ができなけ
れば3ヘクタールを市が買収するというようなことになれば、またまたただいまの説明のように
3億7,000万円の負担は目に見えております。
 市の負担は、とりもなおさず市民の血税であります。そのことを十分に考慮し、なおかつこの
債務負担行為を行うのであれば、企業局に今までの責任をとり、運動公園予定地の差額2.2ヘ
クタール分の買収費を出すか、今度の3ヘクタール分はすぐにでも県の責任で買収するというよ
うな、はっきりした念書を交わす等の確約を取ってから行うべきと考えます。
 以上の理由をもって本件の反対討論といたします。
◇議長(星野佐善太君) 他に。32番。
〔32番 相田昌夫君〕
◇32番(相田昌夫君) 私は、議案第57号に、低迷している沼田市に希望を与える事業、土
地改良事業が含まれておりますので、賛成の立場から意見を述べさせていただきます。
 土地改良事業は、もうすでに年度も経過し事業の収束を図らなければならない。そして、非農
用地の利活用というところで運動広場については今後ますますのスポーツ振興の発展、企業誘致、
工業誘致につきましては、沼田市の経済効果、財政効果、雇用の拡大等、いまの現状を打開する
希望が含まれておる事業だと確信をしておるところであります。
 今後のさらなる、新しい展開にご期待を申し上げ、賛成するものでございます。
◇議長(星野佐善太君) 他に。37番。
〔37番 石田宇平君登壇〕
◇37番(石田宇平君) 私は、議案第57号 平成18年度沼田市一般会計補正予算(第1号)
について、反対の立場から討論いたします。
 本市の財政は、三位一体改革の影響により危機的な状況であり、本年度予算も後年度負担に極
力留意し、財源の有効活用と新市の均衡発展を図ることを目的に合併特例債の有効活用を図りな
がら、費用対効果についても十分な検討を行い、最小限の経費で最大の効果をあげるべく努力が
なされたものと理解しております。
 このたび、本会議に上程されました補正予算の債務負担行為は、県営畑地帯総合整備事業沼須
地区により創出される非農用地のうち、県企業局が行う企業誘致用地整備並びにその売却残地に
かかわるものであります。
 しかし、この事業は後年度において市民負担が伴うことから、市民の理解を得るためには、も
っと具体的な方針を示すべきであり、多面的な検討が必要ではないかと感じるところであります。
本非農用地活用は、当初県企業局による住宅団地に充てるとしてきました。しかし、平成16年
12月、県企業局は、社会経済情勢の激変を理由に、住宅団地事業から撤退の表明、これを受け、
本市と県農業局及び県企業局と協議を行い、昨年10月までに対応策を決定することとの説明を
受けておりましたが、これらの協議の経過、問題点等、何ら明らかにされておらないと思ってお
ります。
 特に、企業誘致後の残地の買い取りについて、なぜ沼田市が負担しなければならないのか。県
営整備事業でありながら県の責任の所在はどこにあるのか。十分な説明がなされたとは残念なが
ら理解できないところであります。
 さらに、住宅団地から企業誘致用地の変更に伴い、これまで進めてきた横塚地区工業団地は、
これを受けどのようになるのか。方針の変更はあるのかどうか。これも明らかにされるべきと考
えております。また、当市の企業誘致の現状を踏まえ、今後どのように進めていくのか。
 最近では、当市の優良企業である藤森工業の新工場の昭和村への移転に対し、どのように対応
してきたのか等、多くの検討課題が山積しており、これらの検討、結論が本予算の前提であるこ
とはまちがいないと確信をしている。説明不足の感は払拭できないと言わざるを得ません。
 私としましても、企業誘致は市の活性化を図る上では重要な施策であり、その必要性について
は十分認識しており、これまでの市長の発想、行動力に期待し、共に、この難局を切り開きたい
という思いで対応してまいりました。いまもこの思いは十分持ち合わせておりますが、本予算に
つきましては、この財政危機の状況、市民の後年度負担への理解、市の主体性の欠如等が懸念さ
れる現在、再検討すべきと判断したところであります。
 以上申し上げ、反対討論といたします。
◇議長(星野佐善太君) 他に。14番。
〔14番 星野 稔君登壇〕
◇14番(星野 稔君) 私は、ただいま上程されております議案のうち、議案第57号 平成
18年度沼田市一般会計補正予算(第1号)について、賛成の立場で討論を行います。
 今回の補正予算は、制度の改正等により、規定の予算に増減を生じるもの、及び緊急に措置し
なければならないものに限定したものと考えます。
 また、予算第2条に示す債務負担行為の補正、沼須地区創設非農用地環境整備事業及び仮称沼
須工業団地に売却残が生じた場合における当該残地購入費について、債務負担行為を追加するも
のでありますが、この事業で創設された非農用地の活用については、住宅団地構想が白紙となり、
県企業局、県農業局及び沼田市の三者で協議、検討を重ね、5.2ヘクタールを運動公園に、3
ヘクタールを企業誘致用地とする議会への報告がされました。
 この問題につきましては、議会内において問題点を指摘する意見もありました。しかし、県営
事業とはいえ沼須地区土地改良事業の収束に向け、沼田市が果たすべき役割と厳しい条件かもし
れませんが、県企業局の事業に可能性を残すところまで沼田市が押し戻してきたことは、評価を
するべきものであります。
 「県とは、良好な関係のもとに協力していくことが沼田市にとって得策と考えている」という
一般質問の市長答弁のとおり、今後においては県が用地の取得から分譲まで行うものであります
が、引き続き県企業局と協議を重ね、企業誘致に積極的な取り組みをされ、地域の社会資本整備
と合わせて運動公園の利活用による地域の活性化につながるものと期待をし、賛成討論といたし
ます。
◇議長(星野佐善太君) 他に。35番。
〔35番 高橋襄典君登壇〕
◇35番(高橋襄典君) 私は、ただいま議題になっております議案第57号 平成18年度沼
田市一般会計補正予算(第1号)について、反対の立場から討論いたします。
 その主な理由は、第2条 債務負担行為のための補正であります。沼須地区創設非農用地につ
いては、過日、5月29日の全員協議会においても5人からの質問等から、その内容については
わかりましたが、厳しい財政状況等に混迷する当市にとって、この内容を沼田市市民にとって負
担することが到底できない。
 1つとしては、7,150万円、沼須地区創設非農用地環境整備については、なぜ沼田市が負
担しなければならないのか理解することはできない。仮称沼須工業団地に売却残が生じた場合に
おける当該残地購入費について、整備された後、5ヵ年をもって企業誘致活動を進め、なお残地
がある場合は、残地については、企業局から沼田市が継承し、買い受けるということですが、な
ぜ沼田市が責任を持って担保する理由が見当たらない。再三にわたって協議を重ねてきたと言わ
れるが、沼須土地改良の収束を理由に言われている。
 今までの説明を聞く中で、こんな重要なこと、特別会計も含めると市民一人当たり借金が約7
2万円で、おぎゃーと生まれた赤ちゃんからお年寄りまで、一人当たり2万円相当額が負担にな
ることが推測される。その誠意が伝わってこない。72万円については必要と認め、何らかの事
業によって生まれたものです。しかしこの負担はやむを得ずと言われるが、具体的な得なる効果
の説明は見当たらない。しかも、具体的企業誘致の見通しはなく、債務負担行為までするのでは
なく、5年後の企業局の努力を見ることがなぜできなかったのか。
 まだまだ申し上げることはありますが、3月定例会等から意見を言ってきましたが、厳しい財
政状況等踏まえて、行き着くところは公開と説明責任等の欠如としか言いようがない。
 なお、事業決定後、用地の買い上げについて、次年度買い上げがされるということが明らかに
なったことについては安堵いたしております。
 以上、申し上げまして、私の反対討論といたします。
◇議長(星野佐善太君) 他に。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野佐善太君) 討論を終結いたします。
 これより議案第55号 沼田市保育園条例の一部を改正する条例についてを採決いたします。
 本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。
 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野佐善太君) ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
 次に、議案56号 沼田市簡易水道設置条例の一部を改正する条例についてを採決いたします。
 本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野佐善太君) ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第57号 平成18年度沼田市一般会計補正予算(第1号)を採決いたします。
 本案は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
◇議長(星野佐善太君) 起立多数であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。
       ──────────────◇──────────────
    第3 請願第2号 「ずさんな米国産牛肉の輸入に抗議し、BSEの万全な対策   
             を求める」請願書
◇議長(星野佐善太君) 日程第6、請願第2号 「ずさんな米国産牛肉の輸入に抗議し、BS
Eの万全な対策を求める」請願書を議題といたします。
 本請願に関し、経済建設常任委員長の報告を求めます。委員長 星川嘉一郎議員。
〔経済建設常任委員長 星川嘉一郎君登壇〕
◇28番(星川嘉一郎君) 経済建設常任委員会に付託されました、請願第2号 「ずさんな米
国産牛肉の輸入に抗議し、BSEの万全な対策を求める」請願書について、審査の結果をご報告
いたします。
 本請願の趣旨は、米国産牛肉に国民の食の安全・安心に対する十分な対策がとられないままで
の拙速な輸入再々開を行わないことやBSEへの万全な対策を求める意見書を提出いただきたい
というものであります。
 本委員会は、慎重な審査を行った結果、全会一致で採択すべきものと決定いたしました。
 これよりその理由と審査の経過をご報告申し上げます。
 審査の中で各委員より食に対する安全・安心に係る問題であり、十分な対策を講じる事は当然
であるといった意見や、十分な検査体制がとられるまで輸入再開をすべきではない等の見解が示
され、採択すべきものと決定した次第であります。
 以上申し上げ、委員長報告といたします。
◇議長(星野佐善太君) 報告が終わりました。
 これより質疑に入ります。
 なお、質疑は委員長の報告に対して願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野佐善太君) 質疑を終結いたします。
 これより討論に入ります。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野佐善太君) 討論を終結いたします。
 これより請願第2号 「ずさんな米国産牛肉の輸入に抗議し、BSEの万全な対策を求める」
請願書を採決いたします。
 本請願に対する委員長の報告は採択であります。
 本請願は、委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野佐善太君) ご異議なしと認めます。よって、本請願は、採択することに決しまし
た。
       ────────────────────────────     
◇議長(星野佐善太君) 休憩いたします。
午前10時58分休憩
       ────────────────────────────     
午前11時04分再開
◇議長(星野佐善太君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
       ────────────────────────────     
○日程追加
◇議長(星野佐善太君) この際、おはかりいたします。
 ただいま、星川嘉一郎議員外12名から議案第61号 「ずさんな米国産牛肉の輸入に抗議し、
BSEの万全な対策を求める」意見書案についてが提出されました。
 この際、これを日程に追加し、日程第7を日程第8とし、以下順次繰り下げ、ただちに議題と
いたしたいと思います。
 これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野佐善太君) ご異議なしと認めます。よって、議案第61号 「ずさんな米国産牛
肉の輸入に抗議し、BSEの万全な対策を求める」意見書案についてを日程に追加し、ただちに
議題とすることに決しました。
          ──────────────◇──────────────
    第4 議案第61号 「ずさんな米国産牛肉の輸入に抗議し、BSEの万全な対   
              策を求める」意見書案について
◇議長(星野佐善太君) 日程第7、議案第61号 「ずさんな米国産牛肉の輸入に抗議し、B
SEの万全な対策を求める」意見書案についてを議題といたします。
 議案の朗読を省略し、ただちに提出者から提案理由の説明を求めます。星川嘉一郎議員。
◇28番(星川嘉一郎君) 意見書案の朗読をもって、提案理由の説明に代えさせていただきま
す。

 「ずさんな米国産牛肉の輸入に抗議し、BSEの万全な対策を求める」意見書(案)

 日本政府は昨年12月12日に、アメリカ・カナダ産牛肉の輸入再開を決定し、輸入が始まり
ました。
 しかし、1月20日にアメリカから輸入された牛肉にSRM(特定危険部位)の脊柱が混入し
ていたことが発見されました。極めてずさんな輸入に対して強く抗議するとともに、その責任を
明確にすることが必要です。
 米国産牛肉等は、検査体制や特定危険部位の除去、肉骨粉の飼料への使用などの飼料規制、生
産・流通履歴が不明確であるなど、日本に比べてBSE対策は極めて不十分なままとなっていま
す。
 このような中で、輸入再開を拙速に決定した政府の責任は大変重いものがあります。
 よって沼田市議会は、米国産牛肉の拙速な輸入再々開を行わないことや、国民の食の安全を守
るためBSEへの万全な対策を求めます。
 つきましては、下記事項の実現に向け、対策を講じるよう要請します。

                   記

1.米国産の牛肉等に対するBSE対策について、下記のような問題点があることから、これら
に対する改善措置が明確にならない段階での拙速な輸入再々開を行わないこと。
 @米国ではと畜される牛で、BSE検査を行っているのは極めて少ないこと。
 A生産・流通履歴をたどるトレーサビリティ制度が整っていないため、月齢の判定が正  確
にできず、目視による骨化や肉質の状況での月齢判定では誤差を生じさせること。
 B特定危険部位の除去では、日本はすべての月齢の牛の脳などの危険部位を除去し、焼  却
処分を行っているのに対し、米国は30ヶ月齢以上の牛に限られていること。
 C米国では、除去された特定危険部位は処分されず、肉骨粉の原料とされ、豚や鶏の飼  料
として流通している。このため、飼料の製造段階での混入・交差汚染や、給餌時に  誤って牛
に与える危険性があること。
2.国内のBSE対策について、次の点を求めること。
 @アメリカ・カナダ産の牛肉等の再評価を行うこと。その際には日本で実施されている  B
SE対策である、全頭検査、トレーサビリティ、全頭からのSRMの除去、肉骨粉  の禁止を
基準に評価すること。
 A輸入時の検査体制を強化し、最大限の検査を行うこと。
 B消費者の選択権を確保し食の安全を実現するため、牛肉を使用した外食、中食、加工  品
等すべてに原料原産地表示を義務化すること。

 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出します。

  平成18年6月  日

 内閣総理大臣
 厚生労働大臣       様
 農林水産大臣
 食品安全担当大臣
                  
                       沼田市議会議長 星 野 佐善太  

 以上であります。
◇議長(星野佐善太君) 説明が終わりました。
 これより質疑に入ります。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野佐善太君) 質疑を終結いたします。
 おはかりいたします。
 ただいま議題となっております議案第61号については、会議規則第36条第2項の規定によ
り、委員会の付託を省略いたしたいと思います。
 これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野佐善太君) ご異議なしと認めます。よって、議案第61号については、委員会の
付託を省略することに決しました。
 これより討論に入ります。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野佐善太君) 討論を終結いたします。
 これより議案第61号 「ずさんな米国産牛肉の輸入に抗議し、BSEの万全な対策を求める」
意見書案についてを採決いたします。
 本案は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野佐善太君) ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
       ──────────────◇──────────────
    第5 議案第59号 沼田市固定資産評価審査委員会の委員選任の同意について
◇議長(星野佐善太君) 日程第8、議案第59号 沼田市固定資産評価審査委員会の委員選任
の同意についてを議題といたします。
 職員をして議案を朗読いたさせます。
(職員朗読)
◇議長(星野佐善太君) 朗読が終わりました。
 ただちに市長から提案理由の説明を求めます。市長。
〔市長 星野已喜雄君登壇〕
◇市長(星野已喜雄君) ただいま上程になりました 議案第59号 沼田市固定資産評価審査
委員会の委員選任の同意についてご説明申し上げます。
 沼田市固定資産評価審査委員会の委員である角田久雄さんが、去る5月1日にご逝去されまし
た。
 角田さんは、昨年4月1日から、固定資産評価審査委員会委員としてご活躍いただきましたが、
ここに改めて衷心より感謝申し上げますとともに、心からご冥福をお祈り申し上げます。
 後任の委員について、慎重に選考した結果、中澤泰男さんを適任と認め、選任いたしたく提案
申し上げる次第であります。
 中澤泰男さんの経歴概要につきましては、参考資料として配付の経歴概要書のとおりでありま
すので、よろしくご審議の上、ご同意賜りますようお願い申し上げます。
◇議長(星野佐善太君) 説明が終わりました。
 これより質疑に入ります。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野佐善太君) 質疑を終結いたします。
 おはかりいたします。ただいま議題となっております議案第59号については、会議規則第3
6条第2項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。
 これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野佐善太君) ご異議なしと認めます。よって、議案第59号については、委員会の
付託を省略することに決しました。
 これより討論に入ります。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野佐善太君) 討論を終結いたします。
 これより議案第59号 沼田市固定資産評価審査委員会の委員選任の同意についてを採決いた
します。
 本案は、同意することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野佐善太君) ご異議なしと認めます。よって、本案は同意することに決しました。
       ──────────────◇──────────────
    第6 諮問第1号 人権擁護委員の推薦について
◇議長(星野佐善太君) 日程第9、諮問第1号 人権擁護委員の推薦についてを議題といたし
ます。
 職員をして議案を朗読いたさせます。
(職員朗読)
◇議長(星野佐善太君) 朗読が終わりました。
 ただちに市長から提案理由の説明を求めます。市長。
〔市長 星野已喜雄君登壇〕
◇市長(星野已喜雄君) ただいま上程になりました 諮問第1号 人権擁護委員の推薦につい
てご説明申し上げます。
 現在、本市の人権擁護委員につきましては、10名の方々が法務大臣の委嘱を受け、ご活躍を
いただいております。
 その内、深津文子さん、入澤省二さんの2名が平成18年9月30日に任期満了となることか
ら、前橋地方法務局長よりその後任候補者の推薦依頼があったものであります。
 深津文子さん、入澤省二さんにつきましては、多年にわたり人権擁護委員としてご活躍いただ
いておりますので、引き続きお願いをいたしたく提案申し上げる次第であります。
 お二人の経歴概要につきましては、参考資料として配付の経歴概要書のとおりでありますので、
よろしくご審議の上、ご意見を賜りますようお願い申し上げます。
◇議長(星野佐善太君) 説明が終わりました。
 これより質疑に入ります。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野佐善太君) 質疑を終結いたします。
 おはかりいたします。
 ただいま議題となっております諮問第1号については、会議規則第36条第2項の規定により、
委員会の付託を省略いたしたいと思います。
 これにご異議ありませんか。
 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野佐善太君) ご異議なしと認めます。よって、諮問第1号については、委員会の付
託を省略することに決しました。
 これより討論に入ります。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野佐善太君) 討論を終結いたします。
 これより諮問第1号 人権擁護委員の推薦についてを採決いたします。
 本件は諮問のとおり推薦することに異議ない旨回答することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野佐善太君) ご異議なしと認めます。よって、本件は異議ない旨回答することに決
しました。
       ──────────────◇──────────────
    第7 議案第60号 沼田市助役選任の同意について
◇議長(星野佐善太君) 日程第10、議案第60号 沼田市助役選任の同意についてを議題と
いたします。
 職員をして議案を朗読いたさせます。
(職員朗読)
◇議長(星野佐善太君) 朗読が終わりました。
 ただちに市長から提案理由の説明を求めます。市長。
〔市長 星野已喜雄君登壇〕
◇市長(星野已喜雄君) ただいま上程になりました 議案第60号 沼田市助役選任の同意に
ついてご説明申し上げます。
 前助役であった丸岡祐一さんが、去る5月19日をもって退任された後、現在まで助役不在と
なっておりましたが、その後任について慎重に人選を進めてまいりました結果、人格識見ともに
優れた林 義夫さんを適任と認め、選任いたしたく提案申し上げる次第であります。
 林 義夫 さんの経歴概要につきましては、議案参考資料として配付の経歴概要書のとおりであ
り、現在、収入役としてご活躍いただいておりますが、その豊富な経験と識見をもって、必ず今
後の市政発展にご貢献いただけるものと確信をしております。
 よろしくご審議の上、ご同意いただきますようお願い申し上げます。
◇議長(星野佐善太君) 説明が終わりました。
 これより質疑に入ります。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野佐善太君) 質疑を終結いたします。
 おはかりいたします。
 ただいま議題となっております議案第60号については、会議規則第36条第2項の規定によ
り委員会の付託を省略いたしたいと思います。
 これにご異議ありませんか。
◇議長(星野佐善太君) ご異議なしと認めます。よって、議案第60号については、委員会の
付託を省略することに決しました。
 これより討論に入ります。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野佐善太君) 討論を終結いたします。
 これより議案第60号 沼田市助役選任の同意についてを採決いたします。
 本案は、同意することにご異議ありませんか。
 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野佐善太君) ご異議なしと認めます。よって、本案は同意することに決しました。
       ──────────────◇──────────────
    第8 閉会中の継続調査及び審査申出について
◇議長(星野佐善太君) 日程第11、閉会中の継続調査及び審査申出についてを議題といたし
ます。
 総務文教常任委員長、民生福祉常任委員長、経済建設常任委員長、及び議会運営委員長から、
会議規則第104条の規定によりお手元に配付いたしました申出書のとおり、閉会中の継続調査
及び審査申出がありました。
 それぞれの委員長からの申し出のとおり、閉会中の継続調査及び審査申出に付することに、ご
異議ありませんか。
 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野佐善太君) ご異議なしと認めます。よって、それぞれの委員長からの申し出のと
おり、閉会中の継続調査及び審査に付することに決しました。
       ──────────────◇──────────────
    第9 字句等の整理委任について
◇議長(星野佐善太君) 日程第12、字句等の整理委任についてを議題といたします。
 おはかりいたします。
 今期定例会で議決された事件について、その字句等の整理を要するものにつきましては、会議
規則第42条の規定により、その整理を議長に委任されたいと思います。
 これにご異議ありませんか。
 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野佐善太君) ご異議なしと認めます。よって、そのとおり決しました。
 以上で今期定例会に付議された事件はすべて議了いたしました。
       ──────────────◇──────────────
    第10 市長閉会あいさつ
◇議長(星野佐善太君) この機会に、市長より発言の通告がありましたので許可いたします。
市長。
〔市長 星野已喜雄君登壇〕
◇市長(星野已喜雄君) お許しをおただきましたので、一言お礼のごあいさつを申し上げます。
 今期定例会は、去る6月6日から本日までの11日間にわたり開催され、議員各位には慎重な
ご審議とご審査を賜り、ご提案申し上げました23件の案件につきまして、すべて原案のとおり
承認、可決及び同意をいただき、また、人権擁護委員の推薦につきましてもご配慮賜り、誠にあ
りがとうございました。厚く御礼申し上げます。
 また、一般質問におきましては、5名の議員の方々から現下の諸問題を中心にご質問を賜り、
それぞれ答弁を申し上げましたが、検討課題とさせていただきました事項につきましては、今後、
十二分に留意をして参りたいと存じます。
 さて、今期定例会の冒頭、お許しをいただき、今後4年間の市政運営を行うに当たっての所信
の一端を申し述べさせていただきましたが、これからの4年間は、沼田市の将来を形作る重要な
時期であると肝に銘じているところであります。まさに正念場を迎えることになりますが、今年
度、策定いたします『第五次総合計画』に基づき、山積する多くの諸問題に積極的に対応し、新
生「沼田市」の将来像の実現に向け努力傾注してまいる所存であります。
 今後における行財政運営もきわめて厳しい状況であると考えておりますが、内にあっては行政
改革を積極的に推進するとともに、市民の皆様方のお力添えを賜り「市民協働」による行政運営
を進めてまいりたいと考えております。
 いずれにいたしましても、「初心忘るべからず」、原点に立ち返り、市民の皆様方の深いご理
解とご協力を賜りながら、市民の先頭に立ち、新生「沼田市」発展・飛躍に全身全霊を傾注して
まいる覚悟でございますので、議員各位のなお一層のご指導、ご鞭撻をお願い申し上げる次第で
あります。
 最後になりましたが、本定例会開会に先立ち、長年にわたり市政の振興に貢献されたご功績に
より、全国市議会議長会永年勤続表彰及び関東市議会議長会永年勤続表彰を受けられました牧野
保好副議長、松井敏員議員及び小林照夫議員、また、全国市議会議長会評議員及び関東市議会議
長会理事の重責を果たされ、感謝状を受けられました星野佐善太議長に対しまして、それぞれ表
彰状、感謝状が伝達されましたが、改めて4名の方々のご功績に対しまして、心から敬意と感謝
を申し上げさせていただきまして、本定例会の閉会に当たってのお礼のごあいさつとさせていた
だきます。
 誠にありがとうございました。
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    第11 閉  会
◇議長(星野佐善太君) 以上をもちまして、平成18年第2回沼田市議会定例会を閉会いたし
ます。
 議員各位、並びに執行部各位には、大変ご苦労様でございました。
   午前11時26分閉会
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