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 沼田市沼田市議会沼田市議会会議録>平成18年第3回定例会 議事日程第1号

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沼田市議会平成18年第3回定例会会議録
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議事日程 第1号
平成18年9月4日(月曜日)午前10時開会
第 1 会期の決定
第 2 会議録署名議員の指名
第 3 請願の付託
第 4 報告第 15号 専決処分報告について
第 5 報告第 16号 専決処分報告について
第 6 報告第 17号 専決処分報告について
第 7 議案第 62号 市道路線の認定について
第 8 議案第 63号 群馬県市町村総合事務組合の規約変更に関する協議について
第 9 議案第 64号 公益法人等への沼田市職員の派遣等に関する条例の一部を改正する条
            例について
第10 議案第 65号 沼田市福祉医療費支給に関する条例の一部を改正する条例について
第11 議案第 66号 沼田市企業誘致推進条例の一部を改正する条例について
第12 議案第 67号 沼田市消防団に関する条例の一部を改正する条例について
第13 議案第 68号 沼田市非常勤消防団員に係る退職報償金の支給に関する条例の一部を
            改正する条例について
第14 議案第 69号 平成17年度沼田市一般会計及び特別会計7件の歳入歳出決算認定に
            ついて
第15 議案第 70号 平成17年度沼田市水道事業決算認定について
第16 議案第 71号 沼田市国民健康保険条例の一部を改正する条例について
第17 議案第 72号 平成18年度沼田市一般会計補正予算(第2号)
第18 議案第 73号 平成18年度沼田市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)
第19 議案第 74号 平成18年度沼田市老人保健特別会計補正予算(第1号)
第20 議案第 75号 平成18年度沼田市介護保険特別会計補正予算(第1号)
第21 議案第 76号 平成18年度沼田市簡易水道事業特別会計補正予算(第1号)
第22 議案第 77号 平成18年度沼田市下水道事業特別会計補正予算(第1号)
第23 議案第 78号 平成18年度沼田市農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)
第24 議案第 79号 平成18年度沼田市温泉事業特別会計補正予算(第1号)
第25 議案第 80号 平成18年度沼田市水道事業会計補正予算(第2号)
第26 議案第 81号 沼田市基本構想について
──────────────────────────────
本日の会議に付した事件
第 1 諸般の報告
第 2 会期の決定
第 3 会議録署名議員の指名
第 4 請願の付託
第 5 報告第 15号 専決処分報告について
    報告第 16号 専決処分報告について
    報告第 17号 専決処分報告について
              以上3件一括上程
第 6 議案第 62号 市道路線の認定について
第 7 議案第 63号 群馬県市町村総合事務組合の規約変更に関する協議について
第 8 議案第 64号 公益法人等への沼田市職員の派遣等に関する条例の一部を改正する条
            例について
    議案第 65号 沼田市福祉医療費支給に関する条例の一部を改正する条例について
    議案第 66号 沼田市企業誘致推進条例の一部を改正する条例について
    議案第 67号 沼田市消防団に関する条例の一部を改正する条例について
    議案第 68号 沼田市非常勤消防団員に係る退職報償金の支給に関する条例の一部を
            改正する条例について
              以上5件一括上程
第 9 議案第 69号 平成17年度沼田市一般会計及び特別会計7件の歳入歳出決算認定に
            ついて
    議案第 70号 平成17年度沼田市水道事業決算認定について
              以上2件一括上程
第10 議案第 71号 沼田市国民健康保険条例の一部を改正する条例について
    議案第 72号 平成18年度沼田市一般会計補正予算(第2号)
    議案第 73号 平成18年度沼田市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)
    議案第 74号 平成18年度沼田市老人保健特別会計補正予算(第1号)
    議案第 75号 平成18年度沼田市介護保険特別会計補正予算(第1号)
    議案第 76号 平成18年度沼田市簡易水道事業特別会計補正予算(第1号)
    議案第 77号 平成18年度沼田市下水道事業特別会計補正予算(第1号)
    議案第 78号 平成18年度沼田市農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)
    議案第 79号 平成18年度沼田市温泉事業特別会計補正予算(第1号)
    議案第 80号 平成18年度沼田市水道事業会計補正予算(第2号)
              以上10件一括上程
第11 議案第 81号 沼田市基本構想について
第12 散  会
──────────────────────────────
出席議員(46人)
       1番  小野 広樹君      2番  南 美喜雄君
       3番  小林 克郎君      4番  角田  博君
       5番  中村 光孝君      6番  小野 要二君
       7番  小林  猛君      8番  桑原冨士夫君
       9番  真下 恭嗣君     10番  布施辰二郎君
      11番  角田 泰夫君     12番  高柳 勝巳君
      13番  久保 健二君     14番  星野  稔君
      15番  鈴木 圭子君     16番  金子 一弥君
      17番  金子 千明君     18番  長谷川信次君
      19番  宮田 和夫君     20番  小林 玉男君
      21番  小野 正純君     22番  大島 崇行君
      23番  山崎 義朗君     24番  大竹 政雄君
      25番  井之川博幸君     26番  大東 宣之君
      27番  片野 彦一君     28番  星川嘉一郎君
      29番  金井 康夫君     30番  井上 正文君
      31番  小尾 孝男君     32番  相田 昌夫君
      33番  宇敷 和也君     34番  小林 次夫君
      35番  高橋 襄典君     36番  牧野 保好君
      37番  石田 宇平君     38番  松井 敏員君
      39番  井上健太郎君     40番  田村 博美君
      41番  井田 孝一君     42番  小林 照夫君
      43番  星野佐善太君     44番  郷原 重雄君
      45番  横坂 泰次君     
欠席議員(1名)
      46番  井上 幾雄君
──────────────────────────────
説明のため出席した者
  市  長     星野已喜雄君      助  役     林  義夫君
  白沢町振興局長  根岸 恒雄君      利根町振興局長  星野 健一君
  市長公室長    田村 澄夫君      総務部長     村山 博明君
  民生部長     田島  護君      経済部長     大嶋 政美君
  建設部長     松井完一郎君      街なか対策部長  見城 厚男君
  白沢町振興局次長 中村 弘志君      利根町振興局次長 中澤 和義君
  総務課長     村沢 博行君      教 育 長     津久井 勲君
  教育部長     宮澤 満夫君      庶務課長     水田  修君
  監査委員事務局長 小池 一夫君
──────────────────────────────
議会事務局出席者
  事務局長     茂木  愛       次長兼庶務係長  下  宏一
  議事係長     茂木 敏昭       主  任     地野 裕一
──────────────◇──────────────
    午前10時開会
◇議長(星野佐善太君) ただ今から、平成18年第3回沼田市議会定例会を開会いたします。
 これより本日の会議を開きます。
──────────────◇──────────────
    第1 諸般の報告
◇議長(星野佐善太君) 日程に入るに先立ち、事務局長をして諸般の報告をいたさせます。
◇事務局長(茂木 愛君) 命によりご報告申し上げます。
 沼田市監査委員高橋政次、井田孝一の両氏から随時監査等結果報告書並びに、例月出納検査結
果報告書が地方自治法の規定により議長あてに寄せられております。
 本日その写しをお手元に配付しておきましたので、ご覧いただきたいと思います。
 以上です。
◇議長(星野佐善太君) 以上で諸般の報告を終わります。
──────────────◇──────────────
    第2 会期の決定
◇議長(星野佐善太君) 日程第1、会期の決定を議題といたします。
 おはかりいたします。
 今期定例会の会期は、本日から9月26日までの23日間といたしたいと思います。
 これにご異議ありませんか。
 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野佐善太君) ご異議なしと認めます。よって、今期定例会の会期は、本日から9月
26日までの23日間と決定いたしました。
──────────────◇──────────────
    第3 会議録署名議員の指名
◇議長(星野佐善太君) 日程第2、会議録署名議員の指名を行います。
 会議録署名議員は、会議規則第81条の規定により、議長において、星川嘉一郎議員、金井康
夫議員、井上正文議員の以上3名を指名いたします。
──────────────◇──────────────
    第4 請願の付託
◇議長(星野佐善太君) 日程第3、請願の付託を行います。
 本日までに受理した請願は、お手元に配付いたしました請願文書表のとおり、所管の常任委員
会に付託いたします。
──────────────◇──────────────
    第5 報告第15号 専決処分報告についてから
       報告第17号 専決処分報告についてまで
                         以上3件一括上程
◇議長(星野佐善太君) 日程第4、報告第15号 専決処分報告について、から日程第6、報
告第17号 専決処分報告について、までの以上3件を一括議題といたします。
 報告書の朗読を省略し、ただちに市長から報告を求めます。市長。
〔市長 星野已喜雄君登壇〕
◇市長(星野已喜雄君) ただいま上程になりました 報告第15号 専決処分報告 平成18
年度沼田市水道事業会計補正予算(第1号)から 報告第17号 専決処分報告 和解及び損害
賠償額の決定についてまでの以上3件につきまして、一括してご説明申し上げます。
 まず、報告第15号 専決処分報告 平成18年度沼田市水道事業会計補正予算(第1号)に
ついてご説明申し上げます。 
 本補正予算は、予算第4条の資本的収入及び支出において、資本的収入及び資本的支出をそれ
ぞれ8,710万円追加し、資本的収入の予定額を1億2,273万円、資本的支出の予定額を
4億648万3,000円としたものであります。
 補正予算の内容は、第1款 資本的収入で上水道高金利対策借換債の追加、第1款 資本的支
出で企業債償還金の追加であります。
 続きまして、報告第16号 専決処分報告 和解及び損害賠償額の決定についてご説明申し上
げます。 
 処分書のとおり、平成18年7月18日 午前9時10分頃、沼田市町田町135番地先にお
いて、総務部税務課徴収対策室の市税等徴収嘱託員●●●●の運転する市有車(群馬50ち30
22)が戸別訪問による徴収業務中に方向転換をするため後退した際に、沼田市町田町●●●●
 ●●●●氏所有の駐車場の目印ポールに接触し破損させた事故について、沼田市が●●●●氏
にポールの修理代として、1万4,700円を支払うことを条件に和解するとともに、市の損害
賠償額を1万4,700円と定めたものであります。
 続きまして、報告第17号 専決処分報告 和解及び損害賠償額の決定についてご説明申し上
げます。 
 処分書のとおり、平成18年7月12日 午後3時25分頃、沼田市利根町大楊1078番地
2 沼田市利根保育園駐車場内において、利根町振興局総務課主任技術員●●●●の運転する市
有車(群馬200は41)が保育園児送迎のため後退した際に、沼田市利根町●●●● ●●●
●氏 所有の普通自動車(群馬300そ6509)に接触し、双方の車両の一部が破損した事故に
ついて、沼田市が●●●●氏に車両の修理代として、12万4,369円、代車代として2万1,
000円の合計14万5,369円を支払うことを条件に和解するとともに、市の損害賠償額を
14万5,369円と定めたものであります。
 以上3件につきまして、一括してその概要をご説明申し上げましたが、期間的な制約からやむ
を得ず専決処分として措置させていただいたものであります。
 細部につきましては、ご質疑に応じ、所管の部長に説明いたさせますので、よろしくご審議の
上、報告のとおりご承認賜りますようお願い申し上げます。
◇議長(星野佐善太君) 報告が終わりました。
 これより質疑に入ります。なお、質疑は1件ごとに願います。
 まず、報告第15号について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野佐善太君) 次に、報告第16号について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野佐善太君) 次に、報告第17号について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野佐善太君) 質疑を終結いたします。
 おはかりいたします。
 ただいま議題となっております報告第15号から報告第17号までの以上3件については、会
議規則第36条第2項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。
 これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野佐善太君) ご異議なしと認めます。
 よって、報告第15号から報告第17号までの以上3件については、委員会の付託を省略する
ことに決しました。
 これより討論に入ります。
 なお、討論は一括して願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野佐善太君) 討論を終結いたします。
 これより報告第15号 専決処分報告についてを採決いたします。
 本案は、承認することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野佐善太君) ご異議なしと認めます。よって本案は承認することに決しました。
 次に、報告第16号 専決処分報告についてを採決いたします。
 本案は、承認することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野佐善太君) ご異議なしと認めます。よって本案は承認することに決しました。
 次に、報告第17号 専決処分報告についてを採決いたします。
 本案は、承認することにご異議ありませんか。
 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野佐善太君) ご異議なしと認めます。よって本案は承認することに決しました。
──────────────◇──────────────
    第6 議案第62号 市道路線の認定について
◇議長(星野佐善太君) 日程第7、議案第62号 市道路線の認定についてを議題といたしま
す。
 議案の朗読を省略し、ただちに市長から提案理由の説明を求めます。市長。
〔市長 星野已喜雄君登壇〕
◇市長(星野已喜雄君) ただいま上程になりました 議案第62号 市道路線の認定について
ご説明申し上げます。
 今回認定する路線は、日向平4号線、利根谷地通り支線、電車道南線 の3路線であります。
 3路線とも宅地造成に伴い、新設された道路を市民の方からご寄附いただき市道認定するもの
であります。
 以上、その概要をご説明申し上げましたが、細部につきましては、ご質疑に応じ、所管の部長
に説明いたさせますので、よろしくご審議の上、原案のとおりご決定くださいますようお願い申
し上げます。
◇議長(星野佐善太君) 説明が終わりました。
 これより質疑に入ります。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野佐善太君) 質疑を終結いたします。
 おはかりいたします。
 ただいま議題となっております議案第62号については、会議規則第36条第2項の規定によ
り、委員会の付託を省略いたしたいと思います。
 これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野佐善太君) ご異議なしと認めます。よって、議案第62号については、委員会の
付託を省略することに決しました。
 これより討論に入ります。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野佐善太君) 討論を終結いたします。
 これより議案第62号 市道路線の認定についてを採決いたします。
 本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野佐善太君) ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
──────────────◇──────────────
    第7 議案第63号 群馬県市町村総合事務組合の規約変更に関する協議につい   
           て
◇議長(星野佐善太君) 日程第8、議案第63号 群馬県市町村総合事務組合の規約変更に関
する協議についてを議題といたします。
 議案の朗読を省略し、ただちに市長から提案理由の説明を求めます。市長。
〔市長 星野已喜雄君登壇〕
◇市長(星野已喜雄君) ただいま上程になりました 議案第63号 群馬県市町村総合事務組
合の規約変更に関する協議についてご説明申し上げます。
 今回の規約変更は、群馬県市町村総合事務組合の組織団体である榛名町が平成18年10月1
日に高崎市に編入されることに伴い、合併の前日をもって本組合から脱退することに伴う変更。
さらに、榛名町及び高崎市火葬場組合が、平成18年10月1日に解散することに伴う変更。ま
た、『消防組織法』の一部改正に伴い、同法における条の繰下げが生じたための変更であります。
 以上について、群馬県市町村総合事務組合から地方自治法第286条第1項の規定により協議
がありましたので、地方自治法第290条の規定により議決をお願いするものであります。
 以上、その概要をご説明申し上げましたが、細部につきましては、ご質疑に応じ、所管の部長
に説明いたさせますので、よろしくご審議の上、原案のとおりご決定くださいますようお願い申
し上げます。
◇議長(星野佐善太君) 説明が終わりました。
 これより質疑に入ります。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野佐善太君) 質疑を終結いたします。
 おはかりいたします。
 ただいま議題となっております議案第63号については、会議規則第36条第2項の規定によ
り、委員会の付託を省略いたしたいと思います。
 これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野佐善太君) ご異議なしと認めます。よって、議案第63号については、委員会の
付託を省略することに決しました。
 これより討論に入ります。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野佐善太君) 討論を終結いたします。
 これより議案第63号 群馬県市町村総合事務組合の規約変更に関する協議についてを採決い
たします。
 本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野佐善太君) ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
──────────────◇──────────────
    第8 議案第64号 公益法人等への沼田市職員の派遣等に関する条例の一部を   
           改正する条例についてから
       議案第68号 沼田市非常勤消防団員に係る退職報償金の支給に関する条   
           例の一部を改正する条例についてまで
                         以上5件一括上程
◇議長(星野佐善太君) 日程第9、議案第64号 公益法人等への沼田市職員の派遣等に関す
る条例の一部を改正する条例について、から日程第13、議案第68号 沼田市非常勤消防団員
に係る退職報償金の支給に関する条例の一部を改正する条例について、までの以上5件を一括議
題といたします。
 議案の朗読を省略し、ただちに市長から提案理由の説明を求めます。市長。
〔市長 星野已喜雄君登壇〕
◇市長(星野已喜雄君) ただいま上程になりました 議案第64号 公益法人等への沼田市職
員の派遣等に関する条例の一部を改正する条例についてから 議案第68号 沼田市非常勤消防
団員に係る退職報償金の支給に関する条例の一部を改正する条例についてまでの以上5件につき
まして、一括してご説明申し上げます。
 まず、議案第64号 公益法人等への沼田市職員の派遣等に関する条例の一部を改正する条例
についてご説明申し上げます。
 今回の改正は、『有限会社法』の廃止に伴い、「有限会社」の文言を削るものであります。
 続きまして、議案第65号 沼田市福祉医療費支給に関する条例の一部を改正する条例につい
てご説明申し上げます。
 今回の改正は、『健康保険法』の一部改正により、「特定療養費」が「保険外併用療養費」に、
入院時食事療養に係る「標準負担額」が「食事療養標準負担額」に改められ、「特定承認保険医
療機関」制度が廃止されたことに伴い、所要の改正を行うものであります。
 続きまして、議案第66号 沼田市企業誘致推進条例の一部を改正する条例についてご説明申
し上げます。
 今回の改正は、『工業再配置促進法』の廃止に伴い、工業再配置誘導地域における固定資産税
の課税免除に関する規定を削除するものであります。
 続きまして、議案第67号 沼田市消防団に関する条例の一部を改正する条例についてご説明
申し上げます。
 今回の改正は、『消防組織法』の一部改正に伴い、同法における条の繰下げが生じたための条
文の整備であります。
 続きまして、議案第68号 沼田市非常勤消防団員に係る退職報償金の支給に関する条例の一
部を改正する条例についてご説明申し上げます。
 本条例につきましても、『消防組織法』の一部改正に伴う条文の整備であります。
 以上5件につきまして、一括してその概要をご説明申し上げましたが、細部につきましては、
ご質疑に応じ、所管の部長に説明いたさせますので、よろしくご審議の上、原案のとおりご決定
くださいますようお願い申し上げます。
◇議長(星野佐善太君) 説明が終わりました。
 これより質疑に入ります。
 なお、質疑は1件ごとに願います。
 まず、議案第64号について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野佐善太君) 次に、議案第65号について願います。
◇26番(大東宣之君) 今回の条例改正によってですね、保険外診療の拡大につながるのでは
ないか。これは混合診療の導入が法で定められたことによって、そういうことになるのではない
かというふうに考えられるのですが、その点についてお聞かせいただければと思います。
 続いて、療養病床の入院患者に食費の食材費、調理コスト、居住費が、10月から患者さんの
負担とされることになっていますが、それは一体どれくらいになるのか、お聞かせいただきたい
と思います。
◇民生部長(田島 護君) 命によりお答え申し上げます。
 今回の条例改正でございますが、福祉医療の部分についての条例改正ということで、保険外診
療の拡大の部分までについては触れておりませんので、よろしくお願いいたします。
 2番目の、コストの問題でありますけれども、新制度として、食事の部分4万2,000円、
それから居住費として、光熱費部分1万円、合わせまして5万2,000円、新たな負担という
ような形でお願いすることになります。よろしくお願いいたします。
◇26番(大東宣之君) 今回の条例改正の中には、保険外診療の拡大、混合診療の導入の影響
は含まれていないというお答えでしたが、その背景、今回の条例改正の背景となる医療法の改正
に伴ってですね、そういうことが予想されるのではないかというふうに思うわけですが、保険外
診療が拡大する。混合診療の導入によって保険外診療が拡大することが、こうした介護保険制度
が崩れていくことになってくるのではないか。そういうふうに考えられるわけですが、その点に
ついてのお考えがあればお聞かせいただければと思います。
 続いて、治療によって保険が使えないことから全額自己負担になるということから、当然、治
療をあきらめなくてはならない人が出てくるということの恐れがある。そんな感じがするわけで
すが、その辺のお考えも合わせてお聞かせいただければと。
 また、国民年金だけで暮している人は、この沼田にどれくらいいらっしゃるのか。また、その
金額がどれくらいになっているのか。これは先ほど部長がお答えいただいた、食材料費、それか
ら調理コスト、居住費の負担によって5万2,000円増えるというふうなご答弁があったわけ
ですが、そうしたことの中からその年金額で、こうした療養病床を利用できなくなってしまうの
ではないかというふうに考えられるわけですが、その辺の数字、わかればで結構ですが、教えて
いただければと思います。
◇民生部長(田島 護君) まず1点目でございます。保険外診療が拡大することによっての部
分でありますけれども、保険外診療は、どの部分まで拡大するのか現在ちょっとまだすべて把握
している状況にありません。今後の状況によって判明するものというふうに理解しております。
 2番目でございましたが、治療によって保険が使えないという部分です。これは現在も同じ状
況でありますけれども、これは、保険に該当しない部分は現行どおりというふうに考えておりま
す。
 また、国民年金だけで暮している人につきましては、これにつきましてはちょっと非常に細か
い部分に立ち入りますので、私どもの方では年金だけで暮しているかどうかについてはちょっと
把握しきれていない状況でございます。
◇26番(大東宣之君) こうした患者に負担を増やすようなやり方は格差を広げて、低所得者
の方にとって、安心して医療が受けられなくなる。格差を広げていく、そういうことを招いてし
まう。それが結果として医療費の増大、病気の悪化を招いてしまうのではないかと考えますが、
そういったことについてはどのようにお考えなのか。お聞かせいただければと。
 また、こうした保険外診療の拡大や療養病床の入院患者さんの負担の増大が、市民にとって安
心して医療を受けられなくなる。そういうおそれがあるわけです。ですからそうした中でですね、
市として何らかの助成対策、対策等を講じられていくお考えがあるのかどうか、お聞かせいただ
ければと思います。
◇民生部長(田島 護君) 患者に対する負担を増やすやり方、これにつきましては、すでに介
護保険の中で生活にかかわる部分については負担をいただいているというような、このような制
度と合わせまして、医療の部分で改正がされるというふうに理解をしております。生活に直接か
かる部分ということで、入院型の生活療養型というような部分に対しての負担というような理解
をしているところでございます。
 続いて、保険外診療の拡大につきましては、先ほども申し上げましたが、今後、この中身が、
保険外診療として認定をされてくるものの中で、さらに認定がされるもの、あるいは評価治療、
あるいは選定治療というような形でどのようなものが入ってくるか。これを見定めた中でまた検
討を進めてまいりたいと思っております。いずれにいたしましても、細部につきまして国での決
定がまだされてないということでありますので、よろしくお願いいたします。
◇議長(星野佐善太君) 次に、議案第66号について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野佐善太君) 次に、議案第67号について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野佐善太君) 次に、議案第68号について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野佐善太君) 質疑を終結いたします。
 おはかりいたします。
 ただいま議題となっております議案第64号から議案第68号までの以上5件については、会
議規則第36条第2項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。
 これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野佐善太君) ご異議なしと認めます。
 よって、議案第64号から議案第68号までの以上5件については、委員会の付託を省略する
ことに決しました。
 これより討論に入ります。
 討論は一括して願います。
 なお、討論は反対、賛成の順に願います。26番。
〔26番 大東宣之君登壇〕
◇26番(大東宣之君) 私は、ただいま上程されている議案第65号 沼田市福祉医療費支給
に関する条例の一部を改正する条例について、反対の立場より討論を行います。
 今回の条例改正は、いわゆる医療改革法によるものですが、その中身は、高齢者の患者負担が
1割から、2年後の2008年には2割負担に増やされ、現役並の所得の70歳以上の人は、今
年10月から3割負担になるといったように、負担が2倍、3倍化されてしまいました。
 さらに、高額医療費の負担が引き上げられ、例えば胃ガンで30日間入院し、医療費が150
万円だった場合、7,540円の負担増になり、70歳以上の高齢者は、2万円以上の負担増に
なります。そして、今後新料の導入で、公的医療、介護保険制度が崩れ兼ねないばかりか、所得
水準によって医療が受けられなくなり兼ねない事態を招くことになり、ますます格差を広げるだ
けで、安心して医療が受けられなくなってしまいます。
 また、療養病床の高齢者の食費の食材料費相当分として、月2万4,000円が患者負担とな
っていますが、10月からは、食材料費と調理コスト分として4万2,000円、居住費1万円
が新たな負担となりますが、国民年金の平均受給額は4万6,000円と言われており、とても
医療が受けられる状況にはありません。
 このように患者負担だけが増やされ、安心して医療が受けられなくなるばかりか、公的医療制
度、介護保険制度を崩し兼ねません。
 こうした状況にあっても、何ら負担の軽減や安心して医療が受けられるような手立てが講じら
れていないことは認められません。
 以上の見解を表明し、反対討論といたします。
◇議長(星野佐善太君) 他に。討論を終結いたします。
 これより議案第64号 公益法人等への沼田市職員の派遣等に関する条例の一部を改正する条
例についてを採決いたします。
 本案は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野佐善太君) ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第65号 沼田市福祉医療費支給に関する条例の一部を改正する条例についてを採
決いたします。
 本案は、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
◇議長(星野佐善太君) 起立多数であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第66号 沼田市企業誘致推進条例の一部を改正する条例についてを採決いたしま
す。
 本案は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野佐善太君) ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第67号 沼田市消防団に関する条例の一部を改正する条例についてを採決いたし
ます。
 本案は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野佐善太君) ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第68号 沼田市非常勤消防団員に係る退職報償金の支給に関する条例の一部を改
正する条例についてを採決いたします。
 本案は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野佐善太君) ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
──────────────◇──────────────
    第9 議案第69号 平成17年度沼田市一般会計及び特別会計7件の歳入歳出   
           決算認定についてから
       議案第70号 平成17年度沼田市水道事業決算認定についてまで
                           以上2件一括上程
◇議長(星野佐善太君) 日程第14、議案第69号 平成17年度沼田市一般会計及び特別会
計7件の歳入歳出決算認定について、及び日程第15、議案第70号 平成17年度沼田市水道
事業決算認定について、の以上2件を一括議題といたします。
 議案の朗読を省略し、ただちに市長から提案理由の説明を求めます。市長。
〔市長 星野已喜雄君登壇〕
◇市長(星野已喜雄君) ただいま上程になりました 議案第69号 平成17年度沼田市一般
会計及び特別会計7件の歳入歳出決算認定について及び議案第70号 平成17年度沼田市水道
事業決算認定についての以上2件につきまして、一括してご説明申し上げます。
 まず、議案第69号 平成17年度沼田市一般会計及び特別会計7件の歳入歳出決算認定につ
いてご説明申し上げます。
 本決算につきましては、地方自治法第233条第1項の規定により、沼田市収入役から別冊決
算書の提出がありましたので、同条第2項の規定により、監査委員の審査に付したのであります。
以来、監査委員におかれましては、綿密なご審査をいただき、この間のご苦労に対し心から感謝
申し上げる次第であります。
 このたび、8月17日付けをもちまして、監査委員から別冊のとおり審査意見書のご提出をい
ただきましたので、同条第3項の規定により審査意見書を添えて議会の認定に付するものであり
ます。なお、平成17年度の決算書とともに、同条第5項の規定により主要な施策の成果報告書
を併せて提出申し上げます。
 平成17年度の一般会計歳入決算額は、223億4,018万6,166円、歳出決算額は、
215億3,462万988円でありまして、歳入歳出差引額は、8億556万5,178円で
収束したのであります。
 わが国経済は、長期低迷をようやく脱して景気は緩やかに回復を続け、民間需要中心の景気回
復を実現すると見込まれていますが、地域経済におきましては、今もなお景気回復の実感が感じ
られない状況が続いています。
 国の財政は、依然として厳しい状況が続いていますが、地方財政においてもバブル崩壊後の数
次にわたる景気対策による公共事業の追加や減税の実施等により借入金残高が累積しており、極
めて危機的な状況にあります。また、今後の地方分権や人口減少・少子高齢化の進展などにより、
地方自治体の役割は一層大きなものとなることが推察されます。
 国が地方分権の理念の具現化に向けて進めてきた「三位一体の改革」は、昨年11月に当面の
収束をみたところですが、7月に閣議決定された「基本方針2006」において、さらに継続し
て「歳出・歳入一体改革」を進めるとともに、地方に対しても、より簡素で効率的な行財政シス
テムの構築を図るため、一層の行財政改革の推進を求めています。
 本市におきましても、歳入は年々減少しています。特に市税とともに歳入の根幹をなす地方交
付税は、制度改革が予定されており、今後の動向を注視しなければなりません。一方、歳出面に
おいては、人口減少・少子高齢社会への対応、都市基盤整備、生活関連社会資本整備などに係る
行政需要の増加に加え、累積する地方債による元利償還が今後の財政を圧迫する要因になること
も懸念され、極めて厳しい状況にあります。
 このような情勢の下、1市2村の合併による新生沼田市の初年度として、「明るく元気な“森
林文化21”創造計画」第四次総合計画に沿って主要事務事業を中心に進め、利根沼田広域市町
村圏の中核都市としての認識の下に、歳入面においては、地方税負担の公平適正化の推進と地方
交付税の所要額の確保を図ることを基本とするとともに、引き続き生ずる財源不足について、本
市財政の運営上支障が生じないよう補てん措置を講じてきたところであります。一方、歳出面に
おいては、限られた財源の重点配分と経費全般の徹底した節減合理化を推進し、資源循環型社会
の構築等の環境施策、生活関連社会資本の整備、少子高齢社会に向けた地域福祉施策の充実、農
業・工業・観光などの産業の振興及び教育文化の向上を図るため、積極的に事業展開を図るとと
もに、更に開かれた行政運営を目指して公平・公正・公開の確保と透明性の向上に努めてきたの
であります。
 これより歳出決算についてご説明申し上げます。
 平成17年度の歳出決算額は、合併により前年度決算対比で15億9,409万294円、8.
0%の増となっております。
 フュッセン市姉妹都市交流事業につきましては、国際姉妹都市提携10周年を記念して、市長、
議長及び沼田市国際交流協会が募集した市民交流団がフュッセン市を訪問し、相互理解を図ると
ともに、両市の更なる友好関係を誓い合ったのであります。
 コミュニティ活動の推進につきましては、区長を中心とした住民自治組織との連携強化を図り、
一般行政事務の委託、住民センターの改修及び各種コミュニティ事業に助成を行うとともに、防
犯灯の新設及び電気料の補助を行ったのであります。
 職員研修につきましては、地方分権の進展及び地方自治体の自立が求められている中で、職員
の自己研さんを助長するとともに、多様化する市民ニーズに対応するための、法的・実務的な研
修をはじめ、企画力、政策形成能力を高める研修を行う中で人材育成に努めたのであります。
 広報活動につきましては、合併により誕生した新沼田市の現状や将来像を市外に広く紹介する
ため沼田市勢要覧を作成するとともに、市ホームページの充実に努めたのであります。また、未
来を担う子どもたちに市政やまちづくりなどへの関心を高めるため、市内小中学校の代表による
子ども議会を開催したのであります。
 市役所環境マネジメントシステム運営事業につきましては、平成16年4月21日に認証取得
したISO14001に基づき、市役所職員が環境問題の重要性を認識し、自ら率先して環境に
配慮した行政運営・環境保全活動を推進するため、職員研修等を実施するとともに審査機関によ
る定期的審査を受審し、認証登録を継続したのであります。 企画管理費につきましては、第五
次総合計画の策定に向け策定推進本部や策定委員会の庁内組織を設置し、現状分析や課題の摘出
作業等を行うとともに、市民アンケートをはじめとして、中学生・高校生・準市民のアンケート
を実施、市民検討委員会及び市民検討委員会団体別会議の開催など、市民意見の把握に努め、計
画原案の作成に努めたのであります。
 会計管理費につきましては、合併に伴い本庁に集中した出納事務を適正かつ円滑に処理するた
め、執行体制の強化を図るとともに、会計事務の研さんに努めたのであります。
 交通安全対策につきましては、各季の交通安全運動の取り組みに加え、高齢者に対する特別対
策や各種交通安全教室などの実施により安全教育の徹底を図るとともに、道路標示整備及び乳幼
児の安全確保対策としてチャイルドシート購入補助事業の推進を図り、市民の交通安全の確保と
意識の高揚に努めたのであります。
 消費行政推進につきましては、消費生活センターにおける消費生活相談事業の充実及び生活情
報等の周知、啓発を行ったのであります。 生活行政につきましては、市町村乗合バス運行によ
り、市民の交通手段として路線バスの確保及び「交通空白地」対策を進めるとともに、人権相談、
行政相談事業の推進に努めたのであります。
 契約検査業務につきましては、工事、物品等における入札・契約及び検査を実施し、透明性、
経済性、効率性及び品質等の確保に努めたのであります。
 選挙関係につきましては、第44回衆議院議員総選挙の適正な執行管理に努めたのであります。
 社会福祉対策につきましては、少子・高齢社会に対応した施策の充実・推進を目指し、国・県
の施策と相まって、関係機関、諸団体との協力を得て事業の推進に努めたのであります。
 老人福祉対策につきましては、「生き生き長寿のまちづくり計画」に基づき、在宅福祉事業で
は、食の自立支援事業、生活支援型訪問家事援助事業、緊急通報体制等整備事業などの推進を図
り、生きがい対策事業では、従来からの敬老会事業、敬老バスカード助成事業などを継続実施し
たほか、シルバー人材センターの活動拠点である沼田市ワークプラザの建設工事を実施し、高齢
者福祉の増進に努めたのであります。また、介護保険特別会計へ所要の繰出しを行い、事業の推
進を図ったのであります。
 障害者福祉対策につきましては、施設入所や通所の支援をはじめ、日常生活支援のための補装
具の交付、居宅介護の支援、心身障害者デイサービス事業、心身障害児通園事業、福祉作業所の
充実運営などの事業を実施し、障害福祉の向上に努めたのであります。
 福祉医療対策につきましては、小学校卒業時までの乳幼児・児童、重度心身障害者、高齢重度
障害者及び母子・父子家庭を対象に医療費の自己負担分を公費により支給し、福祉医療対象者の
負担の軽減を図ったのであります。
 国民年金業務につきましては、市民の老後の安心を確保するため裁定請求、再取得等の届出の
受付をはじめ、免除勧奨や制度の啓発活動に努めたのであります。
 児童福祉対策につきましては、児童手当、児童扶養手当の支給事業や出産祝金支給事業を実施
したほか、多様な保育ニーズに対応するため、延長保育、乳児保育、一時保育、障害児保育など
を実施するとともに、放課後児童健全育成のために学童保育を実施し、保護者の就労支援と児童
の健全育成を図るなど、次世代の育成支援に努めたのであります。
 母子福祉対策につきましては、母子生活支援施設における母子生活支援を行うとともに、女性
緊急一時保護事業により女性に対する暴力防止への対応に努めたのであります。
 生活保護対策につきましては、対象者の生活の安定と自主助長を目指し、必要な指導と給付に
努めたのであります。
 疾病予防対策につきましては、結核健康診断、乳幼児及び児童生徒を対象とした予防接種や高
齢者インフルエンザ予防接種を実施したのであります。
 保健事業につきましては、乳幼児健康診査、訪問指導などの母子保健事業、不妊治療費助成事
業を効果的に実施したのであります。
 老人保健事業につきましては、各種がん検診をはじめ、あおばの健診及び各種検診の受診率の
向上と事後指導の充実を図るとともに、啓発活動として、ふれあいぬまた健康まつり、健康教室
等により市民の健康意識の高揚に努めたのであります。
 環境衛生につきましては、市有墓地と広域火葬場斎場の適切な管理に努めたのであります。
 公害対策につきましては、市内河川の水質測定による水質汚濁の監視を行うとともに、環境騒
音測定調査を実施し、生活環境保全に努めたのであります。また、環境月間を中心に環境啓発イ
ベントを実施するなど、啓発活動を行ったのであります。
 塵芥処理につきましては、さらなる循環型社会の構築を目指し、沼田市環境保健協議会の協力
を得て、家庭ごみの減量化と資源リサイクルに取り組み、有価物集団回収奨励事業を推進し、容
器包装リサイクル法に基づいた資源の分別回収と最終処分場の適正な管理に努めたのであります。
また、収集業務につきましては、民間業者の強化育成を図るとともに、ごみの持ち出しが困難な
家庭を対象とした戸別収集事業を推進し、負担の軽減に努めたのであります。
 また、沼田市外二箇村清掃施設組合及び利根東部衛生施設組合の適切な管理と清掃工場及びリ
サイクルプラザの安全な焼却処理業務の確保に努めたのであります。
 し尿処理につきましては、沼田市外二箇村清掃施設組合衛生センター及び利根東部衛生施設組
合し尿処理施設の適切な管理と公衆便所の環境衛生維持に努めたのであります。また、生活排水
による公共用水域の水質汚濁を防止するため、合併処理浄化槽設置補助事業を引き続き実施した
のであります。
 水道事業につきましては、経営の安定を図るため、水道事業会計への出資を行うとともに、簡
易水道の適正な管理運営及び清浄な水の供給を図るため、簡易水道事業特別会計へ所要の繰出し
を行い、事業の推進に努めたのであります。
 労働対策につきましては、失業中の若年者やリストラによる離職者等を受け入れた企業に対す
る補助制度及び失業者に対する就業支援講座、就業援助相談等による雇用支援事業を行ったほか、
技術の取得を目的とする各種団体の事業及び運営に対する支援を行ったのであります。また、勤
労者福祉の向上を図るため利根沼田勤労者美術展等の開催、勤労青少年ホーム・体育センターの
運営充実、勤労者住宅建設資金及び勤労者生活資金等の融資を行ったのであります。
 農業振興につきましては、農業委員会、農事組合等と連携を図りながら優良農地の確保及び農
地の利用増進に努めたほか、米の生産調整達成のため、水田農業推進協議会、利根沼田農業協同
組合及び地域営農団体と連携し、水田農業総合推進事業を実施したのであります。
 園芸振興につきましては、県の補助事業を積極的に活用し、果樹振興による観光農業推進のた
めのサクランボの雨除けハウスや防霜ファンの整備事業、りんごにおける環境負荷の少ない性フ
ェロモン剤防除の導入事業を実施したほか、学校給食地場産農産物等利用促進事業による、地元
ブランド米「田んぼの王様」をはじめとする地場産農産物について、地産地消を推進するなど農
業経営の安定に努め、畜産振興につきましては、畜産経営安定のための畜産公害の予防や家畜の
優良品種の導入事業を実施したのであります。
 農業生産基盤整備につきましては、生産基盤事業で、継続中の県営沼須地区土地改良の促進、
農道整備事業で、県営発知地区、団体営十二越地区及び高平前反地区、地方単独広瀬・上沢地区
等、土地改良事業で、県単独小規模土地改良事業関口地区、平間地区及び矢ノ口地区等、市単独
事業で農道かんがい排水路整備事業外5事業、県営農業農村整備事業で沼田平土地改良区ため池
整備事業及び赤城西麓土地改良事業の実施により生産基盤の整備、改良に努めたのであります。
 山村振興につきましては、中山間地域等直接支払事業により農村の環境保全に努め、農村環境
整備につきましては、農村総合整備事業の川田地区において農道等の整備、佐山地区及び利根南
部地区における田園空間整備事業を実施したほか、農業集落排水事業特別会計へ所要の繰出しを
行い、事業の推進に努めたのであります。
 林業振興につきましては、林業従事者の確保対策を講じながら、間伐の促進、松くい虫被害木
の伐倒駆除、森林整備地域活動への支援、21世紀の森イベントへの支援、みどりの小径整備事
業、修景美化森林整備事業及び治山事業等を実施したほか、イノシシ、クマ、サル等の農林業へ
の被害防止のために有害鳥獣捕獲事業を行ったのであります。また、林業基盤整備として林道三
峰線の舗装及び利根町において石戸線外3路線の林道改良工事を実施するとともに、民有林の保
育と管理施設の整備に努めたのであります。
─────────────────────────────
◇議長(星野佐善太君) 休憩いたします。
午前10時59分休憩
─────────────────────────────
午前11時07分再開
◇議長(星野佐善太君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
─────────────────────────────
◇市長(星野已喜雄君) 商業振興につきましては、商工会議所、商工会をはじめ各種団体で実
施した事業及び運営への援助をはじめ、沼田の物産等を広くPRするため、電気のふるさとじま
ん市に参加したほか、商店街の活性化を図るためのイルミネーション事業及び各種イベント事業、
商店街の街路灯電気料の補助を行ったのであります。
 また、中心市街地の核施設であるグリーンベル21へのテナント出店の促進を図るための補助
及び同施設の立体駐車場の適正な管理運営のための補助を行うとともに、同施設内の「沼田ふる
さと館」では各種地場産品の展示や販売及び観光等、沼田の各種情報を発信し、中心市街地まち
づくりの推進を図るための支援を行ったのであります。
 工業振興につきましては、工業関係団体が実施した事業及び運営に対し援助を行ったのをはじ
め、工業経営合理化促進事業及び木材需要奨励事業等の実施に補助を行うとともに、技術開発促
進事業により新製品開発意欲の増進を図り、現下の厳しい経済情勢に対応して事業主の相談対策
として中小企業特別経営指導事業を設け、工業の振興に努めたのであります。
 金融対策につきましては、小口資金をはじめとする各種制度融資の拡大を図るとともに、利用
者への保証料補助及び利子補給を行ったほか、制度融資利率の軽減を図るため、市内の金融機関
に預託を行い、中小企業の経営安定に努めたのであります。
 観光振興につきましては、玉原高原、道の駅「白沢」、老神温泉及び吹割の滝などの観光リゾー
ト施設の整備や維持管理を行い観光客の利便性の向上を図ったほか、観光パンフレットやポスター
を作製するとともに、メディアの活用により「森林文化都市…沼田」のPRに努めたのでありま
す。また、観光協会、観光りんご組合をはじめとする各種団体への補助を行うとともに、観光協
会への委託による市街地観光ガイドマップの作製や各種キャンペーン及びイベントへの参加、さ
らには市独自の観光キャラバンを実施し誘客に努めたのであります。
 道路橋りょう管理事業につきましては、道路台帳の補正業務委託を実施したほか、県への負担
金により利根町地内の伊香原B地区及び梅の木平地区の急傾斜地崩壊対策事業を実施したのであ
ります。
 道路維持補修事業につきましては、市道上沼須新町線外50路線の維持補修工事を実施したほ
か、電源立地地域対策交付金事業として市道奈良岡谷線道路補修工事外1路線、利根町において
は、市道T3056号線舗装補修工事を実施し、道路整備に努めたのであります。
 道路除雪消雪事業につきましては、記録的な豪雪となりましたが、道路の除雪・消雪を委託に
より実施するとともに、直営による除雪により生活道路の確保に努めたのであります。
 交通安全施設整備事業につきましては、市道下川田屋形原線外7路線にガードレール等を設置
し、交通安全の確保に努めたのであります。 道路新設改良事業につきましては、市道新町西線
外3路線の道路改良工事、白沢町においては、市道根岸小芝線の道路改良工事、利根町において
は、市道T102号線外3路線の道路改良工事と市道T106号線の測量設計業務委託を実施し、
市道の改良整備に努めたのであります。
 橋りょう維持補修事業につきましては、利根町の栗原橋架替事業に伴う測量・河川占用申請業
務委託の実施、水沢橋の補修工事を実施したのであります。
 基幹道路新設改良事業につきましては、市道沼田川田線外3路線の道路改良工事を実施し、基
幹道路の改良整備に努めたのであります。 都市計画総務事業につきましては、都市計画事業の
施行に伴い移転等が必要となり、金融機関からその資金の融資を受けた者に対し、利子補給を行
ったのであります。また、用途地域見直し事業として、都市の現況の変化及び産業の動向等によ
り、用途地域の指定のない区域の一部において、現況の調査及び必要と思われる用途の選定等を
行ったのであります。
 都市計画街路事業につきましては、新たに創設された国庫補助事業「まちづくり交付金事業」
の採択を受け、環状線南回りの栄町工区において、延長151メートルの改良工事や1,779
平方メートルの用地買収などに取り組み、事業進ちょくに努めてきたのであります。 また、沼
田駅前広場整備事業につきましては、沼田駅北線、延長142メートル及び沼田駅南線、延長4
4メートルの改良工事や駅前ロータリーの南側、面積1,434平方メートルの整備工事を行い、
駅前ロータリーの全面積2,900平方メートルが完成し、供用開始を行ったのであります。
 公園事業につきましては、16都市公園、5緑地等の清掃をはじめとする施設や樹木等の維持
管理、補修工事及び運動公園敷地の沼田市土地開発公社からの買戻し、並びに公園緑地ふれあい
イベントを開催したのであります。
 都市緑化事業につきましては、市民の緑化活動に対し補助金を交付したのであります。
 公園緑地等整備事業につきましては、城掘川緑地整備工事及び南原ふれあい公園の整備に向け
た用地買収並びに沼田公園トイレの新築工事を行ったのであります。
 下水道事業につきましては、水洗化促進のための貸付け、公共下水道及び特定環境保全公共下
水道を推進するため、下水道事業特別会計に対して所要の繰出しを行ったのであります。
 中心市街地土地区画整理事業につきましては、中心市街地の設計等業務及び建物等調査業務を
実施し、さらに一部建物の移転を行ったのであります。
 街なか再生関連事業につきましては、商店街商業集積モデル支援事業をはじめとする各種支援
を行い、中心市街地の活性化を図るための取組を行うとともに、土地区画整理事業特別制度融資
の創設を行ったのであります。
 市営住宅管理事業につきましては、市営住宅22団地422戸の入退居及び家賃収入などの日
常管理業務に努めたのであります。
 市営住宅維持補修事業につきましては、金井団地の宅内ガス配管取替工事及び原田団地通路の
舗装工事を実施したのであります。
 消防行政につきましては、広域消防に対する負担金支出などにより、その運営の円滑化に努め
るとともに、防火水槽及び消防団機械器具置場の新設など消防施設面の整備を行ったほか、小型
動力ポンプ付積載車や消防団員の装備等の整備を図り、消防力の向上に努めたのであります。
 教育行政につきましては、教育行政方針に基づき、教育環境の整備・充実、学校教育の改善・
充実、生涯学習・社会教育及び地域スポーツの振興・充実を図るための諸事業を実施したのであ
ります。
 学校施設整備につきましては、継続事業の川田小学校校庭造成工事をはじめ、沼田小学校中央
校舎解体等整備工事、沼田東小学校屋体樋等改修工事、池田小学校屋体床等改修工事、沼田西中
学校屋体付属建物整備工事及び白沢中学校暖房設備改修工事等を実施し、施設の整備改善に努め、
教育環境の充実を図ったのであります。
 学校教育につきましては、「第7次教育水準向上研究」3ヵ年計画の第1年次に当たり、基本
方針や重点施策等の共通理解を図るべく、教職員全体研修会や授業研究会、教科別研修会の充実
に努めるとともに、幼児指導相談員や生徒指導相談員、小学校生活相談員、心の教室相談員、親
と子の相談員、介助員などを配置し、教育相談・支援事業の充実を図ったのであります。また、
奨学資金貸付事業により高校生及び大学生に対する経済的支援の充実を図ったほか、英語指導員
や外国語指導助手を引き続き配置し、英語力の更なる向上に努めたのであります。さらに中学生
の国際交流事業を通じて国際的視野を広め、国際親善の推進に努めるとともに、姉妹都市交流事
業として、下田市の小学生交流団を沼田市に迎え、親善交流を図ったのであります。
 社会教育につきましては、生涯学習推進のための「生涯学習フェスティバル」の開催、芸術文
化振興事業として「文化祭」、「米倉大謙遺作展」、「柳波賞」、「おのちゅうこうふるさと文
学賞」及び「全国ふきわれ俳句大会」などを開催、実施するとともに、それぞれの子育て時期に
応じ、より多くの親に家庭教育について考える機会を提供する「子育て講座」の開催や各種文化
学術団体の育成に努めたのであります。
 公民館活動につきましては、文化活動の拠点としての管理運営に努め、市民ニーズを把握しな
がらの各種教室や講座の開催をはじめ、IT技術の習得と普及を目的としたIT講習会や市民ハ
イキング、史跡めぐり、公民館まつりを実施し、生涯学習の推進に努めたのであります。
 図書館につきましては、一般・児童図書、視聴覚資料を収集・整備し、白沢・利根公民館図書
室間とのオンライン化、移動図書館の巡回、図書搬送等、合併地域への図書サービスを充実させ、
小・中学生読書感想文コンクールなど諸事業を実施し、読書活動の推進に努めたのであります。
 文化財につきましては、保護・活用に努め、奈良古墳群を公園として整備するため、試掘調査
を実施したほか、旧土岐邸洋館の塗装工事や「鐘楼」の複製を作製し、歴史と伝統の継承に努め
たのであります。 青少年対策につきましては、奉仕活動・体験活動を促進するための各種講座・
研修会の開催、自然体験活動推進事業である「沼田ネイチャーキッズ」を実施するとともに、指
導者養成や青少年に関する相談・補導活動事業などの実施により、地域の一員としての自覚を持
った21世紀を担う心豊かでたくましい青少年の育成に努めたのであります。
 体育につきましては、県内11市を対象にした群馬県都市対抗水泳競技大会の開催をはじめ、
各種スポーツ教室、市民体育大会等諸行事を実施し、生涯スポーツの普及と市民の体力向上に努
めるとともに、市民が安全で快適に施設利用を行えるよう施設等の修繕を行うなど、スポーツ施
設の整備充実を図ったのであります。
 学校給食につきましては、健康・体力増進を目指した給食内容、指導の充実、安全安心の確保、
地場産品の活用に努め、なお一層の衛生管理に努めたのであります。
 次に、歳入決算についてご説明申し上げます。
 平成17年度の歳入決算額につきましても、合併により前年度決算対比で17億8,234万
9,970円、8.7%の増となっております。
 市税収入につきましては、63億2,340万8,519円で、前年度対比11億1,056
万6,309円、21.3%の増でありました。
 この主な要因は、前年度決算においては、合併後の一月半分の白沢町及び利根町分の税収分の
みを含んだものであったことから大幅な増となっております。
 各税目別の前年度決算額との比較増減額等についてご説明申し上げます。
 市民税は、1億7,084万4,172円、9.7%の増であります。このうち個人市民税は、
1億9,177万4,834円、14.7%の増でありますが、法人市民税は、2,093万6
62円、4.6%の減であります。
 固定資産税は、7億6,621万7,465円、27.7%の増であります。
 軽自動車税は、2,489万4,000円、28.0%の増であり、市たばこ税は、9,95
3万4,637円、25.8%の増でありまます。
 特別土地保有税は、滞納繰越分の収入でありまして64万5,900円、38.8%の減、入
湯税は合併後の温泉施設等からの収入増となり4,382万5,410円、5.2倍の大幅な増、
都市計画税は、589万6,525円、2.9%の増であります。
 収納率につきましては、滞納繰越分を含め88.5%で前年度の85.9%と比較して2.6
ポイント上回ることができ、これは平成7年度以来10年ぶりの収納率向上であります。
 この主な要因は、合併を機に徴収対策室を設置して、税収の確保と収納率の向上に努めてまい
りましたが、特に法人市民税の滞納繰越分の収入歩合を30.7%とし、固定資産税の滞納繰越
分を14.6%とするなど、臨戸交渉、催告、差押えの強化を図った結果であると考えておりま
す。
 地方譲与税につきましては、三位一体改革による本格的な税源移譲が行われるまでの経過措置
として創設された所得譲与税が大幅増となり、61.6%の増であります。
 利子割交付金につきましては、37.9%の減であります。
 配当割交付金及び株式等譲渡所得割交付金につきましては、平成16年度新設の交付金で、そ
れぞれ99.2%、130.8%の大幅な増であります。
 地方消費税交付金につきましては、5.5%の増であります。
 ゴルフ場利用税交付金につきましては、合併により引き継いだもので8.78倍の大幅な増で
あります。
 自動車取得税交付金につきましては、42.0%の増であります。地方特例交付金につきまし
ては、5.9%の増であります。
 地方交付税につきましては、59.3%の大幅な増でありますが、その主な理由は、合併によ
る財政措置により普通交付税の算定の特例によるものであります。その内訳としましては、普通
交付税は、70.1%の増、特別交付税は、7.6%の増であります。
 交通安全対策特別交付金につきましては、18.1%の増であります。
 分担金及び負担金につきましては、33.4%の増であります。
 使用料及び手数料につきましては、26.2%の増であります。
 国庫支出金につきましては、20.3%の増であります。
 国庫負担金では、1.0%の減でありますが、三位一体の改革により老人保護措置費負担金及
び保険基盤安定制度負担金(保険税軽減分)などの減であります。
 国庫補助金では、60.7%の増でありますが、市町村合併推進体制整備費補助金、市道沼田
川田線工事費補助金、環状線工事費補助金、土地区画整理事業費補助金及び公園整備費補助金な
どの増であります。 委託金では、3.9%の増でありますが、基礎年金等事務費交付金などの
増であります。
 県支出金につきましては、20.5%の増であります。
 県負担金では、78.9%の増でありますが、三位一体改革の国庫補助金の見直しにより保険
基盤安定制度負担金が国庫負担金から県負担金で措置されたことから大幅な増額となったのであ
ります。
 県補助金では、0.6%の増でありますが、福祉医療費補助金、基盤整備促進事業補助金及び
県単独林道改良事業費補助金などの増であります。
 委託金では、29.7%の増でありますが、衆議院議員総選挙委託金及び国勢調査委託金など
の増であります。
 財産収入につきましては、合併による白沢地域特産物展示即売施設賃貸料の増により39.0
%の増であります。
 寄附金につきましては、82.0%の増であります。多くの方々から篤志をお寄せいただいた
ものでありまして、心から感謝申し上げるとともにありがたく受け入れさせていただき、ご意志
に沿ってそれぞれの措置を行ったのであります。
 繰入金につきましては、205.9%の大幅な増でありますが、財政調整基金などからの繰入
れ並びに介護保険特別会計及び温泉事業特別会計からの繰入れであります。
 繰越金につきましては、14.3%の減でありますが、前年度繰越金及び繰越明許費の繰越金
として、市道沼田川田線道路改良事業の事業費を受け入れたのであります。
 諸収入につきましては、80.2%の大幅な減でありますが、前年度の合併に伴う旧白沢村及
び旧利根村からの引継金などの減によるものであります。
 市債につきましては、24.1%の減であります。道路整備事業債、街路整備事業債、公園整
備事業債、川田小学校校庭造成事業債及び臨時財政対策債などが増額となったものの、老人福祉
センター整備事業債、農村環境整備事業債、川田公民館改修事業債及び減税補てん債借換債など
が減額となったことによるものであります。
 市債の有効活用は財政運営上欠かすことのできないものでありますが、反面、将来の市財政に
及ぼす影響も大きく、この活用に当たっては、後年度の財政負担及び起債制限比率等を十分考慮
し、健全財政の維持に一層の努力を傾注する所存であります。
 以上が、一般会計歳入歳出決算に対する総括説明であります。
 続きまして、平成17年度沼田市国民健康保険特別会計歳入歳出決算についてご説明申し上げ
ます。 
 本決算につきましては、歳入決算額53億9,269万6,552円、歳出決算額52億15
7万1,201円で、歳入歳出差引額は1億9,112万5,351円であります。
 歳出につきましては、保険給付費、老人保健拠出金及び介護納付金等の支出をしたものであり
ます。
 歳入につきましては、保険税、国庫支出金、療養給付費等交付金、県支出金及び繰入金であり
ます。
 国保事業につきましては、健康面からの安定を図り、安心・安全な市民生活の確保に努めてま
いりました。
 また、市単独事業で収納率向上特別対策を実施するとともに、レセプト点検事業、健康まつり
の開催、人間ドック検査費の補助等に取り組み国保事業の安定に努めたのであります。
 続きまして、平成17年度沼田市老人保健特別会計歳入歳出決算についてご説明申し上げます。
 本決算につきましては、歳入決算額56億372万3,763円、歳出決算額54億9,51
0万2,408円でありまして、歳入歳出差引額1億862万1,355円は、翌年度において
精算措置をするものであります。
 歳出につきましては、主に医療諸費であります。
 歳入につきましては、支払基金交付金、国庫支出金であります。
 本格的な高齢社会の到来に対応し、老人保健制度における医療等の給付を行い、7,800人
余の老人医療対象者の健康維持を図ったのであります。
 続きまして、平成17年度沼田市介護保険特別会計歳入歳出決算についてご説明申し上げます。
 本決算につきましては、歳入決算額30億1,528万1,934円、歳出決算額29億3,
710万7,810円でありまして、歳入歳出差引額7,817万4,124円は、翌年度にお
いて精算措置をするものであります。
 歳出につきましては、職員人件費及び介護認定審査費などの介護保険制度運営に要する事務的
経費並びに介護保険サービスに要する保険給付費などであります。
 歳入につきましては、介護給付費等を賄うため財源分担により国庫支出金、県支出金及び繰入
金並びに保険料及び支払基金交付金などであります。
 続きまして、平成17年度沼田市簡易水道事業特別会計歳入歳出決算についてご説明申し上げ
ます。
 本決算につきましては、歳入決算額4億6,243万6,601円、歳出決算額4億6,19
9万861円で、歳入歳出差引額は、44万5,740円であります。
 歳出につきましては、一般管理費では、職員人件費、管理運営委託料及び検針業務委託料等で
あり、簡易水道管理費では、水質検査手数料及び維持管理費等であり、水道水の安定供給を期し
たのであります。簡易水道事業費では、導・配水管等の布設替工事、排水池建設工事及びポンプ
設置工事等を実施し、施設能力の向上に努めたのであります。
 歳入につきましては、各簡易水道からの水道料金、水道加入金、水道手数料等による給水収入、
雑入では特定環境保全公共下水道関連水道管移設工事費及び消火栓設置工事に伴う受入金等であ
ります。
 続きまして、平成17年度沼田市下水道事業特別会計歳入歳出決算についてご説明申し上げま
す。
 本決算につきましては、歳入決算額21億343万8,684円、歳出決算額20億1,98
2万5,184円でありまして、歳入歳出差引額は8,361万3,500円で、繰越明許費と
して翌年度へ繰り越すものであります。
 歳出につきましては、前年度決算対比で総務費は2,363万8,344円の増、事業費は3
億1,179万2,444円の増、公債費は、1億4,341万4,018円の増であります。
 歳入につきましては、分担金及び負担金、使用料及び手数料、国庫支出金、繰入金及び市債は
増、県支出金及び諸収入は減であります。歳出に対する歳入不足額8億4,337万3,803
円は、一般会計からの繰入金により収支の均衡を図ったもので、前年度決算対比2億9,389
万4,108円の増であります。
 次に、整備状況でありますが、公共下水道、特定環境保全公共下水道合わせて8,829メー
トルの管渠埋設工事を実施して事業の進ちょくを図り、この結果、事業着手以来の管渠総延長は、
19万8,457メートルに達し、認可計画管渠延長27万8,380メートルに対しての進ち
ょく率は71.3%となったのであります。
 面積につきましては、事業認可面積1,157ヘクタールに対して872ヘクタールが整備さ
れ、進ちょく率は75.4%であります。
 また、整備済人口は、2万8,324人となり、行政人口に対する普及率は51.7%、下水
道を使用している水洗戸数は8,566戸に達したところであります。
 続きまして、平成17年度沼田市農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算についてご説明申し
上げます。
 本決算につきましては、歳入決算額2億9,994万293円、歳出決算額2億9,724万
4,643円でありまして、歳入歳出差引額269万5,650円は、繰越明許費として翌年度
へ繰り越すものであります。
 歳出につきましては、前年度決算対比で総務費は1万8,892円の減、事業費は1億5,6
84万8,272円の増、公債費は2,792万4,608円の増であります。
 歳入につきましては、使用料及び手数料、繰入金、市債及び国庫支出金は増、分担金及び負担
金、県支出金及び諸収入は減であります。歳出に対する歳入不足額9,683万2,283円は、
一般会計からの繰入金により収支の均衡を図ったもので、前年度決算対比7,450万4,97
6円の増であります。
 主な事業内容につきましては、既に供用開始となっている奈良地区ほか7地区においては、水
洗化接続促進及び施設の維持管理業務に努め、整備中の多那・二本松地区につきましては、管渠
埋設工事を実施したのであります。
 続きまして、平成17年度沼田市温泉事業特別会計歳入歳出決算についてご説明申し上げます。
 本決算につきましては、歳入決算額4億5,620万9,674円、歳出決算額4億3,22
8万1,773円で、歳入歳出差引額は、2,392万7,901円であります。
 歳出につきましては、総務費では、職員人件費及び一般会計繰出金などで3,387万7,3
24円、事業費では、望郷の湯及びしゃくなげの湯に係る温泉施設管理運営費3億9,840万
4,449円であります。
 歳入につきましては、両施設の使用料2億848万9,159円のほか、それぞれの施設に併
設されているレストラン・売店等の売上金などの諸収入2億4,082万17円が主なものであ
ります。
 続きまして、議案第70号 平成17年度沼田市水道事業決算認定についてご説明申し上げま
す。
 本決算につきましては、決算書を調製し、地方公営企業法第30条第2項の規定により、監査
委員の審査に付したのであります。
 以来、監査委員におかれましては、綿密なご審査をいただき、この間のご苦労に対し心から感
謝申し上げる次第であります。
 このたび、8月17日付けをもちまして、監査委員から別冊のとおり審査意見書のご提出をい
ただきましたので、同条第4項の規定により審査意見書を添えて議会の認定に付するものであり
ます。なお、平成17年度の決算書とともに、同条第6項の規定により財務諸表附属明細書及び
事業報告書を併せて提出申し上げます。
 まず、収益的収入及び支出についてご説明申し上げます。
 収入決算額は、4億4,947万1,633円で、前年度に比較し516万1,272円の減
額で、1.1%の減であります。
 減額の主なるものは、営業収益において、給水収益の減額によるものであります。
 支出決算額は、4億187万1,195円で、前年度に比較し1,937万2,244円の減
額で、4.6%の減であります。
 減額の主なるものは、営業費用において、人件費の減額によるものであります。
 収入支出差し引きの結果、税抜きで4,663万584円の当年度純利益が生じたものであり
ます。
 次に、資本的収入及び支出についてご説明申し上げます。
 収入決算額は、5,892万295円で、前年度に比較し3,313万2,295円の増額で、
128.5%の増でありますが、県営ため池等整備事業、生枝ずい道改修工事負担金に伴う企業
債の増であります。
 支出決算額は、1億9,735万2,769円で、前年度に比較し3,994万9,060円
の増額で、25.4%の増でありますが、建設改良費の増額によるものであります。
 なお、支出決算額に対して収入決算額の不足額、1億3,843万2,474円につきまして
は、消費税及び地方消費税資本的収支調整額66万288円、過年度分損益勘定留保資金7,3
13万1,172円、当年度分損益勘定留保資金6,464万1,014円で補てんし、収支の
均衡を図ったのであります。
 次に、業務及び事業の概要について申し上げます。
 業務量につきましては、当年度末の給水人口は、2万8,299人で、前年度に比較し199
人の減、給水戸数は、1万1,085戸で、前年度に比較し75戸の増であります。
 また、年間配水量は、386万7,955立方メートルで、前年度に比較し3万1,776立
方メートルの減、年間有収水量は、331万8,803立方メートルで、前年度に比較し4万6,
296立方メートルの減、有収水量率は85.8%で、前年度に比較し0.5%の減であります。
 事業関係につきましては、総工事費1,451万3,800円を投資し、県道上発知材木町線
ほか3路線の配水管布設替工事を実施し、配水施設の整備を図るとともに、地上式消火栓1基の
新設、また水道メーターの新設109個と計画による水道メーターの取替工事929個を実施し、
給水装置の改善に努めたのであります。
 以上が、平成17年度沼田市一般会計及び特別会計7件の歳入歳出決算並びに平成17年度沼
田市水道事業決算の概要でありますが、事務事業の執行状況につきましては、「沼田市決算に係
る報告書」及び「沼田市水道事業報告書」のとおりでありますので、よろしくご審議の上、ご認
定くださいますようお願い申し上げます。
◇議長(星野佐善太君) 説明が終わりました。
 これより質疑に入ります。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野佐善太君) 質疑を終結いたします。
 おはかりいたします。
 ただいま議題となっております議案第69号及び議案第70号の以上2件については、議長を
除く議員全員で構成する決算審査特別委員会を設置し、これに付託の上、審査することにいたし
たいと思います。
 これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野佐善太君) ご異議なしと認めます。よって、議案第69号及び議案第70号の以
上2件については、議長を除く議員全員で構成する決算審査特別委員会を設置し、これに付託の
上、審査することに決しました。
 決算審査特別委員会を委員会条例第10条第1項の規定により、本日の本会議終了後、この場
所に招集いたします。
──────────────◇──────────────
    第10 議案第71号 沼田市国民健康保険条例の一部を改正する条例についてから
        議案第80号 平成18年度沼田市水道事業会計補正予算(第2号)まで
                         以上10件一括上程
◇議長(星野佐善太君) 日程第16、議案第71号 沼田市国民健康保険条例の一部を改正す
る条例について、から日程第25、議案第80号 平成18年度沼田市水道事業会計補正予算
(第2号)までの以上10件を一括議題といたします。
 議案の朗読を省略し、ただちに市長から提案理由の説明を求めます。市長。
〔市長 星野已喜雄君登壇〕
◇市長(星野已喜雄君) ただいま上程になりました 議案第71号 沼田市国民健康保険条例
の一部を改正する条例についてから 議案第80号 平成18年度沼田市水道事業会計補正予算
(第2号)までの以上10件につきまして、一括してご説明申し上げます。
 まず、議案第71号 沼田市国民健康保険条例の一部を改正する条例についてご説明申し上げ
ます。
 今回の改正は、健康保険法施行令の改正に伴い、出産育児一時金「33万円」を「35万円」
に改めるものであります。
 続きまして、議案第72号 平成18年度沼田市一般会計補正予算(第2号)についてご説明
申し上げます。
 今回の補正予算は、「通年予算」を前提に国県支出金の確定及び制度改正等により既定の予算
に増減を生じるもの、特別な理由により緊急に措置しなければならないもの、人事異動に伴う現
員現給の人件費等に限定しましたが、本年度の交付決定に伴い普通交付税を追加するなど、でき
得る限り財源の確保に努め、既決の歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ9,598万円を
減額し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ221億9,650万7,000円とするもの
であります。
 補正予算のうち、主なものについて、その概要を歳出予算からご説明申し上げます。
 第1款 議会費は、297万4,000円の減額であります。
 第2款 総務費は、888万3,000円の減額でありますが、総務管理費では、人件費等の
減額と企画費の市民交流検討事業の追加との差し引き減額であります。
 第3款 民生費は、2,070万円の追加でありますが、社会福祉費では、老人福祉費で介護
保険特別会計繰出金、障害者福祉費で障害者自立支援法の施行に伴う地域生活支援事業に要する
経費の追加であります。
 第4款 衛生費は、1億2,751万5,000円の減額でありますが、保健衛生費では、保
健事業費で老人保健特別会計繰出金の減額、上水道費では、簡易水道指導費で簡易水道事業特別
会計繰出金の減額であります。
 第5款 労働費は、120万8,000円の減額であります。
 第6款 農林水産業費は、432万9,000円の追加でありますが、農業費では、農地費で
県営畑地帯総合土地改良事業沼須地区の創設非農用地へのアクセス道整備について、小規模土地
改良事業2地区への事業の組み替え及び小規模農道かんがい排水路整備事業などを追加、林業費
では、林業振興費で昨年の豪雪などにより破損した野生動物の食害防止柵の修繕に要する経費を
追加するものであります。
 第7款 商工費は、357万円の追加でありますが、商業振興費で首都圏物産宣伝事業として
東京・中野郵便局での「ふるさと物産展」の実施に要する経費を、観光リゾート費で玉原環境整
備基金積立金の追加であります。
 第8款 土木費は、1,043万4,000円の追加でありますが、土木管理費で、人件費の
追加であります。
 第9款 消防費は、59万2,000円の追加でありますが、防災費で7月19日発生の下久
屋町土砂災害の二次災害防止のための計測器設置に要する経費の追加であります。
 第10款 教育費は、2,370万4,000円の減額でありますが、人件費の減額のほか、
小学校費では、県の補助金決定による昆虫の森・天文台自然学習教室事業費補助金を追加、中学
校費では、池田地区の小中学校共用のスクールバス新規購入経費を追加し、差し引き減額であり
ます。
 第11款 災害復旧費は、2,867万9,000円の追加でありますが、農林水産施設災害
復旧費では、7月19日の豪雨により被災した農地や農業用施設について、土木施設災害復旧費
では、同じく7月19日の豪雨により被災した土木施設について、市民生活に危険や支障が生じ
ないよう早急に復旧するための経費の追加であります。
 次に、歳入予算についてご説明申し上げます。
 第9款 地方特例交付金は、交付金の決定により2,239万9,000円の減額であります。
 第10款 地方交付税は、2億5,048万7,000円の追加でありますが、普通交付税の
決定によるものであります。
 第12款 分担金及び負担金は、7万5,000円の追加でありますが、土地改良事業費分担
金の追加であります。
 第14款 国庫支出金は、122万円の減額でありますが、国庫負担金では、民生費国庫負担
金で障害者自立支援法の施行に伴い身体障害者保護費負担金を減額、国庫補助金では、民生費国
庫補助金で同じく身体障害者福祉費補助金等の減額であります。
 第15款 県支出金は、2,116万6,000円の追加でありますが、県補助金では、農林
水産業費県補助金で小規模土地改良事業費補助金及び森林環境保全整備事業補助金を、教育費県
補助金で昆虫の森・天文台自然学習教室事業費補助金を、災害復旧費県補助金で農林水産施設災
害復旧費補助金の追加であります。
 第16款 財産収入は、350万1,000円の追加でありますが、玉原東急リゾート株式会
社及び株式会社エフエム群馬からの配当金の計上であります。
 第18款 繰入金は、3億8,006万円の減額でありますが、基金繰入金では、財政調整基
金繰入金を減額、特別会計繰入金では、介護保険特別会計繰入金を追加し、差し引き減額であり
ます。
 第19款 繰越金は、5,884万3,000円の追加でありますが、前年度繰越金の追加で
あります。
 第20款 諸収入は、662万7,000円の追加でありますが、雑入の過年度収入で保健事
業費等国庫負担金精算金の追加であります。
 第21款 市債は、3,300万円の減額でありますが、農道整備事業債、農業基盤整備事業
債及び減税補てん債を減額、臨時財政対策債及び農林水産施設災害復旧事業債を追加し、差し引
き減額であります。
 予算第2条 地方債の補正は、「第2表 地方債補正」に示すとおり、農林水産施設災害復旧
事業を追加し、農道整備事業外3件の起債限度額の変更であります。
 続きまして、議案第73号 平成18年度沼田市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)に
ついてご説明申し上げます。 
 今回の補正予算は、既決の歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ5億153万6,000 
円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ59億3,711万2,000円とするも
のであります。
 その概要を歳出予算からご説明申し上げます。
 第1款 総務費は、199万1,000円の追加でありますが、管理経費の追加であります。
 第2款 保険給付費は、130万円の追加でありますが、財源振替と出産育児一時金の追加で
あります。
 第3款 老人保健拠出金は、5,701万4,000円の追加でありますが、拠出金額の確定
による追加であります。
 第4款 介護納付金は、7,087万6,000円の追加でありますが、介護納付金の確定に
よる追加であります。
 第5款 共同事業拠出金は、3億2,371万5,000円の追加でありますが、高額医療費
拠出金の減額と今年度創設されます保険財政共同安定化事業拠出金等の計上により、差し引き追
加であります。
 第10款 予備費は、4,664万円の追加でありますが、療養諸費の支払確保を図るため、
前年度の繰越金の一部を予備費として追加するものであります。
 次に、歳入予算についてご説明申し上げます。
 第2款 国庫支出金は、5,657万9,000円の追加でありますが、事業費確定等により
老人保健医療費拠出負担金、介護納付金拠出負担金及び過年度分療養給付費負担金の追加と高額
医療費共同事業負担金の減額により、差し引き追加であります。 
 第3款 療養給付費等交付金は、1,501万6,000円の追加でありますが、過年度分療
養給付費等交付金の追加であります。
 第4款 県支出金は、680万5,000円の追加でありますが、高額医療費共同事業負担金
の減額と県調整交付金の追加により、差し引き追加であります。
 第5款 共同事業交付金は、3億2,984万6,000円の追加でありますが、高額医療費
共同事業交付金の追加と今年度創設されます保険財政共同安定化事業交付金の計上であります。
 第7款 繰入金は、216万6,000円の追加でありますが、一般会計からの出産育児一時
金繰入金の追加であります。
 第8款 繰越金は、9,112万4,000円の追加でありますが、前年度繰越金の追加であ
ります。
 続きまして、議案第74号 平成18年度沼田市老人保健特別会計補正予算(第1号)につい
てご説明申し上げます。 
 今回の補正予算は、既決の歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ7,608万6,000円
を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ57億888万8,000円とするものであ
ります。
 その概要を歳出予算からご説明申し上げます。
 第1款 総務費は、464万6,000円の追加でありますが、管理経費の追加であります。
 第3款 諸支出金は、7,144万円の追加でありますが、国庫負担金及び県費負担金の確定
による償還金の追加であります。
 次に、歳入予算についてご説明申し上げます。
 第1款 支払基金交付金は、1,096万7,000円の追加でありますが、過年度分交付金
の確定による追加であります。
 第4款 繰入金は、4,350万2,000円の減額でありますが、一般会計繰入金の減額で
あります。
 第5款 繰越金は、1億862万1,000円の追加でありますが前年度繰越金の追加であり
ます。
 続きまして、議案第75号 平成18年度沼田市介護保険特別会計補正予算(第1号)につい
てご説明申し上げます。
 今回の補正予算は、既決の歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ1億1,915万9,00
0円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ32億5,165万円とするものであり
ます。
 その概要を歳出予算からご説明申し上げます。
 第1款 総務費は、2,968万3,000円の追加でありますが、人事異動に伴う職員人件
費等の追加であります。
 第4款 地域支援事業費は、1,539万1,000円の追加でありますが、介護予防事業費
では、通所型特定高齢者施策事業を減額、包括的支援事業・任意事業費では、職員人件費の追加
と介護予防ケアマネジメント事業の減額により、差し引き追加であります。
 第5款 基金積立金は、3,525万9,000円の追加でありますが、介護給付費準備基金
積立金の追加であります。
 第7款 諸支出金は、3,882万6,000円の追加でありますが、介護給付費国庫負担金
精算による返還金及び一般会計繰出金の追加であります。
 次に、歳入予算についてご説明申し上げます。
 第1款 保険料は、1,018万4,000円の追加でありますが、滞納繰越分普通徴収保険
料等の追加であります。
 第5款 支払基金交付金は、55万円の追加でありますが、過年度分交付金の追加であります。
 第9款 繰入金は、3,025万2,000円の追加でありますが、一般会計繰入金では、包
括的支援事業・任意事業繰入金及び人事異動に伴う職員給与費等繰入金の追加、基金繰入金では、
介護給付費準備基金繰入金の減額により、差し引き追加であります。
 第10款 繰越金は、7,817万3,000円の追加でありますが、前年度繰越金の追加で
あります。
 続きまして、議案第76号 平成18年度沼田市簡易水道事業特別会計補正予算(第1号)に
ついてご説明申し上げます。
 今回の補正予算は、既決の歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ921万2,000円を
減額し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ5億1,090万2,000円とするものであ
ります。
 その概要を歳出予算からご説明申し上げます。
 第1款 総務費は、921万2,000円の減額でありますが、一般管理費では人事異動に伴
う職員人件費の減額、簡易水道管理費では維持管理事業費の追加により、差し引き減額でありま
す。
 次に、歳入予算についてご説明申し上げます。
 第3款 繰入金は、921万2,000円の減額でありますが、一般会計繰入金の減額であり
ます。
 続きまして、議案第77号 平成18年度沼田市下水道事業特別会計補正予算(第1号)につ
いてご説明申し上げます。
 今回の補正予算は、既決の歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ3,562万6,000円
を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ22億567万4,000円とするものであ
ります。
 その概要を歳出予算からご説明申し上げます。
 第1款 総務費は、263万9,000円の追加でありますが、人事異動に伴う職員人件費の
追加であります。
 第2款 事業費は、3,298万7,000円の追加でありますが、公共下水道事業費では、
建設事業費で汚水公共下水道建設事業及び雨水公共下水道建設事業の追加、維持管理費で管路施
設関係業務の追加、特定環境保全公共下水道事業費では、建設事業費で特定環境保全公共下水道
建設事業の追加、維持管理費で管路施設関係業務(白沢町振興局)の追加であります。
 次に、歳入予算についてご説明申し上げます。
 第3款 国庫支出金は、8,255万円の追加でありますが、下水道事業費国庫補助金の追加
であります。
 第4款 県支出金は、360万円の減額でありますが、下水道事業費県補助金の減額でありま
す。
 第5款 繰入金は、82万4,000円の減額でありますが、一般会計繰入金の減額でありま
す。
 第7款 市債は、4,250万円の減額でありますが、国庫補助金の増額に伴う公共下水道事
業債及び特定環境保全公共下水道事業債の減額であります。
 また、予算第2条 地方債の補正は、「第2表 地方債補正」に示すとおり、公共下水道事業
及び特定環境保全公共下水道事業の起債限度額の変更であります。
 続きまして、議案第78号 平成18年度沼田市農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)
についてご説明申し上げます。
 今回の補正予算は、既決の歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ13万6,000円を追加
し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ、2億4,118万1,000円とするものであり
ます。
 その概要を歳出予算からご説明申し上げます。
 第2款 事業費は、13万6,000円の追加でありますが、職員人件費の追加であります。
 次に、歳入予算についてご説明申し上げます。
 第5款 繰入金は、13万6,000円の追加でありますが、一般会計繰入金の追加でありま
す。
 続きまして、議案第79号 平成18年度沼田市温泉事業特別会計補正予算(第1号)につい
てご説明申し上げます。
 今回の補正予算は、既決の歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ177万9,000円を
減額し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ2億8,859万4,000円とするものであ
ります。
 その概要を歳出予算からご説明申し上げます。
 第1款 総務費は、177万9,000円の減額でありますが、人事異動に伴う職員人件費の
減額と消費税納付金の追加により、差し引き減額であります。
 次に、歳入予算についてご説明申し上げます。
 第2款 財産収入は、333万8,000円の追加でありますが、指定管理者制度への移行に
伴う物品売払収入の追加であります。
 第3款 繰入金は、541万6,000円の減額でありますが、歳入歳出の調整による温泉事
業基金繰入金の減額であります。
 第4款 諸収入は、29万9,000円の追加でありますが、建物損害共済金等の追加であり
ます。
 続きまして、議案第80号 平成18年度沼田市水道事業会計補正予算(第2号)についてご
説明申し上げます。
 今回の補正予算は、予算第3条 収益的収入及び支出において、既決の収益的支出を511万
円追加し、収益的支出の予定額を4億3,271万4,000円とするものであります。
 補正予算の内容は、第1款 水道事業費用において、人事異動に伴う職員人件費を追加するも
のであります。
 以上10件につきまして、一括してその概要をご説明申し上げましたが、細部につきましては、
ご質疑に応じ、所管の部長に説明いたさせますので、よろしくご審議の上、原案のとおりご決定
くださいますようお願い申し上げます。
◇議長(星野佐善太君) 説明が終わりました。
 ただいま議題となっております議案第71号から議案第80号までの以上10件については、
本日は、提案理由の説明のみでありますので、ご了承願います。
─────────────────────────────
◇議長(星野佐善太君) 休憩いたします。
午前11時59分休憩
─────────────────────────────
午後1時00分再開
◇議長(星野佐善太君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
──────────────◇──────────────
    第11 議案第80号 沼田市基本構想について
◇議長(星野佐善太君) 日程第26、議案第81号 沼田市基本構想についてを議題といたし
ます。
 議案の朗読を省略し、ただちに市長から提案理由の説明を求めます。市長。
〔市長 星野已喜雄君登壇〕
◇市長(星野已喜雄君) ただいま上程になりました 議案第81号 沼田市基本構想について
ご説明申し上げます。
 本市では、平成13年度を初年度とする第四次総合計画を市政運営の基本指針として、第三次
総合計画の基本理念である「ものよりも心の豊かさ」を大切に守りながら、本市を取り巻く社会
経済環境の変化にも即応した“明るく元気な21世紀の沼田市”の創出を図るため、議会をはじ
め、市民の深いご理解とご協力をいただきながら、本計画に基づき施策や事業を進めてまいりま
したが、平成17年度をもって、その計画期間が終了いたしました。
 第四次総合計画は、「沼田市民憲章」、「森林文化都市宣言」の基本理念を引継ぎ、育てなが
ら、すべての市民が明るく元気に暮らしていける、活力ある21世紀のまちづくりを目指してま
いりましたが、本構想においても、「沼田市民憲章」、「森林文化都市宣言」の基本理念は継承
していかなければなりません。
 また、「第四次総合計画」の期間中においても、深刻化する環境問題、加速する高度情報化と
国際化、三位一体等の国の行政改革の推進、少子高齢化から人口減少社会の到来、市民活動の活
発化、多様な行政サービス需要の増加など予想を上回るスピードで変貌してきております。
 基本構想は、これらの状況を的確に把握するとともに、白沢村及び利根村との合併を契機に、
地方分権時代に対応できる自治体への転換を図り、平成19年度を初年度として、新しい沼田市
の進路を方向付けようとするものであります。
 構想の策定に当たりましては、「第四次総合計画」及び合併協議により策定をいたしました
「新市建設計画」の理念を基本に据え、市民検討委員会の設置や市民検討委員会団体別会議の開
催などにより、市民参加の下に手づくりによる原案を策定してまいりました。
 この基本構想は将来像を「水と緑の大地 田園空間都市」とし、大自然と人々が共生する「う
るおい」、「ゆとり」、「やすらぎ」の交流拠点として、いきいきと輝く個性あるまち、新しい
沼田市のまちづくりを進めていこうとするものであります。この将来像の達成に向けての根幹を
成す施策の体系は、「ひとを育み文化を育むまちづくり」、「元気で安心して暮らせるまちづく
り」、「自然にやさしくひとにやさしいまちづくり」、「安心安全で機能的なまちづくり」、
「活力を創造するまちづくり」、「みんなで築く地域の多様性を生かしたまちづくり」の6つの
体系となっております。
 計画期間につきましては、基本構想及び基本計画ともに、平成19年度を初年度とし、平成2
8年度を最終年度とする10ヵ年計画としております。
 この原案は、さる7月31日沼田市総合計画審議会に諮問し、4回にわたる慎重なご審議のも
とに、8月24日付けで答申をいただきましたので、今議会に上程し、ご決定を願うものであり
ます。
 なお、この間、議会におかれましては、基本構想の策定にあわせ、「特別委員会」を設置され
調査研究を進めるなど、そのご熱意に対し心より敬意を表すものであります。
 以上、その概要をご説明を申し上げましたが、細部につきましては、ご質疑に応じ、所管の部
長に説明いたさせますので、よろしくご審議の上、原案のとおりご決定くださいますようお願い
申し上げます。
 なお、参考としてお手元に基本計画及び用語解説並びに総合計画審議会答申の写しを配布いた
しておりますので、ご覧いただきたいと存じます。
◇議長(星野佐善太君) 説明が終わりました。
 これより質疑に入ります。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野佐善太君) 質疑を終結いたします。
 おはかりいたします。
 ただいま議題となっております議案第81号については、第五次総合計画に関する特別委員会
に付託の上、審査することにいたしたいと思います。
 これにご異議ありませんか。
             (「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野佐善太君) ご異議なしと認めます。
 よって、議案第81号については、第五次総合計画に関する特別委員会に付託の上、審査する
ことに決しました。
──────────────◇──────────────
    第12 散  会
◇議長(星野佐善太君) おはかりいたします。
 明5日及び6日の2日間は、議案調査のため休会いたしたいと思います。
 これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野佐善太君) ご異議なしと認めます。よって、明5日及び6日の2日間は議案調査
のため休会することに決しました。
 続いておはかりいたします。
 本日の会議は、この程度にとどめ、散会いたしたいと思います。
 これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野佐善太君) ご異議なしと認めます。よって、本日は、これにて散会することに決
しました。
 本日はこれにて散会いたします。
 次の会議は、7日午前10時に開きますからご参集願います。
 本日は、たいへんご苦労様でございました。
   午後1時06分散会
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