議事日程 第5号
平成19年3月26日(月曜日)午前10時
第 1 請願第 1号 国土調査の実施を早急に着手することを求める請願書
第 2 議案第 33号 地方自治法の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整理等
に関する条例の制定について
第 3 議案第 34号 沼田市副市長定数条例の制定について
第 4 議案第 35号 沼田市あおぞら作業所の設置及び管理に関する条例の制定につい
て
第 5 議案第 36号 沼田市特別職の職員で常勤のものの給与に関する条例の一部を改
正する条例について
第 6 議案第 37号 沼田市教育委員会教育長の給与その他の勤務条件に関する条例の
一部を改正する条例について
第 7 議案第 38号 沼田市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例について
第 8 議案第 39号 沼田市職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例に
ついて
第 9 議案第 40号 沼田市公共物使用等に関する条例の一部を改正する条例について
第10 議案第 41号 沼田市消防団に関する条例の一部を改正する条例について
第11 議案第 42号 沼田市立幼稚園保育料等徴収条例の一部を改正する条例について
第12 議案第 43号 土地の取得について
第13 議案第 44号 指定管理者の指定について
第14 議案第 45号 平成19年度沼田市一般会計予算
第15 議案第 46号 平成19年度沼田市国民健康保険特別会計予算
第16 議案第 47号 平成19年度沼田市老人保健特別会計予算
第17 議案第 48号 平成19年度沼田市介護保険特別会計予算
第18 議案第 49号 平成19年度沼田市簡易水道事業特別会計予算
第19 議案第 50号 平成19年度沼田市下水道事業特別会計予算
第20 議案第 51号 平成19年度沼田市農業集落排水事業特別会計予算
第21 議案第 52号 平成19年度沼田市温泉事業特別会計予算
第22 議案第 53号 平成19年度沼田市水道事業会計予算
第23 議案第 54号 沼田市外二箇村清掃施設組合の規約変更に関する協議について
第24 議案第 55号 沼田市議会委員会条例の一部を改正する条例について
第25 議案第 56号 沼田市議会会議規則の一部を改正する規則について
第26 議案第 57号 沼田市議会政務調査費の交付に関する条例の一部を改正する条例
について
第27 議案第 58号 医師不足を解消し、安心できる地域医療体制の確保を求める意見
書案について
第28 閉会中の継続調査申出について
第29 字句等の整理委任について
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本日の会議に付した事件
第 1 国土調査の実施を早急に着手することを求める請願書
第 2 議案第 33号 地方自治法の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整理等
に関する条例の制定について
議案第 34号 沼田市副市長定数条例の制定について
議案第 35号 沼田市あおぞら作業所の設置及び管理に関する条例の制定につい
て
議案第 36号 沼田市特別職の職員で常勤のものの給与に関する条例の一部を改
正する条例について
議案第 37号 沼田市教育委員会教育長の給与その他の勤務条件に関する条例の
一部を改正する条例について
議案第 38号 沼田市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例について
議案第 39号 沼田市職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例に
ついて
議案第 40号 沼田市公共物使用等に関する条例の一部を改正する条例について
議案第 41号 沼田市消防団に関する条例の一部を改正する条例について
議案第 42号 沼田市立幼稚園保育料等徴収条例の一部を改正する条例について
議案第 43号 土地の取得について
議案第 44号 指定管理者の指定について
議案第 45号 平成19年度沼田市一般会計予算
議案第 46号 平成19年度沼田市国民健康保険特別会計予算
議案第 47号 平成19年度沼田市老人保健特別会計予算
議案第 48号 平成19年度沼田市介護保険特別会計予算
議案第 49号 平成19年度沼田市簡易水道事業特別会計予算
議案第 50号 平成19年度沼田市下水道事業特別会計予算
議案第 51号 平成19年度沼田市農業集落排水事業特別会計予算
議案第 52号 平成19年度沼田市温泉事業特別会計予算
議案第 53号 平成19年度沼田市水道事業会計予算
以上21件一括上程
第 3 議案第 54号 沼田市外二箇村清掃施設組合の規約変更に関する協議について
第 4 議案第 55号 沼田市議会委員会条例の一部を改正する条例について
第 5 議案第 56号 沼田市議会会議規則の一部を改正する規則について
第 6 議案第 57号 沼田市議会政務調査費の交付に関する条例の一部を改正する条例
について
第 7 議案第 58号 医師不足を解消し、安心できる地域医療体制の確保を求める意見
書案について
第 8 閉会中の継続調査申出について
第 9 字句等の整理委任について
第10 市長閉会あいさつ
第11 閉 会
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出席議員(44人)
1番 小野 広樹君 2番 南 美喜雄君
3番 小林 克郎君 4番 角田 博君
5番 中村 光孝君 6番 小野 要二君
7番 小林 猛君 8番 繻エ冨士夫君
9番 真下 恭嗣君 10番 布施辰二郎君
11番 角田 泰夫君 12番 高柳 勝巳君
13番 久保 健二君 14番 星野 稔君
15番 鈴木 圭子君 16番 金子 一弥君
17番 金子 千明君 18番 長谷川信次君
19番 宮田 和夫君 20番 小林 玉男君
21番 小野 正純君 22番 大島 崇行君
23番 山ア 義朗君 24番 大竹 政雄君
25番 井之川博幸君 26番 大東 宣之君
27番 片野 彦一君 28番 星川嘉一郎君
29番 金井 康夫君 30番 井上 正文君
31番 小尾 孝男君 32番 相田 昌夫君
33番 宇敷 和也君 34番 小林 次夫君
35番 橋 襄典君 36番 牧野 保好君
37番 石田 宇平君 39番 井上健太郎君
40番 田村 博美君 41番 井田 孝一君
42番 小林 照夫君 43番 星野佐善太君
45番 横坂 泰次君 46番 井上 幾雄君
欠席議員(1人)
38番 松井 敏員君
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説明のため出席した者
市 長 星野已喜雄君 助 役 林 義夫君
白沢町振興局長 根岸 恒雄君 利根町振興局長 郷原 重雄君
市長公室長 田村 澄夫君 総務部長 村山 博明君
民生部長 田島 護君 経済部長 大嶋 政美君
建設部長 松井完一郎君 街なか対策部長 見城 厚男君
白沢町振興局次長 中村 弘志君 利根町振興局次長 中澤 和義君
総務課長 村沢 博行君 教 育 長 津久井 勲君
教育部長 宮澤 満夫君 庶務課長 水田 修君
監査委員事務局長 小池 一夫君
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議会事務局出席者
事務局長 茂木 愛 次長兼庶務係長 下 宏一
議事係長 茂木 敏昭 主 査 地野 裕一
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午前10時開議
◇議長(星野佐善太君) これより本日の会議を開きます。
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第1 請願第1号 国土調査の実施を早急に着手することを求める請願書
◇議長(星野佐善太君) 日程第1、請願第1号 国土調査の実施を早急に着手することを
求める請願書を議題といたします。
本請願に関し、経済建設常任委員長の報告を求めます。委員長 星川嘉一郎 議員。
〔経済建設常任委員長 星川嘉一郎君登壇〕
◇28番(星川嘉一郎君) 経済建設常任委員会に付託されました、請願第1号 国土調査
の実施を早急に着手することを求める請願書について、審査の結果をご報告いたします。
本請願の趣旨は、旧沼田市区域の国土調査の実施について、早急に着手されるよう求める
ものであります。
国土調査とは、土地分類調査、水調査と並び、国土調査法に基づくもので、主に市町村が
主体となって、一筆ごとの土地の所有者、地番、地目を調査し、境界の位置と面積を測量す
るものであり、本市では土地改良事業を実施した際、確定測量結果等をもとに、国土調査法
第19条第5項の認証を受けることにより、国土調査をしたものと同等の成果を得てきたと
ころであります。
本委員会は、慎重な審査を行った結果、全会一致で採択にすべきものと決定いたしました。
これより、審査の経過を申し上げます。
各委員からは、「公租公課の公平性の確保が図られる」、「境界紛争の防止、土地行政全
般の効率化が図られる」、さらには「旧沼田市域のみならず市域全域の積極的事業推進が必
要である」などの意見のほか、「計画の策定、事業の実施にあたっては、財政的な面も十分
に考慮した対応が必要である」との意見も示されました。
本委員会として、本請願の願意は理解できることから、採択と決定した次第であります。
以上申し上げ、委員長報告といたします。
◇議長(星野佐善太君) 委員長の報告が終わりました。
これより質疑に入ります。
なお、質疑は委員長の報告に対して願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野佐善太君) 質疑を終結いたします。
これより討論に入ります。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野佐善太君) 討論を終結いたします。
これより請願第1号 国土調査の実施を早急に着手することを求める請願書を採決いたし
ます。
本請願に対する委員長の報告は、採択であります。
本請願は、委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野佐善太君) ご異議なしと認めます。よって、本請願は、採択することに決し
ました。
──────────────◇──────────────
第2 議案第 33号 地方自治法の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の
整理等に関する条例の制定についてから
議案第 53号 平成19年度沼田市水道事業会計予算まで
以上21件一括上程
◇議長(星野佐善太君) 日程第2、議案第33号 地方自治法の一部を改正する法律の施
行に伴う関係条例の整理等に関する条例の制定について、から日程第22、議案第53号
平成19年度沼田市水道事業会計予算までの以上21件を一括議題といたします。
以上、21件に関し、予算審査特別委員長の報告を求めます。委員長 布施辰二郎 議員。
〔予算審査特別委員長 布施辰二郎君登壇〕
◇10番(布施辰二郎君)委員長報告をいたします。
予算審査特別委員会に付託されました議案第33号 地方自治法の一部を改正する法律の
施行に伴う関係条例の整理等に関する条例の制定についてほか、11件の条例と及び議案第
45号 平成19年度沼田市一般会計予算ほか、8件の予算についてその審査の結果と経過
をご報告申し上げます。
本特別委員会は、3月12日から4日間にわたり、市長の施政方針及び提案理由の説明に
基づいて審査を行い、3月16日採決の結果、議案第33号 地方自治法の一部を改正する
法律の施行に伴う関係条例の整理等に関する条例の制定について、議案第42号 沼田市立
幼稚園保育料等徴収条例の一部を改正する条例について、及び議案第45号 平成19年度
沼田市一般会計予算ほか、8件の予算については賛成多数、2件の制定条例及び改正条例等
8件については、全会一致により、いずれも原案のとおり可決すべきものと決定いたしまし
た。
平成19年度は、新生沼田市の将来像を描く、第五次総合計画の初年度であります。本定
例会に上程された議案のうちには、組織の見直しや特別職及び職員の給与の見直しなど、持
続可能な自治体の実現や、財政健全化を目指す姿勢がうかがえるのであります。
さて、平成19年度予算は、投資的経費に関して、昨年度にも増して厳しい事業選択と財
源の効率的配分を行ったということでありますが、極めて厳しい財政状況の中、第五次総合
計画の確実な推進を図りつつ、市民生活に直結する予算を優先的に確保したことは、市民福
祉の向上を第一義とする姿勢として評価できるものであり、今後の財政構造の改善と持続可
能な財政運営の維持に最も重点を置いたことは的を得た措置であると言えます。
審査の過程では、一般廃棄物最終処分場の早期建設の必要性を唱える意見や、本市の基幹
産業である農業が多大な被害を受けている有害鳥獣に対し、新たな取り組みを行う必要があ
るという意見が示されました。
また、新市の着実な発展を図らなければならないことは、当然のことであるが、現在の財
政状況を危惧し、各種事業の優先順位を明確に定めた行政運営が欠かせないという意見もあ
りました。
このほか細部にわたって審査を行った結果、本特別委員会としては、各会計予算並びに予
算に関連する条例等について、それぞれ可決すべきものと認めた次第であります。以上であ
ります。
◇議長(星野佐善太君) 委員長の報告が終わりました。
これより質疑に入ります。
なお、質疑は委員長の報告に対して願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野佐善太君) 質疑を終結いたします。
これより討論に入ります。
なお、討論は反対、賛成の順に願います。25番。
〔25番 井之川博幸君登壇〕
◇25番(井之川博幸君) 私は、ただいま上程されております議案第33号 地方自治法
の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整理等に関する条例の制定について外11件
の条例等、及び議案第45号 平成19年度沼田市一般会計予算外8件の予算のうち、議案
第33号 地方自治法の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整理等に関する条例の
制定について、議案第42号 沼田市立幼稚園保育料等徴収条例の一部を改正する条例につ
いて、議案第45号 平成19年度沼田市一般会計予算、議案第46号 平成19年度沼田
市国民健康保険特別会計予算、議案第47号 平成19年度沼田市老人保健特別会計予算、
議案第48号 平成19年度沼田市介護保険特別会計予算、議案第49号 平成19年度沼
田市簡易水道事業特別会計予算、議案第50号 平成19年度沼田市下水道事業特別会計予
算、議案第51号 平成19年度沼田市農業集落排水事業特別会計予算、議案第52号 平
成19年度沼田市温泉事業特別会計予算、議案第53号 平成19年度沼田市水道事業会計
予算の以上11件について委員長報告に反対の立場から討論を行います。
議案第33号における今回の条例制定は、監査委員の定数を決めない、助役を副市長に、
収入役を廃止する、行政財産を貸し付けるというのが主な内容でありますが、収入役の廃止
は首長へのチェック機能を弱めるということになります。議会の同意による特別職である収
入役は、首長による任期中の一方的な解職は認められていません。現行制度は、首長から独
立してその職務を遂行すべき責任を負う収入役の身分を保障し、会計事務の公正と継続性を
確保するものとなっています。また、行政財産の貸付等は、住民の財産である土地や建物を
民間事業者の営利活動に利用させることになります。これは、自治体の本来業務の縮小や住
民サービスの後退をもたらします。
次に議案第42号は、幼稚園保育料を値上げするものであり認められません。
次に一般会計についてでありますが、国による三位一体の改革などで、本市財政も大変厳
しい状況にあります。そのような中で、市三役などの給与引き下げをはじめ、沼田駅前整備
事業や城堀川緑地整備事業など、開発事業の中で市民意見にも配慮し、財政も勘案して一定
の見直しを行なったことは、勇気ある選択であったと評価するものであります。また、学童
クラブの増設も市民要求に応えた施策であると評価いたします。
しかし、市民のくらしを圧迫する問題点もあることを指摘せざるをえません。
国の三位一体の改革による地方交付税削減の影響は、13億円に達しているとの説明もあ
りましたが、増税路線の影響は新年度だけでも、定率減税廃止と高齢者の非課税限度額廃止
による増税で約9,300万円になり、市民生活を圧迫します。
合併後の地域内分権については、新年度も各振興局長に基本的な予算措置権限はなく、分
権とはほど遠い状況です。
総務・生活関係では、住民基本台帳ネットワークシステム管理事業において、国民背番号
制への危険も指摘されるとともに、情報漏洩の心配などもされている中で、国のかけ声で多
額の初期投資を行い、新年度も500万円の管理費が計上されていますが、それに見合った
市民利用が見込まれていない問題を指摘せざるをえません。バス路線対策は、岩本線が県の
補助基準を下回り、新年度から補助を打ち切られるなど、どの路線も厳しい状況が続くと予
想されます。乗り合いタクシーの試行運行も同じ状況であり、低料金循環バスなどの導入を
含めて、既存のバス路線の広域的・抜本的な見直しでの乗客増加対策が必要です。
福祉・医療対策におきましては、後期高齢者広域連合設立のための予算措置がされていま
すが、75歳以上の高齢者だけの医療保険制度を監視機能が弱まる県単位で行い、すべての
高齢者から月額平均6,200円もの保険料を徴収し、医療費が増えれば保険料に連動させ、
滞納すれば保険証を取り上げるなどのまさに弱いものいじめといえる問題の多い制度であり
ます。また、介護保険法の改悪、障害者自立支援法の施行、生活保護での母子加算の削減な
ど国による福祉切り下げが、弱者に襲いかかっています。全国の自治体の多くが、独自で救
済のための支援に取り組んでいますが、本市ではその姿勢が見えません。
保育関係では、慢性的な定数オーバー・待機児童が発生しており、詰め込み保育および待
機児童解消のための保育園増設など抜本的な対策が必要です。
農政関係では、国が品目横断対策導入で、一部の担い手だけを対象とする農政に転換し、
それ以外の農家は農業予算の対象としないという農政の大転換を図ろうとしています。その
ねらいは、WTO及びFTA交渉で、さらなる重要品目の関税率引き下げが行なわれること
を前提とした、一部の担い手だけによる日本農業の縮小再編にあります。本市では、担い手
の対象となる農家は限られており、中小農家切りすての国の農政には反対し、独自の支援策
を打ち出していく必要があります。また、国民の主食である米の需給調整機能を国が放棄す
ることは重大な問題です。米の需給と価格の安定は生産者任せという国の無責任農政は、米
作農業者をより困難な状況に追い込んでいきます。これでは、食料自給率を引き上げる展望
はまったく見えないといわざるを得ません。これらの国の方針はきっぱりと批判し、市内米
作農業者を守る立場に立つべきであります。
沼須地区土地改良事業では、19年度で事業が完了させる計画ですが、県企業局の住宅団
地撤退が原因で、本市の財政支出が当初の3億8,400万円から10億9,200万円に
増加することが示されていることなど、本市財政に大きな痛手を与えています。県企業局の
責任を明確にし、応分の負担を求めていくとともに、撤退表明後の方策を検討するなかでは、
財政的にこのような大きな支出をしなくてすむような方策をとる必要があったと思います。
沼田ふるさと館運営委託事業については、民間が取り組む事業に支援をするというなら理
解できますが、市が委託事業として毎年多額の支出をするべき事業内容ではないと思います。
中心市街地土地区画整理事業については、事業開始から10年目に入ります。8街区では
20年度までに換地・移転が完成するという見通しですが、それでも全体の10.1%の進
捗率です。根本原因は、大型店の郊外進出を後押ししてきた国の悪政にあることは明白です
が、関係住民の同意を得ないで強引に事業を始め、10年たっても空地だらけの現状をつく
りだし、商店街をいっそう疲弊させている責任は、市にあることも明白であります。このま
まだらだらと続けていっても、商店街が再生するとは思われません。現在の状況に合わせ少
しでも活性化に向けた事業を推進できるような計画変更が必要ではないでしょうか。
教育関係では、憲法を変えて世界中でアメリカ軍と一緒に戦争ができる国づくりをねらっ
ている安倍内閣のもとで、全国的にも学校教育現場での日の丸・君が代強制が目立っていま
す。日の丸・君が代を学校教育において押しつけている学習指導要領を肯定的に進めている
姿勢については認めるわけにはいきません。
全国学力・学習状況調査の実施については、子供達をいっそうの競争に追い立て、子供達
と学校の格差を拡大するという根本問題とともに、学力テストと同時に学習状況調査として
「児童・生徒質問紙」による家庭状況などについての回答も含めた個人情報であり、それが
文部科学省と委託先の業者にデータとしてすべて握られてしまう人権問題としても大きな問
題があります。このような重大な問題がある全国学力・学習状況調査には、参加を取りやめ
るべきであり、参加するとしても解答用紙には個人情報保護の立場から無記名での実施を求
めるものです。
(仮称)利南運動広場整備事業については、沼田公園の野球場やテニスコートも引き続き
使用できるようにしていけば、急いで上物の整備をする必要はなく、沼田市総合体育施設整
備基本計画も19年度に見直すとの方向も出されており、じっくりと検討し直すことが必要
ではないでしょうか。
公共料金への消費税の転嫁については、消費税は逆進性が強く、低所得者ほど重い負担と
なるものであり、公共料金への転嫁はただちに中止すべきであります。一般会計はもちろん、
簡易水道事業特別会計、下水道事業特別会計、農業集落排水事業特別会計、水道事業会計の
料金等に消費税が転嫁されていることが反対理由であります。
国民健康保険特別会計については、高い国保税は、基金等の活用や一般会計からの政策的
繰り入れも実施し、引き下げるべきです。市民の命と健康を守るためにある施策が、制裁措
置によって、逆に危険に陥れようとしています。資格証明書の発行はただちに取りやめ、国
保保険証を発行すべきです。
老人保健特別会計については、高齢者いじめの医療改悪・医療費値上げに、異議を唱える
とともに、無料化を復活するなど高齢者を支援する市独自の施策を展開すべきです。
介護保険特別会計については、高い保険料を一般会計から繰り入れするなど政策的に引き
下げるとともに、低所得者に対する保険料の減免制度を実施すべきです。
温泉事業特別会計については、一般庶民の素朴な楽しみのひとつである、日帰り温泉施設
での入浴に、税金をかけるという入湯税が転嫁されていることが反対の理由であります。
以上の意見を申し上げまして、私の反対討論といたします。
◇議長(星野佐善太君) 他に。32番。
〔32番 相田昌夫君登壇〕
◇32番(相田昌夫君) 私は地方自治法の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整
理等に関する条例の制定についてほか、11件の条例等及び平成19年度沼田市一般会計予
算ほか 8件の予算につきまして、委員長報告に賛成の立場で討論いたします。
近年の予算編成は、経常的経費の抑制と投資的協議に関し、厳しい事業選択並びに後年度
負担を配慮することが通常化しており、三位一体改革などによる地方交付税の削減と一般財
源の大幅な削減がその大きな要因であるといえます。
新生沼田市が水と緑の大地、田園空間都市を将来像とし、住み良いまちとして飛躍するた
めには、一体感の醸成の他、子育て支援など市民福祉を向上させることはもとより、財政を
健全化することが急務と言えましょう。
このような状況下、平成19年度では持続可能な自治体の実現を目指した組織機構の見直
しの一端や職員給与の見直しによる財政健全化に向けた取り組み姿勢が認められる一方、市
民協働に関する事業や福祉作業所の定員の大幅な増員など、市民生活に直結する施策が盛り
込まれていることは、市長を始め執行部の労苦をうかがい知るとともに評価するものであり
ます。
ところで、本市には極めて厳しい財政状況にあるにもかかわらず、膨大な経費が見込まれ
る事業が複数あります。新生沼田市の第一歩が始まる今、第五次総合計画に基づき、生き生
きと輝く個性あるまちづくりを目指すわけでありますが、場合によっては、財政状況を踏ま
えた事業の計画年度の再考に加え、事業実施の是非の検討をも必要な場合もあることを肝に
銘じる必要があることを申し上げ、賛成討論といたします。
◇議長(星野佐善太君) 他に。9番。
〔9番 真下恭嗣君登壇〕
◇9番(真下恭嗣君) 予算審査特別委員会に付託されました議案第33号 地方自治法の
一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整理等に関する条例の制定について外11件の
条例等、及び議案第45号 平成19年度沼田市一般会計予算外8件の予算について、私は
委員長報告に賛成の立場から討論いたします。
地方分権一括推進法のもとで、国から地方へ権限と責任はますます移管されてきました。
国の三位一体改革では、地方交付税の大幅削減、補助金カットに引き続き、税源移譲がされ
ました。
地方自治体の財政状況は、大都市圏と中山間地域などの地方都市との間で格差はますます
増大しております。沼田市においても実質公債費比率、経常支出比率とも年々に悪化し、硬
直化度合いを増し、極めて逼迫した状況にあります。夕張市を他山の石として情報公開に基
づく市民理解を十分求め、市民協働を柱とする行財政改革をスピード感を持って進めること
が緊急の課題であると思います。
平成19年度は、合併後3年目を迎え、水と緑の大地田園空間都市を将来像とする沼田市
第五次総合計画がスタートする年であり、その着実な推進を図ることが基本であります。
平成19年度予算は、財政状況厳しい中でも、市民生活に直結する福祉関連予算を優先的
に確保されており、しかも行政コストの削減などによって、行財政改革を図り、持続可能な
財政運営の維持を目指しており、概ね了しておるものであります。
県営畑地帯土地改良事業沼須地区については、長年の課題でありましたが、産業団地と
(仮称)利南運動広場整備という方向でようやく事業の収束を迎える段階にあります。
産業団地については、地元産業界をはじめ、国・県関係者の意見、協力を真摯に求めなが
ら進め、早期実現を期待いたします。
(仮称)利南運動広場については、合併特例債を活用して進めることになりましたが、関
係者、関係団体の意見・要望、十二分に反映されるよう検討され、後世に恥じないすばらし
いものとすることが望まれます。
平成19年度は、様々な課題を担っている沼田市にとって、大きな試練の年になりますが、
市民総参加によるまちづくりが展開されることを期待して、委員長報告に対する賛成討論と
いたします。
◇議長(星野佐善太君) 他に。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野佐善太君) 討論を終結いたします。
これより、採決に入ります。
まず、議案第33号 地方自治法の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整理等に
関する条例の制定についてを採決いたします。
本案に対する委員長の報告は可決であります。
本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
◇議長(星野佐善太君) 起立多数であります。よって、本案は原案のとおり可決されまし
た。
次に、議案第34号 沼田市副市長定数条例の制定についてを採決いたします。
本案に対する委員長の報告は可決であります。
本案は、委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野佐善太君) ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されま
した。
次に、議案第35号 沼田市あおぞら作業所の設置及び管理に関する条例の制定について
を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は可決であります。
本案は、委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野佐善太君) ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されま
した。
次に、議案第36号 沼田市特別職の職員で常勤のものの給与に関する条例の一部を改正
する条例についてを採決いたします。
本案に対する委員長の報告は可決であります。
本案は、委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野佐善太君) ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されま
した。
次に、議案第37号 沼田市教育委員会教育長の給与その他の勤務条件に関する条例の一
部を改正する条例についてを採決いたします。
本案に対する委員長の報告は可決であります。
本案は、委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野佐善太君) ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されま
した。
次に、議案第38号 沼田市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例についてを採
決いたします。
本案に対する委員長の報告は可決であります。
本案は、委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野佐善太君) ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されま
した。
次に、議案第39号 沼田市職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例につ
いてを採決いたします。
本案に対する委員長の報告は可決であります。
本案は、委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野佐善太君) ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されま
した。
次に、議案第40号 沼田市公共物使用等に関する条例の一部を改正する条例についてを
採決いたします。
本案に対する委員長の報告は可決であります。
本案は、委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野佐善太君) ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されま
した。
次に、議案第41号 沼田市消防団に関する条例の一部を改正する条例についてを採決い
たします。
本案に対する委員長の報告は可決であります。
本案は、委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野佐善太君) ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されま
した。
次に、議案第42号 沼田市立幼稚園保育料等徴収条例の一部を改正する条例についてを
採決いたします。
本案に対する委員長の報告は可決であります。
本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
◇議長(星野佐善太君) 起立多数であります。よって、本案は原案のとおり可決されまし
た。
次に、議案第43号 土地の取得についてを採決いたします。
本案に対する委員長の報告は可決であります。
本案は、委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野佐善太君) ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されま
した。
次に、議案第44号 指定管理者の指定についてを採決いたします。
本案に対する委員長の報告は可決であります。
本案は、委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野佐善太君) ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されま
した。
次に、議案第45号 平成19年度沼田市一般会計予算を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は可決であります。
本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
◇議長(星野佐善太君) 起立多数であります。よって、本案は原案のとおり可決されまし
た。
次に、議案第46号 平成19年度沼田市国民健康保険特別会計予算を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は可決であります。
本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
◇議長(星野佐善太君) 起立多数であります。よって、本案は原案のとおり可決されまし
た。
次に、議案第47号 平成19年度沼田市老人保健特別会計予算を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は可決であります。
本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
◇議長(星野佐善太君) 起立多数であります。よって、本案は原案のとおり可決されまし
た。
次に、議案第48号 平成19年度沼田市介護保険特別会計予算を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は可決であります。
本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
◇議長(星野佐善太君) 起立多数であります。よって、本案は原案のとおり可決されまし
た。
次に、議案第49号 平成19年度沼田市簡易水道事業特別会計予算を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は可決であります。
本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
◇議長(星野佐善太君) 起立多数であります。よって、本案は原案のとおり可決されまし
た。
次に、議案第50号 平成19年度沼田市下水道事業特別会計予算を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は可決であります。
本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
◇議長(星野佐善太君) 起立多数であります。よって、本案は原案のとおり可決されまし
た。
次に、議案第51号 平成19年度沼田市農業集落排水事業特別会計予算を採決いたしま
す。
本案に対する委員長の報告は可決であります。
本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
◇議長(星野佐善太君) 起立多数であります。よって、本案は原案のとおり可決されまし
た。
次に、議案第52号 平成19年度沼田市温泉事業特別会計予算を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は可決であります。
本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
◇議長(星野佐善太君) 起立多数であります。よって、本案は原案のとおり可決されまし
た。
次に、議案第53号 平成19年度沼田市水道事業会計予算を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は可決であります。
本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
◇議長(星野佐善太君) 起立多数であります。よって、本案は原案のとおり可決されまし
た。
──────────────◇──────────────
第3 議案第 54号 沼田市外二箇村清掃施設組合の規約変更に関する協議につ
いて
◇議長(星野佐善太君) 日程第23、議案第54号 沼田市外二箇村清掃施設組合の規約
変更に関する協議についてを議題といたします。
議案の朗読を省略し、ただちに市長から提案理由の説明を求めます。市長。
〔市長 星野已喜雄君登壇〕
◇市長(星野已喜雄君) ただいま上程になりました 議案第54号 沼田市外二箇村清掃
施設組合の規約変更に関する協議についてご説明申し上げます。
今回の規約変更は、地方自治法の一部改正による助役制度の見直し及び収入役制度の廃止
に伴い、第9条に規定する組合の副管理者に、沼田市副市長の職にある者を加え、副管理者
を3人とし、第10条の助役及び収入役に関する規定を削除し、新たに会計管理者の規定を
加えるものであります。
以上につきまして、沼田市外二箇村清掃施設組合から地方自治法第286条第1項の規定
により協議がありましたので、同法第290条の規定により議決をお願いするものでありま
す。
以上、その概要をご説明申し上げましたが、細部につきましては、ご質疑に応じ、所管の
部長に説明いたさせますので、よろしくご審議の上、原案のとおりご決定くださいますよう
お願い申し上げます。
◇議長(星野佐善太君) 説明が終わりました。
これより質疑に入ります。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野佐善太君) 質疑を終結いたします。
おはかりいたします。
ただいま議題となっております議案第54号については、会議規則第36条第2項の規定
により委員会の付託を省略いたしたいと思います。
これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野佐善太君) ご異議なしと認めます。よって、議案第54号については、委員
会の付託を省略することに決しました。
これより討論に入ります。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野佐善太君) 討論を終結いたします。
これより議案第54号 沼田市外二箇村清掃施設組合の規約変更に関する協議についてを
採決いたします。
本案は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野佐善太君) ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されま
した。
──────────────◇──────────────
第4 議案第 55号 沼田市議会委員会条例の一部を改正する条例についてから
議案第 57号 沼田市議会政務調査費の交付に関する条例の一部を改正す
る条例についてまで
以上3件一括上程
◇議長(星野佐善太君) 日程第24、議案第55号 沼田市議会委員会条例の一部を改正
する条例について、から日程第26、議案第57号 沼田市議会政務調査費の交付に関する
条例の一部を改正する条例について、までの以上3件を一括議題といたします。
議案の朗読を省略し、ただちに提出者から提案理由の説明を求めます。小林照夫 議員。
〔42番 小林照夫君登壇〕
◇42番(小林照夫君) ただいま上程になりました議案第55号から議案第57号までの
以上3件について一括してご説明申し上げます。
まず、議案第55号 沼田市議会委員会条例の一部を改正する条例につきましては、沼田
市部設置条例の一部改正に伴い所管事項を、地方自治法の改正に基づき委員選任の方法を、
そして、改選に伴い、委員の定数を改めるものであります。
次に、議案第56号 沼田市議会会議規則の一部を改正する規則につきましては、地方自
治法の改正に基づき、委員会による議案提出、及び改選に伴い議員定数が27となることか
ら、会議における異議、賛成等に係る議員の必要数について所要の改正を行うものでありま
す。
次に議案第57号 沼田市議会政務調査費の交付に関する条例の一部を改正する条例につ
きましては、透明性の一層の向上を図るべく、交付額及び交付の方法等を改めるとともに、
厳しい財政状況に鑑み、交付額を、向こう4年間、15万円に読み替える附則を設けるもの
です。以上です。
◇議長(星野佐善太君) 説明が終わりました。
これより質疑に入ります。
なお、質疑は1件ごとに願います。
まず、議案第55号 沼田市議会委員会条例の一部を改正する条例について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野佐善太君) 次に、議案第56号 沼田市議会会議規則の一部を改正する規則
について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野佐善太君) 次に、議案第57号 沼田市議会政務調査費の交付に関する条例
の一部を改正する条例について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野佐善太君) 質疑を終結いたします。
おはかりいたします。
ただいま議題となっております議案第55号から議案第57号までの以上3件については、
会議規則第36条第2項の規定により委員会の付託を省略いたしたいと思います。
これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野佐善太君) ご異議なしと認めます。よって、議案第55号から議案第57号
までの以上3件については、委員会の付託を省略することに決しました。
これより討論に入ります。
なお、討論は一括して願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野佐善太君) 討論を終結いたします。
これより議案第55号 沼田市議会委員会条例の一部を改正する条例についてを採決いた
します。
本案は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野佐善太君) ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されま
した。
次に、議案第56号 沼田市議会会議規則の一部を改正する規則についてを採決いたしま
す。
本案は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野佐善太君) ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されま
した。
次に、議案第57号 沼田市議会政務調査費の交付に関する条例の一部を改正する条例に
ついてを採決いたします。
本案は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野佐善太君) ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されま
した。
──────────────◇──────────────
第5 議案第 58号 医師不足を解消し、安心できる地域医療体制の確保を求め
る意見書案について
◇議長(星野佐善太君) 日程第27、議案第58号 医師不足を解消し、安心できる地域
医療体制の確保を求める意見書案についてを議題といたします。
議案の朗読を省略し、ただちに提出者から提案理由の説明を求めます。片野彦一議員。
〔27番 片野彦一君登壇〕
◇27番(片野彦一君) 意見書案の朗読を持ちまして、提案理由にかえさせていただきま
す。
医師不足を解消し、安心できる地域医療体制の確保を求める意見書案
近年全国的に、特に小児科や産婦人科などにおける医師不足が深刻な問題となっている。
地域住民が安心して生活するためには、救急医療や産婦人科、小児科医療など必要なサービ
スがいつでも利用できることが重要であり、こうした医師不足問題の解消は喫緊の課題であ
る。このような医師不足は 1)平成16年4月から実施されている臨床研修制度により大
学医局の医師派遣機能が低下し、地域の医療機関からの医師の引き上げが生じていること。
2)公的病院等での医師の過酷な勤務状態、地域の医療機関の経営状況の悪化などが生じて
いること。3)女性医師の増加に対応する仕事と子育ての両立支援策が十分に講じられてい
ないこと。など、様々な原因が複合的に作用して生じている。
医師不足の解消に向け、医療機関の集約化、魅力ある研修病院の整備、病院間連携体制の
整備、小児救急での電話相談窓口の整備など様々な努力を進めているが、安心できる地域医
療体制の整備に向けて、このような意見も引続き積極的な取り組みを進める必要がある。
また、医師不足のみでなく、看護師や助産師の不足も同様に近年重要な課題となっている。
以上のことから、政府においては医師不足を解消し、安心できる地域医療体制を確保でき
るよう下記の事項について要望する。
1 地域医療の再構築に向けて、総合的なビジョンを早急に策定すること。
2 救急医療体制の整備、維持、周産期医療体制の整備、維持のための支援策の拡充を図る
こと。
3 小児科医療等の医師不足が指摘される科目の診療報酬の抜本的な見直しを図ること。
4 公的病院の診療体制の強化を図るための支援策を拡充すること。また、中核病院と地域
医療機関の連携を強化するための対策を講じること。
5 臨床研修制度のあり方について検討を行ない、前期・後期臨床研修において地域医療へ
の従事が適切に確保できるよう取り組みを進めること。
6 医科系大学の定員における地域枠の拡大を図るとともに、奨学金制度の充実など、地元
への定着をするための施策の充実を図ること。
7 院内保育の確保や女性医師バンクの充実など女性医師の仕事と生活の両立を図るための
支援策を充実すること。
8 看護師、助産師の不足に対して、積極的な対策を講じること。
9 小児救急の電話相談事業の充実のための対策を講じること。
10 出産、分娩に係る無過失補償制度の早期の創設を図ること。
以上、地方自治法第99条の規定により、原書を提出する。
平成19年3月 日
衆議院議長
参議院議長
内閣総理大臣 様
厚生労働大臣
総務大臣
文部科学大臣
沼田市議会議長 星 野 佐善太
以上であります。
◇議長(星野佐善太君) 説明が終わりました。
これより質疑に入ります。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野佐善太君) 質疑を終結いたします。
おはかりいたします。
ただいま議題となっております議案第58号については、会議規則第36条第2項の規定
により委員会の付託を省略いたしたいと思います。
これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野佐善太君) ご異議なしと認めます。よって、議案第58号については、委員
会の付託を省略することに決しました。
これより討論に入ります。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野佐善太君) 討論を終結いたします。
これより議案第58号 医師不足を解消し、安心できる地域医療体制の確保を求める意見
書案についてを採決いたします。
本案は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野佐善太君) ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されま
した。
──────────────◇──────────────
第6 閉会中の継続調査申出について
◇議長(星野佐善太君) 日程第28、閉会中の継続調査申出についてを議題といたします。
総務文教常任委員長、民生福祉常任委員長、経済建設常任委員長、及び議会運営委員長か
ら、会議規則第104条の規定によりお手元に配付いたしました申出書のとおり、閉会中の
継続調査の申出がありました。
それぞれの委員長からの申し出のとおり、閉会中の継続調査に付することに、ご異議あり
ませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野佐善太君) ご異議なしと認めます。よって、それぞれの委員長からの申し出
のとおり、閉会中の継続調査に付することに決しました。
──────────────◇──────────────
第7 字句等の整理委任について
◇議長(星野佐善太君) 日程第29、字句等の整理委任についてを議題といたします。
おはかりいたします。
今期定例会で議決された事件について、その字句等の整理を要するものにつきましては、
会議規則第42条の規定により、その整理を議長に委任されたいと思います。
これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野佐善太君) ご異議なしと認めます。よって、そのとおり決しました。
以上で今期定例会に付議された事件は、すべて議了いたしました。
──────────────◇──────────────
第8 市長閉会あいさつ
◇議長(星野佐善太君) この機会に市長より発言の通告がありましたので、許可いたしま
す。市長。
〔市長 星野已喜雄君登壇〕
◇市長(星野已喜雄君) お許しをいただきましたので、一言お礼のごあいさつを申し上げ
ます。
今期定例会は、去る3月1日から本日までの26日間の長きにわたって開催をされました
が、この間、議員各位におかれましては、追加議案を含め57件という数多くの案件につき
まして、連日、慎重なご審議とご審査を賜り、ご提案申し上げましたすべての案件につきま
して、原案のとおり可決又は承認をいただきまして、誠にありがとうございました。心より
厚く御礼申し上げる次第であります。
特に、平成19年度予算並びに関連する条例等につきましては、予算審査特別委員会にお
いて綿密なるご審査をいただきましたが、この間における正副委員長さんのご労苦と委員各
位のご熱心なご審査に対しまして、深甚なる敬意と感謝を申し上げる次第であります。
また、一般質問におきましては、12名の方々から現下の諸問題を中心に、幅広くご示唆
に富んだご質問を賜り、それぞれ答弁を申し上げましたが、検討課題とさせていただきまし
た事項につきましては、今後、十分留意をしてまいりたいと存じます。
なお、今期定例会でご決定いただきました平成19年度予算につきましては、議会のご意
見に十分留意しながら、各事務事業の適正かつ効率的な執行に努力傾注してまいりたいと考
えております。
さて、議員各位におかれましては、来る4月29日をもって任期満了となるわけでありま
すが、本市におきましては、平成の大合併のもと、平成16年4月の「沼田市・白沢村・利
根村合併協議会」の設置を皮切りに、様々な協議を行うとともに、議員各位には精力的な取
り組みをいただき、平成17年2月13日に新生沼田市の誕生を見たわけであります。
その後、旧白沢村及び旧利根村の議員各位を新たにお迎えし、総勢46名をもって新生沼
田市の将来像などの協議をいただくなど、今日に至るまで多大なご尽力とご貢献をいただい
てきたところであります。
特に、昨年9月定例会におきましては、本市における今後10年間のまちづくりの指針と
なる第五次総合計画の策定に当たり、熱心な調査研究のもとにご決定いただいたところでご
ざいます。
このように、新生沼田市の建設の礎を築く極めて重要なこの時期に、豊富な知識と経験を
もとに議員活動を展開され、本市が目指す将来像の実現に向け多大なご貢献を賜りましたこ
とに対しまして、衷心より感謝と御礼を申し上げますとともに、議長、副議長さんには、円
滑なる議会運営にご尽力され、さらに私ども当局に対しましてもご高配を賜りましたことに
厚く感謝を申し上げる次第であります。
結びに当たり、4月22日に執行される沼田市議会議員選挙に引き続き立候補される議員
各位には、ご健康にご留意いただきまして、栄えある当選の栄に浴されますよう心からご祈
念申し上げる次第であります。
また、今期限りでご勇退される議員各位におかれましては、本日までのご尽力並びに私ど
もに対するご高配に対しまして改めて感謝と御礼を申し上げるとともに、今後とも市政進展
のために大所、高所から特段のご指導、ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げる次第であり
ます。
4年間の議員各位のご活躍につきましては、言葉では言い尽くせないところでございます
が、市政各般にわたるご指導、ご協力に対しまして、重ねて深甚なる敬意と感謝の真を捧げ、
それぞれの皆さまが見事当選を果たされ、再びこの議場で相まみえんことをご祈念申し上げ、
平成19年第1回定例会の閉会に当たっての御礼のごあいさつに代えさせていただきます。
誠にありがとうございました。
◇議長(星野佐善太君) 私からも、ご挨拶をさせていただきたいと思います。
議員任期最後の議会が、議員、執行部の協力を得て予定通り収束できました。誠にありが
とうございました。
さて、この4月29日をもって議員任期満了となります。議長から私は辞任をいたします
ことを皆様にご報告申し上げます。
平成15年から今日まで、議員各位のご指導、執行部のご指導をいただきまして、議長を
あい務めさせていただきました。本当にありがとうございました。
バブルが崩壊し、この厳しい経済状況からまだまだ抜け出ない現状でございますけれども、
地方分権一括法が施行され、さらには合併という大事業がございました。白沢、利根との合
併も成功し、今日に至っております。
いよいよ新生沼田市の第五次総合計画も策定されまして、議員27名ということになりま
して、新しい沼田市議会が発足するわけでございます。どうか皆様におかれましても、今後
とも健康で沼田市の発展のためにご尽力をいただけますことを心からお願い申し上げまして
御礼とご挨拶を申し上げます。ありがとうございました。
なお、この機会に副議長より発言の通告がありましたので許可いたします。
〔副議長 牧野保好君登壇〕
◇副議長(牧野保好君) お許しをいただきましたので、副議長を退任するにあたり、ご挨
拶を一言申し上げます。
合併直後の臨時会で、議員各位のご推挙をいただきまして、副議長に就任してから今日ま
で、議員各位、星野市長、津久井教育長を始め大変多くの方にお世話をいただき、また、議
会事務局の職員の方にもお手伝いをしていただきながら、大過なく任が務められましたこと
は大変ありがたく、心から感謝を申し上げるところでございます。
識見、人格とも高い星野議長、大変、体も健康でございまして、私の出る機会が少なかっ
たということでございます。おかげで、私もどちらかというと恥をかかなくてすんだと思っ
ているところでございます。星野市長は議会運営に対しまして、大変理念をお持ちであった
と思いますけれども、非才な私が副議長ということで、足を引っ張らなくて良かったと反省
もしているところでございます。
お陰様で副議長を4年務めさせていただき、大変ありがたいと同時に、更なる沼田市の発
展をご祈念を申し上げながら、言葉足りませんけれども、挨拶とさせていただきます。あり
がとうございました。
──────────────◇──────────────
第9 閉 会
◇議長(星野佐善太君) 以上をもちまして、平成19年第1回沼田市議会定例会を閉会い
たします。
議員各位、並びに執行部各位には、長期間にわたりまして誠に大変ご苦労さまでした。
午前11時06分閉会
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