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議事日程 第1号
平成19年9月4日(火曜日)午前10時開会
第 1 会期の決定
第 2 会議録署名議員の指名
第 3 請願の付託
第 4 報告第16号 専決処分報告について
第 5 報告第17号 専決処分報告について
第 6 報告第18号 専決処分報告について
第 7 議案第71号 市道路線の認定について
第 8 議案第72号 訴えの提起について
第 9 議案第73号 沼田市勤労者住宅建設資金利子補給条例の一部を改正する条例につ
いて
第10 議案第74号 平成18年度沼田市一般会計及び特別会計7件の歳入歳出決算認定
について
第11 議案第75号 平成18年度沼田市水道事業決算認定について
第12 議案第76号 平成19年度沼田市一般会計補正予算(第2号)
第13 議案第77号 平成19年度沼田市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)
第14 議案第78号 平成19年度沼田市老人保健特別会計補正予算(第1号)
第15 議案第79号 平成19年度沼田市介護保険特別会計補正予算(第1号)
第16 議案第80号 平成19年度沼田市簡易水道事業特別会計補正予算(第1号)
第17 議案第81号 平成19年度沼田市下水道事業特別会計補正予算(第1号)
第18 議案第82号 平成19年度沼田市農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)
第19 議案第83号 平成19年度沼田市温泉事業特別会計補正予算(第1号)
第20 議案第84号 平成19年度沼田市水道事業会計補正予算(第1号)
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本日の会議に付した事件
第 1 諸般の報告
第 2 会期の決定
第 3 会議録署名議員の指名
第 4 請願の付託
第 5 報告第16号 専決処分報告について
報告第17号 専決処分報告について
報告第18号 専決処分報告について
以上3件一括上程
第 6 議案第71号 市道路線の認定について
第 7 議案第72号 訴えの提起について
第 8 議案第73号 沼田市勤労者住宅建設資金利子補給条例の一部を改正する条例につ
いて
第 9 議案第74号 平成18年度沼田市一般会計及び特別会計7件の歳入歳出決算認定
について
議案第75号 平成18年度沼田市水道事業決算認定について
以上2件一括上程
第10 議案第76号 平成19年度沼田市一般会計補正予算(第2号)
議案第77号 平成19年度沼田市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)
議案第78号 平成19年度沼田市老人保健特別会計補正予算(第1号)
議案第79号 平成19年度沼田市介護保険特別会計補正予算(第1号)
議案第80号 平成19年度沼田市簡易水道事業特別会計補正予算(第1号)
議案第81号 平成19年度沼田市下水道事業特別会計補正予算(第1号)
議案第82号 平成19年度沼田市農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)
議案第83号 平成19年度沼田市温泉事業特別会計補正予算(第1号)
議案第84号 平成19年度沼田市水道事業会計補正予算(第1号)
以上9件一括上程
第11 散 会
──────────────────────────────
出席議員(27人)
1番 真下 恭嗣君 2番 田村喜久子君
3番 坂庭 直治君 4番 石井 紘一君
5番 鈴木 圭子君 6番 金子 一弥君
7番 小野 要二君 8番 井上 正文君
9番 高柳 勝巳君 10番 布施辰二郎君
11番 片野 彦一君 12番 宇敷 和也君
13番 相田 昌夫君 14番 久保 健二君
15番 星野 稔君 16番 大島 崇行君
17番 山ア 義朗君 18番 大竹 政雄君
19番 井之川博幸君 20番 大東 宣之君
21番 橋 襄典君 22番 石田 宇平君
23番 星川嘉一郎君 24番 牧野 保好君
25番 星野佐善太君 26番 井田 孝一君
27番 金井 康夫君
欠席議員(なし)
──────────────────────────────
説明のため出席した者
市 長 星野已喜雄君 副 市 長 林 義夫君
白沢町振興局長 根岸 恒雄君 利根町振興局長 郷原 重雄君
総務部長 田島 護君 民生部長 田村 澄夫君
経済部長 大嶋 政美君 建設部長 小池 大介君
街なか対策部長 松井完一郎君 白沢町振興局次長 小林 守君
利根町振興局次長 繻エ 勇二君 総務課長 栃原 豊彦君
会計管理者兼会計局長 町田 哲男君 教 育 長 津久井 勲君
教育部長 宮澤 満夫君 庶務課長 水田 修君
監査委員事務局長 小池 一夫君
──────────────────────────────
議会事務局出席者
事務局長 小林有一郎 次長兼庶務係長 繻エ 正美
議事係長 茂木 敏昭 主 査 地野 裕一
──────────────◇──────────────
午前10時開会
◇議長(金井康夫君) ただ今から、平成19年第4回沼田市議会定例会を開会いたします。
これより本日の会議を開きます。
──────────────◇──────────────
第1 諸般の報告
◇議長(金井康夫君) 日程に入るに先立ち、事務局長をして諸般の報告をいたさせます。
◇事務局長(小林有一郎君) 命によりご報告申し上げます。
沼田市監査委員高橋政次、星野佐善太の両氏から、随時監査結果報告書並びに例月出納検
査結果報告書が地方自治法の規定に基づき、議長あてに寄せられております。
本日その写しをお手元に配付しておきましたので、ご覧いただきたいと思います。
以上でございます。
◇議長(金井康夫君) 以上で諸般の報告を終わります。
──────────────◇──────────────
第2 会期の決定
◇議長(金井康夫君) 日程第1、会期の決定を議題といたします。
おはかりいたします。
今期定例会の会期は、本日から9月21日までの18日間といたしたいと思います。
これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(金井康夫君) ご異議なしと認めます。よって、今期定例会の会期は、本日から9
月21日までの18日間と決定いたしました。
──────────────◇──────────────
第3 会議録署名議員の指名
◇議長(金井康夫君) 日程第2、会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、会議規則第81条の規定により、議長において、井上正文議員、高柳
勝巳議員、布施辰二郎議員の以上3名を指名いたします。
──────────────◇──────────────
第4 請願の付託
◇議長(金井康夫君) 日程第3、請願の付託を行います。
本日までに受理した請願は、お手元に配付いたしました請願文書表のとおり、所管の常任
委員会に付託いたします。
──────────────◇──────────────
第5 報告第16号 専決処分報告についてから
報告第18号 専決処分報告についてまで
以上3件一括上程
◇議長(金井康夫君) 日程第4、報告第16号 専決処分報告についてから日程第6、報
告第18号 専決処分報告についてまでの以上3件を一括議題といたします。
報告書の朗読を省略し、ただちに市長から報告を求めます。市長。
〔市長 星野已喜雄君登壇〕
◇市長(星野已喜雄君) ただいま上程になりました 報告第16号 専決処分報告 和解
及び損害賠償額の決定についてから 報告第18号 専決処分報告 和解及び損害賠償額の
決定についてまでの以上3件につきまして一括してご説明申し上げます。
まず、報告第16号 専決処分報告 和解及び損害賠償額の決定についてご説明申し上げ
ます。
処分書のとおり、平成19年6月17日午後7時10分頃、沼田市白沢町上古語父269
3番地先の農道万部2号線において沼田市横塚町●●●● ●●●●氏の運転する普通自動
車(群馬300ち2843)が対向車両とすれ違うため道路左側へ寄ったところ、U字溝の
ふたが跳ね上がり、当該車両の一部が破損した事故について、沼田市が●●●●氏に車両の
修理代として17万1,675円を支払うことを条件に和解するとともに、市の損害賠償額
を17万1,675円と定めたものであります。
次に、報告第17号 専決処分報告 和解についてご説明申し上げます。
処分書のとおり、平成19年5月27日午前9時30分頃、利根郡昭和村●●●● ●●
●●氏の運転する軽自動車(群馬480え5607)が、沼田市上久屋町2161番地2先
の県道下久屋渋川線側溝に転落した際、利南東幼稚園の園舎及びネットフェンスの一部を破
損した事故について、●●●●氏が園舎及びネットフェンスの修理代として31万5,00
0円を沼田市に支払うことを条件に和解したものでありす。
続きまして、報告第18号 和解及び損害賠償額の決定についてご説明申し上げます。
処分書のとおり、平成19年5月12日午前4時頃、沼田市町田町222番地に布設して
ある町田町簡易水道の配水管が破裂し、沼田市町田町●●●● ●●●●氏が所有する建物
及び家財に損傷を与えた事故について、沼田市が●●●●氏に、建物等の修理代として9万
5,088円を支払うことを条件に和解するとともに、市の損害賠償額を9万5,088円
と定めたものであります。
以上3件につきまして、一括してその概要をご説明申し上げましたが、期間的な制約から
やむを得ず専決処分として措置させていただいたものであります。
細部につきましては、ご質疑に応じ、所管の部長に説明いたさせますので、よろしくご審
議の上、報告のとおりご承認くださいますようお願い申し上げます。
◇議長(金井康夫君) 報告が終わりました。
これより質疑に入ります。
なお、質疑は1件ごとに願います。
まず、報告第16号について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(金井康夫君) 次に、報告第17号について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(金井康夫君) 次に、報告第18号について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(金井康夫君) 質疑を終結いたします。
おはかりいたします。
ただいま議題となっております報告第16号から報告第18号までの以上3件については、
会議規則第36条第3項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。
これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(金井康夫君) ご異議なしと認めます。よって、報告第16号から報告第18号ま
での以上3件については、委員会の付託を省略することに決しました。
これより討論に入ります。
なお、討論は一括して願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(金井康夫君) 討論を終結いたします。
これより報告第16号 専決処分報告についてを採決いたします。
本案は、承認することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(金井康夫君) ご異議なしと認めます。よって本案は承認することに決しました。
次に、報告第17号 専決処分報告についてを採決いたします。
本案は、承認することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(金井康夫君) ご異議なしと認めます。よって本案は承認することに決しました。
次に、報告第18号 専決処分報告についてを採決いたします。
本案は、承認することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(金井康夫君) ご異議なしと認めます。よって本案は承認することに決しました。
──────────────◇──────────────
第6 議案第71号 市道路線の認定について
◇議長(金井康夫君) 日程第7、議案第71号 市道路線の認定についてを議題といたし
ます。
議案の朗読を省略し、ただちに市長から提案理由の説明を求めます。市長。
〔市長 星野已喜雄君登壇〕
◇市長(星野已喜雄君) ただいま上程になりました、議案第71号 市道路線の認定につ
いてご説明申し上げます。
今回認定する路線は、堂下支線でありますが、宅地造成に伴い新設された道路をご寄付い
ただき市道認定するものであります。
以上、その概要をご説明申し上げましたが、細部につきましては、ご質疑に応じ、所管の
部長に説明いたさせますので、よろしくご審議の上、原案のとおりご決定くださいますよう
お願い申し上げます。
◇議長(金井康夫君) 説明が終わりました。
これより質疑に入ります。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(金井康夫君) 質疑を終結いたします。
おはかりいたします。
ただいま議題となっております議案第71号については、会議規則第36条第3項の規定
により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。
これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(金井康夫君) ご異議なしと認めます。よって、議案第71号については、委員会
の付託を省略することに決しました。
これより討論に入ります。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(金井康夫君) 討論を終結いたします。
これより議案第71号 市道路線の認定についてを採決いたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(金井康夫君) ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されまし
た。
──────────────◇──────────────
第7 議案第72号 訴えの提起について
◇議長(金井康夫君) 日程第8、議案第72号 訴えの提起についてを議題といたします。
議案の朗読を省略し、ただちに市長から提案理由の説明を求めます。市長。
〔市長 星野已喜雄君登壇〕
◇市長(星野已喜雄君) ただいま上程になりました 議案第72号 訴えの提起について
ご説明申し上げます。
今回提起いたします訴えは、市営住宅の明渡し等を求める民事訴訟であります。
訴えの相手方である●●●●氏及び●●●●氏は、沼田市営住宅塚田団地A−2号に本市
の同居承認を受けず不正に入居し、再三にわたる退去指導にもかかわらず、依然として不正
入居を続けており、誠意のある対応をとっていただけないため、既に市営住宅の明渡し等を
通知したところであります。
今後は、民事訴訟の手続きに移行し、市営住宅の明渡し等を法的手段により求めていく考
えであります。
つきましては、地方自治法第96条第1項第12号の規定に基づき議会の議決を求めるも
のであります。
以上、その概要をご説明申し上げましたが、細部につきましては、ご質疑に応じ、所管の
部長に説明いたさせますので、よろしくご審議の上、原案のとおりご決定くださいますよう
お願い申し上げます。
◇議長(金井康夫君) 説明が終わりました。
これより質疑に入ります。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(金井康夫君) 質疑を終結いたします。
おはかりいたします。
ただいま議題となっております議案第72号については、会議規則第36条第3項の規定
により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。
これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(金井康夫君) ご異議なしと認めます。よって、議案第72号については、委員会
の付託を省略することに決しました。
これより討論に入ります。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(金井康夫君) 討論を終結いたします。
これより議案第72号 訴えの提起についてを採決いたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(金井康夫君) ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されまし
た。
──────────────◇──────────────
第8 議案第73号 沼田市勤労者住宅建設資金利子補給条例の一部を改正する条
例について
◇議長(金井康夫君) 日程第9、議案第73号 沼田市勤労者住宅建設資金利子補給条例
の一部を改正する条例についてを議題といたします。
議案の朗読を省略し、ただちに市長から提案理由の説明を求めます。市長。
〔市長 星野已喜雄君登壇〕
◇市長(星野已喜雄君) ただいま上程になりました 議案第73号 沼田市勤労者住宅建
設資金利子補給条例の一部を改正する条例についてご説明申し上げます。
今回の改正は、独立行政法人住宅金融支援機構法が施行され、「住宅金融公庫」から「住
宅金融支援機構」に業務が引き継がれたことに伴い、該当する条文を整備するものでありま
す。
以上、その概要をご説明申し上げましたが、細部につきましては、ご質疑に応じ、所管の
部長に説明いたさせますので、よろしくご審議の上、原案のとおりご決定くださいますよう
お願い申し上げます。
◇議長(金井康夫君) 説明が終わりました。
これより質疑に入ります。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(金井康夫君) 質疑を終結いたします。
おはかりいたします。
ただいま議題となっております議案第73号については、会議規則第36条第3項の規定
により委員会の付託を省略いたしたいと思います。
これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(金井康夫君) ご異議なしと認めます。よって、議案第73号については、委員会
の付託を省略することに決しました。
これより討論に入ります。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(金井康夫君) 討論を終結いたします。
これより議案第73号 沼田市勤労者住宅建設資金利子補給条例の一部を改正する条例に
ついてを採決いたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(金井康夫君) ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されまし
た。
──────────────◇──────────────
第9 議案第74号 平成18年度沼田市一般会計及び特別会計7件の歳入歳出決
算認定についてから
議案第75号 平成18年度沼田市水道事業決算認定についてまで
以上2件一括上程
◇議長(金井康夫君) 日程第10、議案第74号 平成18年度沼田市一般会計及び特別
会計7件の歳入歳出決算認定について、及び日程第11、議案第75号 平成18年度沼田
市水道事業決算認定についての以上2件を一括議題といたします。
議案の朗読を省略し、ただちに市長から提案理由の説明を求めます。市長。
〔市長 星野已喜雄君登壇〕
◇市長(星野已喜雄君) ただいま上程になりました議案第74号 平成18年度沼田市一
般会計及び特別会計7件の歳入歳出決算認定について、及び議案第75号 平成18年度沼
田市水道事業決算認定についての以上2件につきまして、一括してご説明申し上げます。
まず、議案第74号 平成18年度沼田市一般会計及び特別会計7件の歳入歳出決算認定
についてご説明申し上げます。
本決算につきましては、地方自治法第233条第1項の規定により、沼田市会計管理者か
ら別冊決算書の提出がありましたので、同条第2項の規定により、監査委員の審査に付した
のであります。以来、監査委員におかれましては、綿密なご審査をいただき、この間のご苦
労に対し心から感謝申し上げる次第であります。
このたび、8月17日付けをもちまして、監査委員から別冊のとおり審査意見書のご提出
をいただきましたので、同条第3項の規定により審査意見書を添えて議会の認定に付するも
のであります。
なお、平成18年度の決算書とともに、同条第5項の規定により主要な施策の成果報告書
を併せて提出させていただきます。
平成18年度の一般会計歳入決算額は216億7,335万2,467円、歳出決算額は
208億520 万1,097円でありまして、歳入歳出差引額は、8億6,815万1,3
70円で収束したのであります。
わが国経済は、企業部門、家計部門ともに改善が続き、物価の安定の下での自立的・持続
的な経済成長が続くと見込まれていますが、地域経済においては、未だに景気回復の実感が
感じられない状況にあります。
国の財政は、依然として厳しい状況が続いていますが、地方財政においてもバブル崩壊後
の数次にわたる景気対策による公共事業の追加や減税の実施などにより借入金残高は累積し
ています。また、今後は、更なる社会保障関係経費の自然増も見込まれるところであります。
国・地方を通じた危機的な財政状況の下で、国は、三位一体改革の成果を踏まえて、「歳
出・歳入一体改革」を推進することにより、地方分権の時代にふさわしい簡素で効率的な行
財政システムを確立するため、一層の行財政改革を推進するとともに、歳出の徹底した見直
しによる抑制と重点化を進め、効率的で持続可能な財政への転換を求めています。
本市におきましても、歳入は減少傾向にあります。特に市税とともに歳入の根幹をなす地
方交付税の減少は顕著であり、今後とも国の動向を注視しなければなりません。一方、歳出
においては、人口減少・少子高齢社会への対応、都市基盤整備及び生活関連社会資本整備な
どに係る行政需要の増加に加え、累積する地方債による元利償還が今後の財政を圧迫する要
因になることが懸念されます。
このような情勢の下、合併2年目の年度として、新市の一体感の醸成と地域ごとの特徴を
生かした均衡ある発展を図り、元気で誇りの持てる新生沼田市を建設するため、「水と緑の
大地・田園空間都市」を将来像とする新市建設計画に沿って、主要事務事業を中心として、
歳入面においては、地方税負担の公平適正化の推進と地方交付税の所要額の確保を図るとと
もに、財源不足については、財政運営上支障が生じないよう補てん措置を講じてきたところ
であります。
一方、歳出面においては、限られた財源の重点配分と経費全般の徹底した節減合理化を推
進し、資源循環型社会の構築等の環境施策、生活関連社会資本の整備、少子高齢社会に向け
た地域福祉施策の充実、農業・工業・観光などの産業の振興及び教育文化の向上を図るため、
積極的に事業展開を図るとともに、更に開かれた行政運営を目指して公平・公正・公開の確
保と透明性の向上に努めてきたのであります。
これより歳出決算についてご説明申し上げます。
平成18年度の歳出決算額は、前年度決算対比で7億2,941万9,891円、3.4
%の減となっております。
下田市姉妹都市締結40周年記念事業につきましては、昭和41年の姉妹都市締結以来4
0周年を迎え、市長、議長ほか両市の関係者が相互訪問を行い、記念植樹などを実施し、両
市の更なる友好関係を誓い合ったところであります。
コミュニティ活動の推進につきましては、区長を中心とした住民自治組織との連携強化を
図り、一般行政事務の委託を行うとともに、住民センターの改修及び各種コミュニティ事業
に対し助成を行ったのであります。
防犯対策につきましては、防犯灯の新設及び電気料の補助などを行い、地域住民の安全確
保を図ったのであります。
職員研修につきましては、法的・実務的な各分野の研修をはじめ、企画力・政策形成能力
などを高める研修を行い、職員一人ひとりの意識改革と資質の向上に努めたのであります。
広報活動につきましては、FM−OZEの聴取困難地域であった利根町及び白沢町一部エ
リアを対象に、沼田エフエム放送株式会社が行った聴取エリア拡大事業へ補助金を交付し、
合併により拡大した市全域での行政情報の共有化を図るとともに、市ホームページの充実に
努めたのであります。また、未来を担う子どもたちに市政やまちづくりなどへの関心を高め
てもらうため、市内小中学校の代表による子ども議会を開催したところであります。
市役所環境マネジメントシステム運営事業につきましては、ISO14001に基づき、
市役所職員が自ら率先して環境に配慮した行政運営・環境保全活動を推進するため、職員研
修等を実施するとともに認証登録を継続したのであります。
「第五次総合計画」につきましては、市民検討委員会及び総合計画審議会を経て、昨年9
月の定例会において議決をいただき、本年4月からスタートしたところであります。
市民協働推進事業につきましては、沼田市市民協働推進基本方針の策定に向け庁内検討組
織を設置し、現状分析や課題の摘出作業を行うとともに、NPO・ボランティア団体へのア
ンケート調査を実施、公募市民及び福祉団体並びに地域団体等の代表者からなる市民検討委
員会を開催し原案作成に努めたのであります。
市民交流事業につきましては、都市部との交流促進を図るため、「沼田市田舎体験ツア
ー」を実施するとともに、交流拠点としての情報発信に努めたのであります。
会計管理につきましては、収入役職務代理者のもと、集中した会計事務を正確かつ迅速に
処理するため、県税徴収取扱事務とともに、出納及び保管事務の適正化に努めたのでありま
す。
交通安全対策につきましては、各季の交通安全運動の取り組みに加え、高齢者に対する特
別対策や各種交通安全教室などの実施により安全教育の徹底を図るとともに、道路標示整備
及び乳幼児の安全確保対策としてチャイルドシート購入補助事業の推進を図り、市民の交通
安全の確保と意識の高揚に努めたのであります
消費行政推進につきましては、消費生活センターにおける相談事業の充実及び生活情報等
の周知、啓発を行ったのであります。
生活行政につきましては、市町村乗合バス運行により、市民の交通手段として路線バスの
確保及び「交通空白地域」対策を進めるとともに、人権相談、行政相談事業の推進に努めた
のであります。
契約検査業務につきましては、工事、物品等における入札・契約及び検査を実施し、透明
性、経済性、効率性及び品質等の確保に努めたのであります。
選挙関係につきましては、沼田市長選挙の適正な執行管理に努めたのであります。
社会福祉対策につきましては、少子・高齢社会に対応した施策の充実・推進を目指し、国
・県の施策に相まって、社会福祉協議会、民生児童委員協議会など関係機関、諸団体との協
力を得て事業の推進に努めたのであります。
老人福祉対策につきましては、「生き生き長寿のまちづくり計画」に基づき、在宅福祉事
業では、生きがい対応型デイサービス事業、緊急通報体制等整備事業などの推進を図り、生
きがい対策事業では、従来からの敬老会事業、敬老バスカード助成事業などを継続実施し、
高齢者福祉の増進に努めたのであります。また、介護保険特別会計へ所要の繰出しを行い、
事業の推進を図ったのであります。
障害者福祉対策につきましては、障害者自立支援法の施行に伴い充実が図られた相談支援
事業をはじめとする地域生活支援事業など、自立支援制度へのスムーズな移行に努めるとと
もに、従来からの各種障害者福祉サービスの実施により、障害者福祉の向上に努めたのであ
ります。
福祉医療対策につきましては、乳幼児から小学校卒業までの児童、重度心身障害者、高齢
重度障害者及び母子・父子家庭を対象に医療費の自己負担分を公費により支給し、福祉医療
対象者の負担の軽減を図ったのであります。
国民年金業務につきましては、市民の老後の安心を確保するため裁定請求、再取得等の届
出の受付をはじめ、免除勧奨や制度の啓発活動に努めたのであります。
児童福祉対策につきましては、児童手当、出産祝金の支給事業を実施したほか、待機児童
の減少のため保育所定員の拡大や多様な保育ニーズに対応するため各種特別保育を実施する
とともに、放課後児童の健全育成のため学童保育の実施やファミリーサポートセンター事業
の実施により、保護者の就労支援と児童の健全育成を図り次世代育成支援に努めたのであり
ます。
母子福祉対策につきましては、母子生活支援施設による母子生活の支援と自立支援給付の
実施により、母子家庭の自立支援に努めたのであります。
生活保護対策につきましては、要保護者の生活維持と可能な自立を目的として必要な給付
と指導に努めたのであります。
疾病予防対策につきましては、結核健康診断、乳幼児及び児童生徒を対象とした予防接種
や高齢者インフルエンザ予防接種を実施したのであります。
母子保健事業につきましては、乳幼児健康診査、訪問指導などを効果的に実施したのであ
ります。
老人保健事業につきましては、各種がん検診をはじめ、あおばの健診等の実施及び各種検
診の受診率の向上と事後指導の充実を図るとともに、啓発活動として、ふれあいぬまた健康
まつり、健康教室等を実施することにより、市民の健康意識の高揚に努めたのであります。
環境衛生につきましては、市有墓地と広域火葬場斎場の適切な管理に努めたのであります。
公害対策につきましては、市内河川の水質測定による水質汚濁の監視を行うとともに、環
境騒音測定調査を実施し、生活環境保全に努めたのであります。また、環境月間を中心に環
境啓発イベントを実施するなど、啓発活動を行ったのであります。
塵芥処理につきましては、さらなる循環型社会の構築を目指し、沼田市環境保健協議会の
協力を得て、家庭ごみの減量化と資源リサイクルに取り組み、有価物集団回収奨励事業を推
進し、容器包装リサイクル法に基づいた資源の分別回収と最終処分場の適正な管理に努めた
のであります。また、収集業務につきましては、民間業者の強化育成を図るとともに、ごみ
の持ち出しが困難な家庭を対象とした戸別収集事業を推進し、負担の軽減に努めたのであり
ます。
また、沼田市外二箇村清掃施設組合及び利根東部衛生施設組合の適切な管理と清掃工場及
びリサイクルプラザの安全な処理業務の確保に努めたのであります。
し尿処理につきましては、沼田市外二箇村清掃施設組合衛生センター及び利根東部衛生施
設組合し尿処理施設の適切な管理と公衆便所の環境衛生維持に努めたのであります。また、
生活排水による公共用水域の水質汚濁を防止するため、合併処理浄化槽設置補助事業を引き
続き実施したのであります。
水道事業につきましては、水道事業会計に対して所要の出資を行うとともに、簡易水道事
業における安全な給水を維持するため、簡易水道事業特別会計に繰り出しを行い、主要なラ
イフラインの確保に努めたのであります。
労働対策につきましては、失業中の若年者やリストラによる離職者等を受け入れた企業に
対する補助、失業者に対する就業支援講座及び就業援助相談等による雇用支援事業を行った
ほか、技術の取得を目的とする各種団体の事業及び運営に対する支援を行い、労働力の確保
と雇用の安定を図ったのであります。また、勤労者福祉の向上を図るため、勤労者生活資金
等の融資を実施したほか、勤労青少年ホーム・勤労青少年体育センターの運営充実、利用促
進に努めたのであります。
農業振興につきましては、農業委員会等と連携を図りながら優良農地の確保及び農地の利
用増進に努めたほか、米の生産調整達成のため、水田農業推進協議会、利根沼田農業協同組
合及び地域営農団体と連携し、水田農業総合推進事業を実施したのであります。
園芸振興につきましては、県の補助事業を積極的に活用し、果樹振興による観光農業推進
のため、サクランボの雨除けハウス整備事業、環境に配慮した農業推進のため、りんご栽培
において環境負荷の少ない「性フェロモン剤防除」の導入や特別な散布機材を持たない農家
でも利用が可能な小袋の堆肥袋詰システムの導入事業を実施したほか、学校給食地場産農産
物等利用促進事業による地元ブランド米「田んぼの王様」をはじめとする地場産農産物につ
いて、地産地消を推進するなど農業経営の安定に努め、畜産振興につきましては、畜産経営
安定のための畜産公害の予防や家畜の優良品種の導入事業を実施したのであります。
農業生産基盤整備につきましては、県営沼須地区土地改良をはじめ、農道整備事業で団体
営十二越地区及び高平前反地区、地方単独広瀬・上沢地区などを推進したほか、小規模土地
改良事業で県単独補助事業関口地区、市単独事業で農道かんがい排水路整備事業、県営農業
農村整備事業で沼田平土地改良区ため池整備事業及び赤城西麓土地改良事業の実施により生
産基盤の整備、改良に努めたのであります。
山村振興につきましては、中山間地域等直接支払事業により農村の環境保全に努め、農村
環境整備につきましては、農村総合整備事業の川田地区において農道等の整備、佐山地区及
び利根南部地区における田園空間整備事業を実施したほか、農業集落排水事業特別会計へ所
要の繰出しを行い、事業の推進に努めたのであります。
林業振興につきましては、林業従事者の確保対策を講じながら、間伐の促進、松くい虫被
害木の伐倒駆除、森林整備地域活動への支援、21世紀の森イベントへの支援、佐山町にお
ける市民植樹祭の開催、みどりの小径整備事業、修景美化森林整備事業及び治山事業等を実
施したほか、イノシシ、クマ、サル等の農林業への被害防止のために有害獣対策事業を行っ
たのであります。また、林業基盤整備として林道三峰線の舗装工事を実施するとともに、民
有林の保育と管理施設の整備に努めたのであります。
商業振興につきましては、商工会議所、商工会をはじめ各種団体で実施した事業及び運営
への援助をはじめ、本市の物産・観光等を広くPRするため中野郵便局ふるさと物産展や下
田黒船物産展などに参加したほか、商店街の活性化を図るためのイルミネーション事業及び
各種イベント事業、商店街の街路灯電気料の補助を行ったのであります。
また、中心市街地の核施設であるグリーンベル21へのテナント出店の促進を図るための
補助を行うとともに、同施設内の「沼田ふるさと館」では各種地場産品の展示や販売を行う
とともに、観光をはじめとする沼田の各種情報を発信し、中心市街地まちづくりの推進を図
るための支援を行ったのであります。
工業振興につきましては、工業関係団体が実施した事業及び運営に対し援助を行ったのを
はじめ、工業経営合理化促進事業及び木材需要奨励事業等の実施に補助を行い地場産業の育
成振興に努めるとともに、技術開発促進事業により新製品開発意欲の増進を図り技術改善や
技術向上に努めたのであります。
金融対策につきましては、中小企業の健全な育成を図るため、小口資金をはじめとする各
種制度融資の充実に努めるとともに、利用者への保証料補助及び利子補給を行ったほか、制
度融資利率の軽減を図るため、市内の金融機関に預託を行い、中小企業の経営安定に努めた
のであります。
観光振興につきましては、玉原高原、道の駅「白沢」、老神温泉及び吹割の滝などの観光
リゾート施設の整備や維持管理を行い、観光客の利便性の向上を図ったほか、観光パンフレ
ットやポスターを作製するとともに、メディアの活用により「森林文化都市…沼田」のPR
に努めたのであります。また、観光協会、観光りんご組合をはじめとする各種団体への補助
を行うとともに、観光関連団体等との連携により各種キャンペーン及びイベントへの参加、
さらには市独自の観光キャラバンを実施し誘客に努めたのであります。
道路橋りょう管理事業につきましては、道路台帳の補正業務委託を実施したほか、県への
負担金により利根町地内の伊香原B地区及び梅の木平地区の急傾斜地崩壊対策事業を実施し
たのであります。
道路維持補修事業につきましては、市道下川田屋形原線外46路線の維持補修工事を実施
したほか、電源立地地域対策交付金事業として市道沼田中央線道路補修工事外1路線、白沢
町では、市道高平・上古語父線オーバーレイ工事、利根町においては、市道T3056号線
舗装補修工事を実施し、道路整備に努めたのであります。
道路除雪消雪事業につきましては、冬季の道路除雪・消雪を委託により実施するとともに、
直営による除雪により生活道路の確保に努めたのであります。
交通安全施設整備事業につきましては、市道下沼田原師線外14路線にガードレール等を
設置し、交通安全の確保に努めたのであります。
道路新設改良事業につきましては、市道西中南通り線外2路線の道路改良工事、白沢町で
は、市道根岸小芝線の道路改良工事、利根町においては、市道T102号線外4路線の道路
改良工事と市道T3257号線外1路線の調査設計等の業務委託を実施し、市道の改良整備
に努めたのであります。
橋りょう維持補修事業につきましては、金剛橋橋りょう点検業務委託を実施したのであり
ます。
基幹道路新設改良事業につきましては、市道沼田川田線外1路線の道路改良工事、利根町
においては、市道T105号線外1路線の道路改良工事を実施し、基幹道路の改良整備に努
めたのであります。
都市計画総務事業につきましては、用途地域見直し事業として、用途地域の指定のない区
域の沼田インター西側地区と上原地区の一部にそれぞれ必要な用途の調査、検証を行ない、
沼田都市計画用途地域の変更決定に向けて国、県等との協議、地域住民等の説明会を行った
のであります。また、都市計画基礎調査事業として、産業分類、土地利用状況、建物現況な
どの調査を行なったのであります。
都市計画街路事業につきましては、環状線南回りの栄町工区において824平方メートル
の用地買収などに取組み、鋭意地権者交渉に努めてきたのであります。また、沼田駅前広場
整備事業につきましては、2,600平方メートルの用地買収を行い、融雪電源設備、駐輪
場、駐車場などを整備して供用開始を図り、駅周辺の交通の円滑化と駅利用者の利便性向上
に努めてきたのであります。
公園事業につきましては、16都市公園・5緑地等の清掃をはじめとする施設や樹木等の
維持管理、補修工事及び運動公園敷地の沼田市土地開発公社からの買い戻し、並びに公園緑
地ふれあいイベントを開催したのであります。
都市緑化事業につきましては、市民の緑化活動に対して補助金を交付したのであります。
公園緑地等整備事業につきましては、城堀川緑地整備工事及び南原ふれあい公園整備工事
並びに沼田公園トイレ新築工事を行ったのであります。
下水道事業につきましては、水洗化促進のための貸付け、公共下水道及び特定環境保全公
共下水道を推進するため下水道事業特別会計に対して所要の繰出しを行ったのであります。
中心市街地土地区画整理事業につきましては、中心市街地の設計等業務及び建物等調査業
務を実施し、さらに一部建物の移転を行ったのであります。
街なか再生関連事業につきましては、商店街にぎわい創出事業をはじめとする各種支援を
行い、中心市街地の活性化を図るための取組みを行うとともに、先行買収地管理工事を行っ
たのであります。
市営住宅管理事業につきましては、市営住宅22団地420戸の入退居及び家賃収入など
の日常管理業務に努めたのであります。
市営住宅維持補修事業につきましては、利根町大原団地外1団地の維持補修工事を実施し
たのであります。
消防行政につきましては、広域消防に対する負担金支出などによりその運営の円滑化に努
めるとともに、防火水槽の新設及び消防団機械器具置場の建替えなど消防施設面の整備を行
ったほか、小型動力ポンプ付積載車や消防団装備等の整備を図り、消防力の向上に努めたの
であります。
教育行政につきましては、教育行政方針に基づき、教育環境の整備・充実、学校教育の改
善・充実、生涯学習・社会教育、地域スポーツの振興・充実を図るため諸事業を実施したの
であります。
学校施設整備につきましては、継続事業の川田小学校校庭造成工事をはじめ、沼田小学校
管理棟増改築事業、小学校耐震診断・耐震補強設計、中学校耐震診断等を実施し、施設の整
備改善に努め、教育環境の充実を図ったのであります。
学校教育につきましては、「第7次教育水準向上研究」3か年計画の第2年次に当たり、
基本方針や重点施策等の共通理解を図るべく、教職員全体研修会や授業研究会、教科別研修
会の充実に努めるとともに、基礎基本の確実な定着を図るために、サマースクール沼田をは
じめ、振り返り学習の充実に努めたのであります。また、幼児指導相談員や生徒指導相談員、
小学校生活相談員、心の教室相談員、子どもと親の相談員、介助員などを配置し、教育相談
・支援事業の充実を図ったほか、英語指導員や外国語指導助手を引き続き配置し、英語力の
さらなる向上に努めたのであります。さらに、中学生の国際交流事業を通じて国際的視野を
広め、国際親善の推進に努めるとともに、姉妹都市交流事業として、沼田市の小学生交流団
が下田市を訪れ、親善交流を図ったのであります。
社会教育につきましては、生涯学習推進のため「生涯学習フェスティバル」の開催、芸術
文化振興事業として「文化祭」、「能登藤吉郎遺作展」、「柳波賞」、「おのちゅうこうふ
るさと文学賞」、「全国ふきわれ俳句大会」、「フュッセン市姉妹都市文化交流事業」など
を開催、実施するとともに、それぞれの子育て時期に応じ、より多くの親に家庭教育につい
て考える機会を提供する「子育て講座」の開催や各種文化学術団体の育成に努めたのであり
ます。
公民館活動につきましては、生涯学習の拠点として管理運営に努めるとともに、市民のニ
ーズに応じた各種教室や講座の開催をはじめ、パソコン技術の修得と普及を目的としたIT
講習会や市民ハイキング、史跡めぐり、公民館まつりなどを実施し、生涯学習の充実に努め
たのであります。
図書館につきましては、一般・児童図書、視聴覚資料を収集・整備するとともに、「沼田
市子ども読書活動推進計画」を策定し、その推進に努めたほか、団体貸出の利用促進や小・
中学生読書感想文コンクールなどの諸事業を実施する中で読書活動の推進に努めたのであり
ます。
文化財につきましては、国指定重要文化財「旧生方家住宅」の保存修理工事及び奈良古墳
群の試掘調査を実施したほか、新文化財ガイドを作成し指定文化財の活用や保護を図るとと
もに、歴史と伝統の継承に努めたのであります。
青少年対策につきましては、奉仕活動・体験活動を促進するための各種講座・研修会の開
催、自然体験活動推進事業である「沼田ネイチャーキッズ」を実施するとともに、指導者養
成や青少年に関する相談・補導活動事業などの実施により、地域の一員としての自覚を持っ
た21世紀を担う心豊かでたくましい青少年の育成に努めたのであります。
保健体育につきましては、各種スポーツ教室、市民体育大会、市民大運動会等諸行事を実
施し、生涯スポーツの普及と市民の体力向上に努めるとともに、(仮称)利南運動広場整備
事業基本設計業務委託をはじめ市民体育館等の施設修繕などを実施し、スポーツ施設の整備
充実を図ったのであります。
学校給食につきましては、健康・体力増進を目指した給食内容、指導の充実、安全安心の
確保、地場産品の活用に努め、なお一層の衛生管理に努めたのであります。
災害復旧事業につきましては、昨年7月19日の豪雨により被災した農地や農業用施設、
土木施設について、市民生活に危険や支障が生じないよう復旧に努めたのであります。
次に、歳入決算についてご説明申し上げます。
平成18年度の歳入決算額につきましては、前年度決算対比で6億6,683万3,69
9円、3.0%の減となっております。
市税収入につきましては、63億5,925万6,673円で、前年度対比3,584万
8,154円、0.6%の増でありました。
この主な要因は、税制改正等により市民税が増となりましたが、固定資産税が3年に一度
の評価替え年度であったことから減となり、収入としては微増にとどまったものであります。
各税目別の前年度決算額との比較増減額等についてご説明申し上げます。
市民税は、1億4,506万4,037円、7.5%の増であります。このうち個人市民
税は、9,478万9,575円、6.4%の増であり、法人市民税は、5,027万4,
462円、11.5%の増であります。
固定資産税は、1億427万4,433円、3.0%の減であります。
軽自動車税は、303万7,063円、2.7%の増であり、市たばこ税は、582万9,
469円、1.2%の増であります。
特別土地保有税は、滞納繰越分の収入でありまして83万3,000円、81.8%の増、
入湯税は873万1,550円、16.1%の減、都市計画税につきましても590万9,
432円、2.8%の減であります。
収納率につきましては、滞納繰越分を含め90.5%で前年度の88.5%と比較して2.
0ポイント上回ることができました。これは合併を機に徴収対策室を設置して、税収の確保
と収納率の向上に努めたことが要因であり、特に、滞納繰越分は22.9%と前年度と比較
して6.5ポイントの増とするなど、臨戸交渉、催告、差押えの強化を図った結果であると
考えております。
地方譲与税につきましては、三位一体改革による本格的な税源移譲までの経過措置として、
平成16年度から3ヵ年を期間として創設された所得譲与税が大幅増となり、29.6%の
増であります。
利子割交付金につきましては、32.5%の減であります。
配当割交付金につきましては、58.4%の大幅な増であります
株式等譲渡所得割交付金につきましては、20.7%の減であります。
地方消費税交付金につきましては、4.7%の増であります。
ゴルフ場利用税交付金につきましては、16.8%の減であります。
自動車取得税交付金につきましては、0.2%の減であります。
地方特例交付金につきましては、恒久減税に伴う減収見込額の減少に伴い30.6%の大
幅な減であります。
地方交付税につきましては、5.4%の減でありますが、地方財政計画の減によるもので
あります。その内訳としましては、普通交付税は、5.0%、特別交付税は、7.8%の減
であります。
交通安全対策特別交付金につきましては、3.6%の増であります。
分担金及び負担金につきましては、1.1%の増であります。
使用料及び手数料につきましては、2.8%の減であります。
国庫支出金につきましては、三位一体改革の影響により33.3%の大幅な減であります。
なお、国庫負担金は、児童扶養手当負担金などの減により14.0%の減であります。また、
国庫補助金では、56.1%の大幅な減でありますが、市町村合併推進体制整備費補助金、
市道沼田川田線工事費補助金、環状線工事費補助金及び公園整備費補助金などの減でありま
す。委託金では、10.0%の減でありますが、基礎年金等事務費交付金などの減でありま
す。
県支出金につきましては、1.9%の減であります。なお、県負担金は、32.7%の大
幅な増でありますが、特例給付負担金及び保険基盤安定制度負担金などの増によるものであ
ります。また、県補助金では、14.9%の減でありますが、農村総合整備事業費補助金、
基盤整備促進事業補助金及び田園整備事業費補助金などの減であります。委託金では、37.
6%の大幅な減でありますが、衆議院議員総選挙委託金及び国勢調査委託金などの減であり
ます。
財産収入につきましては、34.5%の大幅な減でありますが、市有土地売払収入の減な
どであります。
寄附金につきましては、14.2%の増であります。多くの方々から篤志をお寄せいただ
いたものでありまして、心から感謝申し上げるとともにありがたく受け入れさせていただき、
ご意志に沿うよう配慮し、それぞれの措置を行いました。
繰入金につきましては、24.6%の増でありますが、財政調整基金などからの繰入れ並
びに介護保険特別会計及び温泉事業特別会計からの繰入れであります。
繰越金につきましては、62.4%の大幅な増でありますが、前年度繰越金及び繰越明許
費の繰越金として、市道沼田川田線道路改良事業、中心市街地土地区画整理事業及び総合計
画策定調査事業の事業費を受け入れたのであります。
諸収入につきましては、10.3%の減でありますが、市税延滞金、勤労者住宅建設資金
預託金など貸付金元利収入、ワークプラザ奨励金及び群馬県六市自転車競走組合解散精算金
の減によるものであります。
市債につきましては、10.1%の減であります。沼田小学校管理棟増改築事業債及び農
業基盤整備事業債などが増となったものの、道路整備事業債、街路整備事業債、公園整備事
業債、池田小学校屋体改修事業債、川田小学校校庭造成事業債及び臨時財政対策債などが減
となったことによるものであります。
市債の有効活用は財政運営上欠かすことのできないものでありますが、反面、将来の市財
政に及ぼす影響も大きく、この活用に当たっては、後年度の財政負担及び実質公債費比率等
を十分考慮し、健全財政の維持に一層の努力を傾注する所存であります。
以上が、一般会計歳入歳出決算に対する総括説明であります。
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◇議長(金井康夫君) 休憩いたします。
午前11時02分休憩
──────────────────────────────
午前11時12分再開
◇議長(金井康夫君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
──────────────────────────────
◇市長(星野已喜雄君) 続きまして、平成18年度沼田市国民健康保険特別会計歳入歳出
決算についてご説明申し上げます。
本決算につきましては、歳入決算額59億9,592万738円、歳出決算額58億7,
454万5,892円で、歳入歳出差引額は1億2,137万4,846円であります。
歳出につきましては、保険給付費、老人保健拠出金及び介護納付金等の支出をしたもので
あります。
歳入につきましては、国保税、国庫支出金、療養給付費等交付金、県支出金及び繰入金で
あります。
国保事業につきましては、健康面からの安定を図り、安心な市民生活の確保に努めてまい
りました。
また、市単独事業で収納率向上特別対策を実施するとともに、レセプト点検事業、人間ド
ック検査費の補助等に取り組み国保事業の安定に努めたのであります。
続きまして、平成18年度沼田市老人保健特別会計歳入歳出決算についてご説明申し上げ
ます。
本決算につきましては、歳入決算額54億878万8,706円、歳出決算額54億87
8万5,795円でありまして、歳入歳出差引額2,911円は、翌年度において精算措置
をするものであります。
歳出につきましては、主に医療諸費であります。
歳入につきましては,支払基金交付金、国庫支出金であります。
本格的な高齢社会の到来に対応し、老人保健制度における医療費の給付を行い、7,40
0人余の老人医療対象者の健康維持を図ったのであります。
続きまして、平成18年度沼田市介護保険特別会計歳入歳出決算についてご説明申し上げ
ます。
本決算につきましては、歳入決算額31億8,394万935円、歳出決算額30億6,
093万7,030円でありまして、歳入歳出差引額1億2,300万3,905円のうち
3,600万円は基金に繰入れ、残額の8,700万3,905円については翌年度において精
算措置するものであります。
歳出につきましては、職員人件費及び介護認定審査費などの介護保険制度運営に要する事
務的経費及び介護保険サービスに要する保険給付費並びに介護予防事業などに要する地域支
援事業費などであります。
歳入につきましては、介護給付費等を賄うため財源分担により国庫支出金、県支出金及び
繰入金並びに保険料、支払基金交付金などであります。
続きまして、平成18年度沼田市簡易水道事業特別会計歳入歳出決算についてご説明申し
上げます。
本決算につきましては、歳入決算額5億1,361万9,284円、歳出決算額5億1,
355万4,388円で、歳入歳出差引額は、6万4,896円であります。
歳出につきましては、一般管理費では、職員人件費及び指定管理料等であり、簡易水道管
理費では、水質検査や施設維持管理経費であり、簡易水道の安定経営に努めるとともに、簡
易水道事業費では、白沢簡易水道ほか4簡易水道において配水施設整備工事を実施し、安定
給水の向上を図ったのであります。
歳入につきましては、水道使用料及び施設整備事業に係る起債が主なるものであります。
なお、歳出に対して歳入が不足する額については、一般会計からの繰入れにより収支の均
衡を図ったのであります。
続きまして、平成18年度沼田市下水道事業特別会計歳入歳出決算についてご説明申し上
げます。
本決算につきましては、歳入歳出決算額ともに22億7,620万1,248円でありま
す。
歳出につきましては、前年度決算対比で総務費は720万5,942円の減、事業費は2
億912万5,536円の増、公債費は、5,445万6,470円の増であります。
歳入につきましては、使用料及び手数料、繰入金、市債、繰越金は増、分担金及び負担金、
国庫支出金、諸収入は減であります。歳出に対する歳入不足額8億5,583万65円は、
一般会計からの繰入金により収支の均衡を図ったもので、1,245万6,262円の増で
あります。
次に、整備状況でありますが、公共下水道、特定環境保全公共下水道合わせて、9,14
3メートルの管渠埋設工事を実施して事業の進ちょくを図り、この結果、事業着手以来の管
渠総延長は、20万6,415メートルに達し、認可計画管渠延長27万8,380メート
ルに対しての進ちょく率は74%となります。
面積におきましては、事業認可面積1,157ヘクタールに対して902ヘクタールが整
備され、進ちょく率は78%であり、また、整備済人口は、2万9,001人となり、行政
人口に対する普及率は53%で、下水道を使用している水洗化戸数は8,971戸に達した
ところであります。
続きまして、平成18年度沼田市農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算についてご説明
申し上げます。
本決算につきましては、歳入歳出決算額ともに2億4,267万4,263円であります。
歳出につきましては、前年度決算対比で総務費は87万5,531円、事業費は5,77
0万6,132円の減、公債費は401万1,283円の増であります。
歳入につきましては、分担金及び負担金、使用料及び手数料、国庫補助金、諸収入、繰越
金で増、県支出金、繰入金、市債は減であります。歳出に対する歳入不足額9,405万6,
266円は一般会計からの繰入金により収支の均衡を図ったもので、前年度決算対比277
万6,017円の減であります。
主な事業内容は、既に供用中の奈良地区ほか7地区においては、水洗化接続促進及び施設
の維持管理業務に努め、整備中の多那・二本松地区においては、管渠埋設工事を実施したの
であります。
続きまして、平成18年度沼田市温泉事業特別会計歳入歳出決算についてご説明申し上げ
ます。
本決算につきましては、歳入決算額2億7,614万5,889円、歳出決算額2億7,
317万7,533円で、歳入歳出差し引き額は、296万8,356円であります。
歳出につきましては、総務費では、職員人件費及び一般会計繰出金などで3,178万1,
765円、事業費では、望郷の湯及びしゃくなげの湯に係る温泉施設管理運営費2億4,1
39万5,768円であります。
歳入につきましては、両施設の使用料2億438万6,173円のほか、それぞれの施設
に併設されているレストラン・売店等の賃貸料などの財産収入3,014万6,208円が
主なものであります。
続きまして、議案第75号 平成18年度沼田市水道事業決算認定についてご説明申し上
げます。
本決算につきましては、決算書を調製し、地方公営企業法第30条第2項の規定により、
監査委員の審査に付したのであります。
以来、監査委員におかれましては、綿密なご審査をいただき、この間のご苦労に対し心か
ら感謝申し上げる次第であります。
このたび、8月17日付けをもちまして、監査委員から別冊のとおり審査意見書のご提出
をいただきましたので、同条第4項の規定により審査意見書を添えて議会の認定に付するも
のであります。
なお、平成18年度の決算書とともに、同条第6項の規定により財務諸表附属明細書及び
事業報告書を併せて提出させていただきます。
まず、収益的収入及び支出についてご説明申し上げます。
収入決算額は4億3,290万6,481円で、前年度に比較して1,656万5,15
2円、3.7%の減であり、この主なものは、営業収益における給水収益の減収によるもの
であります。
支出決算額は3億9,811万3,021円で、前年度に比較して375万8,174円、
0.9%の減であり、この主なものは、営業外費用における支払利息の減少によるものであ
ります。
この結果、消費税抜きで3,083万8,072円の純利益を計上できたのであります。
次に、資本的収入及び支出についてご説明申し上げます。
収入決算額は1億8,783万4,926円で、前年度に比較して1億2,891万4,
631円、218.8%の大幅な増額であり、これは公営企業金融公庫資金に係る高金利起
債の借換え、老朽管布設替等に伴う企業債の増加によるものであります。
支出決算額は、3億3,726万6,844円で、前年度に比較して1億3,991万4,
075円、70.9%の増額であり、借換えに伴う企業債償還金及び建設改良費の増加によ
るものであります。
なお、資本的支出に対して資本的収入が不足する額1億4,943万1,918円につい
ては、当年度分損益勘定留保資金等で補填し、収支の均衡を図ったのであります。
次に、決算年度における未処分利益剰余金4,083万8,072円の処分については、
1,000万円を翌年度繰越利益剰余金として繰り越し、残額は減債積立金及び建設改良積
立金への積み立てと考えております。
次に、業務及び事業の概況についてご説明申し上げます。
業務量では、決算年度末の給水人口は2万8,032人、給水戸数は1万1,159戸で
あり、年間配水量は374万475立方メートルで、前年度に比較して12万7,480立
方メートルの減少、年間有収水量は320万7,892立方メートルで、有収率は85.8
%でありました。
事業関係では、上久屋貯水池からの導水管布設替え及び市道坊新田沼須線ほか4路線の配
水管布設替工事を実施するとともに、地上式消火栓の新設や水道メーターの取替え等を行い、
安定給水の確保と給水サービスの向上に努めたのであります。
以上が平成18年度沼田市一般会計及び特別会計7件の歳入歳出決算並びに平成18年度
沼田市水道事業決算の概要でありますが、事務事業の執行状況につきましては、「沼田市決
算に係る報告書」及び「沼田市水道事業報告書」のとおりでありますので、よろしくご審議
の上、ご認定くださいますようお願い申し上げます。
◇議長(金井康夫君) 説明が終わりました。
これより質疑に入ります。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(金井康夫君) 質疑を終結いたします。
おはかりいたします。
ただいま議題となっております議案第74号及び議案第75号の以上2件については、議
長を除く議員全員で構成する決算審査特別委員会を設置し、これに付託の上、審査すること
にいたしたいと思います。
これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(金井康夫君) ご異議なしと認めます。よって、議案第74号及び議案第75号の
以上2件については、議長を除く議員全員で構成する決算審査特別委員会を設置し、これに
付託の上、審査することに決しました。
決算審査特別委員会を委員会条例第10条第1項の規定により、本日の本会議終了後、こ
の場所に招集いたします。
──────────────◇──────────────
第10 議案第76号 平成19年度沼田市一般会計補正予算(第2号)から
議案第84号 平成19年度沼田市水道事業会計補正予算(第1号)まで
以上9件一括上程
◇議長(金井康夫君) 日程第12、議案第76号 平成19年度沼田市一般会計補正予算
(第2号)から日程第20、議案第84号 平成19年度沼田市水道事業会計補正予算(第
1号)までの以上9件を一括議題といたします。
議案の朗読を省略し、ただちに市長から提案理由の説明を求めます。市長。
〔市長 星野已喜雄君登壇〕
◇市長(星野已喜雄君) ただいま上程になりました議案第76号 平成19年度沼田市一
般会計補正予算(第2号)から、議案第84号 平成19年度沼田市水道事業会計補正予算
(第1号)までの以上9件につきまして、一括してご説明申し上げます。
まず、議案第76号 平成19年度沼田市一般会計補正予算(第2号)についてご説明申
し上げます。
今回の補正予算は、「通年予算」を前提に国県支出金の確定及び制度改正等により既定の
予算に増減を生じるもの、特別な理由により緊急に措置しなければならないもの、人事異動
に伴う現員現給の人件費等に限定しましたが、本年度の交付決定に伴い普通交付税を追加す
るなど、できうる限り財源の確保に努め、既決の歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ6,
704万2,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ215億4,41
7万3,000円とするものであります。
補正予算のうち、主なものについて、その概要を歳出予算からご説明申し上げます。
第1款 議会費は、22万7,000円の減額であります。
第2款 総務費は、1,163万1,000円の追加でありますが、総務管理費では、生
活行政費で市町村乗合バス運行事業費及びテレビ難視聴対策事業費などを追加し、戸籍住民
基本台帳費の人件費等の減額との差し引き追加であります。
第3款 民生費は、9,285万円の追加でありますが、社会福祉費では、老人福祉費で
介護保険特別会計繰出金を、障害者福祉費で身体障害者更正医療高額医療費本人負担分給付
費及び介護給付負担金を追加、児童福祉費では、児童手当支給事業費などの追加であります。
第4款 衛生費は、5,008万5,000円の減額でありますが、保健衛生費では、保健
事業費で老人保健特別会計繰出金等の減額と群馬県後期高齢者医療広域連合負担金の追加と
の差し引き減額、清掃費では、人件費等の減額と塵芥処理費のごみ収集作業委託事業費の追
加との差し引き減額、上水道費では、簡易水道指導費で簡易水道事業特別会計繰出金の追加
であります。
第5款 労働費は、1,520万6,000円の減額でありますが、労働金融対策費で勤
労者生活資金預託事業費などの減額であります。
第6款 農林水産業費は、931万1,000円の追加であります。
農業費では、農地費で集中豪雨により損壊した用水路の補修に係る経費を追加、林業費で
は、イノシシなどによる獣害防止柵設置補助金及びツキノワグマ被害防止の森林環境整備に
要する経費を追加するものであります。
第7款 商工費は、653万円の追加でありますが、金融対策費で制度融資代位弁済補填
金の追加であります。
第8款 土木費は、415万9,000円の減額でありますが、道路橋りょう費では、道路
維持費で市道入野ハバ線道路補修事業費を、橋りょう維持費で老朽化により通行が危険な生
品橋の補修工事費を計上、都市計画費では、下水道事業特別会計繰出金を追加するものであ
ります。
第9款 消防費は、228万7,000円の追加でありますが、消防団員退職報償負担金
の追加であります。
第10款 教育費は、1,411万円の追加でありますが、小学校費では、県の補助金決
定による昆虫の森・天文台自然学習教室事業実施に係るバス借上料を計上、中学校費では、
AED(自動体外式除細動器)を市内の中学校全校に導入するための経費を追加するもので
あります。
次に、歳入予算についてご説明申し上げます。
第9款 地方特例交付金は、交付金の決定により1,764万5,000円の減額であり
ます。
第10款 地方交付税は、1億5,349万1,000円の追加でありますが、普通交付
税の決定によるものであります。
第12款 分担金及び負担金は、294万6,000円の追加でありますが、デジタル中継
局置局事業負担金の計上などであります。
第13款 使用料及び手数料は、55万5,000円の追加でありますが、特定公共賃貸住
宅使用料の計上であります。
第14款 国庫支出金は、3,805万3,000円の追加でありますが、国庫負担金で
は、被用者児童手当負担金などを追加、国庫補助金では、総務費国庫補助金で地域情報通信
基盤整備推進交付金の計上であります。
第15款 県支出金は、2,679万2,000円の追加であります。
県負担金では、民生費県負担金で心身障害者居宅介護支援費負担金及び被用者児童手当負
担金などを追加、県補助金では、総務費県補助金で群馬県テレビジョン難視聴地域解消対策
事業費補助金を計上、民生費県補助金で保育対策費等促進事業費補助金などの追加でありま
す。
第16款 財産収入は、262万円の追加でありますが、玉原東急リゾート株式会社及び
株式会社エフエム群馬よりの配当金の計上であります。
第18款 繰入金は、1億8,307万2,000円の減額でありますが、基金繰入金で
は財政調整基金繰入金を減額、特別会計繰入金では介護保険特別会計繰入金の計上でありま
す。
第19款 繰越金は、5,397万3,000円の追加でありますが、前年度繰越金の追
加であります。
第20款 諸収入は、1,135万9,000円の減額でありますが、貸付金元利収入で
は勤労者生活資金貸付金元利収入などを減額、雑入の過年度収入で保健事業費等国庫負担金
精算金などの計上であります。
第21款 市債は、68万8,000円の追加でありますが、街路整備事業債及び住宅整
備事業債の減額、臨時財政対策債の追加であります。
予算第2条 地方債の補正は、「第2表 地方債補正」に示すとおり、街路整備事業外2
件の起債限度額の変更であります。
続きまして、議案第77号 平成19年度沼田市国民健康保険特別会計補正予算(第1
号)についてご説明申し上げます。
今回の補正予算は、既決の歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ5,892万6,00
0円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ62億9,307万3,000円と
するものであります。
その概要を歳出予算からご説明申し上げます。
第1款 総務費は、36万2,000円の追加でありますが、賦課徴税費の追加でありま
す。
第2款 保険給付費は、7,000万円の追加でありますが、一般被保険者療養給付費の
追加と退職被保険者等療養給付費の財源振替であります。
第3款 老人保健拠出金は、8,411万8,000円の減額でありますが、拠出金額の
確定による減額であります。
第4款 介護納付金は、2,224万9,000円の追加でありますが、介護納付金の確
定による追加であります。
第9款 諸支出金は、895万7,000円の追加でありますが、償還金の追加でありま
す。
第10款 予備費は、4,147万6,000円の追加でありますが、療養諸費の支払確
保を図るため、前年度の繰越金の一部を予備費として追加するものであります。
次に、歳入予算についてご説明申し上げます。
第2款 国庫支出金は、2,093万円の減額でありますが、事業費確定により老人保健
医療費拠出負担金の減額、介護納付金拠出負担金の追加により、差し引き減額であります。
第3款 療養給付費等交付金は、1,396万9,000円の追加でありますが、過年度
分療養給付費等交付金の追加であります。
第4款 県支出金は、369万4,000円の追加でありますが、県調整交付金の減額で
あります
第8款 繰越金は、6,958万1,000円の追加でありますが、療養給付費等交付金
繰越金、前年度繰越金の追加であります。
続きまして、議案第78号 平成19年度沼田市老人保健特別会計補正予算(第1号)に
ついてご説明申し上げます。
今回の補正予算は、既決の歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ342万7,000円
を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ52億5,050万6,000円とする
ものであります。
その概要を歳出予算からご説明申し上げます。
第3款 諸支出金は、342万7,000円の追加でありますが、県費負担金等の確定に
より償還金を追加するものであります。
次に、歳入予算についてご説明申し上げます。
第1款 支払基金交付金は、656万2,000円の追加でありますが、過年度分交付金
の確定により追加するものであります。
第2款 国庫支出金は、4,521万5,000円の追加でありますが、過年度分支出金
の確定により追加するものであります。
第4款 繰入金は、4,835万1,000円の減額でありますが、一般会計繰入金の減
額であります。
第5款 繰越金は1,000円の追加でありますが、前年度繰越金の追加であります。
続きまして、議案第79号 平成19年度沼田市介護保険特別会計補正予算(第1号)に
ついてご説明申し上げます。
今回の補正予算は、既決の歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ9,648万6,00
0円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ33億6,268万7,000円と
するものであります。
その概要を歳出予算からご説明申し上げます。
第1款 総務費は、1,059万円の追加でありますが、人事異動に伴う職員人件費の追
加と実績見込みによる介護認定審査事業の主治医意見書等作成手数料の追加であります。
第2款 保険給付費は、介護サービス等諸費を1億9,500万円追加し、介護予防サー
ビス等諸費を2億400万円減額、高額介護サービス費を900万円追加し、差し引き増減
なしであります。
第4款 地域支援事業費は、4万円の追加でありますが、介護予防事業費では、通所型特
定高齢者施策事業を追加、包括的支援事業・任意事業費では、共済費の追加であります。
第5款 基金積立金は、4,091万8,000円の追加でありますが、介護給付費準備
基金積立金の追加であります。
第7款 諸支出金は、4,445万5,000円の追加でありますが、第1号被保険者保
険料還付金の追加と介護給付費国庫負担金等の精算による返還金並びに一般会計繰出金の追
加であります。
第8款 予備費は48万3,000円の追加であります。
次に、歳入予算についてご説明申し上げます。
第1款 保険料は、985万8,000円の追加でありますが、滞納繰越分普通徴収保険
料等の追加であります。
第5款 支払基金交付金は、533万8,000円の追加でありますが、過年度分交付金
の追加であります。
第6款 県支出金は、457万1,000円の減額でありますが、介護給付費負担金で1
8年度超過分との調整による減額であります。
第9款 繰入金は、114万1,000円の減額でありますが、一般会計繰入金では、地
域支援事業繰入金及び人事異動に伴う職員給与費等繰入金の追加、基金繰入金では、介護給
付費準備基金繰入金の減額により、差し引き減額であります。
第10款 繰越金は、8,700万2,000円の追加でありますが、前年度繰越金の追
加であります。
続きまして、議案第80号 平成19年度沼田市簡易水道事業特別会計補正予算(第1
号)についてご説明申し上げます。
今回の補正予算は、既決の歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ706万円を追加し、
歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ5億651万7,000円とするものであります。
その概要を歳出予算からご説明申し上げます。
第1款 総務費は、706万円の追加でありますが、一般管理費では人事異動等による職
員人件費の追加、簡易水道管理費では維持管理事業費の追加であります。
次に、歳入予算についてご説明申し上げます。
第3款 繰入金は、706万円の追加でありますが、一般会計繰入金の追加であります。
続きまして、議案第81号 平成19年度沼田市下水道事業特別会計補正予算(第1号)
についてご説明申し上げます。
今回の補正予算は、既決の歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ273万2,000円
を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ20億4,178万2,000円とする
ものであります。
その概要を歳出予算からご説明申し上げます。
第1款 総務費は、136万6,000円の追加でありますが、人事異動に伴う職員人件
費及び下水道使用料業務の追加であります。
第2款 事業費は、136万6,000円の追加でありますが、公共下水道事業費で、工
種変更に伴う予算の組み替えを行うとともに職員人件費を追加、特定環境保全公共下水道事
業費で職員人件費の追加であります。
次に、歳入予算についてご説明申し上げます。
第4款 繰入金は、248万2,000円の追加でありますが、一般会計繰入金の追加で
あります。
第5款 諸収入は、25万円の追加でありますが、消費税還付金の追加であります。
続きまして、議案第82号 平成19年度沼田市農業集落排水事業特別会計補正予算(第
1号)についてご説明申し上げます。
今回の補正予算は、既決の歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ17万9,000円を
追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ3億6,794万1,000円とするもの
であります。
その概要を歳出予算からご説明申し上げます。
第2款 事業費は、17万9,000円の追加でありますが、多那・二本松地区において
工種変更に伴う予算の組み替えを行うとともに、人事異動に伴う職員人件費を追加するもの
であります。
次に、歳入予算についてご説明申し上げます。
第5款 繰入金は、17万9,000円の追加でありますが、一般会計繰入金の追加であ
ります。
続きまして、議案第83号平成19年度沼田市温泉事業特別会計補正予算(第1号)につ
いてご説明申し上げます。
今回の補正予算は、既決の歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ287万3,000円
を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ2億9,508万5,000円とするも
のであります。
その概要を歳出予算からご説明申し上げます。
第1款 総務費は、26万3,000円の追加でありますが、職員人件費の追加でありま
す。
第2款 事業費は、261万円の追加でありますが、しゃくなげの湯管理運営費の追加で
あります。
次に、歳入予算についてご説明申し上げます。
第3款 繰入金は、9万5,000円の減額でありますが、歳入歳出の調整による温泉事
業基金繰入金の減額であります。
第4款 繰越金は、296万7,000円の追加でありますが、前年度繰越金の追加であ
ります。
第5款 諸収入は、1,000円の追加でありますが、消費税還付金の追加であります。
続きまして、議案第84号 平成19年度沼田市水道事業会計補正予算(第1号)につい
てご説明申し上げます。
今回の補正予算は、予算第3条 収益的収入及び支出において、既決の収益的支出に35
2万1,000円追加し、収益的支出の予定額を4億3,232万8,000円とするとと
もに、予算第7条の職員給与費を1億2,418万7,000円とするものであります。
補正予算の内容は、第1款 水道事業費用において、人事異動に伴う職員人件費を追加す
るものであります。
以上9件につきまして、一括してその概要をご説明申し上げましたが、細部につきまして
は、ご質疑に応じ、所管の部長に説明いたさせますので、よろしくご審議の上、原案のとお
りご決定くださいますようお願い申し上げます。
◇議長(金井康夫君) 説明が終わりました。
ただいま議題となっております議案第76号から議案第84号までの以上9件については、
本日は、提案理由の説明のみでありますので、ご了承願います。
──────────────◇──────────────
第11 散 会
◇議長(金井康夫君) おはかりいたします。
明5日及び6日の2日間は、議案調査のため休会いたしたいと思います。
これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(金井康夫君) ご異議なしと認めます。よって、明5日及び6日の2日間は議案調
査のため休会することに決しました。
続いておはかりいたします。
本日の会議は、この程度にとどめ、散会いたしたいと思います。
これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(金井康夫君) ご異議なしと認めます。よって、本日は、これにて散会することに
決しました。
本日はこれにて散会いたします。
次の会議は、7日午前10時に開きますからご参集願います。
本日は、大変ご苦労様でございました。
午前11時43分散会
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