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 沼田市沼田市議会沼田市議会会議録>平成19年第4回定例会会議録 議事日程第4号

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沼田市議会平成19年第4回定例会会議録
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議事日程 第4号
平成19年9月21日(金曜日)午前10時
第 1 議案第74号 平成18年度沼田市一般会計及び特別会計7件の歳入歳出決算認定
           について
第 2 議案第75号 平成18年度沼田市水道事業決算認定について
第 3 請願第 4号 「最低賃金の改善を求める意見書」提出についての請願
第 4 請願第 6号 割賦販売法の抜本的改正を求める請願書
第 5 議案第87号 群馬県森林環境税の創設を求める意見書案について
第 6 議案第85号 沼田市教育委員会の委員任命の同意について
第 7 議案第86号 沼田市公平委員会の委員選任の同意について
第 8 諮問第 2号 人権擁護委員の推薦について
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本日の会議に付した事件
第 1 議案第74号 平成18年度沼田市一般会計及び特別会計7件の歳入歳出決算認定
           について
第 2 議案第75号 平成18年度沼田市水道事業決算認定について
第 3 請願第 4号 「最低賃金の改善を求める意見書」提出についての請願
第 4 請願第 6号 割賦販売法の抜本的改正を求める請願書
第 5 日程追加 議案第88号 割賦販売法の抜本的改正に関する意見書案について
第 6 議案第87号 群馬県森林環境税の創設を求める意見書案について
第 7 議案第85号 沼田市教育委員会の委員任命の同意について
第 8 議案第86号 沼田市公平委員会の委員選任の同意について
第 9 諮問第 2号 人権擁護委員の推薦について
第10 閉会中の継続調査申出について
第11 字句等の整理委任について
第12 市長閉会あいさつ
第13 閉  会
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出席議員(27人)
       1番  真下 恭嗣君      2番  田村喜久子君
       3番  坂庭 直治君      4番  石井 紘一君
       5番  鈴木 圭子君      6番  金子 一弥君
       7番  小野 要二君          8番  井上 正文君
       9番  高柳 勝巳君     10番  布施辰二郎君
      11番  片野 彦一君     12番  宇敷 和也君
      13番  相田 昌夫君     14番  久保 健二君
      15番  星野  稔君     16番  大島 崇行君
      17番  山ア 義朗君     18番  大竹 政雄君
      19番  井之川博幸君     20番  大東 宣之君
      21番  橋 襄典君     22番  石田 宇平君
      23番  星川嘉一郎君     24番  牧野 保好君
      25番  星野佐善太君     26番  井田 孝一君
      27番  金井 康夫君     
欠席議員(なし)
──────────────────────────────
説明のため出席した者
  市  長       星野已喜雄君   副 市 長       林  義夫君
  白沢町振興局長    根岸 恒雄君   利根町振興局長    郷原 重雄君
  総務部長       田島  護君   民生部長       田村 澄夫君
  経済部長       大嶋 政美君   建設部長       小池 大介君
  街なか対策部長    松井完一郎君   白沢町振興局次長   小林  守君
  利根町振興局次長   繻エ 勇二君   総務課長       栃原 豊彦君
  会計管理者兼会計局長 町田 哲男君   教 育 長            津久井 勲君
  教育部長       宮澤 満夫君   庶務課長       水田  修君
  監査委員事務局長   小池 一夫君
──────────────────────────────
議会事務局出席者
  事務局長       小林有一郎    次長兼庶務係長    繻エ 正美
  議事係長       茂木 敏昭    主  査       地野 裕一
──────────────────────────────
    午前10時開議
◇議長(金井康夫君) これより本日の会議を開きます。
──────────────────────────────
    第1 議案第74号 平成18年度沼田市一般会計及び特別会計7件の歳入歳出決
              算認定についてから
       議案第75号 平成18年度沼田市水道事業決算認定について
                      以上2件一括上程
◇議長(金井康夫君) 日程第1、議案第74号 平成18年度沼田市一般会計及び特別会
計7件の歳入歳出決算認定について、及び日程第2、議案第75号 平成18年度沼田市水
道事業決算認定についての以上2件を一括議題といたします。
 本件に関し、決算審査特別委員長の報告を求めます。委員長 片野彦一議員。
〔決算審査特別委員長 片野彦一君登壇〕
◇11番(片野彦一君) 決算審査特別委員会に付託されました、議案第74号 平成18
年度沼田市一般会計及び特別会計7件の歳入歳出決算認定について、及び議案第75号 平
成18年度沼田市水道事業決算認定についての、審査結果をご報告申し上げます。
 本特別委員会は、事務概要書、監査委員の審査意見書及び主要な施策の成果報告書などを
参考に、9月11日から14日までの4日間にわたり、質疑を中心に、慎重な審査を行った
結果、賛成多数によりいずれも認定することに決定いたしました。
 これより、決算を認定することに決定した理由について申し上げます。
 合併後、2回目の通年予算で執行された平成18年度決算の状況は、市税と共に歳入の根
幹をなす地方交付税が、三位一体改革の影響により前年度比5.4パーセント減少し、多額
の財政調整基金を繰入れて財源不足を補填しており、実質単年度収支は15億4千万円余の
マイナスという、極めて厳しい状況にあります。
 一方、地方交付税と共に歳入の根幹をなす市税収入については、前年度比0.6パーセン
トの微増ではありますが、長年下落が続いていた市税収納率が、前年度に引き続き2年連続
して上昇しています。特に、滞納繰越分は、前年度比6.5ポイントの増となっており、徴
収体制の整備・充実に努めてきた成果であると認められます。
 財政基盤が脆弱な本市にとって、自主財源の確保は最も重要な課題でありますので、今後
においても、税収の確保と収納率の向上に向けた、より一層の努力と適切な対応を望みます。
 施策面におきましては、限られた財源の有効活用を図るため、財源の重点配分と経費全般
の徹底した節減合理化に取り組み、福祉の充実、産業の振興、教育文化の向上、公共基盤の
整備など、主要事務事業を中心に市民福祉の向上を目指した、事業の推進が図られたと認め
るところであります。
 自主財源の乏しい中山間地域の地方自治体は、人口減少・少子高齢化社会への対応、都市
基盤整備及び生活関連社会資本の整備などの、行政需要の増加や多様化によって財政の硬直
化が進行していますが、多額の長期債務を抱える本市はさらに厳しい状況に至っており、早
急な行財政改革の推進が求められます。
 現在、本市は「行財政改革実施本部」を設置し、さらに「行財政改革実施検討委員会及び
作業チーム」を組織して、行財政構造の見直しに取り組んでいますので、その成果を期待す
ると共に、平等性を基に「より簡素」で「より効率的」な行政運営システムの構築を強く求
めるものであります。
 審査の過程では、身の丈に合った財政規模、国民健康保険税や保育料の滞納、有害鳥獣害
対策、学校施設の耐震化などに関する質疑がありましたが、本特別委員会としては総体的に
その成果を認め、平成18年度沼田市一般会計外7件の特別会計決算、及び平成18年度沼
田市水道事業決算につきましては賛成多数により、いずれも認定することに決定いたしまし
た。
 以上申し上げ委員長報告といたします。
◇議長(金井康夫君) 委員長の報告が終わりました。
 これより質疑に入ります。
 なお、質疑は委員長の報告に対して願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(金井康夫君) 質疑を終結いたします。
 これより討論に入ります。
 討論は一括して願います。
  なお、討論は、反対、賛成の順に願います。20番。
〔20番 大東宣之君登壇〕
◇20番(大東宣之君) 私は、ただいま上程されている議案第74号 平成18年度沼田
市一般会計および、特別会計7件の歳入歳出決算認定について、および議案第75号 平成
18年度沼田市水道事業決算認定について、委員長報告に反対の立場より討論いたします。
 2006年度、平成18年度には、老年者控除の廃止や定率減税の半減などの増税、介護
保険の区分認定の変更によりそれまで使えたサービスが取り上げられたり、施設入所者の居
住費と食費が自己負担となり、安心して介護サービスが受けられなくなるなど、市民にとっ
て耐えることができないような痛みが押しつけられ、三位一体の改革の名による地方交付税
の削減など、沼田市にとっても容易ならざる財政危機を迎え、市民にとっても、市にとって
も、耐え難い痛みの1年となりました。こうしたときだからこそしっかりと市民の暮らしを
支え、財政の再生に立ち向かうことが求められています。
 それではまず、一般会計決算よりその見解を述べさせていただきます。
 自立支援法によって応益負担が導入され、障害者の生活基盤が堀崩されることが心配され、
障害者団体などの反発によって国、県では、負担軽減措置が行われましたが、応益負担がな
くなったわけではなく、沼田市として障害者の生活を支える施策を行うことが必要です。
 保育園の待機児童の解消のための保育所の新設や学童保育所の増設、施設の整備など、子
育て支援対策は急がなくてはならない課題であり、具体的な取り組みが急がれています。
 介護保険の区分認定が変更され、それまで使っていた人から介護用具を取り上げることは、
杖をついて歩いているお年寄りから、杖をとりあげるようなもので、高齢者の自立した生活
を阻むものであり、沼田市として制度の隙間を埋めるきめ細やかでやさしい対応が求められ
ています。
 沼田市の田んぼのほぼ半分で米を作らせないという生産調整は、小規模経営農家の多い沼
田市にとっては、耕作放棄地が広がる虞れがあるばかりか、農家のやる気、元気を削ぐだけ
で、農業の衰退を招きかねず、撤退を含めた検討を進めるべきです。
 県営畑地帯総合整備事業、沼須地区では、県企業局の身勝手な住宅団地撤退によって、市
が多大な負担をしなければならなくなり、財政が苦しいと言うならしっかりと県の責任と負
担を求めることが必要です。
 グリーンベル21の空きフロア対策として始められた沼田ふるさと館ですが、その投資的
効果をあげる工夫と取り組みが求められています。条件がクリアされたなら、グリーンベル
21の無償譲渡を前向きに受けるとしたことは、今後さらに市の財政的負担が増えることが
心配されるばかりか、空きフロアーが増えればさらに負担が増えることになるなど、将来に
わたり大きな不安を抱えることとなってしまいます。
 さらに、行政が資産を取得する際には、利活用がしっかりと定まっていなくてはなりませ
んが、無償譲渡を前向きに検討するという方向を示しているにもかかわらず、利活用につい
て何ら具体的に示されていないことは、財政的負担などとともに明確に示されていない中で
は、市民に理解と納得を得ることはできません。
 中心市街地活性化の基盤となる、土地区画整理事業は、8街区での建物移転が始まったも
のの事業全体では10パーセントの進捗率でしかなく、これでは事業完了がいつになるかわ
からず、土地区画整理事業については、見直しが必要です。
 意見が分かれている日の丸、君が代を学校に持ち込むことは、子どもたちからキラッとし
た輝きをなくしかねません。
 地域に根ざしていた冬期、後期休業の廃止についても突然の発表であり、十分な理解と納
得を得られていたとは感じられませんでした。
 国民健康保険特別会計決算と老人保健特別会計決算については、国民健康保険税の引き下
げを行うとともに、資格証明書の発行は中止し、高齢者医療の負担を増大させるだけの国の
やり方から、保険証1枚で安心して医療が受けられる制度へと転換させる取り組みが必要で
す。
 介護保険特別会計決算では、介護保険料の引き下げや低所得者への減免制度を作るなど、
安心して利用できるものにし、心配なく介護が受けられる制度へと充実させることこそ求め
られています。
 簡易水道事業特別会計決算、下水道事業特別会計決算、農業集落排水事業特別会計決算、
温泉事業特別会計決算、議案第75号 平成18年度沼田市水道事業決算については、消費
税が転嫁されていることから認められません。
 消費税は、所得の低い人ほど負担が重くなる逆累進性の税金であり、市民生活が構造改革
の名のもとに堀崩されてしまっている中、負担が重く、市民生活にのしかかるばかりであり、
市民の暮らしを支えるべき沼田市が、公共料金に転嫁するべきではありません。
 また、市民の楽しみの一つである、日帰り温泉入浴への入湯税課税は、市民から楽しみを
奪いかねません。
 以上の見解を表明し、反対討論といたします。
◇議長(金井康夫君) 他に。5番。
〔5番 鈴木圭子君登壇〕
◇5番(鈴木圭子君) 私は、ただいま上程されました議案第74号 平成18年度沼田市
一般会計及び特別会計7件の歳入歳出決算認定について、および議案第75号 平成18年
度沼田市水道事業決算認定について、委員長報告に対し、賛成の立場で討論いたします。
 日本経済は穏やかな景気回復の中にあるとはいえ、本市の経済の低迷は先の見えない情勢
であります。財源においても、国の三位一体改革による地方交付税の減額の影響は大きく、
財政の硬直化が進行し、地方債の発行も許可制となることが必死の、厳しい状況であります。
 このような状況の中、地方交付税とともに歳入の根幹となる市税の収納率が前年度から2
年連続で上昇したことは、徴収体制の整備と努力の成果であると評価いたします。
 また、施策面においては、合併して2回目の通年決算でありますが、厳しい財政状況の中、
新沼田市の一体間の醸成を図りながら、財政の縮減に努め、主要事務事業を中心に、身の丈
に合った事業が展開されたと認めるところであります。
 今後は、分権時代を生き抜くために、財政危機からの脱出が大きな課題であり、財政基盤
の確立とさらなる行財政改革が必要であることを申し上げ、賛成討論といたします。
◇議長(金井康夫君) 他に。14番。
〔14番 久保健二君登壇〕
◇14番(久保健二君) 私は、ただいま上程されました、議案第74号および第75号の
委員長報告に対し、賛成の立場で討論いたします。
 本議案に付されている平成18年度は、日本経済全体で見ると、一部の都市では緩やかな
景気回復の兆しにありました。しかし、行財政全般を見ると、多額の債務を抱えている国は、
持続可能な社会構築のための改革を引き続き行なっており、地方自治体へ大きな影響を及ぼ
し、一部地方の財政は良いものの、中山間地域の本市においては非常に厳しいものとなりま
した。
 現状として本市が頼っている、地方交付税、国庫支出金は大幅に削減され、その影響は多
大なものであります。財政指標においては、財政の硬直化が著しいこと、そして地方債発行
管理の基準である、実質公債費比率も18%を超える、20%となり、地方債発行が許可制
になることが確実となっております。
 これからは、地方自治体の財政状況を的確に把握するため、新たな財政指標が導入される
ことになっており、その影響が心配なところでありますが、全庁的に、あらゆる角度から行
財政改革に取り組み、身の丈にあった財政規模での運営、そして、将来の負担、費用対効果、
緊急性、住民理解につとめながら、足腰が強く、持続可能な自治体づくりへの取り組みが必
要不可欠となっております。
 そのような厳しい財政状況の中、平成18年度の事業執行においては、自主財源の確保を
課題としながら、税負担公平の原則、受益者負担の原則を踏まえて、収納率向上対策で成果
を上げたのは評価するところであり、一般財源枠配分方式の試行により、職員の創意工夫を
取り入れた効率的な財政運営、新行政改革大綱に基づいた取り組みも評価するものでありま
す。
 本決算は、沼田市、白沢村、利根村が合併し、2回目の通年決算でありましたが、財政縮
減の真っ只中でも、新市の一体感を醸成することにつとめ、また激化する地域間競争の中で、
沼田市が生き抜き、発展するための、行政、教育機関、市民等が連携し、新たな関係を構築
したものや、市民の自主的な健康維持・増進への取り組みや地域づくりをはじめ、新たな、
多くの可能性を見出したことは明らかであり、たずさわる行政の横断的な取り組みも評価す
るものであります。
 以上のように、本決算では、非常に厳しい財政状況と、適正規模の再確認や、持続可能な
行財政運営に向けた取り組み、そして、地域間競争の中で生き抜いていける、大きな可能性
を確認できる事業に取組んでこられたことを評価し、本決算を認定すべきものと申し上げて、
賛成の立場からの討論と致します。
 なお、入湯税については、地域資源を利用したことによる代価であると同時に、本市の観
光振興のために使われているものであり、また消費税賦課については法に基づくものであっ
て、反対の理由にはならないことを申し添えます。
◇議長(金井康夫君) 他に。21番。
〔21番 橋襄典君登壇〕
◇21番(橋襄典君) 私はただいまの委員長の報告に対して、賛成の立場から討論をい
たします。
 合併1年、新生沼田市の将来像、水と緑の大地、田園空間都市をめざし、歴史の深さと連
綿と息づく文化、そして、多彩で豊かな自然環境に抱かれた人口5万5,000有余人の市
民とともに、この大きな、歴史的転換期を的確にとらえ、心豊かで、活気と希望に満ちた、
元気で誇りの持てる新生沼田市の建設に最善の努力をはらう決意であります。
 さらに、第五次総合計画策定と、未来を見すえ、輝かしい展望をもって諸施策を進めてい
く事業の必要性。現在の社会を取り巻く不安を一つずつ着実に解消していく責任を行政が負
っていくことを深く認識し、予算執行に当っては、従来にも増して行政改革を積極的に押し
進め、さらに施策の効果を吟味しながら、費用対効果にも十分意を用い、あらゆる問題に緊
張感を持って迅速な対応を図り、総合力を発揮し、市政の諸問題に真摯に対応し、引き続き
原点に立ち返り、初心忘れることなく公平、公正、公開を原則に、現場主義に徹し、行政運
営に当っていくと、力強く施政方針を語られておりました。
 第五次総合計画の策定、徴収対策室設置により、税収の確保と収納率の向上、生き生き長
寿のまちづくり計画、ファミリーサポートセンター事業の実施、決算にかかる報告書に見ら
れる多くの既成概念事業等については、無難に執行されたことについては評価するところで
あります。
 沼須県営畑地帯総合整備事業について、県との協議決定については不透明、財政が厳しい
中、さらに市民に重荷を背負わせる決定、施策の効果を吟味しながら、費用対効果にも十分
意を用いると言われているが実態は逆行している。
 また、三井生命資産の無償譲渡についても、公平、公正、公開をモットーとしている市長
は、議会に説明、意見を求めるにも資産の取り扱いについて詳細な検討をしているにも十分
な説明資料として提示されなかった。時期が過ぎてしまえば効力は少なく、的を得た判断が
薄れてしまいます。
 アカウンタビリティー、説明責任の欠如は否めない事実。沼田市の死活問題につながり兼
ねない。なぜ胸襟を開かないのか。下水道関連の平等性については、制度上に制約があった
けれども、同じ市民に対する平等性、財政が大きくかかわる問題ですが、住民の負担、公平、
平等性を保つには、慎重に、かつ積極的に取り組むことが責務であると思います。
 なお、実質公債比率、前年度対比2.8ポイント増、20.0パーセントは、みどり資源
機構が整備した大規模農道、望郷ラインの負担等で、2004年度から15年間負担金を償
還するもので、さらに財政状況は一段と厳しさが予測される中、的確な財政推計と補助金委
託事業および振興局制度の見直しも含めて行財政運営の創造と工夫を図っていくことを要望
し、賛成討論といたします。
◇議長(金井康夫君) 他に。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(金井康夫君) 討論を終結いたします。
 これより採決に入ります。
 まず、議案第74号 平成18年度沼田市一般会計及び特別会計7件の歳入歳出決算認定
についてを採決いたします。
 本案に対する委員長の報告は認定すべきであるとするものであります。
 本案は、委員長の報告のとおり認定することに賛成の諸君の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
◇議長(金井康夫君) 起立多数であります。よって、本案は、委員長の報告のとおり認定
することに決しました。
 次に、議案第75号 平成18年度沼田市水道事業決算認定についてを採決いたします。
  本案に対する委員長の報告は認定すべきであるとするものであります。
  本案は、委員長の報告のとおり認定することに賛成の諸君の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
◇議長(金井康夫君)  起立多数であります。よって、本案は、委員長の報告のとおり認定
することに決しました。
──────────────◇──────────────
    第2 請願第4号 「最低賃金の改善を求める意見書」提出についての請願
◇議長(金井康夫君) 日程第3、請願第4号 「最低賃金の改善を求める意見書」提出に
ついての請願を議題といたします。 
  本件に関し、経済建設常任委員長の報告を求めます。委員長 石田宇平議員。
〔経済建設常任委員長 石田宇平君登壇〕
◇22番(石田宇平君) 経済建設常任委員会に付託されました、請願第4号 「最低賃金
の改善を求める意見書」提出についての請願について、審査の結果をご報告いたします。
 本請願は平成19年度の群馬県最低賃金を生計費原則に基づいて大幅に引き上げること。
最低賃金法を早期に改正し、誰もが健康で文化的に働き暮らせる水準を全国一律で定めるこ
と。最低賃金制度の周知徹底・監督体制の拡充を図ること、を求める意見書を提出いただき
たいというものであります。
 本委員会は、全委員出席のもと、慎重な審査を行った結果、趣旨採択とすべきものと決定
いたしました。
 これより審査の経過を申し上げます。
 委員からは、いくら働いても生活保護水準の収入さえ得られないワーキング・プアと呼ば
れる人たちの増加が社会問題となっていることから、最低賃金を大幅に引き上げるよう意見
書を提出すべきといった意見が出されたほか、一定の理解はするものの景気の低迷にあえぐ
現在の社会情勢の中で大幅な改定を行うことは雇用者側の大幅な負担増にもつながることか
ら慎重にするべきといった意見。また、すでに群馬地方最低賃金審議会が時間給10円の引
き上げを答申し、群馬労働局がこれを決定。この10月19日から発効される。といった意
見などが示されました。
 本委員会としては、意見書の提出には至らないものの、本請願の願意は理解できることか
ら趣旨採択にすべきものと決定した次第であります。
 以上申し上げ、委員長報告といたします。
◇議長(金井康夫君)  委員長の報告が終わりました。
  これより質疑に入ります。
  なお、質疑は委員長の報告に対して願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(金井康夫君)  質疑を終結いたします。
  これより討論に入ります。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(金井康夫君)  討論を終結いたします。
  これより請願第4号 「最低賃金の改善を求める意見書」提出についての請願を採決いた
します。
  本請願に対する委員長の報告は、趣旨採択であります。
  本請願は、委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。
 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(金井康夫君)  ご異議なしと認めます。よって、本請願は、趣旨採択することに決
しました。
──────────────◇──────────────
    第3 請願第6号 割賦販売法の抜本的改正を求める請願書
◇議長(金井康夫君) 日程第4、請願第6号 割賦販売法の抜本的改正を求める請願書を
議題といたします。 
  本件に関し、民生福祉常任委員長の報告を求めます。委員長 山ア義朗議員。
〔民生福祉常任委員長 山ア義朗君登壇〕
◇17番(山ア義朗君) 民生福祉常任委員会に付託されました請願第6号 割賦販売法の
抜本的改正を求める請願書について、審査の結果をご報告いたします。
 請願の趣旨は、クレジット契約を利用した悪質商法被害・過剰与信被害を防止するため割
賦販売法の抜本的な改正を求めるものです。
 審査の結果、本委員会では全会一致で採択とすることに決定いたしました。
  これよりその理由と審査の経過を申し上げます。
  我が国のクレジット取引は40兆円を超える規模へと拡大し、クレジット取引及びクレジ
ット会社の役割が増大しておりますが、これに伴いクレジット取引を悪用する悪質業者が増
えてきており、高齢者を狙った不必要な住宅リフォーム工事や布団・呉服等の販売などによ
るクレジット消費者被害事件が大きな社会問題となっております。
  審査の過程では、健全なクレジット社会を形成していくために抜本的な割賦販売法を改正
し、消費者保護を図ることが不可欠であるとの結論に達し採択すべきものと決定した次第で
あります。
◇議長(金井康夫君)  委員長の報告が終わりました。
  これより質疑に入ります。
  なお、質疑は委員長の報告に対して願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(金井康夫君)  質疑を終結いたします。
  これより討論に入ります。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(金井康夫君)  討論を終結いたします。
  これより請願第6号 割賦販売法の抜本的改正を求める請願書を採決いたします。
  本請願に対する委員長の報告は、採択であります。
  本請願は、委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。
 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(金井康夫君) ご異議なしと認めます。よって、本請願は、採択することに決しま
した。
─────────────────────────────
◇議長(金井康夫君) 休憩いたします。
午前10時30分休憩
─────────────────────────────
午前10時32分再開
◇議長(金井康夫君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
─────────────────────────────
○日程追加
◇議長(金井康夫君)  この際、おはかりいたします。
  ただいま、山ア義朗議員外8名から議案第88号 割賦販売法の抜本的改正に関する意見
書案についてが提出されました。
  この際、これを日程に追加し、日程第5を日程第6とし、以下順次繰り下げ、ただちに議
題といたしたいと思います。
  これにご異議ありませんか。
 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(金井康夫君)  ご異議なしと認めます。よって、議案第88号 割賦販売法の抜本
的改正に関する意見書案についてを日程に追加し、ただちに議題といたします。
──────────────◇──────────────
    第4 議案第88号 割賦販売法の抜本的改正に関する意見書案について
◇議長(金井康夫君) 日程第5、議案第88号 割賦販売法の抜本的改正に関する意見書
案についてを議題といたします。
  議案の朗読を省略し、ただちに提出者から提案理由の説明を求めます。山ア義朗議員。
〔17番 山ア義朗君登壇〕
◇17番(山ア義朗君) 意見書案の朗読をもって、提案理由の説明に代えさせていただき
ます。

割賦販売法の抜本的改正に関する意見書 (案)

 クレジット契約は、代金後払いで商品が購入できる利便性により消費者に広く普及してい
る一方で、強引・悪質な販売方法と結びつくと高額かつ深刻な被害を引き起こす危険な道具
にもなるものである。
  現在クレジット会社の与信審査の甘さから、年金暮らしの高齢者に対し、支払能力を超え
る大量のリフォーム工事、呉服等の次々販売が繰り返されたり、年齢・性別を問わず、クレ
ジット契約を悪用したマルチ商法・内職商法その他の詐欺的商法の被害が絶えないところで
ある。このようなクレジット被害は、クレジット契約を利用するがゆえに悪質な販売行為を
誘発しがちとなるクレジット契約の構造的危険性から生じる病理現象であると言える。
 経済産業省の産業構造審議会割賦販売分科会基本問題小委員会は、このように深刻なクレ
ジット被害を防止するため、平成19年2月から、クレジット被害の防止と取引適正化に向
けて割賦販売法の改正に関する審議を進めており、本年秋には法改正の方向性が示される見
込みにある。今回の改正においては、消費者に対し、安心・安全なクレジット契約が提供さ
れるために、クレジット会社の責任においてクレジット被害の防止と取引適正化を実現する
法制度が必要である。
 よって、沼田市議会は、国会及び政府に対し、割賦販売法改正に当たっては次の事項を実
現するよう強く要請する。

                                        記

1[過剰与信規制の具体化]
  クレジット会社が、顧客の支払能力を超えるクレジット契約を提供しないように、具体
 的な与信基準を伴う実効性ある規制を行うこと。
2[不適正与信防止義務と既払金返還責任]
  クレジット会社には、悪質販売行為等にクレジット契約を提供しないように、加盟店を
 調査する義務だけでなく、販売契約が無効・取消・解除であるときは、既払金の返還義務
 を含むクレジット会社の民事共同責任を規定すること。
3[割賦払い要件と政令指定商品制の廃止]
    1〜2回払いのクレジット契約を適用対象に含め、政令指定商品制を廃止することによ
 り、原則としてすべてのクレジット契約を適用対象とすること。
4[登録制の導入]
    個品方式のクレジット事業者(契約書型クレジット)について、登録制を設け、契約書
 面交付義務及びクーリング・オフ制度を規定すること。

 以上地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。

  平成19年9月  日

   衆議院議長     
     参議院議長          様
     内閣総理大臣
     経済産業大臣

                       沼田市議会議長 金 井 康 夫

 以上であります。
◇議長(金井康夫君)  説明が終わりました。
  これより質疑に入ります。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(金井康夫君)  質疑を終結いたします。
  これより討論に入ります。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(金井康夫君)  討論を終結いたします。
  これより議案第88号 割賦販売法の抜本的改正に関する意見書案についてを採決いたし
ます。
  本案は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。
 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(金井康夫君) ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されまし
た。
──────────────◇──────────────
    第5 議案第87号 群馬県森林環境税の創設を求める意見書案について 
◇議長(金井康夫君)  日程第6、議案第87号 群馬県森林環境税の創設を求める意見書
案についてを議題といたします。
  議案の朗読を省略し、ただちに提出者から提案理由の説明を求めます。牧野保好議員。
〔24番 牧野保好君登壇〕
◇24番(牧野保好君) 意見書案の朗読をもって、提案理由に代えさせていただきます。

群馬県森林環境税の創設を求める意見書(案)

 近年、森林のもつ地球環境保護、国土の保全、水資源の涵養、自然環境の保持など「森林
の公益的機能」に対する国民の関心と期待は大きくなってきている。
  また、地球温暖化防止にかかる京都議定書の目標達成計画では、我が国に課せられたCO
2の削減目標6%のうち3.8%を森林の吸収により確保するとしている。
 しかしながら、森林を守り育ててきた群馬県の山村・林業は、木材価格の低迷や後継者不
足などにより、林業関係者のみでは森林の保育・管理を行っていくことが極めて困難な状況
となり、必要な手入れがされることなく放置されている森林が急増している。
  そのため、森林と共に暮らし、森林を熟知する行政としての市町村が立ち上がらなければ
ならないが、森林を守っていくべき山村市町村は、過疎化と少子高齢化に悩み、加えて今日
の危機的な財政状況から、今後とも継続的に森林を守る役割を担うことはもはや困難である。
  このような状況において、群馬県の緑豊かな森林は、生命の源である水を育み、大気を浄
化するとともに、災害から県民を守る共有の財産としての森林を維持、保全していくために
は、山村地域の住民や自治体のみならず、群馬県民が一体となって「森林・山村を育て、水
や空気や動物を守っていく」という県民全体の認識と森林を次世代に引き継いでいくという
ことが重要である。
  よって群馬県においては、森林の持つ公益的機能に対する新税として「群馬県森林環境
税」を早急に創設し、森林を有する山村地域の市町村が森林の維持、育成のための財源を確
保できるようにすることを強く求める。

 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出します。

  平成19年9月  日

  群馬県知事 大 沢 正 明   様

                                           沼田市議会議長   金 井 康 夫 
 以上であります。
◇議長(金井康夫君)  説明が終わりました。
  これより質疑に入ります。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(金井康夫君)  質疑を終結いたします。
 これより討論に入ります。
  なお、討論は反対、賛成の順に願います。20番。
〔20番 大東宣之君登壇〕
◇20番(大東宣之君) 私は、ただいま上程されている議案第87号 群馬県森林環境税
の創設を求める意見書案について、反対の立場より討論いたします。
 地球温暖化の振興により、異常気象、深刻な環境破壊、海面上昇など人類のみならず地球
の存亡にかかわる深刻な問題となっており、地球温暖化に大きな影響のあるCO2の削減に
はすべての国が取り組まなければならない課題であり、その中でも、日本の果たすべき役割
には大きなものがあります。
 地球温暖化防止にかかわる京都議定書の目標達成で日本はCO2の削減目標は6パーセン
トで、そのうち3.8パーセントを森林による吸収により確保するとしています。日本は、
世界の中でCO2の排出量は4番目で、CO2の削減目標6パーセント達成させることは、
次世代に地球を手渡す上で大きな役割と責任を担っています。
 日本は、もともと緑豊かな山々に囲まれ、自然との共生を果たしてきましたが、戦後の復
興政策により杉などが植林され、高度経済成長政策により山々は見捨てられ、その後も木材
の輸入拡大により林業は衰退し、農業の切り捨てと合わせ中山間地域は国策によって荒れる
に任せる状態となり、山を守る人たちをこの国は見捨ててしまい、京都議定書が提起された
にもかかわらず、ときの小泉首相は構造改革などと言って地方切り捨て政策をさらに進め、
自らが世界に約束したCO2削減目標達成に向け、中山間地域や山々の再生に何ら取り組ま
ないばかりか、高齢、過疎化に苦闘する中山間地域の地方をさらに見捨てようとするばかり
です。
 いまの沼田市の現状では、確かに山々は荒れ、クマやサル、イノシシ、シカなどの農作物
への被害が年々増大するなど深刻な事態に直面し、山の再生は急がなくてはならない大きな
課題です。
 こうした問題を解決するには、その根本原因に目を向け、そこを改善する取り組みこそ必
要です。京都議定書で世界に約束したCO2削減目標達成に向け、中山間地域や山々の再生
に何ら取り組もうとしないばかりか、中山間地域やそこの人たちを切り捨てようとするいま
の自民公明党政権にすがりつき、期待することをやめ、CO2削減目標達成に向け、中山間
地域や山々の再生に本気で取り組むことをまず政府に果たさせることこそ沼田市議会の役割
です。
 構造改革の名のもとに地方が切り捨てられ、とりわけ中山間地域は再生さえ危ぶまれる状
態となり、そこで暮らす人たちには高齢者への課税強化や定率減税の廃止など、増税が押し
寄せ、介護保険料の引き上げなどサービスの低下と負担増大など社会保障制度の切り捨て、
正規雇用の減少による不安定雇用の広がりなど貧困と格差は広がるばかりです。
 こうしたとき、さらに森林の維持、育成するといった美名のもとであっても、市民、県民
に新たな負担を求めることは、議会と納得、指示を得られるものではありません。すでにこ
のような税金の徴収を実施しているところを見ると、県民税に1,000円を上乗せすると
いったようなやり方で行われているようでありますが、一律な徴収であり、減免制度もなく、
負担能力に応じた負担となっておらず、定率減税の廃止により住民税が大幅な増税となった
中、認めることはできません。
 いま沼田市議会が、森林の維持、育成、中山間地域においても、安定的に再生産ができる
よう、林業や地域の再生を願うなら、国がその責任と役割を果たすことこそ求めるべきです。
 以上の見解を表明し、反対討論とします。
◇議長(金井康夫君) 他に。8番。
〔8番 井上正文君登壇〕
◇8番(井上正文君) ただいま上程されました群馬県森林環境税の創設を求める意見書案
に、賛成の立場から討論を行います。
 今、森林では悲痛な叫びが私たち人間に発せられています。森の中に入ってみれば、倒木
が目立ち、台風や大雨、長雨の後には必ずあちこちの山々で土砂が氾濫し、あちこちの木々
を押し流してしまいます。
 さて、昭和40年代に入ってから安い外国産の木材が輸入されてきて、国産材の低迷が長
く続いています。
 現在では日本で使用されている木材の約80パーセントは外国産材となっています。それ
に伴い、日本の山々では木々の手入れが行きとどかなくなり、本来山の持つ国土の保全、水
資源のかん養などの機能が働かなくなり、荒れた山々になってしまいました。
 しかし、森林の持つ色々な機能は、人間が安心して生活していくためには、なくてはなら
ない安全装置でもあるのです。
 このなくてはならない安全装置が未来永劫正しく機能するように私たち人間は森林の大切
さ、重要さをもう一度認識し、そのために何をなすべきかを考え行動するときに来ています。
群馬県でも平成19年度森林管理費として約17億円予算化しています。
 また、今年度から5年間に毎年7,000ヘクタールの森林の間伐を行う予定だそうです。
 群馬の森林にとって、とても重要なときに、群馬の森林を守る森林環境税を創設し、森林
の織りなすいろいろな働きを少しでも助け、人間が安心して生活できる森林郷土になるよう
願い、賛成討論といたします。
◇議長(金井康夫君) 他に。16番。
〔16番 大島崇行君登壇〕
◇16番(大島崇行君) 私は、本意見書案に賛成の立場で意見を申し上げます。
 日本は、森林大国であり、国土の70パーセントを森林が占めている。群馬県も67パー
セントを占めている。
 また、本市も、国有林を含めた森林原野が87パーセントを占めている。これほど緑の豊
かな国、地域はないと思います。最近特に重視されている森の公益的機能は、地球環境保護、
国土保全、水源の涵養、自然環境の保全など、森林が果たす役割はだれもが理解していると
ころですが、森林を守る側の地域の林業は、木材の低迷や高齢化が進み、後継者不足により
必要な手入れがされないこと。放置されている森林が増えているのが現状でございます。京
都議定書に基づき、県は森林整備の方針をまとめ、群馬の森林づくりを策定しました。
 さて、本意見書案では、森林を適正に管理していくために、住民や自治体が一緒になって
森林、山林を育て、水や空気を守っていく認識を高めていくことが重要であり、森林の持つ
公益的機能に対する新税として、森林環境税を早急に創設し、森林を有する山村地域の市町
村の森林保全育成のために財政負担を軽減しようとするものであります。
 この森林環境税は、基本的に増税になるという意見もありますが、法定外目的税を地方分
権の中で導入することもできるようになり、環境整備のために費用負担ということは全国で
も議論されるようになりました。総務省によれば、全国で23県は導入しております。今後、
20都道府県も検討を進めている状況であります。森林県である群馬県が検討を進めていな
いのはおかしいと思います。
 他県の事例を見ますと、環境目的の税の新設については、半数以上の人が負担を受けると
いうアンケートを踏まえ新たな課税を行っています。我々の回りの水や空気や、動植物は人
間が作るものではありません。関東の水源県である群馬県が、特にこの沼田市が、それらの
問題について真剣に議論をしなければならないものと思われます。
 誰でも税負担がなければよいと思いますが、事の本質を先送りすればいいものではありま
せん。税の問題は、議論することによって住民一人一人の関心を高めるという効果が大きい
のです。賛否がいろいろあったとしても、まずは議論することで、森林がどんな状況に置か
れているか広く認識するきっかけとなります。
 なお、本意見書案に反対の共産党、特に環境問題等々には取り組んでご理解していると思
いますが、地球温暖化の自然との共生、環境問題と我々大人が責任を持たなければなりませ
ん。
 森林の荒廃が進みつつある中にあって、新たな方策が求められており、21世紀を担う子
どもたち、これから生まれてくる子どもたちのためにも、森林環境税の創設を強く要望し、
賛成討論といたします。
◇議長(金井康夫君) 他に。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(金井康夫君)  討論を終結いたします。
  これより議案第87号 群馬県森林環境税の創設を求める意見書案についてを採決いたし
ます。
  本案は、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
◇議長(金井康夫君)  起立多数であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。
──────────────◇──────────────
    第6 議案第85号 沼田市教育委員会の委員任命の同意について 
◇議長(金井康夫君) 日程第7、議案第85号 沼田市教育委員会の委員任命の同意につ
いてを議題といたします。
  職員をして議案を朗読いたさせます。
 (職員朗読)
◇議長(金井康夫君)  朗読が終わりました。
  ただちに市長から提案理由の説明を求めます。市長。
〔市長 星野已喜雄君登壇〕
◇市長(星野已喜雄君) ただいま上程になりました 議案第85号 沼田市教育委員会の
委員任命の同意についてご説明申し上げます。
 教育委員会の委員であります小野里靖夫さんの任期が平成19年9月30日をもって満了
となりますので、後任の委員について慎重に選考した結果、関矢実さんを適任と認め任命い
たしたく提案申し上げる次第であります。
 また、教育委員会の委員であります佐々木基雄さんが、一身上の都合により平成19年9
月30日をもって辞職されることになりましたので、後任の委員について慎重に選考した結
果、石川初雄さんを適任と認め任命いたしたく提案申し上げる次第であります。
 お二人の経歴につきましては、参考資料として配付いたしました経歴概要書のとおりであ
りますので、よろしくご審議の上、ご同意賜りますようお願い申し上げます。
◇議長(金井康夫君)  説明が終わりました。
  これより質疑に入ります。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(金井康夫君)  質疑を終結いたします。
  おはかりいたします。
  ただいま議題となっております議案第85号については、会議規則第36条第3項の規定
により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。
  これにご異議ありませんか。
 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(金井康夫君)  ご異議なしと認めます。よって、議案第85号については、委員会
の付託を省略することに決しました。
  これより討論に入ります。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(金井康夫君)  討論を終結いたします。
  これより議案第85号 沼田市教育委員会の委員任命の同意についてを採決いたします。
  本案は、同意することにご異議ありませんか。
 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(金井康夫君)  ご異議なしと認めます。よって、本案は同意することに決しました。
──────────────◇──────────────
    第7 議案第86号 沼田市公平委員会の委員選任の同意について
◇議長(金井康夫君) 日程第8、議案第86号 沼田市公平委員会の委員選任の同意につ
いてを議題といたします。
  職員をして議案を朗読をいたさせます。
 (職員朗読)
◇議長(金井康夫君)  朗読が終わりました。
  ただちに市長から提案理由の説明を求めます。市長。
〔市長 星野已喜雄君登壇〕
◇市長(星野已喜雄君) ただいま上程になりました 議案第86号 沼田市公平委員会の
委員選任の同意についてご説明申し上げます。
 公平委員会の委員でありました武井恒雄さんが、一身上の都合により平成19年8月10
日をもって辞職されましたので、後任の委員について慎重に選考した結果、細谷辰雄さんを
適任と認め選任したいので、ご同意いただきたく提案申し上げる次第であります。
 細谷辰雄さんの経歴につきましては、参考資料として配付いたしました経歴概要書のとお
りでありますので、よろしくご審議の上、ご同意いただきますようお願い申し上げます。
─────────────────────────────
◇議長(金井康夫君) 休憩します。
午前11時休憩
─────────────────────────────
午前11時8分再開
◇議長(金井康夫君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
─────────────────────────────
◇議長(金井康夫君)  説明が終わりました。
  これより質疑に入ります。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(金井康夫君)  質疑を終結いたします。
  おはかりいたします。
  ただいま議題となっております議案第86号については、会議規則第36条第3項の規定
により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。
  これにご異議ありませんか。
 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(金井康夫君)  ご異議なしと認めます。よって、議案第86号については、委員会
の付託を省略することに決しました。
  これより討論に入ります。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(金井康夫君)  討論を終結いたします。
  これより議案第86号 沼田市公平委員会の委員選任の同意についてを採決いたします。
  本案は、同意することにご異議ありませんか。
 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(金井康夫君)  ご異議なしと認めます。よって、本案は同意することに決しました。
──────────────◇──────────────
    第8 諮問第2号 人権擁護委員の推薦について
◇議長(金井康夫君) 日程第9、諮問第2号 人権擁護委員の推薦についてを議題といた
します。
  職員をして議案を朗読いたさせます。
(職員朗読)
◇議長(金井康夫君)  朗読が終わりました。
  ただちに市長から提案理由の説明を求めます。市長。
〔市長 星野已喜雄君登壇〕
◇市長(星野已喜雄君) ただいま上程になりました、諮問第2号 人権擁護委員の推薦に
ついてご説明申し上げます。
 現在、本市の人権擁護委員につきましては、9名の方々が法務大臣の委嘱を受け、ご活躍
いただいております。その内、野上文子さんが平成19年12月31日に任期満了となるこ
とから、前橋地方法務局長よりその後任候補者の推薦依頼があったものであります。
 野上文子さんにつきましては、多年人権擁護委員としてご活躍いただいておりますので、
引き続きお願いいたしたく提案申し上げる次第であります。
 野上文子さんの経歴につきましては、参考資料として配付いたしました経歴概要書のとお
りでありますので、よろしくご審議の上、ご意見を賜りますようお願い申し上げます。
◇議長(金井康夫君)  説明が終わりました。
  これより質疑に入ります。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(金井康夫君)  質疑を終結いたします。
  おはかりいたします。
  ただいま議題となっております諮問第2号については、会議規則第36条第3項の規定に
より、委員会の付託を省略いたしたいと思います。
  これにご異議ありませんか。
 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(金井康夫君)  ご異議なしと認めます。よって、諮問第2号については、委員会の
付託を省略することに決しました。
  これより討論に入ります。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(金井康夫君)  討論を終結いたします。
  これより諮問第2号 人権擁護委員の推薦についてを採決いたします。
  本件は諮問のとおり推薦することに異議ない旨回答することにご異議ありませんか。
 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(金井康夫君)  ご異議なしと認めます。よって、本件は異議ない旨回答することに
決しました。
──────────────◇──────────────
    第9 閉会中の継続調査申出について
◇議長(金井康夫君) 日程第10、閉会中の継続調査申出についてを議題といたします。
  総務文教常任委員長、民生福祉常任委員長、経済建設常任委員長、及び議会運営委員長か
ら、会議規則第104条の規定によりお手元に配付いたしました申出書のとおり、閉会中の
継続調査の申出がありました。
  それぞれの委員長からの申し出のとおり、閉会中の継続調査申出に付することに、ご異議
ありませんか。
 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(金井康夫君)  ご異議なしと認めます。よって、それぞれの委員長からの申し出の
とおり、閉会中の継続調査に付することに決しました。
──────────────◇──────────────
    第10 字句等の整理委任について
◇議長(金井康夫君) 日程第11、字句等の整理委任についてを議題といたします。
  おはかりいたします。
  今期定例会で議決された事件について、その字句等の整理を要するものにつきましては、
会議規則第42条の規定により、その整理を議長に委任されたいと思います。
  これにご異議ありませんか。
 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(金井康夫君)  ご異議なしと認めます。よって、そのとおり決しました。
  以上で今期定例会に付議された事件はすべて議了いたしました。
──────────────◇──────────────
    第11 市長閉会あいさつ
◇議長(金井康夫君) この機会に、市長より発言の通告がありましたので許可いたします。
  市長。
〔市長 星野已喜雄君登壇〕
◇市長(星野已喜雄君) お許しをいただきましたので、一言お礼のごあいさつを申し上げ
ます。
 今期定例会は、去る9月4日から本日までの18日間にわたり開催され、議員各位におか
れましては慎重なご審議を賜り、ご提案申し上げましたすべての案件につきまして、原案の
とおり承認、可決及び同意をいただき、また、人権擁護委員の推薦につきましてもご配慮を
賜り、誠にありがとうございました。厚く感謝と御礼を申し上げます。
 とりわけ、『平成18年度沼田市一般会計及び特別会計7件の歳入歳出決算並びに平成1
8年度沼田市水道事業決算』につきましては、決算審査特別委員会を設置され、綿密なるご
審査をいただきましたが、この間における片野委員長、相田副委員長、両正・副委員長さん
のご労苦並びに委員各位の熱心なご審査に対しまして、深甚なる敬意と感謝を表する次第で
あります。
 一般質問におきましては、7名の方々から現下の諸問題について示唆に富んだご質問を賜
り、それぞれ答弁を申し上げたところでありますが、検討課題とさせていただきました事項
につきましては、今後、十分に留意をしてまいりたいと存じます。
 また、今会期中には台風9号が強い勢力を保ったまま関東へ上陸、幸いにして本市にはさ
したる被害はありませんでしたが、県内でも南牧村での集落孤立など甚大な被害をもたらし
ました。被害に見舞われた方々に対しまして心からお見舞いを申し上げ、被災地の1日も早
い復旧と被災者の不安が解消されることを心から願っております。
 さて、平成19年度も間もなく上半期を終わろうとしておりますが、本市を取り巻く社会
経済環境が引き続き厳しい中、一層の行財政改革が求められており、職員一丸となって創意
と工夫を重ね、効率的な事業の執行に努め、山積する課題に積極的かつ柔軟に対応し、市民
福祉の向上を第一に、鋭意努力してまいる所存でございますので、議員各位のなお一層のご
指導、ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げる次第であります。
 最後になりましけれども、本定例会開会に先立ち、長きにわたる市政発展へのご貢献に対
し、全国市議会議長会会長から在職20年の表彰を受けられました井之川博幸議員、大東宣
之議員に、また、4年間の正副議長としてのご功労に対し表彰を受けられました星野佐善太
議員、牧野保好議員にそれぞれ表彰状が、あわせて、全国市議会議長会関東部会評議員とし
ての重責を果たされました星野佐善太議員に、感謝状が伝達されましたが、改めて4名の方
々のご功績に対し、心からの敬意と感謝を申し上げ、本定例会の閉会に当たってのお礼のご
あいさつとさせていただきたいと思います。
 誠にありがとうございました。
──────────────◇──────────────
    第12 閉  会
◇議長(金井康夫君) 以上をもちまして、平成19年第4回沼田市議会定例会を閉会いた
します。
  議員各位、並びに執行部各位には、長期間にわたりまして大変ご苦労さまでございました。
   午前11時17分閉会
. .
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