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 沼田市沼田市議会沼田市議会会議録>平成20年第1回定例会会議録 議事日程第2号

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平成20年第1回沼田市議会定例会継続会会議録
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議事日程 第2号
平成20年3月7日(金曜日)午前10時開議
第  1  一般質問
      ─────────────────────────────
本日の会議に付した事件
第 1 一般質問
第  2  延  会
      ─────────────────────────────
出席議員(27人)
       1番  真下 恭嗣君      2番  田村喜久子君
       3番  坂庭 直治君      4番  石井 紘一君
       5番  鈴木 圭子君      6番  金子 一弥君
       7番  小野 要二君          8番  井上 正文君
       9番  高柳 勝巳君     10番  布施辰二郎君
      11番  片野 彦一君     12番  宇敷 和也君
      13番  相田 昌夫君     14番  久保 健二君
      15番  星野  稔君     16番  大島 崇行君
      17番  山ア 義朗君     18番  大竹 政雄君
      19番  井之川博幸君     20番  大東 宣之君
      21番  橋 襄典君     22番  石田 宇平君
      23番  星川嘉一郎君     24番  牧野 保好君
      25番  星野佐善太君     26番  井田 孝一君
      27番  金井 康夫君     
欠席議員(なし)
      ─────────────────────────────
説明のため出席した者
  市  長       星野已喜雄君   副 市 長       林  義夫君
  白沢町振興局長    根岸 恒雄君   利根町振興局長    郷原 重雄君
  総務部長       田島  護君   民生部長       田村 澄夫君
  経済部長       大嶋 政美君   建設部長       小池 大介君
  街なか対策部長    松井完一郎君   白沢町振興局次長   小林  守君
  利根町振興局次長   繻エ 勇二君   総務課長       栃原 豊彦君
  会計管理者兼会計局長 町田 哲男君   教 育 長            津久井 勲君
  教育部長       宮澤 満夫君   庶務課長       水田  修君
  監査委員事務局長   小池 一夫君
      ─────────────────────────────
議会事務局出席者
  事務局長       小林有一郎    次長兼庶務係長    繻エ 正美
  議事係長       茂木 敏昭    主  査       地野 裕一
      ──────────────◇──────────────
    午前10時開議
◇議長(金井康夫君) これより本日の会議を開きます。
      ──────────────◇──────────────
    第1 一般質問
◇議長(金井康夫君)  日程第1、一般質問を行います。
 通告順序に従い、順次質問を許可いたします。
  最初に、橋襄典議員。21番。
              〔21番 橋襄典君登壇〕
◇21番(橋襄典君) 一般質問をいたします。
 まず、先に通告いたしました平成20年度予算編成案について、行財政改革実施に伴う
住民説明会についてと、議会に対する行財政改革実施に伴う説明・理解について、この2
点について新市の現状を踏まえて、今後の行財政運営の戦略とプランニングについて質問
をいたします。
 12月議会にも質問をいたしましたが、民間から言えば沼田市の行政体は倒産状況であ
ります。
 いつも思うのですが、施政方針は型枠にはまっていて、言い訳じみた国・県の状況を語
り、新年度に対する特徴は語られていない。手段的な説明で、骨組み・肉付け・化粧をど
のように進めていく具体的なプロセスが明確でなく、バイブルと位置付ける第五次総合計
画への方向性やマネジメント戦略が明確でない。どのようにしてバイブルを達成するのか。
施政方針の最後においてはダーウィンの進化論の引用や温故知新や異体同心等、言葉の羅
列がありましたが、政策としてどのように図られていくのか判断に苦しみます。
 新年度に対して、公約と住民要望に応えるべく計画に対して戦略性をより鮮明度を高め
て、「市民の目線から」達成の費用対効果を求めて、計画行政を行う考え方の下で地域の
特長と特性を発揮した独自性のある行財政運営を示していくことを推進すべきであり、予
算のメリハリと特色に市民は呼応するものであります。
 行政運営に「経営感覚」を取り入れて積極的に進めてきた行政運営。しかし、本市の財
政状況は悪化の一途をたどっている。このような厳しい背景に、新年度予算編成にあたり、
行財政改革実施に伴う住民説明会について、住民説明会による市民の理解度と市民の反応
について、参加率と時期と行政姿勢について、さらには市民からの意見・要望についてど
の様に受け止め、反映され、今後の行政運営をされていかれるのかお伺いいたします。
 次に、議会に対する行財政改革実施に伴う説明、理解についてお伺いいたしします。
 公正・公開を原則として、市民参加、参画をさらに進め、市民協働を基調とした市政運
営を進めていくと言われていますが、議会に対する行財政改革実施に伴う説明、理解につ
いて、さらに、住民に対する今後の行財政運営の戦略とプランニングについて、さらに責
任ある行政執行について、率直なところどのような考えで進められていかれるのかお伺い
いたします。明快な答弁をお願いいたします。
 なお、予算編成取組項目数値目標、公債費負担適正化計画、行財政改革実施本部の行財
政改革の実施についてから行政数値、行政コスト、市民経済統計分析、他地域との人口比
較、統計及び主要数値と統計数値等、第五次総合計画・議会からの提案「創造と協働で子
どもたちの輝きとお年寄りの笑顔の見える沼田」、身の丈にあった提案等に基づいて質問
をいたします。よろしくお願いをいたします。
◇議長(金井康夫君) 市長。
             〔市長 星野已喜雄君登壇〕
◇市長(星野已喜雄君) ただいまの橋議員のご質問にお答え申し上げます。
 まず、平成20年度予算編成(案)について、行財政改革実施に伴う住民説明会につい
て、住民説明の理解度「市民の反応」について、どの様な判断をされているのでしょうか
についてでありますが、行財政改革実施に伴う住民説明会につきましては、1月下旬から
2月上旬にかけまして、市内6会場において7回開催をしたところであります。
 住民説明会におきましては、経常収支比率及び実質公債費比率の2つの数値を用い、本
市の極めて厳しい財政状況と、今後推進する行財政改革の取組項目についての説明を行っ
たところであります。
 議員ご質問の住民説明の理解度についてでありますが、会場で出されましたご意見、ま
た、出席報告書に記載されたご意見等により推察をいたしますと、一定程度のご理解はい
ただけたものと考えておりますが、今後も引き続き市民の皆さんのご理解をいただけるよ
う最大限の努力をしてまいりたいと考えております。
 次に、主権者たる住民にとって参加率と時期と行政姿勢についてでありますが、住民説
明会につきましては、先にご説明申し上げましたとおり、1月下旬から2月上旬にかけま
して、市内6会場において7回開催をし、延べ約240名の方々に参加をいただいたとこ
ろであります。
 行財政改革につきましては、昨年4月に行財政改革実施本部を設置し、検討を進めてき
たところでありますが、取組項目の取りまとめに当初予定をしていた以上に時間を要した
ことから、住民説明会につきましては、年を越しての開催となったものであります。
 行財政改革につきましては、市民の皆さんのご理解とご協力をいただかなければ推進し
ていくことはできないものと考えておりますので、今後はさらに行政が市民の場に出向い
て説明を行うような形を創出してまいりたいと考えております。
 次に、市民からの意見・要望について、どの様に反映をされたのでしょうかについてで
ありますが、住民説明会におきましては市民の皆さんから多種多様なご意見をいただいた
ところでありますが、その意見につきましては、大きく3つに分けることができるものと
考えております。
 一つ目といたしましては、税収入等の増加策を検討すべきであるというもの。二つ目は、
人件費等歳出削減を図るべきであるというもの。三つ目は、組織機構改革を実施すべきで
あるというものであり、皆さんからいただきましたご意見を真摯に受け止め、平成20年
度当初予算につきましては、適正な賦課のもと税収の確保に努め、常勤特別職等の給料及
び一般職の管理職手当の更なる削減、全職員の給料5パーセント相当額の削減や補助金等
の見直しなどにより歳出の削減を図るとともに、簡素で効率的な行政運営を目指し、平成
20年4月1日には組織機構改革を実施する予定であります。
 今後につきましても、市民の皆さんからいただいたご意見・ご要望につきましては、で
きる限り市政に反映してまいりたいと考えております。
 次に、議会に対する行財政改革に伴う説明・理解について、議会に対する行財政改革実
施に伴う説明責任についてでありますが、第五次総合計画の策定に当たり試算した「沼田
市の財政中期見通し」では、平成23年度までの毎年度平均で13億円余の財源不足が生
じることから、本市の行財政改革を積極的かつ着実に実施するため、沼田市行財政改革実
施本部を、その実務的な検討組織として検討委員会及び作業チームをそれぞれ設置をし、
対応を図ってきたところであります。
 所管する委員協議会には、歳入・歳出の見直し検討事項などの報告を行ってきたところ
であります。しかし、当初予定をしてまいりました上半期までの取りまとめが、10月以
降にずれ込んだことから、全貌をお示ししたのが11月開催の委員協議会となりました。
ここでは、中長期的な取り組み項目や平成20年度当初予算編成取組項目数値目標を25
項目と定め、その内容の説明を行ってきたところでありますので、ご理解を賜りたいと存
じます。
 次に、住民に対する、今後の行財政運営の戦略とプランニングについてでありますが、
長期的な視野に立ち、新しい都市像を実現するための総合的なまちづくりの方針や施策の
方向性を体系的に示した第五次総合計画を平成18年度に策定し、本年度からその具現化
に向けた施策の展開を図っているところであります。
 今後の行財政運営につきましても、第五次総合計画の着実な推進を図ることを基本に進
めていくこととなりますが、平成20年度につきましては、「水と緑をまもる環境対策」、
「安心・安全の確保」、「子育て・教育の支援」、「活性化対策の交流事業」という、今次
の喫緊の課題である4つの柱を立て事業を推進することとしたものであります。
 本市の危機的な財政状況を立て直すため、現在取り組んでおります行財政改革を見据え
ながら、第五次総合計画策定時に策定した中期財政見通しを見直すとともに、その中期財
政見通しを踏まえながら、第五次総合計画の実施計画の見直しを進めてまいりたいと考え
ております。
 次に、責任ある行財政執行についてでありますが、平成20年度予算編成においては、
先に申し上げましたとおり行財政改革の取り組みにより歳入及び歳出全般にわたり見直し
を図ってきたところであります。見直しの視点としまして、税収等による歳入の確保、人
件費等の義務的経費の削減、行政組織のスリム化による効率化などを重点にして、予算編
成を進めてきたところであります。
 今後も国、地方の長期債務残高が増大し、地方を取り巻く環境は極めて厳しい状況が続
くことから、本市といたしましても、引き続き徹底した事務事業の見直しに努め、財政健
全化に一丸となって取り組んでまいる考えでございます。
 これまで実施してきた事業の効果を客観的に評価した上で、事業の縮小、廃止などの整
理を行いながらも、行政サービスの低下を来さないように行財政執行に当たっていかなけ
ればならないと考えております。また、常に状況の変化を見極めながら、より一層効果的、
効率的な執行となるよう努めてまいりたいと考えております。
 以上申し上げまして、橋議員のご質問に対する答弁とさせていただきます。
◇21番(橋襄典君) 答弁をいただきましたので、再質問をさせていただきたいとい
うふうに思います。
 行財政改革の住民説明会についてはですね、今、経過については市長から話されたこと
が現実論だというふうに思います。新年度予算編成の結果とですね、その経過についてで
すよ、直接市民にこの予算編成が市民サービスの減退につながってくる内容であるわけで
すよね。こういう重大なものをですね、遅れたんだからしょうがないという形では済まな
いんじゃないかなと思います。先ほど市長の答弁にもありましたように住民が主人公であ
りますから、自分が主人公じゃないんです。市民の血税をいかに市民のために住民サービ
スを行っていくかということでありまして、それぞれ、この所管の委員会においてはその
結果、住民説明会に出された内容等はありますけれども、もっともっと住民からの強い要
望があったはずです。要望というよりもですね、悲鳴的な声である訳なんです。それが、
今の市長の中においては、予算編成の結果と見ると、そんなに危機感を感じているように
は窺えないんですよね。もっともっと厳しいものがあるんじゃないかなというふうに思い
ます。そういった点でですね、率直なところですね、もう1度その受け止めた考え方をご
答弁願いたいと思います。
◇市長(星野已喜雄君) 私は今回、1月の29日以降、2月の2日まで各会場を出席を
させていただきました。住民の皆さんから強いご意見をいただいてまいりました。当然、
それをですね、私も含めて副市長、あるいはまた各部長、あるいはまた課長にもですね、
オブザーバー的に出席をさせていただいてまいりました。それぞれがですね、しっかりと
ご意見が出たことについては受け止めた形の中で、今回臨んだつもりでございます。
 同時にそういうことがですね、やはり、自らの身も削ることが必要なのではないかとい
うことで、特別職を含めてですね、いわゆる一般職員の方々にも大変ご無理を申し上げた
ような経過もございます。いずれにいたしましても今後の住民の方々の説明等につきまし
ては、1人市長ではですね、ある程度限界が出てまいりますので、先々にはですね、かね
てから同僚議員の質問にもございましたけれども、職員が出てまいりまして、「出前講座」
的に、親しく皆さん方に事情を訴えていくような、そういう形を整えていきたいというよ
うなことでもって、先ほど触れさせていただいたような経過もございます。いずれにいた
しましても、今後、色々な意味でですね、住民の方々にご理解いただくべく、作業を現実
に、市長だけではですね、ある程度物理的に限界もございますので、500人職員が総掛
かりでですね、そういったことの対応を今後図ってまいるつもりでございます。
◇21番(橋襄典君) ええとですね、言葉尻をつかむ訳じゃないんですけれどもね、
出席をしてというよりも市長が主催でしょ、これは。「沼田市の状況がどういう状況です
よ。平成20年度はこういう予算編成になります。ですから、その実情を市民に理解して
いただいて、これを進めていきたい」ということじゃないんですか。参加をさせていただ
いてなんて、誰が主催したんですか。まずそこじゃないんですか。その気構えがもう出発
から違うんですよ。ですから、私は何で一番初歩的なことを聞いたかというと、今まで「ふ
れあい広場」2回、2年11カ所を私全部出ましたよ。今回の「行財政説明会」の7カ所
も全部出ました。そのおかげで市民の切実なる声を聞かせていただきました。今までもそ
ういった声に応えられるように議会活動もしてきたつもりです。参加させていただいてな
んて、他人事じゃないですか。自分が先頭になって市民を説得していく。職員と一緒にな
って今言われたような形を具体的に遂行して行かなくちゃならないんじゃないんですか。
 12月も申し上げました。104.7という数字は民間では倒産なんですよ。それをど
ういうふうにしていったらいいかという実情を市民に直接訴え、理解してもらうために行
ったわけでしょ。それが私から聞いていると、ふれあい広場と同じように一過性で過ぎて
しまえばいいというふうにしか理解できないんですよ。それで、今の市長の1回目の説明
についても、答弁についてもですよ、そういう気持ちが私につながってこないんです。私
もいつも言われましたよ。色々なことを言ったかも知れないけれども、説得されるような
話じゃない。言ったよ、言わないよというだけの話でなくて、それぞれの住民が主権者が
理解できるような環境づくりをし、その場を設けながら訴えていくということが大事なん
じゃないですか。この7会場ですが、今までと違った意見も出てきている訳ですよ。市が
何を考えて、住民が何を応えていくか。その具体性が乏しいということが出ているじゃな
いですか。ですから、これに対してもですよ、今の参加率の問題から、理解度が、これは
具体的に出ている訳じゃないから市長側からすれば「一定の理解を得られました」という
ことだと思うんですよ。ふれあい広場についてもですよ、1パーセントにも満たない人が
参加しているんですよ。それで「やりました」という言葉では済むかも知れないけれども、
問題は中身をどうするかですよ。総合計画を作って、これを具体的にその方向付けとして
やるために手段があるわけでしょ。その戦略というのがないんですよ、私に言わせれば。
ですから、参加させてもらいましたなんていうのは言葉が違うんじゃないんですか。「今
まで開催をしたら、市民の皆さんが多く参加していただきました」というのならば、一人
でも多く参加をすれば、そういうことの方向性にはなるはずなんです。たかが言葉かも知
れないけれども、参加させていただいてなんて、その姿勢が違うんですよ。もう一度お願
いいたします。
◇市長(星野已喜雄君) 私がですね、住民説明会の中で、参加をさせていただきました
という言葉が大変失礼に当たったら訂正をさせていただきたいと存じます。いずれにいた
しましても私どもはですね、一生懸命この7回の会場は対応させていただいたつもりでご
ざいまするし、また、住民の方々からですね、色々なご意見を承りました。しっかりと胸
に受け止めてですね、今後の対応に処してまいらなければいけないと思っております。
◇21番(橋襄典君) そうすればですね、18年度からの市の説明書。18年、19
年、20年ですね。この中でですね、当初、18年はですね、前年度対比3億6,593
万6,000円、1.6パーセントの減です。それで、その特徴的な項目としては「未来
を担う子どもたちに重点を置いた少子化対策・子育て支援等施策を展開していく」とこう
書いてあるんですね。そして、不足する財源については財政調整基金から多額な繰り入れ
をしていくと。それで収支の均衡を保ったと。こういうことが18年なんです。19年が
ですね、前年度対比8億6,397万5,000円、3.9パーセントの減でした。そし
て、「市民生活に直結する予算を優先的に確保すること及び今後の財政構造の改善と、持
続可能な財政運営の維持に最も重点を置いて編成した」と。こういうことなんですね。そ
して、その中において、行財政改革の断行、待ったなしということなんですね。一般管理
職についても管理職手当の削減を行っていくと、自ら身を切っていくと、こういうことも
言っている訳ですね。
 それで今年度がですね、15億6,258万6,000円、7.3パーセントの大幅な
減ですよね。それで、その主たるものとしては「将来にわたって持続可能な財政運営を維
持していくために、身の丈にあった予算規模に近づけるように、最も重点を置いて編成を
した」ということなんですね。それで、先ほど市長の答弁にありましたように4月に4月
に行財政改革実施本部を作って、市長を先頭にしてあたって、また、これについても自分
自身の身を切ってと。昨年のですね、説明会の時に、私は直接市長には言ったと思うんで
すけれども、過去にもですね、こういう部分というのはあったけれども、職員自身をカッ
トするということは今までなかったんですよね。それには我々の報酬についてもそうなん
ですけれども、報酬審議会という諮問機関を設けて、そして市民の意向を聞いて、そして
その判断材料として考えていくと。これがですね、今回の会場での説明会の中で、白沢だ
け除いて、それ以外は議会批判がものすごいものがありました。大体が予算の中の1パー
セントが議会費ですよ。それについても「議員は何やっているんだ」ということをね「直
接議長にこれを話をしてくれ」ということも出ていたはずです。それほど、私たちも傍聴
しながらですね、まださらに議会改革、議会活動をどうしたらいいかという考え方を持ち
ながら進めてまいりました。
 しかしながらですね、今年度の予算案についても、もしですよ、去年にこういうことを
していたら、さらに一昨年にしていたら、もっともっと沼田の状況というものは変わって
きたはずです。ですから、12月の私の一般質問についても、今回の住民説明会に話した
ことを言ってますよ。今、適正化の問題についても12月について言ってました。その説
明が、私の質問に対しての答弁と全く同じような説明をいるはずです。ですから、それを
アンテナを立てて、市長の場合にはそれぞれすばらしい情報網を持っている訳ですから、
それをいち早くキャッチして住民の立場において行政執行していくということだと思うん
ですよ。今年の予算編成を見てもですね、これだけの状況を我々以上に情報は持っている
訳です。そしてさらにですよ、その厳しさを主権者たる住民にいち早く説明をしていく必
要性があるんです。
 今回のですね、他の行政体ですけれどもね、このくらいの分厚い行政改革のね、説明書
を持ちながら説明してますよ。この行政改革の説明会の中で、こんな薄っぺらな資料でで
すよ、「この内容を持ち帰って地区に説明なんかできないよと、納得はしませんよ」とい
う話も出ていたじゃないですか。そういうことをきちっと受けて、さらにはですよ、その
市民の声を意向を聞きながら、それを反映していきたいということはその市民からすれば
ですよ、今年度の予算に反映するかどうかということにもつながってくるじゃないですか。
しかしながら、裏返せばですよ、あの時期的な形からすればですよ、全員協議会より1週
間ぐらい前のことですから、数字を動かすなんてことは不可能でしょ。これは新年度予算
が通ったなら、そういった意向も入れながら考えていきますよというならまだいいんです
よ。ところが、それは考えていきますよと言うけれど、実際に言った市民からすれば「私
が言ったこと、俺が言ったことを考えていってくれるんだな」というふうに思うんですよ。
今までも私は何回となく言ってきましたけれども、市長が言っていることを具体的に対応
すれば、もっともっと沼田は変わってきたはずなんです。この3年間の説明書を見ただけ
だって概略見たってこれを具体的に結びつけたら、どういうふうにしたらいいかってこと
はあるじゃないですか。今回の初日の3日の時の専決処分の形についてもそうですよ。「私
は指示した」と言ったって、指示をどういう形に具体的に対応していくのか、それがなけ
りゃ話にならないじゃないですか。良くならないんですよ。そういった部分が説明文がな
けりゃだめなんです。具体的にどうですかって。こういった今言ったことについて、どう
変わってきてます。私はあまり変わってきてないというふうに思います。
 12月の一般質問の中で、今の沼田の予算規模からすると130億ですよ、標準的な部
分は。それ以上は富岡市の例を出してお話があったようですけれども。それだけ借金をし
て、そして市民の、住民サービスに応えてきた訳ですよ。市民が笑顔であって良かったな
ということがなければならないんじゃないんですか。それがないということは市民に対す
る説明責任が足りないんですよ。我々議会に対しても足りないんですよ。そこにあるんじ
ゃないんですか。そういったことをきちっと受け止めないと。合併して3年、もう3年、
まだ3年という解釈の違いがあるんですよ。ですから、市民にとって本当にどうであるの
かという視点の中で考えていけば必ず新しいものが出てくるはずなんですけどもね。それ
についていかがですか。
◇市長(星野已喜雄君) 確かにこの数年来、非常に加速度的に市の財政が厳しくなって
きたということは色々な内外の諸状況があってのことがございました。そういった中で、
議員がおっしゃっているとおり、標準財政規模の関係につきましては、12月の時の数値
が示しているとおりでございます。この節、色々な諸状況を分析するために、色々と類似
団体、全国の20数カ所を調査をしてみますると、だいたい200億前後で推移をしてい
るようでございます。県内ではですね、やはり富岡市等がちょうど同じ規模でございまし
て、今次170億台から180億台に入ってきた経過がございます。
 いずれにいたしましても、本市は本市なりにこれらはしっかりと分析をしていかなけれ
ばならないと思っております。そういった中で、今おっしゃるように標準財政規模130
億ということ、県内12市を見ても標準財政規模と比較すればですね、どこの自治体も遙
かに高い数値を持っておりまして、そういう意味ではこの標準財政規模は当然主要な参考
にはなりますけれども、そこの場所だけに依拠しているとやはり大変難しくなるであろう
と、こういうふうに思っております。従いまして、色々と私どもが行ってきた行政サービ
スはですね、かなり色々な意味で住民には良かったのではないかというふうに思っており
ます。ただ、議員がおっしゃるように地域住民のそういった説明が滞っていたのではない
かということについては、大変忸怩たる思いがございまして、先ほど申し上げましたよう
に全庁あげて、今後ですね、そういうようなことの理解をしてもらったり、あるいはまた
ご意見をいただいたりするような場面をですね、作っていきたいというふうに思っており
ますので、ご理解を賜りたいと思っております。
◇21番(橋襄典君) 他人事はいいんですよ。今はやりの関係ねぇというのと同じな
んですね。あくまでもそれを参考事例にして、より沼田の状況と似ている類似都市とです
ね、比較して新しい手だてをして、どういう部分があるんだろうということだと思うんで
すよね。盛んに今ですね、そこら中で言っているのがマネージメント。いわゆる政策、戦
略というのが色々出ていると思うんですよ。ですから、先ほど市長の答弁にもありました
ように、第五次総合計画を掲げているわけですから、その掲げたものについて、どういう
戦略を図っていくかと。これが市民の喜びにつながってくるわけですから。ましてや、今
回は特にお金がないから1番身近なものからやっていきますよということを言っている訳
ですよね。そして、今度の第五次総合計画を立てるときに、先ほども申し上げましたよう
に、先ほど市長が今年度のね、施政方針においても身の丈に合ったということを言ってい
るんですよね。しかしながら、総合計画については身の丈に合った総合計画じゃないんで
すよ。絵に描いた餅なんですよね。それを今直していかなくちゃならないというのが市長
の説明の中にあったわけです。それを、我々議会においては、創造と協働で子どもたちの
輝きとお年寄りの笑顔の見える沼田、身の丈に合ったというような形の提案をしながらで
すね、直接市民の毎日のライフスタイルに係わるような形に努めていくことが必要ではな
いかなと。
 ちょっと私のPRになってしまうんですけどもね、実はここにこういうものがあるんで
すね。新聞折り込みで来たものをこういうゴミ袋にしてですね、車の中に持ち歩いたりし
てですね、ポイッと捨てられると。こういう形をとっています。今までですと私もチラシ
で来たやつはどんどん投げて出してしまったんですね。これじゃあもったいないなという
ことなんですね。それと、もう一つは薄く折れるもの。私は孫にこういうこと言っている
んですよ。「世界に一つしかない折り紙だ」と。これを15と10センチ真四角に作って
置いておくんですね。もうかなりこれぐらい貯まっていますけども。それと、もう一つは
ですね、利根沼田明るい社会づくりの会で、マイバッグキャンペーンということでスタン
プ、これは満杯になっているんですけれども。3月いっぱいでは3枚になると思います。
こんなことはわずかなことだと思うかも知れません。一人ひとりの力がですね、100人
でやることを1人でやったら大変なことなんですね。身近なことをやれば、かなりの問題
が出てくるんじゃないかなということだと思うんですよね。ですから、市の職員が450
名いるとするならば、そういった方向に向いてですね、それで地域に出て、そういう発信
をしたときにものすごい大きな問題が解決されることもあるんです。ゴミゼロ問題でもそ
うですよ。月に1度、全市民が1日ゴミを集めて処理をする。それを毎月毎月いったとき
にこれは訓練されますから、当然自分自身もゴミを出さなくなる。このマイバッグキャン
ペーンについてもですね、とうとう女房もこれに参加してですね、車の中には2つぐらい
持って歩いています。ですから、そういった部分が行政運営の中に意識改革を起こしてや
るということが全員参加じゃないんですか。私が市長が熱い思いで一丸となってやるとい
うことは、今までも同じで、より以上にそれを進めていきたいということがそこにあるん
だと思うんです。ですから、決して今、この行財政説明会の中で市長が思っているような
状況じゃないですよ、市民は。これについて、これから料金値上げだとか色々なものが出
てくる。物価は上がってくる。全部しわ寄せですよ。そうしたときにですよ、市民一人あ
たりの所得単価というのがいくらだと思ってますか。どんどんどんどん下がってきてます
よ。それに応じてその所得を上げる方策をすることによって、税収入があがってくるんで
すよ。先ほどの3項目も全く私のと同じですよ。税収を上げる方法、それから人件費を削
減する方法、それから組織改革。これなんか合併の当時から私はずーっと言いっぱなしで
すよ。例えば民間なら1万円の給料をもらっていれば1万円以上の働きをしなさい。そう
でなければ会社は成り立たないんですよ。ですから、この「株式会社沼田」というのは、
もう倒産状態なんです。ですから、その借金をどういうふうに返して、それでその中の社
員が喜んでいけるかと。こういう具体的な戦略を図らなければいつになったって今の中で
市民は喜びは得られないんですよ。ですから、そういった点を含めた中でもう1度ご答弁
をお願いいたします。
◇市長(星野已喜雄君) まず、100人の1歩と1人の100歩のお話が出たようでご
ざいますが、これは色々と昨年来から努力をされまして、このマイバッグキャンペーンの
関係については主力をなしてされてきたことでございまして、ご出席の同僚議員の中にも
ですね、大変深く関わっていた方々がおられまして、今後色々とまたご指導をいただきた
いと思っております。また、当然私どもの立場からいたしますると、こういった全体ので
すね、みんなでやれるような環境問題等も含めてのことについては、当然生活課を間に入
れながらですね、しっかりと応援するように指示もしてきたし、また、当然講演会等にも
参加もさせていただいてきた経過がございます。今後、引き続きですね、議員ご指摘のよ
うな、いわゆる400名から500名いる職員ができる100人の1歩、このことをです
ね、しっかりと受け止めた形の中でできることは一生懸命させていただくつもりでござい
ます。同時に、税収の問題と人件費の問題と組織改革機構の問題の3点についての紹介が
ございましたけれども、施政方針で述べているとおりでございまするし、また、先ほど来、
ご質問に対する答弁で述べているとおりでございますので、今後これらに向かってですね、
今までも一生懸命させていただいてきたつもりでございますけれども、やはり市民の方々
から見ればですね、まだまだ納得ができないことが多々あったとも思われます。従いまし
て、市長先頭にですね、これが改革のために努めてまいるつもりでございますので、ご理
解を賜りたいと思います。
◇21番(橋襄典君) 先ほど数字を言わなかったんですけれども、平成17年度の1
人あたり市町村民所得ということでですね、17年度、沼田が269万3,000円なん
です。利根沼田のことだけで申し上げます。片品村が233万7,000円、それから川
場村が200万9,000円、昭和村が232万1,000円、みなかみ町が249万円、
それで群馬県平均が320万6,000円なんですよね。私は先ほども質問したようにで
すね、市民1人あたりの所得が上がるということは市税収入が上がってくるということな
んですよね。それで、特徴的な部分は、他市町村のこと言って大変申し訳ないんですが、
みなかみが249万、昔は不交付団体だったんですよね。つい最近までは320万くらい
のところをいっていたんですけども、急激に、これも合併の結果によってのことじゃない
かなと、私は思っているんですけれども。いずれにしろ平均値に近づける政策がやはり必
要なんです。最近口癖のように言っているんですけれども、昨年の12月の31日から元
旦にかけて、1日変わっただけですよ、環境、温暖化問題ですよ。今、沼田の場合には商
工農官とあるんですけれども、それに環境と動かないと盛んに2度上がったときにどうな
るだろうということだと思うんですよね。ちょっと市長答弁の中で触れているようだった
んですけれども、その環境問題を含めた中で、この政策、所得税を上げるための政策とい
うものを変えていかないと、転換していかないとだめだということなんですね。
 12月の一般質問で農業の問題を触れながら、このままでは日本が潰れてしまうという
ようなことをちょっと市長が勘違いしたんだと思うんですけれども、今の農業問題におい
ても相当のことをしていかないと、農業者の笑顔は出てきません。それで、合併になって
専業の農業者は今、11パーセントです。あとは兼業なんですね。それを、兼業の内容を
良く分析して政策を立てることによって、専業農家に変わってくるという可能性というの
は非常に大きいんですよ。これは安全・安心なんですよね。そういったことが今度の行財
政改革の説明会の中にも何件か出ていると思うんです。人口を増やすことによって、そう
いう所得が上がってきたり、このベースになる。それは市長も言っている訳ですけれども。
 それから移住人口、特に最近言われているのが茨城県の大子町ですよね。この政策につ
いて、また人口増について福井県の問題がある。これは市長に資料を出しているとおりで
すよ。ですから、沼田版として、利根沼田が一体とするならばと利根沼田一体として、そ
ういった底上げをするような戦略があるはずなんです。ですから、今年も含めた予算説明
の中にもありますように、子ども中心としたような形を言っておりますけれども、政策的
にはまだまだ足りないんですよ。人口増を図れないんですよ。だから、そういった部分を
ですね、優秀な職員がいる訳ですから、また、さらには議会にも投げかけて、そういうこ
とを言っているにも関わらず議会には投げかけてないんですよ。そういった中で今、行政
運営が図られているんですよ。それで、その言葉だけで終わってしまっているんでは大変
なことなんです。ですから、1円でも上げる方法というのがそこの中にある訳です。それ
が今度の行財政改革の、その市税収入を上げるための思いという、結果だけ言っているん
ですよ。「今こういうんだ、こういうんだ」と。だけれども「こういう形をします。そう
いう形については市民の中においては痛い目に遭う部分があるかも知れない。お互いに痛
みを分かち合いながらやっていきましょう」ということにならなけりゃならないんないん
じゃないんですか。そういうことがないんですよ。そういうときばっかり言っているだけ
なんです。
 ですから、具体的に日々365日の中で、どうやっていくかということですよ。それが
プラン・ドゥー・シーじゃないですか。それで、良ければいいと言うんじゃない。なぜ良
かったのか、なぜ悪かったのか、それでまた戦略を考えて、それでバイブルというものに
達していくということじゃないんですか。そういう部分が今回の中にも先ほども申し上げ
ましたけれども、何を求めて、何を市民がやっていったらいいのか、具体性に乏しいとい
うことに書いてあるんですよ、みんな。言っているんですよ、市民だってね。ですから、
それをきちっと受け止めて、それで「どうしたらいいだろう、議会の皆さんどうでしょう
か」ということもあってしかるべきじゃないですか。7会場出たけれども、1会場のみ、
以外はですよ、議会批判はものすごいんですよ。私もきちっと受け止めますよ。ですから、
どこまでどういうふうにやっていけるかというのは、執行権を持っている市長と、議会と
はまた違う訳ですよ。しかしながらですよ、もう一つ言わせてもらえばですね。その前に
一度お答えください。
◇市長(星野已喜雄君) 前段、農業問題、環境関係等で、色々とですね、大変厳しい状
況にあるというようなこと。後段、地域の活性化のためには人口を増やす、あるいはまた、
移住人口を増やすというようなご指摘。また、P・D・C・A、プラン・ドゥー・チェッ
ク・アクションですか、この関係についてのご指摘。それぞれしっかりと受け止めていき
たいと思っております。ご案内のとおり、この4、5日ほど前に黄砂が中国の方から大き
く及んできてまいりまして、中国が激しく砂漠化が進んでいるということがございまして、
これは何を意味しているかというと、今まで中国からのですね、食糧の輸入というものを、
いわゆる日本がしてきたという全体構造の中で、いよいよもって中国が経済力が高まって
くることによって、動物性タンパク質を求めたり、そのことが即ち、なかなか食糧を輸入
していかざるを得ないというような、そういう局面を迎えてくるというふうなことを私ど
も受け止めておりまして、従いまして、今でこそ農業専業従事者が11パーセントしか満
たないとしたとしてもですね、群馬県全体から見ると、やはり利根沼田が農業の主産地と
してこれから時代が大きく変化してくると、必ず存在感を出してくるというように受け止
めております。ご案内のとおり、食糧の自給率38パーセント、そうした中で確か私の記
憶に間違いがなければ、その食糧のお米等含めてですね、全体が確か500万人前後ので
すね、農業者によって成しえているのではないかというように認識をしております。つま
り、全体の5パーセントくらいでしょうか。そんなふうに受け止めております。ことによ
ると数値が間違っているかも知れません。間違っていたらお許しを願いたいと思います。
 そういうようなことから今後色々と議会のご指導もいただいて、努力をしてまいりたい
と思っております。また、移住人口等関係については、なかなか地元のですね、人口を増
やすということが非常に難しい局面を迎えているかなと思っております。私が現在認識を
している統計によりますると、現在の高等学校の18歳を100とすると、現在の1歳の
方々が18歳になったときに60人になるだろうというような数値が出ておりまして、そ
うするとですね、結局そこのところは移住人口等含めて交流人口を増やしていくというこ
とが大事になってくるんじゃないかというようなことから、昨年来、都市間交流の観点か
らですね、色々な自治体にアプローチをかけて、つい先日もですね、川口市の方に出向い
て、色々と交流を深めてきたところでございます。なお、P・D・C・Aの関係等につい
てはですね、今後関係する専門的な観点の持ち主の方々とか、そういうような方々にもご
指導いただきながらですね、できるだけそういうようなことが本市においてしっかりと構
築ができるように今後とも努力をしてまいりたいと思っております。
◇21番(橋襄典君) 今、中国の黄砂の問題が出たもので、「あれ、こうくるのかな」
と思ったら、そうじゃなかったんですね。それはどういうことかというと、黄砂ももう1
回目が来たりですね、今までも色々な形で出てきました。心配なのは、中国の人口の増と
ですね、工業化が進むことによって、黄砂が飛んでくるところで毒素を持ったというんで
すか、それにゴミが吸着して日本に運んで来ちゃうんですよ。そういったことが昔から出
ているんです。例えば、秋田干拓であれだけの大規模農業をやっている中で、おそらく日
本海側の田んぼはできなくなってしまうんだろうという予測もあるんですよ。それも1回
目の黄砂が飛んでくることによってそういう2次的災害を国が受ける可能性がある。だか
ら、その辺の問題、ちょっと私事になっちゃうんですけれども、時間があるときは谷川に
行って谷川の水を汲んでくるんですけれども、そういう黄砂が来たときにその谷川の水は
飲めなくなってしまうんですよね。ですから、グローバル的な、世界的な視野に立ったそ
ういう安全・安心ということも考えていかなければならないということなんですね。です
から、そういう大局的な心配もある。
 それから今、人口の問題がありますけども、これはその資料なんです。住民説明会でも
市長は言いました。他地域との人口比較というのはそこにあるんですよ。今まさに市長が
言ったのはこの資料なんですね。10年後はどうなってしまうんだろう。一昨年の12月
に沼高・沼女の統合の問題がありました。しかしながら、その結果としては、まだ利根実
の問題、利根商の問題、それから尾瀬高校の問題。ですから利根沼田一体となって、それ
でその協議会を持ちながら、そうすると当局はなんて答えたと思います。「県の塀がある
からだめだ」と。そうじゃない。70から80パーセントの子どもたちがそこに通うのに
地域全体でそれを見ながら人口増の図りをしながら、それから、今年度ですか、子どもた
ちがこの利根沼田の中から出て行っている人たちが多いんですよ。市長がスポーツに強く
あれを向けていると言うんですけど。そういう優秀な子どもたちが出て行ってしまう。今
回もそういう人たちが多いんですよ。
 ですから、自分たちの地域で育った子どもたちは、地域の中で育てていこうという形を
とらなくちゃならない。だから、それが少子化においてもそう、税収を上げることについ
てもそう、そういった部分をですね、私はこういうふうに思っているんだと、職員といつ
も喧々囂々しながら、明日の沼田をこうしていきますという考え方を持って行財政説明会
に。ところがですよ、なぜこういうふうになったんでしょうなんて3項目をずらずらずら
ずらっと並べてですよ、それで言っているんですよ。この一つの要因は国の要因ですよと。
市の問題は地方交付税が減ったり、それから望郷ラインによって2億7,000万、15
年も返済しますよなんて、こんなこと解っていることじゃないですか。これが計画行政で
やればそれを調整していかなくちゃならないんですよ。それで、昨年の場合には土地改良
収束に向けて用地購入の事業費が上がっちゃったからとか、あとは償還金が非常に高くな
っちゃったと。この償還金の問題だって、行政側からすれば解っている訳でしょ。だから
借金の問題というのはどういう項目でどうなっているかということを私は求めたんだけど
全然出てこないんですよ。それがために、どういうふうに償還をしていくんだとある程度
長期的視野に立って、それで財政計画を立てていくということじゃないんですか。それが
なけりゃ対応も何もあったもんじゃないんじゃないんですか。
 一般市民の方々からすると、今回の行財政説明会は非常に難しかったんですよ。だから、
時間をかけて、良くじっくり説明していく必要性があるんですよ。あの、関連があるから
次に進みますけれどもね、市長はかねがね公平・公正・公開と言っている訳ですよ。それ
で今回の予算編成、行財政改革についてはですよ、所管の総務文教しか説明がないんです
よ。あとの2委員会に、常任委員会にはそういう説明はないんですよ。議会に相談をして
やっていきますよって言ったって、議会には相談もないじゃないですか。いきなりボンと
来てですよ、単独事業の問題だってですよ、前年対比75パーセントカットですよ。金額
いくらですか、11億3,000万も切ってしまうんですよ。そして、身近な行政運営を
していきたいって言ったって身近なものは切られている訳でしょ。じゃあ金がないから切
ってしまいますよと。だから12月にも言ったように場当たり的だって言うんです。理論
武装に欠けているんですよ。説明不足ですよ。アカンタビリティを果たさなければ市民は
納得しませんよ。市民から選ばれた議会だって納得しませんよ。普通なら通りやしないで
すよ、こんなの。もっともっと説明して、全員協議会を開いてやっていく必要性があるん
じゃないですか。今度は三井の問題でもそうじゃないですか。いち早く全員協議会を開い
て4項目クリアしたと言うんだから、それをよく説明をしながら理解を求めていくことが
必要じゃないんですか。そうじゃなけりゃ、そういう具体性を持ちながらしなけりゃ行政
運営はなかなかうまくいかないんですよ。ところが沼田はそのままどんどん進んでしまう
んですよ。その辺についてお伺いいたします。
◇市長(星野已喜雄君) ご案内のとおり、議会は常任委員会制度をとっている訳でござ
いまして、当然、議員の皆様方におかれましては議会のですね、それぞれの専門分野足る
べくところの責任ある常任委員会に所属をされる訳でございます。従いまして、所管のと
ころにですね、説明をしていくということは当然第一義的に考えなければなりません。ご
案内のとおり、議会がですね、ご承知のとおり、会派形式をとっておられます。これは国
のレベルでもご案内のとおり、政党政治ですからそういうようなことをとられております。
 そうすると、当然ですね、そういうようなことについては、やはり色々と議員間のお互
いの意見交換の中で問題が生じてきて、これこれしかじかだから全員協議会等も開く必要
性があるのではないかというような空気が出てくればですね、これは当然開かなければな
らないというふうに思っております。ただ、やはり常任委員会制度という一つのですね、
権能を見たときに、そこにいち早く物事をお伝えして、そこのところのご判断がですね、
やはり重要な意味を持ってくると思っております。当然、今おっしゃるように全員協議会
等についてはですね、議長のご指導もいただいて必要があると思えばですね、当然お願い
をしなければなりませんし、また、議員の方々のご指導もいただかねばなりません。いず
れにいたしましても所管の常任委員会のところに説明させていただく形の中で、今回は対
応をさせていただいたという経過がございますのでご理解を賜りたいと思っております。
◇21番(橋襄典君) こんな重大な問題をですよ、過去はですよ、前任者になります
けどね西田市長、堀江市長についてもですよ、こういうときは全員協議会を開いて、市民
の代表の議会に求めるということ。今、所管の委員会にと、こんなのは当たり前のことな
んですよ。しかしながら、これだけの問題をですよ、今、一つは会派で逃げましたけども、
行政としては、市長としては27人の議員に等しく、親しく話をして理解を求めていくこ
とが必要なんですよ。だったら、私なんか「委員会が違うから知りませんよ」と言えばい
いんですよ。「そういうことは市長は説明しませんでした」と。それじゃあお前なんかの
勉強不足だろということになるんですよ、一般市民の人は。私は色々情報を収集しながら、
こういったものはキャッチしながらやっておりますよ。所管だけ説明すればいいんですか。
そういう空気になればどうなんですかと、そんな馬鹿な話ないじゃないですか。もっと積
極的にそういった部分を打ち上げて、それで理解を求めていくということじゃないんです
か。過去ですよ、隣に副市長がいますけれども、3度ですよ、御用納めの日に副市長のと
ころに行って、第三者、議員を置いてですよ質問をしたことがあるんですよ、1時間か1
時間半。それは、何で第三者置かなくちゃなんないのかという。言ったことをやってくれ
ないんですよ。だって、公平・公正・公開と言っているんでしょ。公開が足りないんです
よ。情報公開。
 今、国の中で、どんどんどんどん進んでいることはどういうことですかってことは、情
報公開なんですよ。公開をすることによって、お互いが一定の情報は同じ情報を持ちなが
ら議論していくと。それは目的を達成しようとしている訳ですよ。それが足りないんです
よ。それじゃあ、もう時間がないから言いますけどもね、所管に出てきたこの実質公債費
比率の推移、19年から25年ね。これも非常に難しいですよ。国に出したことですけれ
ども。それともう一つ住民説明会の池田地区ですね、図書館と保健福祉センターのことを
指しているんですね。あれだけの施設が必要だったのか、当時の為政者、議員がどうだっ
たのか、整合性の問題、議会が判断したとこういうことを言っているんですよ。池田地区
です。そんな馬鹿な話ないでしょう。今の力で、力がなけりゃ力を出すような形、一人や
二人、さっきも言ったじゃないですか。そういう形で全力で今の問題を打破していくとい
う。次から次へと新しいものがくるんですよ。それはクリアできるものはどんどんクリア
していかなけりゃならない。
 それともう一つ、下水道の問題なんかもそうですよ。元々下水道というのは金食い虫な
んですよ。しかし、昔は文化的生活をするためには水洗トイレがなけりゃということがあ
った訳です。それについてだってそうじゃないですか。多額なというよりも計画的に一般
財源から繰り入れしてきたんですよ。国に言われている準じた金額で、約5億円くらいの
ものを。それも今度は非常に苦しいと。だから今までは値上げしてなかったのを値上げを
して、使用料で賄っていくという。ということはもう下水道なんてできないということと
同じなんですよ。それじゃあ、その中で都市計画税を納めている地域で下水道が通ってな
いところはどうするんですか。やはり、そういった中での市民にとって公平・公正でなけ
ればならないんですよ。
 そのときに、限られた財源だからその限られた中でやるためには、アカンタビリティと
いう説明責任を果たして、そして、「理解はできないけれどもしょうがないな」というこ
とになってくるんですよ。そして優先順位を決めていくんですよ。優先順位を決めること
は大変難しいことなんだけれども、そういう基本的な視点に立って進めていくことなんで
すよ。それを「株式会社沼田」という形で、市民が投資したものは配当という住民サービ
ス、費用対効果で進めていくということが大事だなんですよ。それで、さっきの話じゃな
いですけれども、公開、公開と市長になってから鳴り物入りで言ってきた訳ですよ。とこ
ろが今、所管のところに言えばいい、会派活動やればいいという問題じゃないんじゃない
ですか。その点について、もう一度お願いいたします。
◇市長(星野已喜雄君) 住民の関係等につきましては、先ほど申し上げましたとおり、
先般から議員の方からのご意見もございまして、職員がですね、出て行って出前講座的に
そういうようなことについて、色々と説明をしていくという、あるいはまた意見を承ると
いう仕組みをですね、今早急に構築するということで段取りをしております。また、議会
の関係等については当然、議員の方からご質問があればですね、それに誠心誠意行政の職
員がお答えをしていくということになろうかと思っております。ただ、やはり委員会制度
というものをとっておられまして、常任委員会の持っている存在というのは非常に大きい
ものであるというように受け止めております。議会制民主主義の論理からいってもこれは
歴史が示すとおりでございまして、今回、色々とご意見を承っておりますけれども、常任
委員会たるべくところの委員会にですね、そういったご説明をさせていただいてきた経過
がございます。また、全員協議会等についてはですね、当然議長のご指導をいただいたり、
あるいはまた議員の方々のご指導もいただいたり、私どもが色々と判断したときにですね、
これは必要があるというふうに判断をすれば私どもがお願いしたり、あるいはまた議長の
方からもご指導いただいたりということで、その辺のところについては十二分に連絡を取
り合った形の中で対応を図っていく必要があるのではないかというふうに思っております
ので、ご理解を賜りたいと思っております。
◇21番(橋襄典君) 今回の場合には全員協議会を開く必要性がなかったと。こうい
うふうに市長は判断する訳ですね、結果としてですね。それから、ハコものの問題ですよ
ね、このことについては前任者の責任を感じているんですよね。自分はどういうんですか、
自分は。「それを止めることが必要だったんだけども、住民サービスに応えるべくやって
きたんですよ」と行財政説明会の中でいっているじゃないですか。同じじゃないですか。
6年前の5月9日に引き継ぎしたことはなんだったんですか。その責任を負う訳じゃない
んですか。今回のこんなに大事なことをですよ、全員協議会にもかけられない、一昨年の
10月の6日の時の三井生命の問題だってそうじゃないですか。資料も出てこない。行財
政改革の説明会の時と同じようにですよ、資料さえ出てこないんですよ。要求しても。こ
れはまた後ほどこの問題は出てくると思うんですけれども、その辺についてですね、総括
的にご答弁ください。
◇市長(星野已喜雄君) 結果的に全員協議会は必要じゃなかったというなことなんです
ね、というようなことだとか、色々とその後もいくつか指摘されている訳でございますが、
正にそれはですね、状況に応じてですね、対応を図っていかなければなりません。従いま
して、議員がご指摘されている幾つかのことについてはそういうことばかりではないとい
うことだけは申し添えさせていただきたいと存じます。いずれにいたしましても議会がな
んといっても市政運営のですね、大綱を決める最高の決定機関でございます。議員皆様方
のご指導と、そしてまたご支援がなければ1歩たりとも市政運営は進むことができません。
従いまして、今後ともですね、議長を先頭にいたしましてご出席の議員の皆様方のご理解
とご支援を賜りますように、高い席でございますが心からお願いを申し上げる次第でござ
います。
      ─────────────────────────────
◇議長(金井康夫君) 休憩いたします。
午前11時04分休憩
      ─────────────────────────────
午前11時12分再開
◇議長(金井康夫君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
      ─────────────────────────────
◇議長(金井康夫君) 次に、星野 稔議員。15番。
             〔15番 星野 稔君登壇〕
◇15番(星野 稔君) 通告に従いまして、一般質問を行います。
 今回、私は行財政改革への取り組みについて、テレビ難視聴対策について、都市間交流
の推進についての3点についてお伺いいたします。
 はじめに、行財政改革への取り組みについて、沼田市再生のために必要な政治判断につ
いて、市長の決意についてお伺いをいたします。
 ここ数年来、国の進める三位一体改革などにより、全国の地方自治体、特に本市の様な
中山間地域の自治体の財政は悪化の一途をたどり、危機的状況にさらされてまいりました。
 本市にとりましても、長年続いてきた右肩上がりの予算編成の時代が終わり、前年度対
比大幅なマイナスとなる緊縮予算編成を行うという大きな転換の年となりました。
 市長の施政方針に「山積する諸課題に対して、挑戦する勇気が必要であり、例え痛みを
伴っても問題を先送りせず」との文章を拝見するときに、その決意のほどが伝わってまい
りました。経済成長期では予想もしなかった局面に現在の自治体の首長・職員・議員は直
面することとなりました。
 一方で市民の意見はどうなのか、私は昨年来、18回の座談会に臨み、約100名の市
民と膝詰めで意見交換をする機会がありましたが、全ての会場でほとんどの時間を費やし
た話題が行財政改革とそれに対する議会の取り組みでありました。
 行財政改革の必要性を説明する中で、財政再建をしっかりやるようにとの激励をいただ
きましたが、市民は不安を抱いていると肌で感じたところであります。
 沼田市の最高責任者として市民の不安を払拭し、誇りの持てる沼田市に市民を導くには、
己を捨てた政治判断と市長の気迫が市民に伝わらなければならないと強く思うところであ
りますが、いかにいばらの道であっても不退転の決意であられるのか、市長の決意をお伺
いいたします。
 次に、一般会計170億円規模を目指す今後のスケジュールについてお伺いをいたしま
す。
 昨年9月決算議会において、財政課長より「沼田市の身の丈にあった財政規模は、県内
では富岡市の170億円規模である」という答弁がされました。沼田市の平成19年度一
般会計当初予算214億円と比較いたしますと、44億円の歳出削減が必要となります。
行財政改革実施本部を設置し、平成20年度一般会計当初予算では198億円、前年度対
比マイナス7.3パーセント、15億6,000万円余の歳出削減に取り組みましたが、
目標まで28億円の歳出削減が必要であり、本当の戦いはこれから始まると痛感をしてい
るところであります。
 行財政改革実施本部を継続して設置され、どの位の年数で170億円規模を目指すのか、
市長のお考えをお伺いいたします。
 次に、ふるさと納税制度導入を見据えた取り組みについて、現在までの取り組みへの考
え方と市当局が認識する問題点についてお伺いいたします。
 自主財源に乏しい地方自治体にとりまして、期待の持てる制度として「ふるさと納税制
度」が注目をされてまいりました。現在のところ、いつ国会を通過するか不確定な部分も
ありますが、現在までの取り組みへの考え方と、市当局が認識する問題点について、市長
の見解をお伺いいたします。
 次に、導入に向けた市民並びに準市民への協力要請についてお伺いいたします。
 現在、ふるさと納税制度導入をにらみ、全国の地方自治体による納税者誘致合戦は加熱
をしてまいりましたが、本制度に取り組む場合、基本となるのが、選挙と同じく、まず親
戚、知人に声をかけることだと思われます。市長・職員・議員が在京の親戚、知人に声を
かけても広がりに限界がありますが、最大限の効果を得るには多くの市民皆様に声をかけ
ていただくことと、沼田市出身者である準市民皆様の理解と協力が必要不可欠になると思
われますが、市長の見解をお伺いいたします。
 次に、テレビ難視聴対策について、市民が必要最低限の生活条件を満たすための中継基
地建設に向けた市の決断について、難視聴地域解消に向けた今までの市の取り組みと方針
についてお伺いいたします。
 現在の我が国の国民生活を考えますと、どの家庭にもテレビはあり、きれいに見えるの
が当然とされる必要最低限の生活条件となってまいりました。
 しかし、本市の様な山間地域では難視聴地域が発生し、地域住民と行政が対応に苦慮し
てきたこともよく理解をするところでありますが、今までの市の取り組みと方針について
市長にお伺いをいたします。
 次に、中継基地建設に向けた市の決断についてお伺いをいたします。
 国が国策として導入を決定してきた地上デジタル放送への切り替えが2011年7月2
4日、あと3年後に迫ってまいりました。これは現在のアナログ放送が同日をもって終了
して、地上デジタル放送へ切り替わるものであり、難視聴地域での改善が図られるか、期
待を寄せるものであります。
 テレビ難視聴対策につきましては、市当局同様に各議員も市民から切実な相談を受けて
まいりました。テレビ電波事業は調査をするほどに、勉強をするほどに難しい問題であり、
現在の状況で仮に大きな中継基地を建設しても見えていた場所が見えなくなる、新たな電
波障害や必ずしも難視聴地域全域をカバーすることが難しいという大変悩ましい問題でも
ありました。
 そうした状況を踏まえますと、市当局が説明してきた地上デジタル放送の状況を見極め
たいという姿勢は理解をいたしますが、共聴組合に加入される市民は、デジタル化への対
応が間に合うのか、デジタル放送でも映らないときはどこまで負担をすればいいのかとい
う不安を抱いているのも事実であります。
 地上デジタル放送開始に向けて総務省の方針では、NHKと沼田市が対応する区域は従
来通りですが、沼田市が対応する区域における難視聴地域、1世帯あたり3万5,000
円までは自己負担、3万5,000円を超えた金額については、国と沼田市が2分の1ず
つを負担し、市の負担分については交付税措置されると伺っておりますが、沼田市として
は地上デジタル放送開始に向けて、どのような対応をされるのか、また、情報では総務省
は規制緩和の一環としてテレビ事業者に認めてきたミニサテライト局の免許を地方自治体
にも交付する流れがあるといわれております。沼田市としては地上デジタル放送への対応
を十分に行い、地上デジタル放送開始後もなお難視聴地域が発生した場合には、行政の責
任としてミニサテライト局などの中継基地建設を決断すべきと考えますが、市長のお考え
をお伺いいたします。
 次に、都市間交流の推進について、姉妹都市下田市について、沼田市の基本である下田
市との交流拡充についてお伺いいたします。
 伊豆下田市との姉妹都市締結から40年が経過し今日に至っていることは、交流の礎を
築かれた先人に対しまして心から感謝の意を表したいと存じます。海のない沼田市にとり
まして、下田市の海産物・開国の歴史を感じさせる風土は、訪問した沼田市民の脳裏に強
烈に残ってまいりました。
 沼田市の都市間交流を考えるときに、沼田市の基本である姉妹都市下田市との交流拡充
は両市民等しく期待をするところでありますが、「行政と議会の交流だけでは限界があり、
今後は経済交流・観光交流が盛んになる様に両市とも考えるときではないか」との意見を
下田市議会との交流会の席でいただきました。姉妹都市下田市との交流拡充について市長
のお考えをお伺いいたします。
 次に、新宿区について、現在までの認識と今後の交流拡充への取り組みについてお伺い
いたします。
 新宿区との交流につきましては、中山区長が沼田市出身というご縁もあり、首都圏との
交流に期待を寄せるものであります。2月16日に開催されました、新宿区早稲田商店会
元会長・衆議院議員 安井潤一郎先生の講演内容は新宿区との交流推進に大変参考になっ
たと思われますが、市長のお考えをお伺いするものであります。
 次に、府中市について、現在までの認識と今後の交流拡充への取り組みについてお伺い
いたします。
 府中市との交流につきましては、府中市と旧利根村が交流を重ねてきた経過を考えます
と、それを大切にし、育てていくことが必要と考えますが、市長の見解をお伺いいたしま
す。
 最後に中国について、中国の都市との姉妹都市締結に向けた調査研究についてお伺いい
たします。
 中国につきましては突飛な質問と思われるかも知れませんが、次世代の沼田市・利根沼
田地域の生き残りを考えるときに、避けて通れない存在であるからであります。
 過日、観光政策通として知られる公明党の遠藤乙彦衆議院議員のお話を伺う機会があり
ました。その中で、「現在の中国は年間1千万人が海外旅行をし、10年後には1億人が
海外旅行をする時代となり、特に温泉は最高の観光資源である」とのことでありました。
 日本全国の観光地からいかにして沼田市を選択してもらえるかを考えますと、「待ちの
姿勢」では誘客効果は期待できず、今から姉妹都市や友好都市の在り方について、市独自
の調査研究が必要と考えますが、市長の見解をお伺いして、1回目の質問といたします。
◇議長(金井康夫君) 市長。
             〔市長 星野已喜雄君登壇〕
◇市長(星野已喜雄君) ただいまの星野議員のご質問にお答え申し上げます。
 まず、行財政改革への取り組みについて、沼田市再生のために必要な政治判断について、
市長の決意についてでありますが、本市の財政につきましては、国の「三位一体改革」な
どの影響により、地方交付税等一般財源が急激かつ大幅に削減され、極めてひっ迫した危
機的な状況となっております。
 このような財政状況を受け、財政構造の弾力性を判断する基準である経常収支比率が平
成18年度決算で104.7パーセントと大幅に上昇するとともに、将来にわたる実質的
な財政負担を含めた連結ベースでの実質公債費比率も20.0パーセントとなっておりま
す。
 このような本市のひっ迫した財政状況を強く認識し、持続可能な行財政運営を図るため、
昨年4月に市長をトップとする沼田市行財政改革実施本部を設置し、行財政改革の取り組
みについて検討を進めてきたところであります。
 その取組の一つとして、平成20年度におきましては、市長をはじめとする常勤特別職
等の給料及び一般職の管理職手当を平成19年度より更に削減するとともに、全職員につ
いても、給料の5パーセント相当額を削減することとしているものであり、市長が先頭に
立ち職員と一丸となって、行財政改革を積極的に推進していく決意であります。議員ご指
摘のとおり、今後、不退転の決意でもってこれに臨んでまいるつもりでございますので、
ご指導のほどをよろしくお願いしたいと思います。
 次に、一般会計170億円規模を目指す今後のスケジュールについてでありますが、本
市は、平成20年度一般会計予算規模を、前年度当初予算と比較して7.3パーセント、
約16億円削減し、約198億円といたしました。
 今後は、経済動向及び地方財政状況などにより変動する要素もございますが、「公債費
負担適正化計画」の最終年次である平成25年度を目途に、一般会計予算規模を170億
円台に縮減できるよう、毎年度、更なる予算規模の縮減を図り、財政の健全化に一層努め
てまいりたいと考えております。
 次に、ふるさと納税制度導入を見据えた取り組みについて、現在までの取り組みへの考
え方と市当局が認識する問題点についてでありますが、地方公共団体に対する寄附金税制
の見直し、いわゆる「ふるさと納税」が現在国会で審議されているところであります。こ
の制度は地方公共団体に寄附を行った場合、5千円を超える部分について住民税所得割の
一割を上限に全額税額控除される仕組みであり、寄附先は出身地だけに限らず、個人的に
応援したい地方公共団体に寄附することも認めるという内容になっております。
 収入源が少なく、非常に厳しい財政状況である沼田市にとりましては、この制度を活用
し、できるだけ多くの方々に沼田市の応援者となっていただき、「出」よりも「入」を多
くしていくことが肝要であると考えております。今後におきましては、あらゆる機会を捉
え、市内をはじめ、全国に情報を発信していき、沼田市の応援者を少しでも増やす努力を
行う考えであります。
 次に、導入に向けた市民並びに準市民への協力要請についてでありますが、市民に対し
ては、市民の方たちが集まる場面や広報紙などを通じて制度の紹介を行い、親戚や知人へ
の応援要請を行いたいと考えております。
 さらに、最もふるさと納税制度の趣旨に合致する方たち、応援者が本市には準市民とし
て存在しています。今年度田舎体験ツアー参加者などを対象に行った交流居住に関するア
ンケートでも「55歳以上の出身者に対してふるさと納税制度を採用し、定額納付者に特
典を与え、沼田への帰属意識を喚起させてはどうか」というようなご意見も寄せられてお
り、沼田市への応援の言葉として力強く感じているところであります。そこで、準市民約
3,600人に対しては、制度の紹介とともに、応援依頼を行いたいと考えております。
 また、ふるさと納税を考えている方の中には、寄附の対象を限定してくる場合も想定さ
れます。その善意・厚意を大事にし、最大限活用するためには、受け入れる沼田市として
も対象事業メニューをお伝えしたり、条例などの整備も必要と考えております。
 いずれにいたしましても、国の税制改正の動向を注視し、対応を図っていきたいと考え
ております。
 次に、テレビ難視聴対策について、市民が必要最低限の生活条件を満たすための中継基
地建設に向けた市の決断について、難視聴地域解消に向けた今までの市の取り組みと方針
についてでありますが、現在のアナログテレビ放送は、2011年7月をもって地上デジ
タル放送に切り替わることとなり、今年度は、群馬テレビの沼田中継局と利根中継局の整
備を、利根郡内の町村と連携して実施しております。今後引き続き整備が必要となる群馬
テレビの中継局についても、利根郡内の町村と連携して計画的に進めてまいりたいと考え
ております。
 また、共聴施設のデジタル化への対応につきましては、平成19年9月に「沼田市テレ
ビ難視聴地域解消事業補助金交付要綱」を定め、共聴組合への支援策を整備してきたとこ
ろであります。
 なお、従来の国の支援策は、事業主体が市町村に限定されておりましたが、20年度に
おいては事業主体を共聴組合まで対象とするなど、一定の条件はあるものの、対応しやす
いように改善されることとなっておりますので、今後、国の支援策による推進を図ってま
いりたいと考えております。
  次に、中継基地建設に向けた市の決断についてでありますが、デジタル中継局の整備に
つきましては、放送事業者の自助努力により整備をしていくことが基本であります。しか
しながら、放送事業者の自助努力だけでは整備が困難な群馬テレビの中継局につきまして
は、19年度に引き続き20年度も国の支援策を活用して、整備を図ってまいりたいと考
えております。
 なお、新たな中継基地の整備につきましては、現時点では考えておりませんが、20年
度における共聴施設の改修や新設につきましては先ほど申し上げたとおり国の支援策によ
り対応してまいりたいと考えておりますのでご理解をいただきたいと思います。
 次に、都市間交流の推進について、姉妹都市下田市について、沼田市の基本である下田
市との交流拡充についてでありますが、下田市とは、昭和41年5月、「文化・社会・経
済の交流により相互の理解と親善を深め、地域社会の発展に寄与する。」ことを目的に姉
妹都市を締結し、以来、黒船祭や沼田まつり、農業まつりや小中学生による絵画交換等々、
また、区長会、婦人会、老人会など、色々な分野における様々な交流が行われ、昨年度締
結40周年を迎えたところであります。
 下田市との交流は、先人たちのご努力により、すでに広く市民に定着し、ご理解をいた
だいているものと思っており、引き続き交流を推進し、友好関係をさらに深めてまいりた
いと考えております。
 次に、新宿区について、現在までの認識と今後の交流拡充への取り組みについてであり
ますが、新宿区とは中山区長さんが本市出身であることから、様々なアドバイスとともに
各方面へご紹介をいただき、沼田市物産振興会を中心として、平成16年11月に本市の
PRを新宿区内の郵便局において実施したのを手始めに、本年1月27日に開催された新
宿区シティーハーフマラソン・ジョイントイベントへの参加や、元早稲田商店街会長の安
井潤一郎衆議院議員の講演会開催、販路の新規開拓など具体的な取り組みが始まっており
ます。
 今後は、物産のみならず、区民ニーズであります地方での各種体験機会や余暇の充実な
どを積極的に捉えて、文化面や人的な交流を拡充していきたいと考えております。
 次に、府中市について、現在までの認識と今後の交流拡充への取り組みについてであり
ますが、平成11年に府中市の是政商店街が企画する「他地域交流イベント・これまさ君
まつり」に旧利根村商工会が出店したことが結び付きとなり、様々な文化、スポーツ交流
などを旧利根村商工会が主体となって進めてまいりました。そして、現在でも朝市への参
加や中学生野球交流など、基本的には民間レベルでの交流を続けているところであります
が、府中市についても新宿区同様、さらなる交流の拡充を図っていきたいと考えておりま
す。
 また、都市間交流では、首都圏の板橋区などのほか、県内でも太田市など東毛地区を新
たな交流先とし、物産や文化面の交流を推進することで、地場産品の販路拡大、交流人口
の増加や観光誘客を行い、さらには、企業誘致につなげることなども視野に、地域の活性
化に結びつけていきたいと考えております。
 次に、中国について、中国の都市との姉妹都市締結に向けた調査研究についてでありま
すが、現在、加速する国際化や経済のグローバル化に伴い、国家の枠を超えた結びつきが
強まり、人や物、また情報などの流れが地球的規模で拡大する中、外国の都市と交流する
ことは、国際理解を深め、国際感覚を磨くために大変意義あることと考えております。
 一方、国内外を問わず、様々な都市との連携や交流を深め、お互いの地域特性を生かし、
補完し合い、活性化を図っていくことはまちづくりにとって大変重要であると認識をして
おり、今後、姉妹都市締結にこだわることなく、色々な角度から検討してまいりたいと考
えております。
 以上申し上げまして、星野議員のご質問に対する答弁とさせていただきます。
◇15番(星野 稔君) それでは、答弁をいただきましたので再質問をさせていただき
ます。
 今回、私は、全般を通してですね、細かい手順だとか、そういうところよりは、どちら
かというと市長の政治的な判断、政治的な決断を多く聞きたいというのが実は本心であり
まして、率直に、市長の言葉で、行政の立場もあろうとかと思いますが、ぜひご本人の腹
の言葉から伺えればありがたいと思います。
 まず、1点目の、市長の決意についてでありますが、先ほどの答弁を伺って不退転の決
意であると、よくわかります。私も冒頭申し上げましたけれども、直接、市民の方、大体
2人から5名、多くて7、8名だったのですが、2、3時間、だいたい1カ所かけて、私
も本腹を話す。そして議会の活動内容、また各議員の活動やら議員の頭を痛めていること
とか、そういうことも説明をし、また今回の行財政改革のこともよくお話をしたつもりで
あります。やはり一番感じるのは、その中で市民の方はとにかく不安があるなというのが
本当に率直に感じられまして、また、ただ市民はこれだけ大変な状況なので、大変な状況
ということはよく説明をすると、よく理解をしていただいたと思っております。その一方
で、やはり強烈に我々がお叱りを受けているのが、当局がここまでやったのに、議会はじ
ゃあ何を20年度予算で反映したのかと、こういう厳しい意見をいただきました。ただ、
現在、議会も橋議員を委員長として、活性化検討委員会ができておりまして、その中で
答えを反映させていくと。必ず議会一丸となって市民にお示しします、ということは報告
をして、お詫びも申し上げてきた経過がございます。
 やはり今市長、不退転の決意ということをおっしゃいましたけれども、市民になかなか
伝わっていかない、全市民に、市長はそこまで腹を括っているのか。そういうものが伝わ
らないのが実情だと思うんです。関心のある方は察知をするでしょうけれども、それに併
せて心配なのが、500人の職員の方もこれはやはり先を考えれば心配を、不安があるの
だと思います。
 そこで市長、私、常々いつも思い返すことがあって、今日も今、思い返しながら聞いて
いたのですが、平成15年、市長が、市長選挙に出馬を決意をしたというときの一言であ
ります。それは、市長、身命を賭して立ち上がる決心をしたということを涙ながらに言わ
れたのをよく覚えておりまして、その覚悟からすれば、この改革をするにあたって、当然、
市民からは、不安なことや、また不満も、市長に対する批判も噴出をしてくるでしょう。
そういうことを考えたとき、例えこれは自分の政治生命が絶たれたとしても、これは不退
転の決意で臨むのだという、その決意で臨むのだという、その決意をもう一度、再度、お
聞かせ願いたいと思います。
◇市長(星野已喜雄君) まず、18回からの座談会に臨んで、100人の方々と話をさ
れてきたという議員の活動に敬意を表したいと思います。これからもぜひそういう観点で
頑張ってもらいたいと思っております。
 議員ご指摘のとおり、色々な場面でお叱りもいただいておりますし、しかし、私自身も
先ほど言うように、常に背水の陣で臨んでいるつもりでございます。従いまして、どんな
諸状況にあろうとも、常に剣が峰のつもりで頑張ってきたつもりでございます。従いまし
て、選良という立場でございますので、市民の方々からご批判をいただくということは当
然でもありますし、また、応援をしてくれる方々もおります。
 今回、私どもが本当に剣が峰に立ったつもりで、いわゆる説明会にも臨んできたつもり
でございまするし、この状況を何とか歯を食いしばって乗り切っていかなければならない
と思っております。その場面においては、常に政治の立場で、選ばれた人間でありますか
らして、どんな場面が招来しようとも私は覚悟をいつもしております。覚悟に勝る決断な
しという言葉がございますけれども、そういうようなつもりで今後とも取り組んでまいり
たいと思っております。
◇15番(星野 稔君) よくわかりました。
 次に、一般会計170億円規模を目指すスケジュールについてでありますが、やはり削
るところまで、今回、15億6,000万を超す額を削って、これだって血がにじむ努力
があったと思うのです。なおこれから、そこの目標にいくまでは、これは並大抵なことで
は削れない。これから先は手を付けるところは大体付けた。この先、どこにいくのだとい
うときに、本当にこれは大変な戦いになると思うのですが、ぜひ先ほどの決意同様頑張っ
ていただきたいということと、これは議員も、私も仮にも選挙を受けて当選をさせていた
だいて、市民の期待に応えられないときは、これは議員の立場であっても、いつでもこれ
は下野をするという覚悟は持っていなければならないということは、これはいつでも自分
の覚悟としてあります。そして、170億円の規模を持っていくスケジュール、いわゆる
これはよくわかります。また、これだと削る一方、減らされる一方で、非常に市民にとる
と不安であったり、なかなか夢が描けない。夢を見られないところもあると思うのですが、
この流れの中で、議会から一般質問で、各議員から色々な政策や活性化の案や、お金のか
からない案というのが随分示されていると思うのですが、これはそういうことも平行して、
うまく導入をされながら、メリハリもつけてやっていくというお考えであるのか。それを
お聞かせいただければと思います。
◇市長(星野已喜雄君) やはり台所事情が厳しければ手を打つことができません。従い
まして、大変市民の方々にもご迷惑をかけているわけですけれども、今回、私ども施政方
針演説の中に、4つの項目を散りばめさせていただきましたけれども、総じて、ソフト事
業にウエイトを置いている経過がございます。今後とも、議員の皆様方の色々なご意見を
承りながら、お示しをした4つの項目を、平成20年度はこれに向かって努力をしてまい
りたいと思っております。いずれにいたしましても、ハードからソフトへの流れは否めま
せん。しかしながら、諸状況に応じて、例えば先ほど情報の問題が出ましたけれども、そ
ういうようなことであるとか、いわゆる子どもの将来のことだとか、やはり喫緊の課題に
ついては柔軟に対応していく必要があるのではないかと思っております。
 実は今回、議員からご質問を承るにあたりまして、全国の類似団体を29市ほど調査を
させていただきました。そうすると、総じて、前年対比マイナスの2.2パーセント位で、
205億前後に推移をしているようでございます。これらを見たときに、本市は昨年は多
かったのでありますけれども、今年はそういった類似団体の平均から見ると、7億位低く
なってはおります。ただ、そうかといっても、県内の12市の、富岡市やみどり市等と比
べると、やはりそこには色々な乖離がございますので、横文字を使うのは大変失礼かと思
いますけれども、170億円台を目途に、色々と諸事業を加えてくると、180億円台に
乗るのかなというような形の、こちら側の試算は現在しているところでございます。いず
れにいたしましても、おっしゃるとおり、削るだけでは夢が持てないということは当然の
ことでございまして、今後、議員の皆様方のご指導をいただいて、努力をしてまいりたい
というふうに思っております。
◇15番(星野 稔君) よくわかりました。ぜひ力を入れるべきは入れて、解決してい
くべきはしていくという、両睨みでうまく舵をとっていただければありがたいと思います。
よろしくお願いします。
 次に、ふるさと納税制度の導入についてなのですが、私、今の答弁を聞いて非常に安心
をいたしました。実は、昨年の後半あたりから、テレビ報道でも有名なのは、佐賀県知事
さんなどは、かなりトップセールスでPRをされておりましたし、また、利根郡をみます
と、ある利根郡の首長さんなどは、もうすでに俺は2億円の確保の目処はついたと。将来
的に10億位は確保したいのだと、この事業で。そういったえらい強気な話も聞いており
ますので、沼田市としてもこれはできること、これは確保ができれば新しい夢が、事業が
展開できる。市民に対してもこれは非常に希望を与える制度だと思いますので、非常に前
向きな答弁をいただいて、非常にうれしく思っておりますが、また、市長の答弁の中で少
し出たのですが、この中で、使い道を、目的指定をされた場合等も出てくると思うのです
が、または沼田市の場合で、現時点で市長がイメージする、例えば沼田市のふるさと納税
については、ふるさとの環境や水資源と言ったらいいのでしょうか、城堀川の整備とか、
特定の事業をうたって、それに寄附を受けるというようなお考えはあるのかどうか。現時
点のお考えをお聞かせいただければと思います。
◇市長(星野已喜雄君) 議員のお考えは、目的化した形の中の対応をどうかということ
かと思いますけれども、現時点では、そこまで突っ込んだ検討をしているわけではござい
ません。ただ言えることは、あくまでも沼田市が好きだ、沼田市に昔住んでいた、沼田に
本家がある、親戚があるというようなことが縁になった形の中で、この事業は、あるいは
またこのふるさと納税は進んでいくというふうに思っております。そこのところを押えな
い限りにおいては、他の諸々の、そういった以外のところにまで波及させることはなかな
か難しいかと思っております。
 従いまして、今ご提案されたようなことについては、今後の参考にさせていただきたい
と思いますけれども、やはり交流事業を活性化させるということの、こちら側の受け皿的
な形の中で、そこに環境や水や城堀川があったとなれば、それは大いに歓迎すべきことで
はないかと思っております。つまり、交流事業を進めていくという視点の中に立ったとき
に、こちら側の受け皿としていわゆるそういった目的感が出てきて、市民の整合性が持た
れればそういうようなことも一つの選択肢ではないかと思っております。
◇15番(星野 稔君) わかりました。
 それでは次の、導入に向けた市民並びに準市民への協力要請なのですが、先ほど市長も、
市民に対して応援要請をしていくというお話でありますし、準市民に対してもその答弁を
いただきました。市長、これはかなり各自治体が、この動きは加速をしておりまして、沼
田市としても市長が決断をしたら、先んずれば制すという言葉もありますので、躊躇して
はならないと思うのです。それは、中途半端なPRではこれは届かないだろうと。まず、
準市民の方にも、これは郵送でも結構でしょうし、的確に沼田市のお願いをしたいという
考えを明確に伝えるということと、市民の方へも、広報に多少出したからそれで協力を得
られるかというと、そんな簡単にはいかないと思うのですが。これはその法律が通って、
決断を沼田市ができる状況になったら、これは躊躇をせず、市長を先頭に、大きな声をち
ょっと張り上げていただかないとだめなのかなという気がするのですが、その辺の、躊躇
をせず、どこまで踏み込んで応援要請ができるか、その辺について市長お考えをお聞かせ
ください。
◇市長(星野已喜雄君) 実は、これは議員の後段の、交流事業との関係に係わってくる
問題でありますが、昨年来から、各関係団体のご支援もいただいて、非常にこの交流事業
を、まさにこの予算を使わずに展開して、非常にそういう意味では幸先のよいスタートを
切ったのではないかと思っております。そうしたときに、やはり議員の中にもそういうこ
とのご意見等承っている方もいたのではないかと思いますが、今朝、金子さんという方が、
新聞に大きく取り上げられておりました。
 この方は、東京は八重洲にいる方でございまして、県の出先機関の方でございます。こ
の方が、川田は岩本の出身の方でございます。私も兼々、縁をいただいてまいりました。
積極的に副市長に指示をいたしまして、できるだけこの1か月に何回か、行けるときは上
京して、そして関係機関の所を挨拶廻りをするというようなことが必要なのではないかと
いうことで、今内部で色々と調整をしています。今後ですね、交流事業を推進していく上
には、どうしても先々には、東京がいいのか、それもどこがいいのかという特定はちょっ
とできないのですが、ある程度拠点を作る必要があるのではないか。こういうふうに思っ
ておりまして、今後そういう関係機関の方々のご指導をいただいていきたいと。
 特に、この金子さんが、隣の吾妻の中之条の四万温泉が、はとバスと組んで、四万温泉
の旅のセットを提案を金子さんのところに持っていったところにたまたま副市長が出会っ
たそうでございます。そういうようなことから、私どもは極めてそういう意味ではアプロ
ーチが弱かった、ということを率直に反省をしておりますし、反省したことをそれだけに
終らせないで打って出たいと思っておりますので、そういうようなことから、いわゆるそ
ういった準市民の方々がたくさんおられるような所。さらに、後援会等で来ていただいた
安井先生や、あるいはその他諸々の文化面の講演をされた先生方等々のところへ、今後積
極的に交流事業推進の観点からもアプローチをかけていきたいと思っておりますので、当
然、本事業を選択したとすればですね、いまおっしゃったようなことを通して、積極的に
こちらから出向いて、一生懸命挨拶に廻っていくという決意は、すでに正月あけて早々、
副市長の方には指示をしたところでございます。いずれにいたしましても、4月以降、か
なり積極的な動きになっていくというふうに思っております。
◇15番(星野 稔君) わかりました。ぜひ積極的な推進をよろしくお願い申し上げま
す。
 それでは次に、テレビの難視聴対策についてなのですが、1点目の、今までの取り組み
と方針についてはよくわかりました。ただ、これについて、市長が先ほどおっしゃった、
テレビ事業者が整備を、責任を持つというのはこれは基本で、原則であるということもよ
くわかります。ただですね、この2011年の7月24日に向けて、これは当局も頭を痛
めてこられて、生活課長ともやりとりをする中で、デジタル化が導入になることによって
かなりのところが解消になるだろうと。ただ、これはあくまで始まってみないとわからな
いことですから、県の情報政策課等は、かなり解消がされるというような見込みをされて
おりました。
 それで市長、沼田市も、中山間地域の利根郡地域も頭を痛めてきたのですが、このデジ
タル化の切り替えによって、難視聴問題というのはある種、最終局面をこれは迎えるので
はないかなというふうに思っておりまして、これは市長が、現在このデジタル化導入とい
うのが沼田市にとって、難視聴地域を解決するチャンスであると思われているかどうか。
これは最大の、今までのアナログ放送ではなかなか対応できなかった部分が対応できてく
るという流れもあると思いますので、沼田市にとってチャンスであると思われているかど
うかですね。その辺のお考えをお聞かせをいただきたいと思います。
      ─────────────────────────────
◇議長(金井康夫君) 休憩します。
午前11時58分休憩
      ─────────────────────────────
午後1時00分再開
◇議長(金井康夫君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
      ─────────────────────────────
◇市長(星野已喜雄君) 星野議員の再質問にお答えをしたいと思います。
 今回の色々な流れがチャンスと捉えているのかどうかということでございますけれど
も、そういう意味では、チャンスと受け止めておりまして、今後、国、県の動向等も把握
しながら、地域対応に処してまいりたいと思っておりますので、ご理解を賜りたいと思っ
ております。
◇15番(星野 稔君) はい、わかりました。
 それでは次の、中継基地建設に向けた決断ということで、通告上こういう書き方をさせ
ていただいたのですが、先ほどの答弁で、国の支援等によって対応を考えていきたいとい
うお話でございました。冒頭申し上げたとおり、本来これは事業者が主体で整備を進めて
いくわけなのですが、ここで我々も期待をするところは、デジタル化が進むことによって、
かなりの高い確率で改善がされると。それにまず期待を寄せると同時に、どうしても電波
の届かない所が出てくるのだろうなと。前よりは少なくなるでしょうが、どうしても残る
所は、これは否定はできないのであります。また現在、国とか、今回も一般質問で自分な
りに調査をしていきますと、国の動向、またテレビ事業者の動向等を伺ってくると、国の
動向としては、これは市長まだ決定されてないので答弁はできないと思うのですが、現在
の流れとしてですね、ミニサテライト局的なものの設置を、これから地方自治体にも国は
認めていくという規制緩和をせざるを得ない。これはなぜかと言えば、国も国策で進めた
以上、2011年の7月24日になって、これは映らないでは済まないことなのだと思う
のです。それに対して、テレビ事業者には当然責任を負わせているようですが、最終的な
解決は、これは地方自治体にその免許を与えることによって解決をしていくというような
これは流れがあるのかなと。色々情報を聞きますと感じております。
 また、テレビ局サイドからの難視聴対策ということで、デジタルの場合の難視聴対策と
して、現在、各テレビ事業者が注目をして、試験導入もされてかなり効果をあげていると
いうのが、デジタルでも、どうしても物陰に、ビルの陰とか、山の陰のところは電波が届
かない。弱い所ができると。それをデジタルの場合はギャップというのだそうですけれど
も。そのギャップ、電波の弱い所に再送信で電波をしてやることでカバーができるという
やり方が、今注目をされております。この方法をギャップフィラーというのだそうですけ
れども、事業者に聞くと、これが400万から1,000万位、規模によるけどその位の
経費がかかるのだと。それは当然、テレビ事業者もそういった方法で難視聴地域を解消を
してくるのだとは思うのですけれども、国の方でもそういう規制緩和の流れがある。また、
方法としては、色々な方法がさらにこれから打ち出されてくるだろうということが予測を
されております。その中で、私もひとつこれは大変心配なことは、デジタル化が2011
年に向かって進められているときに、映るようになる家庭がかなり増えてくると思うので
す。そうすると組合に入っている意味がないので、組合から己とこれ退会をされる方が出
てくる。そうすると組合の維持が難しくなるということになるのだと思うのですけれども、
そうなった場合に、やはりこのデジタル化によって共聴の時代というのはもう終わりを告
げていくのかなというのを感じるところがうんと不安に思っているところでもあるので
す。そういうことをふまえてですね、これは最後は本当に、市長は先ほどから、国の支援、
また県との連絡、調整によって対応を考えたいという、これはかなりこれも踏み込んだ答
弁をされていると思いますので、最後は、もうこれは市長の政治決断になるのではないか
と思いますけれども、国策として進めてきたこのデジタル化対応をしても、なお難視聴地
域が残ることは果たしていいことなのか、悪いことなのか、それは1点お伺いしたいのと、
デジタル化対応することによって共聴組合に加入されている方も負担を、3万5,000
円上限はするわけです。その上、さらなる負担をさせてもいいのかということであります。
その2点について、市長のお考えをお聞かせをいただければと思います。
◇市長(星野已喜雄君) 難視聴、色々と対応しても難視聴が起こるのがいいのか、悪い
のかということになると、これは決してよろしくないというふうに認識をしておりまして、
色々とこれは配慮していかなくてはならないと思っております。
 ただ、今後段の、負担のことについてはちょっと勉強不足で誠に申し訳ないのですが、
共聴組合からさらにデジタル化になってくるとそれが負荷されているのかということなの
かなというふうに受け止めましたけれども。それらについては一応、共聴組合等の関係に
ついて色々説明会を近々に持つ段取りになっているようでございまして、そういうような
ところでまた意見を色々と承った形の中で対応を図れればと思っております。後段のこと
について、ちょっと整理がつき兼ねるもので誠に申し訳ないのですが、そんな言い方にな
ってしまうわけでございますが、いずれにいたしましても、まもなく説明会に入るという
ことになっておりますので、それらのところで意見を承って対応が図れればと思っており
ます。また、議員の方からも、直接担当課の方に、ちょっとその辺のことについてサデッ
ションいただければ、私の方でもまた対策を考えていきたいと思っております。
◇15番(星野 稔君) わかりました。基本的な市長のお考えはよくわかりました。こ
のデジタル放送、テレビ難視聴対策についても、デジタル化に向けた関係で、最後に、も
し細部にわたれば民生部長にお教えいただければと思うのですが、まず1点目として、市
長が先ほど言った、市民への説明会、これをどの時期でやられる予定があるのか。これに
関しては、加入をしている市民の方がものすごい不安になっているお話を今、色々な情報
で聞いておりまして、どういう対応をしていいかわからないとか、そういう非常に不安が
あるそうです。それに対して当然市の方も、国に順次デジタル化の対応に向けての計画も
作らなければならないと思うのですが、その動向を、計画を作って市民の皆様に説明会を
行う、その時期等をお教えをいただければと思います。よろしくお願いします。
◇市長(星野已喜雄君) 先ほど申し上げましたとおり、説明会の関係等については、も
うすでに今回、一般質問の答弁内容を承ったときに、そういうようなことで色々と内部で
もそういう動きがあるということは承知しておりますので、民生部長の方から説明をさせ
ていただきたいと存じます。
◇議長(金井康夫君) 民生部長。
◇民生部長(田村澄夫君) 命によりお答えをさせていただきます。
 デジタル化に伴う説明会でございますが、現時点、今月の末に、国の所管であります総
務省関東総合通信局ですか、そこの方の担当官をお招きをいたしまして、現在、辺地共聴
施設を組んでおられる方に出席をいただいて、国の考えている制度概要、それから今後議
員がおっしゃられたギャップフィラーですか、それらの制度等々の説明をいただいて、今
後デジタル化に対してどのように対応していくかの説明をいただいて検討をさせてもらう
ための説明会を実施する計画になっております。
 なお、関連いたしまして、国の担当官からは、先ほどの議員のおっしゃられた制度につ
いての説明も同じ時期になされる予定となってございます。
 以上でございます。
◇15番(星野 稔君) テレビ難視聴対策についてはよく理解をいたしましたが、これ
は沼田市にとっても切り替えが、難視聴を解決をするチャンスであると。その節目と、あ
と国の支援策によってこれは動向をにらんで是非遺憾なきよう積極的な対応をお願いをし
たいと思います。
 次に、都市間交流の推進についてでありますが、1点目の、下田市につきまして、引き
続き推進をしていきたいというお答えでありましたが、どうしても今回も新宿区、府中市
といった都会の近い所、人口が多い所、これはどうしても沼田市を活性化しようとすれば
近くて、人との交流が身近にできて、また経済的にも効果があるというようなところから、
これはやらなければならないことなのですが、それを考えるときに、下田市という姉妹都
市のことを考えると、どうしても下田市も放ってはおけないのではないか。やはり沼田市
の基本でありますので、下田市議会から私も指摘を受けた経済交流であったりとか、観光
交流ということをいわれました。それについて地理的な距離があるということで難しいと
は思うのですが、今年また市長も黒船祭に参加されると思いますが、私も黒船祭に一度、
前回の期にお邪魔をしましたときに、あの祭を見て、ものすごい感激もありましたし、新
鮮さ、パレードというのがこれほど鮮烈に印象に残るものなのかなというものを強烈に感
じたのですけれども。そういったものを下田の黒船祭のパレードなんかも海に上がる花火
の話なんかも、市民の方にいたしますと、かなり皆さん関心を持って、ぜひ皆さん行って
みたいと声は伺ってまいりました。そういうときに、下田市の場合、特に向こうから無理
に来てもらうということを考えるよりも、まず沼田から出かける政策的な、決して市に財
政負担をしろということではなくて、例えば観光会社に下田市ツアーを組むなり、そうい
うのに沼田市民に対して周知をしてやる。そういうことも何か仕掛けを作ってやらないと、
このままでは尻すぼみになってしまう。そういう仕掛けも必要ではないかと思いますが、
市長その辺、観光交流的な面も含めてどういうお考えをお持ちかお聞かせいただければと
思います。
◇市長(星野已喜雄君) 議員ご指摘のとおり、この都市間交流は何と言っても伝統誇る
下田市との交流事業というものが基調とならなければ意味をなさないということは、まっ
たく同感でございまして、今後とも下田市とのご縁をしっかりとした形の中で構築をして
いかなければならないと思っております。
 議員がご指摘されていることについては、大変意味深いことを言われているというふう
に私も受け止めました。実は先ほどの質問に対する答弁の中にも、吾妻の四万温泉が、要
するに東京のはとバスを活用して、いわゆる四万温泉の1泊2日のツアーをプレゼンテー
ションして、そして、そこから、そこというのは八重洲を言っているのですけれども、色
々とご協力をいただいているということを承ったときに、まさにそういう時代なのだなと
いうふうに思うと同時に、そのことはすぐ私は老神と頭がリンクをいたしました。それは、
受け入れる側のことについてのプレゼンテーションでもあり、仕掛けでもありますが、や
はりいまおっしゃるように、逆にこちらの方から下田の方に訪れる方々がおられれば、あ
るいはまたおられると思うので、そういうような手立てが構築できるのかという、こうい
うご質問かと思いますけれども、来ることに対してのそういう対応ができるとすれば、行
くことについても当然できるかと思っております。
 下田市は、黒船祭もさることながら、ご案内のとおり日本の明治の夜明けを、本下田市
が日米修好通商条約を結んだ経過の中に、いわゆる日本の開国がなされてきておりまして、
そういう意味では大変格式の深いところでございまするし、パーティー会場等にまいりま
すると、アメリカの駐日大使も出席されるという、格式から見ると、日本の中でも最上位
にランクされているいわゆるイベントではないかと思っております。従いまして、ご指摘
の関係等については、今後の下田との交流の何らかの手立てとして、位置付けていければ
というふうに思っておりますので、ご理解を賜りたいと思います。
◇15番(星野 稔君) よくわかりました。
 次の、下田市、府中市、時間もありますので、これ一緒に伺いたいと思いますが、先ほ
どのご答弁の中で、ずいぶん市長も踏み込んだお考えをされているということがよくわか
りましたが、2月16日の安井先生の講演の中で、地震のときの、ぜひ沼田市が受入先に
なってほしいというようなお話があったと思うのですが、こういったこと。災害協定的な
ことですね。安井先生、おもしろいことを言っていたのは、区民から、商店街から会費を
取って沼田市に納めて、その代わりに、災害がないときは、地方から野菜を送ってもらっ
て対応するとか、そういうアイデア一つでずいぶんおもしろいことができると思うのです
が、そういったことまで府中市共々、府中市は利根町との長い交流があったということで、
合併になって村がなくなったので交流も終わったのでは、やはりこれはもったいないです
し、やはり心が寂しい気がいたしますので、こちらの両方ともそういった積極的な仕掛け
をしていくお考えがあるのか。その辺のお考えをお聞かせいただければと思います。
◇市長(星野已喜雄君) 今回の施政方針、あるいはまた予算説明の中にもございました
ように、4つの項目の主要な一つとして都市間交流によって活性化を図っていくというこ
とを明確にうたいこみました。先ほど来お話のとおり、この4月以降、できるだけこちら
の方からもしかるべき体制のもとに、言うなれば情宣に打って出るということで、この辺
はかなり体系づけていきたいと思っております。その行き先というのは、やはり今までの
縁を共にしてきた方々との縁を抜きにしては考えることはできませんので、具体的には、
議員がおっしゃっている旧利根町との関係の府中市、それから新宿区、さらに、実は、第
二次世界大戦のさなかに疎開としてこの沼田、利根を中心に、大変お寺がその対応にあた
ったわけでございますが、この板橋区、あるいはまた私どももそれぞれの縁も共にしてお
りますので、今後、機会をみれば浦安市等にも働きかけをしていきたいと思っております。
 勿論、当然それはですね、安井先生がおっしゃっている災害の関係と私どもの持ってい
る特質である農産物の位置付けと同時に、この大自然との関係を精査していくことによっ
て仕掛け、あるいは仕組みができてくるというふうに思っております。安井先生が言われ
ていたと思うのですけれども、要するに、「危機な所」にいわゆる商売が発生するという
ような、そういう言い方もされていたと思っておりますが、そういった危機のあるところ
に着眼すると本質的な交流のやり方が見えてくるのではないかと思っております。いずれ
にいたしましても、兼々これについては、遡ること金井助役の当時から考えていたことで
ございまして、やはり徐々に色々な努力を重ねてきた中で、気運が全庁的に高まってきて
いるなというふうに思っておりますので、まさに平成20年度はそのチャンスと思ってお
りまして、繰り返し申し上げたいと思いますけれども、思い切って関係する、しかるべき
人間をできるだけ送り込んで、そして情報を集めて、どういう方法がいいのかということ
を体系付けていきたいなと、こういうふうに思っております。
◇15番(星野 稔君) わかりました。国内の、下田、新宿、府中市についてはよくわ
かりました。積極的な推進をお願いをしたいと思います。
 最後の中国についてでありますが、色々な角度から研究もしていきたいというお話もあ
りました。それで、これ最後にお伺いしておきたいのは、群馬県も観光振興目指して、大
澤知事がトップセールスとしてかなり力を入れてきたということもございます。市長と大
澤知事も県議当時の、同僚の、仲間であったということもありますし、また、この中国に
ついて、いきなり予算をつけて云々とかそういうものではないと思います。これは私も期
待をするところは、市長の人脈というのは、福田総理まで今までの付き合いでもあるわけ
ですし、福田総理はご存じのとおり親中派でならした方です。色々な角度、市長が人脈を
フルに活用するとかなりの情報が集まるのではないかと思うのですね。それをした上で、
じゃあ何が中国の方たちにアピールができるかというものが見えてくると思いますので、
その辺の市長の人脈のフル活用と市長の執念、これは足で稼ぐしかないのでしょうけれど
も、それを市長が、これはかなり本気で歩かないとだめだろうなと思うのです。市長一人
の責任ではないですが、我々にもそういう人脈があれはそれは活用していただきたいと思
いますが、その取り組みへの市長の気迫はやはり必要だと思います。それを最後にお伺い
したいのと、最後、総体して、現在の沼田市民は、市長のパワーに期待を寄せているわけ
です。大変なときだからこそやはりトップリーダーの星野已喜雄市長にぜひ方向性を示し
てもらいたいし、パワーに期待をしているということを最後、市長に受け止めていただい
て、最善の方向に沼田市を導いていただくようにお願いをして、最後お伺いをしたいと思
います。よろしくお願いいたします。
◇市長(星野已喜雄君) 議員、今朝、あるいは昨晩のテレビを見たかどうかわかりませ
んが、全世界のお金持ちのランキングが紹介をされました。非常に注目するのは、中国、
ロシア、インド、ブラジル、この4つの国が、今、破竹の勢いで世界を席捲しはじめてい
るということ。しかもものすごく人口が多い地域でもございます。その中の当然、一翼を
中国が担っているということは論を待ちません。今までもご案内のとおり、先輩の方々が、
ロマンチック街道等あったりして、ドイツのフュッセンとの関係を選択されまして、すば
らしい実績をあげられてきたということは、もう本当に先輩の方々に敬意を表すると同時
に、今後とも大切にしていかなければならないと思っております。
 ただ私も、前々から、惜しむらくは、東アジアにそういう関係があればいいなというこ
とは兼々思っておりました。従いまして、今日の中国との関係については、非常にいいご
提案だというふうに受け止めております。当然、韓国もあったり、フィリピンも、ベトナ
ムもあるわけでございますけれども、やはり何と言っても12億からいる中国の存在とい
うのは、もはや4000年の歴史を持つすばらしい、色々ありますけれども歴史的にはす
ばらしいものがございます。どのようなところをヒントにしていくのかということになっ
たときに、議員がご指摘のとおり福田先生のお力、それから、大澤知事のお力等はですね、
大変政治的には重要なことであろうかと思いますので、今後色々と動いていく形の中で、
そういった大先輩方のお力添えをいただいてまいりたいというふうに思っております。
 それではヒントには何があるかということでございますけれども、今日そういった意味
では突然のご質問でございますので、2点だけ今感じていることを直近に申し上げます。
一つは、何といっても、シルクロードという絹を通しての文物の流れは、これはもう紛れ
もない事実でございまして、今回、ご案内のとおり、薄根の大桑等もですね、そういった
シルクの関係から富岡のいわゆる世界遺産の流れになってきた経過もございまするし、お
蚕は大変な状況でありますけれども、そのことなくしては東西の交流はあり得なかったと
いうことから、これは一つの何かヒントがあるのではないかというのが1点です。
 2つ目は、これは極めて個人的な言い回しになるかも知れません。お許しいただきたい
と思います。私が市会議員のとき、利根沼田卓球協会の理事長をしておりました。そのと
きにすでに、当時の世界チャンピオンのキオンティーという中国の卓球選手を迎えてまい
りまして、いわゆる500人からの利根沼田の小中学生の卓球の講演会を行ないました。
その後、中国の卓球の選手が3回位は来ております。申すまでもなく、この利根沼田は、
何といっても卓球は、いわゆる柔道、剣道とともにある意味においてはお家芸でもござい
ます。隣接の片品の星野美香選手は、オリンピックに出場でございましたし、あるいは沼
中におきましては、男女ともすばらしい成績をあげられておりまするし、また、今月の末
日は、薄根のホープスのチームが、宮城県の仙台の方に、東日本の代表選手として臨むと
いうことも承っております。そういうようなことから非常にこの卓球が、元をただすと毛
沢東、周恩来という大物がいる前の段階で、松崎キミ代という当時、専修大学の卓球の中
心的な世界チャンピオンが、いわゆる世界選手権の席で周恩来に見初められたという形の
中で、卓球外交というのも水面下にあった経過がございます。そんなことから、これらの
一つの手段としては講じられていくのではないかと、こういうふうに思っているところで
ございます。
 なお、後におきましては、沼田が、真田、本田、黒田、土岐と4代にわたる城下町でご
ざいますので、そういった歴史と伝統をしっかりと踏まえた形の中で、当然、中国の古典
には、私が申すまでもなく論語であるとか、大学、中庸、孟子、あるいはまた論叢の道教
等もございますので、東アジアの関係は、まさに人間関係そのものが非常にそういう哲学
でも結ばれているというふうにも思っておりますので、今後の参考に処していきたいと思
っております。
 なお、今ご提案がございましたので、これらについても精力的に検討を加えていってで
すね、何とか東アジアの、しかるべき部分にもひとつターゲットを置いてみたいなという
ふうに思っておりますので、よろしくお願いを申し上げたいと思います。
 なお、結びのところでの、私自身に対するいわゆるリーダーシップのお話がございまし
たけれども、もとより浅学非才でございまして、なかなか思うように任せないことも実態
でございます。一人の力はもう限られておりまして、ぜひ議員はじめといたしまして、関
係皆様方のご指導とご支援をいただいて、何とかこの混迷を打開できるように、その先頭
に立って一心不乱に頑張ってまいりたいというふうに思っておりますので、今後とも変わ
らぬご指導とご支援をよろしくお願い申し上げたいと思います。
      ──────────────◇──────────────
◇議長(金井康夫君)  次に、金子一弥議員。6番。
              〔6番 金子一弥君登壇〕
◇6番(金子一弥君) 通告に従いまして一般質問を行います。
 新生沼田市が誕生して3年が経過しました。
 現在、我が国の財政状況は、国・地方とも危機的な状況にあり、このような状況の中、
ここ数年来、市町村合併や三位一体の行財政改革が推進されてきました。
 本市の財政内容を見ましても、これらの行財政改革の見直しによる地方交付税の減額、
国庫補助負担金の廃止、減額等、税源・財源の乏しい中山間地域の本市にとっては、まさ
に国による犠牲者になってしまう、そのような危機的な状態に直面している状況にありま
す。
 このような状況の中、平成20年3月予算定例議会が開催され、合併4年目を迎え、「水
と緑の大地 田園空間都市」を将来像として、身の丈に合ったスリム化を図る中、「水と
緑を守る環境関係事業」、「市民の安心安全を確保する事業」、「未来を担う子育て関係事
業」、「地域を活性化させる交流事業」を柱とした平成20年度予算が示されました。
 後年度負担の軽減を目途にし、義務的経費まで抑制を図り、市長はじめ常勤特別職の報
酬の削減、また全職員についても5パーセント相当額の削減を実施したことについて、こ
れらの事案に対し取り組まれてきた市長はじめ多くの職員の皆様に敬意を表す次第でござ
います。
 合併4年目における今時のような状況は、容易に想像でき得ませんでしたが、現状を自
分なりに踏まえながら質問させていただきます。
 1点目として、みんなで築く地域の多様性を生かしたまちづくりについて、地域自治区
の推進について、地域の実情や多様な特性を生かしたまちづくりを行うための施策につい
て、個性豊かな地域づくりを行うための方策について、次に、地域協議会について、2年
間の会議の方法・結果を踏まえての今後の地域協議会のあり方について、また合併時にお
ける調整項目のすり合わせの取り組みについてでありますが、まず最初に、地域の実情や
多様な特性を生かしたまちづくりを行うための施策について伺います。
 本市におきましては、衰退する中心市街地商店街、後継者のいない農林業、老神温泉を
中心としたところの観光業、また消えゆく寸前の小集落対策、最近では限界集落という言
葉を用いて報道等でよく取り上げられておりますが、これらの対策について、利根町また
は白沢町で言うならば地域自治区制度の下で振興局長を中心としたスタッフで効率的に取
り組まなければなりません。地域自治振興のための予算要求権限を活用した振興局運営を
具体化させるためにも、毎年度毎に今一歩踏み込んだ一定枠の予算を配分すべきだと思っ
ておりますが、市長の見解を伺います。
 次に、個性豊かな地域づくりを行うための方策について伺います。
 利根町におきましては園原のふるさと祭り、多那小区の盆踊り、花火大会、老神温泉旅
館組合で実施している雪ホタル等に地域振興等支援事業補助金の交付、また少年野球を通
じた都市間交流などにも配慮をいただいておりますけれども、個性豊かな地域づくりを行
うための方策についてどのように検討されているのか、市長の所見を伺います。
 次に、地域協議会について伺います。
 本協議会は、合併前は議員の在任特例が終わる平成19年4月に設立されるものと認識
をしておりましたが、その後の状況の変化、または市長の判断によって、平成18年4月
に設立をされました。白沢・利根ともに15人の協議会委員の皆様によって今日まで熱心
な議論が展開されてきておりますが、当協議会の性質上の観点に立ってみると、個々の委
員の方々の意見が反映されずらい、反映させられない立場にあるという認識が、それぞれ
の委員の方々に生まれてきております。私たち議員も協議会の委員も、合併して早くも3
年経過してしまったという認識でなく、まだ3年なのだから、暫定7年間を有効に無駄な
く使って、旧沼田市民、旧白沢村民、旧利根村民、これらの現沼田市民の人々が5年後、
10年後において合併を肯定できる状況を作るのが私たちの責務と考えております。その
ためにも合併後の末端の作業部会的な役割までも担っている地域協議会の役割はますます
大きなものがあると考えられます。
 この2年間の地域協議会全体の会議内容等を踏まえて、これからの協議会のあるべき姿
について、市長の所見を伺います。
 最後に、協議会の中でも議論されていた、合併時に向けてのすり合わせ事項について伺
います。
 1,000を遙かに超える項目の中で、協議会における質問の中では「80パーセント
はすり合わせができた」との回答があったように聞いておりますが、色々な実情を踏まえ
ているこのすり合わせ事項に対し、総括する部署はどこなのか、またこれらの事案に対し、
どのような姿勢で取り組まれているのか伺います。
 以上4点、市長の率直なる所信をお伺いし、1回目の質問とさせていただきます。
◇議長(金井康夫君) 市長。
             〔市長 星野已喜雄君登壇〕
◇市長(星野已喜雄君) ただいまの金子議員のご質問にお答え申し上げます。
 まず、みんなで築く地域の多様性を生かしたまちづくりについて、地域自治区の推進に
ついて、地域の実情や多様な特性を生かしたまちづくりを行うための地域自治区の推進に
ついてでありますが、住民の視点に立った行政サービスの向上と、個性豊かな地域づくり
の発展を図るため、白沢町及び利根町に地域自治区を設置し、その事務所として振興局を
設置しているものであります。
 振興局につきましては、住民生活に密着した各種窓口業務や保健・福祉サービスの提供
などの支所機能を行うとともに、コミュニティの推進や住民自治支援、住民との協働によ
るまちづくりの推進などにより、末端の組織の活性化を図り、地域住民が自主的にまちづ
くりに参画し、地域の課題や問題点については、自らの力で解決していくことのできる地
域づくりを進めていく機能を有しているものであり、地域協議会や各行政区、各種団体か
らのご意見、ご要望を伺いながら、地域の実情に即し、個性ある地域づくりに向けた、予
算要求を行うことが可能となっております。
 また、一定枠の調整費といたしまして、土木費、道路橋りょう費、道路維持補修費の中
に道路補修事業として箇所付けをしない一定枠の予算を確保しておりまして、その予算に
つきましては、緊急性や優先度を考慮しながら、振興局長の裁量による執行が可能となっ
ているものでありますので、ご理解を賜りたいと存じます。
 次に、個性豊かな地域づくりを行うための方策についてでありますが、白沢町及び利根
町におきましては、長い歴史の中で大切に育まれてきた固有の文化が脈々と流れており、
これらを後世に着実に伝えるとともに、文化活動を通じた地域間、人的交流活動の支援を
通し、新たな文化の創造と個性豊かな地域づくりを目指してまいりたいと考えております。
 地域分権が進展する中にあって、さらに住民自治を進めるためには、住民の意見により
自主的にまちづくりを進めていくことが肝要であることから、住民の意見を聞く機会の拡
大とその意見反映を図ることが必要でありますので、引き続き地域協議会の運営の充実に
努めてまいりたいと考えております。
 次に、地域協議会について、総論について、2年間の会議の方法、結果を踏まえての今
後の地域協議会のあり方についてでありますが、地域協議会は、市長及び振興局長からの
諮問に応じ、答申することのほか、当該地域自治区に関し必要と認められる事項について
審議し、市長その他の機関又は振興局長に対して意見を述べることができることとなって
おります。
 地域協議会ではこの2年間、地域内における諸課題について、振興局長を中心に委員の
皆さんと意見交換しながら協議をしてまいったところであります。
 白沢町地域協議会では、スクールバスの利用拡大のほか、児童・生徒の安心、安全のた
めの通学路の確保の問題など、また、利根町地域協議会では、利根町振興局の出張所の今
後の利活用、学校統合による西小学校園原分校をはじめとした校舎、跡地の利活用や利根
町管内の運動場の活用等々の問題について協議を進めてまいりました。
 今後も設置目的に沿い、地域振興を図るため、地域の実情や特性を活かした個性豊かな
地域づくりの推進と住民の視点に立った行政サービスの向上等を推進するため欠かせない
事業等の検討・協議をさらに進めてまいりたいと考えております。また、地域住民と行政
が相互に連携し合い、協働して安心して暮らせる地域づくりの発展を図る協議機関である
と考えおりますので、ご理解を賜りたいと存じます。
  次に、会議の発言内容(合併時のすり合わせ事項)についてでありますが、協議会の中
で議論されたことを真摯に受け止め、その対応に向け努力いたすことと認識しております。
合併して既に3年が経過したものの、合併時のすり合わせ事項は多岐に及び、協議を積み
重ね合併時までに完了したもの、又、現在進行中で、協議・検討を加えている事項につき
ましても、総務部企画課を中心とし、地域の実情等を考慮しながら慎重に進めてまいりた
いと考えておりますので、ご理解を賜りたいと思います。
 以上申し上げまして、金子議員のご質問に対する答弁とさせていただきます。
◇6番(金子一弥君) それでは、何点かにわたりまして再質問させていただきます。
 まず、地域自治区の推進についてでありますけれども、この問題は、今まで数多くの同
僚議員の方々、優れた見識で多岐にわたって質問されておるわけですけれども、この地域
内分権とか、振興局制度、局長制度、特にこの地域内分権というところに大きな魅力を持
ったと思うのですよ、合併するときに。そこの辺に解釈の違いがあるのかどうかというこ
とで議論が集中してきたような気がするわけなのですけれども。ちょっとこの合併の、本
市では、地域自治区の特例のところを選んできたわけですけれども、合併特例区と地域自
治区、一般制度とありますけれども、特にこの、これは法制度ですからこのまま受けるよ
りしょうがないのですけれども、合併特例区にあたりましては、5年間で、短期間に早く
まちづくりを仕上げなければという狙いもあるのかどうか。法人格を持たせてかなり強い
権限があるように見受けられます。協議会の、この後、あとでまたふれますけれども、協
議会の権限ですね、これも予算等の重要事項を定める際の同意を協議会に求めなくてはな
らない。そういうようなこともあります。予算も、市町村からの、これは合併特例区です
けれども、市町村からの移転財源を財源とする予算を作成することができる。それに加え
まして、この地域自治区、本市の特例のところですけれども、ここはやはり10年間とい
う長いスパンがありますけれども、特にこの協議会の権限とかというところも、区域にか
かる重要事項に関する事前の意見聴取義務ということで、ちょっとよくわからないような
文言で表現をされているわけですけれども、この点をしっかり解釈していかないと、なか
なかこの地域自治区制度、または振興局制度、こういったものの話にかなりずれが出てて
きしまっているような気がするわけなのですけれども。その辺、市長に最初見解を伺いた
いわけですけれども。よろしくお願いします。
◇市長(星野已喜雄君) ご案内のとおり、この合併協議書のいわゆる第8条に「地域協
議会は、当該地域自治区にかかわる、次に掲げる重要事項について、市長の諮問に応じて
審議し、答申するものとする」ということで、大きく6点が述べられております。必然的
に、これら6項目の関係等が大きな一つの作業になってくると思いまするし、今後色々と
回を重ねて、協議会も展開をしてきたわけでございますけれども、これらについての活性
化を図る中で、この6項目にわたっての論議が大いにされるということを期待をしていき
たいと思いまするし、また、そういう姿勢で臨んでいければと思っております。
 ちなみに、これらのことについては、各研究機関では大変関心を持っておりまして、今
月も色々とこれらについての勉強をしたいというような、大きな団体がおりますので、申
し添えておきたいと思っております。
◇6番(金子一弥君) この合併の、今年で4年目に入るわけですので、こういった仕組
み等々もよく理解しながら進んでいかないと、なかなか振興局制度におきましてもスムー
ズな展開がされていかないというような、そういうことも想定されるわけです。地域自治
区の特例の選択をした中で、予算要求的にはちょっと弱い、自治区の一般のところと合併
特例区のところと中間の位置に、本当にわかりずらい制度かなという気もするわけです。
先ほど市長の説明がありましたけれども、局長の裁量にいたしましても、一定枠の調整費、
土木費、道路の補修費等あるわけですけれども、なかなか旧村民にしてみると、これは説
明責任が私たちにもあったわけなので、なかなか難しいところだと思いますけれども、ち
ょっと住民が肩透かしをくらったかな感じているのがこの辺にもあると思います。そして、
この特例を選んだ、これは私たちの勝ち取った権限であるとするならば、その中で局長さ
んが出席をされている、毎週月曜日の最高幹部会議というのが、前同僚議員の方がたくさ
んふれておりますけれども、ここの部分にもやはりちょっと色々お聞きをしたいことが出
てくるわけなのです。
 3年間、毎週月曜日の8時半に会議をしたとする経過があるならば、地域に戻って、局
長さんはそれぞれの、郷原局長さん、根岸局長さんも、地域のことに本当に詳しく、優れ
た方だと思います。今までに、大きな問題点というのは村民の意識の中にも共通されてい
ると思いますけれども、それに対しての解決策だとか、色々な対応が迫られているのが局
長さん、次長さんの、会議を受けての調整能力だと思うのですね。その辺、この会議が後
段につながる部長さんの会議ですか、そこに至るまでの打ち合わせ会議みたいな感じだけ
で済んでいるのかなという、そういう感想も持ったのですね。それでは困ると。しっかり、
まだまだ7年あると言いますけれども、7年というのはあっという間なのだから、この振
興局制度自体にしても色々な意見が出ているわけですから、これをやはり皆さん納得をい
ただくような形に持っていくということは、やはり一つひとつ実が成るような状態、そう
いうものを作って、皆さんに説明なり説得をしていく責任がこれまた生まれてくるわけで
すけれども。その辺はいかがでしょうか。
◇市長(星野已喜雄君) 振興局長を交えての朝8時半、月曜日はですね、常に打ち合わ
せをさせていただいて、当然そこには副市長が加わって、事務方の中心的な役割を果たし
ている総務部長が加わって、当然、教育長が必要があるときには加わるというような形で
臨んでおります。当然、振興局管内の重要な問題につきましては、振興局長からのご提言
もあったりして、そこでしっかりとした意見のすり合わせをさせていただいたりしており
ます。振興局長が地域自治区のところに出ていっても、市民とのいわゆる接触ということ
については、見識深いお二人でありますので、一生懸命努力されているというふうに思っ
ておりますけれども、新年度に向かって、これらについての活性化を図るべく、私も中心
となってリーダーシップを発揮し、そして各振興局長にも指示をさせていただいたり、振
興局長の方からも提言をいただいたりして、できるだけ現場に足を運ぶように努力をして
まいりたいと思っております。
◇6番(金子一弥君) どうもありがとうございます。座談会、説明会等も歩かれて、色
々肌身で感じておると思いますけれども、非常に厳しい意見が多いわけです。市長もそう
ですけれども、特に局長は、両局長さんは、地元の苦情の窓口ですか、苦情相談係という
ところは、そういう状況もありますけれども、ぜひ今まで幹部会議の話が出てきましたけ
れども、やはり地域の事情をあげてきて、こういうものができましたよというものをぜひ
見せていただきたいのですね。私たちも地元に帰りましても、局長さんへの風当たりが強
いですね。地域で。何をしているのかなと言われると、本庁との調整役で一生懸命やって
いるわけですよというのですけれども。なかなか内容を説明しきれないというところもあ
るわけです。
 そこで、これはちょっとあたる話かよくわからないのですけれども、市長ご存じのよう
に、平成4年にJAが合併をしたわけです。これは片品農協が抜けただけで広域合併がで
きたわけなのですね。その当時は15支所が一緒になったわけですけれども、あの頃の各
単協の資産と言いますか、資金ですけれども、30億から70億円くらいの規模の農協が
ほとんどだったのですね。金融機関としては、その規模では当然ですけれどもやっていけ
ない。そういうような現状がありました。それに加えまして、農産物の販売の伸び悩み、
あとは経済商品の売れゆき不足ですね。そういったことが相まって、平成4年に合併をい
たしまして、そのときもやはり自治体の合併とはだいぶ意味合いが変わってきますけれど
も。これは組合員のための半分営利団体でございますので、ちょっと違うのですけれども、
合併をするときに、非常に負債を持ってやはりすり合わせをする中で、「お前のところは
負債が大きいからこういう条件をつけますよ」という、ペナルティをつけられた支所もあ
ったわけです。そのペナルティの内容等はあまり言わない方がいいと思いますけれども。
いざ入ってみたら、他にももっと酷いところがあったではないかというような中で、だい
ぶ激論になった経過を今思い出しているのですけれども。そういった中で、今の農協が何
とか落ち着いてきているという原因の一つに、昭和村に配送センターを、平成10年頃で
すかね、作ったのですね。これは各支所の品物が薄くなってしまったので、支所に行って
も品物がない。そういう苦情がよく出てまいりました。それで午後3時に電話でも何でも
すれば次の日には必ず、指定場所まで、指定場所が、ここに置きなさいというあれがある
のですけれども。そこに必ず届けると。そういうシステムができて、これですべて解決を
したわけではないのですね。まだまだいっぱい問題が、自治体も同じですけれどもあると
思うのです。でもこれで一定の成果を見たということは確かな状況なのですね。
 それとあとは、これもちょっとあれですけれども、市内の業者でも成功している業者の
一例として、地域の専従班を作っている会社があるのですね。同じ担当者が、同じ地域を
必ず毎日巡回していると。そうすると、地域の人も何時頃になると来るなというのがわか
っているので、すぐ、今は携帯電話がありますけれども、行き合って話をすると、すぐそ
のときに品物が届くと。これは消費者ニーズにすぐ応えるということであるのですけれど
も。自治体の問題は、振興局の中にある問題、本庁の中にある問題も一朝一夕に片づく問
題は一つもないと思いますけれども。そういう要望に応えるという点では、何かちょっと
ヒントになるような気もするのですけれども。迅速な対応が迫られている今の社会の中で、
こういうことはどのように受け止められるか、市長にちょっと見解を伺いたいのですけれ
ども。
      ─────────────────────────────
◇議長(金井康夫君) 休憩します。
午後1時59分休憩
      ─────────────────────────────
午後2時08分再開
◇議長(金井康夫君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
      ─────────────────────────────
◇市長(星野已喜雄君) 色々と農協系統の歴史的な経過や、あるいは現行の配送センタ
ー等の対応方を披瀝しての、私どもに対するご質問でございましたというふうに受け止め
ております。振興局のこの節の最大の成果は、昨年の10月の初旬から色々と水面下で話
題があった椎坂バイパスの地元調整につきましては、白沢の振興局長、あるいはまた利根
の振興局長が、双方の地域の実態を的確に把握した形の中で地元調整等にあたりまして、
この調整がうまくいったことが、ご承知のとおり11月の末日の経過をふまえて12月の
初旬の流れになっていっております。そういった動きを、椎坂バイパスのような問題にな
ってまいりますと、なかなか外に紹介をすることができなかったという忸怩たる思いがあ
りますけれども、そういうようなことが、至近の成果としてはあげられるのではないかと
思っておりまして、双方の振興局長の活躍を私は大変助かったということと同時に、多と
しております。
 同時に、今おっしゃっている地域の意見の関係につきましては、今日も色々と論議の中
でも申し上げましたけれども、まず市役所の職員が総出で、これから地域の方々のご要請
に応じたり、あるいはまた必要があればこちらの方からも出向いて、色々と意見を交換す
る場所を構築するために、これもすでに佳境に入っておりまして、まもなく実践の段階に
入ろうと思っております。そういうようなことでもって、地域の、できるだけ末端の方々
との、いわゆる意見交換等は、物理的に私だとか振興局長だけではどうしてもひとつの壁
があろうかと思いますので、そういうようなところの部分と連携をいたしまして、これか
ら努力をしてまいりたいというふうに思っております。
 なお、地域のそういった事柄の諸問題につきましては、やはり振興局長は当然、特別職
になっておりますので、各関係機関とも色々と意見交換をしながら、そういうようなこと
を吸い上げていくという立場にあろうかと思います。当然、当該地元の議員の方々におか
れましては、ぜひその辺のことについてはご理解をいただき、色々な意味でご直言いただ
いて、そして市政反映のために処していただければと思っております。
 なお、農協系統の速やかなスピードある対応等については、今後、両振興局長にもしっ
かりと受け止めてもらって、そして、今日いただいた問題については、少なくとも次の日
には、何らかのお答えを返す形で取り組むというようなことを、今日ここにご指摘をいた
だいておりますので、お互いにそれは、こちら側の執行部側もしっかりと受け止め、確認
をしておきたいと思います。
◇6番(金子一弥君) ご答弁いただきましてありがとうございます。椎坂バイパス等々
色々なご活躍をいただいたということでありますけれども、本当にご苦労さまでございま
す。私、常々思っておりますけれども、暫定7年の中で、これを認めさせる、この振興局
制度、局長さんの配置の問題、これを認めさせていくためにどうしたらいいかということ
になると、やはり実績をあげていかないと、おそらく世論に負けてしまうと思うのです。
その辺をしっかりと踏まえながら、1年、1年が本当に勝負になってくると思いますけれ
ども、そういうことで幹部会議の実りある議論と併せてお願いを申し上げたいと思います。
それでは次に移らせていただきます。
 個性豊かな地域づくりを行うための方策ということで通告をしておりますけれども、こ
れは以前、同僚議員の質問の中で、市長が難しい言葉で、バイオリージョンという言葉を
使っていたのですね。旧赤城根、池田あたりを指して言われたのだと思いますけれども、
気候だとか地形、そこに住む生命体、人間から、動植物すべてだと思いますけれども、こ
れらを一体としたものが、田園空間都市、水と緑の大地に非常に整合してくるというよう
な話をされてきたのですけれども、これは豊かな地域づくりの観点からすれば、風景的に
は、美しいものが頭の中に浮かんでくるのですね。だけど、豊かな地域づくりということ
に結びつけていくとなると、どういう方法をとっていったらいいのか、ちょっと私などに
はわからないのですけれども、市長のお考えが、進展があればお聞かせいただきたいので
すけれども。
◇市長(星野已喜雄君) 確かに同僚議員からのかつての質問に対しまして、バイオリー
ジョンという言葉を使わせていただきまして、答弁をさせていただきました。ずばり言っ
て、これに一番見合う地域はどこかというと、それは沼田にはいくつかの候補地がござい
ますけれども、やはり何といっても、南郷地域から根利地域に向かっての地域、あるいは
また、南郷地域からいわゆる赤城北面に向かっての地域等が、そういう意味では適合が、
比較的合致しやすい地域なのではないかというふうに兼々受け止めておりました。同時に
そこのところは、常に今日、議員がご指摘のように、限界集落的な要素を持ったところが
ひしひしと危機感にもございましたりして、しかし、かねてからその自然風土を大切にし
てそこをしっかり守ってきた。伝統や文化をこれまた脈々と横たわっている事実がござい
ます。そうなるとですね、一体全体どういうふうにここを活性化させていくのかというこ
とについて、その手立てが、非常に抽象的な言い回しですけれどもバイオリージョンとい
う言葉が出てきた。あるいはまた使われているという世界的な流れがございます。これは
まだ漠として禁じ得ないのでありますが、今、非常に沼田の市民の有志の先導によって、
根利の機関車が再生されてまいりました。このグループが、今年は、先刻、気動車が走っ
ていたというルートをしかと分析に入ってくれるそうでございます。
 これは私どもがお願いをしたわけではありませんけれども、利根町振興局の職員の有志
が連携をしておりまして、この気動車の再生を図るというような大きな目標のもとに、そ
のルート設定を図っていくという流れになっております。すでにその会議は、先般持たれ
たようでございます。そうすると、やはり戦前、戦後の時代に、いわゆる木材の集散地と
して発展してきた地域の原形を再現することそのものが、このバイオリージョン的な役割
を果たしてくるだろうと。ひいては、それはかつての懐古主義ではなくて、そのことが今
の時代にあっては大変斬新で、優れているのだということを表舞台に打って出て、当然外
からの誘客を図ることによって交流人口を増やしていくということが、大きな一つの鍵に
なっていくのではないかと思っております。
◇6番(金子一弥君) ありがとうございます。南郷から赤城根、その一帯にかけての限
界集落からの話から、根利の機関車ですか、こういったものの話をされたわけですけれど
も。それは私などは、なかなか全部理解しきれないところもあるのですけれども。ある意
味逆転の発想といったような、そんなような感じも受けるわけでございます。ぜひですね、
当沼田市は、ここだけではなくて、120号を基軸にして見ますと、他市にも及ぶのです
けれども、谷川岳、武尊山ですか、赤城山、皇海山、その他すばらしい眺望がある中に、
またそういう地域が散りばめられているというか、そういう地域でありますので、ぜひこ
ういったものを内外に発信を、五次総の計画の中のどこかにも文言でうたわれておりまし
たけれども、強く発信をしていっていただきたいと思います。よろしくお願いを申し上げ
ます。
 次に移らせていただきます。地域協議会についてでありますけれども、地域協議会のあ
り方ですね。2年間、大変それぞれの振興局の協議会の皆さんにはご苦労さまでございま
した。新しい15人の方が内定されているようなことも伺っておりますけれども、一つこ
のことについて伺います。2年間やってきたのですけれども、なかなかこの諮問、答申と
いう双方の関係からいきまして、なかなか協議会の人たちが、委員に指名された当時と比
べると、どうも協議会の意見が市にあがってないのではないか。市長には全然話がいって
いないのではないか。結果として、なかなか具体的な成果が得られないのではないか。そ
ういうような意見がだいぶ出てきております。振興局制度と併せまして、この地域協議会
の雰囲気が衰退してきてしまいますと、この制度自体がゆるぎかねないので、いま一度、
しっかりしたものを構築していく。そういう必要があると思うのですけれども。例えば、
区長会との役割分担、これがあまり委員の方々等わかっていると思いますけれども、どう
も会議録とかを見させていただいても、区長会の部分にだいぶ議論が費やされていくので
すね。その辺をもう少し法的に、簡単に明文化ができないか。その辺をちょっと伺います。
よろしくお願いします。
◇市長(星野已喜雄君) まず、若干ダブりますが、先ほどのバイオリージョンの発信の
関係ですが、つい3週間位前に、某民放のラジオが、某有名タレントとのご縁がございま
して放送された経過がございます。それは、「とれいん」という、その筋の雑誌の編集長
が天下に公表しておりまして、いずれにいたしましても、そういうようなことで非常に内
外から注目されているということと同時に、そこに昨年の12月だったと思いますが、国
内の蒼々たる私鉄、私鉄の現役の社長、あるいはまたOB等が約40人前後視察に入った
ということを申し添えておきたいと思っております。
 ところで、区長会等のこの区別化というか、整理の問題でございますが、これは確かに
スタート地点ではそういうようなところが一つの悩みではあったと思いますけれども、や
はり区長会の方は、もうこれはご案内のとおり地域自治区のさらに末端自治の最高責任者
として区長という存在がおられるわけでございます。どちらかというと、協議会の方は意
見具申をしていくということになるので、これは今後よく整理をいたしますが、とりまと
めが区長であるとすれば、協議会は意見具申をしていくというような、そういう流れの整
理ができるのではないかというふうに思っております。いずれにいたしましても、これら
についてもスタートして2年の段階での課題であると位置づけておりますので、今日、幹
部職員みんな聞いておりますので、その辺のところについては精査をしっかりしていきた
いというふうに思っております。
◇6番(金子一弥君) ありがとうございます。区長は、地元の意見をとりまとめて聞い
てくる。協議会は、意見具申をするところだという、そういうひとつ分け方がありますけ
れども、やはりもう少ししっかり明文化した方が、協議会の委員の方々も15人新しい方
が入るわけですけれども、行動がしやすくなるのではないか、そんなふうに感じておりま
す。ちょっとこれは去年の11月に、利根町の協議会の方々が、長野県の伊那市に行って
きたのです。伊那市の高遠地域協議会というところなのですけれども。伊那市は、すでに
市長、よくご存じだと思いますけれども。667平方キロ、すごい広さですけれども。東
に南アルプス、西に中央アルプス、自然共生都市とこれはうたってありますけれども。う
らやましいところは、電気精密食品製造業が、日本有数の産業エリアを作っているという
ことで、本当にうらやましいようなところです。また、農業は、野菜、果樹、花卉、また
城址公園に桜がいっぱい咲いていると。環境的に沼田に似ているのではないか。そんなよ
うな所に行ってこられたようです。ここは、自治区の一般制度を取り入れたようですけれ
ども、やはり地域協議会の課題がここに出ているようでありますけれども。合併に伴い新
しい住民自治制度として発足したばかりなので、役割機能と具体的な効果の発現、効果の
発現について、住民に認知されていない面があるということで、この辺をしっかりしてお
けば、多少なりとも委員の方々の働きがいがあるのではないか。そんなような、認識違い
も少しあるかもしれませんけれども、しております。すると、さっき申したように、区長
会、団体との役割分担を明確化する。まずこのようにうたってあります。こちらはやはり
報酬制度がありまして、会議1回に5,000円支給しているというようなことになって
おります。色々この問題、提起しておりますけれども、役割機能だとか、効果の発現、区
長会の役割分担、はっきり問題提起ができている。こちらが協議会より少し進んでいるよ
うな気がするのですね。ぜひその辺の指導を、改善も含めましてしっかりやっていただき
たいと思います。もう一度よろしくお願いしたいと思います。
◇市長(星野已喜雄君) 実際問題として、私自身も反省をしなければならないのは、実
は、市長という立場をいただいて、振興局長がご両名いるわけですが、私自身が地域協議
会の先進地等について、勉強に出向くというような機会が率直なところございませんでし
た。また、市長という立場におりますると、もうほとんど、かねての政治活動のような、
よその地域に行って視察をするということがほとんど皆無の状態でございまして、そうい
った意味で、今日も色々と中国の交流の問題だとか、都市間交流の問題等が色々と出てお
りますけれども、そういうことについては、色々なところに行って情報を集めてこないと
なかなか的確な判断はできません。従いまして、いまおっしゃられた、すでに長野の伊那
市につきましては、利根町振興局の協議会が視察をされているようでございますが、自身
も、またこの伊那市等のことについては勉強させていただく必要があれば、時間の合間を
ぬって、私自身もそういうところに出向いて勉強させていただいて、色々と指導もまたし
てまいりたいと思っております。いずれにいたしましても、早急に取り寄せた資料等見さ
せていただきまして、そして改善方のための方策があれば早速新年度から手立てを出させ
ていただきますので、よろしくお願いをしたいと思っております。
◇6番(金子一弥君) ぜひ先ほど来申していること、やはり時間があるようでないのが
現実だと思います。これらの振興局全体も併せて地域協議会の充実ということで、働きや
すいような環境をぜひ作っていただきたい。このように思うわけでございます。
 それでは次に移りたいと思いますけれども、先ほど、地域協議会のところで、1点だけ
ちょっと話すことを忘れたのですけれども、それは、地域協議会の早くからの意見で、や
はり市長に出席をいただきたいというような意見が多いのですね。委嘱は市長にされてい
るのですよ。それと、直接、冒頭言ったように、市長に意見が届いていないのではないか。
そんな意見がだいぶ多いので、極力、仕事の合間を縫って出席ができればありがたいと思
います。
 それと併せて、最後になりますけれども、合併時の会議の発言内容ですね、すり合わせ
事項についてですけれども、これは総務、企画を中心としたところで、地域の実情を考慮
しながらと。これはよく考えてみますと大変ありがたい答弁をいただいたわけであります
けれども。3年が経過しましたけれども、まだまだ各地域、不安な面がたくさんございま
す。残りの時間、十分活用しなければなりませんけれども、これら残ったすり合わせ事項
についても、地域の実情を十分精査していただきまして、慎重に進めていくように、再度、
市長の方から関係部署、庁内全体ですか、課でおそらくそれぞれ調整項目を持っていると
思いますので、ぜひ再度、そういうご指示をいただければありがたいと思います。
 これで私の質問は終わりますけれども、暫定7年ということは、なかなかこの制度がど
ういう方向に向かっていくかという、非常に厳しい時期に来ていると感じておるわけでご
ざいます。1年、1年、私もよく局長さんと相談しながら一生懸命頑張っていくつもりで
すけれども、大変、市長職というのは激務で、大変なことは重々承知はしておりますけれ
ども、利根町だけのことは言っていられない時代になってきております。この制度をさら
に、さらに、みんなが認めてもらえるようなしっかりしたものに作っていくためにもご指
導いただきたいと思いますので、最後にその辺をお願いをいたしまして、一般質問を終ら
せていただきます。
◇市長(星野已喜雄君) 色々と今後、まだすり合わせ等調整事項が残っていることにつ
きましては、今回のご質問いただいたときにも実は両振興局長、あるいは担当次長、課長
等招きまして、3度にわたり色々と意見交換をさせていただいて本日の答弁となっており
ます。今、未調整のところにつきましては、しっかりとした指導のもとに対応していきた
いというふうに思いまするし、先ほどご質問に対しますところのご答弁で申し上げました
ように、内外からそことなく非常に関心を持たれております。直近でも、そういうことを
受け止めておりますので、ぜひそういう意味では、議員のご意見をたいしてしっかりと対
応していかなければならないというふうに思っております。
 いずれにいたしましても、ご案内のとおり、地方自治の歴史の中でもまだ未完のところ
があるということを言っても過言でない、いわゆる非常に未知のところの分野にも研究体
制はなっているわけでございまして、そういう意味では、内外からしっかりと評価される
形でもってできるような方向を何とか導いてまいりたいというふうに思っておりますの
で、今後とも変わらぬご指導を心からお願い申し上げたいと思います。
 ただいまの、協議会の出席の関係等についてのお話がございました。これらについては、
私は区長会などにも呼ばれて意見交換する場面もありますし、そういうような意味で、体
制がどういう形がいいのかよくわかりませんけれども、その正式な会議が、やはり振興局
長がおりまして、責任ある立場でこれを進めておりますので、その場を越権するようなこ
とはどうかなというようなこともあったりしておりまして、仕組み等については、今後検
討を加えていきたいと思いますけれども、協議会のメンバーの方々との意見交換の場所と
いうのは大変重要なことでございまして、私自身も望むところでございます。ですから制
度上、今議員がご指摘のようなことが可能なのかどうかということも含めて今後検討させ
ていただきたいと思いますけれども、協議会の方々との懇切丁寧な意見交換は望むところ
でございまして、年間、そういう意味では、何らかの形の方策を講じて、何回かそういう
ことが講じられればよろしいのではないか、こういうふうに思っております。
      ──────────────◇──────────────
◇議長(金井康夫君)  次に、高柳勝巳議員。9番。
              〔9番 高柳勝巳君登壇〕
◇9番(高柳勝巳君) 通告に基づきまして、一般質問をさせていただきます。
 一つ目の質問は、住宅政策についてであります。かつての日本は、環境問題の一因とな
るほど針葉樹林を国の隅々まで植えて木材を供給し、高度成長経済を国策がバックアップ
するという時代の住宅政策から、経済は失速し、自治体財政を含めて貧富の格差も拡大す
る中では、当時の「より豊かな住生活の実現と生活困窮世帯の下支え」という二つの使命
が混在した政策では、市民生活も自治体財政も持続可能性の確保は大きな壁にぶつかって
しまうのではないかと危惧をしております。
 国の検討状況なども踏まえ、公の役割と守備範囲を再考しつつ、民間の住宅供給の活用
も十分に視野に入れながら、新たな時代に適合した住宅政策の再構築について、市長のお
考えをお聞きしようというものです。
 その最初は、本市の市営住宅ストック総合活用計画も平成15年に作成し、概ね5年で
見直すこととされている中、厳しい財政状況を受け、その進捗状況と居住者の年齢構成や、
住み替え等の課題について伺います。
 次に、そうした実態や課題を分析しながら、国の政策の方向性と整合性も視野に入れつ
つ、本市の行政としての役割を果たすべき範囲と総量確保策についての考え方を、主とし
て基盤整備の角度からお聞かせください。
 続いて、先ほどの質問が主眼をハード面に比重を置いて伺いましたが、こちらはソフト
面の観点から、市営住宅の日常の管理や点検の具体的状況、入居状況、待機状況について
の説明をまずお聞きします。さらには、待機者解消や公平性の確保策等の現状分析につい
てお聞かせください。
 以上のような状況を踏まえて、基盤整備等のハード事業については、民間活力の積極導
入による適量確保とその道筋を伺い、ソフト事業については入居希望者の選考や入居後の
在り方や公平性の確保についてお聞きいたします。そして今後の住宅政策の方向性として
福祉的な比重を高め、新たな尺度を設けて公が担うべき支援範囲と役割を明確にした再構
築が求められていると考えますが、市長の見解を伺います。
 二つ目のタイトルの質問は、地方公共交通政策についてであります。
 マイカーを移動手段の中心としてきたライフスタイルは、車を持ち、運転できる人と、
その関係者には絶大な恩恵をもたらす一方で、公共交通機関の経営を圧迫し、環境問題や
交通弱者に対する負の課題を、とりわけ地方において大きく投げかけています。
 財政力、人口面で圧倒的な差のある大規模都市等においては、「地域公共交通の活性化
及び再生に関する法律」により、市内電車環状線化事業や道路運送高度化事業等、様々な
新公共交通のあり方も模索されておりますが、本市にこうした施策をそのまま導入するに
は一般的に言って、まだまだ乖離があると認識しております。
 しかしながら、改善策も見出せないまま財政負担が限界に達し、全面撤退という選択肢
しかカードを持ち合わせていないのでは、いささか心許ないという観点から質問をさせて
いただきます。
 そこでまず、本市の乗り合いバス、乗り合いタクシーの利用状況と収支状況について伺
い、関係者・利用者の声などによる、サービスのミス・マッチ等の現状分析と今後への課
題についてお聞かせください。
 続いて、こうした状況を受けて、今後の視点や方向について、先進事例等の研究課題と
本市における具体的な検討の有無と内容についてお聞かせください。
 私は、これまでの交通政策はどちらかというと、「地図上の空白区」に軌道交通機関の
ラインを引き、そのライン上の「不特定多数」の方々をターゲットにした、供給側の視点
から施策を練られてきていたと捉えております。しかし、これからは移動手段に不都合を
来しておられる方々は、地域的、年齢的、あるいはライフスタイルから捉えた場合、そこ
にどんな不便が存在し、何が望まれ、その量はどの程度なのかというような視点からの検
討や分析が総合的になされるべきと考えています。ですから、高齢者福祉、社会福祉の視
点、さらにはまちづくりの視点も加えて、需要側からの視点に比重を置きながら、需要と
供給のミス・マッチ解消や効率性の再検討をしていくべきと考えています。
 従って、この課題を単なる交通対策として事後対処的に位置付けるのではなく、「公共
政策」として専門家も含めたプロジェクト等の立ち上げが必要と考えますが、市長の見解
を伺いたいと思います。
◇議長(金井康夫君) 市長。
             〔市長 星野已喜雄君登壇〕
◇市長(星野已喜雄君) ただいまの高柳議員のご質問にお答え申し上げます。
 まず、市営住宅政策の今後の方向性について、建て替え計画について、市営住宅ストッ
ク総合活用計画の進捗状況と課題についてでありますが、市営住宅ストック総合活用計画
につきましては、既存の市営住宅を実情に合わせ建て替え、改善、維持保全など適切な手
法により市営住宅をより有効に活用するための計画で、計画期間は平成15年度から平成
22年度までの8年間であります。この計画に基づき大規模修繕から日常的な修繕まで改
善及び維持保全を行ってきたところでありますが、計画作成時から国の住宅政策の転換、
補助制度の大幅な変更、本市財政状況の悪化など大きく社会経済情勢の変化もあり、建て
替えについては計画どおり進捗していないのが実情であります。
  また、課題として、入居者の年齢構成ですが、入居者384世帯中、世帯主が65歳以
上が138世帯、35.5パーセントであり、高齢化が進んでいることや、世帯人数が増
えた場合や入居者が加齢、病気等によって日常生活に身体の機能上の制限を受けるように
なった時の住み替えなど、多様な住宅困窮状況への対応や厳しい財政状況などを踏まえた
施策の展開などの検討が必要と考えております。
 次に、公が支援すべき範囲とその確保に向けた考え方についてでありますが、民間賃貸
住宅市場では自力で適切な住宅を確保することが難しい、障害者、高齢者、ひとり親世帯
など住宅困窮者が安心できる居住を支えるため、既存ストックの有効活用を基本とした総
合的な施策の展開が必要であります。そのためには市営住宅の適切な供給・管理、県営住
宅の有効活用、福祉施策分野と連携した取り組み等の研究が必要と考えております。
 次に、現在の管理運営と課題について、市営住宅の管理状況や入居状況、待機状況につ
いてでありますが、平成20年1月現在の市営住宅全体の管理戸数は416戸、入居戸数
は384戸で、その差し引き戸数は老朽住宅や入居紹介中・修繕中の住宅などであります。
 また、待機者数は102名であり、そのうち谷地端第2団地で62名の方が待機してい
る状況であります。
 次に、現状分析と待機の解消策や公平性の確保についてでありますが、近年の社会経済
状況の影響や、高齢者世帯、母子世帯等の社会的弱者などが増加しており、入居者の入・
退去が進まない状況であります。そのため、待機者解消策として上位計画である「市営住
宅ストック総合活用計画」に基づいた建替事業を推進するため、平成18年度に「上原団
地建替基本計画」を策定したところであり、今後はこの建替基本計画に基づき建替事業の
推進を図っていくところであります。
 また、市営住宅入居者における公平性を確保するため、特に収入超過者や家賃滞納者等
の退去を推進するとともに、入居者選定のあり方についても検討していきたいと考えてお
ります。
 次に、政策の再構築について、公が担うべき新たな役割と福祉的見地からの再構築につ
いてでありますが、市営住宅は県営住宅や民間賃貸住宅も含めた総合的な住宅困窮者対策
の施策の中で、市が住宅に困窮する市民に直接住宅を供給できる施策であり、住宅困窮者
世帯へのセーフティネットとしての適切な供給・管理が必要であります。
 また、今後は市営住宅に障害者・高齢者など様々な課題を抱える入居者の増加が予測さ
れますので、福祉施策分野と連携した取り組み等の研究が必要と考えております。
  次に、地方公共交通政策について、実情について、乗り合いバス、乗り合いタクシーの
利用状況と収支状況についてでありますが、平成18年度における乗り合いバスの佐山線、
岩本線、中山線、迦葉山線、南郷線及び根利線の6路線の合計利用者数は、8万9,79
6人で、前年度に比較し9,199人の減少であり、全体の収支率は28.0パーセント
で、前年度に比較し3.4ポイントの下降でありました。
 また、乗り合いタクシーの宇楚井・上川田線及び奈良・秋塚線の2路線の利用者数は、
1万845人で、前年度に比較して265人の減少であり、全体の収支率は15.2パー
セントで、前年度比1.2ポイントの上昇でありました。
  次に、サービスのミスマッチ等の現状分析と今後への課題についてでありますが、乗り
合いバスは、廃止路線代替バスとして運行してまいりましたが、利用者は年々減少してお
ります。また、乗り合いタクシーにつきましては、交通空白地域の解消として平成15年
10月から2路線を運行しておりますが、利用者は微増程度にとどまっております。その
要因としては少子高齢化や山間地などの地形とあいまって生活圏が広範囲に及んでおり、
自家用車への依存を高くしていることなどが大きく占めていると思われます。
  今後の課題といたしましては、交通手段としてのバスは、交通弱者にとって欠くことの
できない交通手段であると同時に多くの人が個々に車を使用することに比べ、交通事故の
防止や環境面等からもその果たす役割はますます大きくなってきておりますので、地域住
民の交通手段の確保や地球温暖化対策の面からも公共交通の利用促進を図っていきたいと
考えております。
 次に、今後の視点や方向について、先進事例等の研究課題と本市における具体的な検討
についてでありますが、大都市圏では公共交通の利用者数が持ち直しの兆しが見られる中
にあって、その一方、地方では利用者の減少が進んでいるのが現在の状況であります。こ
のような中で、先進地では現在、「循環バス」や利用者の予約を受けて走る「デマンドバ
ス」などの導入によって経費の削減や利便性の向上などを図る取り組みがされているとこ
ろでありますが、本市におきましては地域の状況や運行上などの課題がありますので、先
進事例などを参考に引き続き検討してまいりたいと考えております。
  次に、プロジェクト等の立ち上げへの考えについてでありますが、超高齢社会を迎えま
すと自家用車を運転できない高齢者が増大し、公共交通の必要性はますます高まり、地域
住民の交通手段を確保することが重要な課題であると認識しておりますが、昨今の利用者
の減少はバス事業者の運営を大変厳しいものにしております。
 乗り合いバスは、廃止路線代替バスとして、また、乗り合いタクシーは、交通空白地域
の対応として運行しておりますが、交通弱者の交通手段の確保として必要なものでありま
すので、プロジェクト等の立ち上げにつきましては、現在の運行状況や地域の実情、また、
財政状況などを踏まえ引き続き総合的に検討してまいりたいと考えております。
 以上申し上げまして、高柳議員のご質問に対する答弁とさせていただきます。
◇9番(高柳勝巳君) ご答弁をいただきましたので、いくつかについて再質問させてい
ただきたいと思います。
 まず最初は、ストック総合活用計画の推進状況と課題についてということですけれども。
ご答弁があったとおり22年でこの計画は終結をし、概ね5年で見直すことというふうに
書いてあります。1回目の質問で申し上げたとおり、情勢はかなり、平成15年当時とは
変わっておりますので、慎重に検討するという中身が言われたかどうかわかりませんけれ
ども、これは早急に見直さないと、財政的にも整合性がなくなってくるのではないかと思
っているのですが、もう一度市長の見解をお伺いしたいと思います。
◇市長(星野已喜雄君) 確かにおっしゃるとおり、計画期間は、平成15年度から22
年度の8年間でございました。そういった中で、現実に計画作成時から捉まえてみまする
と、国の住宅政策の転換だとか、補助制度の大幅な変更、ご案内のとおり本市財政状況等
の悪化などですね、社会経済情勢の変化もあり、現実的には建て替えが計画どおりいって
いなかったということは率直に認めざるを得ません。今後、課題として、入居者の年齢構
成等もあるわけでございますけれども、384世帯中、世帯主が65歳以上が138世帯、
つまり35.8パーセント、約4割に近い数字があるということ等も含めて、どうしても
そこに住んでいる方々が、いわゆる加齢、病気等によって、大変難しい諸状況にあるとい
うことが今の状況になろうかと思っております。
 ただ、いずれにいたしましても、今後の課題としてご提言されたことを踏まえながら対
応してまいりたいというふうに思っております。
◇9番(高柳勝巳君) このストック住宅の中に課題が7つ書いてあるのですね。平成1
5年当時にわかった課題なのですけれども、いくつか申し上げると、もう築40年以上経
って、トイレも非水洗だし、公営住宅法によって算定していくと、家賃が0に、平成22
年にはなってしまうというところももう存在をしていますということも書いてあるし、先
ほど市長が言ったように、高齢化が進んでいて、そういったところにもう対応ができきれ
ていません。それから、平成23年度には130戸が新しい住宅にもうなっているという
図面が書かれているわけですよね。これは作るというとそんなに安い買物ではないと思い
ますし、今いるところも進んでいないのに、そのままもう少し待ってくださいという形で
考えるのは非現実的ではないかと私は考えるのですけれども。もう一度伺いたいと思いま
す。
◇市長(星野已喜雄君) ご案内のとおり、厳しい財政状況がございまして、今日も色々
と答弁させていただいておるのでありますが、なかなかハードの方に問題をシフトしてい
くという事情がなかなか難しい状況にございます。ただそうかと言っても、そこに居住さ
れている方々の安否については、非常に私どもとすれば責任を感じているわけでございま
して、そういう意味から、諸状況を勘案させていただく中で、今後、色々な角度から分析
してですね、検討をしていかなければならないと思っております。
◇9番(高柳勝巳君) 概ね5年で見直すとここでうたってそもそもあるのですね。それ
で予定どおりもういかないという状況の中で、検討じゃなくて見直しではないかなという
ふうに何回も申し上げて申し訳ないのですけれども。これは早急にやらなければだってお
金はない話じゃないかと思いますけれども。いずれにしても見直しはしなければ、これは
絵に書いた餅でしょうと思うのですけれども。そういう意味での検討と受け止めてよろし
いのでしょうか。
      ─────────────────────────────
◇議長(金井康夫君) 休憩します。
午後2時57分休憩
      ─────────────────────────────
午後3時06分再開 
◇議長(金井康夫君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
      ─────────────────────────────
◇市長(星野已喜雄君) 再質問にお答えしたいと思っております。
 当然これの対応方を図っていくためには、議員ご指摘のとおり見直しということが必要
になってくるとは思いますけれども、先ほど来、私どもが、色々な諸判断から、財政状況
を踏まえた形の中の検討を持つという考え方を披瀝させていただいておりますが、内的に
は、見直しをするというようなことを含めて指示をさせていただきたいと思っております
るし、またそれは、建設部局内の関係の中において、時代に即応した形の対応を図るべく
見直しをさせていただきたいというふうに思っております。
◇9番(高柳勝巳君) 限りなく見直すということで進めていくというふうに受け止めま
して、時間がありませんので、次にいきながら色々お話をしたいというふうに思います。
 最近に建てられた、一番新しいのが谷地端第2だと思うのです。第2団地が、平成4年
と6年にそれぞれ建ち上がりまして、供給が開始になったと思うのですけれども。当時の
財政計画というのですかね、上原が今度計画を立てて作っていきますよというのを先ほど
お伺いしましたけれども、谷地端の第2団地の場合は、どういう規模で建てて、どういう
フローというのですかね、何年で採算ベースになってというのがわかればお伺いしたいと
思います。今後の参考のために。
              (休憩を求める者あり)
      ─────────────────────────────
◇議長(金井康夫君) 休憩します。
午後3時08分休憩
      ─────────────────────────────
午後3時11分再開
◇議長(金井康夫君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
      ─────────────────────────────
◇市長(星野已喜雄君) ただいまのご質問に対しましては、建設部長の方から答弁をい
たさせますので、お聞き取りいただきたいと存じます。
 なお、色々と詳細にわたる係数等については、急でございますので、なかなか表舞台に
出すことができないかもしれません。ご理解いただくならば、また建設部長、後に議員の
方に色々と資料を持ってご説明に上がりたいと思います。
◇議長(金井康夫君) 建設部長。
◇建設部長(小池大介君) 命によりお答えをさせていただきます。
 ご案内のとおり、公営住宅法によりまして、市営住宅は4分の1所得階層以下の住宅の
取得が困難な人たちのために提供するものでございまして、採算を前提に提供しているも
のではないことが一つ前提となります。従いまして、資本費、投資した資本費を回収する
ような家賃はいただいてないというのが現状でございますが、日常かかる管理の経費は十
分賄える家賃をいただいているというところが現状でございます。
◇9番(高柳勝巳君) 詳しいことは、後ほどお伺いしたいというふうに思います。それ
から、なぜそういうことを聞いたかというと、先ほど言ったとおり、あと3つも似たよう
なものを作る。規模は多少小さくてもあと3つは建てるということですから、谷地端の規
模を聞いて、それが採算を目的としているものではないといいつつも、過度に負担がかか
ればこれは色々な方法で見直しをしなければ、市民も潰れてしまいますし、沼田市の方も
潰れてしまうという形になりますので、そういう意味でお伺いしたということでございま
す。
 それで私は、最初のストック住宅は見直しをしますというふうに答えてくれると思って
筋書きを選んでいたので、若干順番が変わってしまうと思いますけれども。一つは、もう
市の方で、直接関与するものはなかなか難しいので、民間の活力を使いながらストックを
確保していきましょうというのが縷々先輩方からもご指摘をされていたと思いますけれど
も、最近の考え方等伺いたいと思います。民間の活力の導入策について。
◇市長(星野已喜雄君) 時代の流れが、議員がご提言されている流れでございますので、
民間の力をいただいていくということについての前向きな検討は当然今後していかなけれ
ばならないと思っております。
◇9番(高柳勝巳君) ありがとうございました。ということは、民間のものも入れてい
くということで、ストック住宅では足りないということになるのです。これは今ある住宅
を市が直営でするということが基本的に書かれているものですから、当然、総合的なプラ
ンというものを作らないと対応ができなくなります。これも平成10年に、沼田市住宅マ
スタープランというのを作って、11年にホープ計画というのを足しまして、平成15年
に建て替え住宅の部分だけこちらに集約をしますというふうにこれも書いてあるのです。
ということは、平成20年から住宅マスタープランはなくなってしまうのですね。ですか
ら、民間のものも含めた公が、どこまで、どういうふうに負いますよというのは、これ平
成20年で切れてしまうことになるのですけれども、こちらの方はどうしますかというこ
とでお伺いしたいのです。
              (休憩を求める者あり)
      ─────────────────────────────
◇議長(金井康夫君) 休憩します。
午後3時15分休憩
      ─────────────────────────────
午後3時17分再開
◇議長(金井康夫君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
      ─────────────────────────────
◇建設部長(小池大介君) お答えいたします。
 ストック計画を見直すことになりますので、併せて、基本計画についても見直しをして
いきたいというふうに考えております。
◇9番(高柳勝巳君) ありがとうございます。これで話がつながってくるかなと思いま
す。先ほど、建設部長の方も、市営住宅は利益を目的とするものではなくて、所得分4分
の1を対象とした福祉的な立場で行いますよという話ですが、その数というのは、単純に
25パーセントというふうに考えると、人数で5万4,000ですから1万某というふう
になりますよね。昨今の状況ですから、ピラミット型ということを考えると、25パーセ
ントに所得があたる人というのは相当数いるということになります。そして、先ほどお答
えをいただいたように、400数十の市営住宅ですから、当然、全然足りないということ
がはっきりしてくるので、私は民間も含めてマスタープランを進めていかないと、当然無
理だろうなというふうに質問したわけなのです。そういうことなので、それらも併せて、
もう一度市長が、今建設部長がお答えしましたけれども、ストック住宅と整合性を併せた
マスタープランという形に着手をしていただけるということで確認してよろしいでしょう
か。
◇市長(星野已喜雄君) ご提言のとおりだと受け止めております。
◇9番(高柳勝巳君) 本当に厳しい情勢ですから、言わずに黙っていた方がいいことか
も知れませんけれども、やはり大変なときにこそ、市長が言ったとおり問題を先送りしな
いということが、今一番求められているのだろうなと思いますので、大変ありがとうござ
います。
 先ほどちょっとお話し申し上げましたとおり、公がどの程度まで補足をするのかという
ことですけれども。建設部長が言っていた量は、どの程度に定めるのかというところで、
これを定めるのはとっても大変だと思います。先ほど、うんと言わせておいてから姑息だ
なと思いますけれども。私もインターネットで引いたら、この所得分まで含めて公の総量
というのを含めたマスタープランを作っているのは、四日市市というのがたまたまヒット
しました。それ以外はほとんど、大体今ある数を少し足したくらいというところから議論
が出発しているのです。どうせストックの見直しもするし、マスタープランも根本から作
るということであれば、高齢者に対する対応や障害者に対する対応も含めて、補足率から
しっかり捉えて、いいものをぜひ作っていただきたいなと思うのです。これはやはり21
世紀に対応した住宅政策になっていくのだろうなと私は確信をしているので、その辺につ
いてのお考えをお伺いしたいと思います。
◇建設部長(小池大介君) 戸数につきましては、ストック活用計画でお示ししてありま
すように、366戸を計画しております。現状では、それもなかなか改修が進まないとい
う状況でございますので、この数を変えていくというのはなかなか至難の状況だと理解し
ております。
◇9番(高柳勝巳君) 直営で作るという量はそうかもしれませんし、2006年度に群
馬県でもマスタープランというのを新しくしたのですね。5年で数千で、さらに5年、1
0年後には倍増するということなのです。市長の答弁でも、県営住宅を含めてという話で
すから、まず県営住宅等含めて。それから民間で借り上げというところも含めて圧倒的に
足りないわけですから、捕捉の量というのはもう少し増やさないと全然足りないという状
況は続いてしまうのではないかというのが簡単に予測できてしまうのですけれども。その
辺の考えというのはどうでしょうかね。
◇建設部長(小池大介君) 先ほど市長が答弁しましたように、民間の活力の導入につい
ては、研究が必要だというふうに考えておりますが、現実の問題としますと、民間の住宅
を借り上げる場合に、その民間の住宅が、公営住宅法に定める基準を満たした建物でない
と借り上げができないという状況にございます。従いまして、この公営住宅法の基準を満
たした住宅ということになりますと、それなりにやはり費用もかかっておりまして、借り
上げた場合と直営で作った場合、どれくらいの違いが出るかというのはなかなか一般論と
してはあまり差が出ないというのが一般的なことでございますので、今後の研究が必要だ
というふうに考えております。
◇9番(高柳勝巳君) 非常に困難だろうなと思いますけれども、計画の策定の際には、
ぜひ一般的に使われている補足率というところから捉えていって、足りる、足りないは、
財政力の問題ですから、あるにしても、自力で、適正な価格で、適正な住宅が得られない
方々には、公営住宅法で決まっておりますので、市が何らかの方法でこれはカバーをして
いくというのが法律でございますので、ぜひそこら辺のところを汲みながら、いいものを、
根本的から作り上げていっていただければというふうに重ねて申し上げたいというふうに
思います。時間がなくなってきましたので、見直しをしていただけるということですから、
次へ進みたいなというふうに思います。
 今、ハードの方の、絶対量の方のお話をさせていただきました。私はまず、このハード
の、お金がない中での何らかの形でまず絶対量を増やしていただきたいということが1点
で、その上に立って今度は日常的な管理の問題でお伺いをしていきたいなというふうに思
っています。それで、答弁をお伺いしましたら、今、102人の待機者がおるということ
で、昨年あたりのご答弁とほぼ同水準のまま、入りたくても入れない方々がいらっしゃる
ということで、谷地端の第2に至っては62名が集中していると、こういうお話だったの
ですけれども。空き家が、空き室が生じて、補欠候補者に連絡をしたときに、辞退率とい
うのがあると思うのですね。私は結構ですというふうに現実に辞退する方がいらっしゃる
と思うのですけれども。その辺の率と言いますかね、そんなに正確でなくてもいいのです
けれども、なぜそういう状況が起こるのか把握しておりましたらお伺いしたいのです。
◇建設部長(小池大介君) 空き家が出まして紹介をしますと、議員ご指摘のとおり辞退
される方が2、3人出てまいります。この辞退の原因でございますが、現在、この待ち期
間が長い方で5年数カ月、短い方でも2年、3年というふうにお待ちいただいて入ってい
ただくというふうな状況になっております。従いまして、この期間待っていらっしゃいま
すと、経済状態も含め色々の状況が変わってまいります。従いまして、辞退が出てくるも
のというふうに考えております。
◇9番(高柳勝巳君) 大体私もいくつか聞いておるのですけれども、例えば子育て中の
お母さんでしたら、「保育園がもう決まってしまったので違う所ですからご辞退申し上げ
ます」と。色々な状況で、結果として市は提供しているにも係わらず、あまり人の役にた
たない状態になってしまっているのですね、時間が経過してしまって。つまり、入りたい
人はたくさんいるのですけれども、時間が経過して入れない、結局は高いところにいて生
活が困窮し続けるという形に、結果として私はなってしまっている一つの事例というふう
に思います。抽選方法の検討等についても、検討しますというふうにいただいたので、そ
うそう長くはしませんけれども、公営住宅法には、供給を上回る希望者がいた場合には単
純な抽選ではなく選考ができる。沼田市の条令にもそう書いてございます。いままではお
そらく、そちらの選考による入居というのはしてなかったと思うのですね。そこら辺につ
いては、これまでしていなかったという認識でよろしいのでしょうか。
◇建設部長(小池大介君) ご指摘のとおり、これまではしてございませんでした。また、
今年の4月から、県が抽選による選考に切り換えることになっております。従いまして、
それらの状況等も注視しながら検討を進めたいというふうに考えております。
◇9番(高柳勝巳君) ぜひお願いしたいというふうに思います。この選考という話にな
りますと、今、例えば102人が待っておられる。今は102人が手を挙げた順番になっ
て横一線で待っておられるわけですね。今度は、特別な事情を市長が考慮をするというこ
とになるわけです。例えば、生活困窮の度合いが他の人よりも緊急性を要すると、こうい
う判断を市長がしなければなりません。これが入れなかった人に対して、私の方が優先だ
と思うのだけれども、そこら辺がちゃんとしないと、賛成ですけれども、この辺の基準を
しっかりしないと、私は非常に心配をしております。ぜひ4月以降の見直しについて、そ
の辺を十分配慮して進めていっていただきたいなというふうに考えております。
 ちなみに、神奈川県などでは、もういくつかの例でポイント制にして、ポイントを積み
上げていく入札等の総合評価方式という形を取り入れたり、それから入居者の問題でいえ
ば、住み替え困窮基準を作ったり、期限付き入居制度などがもう検討されておりますので、
これから新しく作る際には、そういった新しいタイプの検討もぜひ進めていっていただき
たいというふうに考えております。
 この項の最後になりますけれども、公営住宅法の第1条というのは、国および地方公共
団体が、低額所得者に対して低廉な家賃で賃貸し、または転貸することにより、国民生活
の安定と社会福祉の増進に寄与することを目的とするとうたってあるのです。沼田市の設
置条例は、第2条で、市内の住宅不足を緩和するため市営住宅を設置する。非常に寂しい
でしょう。言えば、単に住宅不足を補うという行政の位置付けなのです。ですから先ほど
も横一線の抽選になるのではないかと私は思っているのです。ですから、条例までという
ことになりますと、非常に大きな問題になりますが、そのくらいやはり意識改革というの
ですかね、発想の転換をしていかないと、公営住宅法に定める社会福祉の増進というのが
消えているわけです。社会福祉の部分を高くしていくということであれば、条例から見直
していかないと、要は、言っていることとやっていることがミスマッチを起こしてくると
いうふうに思っているのですけれども。この辺についての考え方は市長いかがでしょうか。
◇市長(星野已喜雄君) ただいまの、公営住宅法の関係であるとか、あるいはまた本市
の、本問題に関する取り決め等についての整合性の関係についてのご質問だったと思いま
す。時代の流れに即した対応は図っていかなければならないというふうに思っております。
先ほど建設部長の方から答弁がされたわけでございますけれども、ご案内のとおり、それ
ぞれの時代の状況を踏まえた変化に応じられるような、そういう対応に処せればと思って
おりますので、今後、建設部局を中心にこれが対応のために尽くしていきたいと思ってお
ります。
◇9番(高柳勝巳君) ぜひお願いをしたいと思います。
 続きまして、地方公共交通政策についてお伺いしていきたいなというふうに思います。
はじめに、今の状況というものを市長からご答弁いただきました。バスの状況は、前年よ
りも9,199人減、タクシーの状況は265人減という形で、それぞれ苦闘を強いられ
ているという状況でございます。私は率直に申し上げて、平成15年からタクシーの方は
始まったというふうに今、市長から説明がありましたけれども、需要と供給がやはりマッ
チをしていないなというふうに考えているのです。というのは、お年寄りの方は、一番行
きたいのは病院、それからお買物、沼田市の場合ですと3位が、散髪というふうに出てい
るのです。何で出ているかというと、生き生き長寿のまちづくり計画策定業務のときにア
ンケートを取っているのです。これが、2,400もサンプリングしているので、かなり
精度が高い中身だというふうに私は思っています。2,400人のうちのパーセンテージ
で1、2、3位で、先ほど言ったように、病院、買物、散髪なのです。どのくらい頻度か
というと、1週間に1ぺん以上行きたいなと。こういう頻度でございます。65歳以上で
すから、もうニーズは決まっていまして、動いていない人はどういう感想を持っているか
というと、歩くのがつらいから動きたいけど行けないというふうに、もうここに書いてあ
るのですね。つまりバス停まで行ってくれという話では、もうこのニーズには応えられな
いという話になっていると思うのですけれども、その辺については分析はされているでし
ょうか。
◇市長(星野已喜雄君) 今のご指摘に対しては、そこまでの分析には至っておらないの
が実態でございます。今、病院、買物、散髪の順序のお話がございましたけれども、まさ
にご年配の方々にしてみれば、一番身近なことが率直にでているなというふうに思いまし
て受け止めさせていただきました。私が申し上げることが、本問題に対して妥当かどうか
わかりませんが、最近、大きな量販店がどんどん進出している一方におきまして、小さな、
ミニマムな、要するにコンビニエンスストアが出ております。大きなところの部分でもっ
ての対応と、いわゆる微細なところでの対応、しかもそれがたくさん、微細なところにア
メーバーのようにめぐらされているというようなこと。これが常にこれからリンクしてい
くのかなというふうに思っておりまして、これらが将来に向かっての本問題のヒントなの
かなというふうに受け止めさせていただいております。
◇9番(高柳勝巳君) ありがとうございました。認識の関係では、概ね市長も同じよう
な思いでいらっしゃるなというのは想定ができました。もう少し追加でお話をさせていた
だくと、うんと粗く捉えて、早朝の通学でしょう、その次に、お年寄りの病院行きなので
す。それで、病院や買物から帰ってきたらお年寄り、次に、通学から帰ってくる子どもた
ちと。大きくいうとこの4本なのですよね。それ以外のところに、闇雲に出しても、乗り
たくても乗れないのですよ。ですから出発は、もうそこに限定をして、そこから出発して
いく。すると乗車率が上がってくるというふうにつながりますので、そういう観点から組
み立てていったらどうでしょうかというふうに私は思っているのですね。今までの計画と
いうのは、真っ白な空白区に粗い網をかけて皆さんで乗っていただきたい。こういうお話
だったのですけれども。これからは、どこに必要性が生じているかというところに、やは
りピンポイントで考えていくというところから始めていかないと、全部の方が乗れますよ
という公平もありますけれども、結果として誰も乗れなくなるという不平等をこれからは
見直すべきだというふうに私は思うのですけれども、その辺についてはいかがでしょうか
ね。
◇市長(星野已喜雄君) 今回、議会冒頭に施政方針の中でも述べさせていただいたわけ
でございますが、大きく、強く、そして知力があるから生き延びていくということではな
いのではなかろうかと。むしろ変化に柔軟に対応していくということの方が、いわゆる生
き延びていくということを議会冒頭に申し上げさせていただきました。それは、状況の変
化に常に対応していくという、行政体の柔軟性が今こそ求められているという観点から私
は申し上げたわけでございます。従いまして、言われるとおり、机上のところでもって色
々と論議されてきたこと。それから、かつての成功事例に身を任せた形の発想は、ややも
するとそれが先々に向かってよいのかということになると、過ちを犯す時代も出てまいり
ます。従いまして、現状分析をしっかりして、そして実情に即したことに改めていくとい
うことについては、これから私どもも柔軟に処していかなければならないのではないかと。
こういうふうに思っております。しかも微少なところと大きなところとのコントラスト、
これが非常に重要なポイントになってくるかと思っておりまして、できるだけ声なき声の
方々の意思を反映できるような、そういう微細なところに対するいわゆる心を寄せていく
ということが、大変先々に向かって重要なポイントになるのかなというふうに思っている
ところでございます。
◇9番(高柳勝巳君) ありがとうございます。
 それでは、今度は、デマンド交通というところでお話も先ほどしていただきました。し
かも、予約制によるとしっかりつけていただきまして、今は乗り合いデマンド交通という
形に分類でいくとなると思うのです。今度は予約制によって、言えば家の玄関まで来ると。
それで空きを利用するわけで、予約ですから車両が確保できますので、ワンコイン程度で
何とかなる。ただ広いエリアはカバーできませんので、方面別にいくつかの路線を作って、
大体買物か病院なのですから、市の方の外側から街なかに来るような路線を通せば、ほと
んどの人が乗れるという形になります。今はGPSがかなり進んでおりますので、専用の
ハードを入れなくてもおそらく10軒やそこらはコース別に辿っても、何時にお宅に行け
ます。街なかには大体何時頃着きますというのが事前にわかってしまうと。そのくらい今
性能がいいですし、皆さんご存じだと思います。カーナビで5軒くらい寄って、最終的に
公園に行こうと思えば、その時間みんないま出るようになっておりますので、そういった
ものを組み合わせて、ぜひ需要と供給のマッチングを図っていただきたい。私はざっくり
のところでお話ししておりますので、おそらく当局の方には、生活課を中心にもっと詳細
な資料がたくさんありますので、ぜひそういった方向で考えていただきたいなと思うので
すけれども、検討していただくということですけれども、もう少し踏み込んだところで市
長のお考えをお伺いしたいと思います。
◇市長(星野已喜雄君) 本問題は、高齢社会が矢継ぎ早に進捗をしていくということと
相まって、一人暮らしのお年寄りが増えているという実態等ふまえたときに、まさにその
市民の手足となって動ける体制を整えていくということになると、介護の方々のご指導も
いただくということでありますが、できますならば、そこに住んでおられるご年配の方が、
自らの足によって現場にたどり着いて、そして目的とすることをしっかりと貫徹をしてく
るということが、やはり大事ではないかと思っております。そういった意味のセーフティ
ネットという言葉を使うと、大変今流で申し訳ないのですが、そういった支援隊的な意味
合いを持っておりますデマンドバスではないかと思っておりまして、今後、これらは、先
ほど言うように、目的需要に応じた形の中で、その大きさ、長短に係わらず、対応を図っ
ていくというような観点からは、大変重要なご提案ではないかというふうに思っておりま
して、検討させていただくというような答弁をさせていただきましたが、まさにこの時代
の流れをしっかり受け止めて対応を図っていきたいと思っております。
◇9番(高柳勝巳君) 大変ありがとうございます。何年か前に、やはりデマンド交通の
ことで一般質問させていただきまして、その後、あまり地域で需要がなければ廃れていく
のだろうなというふうに私も一抹の不安を覚えまして、インターネットで引いてみました
ら、今、全国デマンド交通システム導入機関連絡協議会というホームページも立ち上がり
まして、29の自治体で、しかも昨年度に6自治体が始めているという状況ができており
ます。この29自治体が、全部同じやり方でもってやっているかというと全く違うのです。
それは、地域の皆さんが話し合って、その地域の状況、あるいは乗られる方の状況によっ
て千差万別のサービスが提供できるというところが、このデマンド交通の優れたところで、
私も市内の中で、皆さんからお話を耳にすると、例えば、病院に行くという日は、毎日の
方もいらっしゃいますけれども、月、水、金でいいのだよねとか、週に2回でいいのだよ
ねという形をよく聞くのですね。それから、その間の日に買物に行けば、1日おきに発車
できる、コースも変わるというのができないのかなと思ったらあるのですよ。
 九州の菊池市というところがこのやり方です。月、水、金。火、木という形で、買物と
病院を一日おきにコースを変えているのです。するともう行くところは決まっております
ので、それ以外のところは順調に行ったら徐々に伸ばしていくというやり方でもって試行
ができないのかなと私は非常に思っております。例えば、個人の楽しみでしたら、有料で、
少し高いお金を払って、普通のタクシーに乗ってもらって、毎日だと大変だというところ
に市がカバーをしてあげるという考え方で進めていけばリスクも見えてきます。そういう
形でもって慎重に広げていくという形が、私は可能なのかなと考えておりますので、ぜひ
このデマンド交通について、導入の検討を前向きに、前向きにお願いをしたいなというふ
うに考えているのですけれども。日毎にコースが変わるとか、色々な方法があるというこ
とについて、市長の考え方をお伺いしたいなというふうに思います。
◇市長(星野已喜雄君) 微細にことについては、まだ私自身も勉強はちょっと薄いもの
で、しっかりとしたところを申し上げるのには憚られるところでございますけれども、こ
の種の問題について、大変造詣の深い議員でございます。今後とも色々な意味の研究され
ているご意志を、私ども担当部局におつなぎをしていただければと思っておりまするし、
私どもの方の部局もこれらについては大変今どういう対応をしていったらいいかというこ
とを真摯に受け止めて検討中でございます。ぜひそういう意味では、色々な先進事例もよ
く承知をしておられるというふうに拝察をしておりますので、担当部局等もまた意見交換
していただければありがたいと思いますし、また色々な意味でお知恵をいただければと思
っております。細部の微細にわたって、そういったことの対応を図ることは、先ほどいう
ように、常に変化に応じているということが大変重要な今後のキーポイントになってまい
りますので、一つの大きな示唆を与えていただいているというふうに認識をしております。
◇9番(高柳勝巳君) ありがとうございました。
 次に、デマンドのタクシーだけで全エリアはカバーしきれないと私は思っています。動
脈である路線バスとうまく組み合わせて、できるだけ多いところをカバーしていく。足り
ないところは何かというのは追加をしていくというスタンスで今後にあたっていただけれ
ば、無理なく、リスクも見ながら、手さぐりで進められるのではないかなというふうに考
えています。
 一方、事業者の方にも不安はあると思うのですね。福祉タクシーの方に参入しようとす
るとリフト等車に付けなければなりません。そのリフトを付けて投資をしても、それだけ
の方が乗っていただかないとこれは不採算になってしまうので、そういうところでは非常
に二の足を踏んでしまいます。それから、市がもしこういう方式で始めると、日頃正規の
料金で乗っていたお客さんがみんな安い方に行ってしまって事業がうまく回らなくなるの
ではないかという不安もおそらく出るのではないかと思うのですが、私は先ほど申し上げ
ましたとおり、高齢化率が24.9パーセントで、5万4,000で割ると1万3,50
0人くらい、60歳以上の方がいらっしゃるわけです。このデータによれば、約半分の方
は元気で、人にも迷惑をかけない。もう半分は、やや自信がない。するとこれくらいはマ
ーケットになるわけですよね。すると数千のマーケットが埋もれているというふうにとっ
てもいいのではないかというふうに私は考えております。ですから、そういったところを
もう少し分析をしながら、ぜひ事業者の方にもこれはいいのですよ。少なくなっていくパ
イを奪い合うような状況を作るのではなくて、これから徐々にパイが増えていくのですと
いう形でもって、沼田市の方が積極的にコーディネーターの役を果たしていただけるなら
ば、私は事業者にとっても非常に大きなメリットになりますし、衰退をしていく地方の交
通公共機関の歯止めになっていくのだろうなと確信をしておりますので、ぜひお願いをし
たいなと思います。
 それで、デマンドだけではないというお話をしましたけれども、いくつか福祉や高齢な
どというところと関連をするところで、始めているところの紹介もひとつさせていただき
たいと思います。これは、流山市の高齢者福祉バスというのが出ていました。昨年の4月
から始めたサービスなのですけれども、これは民間企業の送迎バスの活用です。一人で乗
り降りできる方が原則で、会社に行くという方面にニーズが合えば65歳の方はパスを持
ってそれに乗れるということです。おそらく自治体がそれに負担をしていますけれども、
バス1台確保するよりはずーっと料金も安く、出す支出も低く押えられるという点で、流
山市ですから、東京近辺ですからたくさんいらっしゃいますし、企業もおそらくたくさん
あるので、そのまま直接とは言いませんけれども、沼田市でもそういったものが市内、あ
るいは郊外に向けて走っているのは、私は0ではないなというふうに思っていますので、
高齢者福祉の立場からそういったことも検討していただければというふうに思います。
 また、これは所管になってしまうので、細部には申し上げませんけれども、スクールバ
スの一般者混乗に伴う聞き取り調査というので、スクールバスの空いている時間帯は、本
来の目的を逸脱せず安全確保がされるという前提でもって地方においてはスクールバスの
活用、あるいは路線バスをスクールバスとして活用するということが、あるいは待機をし
ている時間ですね。学校に行って、学校から帰ってくる間はスクールバスを上手に使うと
いう活用の方法があります。
 ですから、対象者をはっきりさせれば学生さんをどれだけ捕捉できるか。高齢者をどれ
だけ捕捉できるか。どこへ運ぶかということがはっきりしていれば、私は必ず補足できる
のではないかというふうに考えておりますので、それらも併せて、異種合同という形にな
ろうかと思いますけれども、そういったところも、2年くらい前の質問でも私は申し上げ
ましたけれども、ぜひ検討していただければなと、こういうふうに考えております。その
辺についての考えも、おそらく細部に至ってわかりませんとは言いつつも、今度はデマン
ドではなく、他の公共交通機関だとか、高齢者福祉、障害福祉という観点で考える考え方
なので、ぜひ市長のお考えをお伺いできればというふうに思います。
◇市長(星野已喜雄君) ご案内のとおり義務教育、あるいはまたは学生の足を確保する
という観点から、地域には実態に即したスクールバスであるとか、バス路線があることは
ご案内のとおりかと思います。特に合併以降、スクールバスに関しては、色々と対応を図
ってきた経過がございますが、これらがもし許せるとすれば、今、議員が言われたような
ことについては検討課題に値するのではないか。ただ私も、色々と補助の対応だとか、い
わゆるそういうようなところから、果たして一体全体そういうことが可能なのかどうか。
確かに、朝、晩、動いて昼間寝ていては有効利用にはなりませんから、いまおっしゃるよ
うなことについては、実態、あるいはまた法制度が許せば、積極的な捉まえ方をして、そ
していわゆる利活用を有効にしていくことが大変重要な課題ではないかと思っておりま
す。
◇9番(高柳勝巳君) ありがとうございました。
 最後の、プロジェクト等の立ち上げについてということで、検討させていただきたいと
いう、高齢化を見据えて検討させていただきたいという話だったのですけれども、少なか
らず3課にまたがる形になろうかと思います。研究がね。ですからこれは、生活課を中心
として民生部がまとまれば、ほぼそれは聚れんできてしまうのかもしれませんが、ぜひ単
課だけに限らず、もっといいプランが他の課から出るのではないかと思いますし、記憶違
いでしたら申し訳ないのですが、92年頃、前市長の頃、検討委員会というのが一度立ち
上がったやに聞いております。そうした経過も含めて、ぜひご検討いただければと思うの
ですが、その辺についての再度のご検討をいただきたいと思います。
◇市長(星野已喜雄君) 再質問にお答えをしたいと思います。
 いずれにいたしましても、これは今回の施政方針でも、協働ということを軸にした申し
上げ方をさせていただいております。色々な案件を解決していくためには、どうしても皆
さんの意見もいただいたりしてのことになりまするから、プロジェクトというのは、そう
いう意味では協働の最たるものと思っておりまして、いずれにいたしましても、今後、総
合的に検討してまいりたいというふうに思っております。せっかくかつてのお話が出まし
たので、民生部長の方から補足答弁をいたさせます。
◇議長(金井康夫君) 民生部長。
◇民生部長(田村澄夫君) お答えさせていただきます。
 先ほどの議員の中にございました検討委員会の関係ですが、現在も、沼田市路線バス対
策委員会という形で現存している組織でございます。委員長が民生部長、委員といたしま
しては、総務部、民生部、経済部、建設部、街なか、教育部、それから振興局等入ってご
ざいます。ただ先ほどのご意見のように、今後については、さらにもう少し、多角的な方
向から全面的に検討する必要があると考えておりますので、これらの活用方につきまして
は、今後また検討させていただきたいと思っております。
◇9番(高柳勝巳君) 大変失礼いたしました。民生部長が一生懸命やっていただいてい
ることについて、私が把握していなかったことについてお詫びを申し上げますとともに、
今後の活動に大いに期待をしていきたいなと思っております。
 それでですね、あまり市長が、すんなり検討しますと言ってくれたものですから、最後
になります。平成17年に生活保護自立支援プログラムというのを組むことができるよう
になりました。これは大きな自治体にしか予算と人が配置されません。生活保護をされて
いる方を自立へ赴いていく。これは現場段階と国が若干ニュアンスが違っているのですけ
れども、いわゆるグレーゾーンと言われる方々です。住宅政策においても、それから今回
の公共交通政策においても、このグレーゾーンといわれる方々が一番困っているわけです。
それで、その対応如何によってはもっと大変になるという形になりますし、ここのところ
の提供がしっかりしていればもう一度頑張れる。地域で再起が果たせるという形になりま
す。それが、これも市長の横文字で大変申し訳ないのですけれども、ソーシャルインクル
ージョンという形でもって、就労支援、生活支援と一体にならないと住宅だけあってもこ
れは住めないというのは、昨今、マスコミ等でも報道しているとおりで、私の視点という
のは、今回の2つは、この最低に落ちてしまうか、あるいは本当に困ってしまうかという
ところを、市がどうすくい上げるかというところで質問させていただきました。市長とも、
私はそこら辺は一致するというふうに思っておりますけれども、最後に市長の、この2つ
の政策に共通するところの思いというのをお聞かせいただきながら、私の質問を閉じたい
と思います。
◇市長(星野已喜雄君) かつてイギリスにサッチャーという、新保守革命を訴えて、イ
ギリスの改革に走った方がおいででございます。またアメリカには、ご案内のとおり同時
年頃、レーガンという、これまた大統領が、同じく新保守革命というような形の中で色々
とアメリカの改革に取り組んだという経過がございます。実はそのときに、どうしても負
の面が出てまいりまして、やはりこれでは色々と格差が広がってしまうのではないかとい
うことから、ソシアルインクルージョンという、社会的包含というような意味合いの言葉
が世界的に出てまいりました。ご案内のとおり、イギリスではサッチャーが保守党でござ
いましたけれども、労働党が政権を執る。あるいはまたレーガンの後にはご案内のとおり
別の政党が政権を執るというようなことがございまして、前段の、そういった施策の、要
するに負の面をついた形の中の新しい施策をもってして戦った政党集団が盛り返したとい
うことは、私も世界的な政治の世界で承知をしております。そのときの大きな哲学がソシ
アルインクルージョンという、社会的包容力という言葉であったというふうに思っており
ます。私の記憶に間違いなければ、現在、イギリスのロンドンの市長も、その言葉1本で
戦ってきている人ではないかというふうにも私は受け止めております。
 いずれにいたしましても、今、この時代の中にあって、なかなか地方、あるいはまたこ
の表現がよいかどうかわかりませんけれども、社会的弱者の方々が、極めて厳しい状況に
ございます。そういったことから、このソシアルインクルージョンという哲学をもう一度
再確認をいたしまして、今後の市政運営に処してまいりたいと思っておりますので、ご理
解を賜りたいと思います。
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    第2 延  会
◇議長(金井康夫君)  おはかりいたします。
 本日の会議はこの程度にとどめ、延会いたしたいと思います。
  これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(金井康夫君) ご異議なしと認めます。よって、本日はこれにて延会することに
決しました。
  本日は、これにて延会いたします。
  次の会議は、10日午前10時に開きますからご参集願います。
  本日は大変ご苦労さまでございました。
   午後3時58分延会


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