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 沼田市沼田市議会沼田市議会会議録>平成20年第2回定例会会議録 議事日程第4号

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平成20年第2回沼田市議会定例会継続会会議録
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議事日程 第4号
平成20年6月11日(水曜日)午前10時開議
第  1  一般質問
     ─────────────────────────────
本日の会議に付した事件
第 1 一般質問
第  2  散  会
     ─────────────────────────────
出席議員(27人)
       1番  真下 恭嗣君      2番  田村喜久子君
       3番  坂庭 直治君      4番  石井 紘一君
       5番  鈴木 圭子君      6番  金子 一弥君
       7番  小野 要二君          8番  井上 正文君
       9番  高柳 勝巳君     10番  布施辰二郎君
      11番  片野 彦一君     12番  宇敷 和也君
      13番  相田 昌夫君     14番  久保 健二君
      15番  星野  稔君     16番  大島 崇行君
      17番  山ア 義朗君     18番  大竹 政雄君
      19番  井之川博幸君     20番  大東 宣之君
      21番  橋 襄典君     22番  石田 宇平君
      23番  星川嘉一郎君     24番  牧野 保好君
      25番  星野佐善太君     26番  井田 孝一君
      27番  金井 康夫君     
欠席議員(なし)
     ─────────────────────────────
説明のため出席した者
  市  長       星野已喜雄君   副 市 長       林  義夫君
  白沢町振興局長    根岸 恒雄君   利根町振興局長    郷原 重雄君
  総務部長       大嶋 政美君   民生部長       田村 澄夫君
  経済部長       小池 一夫君   建設部長       小池 大介君
  街なか対策部長    松井完一郎君   白沢町振興局次長   小林  守君
  利根町振興局次長   繻エ 勇二君   総務課長       栃原 豊彦君
  会計管理者兼会計局長 村沢 博行君   教 育 長       津久井 勲君
  教育部長       町田 哲男君   庶務課長       水田  修君
  監査委員事務局長   須藤 一夫君
     ─────────────────────────────
議会事務局出席者
  事務局長       小林有一郎    次長兼庶務係長    繻エ 正美
  議事係長       茂木 敏昭    副主幹       地野 裕一
     ──────────────◇──────────────
    午前10時開議
◇議長(金井康夫君) これより本日の会議を開きます。
     ──────────────◇──────────────
    第1 一般質問
◇議長(金井康夫君)  日程第1、一般質問を行います。
 昨日に引き続き、順次質問を許可いたします。
  最初に、鈴木圭子議員。5番。
             〔5番 鈴木圭子君登壇〕
◇5番(鈴木圭子君) 通告に従いまして、一般質問を行います。
 今回私の質問は、男女共同参画社会の実現について、都市間交流事業について、地域大
学連携事業についての3点であります。
 まず1点目ですが、男性も女性もともに人権を尊重しつつ、それぞれの能力・適性を十
分に生かし、ともに責任を負い、誰もが充実した生活を送ることができる男女共同参画社
会の実現は、日本にとっても沼田市にとっても重要な課題であります。憲法や男女雇用機
会均等法で男女平等を定めているものの、現実には女性管理職も少なく、所得格差やジェ
ンダー格差などの格差議論ばかりが活発です。
 政府は名実ともに男女平等の実現を目指して、1999年に男女共同参画社会基本法を
策定しました。また、2005年には第2次基本計画も策定されております。その計画の
中で、2020年に向けて指導的な地位に就く女性の割合を全体の30パーセント、また、
審議会の委員の割合は40パーセントを目標に、とあります。防災や地域づくり、観光な
どの分野でもっと女性が活躍できるような取り組みも盛り込まれております。
 そこで、昨年本市で行われた男女共同参画セミナーについて、参加状況や反響、今後の
推進計画についてお聞かせください。また、沼田市職員の女性の占める割合、各種審議会
での女性の割合、そして、市役所における女性管理職の現状と今後の登用についてお聞か
せください。
 2点目は、都市間交流推進についてお伺いいたします。
 北海道洞爺湖サミットを目前に、各地域や企業からの地球温暖化防止策に取り組む姿勢
が毎日のように新聞に掲載されております。本市でも4月26日の上毛新聞の1面に「新
宿区とCO2 取引」と大きく掲載されました。「市内での森林の整備費を同区が負担す
る代わりに、増加したCO2 吸収量を同区のCO2 排出量と相殺する、カーボンオフセ
ットでの提携を目指す」とあり、注目されておりますが、具体的な内容についてお聞かせ
ください。また、農産物供給や観光ピーアールなどの経済交流はすでに行われていますが、
さらに板橋区や鎌倉市との交流の話も出ております。交流の成果と今後の取り組みについ
てお聞かせください。
 ふるさと回帰志向の対応として、田舎暮らしに興味のある首都圏在住者を対象に「田舎
体験ツアー」を実施しておりますが、その成果や感想、また、二居住生活や定住の促進な
どの検討はどのようにされているのかお聞かせください。すでに都会から自然を求めて沼
田に住居を移して生活している方も多数いると思いますし、結婚を機に都会から移り住ん
でいる人や仕事で沼田に住んでいる人もいると思いますが、この方々にとってのふるさと
は都会であります。沼田市に住んで良かったと思っていただくためにも、また、ふるさと
納税導入に向けても、都市との交流を推進するためには、この皆さんの協力が大きな力に
なると考えますが、本市での交流やサポートはどのように行われているのかお聞かせくだ
さい。
 3点目は、地域大学連携事業についてお伺いいたします。
 独立行政法人化された大学は、今や地域支援に力を注いでおります。大学の持てる力を
地域に根付かせることが、教育機関としての大学の重要な使命とも考えているようであり
ます。
 本市では、古くから関わりのある千葉大学と連携して様々な事業を行っています。この
歴史ある取り組みは本市にとって経済効果、健康効果や地域活性化にどのように生かされ
ているかお伺いいたします。また、工業大学や産業大学、芸術大学などの地域支援も考え、
地場産業である木材を利用した沼田ブランドの創作や、森林や温泉など観光産業の発掘に
もその知恵をいただき、地域経済を活性化させる取り組みは必要なことだと思いますが、
考えをお聞かせいただきまして、私の1回目の質問とさせていただきます。
◇議長(金井康夫君) 市長。
             〔市長 星野已喜雄君登壇〕
◇市長(星野已喜雄君) ただいまの鈴木議員のご質問にお答え申し上げます。
 まず、男女共同参画社会の実現について、男女共同参画セミナーについて、参加状況と
今後の推進計画についてでありますが、昨年度実施いたしました男女共同参画セミナーは、
共愛学園前橋国際大学男女共同参画学習センターのスタッフを講師としてお招きし、4回
の連続講座で平均16名、延べ人数で65名の参加をいただき、さらに、内科医で執筆家
の「おおたわ史絵先生」を招いての講演会では、約100名の参加をいただいたところで
あります。
 今後の推進計画といたしましては、昨年同様、対象者を絞り込んだテーマによる連続講
座の開催と、広く一般の方々に参加いただけるような講演会を開催し、男女共同参画社会
の形成を目指して、より理解が深められるよう、その啓発に努めて参りたいと考えており
ます。
 次に、行政の場における男女共同参画について、沼田市職員の女性の占める割合につい
てでありますが、平成20年4月1日現在の特別職を除く一般職521名中、女性職員は
171名であり、その割合は32.8パーセントという状況であります。
 次に、各種審議会での女性の割合についてでありますが、国民健康保険運営協議会をは
じめとする15の審議会で、委員総数210名中、29名で、13.8パーセントとなっ
ております。
 次に、女性管理職の登用についてでありますが、本市の人事管理においても、女性職員
の職域の拡大を図り、その経験や能力を十分に発揮できるよう女性管理職の登用について
積極的に行う考えでおりますが、年齢構成上、管理職の対象となる女性職員が非常に少な
く、現在、女性管理職については1名という状況であります。
 次に、都市間交流推進事業について、新宿区について、カーボンオフセットでの提携の
具体的な取り組みとその他の交流の状況についてでありますが、一昨日の一般質問で答弁
申し上げましたとおり、新宿区では、ごみの発生抑制・再使用・再利用の「新宿区3R推
進協議会」を設立し、新宿区ならではの展開をしております。さらに、目標達成を確実に
するため、都市部と中山間地域の環境の違い、資源の違いを補完しあうことで、その達成
が実現するものと考え、友好都市である伊那市との間に「地球環境保全協定」を結び、二
酸化炭素吸収量を新宿区内の二酸化炭素排出量から相殺するカーボン・オフセットの仕組
みを構築し、平成21年度から伊那市の森林保全や間伐材の利用を支援すると伺っており
ます。
 本市においてもカーボン・オフセットの仕組みづくりは、新たな環境経済圏域の創出と
いう都市と地方の貴重な機会となることから、さらに多角的な検討を進めてまいりたいと
考えております。
 また、その他の交流事業としましては、新宿区生涯学習事業への参加、アンテナショッ
プ事業への出店をはじめ、さらに各種イベント事業への参加など文化・経済・人的交流を
深めていきたいと考えております。
 次に、板橋区、鎌倉市について、交流の今後の見通しについてでありますが、まず板橋
区についてでありますが、昭和19年、板橋区内の小学校の学童約6,000人が沼田市
及び利根郡の寺院や、旅館などに集団疎開をいたしました。
 学童疎開から半世紀が経過し、節目となる戦後50年にあたる平成7年10月、当時の
板橋区長が疎開先の皆様の労苦に感謝をするとともに、戦争の悲惨さを忘れることなく、
またこのような体験を二度と繰り返さないよう、学童疎開50周年記念事業を開催されま
した。
 また、当時の利根村追貝、海蔵寺を疎開先にした板橋第五国民学校の方々が平和を願う
気持ちを込めて学童疎開「海蔵寺寮」の記録を作成しました。その後も「海蔵寺会」とし
て、利根沼田地方に訪れている経過があります。
 このような歴史的ご縁を元にした交流事業を進めていきたいと考えております。
 次に、鎌倉市と本市との歴史的縁でありますが、鎌倉市にあります宗偏流家元の山田家
に養子入りしたのが、沼田藩江戸家老、中村家の次男として生まれた寅次郎であります。
山田寅次郎は明治時代、和歌山県沖で遭難死したトルコ軍人のために義捐金を募り、26
歳の時に単身トルコへ持参し、以来、正式な国交のなかった両国の架け橋となり、多大な
功績を残されました。57歳の時に宗偏流の家元を襲名し、以後は茶道に専念をいたしま
した。
 また、鎌倉市の姉妹都市が足利市、上田市及び萩市であります。本市は上田市とは真田
氏との縁があり、萩市は下田市と姉妹都市であることなど縁戚関係を生かした交流の検討
も進めてまいりたいと考えております。
 次に、田舎体験ツアーについて、成果と今後の取り組みについてでありますが、平成1
8年度の試行を皮切りに、先月までに計4回実施しておりまして、首都圏を中心に延べ8
8名の方に参加をいただいております。参加者からは大変好評を得ておりまして、ツアー
への参加をきっかけに、沼田市に何度も足を運んで下さっているという話も伺っておりま
す。さらに、ツアー実施の際には、観光農園などの農業者や女性グループの方々などに協
力をいただきながら実施しておりますが、これらの方々にも交流促進に対する意識の高揚
が図られ、今後の取り組みに対する強力な支援者となると考えております。
 今後の取り組みといたしましては、交流居住人口の増加を目標として、農業、物産、観
光、温泉関係者らにより組織される沼田市交流居住促進協議会を中心にして、50歳から
60歳代の都市生活者を焦点においた体験ツアーの継続実施と交流居住に関する一元的な
情報発信を、受け入れ体制の整備とともに、取り組んで参りたいと考えております。
 次に、定住者について、市内での交流や行政サポートについてでありますが、現在、池
田地区、白沢町、利根町への定住者や二居住生活者8名の方から聴き取り調査を行ってお
りますが、都会に比べ利便性の点で不自由だという事も言われていますが、お聴きしたす
べての方が沼田市を選んで生活されており、田舎暮らしを満喫しているご様子であり、地
元とも交流があるということであります。
 なお、この聴き取り調査は、蓄積の上、居住を考えている方々への情報提供のために行
っておりますが、すでに定住されている方々への情報にもなりますので、定住・居住者同
士の交流の場の創設、さらに交流事業の応援者として協力いただけるよう、その仕組みづ
くりを研究して参りたいと考えております。
 次に、地域大学連携事業について、大学との連携による産業の振興について、千葉大と
の取り組みは本市にどのように生かされているかについてでありますが、平成17年度の
千葉大教授によるシンポジウムから講演会の開催など農業を中心に連携事業を行ってまい
りましたが、今年に入りまして、千葉大から、薬草の製造メーカーへの当帰栽培の生産出
荷拡大の提案がありまして、本市の特産振興作物とするべく農協において栽培者を募集す
るなど本格的に取り組みを始めたところであります。また、平成18年度からは大学との
連携により、児童生徒の科学技術、理科・数学に対する興味・関心と知的探求心等を育成
するサイエンス・パートナーシップ・プロジェクト事業として、学校の教員を対象とした
理数系研修・講義に千葉大の研究者等を講師に招き、その知を活用させていただいている
ところであります。
 次に、他の大学の地域支援を受けて、沼田ブランドの創作や観光産業の発掘を考えてみ
てはどうかについてありますが、他の大学との連携といたしましては、市民協働の推進に
当たり高崎経済大学にお世話になるなど、分野ごとに他の大学にもご協力をいただいてお
りますが、議員からご提案いただきましたように、沼田ブランドの創作や観光産業の発掘
など産業振興、地域振興などの課題に対しまして、大学の持つ専門性、知を活かし、本市
の活性化につなげるよう他の大学との連携交流をも検討して参りたいと考えておりますの
で、ご指導を賜りたいと存じます。
 以上申し上げまして、鈴木議員のご質問に対する答弁とさせていただきます。
◇5番(鈴木圭子君) ご答弁をいただきありがとうございました。それでは、何点かに
わたって再質問をさせていただきます。
 今回の私の質問は、同僚議員の質問と重なる部分がありますが、沼田市が抱える問題を
考えていく上でも男女共同参画が必要であるということを強く感じております。県の、男
女共同参画プラン委員会というところで、平成14年の6月に、男女共同参画の推進に関
する条例の必要性について知事に提言しております。性別による差別的取り扱いの撤廃、
女性の社会参画の促進、総合的な子育て環境の整備、事業者における男女共同参画推進の、
この4つを柱に、県民、事業者、市町村と共同して推進するようにとの内容です。沼田で
の昨年のセミナーの様子をご答弁いただきまして、多くの人が関心を持っているというこ
ともわかりましたけれども、4回行われましたセミナーの参加者はやはり少ないなという
のが実感です。家庭でも、職場でも、男女が協力して、女性ならではの力を大いに発揮し
ていると思うのですけれども、職員の数に対しての管理職の割合は本当に、沼田市役所で
は1名ということで、ちょっと本当に驚いております。審議委員にはだいぶ女性も加わる
ようになりましたけれども、13.8パーセントということは、まだまだ少ないなという
のが感想です。
 女性の能力が大変埋もれているのではないかというような気がいたしますし、女性も、
男性も意識を改革する必要があるのではないかなということも思いますけれども、市長は
この件についてどのようにお考えかお聞かせください。
◇市長(星野已喜雄君) 昨日も、同僚議員と同様なご質問がございましたが、議員は女
性のお立場から、男女共同参画社会の実現に向けてということでご質問いただいているわ
けでございます。従いまして、現実に、女性の立場からご発言をされている観点からとら
まえますると、大変貴重なご発言が多ございまして、私ども教えられることが多々ござい
ます。
 そういった中で、平成14年に県の関係するところの、大きく4点にわたっていろいろ
と問題点を提言されてきたという、そういったかつての実績等について披瀝をされたわけ
でございますけれども、そういう意味では、議員はまさにこの実践をされてきた方でござ
いまして、ぜひ今後とも、地域の女性のリーダーとしていろいろと牽引をしていただけれ
ばというふうにも思っているわけでございます。
 先ほど、いろいろと1回目の答弁をさせていただいたわけでありますけれども、どうし
ても女性の場合、お産等があったりして、そういうことがあったり、あるいはまた、昨日
の同僚議員の質問とも関係してきますが、家庭での育児、あるいはまた、家庭のいろいろ
なイニシアティブをとったところの指導的立場等があって、やはりそういうようなことが
ございます。
 ここのところ、市の職員の関係については、合格者の率が非常に男性と女性が拮抗して
いる、やや女性の方が有利な状態のようでございます。結果的に。従いまして、現在の、
20代等の職員のところに目を向けてみますと、大変女性が多ございます。
 さらに、審議会の関係等については、できるだけ私どもも女性を登用をさせていただき
たいと思いまして、そういうふうに努力をさせていただいております。いろいろとそうい
う意味では、今後の動きを見ていただければご理解いただけるような場面もございますけ
れども、女性をできるだけ登用していきたいというふうに思っておりまして、よろしくお
含みおきいただきたいと思います。
 なお、もっと女性が参加をした方がいいだろうということについては、全く同感であり
ますが、でき得れば、やっぱり地域リーダーの方が牽引をしてあげるということが非常に
重要な要素を持ってくるなというふうに思っております。地域リーダーがいるところとい
ないところでは、これはかなり違う場面が出てくるわけでございまして、そういった意味
で、地域リーダーの養成には、行政の立場から一生懸命努力をしていかなければならない
のではないかと思っております。
◇5番(鈴木圭子君) ありがとうございました。20代の、若い人の女性の割合が高い
ということは、将来的には女性の管理職も期待できるかなあという感じを持ちました。女
性は、家庭内で、家計のやりくりや子育てや、お年寄りの世話、そして仕事と。妻と母親
と嫁と、三役も四役もこなしております。昨日の同僚議員の質問が、本当に心強い質問を
してくれて本当にうれしかったのですけれども、家事というのは、していない人は、男性
から見ると女性がするものだと思われている方がいるかもしれませんけれども、家事は大
変ですけれども、すぐ結果が出る仕事で、大変やりがいがあり、また,やり方によっては
非常に楽しいものであります。この家事の分担こそが、女性の社会参加の一歩ではないか
なと考えられますが、これも男性の協力なくしては女性の社会参加は難しいものが本当に
あると考えています。
 沼田市が抱えているいろいろな問題、財政問題、少子高齢化問題、環境問題、いろいろ
なすべての問題が、この家庭をやりくりしている女性ならではの細かい視点、いろいろな
女性の考え方を取り入れられるようになれば、本当にいろいろな問題がよい方向に導かれ
ていくのではないかなという感じがいたしまして、本当に女性の力が必要だなということ
を常々感じているのですけれども、ぜひとも、この沼田市の特性を生かした男女共同参画
社会の実現を目指すためには、先ほど市長も、地域のリーダーが牽引するのがいいと。全
くそのとおりなのですけれども、ぜひとも行政の立場から、例えば男女共同参画推進室み
たいな、職員の中にプロジェクトなどを作るようなことも考えていただけるかどうか、そ
の辺をちょっとお聞きしたいのですけれども。
◇市長(星野已喜雄君) 21世紀の大きな課題であろうかと思っております。
 まず、群馬県は、よく「かかあ天下」ということを言われて、だれもがこのことについ
ては、群馬県の人が等しく認めているところだと思いますが、これはなぜそうだったのか
というと、やはり養蚕県であったことから、養蚕の施業が、桑くれ等含めて、女性が中心
的役割を果たして、結局お蚕が各農家の中枢の収入源であったということが、いわゆる女
性を非常に尊敬する向きがあったということがあろうかと思います。
 今次に至って、群馬県でそういうことが見られるのは、女性ドライバーの比率が、47
都道府県で確かナンバーワンだと思っております。それだけに、女性の持つ存在というの
が、他の県に比べても高いということになろうかと思っております。それは、公共交通の、
要するにいろいろなネットワークの問題等もありますけれども。いずれにいたしましても、
群馬県の女性が免許の所持率がナンバーワンだと。それだけに、活動しているということ
になろうかと思います。
 特に、私ども利根沼田、沼田もですね、やはりかつては養蚕で栄えた地域でございます。
従いまして、そういう意味では、非常に女性に対する敬慕の念というか、この気運は高い
ところではないかと思っております。従いまして、男女同権型社会に向かって大変重要で
あり、しかも21世紀はソフトウエアの時代といわれておりますから、どうしても男性の
強に対して女性の弱、男性の剛に対して女性の柔、こういうようなことがございますので、
やはり女性の社会的参加というのは大変重要な存在になってくるのではないかというふう
に思っております。
 従いまして、議員がおっしゃっていることにつきましては、機構改革の問題等も絡んで
きますので、一概にわかりましたということを申し上げるのは若干躊躇いたしますけれど
も、少なくとも、これらに向けての担当事務等については、しっかりとしたものにしてい
くことによって、地域リーダーを育成し、そして社会参加を促していくというような、そ
ういう試みは当然、今後必要になってくるのではないかというふうに思っております。
◇5番(鈴木圭子君) ありがとうございました。ぜひこの男女共同参画社会実現に向け
て、この計画が広く、強く推進されることを願いまして次に移らせていただきます。
 新宿区との都市間交流についてご答弁をいただきましたけれども、森林文化都市宣言を
している本市が、森林の持てる力で新宿区との交流が始まることができるとすれば、大変
意義深く、話題性も大きいと思いますが、もうすでに、先ほどのご答弁でわかるように、
新宿区は、長野県伊那市と地球環境保全協定を締結しているということですので、沼田市
は2番目ということになるわけですから、この取り組みが正式に決まって始まったならば、
伊那市とは一味違う沼田市の魅力をアピールしていかなければならないのではないかと思
うのですけれども。その辺のことはいかがでしょうか。
◇市長(星野已喜雄君) やはり何と言っても、縁を共にしてきたという現在の新宿区の
区長が、本市の出身であるというこのチャンスをやはり物にできるか、できないか、これ
が大きな浮沈に係る大切なことだと思っております。従いまして、すでに物産の皆様方や
あるいは関係機関の方々に足しげく交流の舞台に出向いていっていただきまして、そして
一定の評価もいただいてきたと思いまして、今まで市当局のみならず、民間の方々のご努
力に対しまして、私は心から感謝を申し上げますと同時に、お礼を申し上げたいという気
持ちで一杯でございます。
 いまおっしゃるように、一味違った形ということについては、たまたまそういう意味で
は、先ほどの縁の問題もありますけれども、すでに安井先生のご講演も今年、春先にいた
だいたりして、そちらの方の関係もいろいろと災害の関係等も含めて、いま一生懸命事業
の段取り等も進めております。今年中には、あるいは事によるとまもなくと言ってもいい
かわかりませんけれども、戸山公園、高田馬場になろうかと思いますが、これも新宿区で
ございますが、その戸山公園のところに、早稲田大学の理工学部の校舎がございますけれ
ども、その隣接に、新宿区のスポーツのセンターがございまして、その食堂に、私どもの
物産、あるいはまた食材がいよいよ出てくるということの段取りになっております。
 やはり何でもそうなのですけれども、人間は足繁く関係を持っていくということが大事
でございまして、実はもう一方におきまして、芸術、文化関係のアプローチも新宿区の方
からもございまして、これらについては来月、新宿区の方から私どもの方にあることにつ
いてご相談に来るようなことになっております。できればそれも期待に応えていければ応
えていきたいというふうに思っております。従いまして、議員がおっしゃっている質問の、
このカーボンオフセットというのは、非常に現下の諸状況の、極めて特化した件でござい
ますので、それが勿論、軸になっていくわけでありますが、ここのところをまた取り囲む
ような形でできる、教育でも、文化でも、あるいは農業でも、あるいは婦人会でも、でき
るだけそういうふうな形で、総合的に進めていければと思っております。
 ちなみに例えば、仮に各団体が、今までもいろいろなところに視察に行ったり、見学に
行ったりしていると思うのですけれども、やはり今までも下田市にたくさん行っておりま
した。実は下田市の市長さんも、今回、日曜日、無投票当選されたということで、私の方
からもお祝いのお電話を差し上げたところ、また電話が返ってきまして、何か月曜日に、
沼田の方からある団体が視察に来てくれました。初仕事がその仕事でしたというような、
こういうやり取りがあったわけでございますけれども。
 従いまして今後、こういう、うちらの各団体が、視察なり、研修なりに出ていくときに
は、いろいろな場面があるのですけれども、やはりそういった新宿区や板橋区や、鎌倉な
どのところに、重点的に行くようなことを講じることによって、関係をできるだけ深めて
いくという地道な活動も大事だと思っております。
 ちなみに、今月の中旬になりますけれども、副市長を先頭に、サクランボがいよいよ開
園式を迎えますので、これらをもって各機関にご挨拶まわりをするというような段取りも
現在進めているところでございます。
◇5番(鈴木圭子君) 精力的な交流の様子がよく手に取るようにわかりました。ありが
とうございました。カーボンオフセットとのつながりが始まりで、また、新宿区の区長さ
んが沼田市出身だったという、この縁が始まりで、新宿区とこれから大きな交流の展開が
広がってくるのではないかなということが想像できました。このカーボンオフセットとの
係わりなのですけれども、沼田市は、地場産業、木材業、林業がございますが、木材の価
格が低迷して、本当に厳しい状況の中で、森林整備費の新宿区の負担というのは本当に明
るい材料だと思います。この取り組みが森林整備だけに終らないで、整備をしたその場所
で交流を深めたり、また間伐した材で何か本当に沼田ブランドにつながるような、新宿区
に提供できるような製品を開発したりと、やはり本当に経済効果につながるような交流に
なってほしいということを強く望みます。
 いま本当に、沼田市の精力的な交流の取り組みの内容は、いまのところ都市に向けて一
方的に働きかけている、本当の始まりのところだと思います。これがどんどん展開して、
例えば、都会からバスのツアーで沼田市に来てもらえるような、旅行者にツアーを売り込
めるような、そういう展開になって、観光客がいまでも勿論、この利根沼田には多数の観
光客が見えていますけれども、街なかの方に、旧市内の方に、なかなか観光客の足が向か
ない。この街なかの中にも、沼田市全域に、街の中も、自然豊かな農村地帯にも、温泉地
にも、もう沼田中に観光客が溢れるようなバスのツアーが、観光会社に売り込めるような、
そういう展開になっていけるような取り組みをぜひ考えていっていただきたいと思います
けれども。街なかにお客さんが来るような方法、また街なかがそのように再生していくよ
うな交流のようなことについて、どうお考えだかお聞かせください。
◇市長(星野已喜雄君) 大変貴重なご質問でございまして、いまお聞きしながら3点に
わたって私の方からお答えをしたいなと思いました。
 まず一つは、いま議員がおっしゃるように、私ども何とか、ある意味においては、すが
るような気持ちで東京都下の方に出向いていっているわけでございます。それはなぜかと
いうと、何か打開策を導いていくためには、やはりどちらかが精力的に働きかけなくては
なりません。特に、企業誘致の問題等についても、やっぱりただ漠然と、正面から玄関を
訪ねたのでは、これはいかんともしがたありません。結局、そういった滲み出しのような
人間関係が構築できてくると、やっぱりフランクにいろいろな意見交換ができます。
 従いまして、一生懸命そういうようなことで努力をしているわけでございまして、これ
をまた待ちの方に、受けの方に回ってくるとやはり弱くなって、常にこういう表現がよい
かどうかわかりませんが、やはり「攻撃は最大の防御なり」という一つの考え方がござい
まして、やはり攻めに出るということが大事だと思います。
 それで今度は、いま議員がいうことについて2つに分けて整理してお答えしたいと思い
ます。昨日の同僚議員が、農山漁村の受け入れの関係等についてのご質問がございました。
全く時機を得た質問であると思っておりまするし、今後、教育委員会はもとより全市挙げ
てそういった受け皿の体制づくりをしていかなければならないと思います。幸いなことに、
昨年来から努力してまいりました県内の太田市が、50人程の方々を連れてきてくれると
いうことで、一つにその成果が出たなというふうに思っております。ぜひ5日の晩には、
太田の方々が沼田まつりにも参加をしてもらって、よい思い出を作ってもらえればいいな
と思っております。
 もう一つは、意味じくも、そういう魅力を、今度は先様の方に伝えて来てもらえと。全
くそのとおりでございまして、つきいるところ、そこのところに行かなければなりません。
そのためにはどうしたらいいのかということになるわけでございますけれども、これもも
うすでに何度か申し上げておりますが、今度は群馬県が情報センターを、銀座の歌舞伎座
の前に作るということで、そのキーマンが岩本の金子さんという方でございます。すでに
この金子さんとはうちの事務方も何度か接触しておりまして、やはりいま議員がおっしゃ
ったようなことについて非常にご指導いただいてまいりました。もうそのプランを持って
こいと、作ってこいということでございます。実はこれが成功したのがお隣の四万温泉で
ございまして、その事務局の方が今度は県の方からスカウトされて、そちらの方に行くこ
とになったようでございまして、当然その方がいるということは、吾妻の方に神経がいく
のだと思いますが、金子さんそのものは岩本の方でございまして、私どもからすれば絶好
の機会でございます。議員がおっしゃるように、こちらの方からメニューを提供できるよ
うな形にしなければなりません。一応、直近の情報によりますると、はとバスがいよいよ
今年の秋口には来てくれるということの紹介もいただいております。
 それにしても、仕組みづくりになりますけれども、やはり現在、新治のコープシャトウ
が非常に活況を呈しているのですが、私どもの仲間の農業者が、例えば大根掘りツアーだ
とか言って、来た日に大根掘りをして、そしてその晩寛いで帰るという、そういうことが
一つの売りになっているのでございますけれども、これも一つの方法。つまり何を申し上
げたいかというと、体験農業を要するに宿泊の前段、あるいは後段にかませるということ。
 それから2つ目は、街の中にということでございますが、これはもう街の中にこだわら
ず、池田、白沢、利根に、歴史的な良さを持っているところがありますので、これらにつ
いては早急に回遊のマップを作って、そして例えば正覚寺の小松姫のお墓であるとか、あ
るいは天桂寺の真田縁のお墓であるとか、そういった諸々の、街の中にあるものについて
も一つのネットワーク化を図って、そしてそれをやはりセットにして東京の方に持ち込ん
でいくということが大事なことになってくるかと思います。
 いま言うように、街の関係については非常に厳しい状況がありますので、早急にそうい
ったことの段取りはしていかなくてはいけないと思っております。いずれにいたしまして
も、街の中もそうなのですけれども、それは白沢、利根、あるいは池田、川田、利南等含
めても、やはりそういったポイント、ポイントを押えた中の、要するにネットワークづく
りが大事なのかなと思っております。
 とりわけ、旧沼田町地内には、そういった城下町であったがゆえに歴史的な遺産がたく
さんありますので、重点的にそれを表舞台に出していくということは当然のことかと思い
ますけれども、そんなふうな考え方を持っております。
◇5番(鈴木圭子君) ありがとうございました。本当に、名所も、沼田市には宝物がい
っぱい眠っているような感じがいたしますけれども、ぜひとも受け皿の体制づくりやそれ
らすべてのメニューを発信していくために頑張っていただきたいと思いますし、また、昨
日の市長の答弁の中で、三浦雄一郎さんが会長を務めている、森林レクレーション協会の
理事になっているというお話しをお聞きしましたけれども、いろいろ受け皿が整ったり、
いろいろなものが順調に整備された暁には、ぜひとも市長に、三浦さんと一緒にテレビな
どに出て、いろいろな沼田市を、いろいろな形で宣伝したり、提供したり、発信していた
だきたいと思うのですけれども。そんなことはいかがでしょうか。
◇市長(星野已喜雄君) テレビに出るということは、とても私どものようなローカルな
一人の行政の責任者ではなかなか難しいのでありますが、この方をお迎えをして、しかる
べき講演会や、また一緒に玉原を散策してもらうとか、あるいはまた旧赤城根の方に出向
いてもらって、根利の方にも出向いてもらうとか、そういうことは十二分に可能だと思っ
ております。また当然それは、もうすぐそこの分野に入っております。いろいろとご年配
の方でありますけれども、最近でも大きな話題性を持っておりました。私自身もいろいろ
とスポーツが好きでございまして、特にああいったアウトドアの関係等については、前々
から関心を持っておりました。
 同時に、今回、三浦雄一郎先生を森林レクの会長にお迎えしたのは、確か私の記憶に間
違いなければ3年前からだと思っております。その理由は、常にその会長は、しかるべき
機関の、著名な方が就いていたのでありますが、思い切って、これは改めてやはり活性化
を図っていくためにはということで、三浦さんに白羽の矢が立ったわけでございます。従
いまして、この森林レクの全体構造を見ると、かつてのヒューマングリーンプランと言っ
て、そういうようなところから事業を成し上げてきたようなところ等がある程度中心とな
った形の全体の会になっておりますので、第三セクターで成功しているという希有な事例
として玉原がございます。
 従いまして、そこのところは事務方も来賓の方々も、もっと具体的なことを言うならば、
当日、ちょっと会議等があって難しかったのですが、わざわざ林野庁の方のしかるべき方
から電話があって、ぜひ出かけてくれということで、やや遅れた感の会議だったのであり
ますが、そんなようなスタンティングになっております。従いまして、テレビ云々はとも
かくといたしまして、お迎えをすることは容易に可能なのではないかというふうに思って
おります。
◇5番(鈴木圭子君) ありがとうございました。田舎体験ツアーや準市民交流も定着し
てきたご答弁をいただきまして、ありがとうございます。最近、2、3日前のことなので
すけれども、ラジオを聞いていたと思うのですけれども、ふるさと納税の寄附の話で、こ
のふるさと納税の寄附で甲子園を整備するという話だけちょっと耳に残ったのです。それ
だけ耳がぐっと引っ張られて残ったときに、直観で、ああこれは寄附が集まるのではない
かなというような感じがしたのですけれども、それと同時に、ああ沼田市に寄附しよう。
沼田市に行ってみようと、都会の人の心を動かす、そういう言葉ですとか、そういうちょ
っとした力がすごく大きな役割というか、になると思うのですけれども。そういう意味で
ラジオとか、テレビとか、ちょっとあげてみたのですけれども。本当に、ふるさと納税の
ことも、都市間交流のこともそうですけれども、定住者もいろいろ聞き取り調査をしたり、
いろいろな取り組みをなされているとお聞きしましたけれども、都会から移り住んでいる
人の、本当にふるさとは都会のわけですし、親戚や知人や、もう本当に友達がたくさん都
会にいるわけですから、こういう人たちのつながりを大切にすることが交流の輪が大きく
広がっていくことだと思いますので、ぜひともよろしくお願いいたします。
 また、鎌倉や板橋との交流には歴史が深く係わっているということがわかりました。歴
史といえば、利根町の栗原川上流に、林業の大きな歴史があります。勿論、市長や多くの
人がご存じのことですけれども、この砥沢の集落跡の歴史は、いま足尾銅山に坑木を送っ
ていたときの集落跡のわけですから、足尾銅山が世界遺産の登録暫定リスト入りを目指し
て動き始めているということが、もしそういう動きがあるとすれば、そちらの方との交流
も、これから、もしかしたら始まるのではないかなという期待なんかもあるのですけれど
も、この辺のこと、どんどん交流を広げて申し訳ないのですけれども、その辺のことちょ
っと市長どんなお考えかお聞かせください。
◇市長(星野已喜雄君) 黄色い旧利根村が作った冊子を読ませていただきましたけれど
も、非常にすばらしい、これはきっと後世に、かなり歴史的なものとして評価されていく
のではないかと思っておりますから、これは振興局でも大事に保管をしていかなくてはな
らない大事な冊子だと思っております。議員は、いろいろともうすでに分析されているよ
うでございますけれども、例えば今回、富岡の例の世界遺産の問題から出てまいりまして、
薄根の大クワが当然そういったエリアの中に関係してくるということで進んできている経
過が、教育委員会をして一生懸命いま努力していることはおわかりのとおりでございます。
 いま栃木県では、足尾銅山を世界遺産に登録をしていきたいという動きがあることは私
も承知をしております。この足尾銅山は、ある意味においては明治の黎明期の、富国強兵、
殖産興業のいわゆる落とし子であったと思っております。特に、この古河市兵衛が開鑿を
いたしました銅山が、いわゆる天下の名だたる形の中にあって、現在の古河財閥のそうを
なしてきたことは言うまでもございません。同時に、このことによって、実は足尾の周辺
の山はハゲ山になったのです。ハゲ山になってしまったことによって、結局、雨が降ると、
どんどん、どんどん、洪水が出てしまったわけです。この洪水が出たことによって、桐生
であるとか、太田であるとか、あるいはまた館林であるとか、足利であるとか、そういっ
た農家の方々が壊滅的な打撃を受けました。これに立ち向かったのが田中正造という男で
ございました。この方は、終局的には、明治の30年代に天皇直訴、幸徳秋水の執筆によ
ってなされたものでありますが、結局これは不調に終わるのございますけれども、そうい
うような経過がございました。その後に、彼は谷中村というところに入って、この溢れた
鉱水を解決するために堰堤をカッティングして、谷中村に水を流して、そしてそれを除去
しようとした経過がございます。
 しかし一方において、今度は重要なことですが、その足尾銅山の開鑿の、要するに経済
の恩恵を被り、そこで生業を立てていた方々が平滝であり、砥沢のところに居住していた、
当時3,000人くらいおられたというふうに聞いておりますが、そこの場所になるわけ
でございます。平川の河川つたいから行くと平滝、勿論、当然、根利川の所から行くと砥
沢、こういうことになると思うのです。これは当然、いまおっしゃったようなこととリン
クしてまいりますから、そのことが話題に出てくれば、やはりこれは表舞台に躍り出てく
るであろうというふうに思っております。
 従いまして、私が最近非常に興味を持っているのは、皇海山と足尾銅山という本が、群
馬大学の出身の方が書いておりますけれども、これを読むと議員がおっしゃっていること
が克明に出ております。今後ですね、引き続きこれらについては検証していくことによっ
て、来るべきそういったことにはやはりある程度神経をとらまえていかなければいけない
のではないか。となると、そのお付き合いはどうしても現実にはいまの日光であったり、
あるいは足利であったりというような形になってくるのではないかというふうに思いま
す。
 ただあまり間口を広げてですね、なかなか風呂敷が包めなくなるのも困りますので、そ
の辺のことについては、実は私も、心の奥底にしっかりとしまい込んでおりますので、一
朝有事のときにはしかるべき私自身も個人的な資料をたくさん持っておりますので、いろ
いろと努力をしていける機会があるのではないかと思っております。
◇5番(鈴木圭子君) ありがとうございました。交流についていろいろお聞かせいただ
きましたけれども、交流は人とのつながりの中でいろいろなものを生み出し、経済効果も
必ず図れると思っておりますので、本当に大切な事業だと思いますので、大きく展開して
いくことを期待いたしまして、次の大学連携についてお聞きいたします。
 市長の答弁の中で、千葉大との連携について、薬草の当帰ですね、ツムラとの協力で生
産農家を募集しているということがわかりました。これはいつでしたかの、農協が出して
いる広報誌のドリーミングの中にあったのをちょっと目にして、「あっこれが千葉大との
連携が形になった姿だな」ということを確信したわけですけれども、ぜひともこの薬草の
栽培が、どんどん、どんどん利根沼田にまた広がりまして、これらが健康だの、いま本当
の健康ブームですから、健康と温泉と農産物を、この特産品を観光に結びつける方向で、
先ほどもまた交流のときにも話しました都会との交流にぜひいろいろな形でつなげていけ
るようにしていただきたいと思います。
 他の大学との連携ですけれども、一つ芸大のことですが、芸大はみなかみ町と早くから
県を通じていろいろな交流をしたり、NPOを立ち上げたり、いろいろな活動をしている
のは、いろいろな形で耳にしております。例えば、沼田市でも、絵じゃなくて、例えばデ
ザインとか木工等で、芸大と係わっている民間の方がいるということをお聞きいたしまし
た。本当に地場産業である木材を使って、大学の持てるいろいろなデザインですとか、い
ろいろな知恵を借りてですね、何か製品を生み出そうとしている方で、本当に努力は立派
だなと思います。こういう前向きに努力している方には、ぜひとも行政もいろいろな支援
をしていただきながら、またそれを一業者だけでなく、いろいろな木材業者、いろいろな
同業者のネットワークを広げて、これをまた何か製品にしていく努力ですとか、形にして
いく努力というのは本当に必要だと思いますし、まして、育樹祭が決定しまして、育樹祭
に向けて、何とか沼田のブランドとか、沼田に来ていただいたお客さんに強く印象に残る
ようなおみやげ物ですとか、沼田を全国に発信する何か形を、いろいろなことで考えてい
く必要があるのではないかなということを強く思うのですけれども、その辺についてお聞
かせいただきたいと思います。
◇市長(星野已喜雄君) 千葉大学との関係につきましては、本日もご出席されている議
員の方々も、長年にわたって大変そういうお立場でご努力をされたという連続性の中で今
日を迎えているわけでございまして、関係された方々にまずもって敬意を表したいと思っ
ております。従いまして、今後も引き続きしっかりとした連携のもとに努力をしていかな
ければならないと思っております。
 質問の関係の中に、新しい新製品等を開発していくためには、どうしても大学等の連携
を抜きにしてはできないのではないかということから、各大学の専門的な知識をいただく
ような、そういう接点を設けたらどうかと。こういうことだというふうに受け止めました。
また先に向かっては、それらを講じて育樹祭等のみやげ物産にもつながるようなことで考
えろと、こういうことだというふうに受け止めました。兼々は、本市は多摩美大とご縁が
あったわけでございます。と申しますのは、玉原でいろいろと写生会、美術会が行われて
ご縁がございました。あるいは今日も申し上げましたように、まちづくり関係では、高崎
経済大学等のご指導もいただいてきている経過もございます。芸大の方とのお付き合いが
本市において、どの方がされておられるのかということを全部把握していないので何とも
言えませんが、芸大と言えば日本で、ある意味においては最右翼の芸術関係の大学である
ということは誰もが等しく認めているところでございまして、そういう意味で、どんな縁
が、どのようにあるのかということはいろいろと調査をさせていただきまして、必要があ
ればやはりそういった方々のご指導もいただいてまいりますことはやぶさかでないと思っ
ておりますので、よろしくお願いをしたいと思います。
◇5番(鈴木圭子君) ありがとうございました。みなかみでもいろいろ交流していると
いうことは、沼田市がまた違う課と連携していくことによって、利根沼田広域にわたって
芸大が広く、芸術、文化、音楽、デザイン、いろいろな形で係われるようになると、自然
の中に、歴史と文化といろいろな形で融合して、いろいろな発信ができるのではないかな、
なんてことも考えますので、ぜひとも前向きな検討をお願いいたします。
 また、沼田ブランドを考えるときに、いろいろもう特産物がありすぎて私もわからなく
なるくらいなのですけれども、やはりいちばんすぐ頭に浮かぶのは天狗、天狗みこしであ
ったり、天狗枝豆であったり、いろいろ天狗は本当に沼田を守ってくれているような、い
ろいろな意味ですぐ天狗に結びつくのですけれども、この天狗なんかも、例えば間伐材と
天狗と一緒にして何か作れないかなとか、いろいろデザインですとか、いろいろパッケー
ジに天狗があったり、お酒に天狗が付いていたり、いろいろな形で、いろいろなところで
天狗を目にしますけれども、それが何かもっと違う形で考えられないかなということも思
っていますので、ぜひとも前向きな検討をお願いいたします。
 いろいろ3つの質問をさせていただいてきましたけれども、市長の誠意ある答弁本当に
ありがとうございました。この質問を通して、市長の答弁をいろいろお聞きしていく中で、
本当に同僚議員に答弁された中に、市民活動支援センターを近いうちに立ち上げるという
お話しを聞きましたけれども、本当にこういう支援センターですとか、市民協働によるま
ちづくりというものが、本当に必要だということをつくづく感じております。最後になり
ましたけれども、市長の沼田市に対するこれからの夢のようなお話しを聞かせていただき
まして、私の質問を終わりにしたいと思います。ありがとうございました。
◇市長(星野已喜雄君) 沼田市に対する将来の夢ということでございますけれども、ご
案内のとおり、私どもは戦後生まれでございまして、ある意味においては父や母が戦前の
苦労をしてきた後を受けて、戦後の歩みそのものでもって今日まで生きてまいりました。
常に右肩上がり、人口も増える、攻めの構図でもって何でもそういう意味では、前に打っ
て出ればよかったという時代だったと思っております。
 しかしこの数年来前から、ややその動きの価値観が軌道修正をしなければならないとい
う宿命を背負った、いわゆるわが日本国の戦後の60数年の、現時点だと思っております。
従前の価値観であったとすれば、本市もどんどん攻めの状態の中で物事を進めていくとい
うことが極めて容易に叶ったわけでありますけれども、なかなか攻めの状態から知恵をい
かに働かせて、そして現状の中でどれだけ柔軟に個性ある価値観を誘発させていくかとい
うことの力が求められているのではないかと思っております。
 となるとですね、地元にとって有利な条件は何かということをここで目線を絞らなけれ
ばなりません。それは今議会で、すでに鈴木議員の前の議員の8名の方々からも等しく述
べられておりましたけれども、やはり環境問題のところを抜きにしては考えられないので
はないかというふうに思っております。そうするとですね、やはり現在の環境問題をとら
えたときに、いろいろな章がありますけれども、この第一次産業をしっかりと支えて、そ
して天下に、CO2は出さない地域なのだと。しかも、このものの魅力を都市の人間がこ
ぞって来て、また学んで帰るという形で、ややこれは前段、議員のご質問にも答えました
けれども、価値観の持っている2極分化されたことが先般出たという話の中で、どちらを
選択するのだという話がございましたけれども、私は柔軟な、いわゆるソフトランディン
グの方を選択する発言をさせていただきました。この資料を早速取り寄せて読ませていた
だきましたけれども、やはり私どもの持っているこの大自然空間を生かした部分を、天下
にやはり個性あるものとして打ち出していくということが大事なのではないかと思ってお
ります。当然、その根幹には、人づくり、いわんや生命の健康ということが基軸になって
いるということは言うまでもございません。機会をみて、またいろいろとご指導いただき
たいと思います。
 また、今日、いただいた質問は、大変地域の活性化にとって非常に重要なことでござい
ますので、今後ともよろしくお願いしたいと思います。
     ─────────────────────────────
◇議長(金井康夫君) 休憩します。
午前11時07分休憩
     ─────────────────────────────
午前11時16分再開
◇議長(金井康夫君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
     ──────────────◇──────────────
◇議長(金井康夫君) 次に、橋襄典議員。21番。
             〔21番 橋襄典君登壇〕
◇21番(橋襄典君) 一般質問をいたします。
 ただいま、一般質問を聞いておりまして、非常に和やかに、また市長が丁寧な答弁をし
ている姿を見まして、是非私にも丁寧な答弁をいただきたいというふうに思っております。
 行政は夢を与え、また失わせてはならない。これも1つの役割であるというふうに思っ
ております。ただいま市長の答弁の中にもありましたように知恵を働かせ、想像力を高め
ていくと、これは当然のことであるというふうに思っております。
 また、今年に入って私も常々思っているのは環境と農業と教育は不離一体のものである
と。それを中心として行政運営を図っていかなくちゃならないというふうに思っておりま
す。先ほどの森林レクのことについてもそうなんですが、玉原においても森林浴というこ
とがかつてバスを連ねながら玉原に訪れたわけですけれども、いつしかどのような要因で
なくなってしまったのか、これも新宿を発進地として沼田にも通ったはずなんですけれど
も、これらについてもよく考えていかなければならないと思っております。
 それでは一般質問を行います。
 昨日、一昨日の質問で、私の通告内容が重複していることが多くありまして、できる限
り重複はくれぐれも避けるようにしたいと思います。
 市長就任6年が経過し、昨日は市長自ら豊富な経歴に触れられておりましたが、それに
まして人気も名実ともに秀でたものです。
 さて、「住民が主役のまちづくり」を、今は自治体も使う決まり言葉で1996年頃か
ら行政システム改革が始まりました。元三重県知事北川正恭さん、現在の早稲田大学マニ
フェスト研究所所長でマニフェストを普及させた方です。
 市長は2005年4月24日、ローカル・マニフェスト推進首長連盟が発足と同時に加
入されました。政策策定においてどう変わられたのか、当時、質問をしましたが勉強中と
お答えがありませんでした。
 マニフェストは導入するプロセスの中で、政策決定のひずみさや財政構造の不都合さが
見えてくると言われております。あるべきマニフェストの形を実現しようとするには、政
治や行政に関わる様々な仕組みを一歩一歩改革するための具体的な取り組みとなり、そし
て最終的には政策議論ができる真の民主主義の実現が確立されると言われております。
 キーワード・原点は生活者起点の行政で住民の目線で行政運営を見直すという意味で久
しい昔「お客様は神様です」といった流行語もありました。もう4年前になりますか、ロ
ーカル・マニフェスト首長連盟にいち早く加入され、沼田の行政運営はマニフェストの精
神が生かされているのでしょうか。
 地方の自立と住民の実証は地方自身の責任、住民を知り、地方行政を熟知する地方自治
体が「地域力が国の基盤」という強い誇りを持って「様々な改革を実現」し、これらの実
績を通じて国に自覚を促し、地方から国を変えることが、今、求められています。と、市
長ご存じの穂坂邦夫元志木市長が云われておりました。
 知事や市町村長、或いは自治体職員がやりやすい形ではなく、住民が望んでいるのは何
かを起点に、行政運営のすべてを見直すことが必要であります。
 直接の担い手は知事、市町村長であり、自治体職員であったとしても、そこに住民の目
線がなければならない。
 自治体も組織ですから、組織には自己防衛の本能があって本能のおもむくままにしてお
きますと組織の内部論理が優先されて、とかく住民不在となってしまいがちでございます。
 今、求められているのは、今まで以上に厳しく行政も議会も含めて住民とキチッと向き
合う姿勢として、住民が主役のまちづくりを確立していかなければなりません。
  国も地方も多岐にわたって厳しい課題を抱えているのはご承知のとおりです。何が問題
解決の糸口かと言われますと、情報開示と同じ土俵に立って胸襟を開いて、その課題に偽
りなく議論をしていくことだと思います。
  平成17年1月、広報ぬまたに掲載されておりました市長の年頭のあいさつに、「新沼
田市が誕生する記念すべき年、市政執行における基本姿勢につきましては、市民参加によ
る行政運営であり、不偏不党、公平、公正、公開を基本として、市民と行政とが情報を共
有し、連携する中で、共創と協働を進め、市民総参加による「まちづくり」を進めて行く」
と言われております。また、政策プロセスまで開示をしていくとまで言われておりました。
しかし、6年間の行政執行は本当に「住民の目線のまちづくり」であったのでしょうか。
それでは質問に入ります。 
 はじめの生活者起点の行財政運営について、総合計画と事業推進について、総合計画に
ついて、市長は市民の皆さんに直接、総合計画はバイブルと言われておりましたが、その
ように理解してよろしいのでしょうか。いかがでしょうか。
 昨年、策定された総合計画、基本計画、実施計画に基づいて推進を図っていくと言われ
ましたが同様な理解でよろしいのでしょうか。
 さらに昨日も同様な質問がありましたが、答弁がされておりませんでしたが一年ごとの
ローリング、見直し事業進捗状況はいつの時期に報告がされるのかお伺いいたします。
 昨年の3月定例会においては施政方針では身の丈に合った行政運営をする。一方では従
来どおりの絵に描いた餅の総合計画に基づいて行政運営を執行することについては理解に
苦しむのですが、矛盾を感じませんか。どのような考えなのでしょうか。
 次に、事業別予算についてお伺い致します。
 事業別予算はすべての基本とされて事業別予算によって住民に対する説明責任が果たさ
れると言われております。
 決算が最も大事ですが、予算どおり執行されているとは限りませんが、プラン・ドゥ・
チェック・アクションを図り、事業執行後のチェックが重要で、事業別決算を作ることが
必要となってきております。次には事業のコストを予算に計上されている事業費だけで見
るか、当然人件費等も含めた総費用「トータルコスト」で見る視点が要求されてきており
ます。昨日の質問でもありましたが、総合計画と予算との関係を明確にするためには、少
なくとも事業別予算でなければなりません。6割の市町村では、計画は計画、財政は財政
として、その関係は曖昧なところがあると言えましょう。当市ではいかがでしょうか。
 総合計画「実施計画」で立てた目標が達成されているかどうかの進行管理をするのが行
政評価で、事業別決算と行政評価の評価票を合体させると、総合計画と予算との関係が明
確になります。総合計画と行政評価の関係が明確になり、従って、企画と財政課が一体的
な行政運営を行うことができる。過去、沼田市においてもありましたが「企画財政調整課」
が一体的な円滑な行政運営が行われると言われています。
 評価は評価だけでなく、事業別決算表に事業実施の目標と当年度の達成度を記入するこ
とによって、行政評価と事業別決算と一体となります。従いまして、事業別予算について
は行政運営をすることが適正化計画に沿ったものとなるものと思います。
 関西社会経済研究所・自治体経営改革の自己診断が2006年10月に行われました。
その3割程度が導入されたという結果が出ておりますが、事業別予算でなければ住民が一
番知りたいことは解らないとされ、住民が一番求めているのが、その権利が達成できると
言われております。
 以上のことから事業別予算と事業進捗についてどのように考えられているのかお伺いい
たします。
 次に、情報開示についてお伺いいたします。
 すべての実態把握と問題解決には情報の開示です。市長が言っているほど積極的ではな
いのが現実で、逆に消極的で情報開示された行政運営がされているとは思いませんか。市
長はどのように掌握されているのかお伺いいたします。
 次に適正化計画と事業推進について「自治体財政健全化法」についてお伺いいたします。
 4つの指標、1として実質赤字比率、2に連結実質赤字比率、3に実質公債費比率、4、
将来負担比率によって、7ヶ年の適正化計画と事業推進計画が立てられておりますが、最
大限必要とした事業が網羅されているのか、市民生活に及ぼす影響についてと説明不足に
ついて多々ありますが市長はどのように考えているのか。7ヶ年計画について、この計画
に載っていない重点事項があると思いますが、25年以降の計画になると理解してよろし
いのでしょうか。また、住民への周知についてはどのように考えているかお伺いいたしま
す。
  次に、公会計の整備についてお伺いいたします。
 昨年の秋、貸借対照表、行政コスト計算書、資金収支計算書、純資産変動計算書、公会
計の財務に関する4つの書類の整備と情報公開を3年以内に行うことなりましたが、その
整備推進状況についてお伺いいたします。
 次に、グリーンベル21の運営についてお伺いいたします。
 長崎屋撤退等による影響と今後の運営については三井生命撤退姿勢と5月25日、長崎
屋撤退等含め、その及ぼす具体的な影響について、再開発の一核として各論及びまちづく
り総体論の見地からどのような判断、掌握されどのような具体的な対応策をとり、成果を
収めようとされているのか。もっと公開と説明を果たして事業進展を図るべきではないで
しょうか。
 次に、活性化についてお伺いいたします。
 企業倒産による影響と対応については、去る13日、市内大手老舗建設会社の倒産が電
光石火流れました。大手5社と言われていた建設会社3社が消えてしまいました。
 また、一昨日においても沼田市における中小建設会社の倒産が知らされました。
 企業誘致は活性化の一助と働く場の確保を求めてきましたが、企業誘致もできず、既存
企業の倒産、整理がされる中、市長はどのように受け止められているのですか。
  景気動向チェックはどのようにされているのか。また、庁内での協議はどのようにされ
ているのお伺いし、一回目の質問といたします。
◇議長(金井康夫君) 市長。
             〔市長 星野已喜雄君登壇〕
◇市長(星野已喜雄君) ただいまの橋議員のご質問にお答え申し上げます。
 まず、住民が主役のまちづくりについて、生活者起点の行財政運営について、総合計画
と事業推進についてでありますが、昨日の一般質問でもお答え申し上げましたとおり、厳
しい財政状況や実質公債費比率が18パーセントを超えたことにより策定した公債費負担
適正化計画による起債制限が生じたことなどから、事業規模の縮小や事業開始時期の見直
しなどを行ったところであります。
 今後につきましては、中期的な財政見通しを踏まえ、実施計画の見直しを図るとともに、
行財政改革の実施により財源の確保に努め、総合計画実施計画の推進を図ってまいりたい
と考えております。
 なお、市長は、市民の皆さんに直接、「総合計画はバイブル」と言われておりましたが、
そのように理解してよろしいのでしょうかということがありましたが、これにつきまして
は、そのようなことで理解していただいてよろしいかと思います。
 また、昨年策定された総合計画、基本計画、実施計画に基づいて推進を図っていると言
われましたが、同様な理解でよろしいのでしょうかということでございますが、議員のご
指摘のような形でよろしいかと思っております。
 次に、事業別予算についてでありますが、本市におきましては、平成10年10月の財
務会計システム導入時に、これまでの「節」の内容を説明する「性質別予算体系」から
「目」の内容を事業ごとに説明する「事業別予算体系」に改めたところであります。
 一つ一つの目的を持った行政サービスにどれだけの費用がかかるのかが分かりづらいこ
とから、事業・細事業に分類し、予算編成・執行管理から決算までを一元化することによ
り、その進捗状況や計画と結果の比較、年次経過などが把握可能となり、また事業にかか
るコストと事業成果を指標として、効果的な経費配分、事業の重点化、統廃合などの見直
しにも活用することができ、より市民ニーズに適した計画的な政策形成を行えるようにし
たものであります。
 今後は、現行の事業別予算に行政評価システムの導入も含めて、市民にわかりやすい予
算説明書の作成に心がけ、行政としての説明責任を果たすべく、有効な手段を研究してま
いりたいと考えております。
 次に、情報開示についてでありますが、昨日の一般質問でもお答え申し上げましたとお
り、行政運営を行っていく上では、市民と行政がお互いに信頼関係を築き、対話とふれあ
いを大切にすることが重要であると考えておりますので、的確な行政情報を提供し、行政
情報を市民と共有することができるよう努めてまいりたいと考えております。また、行政
運営を進めていく上では、議会と行政が共通認識のもとお互いの機能を発揮することが重
要であると考えておりますので、議会に対しましてもより的確な行政情報を提供してまい
りたいと考えております。
  次に、適正化計画と事業運営について「自治体財政健全化法」についてでありますが、
自治体財政健全化法は、昨年6月22日に公布され、健全化判断比率の指標は、実質赤字
比率、連結実質赤字比率、実質公債費比率、将来負担比率の4つでありますが、指標の公
表は平成19年度決算から、財政健全化計画の策定の義務付けは平成20年度決算から適
用されることとなります。
  これらの指標のうち、実質公債費比率につきましては、平成19年度数値が、基準値で
ある18パーセントを超える20.0パーセントとなったことから、起債発行手続が許可
制となり、起債申請時に公債費負担適正化計画を策定することが義務づけられました。
 本市の公債費負担適正化計画は、計画期間を総務省が原則7年以内としていることから、
平成19年度から平成25年度までの7年間といたしましたが、この適正化計画の最大の
目的は、最終年次である平成25年度までに実質公債費比率を基準値である18パーセン
ト未満に抑制することであります。
 このためには、全庁的な起債抑制等の対応が必要であることから、平成20年度の起債
発行額を借換債を除いて13億円以内に抑制し、また、過去に政府資金及び公営企業金融
公庫資金から借り入れた年利5パーセント以上の高利の市債を、補償金免除で低利の民間
資金から借り入れる市債に借り換えることができる「補償金免除繰上償還制度」を積極的
に活用して、公債費の縮減及び実質公債費比率の引き下げに努めるとともに、適正化計画
に基づく健全な事業運営を図ってまいりたいと考えております。
  次に、公会計の整備推進についてでありますが、平成18年8月31日付けの総務事務
次官通知により、地方公共団体も原則として国の作成基準に準拠し、発生主義の活用及び
複式簿記の考え方の導入を図り、貸借対照表・行政コスト計算書・資金収支計算書・純資
産変動計算書の4表の整備を標準形式とし、地方公共団体単体及び関連団体等も含む連結
ベースで、公会計の整備の推進に取り組むこととされ、これら4表の整備又は4表作成に
必要な情報の開示に取り組むよう要請されたものであります。
  本市におきましても、平成20年度決算分を平成21年度から実施する予定であり、資
産・債務の適正な管理、行財政改革の方向性及び具体的な施策の策定を目指し、また、財
務書類の公表に当たりましては、市民への分かりやすい公表に留意し、取り組んでまいり
たいと考えております。
  次に、グリーンベル21の運営について、長崎屋撤退等による影響と今後の運営につい
てでありますが、長崎屋につきましては、去る5月25日に閉店となっております。
 沼田都市開発株式会社によりますと、長崎屋の母体がドン・キホーテになり、不採算店
舗の整理の会社方針に沿って、来る6月12日の契約期間満了をもって退店となるという
ことであります。
 沼田都市開発におきましても、Aコープをはじめ全館に重大な影響を及ぼし、連鎖反応
も懸念されることから、早急なテナント導入が求められており、あらゆる情報収集と後継
テナントの出店要請に努めているところであります。
 今後の運営につきましては、市といたしましても、沼田都市開発に対し経営の改善と展
望が必要であることを要請しているところでありますが、市民の皆さんの便益を供給する
施設として健全な運営ができるよう、引き続き検討してまいりたいと考えております。
 次に、活性化について、企業倒産による影響と対応についてでありますが、一昨日の一
般質問への答弁と重なりますが、本市では土木・建設業が主要産業の一つとして、地域経
済を牽引し、支えて来たことは誰もが認識するところであります。
 しかしながら、近年の国の三位一体改革などによる地方への公共投資の削減、消費の低
迷や改正建築基準法施行の影響などによる建設事業の減少などにより、市内建設関連企業
は厳しい状況におかれており、今回の大手企業の事業停止は、関係取引先や地域経済への
影響が懸念されるところであります。
  このような状況を踏まえ、市といたしましても関連する中小企業の経営の安定や業況の
回復を図るため、県及び商工会議所など関係機関と連携を取りながら、県及び市の制度融
資の活用や経営相談等の対応に努め、中小企業者の支援を図ってまいりたいと考えており
ます。
 なお、一昨日の一般質問でもご答弁申し上げましたように、今年度の公共事業の請負工
事につきましては、早期発注に努めるとともに、今後、企業の資金繰りの改善を図るため、
前金払い制度の見直しについて検討してまいりたいと考えております。
 以上申し上げまして、橋議員のご質問に対する答弁とさせていただきます。
◇21番(橋襄典君) 総合計画はバイブルであると、その通り、改めて確認をさせて
いただきました。
 そこでですね、先ほどの質問の中にもありましたように、また、3月にも同様な質問を
したわけなんですけれども、市長は答えていただけなかった。それはどういうことかとい
うとですね、総合計画の策定については、従来どおりの「絵に描いた餅」の総合計画を作
ったわけです。ということは、財政がそこに伴って、沼田の財政に伴ってそれは執行は非
常に不可能なわけですね。先ほども出た適正化計画の中の借金も国・県の許可がなけりゃ
できないという状況でありますから、その中で、その一方、施政方針には身の丈に合った
行政運営をすると、これは矛盾を感じませんかということなんです。それでですね、総合
計画に対しても議会も特別委員会を設置し、自分たちの懐具合にあった行政運営をするこ
とが必要でしょうという投げ掛けをしたけれども、却下をされてしまったわけです。それ
についても説明もない。それらについての、私はですよ、そういうふうに受け止めている
んです。まず、一歩は、バイブルの確認から含めて総合計画の実施をするにおいてはそこ
から確認をされなけりゃならないということで、あえてもう一度確認として、3月は市長、
答弁してくれなかった。それについていかがですか。
◇市長(星野已喜雄君) まず、総合計画がですね、まさに議員がおっしゃるように「絵
に描いた餅」にならないように一生懸命努力をしてまいりたいと思っております。また、
議員のお力もいただきたいと思っております。なお、身の丈に合った行政運営をするとい
うことはですね、これから常にそういう方向で進んでいかなければならないというふうに
思っておりまして、申し上げたわけでございますので、ご理解を賜りたいと思っておりま
す。いずれにいたしましても、総合計画にできるだけ近づけるように私どもは精一杯努力
をしてまいりたいというふうに思っております。
◇21番(橋襄典君) 一般的にはそれで通るんですよ。同じ議会ですよ、予算議会に
おいて総合計画を策定する、私もそれには賛成しましたよ。しかしながら、その施政方針
の中で、自分たちの懐具合によってやりましょうって言っているわけでしょ。それは矛盾
を感じないんですかといっているんです。そのことについて。
◇市長(星野已喜雄君) 身の丈に合った行政運営をするということはですね、これから
もそういう方向で進んでいかなければなりません。あくまでも、総合計画にですね、一歩
でも近づけるように努力していく、それは現実のものを背景として対応していくというこ
とでございますので、よろしくご理解の程お願い申し上げたいと思います。
◇21番(橋襄典君) 今も2回聞いてるんだけど答えない。矛盾は感じないんですか
って言うんですよ。それでですよ、議会側から検討委員会で総合計画に提案した、今、田
園がどうとか言っていますけれども、我々議会からとしてはですよ、「創造と協働で子ど
もたちの輝きとお年寄りの笑顔の見える沼田」を身の丈に合った形でやっていきましょう
っていう提案をしたんですよ。当局からの提案の方が強い。でもね、耳を傾ける、市民の
目線でということを言っているわけですから、これについても何もなくてスッと行っちゃ
ったんですよ。今でも要するに矛盾を感じないんですかって言っているわけです。答えら
れないんなら答えられないって言ってくださいよ。せっかく与えられた時間で聞いている
わけですから。
◇市長(星野已喜雄君) ご案内のとおり、矛盾を感じるとか感じないとか、色々とお話
がございますけれども、身の丈に合った行政運営をするという姿勢で臨んでいくというこ
とでございます。それの積み重ねによって総合計画に近づけていくということですから、
私どもは決してこれは矛盾したことにはならないのではないかと、こういうふうに理解を
しております。また、議員が言われた、その哲学につきましてはですね、当然まちづくり
の中に生かしていくということは当然のこととして受け止めておりますので、ご理解を賜
りたいと思います。
◇21番(橋襄典君) 理解ができないです。言っていることは解っているんですよ。
だけれども、同じ3月議会で差があるじゃないですか。それは矛盾と感じてない。でもね、
着々とそういう形で進めていくということは当然のことなんですよ。当たり前のこと。そ
れを市長が言っているんですよ。言っていることをやってもらわなけりゃ。昔は不言実行、
今は有言実行型が多いんですよ。ですから、時の執行者として、言ったら言ったなりのこ
とをやっていただかなければ。でも、これ以上この点についてやっても食い違いがある。
でも、私は矛盾を感じますからね。
 それではですね、この総合計画はやはり市民直結のライフスタイル、また、新しい展開
をするときには情報収集をして変えていくということをやらなくちゃならない。次に行き
ます。
 事業別予算についてですね、前にもニセコの例を出しながらやりました。今、やってい
るといっているけれども、なかなか表に出てこないんですよ。要するに、プラン・ドゥー
・シー、いわゆる項目的に、事業項目的にいくらをつけて、それで補助金も色々な形であ
ると思うんですよ。それが解りやすいんですよね。そうすると市民にとっても「私たちの
ところの事業が進むんだな」ということが一目でわかるわけなんです。強いて言えばです
よ、一覧表で出してみてください。これは大変ですよって出てくるんですね。全然大変じ
ゃないんです。各課からすれば大したことないと思いますよ。それを集めればいいんです。
それを集めたものがニセコの予算が決まると全戸配付になる。今800円で売ってますけ
れども。私も500円から800円まで買いました。それが公開と住民の信頼に対応して
いく一つの事業執行なんですよ。今、こういう時代になってきたから余計にそれが求めら
れているんです。先ほども例を出しましたけれども、このアンケート調査の結果は、10
万都市以上のところなんですね。その中で実施しているのが30パーセント。しかしなが
ら、その中でもやっていこう、これからはやっていかなければならない。大阪府の状況を
見てくださいよ。相当厳しいものですよね。まだまだ私から見れば厳しいとは思えません。
 ですから、まずはできることから。新しいことを吸収することも必要でしょう。やはり、
今あるもの、10あれば10あるものを維持していかなければならない。そこで一つ欠け
たときに1を新しくもってくるときのどれだけのエネルギーが必要になりますか。最後に
その話もしますけれども。そういったことについてキチッと税金を、血税を納めている市
民にとって、事業がどういう形に進んでいくか。そして、その結果がどういうふうになっ
ていくか、。議会側についてもそうですよ。そうすると「そうか、私たちの血税はこうい
った効果が上がっているんだな」ということが一覧表で解るんです。今のは解らない。確
かに進んでいますよ。表に出てこないじゃないですか。それがでなければ何にもならない
です。その点についていかがですか。
◇市長(星野已喜雄君) まずもってですね、この事業別予算、ニセコとはそのところま
で行っておりませんが、事業別予算でもって皆さんにお世話になってきたという経過があ
りますので、それは冒頭申し上げておきたいと思います。
 そういった中で、議員が関西社会経済研究所のことをですね、披瀝をされてご質問をさ
れておりますので、ここに書かれているのをちょっと読んでみたいと思います。「各自治
体では総合計画と予算の関係の明確化、行政評価の実施、成果主義を導入した人事システ
ム、財政情報開示の充実など様々な改革努力が積み重ねられてきたが、未だ不十分な点が
多い。特に改革の仕組みを行政経営システムとしてトータルで制御できず、改革の実効性
が上がらないケースが目立つ。即ち、組織運営のガバナンスの欠如であるとして、自治体
の経営におけるガバナンスの向上を最重要課題と考え、その観点で各自治体を評価したも
の。なお、調査対象を全国の人口10万人以上の規模の都市と東京特別区としてアンケー
ト調査したもの。ガバナンス改革で比較する自治体経営の現状として、上位20位までの
市名、結果の特徴、上位5団体の横顔などを紹介している」というようなことが私の手許
の資料にはございますけれども、やはりこれを見ると調査が10万人以上の都市であった
こと等もあるようでございます。いずれにいたしましてもですね、この事業別予算の関係
等についての市民の開示ということについては、大変重要なことでございます。私ども市
の実情等を捉まえながら、よく市議会、あるいはまた市民の方のご意見も承りながらです
ね、今後の検討に処してまいりたいというふうに思っております。
◇21番(橋襄典君) それはこの本なんです。今、沼田の図書館にもあります。これ
は最新ですよ。これは内容的によく詳しく書いてあります。これは先ほど冒頭の1回目の
質問の中にもありましたように北川先生の考え方もここに入っているんですね。そして、
この小西さんという人、この自治体財政健全化法、これについても詳しく書いてあります
よ。我々は法律的なプロじゃないですから、なかなかそこまで行き渡らないんですけれど
も、そういったことをいかに具体的にするかしないかということですね。今、市長の答弁
の中に大きいからと、大きくても小さくてもやる気がなければできないんですよ。そうい
う市長が、執行者が言ったことを具体的に結びつける努力、どうしたらいいんだろうと。
先ほども言いました創造というのがそこにあるんです。知恵を絞りなさいと。だからそこ
によってその目的、夢を与えて夢を失わせないように進むためには、今言ったような形を
着実に、それも課程を公開にしていくということが一つなんですよ。だから、先ほどから
言い訳ばかりで、先ほどの同僚議員の答弁と全く違うんですよね。だから、まず、足下を
キチッとしないと大変なことになる。この7年間の適正化計画も、何故なってしまったん
だろうと。これについても今回の、3月も申し上げましたけれども、3つの委員会にあっ
ても、委員会を重視することも必要ですよ。総務文教しか説明しないじゃないですか。そ
れは我々はあとの2つの委員会の人たちは勉強しながら情報収集して、そういったことを
知り得ているはずですよ。それで、住民説明会においても「何だ、この説明会は」と。あ
る区長さんは市長が知っているように「地元に帰って説明ができない」と。沼田がどうい
う状況なんですか。だったら裸になって、情報を共有して、そして議論をして、お互いに
責任を取って進めていくような形をとって行かなけりゃ新しく展開はされませんよ。そう
いう意味なんですよ。私はいつも他責と言うけれども、それがうんと多いんですよ。言い
訳と他責が。そうじゃなくて沼田のトップはそうはいかない。言ったことはしっかり守っ
て住民の目線の通りやっていくと。自分の目線じゃだめですよ。それがいわゆる、この中
に事業別予算をやればですよ、ものすごく住民から評価が出てきますよ。必ずや結果が出
てきますよ。具体的にいい方向に。その代わりにその内容がどうであるかと、その事業に
ついても国からこれが来ますよ、県からこれだけ来ますよ、単独費はこうですよと、この
事業は皆さんの血税のみでやっていますよと。だけれども、今年の予算の単独費の前年対
比75パーセントもカット、11億3,000万もカットですよ。それは市民の人は知ら
ないからいいかもしれないけども。もっと考えなければならない。だから、既存をまず大
事にして新しいものを求めていくと。現時点を崩さないようにしていかなければならない
んですよ。だから、この適正化計画についてもそうですけど、事業別予算というものはそ
こにありますよ。「血税を使ったらその評価がこういう形になりました。議会でどうぞ評
価してください」と。そうでしょ、そうでなくちゃならないでしょ。「予算が通ったから
あとは勝手に決算議会で評価してもらって通してもらえばいいんだ」と。こうじゃないで
すね。確かに予算は否決をもらうと大変な問題になりますよ。しかし、結果が一番大事な
んですよ。そこで否決もらったってどんどん通っちゃうんですからね。だから、住民の目
線で作りました。作ったものがこういう形に市民のためにプラスになります。そして、そ
の結果がこういう評価になりました。ちょっと予測とは違ったけれども、10のことを求
めたけれども8だったですよ。しかしながら、10求めたんだけれども11になりました
と。良ければいいんじゃないんですよ。何故良かったのか、何故悪かったのか、それで議
会に提出して、そしてその評価を得ると。これが1円たりとも無駄にしない行政運営です
よ。いかがですか。
◇市長(星野已喜雄君) まずもって、名誉のために申し上げておきたいと思いますが、
私どもが一般質問を受ける際に、言い訳的な答弁をしたつもりは今まで一度もございませ
ん。誠心誠意答弁をさせていただいております。なお、議員の質問に対して差異をつけた
形の中で答弁をしたことも一度もございません。すべて通告があれば事前に調査をいたし
まして、そして準備を怠りなきよう段取りをして本会議に臨んでおりますので、申し上げ
ておきたいと思います。
 そこで、色々とご提言をいただきましたけれども、議員が常に申し上げておりますよう
に、プラン・ドゥ・チェック・アクション。これらのことについてですね、今後、市の行
政体からすればですね、基本的なことであろうかと思いますので、それらに向けて努力を
しっかりしてまいりたいと思っております。
◇21番(橋襄典君) 時間の配分がなかなか難しくなっちゃった。そこで、一つだけ、
行政コストというものを市長は出すと言ったんですね。本来なら今年あたり出てくるはず
ですよ。それで、良く言われるのが箱モノ行政。そうするとこれは箱モノ行政云々という
罰があると思うんです。ところ、今の行政の事業執行については、人件費だとかそういう
ものは入っていないんですね。それが入ると、その箱モノよりも、維持管理から含めると
ものすごく大きくなるんですよ。それがこの本にも書いてあるんですよね。ですから、行
政においては引当金勘定というのは設けてませんよね。色々含めてみると、やはり、行政
の経営という感覚というのは必要なんですよ。だから、トータルコストということを考え
ながらやっていくと。行政コストということについては今現実どうなっていますか。
     ─────────────────────────────
◇議長(金井康夫君) 休憩します。
午前11時58分休憩
     ─────────────────────────────
午後1時00分再開
◇議長(金井康夫君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
     ─────────────────────────────
◇市長(星野已喜雄君) コストの関係等についてのご質問であったかと思っております。
 総務部長に答弁をいたさせます。
◇議長(金井康夫君) 総務部長。
◇総務部長(大嶋政美君) 命によりお答えを申し上げます。
 行政コスト計算書につきましては、企業会計における損益計算書に相当するものでござ
います。沼田市においては水道会計において計算はなされておりますが、他の事業におい
ては議論がなされているものの、計算書には至っておりません。なお、公会計の整備に伴
いますところの20年度の決算を経ての21年度における情報開示には行政コスト計算書
が入っておりますので、現在その取り組みを進めている状況でございます。以上でござい
ます。
◇21番(橋襄典君) 今のを聞いて、要するに先ほどの質問の中の3年間のうちで出
してくるということでいいですよね。私が以前に質問したときには、そういうことでなく
出すといったんだけれども、今の3年間の間にこれを出すということなんですね。だから、
本当に耳を傾けていただいているのかどうかということ。それとですね、時間がないから
項目的に言います。一つは総合計画のローリングを1年ごとにやると、これを見直した結
果をいつやるのか。ローリングの結果がどうなのか、そして、見直しをするとそれに基づ
いてまた手直しがあるわけですけれども。その辺がどうになるのか。それから、事業別予
算について導入するのかしないのか。いつするのか。それから、適正化計画の見通しにつ
いて、7年間の計画ができるのかできないのか。それについてですね、この市が出してい
る適正化計画の中に重点項目で外れている部分があるんですよ。例えば最終処分場だとか
この庁舎の見直しだとか、それから少しずつやっていますけれども水道会計の5拡事業が
終わってからの補填だとか。これは3桁くらいの金がかかっちゃうんですよ。それから、
沼須の運動広場の問題がどうなのか。それにはここにはないんですよ。そうすると、そう
いった部分は25年以降になるのかどうなのか。それについて、それを入れてくれば適正
化計画はまた見直しですよ。その辺を含めてお答えをお願いいたします。
◇市長(星野已喜雄君) まず、ローリングのですね、見直し等の関係等についてはです
ね、色々と今朝も内部で論議をいたしましたが、10月中になろうと思っております。さ
らにですね、事業別の関係につきましては、先程も答弁しているとおり、現在もそういう
ような形で進めているわけでございますが、議員が言われているようなことについては先
ほど私が答弁いたしましたが、今後議会の方々、あるいはまた市民の方々との色々なご意
見をたいしながらですね、今後の対応ということで処してまいりたいというふうに思って
おります。なお、重点事項の7年間の関係でございますけれども、細かいことがございま
したけれども、一応ですね、この7カ年計画の中で起債の枠内で処理をしていることでご
ざいまして、現実に即した形の中で網羅をしてきた経過がございます。従いまして、先ほ
どおっしゃられた具体的な関係等についてですね、最終処分場等のお話がございましたけ
れども、これらについてはですね、この中には入っていないということでご理解していた
だきたいと思います。
◇21番(橋襄典君) 事業別予算はですね、もうこれをやっていかなければならない。
適正化計画のこういう財政状況の中ではやっていかなくちゃならないんですよ。また、答
えがあったら言ってください。
 次の、グリーンベル21の運営について、これも項目的に言います。この三井に回答が
ファックスで回答されたと、こういうふうに聞いているんですけど、その辺の確認をさせ
ていただきたいと思います。それから、都市開発への1億円の出資、Aコープが出るとき
に改装費としてそのままトンネルで出ちゃったんですよ。私からすると補助金で出せば良
かったと、前にも言ったかも知れないですけれどもね。これは私から見た場合に政策ミス
だと思います。その辺についての見解。それから、もし、万が一ですよ、沼田都市開発が
今の状況から悪い状況に行ったときに、沼田市はこの持ち株を60パーセント持っている
んですよね。この点についての最終責任と考え方についてお伺いいたします。
◇市長(星野已喜雄君) ご返事の関係等については、出向いた形の中で、また、色々経
過がありましたが、一応ファックスではおつなぎをしてあります。それからですね、やは
りあの、当時Aコープ等誘致するということの中でですね、取ってきた方策でございまし
て、これらについてはですね、やはりそういった方法を講じなければAコープは来ること
ができなかったのではないかというふうに思っております。なお、都市開発の関係等につ
いてのことでございますけれども、これは商法に照らし合わせた形の中の結局対応になろ
うかと思っております。
◇21番(橋襄典君) このグリーンベル21には、同僚議員の中でも出ていたように
大事な問題なんですね。これがファックスということはどんなもんだろうかということな
んですね。私は、もう大事に大事にしていかなくちゃならないと思うんですよ。それとで
すね、これは返事は来年の3月31日までと行政の姿勢を出しているけれども、三井生命
からすれば、この考え方からすれば、明日「やなこった」と言われたらどうするんですか。
そういう可能性もありますよね。理解としては。ただ、普通に考えたらハードルの高い、
越えることのできないような4項目を提示して、時間をかけて三井生命は回答してきた。
当然、普通に言えばその回答を市は受けていくということが普通の考え方、常識的にね。
だけれども、大事だからといってまたそれを来年の3月31日に延ばす。これだって不思
議でならないんですよ。だから、18年の10月の6日ですか、全員協議会をしたときも
三井生命から沼田に対しては信頼度がない。そうだと思いますよ。普通に市長が一般の市
民として考えたときにそれを聞いたときにそう思いませんか。やはりそういったことにあ
ると思います。それとですね、このAコープを呼ぶのはいいんですよ。補助金でやれば良
かった。都市開発を通してそこからそのままやっちゃったから、その1億円というのは資
金として都市開発に残っているんですよ。そのまま行っちゃったんですよ。使えないんで
すよ。どうするんですか。だから、そのまま企業誘致と同じですから、そういう補助体制
でやれば良かったんですよ。その関係についてね、せっかくやったにも関わらずそういう
結果としてなってしまった。それとですよ、商法が云々と言いますけれども、60パーセ
ントも沼田市が持っているんですよ。もし、万が一の時に、失礼ですけれども、社長がい
るかも知れないですけれども、最終的には持ち株の60パーセント持っている沼田市が責
任負う形にならないんですか。商法で逃げられることがあるんですか。今、市長は商法で
って言っていましたから。その点についてお願いいたします。
◇市長(星野已喜雄君) まずですね、三井とのやりとりの関係について、必ずこちらか
ら幹部が出向いたりしてですね、やりとりしてきた経過がございます。そういった中で、
先様の方からですね、電話でいいとか、これでいいとかということがございました。そう
いうような経過がありますので申し上げているところでございます。同時にですね、持ち
株の関係のお話でございますけれども、これは一般的な世の常のですね、対応方がやはり
求められてくるのではないかというふうに思っております。従いまして、これを特別な手
法を講じて何ができるということにはなかなかつながらないと思っておりますので、いわ
ゆる天下のですね、しかるべき方法を講じて対応していくという、そういう対応になろう
かと思います。
◇21番(橋襄典君) 言葉尻じゃないですけれどね、世の常というのはどういうこと
ですか、意味は。法律的にどうなんですか。これは法律的に動いていくわけでしょ。です
から、今市長は世の常って言ったんですけれども、それはどういう理解をしたらいいんで
すか。
◇市長(星野已喜雄君) ですから、法律に照らした形の中でですね、対応をしていくこ
とになろうかと思っております。
 商法に照らしてですね、対応を図っていくことになろうかと思います。
◇21番(橋襄典君) 商法というのは私ちょっと解らないんです。だからその中身を
教えてください。
◇市長(星野已喜雄君) 当然ですね、こういった形の中の展開の中で、ご案内のとおり
株式の体制を取っているわけですから、当然それはそういった形の中で自分たちが自らが
ですね、出した形に応じてですね、応分の責任を取るというような形に大勢がなっている
ということで申し上げているわけでございます。
◇21番(橋襄典君) 要は沼田は責任を持たなければならないということですよね。
 それでですね、過去にもそうなんですけれども、あそこの問題の時に行政としては商業
活動、経済活動ができないといったですね。今年の3月の時にはその話が出て、その話は
聞きました。行政としては好ましくないということですね。だから、そういう一時的な形
で一過性で終わってしまうような形ではおかしいと思うんですね。それは書いてないから
何とも言えないんですよ。この議会で本会議なら議事録に載りますよ。全員協議会ですか
らそれが載らないんですよ。でも、それはしっかり言ってますよということです。でも、
それはそれでいいんですよ。だから、今言ったことについても商法において応分の市とし
ては責任を持っていかなければならないということで理解させていただきたいというふう
に思います。それでですね、今、グリーンベル21がやはりそういったときに先ほども経
営的な指導をやっていかなければならないということなんですけれども、それはそれとし
てですね、もっとより密にね、会社とも話をしたり、今の状況を打開するために多面的に
見ていかなければならないと思うんです。特にですね、同僚議員への答弁でもあったから
それ以上のことは出ないと思うんですけれども、もし、特にございましたらお願いいたし
ます。
◇市長(星野已喜雄君) 経済部をしてですね、色々と対応を図っていくということと同
時に今後もですね、色々と計画を組んでいく形の中で対応を図っていくことになろうかと
思います。いずれにいたしましても昨日来答弁していること以上の域を出ませんので、ご
理解を賜りたいと思います。
◇21番(橋襄典君) 最後にもう1点だけ。例えば、ことにおいて積極的にやろうと
したとき、それから、もうどうしようもなくてやったとき、その結果を自ずから市長が推
測しても解ると思います。ですから、色々な情報を得て、できるだけ積極的に対応するこ
とが今言った一つの打開策になるというふうに思います。ですから、全知恵を出して、職
員の色々な形の目線から出して、そして協議をして具体的にいい方向に進めていくという
形をぜひ取っていただきたいというふうに思います。それが答えがあれば答えをお願いし
たいと思います。
 次の、活性化についてですけれども、非常にこの、一昨日、ある企業が倒産してしまっ
たと。大変この沼田の経済に及ぼす問題、利根沼田においてもそうだと思います。その点
についてですね、常々のこういう一つの社会情勢の中の景況チェック、経済的なチェック
を常々どういう指数をもって考えているのか。もしこういうふうになったらこういうふう
にするとか。そういう市長の考え方があったら、景況チェック、色々あると思うんです。
今までもどこがやるのかというと財政課がやるだとか、税務がやるだとか、商工観光課が
やるとか、そういうことじゃなくてトータル的な部分としてどこで見て、市長の判断がど
こを目線として考えていくのか。それはすぐ数字に出てくるわけですよ。やはり数字で追
っていかなければならないと思うんで、その点についてはいかがですか。
◇市長(星野已喜雄君) この関係につきましてはですね、いわゆる経済部、あるいはで
すね、担当部課を中心にして群馬県中枢の金融界等のですね、情報誌等を参考にさせてい
ただいたり、あるいは特に税務課のですね、法人税の浮沈等を参考にさせていただいたり
してですね、そして、それらの状況等の把握に努めているところでございます。ただ、そ
の中でですね、議員が色々と言われているような現在の沼田のですね、経済状況が全体的
にどのような形に推移をしているのかというところまでの分析をしているのか、いないの
かということになりまするとですね、私どもはご案内のとおり、公の行政の立場で進んで
きている経過がございまして、そういった数値形成までですね、取り上げてきたというこ
とは今までございませんでした。
◇21番(橋襄典君) 長くなってしまうから申し上げませんけれども、やはり、数字
で見ていかなければね。前にも何回か申し上げていますように、1人あたりの所得がいく
らだとかということも申し上げてきたと思うんですよ。それで、平均値、要するに県の1
人あたりの所得と60万くらいの差があるわけですよね。商業、工業、農業、その他とあ
ればですね。それについてその差額を政策をもって、それを上げて、縮めて行くという努
力をするということが行政の役割でもあると思うんです。だから、農業においたり、商業
においたりというものがあると思うんですよ。ですから、それを突き詰めていくことが平
均値に近くなったりできる。ですから、みなかみの場合ですとね、合併して今までは不交
付団体だったけれども、だんだんだんだん落ちて来ちゃって、約320万くらいあったの
が、今は240万ですよ。これは何とも言えませんけれども、合併で良かったのか、悪か
ったのか。ですから、沼田においてもそうなんですよ。だけれども、新たな展開としてそ
ういうものをベースとして仕掛けをして、そしてその結果を求めていく。ですから、さっ
きの事業別予算じゃないですけれども、何故良かったのか、何故悪かったのか。それには
仕掛けをするわけですから、やはり、その結果がどうであるかというのが経営感覚という
ことなんですよね。ですから、それが直接やる農業者のこともあるかも知れないですけれ
ども、行政の役割としてどうやっていくかということをしないと、結果としては出てこな
いと思います。その点についていかがですか。
◇市長(星野已喜雄君) 今ご指摘されたようなことについてはですね、今後、やはりそ
れぞれの関係機関から色々な情報収集をして、そして、そういう経済状況等についてもで
すね、敏感に対応できるように処していかなければいけないと思います。ただ、やはりあ
くまでも行政というのは、公の体でございまして、民間の体ではございません。従いまし
て、そこのところはですね、一つご理解をいただきたいと思っております。行政体そのも
のがですね、いわゆる企業経営的な感覚を持ち得なければいけないということについては、
良く理解できますけれども、あくまでも私の利益を追求するのではなくて、公の益を追求
するというところの決定的な違いがあるということだけこの際申し上げておきたいと思っ
ております。
◇21番(橋襄典君) 全くそのとおりなんですよ。市長が口を開いて一言言ったら、
市民が得をする、良くなる、市が良くなる。そこなんですよ。民間は利益追求型なんです
よ、個人のね。そんなことは解っていますよ。だから、行政の役割として、今市長が口を
開いて言ったら、その影響が市民にとって得になったり、それから市が得になったり、良
くなったりというふうにいかなければならない。当たり前のことですよ。枠を越えるとい
うことは越権行為になっちゃう。そうでなくて、行政の役割としてそういった部分をやっ
ていくということなんですよ。当然じゃないですか。
◇市長(星野已喜雄君) 先ほど答弁したとおりになりますけれども、やはり今、時代の
流れが公共経営ということで非常に経営感覚ということがあらゆる機関で言われておりま
すけれども、あくまでも民間企業体の持っているそのスタイルと、要するに行政の持って
いるスタイルは、よって立つところの本質がですね、決定的に違いがあるということを申
し上げているわけでございまして、そういった中で民間の良いところはですね、これから
もどんどん取り入れていくような形の中で内部の改革に処していくということが重要なの
ではないかと思っておりますので、ご理解を賜りたいと思います。
◇21番(橋襄典君) 解ってます、それは。ですから、行政の役割としてそれをやっ
てください。
 もう2分になりましたんで、先ほども申し上げましたけれども、この適正化計画が今の
中で、もちろんこれを果たさなければならないんですよね。私は今の状況の中では果たし
きれないということがあると思います。それでですね、この起債する上において、先ほど
も4項目申し上げましたけれども、これも市にとって、市民にとって必要なものなんです。
それがこの中に入っていないんですよ、計画に。ということは、25年以降になってしま
う。その部分は市民にとってどうなるんですかねという。ですから、その辺の財政的な分
析をして、議会に、住民により解りやすく、出前講座もいいですけれどもね、そういうは
っきりした説明をする必要性があると思います。その点についてお伺いいたします。
 それでですね、今回どういうんだか、みんな総合的な考え方というので、ちょっと見た
んですね、市長の答弁を思い浮かべてね。やはり、もちろん1番は情報公開が必須ですよ。
それと状況の先読みをすること。それと今の沼田市役所という職員の中のこの人数からす
るとどうなんですかと。それは組織力を生かすということだと思うんです。そして、いつ
も言っている現場主義、明確な現場主義を理解をして、政策に展開していくと。それとも
う一つは大小に関わらずその目的に対する改革をしていくと。改革の戦士が役所の中にい
なければならない。それから、人材育成、意識改革が常だと思います。それと、すばらし
い職員が働きやすい環境の職場づくりをするということだと思うんですよ。まだまだいっ
ぱいありますけれども、今回の同僚議員の一般質問を聞いていてそのような感じがいたし
ました。先ほどのことについて、最後のご答弁をお願いしたいと思います。
◇市長(星野已喜雄君) 行政の最重要課題につきましては、できるだけ市民にご説明を
して、ご理解をいただくというようなことについては、当然これからも一生懸命させてい
ただくつもりでございます。なお、色々と各般にわたるところの改革の項目が述べられた
わけでございますけれども、私どもこれらを承ってですね、また今後の行政運営のために
処してまいりたいと思っておりますので、よろしくお願いをしたいと思います。
◇議長(金井康夫君) 以上で一般質問を終了いたします。
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    第2 散  会
◇議長(金井康夫君)  おはかりいたします。
  明12日、13日、16日及び17日は、委員会審査等のため休会いたしたいと思いま
す。
  これにご異議ありませんか。
             (「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(金井康夫君)  ご異議なしと認めます。よって、明12日、13日、16日及び
17日は、委員会審査等のため休会することに決しました。
 以上で本日の日程はすべて終了いたしました。
 本日はこれにて散会いたします。
  次の会議は18日午前10時に開きますからご参集願います。
 本日は大変ご苦労様でございました。
   午後1時23分散会


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