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 沼田市沼田市議会沼田市議会会議録>平成21年第1回定例会会議録 議事日程第4号

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沼田市議会平成21年第1回定例会会議録
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議事日程 第4号
平成21年 3月10日(火曜日)午前10時開議
第 1 一般質問
第 2 議案第 7号 沼田市ふるさと水と土保全対策基金条例を廃止する条例について
第 3 議案第 8号 沼田市個人情報保護条例の一部を改正する条例について
第 4 議案第 9号 沼田市職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部を改正する条例に
           ついて
第 5 議案第10号 沼田市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例について
第 6 議案第11号 沼田市特別会計条例の一部を改正する条例について
第 7 議案第12号 沼田市企業立地の促進等による地域における産業集積の形成及び活性
           化に関する法律第10条第1項の規定に基づく準則を定める条例の一
           部を改正する条例について
第 8 議案第13号 沼田市保育児童委託条例の一部を改正する条例について
第 9 議案第14号 沼田市都市公園条例の一部を改正する条例について
第10 議案第15号 平成20年度沼田市一般会計補正予算(第5号)
第11 議案第16号 平成20年度沼田市国民健康保険特別会計補正予算(第3号) 
第12 議案第17号 平成20年度沼田市後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号)
第13 議案第18号 平成20年度沼田市介護保険特別会計補正予算(第3号)
第14 議案第19号 平成20年度沼田市簡易水道事業特別会計補正予算(第3号)
第15 議案第20号 平成20年度沼田市下水道事業特別会計補正予算(第3号)
第16 議案第21号 平成20年度沼田市農業集落排水事業特別会計補正予算(第3号)
第17 議案第22号 平成20年度沼田市温泉事業特別会計補正予算(第2号)
第18 議案第23号 平成20年度沼田市水道事業会計補正予算(第2号)
       ―――――――――――――――――――――――――――――
本日の会議に付した事件
第 1 一般質問
第 2 議案第 7号 沼田市ふるさと水と土保全対策基金条例を廃止する条例について
    議案第 8号 沼田市個人情報保護条例の一部を改正する条例について
    議案第 9号 沼田市職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部を改正する条例に
           ついて
    議案第10号 沼田市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例について
    議案第11号 沼田市特別会計条例の一部を改正する条例について
    議案第12号 沼田市企業立地の促進等による地域における産業集積の形成及び活性
           化に関する法律第10条第1項の規定に基づく準則を定める条例の一
           部を改正する条例について
    議案第13号 沼田市保育児童委託条例の一部を改正する条例について
    議案第14号 沼田市都市公園条例の一部を改正する条例について
    議案第15号 平成20年度沼田市一般会計補正予算(第5号)
    議案第16号 平成20年度沼田市国民健康保険特別会計補正予算(第3号) 
    議案第17号 平成20年度沼田市後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号)
    議案第18号 平成20年度沼田市介護保険特別会計補正予算(第3号)
    議案第19号 平成20年度沼田市簡易水道事業特別会計補正予算(第3号)
    議案第20号 平成20年度沼田市下水道事業特別会計補正予算(第3号)
    議案第21号 平成20年度沼田市農業集落排水事業特別会計補正予算(第3号)
    議案第22号 平成20年度沼田市温泉事業特別会計補正予算(第2号)
    議案第23号 平成20年度沼田市水道事業会計補正予算(第2号)
               以上17件一括上程
第 3 散  会
       ―――――――――――――――――――――――――――――
出席議員(27人)
       1番  真下 恭嗣君      2番  田村喜久子君
       3番  坂庭 直治君      4番  石井 紘一君
       5番  鈴木 圭子君      6番  金子 一弥君
       7番  小野 要二君      8番  井上 正文君
       9番  高柳 勝巳君     10番  布施辰二郎君
      11番  片野 彦一君     12番  宇敷 和也君
      13番  相田 昌夫君     14番  久保 健二君
      15番  星野  稔君     16番  大島 崇行君
      17番  山ア 義朗君     18番  大竹 政雄君
      19番  井之川博幸君     20番  大東 宣之君
      21番  橋 襄典君     22番  石田 宇平君
      23番  星川嘉一郎君     24番  牧野 保好君
      25番  星野佐善太君     26番  井田 孝一君
      27番  金井 康夫君
欠席議員(なし)
       ―――――――――――――――――――――――――――――
説明のため出席した者
   市  長       星野已喜雄君   副 市 長     林  義夫君
   白沢町振興局長    根岸 恒雄君   利根町振興局長  郷原 重雄君
   総務部長       大嶋 政美君   民生部長     田村 澄夫君
   経済部長       小池 一夫君   建設部長     小池 大介君
   街なか対策部長    松井完一郎君   白沢町振興局次長 小林  守君
   利根町振興局次長   繻エ 勇二君   総務課長     栃原 豊彦君
   会計管理者兼会計局長 村沢 博行君   教 育 長     津久井 勲君
   教育部長       町田 哲男君   庶務課長     水田  修君
   監査委員事務局長   須藤 一夫君

       ―――――――――――――――――――――――――――――
議会事務局出席者
   事務局長 小林有一郎   次長兼庶務係長 繻エ 正美
   議事係長 茂木 敏昭   副 主 幹 地野 裕一
       ――――――――――――――◇――――――――――――――
    午前10時開議
◇議長(金井康夫君) これより本日の会議を開きます。
       ――――――――――――――◇――――――――――――――
    第1 一般質問
◇議長(金井康夫君) 日程第1、一般質問を行います。
 昨日に引き続き、順次質問を許可いたします。
 最初に、井之川博幸議員。19番。
〔19番 井之川博幸君登壇〕
◇19番(井之川博幸君) 通告に従いまして、一般質問を行います。
 今回の質問は、安心して住めるまちづくりについてであります。
 先日の上毛新聞に「沼田市が最下位に」という見出しで、人口で本市がみどり市に抜かれて、
県内12市の中で最下位になったという記事が載りました。
 本市は、2年前に策定した第五次総合計画の中で、平成17年2月の合併時には5万5,7
00人となりましたが、五次総の目標年次、平成28年度の想定人口を5万1,000人と決
めています。合併時から28年度末まで約12年、4,700人減ですから、年間平均は約3
91人の減少となります。上毛新聞の記事では「合併時の人口は5万4,067人で、08年、
平成20年5月に5万2,000人を割り込んだ。今回調査も前月比89人のマイナス」と書
かれています。この数字を参考にすると、3年3カ月で2,067人以上、年平均で約636
人となり、総合計画の1.6倍以上のスピードで人口減少が進んでいます。このままいくと、
総合計画にもある国立社会保障・人口問題研究所の推計の4万9,489人をも下回り、総合
計画の数字をもとにすると約4万8,000人になり、上毛新聞の数字で言えば4万6,00
0人台になってしまいます。そこで、まず推計以上に進んでいる本市の人口減少に対する見解
についてお伺いいたします。
 また、有名な夕張などの都市では、炭坑が廃止されたなどの大きな理由があって大幅な人口
減少が起きています。本市ではそのような特別な理由はないと思いますが、要するに安心して
暮らせないまちになっているのではないでしょうか。それにはいろいろな理由があると思いま
すが、市民からの意見、要望などに沿って、まず子育て支援の問題についてからお伺いいたし
ます。
 2月の中旬に、ある市民から「孫を娘の勤め先の施設内保育園に預かってもらっているが、
娘が勤め先を変えるので、孫も他の保育園に入れなければならない。娘の仕事が土曜日も夕方
まであるので、土曜日も延長保育をやっている保育園に申し込んだけれども、いっぱいでだめ
だと言われている。何とかならないのか」と相談がありました。市の担当者に連絡すると、や
はり「だめです」というわけです。これでは安心して働けないわけです。また、行政は保育に
欠ける子に保育をする義務もあります。今それをなくそうという議論が進められていて、大き
な問題になっていますが、親にとっては安心して働けるような子育て支援を求めています。本
市における保育園の待機児童の現状はどうなっているのか、新年度に向けての状況を教えてい
ただきたいと思います。
 さらに、保護者の皆さんの要望が多いのが保育料の引き下げです。全員ではないけれど、毎
月4万円、5万円という負担は大変です。特に子供を2人、3人と育てている人ほど大変です。
少子高齢化社会が問題になっているとき、できるだけ多くの子供を育てようとしている親に対
しては大きな支援をしてやることが大切なのではないでしょうか。保育料について、条件なし
で第2子は半額、第3子は無料という完全軽減の実施を求めたいと思います。お考えをお聞か
せください。
 続いて、学童保育について伺います。
 学童保育についても、核家族化や女性の社会進出及びこの不況下での共稼ぎの増加などで入
所希望者がふえています。これにこたえるかのように各地域で設置が進んでいますが、法制化
されているとはいえ、まだ年月も浅く、国などの補助制度もまだ十分ではありません。学童保
育については沼田市も独自の指導基準を持たず、県に準じていると聞いています。そこで、本
市における学童保育の児童数及び指導員数と待遇などの状況について教えていただきたいと思
います。また、学童保育施設のトイレは水洗化されているのかなどの状況と、されていない施
設の改善計画についてお伺いいたします。
 次に、子供を始め市民の安全についてお伺いいたします。
 安心して住めるまちかどうかの基準の一つに、安全であるかということも大事な問題です。
中国の大地震で学校が崩壊した映像が報道されてからは、子供たちが毎日数時間以上過ごして
いるところであり、災害時には市民の避難所にも指定されている学校の耐震化が大きな問題と
なり、昨年6月には学校耐震化促進法が成立し、全国で急激に対策が進んでいます。公立小中
学校での耐震改修状況調査では、08年4月1日現在で「耐震性あり」の全国平均は62.3
%、08年度中に公表予定を含めると65.1%と文部科学省が発表しています。本市におけ
る小中学校の耐震化診断と耐震化整備の状況について教えていただきたいと思います。また、
幼稚園や保育園の状況なども教えていただきたいと思います。
 続いて、通学路の危険箇所数と改善計画数について、さらに通学路における防犯灯数と設置
要望箇所数について教えていただきたいと思います。
 私たちは市民アンケートとか住民アンケートなどを地域住民の皆さんを対象に行うことがあ
りますが、通学路への防犯灯の設置の要望が時々出てきます。しかし、現在のシステムは、防
犯灯の電気料を負担している各町の区長さんから申請書類が出てこなければ、設置されるとい
うことはまずありません。もちろん、各町の区長さんが子供たちのことを考えていないという
ことはありませんが、その対応は各町で統一されているわけではありません。そこで、通学路
における防犯灯の電気料は市が全額補助を実施すれば設置が進むと思いますが、お考えをお聞
かせ願いたいと思います。
 続いて、市道高橋場善桂寺線の柳町部分は、車の交通量は多いけれども歩道が設置されてい
ないので、歩行者の安全性に問題があります。北側の幼稚園の出入り口付近は、朝夕に児童と
保護者が数多く横断しているが、車で通行している側からも「狭い道路に人が多くて危ないか
ら、何とかならないか」との意見も寄せられています。そこは大雨が降ると雨水が集まって、
一層危ない場所になります。南側の公民館前や理研前でも狭く、死亡事故なども起きています。
このような危険な道路の改善についてのお考えをお聞かせ願いたいと思います。
 次に、活力あるまちへ都市計画の見直しについてお伺いいたします。
 先ほどのアンケートに多いのが「若い人が働く場所がない」「都会の大学に行っている子供
が卒業しても就職するところがないので、そのまま都会の方で就職する以外ない」など、「働
くところをつくってほしい」という意見です。人口が減っていく原因の一つがここにあります。
沼田のことが話に出ると、「大きな災害もないし、空気も水もうまい。環境もいいところだ。
住みやすいところだ」との意見は多く聞きます。私もそう思っています。自然環境は文句なし
であるならば、問題は社会環境ではないのか。市民はみんな頑張っていると思いますが、なか
なかいい結果が出ていない。まちづくりは市民みんなでやるものだけれども、リードしている
のは行政です。住民から税金を集めて事業を展開していく。将来計画もつくり、法的に制限も
加えることもあります。その計画と事業化が本当に市民のため、地域のためになっているのか、
今の沼田の状況に適合しているのか、常に検討をしていかなければならないのではないでしょ
うか。
 そこで、まず都市計画道路の見直しについてお伺いいたします。
 昭和40年代に計画された道路計画がほとんど見直しされずに事業化されてきました。少子
高齢化、人口減少時代を迎えるときに、高度成長時代のような道路計画が必要なのかと考える
と、栄町から沼田病院前までの3・3・1環状線は4車線が必要なのかなど、見直す必要があ
るのではないでしょうか。また、時代おくれとなった2核1モール構想に基づく中心市街地土
地区画整理事業についても抜本的な見直しが必要ではないかと思いますが、市長はどのように
お考えなのかお伺いいたします。
 続いて、星野市長は、第五次総合計画で本市が地域の有する資源を最大限に発揮できる新し
いまちづくりの方向と施策の展開を明確に示すものとして、本市の将来像を「水と緑の大地 
田園空間都市」と定めました。また、市長はよく「アグリトピア」とか「農業が大事」とか言
っていますが、本当に沼田を活性化させ、沼田らしさを最大限に発揮させるには、農業や林業、
木工業などを中心としたまちづくりが必要なのではないかと思いますが、農業、地場産業中心
の活力あるまちづくりについての市長のお考えをお聞かせ願いまして、私の1回目の質問とい
たします。
◇議長(金井康夫君) 市長。
〔市長 星野已喜雄君登壇〕
◇市長(星野已喜雄君) ただいまの井之川議員のご質問にお答え申し上げます。
 まず、安心して住めるまちづくりについて、本市の人口の減少について、推計以上に進んで
いる人口減少に対する見解についてでありますが、第五次総合計画策定時に実施いたしました
人口推計におきましては、平成17年10月1日現在で5万5,503人であった人口が、平
成20年には5万4,458人となり、1,045人減少するとの推計となっておりますが、
実績値では5万4,181人で1,322人の減少であり、推計値より277人、減少人数が
多くなっています。年齢別人口において推計値と実績値を比較した場合、生産年齢人口におけ
る相違が大きいことから、転入から転出を差し引いた社会動態数の減少が推計時より大きくな
っていることが要因の一つとなっております。
 次に、子育て支援について、新年度における待機児童数についてでありますが、さきの議員
のご質問にもお答えいたしましたが、本市の保育園は公・私立合わせて12園ありますが、そ
の定員は970名となっております。平成21年度申し込み児童のうち現時点の入園決定児童
数は1,088名であり、待機児数は25名となっておりますが、そのほとんどがゼロ歳から
2歳の低年齢児で、公・私立6園への入園希望となっております。
 次に、保育料の引き下げ、2子、3子保育料の完全軽減についてでありますが、保育料は国
の徴収基準額が定められておりますが、各自治体の裁量による設定が認められております。本
市の保育料の設定に当たりましては、国の徴収基準で積算した場合の70%程度を基本として
定めておりまして、国の基準との差額は市が負担をしております。2子以降の保育料につきま
しては、同時入園の場合の2人目は基準額の半額に定めており、3人目以降は同時入園の場合、
無料と定めております。少子化対策における子育て支援として、安心して産み、子育てをする
ために、保護者負担の軽減は大変重要であるということは認識しておりますが、本市の財政状
況や保育園の運営に要する経費等を考慮いたしますと、保育料につきましては現行制度で対応
していきたいと考えております。
 次に、学童保育、学童クラブの児童数及び指導員数と待遇などの状況についてでありますが、
本市には学童クラブは8施設あり、339人の児童を受け入れ、41人の指導員により指導し
ていただいております。また、指導員の待遇などにつきましては、保護者からの保育料や児童
数などによる国や県の補助と本市の単独の補助などにより、各学童クラブに自主的に運営して
いただいているところであります。
 学童保育は、保護者が労働などにより昼間家庭にいない児童が、保護者が帰宅するまでの時
間を安心して生活を送ることができることによって、親も安心して仕事を続けられるよう、子
育て支援として大変重要であるとの認識を持っております。学童クラブの児童数や指導員数と
待遇などにつきましては、現状等的確に把握し、他市の状況等を踏まえながら今後とも検討し
てまいりたいと思っております。
 次に、学童保育、学童クラブ施設のトイレの状況と改善計画についてでありますが、本市に
は学童クラブが8施設あり、1施設が水洗化されていない状況にあります。この1施設につき
ましては、保護者会の役員との懇談会の中で要望を聞いておりますので、財源的な面や立地条
件などから方策を協議しているところであり、今後の運営方法などについて把握に努めながら
引き続き検討してまいりたいと考えております。
 次に、子供を始め市民の安全についてでありますが、小中学校や幼稚園などに直接関係する
ご質問につきましては後ほど教育長から答弁申し上げますので、私からは保育園の耐震化診断、
耐震化整備の状況についてのご質問からお答え申し上げます。
 公立保育園6園のうち4園は昭和57年以降の建築のため耐震対策が不要であり、2園につ
きましては沼田市耐震改修促進計画において耐震診断を予定しておりますので、その結果に基
づき対応を図ってまいりたいと考えております。
 次に、通学路における防犯灯電気料の全額補助の実施についてでありますが、最も身近にあ
る街灯が防犯灯で、地域住民の夜間の安全と犯罪防止、児童青少年の非行防止など、私たちの
平穏な生活を守っていくために大事な役割を担っているものと承知しております。
 毎年、区長さんに各町で防犯灯の設置を希望する箇所の取りまとめをお願いし、その要望に
基づいて市が設置しているところでありますが、設置後の蛍光管の取りかえなどの維持管理に
ついては各町にお願いし、電気料金は防犯灯電気料補助金交付要綱に基づき、市が年間電気料
金の2分の1を限度として補助をすることとしております。平成20年度に電気料補助の対象
となった防犯灯は4,517基で、本年1月末までに新たに41基の防犯灯を設置したところ
でありますが、通学路などへの防犯灯につきましても、市全体で要望をお聞きしながら少しず
つ整備を進めているところであります。財政状況が厳しい折、平成20年度の電気料金から補
助率を10%縮減させていただきましたが、市民の安全と安心を第一に、できる限り現行の制
度を維持してまいりたいと考えております。
 次に、危険な道路、市道高橋場善桂寺線柳町部分の改善についてでありますが、当路線の柳
町地内における舗装幅は約5.5メートル、両側の側溝を含めますと全幅約6.7メートルで
あります。歩道はなく、歩行者は側溝の上を歩いているのが現状であり、歩道整備の必要性は
認識しておりますが、沿道には空き地がなく住宅や塀などが連続していることから、整備には
沿道関係者のご理解やご協力と多大な事業費も必要であることから、今後の研究課題としてま
いりたいと考えております。また、降雨のたびの道路冠水被害につきましては、雨水排水路の
早期整備を図るとともに、側溝しゅんせつ等維持管理に努めますので、ご理解をいただきたい
と思います。
 次に、活力あるまちへ都市計画の見直しについて、都市計画道路の見直しについてでありま
すが、議員ご指摘の都市計画道路は、円滑な都市交通を確保し、良好な都市環境を形成するた
めに、あらかじめルートや幅員などを定め、都市施設として位置づけられた道路であります。
当市においても、3・3・1環状線外11路線が都市計画道路として位置づけられております。
 しかしながら、近年、市街地拡大の収束傾向や経済成長の低迷、少子高齢化社会の到来など、
社会情勢が大きく変化する中で、これまでの潜在化していた都市計画道路を取り巻くさまざま
な問題が顕在化してきており、都市計画道路網を適切に見直すことの必要性が高まっていると
感じております。群馬県においても平成18年6月に都市計画ガイドラインを策定し、現在、
都市計画道路の見直しの準備を進めているところであり、当市においても県の指導をいただき
ながら見直しの検討を行いたいと考えておりますので、ご理解いただきたいと思います。
 次に、中心市街地土地区画整理事業の見直しについてでありますが、当初の事業計画では事
業期間が平成10年度から22年度まででありましたが、先行買収が長引いたこと、区画道路
並びに公園の形状変更が生じたことなどから、平成16年2月に事業計画の変更を行い、事業
期間を3年延長し、平成25年度までとしたところであります。
 事業期間の見直しにつきましては、公共事業のスピードと目に見える形での早期の事業効果
が求められる中、市の財政状況及び国における道路特定財源の一般財源化に伴う補助制度への
影響なども勘案しつつ、国・県の動向を見定めながら慎重に対応してまいりたいと考えており
ます。今後も沼田商工会議所、中心市街地活性化の会、本町通り商店街並びに権利者等と連携
を図りながら、土地区画整理事業の推進とまちの活性化に向けて努力してまいりたいと考えて
おりますので、ご理解をいただきたいと思います。
 次に、農業、地場産業中心の活力あるまちづくりについてでありますが、施政方針の中でも
申し上げましたとおり、地域の基幹産業として農業、観光を位置づけております。昨年来の余
りにも急激な経済の悪化は、改めて地域における農業を始めとする地域の基幹産業、いわゆる
地場産業をしっかりと守り育てていくことの重要性を認識させられたところでもあります。地
場産業の振興を図るべく、市内で生産される農産物や物産品あるいは観光施設などについて首
都圏を対象に販路拡大やPRを目的としたぐんま総合情報センターやふるさと情報センターの
活用や、川口市などへの出展を継続して進め、活力あるまちづくりに努めてまいりたいと考え
ております。
 以上申し上げまして、井之川議員のご質問に対する答弁とさせていただきますが、子供を始
め市民の安全についてのご質問のうち、小中学校や幼稚園などに関するご質問につきましては
教育長から答弁申し上げますので、よろしくお願い申し上げます。
◇議長(金井康夫君) 教育長。
〔教育長 津久井 勲君登壇〕
◇教育長(津久井 勲君) 井之川議員のご質問にお答え申し上げます。
 安心して住めるまちづくりについて、子供を始め市民の安全について、小中学校の耐震化診
断、耐震化整備の状況についてでありますが、非木造の2階以上または非木造の200平方メー
トルを超える小中学校施設の実質棟数は72棟であります。この72棟のうち、新耐震基準に
適合しているもの29棟、耐震診断を実施した結果、耐震対策が不要と診断されたもの7棟、
耐震補強工事実施済みのもの5棟、合計41棟につきましては今後の耐震対策は不要な棟数で
あります。残りの31棟のうち17棟につきましては、耐震2次診断などを実施した結果、耐
震対策が必要と判断されておりますが、残りの14棟につきましては耐震2次診断が未実施で
あり、耐震対策の要不要についての判断が出されていない状況であります。2次診断未実施の
14棟の施設については、できるだけ早期に2次診断を実施するとともに、2次診断結果に基
づく耐震補強工事につきましては、沼田市耐震改修促進計画に沿って関係部課と協議検討を行
いながら整備を図っていきたいと考えております。
 次に、同じく幼稚園や保育園の状況についてでありますが、幼稚園5園の状況について申し
上げます。耐震診断の結果、耐震対策不要が3園、新耐震基準に適合が1園でありますが、木
造平屋建ての1園につきましては診断等が未実施でありますので、今後診断等を実施し、その
結果に基づき、小中学校と同様に関係部課と協議を行いながら対応を図っていきたいと考えて
おります。
 次に、通学路の危険箇所数と改善計画数についてでありますが、通学路周辺の状況は気象等
諸条件によっては大きく変化することがあることから、各学校では毎学期ごとに地域の安全を
守る会等の協力をいただきながら定期的に通学路の安全点検を実施しております。そういった
中で、現状では、保護者、地域住民、関係機関等との連携、協力のもと、市内各小中学校にお
いては児童生徒にとって安全な通学路が確保されているものと考えております。
 しかしながら、安全な通学路の確保については、交通量や通学距離、不審者や熊の出没など
の課題に加えて、とりわけ沼田市特有の地形や気象上から来る課題も多く、常にその課題の克
服のための努力が必要な状況であると考えております。したがいまして、今後とも警察との情
報の共有等を行うとともに、通学路の点検により危険箇所や要注意箇所が判明した場合には、
必要に応じて関係部局及び関係機関等と連携しつつ、その対応に努めてまいりたいと考えてお
ります。
 次に、通学路における防犯灯数と設置要望箇所数についてでありますが、防犯灯数について
は数として把握しておりませんが、沼田市独自の安全対策モデルであります「セイフティ沼田」
をもとに、通学路安全マップの作成を通して安全に対する児童生徒の意識の高揚を図ること、
さらには小学校での通学班による集団登下校の実施、中学校での日没時刻を考慮した下校時刻
の設定等、その指導の徹底に努力しているところであります。
 今後とも、地域全体で通学路の安全を確保するという観点から、保護者や地域住民による交
通安全指導や声かけ運動の推進、自主パトロール隊による登下校時の付き添い等、保護者、地
域住民等との連携、協力を深めてまいりたいと考えております。また、設置要望につきまして
も、引き続き関係部局との調整を図ってまいりたいと考えております。
 以上申し上げまして、井之川議員のご質問に対する答弁とさせていただきます。
◇19番(井之川博幸君) ご答弁をいただきましたので、再質問をさせていただきたいと思
います。
 人口減の話ですけれども、市の総合計画または上毛新聞、それと総合計画に出てきますけれ
ども、国立社会保障・人口問題研究所、2005年、平成17年、合併をした年ですけれども、
数字が全部違うんですね。沼田市は先ほど言いました。上毛新聞のを言いました。人口問題研
究所は、2005年は5万3,177人ということになっております。この数字の違いという
のはどう当局は押さえているのか教えてもらいたいと思います。
◇市長(星野已喜雄君) 本市の立場からいたしますと、住民基本台帳が基本的な数値という
形の中で押さえていたという経過がございます。ただ、人口問題研究所であるとか、あるいは
また国勢調査の関係等ではそういったところの違いが常に出てきているという経過がございま
す。いずれにいたしましても、本市からいたしますと、この関係等については総合計画の人口
の動向等は住民基本台帳を軸にいたしまして、そして考えてきたという流れがございます。し
たがいまして、新聞紙上では私どもも極めて厳しい状況でありますので、真摯に受けとめてい
るところでございますけれども、住民基本台帳の人口のとらまえ方、つまりこれは明らかに沼
田市の台帳に載っているわけでございますけれども、平成21年1月末現在で5万3,510
人という数値を示しております。
 ちなみに、同等の市と思われる富岡市が5万3,114人、みどり市が5万2,628人と
いう形で平成21年1月末の住民基本台帳人口がそういう形になっておるということをつけ加
えておきたいと思います。
◇19番(井之川博幸君) 押さえ方の違いということなんでしょうけれども、その時点から
押さえているけれども、減少傾向ということになりますと、市が総合計画で計画したよりも相
当速いスピードで減少しているということになります。その点については市長はどんなお考え
をお持ちですか。
◇市長(星野已喜雄君) 実際問題として、人口が落ちるということは地域の活力がどうして
も減ぜられてくるということになりますので、何とか人口減には歯どめをかけていきたいとい
う考え方を持っているところであります。
◇19番(井之川博幸君) 前の総合計画をつくった2005年時点、その後状況が全国的に
も変わっていますから、2008年に人口問題研究所が推計をしております。沼田市は、先ほ
ど言いました2005年は5万3,177人ですが、15年後の2020年には4万5,52
6人、2035年には3万7,208人という推計を出しております。15年後には85.6
%、30年後には70%になってしまう。しかし、県内の他市を見ますと、例えば伊勢崎市は
15年後も人口がふえるんですね。それから、みどり市も97.3%、一番高いのが吉岡町で
110.9%、そういうような状況で、沼田市は85.6%になってしまうけれども、100
%を超えるところもあると。100%近いところで奮闘しているところもあるということにな
ります。お隣の川場村は90%維持できるという数字が出ていますけれども、そういうような
ことを考えますと、人口が減れば活力がなくなりますけれども、活力がないから人口が減って
いくということじゃないんでしょうか。今、本市の現状は活力が他の市に比べても非常に低い
という現状ではないでしょうか。その辺はどんなお考えをお持ちですか。
◇市長(星野已喜雄君) ただいまの井之川議員の再質問にお答えしたいと思います。
 いずれにいたしましても、私どもの立場からは、精いっぱいとにかく活性化のために努力を
していかなければならない、そういう命題を行政は背負っているわけでございます。したがい
まして、いろいろとご指摘されていることについては謙虚にそれを受けとめて、今後の活性化
のために努力をしていくことが大事ではないかと思っているところでございます。
◇19番(井之川博幸君) 謙虚に受けとめていただけるのはありがたいんですけれども、そ
れならば、先ほども言いましたが、どうも住みにくいまちになって人口が減っていく、活力が
ないという現状があって、それは沼田市民をリードしている沼田市政も問題はかなり大きいと
いうとらえ方をするべきだと私は考えます。そういう点で、市民から切実な要望があるという
ことは真摯に受けとめて、それに対応していく、それこそが住みよいまちづくりになって、人
口の減少にも歯どめがかかると思います。それで今回いろいろお聞きしたわけなんです。
 まず、子育て支援の問題で、待機児童が25人いると。25人いるんですという報告をして
いますけれども、こういう待機児童を出さない対策をとるべきじゃないでしょうか、早急に。
どうでしょうか。
◇市長(星野已喜雄君) 先週の同僚議員にもそういったご質問をいただきまして、私どもの
立場からいたしますと、当然それらのことについては大変憂慮しているところでございます。
今後、各関係機関とよく協議をして、そして待機児童が少なくなるよう今後努力してまいりた
いと思っております。
◇19番(井之川博幸君) どのような努力をするかということなんですけれども、例えば土
曜日の延長保育、土曜日に働いているお母さんもたくさんいるわけですね。しかし、土曜日の
夕方6時とか6時過ぎまで延長保育をやっているのが2園しかないんですよ。そうすると、そ
こに入れなければ自分は働けないというお母さんは、どうしてもそこに入れたいからというの
で、人気がありますから待機児童になっちゃうんですね。だから、延長保育なら延長保育をや
るというところをふやせばいいし、ゼロ歳児保育をやるところをふやせばいいんですよ。そう
いう対策をきちんととっていただけるということでよろしいんでしょうか。
◇市長(星野已喜雄君) それぞれの園にはそれぞれのやり方等があるわけでございまして、
この関係等については一律という観点にはなり得ないと思っております。したがいまして、今、
議員からいろいろとご提起されているわけでございますけれども、これらについては今後民生
部をしていろいろと研究させていただきたいと考えております。
◇19番(井之川博幸君) それぞれの園にはそれぞれのあれがあると言うんですけれども、
公立があるわけですよ。それは市長が責任者です。ちゃんとホームページに「責任者、市長」
と書いてあります。だから、それぞれの責任者は市長なんですよ、公立はね。ですから、南保
育園は公立ですけれども、午後6時まで土曜日も延長保育をやっています。ゼロ歳児保育もや
っています。ほかの公立でもやればいいじゃないですか、市長が責任者なんですから。どうで
しょうか。
◇市長(星野已喜雄君) いずれにいたしましても、議員がご提案されている関係については
研究させていただきながら、今後に処してまいりたいと思っております。
◇19番(井之川博幸君) 答弁はそこまでしかないと思いますから次に進みますけれども、
市長が責任者とちゃんとホームページに出ているんですよ、各園。だから、市長がやる気にな
れば、責任者なんですから、やる気になればできるんですよ。これは要望どころじゃなくて、
その立場に立っていただきたいと思います。
 次に、保育料の問題ですけれども、国基準の70%でやっているということなんですが、3
歳未満児2人を保育園に入れると、2人目の子供は半額になりますけれども、合計で1カ月7
万8,750円になるんですね。これはそれでいいですね。
(休憩を求める者あり)
       ―――――――――――――――――――――――――――――
◇議長(金井康夫君) 休憩します。
午前10時43分休憩
       ―――――――――――――――――――――――――――――
午前10時45分再開
◇議長(金井康夫君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
       ―――――――――――――――――――――――――――――
◇市長(星野已喜雄君) 大変貴重な時間、休憩をとらせていただきまして、申しわけござい
ません。
 それでは、民生部長から答弁をさせていただきます。
◇議長(金井康夫君) 民生部長。
◇民生部長(田村澄夫君) 命により、お答えさせていただきます。
 先ほどのご質問でございますが、7万8,750円という額の方につきましては、沼田市保
育園徴収金の基準額表で言うところの最高額の方が、お二人同時に入られた合計の額であると
いうところでございます。以上です。
◇19番(井之川博幸君) 最高額ですよね。3人の子供が保育園に入っている。3人目が今
は無料なんですね、2番目が半額。一番上の子が保育園を卒園した、そうすると3番目が無料
だったから、一番上の子が卒園してその保育料がなくなったので、親は「ああよかった」と安
心するのが普通ですよね。でも、今の制度だと無料だった3番目の子の保育料が発生するんで
すよね、一番上の子が保育園を出て小学校へ上がっちゃうと。また2人分の保育料を負担して
いかなきゃならない、こういう制度なんですね。これは何としても先進他市のように3人目は
保育料無料としなければ、人口をふやそうと思っても無理ですよ、住みにくいんですから。も
う一度お伺いいたしますが、そういう3人目の子供に対して完全に無料にするという制度を進
めていただきたいと思いますが、もう一度お考えをお聞かせ願いたいと思います。
◇市長(星野已喜雄君) この問題につきましては、昨年の暮れ、あるいは秋口と言っていい
かもわかりませんけれども、某団体からもこういった問題提起並びに要望がございました。い
ろいろと論議をさせていただいたという経過もございます。議員が言われている現在の子育て
の関係からとらまえたときに、そういうご提案は大変貴重なご提言だと思っております。そう
いった中で、私どもも当然これを手だてしていけば単費が求められてまいります。したがいま
して、先ほど冒頭のご答弁で申し上げましたとおり、市の財政状況等を絡めて考えていかない
と、なかなかこれを華々しくご答弁するという段取りにならないという流れでございます。た
だ、ご提言の趣旨は大変よくわかる内容でもございます。いろんな角度から分析検討して、そ
して一歩でも保育料が各家庭の方々のご負担にならないような方向性は検討していく必要があ
ると受けとめているところでございます。よろしくご理解のほどお願いしたいと思います。
◇19番(井之川博幸君) この問題もお金の使い方で、最後の方にまたやりたいと思います
ので、次に進みたいと思います。
 学童保育ですが、学童保育はだんだんふえてきて、地域の皆さんがつくってくれていると。
全小学校区にという市の方針でもありますけれども、そういう市民の協力で進んでいる。しか
し、つくられた学童保育の中で指導員の数というのは県の基準で決まっていますが、例えばあ
る施設では3人が学童保育の指導員になっているわけなんですけれども、3人一遍に出てくる
と給料が払えなくなっちゃうというので、3人でワークシェアリングしているんですね。いわ
ゆるワークシェアリングです、交代でやっていると。本当はずっといなければならない主任の
指導員の方もそのワークシェアリングをやらなければ、パートで来ている方の報酬が払えない
ということで、これはきちんと払おうと思うと今の現状では保護者からの保育料を上げる以外
にないんですね。一つ一つ現状を把握していただいて、国・県が補助金を出して、市も単独で
出しているんですけれども、今後も運営が続けていけるかどうかという状況をきちんと把握し
ていただいて、市でも支援を考えていただきたいと思います。
 もう一つは、ぼっとん便所の問題ですけれども、本当にぼっとん便所なんですね、1施設だ
け。状況を知って今までも何度もお願いしているんですけれども、いまだに改善がされない。
これの本当の理由は、その施設が老朽化しているので、できれば他のところに移りたいという
希望もあるわけなんですけれども、本当の理由はそういうことなんでしょうか。要するに、直
してやっても移動されちゃったのではむだになっちゃうから、様子を見ているんだということ
なんでしょうか、教えていただきたいと思います
◇市長(星野已喜雄君) 実際問題、議員が言われていることについては、将来を担う子供た
ちが健康で、しかも衛生的な面でもって頑張っていただくようなことから考えると、何とかし
てやらなければいけないという受けとめ方を持ちながら来た経過がございます。したがいまし
て、状況に応じてこれはやっていきたいと思っております。ただ、議員が先にいろいろなこと
を言われておりますので、そういうところの部分というのは行政執行の立場からするとどうし
ても思料しているという経過があったということは否めません。しかしながら、将来を担う子
供たちが衛生環境のいいところで生活していただきたいということを思うのは、これはだれも
が願うところでございますので、できるだけ本意に沿えるように努力をしてまいりたいと思っ
ております。
◇19番(井之川博幸君) その件ではよろしくお願いしたいと思います。
 前段に言いました、市が全小学校区に学童保育所を設置するという方針に沿って、市民に協
力していただいて、中には準公立の市民全体が財政負担をしている社協がやっているところも
あります。しかし、財政が弱い団体がやっていると。全く市民の運営団体もあります。いろい
ろ運営主体が違いますので、そういうものに対しては今後も市の方でぜひ支援を考えていただ
きたいと思います。全小学校区で学童保育を実施するということが崩れないようにお願いをし
たいと思います。
 次に、移りたいと思います。
 学校の耐震診断の関係ですけれども、全国的な方針ですから、本市においてもかなり進んで
いると思います。先ほどご答弁いただきました。今後進めていくということなんですけれども、
新年度、地方交付税1兆円ふえてきました。その中に財務省の財務課長の内かんというのが予
算をつくるときに来るわけなんですけれども、今年度は議員には配られませんでしたが、その
内かんの中に今度の地方交付税をふやした予算を学校耐震化に使ってほしいというくだりがあ
るんですよね。ですから、全国で大いにこれはやっています。本市にとって、この関係では新
年度どのようになるのか教えていただきたいと思います。
       ―――――――――――――――――――――――――――――
◇議長(金井康夫君) 休憩します。
午前10時55分休憩
       ―――――――――――――――――――――――――――――
午前11時03分再開
◇議長(金井康夫君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
       ―――――――――――――――――――――――――――――
◇教育長(津久井 勲君) 一応教育委員会といたしましては、諸条件、諸状況いろいろ厳し
い中ではございますけれども、国の措置を追い風にして一生懸命取り組んでいきたいと考えて
おります。とりあえずその取り組みの具体的な内容等については、教育部長から答弁をさせて
いただきますので、よろしくお願いいたします。
◇議長(金井康夫君) 教育部長。
◇教育部長(町田哲男君) 21年度の小中学校の耐震関係の内容でございますけれども、ま
ず補強工事関係が1棟でございます。耐震の2次診断について11棟予定してございます。さ
らに、Is値0.3未満の施設でございますが、3棟の実施設計を予定いたしてございます。
 以上でございます。
◇19番(井之川博幸君) わかりました。
 それで、先ほどご答弁いただいた72棟中、不要が41棟ということは約57%ということ
ですから、全国平均よりもおくれているわけですね、全国平均は先ほど言いました65%。群
馬県全体も全国平均よりおくれています。耐震化の推進については、文部科学大臣が異例の要
請をしていまして、3年以内に危険なやつは全部やってくれということをホームページで出し
ているんですね、予算化もしますと。国会でも要望があればどんどん予算化しますという答弁
もされています。今回の1兆円増額のうちの5,000億円が雇用対策ということで、この雇
用対策は、先ほど言いましたように内かんで、財政課長は、内かんが市に来て、それで予算編
成をしているわけですからご承知だと思うんですけれども、間伐や学校耐震化を始め地域の知
恵を生かした事業を推進し、地域の雇用を創出するため、総経費で算定したから全額を一たん
基金に積み立てて使用するなどにより、その使途が地域住民に明らかになるように取り組みを
行うことが望ましいと内かんに書いてあるわけなんですけれども、これは確認していますね。
◇市長(星野已喜雄君) 総務部長から答弁をいたさせます。
◇議長(金井康夫君) 総務部長。
◇総務部長(大嶋政美君) 命により、お答えを申し上げます。
 ご指摘の内容は、地方財政課長内かんの中で示しているところの基準財政需要額について触
れている部分だと思いますけれども、先ほど議員がおっしゃられた内容で内かんに記載されて
いることを確認させていただいております。以上でございます。
◇19番(井之川博幸君) その内かんの指導に従ったんでしょうか。要するに、地域雇用創
出推進費5,000億円が各市町村に配分されているわけなんですけれども、本市はそれを間
伐や学校耐震化と、明確に言葉も書いてあるわけですので、この学校耐震化の関係でそれを新
年度使っていくということなんでしょうか。私には、先ほど教育長から答弁がありました、促
進計画に沿って今までの促進計画でやっていると、その範囲かなという感じがいたします。新
年度は特別にこういう予算配分がありましたので、その予算配分がきちんとされているのかど
うか、その辺を確認したいと思いますが。
◇総務部長(大嶋政美君) ご指摘のとおり、この需要額、要するに内かんの定めというもの
は国の方針でありますけれども、沼田市はそれを把握する中での耐震化計画を持っていたわけ
でございますので、これが出たからどうこうというような配慮まではされてない現状でござい
ますけれども、国のこういった方針を仄聞しながら沼田市の耐震化計画を進めてきたというこ
とでご理解いただければと存じます。以上です。
◇19番(井之川博幸君) ちょっと答弁に不満なんですよ。どうも反映してないような感じ
がするんですね。地域住民にわかるようにということですから、基金に積んで、それを耐震化
に使ったよとわかるようにするのが望ましいということなんですが、そういう方向でやるんで
しょうか、考え方がありますか。
◇総務部長(大嶋政美君) 私の財政運営上の感覚と言わざるを得なくなってくると思います
けれども、そういった基金化の方策をもっての検討は現在まだされない状況でございます。
◇19番(井之川博幸君) 教育委員会が頑張って計画をつくって、先ほどお話がありました
ように、2次診断を必要とするのが17棟で、耐震改修が必要なものですよね、17棟、これ
だけあるわけですから、どんどん進めないと国の方針よりもおくれてしまうということになり
ます。そういう点で、まだ新年度のその関係は反映されてないという感覚だそうですので、教
育委員会として大いに財政当局に要求をして進めていくことが、要するに今までの計画以上に
進めることができる財政措置がされているわけなんで、そういう立場でやっていただけるかど
うかお伺いをしたいと思います。
◇教育長(津久井 勲君) ご指摘またありがとうございます。ぎりぎりのところまで関係部
課等にきついお願いもしながら、かなりの部分で善処していただいております。今後も十分調
整の上、議員ご指摘のような方向で努力をしていきたいと考えております。以上です。
◇19番(井之川博幸君) 今までの状況でしたら本当に最善やっているかなという感じがい
たします。市長にこの問題でお聞きしたいんですが、総務部長は先ほどのような答弁をいたし
ました。教育委員会としては、全国平均よりおくれているわけですから、進めたいというのは
当然でありますし、子供の問題と、災害があったときの市民の避難場所ですから、文科大臣が
言っているように、3年以内に危険をところは全部やってもらいたいと、その予算化もすると
いうようなお話ですので、新年度、財政的に来ている地域雇用創出推進費を使って耐震化を進
めるということは、そんなような方向で財政の方も進めていただけるかどうかお伺いをしたい
と思います。
◇市長(星野已喜雄君) 学校の耐震というのは、いつも申し上げているように、将来を担う
金の卵がそこに生活をしているわけですから、当然これは最重要課題と位置づけておりまして、
しかもその事業が地域の経済のまた活性化にもつながってくるという意味合いも実は持ってお
ります。したがいまして、現在、国の指導あるいはまた関係機関の指導等をいただきながら、
できるだけ促進すべく今後の対応を図ってまいりたいと考えております。
◇19番(井之川博幸君) ぜひ前向きに、全国の方針ですから、お願いをしたいと思います。
 次に、通学路の問題についてお伺いしたいんですけれども、実は写真を撮ったんですけれど
も、持ってくるのを忘れました。それで、言葉で言いますけれども、理解していただきたいと
思うんですが、井土上町の四釜川沿いに新しい団地ができました。その子供たちは四釜川沿い
を通学路にしているんですね。そこは5メートルぐらい下に川が流れていて、ちょっと土手に
なったり、がけになったりしているんですけれども、そこを何人も通学路で使っています。簡
易舗装みたいなのを市でしてくれたようなんですけれども、柵がないんですね。子供たちがわ
いわいして、もし落ちたら大変だという声がそこの住民から届きました。それが一つです。
 もう一つは、危険な箇所はないと言うんですけれども、恩田井土上線のところに、写真を持
ってくれば本当よかったんですけれども、全く歩行者が歩けないような幅のところがあります。
道路側に出て歩く場所で、恩田井土上線も朝夕は車が大変激しいわけなんですけれども、ここ
は多分住民から、十何年前だと思うんですけれども、陳情が出ていて、改善すると私どもは聞
いていたところなんですけれども、一向に改善されないんですね。子供たちはちょっと道路に
出るような感じでそこを歩行するわけですけれども、左側なんですね、通学路が。左側通行な
んです。前後は多少歩道があったりして、緑が塗ってあったりして、歩行者が安全に歩けるよ
うになっているんですけれども、その場所だけはそれができないんですね。道路に出なきゃな
らない。左側ですから、車が後ろから来るわけですね。後ろから来た車は、子供がいるからセ
ンターラインをオーバーして大回りで通っていきますけれども、対向車が来れば大変だなとい
う場所なんです。そういう危険箇所が歩いてみれば幾つもあるわけです。そういう点で、そう
いう場所を確認していただいて、早急に改善していただきたいと思うんですけれども、いかが
でしょうか。
◇教育長(津久井 勲君) ご答弁申し上げます。
 具体的に通学路の場所等をご指摘いただく中で、いろいろとご意見をいただきました。あり
がとうございます。私もちょっと現場を見させていただいたり、また従前よりある時期通勤路
にしておりましたので、場所もすぐ頭に浮かぶわけでありますけれども、物理的に例えば道路
の拡幅とかという問題は、もちろんこれは教育委員会の所管ではありませんけれども、すぐす
ぐできない部分もありますので、これは恩田や井土上のところだけではなくて、一般的にそう
いうところもあります。基本的に最初の答弁で申し上げたとおり、最終的にはみずからが安全
を確保していく力をつけるということが大事なことでありますから、二義的には周囲の友達や
大人が指導または守ってあげるということもあるわけであります。そういう中で、学校では危
険箇所の調査または安全な通学路確保という観点から、危険な場所のマップづくりということ
で、子供たちともども現地に出て地図をつくって、そして地域の皆さんや関係の諸団体の皆さ
んのご支援をいただきながら安全を確保しているという現状であります。
 ご指摘の部分については、例えば前段の四釜川沿いのところについては、ちょっと詳しくは
わかりませんけれども、私的なところなのか、または本来通路としていいのかどうか、その辺
も私にはなかなかわかりかねるところでありますけれども、そういっても始まらないので、先
ほど申し上げたような教育委員会でできるところは、必要な施設は関係のところにいろいろ要
望したり、とりあえずきょうあしたの問題でありますから、先ほど申し上げたような学校また
は地域または各種団体の皆さんと協力しながら子供たちの安全をしっかり確保していくという
ことで対応していきたいと考えております。以上です。
◇19番(井之川博幸君) 恩田井土上線を東の方に行くと県道にぶつかります。その県道に
は薄根幼稚園の前に歩道をつけたりとか、いろいろ県が工事をやっておりますけれども、突き
当たりにセーブオンがあるところだと思うんですけれども、あのところは非常に畑の方から草
が生えてきたり大変だったんですけれども、県の土木にお願いしたら小さな柵をつくってくれ
たり、石を置いてくれたりして、きれいに整備してくれました。県は結構すぐやってくれるん
ですよ。沼田市もそういう立場でやる必要があると思うんです。やるのは建設課とか、恩田井
土上線は都市計画道路に指定されているので、都市計画課かもしれないんですけれども、住民
からの要望があって直すことになっていて、長い間直されないなんていうところで、そこへ行
けば危ないんですよ、自分で通るのもおっかないぐらいですから。そういうところを残さない
ようにしていただきたいと思います。早急に関係当局と連絡をとり合って改善をしていただき
たいと思います。
 次に行きますが、防犯灯の関係なんですけれども、教育委員会にも要望が来ると思うんです。
教育委員会として関係部局に話はしてあると思うんですけれども、実際に申請書が上がるのは
区長さんからなんですよ。教育委員会として区長さんの方にもこういう話が出ているよという
ことで要望を伝えてもらいたいと思うんですけれども、その点についてはどうでしょうか。
◇教育長(津久井 勲君) そういうことで対応したいと思います。先ほどの通学路の問題、
また防犯灯の問題もそうですけれども、これはどなたが見つける係とか、そういうことはあり
ませんので、例えば一番早いところは、例えば通学路であれば、前に戻って恐縮でありますけ
れども、子供たちが一番毎日見ているわけでありますから、子供たちのそういう危険に対する
意識、事を確かめる、または具体的な方法、そして今の防犯灯も同じであります。子供たちは
小学生なんか明るいうちばかり通っていれば防犯灯云々ということは意識に上がらないでしょ
うし、そういう意識を高めることと、したがって区長さんはもちろんのこと、地域の方、子供
たち、教職員、どういうルートで上がってこようが、教育委員会、そして関係部局と調整をし
て対応を図っていくということが必要だと思いますので、ご指摘の方向で努力をしていきたい
と思っております。
◇19番(井之川博幸君) よろしくお願いしたいと思います。
 それから、柳町通りの話は余りやる気がないというような答弁なんですけれども、たしか私
が記憶しているだけで、あの道路で2名の方が死亡していると思います、交通事故で。何人死
ねばやってくれるのかなという感じを持っているわけなんですけれども、環状線から街なかは
都市計画道路なんですね。そういう関係もあって手をつけないんでしょうか。その辺はどうな
んでしょうか。
◇市長(星野已喜雄君) 実際問題として、確かに県道上発知材木町線が材木町の四つ角の方
から北上いたしまして右折、高橋場地内に入って県道上発知地材木町線と分岐いたしまして、
分岐する場所から北上するところがおっしゃるところの道路の問題でございます。ここのとこ
ろは非常に難しいところだなと私も率直に受けとめております。ただ、ご案内のとおり、あそ
このロケーションが、一たん下に下降して、そしてまた上っていくというような状況下にござ
います。現実に隣接のところに住宅が密集しておりますので、そういったことを申し上げたわ
けでございます。これをいざ打って出るとすれば、かなりの対応が必要になってまいります。
したがいまして、慎重な答弁をさせていただいたわけでございますけれども、私どもはこの道
路が大変重要な路線であるということは真摯に受けとめておるところでございまして、今後の
対応に処してまいりたいと思っております。
◇19番(井之川博幸君) 次の問題とも絡みますので、先に進みますが、都市計画道路、今
までも昭和40年代に都市計画ができて、51年に道路が決定されているということなんです
けれども、見直しがされてきましたよね。だけれども、その見直しは路線をふやすということ
が主だったんですけれども、今、こういう時代に向かって、その当時は路線をふやす見直しを
したんです。これからは路線を縮小するとか、計画をすぼめるとか、今、栄町工区のところが
4車線でもう始まっていますけれども、本当にそれが必要なのかと、多額の税金をどんどんつ
ぎ込んでいるわけですね。そういう点ではきちんとした見直しが必要なんだと思うわけなんで
すけれども、もう一度市長のご答弁をお願いしたいと思います。
◇市長(星野已喜雄君) 実際問題として、南部の都市計画道路の関係につきましては、内部
でも議員が言われたようなことについて相当論議もしてきた経過がございます。ただ、現実に
これが都市計画の認定をされたものであり、しかもこれは言うならば軽微にいろんな手だてが
打てるという形になっていない一つの流れになっております。したがいまして、議員がおっし
ゃっているようなことについては内部でも相当論議がされてきたという経過がございますけれ
ども、先ほど申し上げましたとおり、都市計画のガイドラインを策定して、そして現在いろい
ろと関係機関でも見直し等については柔軟な対応に処せられるということもございます。ただ、
現実に事業を展開しているところを中途半端にするわけにはまいらないと思っております。し
たがいまして、南部の少なくとも県道のタッチの部分までは予定どおり展開させていただくと
いうことになろうかと思います。その先の関係については、ご案内のとおりこれからの問題で
ございますので、当然これらについてはいろいろな各方面からの意見を徴して、そして対応方
を図っていかざるを得ないと考えております。
◇19番(井之川博幸君) 昭和51年につくった3・3・1環状線の計画ですから、もう全
然時代が違うんですね。いろいろ難しいとか言っておりますけれども、そこは英断しかないと
思うんですよね。下之町の再開発というのは高度利用の再開発をやりました。身の丈に合った
と市長はよく言いますけれども、それ以上のものをつくって失敗したわけですね。街なかは今、
区画整理は平面の再開発なんですね。8街区ができますけれども、やった人は大変な苦労をし
てやったと思いますけれども、結局でき上がりを見ると、どこにでもあるまちになっちゃうわ
けですよ。今、中町なんか歩くと昭和レトロな感じがしますよね。こんないいまちをこれから
どんどんつぶしていっちゃうのかなという、がっかり感ばかりなんですね、あそこを歩いてみ
ると。だから、沼田らしさというのをどんどん壊しているわけですね。そういう点で、やはり
きちんとした見直しが私は必要なんだと思います。お金もどんどんつぎ込んでいるわけです。
毎年2億3億つぎ込んでいるわけですね。そのお金の使い方で、先ほどから子供たちの問題、
子育て支援の問題、子供が今にも命を落としそうな通学路を歩いている問題、そういうことを
解決していかなければ、沼田市はよくなりませんよ。最終的に、同僚議員もきのうやりました
けれども、第1次産業、農業とか林業、統計を沼田市が出していますけれども、農家総数なん
かどんどん減っていますよね。耕地面積も減っている。所得も減っている。ですから人口も減
っちゃうわけですね。沼田にこんなに資源、土地や空気や水、資源があるのに、それを生かし
てないと。それで街なかにはどんどん金をつぎ込んで土木事業をやるわけですね。その方向は
転換した方がいいですよ。街なかは本当に大事にして、沼田らしさのあるところをうんと大事
にして、それをPRできるような活性化を考えた方が私はいいと思います。
 そういう点で、時間がないので最後にお伺いいたしますが、土木建設事業に貴重な財政をつ
ぎ込むんじゃなくて、沼田市の活性化の道は第1次産業、第2次産業の製造業の生産活動、そ
れからソフト事業、こういうのを支援していく、そういうリーダーシップをとっていただきた
いと最後に市長にお願いしたいと思いますが、そういう点での市長のご見解をお伺いしたいと
思います。
◇市長(星野已喜雄君) いろんな角度からご指摘をいただいたわけでございますけれども、
第1次産業の活性化、そして第2次産業の製造業の活性化に力を入れるということについては
全く同感でございまして、今後ともそういった方向でいろいろと努力をしてまいりたいと思っ
ております。ただ、本市における土木建設の方々の地域経済に果たしてきた役割というものは
やはり大きなものがございまして、これらの方々の先人の努力にはいろいろな意味で地域経済
を支えてきたなということを私は真摯に受けとめておりまして、そういう意味ではかけがえの
ない産業であったと思っております。今言われるところの事業の環状線南部の関係あるいは街
なかのこと等については、時代が確かにいろいろと変わってきているし、また変わりつつござ
います。したがいまして、どこの部分が落としどころなのかなということについては大変じく
じたるところがございます。先ほど南部の環状線の関係につきましては、いろいろと先々を見
たときには現行の事業の場所については既に事業展開されておりますので、中途でやめるとい
うことになりますと、またいろいろと補助金返還等の問題も発生してまいります。したがいま
して、現在遂行していることについては粛々と進めさせていただきまして、さらに県道タッチ
の部分から東の関係等については今後いろいろと各関係機関のご指導もいただいていくことに
なるのではないかと思っております。
 なお、本町関係の沼田市の市街地再開発の問題でございますけれども、これらについては議
員あるいはまた市民の方々にいろんな意味でご心配をいただいているわけでございますけれど
も、市といたしますと、その都度その都度最善の手だてを打っているつもりでございますけれ
ども、なかなか難しい状況がございまして、私も非常に苦慮しているところでございます。議
員が言われている内容等については、そういったまちづくりが成功している事例も多々ござい
まして、そういったことを思いますと果たして一体全体今までやってきたことがどうなのかな
ということも、これまたいろいろと検討を加えなければならないような状況もあろうかと思い
ます。ただ、いろいろな歴史的な流れがあって今日を迎えておりまして、そういった意味で現
在の与えられている各方面からの環境等集約した形の中で今後の対応に処してまいりたいと思
っております。ご指摘のご意向は、私どももいろんな角度から検討を加えてまいりたいと思っ
ておりますので、よろしくご理解のほどお願い申し上げたいと思います。
       ――――――――――――――◇――――――――――――――
◇議長(金井康夫君) 次に、橋襄典議員。21番。
〔21番 橋襄典君登壇〕
◇21番(橋襄典君) 質問に入る前に、ただいまの同僚議員の通学路の問題について、な
ぜ左側通行をしているのかと。これは長い経過があって、行政と地元とのやり合いがあったわ
けです。そんなことで具体化ならないという問題があったので、今、傍聴者もそうだと思うん
ですけれども、その内容についてよくわからないまま終わってしまうと質問者の方が優位にな
ってしまうわけです。そういった部分を担当部長から本来であれば説明してやるべきです。そ
ういう事情があるんだなということがあるわけなので、道木佐山線についてもそうなんですよ
ね。これは長い経過があって、県土木から申し出があってあれは始まったわけですけれども、
今の時勢ですから、そういった具体性に富んだ結果がなかなか出ないというのが現状でありま
す。これは恩田と地元の問題として、いろいろ言うと感情論も出てくるわけなんですけれども、
そういった部分もちょっと話を説明してやると「ああ、そうか」と理解できると思うので、ぜ
ひそういった部分を含めて答弁をしていただければと思います。
 それでは、質問に入ります。
 まず、グリーンベル21にかかわる三井生命資産の無償譲渡問題についてお伺いいたします。
 昭和の後半、商業の近代化を図るべく、会議所が中心となって、行政と商業者、コンサルと
一丸となって沼田地域商業近代化基本計画が作成されました。まちづくりの近代化に向けて、
血のにじむようなご苦労と多額な資本が投資され、現在に推移しております。
 近代化計画から見たグリーンベル21の位置づけ、役割と現状認識について、経過と情報公
開について、Aコープ出店にかかわる出資と資産譲渡を受け取ったとき、受け取らないときの
行政役割、責任について、市民主体の幅広い議論、市民懇談会について、どのように考えてい
るのか、課題と、どのように進めていかれようとしているのかお伺いいたします。
 次に、市民主体のまちづくり政策展望についてお伺いいたします。
 先ほどの話題のAコープの出店、1市2村による合併はされたものの、その内容は決して状
況は良好とは言えません。どちらかといえば不評が多いと言える。なぜなんだろう。標準財政
規模は160億円から170億円弱、しかしそれ以上の予算を計上されても市民からの笑顔は
見られない。7カ年の行政指導を受けた公債費適正化計画は初年度から計画倒れが生じている。
そこで、持続可能な行財政改革等によるまちづくりについて、簡素で効率的な行財政改革につ
いて、「協働とアウトソーシングを含む」によるスリム化と、公債費適正化計画と諸事業運営
について、さらには、かねてから申し上げていますように、事業別予・決算と行政コストによ
る行政サービスについて、その後の経過についてと、導入されたら成果について、どのように
把握されているのかお伺いいたします。
 さらに沼田ルネッサンスの構築について、実効性のある環境政策による循環型のエネルギー
の構築について、人間力、地域力、環境力について、「まちづくりは人づくり」の原点と、協
働による一体感の醸成と成果と見通しについて、新年になって市長自身が言われたことで、ど
のようなコンセプトを持って、政策としてどの程度の事業予算でいつごろまでに、市民にとっ
てどのような成果品となるかお伺いして、1回目の質問といたします。
◇議長(金井康夫君) 市長。
〔市長 星野已喜雄君登壇〕
◇市長(星野已喜雄君) ただいまの橋議員のご質問にお答え申し上げます。
 まず、グリーンベル21にかかわる三井生命資産の無償譲渡問題について、沼田地域商業近
代化基本計画等から成るまちづくりについて、近代化計画等から見たグリーンベル21の位置
づけ、役割と現状認識についてでありますが、昭和60年度に策定された沼田地域商業近代化
地域計画報告書では、中心市街地の2核1モール型商店街の構築が提言され、グリーンベル2
1は商店街の機能を整備していくため、西の商業核として位置づけ、市街地再開発事業により
整備されました。その後、平成10年度に策定された中心市街地活性化基本計画でも核施設と
して位置づけられ、現在、土地区画整理事業を取り入れて中心市街地まちづくり事業が進めら
れております。
 次に、現状認識についてでありますが、グリーンベル21は、基本的には商業活動の場とし
ての活用が望ましいと考えておりますが、時代背景をとらまえたときに、多面的な利活用も思
料することが必要ではないかと考えております。
 次に、経過と情報公開についてでありますが、まず経過についてでありますが、グリーンベ
ル21にかかわる三井生命資産寄附の申し入れの対応につきましては、本市にとって大変大き
な課題であり、将来にわたって市全体を見渡した中で判断をしていかなければならないことか
ら、まず多面的なご意見を幅広く拝聴することが必要と判断し、市民各位のご意見、ご提言な
どを聞く機会を多くとらせていただいてきたものであります。
 庁内の検討組織であるグリーンベル21検討委員会において、寄附申し入れの対応について
検討を行い、さらに区長会や商工団体等の代表者、大学准教授及び中小企業診断士などの有識
者で構成するグリーンベル21検討会議におきまして、受け入れの是非及び寄附を受け入れた
場合の利活用方策について検討をお願いするとともに、市議会のご意見及び市民懇談会や市民
説明会等を通じて市民の皆様のご意見、ご提言を拝聴しながら真摯に検討を進めてきたところ
であります。
 8月には市民懇談会を開催し、114名の参加を得て、さらに11月末には市政懇談会ふれ
あい広場を開催し、128名の参加をいただくなどして市民各位に意見を伺ってまいりました。
また、グリーンベル21検討会議につきましては、その都度、会議の概要をホームページに掲
載してまいりました。そして、2月にはグリーンベル21検討会議からの意見提言書と、昨年
12月に提出された庁内の検討組織、グリーンベル21検討委員会の検討結果報告書を広報に
あわせて全戸配布させていただき、市民各位に周知を図ってまいりました。
 さらに、2月22日に開催いたしました市民説明会には、利根町振興局の会場では19名、
保健福祉センターの会場では120名、白沢町振興局の会場では19名、合計で158名の参
加者があったところであります。市民からの意見でありますが、各会場において市民それぞれ
のお立場から寄附の申し入れの可否について熱心なご意見、ご提言をいただいたところであり
ます。
 そして、2月25日に議会全員協議会を開催していただき、グリーンベル21にかかわる三
井生命資産の寄附申し入れについては、現施設の状況、他市における事例、今後における公共
的な利活用策、現下の厳しい財政状況等々の諸情勢を踏まえるとき、市民の期待する声がある
ものの、今次、寄附受け入れはより慎重にせざるを得ず、三井生命の要請に沿えないとの苦渋
の判断に至った旨をご報告させていただいたところであります。
 次に、情報公開についてでありますが、行政運営を行っていく上では、市民と行政がお互い
に信頼関係を築き、対話と触れ合いを大切にすることが重要であると考えておりますので、的
確な行政情報を提供し、その情報を市民と共有することができるよう努めてまいりたいと考え
ております。さらに、議会と行政が共通認識のもと、お互いの機能を発揮することが重要であ
ると考えておりますので、議会に対しましてもより的確な行政情報を提供してまいりたいと考
えております。
 次に、Aコープ出店にかかわる出資と、資産譲渡を受け取ったとき、受け取らないときの行
政役割についてでありますが、まず、出資につきましては、平成6年6月に沼田都市開発株式
会社の設立に伴い2,000万円を出資いたしました。その後、平成14年8月に沼田サティ
が撤退した後の対応として、Aコープの出店に当たり、その受入れ態勢を整える資金策として、
平成14年12月市議会定例会において沼田都市開発株式会社への増資1億円を補正予算とし
てご提案申し上げ、慎重なご審議の上、可決いただき、出資させていただいたものであります。
 次に、受け取ったとき、受け取らないときの行政役割についてでありますが、市といたしま
しては、まちづくりの総合的な観点から、できる支援につきましては引き続き努力をしていか
なければならないと考えております。
 新年度におきましては、空床の利活用を促進し、グリーンベル21の集客力の一助とするた
め、沼田ふるさと館の運営を継続するとともに、市が主催する各種イベント等の実施やさらな
る活用策の検討を行うなどして、グリーンベル21全体の活性化が図られるよう、必要な支援
について鋭意取り組んでまいりたいと考えております。
 次に、市民主体の幅広い議論、市民懇談会についてでありますが、昨年8月にはグリーンベ
ル21に関する市民懇談会を6会場において7回、11月末には市政懇談会ふれあい広場を8
会場8回、さらに本年2月22日には市民説明会を3会場において3回、開催をしてきたとこ
ろであります。市民各位におかれましては、市の将来をとらまえて、受け入れの是非について
熱意ある貴重なご意見をお寄せいただきましたことに心から敬意を表する次第であります。
 次に、市民主体のまちづくり政策展望について、持続可能な行財政改革等によるまちづくり
について、簡素で効率的な行財政改革(協働とアウトソーシング含む)によるスリム化と公債
費負担適正化計画と諸事務事業運営についてでありますが、簡素で効率的な行財政改革につき
ましては、さきの議員のご質問にお答え申し上げましたとおり、平成18年1月に策定いたし
ました沼田市行政改革大綱に基づき、簡素で効率的な行政運営を図るため、事務事業の見直し
を進めるとともに、組織機構の見直しによる課、係の統廃合や、定員の適正化を図るための職
員採用抑制などに努めてきたところであります。今後につきましても、引き続き新たな行政需
要等に対応する簡素で効率的な組織の構築、民間委託の推進、市民協働の推進等、行政事務近
代化推進委員会において検討を行ってまいりたいと考えております。
 公債費負担適正化計画における主なる事業につきましては、基金造成事業、学校施設耐震化
等整備事業、消防防災施設整備事業を始めとする合併特例事業、中心市街地土地区画整理事業
などのまちづくり交付金事業、農業農村整備事業などの一般公共事業、臨時地方道整備事業及
び過疎対策事業などであります。今後は、適正化計画に基づき、元利償還金の交付税算入が見
込める合併特例債を中心に適債事業を選択し、健全な事業運営を図ってまいりたいと考えてお
ります。
 次に、事業別予・決算と行政コストによる行政サービスについてでありますが、平成10年
10月の財務会計システム導入時より、これまでの款項目別の歳出分類に事業・細事業項目を
加えて、予算編成、執行管理から決算までを一元化し、その後の事務事業評価への活用を図っ
てまいりました。また、事務事業評価時には事業費のみでなく人件費も含めた総費用を算出し、
行政コストによる行政サービスの把握に努めているところであります。
 なお、行政コストにつきましては、新地方公会計制度の導入に伴い、行政コスト計算書とし
て他の財務書類とともに財務4表について、平成20年度決算分を平成21年9月公表に向け
て、現在準備を進めております。
 今後は、総合計画と事業別予算、行政評価との一体化、さらにはPDCA(プラン・ドゥー・
チェック・アクション)サイクルが計画的な政策形成に有効な手段と認識しており、本市の実
情に合わせた形態を研究してまいりたいと考えております。
 次に、沼田ルネッサンスの構築についてでありますが、本市には、豊かな自然環境のもと、
継承されてきた文化、伝統、そして連綿と続いてきた歴史があります。中世以降、沼田、真田、
本多、黒田、土岐氏の城下町として、北毛の交通の要衝として栄えてまいりました。現在にお
いても、都市部からの縦軸としての関越高速道、国道17号、上越新幹線、横軸としての小諸
から日光市までの国道145号から120号線、日本ロマンチック街道が交差する、首都圏か
らのアクセスに優位性をもったところに位置しております。
 今、時代は目まぐるしく変化するときを迎えており、世界的には環境問題、食糧問題など、
生命にかかわる課題が惹起され、行政現場においては画一化から多様化へ、集権から分権へと
一層の柔軟性が求められ、厳しい財政状況の中、生き残りをかけた自治体間の競争となってい
ます。このような中、本市の持つ歴史、伝統文化を再認識し、さらに大自然の魅力ある特性を
生かしたまちづくりを進めていかなければならないと考えております。
 次に、実効性のある環境政策による循環型のエネルギーの構築についてでありますが、地球
規模での気候変動への対策が緊急の課題となっている今日、その原因と言われる温室効果ガス
の濃度を緩和するためには、化石燃料の使用を減らして二酸化炭素の排出量を減少させるとと
もに、排出された二酸化炭素を吸収、固定するという両方向からの取り組みが必要であります。
 幸いにして本市には豊かな森林があり、それがCO2を吸収して閉じ込める役目を果たして
おります。森林から発生する間伐材を活用してエネルギー源とすれば、カーボン・ニュートラ
ルとなり、よそで削減できなかったCO2の量を本市の森林がかわって吸収する役目を果たせ
ば、カーボンオフセットとしての展開が可能であります。
 また、本市は全国的にも日照時間が長いという特性を持っておりますので、これを生かして
無尽蔵のエネルギー源である太陽光を利用した発電システムの普及が図られることになれば、
エネルギーの地産地消にもつながっていくのではないかと考えております。こうしたことから、
新年度において住宅用太陽光発電の普及促進のための財政支援策を講じたところであります。
 環境問題、特に地球温暖化への対応は、一人行政の問題ではなく、市民や事業者がそれぞれ
できることに取り組まなければ解決できない課題ですので、環境政策推進の柱となる環境基本
計画の改定等に取り組む中で、循環型のエネルギーの構築についても盛り込んでまいりたいと
考えております。
 次に、人間力、地域力、環境力についてでありますが、学力や技能のみにとらわれない、社
会人としての総合的な能力、いわゆる人間力、また地域社会の問題について、地域の構成員が
みずからの問題の所在を認識し、自立的かつその他の主体との協働を図りながら、地域課題の
解決や地域としての価値を創造していくための地域力、そして地域全体でよりよい環境を創造
しようと取り組む意識や能力、いわゆる環境力につきましては、本市においては潜在的に有し
ているものと考えております。この潜在的なものを顕在的なものとしていく必要があると考え
ておりますので、将来を担う子供たちの人間力を高める教育等、地域力を生かした市民協働の
推進、交流の推進等、環境力を生かしたカーボンオフセット等に取り組んでまいりたいと考え
ております。
 次に、「まちづくりは人づくり」の原点と協働による一体感の醸成と成果と見通しについて
でありますが、少子高齢化、景気低迷による経済状況の悪化、地域格差の蔓延など、社会情勢
は近年、混乱をきわめています。さらに、生活スタイルの多様化により、行政が求められるニー
ズも大変複雑化してきております。一方、市民みずからがまちづくりの主体として行政に積極
的に参画し、能力を生かしたいという意識の高まりがあることから、平成19年4月に沼田市
市民協働推進基本方針を市民の参画により策定し、これに基づき協働によるまちづくりの推進
を図っているところであります。協働の取り組みはまだ始まったばかりでありますが、市民と
行政が同じ目的に向かって情報を共有し、お互いの特性や能力を生かしながら連携協力して課
題解決に向かっていく、これにより地域の連帯感が生まれ、広がり、一体感のあるまちにつな
がっていくものと考えております。
 以上、沼田ルネッサンスの構築について、実効性のある環境政策による循環型のエネルギー
の構築について、人間力、地域力、環境力について、「まちづくりは人づくり」の原点と協働
による一体感の醸成と成果と見通しについて、それぞれ考え方を申し上げましたが、どの程度
の事業予算で、いつごろまでにどのような成果品となるかについてでありますが、関連事業と
いたしまして、真田街道連携事業で95万5,000円、都市間交流推進事業で433万5,
000円、環境基本計画等策定事業で1,265万9,000円、住宅用太陽光発電普及事業
で200万円、市民協働推進事業で154万1,000円、市民活動支援センター管理運営事
業で519万4,000円等を計上させていただいたところであります。
 これら事業は単年度ですぐ効果としてあらわれてくるものではなく、市議会のご指導を始め
市民の皆様にご理解、ご協力を得ながらこれらを適切に執行していく中で成果を出していきた
いと考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。
 以上申し上げまして、橋議員のご質問に対する答弁とさせていただきます。
◇21番(橋襄典君) 近年にない懇切丁寧な答弁をいただきました。再質問についてもど
うぞ理解の得られるような答弁をお願いしたいと思います。
 今回のグリーンベル21にかかわることについて、4名の議員が質問いたしました。その経
過についても同僚議員に答弁されたことで了解はしております。62年以降、商業の近代化を
ということで今の現状があるわけですけれども、時代の変遷においていろいろな問題が起きて
現在の状況にあったことは、先ほどの市長答弁においても理解のできるところでございます。
 そこで、経過と情報公開についてなんですが、市長就任以来、事業を起案するときから公開
をしていくということで、このことについては再三私からも質問しているわけですけれども、
なかなかそういった情報というものが出てないというのが現状だと思うんです。先ほどの同僚
議員の国からの内かんの問題だって恒例的に出てきているものが出ていないということは、そ
れには何かの理由があると思うんです。ですから、先ほど市長の答弁の中にもあったように、
情報の共有化、それにおいてけんけんごうごう議論をするということになるわけですけれども、
そういった部分がなかなか見出せなかった。昔のふれあい広場のときに、住民の20歳以上の
人数でふれあい広場に参加する人を割り出したら参加率が0.05ぐらいしかなかったんです
ね。1%にも満たないんですよ。今回はなぜか多いからその人数を言っている。これは沼田に
とって非常に大変な事業だから関心があったからそう出てきた。我々議会においても公開する
にもなかなか出てこない部分は、いわゆる魅力がない、関心がないということにあるわけです
けれども、今回のグリーンベル21においては沼田市にとって死活問題であるわけです。
 そこで、過日の全員協議会のときにもお伺いをいたしましたけれども、確かに1億円の出資、
出すことについてはやぶさかでない、私も賛成しましたから。過日もそのようなことを市長が
説明で言われましたけれども、だからどうだというんですか。ですから、これをその当時の目
的のとおり具体的に活性化につながるような施策として考えていかなくちゃならない。今回の
グリーンベル21の無償譲渡を受けても受けなくても、これは引いても引かなくても地獄なん
ですよ、現実論として。それはどういうことか。今の市長の答弁で、Aコープを入れるのにそ
の設備投資にしたと。ですから、そのときの話し合いなんですよね。これを会社に聞いても何
もわからないんですよ。本当ならそのやりとりが出ているはずなの。これは沼田土地開発が進
めた改造なんですよね。ところが、この前も申し上げましたように、宝塚市でやはり同じケー
スがあったわけですよ、補助金と出資の間違いをして差しかえたんですから。今は問題ないん
です。補助金であったならば今のような問題としては受けない方がベターかもしれない。しか
しながら、出資となって60%の持ち株になった以上、もしこの陳情書が出てきている内容と
同じような結果になったときには、時間がずれるけれども市民が負担するんですよ。その辺に
ついて全員協議会でもその内容について聞きましたけれども、今、市長の考えはどうであるか
お伺いいたします。
       ―――――――――――――――――――――――――――――
◇議長(金井康夫君) 休憩します。
午前11時59分休憩
       ―――――――――――――――――――――――――――――
午後1時00分再開
◇議長(金井康夫君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
       ―――――――――――――――――――――――――――――
◇市長(星野已喜雄君) 橋議員の再質問にお答えをしたいと思います。
 ご案内のとおり、平成14年12月に議員の皆様方のご理解をいただいて、何とかこのグリー
ンベル21の1階をしっかりと対応していきたいということでもって1億円の予算をご提案し、
ご議決をいただきまして、沼田都市開発株式会社の出資関係等に対応を図ってきたという経過
がございます。したがいまして、都市開発との連携を今後も図りながら、一日も早く、あるい
はまた一歩ずつ前進ができるよう経営改善に向けまして、昨日あるいはつい先般も申し上げて
おりますように、民活を中心といたしまして、その対応方を図りながら応援していくスタンス
でこれからも都市開発株式会社との連携を図ってまいりたいと考えております。
◇21番(橋襄典君) 今の答弁は同僚議員にした答弁と同じなんですね。その内容につい
てはわかります。先ほど聞いたのは、出資と補助金で今のままだと、私の考え方ですよ、市民
の負担になるわけです、時間がずれているけれども。その点についてはいかがだったんですか
と。それと、市長の答弁の中に、Aコープの改善ということについては行政が深くかかわって
いるんですよ。なおかつそれが出資なんですよ。その辺の明らかな答弁をしていただきたい。
◇市長(星野已喜雄君) ただいま申し上げましたとおり、この出資の関係については、当時、
平成14年12月の時点でございますけれども、いずれかという選択の中で当時はこの出資に
踏み切って、議会にご提案をし、ご議決をいただいてきたということでございます。当時もい
ろいろとそれは当然どちらの選択がいいのかということは内部でも論議があったわけでござい
ますけれども、諸事情を考えたときに、この出資がいいのではないかという判断に至ったとい
うわけでございます。したがいまして、当時このAコープが入ってくるという一連の経過の中
にあって、議会の皆様方にもご理解をいただきまして、この事業が展開されてきたという流れ
になろうかと思っておりますので、ご理解を賜りたいと思います。
◇21番(橋襄典君) さっきの質問、いつもそうなんですけれども、答えてないんですよ、
答えて。いろいろな事情というのは何か、それと今言った責任はどうなんですか、この二つ答
えてください。
◇市長(星野已喜雄君) 事情というのは、ご案内のとおり、何とかグリーンベル21を活性
化させなければいけないということでもってこの判断がいいのではないかということでござい
ます。それから、責任の話が出てまいりますけれども、当然出資の責任はあろうかと思ってお
ります。
◇21番(橋襄典君) 今まで私はずっと一般質問してきたんですけれども、これが危ない
んですよ。今だって3回聞いているんですよ。出資すれば60%の持ち株を市は持っているん
だから、当然出てくる。例えば借金をしても、当人がお金がなければ連帯保証人のところまで
みんな行っちゃうんですよ。それと同じ。ですから、今回のものは無償譲渡を受けても受けな
くても、こういう前段があるから沼田市に責任が来るんですよ。それはだれのところに行くん
ですか。沼田市民に行くんですよ。先ほど出ていたけれども、5万4,000人の市民のとこ
ろに負担が来るんですよ。行政は何のためにするんですか。市長のためにするわけじゃないで
しょう。そのAコープを持ってくるときの努力は買いますよ。しかし、その経過はどうなんで
すかと。そのときそのとき、きょうはこうだったけれども、あしたはどうなるかわからない。
そのときに適切な措置していかなければだめ。だから今の状況というのは明らかにしておかな
いと、この後うやむやに行っちゃうんですよ、今までがそうだから。これはおくれてくるかも
しれないけれども、沼田都市開発がおかしくなってしまうと、時間はずれるけれども、商業と
いう一つの核というものが崩れてきちゃう。沼田地域近代化計画についても、これも61年に
2核1モールということで、あれも大阪の先進地に行って、商業者の皆さんがちょうど700
メートルの距離のところで、これぐらいがやりやすいということで、ああいう形で取り入れた
わけ。それはそれでいいんですよね。しかし、時代の変遷で非常に厳しい状況において、それ
でAコープを連れてきたことは非常にオーケー。そのときに、改造する上において1億円を補
助金よりも出資の方がいいという形で選んだわけですよね。だから、出資をしたということは
沼田市が責任を持たなくちゃならない。5万4,000人の市民が責任を持たなくちゃならな
い、何かあったとき。
 それで、同僚議員の質問については、今後も応援していきますよと。これはわかりますよ。
だから、応援の度合いがどうですかな。先ほどの市長の答弁にはふるさと館のことが出ていた
けれども、そういったことが中心でしょう。それならば、この都市開発の皆さん方とどれだけ、
どんなけんけんごうごうをやってきましたか。私が聞く範囲内にはそういうけんけんごうごう
は出てない。こういうことになっちゃって、ああ、しようがないよというんじゃない、努力し
ますよと。努力しただけじゃ済まされないんですよ。これが市民のために得になるような形に
結びついていかなけりゃならない。それならば、議会にも市民にもということになってくるわ
けですよ。余り聞いてないじゃないですか、議会の意見なんか。やはり耳を傾けて、このこと
については右がいいよ、左がいいよと。それで、行政としては真っすぐ行く方向を選びました
と。こういうことになればいいと思うんですよ。今までにない住民説明会とか、そういうのは
したけれども、聞きっ放しで、それじゃその判断はどこでどういうふうになってきましたか。
それと、副市長トップと区長会長トップで出てきた、いわゆる諮問ですよ。その文章を全文コ
ピーして、26万円かけて、それで全戸配布するなんて前代未聞ですよ。それは事が重大だか
らということだと思うんですよ。その話も総務部長から私のところへ電話が来ましたよ。その
ときも、例えば報酬審議会という諮問機関があるけれども、それに出てきたものを全戸配布な
いしこれを知らしめるためにやりますか。余りやりませんよ。どこもないですよ。そういう部
分、合併のときにもそう。職員に対する説明、これが186人か183人だかわかりませんけ
れども、これも説明したカウントにしているんですよ、自分の職員を。そんな考え方がどこに
ありますか。だから、グリーンベルは沼田市の生死にかかわっているんですよ。それが出資で
あろうが、補助金だろうが関係ないじゃないんです。出資であれば、今言ったような重荷を背
負わなくちゃならない。その点についてもう一度お願いいたします。
◇市長(星野已喜雄君) そういった大切なことですから2月のときに全戸配布して皆さん方
に見聞をしていただきたかったということの経過でございます。
 なお、先ほど来申し上げておりますように、平成14年の12月議会に皆さん方にご提案い
たしまして、そしてご議決をいただいた形の中で今日まで至っているわけでございます。した
がいまして、当然この1億2,000万円たるところの出資の関係等については、出資責任と
いうものは私どものところについて回ってくるということになろうかと思っております。した
がいまして、今後も当都市開発の方々と、先ほど申し上げましたように、連携しながら対応を
図っていきたいと考えております。
◇21番(橋襄典君) 大体予測する答弁なんですね。一つ気になるのが「私どものところ
に責任」と。そうじゃない、市民のところに責任が来るんですよ、市民の代理者として市長は
行政運営しているわけですから。時間がもったいないので、一応市が責任を持つんだと。何か
あれば、転べば痛いよといったら、市民が痛いよという反応が出てくるわけですから。
 そこで、一番心配なのは、こういう結果が出て、同僚議員の質問にもありましたけれども、
予測する、三井はどうなんだろうと。今期の決算においても1,000億円の赤字が予想され
るということですから、大変な状況にあるわけですよね。民間は利益追求型ですから、その辺
を考えてみたときに、非常に厳しい結果が出ているのかというのが心配されるところなんです
が、市長が今予測される分としてどんなことがあるか、もし考えがあったら教えてください。
◇市長(星野已喜雄君) 既に同様の質問が出ておったと思っておりますが、その際にもご答
弁申し上げましたとおり、一応あれだけの大きな資産でございます。したがいまして、よしん
ばこれを三井の立場でもって、今、一朝有事に何をどうという形にはなかなか進んでいくこと
にならないという受けとめ方をしております。したがいまして、私どもが先般いろいろと経過
を眺めてみると、この状態の中でまずは落ちついていくのではないかと受けとめております。
◇21番(橋襄典君) 表向きはそうかもしれません。副市長が行き合ってきた経過等含め
た中で、しかしながら内面はどろどろした非常に厳しいものがあるということで、その辺をよ
く精査していただきたいと思っております。
 この際ですから申し上げておきますけれども、一昨年の10月6日の全員協議会で市が示し
たのが4項目、これをクリアすればという、これには甘さがあったわけですよ。まさかこれを
クリアしてくるとは思わなかったという予測があると思うので、一般常識として、こういう条
件を提示すれば、それをクリアしてくれば、それじゃ受け取る方向で考えるというのが常識論
ですよ。これだけは申し上げておきます。
 それから、過日の22日の保健福祉センターでの説明会ですか、これについてのすごいいろ
んな意見が、賛成、反対がありました。やはりそのときに大事なのは、今までふれあい広場に
ついても99%私は参加して、それで市民の声を聞いてきました。そのときに、聞いたら、こ
のことにすぐは即答できないけれども、次回のときにこういう考え方ですよということを行政
は説明する必要性があるんですよ。そうじゃないというと、市民の声を聞く、市民の声を聞く
と言っていても、何ら、自分たちでどんどん進めちゃう。今回の21年度の予算についてもそ
うですよ。盛んに三度だか四度、「この議会で議決していただければ」という、どんどん進ん
でいるじゃないですか。カーボンオフセットだって我々ほかの議員は直接には聞いてはいませ
んよ。だから、そういうことはこうこうこういう環境的な部分として、また沼田市として環境
として売っていくんだから、こういう形で市民の得になるような形でやっていきますよという
ことをしていかなければならないんです。このふれあい広場で何度しようが、そこに問題点が
ある。だから、その殻を破っていかないと次の一歩が出ないんですよ。
 グリーンベルについては大体こんなところだと思います。市が決断したことによって次の展
開が出てくるまで、またさらにそういった部分も研究していかなけりゃならないと思っており
ますので、この程度にしておきます。
 次の持続可能な行財政改革やまちづくりについて、そこで「簡素で効率的」と、いつも出て
くるんですよ。きのうの同僚議員の質問にも出ました。「簡素で効率的」「血流が隅々まで行
き渡る行政組織をつくる」、どういうことなんですか。非常に言葉はいい言葉ですよ。その中
において行革の問題も出ました。行政改革大綱の中身はどういうことですか。職員の70人を
削減するということ、これだけが具体論ですよ。あとは抽象論ですよ。見直しにしても、こん
なもん同じだと私は総務にいたときに担当課長に申し上げました。どういうふうに変わってい
く、市民がどういうことを求めているから、どういうふうに変えていくために、得するために
こういうふうにするというのがここにないんですよ。「簡素で効率的」、これはどこでも言っ
ていますよ。そういった行革の動きが見えない。「血流が隅々まで行き渡る」、こういうすご
いいい言葉ですよ。どういうふうに変えようとしているんですか。
 例えば、世界的というんですか、大前研一さんがこう言っているんですね。市長も聞いてい
ると思うんですけれども、薄根地区の新年会のときに申し上げました、合併で。「世界で1,
000万の所得を持っているのは1%」、それは何を言っているかわかると思うんです。
 今の財政状況を見たときに、どういうところを優先にして考えていかなくちゃならないか。
先ほどの同僚議員の少子化の問題についてもそうです。例えば、これを幾ら幾ら投資します、
そのかわり3年後か5年後にそれ以上の形として基礎的自治体が大きくなって、基盤が固くな
っていけば非常にいいじゃないですか。そこに政策的な飛び込みがないんですよ。抽象的なこ
とは今までもいいことを言ってきました。ならどうしたらいいか。今の「簡素で効率的」、ど
ういう具体的に求めているんですか。今の沼田の組織は、みんなつっかかっていますよ。脳血
栓です、あんなのは。そうじゃなくて、前から言っているボトムアップじゃなくてトップダウ
ンでやって、それで反応として職員から市民に動いていって、それで結果が出てくる形になっ
てくる。そのあれがなけりゃ何もならないんです。それがないんですよ。最後の環境問題につ
いてもそう。どういう形にしたらよくなるんですか、今の沼田のよさを生かしていくんですか。
この行革の問題、「簡素で効率的な」、それはどういうことを市長は描いて、どういうシナリ
オで、どういう結果をいつまでに出そうとしているんですか。ですから、あえて今回一番最後
に出した。どれだけの金を投資して、いつ結果を見て、それで市民は笑顔になるんですか。今
の標準財政規模160億から170億あるけれども、それ以上にことしも借金を含めてやって、
市民が笑顔をしていますか。「容易じゃない、容易じゃない、景気が悪い」と言っているわけ
でしょう。それじゃ沼田市の景気はどういうふうにしていくんですか。その辺についての改革
がどうであるかという、その辺いかがですか。
◇市長(星野已喜雄君) いろいろとご意見を賜りました。ご案内のとおり、基礎自治体の立
場からいたしますと、先々に向かって、170億円台の予算規模に向かって努力をしていかな
ければなりません。その経過の中で、当然事業等の精査、そして職員の削減を図っていくとい
うことになろうかと思います。ただ、加速度的にこれを展開したときに、ややもするといろい
ろなことが生じてまいります。したがいまして、議員からすればなかなか歯がゆいこともあろ
うかと思いますけれども、一応段取りを整えて今日まで進んできた経過がございますので、ご
理解を賜りたいと思います。
◇21番(橋襄典君) 具体的じゃないんですよね。
 先ほどの人口問題、市長は常々5万5,000だと言っているんですね。それをどこでとら
えるかということなんですよ。1月1日か3月31日か。これは1月31日で5万3,986、
先ほど市長が言ったことです。それを1年じゅう5万5,000、5万5,000と、これは
違うんですよ。だから、一番の底辺を確保する人口問題はどういうふうに政策としてやってい
くのか、いろんな問題がありますよ。人口問題研究所の中で出てきた、沖縄と東京だよと。違
うところはどんどん仕掛けていって、ふえているところだってあるんですよ。先ほど言った
「簡素で効率的な」ものは、こういう結果を沼田市としては求めながら行革を進めていきます
と、それでなけりゃ話にならないじゃないですか。
 一つだけ申し上げます。
 22日のときに商店街のある人が、1月2日だか3日に遊説車で市長が回るときに「市民の
皆さんの夢をください」と、これ順序が逆なんですよ。政治によって夢を与えなけりゃだめな
んです。そのためには、ふれあい広場だとか、いろんな機会をとらえて、それで住民の声と条
件をよく、沼田の条件を、統計的に見れば一番よくわかるんですよ。例えば1人当たり沼田の
所得は280万ぐらいですよ、たしか。県の平均は320万なんですよ。それじゃその差額を
近づけるために、ことしは3,000円上げようと。そうすると、業種的には商工農官がある
から、それに仕掛けて、それに近づけていくような形をとっていく、まず平均値にと。こうい
うことだと思うんです。それにしたってなかなかそこには行かないんだけれども、それに基づ
いたこういう行政運営を、組織をつくっていかなきゃならない。
 昨日の同僚議員の質問の中にもありました。課が二つ減りました。しかしながら課がまたふ
えました。これが簡素で効率的なんですか。それが明らかにこれからの質問に出てくると思う
んですけれども、こういうことをやることによってこういう利益が上がってきますと、これが
なけりゃだめです。それが不明確なんですよ、いつも。だから、一つの目的はこうですよ。そ
れじゃ市長、何だい、これは。こういうプラスがあるんです、だからこのプロセスをとって組
織も変えていく。大阪府はどうですか。1年で黒字になっちゃったというじゃないですか。こ
れはすごい問題いっぱいありますよ、それは、痛かったり、泣いたり、わめいたり。でも、そ
れをやる必要性というものがその中になけりゃだめなんですよ。
 だから、常々私が言っているように、政策がない、これだけ借金しても。なぜなんですか。
そういった部分がベースとなって、それで進んでいくわけでしょう。確かに市内の中に限界集
落のところもあるかもしれない。そんなことだけでいいんですか。じゃそれをどういうふうに
回避したらいいんですか。今まで優先順位というのは、言っているけれどもできない。だけれ
ども、限られた財源となったら、よくアカウンタビリティーという説明責任を果たして、そし
て選択をし、この優先順位をしていきますよと。こういうことでなけりゃだめなんです。
 そこで、一つ提案させてもらいます。
 事業別予・決算というのは、ここにこういうのがあるんです。構想日本の行政の事業仕分け、
これを取り入れることによって1割から多ければ2割減になります。それは、民も出たり、学
識経験者も出たり、行政のあれも出たり、それで本当に沼田にとって必要な事業なんだろうか
と、こうやって選別していくんですよ。それで予・決算の進め方をすると、さらによくなって
きますよ。ただ、やはりカラーがありますから、それを打破するというのは非常に難しいんで
すよ、固定的な部分があるから。それを打破するのはだれですか。市長自身ですよ。リーダー
シップをとってこういう結果が、それはなれれば苦にならないんですよ。これは全国で17自
治体がやっていますよ。その成果が出ています。ですから、そういった着目。
 それじゃ歳入歳出をどういう形で努力しましたか。変わらないんじゃないですか。適正化計
画の中にもあります。第五次総合計画、第四次総合計画、その四次から五次に行くときにぽん
と切られているのがいっぱいある。それは予算化ならないですよ。そして、7カ年の借金の進
め方、抜けているところはあるんですよ。今、非常に問題になっている沼須の土地、あれが今
度はことし花畑になる、あれだけの金をかけて。この庁舎だってそうですよ。地震対策で52
0万もかけて、1年間放っといて、「金がないからできません」と。もしこれでぐらぐらと来
たらみんな死んじまいますよ。その優先順位。先ほどの同僚議員の学校施設の問題だって、こ
れは法律で決めたからどんどん進む。だから法律に準じるんじゃないんですか、この庁舎とい
うのは。去年は、柏崎から銚子に向けて火山断層がある。いつどうやって、予測できない時代。
そんなんでいいんですか。じゃ何のために目的を持って耐震診断したんですか。0.7のとこ
ろが0.21ですよ。ぐらっと来ればおしまいですよ、こんな。だからその辺の問題も含めて
精査をして、優先順位を決めて、それに基づいた行革をしていかなくちゃならない。こんな2
課ふえて、2課減っただの。私は非常に問題ありだと思います。含めていかがでしょうか。
◇市長(星野已喜雄君) 多くのご提言をいただいておりますので、ご提言の趣旨につきまし
てはしっかりと受けとめ、また検討を加えてまいりたいと思っております。
 今回の交流関係の課の問題につきましては、昨日も答弁をさせていただいたとおり、今まで
進めてきた事業の流れの中で、3合目ぐらいまで来ているなというようなことの中で、平成2
1年度は南の方もさることながら、東西に向かってもいろいろと発信していくということを踏
まえた形の中で今回こういった措置をとらせていただきました。
 新年度に向かって、特に職員は採用することなく現行体制、つまりそこのところは当然職員
の削減は進んでいるわけでございます。そういった中で、できるだけ効率よい組織をつくって
いかなければいけないと思っておるわけでございますけれども、この関係につきましては今後
いろいろと地域活性化のために、地域振興の推進のためにこういった手だてをとらせていただ
いてきたという経過がございます。
◇21番(橋襄典君) これは上毛新聞の1月に出たんですが、この中にも公債費の適正化
を図りながら実質公債費の云々とか、職員の給与の削減とか、それよりも組織のスリム化、経
費削減の事務内容の見直しも徹底的にやると。これは去年もそうなんです。同じことが書いて
ある。上毛新聞の資料も、上毛新聞の記者の方がこれだけ書いてくれた。今までは半分ぐらい
こういうふうに首長やっていましたよ、今までの経過を見てみると。少ないの、語ることが。
それから「広報ぬまた」の21年から、これもそうなんです。同じことが書いてあります。き
のうも出ていた4本柱、総合計画はバイブルですよと、これは市長が言っていますね。それに
基づいて行政運営がされていかなけりゃならないんですよ。されてないんですよ。毎年違う。
これが2008年です。細かいことを言うと時間がないから言えません。それから、市長がこ
とし15分間の群テレで話したこと、これもテープ起こしさせてもらいましたよ。この中にお
いても非常に言っていることとやっていることが違う。具体性がない。一番最後、さっきも市
長は答弁してくれましたけれども、今年度は予算は単年度としてやるけれども、いつこういう
結果が出る。だから、その目的を明らかにして、2年かかりますよ、3年かかりますよと、で
もこれだけ1億円投資すれば、1億5,000万、2億以上の結果が出てきますよと。昨日の
同僚議員の質問と同じですよ。そういう行政においても経営感覚、経営能力を持ってなきゃな
らない。だから私は、株式会社沼田として、市民が血税を投資する、投資をしたら配当という
行政サービスがなけりゃだめなんですよ。そこで費用対効果はいかがですかということなんで
す。何回も言っていますよ。そういう部分が見えないんですよ、なかなか。そうでないと、よ
く仲間で言われるようですけれども、太田の市長さんじゃないけれども、1円たりともむだに
しない。それならば、今回のこういう計画の中において、歳入努力をどういうふうにしました
か、歳出抑制についてどういう説明責任を果たしながらしましたか、これから審議になるかも
しれないですけれども。そういう部分が抽象論、構想論だけで言っちゃっているんですよ。そ
の点についていかがですか。
◇市長(星野已喜雄君) 歳入の関係については、いろいろとこれから市民の方々あるいはま
た対外的に対応する封筒等にしかるべき民間企業の方々の広告等もいただいたりして歳入の努
力をさせていただいたり、また一方におきましては抑制の関係につきましては、昨年に引き続
き私ども含めて特別職、そしてご案内のとおり職員の方々に5%の削減を引き続きお願いする
という形で、今回も歳出抑制には昨年に引き続き人件費等に対して対応を図ってきたところで
ございます。
◇21番(橋襄典君) 市長が今そう答えたから、昨日の同僚議員の答えの中で言わせてい
ただきます。報酬なんか切るのが嫌だったらやめればいいんですよ。一番最低限に頑張ってい
る、だったら今までどおりの報酬で、それ以上に頑張ればいいんですよ。何でそんな言葉が出
てくるんですか。リーダーシップは、愚痴なんか言わないですよ、苦しいけれども。市長は孤
独なんですよ。しかしながら、そこを頑張って、そして住民にこたえていくべきでしょう。一
番少ないなんて、そんな話がどこにありますか。今の報酬でそれ以上に稼ぎ上げるという形を
市民サービスとしてやっていかなけりゃ話にならないじゃないですか。
 そこで、もう一つ申し上げます。
 これは大分県の大山町なんです。これは昔、大分県の平松知事ですか、一村一品運動という
のが起こりました。そのときに、大山町がやはりこういうことで言っているんですね。「梅、
栗を植えてハワイに行こう」と。そのころ、高校生のころだったんですかね、それを聞いて、
すごいなと。それが底辺で3,800人ぐらいの人口で年商18億、農産物直売所ですよね、
わかりやすく言えば。それが全国から視察に行きますよ。イタリアンレストラン、海の向こう
からも視察に来ています。それはどういうことかというと、これは私がちょっとつくったんで
すけれども、この中に一番肝心なこと、先ほど触れた部分なんですが、当時、「これから先の
時代、コスト計算ができれば農業は必ずもうかる」と。先ほども申し上げていますように、行
政コスト、市民から預かった税金で事業を運営するのに幾らかかりましたと、それが果たして
効果はどうだったんだろうか、そのコストが出なければ次の段階へ行けませんよ。だから、コ
スト感覚というのを持っていかないと、これからの時代は特にだめなんです。
 私は、1月7日に仲間に誘われて、市長もご承知のように、倫理法人会という、講演会があ
るからということで朝6時に行って、市長の話を45分間、財政の話でもするのかと思ったら
財政の話はザの字もなくて、環境の話が出ました。「日本から世界に先駆けて」と、すばらし
いなと。講演だけならいいんですよ。執行者という首長はそれだけじゃいけないんですね。先
ほど一番最後に話しましたように、その延長線に、環境がよけりゃそれを売って、昨日の同僚
議員じゃないけれども、ここへ来たらその趣旨に沿った1,000円を投資しますよと、こう
いう特徴を出していかなくちゃならない。
 そこで、これなんですよ。これは10年前に私が行政に言っています。これはグリーンコン
シューマーということなんですね。これをやることによって、社会体系から今のリサイクルか
ら、いっぱいいろんな形で変わってきます。これを基本に政策をやってみてください。当時の
部長は20冊ぐらい本を買いましたよ。定年退職でやめていきましたけれども、担当者にこれ
を1部差し上げました。もうないんですよ、この本が。この10項目、時間がないから申し上
げませんけれども、マイバッグもそうですよ。今回のマイバッグについても、私も女房と2人
で、自分のPRをするわけじゃないですけれども、2枚出させていただきました。どこへ行っ
ても紙はもらわない。袋を持っていって買ってくるということです。
 こういったことを具体的に考えていただくのか。市長はあちこちでいいことを言うんですよ。
だから、委員会で本当に担当の課長が気の毒なんですけれども、部長はよく知っているように、
部長会議に出していると思うんですけれども。こういうことに基づいて政策としてこれをしろ
よと、こういう指示をしているのかと。返事がなかったからやってないと思うんですね。それ
がこういうふうに今の環境といやし、こういった部分が非常に先駆けた沼田市としてなってい
くんじゃないか。利根町で、私はうちでちょっとやっているんですけれども、クリスマスロー
ズの里、これは非常におもしろい結果が出ますよ、やれればね。行政が仕掛けて、住民がそこ
に参画する、それで多くの方々が足を運ぶ、結果としてそこにはお金が落ちてくる、それで口
コミで「沼田はいいぞ」となってくるんですね。よく常々言っている、川に行っても魚がいな
い、なぜなんだろうと、これも大人も子供もなぜなぜ言葉なんですよ。そういう一つの基本か
ら、どうしたらいいんだろうという、これは民間的手法ですよ。そういうことが血税を扱う中
においては経営という感覚をその中に持ち込まないというと結果として出てこないんですよ。
 最後に、これは日経で出ているんですけれども、土地開発公社、これは沼田だって塩漬けに
なっているのが5年、10年が多くなってきていますよ。この金額も1億7,000万ぐらい
あったはずですよ。それも買い戻さなくちゃならない。それはなぜ使うかというと、議会の議
決が要らなくてもすっとできるんですよ、これは。今度の沼須の土地の取得についても恐らく
そこへ行くのかなと思ったんですけれども、いずれにしろ、そういうことを今の自分の体、沼
田市の財政的な部分から含めた中で、どうあるかということを検証して、そして市民にとって
の優先順位を決めて、それで議会に諮ってそれを進めていく。先ほどのグリーンベル21も議
会で議決されましたと。そんなことを言ったって、十分承知していますよ、それが目的どおり
行くかどうかということのチェックをするのが議会なんですから。ぜひそういった部分、少子
化についてもそう。すべてのことについてもそう。結果がよくなる。どういうことを目的とし
て、どういう結果を求めて、どういうシナリオで、それで住民参画。
 最後に、池田のふれあい広場で市長はこういうことを言った。全くそのとおり。財政が厳し
くなって足りなくなっちゃったから、アウトソーシング、民間委託ですね、民間委託と協働。
どこどこが足りないから、20足りないから、それじゃ協働でこれ、民間委託はこれ、こうい
うことを明らかにして、それでリーダーシップをとっていくことですよ。言っていることはそ
のとおりなんです。ですから、その辺を承知して、厳しい新しい21年をリーダーシップをと
っていっていただきたい。そのことについて最後にお伺いいたします。
◇市長(星野已喜雄君) まず冒頭、いろいろと人件費のことで、歯を食いしばって頑張らな
ければだめなので、要するにそんなことを言うべきじゃないというお話でございましたが、そ
れは全くそのとおりだと思いますけれども、ここ一番、一体全体どういう形で歳出削減を図っ
てきたのかということの場合に申し上げたわけでございますし、現実に私がよそに行ってそう
いうことでもって愚痴を言った覚えはございませんし、今でもそういった意味ではしっかりと
した形の中で対応しているつもりでございます。
 なお、この関係につきましては、特別職あるいは職員の名誉の関係にもなりますので、はっ
きりと申し上げておきたいと思います。
 なお、総体的なご意見があったわけでございますけれども、それぞれのご意見を体しながら
今後の対応に処してまいるつもりでございますけれども、前にも申し上げたとおり、民間の活
力を軸にして、そして公がそれを側面的に支援していくというスタンスが大事な一つの要素だ
と思っております。きょう幾つかいただいたいろいろなご意見を体して、平成21年度の市政
運営に処してまいりたいと思っておりますので、よろしくご理解のほどお願い申し上げたいと
思います。
◇議長(金井康夫君) 以上で一般質問を終了いたします。
       ――――――――――――――◇――――――――――――――
    第2 議案第 7号 沼田市ふるさと水と土保全対策基金条例を廃止する条例につい
てから
       議案第23号 平成20年度沼田市水道事業会計補正予算(第2号)まで
                      以上17件一括上程
◇議長(金井康夫君) 日程第2、議案第7号 沼田市ふるさと水と土保全対策基金条例を廃
止する条例についてから日程第18、議案第23号 平成20年度沼田市水道事業会計補正予
算(第2号)までの以上17件を一括議題といたします。
 これより質疑に入ります。
 なお、質疑は1件ごとに願います。
 まず、議案第7号 沼田市ふるさと水と土保全対策基金条例を廃止する条例について願いま
す。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(金井康夫君) 次に、議案第8号 沼田市個人情報保護条例の一部を改正する条例に
ついて願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(金井康夫君) 次に、議案第9号 沼田市職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一
部を改正する条例について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(金井康夫君) 次に、議案第10号 沼田市職員の給与に関する条例の一部を改正す
る条例について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(金井康夫君) 次に、議案第11号 沼田市特別会計条例の一部を改正する条例につ
いて願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(金井康夫君) 次に、議案第12号 沼田市企業立地の促進等による地域における産
業集積の形成及び活性化に関する法律第10条第1項の規定に基づく準則を定める条例の一部
を改正する条例について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(金井康夫君) 次に、議案第13号 沼田市保育児童委託条例の一部を改正する条例
について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(金井康夫君) 次に、議案第14号 沼田市都市公園条例の一部を改正する条例につ
いて願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(金井康夫君) 次に、議案第15号 平成20年度沼田市一般会計補正予算(第5号)
について願います。
 なお、議案第15号については、歳出より各款ごとに願います。
 まず、第1款 議会費について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(金井康夫君) 次に、第2款 総務費について願います。20番。
◇20番(大東宣之君) 9目企画費の中で、地域協議会運営事業、白沢町振興局27万円の
減額となっております。当初予算から見れば大体ほぼ全額に近い減額になっているのではない
かと思います。どうしてこういう減額になったのか。また、1年間通じてこの地域協議会の運
営については従前どおり行われていたのかどうかお聞かせいただきたいと思います。
◇議長(金井康夫君) 白沢町振興局次長。
◇白沢町振興局次長(小林 守君) ただいまの大東議員の質疑にお答えいたします。
 地域協議会の大体全額というほど使っていないわけですけれども、その内訳としましては、
当初予算においては研修費で1泊の予算をいただいて計上したわけでございます。それを地域
協議会の皆様と打ち合わせして、研修は東京方面に日帰りということで、新宿区、板橋区へ行
ってきましたので、高速代等のわずかな経費で済んだということで減額になったわけでござい
ます。研修費の減額が主なものでございます。
◇20番(大東宣之君) 大幅な研修費の減額が今回の減額の理由ということですが、結果と
して1年間通じて地域協議会の活動、運営については何ら支障がなかったのかどうかお聞かせ
いただきたいと思います。また、新年度、平成21年度の予算の中では地域協議会の運営事業
費が計上されていないわけですが、新年度に向けても従前どおりの活動を行っていくというこ
とで理解してよろしいのかどうかお聞かせいただければと思います。
◇白沢町振興局次長(小林 守君) 大東議員の再質疑にお答えいたします。
 事業においては従前どおり実施をしております。地域協議会4回、研修会1回ということで
実施いたしました。また、21年度においても地域協議会を従前どおり実施する予定です。研
修会はまた委員の皆様と打ち合わせしながら実施していきたいと考えております。以上です。
◇議長(金井康夫君) ほかに。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(金井康夫君) 次に、第3款 民生費について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(金井康夫君) 次に、第4款 衛生費について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(金井康夫君) 次に、第5款 労働費について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(金井康夫君) 次に、第6款 農林水産業費について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(金井康夫君) 次に、第7款 商工費について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(金井康夫君) 次に、第8款 土木費について願います。20番。
◇20番(大東宣之君) 6目都市整備費の中の夢商人育成事業委託料が減額になっておりま
すが、この事業の内容と、どういった効果があったのかお聞かせいただければと思います。
◇議長(金井康夫君) 街なか対策部長。
◇街なか対策部長(松井完一郎君) お答えしたいと思います。
 夢商人育成事業委託料、これは中心市街地での起業を目指す人の育成と商店街の活性化を目
的として、みずから創作した作品を展示販売したい人、商業を目指している人、商業について
勉強したい学生等を対象に、専門家の中小企業診断士から商売のノウハウを習い、実験店舗に
より実践をする事業でございます。これは商工会議所へ委託をいたしました。参加者が9名、
座学が2日間、実践が5日間という内容でございます。精算によりまして、執行残を減額とい
う内容でございます。
 成果でございますけれども、専門家のご指導により商売のノウハウを学び、売ることの難し
いながらも楽しさは習得できたと理解としております。以上です。
◇20番(大東宣之君) こうした新しい試み、取り組みを行ったわけですから、やはり一定
の成果があったと評価をしておられるようですから、これからに向けて中心市街地の活性化の
一助としてこの事業が新年度以降も役立っていくのか、また継続されていくのかお聞かせいた
だければと思います。
◇街なか対策部長(松井完一郎君) 今回、参加者が9名ということで非常に少ない人数でご
ざいました。当初予定していたのが30名ぐらい参加をいただければということを想定してお
りました。今後は別な取り組みを検討するということで、21年度につきましては予定をして
おりません。以上でございます。
◇議長(金井康夫君) ほかに。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(金井康夫君) 次に、第9款 消防費について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(金井康夫君) 次に、第10款 教育費について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(金井康夫君) 次に、第11款 災害復旧費について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(金井康夫君) 次に、第12款 公債費について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(金井康夫君) 次に、歳入について願います。
 まず、第1款 市税について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(金井康夫君) 次に、第10款 地方交付税について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(金井康夫君) 次に、第12款 分担金及び負担金について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(金井康夫君) 次に、第13款 使用料及び手数料について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(金井康夫君) 次に、第14款 国庫支出金について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(金井康夫君) 次に、第15款 県支出金について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(金井康夫君) 次に、第16款 財産収入について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(金井康夫君) 次に、第17款 寄附金について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(金井康夫君) 次に、第18款 繰入金について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(金井康夫君) 次に、第20款 諸収入について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(金井康夫君) 次に、第21款 市債について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(金井康夫君) 次に、第2条 債務負担行為の補正について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(金井康夫君) 次に、第3条 地方債の補正について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(金井康夫君) 次に、議案第16号 平成20年度沼田市国民健康保険特別会計補正
予算(第3号)について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(金井康夫君) 次に、議案第17号 平成20年度沼田市後期高齢者医療特別会計補
正予算(第3号)について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(金井康夫君) 次に、議案第18号 平成20年度沼田市介護保険特別会計補正予算
(第3号)について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(金井康夫君) 次に、議案第19号 平成20年度沼田市簡易水道事業特別会計補正
予算(第3号)について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(金井康夫君) 次に、議案第20号 平成20年度沼田市下水道事業特別会計補正予
算(第3号)について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(金井康夫君) 次に、議案第21号 平成20年度沼田市農業集落排水事業特別会計
補正予算(第3号)について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(金井康夫君) 次に、議案第22号 平成20年度沼田市温泉事業特別会計補正予算
(第2号)について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(金井康夫君) 次に、議案第23号 平成20年度沼田市水道事業会計補正予算(第
2号)について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(金井康夫君) 質疑を終結いたします。
 お諮りいたします。
 ただいま議題となっております議案第7号から議案第23号までの以上17件については、
会議規則第36条第3項の規定により委員会の付託を省略いたしたいと思います。
 これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(金井康夫君) ご異議なしと認めます。よって、議案第7号から議案第23号までの
以上17件については、委員会の付託を省略することに決しました。
 これより討論に入ります。
 なお、討論は一括して願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(金井康夫君) 討論を終結いたします。
 これより、議案第7号 沼田市ふるさと水と土保全対策基金条例を廃止する条例についてを
採決いたします。
 本案は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(金井康夫君) ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第8号 沼田市個人情報保護条例の一部を改正する条例についてを採決いたしま
す。
 本案は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(金井康夫君) ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第9号 沼田市職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部を改正する条例につ
いてを採決いたします。
 本案は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(金井康夫君) ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第10号 沼田市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例についてを採決
いたします。
 本案は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(金井康夫君) ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第11号 沼田市特別会計条例の一部を改正する条例についてを採決いたします。
 本案は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(金井康夫君) ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第12号 沼田市企業立地の促進等による地域における産業集積の形成及び活性
化に関する法律第10条第1項の規定に基づく準則を定める条例の一部を改正する条例につい
てを採決いたします。
 本案は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(金井康夫君) ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第13号 沼田市保育児童委託条例の一部を改正する条例についてを採決いたし
ます。
 本案は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(金井康夫君) ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第14号 沼田市都市公園条例の一部を改正する条例についてを採決いたします。
 本案は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(金井康夫君) ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第15号 平成20年度沼田市一般会計補正予算(第5号)を採決いたします。
 本案は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(金井康夫君) ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第16号 平成20年度沼田市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)を採決
いたします。
 本案は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(金井康夫君) ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第17号 平成20年度沼田市後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号)を採
決いたします。
 本案は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(金井康夫君) ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第18号 平成20年度沼田市介護保険特別会計補正予算(第3号)を採決いた
します。
 本案は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(金井康夫君) ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第19号 平成20年度沼田市簡易水道事業特別会計補正予算(第3号)を採決
いたします。
 本案は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(金井康夫君) ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第20号 平成20年度沼田市下水道事業特別会計補正予算(第3号)を採決い
たします。
 本案は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(金井康夫君) ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第21号 平成20年度沼田市農業集落排水事業特別会計補正予算(第3号)を
採決いたします。
 本案は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(金井康夫君) ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第22号 平成20年度沼田市温泉事業特別会計補正予算(第2号)を採決いた
します。
 本案は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(金井康夫君) ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第23号 平成20年度沼田市水道事業会計補正予算(第2号)を採決いたしま
す。
 本案は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(金井康夫君) ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
       ――――――――――――――◇――――――――――――――
    第3 散  会
◇議長(金井康夫君) お諮りいたします。
 明11日から13日、16日から19日及び23日は、委員会審査等のため休会いたしたい
と思います。
 これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(金井康夫君) ご異議なしと認めます。よって、明11日から13日、16日から1
9日及び23日は、委員会審査等のため休会することに決しました。
 以上で本日の日程はすべて終了いたしました。
 本日はこれにて散会いたします。
 次の会議は24日午前10時に開きますからご参集願います。
 本日は大変ご苦労さまでございました。
    午後1時57分散会
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