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 沼田市沼田市議会沼田市議会会議録>平成21年第1回定例会会議録 議事日程第5号

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沼田市議会平成21年第1回定例会会議録
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議事日程 第5号
平成21年 3月24日(火曜日)午前10時開議
第 1 議案第24号 沼田市長期優良住宅の普及の促進に関する法律関係手数料条例の制定
           について
第 2 議案第25号 沼田市地区計画等の案の作成手続に関する条例の制定について
第 3 議案第26号 沼田市教育研究所設置条例の制定について
第 4 議案第27号 沼田市特別職の職員で常勤のものの給与に関する条例の一部を改正す
           る条例について
第 5 議案第28号 沼田市教育委員会教育長の給与その他の勤務条件に関する条例の一部
           を改正する条例について
第 6 議案第29号 沼田市福祉医療費支給に関する条例の一部を改正する条例について
第 7 議案第30号 沼田市介護保険条例の一部を改正する条例について
第 8 議案第31号 沼田市温泉事業基金条例の一部を改正する条例について
第 9 議案第32号 沼田市建築基準法関係手数料条例の一部を改正する条例について
第10 議案第33号 指定管理者の指定について
第11 議案第34号 平成21年度沼田市一般会計予算
第12 議案第35号 平成21年度沼田市国民健康保険特別会計予算
第13 議案第36号 平成21年度沼田市老人保健特別会計予算
第14 議案第37号 平成21年度沼田市後期高齢者医療特別会計予算
第15 議案第38号 平成21年度沼田市介護保険特別会計予算
第16 議案第39号 平成21年度沼田市簡易水道事業特別会計予算
第17 議案第40号 平成21年度沼田市下水道事業特別会計予算
第18 議案第41号 平成21年度沼田市農業集落排水事業特別会計予算
第19 議案第42号 平成21年度沼田市水道事業会計予算
第20 議案第43号 沼田市介護従事者処遇改善基金条例の制定について
第21 議案第44号 平成20年度沼田市一般会計補正予算(第6号)
第22 議案第45号 平成20年度沼田市介護保険特別会計補正予算(第4号)
第23 議案第46号 平成20年度沼田市下水道事業特別会計補正予算(第4号)
第24 議案第47号 沼田市固定資産評価審査委員会の委員選任の同意について
第25 議案第48号 専決処分事項の指定について
第26 議案第49号 沼田市議会議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正
           する条例について
第27 閉会中の継続調査申出について
第28 字句等の整理委任について
       ―――――――――――――――――――――――――――――
本日の会議に付した事件
第 1 議案第24号 沼田市長期優良住宅の普及の促進に関する法律関係手数料条例の制定
           について
    議案第25号 沼田市地区計画等の案の作成手続に関する条例の制定について
    議案第26号 沼田市教育研究所設置条例の制定について
    議案第27号 沼田市特別職の職員で常勤のものの給与に関する条例の一部を改正す
           る条例について
    議案第28号 沼田市教育委員会教育長の給与その他の勤務条件に関する条例の一部
           を改正する条例について
    議案第29号 沼田市福祉医療費支給に関する条例の一部を改正する条例について
    議案第30号 沼田市介護保険条例の一部を改正する条例について
    議案第31号 沼田市温泉事業基金条例の一部を改正する条例について
    議案第32号 沼田市建築基準法関係手数料条例の一部を改正する条例について
    議案第33号 指定管理者の指定について
    議案第34号 平成21年度沼田市一般会計予算
    議案第35号 平成21年度沼田市国民健康保険特別会計予算
    議案第36号 平成21年度沼田市老人保健特別会計予算
    議案第37号 平成21年度沼田市後期高齢者医療特別会計予算
    議案第38号 平成21年度沼田市介護保険特別会計予算
    議案第39号 平成21年度沼田市簡易水道事業特別会計予算
    議案第40号 平成21年度沼田市下水道事業特別会計予算
    議案第41号 平成21年度沼田市農業集落排水事業特別会計予算
    議案第42号 平成21年度沼田市水道事業会計予算
               以上19件一括上程
第 2 議案第43号 沼田市介護従事者処遇改善基金条例の制定について
    議案第44号 平成20年度沼田市一般会計補正予算(第6号)
    議案第45号 平成20年度沼田市介護保険特別会計補正予算(第4号)
    議案第46号 平成20年度沼田市下水道事業特別会計補正予算(第4号)
               以上4件一括上程
第 3 議案第47号 沼田市固定資産評価審査委員会の委員選任の同意について
第 4 議案第48号 専決処分事項の指定について
第 5 議案第49号 沼田市議会議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正
           する条例について
第 6 閉会中の継続調査申出について
第 7 字句等の整理委任について
第 8 市長閉会あいさつ
第 9 閉  会
       ―――――――――――――――――――――――――――――
出席議員(26人)
       1番  真下 恭嗣君      2番  田村喜久子君
       3番  坂庭 直治君      4番  石井 紘一君
       5番  鈴木 圭子君      6番  金子 一弥君
       7番  小野 要二君      8番  井上 正文君
       9番  高柳 勝巳君     10番  布施辰二郎君
      11番  片野 彦一君     12番  宇敷 和也君
      13番  相田 昌夫君     14番  久保 健二君
      15番  星野  稔君     16番  大島 崇行君
      17番  山ア 義朗君     18番  大竹 政雄君
      19番  井之川博幸君     20番  大東 宣之君
      21番  橋 襄典君     22番  石田 宇平君
      23番  星川嘉一郎君     24番  牧野 保好君
      25番  星野佐善太君     27番  金井 康夫君
欠席議員(1人)
      26番  井田 孝一君
       ―――――――――――――――――――――――――――――
説明のため出席した者
   市  長              星野已喜雄君    副 市 長     林  義夫君
   白沢町振興局長        根岸 恒雄君    利根町振興局長  郷原 重雄君
   総務部長              大嶋 政美君    民生部長     田村 澄夫君
   経済部長              小池 一夫君    建設部長     小池 大介君
   街なか対策部長        松井完一郎君    白沢町振興局次長 小林  守君
   利根町振興局次長      繻エ 勇二君    総務課長     栃原 豊彦君
   会計管理者兼会計局長 村沢 博行君    教 育 長     津久井 勲君
   教育部長              町田 哲男君    庶務課長     水田  修君
   監査委員事務局長      須藤 一夫君

       ―――――――――――――――――――――――――――――
議会事務局出席者
   事務局長 小林有一郎   次長兼庶務係長 繻エ 正美
   議事係長 茂木 敏昭   副 主 幹 地野 裕一
       ――――――――――――――◇――――――――――――――
    午前10時開議
◇議長(金井康夫君) これより本日の会議を開きます。
       ――――――――――――――◇――――――――――――――
    第1 議案第24号 沼田市長期優良住宅の普及の促進に関する法律関係手数料条例
の制定についてから
       議案第42号 平成21年度沼田市水道事業会計予算まで
                      以上19件一括上程
◇議長(金井康夫君) 日程第1、議案第24号 沼田市長期優良住宅の普及の促進に関する
法律関係手数料条例の制定についてから日程第19、議案第42号 平成21年度沼田市水道
事業会計予算までの以上19件を一括議題といたします。
 以上、19件に関し、予算審査特別委員長の報告を求めます。委員長 星野 稔議員。
〔予算審査特別委員長 星野 稔君登壇〕
◇15番(星野 稔君) 去る3月2日の本会議において予算審査特別委員会に付託されまし
た議案第24号 沼田市長期優良住宅の普及の促進に関する法律関係手数料条例の制定につい
て外9件の条例等及び議案第34号 平成21年度沼田市一般会計予算外8件の予算について、
審査の経過と結果をご報告申し上げます。
 本特別委員会は、3月11日から延べ4日間にわたり、施政方針及び提案理由の説明等に基
づいて質疑を中心に慎重な審査を行い、3月17日、採決の結果、議案第24号 沼田市長期
優良住宅の普及の促進に関する法律関係手数料条例の制定についてから議案第29号 沼田市
福祉医療費支給に関する条例の一部を改正する条例についてまでの6件及び議案第31号 沼
田市温泉事業基金条例の一部を改正する条例についてから議案第33号 指定管理者の指定に
ついてまでの3件については全会一致により、議案第30号 沼田市介護保険条例の一部を改
正する条例について及び議案第34号 平成21年度沼田市一般会計予算から議案第42号 
平成21年度沼田市水道事業会計予算までの9件については賛成多数により、いずれも原案の
とおり可決すべきものと決しました。
 平成21年度予算の規模は、一般会計予算が197億7,526万1,000円で、前年度
比0.3%の減額計上であり、特別会計等を含めた総体では337億9,003万9,000
円であり、前年度比2.8%の減額計上であります。
 平成17年2月の合併から4年が経過し、本市は新市の一体感の醸成と地域づくりの推進を
図るとともに、将来像とする「水と緑の大地 田園空間都市」の構築に取り組んでいますが、
財政状況は三位一体改革による近年の地方交付税等の削減などにより、平成19年度決算にお
いて財政構造の弾力性を判断する基準である経常収支比率が107.0%に達するなど、極め
て厳しい行財政運営を迫られています。
 このような状況下にあって、平成21年度予算は総体的にスリム化を図る中で、「安心と安
全に関する事業」「教育と子育てに関する事業」「環境と健康に関する事業」及び「地域振興
と交流に関する事業」の「4つの柱」を基軸として事業の体系化を図り、福祉を始めとする市
民生活の確保に重点を置いた予算であると認めるところでありますので、事業の執行に当たっ
てはより一層の創意工夫を行い、最小の経費で最大の効果を上げる努力を望むものであります。
 また、行財政改革についての庁内組織である沼田市行財政改革実施本部の取り組み項目検討
結果に基づき、消費的経費、義務的経費を含めた歳出全般について徹底した見直しを行い、経
常経費のさらなる抑制に努め、将来にわたって持続可能な財政運営を維持していくための予算
規模に近づける努力もうかがうことができます。
 しかし、本市の危機的な財政状況の健全化を図るためには、引き続き徹底した行財政改革に
取り組み、簡素で効率的な行政システムを構築していかなければなりませんが、市民との協働
による「創造性豊かで明るく元気なまちづくり」をさらに推進して行くためにも、行財政改革
についての市民に対する説明責任を果たし、市民の理解を得ることに、より一層の配意をされ
ることを望むものであります。
 審査の過程では、地域の特性を生かした都市間交流推進事業について、公共交通空白地域の
乗合タクシー試行運行事業について、環境への負荷が少ない住宅用太陽光発電普及事業につい
て、「樹の息吹 育ててつなぐ地球(ほし)の未来」をテーマに平成22年秋に開催される全
国育樹祭について、(仮称)沼田沼須産業団地に関する債務負担行為について、(仮称)利南
運動広場整備事業について、未来を担う子どもたちの学校教育振興事業について、地場産食材
の使用による安心安全な学校給食についてなどの質疑がありましたが、本特別委員会としては
厳しい財政状況下での予算編成の努力を認め、一般会計予算、各特別会計予算、水道事業会計
予算及び各条例等について、いずれも原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。
 なお、先ほど申し上げました質疑についてでありますが、各委員から地域活性化に向けた事
業に関する多くの質疑があり、地域活性化施策の積極的な展開への期待が極めて大きいことを
最後に申し添え、審査の経過と結果についての委員長報告といたします。
 以上であります。
◇議長(金井康夫君) 委員長の報告が終わりました。
 これより質疑に入ります。
 なお、質疑は委員長の報告に対して願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(金井康夫君) 質疑を終結いたします。
 これより討論に入ります。
 なお、討論は反対、賛成の順に願います。19番。
〔19番 井之川博幸君登壇〕
◇19番(井之川博幸君) 私は、ただいま上程されております10件の条例等及び9件の予
算のうち、議案第30号 沼田市介護保険条例の一部を改正する条例について、議案第34号
 平成21年度沼田市一般会計予算、議案第35号 平成21年度沼田市国民健康保険特別会
計予算、議案第36号 平成21年度沼田市老人保健特別会計予算、議案第37号 平成21
年度沼田市後期高齢者医療特別会計予算、議案第38号 平成21年度沼田市介護保険特別会
計予算、議案第39号 平成21年度沼田市簡易水道事業特別会計予算、議案第40号 平成
21年度沼田市下水道事業特別会計予算、議案第41号 平成21年度沼田市農業集落排水事
業特別会計予算、議案第42号 平成21年度沼田市水道事業会計予算の以上10件について、
委員長報告に反対の立場から討論を行います。
 初めに、議案第30号から見解を述べたいと思います。
 今回の一部改正は、3年ごとの見直しで介護保険料の基準額を4万1,700円から4万3,
000円に引き上げることが主な点であります。
 ご承知のように、高齢者の収入は年金が主なもので、その年金から介護保険料や後期高齢者
医療保険料などが天引きされるなどして、厳しい生活を余儀なくされている高齢者がたくさん
おります。わずかな引き上げでも即生活に響いてくるというのが現状ではないでしょうか。国
は、他会計からの繰り入れはするなと指導していますが、今回の介護報酬の引き上げに見合っ
た3年分の額の2分の1を特別に措置するなど、国みずからが介護保険会計の厳しさを認めて
います。もともと国は福祉事業の2分の1を負担していたものを介護保険制度導入とともにそ
の負担を4分の1に削減したことが、地方自治体の負担、そして住民負担にはね返ってきてい
ます。今回の介護報酬の引き上げ分を全額国が負担すれば、保険料を引き上げなくても間に合
うのであり、国に財源措置を要求するとともに、当面、市の一般会計から補てんをして、引き
上げは中止すべきであります。
 次に、一般会計については、厳しい財政の中で健全財政目指して努力していながら、地球温
暖化対策としての住宅用太陽光発電普及事業を新規に実施することや、環境基本計画等策定事
業に取り組むなど、時代と地域を意識した施策を展開するなどの努力は認めるものの、残念な
がら弱者の切り捨てや市民負担をふやすことなどが提案されております。
 財政関係では、昨年後半から世界的に急激な景気の後退が住民生活を直撃しており、日本政
府の08年度の第2次補正予算や09年度の地方交付税1兆円増額対策で、雇用を始め中小企
業対策など景気対策を進めています。これらの財源を活用して新年度でどれだけの事業を展開
して地域活性化に結びつけていけるか、予算審査の中では極めて対応が弱いというように受け
とめざるを得ませんでした。中には県に基金を設置し、市町村の事業化に合わせて補助を行う
などの財源も確保されており、雇用対策や地域活性化のための施策の事業化に一層取り組む必
要があるのではないでしょうか。
 財政健全化をするための行財政改革の一環として、市一般職員の給与カットの2年目になり
ます。どんな時代でもどのような状況でも労働者の賃金を削ることは最後の最後のとき以外や
るべきことではないと思います。また、市内防犯灯の補助金もカットされていますが、市民の
安全に関する基本的経費を幾ら財政が大変だといっても削減することは適切ではありません。
行財政改革は一律ではなく、事業の内容に応じて進めるべきです。
 交通弱者対策として、バス路線空白地域の解消を目的に試行されていた乗り合いタクシーの
奈良・秋塚、原・宇楚井線が新年度上半期をもって中止すると提案されています。これからの
少子高齢化時代に対応できるように市内の路線バスの見直しを行うことが必要で、1地域だけ
の路線を取りやめても解決にはなりません。市民の足を守り、効率的な公共交通のあり方を構
築するために、抜本的な対策が必要です。
 子育て支援については、保育関係で慢性的な定数オーバー、待機児童が発生しており、新年
度も保育園の入園待機児童が25人もいる状況です。保護者にとって安心して働けるよう、詰
め込み保育及び待機児童解消のための保育園増設など、抜本的な対策が求められております。
また、保育園保育料についても、第2子の半額軽減、第3子の無料化は同時に入園していなけ
ればならないという条件をなくし、先進自治体のように第2子、第3子であるということだけ
で軽減すべきであります。
 給食費の値上げも厳しい経済状況の中で子育てをしている家庭を直撃します。
 農政関係では、一部の担い手だけによる日本農業の縮小再編や、外国からは米を輸入して国
内の農家には減反を押しつけている国の農政に従っています。本市では、担い手の対象となる
農家は限られており、中小農家切り捨ての国の農政には反対し、独自の支援策を打ち出してい
く必要があります。また、米の需給と価格の安定は、減反による生産調整によって、生産者任
せという国の無責任農政は米作農業者をより困難な状況に追い込んでいきます。これでは食糧
自給率を引き上げる展望は全く見えないと言わざるを得ません。これらの国の方針はきっぱり
と批判し、市内農業者を守る立場に立つべきであります。
 沼須地域の土地改良による非農用地の買収に伴い、県企業局が実施した沼須産業団地につい
ては、取りつけ道路整備や排水施設整備に多額の負担をした上に、おおむね5年間で進出企業
がなければ本市が買い戻さなければならないというような契約をしていることは、今後また数
億円の負担をする可能性があり、そうならないような特別な努力が求められております。
 中心市街地土地区画整理事業については、事業開始から10年が経過しましたが、進捗率は
10%程度です。中心市街地衰退の根本原因は、大型店の郊外進出を後押ししてきた国の悪政
にあることは明白でありますが、関係住民の同意を得ないで強引に事業を始め、先行買収で空
き地だらけの現状をつくり出し、商店街を一層疲弊させている責任は市にあることも明白であ
ります。このまま続けていけば、沼田の特長ある本町通りもなくなり、商店街が再生するとは
思われません。歴史ある街並みを生かし、活性化に向けた事業を推進できるような計画変更が
必要ではないでしょうか。
 教育関係では、引き続き全国学力テストが実施されようとしています。全国的には知事など
が介入し、資料が公表されるところも出ており、結果的に子供たちを一層の競争に追い立て、
子供たちと学校の格差を拡大するという状況が生まれつつあります。このように、実施前から
指摘されていた問題が発生している全国学力テストの参加は取りやめるべきであります。
 公共料金への消費税の転嫁については、消費税は逆進性が強く、低所得者ほど重い負担とな
るものであり、公共料金への転嫁は直ちに中止すべきであります。一般会計はもちろん、簡易
水道事業特別会計、下水道事業特別会計、農業集落排水事業特別会計、水道事業会計の料金等
に消費税が転嫁されていることが反対理由であります。
 さらに、下水道及び農業集落排水特別会計については、合併後の旧自治体地域での料金格差
を是正するとしている料金値上げの2年目に当たります。住民負担を増大する方向は見直すべ
きであります。
 国民健康保険特別会計については、高い国保税は基金の活用や一般会計からの政策的繰り入
れも視野に入れ、引き下げるべきです。市民の命と健康を守るためにある施策が、制裁措置に
よって逆に危険に陥れようとしています。資格証明書の発行は直ちに取りやめ、国保保険証を
発行すべきです。
 老人保健特別会計や後期高齢者医療特別会計及び介護保険特別会計については、高齢者いじ
めの医療改悪、医療費値上げに異議を唱え、後期高齢者医療制度は廃止するとともに、保険料
の引き下げ、利用料への支援など、高齢者の負担を軽減し、誰もが安心して老後を送れるよう
な医療保険・介護保険制度を求めるものです。
 最後になりますが、都市計画などの多額の費用がかかる開発事業を見直し、市民の福祉と生
活を守る方向を優先させる予算編成に転換していくべきではないでしょうか。
 以上の意見を申し上げまして、私の反対討論といたします。
◇議長(金井康夫君) 他に。2番。
〔2番 田村喜久子君登壇〕
◇2番(田村喜久子君) 私は、予算審査特別委員会に付託されました議案第24号 沼田市
長期優良住宅の普及の促進に関する法律関係手数料条例の制定について外9件の条例等及び議
案第34号 平成21年度沼田市一般会計予算外8件の予算について、私は委員長報告に賛成
の立場から討論いたします。
 今、日本の社会経済状況は、昨年のアメリカ金融市場の危機に端を発した全世界的不況の波
の中に巻き込まれ、自動車などの製造、輸出産業の急激な落ち込みと、それを原因とした需要
の停滞などが起こっており、それらの影響によって雇用や企業の存続危機などの厳しい局面を
迎えております。
 本市においても、合併5年目を迎え、さらなる一体感の醸成を図りつつ市政運営を行ってい
るところでありますが、地域経済悪化の波及による歳入の根幹をなす市税収入の増は期待でき
ない上、三位一体の改革による地方交付税等の見直しなどの影響によって、逼迫した財政状況
が続いております。
 そのような中、今回上程されております平成21年度予算については、昨年に引き続き市長
等の特別職給与の削減、一般職員の給与等のカット、組織機構の見直し等によってスリム化を
図りつつ、安心と安全に関する事業、教育と子育てに関する事業、環境と健康に関する事業、
地域振興と交流に関する事業の「4つの柱」を立て、福祉を始めとする市民の生活に直結する
部分には十分配慮し、重点を置いた予算であることをうかがえるところであります。
 しかしながら、現在直面している本市財政の弾力性を欠く状況を打開し、好転させていくた
めには、より一層の行財政改革の断行は必須な課題であります。解決に向けては今まで以上の
市職員の意識改革と努力と市民皆さんへの説明と協力、理解を図らなければならないことは言
うまでもありません。そして、今後も収納率の向上対策、本市の森林資源を生かしたカーボン
オフセットへの取り組みと、新宿区・板橋区を始めとした県内外の都市との交流の推進、観光、
物産の宣伝広報活動の拡大、本腰を入れた企業誘致の推進等、本市市民が将来に向かって希望
の持てる施策を積極的に導入し、推進されることを望むものであります。
 結びに、第五次総合計画の3年目を迎える本年、依然として厳しい財政状況が続く中であり
ますが、「4つの柱」を立て、福祉と市民生活を重視した予算について、とりわけ福祉医療の
拡大、子育て支援の充実、障害者自立支援センターの場所設置、支援相談員の増員などへの取
り組みと活発な協働事業への推進に向け、市民活動支援センターの設置を推進、そして住宅用
太陽光発電普及事業の推進など、「創造性豊かな明るい元気なまちづくり」への施策が掲げら
れ、実施されることをもって賛成討論といたします。
◇議長(金井康夫君) 他に。23番。
〔23番 星川嘉一郎君登壇〕
◇23番(星川嘉一郎君) 私は、予算審査特別委員会に付託されました議案第24号 沼田
市長期優良住宅の普及の促進に関する法律関係手数料条例の制定について外9件の条例等及び
議案第34号 平成21年度沼田市一般会計予算外8件の予算について、委員長報告に賛成の
立場から討論いたします。
 日本経済は、アメリカのサブプライムローン問題を契機とした世界的な景気後退が急速に進
む中で、輸出関連産業の落ち込みなどによる景気の急速な悪化により、経済状況は一段と厳し
さを増しており、国民生活に大きな影響が出ています。
 国の財政も、景気の後退による税収の落ち込みや社会保障関係経費の自然増などにより、財
源不足が大幅に拡大するものと見込まれています。
 本市においては、合併から4年が経過し、新市の一体感の醸成を図るとともに、将来像とす
る「水と緑の大地 田園空間都市」の構築に取り組んでいますが、財政状況は三位一体改革に
よる近年の地方交付税等の削減などにより、平成19年度決算において将来に渡る実質的な財
政負担を含めた連結ベースの公債費である実質公債費比率が地方債発行に許可が必要な基準で
ある18%を超えており、極めて厳しい財政状況にあります。
 このような財政状況下にあって、平成21年度予算は行財政改革を基軸に据え、総体的にス
リム化を図り、第五次総合計画に掲げる施策の大綱に沿って、「安心と安全」「教育と子育て」
「環境と健康」及び「地域振興と交流」の「4つの柱」を立て、福祉を始めとする市民生活の
確保に重点を置いた予算であると認めるところでありますので、これらの事業の執行に当たっ
ては創意工夫による効率的な執行を望みます。
 特に、都市間交流推進事業などの地域活性化に向けた事業については、市民の関心が極めて
高いことから、積極的な事業の展開を期待します。また、「樹の息吹 育ててつなぐ地球(ほ
し)の未来」をテーマに平成22年秋に開催される全国育樹祭は、本市を全国に発信する絶好
の機会でありますので、開催準備について万全な対応を望みます。
 なお、財政状況の健全化を図るためには、庁内組織である沼田市行財政改革実施本部による
検討をさらに進め、引き続き徹底した行財政改革を断行し、簡素で効率的な行政運営による財
政の健全化に向けた取り組みを望むものであります。
 いずれにしても、平成21年度は多くの課題を抱える本市にとってまさに正念場を迎える年
でありますので、市民との協働による「創造性豊かで明るく元気なまちづくり」の推進がさら
に図られることを期待し、委員長報告に対する賛成討論といたします。
◇議長(金井康夫君) 他に。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(金井康夫君) 討論を終結いたします。
 これより、採決に入ります。
 まず、議案第24号 沼田市長期優良住宅の普及の促進に関する法律関係手数料条例の制定
についてを採決いたします。
 本案に対する委員長の報告は可決であります。
 本案は、委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(金井康夫君) ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第25号 沼田市地区計画等の案の作成手続に関する条例の制定についてを採決
いたします。
 本案に対する委員長の報告は可決であります。
 本案は、委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(金井康夫君) ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第26号 沼田市教育研究所設置条例の制定についてを採決いたします。
 本案に対する委員長の報告は可決であります。
 本案は、委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(金井康夫君) ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第27号 沼田市特別職の職員で常勤のものの給与に関する条例の一部を改正す
る条例についてを採決いたします。
 本案に対する委員長の報告は可決であります。
 本案は、委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(金井康夫君) ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第28号 沼田市教育委員会教育長の給与その他の勤務条件に関する条例の一部
を改正する条例についてを採決いたします。
 本案に対する委員長の報告は可決であります。
 本案は、委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(金井康夫君) ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第29号 沼田市福祉医療費支給に関する条例の一部を改正する条例についてを
採決いたします。
 本案に対する委員長の報告は可決であります。
 本案は、委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(金井康夫君) ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第30号 沼田市介護保険条例の一部を改正する条例についてを採決いたします。
 本案に対する委員長の報告は可決であります。
 本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
( 賛 成 者 起 立 )
◇議長(金井康夫君) 起立多数であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第31号 沼田市温泉事業基金条例の一部を改正する条例についてを採決いたし
ます。
 本案に対する委員長の報告は可決であります。
 本案は、委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(金井康夫君) ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第32号 沼田市建築基準法関係手数料条例の一部を改正する条例についてを採
決いたします。
 本案に対する委員長の報告は可決であります。
 本案は、委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(金井康夫君) ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第33号 指定管理者の指定についてを採決いたします。
 本案に対する委員長の報告は可決であります。
 本案は、委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(金井康夫君) ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第34号 平成21年度沼田市一般会計予算を採決いたします。
 本案に対する委員長の報告は可決であります。
 本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
( 賛 成 者 起 立 )
◇議長(金井康夫君) 起立多数であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第35号 平成21年度沼田市国民健康保険特別会計予算を採決いたします。
 本案に対する委員長の報告は可決であります。
 本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
( 賛 成 者 起 立 )
◇議長(金井康夫君) 起立多数であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第36号 平成21年度沼田市老人保健特別会計予算を採決いたします。
 本案に対する委員長の報告は可決であります。
 本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
( 賛 成 者 起 立 )
◇議長(金井康夫君) 起立多数であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第37号 平成21年度沼田市後期高齢者医療特別会計予算を採決いたします。
 本案に対する委員長の報告は可決であります。
 本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
( 賛 成 者 起 立 )
◇議長(金井康夫君) 起立多数であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第38号 平成21年度沼田市介護保険特別会計予算を採決いたします。
 本案に対する委員長の報告は可決であります。
 本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
( 賛 成 者 起 立 )
◇議長(金井康夫君) 起立多数であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第39号 平成21年度沼田市簡易水道事業特別会計予算を採決いたします。
 本案に対する委員長の報告は可決であります。
 本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
( 賛 成 者 起 立 )
◇議長(金井康夫君) 起立多数であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第40号 平成21年度沼田市下水道事業特別会計予算を採決いたします。
 本案に対する委員長の報告は可決であります。
 本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
( 賛 成 者 起 立 )
◇議長(金井康夫君) 起立多数であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第41号 平成21年度沼田市農業集落排水事業特別会計予算を採決いたします。
 本案に対する委員長の報告は可決であります。
 本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
( 賛 成 者 起 立 )
◇議長(金井康夫君) 起立多数であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第42号 平成21年度沼田市水道事業会計予算を採決いたします。
 本案に対する委員長の報告は可決であります。
 本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
( 賛 成 者 起 立 )
◇議長(金井康夫君) 起立多数であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。
       ――――――――――――――◇――――――――――――――
    第2 議案第43号 沼田市介護従事者処遇改善基金条例の制定についてから
       議案第46号 平成20年度沼田市下水道事業特別会計補正予算(第4号)ま
で
                      以上4件一括上程
◇議長(金井康夫君) 日程第20、議案第43号 沼田市介護従事者処遇改善基金条例の制
定についてから日程第23、議案第46号 平成20年度沼田市下水道事業特別会計補正予算
(第4号)までの以上4件を一括議題といたします。
 議案の朗読を省略し、直ちに市長から提案理由の説明を求めます。市長。
〔市長 星野已喜雄君登壇〕
◇市長(星野已喜雄君) ただいま上程になりました議案第43号 沼田市介護従事者処遇改
善基金条例の制定についてから議案第46号 平成20年度沼田市下水道事業特別会計補正予
算(第4号)までの4件につきまして、一括してご説明申し上げます。
 ご案内のとおり、本年1月27日に国の平成20年度第2次補正予算が、また3月4日には
関連法案が成立したところでありますが、生活支援と地域経済対策を目的とする定額給付金及
び子育て応援特別手当支給事業などのほか、地方公共団体が地方再生戦略または生活対策に呼
応した事業を実施し、積極的に地域活性化等に取り組むことができるよう地域活性化・生活対
策臨時交付金が創設され、本市におきましてもそれぞれのメニューに沿った事業を精査し、緊
急かつ必要性の高い単独事業を中心に実施するものであります。
 まず、議案第43号 沼田市介護従事者処遇改善基金条例の制定について、ご説明申し上げ
ます。
 本条例は、平成21年度から介護従事者の処遇を改善するため介護報酬が改定されることに
伴い、介護保険料の急激な上昇を抑制するため国から市町村に交付される介護従事者処遇改善
臨時特例交付金を基金として積み立て、平成21年度から23年度までの第4期介護保険事業
計画期間における各年度に歳入として繰り入れ、被保険者の負担の軽減を図るものであります。
 続きまして、議案第44号 平成20年度沼田市一般会計補正予算(第6号)についてご説
明申し上げます。
 今回の補正予算は、国の第2次補正予算に関連して緊急に対応する必要が生じたため措置す
るもので、既決の歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ13億3,851万9,000円を
追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ214億1,568万3,000円とするも
のであります。
 補正予算の概要を歳出予算からご説明申し上げます。
 第2款 総務費は、8億6,181万2,000円の追加でありますが、総務管理費で定額
給付金給付事業の追加であります。
 第3款 民生費は、1億3,042万円の追加でありますが、社会福祉費で福祉振興事業基
金積立金を追加、児童福祉費で子育て応援特別手当支給事業の追加であります。
 第4款 衛生費は、407万7,000円の追加でありますが、保健衛生費で母子保健相談
指導事業費を追加し、妊婦健診の公費負担を一部拡充するものであります。
 第6款 農林水産業費は、2,000万円の追加でありますが、林業費で有害鳥獣進入防止
柵設置事業切畑地区の追加であります。
 第7款 商工費は、3,352万6,000円の追加でありますが、観光リゾート費で道の
駅白沢公衆便所整備事業費の追加であります。
 第8款 土木費は、1億4,648万6,000円の追加でありますが、道路橋りょう費で
は、道路維持費で本庁及び利根町振興局管内の道路補修工事費を追加、道路新設改良費で合同
庁舎南線道路改良事業費のほか市道等改良事業費を追加、都市計画費では、下水道費で下水道
事業特別会計繰出金の追加であります。
 第9款 消防費は、8,069万8,000円の追加でありますが、消防施設費で本庁管内
における40立方メートル級防火水槽新設事業費、消防団機械器具置場等整備事業費及び消防
ポンプ自動車整備事業費を、白沢町・利根町両振興局管内における小型動力ポンプ付積載車整
備事業費の追加であります。
 第10款 教育費は、6,150万円の追加でありますが、小学校費で川田小学校屋内運動
場屋根改修事業費を追加、中学校費で沼田南中学校屋内運動場屋根改修事業費の追加でありま
す。
 次に、歳入予算についてご説明申し上げます。
 第14款 国庫支出金は、12億2,773万2,000円の追加であります。
 国庫補助金では、民生費国庫補助金で子育て応援特別手当交付金などを追加、総務費国庫補
助金で定額給付金給付事業費補助金、地域活性化・生活対策臨時交付金などの追加であります。
 第15款 県支出金は、203万8,000円の追加でありますが、衛生費県補助金で妊婦
健康診査支援事業費補助金の追加であります。
 第18款 繰入金は、1億874万9,000円の追加でありますが、財政調整基金繰入金
の追加であります。
 続きまして、議案第45号 平成20年度沼田市介護保険特別会計補正予算(第4号)につ
いてご説明申し上げます。
 今回の補正予算は、既決の歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ2,666万7,000
円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ34億6,211万3,000円とする
ものであります。
 歳出では、第5款 基金積立金で介護従事者処遇改善基金積立金2,666万7,000円
の追加であります。
 歳入では、第4款 国庫支出金で介護従事者処遇改善臨時特例交付金2,666万7,00
0円の追加であります。
 続きまして、議案第46号 平成20年度沼田市下水道事業特別会計補正予算(第4号)に
ついてご説明申し上げます。
 今回の補正予算は、既決の歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ1,800万円を追加し、
歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ23億1,248万6,000円とするものでありま
す。
 歳出では、第2款 事業費で雨水公共下水道建設事業費1,800万円の追加であります。
 歳入では、第4款 繰入金で一般会計繰入金1,800万円の追加であります。
 以上4件につきまして、一括してその概要をご説明申し上げましたが、細部につきましては、
ご質疑に応じ所管の部長に説明いたさせますので、よろしくご審議の上、原案のとおりご決定
くださいますようお願い申し上げます。
◇議長(金井康夫君) 説明が終わりました。
 これより質疑に入ります。
 なお、質疑は1件ごとに願います。
 まず、議案第43号 沼田市介護従事者処遇改善基金条例の制定について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(金井康夫君) 次に、議案第44号 平成20年度沼田市一般会計補正予算(第6号)
について願います。
 なお、議案第44号については、歳出より各款ごとに願います。
 まず、第2款 総務費について願います。20番。
◇20番(大東宣之君) 定額給付金事業についてお聞かせいただきたいと思います。
 まず、この事業において、どのような効果があると期待されているのか、お聞かせいただき
たいと思います。
 続いて、この定額給付金を支給するに当たって、以前、地域振興券を配る時に庁内に特別な
体制をつくったと記憶をしておりますが、今回、庁内の体制はどのようになるのかお聞かせい
ただければと思います。
 続いて、新聞報道では沼田市の定額給付金の給付が5月下旬ごろと一部報道されておりまし
たが、県内他市町村では高山村が明日から、さらには県内12市においても4月内には配布に
なるような報道がされておりましたが、沼田市の配布の時期がいつごろになるのかお聞かせい
ただければと思います。
◇議長(金井康夫君) 総務部長。
◇総務部長(大嶋政美君) 命により、お答え申し上げます。
 まず、定額給付金の地域における効果についてでございますけれども、定額給付金、金額に
いたしますと、先ほど申し上げましたとおり8億3,470万4,000円、これに附帯いた
しますところの定額給付金の事務費が2,710万8,000円、合わせて8億6,181万
2,000円が当該地域に交付されることに伴い、その範囲での経済効果がもたらされるもの
でございます。
 また、経済的な効果につきましては、非常に難しい部分がございますけれども、定額給付金
の経済効果について、内閣府によりますと平成20年12月19日に出された政府経済見通し
を作成するに当たっては、定額給付金の4割が消費に回ると想定し、実質成長率を0.2%押
し上げると試算したところであり、定額給付金約8億3,000万円の4割が消費に回ります
と3億3,200万円となり、この2分の1が市内に回ると1億6,600万円との推計がな
されるところでございます。
 次に、庁内での組織体制についてでございますけれども、この制度の議論が始まった時点で
庁内ではプロジェクトチームをつくって、この検討に処してまいった経過がございます。その
後、このプロジェクトチームの検討の経過の中から、今後速やかに市民あてに申請書の送付を
予定しているわけでございまして、その後は予定では4月12日を一斉申請受付日として市内
23カ所で市民からの申請受け付けを予定しています。これに処しましては、関係する課を含
めまして市内23カ所に100名を超える職員の体制をもちまして市民の受け付けを処すると
いう考えを持っているところでございます。
 それから、給付の時期についてでございますけれども、現在予定していますところの今後の
スケジュールによりますと、先ほど申し上げましたとおり、申請書の発送を3月30日に予定
しております。その後、市民からの受け付け開始を4月6日から予定しているところでござい
まして、それを経て集中受付日ということで、先ほど申し上げましたけれども、4月12日の
日曜日に市内23会場でもって集中受け付けを処していきたいというような日程の中から、そ
れらを電算処理し、なおかつ金融機関で口座振替を図っていった場合につきましては5月の中
下旬に各口座に振込等の処理がなされるという形でのスケジュールを現在計画しておりますの
で、ご理解をいただきたいと存じます。以上であります。
◇20番(大東宣之君) 地域振興券の場合、通常の生活費に大半が回されて、地域経済に与
える影響は少なかったんではなかったかという意見もあったやに記憶をしております。今回の
定額給付金については、市内においては1億6,600万円程度と試算をされておるようです
が、本当にそのぐらいの効果が期待できるのかどうか、お考えを再度お聞かせいただければと
思います。
 続いて、給付の時期が5月中下旬ということですが、地域振興券の場合は、券を印刷して、
さらには年齢、そして税金の関係等々細かな調査が必要だったにもかかわらず、かなり短期間
で配布ができたんではなかったかと。今回、5月中下旬になってしまう、これを早めていくと
いうことはできないのかどうか、お聞かせいただければと思います。さらには、4月6日から
受け付けを開始して、4月12日には一斉受付日を設けるということですが、特にひとり暮ら
しの高齢者、また山間地域等に暮らしておられる、自動車等でそういった手続の場所になかな
か出てくることも容易ではないと想像される方々もいらっしゃると思います。そういった方々
に対してどのような対応をとられていくのか、市民への周知ですね、この定額給付金が漏れな
く市民に行き渡るような対応としてはどのようにとっていかれるのかお聞かせいただきたいと
思います。
◇総務部長(大嶋政美君) 再質疑にお答え申し上げたいと思います。
 まず、生活費に回ると想定されますところの1億6,600万円という形での推計をしたわ
けでございますけれども、これらについては地域に対する経済効果としてどういった推計がな
されるかというような形で、先ほど申し上げましたように内閣府の示しました一つの試算方式
になぞらえての沼田市の試算を出したものでございます。これらが現実的になるかならないか
についてはいろいろなご意見もあろうかと思いますけれども、そういった根拠のもとに出して
いるということでご理解をいただければと存じます。
 それから、給付そのものを早められないかというような意見であったかと思いますけれども、
当然、こういった方針が決まったからには速やかに市民の方に給付されるのが最もふさわしい
という考えは同一でございます。しかしながら、一定の給付金の安全給付、あるいは市民への
公平性、確実性の確保といった部分から口座振替によりますところの給付を想定しますと、現
在の金融機関等との調整の中では5月中下旬が最短という形でのお示しをいただいたところで
はございますけれども、内部の処理あるいはまた金融機関等の処理について、さらに一層の早
期化に向けての努力は続けていきたいと考えているところでございます。
 それから、先ほど申し上げましたとおり、4月12日には一斉受け付けの処理を予定してお
るわけでございますけれども、議員ご指摘のとおり、この一斉受け付けに来られない住民の方
も数多く想定される部分もございます。こういった方々につきましては、その後行政側からの
いろいろなケースに応じた対応を処していきたいという形で考えておりますし、その内容につ
きましては少なからず4月1日の広報をもちまして周知を図っていきたいという考えでござい
ますので、ご理解をいただきたいと存じます。
 ひとり暮らしの老人の方の処理の仕方なんですけれども、一斉受け付けの後の処理という形
で、まとめての申し上げ方で恐縮でございますけれども、いろいろなケースが出てくる場合が
あると思いますけれども、それに応じた対応を個々に関係各課の調整の中から図っていきたい
という考えでございますので、よろしくお願いいたします。
◇20番(大東宣之君) この定額給付金は世帯主のところに連絡が行くといいますか、通知
が行くのではないかと。それで、例えばDV等で世帯主と一緒に住んでいない、他の場所に住
んでいらっしゃるようなケースの場合、なかなか連絡がとれないのではないか、定額給付金を
もらうことができないのではないかというような指摘もありますが、そういった方への対応を
どうされていくのか。さらには、先ほどひとり暮らしの高齢者に対しては12日以降に対応し
ていきたいというようなことですが、含めて再度、市民全員に行き渡るようにどのように徹底
をされていくのか。たしかこれは半年間くらい期間があったのではないかと思うんですが、半
年間という時間があるわけですから、そこで繰り返し繰り返し調査をしたり、そういう方に対
して周知をしていく、知らせていくというようなことをされていくのではないかと思いますが、
お考えをお聞かせいただければと思います。
 それから、この定額給付金は2月1日現在の人という形で支給の対象になっていると思いま
すが、例えば2月2日以降に生まれた方、2月2日から3月31日までに生まれた方には多分
これは給付がならないのではないかと思いますが、そうしたケースについてはどのように対応
されるのか、お聞かせいただければと思います。
◇総務部長(大嶋政美君) 再質疑にお答え申し上げたいと思います。
 まず、世帯主への給付ということでございますけれども、やはり定額給付金の給付そのもの
は、まずもって平成21年2月1日現在の住民基本台帳に登録されている人を給付対象とする
ことはご案内のとおりでございますし、それに加えますところの外国人登録の方につきまして
も対象になるものでございます。ただ、これらの方が対象になる人数としておるわけでござい
ますけれども、給付を受ける人の基本というのはあくまでも世帯主が基本となります。家庭の
事情で世帯主が申請し得ないような場合につきまして、ケースに応じましてそれを補完する措
置等が幾つかとられておるようでございます。
 いずれにいたしましても、現在押さえているところでは5万3,900人以上に上る給付対
象者がいるわけでございますけれども、これらの人たちに満遍なく手続が行き渡るようにとい
う形での方法論を考えているわけでございまして、ちなみにこの処理の受け付けの期限という
のは給付開始後6カ月という定めがあることから、現実的には10月6日までにその処理がな
されたものは給付が可能になるというような形になろうかと思います。
 いずれにいたしましても、いろいろな幅広いケースが考えられることから、国の示した要綱
に基づきまして、くまなく市民の方が受給できるように手続等を検討した上で実施してまいり
たいというような考えでございますが、まずもってスタート的に市民の方が一番集中するであ
ろう4月12日に集中受け付けをし、その後のリカバリーと申しますか、対応等はそれ以降の
日程の中で施していきたいという考えでおります。
 受給者の対象でございますけれども、先ほどの答弁と重なりますけれども、2月1日の登録
がある方を基本としておりますことから、それ以降に、例えば2月2日に生まれた人が受給対
象者になるかということですけれども、それはなり得ないことになりますし、ただ、2月2日
以降に亡くなった方があった場合についても、その方が2月1日現在で住民票があるとすれば
その方は受給対象になるという形で対象者の確認をお願いできればと存じます。
 以上であります。
◇議長(金井康夫君) 他に。19番。
◇19番(井之川博幸君) 同僚議員の質疑でおおむね内容はわかりましたけれども、2点ほ
どお伺いしたいと思います。
 現物で8億3,400万円と経費を入れると8億6,100万円以上も今回財政的にかけて
1億6,600万円の経済効果しかないというようなご答弁なんですけれども、これは財源を
使った割に施策としては非常に効果が少ないと受けとめられるんですけれども、その辺のご見
解をお伺いしたいと思います。
 また、他市では、住所がない方、DVで住所をなかなか異動できない方とか、ホームレスで
住所がない人に対しても対象とするというような報道もされておりますけれども、本市におい
てはどうなるのかお伺いしたいと思います。
       ―――――――――――――――――――――――――――――
◇議長(金井康夫君) 休憩いたします。
午前11時04分休憩
       ―――――――――――――――――――――――――――――
午前11時11分再開
◇議長(金井康夫君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
       ―――――――――――――――――――――――――――――
◇総務部長(大嶋政美君) 命により、お答え申し上げます。
 まず、第1点目の経済的効果の見解についてでございますけれども、先ほどの言葉と重なり
ますけれども、その経済効果を測定するのには、なかなか我々市の職員といたしましてもその
すべを持ち合わせておりません。したがいまして、一つの例として内閣府によるところの経済
見通しを作成するに当たっての一つの考え方を示したのが、先ほど申し上げましたように定額
給付金の4割が消費に回ることを想定した場合について、国全体の実質経済成長率を0.2%
押し上げるという試算がなされていることから、この比率を運用して定額給付金8億3,00
0万円の4割が消費に回ることを想定いたしますと3億3,200万円となり、この2分の1
が市内に回ることを想定しますと1億6,600万円との推計がなされると申し上げた次第で
ございますので、この内容につきましては国の内閣府の試算の方法論を沼田市になぞらえての
試算でございます。これらが実際になるかならないかについてはまた一つの判断があろうかと
思いますけれども、そういったことの数字であることをご理解いただければと存じます。
 それから、DVの関係でございますけれども、DVあるいはホームレスへの対応ということ
でのご質疑であったかと思いますが、まずもってホームレスの方については、その後であって
も住民基本台帳の登録が必要になるという形でございますので、いずれかのところに居を構え
た形での登録がなされないと、なかなか支給には結びつかないというような状態でございます。
 それから、DV被害者と申しますか、こういった形への対応ということでございますけれど
も、これらの対応につきましては警察署との連携のもとに住所の変更を呼びかける手配がござ
いますけれども、こういったものが実際になされない、一つには潜在的な被害者についてはな
かなか把握できない実態にあるということになりますので、よろしくお願いいたします。
 以上でございます。
◇19番(井之川博幸君) 再質疑をさせていただきます。
 数字はわかるんですよね、推計として数字が出てくる。結局、目的はこのような不況の中で
経済対策と言われているわけで、経済対策という目的だということを当局もそう思っているか
どうか、最初にまず確認をさせてもらいたいと思います。
 経済対策とすれば、8億3,000万円を使って1億6,600万円しか使われないという
のでは、施策としてはあまりいい施策じゃないんじゃないかということで見解を聞いているわ
けです。見解をお伺いしたいと思います。
 それと、住所のない方なんですけれども、ホームレスもDVの方も福祉関係で押さえている
ところもあると思うんですよ、当局のね。そういうふうに福祉関係できちんとその人となりを
押さえていれば、住所がなくても対象にするべきではないかと思うんですけれども、もう一度
その辺をお伺いしたいと思います。
◇総務部長(大嶋政美君) 1点目は、この政策そのものが地域にかなった政策であるのかど
うかの見解をという話でございますけれども、一つにはこれらが経済効果を図るものとあわせ
て生活支援をする地域経済対策であるというような認識でありますけれども、それらが効果的
にどうかということにつきましては、国政に従っての事務処理でございますことから、私の方
からの発言は控えさせていただきます。
 それから、DVに対する措置がどうかということでございますけれども、あくまでもDVと
いえども本人の意思に基づく措置に対してうちの方は対応していきたいという形でございます
ので、制度のはかり方については何とか照会に努めたいと思いますけれども、最終的にそれら
をどうこうするかというのはあくまでも申請する人の意思に基づいての処理に対する対応にな
ろうかということでご理解いただきたいと思います。以上でございます。
◇19番(井之川博幸君) 施策の効果については、少ない財源で効果的に効率を上げる、先
ほどの予算委員会でも委員長がそういうことを答えていましたけれども、それだけのお金を使
うんですからそれなりの効果を上げる施策でなければ、国民としてはなかなか納得できなとい
う点があるわけですよ、答えられないということだから結構ですけれども。
 2点目は、住所がなくても申請があれば、本人から申請があれば対応するかどうか、国はそ
ういう場合にはきちんと対応するんだという方向を出していますけれども、本市もそういう対
応をしていただけるかどうか最後に確認をしたいと思います。
◇総務部長(大嶋政美君) 重ねてのご質疑にお答えをさせていただきたいと存じます。
 住所がなくても申請があればの処理の中身でございますけれども、やはり住民基本台帳の登
録がなされるかどうかがその方々に対する処理の基本だということでございまして、非常に微
妙な取り扱いになる部分もあるものですから、そこら辺は国の示しておりますところの要綱に
従いましての処理をさせていただきたいと存じます。
 また、先ほど申し上げましたDVの関係につきましては、専門性のあるところの民生部長の
方からお答えをさせていただくことをお許しいただければと思いますので、お願いいたします。
◇議長(金井康夫君) 民生部長。
◇民生部長(田村澄夫君) 命により、お答えさせていただきます。
 まず、基本的な考えとして、暴力被害者、いわゆるDVの被害に遭っておられる方から一時
保護所在地の場所に住民票を移したいという相談があった場合には、転入届を市町村に提出す
るということについて、管理者として了承して差し支えないという判断が出てございます。し
かしながら、ご案内のようにDVの被害に遭っておられる方は住所を知られたくないというの
が第一義に考えられて、警察等と相談をして、行政とも確認をしながら、住所、転居先等がわ
からないように秘密裏にと申しますか、発見されないように対応されている方がほとんどでご
ざいます。したがいまして、行政として考えられます手続としましては、こういう制度が、定
額給付金のこういう考え、方法がございますが、いかがいたしましょうかということを投げか
けまして、ご本人の判断により事務的な対応をしていきたいと考えております。
 以上であります。
◇議長(金井康夫君) 他に。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(金井康夫君) 次に、第3款 民生費について願います。19番。
◇19番(井之川博幸君) 児童福祉費の子育て応援特別手当支給事業についてお伺いします。
 内容的なことをご説明いただきたいのと、本市での対象者数及び対象者に対する対応の仕方
についてお伺いしたいと思います。
◇民生部長(田村澄夫君) 命により、お答えをさせていただきます。
 本特別手当は、先ほどの国の2次補正によりまして、多子世帯の幼児教育期の子育て負担に
対する配慮ということで、対象となる子供さんが、読み上げさせていただきますが、世帯に属
する3歳以上18歳以下の子供が2人以上おり、そのうち第2子以降である就学前3学年の子
供で、要件により該当される方に対して、子供さん1人に対して3万6,000円を支給する
という内容でございます。
 本市の対象者は約800名と見込んでおります。
 なお、その対応の仕方でありますが、先ほどの定額給付金の事務と同様に、申請書を同時に
発送し、同時に受け付けをして支給していくという考えでございます。以上であります。
◇19番(井之川博幸君) 具体的にお伺いしたいと思いますが、3人の子供がいる家庭で、
例えば第1子が7歳で、第2子が5歳、第3子が3歳とすれば、2子と3子の方が該当になっ
て7万2,000円が支給されると思うんですが、それでいいのかどうか。同じく3人の子供
がいて、第1子が4歳、第2子が2歳、第3子がゼロ歳児、この場合は全く支給されないとい
うことに今のを聞いているとなるわけなんですけれども、それでいいかどうか、確認をさせて
いただきたいと思います。
◇民生部長(田村澄夫君) お答えをさせていただきます。
 申しわけございませんが、年齢による確認は今明確にしておりませんが、支給対象者の生ま
れが、平成14年4月2日から平成17年4月1日生まれまでの子供さんが対象であるという
ことでご理解をいただければと思います。よろしくお願いいたします。
(休憩を求める者あり)
       ―――――――――――――――――――――――――――――
◇議長(金井康夫君) 休憩いたします。
午前11時25分休憩
       ―――――――――――――――――――――――――――――
午前11時29分再開
◇議長(金井康夫君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
       ―――――――――――――――――――――――――――――
◇民生部長(田村澄夫君) 大変失礼をいたしました。
 井之川議員おっしゃられるとおり、4歳、5歳、6歳の方が対象となり、お一人3万6,0
00円ずつの支給となります。以上であります。
◇19番(井之川博幸君) 要するに、3人子供がいても、そこの対象外のところであれば、
2子、3子でも全く支給されないし、対象年齢のところに入っていても第1子であれば支給さ
れないんですね。3人の子供がいても支給されない家庭もある、7万2,000円支給される
家庭もあるということで、この制度自体は、支給するのは悪いことじゃないんですけれども、
内容が不合理、不公平じゃないでしょうか。当局の見解を最後にお伺いしたいと思います。
 それと、そういうことですから、もらえる方が申請しなければならないと思うんですよ。申
請をしてもらえるように当局の方で対象者にきちんと連絡をとることをしていただけるかどう
か、最後に確認したいと思います。以上です。
◇民生部長(田村澄夫君) 大変失礼をいたします。
 井之川議員のおっしゃられるとおりの支給対象となります。
 なお、対象者につきましては、対象となられる方が全員となるように周知を十分に図ってま
いりたいと考えております。
 本施策も国策により対応しているものでございます。本市としての独自の考えによるという
ことでなく対応しているものであるということをご理解賜りたいと存じます。
◇議長(金井康夫君) 他に。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(金井康夫君) 次に、第4款 衛生費について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(金井康夫君) 次に、第6款 農林水産業費について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(金井康夫君) 次に、第7款 商工費について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(金井康夫君) 次に、第8款 土木費について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(金井康夫君) 次に、第9款 消防費について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(金井康夫君) 次に、第10款 教育費について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(金井康夫君) 次に、歳入について願います。
 まず、第14款 国庫支出金について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(金井康夫君) 次に、第15款 県支出金について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(金井康夫君) 次に、第18款 繰入金について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(金井康夫君) 次に、議案第45号 平成20年度沼田市介護保険特別会計補正予算
(第4号)について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(金井康夫君) 次に、議案第46号 平成20年度沼田市下水道事業特別会計補正予
算(第4号)について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(金井康夫君) 質疑を終結いたします。
 お諮りいたします。
 ただいま議題となっております議案第43号から議案第46号までの以上4件については、
会議規則第36条第3項の規定により委員会の付託を省略いたしたいと思います。
 これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(金井康夫君) ご異議なしと認めます。よって、議案第43号から議案第46号まで
の以上4件については、委員会の付託を省略することに決しました。
 これより討論に入ります。
 なお、討論は一括して願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(金井康夫君) 討論を終結いたします。
 これより議案第43号 沼田市介護従事者処遇改善基金条例の制定についてを採決いたしま
す。
 本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(金井康夫君) ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第44号 平成20年度沼田市一般会計補正予算(第6号)を採決いたします。
 本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(金井康夫君) ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第45号 平成20年度沼田市介護保険特別会計補正予算(第4号)を採決いた
します。
 本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(金井康夫君) ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第46号 平成20年度沼田市下水道事業特別会計補正予算(第4号)を採決い
たします。
 本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(金井康夫君) ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
       ――――――――――――――◇――――――――――――――
    第3 議案第47号 沼田市固定資産評価審査委員会の委員選任の同意について
◇議長(金井康夫君) 日程第24、議案第47号 沼田市固定資産評価審査委員会の委員選
任の同意についてを議題といたします。
 職員をして議案を朗読いたさせます。
( 職 員 朗 読 )
◇議長(金井康夫君) 朗読が終わりました。
 直ちに市長から提案理由の説明を求めます。市長。
〔市長 星野已喜雄君登壇〕
◇市長(星野已喜雄君) ただいま上程になりました議案第47号 沼田市固定資産評価審査
委員会の委員選任の同意についてご説明申し上げます。
 固定資産評価審査委員会の委員である土田喜八さんの任期が平成21年3月31日をもって
満了となりますので、後任の委員について慎重に選考した結果、土田喜八さんにこれまでの経
験を生かして引き続きその職務をお願いいたしたく、提案申し上げる次第であります。
 土田喜八さんの経歴につきましては、参考資料として配付いたしました経歴概要書のとおり
でありますので、よろしくご審議の上、ご同意賜りますようお願い申し上げます。
◇議長(金井康夫君) 説明が終わりました。
 これより質疑に入ります。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(金井康夫君) 質疑を終結いたします。
 お諮りいたします。
 ただいま議題となっております議案第47号については、会議規則第36条第3項の規定に
より委員会の付託を省略いたしたいと思います。
 これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(金井康夫君) ご異議なしと認めます。よって、議案第47号については、委員会の
付託を省略することに決しました。
 これより討論に入ります。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(金井康夫君) 討論を終結いたします。
 これより議案第47号 沼田市固定資産評価審査委員会の委員選任の同意についてを採決い
たします。
 本案は、同意することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(金井康夫君) ご異議なしと認めます。よって、本案は同意することに決しました。
       ――――――――――――――◇――――――――――――――
    第4 議案第48号 専決処分事項の指定について
◇議長(金井康夫君) 日程第25、議案第48号 専決処分事項の指定についてを議題とい
たします。
 議案の朗読を省略し、直ちに提出者から提案理由の説明を求めます。牧野保好議員。
〔24番 牧野保好君登壇〕
◇24番(牧野保好君) ただいま上程になりました議案第48号 専決処分事項の指定につ
いて、提案理由の説明を申し上げます。
 本案は、地方自治法第180条第1項の規定により、議会の権限に属する簡易な事項で、特
に指定したものは、市長の専決処分にゆだねる事項を定めるものであります。
 指定する事項として、市の義務に属する1件100万円以下の損害賠償額の決定及び和解に
関することにあわせ、交通事故による場合は保険契約により支払われる保険金の額及びてん補
額に免責金額を加えた額の範囲内とするものであります。
 以上でございます。
◇議長(金井康夫君) 説明が終わりました。
 これより質疑に入ります。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(金井康夫君) 質疑を終結いたします。
 これより討論に入ります。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(金井康夫君) 討論を終結いたします。
 これより議案第48号 専決処分事項の指定についてを採決いたします。
 本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(金井康夫君) ご異議なしと認めます。よって本案は原案のとおり可決されました。
       ――――――――――――――◇――――――――――――――
    第5 議案第49号 沼田市議会議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部
を改正する条例について
◇議長(金井康夫君) 日程第26、議案第49号 沼田市議会議員の議員報酬及び費用弁償
等に関する条例の一部を改正する条例についてを議題といたします。
 議案の朗読を省略し、直ちに提出者から提案理由の説明を求めます。牧野保好議員。
〔24番 牧野保好君登壇〕
◇24番(牧野保好君) ただいま上程になりました議案第49号 沼田市議会議員の議員報
酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例について、提案理由の説明を申し上げま
す。
 議員報酬につきましては、現下の厳しい財政状況を踏まえ、平成20年度、議長にあっては
10%、副議長にあっては8%、議員にあっては5%を引き下げる特例措置を適用してきたと
ころであります。
 平成21年度においても引き続き、特例措置を1年間延長し、議長は38万3,000円、
副議長は33万円、議員は32万2,000円とするものであります。
 以上でございます。
◇議長(金井康夫君) 説明が終わりました。
 これより質疑に入ります。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(金井康夫君) 質疑を終結いたします。
 これより討論に入ります。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(金井康夫君) 討論を終結いたします。
 これより議案第49号 沼田市議会議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改
正する条例についてを採決いたします。
 本案は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(金井康夫君) ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
       ――――――――――――――◇――――――――――――――
    第6 閉会中の継続調査申出について
◇議長(金井康夫君) 日程第27、閉会中の継続調査申出についてを議題といたします。
 総務文教常任委員長、民生福祉常任委員長、経済建設常任委員長及び議会運営委員長から、
会議規則第104条の規定によりお手元に配付いたしました申出書のとおり、閉会中の継続調
査の申し出がありました。
 それぞれの委員長からの申し出のとおり、閉会中の継続調査に付することにご異議ありませ
んか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(金井康夫君) ご異議なしと認めます。よって、それぞれの委員長からの申し出のと
おり、閉会中の継続調査に付することに決しました。
       ――――――――――――――◇――――――――――――――
    第7 字句等の整理委任について
◇議長(金井康夫君) 日程第28、字句等の整理委任についてを議題といたします。
 お諮りいたします。
 今期定例会で議決された事件について、その字句等の整理を要するものにつきましては、会
議規則第42条の規定により、その整理を議長に委任されたいと思います。
 これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(金井康夫君) ご異議なしと認めます。よって、そのとおり決しました。
 以上で今期定例会に付議された事件はすべて議了いたしました。
       ――――――――――――――◇――――――――――――――
    第8 市長閉会あいさつ
◇議長(金井康夫君) この機会に、市長より発言の通告がありましたので許可いたします。
市長。
〔市長 星野已喜雄君登壇〕
◇市長(星野已喜雄君) お許しをいただきましたので、一言御礼のごあいさつを申し上げま
す。
 今期定例会は、去る3月2日から本日までの23日間の長きにわたって開催されましたが、
この間、議員各位におかれましては、追加議案を含め52件に及ぶ数多くの案件につきまして、
連日、慎重なご審議とご審査を賜り、ご提案申し上げましたすべての案件につきまして、原案
のとおり可決、承認をいただき、まことにありがとうございました。心より厚く御礼申し上げ
る次第であります。
 特に、平成21年度予算並びに関連する条例等につきましては、予算審査特別委員会を設置
し綿密なるご審査をいただきましたが、この間における星野委員長、鈴木副委員長のご労苦と
委員各位のご熱心なご審査に対しまして、深甚なる敬意と感謝を申し上げる次第であります。
 また、一般質問におきましては、10名の方々から現下の諸問題を中心に、ご示唆に富んだ
ご質問を賜り、それぞれ答弁を申し上げましたが、検討課題とさせていただきました事項につ
きましては、今後十二分に留意をしてまいりたいと存じます。
 さて、米国発の金融危機に端を発する世界的な景気後退、さらには輸出関連産業などを中心
とする大幅な赤字転落と雇用状況の悪化などにより、我が国経済も大きな打撃を受けていると
ころであります。こうした世界経済の混乱や株式、為替市場の大幅な変動など、経済の先行き
は不透明で、また世界経済そのものが大きく変動し、構造的な潮流の変化をもたらしていると
ころであります。
 我が国にありましては、先般、平成20年度第2次補正予算が成立いたしまして、平成21
年度予算につきましても年度内成立が濃厚となっており、定額給付金を始めさまざまな施策が
講じられることとなりましたが、三位一体の改革など急激な制度改革により疲弊した地方が依
然として厳しい対応を迫られておりますことは論をまちません。
 本市にありましても、昨年に引き続き気を緩めることなく行財政改革を継続推進し、持続可
能な財政運営に努めてまいる所存であります。
 このような中にあって、本市の将来を担う児童・生徒諸君が文化面・スポーツ面など多方面
で活躍する様子を目にするたび、大きく勇気づけられる一方、現下の厳しい情勢を何としても
乗り切って、沼田市の未来が青少年にとって明るく喜びと希望に満ちた地域社会であるよう、
気持ちを新たに邁進せねばならないと思うのであります。
 平成22年には第34回全国育樹祭が県立森林公園「21世紀の森林」で開催されますが、
その成功に向けて、県と協調を図りつつ市におきましても万全の準備を行うとともに、環境と
交流を基軸として、活力ある沼田市の創造と情報の発信を一層推進してまいりたいと存じます。
 今期定例会でご決定いただきました平成21年度予算につきましては、各事務事業の適正か
つ効率的な執行に努力傾注することはもとより、議会のご意見に十分留意をしながら、市民の
目線に立って職員ともども初心に立ち返り、将来にわたって持続可能な行財政運営を図るため
最善の努力をしてまいる所存であります。
 最後になりましたけれども、本定例会開会に先立ちまして、長きにわたる市勢発展へのご貢
献に対し、在職10年以上の群馬県市町村自治功労者として、相田昌夫議員、石田宇平議員、
星川嘉一郎議員にそれぞれ感謝状が伝達をされたところでありますけれども、改めて3名の方々
のご功績に対し心からの敬意と感謝を申し上げさせていただきます。
 新年度におきましても議員各位からより一層のご指導とご鞭撻を賜りますよう、またご活躍
をご祈念申し上げ、平成21年第1回定例会の閉会に当たっての御礼のごあいさつにかえさせ
ていただきたいと思います。
 まことにありがとうございました。
       ――――――――――――――◇――――――――――――――
    第9 閉  会
◇議長(金井康夫君) 以上をもちまして、平成21年第1回沼田市議会定例会を閉会いたし
ます。
 議員各位並びに執行部各位には、長期間にわたりましてまことにご苦労さまでございました。
    午前11時49分閉会
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