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平成21年第2回沼田市議会臨時会会議録
平成21年4月20日(月曜日)
議事日程 第1号
平成21年 4月20日(月曜日)午前10時開会
第 1 会期の決定
第 2 会議録署名議員の指名
第 3 報告第 6号 専決処分報告について
第 4 報告第 7号 専決処分報告について
第 5 報告第 8号 専決処分報告について
第 6 報告第 9号 専決処分報告について
第 7 報告第10号 専決処分報告について
第 8 報告第11号 専決処分報告について
第 9 報告第12号 専決処分報告について
第10 議案第50号 平成21年度沼田市一般会計補正予算(第1号)
第11 字句等の整理委任について
─────────────────────────────
本日の会議に付した事件
第 1 諸般の報告
第 2 会期の決定
第 3 会議録署名議員の指名
第 4 報告第 6号 専決処分報告について
報告第 7号 専決処分報告について
報告第 8号 専決処分報告について
報告第 9号 専決処分報告について
報告第10号 専決処分報告について
報告第11号 専決処分報告について
報告第12号 専決処分報告について
以上7件一括上程
第 5 議案第50号 平成21年度沼田市一般会計補正予算(第1号)
第 6 字句等の整理委任について
第 7 閉 会
─────────────────────────────
出席議員(26人)
1番 真下 恭嗣君 2番 田村喜久子君
3番 坂庭 直治君 4番 石井 紘一君
5番 鈴木 圭子君 6番 金子 一弥君
7番 小野 要二君 8番 井上 正文君
9番 高柳 勝巳君 10番 布施辰二郎君
11番 片野 彦一君 12番 宇敷 和也君
13番 相田 昌夫君 14番 久保 健二君
15番 星野 稔君 16番 大島 崇行君
17番 山ア 義朗君 18番 大竹 政雄君
19番 井之川博幸君 20番 大東 宣之君
21番 橋 襄典君 22番 石田 宇平君
23番 星川嘉一郎君 24番 牧野 保好君
25番 星野佐善太君 27番 金井 康夫君
欠席議員(1名)
26番 井田 孝一君
─────────────────────────────
説明のため出席した者
市 長 星野已喜雄君 副 市 長 林 義夫君
白沢町振興局長 根岸 恒雄君 利根町振興局長 郷原 重雄君
総務部長 大嶋 政美君 民生部長 田村 澄夫君
経済部長 小池 一夫君 建設部長 須藤 一夫君
街なか対策部長 松井完一郎君 白沢町振興局次長 入澤 完司君
利根町振興局次長 山口 芳久君 総務課長 栃原 豊彦君
会計管理者兼会計局長 村沢 博行君 教 育 長 津久井 勲君
教育部長 町田 哲男君 庶務課長 金子 朗君
監査委員事務局長 水田 修君
─────────────────────────────
議会事務局出席者
事務局長 小林有一郎 次長兼庶務係長 繻エ 正美
議事係長 加藤 英臣 副主幹 地野 裕一
──────────────◇──────────────
午前10時開会
◇議長(金井康夫君) ただいまから、平成21年第2回沼田市議会臨時会を開会いたし
ます。
これより本日の会議を開きます。
──────────────◇──────────────
第1 諸般の報告
◇議長(金井康夫君) 日程に入るに先立ち、事務局長をして諸般の報告をいたさせます。
◇事務局長(小林有一郎君) 命によりご報告申し上げます。
地方自治法第180条第1項の規定に基づく専決処分として、損害賠償の額を定めるこ
とについて、道路管理の瑕疵による車両への物損事故によるもの1件の報告がありました。
以上であります。
◇議長(金井康夫君) 以上で諸般の報告を終わります。
──────────────◇──────────────
第2 会期の決定
◇議長(金井康夫君) 日程第1、会期の決定を議題といたします。
お諮りいたします。今期臨時会の会期は、本日1日といたしたいと思います。
これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(金井康夫君) ご異議なしと認めます。よって、今期臨時会の会期は、本日1日
と決定いたしました。
──────────────◇──────────────
第3 会議録署名議員の指名
◇議長(金井康夫君) 日程第2、会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、会議規則第81条の規定により、議長において、小野要二議員、井
上正文議員、高柳勝巳議員の以上3名を指名いたします。
──────────────◇──────────────
第4 報告第 6号 専決処分報告についてから
報告第12号 専決処分報告についてまで
以上7件一括上程
◇議長(金井康夫君) 日程第3、報告第6号 専決処分報告についてから、日程第9、
報告第12号 専決処分報告についてまでの、以上7件を一括議題といたします。
報告書の朗読を省略し、直ちに市長から報告を求めます。
〔市長 星野已喜雄君登壇〕
◇市長(星野已喜雄君) ただいま上程になりました、報告第6号 専決処分報告、沼田
市税条例等の一部を改正する条例についてから、報告第12号 専決処分報告、平成20
年度沼田市下水道事業特別会計補正予算(第5号)までの、以上7件につきまして、一括
してご説明申し上げます。
まず、報告第6号 専決処分報告、沼田市税条例等の一部を改正する条例について、ご
説明申し上げます。
今回の改正は、地方税法等の一部を改正する法律が、平成21年3月27日に衆議院で
再可決され、3月31日に公布、4月の1日から施行されたことに伴うものであります。
主な改正点は、個人住民税における住宅ローン特別控除の創設に伴うもの、固定資産税
の負担調整措置の継続に伴うもの、配当譲渡益に対する軽減税率の3年延長に伴うもの等
であります。
続きまして、報告第7号 専決処分報告 沼田市都市計画税条例の一部を改正する条例
について、ご説明申し上げます。
今回の改正は、ただいまご説明申し上げました、沼田市税条例等の一部を改正する条例
と同様に、地方税法等の一部を改正する法律の施行に伴うもので、都市計画税の負担調整
措置を継続するものであります。
続きまして、報告第8号 専決処分報告 沼田市国民健康保険税条例の一部を改正する
条例について、ご説明申し上げます。
今回の改正は、地方税法及び地方税法施行例の一部改正により、国民健康保険税の介護
納付金課税額の賦課限度額が引き上げられたことに伴い、介護納付金限度額、9万円を1
0万円に改めたもの等であります。
続きまして、報告第9号 専決処分報告 平成20年度沼田市一般会計補正予算(第7
号)について、ご説明申し上げます。
本補正予算は、譲与税、交付金の決定及び事業費の確定に伴う財源の変更並びに緊急に
措置しなければならないものに限定し、既決の歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ、
1,769万6,000円を減額し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ、213億
9,798万7,000円としたものであります。
補正予算のうち、人件費に関わるものを除き、主なものについて、その概要を歳出予算
からご説明申し上げます。
第3款 民生費は、1,343万2,000円の追加でありますが、社会福祉費で灯油
購入費補助金の減額、生活保護費で医療扶助費の追加であります。
第6款 農林水産業費は、1,767万7,000円の減額でありますが、農業費で農
業用道路除雪業務委託料を追加、林業費で(仮称)ふれあいの森整備事業などの確定によ
る減額であります。
第8款 土木費は、194万円の追加でありますが、土木管理費では、建築指導費で住
宅・建築物耐震改修等事業の確定に伴う減額、道路橋りょう費では、道路維持費で道路除
雪消雪事業の確定に伴う追加などであります。
第10款 教育費は、10万円の追加でありますが、社会教育費で図書購入に関わる寄
附金を基金に積み立てるための追加であります。
第11款 災害復旧費は、103万4,000円の減額でありますが、土木施設災害復
旧費の事業確定に伴う減額であります。
第12款 公債費は、1,445万7,000円の減額でありますが、長期債元金、長
期債利子及び一時借入金利子の確定による減額であります。
次に、歳入予算について、ご説明申し上げます。
第1款 市税は、1,970万円の追加でありますが、市民税をはじめとする各税目の滞
納繰越分の追加であります。
第2款 地方譲与税は、1,818万3,000円の減額、第3款 利子割交付金は、5
51万5,000円の減額、第4款 配当割交付金は、1,275万円の減額、第5款
株式等譲渡所得割交付金は、2,100万4,000円の減額、第6款 地方消費税交付
金は、4,059万7,000円の減額、第7款 ゴルフ場利用税交付金は、587万円
の追加、第8款 自動車取得税交付金は、823万円の減額、第10款 地方交付税は、
特別交付税1億6,901万6,000円の追加、第11款 交通安全対策特別交付金は、
16万6,000円の減額でありますが、それぞれ交付額の確定によるものであります。
第14款 国庫支出金は、国庫補助金48万円の追加でありますが、土木費国庫補助金
で住宅・建築物耐震改修等事業補助金を減額、教育費国庫補助金で安全・安心な学校づく
り交付金の追加などであります。
第15款 県支出金は、267万円の減額でありますが、県補助金で灯油購入費補助金
及びがけ地近接等危険住宅移転事業補助金などの減額であります。
第16款 財産収入は、149万円の追加でありますが、財産売払収入で市有土地売払
収入の追加であります。
第17款 寄附金は、教育費寄附金10万円の追加でありますが、沼田ロータリークラ
ブ様からの寄附金を、そのご意志に沿って図書購入費寄附金として計上するものでありま
す。
第18款 繰入金は、1億1,523万7,000円の減額でありますが、財政調整基
金繰入金の減額であります。
第21款 市債は、1,000万円の追加でありますが、総務債で市町村合併振興事業
債を減額、農林水産業債で農業基盤整備事業債を追加、(仮称)ふれあいの森整備事業債な
どを減額、土木債で土地区画整理事業債を追加、教育債で中学校施設耐震化事業債などを
減額したほか、減収補てん債を追加したものであります。
予算第2条 繰越明許費は、「第2表 繰越明許費」に示すとおり、定額給付金給付事
業ほか18件であり、そのほとんどが国の第二次補正予算に関連する事業でありますが、
事業の進捗状況から繰越明許費を設定したものであります。
予算第3条 地方債の補正は、「第3表 地方債補正」に示すとおり、減収補てん債の
追加及び市町村合併振興事業ほか10事業の起債限度額の変更であります。
続きまして、報告第10号 専決処分報告 平成20年度沼田市後期高齢者医療特別会
計補正予算(第4号)についてご説明申し上げます。
本補正予算は、平成21年度から適用する保険料の負担軽減等の措置について、電算シ
ステムプログラムの改修に時間を要することから、繰越明許費を設定したものであります。
続きまして、報告第11号 専決処分報告 平成20年度沼田市介護保険特別会計補正
予算(第5号)についてご説明申し上げます。
本補正予算は、既決の歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ432万8,000円を
追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ34億6,644万1,000円とした
ものであります。
歳出では、第2款 保険給付費で、各項の財源振替を行うとともに、第5款 基金積立
金で、介護給付費準備基金積立金432万8,000円の追加であります。
歳入では、第4款 国庫支出金で、調整交付金などの交付決定により2,794万円を
追加、第5款 支払基金交付金で、交付決定により1,657万2,000円を減額、第
9款 繰入金で、介護給付費準備基金繰入金の減額であります。
続きまして、報告第12号 専決処分報告 平成20年度沼田市下水道事業特別会計補
正予算(第5号)についてご説明申し上げます。
本補正予算は、「第1表 繰越明許費」に示すとおり、国の第二次補正予算に関連し、
雨水公共下水道建設事業について事業の進捗状況から繰越明許費を設定したものでありま
す。
以上7件につきまして、一括してその概要をご説明申し上げましたが、期間的な制約か
らやむを得ず専決処分として措置させていただいたものであります。
細部につきましては、ご質疑に応じ、所管の部長に説明いたさせますので、よろしくご
審議の上、報告のとおりご承認くださいますようお願い申し上げます。
◇議長(金井康夫君) 報告が終わりました。
これより質疑に入ります。
なお、質疑は1件ごとに願います。
まず、報告第6号について願います。19番。
◇19番(井之川博幸君) 沼田市税条例等の一部を改正する条例についてお伺いいたし
ます。
第3条の中に附則の改正がありますが、この中に上場株式等の配当及び譲渡益に対する
軽減税率の延長ということで、市については個人住民税の軽減ということが含まれており
ます。
まず、この詳しい内容について、ご説明を願いたいと思います。また、このような措置
になった理由について伺いたいと思います。よろしくお願いします。
◇議長(金井康夫君) 総務部長。
◇総務部長(大嶋政美君) 命により、お答えを申し上げます。
株式上場等の配当及び譲渡益の市民税の課税については、株価対策のため平成15年か
ら軽減税率としておりまして、本年度の改正において、さらにこの軽減税率を3年間延長
するものであります。この制度そのものは、原則的には税率20%でありまして、所得税
率が15%、住民税率5%を合わせての20%の税率となっておりますものを税率10%
とし、所得税7%、住民税3%とするものの、このうち市に関わります部分は、住民税で
ございますことから、これが5%から3%ということになりますと、率にして2%の減収
となるものでございます。
なお、この減収分については、交付税において措置されるというような形での確認をし
ておるところでございます。以上であります。
◇19番(井之川博幸君) これは不良債権処理の株価対策として平成15年の税制改正
で行われたものでありますが、昨年はですね、一旦この措置はやめるということで、現行
は特例措置として上場株式等の配当が100万円以下、それから上場株式等の譲渡益が5
00万円以下ということで、一般の株主の方々、少ない株といいますか普通に株を売買し
ている方々には特例措置として2分の1軽減がありましたけれども、突然ですね、また今
回、前と同じように上限なしということで変わったわけでありますけれども、その辺はど
んなことで突然こういうふうに変わってきたのか、その辺を解れば教えてもらいたいとい
うふうに思います。
それと、沼田市についてはですね、どのような影響があったのかということをお伺いし
たいのと、これから影響とすればどのように出てくるのかということをお伺いしたいと思
います。
それから、先ほどの住民税の%の話がありましたけれども、住民税が3%のうち、県が
1.2、沼田市が1.8と。だから1.8%というふうに条例になっているわけなんです
けれども。ちょっと部長は3%と言われたような気がするんですけれども。住民税全体は
3%ですけれども沼田市は1.8%ということになるのではないかというふうに思います
が、その辺の確認をさせていただきたいと思います。以上です。
◇総務部長(大嶋政美君) 先ほどの率の関係でございますけれども、住民税ということ
で県税と市税を合わせての率を申し上げましたけれども、その点につきましては議員ご指
摘のとおりでございますので、訂正の上、ご確認いただければと存じます。
それから、沼田市への影響ということでございますけれども、制度そのものは一様に減
収になった部分というのは交付税で補てんされるという形で確認をさせていただいている
ところでございます。
なお、この制度に傾いたと申しますか、制度改正になった背景というのは、株価対策に
対する措置ということでの確認がされているところでございます。以上でございます。
◇19番(井之川博幸君) 市の影響額というのは、一応数字は出るんですけれども、そ
れが交付税措置をされるということで、結果的にないということで理解をいたします。
株価対策ということでやられるということなんですが、平成15年からやった時は5年
の時限措置で、株価は一旦上昇したわけですね。しかし、やめなかったということで、今
回また、引き続きですね、やめるというのをまたやめないということになったわけですか
ら、その点で言えばですね、上限がなくなるということですから大株主や財産家が株式で
得る何億とか何十億という所得とですね、勤労者が汗水働いて得る所得とですね、同じ水
準の10%ということになります。これではあまりにも大株主や財産家優遇ではないかと
いうことに感じるわけなんですけれども、その辺の見解について、最後に教えていただき
たいと思います。
◇総務部長(大嶋政美君) 再度のご質疑でございますけれども、この制度改正そのもの
は、国の地方税法等の一部を改正する法律の趣旨に鑑みましての税制改正でございますの
で、ご理解をいただきたいと存じます。
また、今年度の申告からの把握ですけれども、配当所得での課税者数が約190人ほど
で、譲渡益につきましての課税者数は約80人という形での市民に対する数値は把握して
いるところでございます。
いずれにいたしましても、上位法であるところの法律の趣旨に鑑みましての税制改正で
ございますので、ご理解をいただきたいと存じます。
◇議長(金井康夫君) 他に。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(金井康夫君) 次に、報告第7号について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(金井康夫君) 次に、報告第8号について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(金井康夫君) 次に、報告第9号について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(金井康夫君) 次に、報告第10号について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(金井康夫君) 次に、報告第11号について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(金井康夫君) 次に、報告第12号について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(金井康夫君) 質疑を終結いたします。
お諮りいたします。ただいま議題となっております報告第6号から報告第12号までの
以上7件については、会議規則第36条第3項の規定により、委員会の付託を省略いたし
たいと思います。
これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(金井康夫君) ご異議なしと認めます。よって、報告第6号から報告第12号ま
での以上7件については、委員会の付託を省略することに決しました。
これより討論に入ります。
討論は一括して願います。
なお、討論は反対、賛成の順に願います。19番。
〔19番 井之川博幸君登壇〕
◇19番(井之川博幸君) 私は、ただいま上程されております報告第6号から第12号
の7件の専決処分報告について、沼田市税条例等の一部を改正する条例について及び沼田
市国民健康保険税条例の一部を改正する条例についての以上2件について、反対の立場か
ら討論を行います。
今回の市税条例等改正の問題点については、第3条に含まれている、歴代内閣が進めて
きた大企業・大金持ち減税の一つである証券税制減税の延長であります。
この株式投資への優遇措置は、2003年度税制改正において、不良債権処理策で低迷
する株価へのてこ入れのため、5年間の時限措置として導入されたものです。
その後、株価は回復したけれど、財界などの要求で延長されてきました。
そして昨年、特例を除き原則廃止を決めましたが、今回また不況の状況を受け、麻生内
閣が延長させました。
内容は、株式を大量に所有している富裕層に減税の恩恵が集中するという、大金持ち減
税であり、一般市民には、同時期に定率減税の廃止をはじめ、老年者や年金者の増税を進
めながら、大金持ちにはこのような減税を続けるという不公平税制そのものであり、認め
るわけにはいきません。
国民健康保険税条例の改正については、介護納付金、いわゆる40歳から64歳までの
介護保険料の上限を1万円引き上げるというものです。
介護保険料については、国の負担こそ引き上げるべきであり、これ以上の被保険者負担
の引き上げは認められません。
以上のような問題点を指摘し、反対討論といたします。
◇議長(金井康夫君) 他に。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(金井康夫君) 討論を終結いたします。
これより報告第6号 専決処分報告についてを採決いたします。
本案は、承認することに賛成の諸君の起立を求めます。
( 賛 成 者 起 立 )
◇議長(金井康夫君) 起立多数であります。よって本案は承認することに決しました。
次に、報告第7号 専決処分報告についてを採決いたします。
本案は、承認することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(金井康夫君) ご異議なしと認めます。よって本案は承認することに決しました。
次に、報告第8号 専決処分報告についてを採決いたします。
本案は、承認することに賛成の諸君の起立を求めます。
( 賛 成 者 起 立 )
◇議長(金井康夫君) 起立多数であります。よって本案は承認することに決しました。
次に、報告第9号 専決処分報告についてを採決いたします。
本案は、承認することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(金井康夫君) ご異議なしと認めます。よって本案は承認することに決しました。
次に、報告第10号 専決処分報告についてを採決いたします。
本案は、承認することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(金井康夫君) ご異議なしと認めます。よって本案は承認することに決しました。
次に、報告第11号 専決処分報告についてを採決いたします。
本案は、承認することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(金井康夫君) ご異議なしと認めます。よって本案は承認することに決しました。
次に、報告第12号 専決処分報告についてを採決いたします。
本案は、承認することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(金井康夫君) ご異議なしと認めます。よって本案は承認することに決しました。
──────────────◇──────────────
第5 議案第50号 平成21年度沼田市一般会計補正予算(第1号)
◇議長(金井康夫君) 日程第10、議案第50号 平成21年度沼田市一般会計補正予
算(第1号)を議題といたします。
議案書の朗読を省略し、直ちに市長から提案理由の説明を求めます。
〔市長 星野已喜雄君登壇〕
◇市長(星野已喜雄君) ただいま上程になりました、議案第50号 平成21年度沼田
市一般会計補正予算(第1号)について、ご説明申し上げます。
今回の補正予算は、定額給付金の支給に併せて、地元の消費を拡大し、地域商店街及び
地域経済の活性化を図ることを目的として、沼田商工会議所と沼田市東部商工会が事業主
体となって実施するプレミアム付商品券発行事業に対して補助を行うもので、既決の歳入
歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ500万円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出
それぞれ197億8,026万1,000円とするものであります。
歳出では、第7款 商工費で、プレミアム付商品券発行事業費補助金500万円の追加
であります。
歳入では、第18款 繰入金で、財政調整基金繰入金500万円の追加であります。
以上、その概要をご説明申し上げましたが、細部につきましては、ご質疑に応じ、所管
の部長に説明いたさせますので、よろしくご審議の上、原案のとおりご決定くださいます
ようお願い申し上げます。
◇議長(金井康夫君) 説明が終わりました。
これより質疑に入ります。
なお、質疑は歳出、歳入の順に願います。
まず、歳出について願います。
第7款 商工費について願います。20番。
◇20番(大東宣之君) 今回の、このプレミアム商品券の発行の内容について、お聞か
せいただきたいと思います。
まず、発行の時期がいつになるのか。また、この商品券を取り扱うお店等がどれくらい
になるのか。そしてですね、この商品券が市民だけにしか販売をされないのか。また、販
売される場所等についてはどういうところで行われる予定なのかお聞かせいただきたいと
思います。
◇議長(金井康夫君) 経済部長。
◇経済部長(小池一夫君) ただいまのご質疑にお答え申し上げます。
まず、発行の時期についてでありますけれども、発行の時期につきましては5月の15
日発行というような形で、現在準備を進めているところでございます。
また、次の取扱店数の見込みについてでありますけれども、この取扱店数の見込み、あ
くまでも見込みということでありますけれども、現在それらの取扱店の参加希望を現在募
っているところでありまして、現時点では定かな数字が把握できていないという段階にあ
ります。
また、商品券の関係について、市民のみへの販売かというご質疑かと思いますけれども、
これにつきましては、市民だけでなく、市外の方々も希望する方には販売をさせていただ
くというふうに考えているところであると確認をしております。
また、販売の場所についてでありますけれども、現時点で想定しておりますのは沼田商
工会議所、また、沼田市東部商工会本所、または東部商工会の白沢支所というところで現
時点では販売を想定して、下準備を進めているという状況であります。
以上です。
◇20番(大東宣之君) 現在、まだどういったお店で使えるかについては参加希望を募
っているということですので、詳しいところは定かではないと理解をいたしますが、特に
大型店の取り扱いについてはどのようになっているのかお聞かせいただければと思います。
それから、市外の人にも販売するということですから、もちろん市民の方も含めてです
が、こうしたことのPRといいますか、宣伝についてはどのような計画がされているのか、
わかれば教えていただければと思います。
◇経済部長(小池一夫君) 大型店の取り扱いについては、どのように考えているのかと
いうことでありますけれども、大型店も個店等につきましても、すべて希望があれば対象
とすると考えているところであります。
ただ、この希望があればという背景には、内容的にその換金の時の経費負担というもの
をご理解いただいた形でないと、現実的に取扱店になれないという内容がありますので、
結果は今後の内容になりますけれども、大型店も個店も同様なスタンスで考えているとお
聞きしているところであります。
なお、市外の人にも販売をするということに対してのPRはどのようにするのかという
ご質疑でありますけれども、その内容につきましては、広報を中心に新聞報道、または、
マスメディアを使った形、または、チラシというような形でできるだけ広く周知したいと
考えているところであります。以上です。
◇20番(大東宣之君) こうした商品券は、県内、さらには全国でもすでに販売をされ
ているところだと思います。沼田市で販売するというのは、どちらかといえば後発といい
ますか、遅い時期ではないかと感ずるわけですが、こうしたプレミアム商品券を発行する
ことによって、地域の経済の活性化、この商品券を発行することだけで地域の経済を活性
化させるのではなくてですね、あくまでもこれを呼び水といいますかね、これをきっかけ
にしてですね、活性化に向けた取り組みをそれぞれのお店なりで計画をしていかないと、
これをただ発行するだけでは意味がないと思うんですが、そうしたことについての取り組
みなどについて、どのように考えておられるのか、わかれば教えていただければと思います。
◇経済部長(小池一夫君) ただいまのご質疑にお答え申し上げます。
地域活性化という考え方を起点にした場合に、プレミアム付き商品券だけでは少し弱い
のではないかというご質疑と受け止めましたけれども、これらにつきましては、私どもも
できれば個店の方々、または大型店も含めてですけれども、また、それ以外の業種の方々
もこれに参加するということが当然想定されます。そういう中で、独自でこれに併せて何
かサービスを付加したような取り組み等がなされれば、なお効果が、いわゆる地域の活性
化にさらに拍車がかかるんじゃないかという考え方を持っているわけであります。
ただ、この辺につきましては、私どもも事業主体に対して、是非そのような形の取り組
みも可能な範囲で色々ご指導いただければありがたいとに事業主体の方には申し上げてい
るところでありますけれども、現時点ではそこまでの内容の詰めのところまでいっていな
いと把握をさせてもらっております。この辺につきましては、事業主体がどこまでそうい
う対応ができるか、できないかという内容もありますので、我々とすればできるだけ相乗
効果を上げるために、そういうことが可能な範囲で実施していただければありがたいとい
うスタンスで事業主体の方を介してお願いをしているところでございます。
以上であります。
◇議長(金井康夫君) 他に。9番。
◇9番(高柳勝巳君) 市長の先ほどの提案のとおり、先ほどの議員と同じでですね、商
店街と市のためになる施策であるかどうかというのが大きな内容だったと思います。先ほ
どの答弁で、どうも内容もまだはっきりしていないという状況がうかがえるんですけれど
も、その辺についてお伺いしたいんですけれども。
一つはPRで、広報って言いましたけれども、5月1日に広報ぬまたでいきますと、か
なり日にちが迫っているので、空けてあるのかどうかということが1点です。
それから発行額についてですけれども、東京都内でもかなり売れ残っているというのが
最近報道されております。そのマーケティングについてですね、発行額と販売の方法等に
ついて、先ほどお答えをいただきましたけれども、額とか販売方法というのが実施主体の
方ではどの程度まで詰めていらっしゃるのかお伺いしたいと思います。
◇経済部長(小池一夫君) ただいまのご質疑にお答え申し上げます。
商店街、または市のためというような基本スタンスが当然、ご質疑のとおりあるわけで
あります。その内容につきましては、事業の内容がまだ確定し切れていない部分があるの
ではないかという部分もあるわけでありますけれども、基本的な部分のスタンスについて
は、ある程度骨子的な部分の考え方は固まっていると感じておりますけれども、まだ微細
な部分については予算等が議決をいただいたあとにさらに詰めていくというふうな部分も
現段階ではあるのかなと感じております。
また、売れ残りの問題だとか、額の問題、販売方法等の問題のご質疑もあったわけであ
りますけれども、私どもが事業主体から色々状況を伺っているところによれば、過去にも
このような事業を行っているということから想定すると、商品券は全て完売されるであろ
うという見込みを強く感じて進めているとお聞きしているところであります。
また、販売方法等につきましては、先ほどご説明させていただいたような販売場所とい
うことに基本的にはなりますけれども、その辺については事業主体の方でも先ほども申し
ましたように、今までにもそういう同様な事業を行っているという経験も踏まえた中で、
効率的な内容を事業化したいというふうに考えていると確認をさせていただいているとこ
ろであります。
なお、5月1日付の広報のスペースについては、現段階では一応そういうような対応がで
きるような調整を図っているところでありますので、よろしくお願いいたします。
◇9番(高柳勝巳君) 「以前にも同様のようなことをして同様に完売をされているので
やりたい」というのでは根拠が非常に希薄だなというふうに思うんですよ。私は反対では
ないですよ、決まった以上は。ただ、これが効果的にならないようなことであれば、これ
も市のお金ですからね、市民の皆さんのお金ですから、全体に波及していかなければ意味
がないわけなんですよ。ですから、500万円出すということが妥当かどうか、再度お伺
いしたいと思うんですよ。この量で一番良かったのかということですよね。適正かどうか
という判断についてお伺いしたいのと、先ほどの同僚議員が大型店についても参加可だけ
れども、経費負担についての理解が云々という件がありました。経費負担についての理解
が云々というのをもう少し詳しくお伝えいただければと思います。
◇経済部長(小池一夫君) より効果的な事業にしなければならないという内容でありま
すけれども、今、非常に経済も低迷しているというような状況の中で、これら事業がです
ね、一つの経済の呼び水になっていただければありがたいということで、私どもとすると、
大変大きな期待を込めているというところでございます。
なお、額の内容について発行金額、総額5,000万円というような内容、それに対し
てのプレミアム分10%を付けた、実際は5,500万円の商品券ということになるわけ
でありますけれども、その額が適切かどうかというようなご質疑に対しましてはですね、
これは事業主体の考え方、また、私どもの予算も含めてですね、判断をされて現在下準備
をしているというようなことと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
また、大型店の内容についてはですね、これは大型店に限らず個店でも基本的な参加条
件といいますか、販売総額に対する5%の部分を諸経費に充てるような形で還元するとい
うふうな内容に賛同していただかないと、参加していただけないという部分がありますの
で、それは大型店も当然ですけれども個店もそういうところに賛同できない方は参加でき
ないという内容になると判断しているものでございます。以上です。
◇9番(高柳勝巳君) そうすると、その5%部分、つまり券を作ったりなんかするのに
経費が掛かりますよということで、市が5%、それに参加する人が5%を払って10%の
プレミアムにして出すということですかね。それがまず前提です。もし、そういうことで
あればそのお金を払うことがその商店にとってですよ、大型店も含めてメリットがあるか
ないかということを判断しているので今参加を募っているということですよね。そういう
ふうに受け止めてよろしいわけでしょ。売る方もまだ判断をしかねているという状態の時
に発行だけ決めるという順序でよろしいのかどうか、これは聞いてもしょうがないかも知
れませんが、私が聞きたかったのはそういうことなんです。やる以上は確信を持ってもら
いたいということですよね。その辺について再度、最後にお伺いして終わりたいと思いま
す。
◇経済部長(小池一夫君) ただいま、議員さんがご質疑なさった中に、プレミアム分、
私の方では一応10%をプレミアム分として考えているという計画だとご説明したと思う
んですけれども、その10%部分については、市が負担するという考え方であります。さ
らに、先ほどお話ししました参加店の方々が売り上げに対する5%を諸経費に還元すると
いう考え方で、その諸経費については、プレミアムとして付くということではなくて、あ
くまでも諸経費として活用して事業を運営したいということでありますので、あくまでも
プレミアム分10%については、市の補助金、これは実績に応じて支払うと考えているわ
けですけれども、そのような内容でありますので、よろしくお願いいたします。
◇議長(金井康夫君) 他に。21番。
◇21番(橋襄典君) 関連なんですけれども、先ほど同僚議員から質疑がありました
ように事業内容の戦略も解らない、不確実なんですよ。ですから、その辺の詰めをもう少
ししていかなければならないというのが、先ほどの同僚議員の質疑ですよね。私もそう思
いますよ。500万円を出すことによってどれだけの効果があるかということを最低限把
握していなければ。それをこれから詰めていきますよということじゃどうしようもないと
思うんですよ。だとすればですね、これは商工会議所と東部商工会から出てきたのはいつ
なんですか。それをいつ検討し始めて、こういう形になったのか。
どういうことかというと、昨年度も公共事業の前倒しということで7月の臨時議会をや
りましたよね。あれだってもっと詰めれば3月にできたはずなんですよ。本当にそう思っ
ているんなら。だから、こういったことは全国でも行われているわけですけれども、そう
いったことはまるっきり行政としては考えていなかったということと言われてもしょうが
ないんですけれども、その辺はどうだったんですか。だからこの事業内容が不確実なんで
すよ。出てきたことについて、一応形式的にやりましょうというふうに推測されてもしょ
うがないんじゃないですか。
例えばですよ、広報に一つの事業を記事を載せようとする。今の時期じゃ間に合わない
んですよ。それを何とかしてやろうしている努力は認めますよ。それぞれの事業でも色々
な事業が出た時にそういう努力をしますか。自分たちのことはそういう努力をするけれど
も、市民から出てきた時にそういう努力をしますか。そこで今、部長が答弁されたことは
一つの呼び水をするための一助としては大変結構なことだと思うんですよ。例え大小があ
ってもそういう形をとっていかないと、今の質疑に対しては全然認めるわけにはいかない
ということになりますよ、あんまり価値観が解らなければ。その点についていかがでしょ
うか。
◇経済部長(小池一夫君) 事業内容、それに対する戦略、効果等がご質疑されたわけで
ありますけれども、この事業内容につきましては、あくまでもこういう事業を行うことに
よって、地域の事業総体が活性化に少しでも弾みがつけられればと考えているわけであり
ます。
また、効果等について具体的な想定ができていないではないかというふうにご指摘があ
ったわけでありますけれども、この効果につきましては、当然プレミアム分まで含めて5,
500万円が基本的に市内で利用されるということになると考えております。この額面以
上にその都度その都度買い物も商品券以外の部分も買っていただけることを私どもとすれ
ば想定をしております。そういう面におきましては、非常に効果は必ずあるんだという形
で私どもは考えている事業、または、そういう事業にするというふうな考え方で一生懸命
事業主体とも調整をさせてもらっているということであります。調整が100%になって
いないという部分も当然あるわけでありますけれども、事業主体とすればですね、この補
助金事業が実施できないということになると、今の状況の中ではなかなかこの事業が具体
化しないんだという考え方も苦しい場面も聞いております。そういう中において、市がこ
ういう形で補助事業として後押しすることによって、そこにこの事業も実施できる、効果
も上げられるという形で考えていると聞き及んでおりますし、私どもも是非、そういう価
値で事業を最終的な収束に結びつけられればと考えているところでありますので、よろし
くお願いいたします。
◇21番(橋襄典君) 答えがなかったんですけれども、会議所と東部商工会からいつ
出てきたんですか。それをどんな形で詰めてですね、こういう形になったのか。やること
に対しては決して反対じゃないんですけれども。これがもう少し早く出てきてもよかった
んじゃないかなと思うんですけれども、その辺についてはいかがですか。
◇経済部長(小池一夫君) 最終的にこの要望が、陳情書がいつ出てきたのかという内容
でありますけれども、現時点取り扱っている内容の基本は、3月30日というふうな時期
にそれらが事業を実施したいので、是非補助事業として市の方でも検討いただきたいとい
う形で経過がありますので、報告させていただきます。
◇21番(橋襄典君) だいたいわかりました。
5,500万円で、それが処理できればそれだけの効果が出るんだと。はじめの同僚議
員の質疑からするとかけ離れているんですよ。中身が理解できなかったんですが、今にな
ってくるとやっとわかってきました。ですから、全ての事業についてこういう目的を達成
することによって、こういう効果が出てくるという基本的な立場に立って説明していかな
いと、「何だろう、来たから出してやるんだ」ということでなくて、それに同調して出し
てやることによって、こういう効果が求められますよということを説明の中で言っていか
ないとだめだと思うんで、その点について、概ねわかりましたけれども、それ以上に答え
る部分があったら答弁願いたいと思います。
◇経済部長(小池一夫君) 説明によっては、なかなか理解しづらい部分があるふうに聞
こえたというご指摘かなというふうに思いますけれども、先ほど申し上げましたように、
この事業を成立させるためには、私どもが現段階で考えている内容としては、補助事業と
して市が後押しすることによって、この事業がより活動的に推進されると考えております。
それらにつきまして、私どもも事業主体に、市として補助金を出すという観点から、とに
かく効果を上げるような専門的な知識も活用していただいて、また過去の経験等もよく参
考にしていただいて、その事業効果の上がる事業にしていただきたいということで、私ど
もも事業主体は沼田市ではありませんけれども、事業主体という観点にも立って可能な限
りご意見等も申し上げさせていただいていると。ただし、最終的には事業主体の考え方と
いうものがありますから、限界は自ずから当然あるのではないかと考えておりますけれど
も、とにかく事業効果が上がるように私ども市としても色々と努力できる部分はしていき
たいと考えていますので、よろしくお願いいたします。
◇議長(金井康夫君) 他に。13番。
◇13番(相田昌夫君) 関連で、効果、100%の効果を狙うならば、定額給付金が出
た金額を全部沼田市で使ってもらう。これが俺は100%の効果だと思っているんですけ
ど、そういったところの観点からいくと、5,000万というのは非常に規模が小さいの
ではないかと。
逆に言うと、何億も来ているものの5,000万というところの消費で手を打つってい
うのか、考えがそこに定まったのが俺には何とも。それで効果を上げるというのは規模が
小さすぎるのではないかと考えるんですけれども。金額がそこに設定された理由というの
か、それは財政的な面から色々あるんでしょうけど、とりあえず、そこをお聞かせ願えま
すか。
◇経済部長(小池一夫君) 100%の効果という観点からすると、定額給付金等の内容
を見比べると、今少し規模が大きい方が効果が上がるんではないかというご質疑かと思い
ますけれども、私どももこの部分に対して、大きな部分で、より大きな事業でこの事業が
実施できれば、なおさら効果は上がるというふうに推察しているところでありますけれど
も、やはり、財政的な支援等のですね、一定の範囲を考えた場合にですね、無制限の例え
ば要望額が何億という数値になって、ただし、その基本的な部分については、その額はい
くらでも対応できると思うんですけれども、プレミアム付きという、このプレミアムを市
に全てお願いしたいんだという観点でいきますと、市の財政事情等も当然勘案しながらで
すね、額は見方によっては少ないかも知れませんけれども、やはり、それを先ほどの他の
議員さんにもお答え、ご質疑をいただいた内容も重複する部分があると思うんですけれど
も、これだけではなくて、これを機にですね、自分たちもよりお客さんたちに魅力あるよ
うな考え方も合わせながら事業をしてもらうことで、さらにその効果は上がるのかなと考
えているところでありますので、一つご理解をよろしくお願いいたします。
◇13番(相田昌夫君) だから、本当にそういう効果を考えるんだったら規模が小さす
ぎるんですよ。なぜかと言えば、本当に何億も来るところで5,000万円分でしか、そ
れ以上はないわけですから、その人たちきり逆に言えば恩恵を被れないという制限付きに
なっちゃうわけです。それと、逆に銭の使い方が下手じゃないかという理由にもなってく
るわけですよ。最大の効果を狙うんだったら、もう少し考え方があっていいんじゃないか。
たまたま出てきて、財政上合わせた金額がそのぐらいじゃないのかというようにしか聞こ
えないんですけれども。本当の目的といったところ、意欲というものが伝わってこないん
ですけれども。財政上それしか予算がないからそこでって言うんだったらまだ俺なんかも
聞いてて理解ができるんだけれども、効果を上げてもらいたいという気持ちがあるのに何
でこの規模なんだというところがわからない。お願いします。
────────────────────────────
◇議長(金井康夫君) 休憩します。
午前11時01分休憩
────────────────────────────
午前11時09分再開
◇議長(金井康夫君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
────────────────────────────
◇経済部長(小池一夫君) ただいまのご質疑にお答えさせていただきます。
この事業規模の問題についてでありますけれども、非常にこの辺は先ほど来から申して
おりますように、事業規模が大きければ大きいだけお金も動きますし、経済効果はあると
基本的には認識しております。ただ、市の財政状況等も全く考えないでするわけにもいか
ないと、それだけではなくてですね、県内の実施している各市の状況も踏まえてみてもで
すね、沼田市は決して後れをとらない事業内容ではないのかというように考えております。
一つ事例を例にさせていただきますれば、例えば富岡の商工会議所等については、プレ
ミアム分も含めて3,300万規模というふうにお聞きをしております。
また、館林の商工会議所等で行う内容についても、やはり同様に3,300万規模のプ
レミアム商品券の発行事業を行うと考えております。
また、新聞等でも報道されておりますけれども、太田市、伊勢崎市等においてもですね、
やっておりますけれども、そこについては少し規模が財政的な裏付けも当市に比べればち
ょっと違う取り組みができるような状況にあるのかなということで、それらを考えた時に
沼田市とすればですね、ただ単純に他市がこうだからという考え方を持っているわけでは
ありませんけれども、そういう比較をしてみれば、沼田市は一生懸命努力した補助限度額
と感じているところでございます。
また、商工会議所の方もですね、この事業を実施するに当たって、先ほどと重複します
けれども、今まで事業をやった経験だとか色々な判断の中でですね、この規模で一つの効
果を上げられると、だから実施したいという判断をして私どもの方と協議をさせてもらっ
ていると考えておりますので、一つよろしくお願いいたします。
◇13番(相田昌夫君) 部長の見解としてはよくわかるんですよ。ただ、世の中ってい
うのは、どうせやるならば本当に効果が見えるだけのものをやらないと、言い訳にやった
としか理解しないんですよ。やらないならやらないで一つもやらない方がいいんですよ。
だから、どうせやるならそのくらいな覚悟っていうのかな、他に政策を打つわけでもない、
何するわけでもない。他市との比較っていうのは、これは商店街が落ち込みがどっちがあ
るんだというところの調査までしないと、出すものの金額だけでは内容は見えてこないわ
けであります。逆に例を出すならば、沼田市の方が落ち込んでるんじゃないかと、比較を
したところからの判断をすればね。だったら、行政はもっとそこを追い越すくらいな勢い
を沼田市でつけなければならないとも考える責任があるわけであります。だから言い訳で
はなくて、どうせやるならばそのくらいな覚悟でしてもらいたかったという。最後にそう
いう要望というのか、考え方であります。「やったからいいや」じゃなくて、絶対効果を
上げる。より効果を上げるにはどうしたらいいんだというのが、妥当な金額だと思います。
「ないからこれでやめるんだ」じゃ妥当じゃないんですよ、本当に効果を望むならば。い
くらぐらいまでいったら本当に効果が上がるというものもはじき出して、給付された金額
を全部使ってもらうのが最大の効果なんですよ。それを含めて、こっちが要望なんで、答
えようがないならないでいいんですけれども、そういったつもりで質問をしたということ
であります。
◇経済部長(小池一夫君) どうせやるなら大きい規模でやらなければ、本当の効果が上
がらないんじゃないかというご指摘だと捉えさせていただきましたけれども、私どもも基
本的な考え方としては同じ考え方を持っております。ただ、この事業がですね、市の補助
金だけで行う事業ではないという事業であります。先ほどもご説明しましたように、商店
の方々も5%を諸経費に還元しなければならないというようなこと諸々の要件が重なった
中での事業となっておりますので、そういうものをすべて判断した中で、事業主体として
はこの規模で実施したいという考え方に現在至ったというふうに考えておりますので、た
だし、この規模で極力地域の経済が活性化するように、私どもも先ほどと重なりますけれ
ども、事業主体ともできるところはご意見を申し上げさせていただいて、そういう方向に、
いい結果に結びつくような事業にしたいと考えておりますので、ひとつご理解をよろしく
お願いいたします。
◇議長(金井康夫君) 他に。16番。
◇16番(大島崇行君) 事業内容等については、色々同僚議員から質疑がありまして、
概ねわかったんですけれども、ただ、私が不思議に思ったのは、今回500万にしてもで
すね、傍聴に相当商店街の人がきているんかなと思って見渡しても商店街の人もいないし、
その辺が不思議に思ったんですけれども。
やはりこういうことをですね、市の方に上げた流れをもう少し、こうなって、こうなっ
て、こうなったんだよというのが解らないから、商店街から上がったのか、市の方から声
が出たのか、商工会議所から出たのか、その辺をもう少し明確に、こうなって、こうなっ
て、こうなったんですよと、それで、議会の方に上がったんですよという流れがわからな
いんで不思議だなと。それで後ろを見れば商店街が押せ押せ人が、500万くらいだから
来ないかとも思ったんだけれども、その辺も理解していないんですけれども、その辺につ
いてもう一度お願いします。
◇経済部長(小池一夫君) ただいまのご質疑にお答え申し上げます。
一連の流れといいますか、経過がわからないと非常に理解しづらいというご質疑と受け
止めさせていただきましたけれども、経過としては、知っておられる議員も多いかと思う
んですけれども、2月27日付で沼田市の商店街連合会長、または本町通り商店街連合会
長の連名でですね、まず、このようなプレミアム付き商品券の発行事業をしたいのでとい
う背景の中に、それを市でやっていただけないかという発案もあったわけであります。そ
れらの内容が経過としてはあったんですけれども、私どもとしてもですね、そういう手法
も全く取れないということではないんですけれども、商工会議所等がですね、それら事務
局、またノウハウを全て把握しているという状況の中で、そういう方たちが自主的に盛り
上げていただいてですね、事業をした方が、よりよい事業になるであろう、また、効果を
上げられるであろうという判断から商工会議所とも連携を図って、また、色々な協議を進
める中においてですね、それらの2月の27日に出た陳情書が取り下げられてですね、沼
田商工会議所、東部商工会等が沼田市全域を対象とした事業としてですね、一体化した中
で広く効果を上げたいという形の依頼書に変わったという経過があります。そういう内容
であれば、市も極力できる範囲の努力は検討していきたいというスタンスでですね、今ま
で予算が確保されていないという状況の中でですね、可能性を求めてきたという経過があ
ります。
ただ、これは先ほども申しましたように既存の予算等がありませんので、これは議会等
でご理解をいただいて、承認していただかないとこの事業は立ち上げにならないと事業主
体からもご意見を伺っていますので、そういう経過の中で冒頭から思い切った形で打って
出られないという難しい面も抱えながら調整をさせてもらってきたという経過であります
ので、よろしくお願いいたします。
◇議長(金井康夫君) 他に。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(金井康夫君) 次に、歳入について願います。
第18款 繰入金について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(金井康夫君) 質疑を終結いたします。
お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第50号については、会議規則
第36条第3項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。
これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(金井康夫君) ご異議なしと認めます。よって議案第50号については、委員会
の付託を省略することに決しました。
これより討論に入ります。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(金井康夫君) 討論を終結いたします。
これより議案第50号 平成21年度沼田市一般会計補正予算(第1号)を採決いたし
ます。
本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(金井康夫君) ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されま
した。
──────────────◇──────────────
第6 字句等の整理委任について
◇議長(金井康夫君) 日程第11、字句等の整理委任についてを議題といたします。
お諮りいたします。今期臨時会で議決された事件について、その字句等の整理を要する
ものにつきましては、会議規則第42条の規定により、その整理を議長に委任されたいと
思います。
これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(金井康夫君) ご異議なしと認めます。よって、そのとおり決しました。
以上で今期臨時会に付議された事件はすべて議了いたしました。
──────────────◇──────────────
第7 閉 会
◇議長(金井康夫君) 以上をもちまして、平成21年第2回沼田市議会臨時会を閉会い
たします。
議員各位、並びに執行部各位には、誠にご苦労さまでございました。
午前11時22分閉会
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