議事日程 第3号
平成21年 6月 5日(金曜日)午前10時開議
第 1 一般質問
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本日の会議に付した事件
第 1 一般質問
第 2 散 会
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出席議員(26人)
1番 真下 恭嗣君 2番 田村喜久子君
3番 坂庭 直治君 4番 石井 紘一君
5番 鈴木 圭子君 6番 金子 一弥君
7番 小野 要二君 8番 井上 正文君
9番 高柳 勝巳君 10番 布施辰二郎君
11番 片野 彦一君 12番 宇敷 和也君
13番 相田 昌夫君 14番 久保 健二君
15番 星野 稔君 16番 大島 崇行君
17番 山ア 義朗君 18番 大竹 政雄君
19番 井之川博幸君 20番 大東 宣之君
21番 橋 襄典君 22番 石田 宇平君
23番 星川嘉一郎君 24番 牧野 保好君
25番 星野佐善太君 27番 金井 康夫君
欠席議員(1名)
26番 井田 孝一君
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説明のため出席した者
市 長 星野已喜雄君 副 市 長 林 義夫君
白沢町振興局長 根岸 恒雄君 利根町振興局長 郷原 重雄君
総務部長 大嶋 政美君 民生部長 田村 澄夫君
経済部長 小池 一夫君 建設部長 須藤 一夫君
街なか対策部長 松井完一郎君 白沢町振興局次長 入澤 完司君
利根町振興局次長 山口 芳久君 総務課長 栃原 豊彦君
会計管理者兼会計局長 村沢 博行君 教 育 長 津久井 勲君
教育部長 町田 哲男君 庶務課長 金子 朗君
監査委員事務局長 水田 修君
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議会事務局出席者
事務局長 小林有一郎 次長兼庶務係長 繻エ 正美
議事係長 加藤 英臣 副 主 幹 地野 裕一
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午前10時開議
◇議長(布施辰二郎君) これより本日の会議を開きます。
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◇議長(布施辰二郎君) ただいま、市長より発言の申し出がありましたので、許可いた
します。
◇市長(星野已喜雄君) お許しをいただきましたので、発言の訂正をお願いしたいと思
います。
昨日の井之川博幸議員の一般質問における農業就業人口にかかわる答弁におきまして、
農業就業人口は、3,474人から3,050人と、424人の減と答弁申し上げました
が、農業就業人口は、4,827人から3,050人と、1,777人の減でございます。
訂正をいただきたくお願いを申し上げる次第であります。大変申しわけなくおわびを申
し上げる次第であります。
◇議長(布施辰二郎君) ただいまの発言のとおり、ご了承願います。
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第1 一般質問
◇議長(布施辰二郎君) 日程第1、一般質問を行います。
昨日に引き続き、順次質問を許可いたします。
橋襄典議員。21番。
〔21番 橋襄典君登壇〕
◇21番(橋襄典君) 一般質問をいたします。
質問に入る前に、昨日の4人の議員の質問、答弁を聞いておりまして、市長の答弁につ
いては、何を考えて、何をしていこうかという具体的な部分が見られませんでした。
それから、一番先の議員の質問の中で冒頭、研修と検討ということが出て、どちらが優
位だということで、議場で携帯の辞書で引きますと、研修は「その分野で必要な知識、技
能を身につけるために特別な勉強をすること」、検討は「ある物事を多面的によく調べ、
研究すること」ということであります。
それと、今朝起きてみましたら、「首長語録」というものが玄関に入っておりました。
この中で、「票にはならない事業ほど大切」、「町長が先頭を切り、土台をつくって職員
がそれを完遂していく。首長というものは怖い職業です。トップの考え方や行動がすぐに
職員に反映しますからね」というのがありました。それから、「計画なきところに開発な
し。最年少町議から最年長町長へ」と、こういう形で埼玉県の吉川町長の話の記事であり
ました。今回の質問に対してもこういった部分がつながるということで、冒頭紹介させて
いただきました。
それでは、市民主体のまちづくりについて一般質問をいたします。
なお、グリーンベル21にかかわる質問は、既に2人の議員から同様な通告がされ質問
されており、重複しないようにお伺いをいたします。
初めに、沼田市にとって商業及びまちづくり事業における死活問題というべき最重要事
項で、その波及する影響度ははかり知れません。それは、補助金と出資との違いの重みか
ら来る行政責任、市民責任に負わされるからであります。
グリーンベル21にかかわる三井生命資産の無償譲渡受け取り拒否からその後について、
2月25日、多くの傍聴者が詰めかける中、全員協議会において、かねてからの課題であ
った三井生命資産の無償譲渡について受け取り拒否声明以降について、予測する諸問題を
含めて、さらに沼田都市開発株式会社とのさまざまな協議を含めた対応等についてされて
きたのか、まずお伺いいたします。
行政支援と中心市街地の活性化についてお伺いいたします。
グリーンベル21についての行政支援について直面する具体的な支援について、さらに
商業の活性化を掲げている沼田市中心市街地街なか再生事業は平成10年度に沼田市中心
市街地活性化基本計画を策定して土地区画整理事業を開始し、平成25年度までに中心市
街地の再生を目指しているが、遅々として進まぬ街なか再生事業。平成21年度には上之
町の一部について仮換地指定と移転工事に着手について財政状況等も含めて大きな影響が
推測されますが、今後の中心市街地の活性化についてどのような認識をされ、影響と課題
と対応についてお伺いいたします。
市民懇談会についてお伺いいたします。
私は、ふれあい広場、グリーンベル21懇談会等ほとんど傍聴してきましたが、議論が
かみ合わない。今回の事件は市民への死活問題は言うまでもありません。協働の市民の意
識の高まりで、「市民が行政に積極的に参画し、市民みずからがまちづくりの主体として
かかわり、能力を生かしながら社会参画したいという意識が高まっています」とあります。
将来を展望してディベートを基調とする市民懇談会の開催についていかがでしょうか。
少子高齢化対策についてお伺いいたします。
沼田市では、平成17年に5万5,503人の人口が、平成28年には5万560人と
約9%減少すると予測されています。65歳以上の老齢人口は全体の23.6%から30.
4%に増加し、逆に14歳以下の年少人口は14.1%から11.7%に減少すると見込
まれ、少子高齢化と人口減少はますます進んでいくと考えられます。この現実を乗り越え
るためには地域におけるつながりを大切にし、みんなで助け合うことが必要と推計に基づ
いて示されております。
ちなみに4月1日現在で人口5万3,205人で約4.1%減少、老齢人口1万3,8
65人で26.0%、前年対比25.19%、年少人口7,342人で13.8%が現状
です。市長のお話を聞いていて、人口増を望めるのは東京都と沖縄県で、我が市において
は基礎自治体の確保は不可能かのようなことが見え隠れしております。
一般論として、高齢化は少子化対策が進展すれば解決されると言われております。現状
と将来展望についてどのように認識されて政策として具体的対策についてお伺いいたしま
す。
次に、人口減少及び高齢化への政策による先行投資について、関連になりますが、より
具体的な政策についてお伺いいたします。
最後に、市長の少子高齢化への理念についてお伺いいたしまして、最初の質問といたし
ます。
◇議長(布施辰二郎君) 市長。
〔市長 星野已喜雄君登壇〕
◇市長(星野已喜雄君) ただいまの橋議員のご質問にお答え申し上げます。
ただいまの橋議員のご質問にお答え申し上げるわけでありますが、冒頭、昨日のご質
問の、「検討」と「研究」の関係についてのご質問がありました。ただいま議員は、「検
討」と「研修」という言い方をされたかというふうに仄聞しております。「検討」と「研
究」という観点で申し上げたので、あらかじめ申し上げておきたいと思います。
まず、市民主体のまちづくりについて、グリーンベル21にかかわる三井生命資産の無
償譲渡受け取り拒否その後について、2月25日以降の状況について、更に沼田都市開発
株式会社との協議等についてでありますが、さきの答弁と重なりますが、三井生命保険株
式会社の寄附の申し入れにつきましては、ご案内のとおり、去る3月3日に寄附の申し入
れには沿えない旨を回答させていただいたところであります。
その後、三井生命保険株式会社から4月27日付で沼田都市開発株式会社に対し、三井
生命保険株式会社の持ち分資産について購入を希望する企業への譲渡を検討しており、そ
の譲渡について沼田都市開発株式会社の同意をいただきたいとの申し入れがなされており
ます。
沼田都市開発株式会社では、三井生命保険株式会社からの通知を受け、5月18日に取
締役会が開催され、「グリーンベル21に係る三井生命保険株式会社持ち分資産の第三者
譲渡について」を協議し、その後、区分所有者集会及び共有者協議会での検討を踏まえて、
5月28日に再度の取締役会が開催されたところでありますが、さらに沼田都市開発株式
会社において購入を希望する企業の調査を実施していることに対して、三井生命保険株式
会社も理解を示し、それらの調査結果や関係者の理解を踏まえて回答することとしており
ます。
また、市といたしましても、これらの情報収集に努めているところであり、今後の展開
を見据えながら、その対応を図ってまいりたいと考えております。
次に、行政支援と中心市街地の活性化についてでありますが、さきの答弁と重なります
が、市といたしましても本年度におきまして、空床の利活用を促進し、グリーンベル21
の集客力の一助とするため、各種イベントの開催などに取り組んでまいりたいと考えてお
りますが、沼田都市開発株式会社を中心とするグリーンベル21の活性化策の取り組みに
対しても、必要な支援については検討してまいりたいと考えているところであります。
また、中心市街地の活性化につきましては、現在、土地区画整理事業による基盤整備の
手法を取り入れた中心市街地まちづくり事業が進められておりますが、今後のグリーンベ
ル21の展開を見据えながら、中心市街地街なか再生関連事業との連携を図るとともに、
関係者の動向を踏まえながら、支援策の検討を行っていくことが必要ではないかと考えて
おります。
次に、市民懇談会についてでありますが、グリーンベル21に係る動向の情報収集に努
め、今後の展開を見据えながら、対話と協調を基本とし、必要に応じて対応してまいりた
いと考えております。
次に、少子高齢化対策について、現状と将来展望についてでありますが、2005年か
ら始まった、我が国の人口減少は、出生数の減少などにより急速に進行しており、200
5年の出生数は108万7,000人でありましたが、国立社会保障・人口問題研究所の
推計によりますと、2020年には77万3,000人、2040年には58万2,00
0人と今後急激に減少すると予想されております。
本市における最近の出生数は、2006年が439人、2007年が445人となって
おり、近年で最も多かった1998年の580人と比較すると135人の減少となってお
ります。
また、本市の高齢化も急速に進み、本年4月1日現在における65歳以上の人口は、1
万3,865人で高齢化率は25.76%となっております。今後も高齢者人口が年々増
加し、初婚年齢の上昇や晩産化の進展から少子高齢化はさらに進むものと考えており、少
子高齢化への対応は、本市の大きな行政課題の一つであると認識しております。
次に、人口減少及び高齢化への政策による先行投資についてでありますが、核家族化や
少子化の進行に伴い、子育て中の専業主婦等の育児不安が指摘されており、共働き家庭だ
けでなくすべての家庭を対象とする支援の充実が求められております。
本市といたしましては、出産祝い金の支給や、子ども福祉医療費助成制度における支援
とその拡大を図ってきたところでありますが、本年度から利南地区に学童保育所を新たに
設置し、働きながら子育てができる環境整備を進めているところであります。
また、これから迎える超高齢社会に求められるものは、住みなれた地域で健康で生きが
いを持ち、安心して人生を送ることができる健康長寿社会の構築であると考えております。
そのためには安心・安全で質の高い医療・介護・福祉サービスの提供体制の整備や、認
知症の方が住みなれた地域で安心して生活を続けていくための対策の推進を図るとともに、
高齢者の意欲・能力の有効活用を図る高齢者の就労の促進、行政とNPO、老人クラブ等
の協働による地域活動の推進や、高齢期へ向けた健康づくりや介護予防事業も将来を見据
えて取り組んでまいりたいと考えております。
次に、少子高齢への理念についてでありますが、少子化対策は、人口構造の変化、財政
の状況、経済の成長、社会の高度化等を考慮し、次代の社会を担う子供を安心して産み、
育てることができる環境を整備することであり、子供の安全な生活の確保と健やかな成長
に配慮して推進することと認識しております。
現在の日本は、平均寿命の伸びや出生率の低下により少子高齢化が急速に進んでおり、
また、総人口も平成17年をピークに減少を続け、世界で最も少子高齢化が進行している
国と言われております。このままの状態で少子高齢化が進めば、社会を支える役割を中心
的に担う働き手の数は少なくなり、総生産が減り、1人当たりの国民所得を維持すること
が難しく、少子高齢化に伴う経済停滞の克服は今後の大きな課題になるものと認識してお
ります。
また、高齢社会における原動力は、高齢者自身であり、高齢者が健康で住みなれた地域
で自立して生きがいを持って暮らせる地域社会を構築するためには、高齢者が主役となる
ことが重要であると認識しておりますので、高齢者が元気に暮らす環境づくりを進めてま
いりたいと考えております。
以上申し上げまして、橋議員のご質問に対する答弁とさせていただきます。
◇21番(橋襄典君) それでは、再質問させていただきます。
初めに、先ほどの市長の答弁の中で、5月28日に沼田都市開発の役員会がありました。
その夜、全議員にそれぞれの役割でその結果を説明がありました。私の方には経済部長か
らその内容が示されました。この説明で全議員が本当にわかったのかどうか、私も半信半
疑だったです。そこで申し入れたのは、29日は臨時議会があるから恐らく20分か30
分で終了する。ですから、こういう重大な問題だからこそ、こういう連絡があったんだと
思います。ですから、情報の共有として市長から説明をし、そしてそれぞれの議員からそ
のことについて質問を受けてこの苦難を乗り越えていこうと、こういうことが一番大事か
なと、こういうことで電話で経済部長に申し入れをしました。
しかしながら、市長はこれを受けずに臨時議会は終わってしまったわけですけれども、
その見解について、まずこれほどの沼田市がつぶれてしまうかどうかという大きな問題で
あります。そのことについてどう受けとめて市長は全員協議会を開かなかったのか、それ
についてご答弁をお願いしたいと思います。
◇市長(星野已喜雄君) できるだけ手分けをいたしまして前の日にいろいろと電話連絡
させていただき、そして時の状況についてご説明をさせていただきました。
ご案内のとおり、経過等の流れの筋でございました。したがいまして、いろいろと今回
も昨日の質問者に対して答えておりますように、経過の流れがございます。そういうこと
から今回は電話の連絡でそれぞれの状況を説明させていただいたという経過がございます。
ご理解を賜りたいと思います。
◇21番(橋襄典君) その経過はわかっているんですよ。ですから、その事の重大さ
からすれば、今度は臨時議会終わった後、全員協議会を開いてその内容について質問を受
けるということは、さらにその内容をそれぞれの住民の代表の議員が理解するはずなんで
す。だから、それをなぜしなかったのか、早く連絡することは結構ですよ。せっかく次の
日に20分ぐらいで終わった議会ですけれどもその後、時間を20分でも30分でもとっ
てやる必要性もあったんじゃないか。それが要するに市長として、行政側として今こうい
うことですよという一つの説明責任を果たして、それが新たな問題を解決するために前向
きに進もうとすると、こういうことだと思うんです。これについて昨日もそうですけれど
も、そういった質問に対して抽象的にこういうふうに回して終わってしまう。私はこうい
う考え方で臨時議会の後、そういう申し入れあったけれども全員協議会をする必要がなか
ったと、こういう形の具体的な答弁をいただければと思います。
◇市長(星野已喜雄君) いずれにいたしましても、非常に経過が大変慎重を要するとこ
ろがございました。5月28日の1時50分からの会議も大変重要だと思ったわけでござ
います。したがいまして、事前の中でその日のうちに結論的なものができるや否やという
ことについては、なかなか微妙なところもあったわけでございますけれども、緊急を要す
ることなので電話で応対したわけでございます。
全員協議会の関係についていかがかということでございますけれども、やはりこれらに
ついては時間等の問題もあったりして状況判断の中で今回はこれらを選択したと。同時に、
きょうも議員もご通告されておられますように、一般質問の通告者が本問題について3名
の方がおられたこともこれまた事実でございます。いずれにいたしましても、総合的な観
点でもって前日のうちにできるだけ広範囲に、しかも行き渡るような形の中で段取りをさ
せていただいたという経過がございますので、ご理解を賜りたいと思います。
◇21番(橋襄典君) この全議員、それから傍聴者の皆さんも、今市長が言った「時
間等の関係から」と、それはあるかもしれないですよね。ということは、この問題につい
てそれ以上の大きな問題があったから時間がとれなかったと、こういう解釈でさせていた
だきますけれども、でも先ほども言ったように、この核の問題がもし崩れたときに、下之
町の核、昔の2核ワンモールも含めて商業から、それから取り巻く沼田市の経済に物すご
い影響が出てくるんですね。ですから、そういったところで多くの住民の代表の議員の意
見をそこで機会をとって聞く必要性があることによってまたさらに前に出ていく必要性が
あったわけですよ。ですから、朝8時半ごろから、ほとんど市長はいませんからね。それ
ほど忙しい市長さんなんです。でも、この問題については、沼田市にとって本当に死活問
題です。ですから、事を選びながら極力アカウンタビリティーという説明責任を果たして
やっていく必要性があったわけです。ですから、経済部長にも申しわけないけれども相当
きつい言葉で言いましたよ。「もしこれを市長に伝えなければ職務怠慢だから」と、こう
いうことまで言いましたよ。それだけこの問題は大きな問題なんです。ですから、たまた
まそういう臨時議会があった時間ですから、ものの20分か30分で済むはずですよ、い
ろいろ意見が出たとしても。それの方が大事と私は思うんで、今、こういうふうに再質問
しているわけですけれども、なければないで結構ですから、もう一度その点についてお伺
いいたします。
◇市長(星野已喜雄君) 私たちのできる最大限のいろいろな状況を活用して各議員の方
々に周知をさせていただいたという経過がございますので、ご理解を賜りたいと思います。
◇21番(橋襄典君) 理解はできません。できっこないでしょう。同じことを繰り返
しただけですよ。昔というんですか、市長が「天地神明に誓って」と。すばらしい、昨日
もあったように、市長が論語を語れば物すごくいい話をしてくれます。ただ、今の時代に
また今脚光浴びているのは論語とそろばんなんですよ。今、そういったことを確立するこ
とによって日本の崩れたものがまた復活すると、こういうことでベストセラーになってい
ますよ。ですから、その辺をもう一度、自分でも言っているわけですからよくかみしめて
その中身を理解していただきたいと、こういうふうに思っております。
そこで、この今回の問題は3月の同僚議員の一般質問にも答えています。それを確かに
3月25日の全員協議会で受け取りません。それまでは物すごいそれがあったと思うんで
すよ。それを言ったことによってほっとなったのかどうかわかりませんけれども、3月の
一般質問の中ではこういうことを行ってその後は何とかなっていくでしょうと、こういう
ニュアンスであったわけです。それが甘いんです。民間はそんな状況じゃないですよ。今
の公共事業だとか、そういった部分がいろいろ取りやめられていますよ、直轄事業は。で
も、地方は公共事業がなくなったらなんですか、今、沼田市で公共事業は何がありますか、
財政的な部分を含めて。そういう中で今回のこういった問題に対する対処が私から考える
と、甘いですよ、はっきり言って。
ですから、この辺が昨日の一般質問の中にもありましたように、今回もその沼田都市開
発、それから地権者に対する、それは第三者に渡す、こういったことについての同意とい
うのが5月29日と地権者に対しては6月12日という話を聞いておりますけれども、そ
れが三井生命が2年もほったらかされたんですよ。
過去も申し上げましたように、三井生命から沼田市は信頼がないんです。これは私は三
度ぐらい言っていると思うんですけれども、それはどういうことかというと、お互いのや
りとりの中でその誠意がないんです。今回も、例えば1週間延びても10日延びても1カ
月延びても、もうここまで来て第三者の名前も出ましたけれども、そこに行ってその会社
が都市開発の皆さん、地権者の皆さん、市にとって譲歩するような会社だと思いますか、
その後処理をしようという利益追及型の民間なんですよ。ですから、そういった先行きの
見通しの甘さがあるんです。
今回の答弁についてもそういう答弁していますよ。ほっとしているというニュアンスで
聞こえますけれども、そうじゃないですよ。三井生命だってことしは一部上場しようとし
たんですよ。その当時、3月には1,000億円ぐらいの赤字になると私は言っていると
思うんですけれども、たしか2,300億円ぐらいの赤字になっていると思うんですよね。
天下の三井だってそういう状況です。ですから、そういったことについて一向に誠意のあ
る回答が沼田市からないんですよ。せっかく出てきたんですから、地域と業者とのいい関
係にいくような形にとれればいいわけですけれども、そんなことはありっこないですよ。
そこで、1日に出ましたアメリカのGMの問題、これも国費を60%も投資して一時的
に国有化するということですよね。これは沼田市だって沼田都市開発に60%で市有化と
同じですよ。最終的には、私は3月には市民に負担が来ると言いましたよ。行政負担と同
じですよ、意味は。でも、その先行き、それが転げたときにどういう形になるかというこ
とです。
ただ、一番問題は、何回も申し上げてきましたように、沼田都市開発に出資と補助金、
それは私も議会でも賛成しました。そういう言い方をすると。執行者はそんなことを言わ
ないで「私は責任としてやっていくんだ」と、こういう形でなければ絶対いけないんだと
思うんですよ。そこが3月のときには「もらってももらわなくても地獄」と私は申し上げ
ました。それほど厳しい状況なんです。だから、最終的には借金をすれば連帯保証人もい
る。だけど、貸した方は取れるところから取りますから、60%の持ち株を持っている沼
田市から取られるんですから、何かあったときには。
ですから、そういった先行きの甘さ、きのうは仮説なんて言っていましたけれども、そ
れじゃ、長期ビジョンというのはどういうんですか。現状に基づいて将来展望はこうなる
と予測しているわけですよ。だから、そういう予測というのがあるわけですよ。だから、
街なかどうなりますかと言ったら、「今これからの問題として」なんて、そんなことはな
いでしょう。
それでは、今、沼田の商店街がどうなっていると思いますか。一番わかりやすいのは、
材木町、商店街がないんですよ。上之町、今、いろいろな動きがあるでしょう。そこでそ
ういったものが崩れてきたらどうするんですか。ですから、昔は商業だとか工業だとか農
業、こういうふうに単独でなりました。昨日の市長の答弁にありましたように、もう複合
的な対応でしなくちゃない。それが地産地消でAコープだと言っている。全くそのとおり
なんですよ。だから、そのことについて英知を結集して統計に基づいて将来展望としてど
うだと、環境なら環境に合わせた中でどう形をあけていくかという具体的なビジョンを出
してやっぱりやっていくべきなんです。その点の甘さが非常にあると思います。その点、
いかがでしょうか。
◇市長(星野已喜雄君) 多岐にわたってのご意見が出ておりますのでご答弁がうまくで
きるかどうかわかりませんが、お答えをさせていただきたいと存じます。
まず冒頭、昨年の3月25日に市の方向性を出して云々という言葉がございましたが、
これは事によると2月25日、議員全員協議会のところのことではないかと思っておりま
すので、まず申し添えておきたいと思います。
それと、続いて5月29日の最終の判断をということでありましたが、これにつきまし
ては昨日来、答弁しておりますように、5月28日の1時50分の会議の席で延伸をお願
いする形の中でご了解をいただいておりますので、ここで結論が出ているわけではありま
せん。
続きまして、GMの問題で先般、アメリカの大統領が多額の国費を投じていろいろと対
応される話が出ておりました。しかし、この論評を見てみると、大きく二つにマスコミの
論調も分かれているようでございまして、経済のベトナム化に発展するのではないかとい
うような論調も出ておりました。これが果たして一体どういうことになるのかということ
になりますると、なかなか先行きが非常に厳しいものがあるのではないかというのが、い
わゆるマスコミ各種の論調であったというふうに受けとめておりますので、申し添えてお
きたいと思います。
なお、いろいろと私ども執行部がとっている対応が非常に指摘をされているわけでござ
いますけれども、私どもとすると、やれることはやらせてもらってきたという経過がござ
いますので、ご理解を賜りたいと思います。
非常に難しい問題だけに議員の皆様方には大変ご不満のところもあろうかと思いますけ
れども、よろしくご理解のほどをお願い申し上げたいと思います。
◇21番(橋襄典君) 先ほどのは失礼しました。2月25日の話です。
ただ、今の市長の話を聞いても本当に具体性がないんです。だから、ここまではこうな
んですよ、まだ解決されていないからここまでですよと。だって、そういう一つの部長以
下課長、職員がついてデータに基づいてこういうふうになっていくよという部分は、当然
予測していないんですか。市民の血税を集めるだけ集めておいて、それは将来展望を見据
えた血税を使っていこうという、こういう考え方というのはないんですか。その点、いか
がですか。
◇市長(星野已喜雄君) 市民から本当にいただいております税金は、まさに大事なもの
でございます。当然、5万5,000市民の利益を考えた形の中で判断をしていくことに
なろうかと思っております。したがいまして、そういった全体の状況をつかみながらそれ
ぞれの施策を判断していくことになるのではないかというふうに受けとめております。
◇21番(橋襄典君) 先ほど経済のベトナム化と申されました。恐らく推測としては、
アメリカもまたこれで沈没しちゃうんじゃないかと。そうすると、第2の世界恐慌が来る
ということまで出ています。それが今の市長の答弁だと思うんです。
それでは、沼田市に置きかえたときに、この沼田都市開発を含めて沼田市の経済を含め
た中でそういう沼田市のベトナム化という形にも推測されるんですね。その予測はあるん
ですよ。そういう点についてはいかがですか。
◇市長(星野已喜雄君) あくまでも議員が今後の対応についていろいろ手だてを打つべ
きではなかろうかということの観点からご質問されたもので、私は現時点のアメリカとの
比較の中で申し上げたわけでございます。もうご案内のとおり、今まではグリーンベル2
1の1階のAコープの誘導、そしてふるさと館等、さらに新しく進出する方々に対しては
それぞれの対応を図ってきたということで、今までも一生懸命やってきたという経過があ
ります。そうしたことの中での今日を迎えているわけでございまして、先般のマスコミ論
調から申し上げたわけでございますので、そこのところはひとつしっかりと区分けした形
の中でご理解をいただければ大変ありがたいと思っております。
◇21番(橋襄典君) 第三者機関というのが昨日、名称が出ました。それは要するに
処理しようというだけなんです。それには沼田市にとって物すごい痛手が来るはずですよ。
そういう将来展望なり、そういうことについては全然答えられないんですか。一生懸命や
ってきた、一生懸命やってきたと。それじゃ、今のことを打破するにはどうするんですか。
それをもし取得する場合には1億7,000万円とかなんとか、それじゃ今後もそういっ
たことに対して支援をしていきますよと。そういうことは全く考えていないことですか。
財政が厳しいから。でも、もしこれが転げたらもっとひどい状況にはなるわけですよ。た
だ、それがもう三井生命の無償資産譲渡を断ったから次の段階には三井生命は動いている
わけですよね。だから、それに対する手だてというのはできないかもしれないですよね。
それでは、そこで何をしたらいいかということは何もないんですか、その点も含めてお
願いします。
◇市長(星野已喜雄君) 議員、いろいろな角度で分析されておりますので、議員が今度
機会がありましたら、昨日もいろんな議員から出ておりますが、議員のご提言等もいただ
ければ大変またありがたいなとは思っておりますが、私ども立場からいたしますると、や
はりこれがどうしても一つの骨格の流れがあって、まず最初に三井生命が第三者譲渡をし
ていきたいということになる、都市開発に相談をしてくると。その都市開発に相談してそ
れが取締役会で受けないということになると、次の段階の地権者あるいはまた持ち分所有
の方のところにその流れが行くと、こういうくだりがございます。
現時点で、これは非常に議員の皆様方にはいろいろとじくじたるところがあると思いま
すけれども、現実に5月18日にいろいろと第三者譲渡の三井生命がお考えになっている
企業関係のことについては、やはり相手先のことがあるのでということで非常に慎重な発
言をなされました。そういうふうなことから、私どもとすれば、やはりそれぞれのところ
にご迷惑をかけないような形の中でいろいろと対応を図ってきたという経過がございます。
今後の関係等については、やはり年度当初から空き床対策とか、あるいは専門的な立場
の方々を入れた新年度予算、つまり3月の議会で大いに論議をいただきましたけれども、
そういった一つの時系列を踏まえながら対応を図ってまいりたいと思っております。
なお、昨日、いろいろと議員の方々からご示唆をいただいたことにつきましては、でき
ることについては対応していきたいということで指示もしてきたところでございます。
◇21番(橋襄典君) 今の状況から予測ということだから市長は答えないかもしれな
いけれども、沼田都市開発はどうなりますか。そこに出店されている皆さん方にはどうい
う予測がされますか。いい部分と悪い部分と、もしわかったら教えてください。
◇市長(星野已喜雄君) 市の立場からいたしますると、現実に現場で出店されて頑張っ
ている方々は大変なご努力があろうかと思います。したがいまして、今までもその方々の
活性化のために努力をしてまいりました。しかしながら、先ほど言う税金の話がありまし
たけれども、税金も5万5,000の市民の方々からいただいている税金になっているわ
けでございます。当然、全体のことを考えた形の中で判断もしていかなければなりません。
そういった形の中で非常に個店の方々もご努力をされ、そして、昨日も申し上げたかと思
いますけれども権利者、要するに個店の方が都市開発に一たんお金を納めて都市開発から
お金を権利者に渡すわけですが、その権利者の方々も努力をされて新年度は35%も削減
した形の中で努力をしていきたいという、こういうお話がございまして非常に感銘をいた
しました。
したがいまして、私どもからすれば、それは皆さん方にご満足のいくような支援になる
かならないかということについては、これはまた結果の問題がありますから何とも言えま
せんけれども、きちんとした形の中でやるべきことはやっていきたいと、こういうふうに
思っております。
◇21番(橋襄典君) いいですか、沼田都市開発の市は何%持ち株を持っているんで
すか、60%ですよ。経営はそれでいいですよ。でも、そこの中のその役割というのは、
市長が取締役として入っているんですよ。そんなもの無責任に、だから先ほども言ったよ
うに、これがもし悪い方向にいったら市民が責任を負うんですよ。それだけの執行者とし
ての責任があるんじゃないですか。それについて全然答えていない、いかがですか。
◇市長(星野已喜雄君) 議員は常に60%のことを披瀝されます。現実にAコープ導入
のために判断をした1億円でございました。あのときの判断は、ある意味においては今よ
り厳しいものがあったわけです。現実に1階のところがすべてなくなってしまったわけで
すから、そのためにどうしようかということの判断の中で1億円導入ということについて
は、ご案内のとおり、これを出資にすべきなのか、あるいはまた補助にするべきなのかと
いうことの中で、やはりいろいろなことを総合的に勘案したときにはこの1億円を出資す
るということでその場の危機を乗り越えていこうと、まさに当時にあっても危機的な状況
の中で踏み込んだわけです。その後、今次に至っていろいろとご指摘があるようでありま
すけれども、やるべきことはやってきたということなんです。決してそういった中でよく
いろいろと厳しいご意見を私どもも承っているわけでございますけれども、決してそこの
場で私どもが何も受け身的な形になっているわけでもありません。きちんとした形の中で
今後、市民にご迷惑をかけないような形の中でこれらに対しては対応を処していかなけれ
ばならないと思っております。
◇21番(橋襄典君) これ以上、答えないですよ。実は3月の同僚議員の質問の答弁
にこういうことを書いてある。きのうも答弁の中にあったんですけれども、「まちづくり
の総合的な観点からできる支援に引き続き努力していく。集客力を図るためにふるさと館
の運営、継続と市が主催する各種イベント等の実施やさらなる活用策の検討と活性化が図
られる」と。これは先ほども言っていたんですね。それで、「そこに必要な支援が得られ
れば鋭意取り組んで、場合によっては補正予算も可及的速やかに対応する必要があれば、
一歩踏み込んだ手だても考えていく」と。ということは、今はないということですね、最
善を尽くしてそれ以上の形が。その点についていかがですか。
◇市長(星野已喜雄君) 当然、プロセスがございます。いろいろな段取り等もしてきた
つもりでございますけれども、ご承知のとおり、政治は時系列で動いてまいります。した
がいまして、今の時点ではそういった予算措置のところまで踏み込むに至らなかったとい
うことになるかと思います。いずれにいたしましても、冒頭議員がおっしゃっている、そ
ういったこと等については、いろいろと対応方を図るための努力をしているところでござ
います。昨日、また議員の方々からもご指摘をいただいているところでございますけれど
も、現時点ではそこまで至らなかったという状況にあります。いずれにいたしましても反
省すべきところは反省をしっかりして、そして今後に備えてまいりたいと思っております。
◇21番(橋襄典君) 私は今の市長の答弁を聞いていて、言葉に過ちがあります。ち
なみに答えないんですから聞いた話で申し上げます。今、グリーンベルの中で働いている
方が275人ぐらいいるそうです。家族を含めると1,000人以上いるということです
ね。もし万が一のことがあると、これは路頭に迷うわけですよ。そういったことは市長と
しても、それから都市開発の役員としてもそういったことも含めて当然考えていくべきで
す。先ほど来、全然答えないからこれについても答えないと思うんですけれども、その辺
についてのコメントがあったらお願いしたいと思います。
それから、昨日、Aコープの関係で総合的な今の状況の中で地産地消、実は過日5月3
0日の「日本経済新聞」なんですけれども、私もこれはどうなんだろうというふうに思っ
ていたんですけれども、農商工等連携促進法というのが昨年の7月に制定されました。そ
れでまだまだかなと思ったら、群馬県では2カ所あります。1カ所は、減農薬で育てる片
品村の大白大豆を丸ごと使いおからを出さない豆腐の開発促進、これは既に利用している
んですよね。天下の沼田はどうなんですか。
それともう一つ、今これはベストセラーになっています。リンゴを無農薬でつくると。
1年間に収入ゼロのときもあったそうです。米の無農薬は簡単にできると、こういうふう
なことが書いてあります。
そこで、米もリンゴも人間が育てるんじゃないんです。リンゴはリンゴで自分たちで成
長して実をつける、米もそう。人間は何をするか、成長しやすい、実りやすいように応援、
環境づくりをするんだと。ですから、今度のグリーンベル21の関係についても、行政と
してそういった環境づくり、必要な手だてをする。
ところが、今はないと市長は言っている。そんなことはないですよ。それには何が必要
かというと、住民の代表の議会、それから住民に対してアカウンタビリティーという説明
責任を果たして、またさらにこういう血税を投入するけれどもこうこうこういう展開にな
る、よくなると思うという、こういう形の中から投資をするということが大事というふう
に思うんです。そういった部分がないんですよ。
先ほど申し上げましたように、3月の同僚議員の答弁に対してもそう、ですから、ある
ところの会合の2次会の席で、名前は申し上げませんけれども職員の方から「市長は思い
つきでやられるから困る」と言っていた。いいんですよ、だからそこに何が問題か。そう
思ったことが言葉が出せない。協議ができないという環境になっているんですよ。もっと
自由に討論ができるような形にしなくちゃならない。
だから、先ほどもこれからの改めた市民との協働的な部分の話し合い、今までの触れ合
い広場についても、グリーンベル懇談会についても、一応は1回は答えるけれども、あと
はみんな受けている。それでもいいんですよ。また次回やってこのことについて研究した
結果、こうですよと、それが全くなし、抜けているんですよ。ですから、一つのことを決
めたら次、次と決めていかなくちゃない。ところが、点か何かでどんどん行っているから
問題が山積、問題解決しないんですよ。それが今までの星野市政なんです。だから、同僚
議員が質問していてもそういうところに不満があるはずですよ。ですから、そういったこ
とを一歩も出ないけども今はこういうことで我慢しながら市民のため、市のために頑張っ
ているんだよということだけで、具体的に言わなきゃ何にもならないじゃないですか。こ
んなのでやるなら、私もストレスでパーになっちゃいますよ。でもそういうことを的確に、
差はあるかもしれないけれども具体的にこういう皆さんの市民の血税をこういうふうに使
ってこういう方向に行きたいというので今政策しているんですよと政策がない。だから、
政治家と政治屋の間違いをしているんじゃないですか。その辺を含めてお答えいただきた
いと思います。
◇市長(星野已喜雄君) 多岐にわたっておりますので適切にお答えできるかどうかわか
りませんが、それぞれ私なりに精査した形の中で申し上げてまいりたいと思います。
まず、グリーンベルの方々のご家族の方に言及されたご発言がありましたけれども、や
はりそういった方々がしっかりと生活ができていかないとまずいということについては、
同様の考え方でございますのでご理解をいただきたいと思います。
それから、1階、Aコープの話をされたということでいろいろと議員がご発言されてお
られますが、昨日の議員は、商業スペースの関係が多くなってきて、もう調査の報告は商
業では成り立たないということを言われているんだから、市はいろいろと考えろという話
があった経過がございます。そういったことから、実はその調査の中にはグリーンベル2
1の活性化には1階の今の食品販売の部分の活性化が大きなポイントになるんではなかろ
うかという調査の指摘があったもので申し上げたわけでございますので、ここのところは
誤解がないようにひとつお願いしたいと思います。
なお、片品の大白大豆の地域振興等については、私どもも承知をしているつもりでござ
います。学ぶべきことをしっかりと学んでこれから生かしていかなければならないと思っ
ております。
リンゴの関係等につきましては、昨日も申し上げたかと思いますが、今月、リンゴ農業
後継者が青森の方から無農薬を活用したリンゴ振興をなされた方の講演会がなされるよう
であります。その方が議員がおっしゃる方と同じ人かどうかわかりませんが、いずれにし
ても、そういうふうなことの努力があるということでございます。
また、職員の方が2次会の席で私めに対するいろいろなことを申されたということでご
ざいますけれども、これらにつきましては私の指導下にある職員が私に対してそういった
意見を述べたわけでございますから、謙虚にみずからがしっかりと律して反省をして職員
としっかりとそういった意思疎通が図られるように努力してまいりたいというふうに思っ
ております。
ただ、2次会の席というのはきっと宴席あるいは酒席ではないかと思っております。そ
んなことを思いまするときに、やはりこういったことについては正面切った形の中で申し
上げていただければ大変よかったなと思っておりますので、つけ加えておきたいと思いま
す。
なお、政治家と政治屋をはき違えているんではなかろうかと、こういうご指摘でござい
ますが、私ども、もともと政治家であるとか政治屋であるとか、そういう意識を持ったこ
とはございませんでした。ただ、一心不乱に与えられた職責を全うせんがために一生懸命
努力した経過でございます。したがいまして、それが議員にしてみればいろいろなことで
私自身の全貌がどのようなご判断をされようと、それは私が議員のご判断に何ら介入する
立場にはございません。ただ、もともとそういう意識の前段にただひたすら与えられたこ
の政治をさせていただく環境の中で精いっぱい骨を折ってきたということでもって、いろ
いろなご批判は議員、あるいは市民の皆様方にゆだねるしかないのではないかと思ってお
りますので、謙虚に受けとめておきたいと思います。
◇21番(橋襄典君) 今の職員の問題、酔っぱらっていませんよ、酒を飲んでいたん
ですけれどもね、でもそういう環境なんですよ。
それともう一つ、政治家の問題、たしか4年前の9月ごろですよ。私の一般質問で「私
は政治家」と言っていますよ。そういうことがいろんな形でこういうふうに変わってきち
ゃっているんですよ。ですから、そういった部分を含めて言いやすい環境、そういった部
分を基本的に第一歩から見直していかないと、こういった部分は変えていけません。
それと、傍聴者もいますから、今度、私が市長に面談したときは受けてくださいね。私
は1月10日にようやく1年9カ月ぶりに市長と1時間面談しましたけれども、そういう
点は、私が言ってその話がくだらなかったらくだらないと言って蹴っ飛ばして結構ですか
ら、きちっと受けてくださいね。それが一つ。
もう12分の残り時間になりましたので先ほど来の問題は、将来予測は全然立たないん
だ、そういったことについても全然関知していないというような形で受けられますよ。だ
って再三、それを言っているのに出ないじゃないですか。その60%の問題は当たり前じ
ゃないですか。連帯保証人の金のあるところから借り主よりもあったところは皆取られち
ゃうんですから、そんなことになっちゃいけないけれども、もしなったときは沼田市です
よ。ですから、今回の問題は沼田都市開発の60%出資をしてなければまた展開違ってき
ますよ。それを持っているから後から来るかすぐ来るかわからないけれども、もらっても
もらわなくても地獄というのはそこなんですよ。相当の問題が出てきますから。だから、
その第三者機関、昨日のあれでも名称は言わないということになっていますから、それで
も同僚議員から出てわかっていますから、でもそれは再建しよう、措置をしようという会
社ですからそれ相応の会社だと思います。それを覚悟して執行者として市民の目線で都市
開発の役員としても、市長としてもきちっと対応していただけるようにこの点についてお
伺いいたします。
次に進みますけれども、もう時間がないですから。実はご存じかどうかわかりませんけ
れども、今ベストセラーになっていますよ。勝間和代さんという方、これは世界で50人
の女性の中の1人に入っています。その方が少子化を招く若者の貧困、これは後でコピー
してやります。この問題を提起したとき、まあ、そうだなというふうに思います。合計特
殊出生率の推移というのでこの数字が出ているんですよ。もしあれだったら次に渡します
けれども、平成5年に1.26が、新しい少子化対策を出したことによって1.3人にな
った。そのときに児童手当の乳幼児加算ということでやったら1.34になったと。やっ
ぱり政策として仕掛けをしていかないと、それは伸びていかないんですよね。
そこで、何を手当てをしたらいいかということでこういうことがあるんですよ。少子化
対策で重要なのは何だろうと、これはいろいろなアンケートが出ています。一番問題は経
済的支援が70%なんですね。あとは保育インフラだとか出産育児休業だとか、でもやっ
ぱり毎日の生活の安定がそこにあるんですね。そこで児童に対する育児関連支出というこ
とで、これは世界の表なんですけれども、GDP費に対して日本は幾つか、2003年、
0.75なんですよ。ところが、2005年は0.5になっています。ということは、そ
れだけの支出をしていないということなんですね。
私がそこで提案したいのは、今、基礎自治体が崩れようとしている中において何をしな
きゃならないかということは、総合的に判断して将来展望として公的資金で出すというこ
とですね。標準財政規模、いわゆる160から170億円という中で、例えばこれも説明
責任をして了解をしていかなくちゃならないんですけれども、この中の1%を少子化対策
に出していく。それはどういうことかというと、今、逆ピラミッドなんですよ。これをや
ることによって正常なピラミッドになっていくはずなんです。物すごい問題があるけど今
回は申し上げませんけれども、そういった部分があるわけです。先ほども1回目の質問で
言われましたように、東京と沖縄だけしか伸びないんだと。全国の各自治体でも先行投資
しているところは伸びているところもあるんですよ。
ところが、この中で一番出生率が多いところはフランスなんですよ。フランスはGDP
の3.02%、これが2003年ですけれどももっと今は伸びています。そういう将来を
展望したことをやることによってそれを確立されるとどういうことになるか、今のこれか
らの人生、我々50年と言っていたけれども今は80年ですよ。そういった部分はクリア
されるという理論があるんですよ。
ですから、そういう考え方を持ってやるのが政策なんです。血税を預かって将来展望を
見ながらやっていくと。一番先に言ったとき、合併時から28年度をめどとしたときに今
は中間になっていますけれども、中間でもどんどん落ちている、悪い状況になってきてい
る。だけど、それは今やらないと問題というのが今、全国的に言っています。国でも言っ
ている。
ところが、そういう政治決断がされないからそういう前向きにいかないんですよ。です
から、今、沼田市としてそういう標準財政規模の1%以上、それも優先すべきものはなん
だろうと。このアンケートの中を言えば、要するに経済支援が一つなんですよ。細かいこ
とは時間がないから言いませんけれども、すべてに出てきます。それが安心して子供を産
んで育てていくという環境づくりにその血税は投入しても、だれも文句は言わないと思い
ます。それが、沼田市はなぜなんだろう、人口がふえているなと、こういうことになって
くると思うんですね。そういう展開がない、はっきり言って。私も前に民生の所管でそう
いうことを申し上げました。
ただ、3月の議会の最後の市長の話の中に環境と交流、何が政策ありますか。思いつき
で言っているのと同じじゃないですか。それが3月の新年度の予算の最後の議会ですよ。
それには政策があってそういう打ち出しをしなくちゃならない。正副議長の懇親会のとき
に市長は何と言っていましたか、利根町の限界集落はボールドウィンが解決する。そんな
むちゃな話はないでしょう。もっと理論に基づいた中で大事に血税を使っていくというこ
とですよ。ですから、この少子化対策についても、こういう考え方に基づいて先行投資す
る必要性があると思いますが、その点について総合的にいかがでしょうか。
―――――――――――――――――――――――――――――
◇議長(布施辰二郎君) 休憩します。
午前11時02分休憩
―――――――――――――――――――――――――――――
午前11時10分再開
◇議長(布施辰二郎君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
―――――――――――――――――――――――――――――
◇市長(星野已喜雄君) さらにまた多岐にわたってのご質問でありますので適切にお答
えできるかどうかあれですが、一つずつ申し上げてまいりたいと思います。
まず、私めとの面談の問題でございますが、議員ご案内のとおり、うちの方でもこの日
でいかがでしょうかということで了解いただいて、また翌日、その日では都合がつかない
というご連絡もいただいたこともございます。できるだけその辺のところについては、私
どもも時間等の制約もあるものでご迷惑をかけていたかとは思いますけれども、ぜひいろ
いろと協議の上、この日でどうかということになれば、そういうふうな方向で進んでもら
えればありがたいというふうに思っておりまするし、また今後ともいろんな意味でご指導
いただきたいと、このように思っております。
それから、二つ目の市民の目線でもって対応を図れと、このことについてはご案内のと
おりでございます。私どももそういった観点で今後とも努力をしてまいりたいというふう
に思っております。
少子化の問題でございますけれども、非常に造詣の深いいろいろなご提言をいただきま
して、大変ありがとうございました。
つい二、三日前に市長会がございまして、その前段、関東市長会もございました。実は
その関東市長会の全体の決議が現在の妊婦健診が14回になったということは時限立法で
2年間なっているわけです。しかし、これをやはりその後も継続してほしいという要望を
そこで出させてもらった中で、ついこの間の市長会の会議でもそのことが話題で小渕大臣
が、あるいはまたそのほかの国会議員もそれはぜひ続けていくように頑張りたいというこ
とを言っていただいたので、大変心強く思っております。そういった国の施策とも相まっ
て今進んでいる少子化の問題についていろいろとご指導いただき、私どもの方でも可能な
限り、対応が図られればと思っております。
それから、3月の議員と執行部の議会最終日の懇親会の席で、ボールドウィンがあれば
限界集落が解決できると私が発言したというようなご提言だったと思いますが、実はこれ
は森林の市というところに初めて、いわゆる根利地区のボールドウィンを中心にしたもの
を日比谷の公会堂の前で全国レベルの、言うなれば発表するような場所があったわけです。
ブースですけどね。そこで石破大臣が地元の営林局長の福田さんと一緒にそこのところを
わざわざ視察をしてくれたそうです。そのことを地元の営林局長がいたく感激をいたしま
して、市の職員が大変頑張ってくれたということのお褒めの言葉もいただきました。そん
なことから、こういった地域で眠っている、いわゆる財産をいろいろと磨きをかけていく
ことが現在の限界集落に対していろんな手だてになっていくんじゃないかということで申
し上げたわけでございまして、そのものだけでもってこれが解決するなどという気持ちで
申し上げたわけではございませんのでご理解を賜りたいと思います。
なお、職員のことが出ましたので重ねて申し上げたいと思いますけれども、先ほどのご
質問にもありましたけれども、やはりこれらが事実であるとすれば、しっかりとした対応
を図らなければいけないと思っておりまするし、今後、私どももいろいろと留意をして対
応を図っていきたいと思っております。つまるところ、私が行政の最高責任者でございま
すのでその責めは私が受けなければならないことになろうかと思っております。
いずれにいたしましても、事実そのものが私自身がなかなか見受けることができなかっ
たもので申し添えさせていただきました。
◇21番(橋襄典君) 少子化についてはお答えがなかったんですけれども、実はこう
いうのがあるんですね。一つのデータで25歳から34歳、比較的若い世代の女性10カ
年とする現在が、日本で900万人だけれども、10年後には600万人に減少しちゃう
と。だから、十分な女性がいる間に手を打たないと手おくれになる。それが少子化対策に
今しなければならないということなんですよ。ですから、沼田市として貴重な税金なんだ
けれどもそういった部分を1%ぐらい投資して、女性と男性がこういうふうに協議という
か、そういうあれが全くないんですよね。例えば朝起きると井戸端会議なんて昔、あった
ですよ。そういう環境がないです。まずそういう環境づくりだとか、それで結婚になった
ら産みやすいような環境づくり、それが夫婦世帯で200万円ぐらいで子供は産めないで
すよ。それで、今度は産まれたら子育てに対してのお金とか、そういった部分を先行で沼
田市としてはやってもいいんじゃないですかということなんですね。いたずらにずるずる、
先ほどの答弁じゃないですけれども先のことはわかりませんよと言っているんですよ。そ
うじゃなくて先のことを読んで先行投資をすることが結果としてよくなる可能性があるん
です。だめだということをわかっていてやる人なんてだれもいないんですよ。だから、そ
れは税金を有効利用するということが大事なこ
となんですが、その点についてはいかがでしょうか。
◇市長(星野已喜雄君) 先ほども申し上げましたように、建設的なご提言でございます
ので、今後、一生懸命勉強させていただき、市の実態に見合った形の手だてが打てればと
思っております。
◇21番(橋襄典君) ちょうど各紙、きのう、出生率の問題が出ているんですよ。上
がっていると。これはどういうことですか、うるう年というのが出ているんですよね。総
合的に言うとこういうことなんですね。今後は景気悪化に伴う雇用情勢の悪化で出産を控
える女性がふえると見られているが、出産の先行きにも限度があり、厚生労働省内では今
すぐこういった対策を強化しないと出生率は急激な上昇は見込めないということを言って
いるんですね。昨年はうるう年の影響がなければ出生率が減っていったかもしれないと、
こういう可能性の話が出ている。景気によって晩婚、晩産化と、こういうのが新聞の記事
に出ているんですけれども、そういう状況なんですよ。ですから、行政は将来の市民の目
線にするためにはそういったもの、また同じ答弁になっちゃうかもしれないけれども、そ
ういうことが政策なんですよ。ですから、そういった部分についていかがですかというこ
とは、また研究しますよということなんですけれども、再度、お伺いいたします。
◇市長(星野已喜雄君) ちょうど昨日の新聞に大きくこの出生率の3年連続の上昇だと
か、あるいは8年ぶりの増だとか「上毛新聞」に大きく取り上げられました。各紙一斉に
書かれたと思いますが、明るい材料だなと思って受けとめたわけですが、恒常的にこれが
続くということにはならないのではないかと思っております。したがいまして、ご提言の
関係等についてしっかりと受けとめて、今後の沼田市に見合った対応を図ってまいりたい
ということを先ほど来、申し上げているところでございます。
◇21番(橋襄典君) 先ほどもありましたように、この中にあるんですけれども、少
子化対策で重要なのは何か、これは大和証券です。いろんな企業でこういったもの先行き、
国においては厚生労働省でも出しています。これも結果的には同じ形で、やっぱり経済支
援が一番です。この大和証券で70%です。あとは先ほど申し上げたように30%ちょっ
とぐらい、ですから、今、そういった社会情勢なんですよね。仕事もない、結婚したけど
子供を産みたいけど産めないと、こういう状況なんです。ですから、そういった将来展望
を図ってこういったことに厳しく挑戦するということが大事かと思います。今、絶対議会
の中でも反対する人はいません。それにはこうこうこういう理由で5年後、10年後はこ
うなりますよ。こういう展望があるわけなんです。また同じ答弁かもしれないけれども、
ひとつご答弁願います。
◇市長(星野已喜雄君) 民間の大企業たる証券会社が、社会貢献を果たすような形の、
いわゆる提案をして、実はそれが企業に跳ね返ってくるという、そういうことであろうか
と思って受けとめております。そういった財界あるいは証券会社等々の動きにも神経を使
って、そしていろいろと多角的に分析をしてまいりたいというふうに思っております。
◇21番(橋襄典君) 最後に、沼田都市開発、グリーンベル21、本町通り商店街、
それぞれ含めた沼田市の全体状況を含めて今、本当に先を読んで決断をしないと、まずは
グリーンベルの沼田都市開発に関係する人たち、そこで働いている人たち、それから本町
通りの皆さん方、昔は11商店街があったはずなんですけれどもそれもなくなってきまし
た。総合的な考え方として先を読んでやっていかなくちゃならないというふうに思います。
先ほどと同じ答弁になるかもしれないけれども、総合的な見地に立ってさらに最後にご答
弁をお願いしたいというふうに思います。
◇市長(星野已喜雄君) 伝統ある本町の商店街というのが私どもが子供の時分はあこが
れの地でありました。そのあこがれの地の再生を図るべく歴代の先輩たちがご苦労してき
たというふうに思っております。
そういった中で、時代の変遷とともに極めて厳しい商業環境になってきた経過の中で今
日を迎えているわけでございます。私ども市行政といたしますところでは、やはりいろい
ろな総合的な判断の中でかつての本町通りのにぎわいを取り戻すべく努力をしていかなけ
ればならないと思っております。そのためにはぜひ議員皆様方のお力添えをいただきます
ようにお願い申し上げます。
◇議長(布施辰二郎君) 以上で一般質問を終了いたします。
――――――――――――――◇――――――――――――――
第2 散 会
◇議長(布施辰二郎君) お諮りいたします。
8日から10日までの3日間は、委員会審査等のため休会いたしたいと思います。
これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(布施辰二郎君) ご異議なしと認めます。よって、8日から10日までの3日間
は、委員会審査等のため休会することに決しました。
以上で本日の日程はすべて終了いたしました。
本日はこれにて散会いたします。
次の会議は11日午前10時に開きますからご参集願います。
本日は大変ご苦労さまでございました。
午前11時24分散会
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