議事日程 第4号
平成21年 6月11日(木曜日)午前10時開議
第 1 請願第 1号 物価に見合う年金引き上げを政府に求める請願
第 2 議案第58号 平成21年度沼田市一般会計補正予算(第2号)
第 3 議案第59号 平成21年度沼田市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)
第 4 議案第60号 平成21年度沼田市介護保険特別会計補正予算(第1号)
第 5 議案第61号 平成21年度沼田市下水道事業特別会計補正予算(第1号)
第 6 諮問第 1号 人権擁護委員の推薦について
第 7 議案第62号 新たな過疎対策法の制定に関する意見書案について
第 8 議案第63号 沼田市議会議員定数条例の一部を改正する条例について
第 9 閉会中の継続調査申出について
第10 字句等の整理委任について
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本日の会議に付した事件
第 1 請願第 1号 物価に見合う年金引き上げを政府に求める請願
第 2 議案第58号 平成21年度沼田市一般会計補正予算(第2号)
議案第59号 平成21年度沼田市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)
議案第60号 平成21年度沼田市介護保険特別会計補正予算(第1号)
議案第61号 平成21年度沼田市下水道事業特別会計補正予算(第1号)
以上4件一括上程
第 3 諮問第 1号 人権擁護委員の推薦について
第 4 議案第62号 新たな過疎対策法の制定に関する意見書案について
第 5 議案第63号 沼田市議会議員定数条例の一部を改正する条例について
第 6 閉会中の継続調査申出について
第 7 字句等の整理委任について
第 8 市長閉会あいさつ
第 9 閉 会
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出席議員(26人)
1番 真下 恭嗣君 2番 田村喜久子君
3番 坂庭 直治君 4番 石井 紘一君
5番 鈴木 圭子君 6番 金子 一弥君
7番 小野 要二君 8番 井上 正文君
9番 高柳 勝巳君 10番 布施辰二郎君
11番 片野 彦一君 12番 宇敷 和也君
13番 相田 昌夫君 14番 久保 健二君
15番 星野 稔君 16番 大島 崇行君
17番 山ア 義朗君 18番 大竹 政雄君
19番 井之川博幸君 20番 大東 宣之君
21番 橋 襄典君 22番 石田 宇平君
23番 星川嘉一郎君 24番 牧野 保好君
25番 星野佐善太君 27番 金井 康夫君
欠席議員(1名)
26番 井田 孝一君
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説明のため出席した者
市 長 星野已喜雄君 副 市 長 林 義夫君
白沢町振興局長 根岸 恒雄君 利根町振興局長 郷原 重雄君
総務部長 大嶋 政美君 民生部長 田村 澄夫君
経済部長 小池 一夫君 建設部長 須藤 一夫君
街なか対策部長 松井完一郎君 白沢町振興局次長 入澤 完司君
利根町振興局次長 山口 芳久君 総務課長 栃原 豊彦君
会計管理者兼会計局長 村沢 博行君 教 育 長 津久井 勲君
教育部長 町田 哲男君 庶務課長 金子 朗君
監査委員事務局長 水田 修君
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議会事務局出席者
事務局長 小林有一郎 次長兼庶務係長 繻エ 正美
議事係長 加藤 英臣 副 主 幹 地野 裕一
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午前10時開議
◇議長(布施辰二郎君) これより本日の会議を開きます。
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第1 請願第1号 物価に見合う年金引き上げを政府に求める請願
◇議長(布施辰二郎君) 日程第1、請願第1号 物価に見合う年金引き上げを政府に求
める請願を議題といたします。
本請願に関し、民生福祉常任委員長の報告を求めます。委員長 片野彦一議員。
〔民生福祉常任委員長 片野彦一君登壇〕
◇11番(片野彦一君) 民生福祉常任委員会に付託されました請願第1号 物価に見合
う年金引き上げを政府に求める請願について、審査の結果をご報告いたします。
請願の趣旨は、本来、年金制度は庶民の生活実態を反映したものであるべきで、とりわ
け年金受給者である高齢者の生活維持のためには物価上昇に合わせた年金額の引き上げが
必要であるとして、本年度に緊急措置を行い、さらに無年金者・低所得者に「生活支援金」
を上乗せする国への意見書の提出を求めるものであります。
審査の結果、本委員会では不採択とすることに決定いたしました。
これよりその理由と審査の経過を申し上げます。
審査の過程では、本請願の趣旨は理解できるものの、年金制度がさまざまな方面に影響
を及ぼすことや、この請願項目のみを取り上げた場合に広く国民が持つであろう不公平感
・負担感といった問題点、さらに現在の国の財政状況からも実現の可能性は低いこと、な
どを指摘する意見が多数を占め、不採択すべきものと決定した次第であります。
◇議長(布施辰二郎君) 委員長の報告が終わりました。
これより質疑に入ります。
なお、質疑は委員長の報告に対して願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(布施辰二郎君) 質疑を終結いたします。
これより討論に入ります。
なお、討論は本請願に対し、賛成、反対の順に願います。20番。
〔20番 大東宣之君登壇〕
◇20番(大東宣之君) 私は、ただいま上程されている請願第1号 物価に見合う年金
引き上げを政府に求める請願について、委員長報告に反対の立場で討論いたします。
高齢者の暮らしを支えるものは唯一年金しかなく、その年金も年金課税の強化や後期高
齢者医療保険の天引き、介護保険料の値上げ、年金の引き下げにより、高齢者の暮らしは
大変なものになっています。
さらに昨年来の穀物や原油の値上げにより、さまざまな生活用品の値段が上がり、一時
期ガソリンは値下げされたものの、ここに来てガソリンも再び値上げ傾向となり、ほかの
生活必需品などは高い値段のまま推移しています。
こうしたとき、物価に見合うように年金を引き上げることは当然のことです。
ところが、約束されている国庫負担の引き上げも守られないばかりか、「年金百年安心
プラン」などといって、年金の保険料を毎年引き上げ、支給額を毎年減らすようなことを
やっておきながら、幾年もたっていないのに、年金制度の存続すら危ぶまれるようになっ
てしまいました。
請願を否決する理由として、国の財政問題などを挙げていますが、本当に今の日本はそ
んな状況なんでしょうか。
麻生内閣は、定額給付金として2兆円ものお金をばらまき、みずからの人気のなさを補
うためなのか、選挙に勝つためにはと考えたのか、総額約14兆円もの補正予算を通し、
定額給付金に懲りず、ばらまきを続けています。
要するに今の日本にはお金がないのではなく、政治に福祉の心、国民の暮らしを支える
政策がないだけです。
高齢者の生活の支えとなっている年金は、そのときの物価上昇に合わせ引き上げること
は当然のことであり、安心して老後を過ごせる年金制度の充実に力を注ぐことは当たり前
のことであり、請願第1号 物価に見合う年金引き上げを政府に求める請願を採択するこ
とを求め、委員長報告に対する反対討論といたします。
◇議長(布施辰二郎君) 他に。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(布施辰二郎君) 討論を終結いたします。
これより請願第1号 物価に見合う年金引き上げを政府に求める請願を採決いたします。
本請願に対する委員長の報告は、不採択であります。
請願第1号 物価に見合う年金引き上げを政府に求める請願を採択することに賛成の諸
君の起立を求めます。
( 賛 成 者 起 立 )
◇議長(布施辰二郎君) 起立少数であります。よって、本請願は、不採択することに決
しました。
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第2 議案第58号 平成21年度沼田市一般会計補正予算(第2号)から
議案第61号 平成21年度沼田市下水道事業特別会計補正予算(第1号)
まで
以上4件一括上程
◇議長(布施辰二郎君) 日程第2、議案第58号 平成21年度沼田市一般会計補正予
算(第2号)から日程第5、議案第61号 平成21年度沼田市下水道事業特別会計補正
予算(第1号)までの以上4件を一括議題といたします。
これより質疑に入ります。
まず、議案第58号 平成21年度沼田市一般会計補正予算(第2号)について願いま
す。
なお、議案第58号については、歳出より各款ごとに願います。
まず、第1款 議会費について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(布施辰二郎君) 次に、第2款 総務費について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(布施辰二郎君) 次に、第4款 衛生費について願います。20番。
◇20番(大東宣之君) 予防費の疾病予防対策事業、この事業の内容についてお聞かせ
いただきたいと思います。
あわせて母子保健対策事業、この中に妊婦健診委託料、さらには妊婦健康診査助成金等
があります。この中身についてお聞かせいただきたいと思います。
◇議長(布施辰二郎君) 民生部長。
◇民生部長(田村澄夫君) 命により、お答えをさせていただきます。
まず、1点目の予防費の予算の内訳でございますが、新型インフルエンザに対する備蓄
品の購入を予定しております。防護セット、これは頭にかぶるもの、ゴーグル、マスク、
それからエプロン、シューズソックスのセットを170セット。それから、マスクを2万
枚購入する予定でございます。
次に、妊婦健診の内容でございますが、これはさきの国の二次補正の段階で、従来5回
だった公費負担部分を14回に公費負担の拡大をしたものでございます。その部分を今年
度の予算で追加をさせていただいたという内容でございます。以上であります。
◇20番(大東宣之君) 疾病予防対策事業費、防護セットを170セット、マスクを2
万枚ということで、新型インフルエンザの予防対策としてこうしたものを購入していくと
いうことですが、新型インフルエンザ等の予防対策としては、こうしたものの購入とあわ
せて具体的にどのような対策をとられようとしているのかお聞かせいただきたいと思いま
す。
妊婦健診については回数がふえるということですが、回数がふえることによってどれく
らいの出生率の上昇、子供を産みたいという方々がふえるとお考えなのかお聞かせいただ
ければと思います。
◇民生部長(田村澄夫君) 購入対策の今後の考えでございます。現在の備蓄状況を踏ま
え、補正を踏まえて、今後、新型インフルエンザが現在、弱毒性であると言われておりま
すが、これは、秋に想定されております第2波でどのように変化をしていくかというとこ
ろが大きな問題となっておるところでございます。それに備えてさらに備蓄をふやしてい
く、さらに庁内でのインフルエンザ発生時に対する体制等の準備等強化を図ってまいりた
いと考えております。
なお、妊婦健診の回数増大に際して、出生率がどの程度ふえるかということでございま
す。申しわけございませんが、その数は把握をしてございません。しかしながら、現在の
回数をさらに公費で拡大をすることによって、妊婦さんが安心して子供を産むための段階、
ステップを踏んでいかれるという認識でおるところでございます。以上であります。
◇20番(大東宣之君) 新型インフルエンザ等については、これから秋以降、冬にかけ
て通常のインフルエンザですら大量発生する可能性があるわけですから、新型インフルエ
ンザにおいてもそういう懸念は当然あるというふうに思いますが、要するに今の部長のお
考えでいきますと、この秋に向けてそうした庁内での体制をとっておきたいということな
のかどうか、それに向けてこうした防護セットやマスクを今回購入していくというお考え
でいいのかどうか、確認をさせていただきたいのと、あわせて、市民への啓発に向けてど
のように取り組んでいかれるのかお聞かせいただきたいと思います。
妊婦健診の回数が14回にふえるということですが、これは大いに結構なことで、これ
によって子供を産もうという方がふえることを私としては期待をしているわけですが、こ
の妊婦健診の助成、14回に拡大をする関係は、これからも未来永劫にわたってこの14
回でやっていくということで理解していいのか、最後にお聞かせいただければと思います。
◇民生部長(田村澄夫君) お答えさせていただきます。
先ほどの秋に向けた想定でございますが、これは現在情報として流れている中での認識
ということでございます。当然、どのようにこれから変化をして、現在もここ昨日、本日
と従来であれば季節型のインフルエンザは梅雨時期に入ると一たん終息をするということ
が通常言われておりますが、梅雨に入った段階でありますが、まだ人から人への感染等が
生じているという状況を踏まえまして、秋と言わず近いうちに発生をするということを想
定して、市としてできる限りの準備を備蓄の購入、市民への啓発等、国・県等の動向を配
慮しながら対応を図ってまいりたいと考えております。
なお、妊婦健診につきましては、今回の国の2分の1補助が22年度までの2年間とい
うことでございます。したがいまして、その後の財源手当てが全国的にそうでありますが
国が22年度までの制度として対応しておるということで、今後の財源確保、それ以降の
対応についてどのように動いていくのかということにつきましては、いろいろと国等への
要望等を行いながら、一たん始めた制度でありますので、できるだけ継続をしていくよう
本市としてもその動向に配慮しながら、それらの対応を図っていきたいと考えております。
以上であります。
◇議長(布施辰二郎君) 他に。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(布施辰二郎君) 次に、第6款 農林水産業費について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(布施辰二郎君) 次に、第7款 商工費について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(布施辰二郎君) 次に、第8款 土木費について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(布施辰二郎君) 次に、第10款 教育費について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(布施辰二郎君) 次に、歳入について願います。
まず、第13款 使用料及び手数料について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(布施辰二郎君) 次に、第14款 国庫支出金について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(布施辰二郎君) 次に、第15款 県支出金について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(布施辰二郎君) 次に、第17款 寄附金について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(布施辰二郎君) 次に、第18款 繰入金について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(布施辰二郎君) 次に、第20款 諸収入について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(布施辰二郎君) 次に、議案第59号 平成21年度沼田市国民健康保険特別会計
補正予算(第1号)について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(布施辰二郎君) 次に、議案第60号 平成21年度沼田市介護保険特別会計補正
予算(第1号)について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(布施辰二郎君) 次に、議案第61号 平成21年度沼田市下水道事業特別会計補
正予算(第1号)について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(布施辰二郎君) 質疑を終結いたします。
お諮りいたします。
ただいま議題となっております議案第58号から議案第61号までの以上4件については、
会議規則第36条第3項の規定により委員会の付託を省略いたしたいと思います。
これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(布施辰二郎君) ご異議なしと認めます。よって、議案第58号から議案第61号
までの以上4件については、委員会の付託を省略することに決しました。
これより討論に入ります。
討論は一括して願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(布施辰二郎君) 討論を終結いたします。
これより議案第58号 平成21年度沼田市一般会計補正予算(第2号)を採決いたしま
す。
本案は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(布施辰二郎君) ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されま
した。
次に、議案第59号 平成21年度沼田市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)を採
決いたします。
本案は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(布施辰二郎君) ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されま
した。
次に、議案第60号 平成21年度沼田市介護保険特別会計補正予算(第1号)を採決い
たします。
本案は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(布施辰二郎君) ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されま
した。
次に、議案第61号 平成21年度沼田市下水道事業特別会計補正予算(第1号)を採決
いたします。
本案は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(布施辰二郎君) ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されま
した。
――――――――――――――◇――――――――――――――
第3 諮問第1号 人権擁護委員の推薦について
◇議長(布施辰二郎君) 日程第6、諮問第1号 人権擁護委員の推薦についてを議題とい
たします。
職員をして議案を朗読いたさせます。
( 職 員 朗 読 )
◇議長(布施辰二郎君) 朗読が終わりました。
直ちに市長から提案理由の説明を求めます。市長。
〔市長 星野已喜雄君登壇〕
◇市長(星野已喜雄君) ただいま上程になりました諮問第1号 人権擁護委員の推薦につ
いて、ご説明申し上げます。
本市の人権擁護委員の定数は、これまで9名とされておりましたが、昨今の人権問題への
対応の重要性にかんがみ、10月から2名が増員されることとなりました。
現在、法務大臣の委嘱を受けてご活躍いただいております入澤省二さんの任期が本年9月
末日をもって満了となること、及び1名の欠員が発生していることから、前橋地方法務局長
より4名の候補者の推薦依頼があったところであります。
入澤さんにおかれましては、2期6年にわたり人権擁護委員としてご活躍をいただいてお
り、引き続きお願いいたしたく、ご提案申し上げる次第であります。
また、小林治美さん、田島 亮さん、sc世司さんにつきましては、これまでのご経験を
生かして市民の人権を擁護する立場からご活躍いただきたく、新たに候補者として推薦する
ものであります。
4名の方の経歴につきましては、参考資料として配付いたしました経歴概要書のとおりで
ありますので、よろしくご審議の上、ご意見を賜りますようお願い申し上げます。
◇議長(布施辰二郎君) 説明が終わりました。
これより質疑に入ります。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(布施辰二郎君) 質疑を終結いたします。
お諮りいたします。
ただいま議題となっております諮問第1号については、会議規則第36条第3項の規定に
より委員会の付託を省略いたしたいと思います。
これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(布施辰二郎君) ご異議なしと認めます。よって、諮問第1号については、委員会
の付託を省略することに決しました。
これより討論に入ります。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(布施辰二郎君) 討論を終結いたします。
これより諮問第1号 人権擁護委員の推薦についてを採決いたします。
本件は諮問のとおり推薦することに異議ない旨回答することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(布施辰二郎君) ご異議なしと認めます。よって、本件は異議ない旨回答すること
に決しました。
――――――――――――――◇――――――――――――――
第4 議案第62号 新たな過疎対策法の制定に関する意見書案について
◇議長(布施辰二郎君) 日程第7、議案第62号 新たな過疎対策法の制定に関する意見
書案についてを議題といたします。
議案の朗読を省略し、直ちに提出者から提案理由の説明を求めます。大竹政雄議員。
〔18番 大竹政雄君登壇〕
◇18番(大竹政雄君) 意見書案の朗読をもって、提案理由の説明にかえさせていただき
ます。
新たな過疎対策法の制定に関する意見書(案)
過疎対策については、昭和45年に「過疎地域対策緊急措置法」制定以来、3次にわたる
特別措置法の制定により、総合的な過疎対策事業が実施され、過疎地域における生活環境の
整備や産業の振興など一定の成果を上げたところであります。
しかしながら、人口減少と高齢化は特に過疎地域において顕著であり、路線バスなど公共
交通機関の廃止、医師及び看護師等の不足、耕作放棄地の増加、森林の荒廃など生活・生産
基盤の弱体化が進むなかで、多くの集落が消滅の危機に瀕するなど、過疎地域は極めて深刻
な状況に直面しています。
過疎地域は、我が国の豊かな自然や歴史・文化を有するふるさとの地域であり、また、都
市に対して、食糧の供給・水資源の供給、自然環境の保全といやしの場を提供するとともに、
森林による地球温暖化の防止に貢献するなどの多面的・公共的機能を担っています。
過疎地域は、国民共通の財産であり、国民の心のより所となる美しい国土と豊かな環境を
未来の世代に引き継ぐための努力をしている地域です。
現行の「過疎地域自立促進特別措置法」は平成22年3月をもって失効することとなりま
すが、過疎地域が果たしている多面的・公共的機能を今後も維持していくためには、引き続
き、過疎地域の振興を図り、そこに暮らす人々の生活を支えていくことが重要です。
過疎地域が、そこに住み続ける住民にとって安心・安全に暮らせる地域として健全に維持
されることは、同時に、都市をも含めた国民全体の安心・安全な生活に寄与するものである
ことから、引き続き総合的な過疎対策を充実強化させることが必要です。
よって、新たな過疎対策法の制定を強く要望します。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出します。
平成21年6月 日
衆議院議長
参議院議長
内閣総理大臣
総務大臣 様
財務大臣
農林水産大臣
国土交通大臣
沼田市議会議長 布施 辰二郎
以上であります。
◇議長(布施辰二郎君) 説明が終わりました。
これより質疑に入ります。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(布施辰二郎君) 質疑を終結いたします。
お諮りいたします。
ただいま議題となっております議案第62号については、会議規則第36条第3項の規定に
より、委員会の付託を省略いたしたいと思います。
これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(布施辰二郎君) ご異議なしと認めます。よって、議案第62号については、委員会
の付託を省略することに決しました。
これより討論に入ります。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(布施辰二郎君) 討論を終結いたします。
これより議案第62号 新たな過疎対策法の制定に関する意見書案についてを採決いたしま
す。
本案は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(布施辰二郎君) ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されまし
た。
――――――――――――――◇――――――――――――――
第5 議案第63号 沼田市議会議員定数条例の一部を改正する条例について
◇議長(布施辰二郎君) 日程第8、議案第63号 沼田市議会議員定数条例の一部を改正す
る条例についてを議題といたします。
議案の朗読を省略し、直ちに提出者から提案理由の説明を求めます。大竹政雄議員。
〔18番 大竹政雄君登壇〕
◇18番(大竹政雄君) ただいま上程になりました議案第63号 沼田市議会議員定数条例
の一部を改正する条例について、説明申し上げます。
改正の内容は、公布施行の日以降初めて告示される一般選挙から、沼田市議会議員の定数は
現行の27人を5人減らし22人とするものであります。
議会運営の基本である議員定数は、地方自治法で市町村の人口区分に応じた範囲が定められ、
本市の場合、上限は30人です。
これまで、昭和58年に30人から28人に、昭和62年に26人、平成7年に25人、平
成10年に24人、平成13年には民意を反映させるための市民会議を設けた検討の結果、2
2人へと漸次減員を行い、その後、今般の合併を経て平成17年に現行の27人となりました。
議会の機能や役割からは、政策決定においては議員数は少ない方が効率的ですが、執行機関
への監視や批判に多くの市民の声を反映させるには、ある程度の数の確保が必要とされていま
す。
議会としては、議会運営委員会のもとに議会の活性化に関する検討委員会を設け、平成20
年6月から平成21年1月までの間、効率的かつ効果的な議会活動のためのさまざまな取り組
み項目を協議した中でも、議員定数の見直しは最も多くの議員から提起された課題でありまし
た。
検討委員会では、適正な議会構成に向けて、議員1人当たり人口など類似団体の現状、委員
会の理想的な運営体制や市民意見、本市の財政事情などをもとに、慎重かつ多角的な議論が行
われ、そのうちの多数を占めた22人をもって議会運営委員会に検討結果報告がなされ、改正
条例案提出となった次第です。
議会機能が低下することなく効率化を進めるためには、議員一人一人が、その担う責任の重
さをかみしめ、地方議会の果たすべき役割や市民の期待など改めて自覚するとともに、さらな
る自己研さんが求められているものと認識しています。
以上申し上げ、提案理由の説明といたします。
◇議長(布施辰二郎君) 説明が終わりました。
これより質疑に入ります。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(布施辰二郎君) 質疑を終結いたします。
お諮りいたします。
ただいま議題となっております議案第63号については、会議規則第36条第3項の規定に
より委員会の付託を省略いたしたいと思います。
これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(布施辰二郎君) ご異議なしと認めます。よって、議案第63号については、委員会
の付託を省略することに決しました。
これより討論に入ります。
なお、討論は、反対、賛成の順に願います。20番。
〔20番 大東宣之君登壇〕
◇20番(大東宣之君) 私は、ただいま上程されている議案第63号 沼田市議会議員定数
条例の一部を改正する条例について、反対の立場より討論いたします。
今回提案された条例の一部改正は、市議会議員の定数を27から22へと、5減らすという
もので、その理由として沼田市の厳しい財政状況を挙げています。
確かに沼田市の財政状況は厳しいものであり、一刻も早く健全化させ、市民の中にある夕張
市のように財政破綻するのではないかといったような不安を早急に解消させなくてはなりませ
ん。
しかし、現在の議員定数であることが財政破綻を招くといった根拠はどこにもないばかりか、
議会も定数を減らしたのだからといって、さらに職員と市民に負担と犠牲を強いることにつな
がりかねません。
そもそも市議会議員の果たすべき役割は、市政をチェックし、市民要望を市政に反映させ、
市民の暮らしを支え、地域経済の活性化を進め、地方自治の担い手として重要な役割を果たす
ことなどが求められています。
議員定数を減らすことは、市政をチェックすることや市民要望を反映させることを狭めるだ
けであり、厳しい財政状況にあるからこそ、しっかりと市政をチェックすることや市民要望を
反映させることが求められています。
議員の定数を削減することは、市民の目、耳、口をふさぐことにほかなりません。
議員の定数削減を求める市民の声も少なからずありますが、それは、こうした厳しい市の財
政状況、苦しくなるばかりの市民生活にあって、議会での活発な議論を求めているものであり、
発言の少ないことに不信を募らせているものと感じられ、議会の活性化というなら、議会で活
発な議論を行い、市民の負託にしっかりとこたえることこそ必要です。議員の定数を減らした
からといって、議会の活性化が本当に進むことになるのでしょうか。以上の見解を表明し、反
対討論といたします。
◇議長(布施辰二郎君) 他に。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(布施辰二郎君) 討論を終結いたします。
これより議案第63号 沼田市議会議員定数条例の一部を改正する条例についてを採決いた
します。
本案は、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
( 賛 成 者 起 立 )
◇議長(布施辰二郎君) 起立多数であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。
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第6 閉会中の継続調査申出について
◇議長(布施辰二郎君) 日程第9、閉会中の継続調査申出についてを議題といたします。
総務文教常任委員長、民生福祉常任委員長、経済建設常任委員長及び議会運営委員長から、
会議規則第104条の規定によりお手元に配付いたしました申出書のとおり、閉会中の継続調
査の申し出がありました。
それぞれの委員長からの申し出のとおり、閉会中の継続調査に付することに、ご異議ありま
せんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(布施辰二郎君) ご異議なしと認めます。よって、それぞれの委員長からの申し出の
とおり、閉会中の継続調査に付することに決しました。
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第7 字句等の整理委任について
◇議長(布施辰二郎君) 日程第10、字句等の整理委任についてを議題といたします。
お諮りいたします。
今期定例会で議決された事件について、その字句等の整理を要するものにつきましては、会
議規則第42条の規定により、その整理を議長に委任されたいと思います。
これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(布施辰二郎君) ご異議なしと認めます。よって、そのとおり決しました。
以上で今期定例会に付議された事件はすべて議了いたしました。
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第8 市長閉会あいさつ
◇議長(布施辰二郎君) この機会に、市長より発言の通告がありましたので許可いたします。
市長。
〔市長 星野已喜雄君登壇〕
◇市長(星野已喜雄君) お許しをいただきましたので、一言御礼のごあいさつを申し上げま
す。
今期定例会は、去る6月2日から本日までの10日間にわたり開催され、議員各位には慎重
なご審議を賜り、ご提案申し上げましたすべての案件につきまして、原案のとおり承認及び可
決をいただき、また、人権擁護委員の推薦につきましてもご配慮を賜り、まことにありがとう
ございました。厚く御礼を申し上げます。
一般質問におきましては、5名の方々からグリーンベル21にかかわる課題を初めとして、
現下の諸問題についての示唆に富んだご質問を賜り、それぞれご答弁を申し上げましたが、検
討課題とさせていただきました事項につきましては、今後十二分に留意をしてまいりたいと存
じます。
さて、北朝鮮による弾道ミサイルの発射や核実験、核拡散への懸念、また、毒性はさほどで
はないと言われているものの、オーストラリアなど南半球でも感染が拡大している新型インフ
ルエンザについて、世界保健機関(WHO)から世界的な大流行(パンデミック)に極めて近
づいているとの見解が示されるなど、これまで経験したことがないような社会的不安が高まっ
ており、改めて危機管理の重要性を認識しているところであります。今さら申し上げるまでも
なく、住民の生命、財産を守ることこそが地方公共団体に課せられた使命であり、いかなる場
面においても市民が不安を抱くことがないよう的確な対応を図ってまいりたいと考えておりま
す。
一方、昨年夏以降の経済金融情勢の悪化を受け、国を挙げて景気回復を最優先課題として取
り組んでおりますが、年末以降も景気の悪化が続いており、世界的な景気後退を背景に雇用情
勢も急速な悪化など、歯どめがかからない状況にあります。
こうした中にあって、国にあっては生活対策及び生活防衛のための緊急対策としての平成2
0年度第二次補正予算に続いて経済危機対策を決定し、景気の底割れを回避するため、緊急雇
用対策の拡充、強化や公共事業等の前倒しを行うこととした平成21年度補正予算が5月29
日に成立したところであります。
地方公共団体に対しても地域における公共投資を円滑に実施するための地域活性化・公共投
資臨時交付金や、地域の実情に応じたきめ細やかな事業を積極的に実施するための地域活性化
・経済危機対策臨時交付金などが交付されることになっておりますが、本市におきましても地
域経済や雇用の安定を図ることは最優先の課題であり、国・県の施策と協調し、的確な財源の
把握に努めながら市民生活に直結する事業を最優先に実施してまいりたいと考えております。
最後になりましたが、本定例会開会に先立ちまして、長きにわたる市勢発展へのご貢献に対
し、全国市議会議長会会長から在職10年の表彰を受けられました大竹政雄議員に表彰状が、
また、全国市議会議長会理事としてご活躍された金井康夫議員に感謝状がそれぞれ伝達されま
したが、改めてお二人のご功績に対し、心からの敬意と感謝を申し上げさせていただきまして、
本定例会の閉会に当たっての御礼のごあいさつとさせていただきます。
まことにありがとうございました。
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第9 閉 会
◇議長(布施辰二郎君) 以上をもちまして、平成21年第5回沼田市議会定例会を閉会いた
します。
議員各位並びに執行部各位には、まことにご苦労さまでございました。
午前10時42分閉会
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