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 沼田市沼田市議会沼田市議会会議録>平成22年第1回沼田市議会定例会継続会会議録 議事日程第4号

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平成22年第1回沼田市議会定例会継続会会議録 議事日程第4号
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議事日程 第4号
平成22年 3月17日(水曜日)午前10時開議
第 1 議案第19号 沼田市特別職の職員で常勤のものの給与に関する条例の一部を改正す
           る条例について
第 2 議案第20号 沼田市教育委員会教育長の給与その他の勤務条件に関する条例の一部
           を改正する条例について
第 3 議案第21号 沼田市職員の給与に関する条例及び沼田市職員の勤務時間、休暇等に
           関する条例の一部を改正する条例について
第 4 議案第22号 平成22年度沼田市一般会計予算
第 5 議案第23号 平成22年度沼田市国民健康保険特別会計予算
第 6 議案第24号 平成22年度沼田市老人保健特別会計予算
第 7 議案第25号 平成22年度沼田市後期高齢者医療特別会計予算
第 8 議案第26号 平成22年度沼田市介護保険特別会計予算
第 9 議案第27号 平成22年度沼田市簡易水道事業特別会計予算
第10 議案第28号 平成22年度沼田市下水道事業特別会計予算
第11 議案第29号 平成22年度沼田市農業集落排水事業特別会計予算
第12 議案第30号 平成22年度沼田市水道事業会計予算
第13 議案第31号 沼田市議会議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正
           する条例について
第14 議案第32号 地域情報通信基盤整備推進交付金事業沼田市地域情報通信基盤整備工
           事請負契約の締結について
第15 閉会中の継続調査及び審査申出について
第16 字句等の整理委任について
       ―――――――――――――――――――――――――――――
本日の会議に付した事件
第 1 議案第19号 沼田市特別職の職員で常勤のものの給与に関する条例の一部を改正す
           る条例について
    議案第20号 沼田市教育委員会教育長の給与その他の勤務条件に関する条例の一部
           を改正する条例について
    議案第21号 沼田市職員の給与に関する条例及び沼田市職員の勤務時間、休暇等に
           関する条例の一部を改正する条例について
    議案第22号 平成22年度沼田市一般会計予算
    議案第23号 平成22年度沼田市国民健康保険特別会計予算
    議案第24号 平成22年度沼田市老人保健特別会計予算
    議案第25号 平成22年度沼田市後期高齢者医療特別会計予算
    議案第26号 平成22年度沼田市介護保険特別会計予算
    議案第27号 平成22年度沼田市簡易水道事業特別会計予算
    議案第28号 平成22年度沼田市下水道事業特別会計予算
    議案第29号 平成22年度沼田市農業集落排水事業特別会計予算
    議案第30号 平成22年度沼田市水道事業会計予算
                    以上12件一括上程
第 2 議案第31号 沼田市議会議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正
           する条例について
第 3 議案第32号 地域情報通信基盤整備推進交付金事業沼田市地域情報通信基盤整備工
           事請負契約の締結について
第 4 閉会中の継続調査及び審査申出について
第 5 字句等の整理委任について
第 6 市長閉会あいさつ
第 7 閉  会
       ―――――――――――――――――――――――――――――
出席議員(25人)
       1番  真下 恭嗣君      2番  田村喜久子君
       3番  坂庭 直治君      4番  石井 紘一君
       5番  鈴木 圭子君      6番  金子 一弥君
       7番  小野 要二君      9番  高柳 勝巳君
      10番  布施辰二郎君     11番  片野 彦一君
      12番  宇敷 和也君     13番  相田 昌夫君
      14番  久保 健二君     15番  星野  稔君
      16番  大島 崇行君     17番  山ア 義朗君
      18番  大竹 政雄君     19番  井之川博幸君
      20番  大東 宣之君     21番  橋 襄典君
      22番  石田 宇平君     23番  星川嘉一郎君
      24番  牧野 保好君     25番  星野佐善太君
      27番  金井 康夫君
欠席議員(1名)
     26番  井田 孝一君
       ―――――――――――――――――――――――――――――
説明のため出席した者
  市  長      星野已喜雄君   副 市 長       林  義夫君
  白沢町振興局長   根岸 恒雄君   利根町振興局長    郷原 重雄君
  総務部長      大嶋 政美君   民生部長       田村 澄夫君
  経済部長      小池 一夫君   建設部長       須藤 一夫君
  街なか対策部長   松井完一郎君   白沢町振興局次長   入澤 完司君
  利根町振興局次長  山口 芳久君   総務課長       栃原 豊彦君
  会計管理者兼会計局長村沢 博行君   教 育 長       津久井 勲君
  教育部長      町田 哲男君   庶務課長       金子  朗君
  監査委員事務局長  水田  修君
       ―――――――――――――――――――――――――――――
議会事務局出席者
  事務局長      小林有一郎    次長兼庶務係長    繻エ 正美
  議事係長      加藤 英臣    副 主 幹       地野 裕一
       ――――――――――――――◇――――――――――――――
    午前10時開議
◇議長(布施辰二郎君) これより本日の会議を開きます。
       ――――――――――――――◇――――――――――――――
    第1 議案第19号 沼田市特別職の職員で常勤のものの給与に関する条例の一
              部を改正する条例についてから
       議案第30号 平成22年度沼田市水道事業会計予算まで
                      以上12件一括上程
◇議長(布施辰二郎君) 日程第1、議案第19号 沼田市特別職の職員で常勤のものの給与
に関する条例の一部を改正する条例についてから日程第12、議案第30号 平成22年度沼
田市水道事業会計予算までの以上12件を一括議題といたします。
 以上、12件に関し、予算審査特別委員長の報告を求めます。委員長 宇敷和也議員。
〔予算審査特別委員長 宇敷和也君登壇〕
◇12番(宇敷和也君) 委員長報告を申し上げます。
 去る3月1日の本会議において予算審査特別委員会に付託されました議案第19号 沼田市
特別職の職員で常勤のものの給与に関する条例の一部を改正する条例について外2件の条例及
び議案第22号 平成22年度沼田市一般会計予算外8件の予算について、審査の経過と結果
をご報告申し上げます。
 本特別委員会は、3月9日から延べ4日間にわたり、施政方針及び提案理由の説明等に基づ
いて、質疑を中心に審査を行い、3月15日採決の結果、議案第19号 沼田市特別職の職員
で常勤のものの給与に関する条例の一部を改正する条例についてから議案第21号 沼田市職
員の給与に関する条例及び沼田市職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部を改正する条例
についてまでの3件については全会一致により、議案第22号 平成22年度沼田市一般会計
予算から議案第30号 平成22年度沼田市水道事業会計予算までの9件については賛成多数
により、いずれも原案のとおり可決すべきものと決しました。
 平成22年度予算の規模は、一般会計予算が203億1,606万円で、前年度当初予算と
比較して2.7%の増額計上であり、6年ぶりにプラス予算であります。
 また、7件の特別会計及び水道事業会計を含めた総体の予算規模は、338億814万1,
000円で、前年度当初予算と比較して0.1%の増額計上であります。
 本市は合併から5年が経過し、新生沼田市として、より一層の一体感の醸成と地域づくりの
推進を図るとともに、まちづくりの将来像とする「水と緑の大地 田園空間都市」の実現に取
り組んでいますが、財政状況は、減少が続いていた地方交付税が平成20年度から増加傾向が
示されているものの、地方交付税とともに歳入の根幹をなす市税は地域経済動向を反映して伸
びが期待できず、依然として極めて逼迫した危機的な財政運営を強いられています。
 このような状況下にあって、平成22年度予算は総体的にスリム化を図る中で、「環境・共
生」、「交流・地域振興」、「子育て・教育」、「健康・福祉」及び「安心・安全」の5つの
柱を掲げ、限られた財源の効率性と事業の緊急性等を勘案し、市民生活に直結する事業に重点
を置いて編成されていると認めるところであります。
 また、投資的経費の普通建設事業費は、前年度と比較して8.9%の増額計上であり、厳し
い財政状況の中にあって地域経済の活性化に配慮した努力もうかがうことができますので、予
算執行に当たっては、最少の経費で最大の効果を上げる創意工夫を期待します。
 本市は、平成19年度から行財政改革実施本部体制による行財政改革の取り組みを行ってま
いりましたが、現状はその成果を十分に実感できるまでには至っておりません。
 行財政改革は最重要課題でありますので、引き続き財政の健全化、事務事業等の見直しによ
る効率的行政の推進などの検討を進めていかなければなりませんが、行財政改革の推進に当た
っては、市民の視点に立った行政情報の公開と説明責任に努め、透明性のある開かれた市政運
営について一層の配意が望まれます。
 審査の過程では、地方債残高の今後の見通しについて、地域の特性を生かした都市間交流推
進事業・真田街道連携事業について、社会保険制度の国民健康保険・後期高齢者医療・介護保
険について、保育園・子ども手当などの子育てに関する事業について、全国から誘客を図るこ
とを目的に実施される群馬デスティネーションキャンペーンに連動した観光宣伝事業について、
農林業分野の深刻な被害の防止を図る有害鳥獣捕獲事業について、未来を担う子供たちの学校
教育について、群馬県地域グリーンニューディール基金を活用した利南公民館での公共施設省
エネ・グリーン化推進事業についてなどの質疑がありましたが、本特別委員会としては厳しい
財政状況下での予算編成の努力を評価し、一般会計予算、各特別会計予算、水道事業会計予算
及び各条例について、いずれも原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。
 最後に、本年10月3日に「樹の息吹 育ててつなぐ地球(ほし)の未来」をテーマに、県
立森林公園21世紀の森において開催される「第34回全国育樹祭」は、自然環境に恵まれた
本市の魅力を全国に発信する絶好の機会でありますので、本市にとって有意義な素晴らしい緑
の祭典となることが期待されることを申し添え、審査の経過と結果についての委員長報告とい
たします。
◇議長(布施辰二郎君) 委員長の報告が終わりました。
 これより質疑に入ります。
 なお、質疑は委員長の報告に対して願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(布施辰二郎君) 質疑を終結いたします。
 これより討論に入ります。
 なお、討論は反対、賛成の順に願います。20番。
〔20番 大東宣之君登壇〕
◇20番(大東宣之君) 私は、ただいま上程されている議案第19号 沼田市特別職の職員
で常勤のものの給与に関する条例の一部を改正する条例について外2件の条例改正、議案第2
2号 平成22年度沼田市一般会計予算外7件の特別会計予算、議案第30号 平成22年度
沼田市水道事業会計予算について、議案第22号 平成22年度沼田市一般会計予算、議案第
23号 平成22年度沼田市国民健康保険特別会計予算、議案第24号 平成22年度沼田市
老人保健特別会計予算、議案第25号 平成22年度沼田市後期高齢者医療特別会計予算、議
案第26号 平成22年度沼田市介護保険特別会計予算、議案第27号 平成22年度沼田市
簡易水道事業特別会計予算、議案第28号 平成22年度沼田市下水道事業特別会計予算、議
案第29号 平成22年度沼田市農業集落排水事業特別会計予算、議案第30号 平成22年
度沼田市水道事業会計予算について、委員長報告に反対の立場より討論を行います。
 まず初めに、議案第22号 平成22年度沼田市一般会計予算についてより、その見解を述
べさせていただきます。
 新年度予算では、経常収支比率、実質公債費比率は前年度と比較すると改善の兆しが見られ
ますが、新年度末での地方債残高は新年度の一般会計予算を若干上回るものとなるなど、依然
厳しい状況にあることには変わりがありません。
 こうした中、各種団体等への補助金カットは続けられることとなりますが、必要なものには
必要な援助を行い、市民への情報公開とともに市民とともに状況を打開していく姿勢を示すべ
きです。
 合併5年を迎えますが、合併について何がよく、どこに問題が残されているのか、課題と問
題をどのように解決していくのかを市民に示すことこそ必要です。
 乗り合いタクシーが廃止され、路線バス検討委員会でデマンドバスの検討が行われています
が、新年度当初からの運行に至らなかったことは残念であり、公共交通空白地域の克服、この
まちに安心して住み続けられるようにするためにも、デマンドバスの早急な運行や公共交通と
してのバス運行の充実が求められています。
 住宅用太陽光発電普及事業については、地球環境問題の取り組みとして評価するものですが、
県の基金を活用することから、太陽光のパネルの設置だけではこの補助金を活用することがで
きず、ほかにも電球の変更やオール電化にしなくてはならないなど、市民に別な負担を強いる
ものであり、国の補助と同様に太陽光パネルだけの設置でも補助が受けられるようにするべき
です。
 最終処分場の埋立量は限界に近づきつつあり、多大な財政負担や市民合意を得る必要があり、
具体的計画を市民に示すとともに、ゴミの減量化に向けた取り組みをさらに進めるべきです。
 新年度においても保育所の待機児童は解消されず、新たな保育園建設や民間保育所の定員増
に対する積極的な財政支援などを行う必要があります。
 国の制度が大きく変わる中、人気が高いにもかかわらず、引き続き「沼田のコメ」を半分も
つくるなという減反から市は手を引くとともに、情報の発信、ブランド化など沼田の農業活性
化に力を尽くす必要があります。
 グリーンベル21に新たな空床をつくらせないよう市としても取り組み、空床対策を含めた
活性化と沼田ふるさと館のあり方、沼田都市開発の経営改善に向けた取り組みを早急に進めな
くてはなりません。
 沼田沼須産業団地は5年で売れなければ沼田市で購入しなくてはならず、財政が逼迫してい
る本市にとっては、多大な財政負担は絶対避けなくてはなりません。新年度においては、絶対
に売り切るという強い決意で臨む必要があります。
 上之町1街区と2街区の一部で土地区画整理事業の建物移転が始まり、11億円の事業費を
見込み、最短で5年間の事業を予定しているとのことですが、事業期間の延伸を含めた見直し
が迫られている中、この事業がどうなるのか先行き不透明であり、全体の事業完了のめども立
っていない中、計画を早急に見直すべきであり、中心市街地の活性化を進めるなら町中に住む
人をふやすことこそ早急に行うべきです。
 全国一斉学力テストへの対応は、過度な競争、個人情報の管理、その後の対応など慎重にす
るべきです。
 (仮称)利南運動広場については、整備の仕方や活用、財源などをしっかりと検討し、市民
に検討経過を示すなど、情報を伝え、体育施設については合併によって大きく変わったことか
ら、しっかりとした活用方法、利用者の増加など検討、取り組まなくてはなりません。
 給食センターの調理を2011年度から民間委託するための取り組みが進められますが、学
校給食や食育についてどのように進めるのかが不明確であり、財政問題だけで民間委託を進め
ることは認められません。
 議案第23号 平成22年度沼田市国民健康保険特別会計予算については、市民の生活が苦
しくなる中、低所得者に厚い国民健康保険税の引き下げを行い、資格証明書の発行をやめ、議
案第24号 平成22年度沼田市老人保健特別会計予算については、高齢者が安心して医療を
受けられるよう国に働きかけるべきです。
 議案第25号 平成22年度沼田市後期高齢者医療特別会計予算は、75歳以上という年齢
で受けられる医療を差別する制度の撤廃を求め、保険料の軽減など安心して医療が受けられる
ように市として対応を講ずるべきです。
 議案第26号 平成22年度沼田市介護保険特別会計予算については、保険料の引き下げ、
利用料の軽減制度の充実などを行い、必要な人に必要な介護が受けられるよう充実を進めるべ
きです。
 議案第27号 平成22年度沼田市簡易水道事業特別会計予算、議案第28号 平成22年
度沼田市下水道事業特別会計予算、議案第29号 平成22年度沼田市農業集落排水事業特別
会計予算、議案第30号 平成22年度沼田市水道事業会計予算については、それぞれ消費税
が転嫁されていることから認められません。
 以上の見解を表明し、反対討論といたします。
◇議長(布施辰二郎君) ほかに。21番。
〔21番 橋襄典君登壇〕
◇21番(橋襄典君) 私は、ただいま上程になっております議案第19号 沼田市特別職
の職員で常勤のものの給与に関する条例の一部を改正する条例についてから議案第22号 平
成22年度沼田市一般会計予算から議案第30号 沼田市水道事業会計予算までの特別会計8
件について、委員長報告に賛成の立場から討論いたします。
 平成22年度予算は、203億1,606万円で、前年度当初予算対比5億4,079万円、
2.7%の増額ですが、財政調整基金9億7,560万円、臨時財政対策債11億1,000
万円などで必要額を確保した苦しい予算編成を迫られ、年度末の市債残高見込は206億5,
908万円で新年度当初予算の総額を上回り、子ども手当を除けば195億円で、対前年比
1.4%減の緊縮型予算です。
 なお、投資的経費は8.9%の増で単独事業費60.9%増としても、平成14年度対比で
投資的経費は19.8%の予算計上しかありません。
 財政健全化のため2年間続けてきた職員給与の5%減額を取りやめ、人件費の増額に対して、
2年の間、行財政改革による財源を捻出する積極的な工夫は見られず、場当たり的な賄いで、
厳しい財政実態の認識と責任、緊張感はなぜか伝わってきておりません。
 10年度は農業や観光等地域の特性に合わせた事業にどれだけ重点的に予算を割くかが重要
になります。おのずと、これで地域の将来像は決まってきます。
 今年度予算は何とか編成できたが、11年度予算案では国は10兆円以上の歳入不足が生じ
る見込みで、恐らく相当程度の歳出削減を迫られるでしょう。
 なお、予算編成の段階で普通建設事業の見直しは、当分の間、新規事業を実施しないことと
し、継続事業についても緊急度、効果度から取捨選択を徹底するとともに、限られた財源で効
果的な事業を検討するとされております。
 また、頭ごなしの、各部に対する一般財源枠配分方式は単純明解な方式ですが、各部課にお
いては事業選択に無理が生じる方式です。新たな歳入創出が期待ができない中、ロードマップ
と数値目標を明記し、標準財政規模・身の丈に合った持続可能な財政推計を図ること。
 公債費負担適正化計画と公営企業経営健全化計画を遵守し、徹底した起債発行の抑制を図り
つつ、真の行財政改革は全庁的な視点で図らなければなりません。
 市民挙げて「未来を担う子供たちとともに」合併5周年記念イベントは大々的に開催するけ
れども、合併5年経過後の新市はよかったのか悪かったのか、一体感の醸成と個性ある地域振
興はどうだったのか、その検証をしないことは、現状の確認もできず、ともに市政の発展を誓
うことができるのでしょうか。市民の目線とした行政ならばまことに遺憾であります。
 財政悪化から行政コスト削減の対象に給食センターの民間委託は早計で見直しを図ること。
その財源の確保は、振興局長を含めた行財政改革による組織の見直しは、真の簡素で効率的な
行政運営で経費の捻出は十分可能です。
 耐震性が非常に低いと判定された本庁舎はどうするのでしょうか。
 合併処理浄化槽の維持管理費の受益者負担については、制度とはいえ市民は事業選択ができ
ないことから、また、公平性からも行政が維持管理を行うことは当然であります。さらに、建
築基準法による人槽の規定の改定を具申すること。
 水道事業については、5拡張事業以降、老朽管の敷設がえを含めて、将来を見据えた健全経
営に水道事業拡張等を含めて、試算に基づいて下水道事業とあわせて検討する必要性がありま
す。
 最後に、政策論議の過程を公開し、透明性に基づいた行政評価に外部識者の導入を図ること。
 自立した地方自治体として地域の課題に主体的、自立的に取り組み、市民に対する責任を果
たしていくことこそが地方分権の目指すところであります。
 以上の見解を申し上げ、賛成討論といたします。
◇議長(布施辰二郎君) ほかに。24番。
〔24番 牧野保好君登壇〕
◇24番(牧野保好君) 私は、現在上程されております議案第19号 沼田市特別職の職員
で常勤のものの給与に関する条例の一部を改正する条例について外2件の条例及び議案第22
号 平成22年度沼田市一般会計予算外8件の予算について、委員長報告に賛成の立場で討論
をいたします。
 昨年は日本政治史で初めて国政選挙によって政権交代がありました。新年度予算編成に当た
っては大変苦慮されたと拝察をするところでございます。また、一昨年から続く経済不況等に
よって、社会を取り巻く経済状況の先行きは不透明であり、一部ではゆるやかな景気回復も期
待されるものの、依然、極めて厳しい状態が続いており、本市の財政状況についても、地域の
停滞する経済動向が反映され、歳入の根幹をなす市税の伸びは期待できず、地方交付税及びそ
の振替財源である臨時財政対策債についても、前年度対比では増加が示されているものの、多
種多様な行政ニーズに対応するためには引き続き簡素で効率的な行政システムの構築に向けて
努力していかねばならない状況が続いております。
 平成22年度予算については、一般会計において203億1,606万円で、前年度対比
2.7%の増、特別会計を含めた総体規模は338億814万1,000円、前年度対比
0.1%の増となっております。
 昨年度に引き続き、市長などの特別職の給与の削減や事業の精査などによってスリム化を図
ってはおりますが、市民生活に直結する施策には十二分に配慮し、重きを置いた予算であるこ
とをうかがうことができます。
 平成22年度は、主要な事業施策において「5つの柱」が掲げられ、「環境・共生」、「交
流・地域振興」、「子育て・教育」、「健康・福祉」及び「安心・安全」のそれぞれの方針に
沿った各事業が公債費負担適正化計画を視野に入れた予算編成をされたものであります。
 中でも特筆すべき施策として、大自然に抱かれ、すばらしい環境に恵まれた本市の持つ魅力
を広く内外に発信する絶好の機会として、10月には皇族殿下をお迎えし、県立森林公園21
世紀の森において「第34回全国育樹祭」が開催され、また、国内最大の観光宣伝企画である
デスティネーションキャンペーンを来年に控えてのプレ・イベントが行われるほか、地域的・
人的なつながりをさらに深めていく施策として、姉妹都市締結15周年を迎えるフュツセン市
との交流事業や真田氏ゆかりの都市との真田街道連携事業、県内外各地との都市間交流事業等
の展開が計画されております。
 また、地球温暖化・環境保全施策として、住宅用太陽光発電普及事業、地球温暖化対策推進
事業、みどりの小径整備事業及び公共施設省エネ・グリーン化推進事業などが盛り込まれてお
り、大きな期待を寄せるものであります。
 結びに、今議会初日、市長は平成22年度へ向けた方針の中で、「合併後6年目を迎え、行
政と市民が連携・協働し、お互いに知恵と工夫を出し合い、活力と交流のある個性輝く沼田市
の建設に向け、手を携えていかなければならない」と全体像を示されております。
 現在、直面している局面を打開し、少しでも好転させていくためには、本市の最重要課題で
ある行財政改革の断行が求められます。それには市民皆さんの深いご理解やご協力をいただき、
全市民の英知を結集し、実効ある市民協働の推進体制をつくり対処していくことは必要不可欠
であり、まさに施政方針のとおりであります。
 また、来る市長選挙において市民からの洗礼を受け、堂々と再選され、第五次総合計画で標
榜するまちづくりの将来像である「水と緑の大地 田園空間都市」完遂に向けて、平成22年
度についても星野市長が陣頭指揮をとり、積極的な市政運営を望み、賛成討論といたします。
◇議長(布施辰二郎君) ほかに。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(布施辰二郎君) 討論を終結いたします。
 これより、採決に入ります。
 まず、議案第19号 沼田市特別職の職員で常勤のものの給与に関する条例の一部を改正す
る条例についてを採決いたします。
 本案に対する委員長の報告は可決であります。
 本案は、委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(布施辰二郎君) ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されまし
た。
 次に、議案第20号 沼田市教育委員会教育長の給与その他の勤務条件に関する条例の一部
を改正する条例についてを採決いたします。
 本案に対する委員長の報告は可決であります。
 本案は、委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(布施辰二郎君) ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されまし
た。
 次に、議案第21号 沼田市職員の給与に関する条例及び沼田市職員の勤務時間、休暇等に
関する条例の一部を改正する条例についてを採決いたします。
 本案に対する委員長の報告は可決であります。
 本案は、委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(布施辰二郎君) ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されまし
た。
 次に、議案第22号 平成22年度沼田市一般会計予算を採決いたします。
 本案に対する委員長の報告は可決であります。
 本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
( 賛 成 者 起 立 )
◇議長(布施辰二郎君) 起立多数であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第23号 平成22年度沼田市国民健康保険特別会計予算を採決いたします。
 本案に対する委員長の報告は可決であります。
 本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
( 賛 成 者 起 立 )
◇議長(布施辰二郎君) 起立多数であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第24号 平成22年度沼田市老人保健特別会計予算を採決いたします。
 本案に対する委員長の報告は可決であります。
 本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
( 賛 成 者 起 立 )
◇議長(布施辰二郎君) 起立多数であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第25号 平成22年度沼田市後期高齢者医療特別会計予算を採決いたします。
 本案に対する委員長の報告は可決であります。
 本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
( 賛 成 者 起 立 )
◇議長(布施辰二郎君) 起立多数であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第26号 平成22年度沼田市介護保険特別会計予算を採決いたします。
 本案に対する委員長の報告は可決であります。
 本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
( 賛 成 者 起 立 )
◇議長(布施辰二郎君) 起立多数であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第27号 平成22年度沼田市簡易水道事業特別会計予算を採決いたします。
 本案に対する委員長の報告は可決であります。
 本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
( 賛 成 者 起 立 )
◇議長(布施辰二郎君) 起立多数であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第28号 平成22年度沼田市下水道事業特別会計予算を採決いたします。
 本案に対する委員長の報告は可決であります。
 本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
( 賛 成 者 起 立 )
◇議長(布施辰二郎君) 起立多数であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第29号 平成22年度沼田市農業集落排水事業特別会計予算を採決いたします。
 本案に対する委員長の報告は可決であります。
 本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
( 賛 成 者 起 立 )
◇議長(布施辰二郎君) 起立多数であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第30号 平成22年度沼田市水道事業会計予算を採決いたします。
 本案に対する委員長の報告は可決であります。
 本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
( 賛 成 者 起 立 )
◇議長(布施辰二郎君) 起立多数であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。
       ――――――――――――――◇――――――――――――――
    第2 議案第31号 沼田市議会議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例の
              一部を改正する条例について
◇議長(布施辰二郎君) 日程第13、議案第31号 沼田市議会議員の議員報酬及び費用弁
償等に関する条例の一部を改正する条例についてを議題といたします。
 議案の朗読を省略し、直ちに提出者から提案理由の説明を求めます。大竹政雄議員。
〔18番 大竹政雄君登壇〕
◇18番(大竹政雄君) ただいま上程になりました議案第31号 沼田市議会議員の議員報
酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例について、提案理由の説明を申し上げま
す。
 改正の内容は、現下の厳しい財政状況を踏まえ、前年度に引き続き、平成22年4月1日か
ら平成23年3月31日の間、現行の議員報酬額を議長にあっては10%、副議長にあっては
8%、議員にあっては5%引き下げ、それぞれ38万3,000円、33万円、32万2,0
00円とするものであります。
 以上です。
◇議長(布施辰二郎君) 説明が終わりました。
 これより質疑に入ります。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(布施辰二郎君) 質疑を終結いたします。
 これより討論に入ります。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(布施辰二郎君) 討論を終結いたします。
 これより議案第31号 沼田市議会議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改
正する条例についてを採決いたします。
 本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(布施辰二郎君) ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されまし
た。
       ――――――――――――――◇――――――――――――――
    第3 議案第32号 地域情報通信基盤整備推進交付金事業沼田市地域情報通信
              基盤整備工事請負契約の締結について
◇議長(布施辰二郎君) 日程第14、議案第32号 地域情報通信基盤整備推進交付金事業
沼田市地域情報通信基盤整備工事請負契約の締結についてを議題といたします。
 議案の朗読を省略し、直ちに市長から提案理由の説明を求めます。市長。
〔市長 星野已喜雄君登壇〕
◇市長(星野已喜雄君) ただいま、上程になりました議案第32号 地域情報通信基盤整備
推進交付金事業沼田市地域情報通信基盤整備工事請負契約の締結についてご説明申し上げます。
 かねてより、総務省では、地理的な制約から民間事業者の投資による情報通信環境の整備が
期待できないことにより情報格差が生ずる市町村等に対し、地域情報通信基盤整備推進交付金
を交付することにより、地域間の情報格差を是正するための事業を実施していましたが、昨年
4月に決定された国の経済危機対策により、地域活性化・公共投資臨時交付金が創設され、地
方負担が大幅に緩和されたことから、本市におきましても、本事業への取り組みを進めること
として、平成21年度補正予算(第3号)で地域情報通信基盤整備事業を計上させていただい
たところであります。
 3月4日付で総務大臣からの地域情報通信基盤整備推進交付金の交付決定があり、事業着手
が可能となりましたので、一刻も早い格差是正を実現すべく工事請負契約の締結につきまして
ご審議いただくこととした次第でありますので、ご理解を賜りたいと存じます。
 本事業の実施に当たりましては、公募型プロポーザル方式により株式会社NTT東日本−群
馬を選定し、契約額が4億6,200万円となることから、地方自治法第96条第1項第5号
の規定により議会の議決を求めるものであります。
 なお、議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第4条の定めるとこ
ろにより、3月16日に仮契約を行っており、議会の議決をいただくことにより本契約とする
ものであります。
 工事の概要でありますが、本市区域内において光ブロードバンドサービスが未提供となって
いる池田地区の一部、白沢町及び利根町の全域に光ケーブル等の通信基盤を整備し、地域間の
情報格差を解消するものであります。
 以上、その概要を説明申し上げましたが、細部につきましては、ご質疑に応じ、所管の部長
に説明いたさせますので、よろしくご審議の上、原案のとおりご決定くださいますようお願い
申し上げます。
◇議長(布施辰二郎君) 説明が終わりました。
 これより質疑に入ります。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(布施辰二郎君) 質疑を終結いたします。
 お諮りいたします。
 ただいま議題となっております議案第32号については、会議規則第36条第3項の規定に
より委員会の付託を省略いたしたいと思います。
 これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(布施辰二郎君) ご異議なしと認めます。よって、議案第32号については、委員会
の付託を省略することに決しました。
 これより討論に入ります。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(布施辰二郎君) 討論を終結いたします。
 これより議案第32号 地域情報通信基盤整備推進交付金事業沼田市地域情報通信基盤整備
工事請負契約の締結についてを採決いたします。
 本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(布施辰二郎君) ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されまし
た。
       ――――――――――――――◇――――――――――――――
    第4 閉会中の継続調査及び審査申出について
◇議長(布施辰二郎君) 日程第15、閉会中の継続調査及び審査申出についてを議題といた
します。
 総務文教常任委員長、民生福祉常任委員長、経済建設常任委員長及び議会運営委員長から、
会議規則第104条の規定によりお手元に配付いたしました申出書のとおり、閉会中の継続調
査及び審査の申し出がありました。
 それぞれの委員長からの申し出のとおり、閉会中の継続調査及び審査に付することに、ご異
議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(布施辰二郎君) ご異議なしと認めます。よって、それぞれの委員長からの申し出の
とおり、閉会中の継続調査及び審査に付することに決しました。
       ――――――――――――――◇――――――――――――――
    第5 字句等の整理委任について
◇議長(布施辰二郎君) 日程第16、字句等の整理委任についてを議題といたします。
 お諮りいたします。
 今期定例会で議決された事件について、その字句等の整理を要するものにつきましては、会
議規則第42条の規定により、その整理を議長に委任されたいと思います。
 これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(布施辰二郎君) ご異議なしと認めます。よって、そのとおり決しました。
 以上で今期定例会に付議された事件はすべて議了いたしました。
       ――――――――――――――◇――――――――――――――
    第6 市長閉会あいさつ
◇議長(布施辰二郎君) この機会に、市長より発言の通告がありましたので許可いたします。
市長。
〔市長 星野已喜雄君登壇〕
◇市長(星野已喜雄君) お許しをいただきましたので、一言御礼のごあいさつを申し上げま
す。
 今期定例会は、去る3月1日から本日までの17日間の長きにわたって開催されましたが、
この間、議員各位におかれましては、追加議案を含め32件に及ぶ数多くの案件につきまして、
連日、慎重なご審議とご審査を賜り、ご提案申し上げましたすべての案件につきまして原案の
とおり可決、承認をいただき、まことにありがとうございました。心より厚く御礼申し上げる
次第であります。
 特に、平成22年度予算並びに関連する条例等につきましては、予算審査特別委員会を設置
し綿密なるご審査をいただきましたが、この間における宇敷委員長、坂庭副委員長のご労苦と
委員各位のご熱心なご審査に対しまして、深甚なる敬意と感謝を申し上げる次第であります。
 また、一般質問におきましては、7名の方々から現下の諸問題を中心に、ご示唆に富んだご
質問を賜り、それぞれ答弁をさせていただいたわけでありますが、検討課題とさせていただき
ました事項につきましては、今後十二分に留意をしてまいりたいと存じます。
 ところで、米国発の金融危機に端を発する世界的な景気の後退、これに伴う輸出の落ち込み
が我が国の経済と雇用を悪化させてきましたが、その後のアジア向けを中心とした輸出の回復
傾向が下支えとなって、日本の景気も着実に持ち直していると言われているものの、先行きに
つきましては、いまだ多くのリスクを抱えているところであります。
 新規学卒者の就職内定状況などを見ても、雇用状況の回復にはほど遠く、景気の回復を実感
するには至っておりません。一方で、目前に迫った超高齢社会においては、労働力人口の減少
と設備投資の低迷、これに伴う潜在成長率の低下は避けることのできないものであり、デフレ
からの脱却が容易に見通せない状況となっております。
 国におきましては、平成22年度予算の年度内成立が確実であり、子ども手当や高校授業料
の無償化などの施策が講じられることとなっておりますが、急激な制度の改編は、地方にとっ
ても大変厳しい対応を迫られることとなります。
 市民生活を守る立場にある者として、かねてよりの課題である地域主権の確立に向け、気を
緩めることなく行財政改革を継続推進し、持続可能な財政運営に努めてまいる所存であります。
 このような中にあって、本市の将来を担う青少年の皆さんの文化・スポーツ面での活躍、さ
らには、本年「歌会始」に入選された笛木力三郎さんを初め、さまざまな年齢層の市民の方々
があらゆる分野でご活躍いただいている様子を目の当たりにするたび、大きく勇気づけられる
のでありますが、同時に、こうした「市民力」ともいうべき人的資源を市政の中に生かしてゆ
くこと、それこそが地域で支え合う協働型福祉社会の構築に向けての第一歩ではないかと思う
のであります。今議会冒頭、施政の方針の中でも述べさせていただきましたように、市民の皆
さんとともに「学び、考え、行動すること」を実践し、現下の厳しい情勢を何としても乗り切
って、市民だれもが明るい希望と喜びに満ちた沼田市を築くため、初心に返って市政運営に邁
進してまいる所存であります。
 いよいよ10月3日には、県立森林公園「21世紀の森」において第34回全国育樹祭が開
催されますが、県、関係機関等との協調を図りつつ、その成功に向けては万全の準備をもって
臨み、沼田市のすばらしい自然環境と魅力を内外に発信してまいりたいと存じます。
 これに先駆け、去る3月6日には、新宿区との間で、相互の協力によって森林を育成し、二
酸化炭素排出量の削減や活力ある地域づくり、人材育成などを進めることとして地球環境保全
協定に調印をいたしました。大都市と中山間地域、それぞれが持つ地域特性を生かしながら取
り組んで行く低炭素社会づくりの道筋となるものであり、交流を軸として着実な推進を図って
まいりたいと考えております。
 今期定例会でご決定をいただきました平成22年度予算につきましては、議会のご意見に十
二分に留意をしながら、各事務事業の適正かつ効率的な執行に努め、将来にわたって持続可能
な行財政運営を図るため、最善の努力をしてまいる所存であります。
 最後になりましたけれども、本定例会開会に先立ちまして、長きにわたる市勢発展へのご貢
献に対し、在職10年以上の群馬県市町村自治功労者として大竹政雄議員に感謝状が伝達され
たところでありますが、改めてそのご功績に対し心からの敬意と感謝を申し上げさせていただ
きます。
 私自身、平成14年5月10日、市民の皆様方のご支援をいただき、市長に就任をして以来、
間もなく2期8年の歳月がたとうとしております。この間、旧白沢村及び旧利根村との市町村
合併、国の三位一体の改革とその後の政権交代に伴う大きな政策の転換といううねりの中を全
力で駆け抜けてまいりました。これを支えてくださったのは、ひとえに議員各位の温かいご指
導と市民皆様の深いご理解・ご協力にほかなりません。心より感謝と御礼を申し上げる次第で
ございます。
 先ほども議員の方から激励の言葉を賜りましたけれども、今後とも議員各位からより一層の
ご指導とご鞭撻を賜りますよう、またご活躍をご祈念申し上げ、平成22年第1回定例会の閉
会に当たっての御礼のごあいさつにかえさせていただきたいと思います。
 まことにありがとうございました。
       ――――――――――――――◇――――――――――――――
    第7 閉  会
◇議長(布施辰二郎君) 以上をもちまして、平成22年第1回沼田市議会定例会を閉会いた
します。
 議員各位並びに執行部各位には、長期間にわたりまして大変ご苦労さまでございました。
    午前10時53分閉会
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