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議事日程 第1号
平成22年 6月 1日(火曜日)午前10時開会
第 1 会期の決定
第 2 会議録署名議員の指名
第 3 請願の付託
第 4 報告第 1号 専決処分報告について
第 5 報告第 2号 専決処分報告について
第 6 報告第 3号 専決処分報告について
第 7 報告第 4号 専決処分報告について
第 8 報告第 5号 専決処分報告について
第 9 報告第 6号 専決処分報告について
第10 報告第 7号 専決処分報告について
第11 報告第 8号 平成21年度沼田市一般会計繰越明許費繰越計算書について
第12 議案第33号 市道路線の認定について
第13 議案第34号 市道路線の変更について
第14 議案第35号 沼田市国民健康保険税条例の一部を改正する条例について
第15 議案第36号 平成22年度沼田市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)
第16 議案第37号 平成22年度沼田市一般会計補正予算(第1号)
第17 議案第38号 平成22年度沼田市介護保険特別会計補正予算(第1号)
第18 議案第39号 平成22年度沼田市下水道事業特別会計補正予算(第1号)
第19 議案第40号 平成22年度沼田市農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)
第20 議案第41号 平成22年度沼田市水道事業会計補正予算(第1号)
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本日の会議に付した事件
第 1 諸般の報告
第 2 会期の決定
第 3 会議録署名議員の指名
第 4 請願の付託
第 5 報告第 1号 専決処分報告について
報告第 2号 専決処分報告について
報告第 3号 専決処分報告について
報告第 4号 専決処分報告について
報告第 5号 専決処分報告について
報告第 6号 専決処分報告について
報告第 7号 専決処分報告について
以上7件一括上程
第 6 報告第 8号 平成21年度沼田市一般会計繰越明許費繰越計算書について
第 7 議案第33号 市道路線の認定について
議案第34号 市道路線の変更について
以上2件一括上程
第 8 議案第35号 沼田市国民健康保険税条例の一部を改正する条例について
議案第36号 平成22年度沼田市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)
以上2件一括上程
第 9 議案第37号 平成22年度沼田市一般会計補正予算(第1号)
議案第38号 平成22年度沼田市介護保険特別会計補正予算(第1号)
議案第39号 平成22年度沼田市下水道事業特別会計補正予算(第1号)
議案第40号 平成22年度沼田市農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)
議案第41号 平成22年度沼田市水道事業会計補正予算(第1号)
以上5件一括上程
第10 散 会
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出席議員(26人)
1番 真下 恭嗣君 2番 田村喜久子君
3番 坂庭 直治君 4番 石井 紘一君
5番 鈴木 圭子君 6番 金子 一弥君
7番 小野 要二君 8番 星野 初男君
9番 高柳 勝巳君 10番 布施辰二郎君
11番 片野 彦一君 12番 宇敷 和也君
13番 相田 昌夫君 14番 久保 健二君
15番 星野 稔君 16番 大島 崇行君
17番 山ア 義朗君 18番 大竹 政雄君
19番 井之川博幸君 20番 大東 宣之君
21番 橋 襄典君 22番 石田 宇平君
23番 星川嘉一郎君 24番 牧野 保好君
25番 星野佐善太君 27番 金井 康夫君
欠席議員(1人)
26番 井田 孝一君
―――――――――――――――――――――――――――――
説明のため出席した者
市 長 星野已喜雄君 副 市 長 林 義夫君
白沢町振興局長 根岸 恒雄君 利根町振興局長 郷原 重雄君
総務部長 町田 哲男君 民生部長 田辺 昇利君
経済部長 飯田 敏夫君 建設部長 須藤 一夫君
街なか対策部長 生方 秀二君 白沢町振興局次長 木暮 茂君
利根町振興局次長 山口 芳久君 総務課長 栃原 豊彦君
会計管理者兼会計局長森下喜久夫君 教 育 長 津久井 勲君
教育部長 水田 修君 庶務課長 金子 朗君
監査委員事務局長 茂木 一夫君
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議会事務局出席者
事務局長 小林有一郎 次長兼庶務係長 諸田 裕
議事係長 加藤 英臣 主 査 安原 和宏
――――――――――――――◇――――――――――――――
午前10時開会
◇議長(布施辰二郎君) ただいまから平成22年第2回沼田市議会定例会を開会いたします。
これより本日の会議を開きます。
――――――――――――――◇――――――――――――――
◇議長(布施辰二郎君) 日程に入るに先立ち、市長より発言の通告がありましたので、許可い
たします。市長。
〔市長 星野已喜雄君登壇〕
◇市長(星野已喜雄君) お許しをいただきましたので、3期目市長就任後、初の定例市議会に
当たり、一言ごあいさつを申し上げ、議会を初め、市民各位のご理解とご協力を賜りますようお
願い申し上げます。
このたびの市長選挙につきましては、無投票との結果となり、引き続き市政を担わせていただく
ことになりました。無投票当選は、身に余る光栄であるとともに、市民各位の力強い信託を受け
たものと受けとめさせていただき、その期待の大きさに、改めて責任の重大さをひしひしと感じ
ているところであります。市民各位の期待にこたえるためには、中山間地域に位置する基礎自治
体の現実を直視し、歴史と大自然が息づく本市の魅力を内外に発信し、未来に向かって、名実と
もに北毛の中核都市として発展するよう、全身全霊を傾注してまいる覚悟であります。
今次、我が国の景気は、なお実体は厳しく、失業率が高水準にあるなど厳しい状況にあり、加え
て、長く低迷が続いている地方経済の中で、本市を取り巻く諸課題は山積をし、引き続き厳しさ
に立ち向かっていかなければなりません。
こうしたことから、内にあっては、地方自治体の命題である最小の経費で最大の効果を上げるべ
く、組織体制の整備と職員の意識改革に取り組む中で、持続可能な行財政運営を堅実に構築して
いく所存であります。
一方において、少子高齢社会、高度情報化、環境問題、国際化など、社会環境が急速に変化する
中で、市民ニーズはより多様化、複雑化しており、行政と市民が連携・協力し、お互いに知恵と
工夫を出し合う市民協働の市政運営が、今後より一層求められていくものと考えております。
もとより、市政は総合的なものが要求されており、おのおのの事業は分散することなく、相互に
関連して遂行されるべきものであると考えております。したがって、地域主権が叫ばれている昨
今、行政と市民の信頼をなお一層高め、協働力を発揮することによって、市民一人一人が存在感
を放ち、個性輝く協働型社会を目指してまいりたいと考えております。
今次、都市間競争の激化は、基礎自治体の魅力と特性が試される時代になりました。本市にあり
ましては、豊かな自然・歴史・そこにはぐくまれたすばらしい文化など、先人のたゆまぬ努力に
より、営々と築いてまいりました本市の特性を生かし、5万3,000市民の市民力を結集する
ことにより、環境を直視した元気な緑の大地、温かな緑の大地、住みよい緑の大地、個性豊かで
魅力あふれる「水と緑の大地・田園空間都市」の実現を目指し、市長が先頭に立ち、率先垂範、
行動を展開してまいるつもりであります。
特に、全国育樹祭の本年の開催や新宿区を初めとする各都市との交流事業は、着実に成果を上げ
てきたところであり、加えて、真田氏の歴史ロマンの再発見等、今後におきましても輝かしい歴
史文化と大自然が息づくまちづくりを展開してまいります。
私たちは、今、海図なき航海をしなければならない時代の変化に積極的に向かい合い、その対応
に処していかなければなりません。物質的な豊かさを求めるという意味では、経済成長は大変有
効な手段でありました。しかし、時代が転換し、市民の求めるものが、それぞれの自己実現や安
心して暮らせる環境の整備、自然と調和した落ち着きのある環境の実現へと変わってきている中
で、経済成長中心の画一的な物差しだけでは対応できないと考えております。そのためには、歴
史に思いをいたし、自然の摂理や人の尊厳、人のきずななど、古今東西を問わず、いつの時代で
も大切にしなければならない本質的なものがあり、原点に立ち返り、それらを再認識する必要が
あります。
今こそ地域の視点に立ち、地域の発想で今までの画一的な物差しを見直し、新しい物差しを生み
出すべく意識改革が必要であります。変化を求めるとき、社会全体の制度やシステムを変えてい
かなければならないという考え方は十二分に理解できるところでありますが、別な角度から、私
たちは今原点に立ち返り、一人一人が問題を身近なところに引き寄せ、主体的に考え行動し、意
識を変えながら、一つ一つ着実に取り組んでいくことが重要なことではないかと考えております。
申すまでもなく、社会の構成員は人であります。人は社会的な動物であり、他の人との関係を持
ちながら存在をするものであります。家族や友人、地域とのつながり、まさに人とのきずなによ
って地域の活力は創造されるものであります。その根底には、人がこの世に生を受けてから一生
を終えるまで、教育の道筋は欠かせないものであることは論をまちません。人は、他の人のため
に役立つことによって自分の存在の意義を確かめることができ、他の人の役に立つことは、他の
人のためだけではなく、自分のためでもあります。自分や自分の地域を大切にするように、他の
人や他の地域を大切にできる明るく元気な沼田の創造は、自立し、ともに生き、ともに学び、と
もに響き合う生涯学習社会の一層の発展が望まれます。
幸いなことに、将来を担う若人があらゆる分野において活躍されておりますことは、本市の誇り
であり、今後ともまちづくりは人づくりの視点に立って、一層の教育の充実、強化を図るつもり
であります。
また、人の命は自然の命によってはぐくまれることは申すまでもなく、大局的に考えれば、自然
は生命の源であると言っても過言ではありません。私たちは今こそ、自然と切り離されて生きて
いけないことを再認識し、人から見たすぐれた環境を考えるだけではなく、自然の営みをよく知
り、それを尊重するために何をしたらよいか、また地球全体としてのすぐれた環境をつくってい
くために何ができるか、一人一人が問い返す必要があるのではないかと考えるところであります。
本市は、合併後、森林面積が約80%、利根川の源流に位置し、片品川を横断するところに位置
する立地条件は、恵まれた自然環境を持っております。これをかけがえのない資産として大切に
し、人の営みを調和させた、環境にすぐれたふるさとづくりのために、国家的な大きな課題であ
る地球温暖化対策など、環境問題等について力強く発信していくつもりであります。
新宿区とのカーボンオフセット事業は、本市ならではの特性のあらわれであり、これが環境視点
から地域経済発展に連動していくことのねらいでもあり、今後その意義を体し、しっかりと後世
に継承していく所存であります。社会的にお互いの負の面が連携し合うことによって、それがプ
ラスに転じるということを、新宿区との交流で学び、それは環境であり、地域の和であり、教育
であり、地域福祉であり、地域文化発祥などの意味を持ち、さらに地域経済の一助になることを
教えられました。中山間地域特有の農山村は、自然環境を保全し、公益的機能、国土保全の役割
を有しており、すぐれた伝統文化の継承が高く評価されるものであり、このことが十二分に発揮
されるよう、本市のすぐれた地域の特性を生かした新たな起業化による農林業の振興に努めるこ
とによって、都市との信頼性と相互補完の関係を強め、活発な交流事業を積極的に進め、そのこ
とが他の事業にも好影響を与え、公共の福祉増進のために大きな力になることを確信するからで
あります。
私はかつて、榛名養護学校沼田分教室ができるまでの経過をよく承知している者の一人として、
努力してもなかなか報われない方の背中を行政が押してあげることの大切さを体験してまいりま
した。今は、地域を超え、年齢を超え、職場の立場を超え、お互いが相互に連携し、ともに支え、
補い合いながら新しい価値をつくり上げていくことが求められているものと思い、今後、広い意
味での活発な交流事業を展開し、必然的に明るく活力のある協働型社会創出につながっていくも
のと考えておりますので、より一層のご指導、ご鞭撻をお願いするものであります。
安全は最高の福祉であるという認識のもとに、当面にあっては第五次総合計画を指針として、新
年度予算の5つの柱である「環境・共生」「交流・地域振興」「子育て・教育」「健康・福祉」
及び「安心・安全」を基軸とし、市民生活に直結する事業に重点を置いて取り組むとともに、活
発な協働事業を進め、創造性豊かな明るく元気なまちづくりを目指すものであります。
結びに当たりまして、市民一人一人が、歴史と豊かな自然に包まれた本市のすばらしさを実感し、
誇りを持ち、心身ともに充実した生活が営まれるまちづくりのために、いつも原点に立ち返り、
清新な良識を胸に刻み、市長みずからが額に汗し、誠心誠意、市政運営に邁進する所存でありま
す。
議員の皆様におかれましては、市政に対する深いご理解とより一層の温かいご指導を賜りますよ
うお願い申し上げ、3期目市長就任に当たってのごあいさつとさせていただきたいと存じます。
どうぞよろしくお願いいたします。
――――――――――――――◇――――――――――――――
◇議長(布施辰二郎君) 次に、去る4月25日執行の沼田市議会議員補欠選挙において当選さ
れました星野初男議員を紹介いたします。
〔8番 星野初男君登壇〕
◇8番(星野初男君) ただいまご紹介ありました星野初男でございます。
先般、沼田市議会議員補欠選挙に当たり当選することができました。よろしくお願い申し上げま
す。
これから、当局、議会事務局また先輩議員の方々のご指導を仰ぎ、真摯に受けて一生懸命やらせ
ていただきます。どうかひとつよろしくお願い申し上げます。
また、活力ある沼田と沼田市発展のために一生懸命頑張ります。どうかよろしくお願い申し上げ
ます。
簡単ではございますが、あいさつとさせていただきます。どうもありがとうございました。
――――――――――――――◇――――――――――――――
第1 諸般の報告
◇議長(布施辰二郎君) 次に、事務局長をして諸般の報告をいたさせます。
◇事務局長(小林有一郎君) 命により、ご報告申し上げます。
このたび、補欠選挙により当選されました星野初男議員に対し、4月26日、議長において、そ
の議席を8番と指定し、あわせて総務文教常任委員に指名いたしましたので、ご報告いたします。
次に、沼田市監査委員橋政次、星川嘉一郎の両氏から、例月出納検査結果報告書並びに随時監
査結果報告書が、また沼田市土地開発公社の経営状況について、株式会社白沢振興公社の経営状
況について、株式会社利根町振興公社の経営状況について、並びに沼田都市開発株式会社の経営
状況についてが、地方自治法の規定に基づき議長あてに寄せられております。本日、その写しを
お手元に配付しておきましたので、ごらんいただきたいと思います。
以上でございます。
◇議長(布施辰二郎君) 以上で諸般の報告を終わります。
――――――――――――――◇――――――――――――――
第2 会期の決定
◇議長(布施辰二郎君) 日程第1、会期の決定を議題といたします。
お諮りいたします。
今期定例会の会期は、本日から6月11日までの11日間といたしたいと思います。
これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(布施辰二郎君) ご異議なしと認めます。よって、今期定例会の会期は本日から6月1
1日までの11日間と決定いたしました。
――――――――――――――◇――――――――――――――
第3 会議録署名議員の指名
◇議長(布施辰二郎君) 日程第2、会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、会議規則第81条の規定により、議長において、星野初男議員、高柳勝巳議
員、片野彦一議員の以上3名を指名いたします。
――――――――――――――◇――――――――――――――
第4 請願の付託
◇議長(布施辰二郎君) 日程第3、請願の付託を行います。
本日までに受理した請願は、お手元に配付いたしました請願文書表のとおり、所管の常任委員会
に付託いたします。
――――――――――――――◇――――――――――――――
第5 報告第1号 専決処分の承認についてから
報告第7号 専決処分の承認についてまで
以上7件一括上程
◇議長(布施辰二郎君) 日程第4、報告第1号 専決処分報告についてから日程第10、報告
第7号 専決処分報告についてまでの以上7件を一括議題といたします。
報告書の朗読を省略し、直ちに市長から報告を求めます。市長。
〔市長 星野已喜雄君登壇〕
◇市長(星野已喜雄君) ただいま上程になりました報告第1号 専決処分報告沼田市税条例の
一部を改正する条例についてから、報告第7号 専決処分報告平成21年度沼田市介護保険特別
会計補正予算(第6号)までの以上7件につきまして、一括してご説明申し上げます。
まず、報告第1号 専決処分報告沼田市税条例の一部を改正する条例についてご説明申し上げま
す。
今回の改正は、地方税法等の一部を改正する法律が、3月31日に平成22年法律第4号として
公布、4月1日から施行されたことに伴い、一部改正を行ったものであります。
主な改正点は、法人の市民税の申告納付の改正に伴う規定の整備、年少扶養控除廃止後における
扶養情報の把握方法に関する所要の措置、65歳未満の者の公的年金等所得に係る所得割の徴収
方法の見直しに伴う所要の措置、たばこ税の税率引き上げに伴う規定の整備、非課税口座内の少
額配当所得等の非課税措置の創設に伴う規定の整備等であります。
続きまして、報告第2号 専決処分報告沼田市都市計画税条例の一部を改正する条例についてご
説明申し上げます。
今回の改正は、ただいまご説明申し上げました、沼田市税条例の一部を改正する条例と同様に、
地方税法等の一部を改正する法律の施行に伴うもので、課税標準の特例の見直しによる規定の整
備を行ったものであります。
続きまして、報告第3号 専決処分報告沼田市過疎対策のための市税(固定資産税)の課税の特
例に関する条例の一部を改正する条例についてご説明申し上げます。
今回の改正は、過疎地域自立促進特別措置法の一部を改正する法律の施行に伴うもので、対象業
種の廃止及び追加、失効期限の延長を行ったものであります。
続きまして、報告第4号 専決処分報告沼田市国民健康保険税条例の一部を改正する条例につい
てご説明申し上げます。
今回の改正は、地方税法の改正により、基礎課税額及び後期高齢者支援金等課税額の課税限度額
の引き上げ、非自発的失業者に係る軽減措置の創設、被用者保険の被扶養者であった者に係る減
免措置の延長が行われたことを受け、関係する条文の整備を行ったものであります。
続きまして、報告第5号 専決処分報告平成21年度沼田市一般会計補正予算(第8号)につい
てご説明申し上げます。
本補正予算は、譲与税、各交付金の決定、市税の確定、事業費の確定に伴う財源の変更及び緊急
に措置しなければならないものなどに限定し、既決の歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ
1億5,026万3,000円を減額し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ216億7,
319万7,000円としたものであります。
補正予算のうち、人件費に係るものを除く主なものについて、その概要を歳出予算からご説明申
し上げます。
第2款 総務費は、6,855万円の減額でありますが、総務管理費の企画費で、地域情報通信
基盤整備事業の調査設計業務委託料の減額であります。
第3款 民生費は、235万円の追加でありますが、社会福祉費の社会福祉総務費で、福祉振興
事業基金積立金の追加などであります。
第4款 衛生費は、81万2,000円の追加でありますが、保健衛生費の保健事業費で、後期
高齢者健診業務委託料の追加であります。
第6款 農林水産業費は、318万1,000円の減額でありますが、林業費の林道事業費で、
事業費の確定による林道沿線等美化業務委託料などの減額であります。
第8款 土木費は、1,066万円の減額でありますが、土木管理費の建築指導費で、住宅・建
築物耐震改修等事業などの事業費の確定に伴う減額、道路橋りょう費の基幹道路新設改良費で、
市道T105号線道路改良事業(栗原橋架替)の事業費の確定に伴う減額であります。
第10款 教育費は、2,027万1,000円の減額でありますが、小学校費の学校管理費で、
小学校耐震診断・耐震補強事業(白沢町教育支所を含む)及び校舎等整備事業の事業費の確定に
伴う減額、中学校費の学校管理費で、中学校耐震診断・耐震補強事業の事業費の確定に伴う減額
であります。
第12款 公債費は、5,076万3,000円の減額でありますが、長期債元金、長期債利子及
び一時借入金利子の確定による減額であります。
次に、歳入予算についてご説明申し上げます。
第1款 市税は、7,140万円の追加でありますが、市民税を初めとする各税目の滞納繰越分の
追加であります。
第2款 地方譲与税は、3,139万円の減額、第3款 利子割交付金は、563万円の減額、
第4款 配当割交付金は、31万5,000円の減額、第5款 株式等譲渡所得割交付金は、7
95万8,000円の減額、第6款 地方消費税交付金は、2,998万2,000円の追加、
第7款 ゴルフ場利用税交付金は、262万1,000円の追加、第8款 自動車取得税交付金
は、8,014万2,000円の減額、第9款 地方特例交付金は、2,972万5,000円
の追加、第10款 地方交付税は、特別交付税2億451万2,000円の追加、第11款 交
通安全対策特別交付金は、90万2,000円の追加でありますが、それぞれ交付額の確定によ
るものであります。
第13款 使用料及び手数料は、67万2,000円の減額でありますが、手数料の土木手数料
で、長期優良住宅建築等計画認定手数料の減額であります。
第14款 国庫支出金は、6,215万2,000円の減額でありますが、国庫補助金では、土
木費国庫補助金で、市道T105号線道路改良事業費(栗原橋架替)交付金及び住宅・建築物耐
震改修等事業補助金などの減額、市道T108号線道路改良事業費交付金の追加、教育費国庫補
助金で、安全・安心な学校づくり交付金の減額、総務費国庫補助金で、地域活性化・経済危機対
策臨時交付金及び地域情報通信基盤整備推進交付金の交付額決定に伴う減額、地域活性化・きめ
細かな臨時交付金の交付額決定による追加、また、土木費国庫補助金、教育費国庫補助金及び総
務費国庫補助金の各科目に計上していた市道整備費臨時交付金、土地区画整理事業費臨時交付金、
下水道費臨時交付金、安全・安心な学校づくり臨時交付金及び地域情報通信基盤整備推進臨時交
付金を、総務費国庫補助金の地域活性化・公共投資臨時交付金として交付額決定額を一括計上し
たものであります。
第15款 県支出金は、123万6,000円の減額でありますが、県補助金の土木費県補助金
で、がけ地近接等危険住宅移転事業補助金の減額であります。
第17款 寄附金は、民生費寄附金で、208万4,000円の追加でありますが、土田喜八様、
高橋伸也様、司建設株式会社様、利根沼田建築総合組合様及び戸部組株式会社様からの寄附金を、
そのご意思に沿って福祉振興事業基金寄附金として追加したものであります。
第18款 繰入金は、2億4,679万4,000円の減額でありますが、財政調整基金繰入金
の減額であります。
第21款 市債は、5,520万円の減額でありますが、農林水産業債で、林道整備事業債の減
額、土木債で、道路整備事業債などの減額、教育債で、小学校施設耐震化事業債、公債費負担対
策借換債の減額であります。
予算第2条 繰越明許費は、「第2表 繰越明許費」に示すとおり、地域情報通信基盤整備事業
ほか13件であり、そのほとんどが国の第1次補正予算に関連する事業でありますが、事業の進
捗状況から繰越明許費を設定したものであります。
予算第3条 地方債の補正は、「第3表 地方債補正」に示すとおり、林道整備事業債ほか4事
業の起債限度額の変更であります。
続きまして、報告第6号 専決処分報告平成21年度沼田市国民健康保険特別会計補正予算(第
4号)についてご説明申し上げます。
本補正予算は、既決の歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ1万3,000円を追加し、歳入
歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ66億4,625万円としたものであります。
歳出では、第9款 基金積立金で、1万3,000円の追加であります。
歳入では、第7款 財産収入で、1万3,000円の追加でありますが、利子及び配当金の追加
であります。
続きまして、報告第7号 専決処分報告平成21年度沼田市介護保険特別会計補正予算(第6号)
についてご説明申し上げます。
本補正予算は、既決の歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ1,548万1,000円を減
額し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ35億8,003万1,000円としたものであ
ります。
歳出では、第1款 総務費で、介護認定審査費の認定調査費35万円の追加、第2款 保険給付
費で、支払基金交付金等の交付決定に伴う財源の振替を行うとともに、第4款 基金積立金で、
支払基金交付金等の交付決定に伴う1,583万1,000円の減額であります。
歳入では、第4款 国庫支出金の国庫補助金で、調整交付金の交付決定による407万1,00
0円の減額、第5款 支払基金交付金で、交付決定による1,355万6,000円の減額、第
9款 繰入金で、事務費繰入金及び介護給付費準備基金繰入金214万6,000円の追加であ
ります。
以上7件につきまして、一括してその概要をご説明申し上げましたが、期間的な制約から、やむ
を得ず専決処分として措置させていただいたものであります。
細部につきましては、ご質疑に応じ、所管の部長に説明をいたさせますので、よろしくご審議の
上、報告のとおりご承認賜りますようお願い申し上げます。
◇議長(布施辰二郎君) 報告が終わりました。
これより質疑に入ります。
なお、質疑は1件ごとに願います。
まず、報告第1号について願います。19番。
◇19番(井之川博幸君) 今回の沼田市税条例の一部を改正する条例に関連してお伺いしたい
と思います。
今回の改正の中には、先ほど説明がありました年少扶養控除などの廃止の関係がございます。そ
の点についてお伺いしたいと思います。今回の年少扶養控除などの廃止によって、どの程度の増
税額になるのか教えていただきたいと思います。
また、今回の増税は、政府の政策である子ども手当、高校授業料の無償化の財源に充てるためと
言われておりますが、市当局はこれに対してどのような見解を持っているのかお伺いしたいと思
います。
以上、2点です。
◇総務部長(町田哲男君) 井之川議員のご質疑にお答え申し上げます。
今回の市税条例の一部改正につきましては、ご承知のとおり、地方税法の一部改正に伴うものと
いうことでございまして、先ほどの年少の所得控除を廃止するということで、扶養控除の額が3
3万円になるという内容になってございます。この施行につきましては、平成24年度分以降の
個人住民税についての適用ということでございますので、その時点にならないと、幾ら増税とい
う数値は出てこないということでございますが、現在の対象者数の中で概算での増額分というこ
とで試算しましたところ、約1億3,000万円程度の増額になるのではないかというところで
ございます。
また、もう一点の関係ですけれども、国の政策で所得控除から手当へという考え方でございまし
て、議員のご指摘のとおり、今回の扶養控除等の関係については、所得税も一緒なのですけれど
も、その整合性を図るということで、その代替措置ということになってございます。これは現政
権の政策でもございますので、市としてはその政策にのっとった、法律改正にのっとる条例改正
を行うというものでございます。
◇19番(井之川博幸君) 今の質疑に対する内容はわかりました。
それで、今回の子ども手当の実施に際して、今までやっていた児童手当を廃止するが、その財源
分は子ども手当の中に含まれるということで、市の負担分は減るどころか、児童手当にあった所
得制限等が廃止されることで、そういう制度の変化で市の負担分がふえるとされていると思いま
す。今度の市民税の増税部分はそれらに充当されてしまうのか、それとも政府が言っているよう
に、こういう部分は交付税で補てんされるというようなことになれば、増税分は市が自由に使え
るのか、その点についてお伺いしたいと思います。
◇総務部長(町田哲男君) 再質疑にお答え申し上げます。
児童手当にかわって子ども手当ということでございますけれども、その費用分について、増税分
との相殺で交付税に算入されるかどうか、これについてはまだはっきりしてございません。あく
まで市税の増税分については、市の歳入でございますので、市の一般財源として自由に使えると
考えてございます。
◇19番(井之川博幸君) わかりました。
3回目お伺いしたいと思いますが、今回所得制限のある児童手当が廃止されることや、扶養控除
の廃止によって増税が行われるということで、子育て世代への影響が大変複雑だと言われており
ます。高校生の世代でも、通学をしている高校生、それから学校に行かなくて就職もせずに、就
労もせずに親族に扶養されている場合は、その世帯は増税になると言われておりますし、住民税
の増税で保育料や国保税に連動する場合もあるとも言われております。本市におけるそのような
影響調査は行っているのか。行っていれば、内容をお聞かせ願いたいと思いますが、行っていな
ければ、行う必要があるのではないかと思いますので、見解をお伺いしたいと思います。
また、今回の増税に連動したいろいろな影響があるとすれば、先ほど1億3,000万円増と言
われましたけれども、この増税分を使用して、それらの対策を行う必要があるのではないかと考
えますけれども、見解をお伺いしたいと思います。
◇総務部長(町田哲男君) 国保税への影響についてということでございますけれども、国保税
の算定につきましては、基礎控除のみの控除ということでございますので、税額そのものについ
ては影響はないと考えてございます。ただし、給付については、その所得額が変わりますので、
影響があると考えてございます。
市税の増税分について、それを子供あるいは国保税関連にという政策的な部分につきましては、
総合的な政策でございますので、今後の増税分ということでございますが、市税そのものの総体
としては、余り増が見込めないというところでございますので、その金額を溶け込ませてという
ことになってしまいますので、総合的な判断ということでご理解いただけたらと思います。以上
でございます。
◇議長(布施辰二郎君) ほかに。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(布施辰二郎君) 次に、報告第2号について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(布施辰二郎君) 次に、報告第3号について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(布施辰二郎君) 次に、報告第4号について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(布施辰二郎君) 次に、報告第5号について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(布施辰二郎君) 次に、報告第6号について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(布施辰二郎君) 次に、報告第7号について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(布施辰二郎君) 質疑を終結いたします。
お諮りいたします。
ただいま議題となっております報告第1号から報告第7号までの以上7件については、会議規則
第36条第3項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。
これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(布施辰二郎君) ご異議なしと認めます。よって、報告第1号から報告第7号までの以
上7件については、委員会の付託を省略することに決しました。
これより討論に入ります。
討論は一括して願います。
なお、討論は反対、賛成の順に願います。19番。
〔19番 井之川博幸君登壇〕
◇19番(井之川博幸君) 私は、ただいま上程されております報告第1号 専決処分報告につ
いて(沼田市税条例の一部を改正する条例について)、反対の立場から討論を行います。
市税条例の改正については、鳩山内閣が進める子ども手当や高校授業料無償化の財源として、所
得税と住民税に係る扶養控除を廃止・縮減して増税するという政策に伴い、16歳未満の扶養親
族に係る扶養控除33万円の廃止と、16歳以上19歳未満の特定扶養親族に係る扶養控除の上
乗せ部分12万円を廃止し、扶養控除の額を33万円とする個人住民税の扶養控除改定の一環と
して実施されるものであります。
今回の措置の第1の問題は、民主党は子ども手当の支給、高校授業料の無償化によって、増税を
行なっても、すべての世帯で差し引きが支給増になると言っていますが、それは子ども手当が月
2万6,000円の満額支給の場合であって、今年度は1万3,000円の半額支給にとどまっ
ており、来年度から満額支給されるかどうかは全く不透明であります。所得制限のあった児童手
当が廃止されるため、子育て世代への影響は複雑で、満額支給されても、条件によっては、差し
引き増税になるのではないかと言われており、もともと授業料が免除されている世帯や、通学も
進学もせずに親族に扶養されている場合などが想定されています。
また、所得税、住民税の増税に伴い、保育料などに連動し、負担増になる場合もあります。厚生
労働省から政府税調に提出された資料によれば、扶養控除を単純に廃止した場合、厚労省関係だ
けで21の制度に影響が出ることが明らかになっております。
第2の問題は、税制上における扶養控除などは、すべての国民は健康で文化的な生活を営む権利
を有するという憲法から出発している、生活費には税金をかけないという、生活費非課税の原則
に従って、税の制度として決められているものであり、扶養控除などの改定に際しては、税制と
しての議論の上に行われるべきであり、政府の政策を実施するために廃止・縮減することは、原
則を大きく外れているものであります。
以上のような問題点を指摘し、反対討論といたします。
◇議長(布施辰二郎君) 他に。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(布施辰二郎君) 討論を終結いたします。
これより、報告第1号 専決処分報告についてを採決いたします。
本案は、承認することに賛成の諸君の起立を求めます。
( 賛 成 者 起 立 )
◇議長(布施辰二郎君) 起立多数であります。よって、本案は承認することに決しました。
次に、報告第2号 専決処分報告についてを採決いたします。
本案は、承認することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(布施辰二郎君) ご異議なしと認めます。よって、本案は承認することに決しました。
次に、報告第3号 専決処分報告についてを採決いたします。
本案は、承認することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(布施辰二郎君) ご異議なしと認めます。よって、本案は承認することに決しました。
次に、報告第4号 専決処分報告についてを採決いたします。
本案は、承認することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(布施辰二郎君) ご異議なしと認めます。よって、本案は承認することに決しました。
次に、報告第5号 専決処分報告についてを採決いたします。
本案は、承認することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(布施辰二郎君) ご異議なしと認めます。よって、本案は承認することに決しました。
次に、報告第6号 専決処分報告についてを採決いたします。
本案は、承認することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(布施辰二郎君) ご異議なしと認めます。よって、本案は承認することに決しました。
次に、報告第7号 専決処分報告についてを採決いたします。
本案は、承認することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(布施辰二郎君) ご異議なしと認めます。よって、本案は承認することに決しました。
――――――――――――――◇――――――――――――――
第6 報告第8号 平成21年度沼田市一般会計繰越明許費繰越計算書について
◇議長(布施辰二郎君) 日程第11、報告第8号 平成21年度沼田市一般会計繰越明許費繰
越計算書についてを議題といたします。
報告書の朗読を省略し、直ちに市長から報告を求めます。市長。
〔市長 星野已喜雄君登壇〕
◇市長(星野已喜雄君) ただいま上程になりました報告第8号 平成21年度沼田市一般会計
繰越明許費繰越計算書についてご説明申し上げます。
平成21年度から繰越明許費として平成22年度に繰り越した地域情報通信基盤整備事業ほか1
3事業、総額11億5,946万3,300円について、繰越計算書を調製したので、地方自治
法施行令第146条第2項の規定により、これを報告するものであります。
以上、その概要をご説明申し上げましたが、細部につきましては、ご質疑に応じ、所管の部長に
説明をいたさせますので、よろしくお願いを申し上げます。
◇議長(布施辰二郎君) 報告が終わりました。
これより質疑に入ります。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(布施辰二郎君) 質疑を終結いたします。
ただいま議題となっております報告第8号については、地方自治法施行令第146条第2項の規
定により報告されたものでありますので、ご了承願います。
――――――――――――――◇――――――――――――――
第7 議案第33号 市道路線の認定について及び
議案第34号 市道路線の変更について
以上2件一括上程
◇議長(布施辰二郎君) 日程第12、議案第33号 市道路線の認定について及び日程第13、
議案第34号 市道路線の変更についての以上2件を一括議題といたします。
議案の朗読を省略し、直ちに市長から提案理由の説明を求めます。市長。
〔市長 星野已喜雄君登壇〕
◇市長(星野已喜雄君) ただいま上程になりました、議案第33号 市道路線の認定について
及び議案第34号 市道路線の変更についての2件につきまして、一括してご説明申し上げます。
まず、議案第33号 市道路線の認定についてご説明申し上げます。今回認定する路線は、沼須
開発宅地線及び下之町街区1号線の2路線であります。沼須開発宅地線につきましては、宅地造
成に伴う新設道路を市道認定するものであります。下之町街区1号線につきましては、中心市街
地土地区画整理事業に伴う新設道路を市道認定するものであります。
続きまして、議案第34号 市道路線の変更についてご説明申し上げます。今回変更する路線は、
下原北通り線及び下原支1号線の2路線であります。下原北通り線につきましては、下原支1号
線の終点変更に伴い変更するものであります。下原支1号線につきましては、道路用地の寄附に
伴い終点変更をするものであります。
以上2件につきまして、一括してその概要をご説明申し上げましたが、細部につきましては、ご
質疑に応じ、所管の部長に説明をいたさせますので、よろしくご審議の上、原案のとおりご決定
くださいますようお願い申し上げます。
◇議長(布施辰二郎君) 説明が終わりました。
これより質疑に入ります。
なお、質疑は1件ごとに願います。
まず、議案第33号 市道路線の認定について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(布施辰二郎君) 次に、議案第34号 市道路線の変更について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(布施辰二郎君) 質疑を終結いたします。
お諮りいたします。
ただいま議題となっております議案第33号及び議案第34号の以上2件については、会議規則
第36条第3項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。
これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(布施辰二郎君) ご異議なしと認めます。よって、議案第33号及び議案第34号の以
上2件については、委員会の付託を省略することに決しました。
これより討論に入ります。
なお、討論は一括して願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(布施辰二郎君) 討論を終結いたします。
これより議案第33号 市道路線の認定についてを採決いたします。
本案は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(布施辰二郎君) ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
―――――――――――――――――――――――――――――
◇議長(布施辰二郎君) 休憩します。
午前10時59分休憩
―――――――――――――――――――――――――――――
午前11時07分再開
◇議長(布施辰二郎君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
―――――――――――――――――――――――――――――
◇議長(布施辰二郎君) 次に、議案第34号 市道路線の変更についてを採決いたします。
本案は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(布施辰二郎君) ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
――――――――――――――◇――――――――――――――
第8 議案第35号 沼田市国民健康保険税条例の一部を改正する条例について及び
議案第36号 平成22年度沼田市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)
以上2件一括上程
◇議長(布施辰二郎君) 日程第14、議案第35号 沼田市国民健康保険税条例の一部を改正
する条例について及び日程第15、議案第36号 平成22年度沼田市国民健康保険特別会計補
正予算(第1号)の以上2件を一括議題といたします。
議案の朗読を省略し、直ちに市長から提案理由の説明を求めます。市長。
〔市長 星野已喜雄君登壇〕
◇市長(星野已喜雄君) ただいま上程になりました議案第35号 沼田市国民健康保険税条例
の一部を改正する条例について及び議案第36号 平成22年度沼田市国民健康保険特別会計補
正予算(第1号)の2件につきまして一括してご説明申し上げます。
まず、議案第35号 沼田市国民健康保険税条例の一部を改正する条例についてご説明申し上げ
ます。
今回の改正は、平成20年度及び平成21年度に国保基金を取り崩し、収支の均衡を図ってきた
ところでありますが、国保基金の減少により財政が大変厳しい状況であることから、適正な税率
に改め、国保運営の安定を図るものであります。
具体的には、国民健康保険運営協議会へ諮問し、その答申に基づき、基礎課税額の所得割「10
0分の4.90」を「100分の5.90」に、後期高齢者支援金等課税額の所得割「100分
の1.50」を「100分の1.80」に、介護納付金課税額の所得割「100分の1.20」
を「100分の1.40」にそれぞれ引き上げるものであります。
なお、引き上げ額につきましては、総額では約1億円、基礎課税額の1世帯当たりでは7,10
0円、1人当たりでは3,600円、後期高齢者支援金等の1世帯当たりでは2,100円、1
人当たりでは1,100円、介護納付金の1世帯当たりでは2,300円、1人当たりでは1,
700円の推計となるものであります。
続きまして、議案第36号 平成22年度沼田市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)につ
いてご説明申し上げます。
今回の補正予算は、既決の歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ299万4,000円を減
額し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ65億5,498万1,000円とするものであ
ります。
その概要を歳出予算からご説明申し上げます。
第1款 総務費は、246万8,000円の追加でありますが、一般管理費及び賦課徴税費の追
加であります。
第2款 保険給付費は、3,591万2,000円の減額でありますが、一般被保険者療養給付
費の減額であります。
第5款 老人保健拠出金は、98万5,000円の追加であります。
第6款 介護納付金は、2,809万3,000円の追加であります。
第7款 共同事業拠出金は、高額医療費拠出金137万2,000円の追加であります。
次に、歳入予算についてご説明申し上げます。
第1款 国民健康保険税は、7,623万5,000円の追加でありますが、税率改正に伴う追
加などであります。
第2款 国庫支出金は、3,333万5,000円の減額でありますが、療養給付費等負担金の
減額であります。
第4款 前期高齢者交付金は、4,589万4,000円の減額であります。
以上2件につきまして、一括してその概要をご説明申し上げましたが、細部につきましては、ご
質疑に応じ、所管の部長に説明をいたさせますので、よろしくご審議の上、原案のとおりご決定
くださいますようお願い申し上げます。
◇議長(布施辰二郎君) 説明が終わりました。
これより質疑に入ります。
なお、質疑は1件ごとに願います。
まず、議案第35号 沼田市国民健康保険税条例の一部を改正する条例について願います。20
番。
◇20番(大東宣之君) 今回の条例改正で国民健康保険税が引き上げられるということになる
わけですが、現在、後期高齢者医療制度をどうするかなど、医療制度全般のそうした見直しが行
われている中で、今後医療保険制度がどうなるのかということがまだまだ先行き不透明な状況の
中で、今回急いで条例改正を行っていくという、その理由がどこにあるのか。もう少し制度が安
定するまで見定めていく必要性もあったのではないかと感じますが、どのようなお考えなのかお
聞かせいただければと思います。
今回の条例改正に当たって、不足分をすべて被保険者、税で賄っていくというお考えでやってこ
られたのではないかと考えるわけですが、現在の中では、県内の各市町村の中でも一般会計から
の繰り入れによって、政策的に値上げを行わない、値上げ幅を抑えていくというような市町村が
ふえてきている中で、沼田市として一般会計からの繰り入れについては、どのような検討がされ
てきたのかお聞かせいただければと思います。
◇民生部長(田辺昇利君) ただいまのご質疑にお答え申し上げます。
最初の、制度のまだ決まっていないところで、今値上げするのはどうかというご質疑でございま
すけれども、後期高齢者医療制度につきましても、平成25年度から新しい制度に移行するよう
な国の方針はあるわけでございますけれども、それまでの期間として、市とすると国保税の運営
をしていかなければなりませんので、今回の値上げをさせていただいたということであります。
それと、一般会計の繰り入れの関係につきましては、市としましてはこれまでも繰り入れをしな
いで運営してまいりました。このことを引き継ぎ、国民健康保険は相互扶助の精神によって成り
立っている医療保険であることを市民の皆様にご理解いただきながら、繰り入れをしないで運営
をしてまいりたいと考えております。よろしくお願いいたします。
◇20番(大東宣之君) 現状、市民の生活が大変になってきている、苦しくなってきていると
いう認識を当局はお持ちなのか。要するに、今回条例改正で税率を引き上げることによって、さ
らに滞納者がふえるおそれがあるのではないかと。そうしたことを市がやるべきかどうか。一般
会計からの繰り入れは行わないと部長が言明をされたわけですが、税率の引き上げ、滞納の増大、
そうした悪循環に陥る可能性があるのではないかというおそれがあるわけですから、まず当局と
して、今の市民の状況についてどのような認識を持っておられるのか。また、そうした認識の中
にあって、あえて一般会計からも繰り入れを行わず、ただ被保険者の負担に任せていくというや
り方でいいのかどうかについて、どのような見解をお持ちなのかお聞かせいただければと思いま
す。
◇民生部長(田辺昇利君) ただいまの再質疑にお答え申し上げます。
なかなか先の見通しをするのは難しい状況の中で、今回値上げの決断をさせていただいたわけで
すけれども、最初は3月とかいう話もありましたけれども、内容としますと、皆さんの状況が苦
しいというところで、必要最低限の値上げに終始すべきだろうということで、6月に行わせても
らいました。平成22年度で、これでやっていけるだろうということの中で、本当に厳しいとこ
ろの値上げをさせていただいたつもりですので、よろしくお願いいたします。
◇20番(大東宣之君) 今回の値上げ、条例改正が必要最低限の値上げということですから、
今後の医療費の状況によっては、新年度以降についてもどうなってくるかわからないという状況
にあるのではないかという心配があります。
その点で、今回の条例改正については、あくまでも今年度分、1年間限りのものであって、その
先の財政運営についてはどうなるかわからない、考えていないというような状況にあるのではな
いかと感ずるわけですが、そうなれば来年度以降もさらに値上げが繰り返されるおそれがあるの
ではないかと感ずるわけですが、その点についてはどのような検討がされてきたのか、お聞かせ
いただければと思います。
◇民生部長(田辺昇利君) ただいまの再質疑にお答えいたします。
今回の値上げにつきましても、医療費の値上げ等で値上げをさせていただいているわけですけれ
ども、まだ平成21年度の決算になっていませんけれども、数字が出ていませんけれども、それ
を見ると1%に満たないような医療費の上昇でおさまりました。ですから、来年度につきまして
も、その辺の状況を見ながら判断していかなければならないところがありますけれども、できれ
ば今回上げさせていただいたもので、来年度も医療費の値上がりができるだけ少ないような形で
おさまるところで運営をさせていただければと考えております。以上です。よろしくお願いいた
します。
◇議長(布施辰二郎君) ほかに。21番
◇21番(橋襄典君) 関連して質疑させていただきます。
まず、市長の冒頭の説明、説明不足です。平成20年、平成21年、基金を取り崩してきて、底
をついたからといって、これは単純的な話で、もう少し深みのある説明をする必要性がある。こ
れが一つです。
それと、過去、合併する前の旧沼田市において、安定的な国保運営をするには3億円から5億円
ぐらいは最低限欲しいと、当局からこういう説明があったのですけれども、今現状を聞くとほと
んど基金がない。今の約1億円の増額になるわけですけれども、それで本当に今年度やっていけ
るかどうか、その辺の裏づけの当局の考え方がどうであるか、お伺いします。
◇民生部長(田辺昇利君) 橋議員のご質疑にお答えいたします。
県の指導等では、今おっしゃられたとおり、3億円とかのお金を基金で持っていて運営するのが
理想的だということは言われていました。今までも基金をある程度蓄えている中で、運営をさせ
ていただきましたけれども、なかなか経済情勢も厳しい中で、そこまでの力を、市民の、被保険
者の方に負担をかけるのが難しいということで、今回のできるだけ厳しい中での値上げというこ
とで対応させていただきました。よろしくお願いいたします。
◇21番(橋襄典君) その説明で終わってしまうのかな。例えば、本当に基金が底をついた
らどうするのですか。ですから、やはり公開と説明責任というのが行政には求められているので
す。一般的にそれで済めばいいのです。昨年は新型インフルエンザの影響が非常に他市において
は少なかったので、昨年みんな改定しているのですよね。先行きどうかなったら困るだろうとい
うことで。しかしながら、そこを我慢して、我慢して、これは理由がいろいろあると思うのです
けれども、そういう状況の中で、しようがないかなというぐらいの説得力のある説明をしていか
ないと、もし何かがあって底をついたらどうするのですか。だから、最低限このぐらい。財政が
厳しいからと言って、それで済むのですか。そこに人が倒れていて、命が絶たれるというときに、
金がないからしようがないという理由ではだめだと思うのです。
ですから、最低限の問題というのは、先ほどの冒頭の市長のあいさつにあったように、命のとう
とさといったときにどうであるか。その中で、財政の中のやりくりをして運営していかなければ
ならないのですから。みんなそれぞれの担当者が苦しんでいるだけです。優先順位を決めて、人
の命はどうあるべきだということの国保。
もう一つは、一般財源から繰り入れするかしないか、この辺の問題は見解の問題です。やはり何
のためにこの血税を取って、それに対応しようとしているのか。その辺がないと、これは納得で
きないわけです。十分部長の説明はわかるのです。それと、先ほどの市長の冒頭の説明も、平成
20年、平成21年に基金を取り崩して、底をついたからするよと。それも一つの理由だけれど
も、やはりターゲットは何ですか。その辺をよく重視していかないと、今後の行政運営はいろい
ろな形の中で間違えますよ。ないからやらないんだよと。例えばほかのことですけれども、ここ
の庁舎の問題もそうではないですか。耐震をしたいけれども、金がないからやらないなんて、こ
んな理屈はないのです。
だから、今の問題の国保運営においても、合併する前に、最低限の、何かあったらいけないとい
うので、その基金が3億円ですよと言っている。その当時、9億円ぐらいあったときに、共産党
も取り崩してその負担を軽減しろと言ったのです。それはいいと思うのですけれども、最低限の
問題をよく考えていかないと、いざ何かなったときには大変だと思います。最後にもう一度、そ
の辺について答弁をお願いしたいと思います。
◇民生部長(田辺昇利君) ただいまの再質疑にお答えいたします。
医療費については、支払いをしないというわけにはいきませんので、最後のところで赤字になっ
た場合には、もう基金がありませんから、赤字になった場合にはそれなりの対応をしなければな
らないと考えてます。繰り上げで行うか、市からの借り入れをするか、県の基金等を活用して対
応するか、そのような方法を考えなければならないと思っております。
◇議長(布施辰二郎君) ほかに。13番
◇13番(相田昌夫君) 関連で申しわけないのですけれども、今までの質疑で、将来的に安心
なんだというところが、一向に出てこないのですけれども、その辺のところを一番聞きたい。上
げるのはいい。だけれども、上げても、ことし間に合うのか間に合わないのかわからないという
見解では、上げる意味がないのではないかと。あと、上げられた方にしてみると、これで大丈夫
なのかという不安がいつもつきまとうわけであります。
あと、総務部長が総合的な観点でというところの見解が一向に出てこないのですけれども、総合
的に考えてこの部分を、国保の部分をどのようにとらえ、市全体がこういうことが起きたらこう
いう対応をしよう、しなければならないというところの見解は何もないわけでありますか。あく
までも足りないところは来年度また考えて、また上げたところで考えるという見解しか出ないわ
けでありますか。その辺だけ教えていただけますか。
◇民生部長(田辺昇利君) ただいまのご質疑にお答えいたします。
なかなか長期・中期の見通しが難しいという中で、今回の値上げをさせていただきましたけれど
も、制度が変わりまして、前期高齢者の交付金等も何億円というような違いが出てくるものです
から、なかなか見通しが立たないというのが本音のところですけれども、できるだけ私たちも今
回予算を出させていただきましたので、運営がうまくいくような形で、できるだけ先の見通しを
立ててやったつもりですから、今年度と、インフルエンザ等がなければもう1年ぐらいは、2年
ぐらいはどうにかやりくりをしていけるのではないかという心づもりは持っております。
医療費の動向も、二、三年前は7%とか上がっていましたから、議員がおっしゃるとおり、先が
見通せて、その支出が見通せると、歳入もわかるのですけれども、すべてが、制度が変わって動
いてますので、なかなか難しい状況なものですから、そんな心づもりで今回はやらせてもらいま
した。よろしくお願いいたします。
◇13番(相田昌夫君) 部長の苦しいというのはよくわかるのです。だけれども、経営を任せ
ている方の気持ちからすると、心配だなというものしか出てこないわけであります。出す方も苦
しいのです。だけど、出すからには完全なものにしてもらいたいと思うのも、納める方の気持ち
だと思うのです。
あくまでも、わかりますよ、部長、結果が出てみないとわからないというところを預かっている
わけでありますから、その辺の見解もよくわかるのでありますけれども、経営、運営を任せてい
る方の気持ちになりますと、非常に心配、そんなことでいいのかなと。もっとちゃんとしてもら
いたいと。ちゃんとできなければ、お金も出したくないというのは人間の心理だと思うのです。
上げても、まだわからない、もし何かあったときにどうするんだという当局としての見解が出な
いということになりますと、預ける方は心配だらけになっちゃうわけです。さっきも総務部長が
言ったように、総合的な判断の中の、これは重要な部分だと思うのですけれども、担当部長だけ
ではなくて、その辺の当局の見解というものはないのかというところを再三聞いているのかと思
いますけれども、ないのですか。
◇民生部長(田辺昇利君) ただいまの再質疑にお答えいたします。
今議員のおっしゃるとおり、余裕を持って経営ができるところまで上げられれば、それは経営と
すると、それの方がいいと思いますけれども、内容とすると、今の経済情勢の中でそこまで上げ
たときに、先ほどの議員からありましたように、徴収率の問題とかいろいろあります。その中で、
今のところを乗り切るだけの値上げをさせていただくのが一番いいと判断させていただきました
ので、このような改定と予算を出させていただきました。
◇13番(相田昌夫君) 担当部長の見解とすれば、これまでだと思いますけれども、非常に残
念なのは、当局として、このことについてもっと総体的なところの見解を出してほしいと思うの
ですけど、それだけ要望して、いいです。わかりました。当局の見解はないというところで、担
当部長の見解として受けとめて、いいです。
◇議長(布施辰二郎君) ほかに。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(布施辰二郎君) 次に、議案第36号 平成22年度沼田市国民健康保険特別会計補正
予算(第1号)について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(布施辰二郎君) 質疑を終結いたします。
ただいま議題となっております議案第35号及び議案第36号の以上2件については、民生福祉
常任委員会に付託いたします。
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第9 議案第37号 平成22年度沼田市一般会計補正予算(第1号)から
議案第41号 平成22年度沼田市水道事業会計補正予算(第1号)まで
以上5件一括上程
◇議長(布施辰二郎君) 日程第16、議案第37号 平成22年度沼田市一般会計補正予算
(第1号)から日程第20、議案第41号 平成22年度沼田市水道事業会計補正予算(第1号)
までの以上5件を一括議題といたします。
議案の朗読を省略し、直ちに市長から提案理由の説明を求めます。市長。
〔市長 星野已喜雄君登壇〕
◇市長(星野已喜雄君) ただいま上程になりました議案第37号 平成22年度沼田市一般会
計補正予算(第1号)から、議案第41号 平成22年度沼田市水道事業会計補正予算(第1号)
までの5件につきまして、一括してご説明申し上げます。
まず、議案第37号 平成22年度沼田市一般会計補正予算(第1号)についてご説明申し上げ
ます。
今回の補正予算は、国の補正予算に関連した経費、制度の改正等により、既定の予算に増減を生
じるもの、緊急に措置しなければならないもの及び職員人件費の児童手当と子ども手当の組み替
えに限定し、既決の歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ3,671万7,000円を追加し、
歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ203億5,277万7,000円とするものでありま
す。
補正予算のうち、主なものについて、その概要を歳出予算からご説明申し上げます。
第1款 議会費は、1,135万1,000円の減額でありますが、議会経費のうち、議員報酬及
び政務調査費の減額であります。
第2款 総務費は、1,346万2,000円の追加でありますが、総務管理費では、一般管理
費で、住民センター建設費補助金の追加、財団法人市町村振興協会魅力あるコミュニティづくり
助成金及び財団法人自治総合センターコミュニティ助成金の計上、企画費で、市民活動センター
管理運営事業の嘱託員報酬と臨時雇上賃金の組み替えなどであります。
第3款 民生費は、927万8,000円の追加でありますが、社会福祉費では、老人福祉費で、
地域介護・福祉空間整備等補助金の追加、障害者福祉費で、群馬県緊急雇用創出基金を充当した
臨時雇上賃金の計上であります。
第4款 衛生費は、861万6,000円の追加でありますが、保健衛生費では、予防費で、日
本脳炎予防接種委託料の追加、清掃費では、塵芥処理費で、一般廃棄物最終処分場の計量器トラ
ックスケール修繕料の計上であります。
第5款 労働費は、11万円の追加であります。
第6款 農林水産業費は、227万円の追加でありますが、農業費の農村環境整備費で、農業集
落排水事業特別会計繰出金の追加などであります。
第7款 商工費は、596万5,000円の追加でありますが、観光リゾート費で、玉原東急リ
ゾート株式会社からの寄附金を積み立てる玉原環境整備基金積立金の追加、望郷の湯の浴室棟、
玄関棟、中央棟及び大広間棟の避雷設備設置費として修繕料の計上であります。
第8款 土木費は、440万円の追加でありますが、都市計画費の下水道費で、下水道事業特別
会計繰出金の追加などであります。
第9款 消防費は、6万円の追加であります。
第10款 教育費は、390万7,000円の追加でありますが、教育総務費の学校教育指導費
で、国の委託金を受けて実施する特別支援教育総合推進事業の計上、社会教育費の社会教育総務
費で、社会教育主事の資格取得経費の計上及び日本舞踊団体である楽扇会様からの寄附金を積み
立てる芸術文化振興基金積立金の計上であります。
次に、歳入予算についてご説明申し上げます。
第14款 国庫支出金は、29万8,000円の追加でありますが、教育費委託金で、特別支援
教育総合推進事業委託金の計上であります。
第15款 県支出金は、665万8,000円の追加でありますが、県補助金では、民生費県補
助金で、介護基盤緊急整備事業費補助金の追加、労働費県補助金で、群馬県緊急雇用創出基金事
業市町村補助金の追加であります。
第17款 寄附金は、210万円の追加でありますが、玉原東急リゾート株式会社様及び日本舞
踊団体楽扇会様からの寄附金を、そのご意思に沿って、それぞれ玉原環境整備基金寄附金及び芸
術文化振興基金寄附金の計上であります。
第18款 繰入金は、1,928万2,000円の追加でありますが、財政調整基金繰入金の追
加であります。
第20款 諸収入は、837万9,000円の追加でありますが、財団法人自治総合センターコ
ミュニティ助成金、財団法人市町村振興協会魅力あるコミュニティづくり助成金及び線下補償金
受入金の計上であります。
続きまして、議案第38号 平成22年度沼田市介護保険特別会計補正予算(第1号)について
ご説明申し上げます。
今回の補正予算は、既決の歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ1,222万円を追加し、歳
入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ36億6,202万9,000円とするものであります。
その概要を歳出予算からご説明申し上げます。
第1款 総務費は、2万円の追加でありますが、児童手当から子ども手当への組み替えによる職
員手当等の追加であります。
第2款 保険給付費は、1,220万円の追加でありますが、高額医療合算介護サービス費及び
高額医療合算介護予防サービス費の追加であります。
次に、歳入予算についてご説明申し上げます。
第9款 繰入金は、1,222万円の追加でありますが、一般会計繰入金及び高額医療合算介護
サービス等費への財源として充てるための介護給付費準備基金繰入金の追加であります。
続きまして、議案第39号 平成22年度沼田市下水道事業特別会計補正予算(第1号)につい
てご説明申し上げます。
今回の補正予算は、既決の歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ120万円を追加し、歳入歳
出予算の総額を歳入歳出それぞれ17億2,669万3,000円とするものであります。
その概要を歳出予算からご説明申し上げます。
第1款 総務費で55万円の追加、第2款 事業費で65万円の追加でありますが、いずれも児
童手当から子ども手当への組み替えによる職員手当等の追加であります。
次に、歳入予算についてご説明申し上げます。
第4款 繰入金の一般会計繰入金で、120万円の追加であります。
続きまして、議案第40号 平成22年度沼田市農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)
についてご説明申し上げます。
今回の補正予算は、既決の歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ11万円を追加し、歳入歳出
予算の総額を歳入歳出それぞれ1億5,985万3,000円とするものであります。
その概要を歳出予算からご説明申し上げます。
第1款 総務費で11万円の追加でありますが、児童手当から子ども手当への組み替えによる職
員手当等の追加であります。
次に、歳入予算についてご説明申し上げます。
第3款 繰入金の一般会計繰入金で、11万円の追加であります。
続きまして、議案第41号 平成22年度沼田市水道事業会計補正予算(第1号)についてご説
明申し上げます。
今回の補正予算は、予算第3条 収益的収入及び支出において、既決の収益的支出に83万円を
追加し、収益的支出の予定額を3億6,203万5,000円とするものであります。
補正予算の内容は、第1款 水道事業費用で、児童手当から子ども手当への組み替えによる手当
等の追加であります。
以上5件につきまして、一括してその概要をご説明申し上げましたが、細部につきましては、ご
質疑に応じ、所管の部長に説明をいたさせますので、よろしくご審議の上、原案のとおりご決定
くださいますようお願い申し上げます。
◇議長(布施辰二郎君) 説明が終わりました。
ただいま議題となっております議案第37号から議案第41号までの以上5件については、本日
は提案理由の説明のみでありますので、ご了承願います。
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第11 散 会
◇議長(布施辰二郎君) お諮りいたします。
2日は議案調査等のため、休会いたしたいと思います。
これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(布施辰二郎君) ご異議なしと認めます。よって、2日は議案調査等のため休会するこ
とに決しました。
続いてお諮りいたします。
本日の会議はこの程度にとどめ、散会いたしたいと思います。
これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(布施辰二郎君) ご異議なしと認めます。よって、本日はこれにて散会することに決し
ました。
本日はこれにて散会いたします。
次の会議は3日午前10時に開きますからご参集願います。
本日は大変ご苦労さまでした。
午前11時42分散会
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