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 沼田市沼田市議会沼田市議会会議録>平成22年第2回沼田市議会定例会継続会会議録 議事日程第4号

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平成22年第2回沼田市議会定例会継続会会議録 議事日程第4号
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議事日程 第4号
平成22年 6月11日(金曜日)午前10時開議
第 1 議案第35号 沼田市国民健康保険税条例の一部を改正する条例について
第 2 議案第36号 平成22年度沼田市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)
第 3 請願第 1号 国民健康保険税の引き上げ反対を求める請願
第 4 議案第37号 平成22年度沼田市一般会計補正予算(第1号)
第 5 議案第38号 平成22年度沼田市介護保険特別会計補正予算(第1号)
第 6 議案第39号 平成22年度沼田市下水道事業特別会計補正予算(第1号)
第 7 議案第40号 平成22年度沼田市農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)
第 8 議案第41号 平成22年度沼田市水道事業会計補正予算(第1号)
第 9 議案第42号 沼田市監査委員選任の同意について
第10 議案第43号 沼田市固定資産評価員選任の同意について
第11 議案第44号 沼田市副市長選任の同意について
第12 諮問第 1号 人権擁護委員の推薦について
第13 議案第45号 八ッ場ダム建設中止撤回並びに建設推進を求める意見書案について
第14 閉会中の継続調査申出について
第15 字句等の整理委任について
       ―――――――――――――――――――――――――――――
本日の会議に付した事件
第 1 議案第35号 沼田市国民健康保険税条例の一部を改正する条例について
    議案第36号 平成22年度沼田市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)
    請願第 1号 国民健康保険税の引き上げ反対を求める請願
                    以上3件一括上程
第 2 議案第37号 平成22年度沼田市一般会計補正予算(第1号)
    議案第38号 平成22年度沼田市介護保険特別会計補正予算(第1号)
    議案第39号 平成22年度沼田市下水道事業特別会計補正予算(第1号)
    議案第40号 平成22年度沼田市農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)
    議案第41号 平成22年度沼田市水道事業会計補正予算(第1号)
                    以上5件一括上程
第 3 議案第42号 沼田市監査委員選任の同意について
第 4 議案第43号 沼田市固定資産評価員選任の同意について
第 5 議案第44号 沼田市副市長選任の同意について
第 6 諮問第 1号 人権擁護委員の推薦について
第 7 議案第45号 八ッ場ダム建設中止撤回並びに建設推進を求める意見書案について
第 8 閉会中の継続調査申出について
第 9 字句等の整理委任について
第10 市長閉会あいさつ
第11 閉  会
       ―――――――――――――――――――――――――――――
出席議員(26人)
       1番  真下 恭嗣君      2番  田村喜久子君
       3番  坂庭 直治君      4番  石井 紘一君
       5番  鈴木 圭子君      6番  金子 一弥君
       7番  小野 要二君      8番  星野 初男君
       9番  高柳 勝巳君     10番  布施辰二郎君
      11番  片野 彦一君     12番  宇敷 和也君
      13番  相田 昌夫君     14番  久保 健二君
      15番  星野  稔君     16番  大島 崇行君
      17番  山ア 義朗君     18番  大竹 政雄君
      19番  井之川博幸君     20番  大東 宣之君
      21番  橋 襄典君     22番  石田 宇平君
      23番  星川嘉一郎君     24番  牧野 保好君
      25番  星野佐善太君     27番  金井 康夫君
欠席議員(1人)
      26番  井田 孝一君
       ―――――――――――――――――――――――――――――
説明のため出席した者
  市  長      星野已喜雄君   副 市 長       林  義夫君
  白沢町振興局長   根岸 恒雄君   利根町振興局長    郷原 重雄君
  総務部長      町田 哲男君   民生部長       田辺 昇利君
  経済部長      飯田 敏夫君   建設部長       須藤 一夫君
  街なか対策部長   生方 秀二君   白沢町振興局次長   木暮  茂君
  利根町振興局次長  山口 芳久君   総務課長       栃原 豊彦君
  会計管理者兼会計局長森下喜久夫君   教 育 長       津久井 勲君
  教育部長      水田  修君   庶務課長       金子  朗君
  監査委員事務局長  茂木 一夫君                      
       ―――――――――――――――――――――――――――――
議会事務局出席者
  事務局長      小林有一郎    次長兼庶務係長    諸田  裕
  議事係長      加藤 英臣    主  査       安原 和宏
       ――――――――――――――◇――――――――――――――
    午前10時00分開議
◇議長(布施辰二郎君) これより本日の会議を開きます。
       ――――――――――――――◇――――――――――――――
    第1 議案第35号 沼田市国民健康保険税条例の一部を改正する条例についてから
       請願第 1号 国民健康保険税の引き上げ反対を求める請願まで
                      以上3件一括上程
◇議長(布施辰二郎君) 日程第1、議案第35号 沼田市国民健康保険税条例の一部を改正す
る条例について及び日程第2、議案第36号 平成22年度沼田市国民健康保険特別会計補正予
算(第1号)並びに日程第3、請願第1号 国民健康保険税の引き上げ反対を求める請願の以上
3件を一括議題といたします。
以上、3件に関し、民生福祉常任委員長の報告を求めます。委員長 片野彦一議員。
〔民生福祉常任委員長 片野彦一君登壇〕
◇11番(片野彦一君) 民生福祉常任委員会に付託されました議案第35号 沼田市国民健康
保険税条例の一部を改正する条例について及び議案第36号 平成22年度沼田市国民健康保険
特別会計補正予算(第1号)並びに請願第1号 国民健康保険税の引き上げ反対を求める請願の
以上3件について、まず審査の結果をご報告いたします。
本委員会は、6月8日、全委員出席のもと慎重に審査を行った結果、議案第35号及び議案第3
6号については賛成多数で可決すべきものと、請願第1号については賛成少数で不採択とすべき
ものと決定いたしました。
これより審査の経過を申し上げます。
議案第35号は、現行国保税の所得割税率のうち、医療分を1.0%、後期高齢者支援分を0.
3%、介護分を0.2%、それぞれ引き上げ、平均的世帯の年税額を1万8,000円程度引き
上げるものであります。
また、議案第36号は、税率改正による歳入増を含む差し引き増減で、国民健康保険特別会計の
歳入歳出予算をそれぞれ299万4,000円減額するものであります。
一方、請願第1号は、国保税の引き上げが被保険者である市民の生活に直接影響することから、
議会として反対することを求めるものであります。
今回の措置の要因は、増大する医療費を賄うため、平成20年度に2億5,900万円、平成2
1年度も1億円と国保基金を取り崩した結果、基金残高が17万8,000円余りとなり、単年
度でも正常な予算運営が不可能となったこととされています。ここに至るまでの間、当局におい
ては、国保税徴収対策や医療費抑制施策などに努力を傾注していたとはいえ、市民に対する国保
窮状の説明が十分であったとは言えず、危機意識の欠如を指摘せざるを得ません。
他方、県内12市でもトップクラスの国保税収納率を維持していることは、被保険者市民の高い
納税意識とともに、当局の日常的な徴収対策の結果として評価するものであります。
応能・応益負担割合の観点からは、応能割のうちの所得割を改正の対象とし、より広範囲に影響
の出る応益割を避けた判断は正しいものと認めます。
高齢者医療制度の分離や医療技術の発達など、半年先の医療費の見込みも立たない中、過去の国
保制度と違い、中期的な財政計画を立てることもままならず、全国的にも市町村国保は税引き上
げを余儀なくされており、憂慮すべき事態と考えます。
政策的な一般会計からの法定外繰り入れの可能性については、現在、本市の置かれている財政状
況や財政調整基金の現在高、国保非加入である6割の市民の合意形成面などからも実現は難しい
ものと認めます。
なお、国保運営協議会の審議の中でも出された収納対策の充実強化は、被保険者間の公平性を保
つ観点からも必要不可欠であること、財政運営を圧迫する医療費の抑制に向けて、さらなる予防
対策を徹底すること、国保に関して財政上の問題点なども含めた制度説明をしっかり市民に行う
ことなどの委員意見があったことを申し添えます。
国民皆保険の最後のとりでである国民健康保険を維持していくため、今回の措置は苦渋の選択と
して、やむを得ないものと認めたものであります。以上であります。
◇議長(布施辰二郎君) 委員長の報告が終わりました。
これより質疑に入ります。
なお、質疑は委員長の報告に対して願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(布施辰二郎君) 質疑を終結いたします。
これより討論に入ります。
討論は一括して願います。
なお、討論は反対、賛成の順に願います。20番。
〔20番 大東宣之君登壇〕
◇20番(大東宣之君) 私は、ただいま上程されている議案第35号 国民健康保険税条例の
一部を改正する条例について、議案第36号 平成22年度沼田市国民健康保険特別会計補正予
算(第1号)、請願第1号 国民健康保険税の引き上げ反対を求める請願に対する委員長報告に、
反対の立場より討論を行います。
小泉内閣が進めた構造改革路線は、地方と国民に痛みと負担を押しつけ、暮らしと社会福祉、雇
用や地域経済など、あらゆる分野で再生不可能な状態までにおとしめ、国民も地方も出口の見え
ない中で苦しめられています。
こうした中、沼田市において国民健康保険税を引き上げることは、傷口に塩を塗り込むようなも
のであり、市民にさらに負担と痛みを押しつけるものでしかありません。現在の沼田市の国民健
康保険税が、県内他市と比較して高くないからということは、引き上げの理由にはならず、ほか
の市町村で住民負担の増大を抑えるために、政策的に一般会計からの繰り入れが行われていても、
あくまでも市民負担で賄おうとする姿勢は、全く市民の暮らしや状況を無視したものであり、許
すことはできません。
市民の暮らしがどういう状況にあるかを知る物差しの一つに、税金の収納状況がどう推移してい
るかで見ることができます。沼田市の国民健康保険税の収納率は92%台であり、99%を超え
ていたときから見れば下がる傾向にあり、市民の暮らしが容易ならざる状況に直面していること
がうかがい知れます。沼田市がやるべきことは、市民生活の不安と痛みを取り除くことであり、
そのためにこそ税金は使われるべきです。
さらに、今回の税率改定は、中・長期的な展望が立てられていないことから、連続して国民健康
保険税の引き上げにつながるおそれもあり、根本的な問題解決には至りません。
以上の見解を表明し、反対討論といたします。
◇議長(布施辰二郎君) ほかに、4番。
〔4番 石井紘一君登壇〕
◇4番(石井紘一君) 私は、民生福祉常任委員会に付託されました、議案第35号 沼田市国
民健康保険税条例の一部を改正する条例について及び議案第36号 平成22年度沼田市国民健
康保険特別会計補正予算(第1号)並びに請願第1号 国民健康保険税の引き上げ反対を求める
請願の以上3件について、委員長報告に賛成の立場で討論いたします。
国民健康保険は、皆さんご承知のとおり相互扶助の精神で運営されております。国民健康保険の
安定した運営に関しては、被保険者の保険税、基金が必要不可欠であります。現在の沼田市の国
保の財政状況については、平成21年度末現在の基金残高が約17万8,000円となり、緊急
時に対応するには全く不十分な状況と言わざるを得ません。また、赤字決算となった場合、一般
会計から借り入れる事態となり、本会計のみならず、他会計に対しての影響が懸念されます。
政策的に一般会計から繰り入れたらどうかという意見もあり、都市部などの比較的財政に余力の
ある地域では行われているのも認識しております。しかし、受益者負担の原則からも、また平成
20年度末の本市の国保加入者が1万9,787人、加入率が36.8%の現状を考えると、他
の被保険者からの理解を得ることは難しいものと考えられます。
今回の改定は、国保運営協議会の答申を経て、所得割のみの引き上げで、低所得者の負担を十分
に配慮したものと認められるものであります。現在の経済状況を考えると、負担の増加はまこと
に心苦しいものでありますが、相互扶助の精神のもと、被保険者の皆様にはご理解を賜りたく存
じます。
当局におかれましては、被保険者に対しての十分な説明を行い、また市民の健康増進にもさらに
取り組まれることを望むことを申し上げ、委員長報告に対しての賛成討論といたします。
◇議長(布施辰二郎君) 他に。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(布施辰二郎君) 討論を終結いたします。
これより、議案第35号 沼田市国民健康保険税条例の一部を改正する条例についてを採決いた
します。
本案に対する委員長の報告は可決であります。
本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
( 賛 成 者 起 立 )
◇議長(布施辰二郎君) 起立多数であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。
次に、議案第36号 平成22年度沼田市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)を採決いた
します。
本案に対する委員長の報告は可決であります。
本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
( 賛 成 者 起 立 )
◇議長(布施辰二郎君) 起立多数であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。
次に、請願第1号 国民健康保険税の引き上げ反対を求める請願を採決いたします。
本請願に対する委員長の報告は不採択であります。
請願第1号 国民健康保険税の引き上げ反対を求める請願を採択することに賛成の諸君の起立を
求めます。
( 賛 成 者 起 立 )
◇議長(布施辰二郎君) 起立少数であります。よって、本請願は不採択とすることに決しまし
た。
       ――――――――――――――◇――――――――――――――
    第2 議案第37号 平成22年度沼田市一般会計補正予算(第1号)から
       議案第41号 平成22年度沼田市水道事業会計補正予算(第1号)まで
                      以上5件一括上程
◇議長(布施辰二郎君) 日程第4、議案第37号 平成22年度沼田市一般会計補正予算(第
1号)から日程第8、議案第41号 平成22年度沼田市水道事業会計補正予算(第1号)まで
の以上5件を一括議題といたします。
これより質疑に入ります。
まず、議案第37号 平成22年度沼田市一般会計補正予算(第1号)について願います。
なお、議案第37号については、歳出より各款ごとに願います。
まず、第1款 議会費について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(布施辰二郎君) 次に、第2款 総務費について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(布施辰二郎君) 次に、第3款 民生費について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(布施辰二郎君) 次に、第4款 衛生費について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(布施辰二郎君) 次に、第5款 労働費について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(布施辰二郎君) 次に、第6款 農林水産業費について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(布施辰二郎君) 次に、第7款 商工費について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(布施辰二郎君) 次に、第8款 土木費について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(布施辰二郎君) 次に、第9款 消防費について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(布施辰二郎君) 次に、第10款 教育費について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(布施辰二郎君) 次に、歳入について願います。
まず、第14款 国庫支出金について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(布施辰二郎君) 次に、第15款 県支出金について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(布施辰二郎君) 次に、第17款 寄附金について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(布施辰二郎君) 次に、第18款 繰入金について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(布施辰二郎君) 次に、第20款 諸収入について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(布施辰二郎君) 次に、議案第38号 平成22年度沼田市介護保険特別会計補正予算
(第1号)について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(布施辰二郎君) 次に、議案第39号 平成22年度沼田市下水道事業特別会計補正予
算(第1号)について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(布施辰二郎君) 次に、議案第40号 平成22年度沼田市農業集落排水事業特別会計
補正予算(第1号)について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(布施辰二郎君) 次に、議案第41号 平成22年度沼田市水道事業会計補正予算(第
1号)について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(布施辰二郎君) 質疑を終結いたします。
お諮りいたします。
ただいま議題となっております議案第37号から議案第41号までの以上5件については、会議
規則第36条第3項の規定により委員会の付託を省略いたしたいと思います。
これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(布施辰二郎君) ご異議なしと認めます。よって、議案第37号から議案第41号まで
の以上5件については、委員会の付託を省略することに決しました。
これより討論に入ります。
討論は一括して願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(布施辰二郎君) 討論を終結いたします。
これより議案第37号 平成22年度沼田市一般会計補正予算(第1号)を採決いたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(布施辰二郎君) ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
次に、議案第38号 平成22年度沼田市介護保険特別会計補正予算(第1号)を採決いたしま
す。
本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(布施辰二郎君) ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
次に、議案第39号 平成22年度沼田市下水道事業特別会計補正予算(第1号)を採決いたし
ます。
本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(布施辰二郎君) ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
次に、議案第40号 平成22年度沼田市農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)を採決
いたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(布施辰二郎君) ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
次に、議案第41号 平成22年度沼田市水道事業会計補正予算(第1号)を採決いたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(布施辰二郎君) ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
       ――――――――――――――◇――――――――――――――
    第3 議案第42号 沼田市監査委員選任の同意について
◇議長(布施辰二郎君) 日程第9、議案第42号 沼田市監査委員選任の同意についてを議題
といたします。
職員をして議案を朗読いたさせます。
( 職 員 朗 読 )
◇議長(布施辰二郎君) 朗読が終わりました。
直ちに市長から提案理由の説明を求めます。市長。
〔市長 星野已喜雄君登壇〕
◇市長(星野已喜雄君) ただいま上程になりました、議案第42号 沼田市監査委員選任の同
意についてご説明申し上げます。
沼田市監査委員のうち、識見を有する者のうちから選任をしております橋政次さんの任期が平
成22年6月12日をもって満了となりますので、後任について慎重に選考した結果、経験豊か
な鴻田武夫さんを適任と認め、選任いたしたく提案申し上げる次第であります。
鴻田武夫さんの経歴概要につきましては、議案参考資料として配付の経歴概要書のとおりであり
ますが、豊富な経験と卓越した識見を持った方であり、監査委員にふさわしい方と確信をしてお
ります。
よろしくご審議の上、ご同意いただきますようお願い申し上げます。
◇議長(布施辰二郎君) 説明が終わりました。
これより質疑に入ります。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(布施辰二郎君) 質疑を終結いたします。
お諮りいたします。
ただいま議題となっております議案第42号については、会議規則第36条第3項の規定により
委員会の付託を省略いたしたいと思います。
これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(布施辰二郎君) ご異議なしと認めます。よって、議案第42号については、委員会の
付託を省略することに決しました。
これより討論に入ります。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(布施辰二郎君) 討論を終結いたします。
これより議案第42号 沼田市監査委員選任の同意についてを採決いたします。
本案は同意することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(布施辰二郎君) ご異議なしと認めます。よって、本案は同意することに決しました。
       ――――――――――――――◇――――――――――――――
    第4 議案第43号 沼田市固定資産評価員選任の同意について
◇議長(布施辰二郎君) 日程第10、議案第43号 沼田市固定資産評価員選任の同意につい
てを議題といたします。
職員をして議案を朗読いたさせます。
( 職 員 朗 読 )
◇議長(布施辰二郎君) 朗読が終わりました。
直ちに市長から提案理由の説明を求めます。市長。
〔市長 星野已喜雄君登壇〕
◇市長(星野已喜雄君) ただいま上程になりました、議案第43号 沼田市固定資産評価員選
任の同意についてご説明申し上げます。
固定資産評価員は、市長の指揮を受けて固定資産を適正に評価し、市長の行う評価の決定を補助
するために設置されておりまして、選任に当たっては、従来から税務課長を充ててきたところで
あります。
去る4月1日の人事異動に伴い、前税務課長生方秀二から辞職したい旨の願いが提出されました
ので、これを承認し、新たに後任の税務課長中嶋一也を選任いたしたく提案申し上げる次第であ
ります。
よろしくご審議の上、ご同意いただきますようお願い申し上げます。
◇議長(布施辰二郎君) 説明が終わりました。
これより質疑に入ります。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(布施辰二郎君) 質疑を終結いたします。
お諮りいたします。
ただいま議題となっております議案第43号については、会議規則第36条第3項の規定により
委員会の付託を省略いたしたいと思います。
これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(布施辰二郎君) ご異議なしと認めます。よって、議案第43号については、委員会の
付託を省略することに決しました。
これより討論に入ります。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(布施辰二郎君) 討論を終結いたします。
これより議案第43号 沼田市固定資産評価員選任の同意についてを採決いたします。
本案は同意することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(布施辰二郎君) ご異議なしと認めます。よって、本案は同意することに決しました。
       ――――――――――――――◇――――――――――――――
    第5 議案第44号 沼田市副市長選任の同意について
◇議長(布施辰二郎君) 日程第11、議案第44号 沼田市副市長選任の同意についてを議題
といたします。
職員をして議案を朗読いたさせます。
( 職 員 朗 読 )
◇議長(布施辰二郎君) 朗読が終わりました。
直ちに市長から提案理由の説明を求めます。市長。
〔市長 星野已喜雄君登壇〕
◇市長(星野已喜雄君) ただいま上程になりました、議案第44号 沼田市副市長選任の同意
についてご説明申し上げます。
沼田市副市長の林 義夫さんの任期が平成22年6月30日をもって満了となりますので、後任
について慎重に選考した結果、林義夫さんを適任と認め、引き続き選任いたしたく提案申し上げ
る次第であります。
林 義夫さんの経歴概要につきましては、議案参考資料として配付の経歴概要書のとおりであり
ますが、豊富な経験と卓越した識見を持った方でありますので、引き続き副市長としてご活躍い
ただけるものと確信をしております。
よろしくご審議の上、ご同意いただきますようお願い申し上げます。
◇議長(布施辰二郎君) 説明が終わりました。
これより質疑に入ります。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(布施辰二郎君) 質疑を終結いたします。
お諮りいたします。
ただいま議題となっております議案第44号については、会議規則第36条第3項の規定により
委員会の付託を省略いたしたいと思います。
これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(布施辰二郎君) ご異議なしと認めます。よって、議案第44号については、委員会の
付託を省略することに決しました。
これより討論に入ります。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(布施辰二郎君) 討論を終結いたします。
これより議案第44号 沼田市副市長選任の同意についてを採決いたします。
本案は同意することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(布施辰二郎君) ご異議なしと認めます。よって、本案は同意することに決しました。
       ――――――――――――――◇――――――――――――――
    第6 諮問第1号 人権擁護委員の推薦について
◇議長(布施辰二郎君) 日程第12、諮問第1号 人権擁護委員の推薦についてを議題といた
します。
職員をして議案を朗読いたさせます。
( 職 員 朗 読 )
◇議長(布施辰二郎君) 朗読が終わりました。
直ちに市長から提案理由の説明を求めます。市長。
〔市長 星野已喜雄君登壇〕
◇市長(星野已喜雄君) ただいま上程になりました、諮問第1号 人権擁護委員の推薦につい
てご説明申し上げます。
現在、本市の人権擁護委員につきましては、11名の方々が法務大臣の委嘱を受け、ご活躍いた
だいております。そのうち、丸岡昌舜さん、川田正江さんのお二人の方が平成22年9月30日
に任期満了となることから、前橋地方法務局長からその後任候補者の推薦依頼があったものであ
ります。
丸岡昌舜さん、川田正江さんにつきましては、多年人権擁護委員としてご活躍いただいておりま
すので、引き続きお願いいたしたく提案申し上げる次第であります。
お二人の方の経歴につきましては、議案参考資料として配付の経歴概要書のとおりでありますの
でよろしくご審議の上、ご意見を賜りますようお願い申し上げます。
◇議長(布施辰二郎君) 説明が終わりました。
これより質疑に入ります。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(布施辰二郎君) 質疑を終結いたします。
お諮りいたします。
ただいま議題となっております諮問第1号については、会議規則第36条第3項の規定により委
員会の付託を省略いたしたいと思います。
これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(布施辰二郎君) ご異議なしと認めます。よって、諮問第1号については、委員会の付
託を省略することに決しました。
これより討論に入ります。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(布施辰二郎君) 討論を終結いたします。
これより諮問第1号 人権擁護委員の推薦についてを採決いたします。
本件は諮問のとおり推薦することに異議ない旨回答することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(布施辰二郎君) ご異議なしと認めます。よって、本件は異議ない旨回答することに決
しました。
       ――――――――――――――◇――――――――――――――
    第7 議案第45号 八ッ場ダム建設中止撤回並びに建設推進を求める意見書案につ
              いて
◇議長(布施辰二郎君) 日程第13、議案第45号 八ッ場ダム建設中止撤回並びに建設推進
を求める意見書案についてを議題といたします。
議案の朗読を省略し、直ちに提出者から提案理由の説明を求めます。大竹政雄議員
〔18番 大竹政雄君登壇〕
◇18番(大竹政雄君) それでは、意見書案の朗読をもって、提案理由の説明にかえさせてい
ただきます。
八ッ場ダム建設中止撤回並びに建設推進を求める意見書(案)
八ッ場ダムは、国と関係1都5県が法律に基づいて実施している共同事業です。
昭和27年に当時の建設省がダム建設の調査に着手する方針を提示して以来、57年の長きにわた
る年月が経過し、この間、地元水没関係住民は、激しい反対闘争や議論を経て、苦渋の選択として
本事業を受け入れてきました。
この吾妻流域に建設される唯一のダムは、広大な流域面積を持ち、かつ利根川上流ダム群の中でも
最大の洪水調節容量があります。このため、多くの降雨パターンで機能を発揮し、流域ダム群と連
携し、下流都県に住む480万人を洪水被害から守ることが期待されています。さらに首都圏約4
30万人の都市用水の開発を目的とする利水機能も併せ持ち、関係都県の利水者は完成を前提に、
用水の約5割を不安定な水利権の暫定水利権で取水が認められ、水道用水等として利用しています。
その完成工期は平成27年で、総事業費4,600億円のうち平成20年度末までに3,210億
円が使われ、進捗率は約70%程度となっています。現在水没地区住民は、ようやく可能となった
代替地への移転が始まり、未来に向けての新生活を始めている中で、関係自治体への連絡調整もな
く、ダム本体工事について、国土交通省が入札を延期し、国土交通大臣が工事の中止を発表しまし
た。
流域の関連都県知事は、利根川沿いに住む住民の安全と安定的な水の確保のため、その必要性を訴
えており、又、関係議員265名でつくる「八ッ場ダム推進1都5県議員連盟」も早期完成を強く
望んでいます。
したがって地元住民の長い間の苦しみと事業の必要性、又、中止にした場合の多方面への影響など
をご理解いただき、建設中止撤回を強く求めるとともに、下記事項の実現について強く要望します。
1 八ッ場ダム建設事業は、国と地元住民・1都5県との約束のもとに行われている共同事業であ
り、国はその責任において事業の推進を図り、予定どおりに全事業を完成させること。
2 地元住民の生活再建事業のためには、ダム湖の完成・国道JR付替え等の工事の完成に最大限
の努力を払い、取り組むこと。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出します。
  平成22年6月  日
衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣、総務大臣、財務大臣、国土交通大臣 様
沼田市議会議長 布 施 辰二郎   
◇議長(布施辰二郎君) 説明が終わりました。
これより質疑に入ります。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(布施辰二郎君) 質疑を終結いたします。
お諮りいたします。
ただいま議題となっております議案第45号については、会議規則第36条第3項の規定により委
員会の付託を省略いたしたいと思います。
これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(布施辰二郎君) ご異議なしと認めます。よって、議案第45号については、委員会の付
託を省略することに決しました。
これより討論に入ります。
なお、討論は、反対、賛成の順に願います。20番。
〔20番 大東宣之君登壇〕
◇20番(大東宣之君) 私は、ただいま上程されている議案第45号 八ッ場ダム建設中止撤回
並びに建設推進を求める意見書(案)について、反対の立場より討論を行います。
八ッ場ダム建設は、1949年(昭和24年)、利根川に10カ所のダムを建設する利根川上流ダ
ム群計画後の利根川水系8ダム計画に基づき、1952年(昭和27年)に計画が発表されました。
吾妻川の支流である白砂川や万座川から流入する強酸性の河水のため、ダム建設ができず、一たん
は計画が凍結されていましたが、1965年(昭和40年)に品木ダムが完成し、1967年(昭
和42年)、現在の地点に八ッ場ダム建設が決定されました。
八ッ場ダムが計画通りに完成すると、全国的に名高い川原湯温泉街を初め、340世帯が水没する
ことや、首都圏のために水没予定地に住む住民が犠牲になることへの反発、吾妻渓谷の半分以上が
水没することから、観光資源を喪失することへの心配などで、町全体を巻き込み、長期にわたる反
対運動が続けられました。
国は、地域の生活再建は、ダム建設を絶対条件にし、長野原町の基幹道路である国道はおろか、地
域の生活道路を初め、生活基盤整備に全く手をつけず、戦国時代さながらの兵糧攻めのごとく、地
域住民を追いつめ、疲弊させ、ダム建設容認へと地域住民を追い立てていきましたが、補償基準妥
結後は地域から流失する住民が後を絶たず、2006年(平成18年)4月現在では、全水没地区
である川原湯、川原畑地区の代替地の移転は50世帯余りと、当初世帯の5分の1以下となってし
まいました。
ここまで地域住民を追い込み、地域を疲弊させた原因は、地域の活性化や地域福祉の向上よりも、
ダム建設を進めてきた自由民主党にあり、その反省も謝罪もないままに、さらにダム建設を推進し
ようとすることは、さらに地域に混乱と住民に苦しみを押しつけるだけでしかなく、全く許される
ものではなく、政権から退場させられるのも当たり前であり、再び政権の座に着くことは訪れない
ばかりか、日本の政界からも消しさられる日はそう遠くはありません。
首都圏の水需要は今後減少すると言われ、環境問題からも、洗濯機や自動食器洗い機、トイレなど
生活必需品なども節水がキーワードとなり、水需要はその傾向をさらに進めることとなり、ダム建
設それ自体が役に立たないむだになることは明らかです。そればかりか、ダムサイトの地盤が火山
層で脆弱なため、ダムに水がたまれば地滑りを起こす危険もあります。大雨が降れば、利根川の堤
防が決壊するおそれがあると言うなら、堤防の補強工事を行えば済むことです。
3度目の見直しにおいて、工事費は4,600億円に据え置きされたものの、つけかえ国道の工事
は半分程度しか進んでいないにもかかわらず、事業費は既に4分の3を使っており、工期が延びれ
ば、本体工事費の増額も予想される中、工事費が増額されるおそれもあり、むだをなくすというな
ら、八ッ場ダムこそ事業仕分けをし、中止するべきです。
今日の地域の混乱は、住民の60年近くにわたる苦悩を何ら考慮することもなく、住民に寄り添う
こともしないで、頭ごなしに中止を表明した現在の政権にも責任はあります。今必要なことは、八
ッ場ダム建設を中止し、60年近く苦労をかけてきた地域住民に、安心してふるさとで暮らせるよ
うに、生活再建のためにこそ力を注ぐべきです。道路整備など生活基盤の整備や温泉街の再生、地
域経済の再生に公共事業を移すことこそ必要です。
沼田市議会として、こうした問題のある八ッ場ダム建設を進めることを求める意見書を提出するの
ではなく、地域住民が安心して暮らせるよう、ダム建設に頼らない生活再建を求める意見書こそ提
出するべきです。
以上の見解を表明し、反対討論といたします。
◇議長(布施辰二郎君) ほかに、9番。
〔9番 高柳勝巳君登壇〕
◇9番(高柳勝巳君) 私は、ただいま上程されました八ッ場ダム建設中止撤回並びに建設推進を
求める意見書(案)に対しまして、反対の立場で討論をさせていただきます。
今日本では政権交代により、八ッ場ダムを初め、長年タブー視されてきた大きな政策課題が、再び
世論を二分する形で国民全体の課題として突きつけられていると考えております。
八ッ場ダム建設問題は、50年以上もそこに住む住民の皆さんにも塗炭の苦しみを与え続けてきま
した。その悲しい歴史を振り返れば、当初八ッ場ダム建設に住民は絶対反対でありました。ダム建
設が前提となったさまざまな効果やデータと、水源地域対策特別措置という法律で住民たちを疲弊
させ、呪縛し続けてきた結果としての建設やむなしの結論は、決して住民や地域に真の活気を生じ
させるものではありません。以下、幾つかの問題点を指摘いたします。
まず、治水効果についてであります。八ッ場ダム建設の契機となったカスリーン台風再来への備え
としての効果はほとんどないということを、当の国土交通省自身が試算していることが2008年
には新聞報道されました。また、八ッ場ダムの水高調整機能量は8センチメートルから13センチ
メートルとわずかな量と試算され、これとは逆に具体的で現実的な備えとしての下流域での河川改
修費は激減してきています。
次に、利水効果についてであります。増大し続けるであろう首都圏の水需要の推計に基づいて、八
ッ場ダム建設理由が挙げられていますが、水道水も工業用水も既に減少をたどり続けています。さ
らに、脆弱な地盤が原因の周辺の地すべりや崩落の危険性が指摘され、吾妻渓谷のすばらしい景観
は、下久保ダム建設によって破壊された三波石と同様な様相となり、完成された場合のダム湖には
大量の藻が繁殖して奇妙な色を放つことが懸念されています。最近では、地方空港の利用人数のず
さんな推計値も明るみに出たことは記憶に新しいところです。
こうしたことから、川辺川ダムを初め、国内の他のダムについても、地方の側から中止や見直しの
声が上がっていることも事実であります。地方の時代や地域主権という言葉がにわかに脚光を浴び
ています。私は、このことを地域に激震の走るような重要課題であればあるほど、感情論に流され
ず、科学的で冷静な解決方法や方向を見出していける技量が地方に求められている時代と考えてい
ます。
しっかりした生活再建と地域振興が早期に取り組まれ、建設後の効果や将来にわたる展望よりも、
建設すること自体とその関連事業費による一時的な経済効果による20世紀型点滴公共事業から一
日も早く抜け出し、日本で一番最初に21世紀型の新しい地域づくりが行われるまちとして再生さ
れることを心より願いながら、反対討論といたします。
◇議長(布施辰二郎君) ほかに、5番。
〔5番 鈴木圭子君登壇〕
◇5番(鈴木圭子君) 私は、ただいま上程されました議案第45号 八ッ場ダム建設中止撤回並
びに建設推進を求める意見書案について、賛成の立場から討論を行います。
本案は、突然の八ッ場ダム建設事業の中止表明に対し、苦渋の選択で本ダム建設を受け入れ、ダム
湖を中心とした新生活を思い描いていた水没地区住民の方々の大変なご苦労に報いるため、また下
流地域においても必要なダムであることなどから、八ッ場ダム建設中止撤回並びに建設推進を求め、
意見書を関係機関に提出するものであります。
では、その理由を以下に申し述べます。
現在では、環境意識の向上や財政再建の必要性を背景に公共事業見直しの機運が高まり、ダムに頼
らない治水が検討されていますが、これらの対策の実現性や効果については、関係者の間でも意見
が分かれるところです。しかしながら、最近ではゲリラ豪雨等、異常気象が多発しており、新たな
治水対策の方向性が出る間にも、洪水が起きる可能性も否定できない状況であります。
さて、耶馬渓と称される吾妻渓谷、幾世代にもわたる人々の汗と努力で築かれた山里の穏やかな暮
らしがありました。そこに、昭和27年、突然通告されたダム建設の話。地元の強い反対を経て、
苦渋の選択でまちの再生への歩みがスタートしたところに、一転して国が本体工事の建設中止を表
明しました。公共事業削減の象徴として揺れ動いた八ッ場ダム問題。地元の生活設計の見通しが立
たない現状をこれ以上見過ごすわけにはいきません。
生活再建は第三者が行うものではありません。ふるさとの水没という大きな犠牲を、犠牲に終わら
せることなく、この地域で守られてきた伝統と文化を継承し、子供や孫に自信を持って引き継ぐこ
とができるまちづくりに向けて、苦渋の決断をした地元住民の方々の意向を尊重して欲しいと願う
ものであります。
いかに政権が交代したからといって、今まで努力してきたものをないがしろにするような政策を実
行すれば、国民は不満を抱き、政治不信を抱くことは必至であります。政権公約も必要と考えます
が、国民の意思を尊重することや約束事を守ることが国の責任であると考えます。よって、八ッ場
ダム建設中止撤回と建設推進を求めるものであります。
以上申し上げ賛成討論といたします。
◇議長(布施辰二郎君) ほかに。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(布施辰二郎君) 討論を終結いたします。
これより議案第45号 八ッ場ダム建設中止撤回並びに建設推進を求める意見書案についてを採決
いたします。
本案は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
( 賛 成 者 起 立 )
◇議長(布施辰二郎君) 起立多数であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。
       ――――――――――――――◇――――――――――――――
    第8 閉会中の継続調査申出について
◇議長(布施辰二郎君) 日程第14、閉会中の継続調査申出についてを議題といたします。
総務文教常任委員長、民生福祉常任委員長、経済建設常任委員長及び議会運営委員長から、会議規
則第104条の規定によりお手元に配付いたしました申出書のとおり、閉会中の継続調査の申し出
がありました。
それぞれの委員長からの申し出のとおり、閉会中の継続調査に付することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(布施辰二郎君) ご異議なしと認めます。よって、それぞれの委員長からの申し出のとお
り、閉会中の継続調査に付することに決しました。
       ――――――――――――――◇――――――――――――――
    第9 字句等の整理委任について
◇議長(布施辰二郎君) 日程第15、字句等の整理委任についてを議題といたします。
お諮りいたします。
今期定例会で議決された事件について、その字句等の整理を要するものにつきましては、会議規則
第42条の規定により、その整理を議長に委任されたいと思います。
これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(布施辰二郎君) ご異議なしと認めます。よって、そのとおり決しました。
以上で今期定例会に付議された事件はすべて議了いたしました。
       ――――――――――――――◇――――――――――――――
    第10 市長閉会あいさつ
◇議長(布施辰二郎君) この機会に、市長より発言の通告がありましたので許可いたします。市
長。
〔市長 星野已喜雄君登壇〕
◇市長(星野已喜雄君) お許しをいただきましたので、一言御礼のごあいさつを申し上げます。
今期定例会は、去る6月1日から本日までの11日間にわたり開催をされ、議員各位におかれまし
ては、慎重なご審議とご審査を賜り、ご提案申し上げました21件の案件につきまして、すべて原
案のとおり可決、承認及びご同意をいただき、また人権擁護委員の推薦につきましてもご配慮賜り、
まことにありがとうございました。厚く御礼を申し上げる次第であります。
また、一般質問におきましては、7名の議員の方々から、現下の山積する諸問題を中心にご質問を
賜り、それぞれご答弁を申し上げましたが、検討、研究課題とさせていただきました事項につきま
しては、今後とも十二分に留意をしてまいりたいと存じます。
さて、今期定例会の冒頭、お許しをいただき、3期目市長就任のごあいさつを申し上げさせていた
だきました。地方自治体の行政の執行者として、常に胸の内に秘め、さらに努めていかなければな
らないことは、命題とも言うべく、最少の経費で最大の行政効果を上げることであります。組織体
制の整備と職員の意識改革に取り組む中で、持続可能な行政運営を堅実に構築していくとともに、
行政と市民の信頼をなお一層高め、協働力の発揮こそがまちづくりの重要な要素と位置づけていま
す。
市民一人一人がお互いの立場を超え、連携し、ともに支え、存在感を放ちながら、市民のお力をい
ただき、創造性豊かな個性輝く協働型社会を目指してまいりたいと考えております。
今次、本市を取り巻く諸課題は山積し、難しい行政運営が要求されておりますことはご案内のとお
りであります。この厳しい風に立ち向かい、市民力を結集し、歴史と大自然が息づく、明るく元気
な北毛の中核都市として発展するよう、今後とも全身全霊を傾注してまいる覚悟でありますので、
なお一層のご指導、ご鞭撻をお願い申し上げる次第であります。
最後になりましたが、本定例会開会に先立ち、長年にわたり市政の振興に貢献されたご功績により、
全国市議会議長会永年勤続表彰を受けられました井田孝一議員、星野佐善太議員、金井康夫議員、
相田昌夫議員及び布施辰二郎議長に対しまして表彰状が伝達されましたが、改めて5名の方々のご
功績に対しまして、心から敬意と感謝を申し上げさせていただきまして、本定例会の閉会に当たっ
ての御礼のごあいさつとさせていただきます。
まことにありがとうございました。
       ――――――――――――――◇――――――――――――――
    第11 閉  会
◇議長(布施辰二郎君) 以上をもちまして、平成22年第2回沼田市議会定例会を閉会いたしま
す。
議員各位並びに執行部各位には、まことにご苦労さまでございました。
    午前11時01分閉会


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