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 沼田市沼田市議会沼田市議会会議録>平成22年第3回沼田市議会定例会会議録 議事日程第1号

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平成22年第3回沼田市議会定例会会議録 議事日程第1号
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議事日程 第1号
平成22年 9月 7日(火曜日)午前10時開会
第 1 会期の決定
第 2 会議録署名議員の指名
第 3 報告第 9号 専決処分報告について
第 4 議案第46号 市道路線の認定について
第 5 議案第47号 沼田市職員の勤務時間、休暇等に関する条例及び沼田市職員の育児休
           業等に関する条例の一部を改正する条例について
第 6 議案第48号 沼田市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例について
第 7 議案第49号 平成21年度沼田市一般会計及び特別会計7件の歳入歳出決算認定に
           ついて
第 8 議案第50号 平成21年度沼田市水道事業決算認定について
第 9 議案第51号 平成22年度沼田市一般会計補正予算(第3号)
第10 議案第52号 平成22年度沼田市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)
第11 議案第53号 平成22年度沼田市老人保健特別会計補正予算(第1号)
第12 議案第54号 平成22年度沼田市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)
第13 議案第55号 平成22年度沼田市介護保険特別会計補正予算(第2号)
第14 議案第56号 平成22年度沼田市簡易水道事業特別会計補正予算(第1号)
第15 議案第57号 平成22年度沼田市下水道事業特別会計補正予算(第2号)
第16 議案第58号 平成22年度沼田市農業集落排水事業特別会計補正予算(第2号)
第17 議案第59号 平成22年度沼田市水道事業会計補正予算(第2号)
        ―――――――――――――――――――――――――――――
本日の会議に付した事件
第 1 故井田孝一議員に対する追悼について
第 2 諸般の報告
第 3 会期の決定
第 4 会議録署名議員の指名
第 5 報告第 9号 専決処分報告について
第 6 議案第46号 市道路線の認定について
第 7 議案第47号 沼田市職員の勤務時間、休暇等に関する条例及び沼田市職員の育児休
           業等に関する条例の一部を改正する条例について
    議案第48号 沼田市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例について
               以上2件一括上程
第 8 議案第49号 平成21年度沼田市一般会計及び特別会計7件の歳入歳出決算認定に
           ついて
    議案第50号 平成21年度沼田市水道事業決算認定について
               以上2件一括上程
第 9 議案第51号 平成22年度沼田市一般会計補正予算(第3号)
    議案第52号 平成22年度沼田市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)
    議案第53号 平成22年度沼田市老人保健特別会計補正予算(第1号)
    議案第54号 平成22年度沼田市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)
    議案第55号 平成22年度沼田市介護保険特別会計補正予算(第2号)
    議案第56号 平成22年度沼田市簡易水道事業特別会計補正予算(第1号)
    議案第57号 平成22年度沼田市下水道事業特別会計補正予算(第2号)
    議案第58号 平成22年度沼田市農業集落排水事業特別会計補正予算(第2号)
    議案第59号 平成22年度沼田市水道事業会計補正予算(第2号)
               以上9件一括上程
第10 散  会
        ―――――――――――――――――――――――――――――
出席議員(26人)
       1番  真下 恭嗣君      2番  田村喜久子君
       3番  坂庭 直治君      4番  石井 紘一君
       5番  鈴木 圭子君      6番  金子 一弥君
       7番  小野 要二君      8番  星野 初男君
       9番  高柳 勝巳君     10番  布施辰二郎君
      11番  片野 彦一君     12番  宇敷 和也君
      13番  相田 昌夫君     14番  久保 健二君
      15番  星野  稔君     16番  大島 崇行君
      17番  山ア 義朗君     18番  大竹 政雄君
      19番  井之川博幸君     20番  大東 宣之君
      21番  橋 襄典君     22番  石田 宇平君
      23番  星川嘉一郎君     24番  牧野 保好君
      25番  星野佐善太君     27番  金井 康夫君
欠席議員(なし)
        ―――――――――――――――――――――――――――――

説明のため出席した者
    市  長         星野已喜雄君    副 市 長         林  義夫君
    白沢町振興局長      根岸 恒雄君  利根町振興局長    郷原 重雄君
  総務部長       町田 哲男君  民生部長       田辺 昇利君
  経済部長       飯田 敏夫君  建設部長       須藤 一夫君
  街なか対策部長    生方 秀二君  白沢町振興局次長   木暮  茂君
  利根町振興局次長   山口 芳久君  総務課長       栃原 豊彦君
  教 育 長       津久井 勲君  教育部長       水田  修君
  庶務課長       金子  朗君  監査委員事務局長   茂木 一夫君
            ―――――――――――――――――――――――――――――
議会事務局出席者
  事務局長       小林有一郎   次長兼庶務係長    諸田  裕
  議事係長       加藤 英臣   主  査       安原 和宏
        ――――――――――――――◇――――――――――――――
    午前10時開会
◇議長(布施辰二郎君) ただいまから平成22年第3回沼田市議会定例会を開会いたします。
 これより本日の会議を開きます。
        ――――――――――――――◇――――――――――――――
    第1 故井田孝一議員に対する追悼について
◇議長(布施辰二郎君) 日程に入るに先立ち、従六位旭日双光章故井田孝一議員の追悼を行
います。
 昨年3月より入院、その後、入退院を繰り返しながらも専心加療中でありました、同僚 井田
孝一議員がご家族の手厚い看護もむなしく、去る6月24日にご逝去されました。まことに痛
恨、惜別の情を禁じ得ません。
 この際、同議員の生前の議会活動をしのび、平成17年3月29日の第3回定例会における
議員提出による沼田市議会議員定数条例の一部を改正する条例についての提案理由の説明及び
平成21年5月11日の第3回臨時会における副議長退任あいさつの録音をお聞き願いたいと
思います。
〔録音を聞く〕
◇(故井田孝一議員) ただいま上程になりました議案第83号 沼田市議会議員定数条例の
一部を改正する条例について、ご説明申し上げます。
 改正の内容は、本改正条例の公布日以後、初めてその期日を告示される一般選挙から、沼田
市議会議員の定数を5人ふやし、27人とするものであります。本年2月13日、利根郡白沢
村及び同郡利根村との合併による新生沼田市誕生に際しては、各種団体代表者等の意見を尊重
し、議会の議員の在任に関する特例を適用した結果、46人の議員で構成する議会となったの
であります。本市議会では、地方自治法の一部改正により条例定数制度が導入されたことから、
沼田市議会議員の定数を考える市民会議の協議結果をもとに、議会みずからが血を流して痛み
を分かち合うべきとの視点に立ち、平成13年6月定例議会において22人とする条例を制定
し、現在に至っております。
 議会の主な機能が政策の決定にあるとするならば、少ないほうが効率的であり、特例期限の
後は現定数条例で定める22人とすることが本来の形であると言えます。しかしながら議会の
主な機能が、執行機関に対する監視機能であるとするならば、多くの市民の声を反映させると
いう観点から、ある程度の議員数は確保しなければなりません。
 加えて、このたびの合併では、地域振興局を設けることによって地域の特性を生かし、地域
内分権を確立することを目的としていることから、編入合併となった旧白沢村及び旧利根村の
人口比に応じた議員数を確保することが民意に沿うものと判断したのであります。分権社会の
中、市民の期待にこたえるために地方議会が果たす役割は重大であることを申し添え、提案理
由の説明といたします。
        ―――――――――――――――――――――――――――――
◇(故井田孝一議員) 大変非力ではございますが、2年間にわたりまして副議長として努め
させていただきました。その間、議員の皆様の力強いご協力、またご示唆等に感謝を申し上げ
る次第でございます。
 また、市長初め行政当局のご協力にも心より感謝を申し上げる次第でございます。
 残り2カ月近くになりまして、思いもかけぬ病気に見舞われまして、病気の怖さというもの
を実感している次第でございます。皆さんには今後とも健康には十分に注意して、沼田市のた
めに尽くしていただければと思います。
 せっかくですので申し上げますと、先ごろの天文科学では、115億年かなたに銀河系の
1,000倍のエネルギーを持って星を生み続けている大銀河が発見され、観測されていると
いうことでございます。今後ともぜひ小事にとらわれず、気宇壮大なる議会運営を新体制のも
と進めていただき、市民のために役立つ議会であるよう心がけていただければと思います。
 本当に長い間お世話になりました。
 なお、蛇足ではありますが、言うべきか言わざるべきか迷ったんですけれども、井田孝一の
議長選1票は私自身でございます。14年間の議員生活の万感を込めてみずからに1票を投じ
ました。
 以上、蛇足ですが申し上げまして、退任のあいさつとさせていただきます。
 皆さんの今後のご協力、また、速やかなる議会運営をご祈念申し上げまして退任のあいさつ
とさせていただきます。
 長い間、本当にありがとうございました。
◇議長(布施辰二郎君) 次に、故井田孝一議員に対し哀悼の意を表するため、議員を代表し
金井康夫議員より追悼の言葉をお願いしたいと思います。
〔27番 金井康夫君登壇〕
◇27番(金井康夫君) ただいま議長からご報告がありましたとおり、故沼田市議会議員井
田孝一さんは、去る6月24日にご逝去されました。
 お許しを得まして、まことに僣越でございますが、議員各位にかわりまして、従六位旭日双
光章故井田孝一議員のありし日をしのび、今ここにご遺族の胸に抱かれたご遺影を前にして、
謹んで哀悼の言葉を捧げたいと存じます。
 本日、9月定例市議会の開会に当たり、この議場に16年もの長きにわたり在職した井田さ
んのお姿を見ることができません。今、私の議員席の隣の26番席を見るたびに悲しみが一層
募るのは、私ひとりではないものと思います。
 本日、ご遺族の方々も来られておりますが、奥様を初めご家族皆様方のご心痛はいかがばか
りかとご推察申し上げ、心からお悔やみを申し上げます。
 井田さんは、大変まじめな真実一路の方でありました。どちらかといえばぶっきらぼうで無
口でありましたが、一度口を開けば歯に衣を着せず、何ものにも立ち向かっていく正義感あふ
れる方でありました。そして、井田さんの言葉には真実がこもっていました。そして、本当に
沼田のことを真剣に考えていたものと思われます。
 沼田に生まれ、沼田に育ち、沼田がどうしたらよくなっていくのか、沼田市発展のために1
6年間を議員生活として捧げた井田さん、任期半ばにして病に倒れ、1年近くに及んだ闘病生
活を続ける中で、責任感の強い井田さんは、体調を見ては議会や会議等に出席されましたが、
その心境はどのようなものであったのでしょうか。その心情を思うと、同期の議員としてお酒
を酌み交わしながら沼田市の発展を話し合いながら、同じ志を持って議員活動に励んできた私
にとって、まことにつらく、寂しいものがあります。
 井田さんは、持ち前の気迫とまじめさで、家業の豆腐製造販売業に営々として励み、奥様と
二人三脚でもって今日の井田家の隆盛を築かれました。
 井田さんのところへお見舞いに行くと、病床には、自分の身体の心配よりも沼田市の心配を
して山となった沼田市の資料を見たとき、井田さんのまじめさがうかがえ、議員として改めま
して尊敬するお姿を拝見しました。行政の話や沼田市のイベントの話をすると目をつぶってか
みしめるように聞いている井田さんのお顔を思い出すと、まことにせつない思いとなります。
 こうした偉大な井田さんを失ったことは、本市議会にとってはまことに大きな損失でありま
す。井田さんの残された数々の業績は、沼田市議会で語り継がれることとなるでしょう。井田
さんが愛してやまなかった郷土沼田市の発展のために、残された私たちは懸命の努力をいたす
所存でございます。
 井田さん、名残は尽きませんが、公私ともに大変お世話になり、ありがとうございました。
沼田市発展と沼田市議会を見守ってくださることをお願い申し上げますとともに、ありし日の
井田さんの面影をしのび、奥様初めご家族並びに沼田市の前途に限りないご加護を賜りますよ
うご祈念申し上げ、追悼の言葉といたします。
   平成22年9月7日
                      沼田市議会議員 金 井 康 夫  
◇議長(布施辰二郎君) 追悼の言葉が終わりました。
 この際、故井田孝一議員のご冥福を祈るため、1分間の黙祷をささげたいと思います。
 全員のご起立を願います。黙祷。
〔 全 員 黙 祷 〕
◇議長(布施辰二郎君) ありがとうございました。黙祷を終わります。ご着席ください。
 なお、先ほどお聞きいただきました提案理由の説明及び副議長退任あいさつの録音テープに、
追悼の言葉を録音し、ご遺族に差し上げたいと思いますので、ご了承願います。
        ――――――――――――――◇――――――――――――――
◇議長(布施辰二郎君) 休憩いたします。
午前10時25分休憩
        ―――――――――――――――――――――――――――――
午前10時35分再開
◇議長(布施辰二郎君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
        ――――――――――――――◇――――――――――――――
    第2 諸般の報告
◇議長(布施辰二郎君) この際、日程に入るに先立ち、事務局長をして諸般の報告をいたさ
せます。
◇事務局長(小林有一郎君) 命によりご報告申し上げます。
 沼田市監査委員鴻田武夫、星川嘉一郎の両氏から、随時監査等結果報告書並びに例月出納検
査結果報告書が、地方自治法の規定に基づき議長あてに寄せられております。
 本日、その写しをお手元に配付しておきましたので、ごらんいただきたいと思います。
 次に、地方自治法第180条第1項の規定に基づく専決処分として、道路管理及び水道管理
の瑕疵による物損事故に係る損害賠償額の決定3件の報告がありました。
 以上でございます。
◇議長(布施辰二郎君) 以上で諸般の報告を終わります。
        ――――――――――――――◇――――――――――――――
    第3 会期の決定
◇議長(布施辰二郎君) 日程第1、会期の決定を議題といたします。
 お諮りいたします。
 今期定例会の会期は、本日から9月29日までの23日間といたしたいと思います。
 これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(布施辰二郎君) ご異議なしと認めます。よって、今期定例会の会期は、本日から9
月29日までの23日間と決定いたしました。
        ――――――――――――――◇――――――――――――――
    第4 会議録署名議員の指名
◇議長(布施辰二郎君) 日程第2、会議録署名議員の指名を行います。
 会議録署名議員は、会議規則第81条の規定により、議長において、宇敷和也議員、相田昌
夫議員、久保健二議員の以上3名を指名いたします。
        ――――――――――――――◇――――――――――――――
    第5 報告第9号 専決処分報告について
◇議長(布施辰二郎君) 日程第3、報告第9号 専決処分報告についてを議題といたします。
 報告書の朗読を省略し、直ちに市長から報告を求めます。市長。
〔市長 星野已喜雄君登壇〕
◇市長(星野已喜雄君) 冒頭、去る6月24日にご逝去されました前沼田市議会副議長故井
田孝一様のご逝去を悼み、謹んで哀悼のまことを捧げます。市勢発展のため数々のご功績を残
されたその足跡に心から敬意と感謝を申し上げる次第であります。
 今後、井田孝一様の歩んでこられた貴重な足跡を体して、執行部一同市勢発展のために努力
傾注してまいりますことをお誓い申し上げます。
 それでは、ただいま上程になりました報告第9号 専決処分報告平成22年度沼田市一般会
計補正予算(第2号)についてご説明申し上げます。
 本補正予算は、6月28日から7月3日まで及び7月15日の集中豪雨により発生した災害
の復旧経費に限定し、既決の歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ1億4,806万5,0
00円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ205億84万2,000円とした
ものであります。
 補正予算のうち、主なものについてその概要を歳出予算からご説明申し上げます。
 第11款 災害復旧費は、1億4,806万5,000円の追加でありますが、農林水産施
設災害復旧費では、池田地区を中心とする農地、農業用施設及び林道中沢線、林道富士見線な
ど、121の被災箇所に対する災害復旧費であります。
 土木施設災害復旧費では、同じく池田地区を中心に利南地区、薄根地区、川田地区及び白沢
町上古語父地区などにおいて、59カ所で発生した道路の流出、河川の災害等に対する災害復
旧費であります。
 次に、歳入予算についてご説明申し上げます。
 第12款 分担金及び負担金は、75万円の追加であります。
 第14款 国庫支出金は、1,583万9,000円の追加でありますが、国庫補助金の災
害復旧費国庫補助金で、土木施設災害復旧費補助金の追加であります。
 第15款 県支出金は、1,480万円の追加でありますが、県補助金で、農林水産業費県
補助金では小規模土地改良事業費補助金の追加、災害復旧費県補助金では農林水産施設災害復
旧費補助金の計上であります。
 第18款 繰入金は、1億1,667万6,000円の追加でありますが、財政調整基金繰
入金の追加であります。
 以上、その概要をご説明申し上げましたが、期間的な制約からやむを得ず専決処分として措
置させていただいたものであります。
 細部につきましては、ご質疑に応じ、所管の部長に説明をいたさせますので、よろしくご審
議の上、報告のとおりご承認くださいますようお願い申し上げます。
◇議長(布施辰二郎君) 報告が終わりました。
 これより質疑に入ります。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(布施辰二郎君) 質疑を終結いたします。
 お諮りいたします。
 ただいま議題となっております報告第9号については、会議規則第36条第3項の規定によ
り、委員会の付託を省略いたしたいと思います。
 これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(布施辰二郎君) ご異議なしと認めます。よって、報告第9号については、委員会の
付託を省略することに決しました。
 これより討論に入ります。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(布施辰二郎君) 討論を終結いたします。
 これより、報告第9号 専決処分報告についてを採決いたします。
 本案は、承認することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(布施辰二郎君) ご異議なしと認めます。よって、本案は承認することに決しました。
        ――――――――――――――◇――――――――――――――
    第6 議案第46号 市道路線の認定について
◇議長(布施辰二郎君) 日程第4、議案第46号 市道路線の認定についてを議題といたし
ます。
 議案の朗読を省略し、直ちに市長から提案理由の説明を求めます。市長。
〔市長 星野已喜雄君登壇〕
◇市長(星野已喜雄君) ただいま上程になりました議案第46号 市道路線の認定について
ご説明申し上げます。
 今回認定する路線は、配水池北支線の1路線であり、宅地造成に伴う新設道路を市民の方か
らご寄附をいただき、市道認定をするものであります。
 以上、その概要をご説明申し上げましたが、細部につきましては、ご質疑に応じ、所管の部
長に説明をいたさせますので、よろしくご審議の上、原案のとおりご決定くださいますようお
願い申し上げます。
◇議長(布施辰二郎君) 説明が終わりました。
 これより質疑に入ります。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(布施辰二郎君) 質疑を終結いたします。
 お諮りいたします。
 ただいま議題となっております議案第46号については、会議規則第36条第3項の規定に
より、委員会の付託を省略いたしたいと思います。
 これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(布施辰二郎君) ご異議なしと認めます。よって、議案第46号については、委員会
の付託を省略することに決しました。
 これより討論に入ります。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(布施辰二郎君) 討論を終結いたします。
 これより議案第46号 市道路線の認定についてを採決いたします。
 本案は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(布施辰二郎君) ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されまし
た。
        ――――――――――――――◇――――――――――――――
    第7 議案第47号 沼田市職員の勤務時間、休暇等に関する条例及び沼田市職員の
              育児休業等に関する条例の一部を改正する条例について及び
       議案第48号 沼田市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例について
                     以上2件一括上程
◇議長(布施辰二郎君) 日程第5、議案第47号 沼田市職員の勤務時間、休暇等に関する
条例及び沼田市職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例について及び日程第6、
議案第48号 沼田市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例についての以上2件を一
括議題といたします。
 議案の朗読を省略し、直ちに市長から提案理由の説明を求めます。市長。
〔市長 星野已喜雄君登壇〕
◇市長(星野已喜雄君) ただいま上程になりました議案第47号 沼田市職員の勤務時間、
休暇等に関する条例及び沼田市職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例について
及び議案第48号 沼田市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例についての2件につ
きまして一括してご説明申し上げます。
 まず、議案第47号 沼田市職員の勤務時間、休暇等に関する条例及び沼田市職員の育児休
業等に関する条例の一部を改正する条例についてご説明申し上げます。
 今回の改正は、地方公務員の育児休業等に関する法律の一部改正に伴い、育児を行う職員の
仕事と子育ての両立支援等をより一層推進するため、所要の改正を行うものであります。
 主な改正の内容は、職員が3歳未満の子を養育するために請求した場合には原則として時間
外勤務をさせてはならないこと、また、配偶者が常態として子を養育できる職員についても育
児休業をすることができること等について規定をするものであります。
 続きまして、議案第48号 沼田市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例について
ご説明申し上げます。
 今回の改正は、地方公務員法第25条第2項の規定に基づき、給与の支払をする際、職員の
給与から控除することができるものについて規定するものであります。
 以上2件につきまして、一括してその概要をご説明申し上げましたが、細部につきましては、
ご質疑に応じ、所管の部長に説明をいたさせますので、よろしくご審議の上、原案のとおりご
決定くださいますようお願い申し上げます。
◇議長(布施辰二郎君) 説明が終わりました。
 これより質疑に入ります。
 なお、質疑は1件ごとに願います。
 まず、議案第47号 沼田市職員の勤務時間、休暇等に関する条例及び沼田市職員の育児休
業等に関する条例の一部を改正する条例について願います。19番。
◇19番(井之川博幸君) 説明いただきましたけれども、もう少しお伺いしたいというふう
に思います。
 第2条で本文の方の「2条中第1号及び第2号を削り」ということになっておりまして、非
常勤職員と臨時的に任用される職員というのが今まで規定されていたけれども、これは今度削
るということだというふうに思います。その点について、なぜ削るのかということについてお
伺いをしたいというふうに思います。
 それから、全体的に職員が育児休業をとりやすくなる、特に男性職員がとりやすくなるとい
うふうに言われておりますけれども、育児休業を大いにとっていただくことは結構なんですが、
沼田市では、今日も新聞等にも出ておりましたけれども、職員の数を減らしてきているという
ことで、こういう休業をとったときに市民サービスに対してはどんな対応をするのかお伺いを
したいと思います。
 それから、今回、女性が出産のための休暇をとっている間に、その配偶者である男性も育児
休業をとれるというふうになったと思うのですけども、もし共稼ぎの方がおられれば、同じ市
の職員であれば、とれるということになれば2名が一度に臨時的な休暇になるということも考
えられますが、こういうことは実際に発生する可能性があるのかどうか、その辺をお伺いした
いと思います。以上です。
◇総務部長(町田哲男君) 井之川議員のご質疑にお答え申し上げます。
 まず、1点目の第2条の非常勤職員、臨時的任用職員それから育児休業法6条の任期を定め
て採用された職員を削りということでございますけども、その部分につきましては、改正の部
分で、育児休業法第6条第1項の規定により任期を定めて採用された職員というところに一括
して定義されるということでございますので、非常勤、臨時的に任用される職員もそのまま適
用されるということでご理解いただきたいと存じます。
 それから2点目でございますが、今般、配偶者が常態として子を養育できる職員についても
育児休業がとれるということで、男性職員も育児休業はとれる仕組みにはなったわけでござい
ますが、現実問題として本市におきましては、育児休業については出産後の女性ということで、
男性については今後もなかなか大変かと思うんですけども、その際に正規職員が休暇に入った
場合には臨時職員を任用して対応していくということで、市民サービスには遺漏のないように
対応していくつもりでございます。
 また、3点目として、女性が出産休暇の場合、男性もとれるということでございます。こう
いう場合もあり得るということでございますが、なかなか現実問題としてはとりにくい状況か
と思うんですけども、これにつきましても市民サービスには支障のないような対応を図ってま
いりたいというふうに考えてございます。
◇19番(井之川博幸君) ありがとうございました。おおむね理解できました。
 ただ、法律といいますか、いろいろ説明等が出ているんですけども、1年以上勤務をした人
が申請できるというようになっておりまして、日々雇われる形ではないというような括弧づき
もあります。
 そういう点で任期を決めるということは、今回、条例の中に第2条の2ということで57日
間という期間が決められているわけなんですけど、法律的には、八七、五十六ですから、57
日というのは8週間を超えるという意味で同じ意味だと思うのですが、この任期の関係はこの
日数と関係があるのかどうか教えていただきたいというふうに思います。
 それから、先ほどご夫婦の方で両方が出産休業と育児休業とをとれる可能性があるのかとい
うことで、あるというふうに答えていただきましたので、条例の中には、特別な場合にはとれ
ない、災害の時はとれないなんていろいろ書いてありますけど、結局何か特別な場合というの
は、普通、勤務状態だとかそういうものは適用しないというふうに考えていいのかどうかお伺
いをしたいというふうに思います。
◇総務部長(町田哲男君) お答え申し上げます。
 任期を定めた場合の1年以上ということになりますけども、私どもの非常勤嘱託員あるいは
臨時的任用の職員につきましても、どちらも原則とすると4月1日から3月31日までの1年
間という形で通常任用しているところでございます。
 また、57日、8週を超える関係につきましては、出産休暇におけますところのその期間が
8週ということでご理解いただきたいと存じます。
 また、取得の際に、公務の都合によりということですけども、先ほど議員のほうからもお話
がありましたとおり、災害等どうしてもその職員が勤務についていただけなければならない場
合には、休暇を返上して勤務していただくということになろうかと存じます。
◇19番(井之川博幸君) わかりました。
 最後に1点だけ確認をさせていただきたいんですが、法律では1年を超える勤務期間の労働
者ということになっているわけなんですけど、先ほどお話がありました一括で任期を決めてと
いうことで、ちょうど1年ならいいのか、1年を超えるということですから1年以上ないとだ
めなんで、結局、臨時の方とか嘱託の方は今度は適用になるのかならないのか、最後にその辺
の確認をお願いしたいと思います。
◇総務部長(町田哲男君) 先ほどの条文の解釈のところでございますけども、その任期を定
めた方は該当にはならないと、一般職の職員について該当ということでご理解いただきたいと
存じます。
◇議長(布施辰二郎君) ほかに。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(布施辰二郎君) 次に、議案第48号 沼田市職員の給与に関する条例の一部を改正
する条例について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(布施辰二郎君) 質疑を終結いたします。
 お諮りいたします。
 ただいま議題となっております議案第47号及び議案第48号の以上2件については、会議
規則第36条第3項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。
 これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(布施辰二郎君) ご異議なしと認めます。よって、議案第47号及び議案第48号の
以上2件については、委員会の付託を省略することに決しました。
 これより討論に入ります。
 なお、討論は一括して願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(布施辰二郎君) 討論を終結いたします。
 これより議案第47号 沼田市職員の勤務時間、休暇等に関する条例及び沼田市職員の育児
休業等に関する条例の一部を改正する条例についてを採決いたします。
 本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(布施辰二郎君) ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されまし
た。
 次に、議案第48号 沼田市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例についてを採決
いたします。
 本案は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(布施辰二郎君) ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されまし
た。
         ――――――――――――――◇――――――――――――――
    第8 議案第49号 平成21年度沼田市一般会計及び特別会計7件の歳入歳出決算
              認定について及び
       議案第50号 平成21年度沼田市水道事業決算認定について
                                          以上2件一括上程
◇議長(布施辰二郎君) 日程第7、議案第49号 平成21年度沼田市一般会計及び特別会
計7件の歳入歳出決算認定について及び日程第8、議案第50号 平成21年度沼田市水道事
業決算認定についての以上2件を一括議題といたします。
 議案の朗読を省略し、直ちに市長から提案理由の説明を求めます。市長。
〔市長 星野已喜雄君登壇〕
◇市長(星野已喜雄君) ただいま上程になりました議案第49号 平成21年度沼田市一般
会計及び特別会計7件の歳入歳出決算認定について及び議案第50号 平成21年度沼田市水
道事業決算認定についての2件を一括してご説明申し上げます。
 平成21年度は、歴史的政権交代がなされるという大変革の年でありました。新政権におい
ては、マニフェストに掲げた「税金のむだ遣いの根絶」、「子育て・教育」、「地域主権」な
どの実現、「コンクリート」から「人」へと財政構造の転換を図るべく、事業仕分けや子ども
手当などに見られるさまざまな手法や政策を打ち立て、国民の期待にこたえるべく政策の推進
を図っているところであります。
 一方、経済においては、リーマンショック以降、世界的な不況の影響を受け、国内経済の減
退によりデフレスパイラルに陥り、出口の見えないまま、市民生活にも大きな打撃を与えまし
た。
 このような中にあって、国においては、国民生活及び国内経済の下支えと安定を目的とした
大型の経済対策を行うとともに、地方における行政需要を賄うための財源措置を行ったのであ
ります。
 こうした状況下、本市におきましては、本年開催される第34回全国育樹祭に向けて準備を
進めるとともに、沼田市第五次総合計画の第3年次として、将来像である「水と緑の大地 田
園空間都市」の実現に向け、その着実な推進を図るとともに、「安心と安全」、「教育と子育
て」、「環境と健康」及び「地域振興と交流」の4つの柱を視点に、福祉を初めとする市民生
活に直結する事業に重点を置いて活発な協働事業を推進し、創造性豊かな明るく元気なまちづ
くりを目指し、諸施策を進めてきたところであります。
 また、中山間地域に位置し財政力の乏しい本市にとって、簡素で効率的な行政運営と財政の
健全化は最重要課題であり、現在の危機的な財政構造の立て直しを図るため、市民の皆さんに
もご協力をいただきながら、誇りと愛着の持てる「明日の沼田市」を実現するため、行財政改
革を進めてきたところであり、今後も強力に推し進めていかなければならないと考えておりま
す。
        ―――――――――――――――――――――――――――――
◇議長(布施辰二郎君) 休憩いたします。
午前11時02分休憩
        ―――――――――――――――――――――――――――――
午前11時10分再開
◇議長(布施辰二郎君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
        ―――――――――――――――――――――――――――――
◇市長(星野已喜雄君) それでは、議案第49号 平成21年度沼田市一般会計及び特別会
計7件の歳入歳出決算認定についてご説明申し上げます。
 本決算につきましては、地方自治法第233条第1項の規定により、会計管理者から別冊決
算書の提出がありましたので、同条第2項の規定により、監査委員の審査に付したものであり
ます。以来、監査委員におかれましては、綿密なご審査をいただき、この間のご労苦に対し心
から感謝を申し上げる次第であります。
 このたび、8月16日付をもちまして、監査委員から別冊のとおり審査意見書のご提出をい
ただきましたので、同条第3項の規定により審査意見書を添えて議会の認定に付するものであ
ります。
 なお、平成21年度の決算書とともに、同条第5項の規定により、主要な施策の成果報告書
を、また、地方公共団体の財政の健全化に関する法律第3条第1項及び第22条第1項の規定
により、健全化判断比率等報告書をあわせて提出するものであります。
 平成21年度の一般会計歳入決算額は218億6,102万5,849円、歳出決算額は2
13億4,179万6,062円でありまして、歳入歳出差引額は5億1,922万9,78
7円であります。
 まず、歳出決算についてご説明申し上げます。
 平成21年度の歳出決算額は、前年度決算対比で15億1,108万7,162円、7.6
%の増となっております。
 コミュニティ活動の推進につきましては、各町と一般行政事務の委託契約を締結し、行政情
報の周知徹底を図るとともに、コミュニティ活動の拠点である住民センターの改修及び各種コ
ミュニティ事業への助成を行ったのであります。
 防犯対策につきましては、防犯灯の新設・交換及び電気料の補助などを行い、地域住民の夜
間の安全確保と犯罪の防止に努めたのであります。
 職員研修につきましては、公務員としての心構え・基本的知識の修得を初めとして、法的・
実務的な各分野の研修から、職員一人一人の意識改革と資質の向上に努めたのであります。
 文書管理につきましては、情報公開や個人情報保護に対応する統一的な文書管理を推進する
とともに、文書・情報の共有を進め、事務処理の効率化を図ったのであります。
 広報広聴活動につきましては、「広報ぬまた」の発行、沼田エフエム放送の活用、市ホーム
ページによる行政情報の積極的な提供に努めるとともに、市政に対する理解を深めていただく
ための親子や一般成人を対象とした公有施設見学会、市政全般にわたる意見や要望などを聞く
ための市政モニターや市政懇談会、未来を担う小中学生の行政に対する関心を高めることを目
的とした子ども議会を開催したのであります。
 財産管理につきましては、老朽化し、経年劣化が著しかった旧沼田警察署庁舎の取り壊しを
行うとともに、附属舎については改修を行い、倉庫としての利用を図り、財産の有効活用に努
めたのであります。
 準市民交流につきましては、本市出身者などとの情報交換や交流を行うことにより「ふるさ
と沼田」の振興・発展につなげるべく「準市民交流会」を開催したのであります。
 都市間交流につきましては、沼田市交流居住促進協議会に委託し、田舎体験ツアー、沼田ふ
るさと宅配便「沼田の玉手箱」を実施するとともに、新宿区や板橋区、県内東毛地区などが主
催するイベントへ参加するなど、都市間交流の充実に努めたのであります。
 市民協働推進につきましては、「まちづくり出前講座」の実施、「まちづくり事業補助金」
の交付を行うとともに、市民活動支援センター設置検討委員会を設置し、市民活動の活性化と
協働の推進を図るための拠点施設である市民活動センター「ぬまたん家」を開設、また、協働
を啓発するための講演会を開催するなど、市民と行政のパートナーシップによる魅力あるまち
づくりの推進に努めたのであります。
 市町村合併5周年事業につきましては、合併5周年を祝うとともに、さらなる一体感の醸成
と個性ある地域振興を推進するため、記念事業を開催したのであります。
 定額給付金給付事業につきましては、市民への生活支援と地域の経済対策を目的に定額給付
金を支給したのであります。
 会計管理につきましては、適切な出納事務の執行を図るとともに、県税のうち自動車税を初
めとする4税の収納事務を行い、住民の利便性向上に努めたのであります。
 交通安全対策につきましては、関係機関・関係団体などと連携し、各季の交通安全運動を通
じて啓発活動を行うとともに、高齢者や幼児・児童に対する交通安全教室の中で安全教育の徹
底を図り、さらに、道路標示整備、チャイルドシート購入補助事業を行い、市民の交通安全の
確保と意識の高揚に努めたのであります。
 消費行政推進につきましては、消費生活センターにおける相談事業の実施とともに、消費生
活に係る情報提供や啓発活動を行ったのであります。
 生活行政につきましては、市町村乗合バスの運行などにより、市民の移動手段として公共交
通を確保するほか、テレビ電波の地上デジタル放送移行に対応した中継局や共聴施設の整備を
促進するとともに、人権相談や行政相談事業を実施したのであります。
 契約検査業務につきましては、工事、物品等における入札・契約及び検査を実施し、透明性、
経済性、効率性及び品質などの確保に努めたのであります。
 選挙関係につきましては、衆議院解散に伴う第45回衆議院議員総選挙及び第21回最高裁
判所裁判官国民審査の適正な執行管理に努めたのであります。
 社会福祉対策につきましては、少子高齢社会に対応した施策の充実・推進を目指し、国・県
の施策に相まって、社会福祉協議会、民生児童委員協議会など関係機関や諸団体の協力を得て、
事業の推進に努めたのであります。
 老人福祉対策につきましては、「生き生き長寿のまちづくり計画」に基づき、生きがい対策
では、従来からの敬老バスカード助成事業などを継続実施するとともに、ふれあい福祉センタ
ーなどの老人福祉施設の管理運営を行い、また、介護予防・生活支援では、在宅介護支援セン
ター運営などを継続して実施するとともに、介護保険特別会計へ所要の繰り出しを行い、事業
の推進を図ったのであります。
 障害者福祉対策につきましては、障害者自立支援法に基づく自立支援給付としての介護給付
事業及び訓練等給付事業、また、地域生活支援事業としての地域活動支援センター事業や新制
度に引き継がれた各種事業の継続、充実により障害福祉の向上に努めたのであります。
 福祉医療につきましては、子供、重度心身障害者、高齢重度障害者及び母子・父子家庭を対
象に医療費の自己負担分を公費により支給し、その負担軽減を図ったのであります。特に、子
供の医療においては、小学校卒業までの全診療と中学校卒業までの入院を対象にしていたもの
を、10月から中学校卒業までのすべての診療に拡大したのであります。
 国民年金業務につきましては、市民の老後の安心を確保するため裁定請求などの受け付けを
初め、免除勧奨や制度の啓発活動に努めたのであります。
 児童福祉対策につきましては、児童手当、出産祝金の支給事業のほか、児童の安全確保など
のための民間保育所施設整備や運営に対する補助、また、多様な保育ニーズに対応するため各
種特別保育を実施するとともに、放課後児童の健全育成のため、学童保育やファミリーサポー
トセンター事業などの実施により保護者の就労支援と児童の健全育成を図り、また、次世代育
成支援行動計画の後期計画を作成したのであります。
 母子福祉対策につきましては、母子生活支援施設による母子生活の支援と自立支援給付事業
を行い、母子家庭の自立支援に努めたのであります。
 生活保護対策につきましては、年々増加する要保護者の生活維持と可能な自立を目的として、
必要な給付と指導に努めたのであります。
 疾病予防対策につきましては、結核健康診断を初め、乳幼児及び児童生徒を対象とした予防
接種や高齢者インフルエンザ予防接種のほか、新型インフルエンザの感染防止対策を実施した
のであります。
 母子保健事業につきましては、不妊治療助成期間の拡大を図るとともに、妊婦及び乳幼児の
健康診査、訪問指導などを実施したのであります。
 健康増進事業につきましては、肝炎ウイルス検診を初め、女性特有のがん検診などの各種が
ん検診の実施及び受診率の向上を図るとともに、保健推進員、食生活改善推進員など地区組織
の活動を通じ、健康教室・健康相談などを実施し、市民の健康意識の高揚に努めたのでありま
す。
 環境衛生につきましては、市有墓地の適切な管理と利根沼田広域斎場ぬまた聖苑の円滑な運
営に努めたのであります。
 公害対策につきましては、河川の水質や道路騒音などの測定調査により、生活環境の監視に
努める一方、環境基本計画の改定及び地球温暖化対策に地域で取り組むための実行計画を策定
するとともに、温室効果ガスの排出削減のための住宅用太陽光発電、太陽熱利用の普及促進を
図るなど、環境対策の推進と啓発活動に取り組んだのであります。
 塵芥処理につきましては、循環型社会の構築に向けて、沼田市環境保健協議会の協力を得て
家庭ごみの減量化を推進するとともに、有価物集団回収奨励事業、容器包装リサイクル法に基
づく分別回収により資源リサイクルに取り組むほか、最終処分場の適切な管理に努めたのであ
ります。
 収集業務につきましては、ステーション収集は民間委託により経費節減を図るとともに、ご
みの搬出が困難な家庭に対しては直営で戸別収集を行ったのであります。また、焼却処理業務
につきましては、沼田市外二箇村清掃施設組合清掃工場及び利根東部衛生施設組合尾瀬クリー
ンセンターでの適切な処理に努めたのであります。
 し尿処理につきましては、沼田市外二箇村清掃施設組合衛生センターにおける円滑な運営と
公衆便所の衛生保持に努めたのであります。
 このほか、生活排水による公共用水域の水質汚濁を防止するため、合併処理浄化槽設置補助
事業を引き続き実施したのであります。
 水道事業につきましては、水道事業会計に対して所要の出資を行うとともに、簡易水道事業
における安全な給水を維持するため、簡易水道事業特別会計に繰り出しを行い、主要なライフ
ラインの確保に努めたのであります。
 労働対策につきましては、離職者などを受け入れた企業に対する補助制度、失業者への就業
支援講座及び就業援助相談などによる雇用支援事業を行ったほか、技術の習得を目的とする各
種団体の事業並びに運営に対して支援を行い、労働力の確保と雇用の安定を図ったのでありま
す。さらに、勤労者福祉の向上を図るため、勤労者生活資金などの融資を実施するとともに、
勤労青少年ホーム・同体育センターの運営及び利用促進に努めたのであります。
 農業振興につきましては、農業委員会などと連携を図りながら、優良農地の確保及び農地の
流動化の推進に努めるとともに、認定農業者などを初めとする各種団体が基盤強化や経営能力
の向上を図るための農業近代化資金利子補給事業などを実施したのであります。また、米の生
産調整推進のため、水田農業推進協議会や利根沼田農業協同組合と連携し、水田農業総合推進
事業を実施したのであります。
 園芸振興につきましては、環境保全型農業の推進として、園芸用廃プラスチック等適正処理
推進協議会を通じて農業用廃ビニールやプラスチックなどの適正処理に努めるとともに、野菜
王国ぐんま強化総合対策事業では、雨除けホウレンソウやイチゴのためのパイプハウスの導入、
ぐんまのこんにゃくWTO緊急対策事業によるコンニャク大量切断機の導入など、農業の効率
化を図ったのであります。
 畜産振興につきましては、畜産公害の防止や家畜の優良品種導入を実施するとともに、バイ
オマス利活用フロンティア整備事業により、養豚施設の浄化槽設備や堆肥の処理・製造施設な
どに補助を行ったのであります。
 農業基盤整備につきましては、県営事業で実施した屋形原南部地区土地改良事業や堀廻町地
内のため池改修事業に対する事業費負担を行うとともに、地方単独事業ではふるさと農道緊急
整備事業で広瀬・上沢地区の農道整備を、県単独事業では小規模土地改良事業で中発知地区、
楚利地区、高平原川地区の水路整備、猪掛地区の農道舗装を実施したほか、市単独事業として
各地区からの要望による農道、用排水路などの整備を実施したのであります。
 農村環境整備につきましては、農地・水・農村環境向上対策事業を実施し、農地や農業用施
設、農村環境の保全に努めたほか、山村振興では、中山間地域等直接支払事業を実施するとと
もに、田園空間整備事業として利根町南郷地区の曲屋の運営に努めたのであります。また、農
業集落排水事業を推進するための農業集落排水事業特別会計に所要の繰り出しを行ったのであ
ります。
 林業振興につきましては、森林整備担い手対策事業により林業従事者の確保と森林整備の推
進を図るとともに、「21世紀の森」でのイベント支援や本市での群馬県植樹祭の開催により
森林保護育成の啓発を推進したほか、有害鳥獣による農林業被害の防止に努めたのであります。
 森林環境につきましては、第34回全国育樹祭の開催に向け、全国育樹祭沼田市実行委員会
を設置し、推進を図るとともに、育樹祭開催記念事業として「森林のめぐみフェア」や「森と
樹の息吹コンサート」を実施し、開催に向けて機運の醸成を図ったのであります。
 林道整備につきましては、青木輪久原線や石戸線の改良工事を実施するとともに、林道の維
持管理を行い、林業基盤の保全に努めたのであります。
 商業振興につきましては、沼田商工会議所、沼田市東部商工会を初め各種団体で実施した事
業及び運営への援助を行うとともに、本市の物産・観光などを広くPRするため、埼玉県川口
市において「上州ぬまたの物産展」を実施したほか、商店街の活性化を図るため各種イベント
事業及び街路灯電気料への補助を行ったのであります。
 また、「沼田ふるさと館」では、各種地場産品の展示・販売及び観光イベントなどの各種情
報を発信し、物産振興並びに観光客の誘客促進を図ったのであります。
 工業振興につきましては、工業関係団体の運営及び実施した事業に対し援助を行い、技術改
善や技術向上を図ったのを初め、工業経営合理化促進事業及び木材需要奨励事業などに補助を
行い、地場産業の育成振興に努めたのであります。
 金融対策につきましては、中小企業の健全育成を図るため、小口資金を初めとする各種制度
融資の充実に努めるとともに、利用者への保証料補助及び利子補給を行ったほか、制度融資利
率の軽減を図るため、市内の金融機関に預託を行い、中小企業の経営安定に努めたのでありま
す。
 観光振興につきましては、玉原高原、道の駅「白沢」、老神温泉及び吹割の滝などにおける
観光施設の整備や維持管理により観光客の利便性の向上を図るとともに、これら観光資源を紹
介する各種パンフレットを作成、インターネットを初め各種メディアを活用し、本市の魅力を
幅広くPRすることに努めたのであります。
 また、沼田市観光協会を初めとする各種団体への補助を行うとともに、観光関連団体との連
携により各種キャンペーン及びイベントへの参加、さらには市独自の観光キャラバンを実施、
誘客に努めたのであります。
 建築指導につきましては、限定特定行政庁として建築確認などを行い、安全・安心なまちづ
くりに努めるとともに、狭あい道路整備事業により狭隘道路の解消に努めたのであります。ま
た、木造戸建て住宅の耐震診断を行い、耐震性能の低い住宅の所有者に耐震改修の指導に努め
たのであります。
 道路橋りょう管理につきましては、道路台帳の補正業務委託により、移管・寄附などによる
市道認定に伴う道路台帳の整備を行ったのであります。
 道路維持補修につきましては、市道利南東通学路線ほか30路線、白沢町では市道高平・尾
合線ほか15路線、利根町では市道T103号線ほか7路線の道路補修工事を実施するととも
に、電源立地地域対策交付金事業として市道環状線ほか2路線、白沢町では市道壱本木1号線
ほか2路線、利根町では市道T108号線の舗装補修工事を実施し、市道の整備に努めたので
あります。
 道路除雪・消雪につきましては、冬季の道路除雪及び消雪について、委託及び直営により生
活道路の安全確保に努めたのであります。
 交通安全施設整備につきましては、市道山王坂線ほか10路線、利根町では市道T108号
線ほか2路線にガードレールなどを設置し、交通安全の確保に努めたのであります。
 道路新設改良につきましては、市道高橋場町通学路支線ほか4路線、白沢町では市道根岸・
小芝線の道路改良工事を実施し、市道の整備に努めたのであります。
 橋りょう維持補修につきましては、西中通学路橋の撤去工事を実施したのであります。
 基幹道路新設改良につきましては、市道沼田川田線の道路改良工事ほか2件、利根町では市
道T105号線及び市道T108号線の道路改良工事を実施し、基幹道路の改良整備に努めた
のであります。
 都市計画総務事業につきましては、都市計画事業の施行に伴い移転などが必要となり、金融
機関からその資金の融資を受けた者に対して利子補給を行ったのであります。
 都市計画街路事業につきましては、環状線南回りの栄町工区において908.86平方メー
トルの用地買収などに取り組み、関係地権者の生活再建及び事業進捗を図るための道路改良工
事を一部実施したのであります。また、沼田駅前広場整備事業につきましては、周辺住民や駅
利用者に安らぎと潤いを与えられる広場整備を行うため、駅前フラワー広場の植栽工事を実施
し、駅前広場利用者の利便性向上に努めたのであります。
 公園事業につきましては、17都市公園及び11緑地などの清掃を初めとする施設や樹木な
どの維持管理及び施設の補修工事を行ったのであります。また、地元住民との協働作業による
緑地整備を目的として、駅前フラワー広場において幼稚園児ほか延べ76人の参加者により、
花苗の植えつけイベントを実施したほか、グリーンベル21において都市公園の紹介や園芸教
室、都市公園マップの配布などを行ったのであります。
 都市緑化事業においては、市民の緑化活動に対し、「緑と花のあるまちづくり事業」として
樹木や花などの植栽活動を行う21団体に、また、「生け垣奨励事業」として生け垣の設置2
件に対し、補助金を交付したのであります。
 公園緑地等整備事業につきましては、南原ふれあい公園の施設整備として、多目的トイレの
建築工事を行ったのであります。
 下水道事業につきましては、水洗化促進のための資金貸付、公共下水道及び特定環境保全公
共下水道事業を推進するため下水道事業特別会計に対して所要の繰り出しを行ったのでありま
す。
 街なか再生関連事業につきましては、商店街にぎわい創出事業を初めとする各種の調査研究
及びイベント支援を行い、中心市街地の活性化を図るための取り組みを行ったのであります。
 中心市街地土地区画整理事業につきましては、新たに一部の仮換地指定を行い、建物移転補
償及び支障物件の移転工事を行うとともに、区画道路の整備工事を行ったのであります。
 市営住宅管理につきましては、市営住宅22団地414戸の入退居手続及び家賃受け入れな
どの日常管理業務に努めたのであります。
 消防・防災体制の充実につきましては、消防団機械器具置場の建てかえ及び防火水槽・消火
栓の新設やホース格納箱の設置、消防ポンプ自動車や小型動力ポンプ付き積載車の更新、消防
団員の活動時における安全確保と士気の高揚を図るための夏季用活動服の貸与などにより消防
力の強化を図るとともに、自主防災組織の設立支援や非常用備蓄食料の整備により防災体制の
強化に努めたのであります。
 教育行政につきましては、平成21年度沼田市教育行政方針に基づき、教育環境の整備・充
実、学校教育の改善・充実並びに生涯学習、社会教育及び地域スポーツの振興・充実を図るた
め諸事業を実施したのであります。
 学校施設整備につきましては、耐震化対策として多那小学校校舎の耐震改修工事を初め、川
田小学校西校舎ほか3施設の耐震改修などに向けた実施設計及び11施設の耐震2次診断を実
施したのであります。また、老朽化対策として校舎及び屋内運動場などの屋根改修を初めとす
る改修工事を実施するとともに、教育環境整備として保健室への冷房設備設置、老朽消火器の
買いかえ及び地上デジタル放送対応テレビなどの情報通信技術環境の整備を図るなど、経済対
策関係の交付金などを活用して児童生徒の安全・安心の確保と教育環境の向上に努めたのであ
ります。
 学校教育につきましては、「第8次沼田市教育水準向上研究」3カ年計画の第2年次に当た
り、基本方針や重点施策の充実を図るべく、「沼田市・先生の日」での教職員全体研修会を初
め、教科別研修会や授業研究会及びコンピュータ研修などを実施し、教職員の資質向上に努め
るとともに、児童生徒が基礎・基本を確実に身につけ、豊かな心の育成や生徒指導の充実が図
られるよう、サマースクール沼田などの「振り返り学習」や「相互乗り入れ型学級担任制」、
「教育部活」の充実に努めたのであります。また、学校支援地域本部事業として文部科学省の
委託を受けた沼田東小学校では、学校支援や環境整備等に地域のボランティアを活用するなど
学校と地域との連携に努めたのであります。さらに、心の教室相談員、小学校生活相談員、介
助員及び多動児支援員を配置し、授業の支援体制を強化するとともに、外国語指導助手を引き
続き配置し、児童生徒の英語力の向上に努めたのであります。
 社会教育につきましては、生涯学習推進のため生涯学習フェスティバルの開催、芸術文化振
興事業として文化祭、柳波賞、ふるさと文学賞、全国ふきわれ俳句大会などを開催・実施する
とともに、子供たちが郷土の歴史・文化・伝統に関心や理解を深めるため、伝統芸能発表会を
開催し、各種文化学術団体の育成に努めたのであります。
 公民館活動につきましては、生涯学習の拠点としての管理運営に努めるとともに、市民のニ
ーズに応じた各種教室を初め、市民ハイキング、史跡めぐり、公民館まつりなどを実施し、生
涯学習の充実に努めたのであります。
 図書館につきましては、一般・児童図書及び視聴覚資料を収集・整備し、団体貸出の利用促
進などに努め、ブックスタート事業など諸事業を実施し、読書活動の推進に努めたのでありま
す。
 文化財につきましては、国指定重要文化財の旧生方家住宅を初め、旧土岐邸洋館、生方記念
文庫などにおいて建物の公開・展示を行うとともに、指定文化財説明板などの案内板の整備を
実施し、文化財の保存継承と活用を進め、市内の各種開発事業予定地における試掘確認調査を
行い、埋蔵文化財の保護・調整に努めたのであります。
 青少年対策につきましては、奉仕活動・体験活動を促進するための各種講座・研修会の開催、
自然体験活動推進事業である沼田ネイチャーキッズを実施するとともに、指導者養成や青少年
に関する相談・補導活動事業などの実施により、地域の一員としての自覚を持った心豊かでた
くましい青少年の育成に努めたのであります。
 体育につきましては、各種スポーツ教室、市民体育大会、市民大運動会などの諸事業を実施
し、生涯スポーツの普及と市民の体力向上に努めるとともに、市民プールの施設修繕を行うな
ど、スポーツ施設の整備・充実を図ったのであります。
 給食につきましては、食材費の高騰などを起因として給食費を値上げさせていただきました
が、食育を基本に、健康・体力増進を目指した給食内容及び栄養指導の充実、安全・安心の確
保、地場産品の活用を図るとともに、より一層の衛生管理に努めたのであります。
 災害復旧につきましては、昨年7月に発生した集中豪雨により、農林水産施設で農地及び用
排水路など、土木施設で普通河川などの復旧工事を行い、道路及び河川の安全確保に努めたの
であります。
 次に、歳入決算についてご説明申し上げます。
 平成21年度の歳入決算額につきましては、前年度決算対比で14億7,252万3,48
6円、7.2%の増となっております。
 市税収入につきましては、66億1,071万7,134円で、前年度対比1億3,991
万4,084円、2.1%の減でありました。
 この主な要因は、経済不況に伴う日本経済の低迷などによる個人所得及び法人の業績などが
落ち込んだこと、さらに平成21年度は固定資産評価替えの年であり、地価下落の傾向を反映
して評価額が下がったことなどによるものであります。
 各税目別の前年度決算額との比較増減額などについてご説明申し上げます。
 市民税は、5,021万5,200円、2.0%の減であります。このうち個人市民税は
2,693万8,265円、1.3%の減、法人市民税は2,327万6,935円、6.4
%の減であります。
 固定資産税は、2,922万3,097円、0.8%の減であります。
 軽自動車税は、279万5,863円、2.3%の増であり、市たばこ税は6,330万
1,379円、14.4%の大幅な減であります。
 特別土地保有税は、滞納繰越分の収入でありまして260万7,062円、144.8%の
大幅増、入湯税は82万6,400円、2.1%の減、都市計画税につきましても175万9
33円、0.8%の減であります。
 徴収率につきましては、滞納繰越分を含め92.5%で、前年度の91.6%と比較して
0.9ポイント上回ることができました。長引く不況により徴収率の低下が懸念されましたが、
徴収対策室を中心として積極的な納税交渉や催告、差押えの強化を図り、税収の確保と収納率
の向上に努めた結果であると考えております。
 地方譲与税につきましては、6.3%の減であります。
 利子割交付金につきましては、18.7%の減であります。
 配当割交付金につきましては、11.3%の減であります。
 株式等譲渡所得割交付金につきましては、昨年度に引き続き世界的な株式の低迷を受け、
17.7%の減であります。
 地方消費税交付金につきましては、4.4%の増であります。
 ゴルフ場利用税交付金につきましては、10.3%の増であります。
 自動車取得税交付金につきましては、36.1%の減であります。
 地方特例交付金につきましては、減収補てん特例交付金の増加を受けて32.4%の増であ
ります。
 地方交付税につきましては6.1%の増でありますが、その内訳としましては、普通交付税
が6.6%の増、特別交付税が2.3%の増であります。
 交通安全対策特別交付金につきましては、0.3%の減であります。
 分担金及び負担金につきましては、1.7%の増であります。
 使用料及び手数料につきましては、11.4%の減であります。
 国庫支出金につきましては、101.1%の大幅な増であります。国庫負担金は、生活保護
費負担金などの増により7.8%の増であります。国庫補助金では282.5%の増でありま
すが、国の経済対策による地域活性化・生活対策臨時交付金、地域活性化・経済危機対策臨時
交付金、地域活性化・公共投資臨時交付金及び定額給付金給付事業費補助金などの増によるも
のであります。委託金では8.1%の増であります。
 県支出金につきましては、12.0%の増であります。県負担金は3.5%の増であります
が、後期高齢者医療保険基盤安定制度負担金などの増によるものであります。県補助金では
25.2%の増でありますが、畜産施設のバイオマス利活用フロンティア整備事業費補助金及
び群馬県緊急雇用創出基金事業市町村補助金などの増であります。委託金では1.9%の増で
ありますが、衆議院議員総選挙委託金の増及び県税徴収取扱委託金の減などであります。
 財産収入につきましては、42.3%の減でありますが、温泉施設指定管理者の契約内容の
変更による施設賃借料の減などであります。
 寄附金につきましては、7.2%の増であります。福祉振興事業基金の増を初め、ふるさと
納税として「水と緑の大地ふるさとぬまた基金」など、多くの方々から篤志をお寄せいただい
たもので、心から感謝申し上げ、ご意思に沿うよう配慮し、それぞれの措置をさせていただき
ました。
 繰入金につきましては、69.2%の減でありますが、福祉振興事業基金及びふるさと水と
土保全対策基金の特定目的基金からの繰り入れ、老人保健特別会計及び介護保険特別会計の特
別会計繰入金の増並びに財政調整基金繰入金の減であります。
 繰越金につきましては、113.0%の増でありますが、前年度繰越金のほか、繰越明許費
の繰越財源として農道整備事業駒寄追貝原地区外17事業の繰越金を受け入れたものでありま
す。
 諸収入につきましては、10.7%の増でありますが、市税延滞金、指定管理者固定納入金
及び過年度分生活保護費負担金の増、勤労者住宅建設資金預託金ほか貸付金元利収入の減など
によるものであります。
 市債につきましては、9.8%の増であります。農道整備事業債、道路整備事業債、土地区
画整理事業債、消防施設整備事業債、中学校施設耐震化事業債及び減収補てん債の減、臨時財
政対策債の増のほか、公的資金補償金免除繰上償還に伴う公債費負担対策借換債の発行による
ものであります。
 市債の有効活用は、財政運営上欠かすことのできないものでありますが、反面、その償還に
要する経費が将来の市財政のさらなる負担とならないように健全財政の維持に一層の努力を傾
注する所存であります。
 以上が一般会計歳入歳出決算に対する総括説明であります。
 続きまして、平成21年度沼田市国民健康保険特別会計歳入歳出決算についてご説明申し上
げます。
 本決算につきましては、歳入決算額65億3,010万8,945円、歳出決算額64億
5,588万5,572円で、歳入歳出差引額は7,422万3,373円であります。
 歳出につきましては、保険給付費、後期高齢者支援金及び介護納付金などであります。
 歳入につきましては、国民健康保険税、国庫支出金、療養給付費等交付金、前期高齢者交付
金、県支出金及び繰入金などであります。
 国保事業につきましては、特定健康診査、特定保健指導により生活習慣病の予防に努めると
ともに、市単独事業で収納率向上特別対策を実施するほか、レセプト点検事業、人間ドック検
診費の補助などに取り組み、国保事業の安定に努めたのであります。
 続きまして、平成21年度沼田市老人保健特別会計歳入歳出決算についてご説明申し上げま
す。
 本決算につきましては、歳入決算額4,600万9,022円、歳出決算額4,196万
4,810円で、歳入歳出差引額は404万4,212円であります。
 歳出につきましては、主に医療諸費であります。
 歳入につきましては、繰越金及び諸収入などであります。
 老人医療は、後期高齢者医療に移行したことにより、平成20年3月までの老人保健特別会
計で支払わなければならない医療給付費などの支払いを行ったものであります。
 続きまして、平成21年度沼田市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算についてご説明申し
上げます。
 本決算につきましては、歳入決算額4億9,785万6,881円、歳出決算額4億9,7
76万2,681円で、歳入歳出差引額は9万4,200円であります。
 歳出につきましては、主に後期高齢者医療広域連合納付金であります。
 歳入につきましては、後期高齢者医療保険料、一般会計繰入金などであります。
 平成20年度から施行された後期高齢者医療制度により、75歳以上の被保険者の健康保持
を図ったのであります。
 続きまして、平成21年度沼田市介護保険特別会計歳入歳出決算についてご説明申し上げま
す。
 本決算につきましては、歳入決算額35億5,729万6,200円、歳出決算額34億
6,843万6,368円でありまして、歳入歳出差引額8,885万9,832円は翌年度
において精算措置するものであります。
 歳出につきましては、職員人件費及び介護認定審査費などの介護保険制度運営に要する事務
的経費及び介護保険サービスに要する保険給付費並びに介護予防事業などに要する地域支援事
業費などであります。
 歳入につきましては、介護給付費などを賄うため財源分担により国庫支出金、県支出金及び
繰入金並びに保険料、支払基金交付金などであります。
 続きまして、平成21年度沼田市簡易水道事業特別会計歳入歳出決算についてご説明申し上
げます。
 本決算につきましては、歳入歳出決算額ともに3億3,735万6,908円であります。
 歳出につきましては、指定管理委託及び水質検査の実施により簡易水道の維持管理及び安定
経営に努めるとともに、施設整備では硯田、白沢及び利根北部簡易水道において配水施設整備
工事を実施し、安定給水の向上を図ったのであります。
 歳入につきましては、水道加入金、水道使用料などでありますが、歳出に対する不足額
6,860万2,179円は、一般会計からの繰入金により収支の均衡を図ったのであります。
 続きまして、平成21年度沼田市下水道事業特別会計歳入歳出決算についてご説明申し上げ
ます。
 本決算につきましては、歳入歳出決算額ともに20億2,917万1,778円であります。
 歳出につきましては、公共下水道、特定環境保全公共下水道を合わせて2,550メートル
の管渠埋設工事を実施して事業の進捗を図ったのであります。
 この結果、事業着手以来の管渠総延長は21万8,706メートルに達し、認可計画管渠延
長27万8,380メートルに対しての進捗率は79%となります。面積におきましては、事
業認可面積1,157ヘクタールに対して949ヘクタールが整備され、進捗率は82%であ
り、整備済み人口は3万285人となり、行政人口に対する普及率は57%で、下水道を使用
している水洗化戸数は1万64戸に達したところであります。
 歳入につきましては、受益者負担金、下水道使用料、建設事業に係る国庫補助金、市債など
でありますが、歳出に対する不足額8億444万104円は、一般会計からの繰入金により収
支の均衡を図ったのであります。
 続きまして、平成21年度沼田市農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算についてご説明申
し上げます。
 本決算につきましては、歳入歳出決算額ともに2億6,848万9,804円であります。
 歳出につきましては、供用中の奈良地区ほか8地区において水洗化接続促進及び施設の維持
管理業務に努め、多那・二本松地区において処理場建設工事を実施したのであります。
 歳入につきましては、受益者負担金、農業集落排水使用料、建設事業に係る国・県支出金、
市債などでありますが、歳出に対する不足額1億315万8,271円は一般会計からの繰入
金により収支の均衡を図ったのであります。
 続きまして、議案第50号 平成21年度沼田市水道事業決算認定についてご説明申し上げ
ます。
 本決算につきましては、決算書を調製し、地方公営企業法第30条第2項の規定により、監
査委員の審査に付したものであります。以来、監査委員におかれましては、綿密なご審査をい
ただき、この間のご労苦に対し心から感謝を申し上げる次第であります。
 このたび、8月16日付をもちまして、監査委員から別冊のとおり審査意見書のご提出をい
ただきましたので、同条第4項の規定により審査意見書を添えて議会の認定に付するものであ
ります。
 なお、平成21年度の決算書とともに、同条第6項の規定により、財務諸表附属明細書及び
事業報告書をあわせて提出させていただきます。
 まず、収益的収入及び支出についてご説明申し上げます。
 収入決算額は4億2,307万5,363円で、前年度に比較して121万1,351円、
0.3%の減であります。
 支出決算額は3億7,929万1,115円で、前年度に比較して29万1,694円、
0.1%の増であります。
 この結果、消費税抜きで4,109万6,520円の純利益を計上することができたのであ
ります。
 次に、資本的収入及び支出についてご説明申し上げます。
 収入決算額は3,858万6,450円で、前年度に比較して1億112万2,050円、
72.4%の大幅な減額であり、これは企業債がなかったことによるものであります。
 支出決算額は1億4,127万8,929円で、前年度に比較して9,049万911円、
39.0%の減額であり、建設改良費の減額によるものであります。
 なお、資本的支出に対し資本的収入が不足する額1億269万2,479円については、損
益勘定留保資金及び消費税資本的収支調整額で補てんし、収支の均衡を図ったのであります。
 決算年度における未処分剰余金5,109万6,520円の処分については、翌年度繰越利
益剰余金、減債積立金及び建設改良積立金への積み立てと考えております。
 次に、業務及び事業の概況についてご説明申し上げます。
 業務量では、決算年度末の給水人口は2万7,386人、給水戸数は1万1,364戸であ
り、年間配水量は359万4,284立方メートルで、前年度に比較して1万7,107立方
メートルの減少、年間有収水量は303万8,892立方メートルで、有収率は84.5%で
ありました。
 事業関係では、沼田市浄水場ろ過池の補修、坊新田町に配水管の布設、西原新町ほかに下水
道工事に伴う配水管の布設がえ、下久屋町ほかに老朽管の布設がえ工事を実施するとともに、
水道メーターの取りかえなどを行い、経営の効率化、安定給水の確保と給水サービスの向上に
努めたのであります。
 以上が平成21年度沼田市一般会計及び特別会計7件の歳入歳出決算並びに平成21年度沼
田市水道事業決算の概要でありますが、事務事業の執行状況につきましては、「沼田市決算に
係る報告書」及び「沼田市水道事業報告書」のとおりでありますので、よろしくご審議の上、
ご認定くださいますようお願い申し上げます。
◇議長(布施辰二郎君) 説明が終わりました。
 これより質疑に入ります。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(布施辰二郎君) 質疑を終結いたします。
 お諮りいたします。
 ただいま議題となっております議案第49号及び議案第50号の以上2件については、議長
を除く議員全員で構成する決算審査特別委員会を設置し、これに付託の上、審査することにい
たしたいと思います。
 これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(布施辰二郎君) ご異議なしと認めます。よって、議案第49号及び議案第50号の
以上2件については、議長を除く議員全員で構成する決算審査特別委員会を設置し、これに付
託の上、審査することに決しました。
 決算審査特別委員会を委員会条例第10条第1項の規定により、本日の本会議終了後、この
場所に招集いたします。
        ――――――――――――――◇――――――――――――――
    第9 議案第51号 平成22年度沼田市一般会計補正予算(第3号)から
       議案第59号 平成22年度沼田市水道事業会計補正予算(第2号)まで
                     以上9件一括上程
◇議長(布施辰二郎君) 日程第9、議案第51号 平成22年度沼田市一般会計補正予算
(第3号)から日程第17、議案第59号 平成22年度沼田市水道事業会計補正予算(第2
号)までの以上9件を一括議題といたします。
 議案の朗読を省略し、直ちに市長から提案理由の説明を求めます。市長。
〔市長 星野已喜雄君登壇〕
◇市長(星野已喜雄君) ただいま上程になりました議案第51号 平成22年度沼田市一般
会計補正予算(第3号)から、議案第59号 平成22年度沼田市水道事業会計補正予算(第
2号)までの9件につきまして一括してご説明申し上げます。
 まず、議案第51号 平成22年度沼田市一般会計補正予算(第3号)についてご説明申し
上げます。
 今回の補正予算は、国・県支出金の確定及び制度改正などにより既決の予算に増減を生じる
もの、緊急に措置しなければならないもの及び職員の人事異動に伴う現員現給の人件費などに
限定し、普通交付税の交付額決定に伴う財源措置などにより、既決の歳入歳出予算の総額に歳
入歳出それぞれ1億2,796万4,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それ
ぞれ206億2,880万6,000円とするものであります。
 補正予算のうち、人件費を除く主なものについて、その概要を歳出予算からご説明申し上げ
ます。
 第1款 議会費は、577万円の減額であります。
 第2款 総務費は、7,686万2,000円の追加でありますが、総務管理費では、財産
管理費で利根町振興局庁舎の耐震診断委託料の追加、生活行政費で無線システム普及支援事業
費等補助金の計上、選挙費では、沼田市議会議員補欠選挙費及び沼田市長選挙費の減額であり
ます。
 第3款 民生費は、8,306万5,000円の追加でありますが、社会福祉費では、老人
福祉費で生きがい対応型デイサービス事業委託料及び生活支援型訪問家事援助事業委託料の追
加、介護保険特別会計繰出金の減額、障害者福祉費で身体障害者更生医療高額医療費本人負担
分給付費、知的障害者入所施設支援費及び介護給付費の追加、児童福祉費では、児童福祉総務
費で子ども手当の減額、児童措置費で保育対策費等促進事業費補助金の追加、民間保育所施設
整備補助金及び乳児受入支援事業補助金の計上などであります。
 第4款 衛生費は、2,518万4,000円の追加でありますが、保健衛生費では、予防
費でインフルエンザ予防接種委託料の追加、保健事業費で平成21年度の精算に伴う女性特有
のがん検診推進事業国庫補助金返還金の計上、環境衛生費で広域火葬場斎場負担金の減額、清
掃費では、塵芥処理費でごみ収集作業委託料の追加、し尿処理費で合併処理浄化槽設置整備補
助金の追加、上水道費では、簡易水道事業特別会計繰出金の減額などであります。
 第5款 労働費は、2万7,000円の追加であります。
 第6款 農林水産業費は、1,848万4,000円の減額でありますが、農業費の農地費
で、小規模土地改良事業四釜第一地区の用排水路改修工事及び小規模農道かんがい排水路整備
事業市内全域の追加などであります。
 第7款 商工費は、60万9,000円の追加でありますが、商工費の観光リゾート費で、
望郷の湯・展示即売施設の指定管理者からの変動納入金の受け入れによる温泉事業基金積立金
の追加であります。
 第8款 土木費は、2,823万4,000円の追加でありますが、道路橋りょう費では、
道路維持費でガードレール等の防護柵・標識等設置工事の追加、都市計画費では、街路事業費
で3・3・1環状線(第1期〜第4期)事業に伴う土地開発公社補填金の追加、下水道費で下
水道事業特別会計繰出金の追加であります。
 第9款 消防費は119万9,000円の追加でありますが、消防施設費で防火水槽取壊し
工事の計上などであります。
 第10款 教育費は6,996万2,000円の減額でありますが、小学校費では、学校管
理費で修繕料の追加、社会教育費では、公民館費で白沢公民館耐震診断調査委託料の追加、埋
蔵文化財調査費で屋形原南部地区遺跡群発掘調査事業の科目の組み替え、保健体育費では、体
育施設費で温水プール改修工事に伴う、温水プール閉場による関連経費の減額、給食管理費で
白沢調理場及び利根調理場の耐震診断調査委託料の減額などであります。
 第13款 予備費は700万円の追加であります。
 次に、歳入予算についてご説明申し上げます。
 第10款 地方交付税は、5億1,574万8,000円の追加でありますが、普通交付税
の決定によるものであります。
 第12款 分担金及び負担金は、78万2,000円の追加でありますが、分担金では小規
模土地改良事業費分担金の追加、負担金では生きがい対応型デイサービス事業負担金などの追
加であります。
 第13款 使用料及び手数料は、36万円の減額でありますが、使用料で温水プール改修工
事に伴う、温水プール閉場による利根温水プール使用料の減額であります。
 第14款 国庫支出金は、773万2,000円の追加でありますが、国庫負担金では、民
生費国庫負担金で障害者自立支援給付費負担金、障害者医療費負担金及び児童扶養手当負担金
などの追加、子ども手当負担金の減額など、国庫補助金では、民生費国庫補助金で次世代育成
支援対策交付金、生活保護費補助金及びセーフティネット支援対策等事業費補助金の減額、衛
生費国庫補助金で合併処理浄化槽設置整備事業費補助金の追加、総務費国庫補助金で無線シス
テム普及支援事業費等補助金の計上であります。
 第15款 県支出金は、5,075万1,000円の追加でありますが、県負担金では、民
生費県負担金で障害者自立支援給付費負担金、障害者医療費県負担金などの追加、子ども手当
負担金などの減額、県補助金では、民生費県補助金で保育対策費等促進事業費補助金などの追
加、群馬県子育て環境づくり推進補助金、民間保育所乳児受入支援事業補助金及び緊急雇用創
出事業臨時特例基金事業補助金の計上、衛生費県補助金で合併処理浄化槽設置整備事業費補助
金の追加、農林水産業費県補助金で、ぐんまの果樹新時代対応推進事業費補助金、ぐんまのこ
んにゃく国際競争力強化対策事業費補助金及び戸別所得補償制度等推進事業費補助金の計上、
県単林道改良事業費補助金の追加などであります。
 第16款 財産収入は、162万7,000円の追加でありますが、財産運用収入で玉原東
急リゾート株式会社配当金などの計上であります。
 第17款 寄附金は、26万6,000円の追加でありますが、民生費寄附金では土田喜八
様及び沼田資源株式会社チャリティゴルフコンペ様からの寄附金を福祉振興事業基金寄附金と
して追加、教育費寄附金では千明重雄様からの寄附金を教育振興費寄附金として計上するもの
であります。
 第18款 繰入金は、4億8,707万3,000円の減額でありますが、基金繰入金では、
財政調整基金繰入金の減額、特別会計繰入金では、老人保健特別会計繰入金及び介護保険特別
会計繰入金の追加であります。
 第19款 繰越金は、前年度繰越金5,130万6,000円の追加であります。
 第20款 諸収入は、1,123万1,000円の減額でありますが、雑入では利根沼田広
域市町村圏振興整備組合農業共済事業派遣職員給与費の減額、指定管理者変動納入金などの追
加であります。
 第21款 市債は、158万4,000円の減額でありますが、臨時財政対策債の追加に伴
い、市町村合併振興事業債、農道整備事業債、林道整備事業債、道路整備事業債、街路整備事
業債及び消防施設整備事業債の減額であります。
 予算第2条 地方債の補正は、「第2表 地方債補正」に示すとおり、臨時財政対策債の限
度額を追加、市町村合併振興事業債、農道整備事業債、林道整備事業債、道路整備事業債、街
路整備事業債及び消防施設整備事業債の限度額を減額するものであります。
 続きまして、議案第52号 平成22年度沼田市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)
についてご説明申し上げます。
 今回の補正予算は、既決の歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ7,422万2,000
円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ66億2,920万3,000円とする
ものであります。
 その概要を歳出予算からご説明申し上げます。
        ―――――――――――――――――――――――――――――
◇議長(布施辰二郎君) 休憩します。
午後0時01分休憩
        ―――――――――――――――――――――――――――――
午後1時00分再開
◇議長(布施辰二郎君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
        ―――――――――――――――――――――――――――――
◇市長(星野已喜雄君) その概要を歳出予算からご説明申し上げます。
 第1款 総務費は、一般管理費22万7,000円の追加であります。
 第2款 保険給付費は、2,299万4,000円の追加でありますが、高額療養費の一般
被保険者高額療養費及び退職被保険者等高額療養費の追加であります。
 第11款 諸支出金は、償還金33万4,000円の追加であります。
 第12款 予備費は、5,066万7,000円の追加であります。
 次に、歳入予算についてご説明申し上げます。
 第9款 繰越金は、7,422万2,000円の追加であります。
 続きまして、議案第53号 平成22年度沼田市老人保健特別会計補正予算(第1号)につ
いてご説明申し上げます。
 今回の補正予算は、既決の歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ404万4,000円を
追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ1,329万6,000円とするものであり
ます。
 その概要を歳出予算からご説明申し上げます。
 第3款 諸支出金は、404万4,000円の追加でありますが、償還金及び一般会計繰出
金の追加であります。
 次に、歳入予算についてご説明申し上げます。
 第5款 繰越金は、404万4,000円の追加であります。
 続きまして、議案第54号 平成22年度沼田市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)
についてご説明申し上げます。
 今回の補正予算は、既決の歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ9万4,000円を追加
し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ5億924万8,000円とするものであります。
 その概要を歳出予算からご説明申し上げます。
 第2款 後期高齢者医療広域連合納付金は、9万4,000円の追加であります。
 次に、歳入予算についてご説明申し上げます。
 第3款 繰越金は、9万4,000円の追加であります。
 続きまして、議案第55号 平成22年度沼田市介護保険特別会計補正予算(第2号)につ
いてご説明申し上げます。
 今回の補正予算は、既決の歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ2,759万円を追加し、
歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ36億8,961万9,000円とするものでありま
す。
 その概要を歳出予算からご説明申し上げます。
 第1款 総務費は、234万4,000円の減額でありますが、総務管理費では、人事異動
に伴う職員人件費の減額、介護認定審査費では、介護認定審査手数料、嘱託職員の報酬及び社
会保険等事業主負担金の追加であります。
 第3款 地域支援事業費は、6万5,000円の追加でありますが、介護予防事業費及び包
括的支援事業・任意事業費で嘱託職員分の社会保険等事業主負担金の追加であります。
 第4款 基金積立金は、介護給付費準備基金積立金2,000円の追加であります。
 第6款 諸支出金は、2,986万7,000円の追加でありますが、第1号被保険者保険
料還付金及び国庫負担金等の精算による返還金並びに一般会計操出金の追加であります。
 次に、歳入予算についてご説明申し上げます。
 第1款 保険料は、滞納繰越分普通徴収保険料1,140万8,000円の追加であります。
 第7款 財産収入は、介護給付費準備基金積立金利子2,000円の追加であります。
 第9款 繰入金は、7,267万8,000円の減額でありますが、一般会計繰入金では、
地域支援事業繰入金の追加及び人事異動に伴う職員給与費等繰入金の減額並びに事務費繰入金
の追加、基金繰入金では、介護給付費準備基金繰入金の減額であります。
 第10款 繰越金は、8,885万8,000円の追加であります。
 続きまして、議案第56号 平成22年度沼田市簡易水道事業特別会計補正予算(第1号)
についてご説明申し上げます。
 今回の補正予算は、既決の歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ620万1,000円
を減額し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ3億4,786万6,000円とするもの
であります。
 その概要を歳出予算からご説明申し上げます。
 第1款 総務費は、620万1,000円の減額でありますが、職員人件費の減額、一般管
理費の追加であります。
 次に、歳入についてご説明申し上げます。
 第3款 繰入金は、一般会計繰入金634万2,000円の減額であります。
 第4款 諸収入は、雑入で、下水道使用料賦課徴収事務委託料14万1,000円の追加で
あります。 
 続きまして、議案第57号 平成22年度沼田市下水道事業特別会計補正予算(第2号)に
ついてご説明申し上げます。
 今回の補正予算は、既決の歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ506万8,000円を
追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ17億3,176万1,000円とするもの
であります。
 その概要を歳出予算からご説明申し上げます。
 第1款 総務費は、54万9,000円の減額でありますが、職員人件費の減額、下水道使
用料業務の追加であります。
 第2款 事業費は、561万7,000円の追加でありますが、公共下水道事業費では、職
員人件費の減額、維持管理事業の追加、特定環境保全公共下水道事業費では、職員人件費の追
加及び維持管理事業の減額であります。
 次に、歳入予算についてご説明申し上げます。
 第4款 繰入金は、一般会計繰入金446万8,000円の追加であります。
 第8款 県支出金は、県補助金で公共下水道建設事業費補助金60万円の計上であります。
 続きまして、議案第58号 平成22年度沼田市農業集落排水事業特別会計補正予算(第2
号)についてご説明申し上げます。
 今回の補正予算は、既決の歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ10万7,000円を追
加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ1億5,996万円とするものであります。
 その概要を歳出予算からご説明申し上げます。
 第1款 総務費は、14万1,000円の追加でありますが、職員人件費及び農業集落排水
使用料業務の追加であります。
 第2款 事業費は、下水道事業費で維持管理費3万4,000円の減額であります。
 次に、歳入予算についてご説明申し上げます。
 第3款 繰入金は、一般会計繰入金10万7,000円の追加であります。
 続きまして、議案第59号 平成22年度沼田市水道事業会計補正予算(第2号)について
ご説明申し上げます。
 今回の補正予算は、予算第3条 収益的収入及び支出において、既決の収益的支出から
892万8,000円を減額し、収益的支出の予定額を3億5,310万7,000円とする
もので、職員人件費の減額であります。
 また、予算第7条の職員給与費を1億1,186万8,000円とするものであります。
 以上9件につきまして、一括してその概要を説明申し上げましたが、細部につきましては、
ご質疑に応じ、所管の部長に説明いたさせますので、よろしくご審議の上、原案のとおりご決
定くださいますようお願い申し上げます。
◇議長(布施辰二郎君) 説明が終わりました。
 ただいま議題となっております議案第51号から議案第59号までの以上9件については、
本日は提案理由の説明のみでありますので、ご了承願います。
        ――――――――――――――◇――――――――――――――
    第10 散  会
◇議長(布施辰二郎君) お諮りいたします。
 8日及び9日の2日間は、議案調査のため休会いたしたいと思います。
 これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(布施辰二郎君) ご異議なしと認めます。よって、8日及び9日の2日間は、議案調
査のため休会することに決しました。
 続いてお諮りいたします。
 本日の会議はこの程度にとどめ、散会いたしたいと思います。
 これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(布施辰二郎君) ご異議なしと認めます。よって、本日はこれにて散会することに決
しました。
 本日はこれにて散会いたします。
 次の会議は10日午前10時に開きますからご参集願います。
 本日は大変ご苦労さまでございました。
    午後1時11分散会
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