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議事日程 第5号
平成22年 9月29日(水曜日)午前10時開議
第 1 議案第49号 平成21年度沼田市一般会計及び特別会計7件の歳入歳出決算認定に
ついて
第 2 議案第50号 平成21年度沼田市水道事業決算認定について
第 3 議案第60号 沼田市教育委員会の委員任命の同意について
第 4 議案第61号 沼田市公平委員会の委員選任の同意について
第 5 諮問第 2号 人権擁護委員の推薦について
第 6 議案第62号 沼田市議会会議規則の一部を改正する規則について
第 7 閉会中の継続調査申出について
第 8 字句等の整理委任について
―――――――――――――――――――――――――――――
本日の会議に付した事件
第 1 議案第49号 平成21年度沼田市一般会計及び特別会計7件の歳入歳出決算認定に
ついて
議案第50号 平成21年度沼田市水道事業決算認定について
以上2件一括上程
第 2 議案第60号 沼田市教育委員会の委員任命の同意について
第 3 議案第61号 沼田市公平委員会の委員選任の同意について
第 4 諮問第 2号 人権擁護委員の推薦について
第 5 議案第62号 沼田市議会会議規則の一部を改正する規則について
第 6 閉会中の継続調査申出について
第 7 字句等の整理委任について
第 8 市長閉会あいさつ
第 9 閉 会
―――――――――――――――――――――――――――――
出席議員(25人)
1番 真下 恭嗣君 2番 田村喜久子君
3番 坂庭 直治君 4番 石井 紘一君
5番 鈴木 圭子君 6番 金子 一弥君
7番 小野 要二君 8番 星野 初男君
9番 高柳 勝巳君 10番 布施辰二郎君
11番 片野 彦一君 12番 宇敷 和也君
13番 相田 昌夫君 14番 久保 健二君
16番 大島 崇行君 17番 山ア 義朗君
18番 大竹 政雄君 19番 井之川博幸君
20番 大東 宣之君 21番 橋 襄典君
22番 石田 宇平君 23番 星川嘉一郎君
24番 牧野 保好君 25番 星野佐善太君
27番 金井 康夫君
欠席議員(1名)
15番 星野 稔君
―――――――――――――――――――――――――――――
説明のため出席した者
市 長 星野已喜雄君 副 市 長 林 義夫君
白沢町振興局長 根岸 恒雄君 利根町振興局長 郷原 重雄君
総務部長 町田 哲男君 民生部長 田辺 昇利君
経済部長 飯田 敏夫君 建設部長 須藤 一夫君
街なか対策部長 生方 秀二君 白沢町振興局次長 木暮 茂君
利根町振興局次長 山口 芳久君 総務課長 栃原 豊彦君
教 育 長 津久井 勲君 教育部長 水田 修君
庶務課長 金子 朗君 監査委員事務局長 茂木 一夫君
―――――――――――――――――――――――――――――
議会事務局出席者
事務局長 小林有一郎 次長兼庶務係長 諸田 裕
議事係長 加藤 英臣 主 査 安原 和宏
――――――――――――――◇――――――――――――――
午前10時開議
◇議長(布施辰二郎君) これより本日の会議を開きます。
――――――――――――――◇――――――――――――――
第1 議案第49号 平成21年度沼田市一般会計及び特別会計7件の歳入歳出決算
認定について及び
議案第50号 平成21年度沼田市水道事業決算認定について
以上2件一括上程
◇議長(布施辰二郎君) 日程第1、議案第49号 平成21年度沼田市一般会計及び特別会
計7件の歳入歳出決算認定について及び日程第2、議案第50号 平成21年度沼田市水道事
業決算認定についての以上2件を一括議題といたします。
本件に関し、決算審査特別委員長の報告を求めます。委員長 小野要二議員。
〔決算審査特別委員長 小野要二君登壇〕
◇7番(小野要二君) 決算審査特別委員会委員長報告を行います。
去る9月7日の本会議において決算審査特別委員会に付託されました議案第49号 平成2
1年度沼田市一般会計及び特別会計7件の歳入歳出決算認定について及び議案第50号 平成
21年度沼田市水道事業決算認定について、審査の経過と結果をご報告申し上げます。
本特別委員会は、9月16日から延べ4日間にわたり、決算書、事務概要書、主要な施策の
成果報告書、健全化判断比率等報告書及び監査委員の審査意見書などに基づいて、質疑を中心
に慎重な審査を行い、9月22日採決の結果、賛成多数によりいずれも認定すべきものと決し
ました。
合併後、5回目の通年予算で執行された平成21年度一般会計及び特別会計7件の決算総額
は、歳入が前年度比1.2%増の351億2,731万5,387円、歳出が前年度比1.4
%増の344億4,086万3,983円であり、歳入歳出差し引き額6億8,645万1,
404円で収束しています。
水道事業決算は、純利益が前年度比7.9%増の4,109万6,520円を計上していま
す。
一般会計の状況は、歳入面では市税、繰入金等が減少しましたが、国の緊急経済対策により
地方交付税、国庫支出金が増加したことなどにより、結果として増加しております。
市税収納率は、地域経済が低迷している中、わずかながら上昇傾向にあり、下落の一途だっ
た収納率に歯どめをかけるべく体制の整備に努めてきた成果であると認めるところであります。
財政基盤が脆弱な本市にとって、自主財源の確保が最も重要な課題ではありますが、納税の
公平性の観点からも、引き続き適切な対応を望むものであります。
歳出面では、支出削減が図られ、行政のスリム化及び効率化の推進、行政事務の強化などの
取り組みがなされる一方で、緊急経済対策のための国からの各種交付金を活用し、消防設備、
教育施設等の整備が図られております。
また、地方公共団体の財政の健全化に関する法律の規定による健全化判断比率等については、
すべての数値が早期健全化の対象となる基準値を下回っています。
しかし、特別会計の多くは一般会計からの繰り入れによって黒字化されていること、繰り出
しによる一般会計の収支悪化、それに対応する財政調整基金の繰り入れという循環を見ると、
財政調整基金に依存しない財政運営の取り組みが必要であります。
実質公債費比率は依然として18%を超えており、起債は一般会計以外にも適債性、事業の
緊急度、優先度に十分留意し、慎重な判断を望むものであります。
なお、財政構造の弾力性を示す経常収支比率は99.1%と100%以下になっております
が、全体として、本市における財政状況を示す各数値は幾分改善しているものの、財政が硬直
状態であることに変わりないため、危機的な状態にあることを念頭に置いて、新行政改革大綱
を基本としながら行財政改革に取り組むとともに、市民の視点に立った行政情報の公開と説明
責任に努め、透明性のある開かれた市政運営に一層の創意工夫と最大限の努力を傾注されるこ
とを望むものであります。
施策面においては、厳しい財政状況を踏まえ、財源の有効活用を図るため財源の重点配分と
経費全般の節減に取り組み、沼田市第五次総合計画の第3年次として、将来像である「水と緑
の大地 田園空間都市」の実現に向け、その着実な推進を図るとともに、「安心と安全」、
「教育と子育て」、「環境と健康」及び「地域振興と交流」を4つの柱として事業の体系化を
図り、福祉を初めとする市民生活に直結した諸事業の推進が図られたと認めるところでありま
す。
審査の過程では、財政状況を踏まえた職員の意識改革と資質の向上に向けた職員人件費や職
員研修事業について、国民健康保険、後期高齢者医療及び介護保険の各特別会計の安定した事
業の運営について、「ふるさと沼田」の振興・発展を目指した準市民交流事業について、市民
の移動手段を確保する市町村乗合バス運行事業等について、野生鳥獣による農林業などの被害
防止を図る有害鳥獣対策事業について、中心市街地のまちづくりに関する事業について、地域
経済の活性化と雇用の拡大を図るための企業誘致推進事業及び工業振興事業について、児童生
徒の安全・安心の確保と教育環境の向上を図る校舎等整備事業について、社会教育団体におけ
る職員の不適切な会計処理と再発防止について、土地収用法の事業認定により用地を取得した
(仮称)利南運動広場整備事業についてなどの質疑がありましたが、本特別委員会は総体的に
その成果を認め、平成21年度沼田市一般会計及び特別会計7件の歳入歳出決算並びに平成2
1年度沼田市水道事業決算につきましては、いずれも賛成多数により認定すべきものと決した
次第であります。
以上申し上げ、審査の経過と結果についての委員長報告といたします。
◇議長(布施辰二郎君) 委員長の報告が終わりました。
これより質疑に入ります。
なお、質疑は委員長の報告に対して願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(布施辰二郎君) 質疑を終結いたします。
これより討論に入ります。
討論は一括して願います。
なお、討論は、反対、賛成の順に願います。19番。
〔19番 井之川博幸君登壇〕
◇19番(井之川博幸君) 私は、ただいま上程されております議案第49号 平成21年度
沼田市一般会計及び特別会計7件の歳入歳出決算認定について及び議案第50号 平成21年
度沼田市水道事業決算認定についての2件について、反対の立場から討論を行います。
初めに、厳しい財政の中においても、住宅用太陽光発電及び太陽熱利用システム設置補助金
の新設や市民活動センターの設置など、地球温暖化防止対策や市民参加を推進したことは評価
するところでありますが、弱者の切り捨てや市民負担をふやすことなどが実施されたことは大
きな問題であります。
一般職員の給与カットの2年目でした。どんな時代でもどのような状況でも、労働者の賃金
を削ることは最後の最後のとき、また、労働者みずからが決断したとき以外はやるべきことで
はありません。また、市内防犯灯の補助金もカットされていますが、市民の安全に関する基本
的経費を、幾ら財政が大変だといっても削減することは適切ではありません。行財政改革は一
律ではなく、事業の内容に応じて進めるべきです。
交通弱者対策として、バス路線空白地域の解消として試行されていた乗合タクシーの奈良・
秋塚、原・宇楚井線が中止されました。全市内のバス路線を見直すというならば、一地域だけ
の路線を取りやめても解決にはなりません。利用者の立場に立つならば継続しておくべきでし
た。
子育て支援については、保育園で慢性的な定数オーバー、待機児童が発生しており、保育園
の入園待機児童が20人以上もいる状況では、保護者にとっては安心して働けません。詰め込
み保育及び待機児童解消のための保育園増設など抜本的な対策が求められております。また、
保育園保育料についても、第2子の半額軽減、第3子の無料化は先進自治体のように無条件で
実施すべきであります。給食費の値上げも、厳しい経済状況の中で子育てをしている家庭を直
撃しました。
競争原理による合理化と利益追求を求める指定管理者制度は、福祉関係施設への導入は適切
ではありません。
企業誘致施策はだらだらと続けるのではなく、抜本的な見直しが必要です。また、地域経済
と雇用を守るためには、市内経済・企業情報などを的確に把握し、市民の立場に立って素早く
対応することが必要です。
農政関係では、一部の担い手だけによる日本農業の縮小再編や、外国からは米を輸入して国
内の農家には減反を押しつける国の逆立ち農政は、農業者をより困難な状況に追い込んでいき
ます。これでは食料自給率を引き上げる展望は全く見えないと言わざるを得ません。これらの
国の方針はきっぱりと批判し、市内農業者を守る立場に立つべきであります。
望郷ライン活性化については、根本的な活性化策が必要です。
住宅耐震対策では、耐震改修助成などを実施し、耐震計画の一層の推進が必要です。
南回り環状線の建設では、いつまでも中途半端なままでは投資に見合った成果が得られてい
ません。一層の努力が必要です。
中心市街地土地区画整理事業については、事業開始から10年目が経過しましたが、当該年
度で進捗率は10%程度でした。関係住民の同意を得ないで強引に事業を始め、10年たって
も空地だらけの現状をつくり出し、商店街を一層疲弊させている責任は市にあることは明白で
あります。このまま続けていけば沼田の特徴ある本町通りもなくなり、商店街が再生するとは
思われません。歴史ある街並みを生かし、活性化に向けた事業を推進できるような計画変更が
必要ではないでしょうか。
教育関係では、引き続き全国学力・学習状況調査が実施されました。子供たちを一層の競争
に追い立て、子供たちと学校の格差を拡大するという全国学力・学習状況調査には参加を取り
やめるべきであります。
公共料金への消費税の転嫁については、消費税の逆進性が強く、低所得者ほど重い負担とな
るものであり、公共料金への転嫁は直ちに中止すべきであります。一般会計はもちろん、簡易
水道事業特別会計、下水道事業特別会計、農業集落排水事業特別会計、水道事業会計の料金等
に消費税が転嫁されていることが反対理由であります。
さらに、下水道特別会計については、合併後の旧自治体地域での料金格差を是正するとして
いる料金値上げの2年目でありました。住民負担を増大する方向は見直すべきであります。
国民健康保険特別会計については、高い国保税は、政策的繰り入れを実施し、引き下げるべ
きです。市民の命と健康を危険にさらす制裁措置である資格証明書の発行は直ちに取りやめ、
国保保険証を発行すべきです。
老人保健特別会計や後期高齢者医療特別会計については、高齢者いじめの医療改悪・医療費
値上げに異議を唱えるとともに、後期高齢者医療制度は廃止し、無料化を復活させるなど、高
齢者を支援する市独自の施策を展開すべきです。
介護保険特別会計については、保険料徴収階層を7段階にするなど低所得者対策や、保険料
引き上げも激変緩和措置が行われるなど、当局の努力は認められるものの、保険料の引き上げ
を決めたことは認められません。高い保険料を政策的に引き下げるとともに、低所得者に対す
る保険料の減免制度を実施すべきです。
以上述べてきたように、自主財源のかなめである市税の大幅な減少は、社会的な景気後退の
影響があることは否定できませんが、街なか再生や環状線、望郷ラインなど多額の公共投資に
見合う経済発展効果がほとんどなく、地域産業を振興させる有効的な施策もほとんど見当たら
ず、先行きに展望が見出せない決算と言わざるを得ません。持続可能な地域に再生するために
は「地域内再投資力」を強める必要があり、公共投資は、地域の発展と地域住民の生活向上の
ために効率よく行われ、地域の中で投資主体を強め、内需を拡大し、地域内での経済循環をつ
くり出していくことに役立てるべきです。星野市政には、その牽引車としての役割を強く望む
ものであります。
以上意見を申し上げまして、私の反対討論といたします。
◇議長(布施辰二郎君) ほかに。3番。
〔3番 坂庭直治君登壇〕
◇3番(坂庭直治君) 私は、平成21年度決算審査特別委員長の報告に対し、賛成の立場で
討論いたします。
今期、決算審査特別委員会に付託された議案第49号 平成21年度沼田市一般会計及び特
別会計7件の歳入歳出決算認定について及び議案第50号 平成21年度沼田市水道事業決算
認定について賛成であります。
米国のサブプライムローン問題に端を発した金融危機は、我が国の経済に大きな打撃を与え
ました。加えて、国の政権交代もあり、歴史的な年であったと言えます。
本市の決算財政状況は、歳入で一般会計・7特別会計総額で351億2,731万5,38
7円で、歳出は344億4,086万3,983円で、差し引き6億8,645万1,404
円で収束されました。歳入で前年度比1.2%増、歳出で前年度比1.4%増であり、改善へ
の努力がうかがえます。
水道事業決算では、純利益4,109万6,520円で、7.9%の増でありました。一般
会計からの出費によるも、結果として黒字で収束されました。
財政力指数は0.542で、前年度比0.012ポイント後退。
経常収支比率は、一般的には80%を超えないことがよいが、前年度に比べて5.4ポイン
ト減少し、99.1%と改善の方向が見られました。
起債制限比率は13.3%で、0.7ポイントの改善。
地方債現在高は216億2,702万7,000円で、公債費負担比率は17.6%で、前
年度比1.1ポイント改善。望ましい数値は15%以下であります。
こうした状況の中で、依然として厳しい財政状況にあるが、今後も財政硬直化の状況に変わ
りはなく、危機的な本市であることを常に忘れることなく、行財政運営に当たってほしいと思
います。
しかしながら、平成21年度決算は、市長を初め当局のご尽力によって段階的に数値が改善
されてきたことは評価するものであります。
審査の過程では、本市の厳しい財政状況を見きわめて、身の丈に合った財政に近づけるため
の効果的な行財政運営、市税・各交付金の財源確保、経常経費の削減、重点事業の選択、財源
の効率的配分など、財政健全化に向けて努力の跡が随所に見られましたが、今後も標準的な財
政運営に近づけるための努力を重ねていくことが不可欠であると思われます。
市民福祉の向上には、新たな市民活動センターの開設など特筆評価できる事業にも焦点が当
てられました。
また、大きな事業進行にあっては、第34回全国育樹祭が「樹の息吹 育ててつなぐ ほし(ほ
しつ)の未来」のテーマのもと展開されますが、その行事内容が2009年12月10日に決定
されました。
国の近代化産業遺産群の一つ蒸気機関車ボールドウィン号も展示、沼田天狗みこし、祇園囃
子、老神大蛇みこし、獅子舞、太鼓など伝統芸能が披露され、本市の魅力ある文化は、観光面
でも期待されます。
また、新宿区とのカーボンオフセット地球環境保全に向けての交流の進展。2009年11
月10日には椎坂トンネル着工式が執行されました。さらに市道輪組輪原線、望郷ラインの一
部でもある継続事業の促進は大きな成果でありました。これらの評価は大と認めるものであり
ます。
以上、極めて厳しい財政状況の中において、沼田市の活力再生と収納率の向上など、一層の
健全財政に向け予算執行に努められた市長を初め職員の皆さんに敬意を表し、賛成の討論とい
たします。
◇議長(布施辰二郎君) ほかに。5番。
〔5番 鈴木圭子君登壇〕
◇5番(鈴木圭子君) 私は、議案第49号 平成21年度沼田市一般会計及び特別会計7件
の歳入歳出決算の認定について及び議案第50号 平成21年度沼田市水道事業決算認定につ
いて、委員長報告に対し賛成の立場から討論いたします。
平成21年度の本市は、合併5年目を迎え、新市の一体化は着実に進み、「第34回全国育
樹祭」の準備など各種事業が執行されてきたところであります。
平成21年度の決算状況は、一般会計6億8,000万余の黒字を初め、各会計とも実質収
支額において黒字で収束し、総体的には収支の確保、効率的な予算執行に努められたと認めま
す。
本決算における経常収支比率は99.1%と、前年比5.4ポイント改善し、財政の健全化
を判断する実質公債費比率も18.7%と、前年比0.9ポイント改善しました。
しかしながら、依然として財政が硬直化し、危機的状況にあることに変わりなく、今後一層
の歳出削減を図り、効率的な行政運営・組織機構を確立し、総合的な行財政改革の推進と速や
かな現状からの脱却に期待するものであります。
都市間交流においては、平成22年3月、「新宿区との地球環境保全のための連携に関する
協定書」の締結がありました。これは新宿区長が地元出身ということを端緒に、地球温暖化防
止への相互の熱意とこれまでの地道な努力が結実したものと評価し、改めて執行部当局に対し
敬意を表するものであります。
また、市民協働推進では、市民活動センターを開設されました。これにより市民活動の活性
化と協働の推進を図るための拠点施設として足場が固まったと言えます。今後は、独自のまち
づくりが展開されることを見守りたいと思います。
今後も厳しい財政状況が続くと予想されますが、「水と緑の田園空間都市ぬまた」への市民
の期待は大きいと思います。少子高齢化の進む中、社会保障費を初めとした義務的経費が増大
するとともに、団塊の世代の大量退職等による税収の大幅な減少が見込まれる中、安定した財
政基盤の確立・強化は欠くことのできない重要な課題です。大変厳しい環境ですが、知恵と知
識を駆使し、さらなる行財政改革を進め、市民の安心と安全な生活を提供できますように要望
し、賛成の討論といたします。
◇議長(布施辰二郎君) ほかに。21番。
〔21番 橋襄典君登壇〕
◇21番(橋襄典君) 私は、ただいまの委員長報告に対して、意見を付して賛成討論をい
たします。
最少の経費で最大の効果を上げるべく、組織体制の整備と職員の意識改革に取り組む中で、
持続可能な行財政運営を堅実に構築していくと力強く平成21年度事業の執行をされました。
くしくも、新市誕生から節目の5年目、新市にとって、市民にとって、その成果はどうだった
のか。
一方では、市町村合併の5周年事業として盛大に祝うとともに、一体感の醸成と個性ある地
域振興を進めるため記念事業が開催されました。決して悪いことではありません。合併振興計
画とあわせて、総合的な判断として、よかったのか悪かったのか検証結果を示すのは行政が主
権者たる住民への責務であります。催促されても検証しないということは言語道断です。
次に、庁舎耐震判定結果Dについては、これは柏崎・銚子構造線が沼田市西部を通っている。
国内での震度6以上が20%の確率で起きているという。財政の裏づけがないからと方向性を
出さないということはいいものでしょうか。
次に、本年度当初予算への反映状況について、一般財源枠配分方式は配分枠を設けて各部に
財源を配分し、その財源の範囲内で予算を組み立て、政策立案、さらには住民説明をし、事業
実施等を行い、自己責任・自己決定型予算編成され、執行となるもの。2億1,800万円余
は枠配分による削減効果です。選択と集中によって事業展開と部課による政策立案能力向上と
持続型行財政運営が得られることは本来求める成果で、3年次への効果を期待いたします。
特定目的基金の活用、1億1,065万1,000円は、福祉振興事業基金及びふるさと水
と土保全対策基金の取り崩しによる繰り入れで、歳出構造の改革1億7,440万4,000円
は主として職員数及び給与の削減、事務効率等によるもの。
なお、職員給与5%削減についても、ただ単なる削減でなく、持続可能な政策改革をもって
対応すること。職員給与については生活に係ること、その以前に市民の立ち位置から振興局長
制度の見直しは当然、組織機構改革等、職員力によって創意工夫から英断を望みます。
課題となっている少子高齢化社会・基礎的自治体への取り組みは必至です。
上位計画から成る環境基本計画の改定及び地球温暖化対策は時期を得たところで、実行計画
に沿って着実に進めることで、欲を言えば、いま少し早い対応が望まれるところであります。
ゼロエミッションを目指したごみ減量化、ごみ発生から最終処分までを市民を巻き込んでリ
サイクル・リユース・リデュース3Rの再見直しを図り、グーリンコンシューマーな人を育て、
グループ化、市民運動への展開を図り、市民負担の軽減と経費削減に抜本的な対策を。具体的
な対応が進むにつれて経費削減から大きな財源確保へとつながってくるはずであります。
堀廻地内のため池改修工事については、内水面漁業を含めた活用を図ること。
公共用水域の水質汚濁を防止するために、公共下水道・農業集落排水事業及び合併処理浄化
槽は、受益者は事業選択ができません。片や、建設事業に係る国庫補助、市債があり、不足が
生じれば一般会計から多額の繰り入れをして収支の均衡を保っております。同じ市民で選択権
がない。公平な行政運営をするのなら条例改正をし、維持管理費は行政が見るべきであります。
また、古い建築基準法で拘束されている、面積に応じての人槽が決められているが、改善に向
けて対処すべき。
国保会計においては、1億円を取り崩し、繰り入れするも、年度末残高17万8,219円
は、安定した事業運営を図るなどほど遠い、考えることはできません。なお、収入未済額は収
納対策強化の反映はあるものの、依然として4億6,000万円を超える高額になっておりま
す。新年度に向けて、収納率向上と財政運営の適正化に向けてさらなる努力をお願いいたしま
す。
水道事業の経営状況は、長期化する景気の低迷と給水人口の減少傾向にあり、今後も需要の
大幅な増加は見込めず、給水人口の増加も見込めません。5拡事業以降、抜本的な施設改善は
されず、その施設の老朽化は否めない事実で、料金収入が減少傾向にある中、経常経費等の削
減は評価に値します。しかし今後の改修経費を予測するとき、過年に取り組まれた給水区域の
拡張計画を再考すること。有収水量率85.5% 、将来への健全経営は確かなものが得られる
はずであります。新年度早々に取り組む課題です。再三指摘しているのに、経営基盤強化は確
実であります。不思議でなりません。
(仮称)利南運動広場5.2ヘクタールについては、約4億6,000万円余で用地取得、
さらに事業目的を達成するには11億円余を必要とされております。今の財政力と事業実施で
は極めて厳しいです。沼田公園長期整備構想から成る事業。教育資産から普通財産へ移動し、
総合的な見地から再検討をすることが必至であります。民間であれば倒産に値します。
最後に、公債費負担適正化計画3年目、この計画に基づいて一般会計及び公営企業会計も含
めた建設事業の見直しと高金利の借りかえを図ることによって、実質公債費比率・将来負担比
率の改善は評価に値するものです。しかし、なぜこのような状況になったのかを再確認をする
こと。
「ふれあい広場」の住民説明は他責で、望郷ラインは計画行政の範疇です。自己責任をもっ
てさらに厳しく行財政運営に努めること。自主財源は37%台に。さきの指摘事項は大きな自
主財源を生み出す要因であります。市税を根幹とする自主財源は厳しさが募るばかりでありま
す。
以上申し上げまして、苦渋の選択でありますが、相田議員とともに私は賛成をし、討論とい
たします。
◇議長(布施辰二郎君) ほかに。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(布施辰二郎君) 討論を終結いたします。
これより採決に入ります。
まず、議案第49号 平成21年度沼田市一般会計及び特別会計7件の歳入歳出決算認定に
ついてを採決いたします。
本案に対する委員長の報告は認定すべきであるとするものであります。
本案は、委員長の報告のとおり認定することに賛成の諸君の起立を求めます。
( 賛 成 者 起 立 )
◇議長(布施辰二郎君) 起立多数であります。よって、本案は委員長の報告のとおり認定す
ることに決しました。
次に、議案第50号 平成21年度沼田市水道事業決算認定についてを採決いたします。
本案に対する委員長の報告は認定すべきであるとするものです。
本案は、委員長の報告のとおり認定することに賛成の諸君の起立を求めます。
( 賛 成 者 起 立 )
◇議長(布施辰二郎君) 起立多数であります。よって、本案は委員長の報告のとおり認定す
ることに決しました。
――――――――――――――◇――――――――――――――
第2 議案第60号 沼田市教育委員会の委員任命の同意について
◇議長(布施辰二郎君) 日程第3、議案第60号 沼田市教育委員会の委員任命の同意につ
いてを議題といたします。
職員をして議案を朗読いたさせます。
(職員朗読)
◇議長(布施辰二郎君) 朗読が終わりました。
直ちに市長から提案理由の説明を求めます。市長。
〔市長 星野已喜雄君登壇〕
◇市長(星野已喜雄君) ただいま上程になりました議案第60号 沼田市教育委員会の委員
任命の同意についてご説明申し上げます。
沼田市教育委員会の委員のうち、石川初雄さんの任期が平成22年9月30日をもって満了
となりますので、後任の委員について慎重に選考をした結果、大竹秀子さんを適任と認め、任
命いたしたく提案申し上げる次第であります。
大竹秀子さんの経歴概要につきましては、議案参考資料として配付の経歴概要書のとおりで
ありますが、卓越した識見を持った方であり、教育委員にふさわしい方と確信をしております。
よろしくご審議の上、ご同意をいただきますようお願い申し上げる次第であります。
◇議長(布施辰二郎君) 説明が終わりました。
これより質疑に入ります。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(布施辰二郎君) 質疑を終結いたします。
お諮りいたします。
ただいま議題となっております議案第60号については、会議規則第36条第3項の規定に
より、委員会の付託を省略いたしたいと思います。
これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(布施辰二郎君) ご異議なしと認めます。よって、議案第60号については委員会の
付託を省略することに決しました。
これより討論に入ります。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(布施辰二郎君) 討論を終結いたします。
これより議案第60号 沼田市教育委員会の委員任命の同意についてを採決いたします。
本案は、同意することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(布施辰二郎君) ご異議なしと認めます。よって、本案は同意することに決しました。
――――――――――――――◇――――――――――――――
第3 議案第61号 沼田市公平委員会の委員選任の同意について
◇議長(布施辰二郎君) 日程第4、議案第61号 沼田市公平委員会の委員選任の同意につ
いてを議題といたします。
職員をして議案を朗読をいたさせます。
(職員朗読)
◇議長(布施辰二郎君) 朗読が終わりました。
直ちに市長から提案理由の説明を求めます。市長。
〔市長 星野已喜雄君登壇〕
◇市長(星野已喜雄君) ただいま上程になりました議案第61号 沼田市公平委員会の委員
選任の同意についてご説明申し上げます。
沼田市公平委員会の委員のうち、織田澤 淳さんの任期が平成22年9月30日をもって満
了となりますので、後任の委員について慎重に選考した結果、織田澤 淳さんを適任と認め、
引き続き選任いたしたく提案申し上げる次第であります。
織田澤 淳さんの経歴概要につきましては、議案参考資料として配付の経歴概要書のとおり
でありますが、豊富な経験と卓越した識見を持った方であり、公平委員にふさわしい方と確信
をしております。
よろしくご審議の上、ご同意をいただきますようお願い申し上げる次第であります。
◇議長(布施辰二郎君) 説明が終わりました。
これより質疑に入ります。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(布施辰二郎君) 質疑を終結いたします。
お諮りいたします。
ただいま議題となっております議案第61号については、会議規則第36条第3項の規定に
より、委員会の付託を省略いたしたいと思います。
これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(布施辰二郎君) ご異議なしと認めます。よって、議案第61号については委員会の
付託を省略することに決しました。
これより討論に入ります。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(布施辰二郎君) 討論を終結いたします。
これより議案第61号 沼田市公平委員会の委員選任の同意についてを採決いたします。
本案は、同意することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(布施辰二郎君) ご異議なしと認めます。よって、本案は同意することに決しました。
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第4 諮問第2号 人権擁護委員の推薦について
◇議長(布施辰二郎君) 日程第5、諮問第2号 人権擁護委員の推薦についてを議題といた
します。
職員をして議案を朗読いたさせます。
(職員朗読)
◇議長(布施辰二郎君) 朗読が終わりました。
直ちに市長から提案理由の説明を求めます。市長。
〔市長 星野已喜雄君登壇〕
◇市長(星野已喜雄君) ただいま上程になりました諮問第2号 人権擁護委員の推薦につい
てご説明申し上げます。
現在、本市の人権擁護委員につきましては、11名の方が法務大臣の委嘱を受け、ご活躍を
いただいております。そのうち、野上文子さんが平成22年12月31日に任期満了となるこ
とから、前橋地方法務局長からその後任候補者の推薦依頼があったものであります。
野上文子さんにつきましては、2期6年にわたり人権擁護委員としてご活躍をいただいてお
りますので、引き続きお願いいたしたく提案申し上げる次第であります。
野上文子さんの経歴につきましては、諮問参考資料として配付の経歴概要書のとおりであり
ますので、よろしくご審議の上、ご意見を賜りますようお願い申し上げます。
◇議長(布施辰二郎君) 説明が終わりました。
これより質疑に入ります。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(布施辰二郎君) 質疑を終結いたします。
お諮りいたします。
ただいま議題となっております諮問第2号については、会議規則第36条第3項の規定によ
り、委員会の付託を省略いたしたいと思います。
これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(布施辰二郎君) ご異議なしと認めます。よって、諮問第2号については、委員会の
付託を省略することに決しました。
これより討論に入ります。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(布施辰二郎君) 討論を終結いたします。
これより諮問第2号 人権擁護委員の推薦についてを採決いたします。
本件は諮問のとおり推薦することに異議ない旨回答することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(布施辰二郎君) ご異議なしと認めます。よって、本件は異議ない旨回答することに
決しました。
――――――――――――――◇――――――――――――――
第5 議案第62号 沼田市議会会議規則の一部を改正する規則について
◇議長(布施辰二郎君) 日程第6、議案第62号 沼田市議会会議規則の一部を改正する規
則についてを議題といたします。
議案の朗読を省略し、直ちに提出者から提案理由の説明を求めます。大竹政雄議員。
〔18番 大竹政雄君登壇〕
◇18番(大竹政雄君) ただいま上程になりました議案第62号 沼田市議会会議規則の一
部を改正する規則について、提案理由の説明を申し上げます。
平成20年の地方自治法改正に伴い、議会活動の範囲の拡大及び明確化が図られたところで
ありますが、今回、議会だより編集委員会の位置づけについて所要の整備を行うものでありま
す。以上です。
◇議長(布施辰二郎君) 説明が終わりました。
これより質疑に入ります。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(布施辰二郎君) 質疑を終結いたします。
これより討論に入ります。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(布施辰二郎君) 討論を終結いたします。
これより議案第62号 沼田市議会会議規則の一部を改正する規則についてを採決いたしま
す。
本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(布施辰二郎君) ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されまし
た。
――――――――――――――◇――――――――――――――
第6 閉会中の継続調査申出について
◇議長(布施辰二郎君) 日程第7、閉会中の継続調査申出についてを議題といたします。
総務文教常任委員長、民生福祉常任委員長、経済建設常任委員長及び議会運営委員長から、
会議規則第104条の規定によりお手元に配付いたしました申出書のとおり、閉会中の継続調
査の申し出がありました。
それぞれの委員長からの申し出のとおり、閉会中の継続調査に付することにご異議ありませ
んか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(布施辰二郎君) ご異議なしと認めます。よって、それぞれの委員長からの申し出の
とおり、閉会中の継続調査に付することに決しました。
――――――――――――――◇――――――――――――――
第7 字句等の整理委任について
◇議長(布施辰二郎君) 日程第8、字句等の整理委任についてを議題といたします。
お諮りいたします。
今期定例会で議決された事件について、その字句等の整理を要するものにつきましては、会
議規則第42条の規定により、その整理を議長に委任されたいと思います。
これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(布施辰二郎君) ご異議なしと認めます。よって、そのとおり決しました。
以上で本日の日程はすべて終了いたしました。
――――――――――――――◇――――――――――――――
第8 市長閉会あいさつ
◇議長(布施辰二郎君) この機会に、市長より発言の通告がありましたので許可いたします。
市長。
〔市長 星野已喜雄君登壇〕
◇市長(星野已喜雄君) お許しをいただきましたので、一言御礼のごあいさつを申し上げま
す。
今期定例会は、去る9月7日から本日までの23日間にわたり開催をされ、議員各位には慎
重なご審議を賜り、ご提案申し上げましたすべての案件につきまして、原案のとおり可決、承
認及びご同意いただき、また、教育委員の任命、公平委員の選任及び人権擁護委員の推薦につ
きましてもご配慮を賜り、まことにありがとうございました。衷心より厚く感謝と御礼を申し
上げる次第であります。
とりわけ、平成21年度沼田市一般会計及び特別会計7件の歳入歳出決算並びに平成21年
度沼田市水道事業決算につきましては、決算審査特別委員会を設置され、綿密なるご審査をい
ただきましたが、特にこの間における小野委員長、石井副委員長のご労苦並びに委員各位の熱
心なご審査に対しまして、深甚なる敬意と感謝を表する次第であります。
また、一般質問におきましては、11名の方々から現下の諸問題について示唆に富んだご質
問を賜り、それぞれ答弁を申し上げさせていただいたところでありますが、研究・検討課題と
させていただきました事項につきましては、今後、十分に留意をしてまいりたいと存じます。
さて、平成22年度も間もなく上半期を終わろうとしておりますが、この夏は、統計を開始
した1898年(明治31年)からの113年間で最も平均気温が高くなり、本市におきまし
ても8月の月平均気温が26.9度となるなど、観測史上例を見ない猛暑に見舞われ、野菜類
の高騰など、市民生活にも影響を及ぼし、これから収穫期を迎える農作物や果樹への影響も懸
念されているところであります。
こうした中にあって、6月下旬から7月上旬にかけての集中豪雨により、池田地区を中心に
利南地区、薄根地区、川田地区及び白沢町上古語父地区などにおいて大きな被害が発生をいた
しました。被害に見舞われました方々に対しまして心からお見舞いを申し上げますとともに、
被災地の一日も早い復旧と被災者の不安の解消に向け努力をしているところであります。
一方、本年7月11日、政権交代後、初の国政選挙として第22回参議院議員通常選挙が行
われたところでありますが、ご案内のとおり、野党が参議院の主導権を握るいわゆる「ねじれ
国会」となったところであります。
新政権におきましては、「事業仕分け」や「子ども手当」などに見られるように、さまざま
な手法や政策を打ち立て、国民の期待にこたえるべく政策の推進を図っているところでありま
すが、「ねじれ国会」による今後の展開をしっかりと見守り、対応を図っていかなければなら
ないと考えているところであります。
財務省と内閣府が今月9日に発表した7月から9月期の法人企業景気予測調査によりまする
と、自社の景況感を示す景況判断指数は、大企業全産業でプラス7.1と2期連続でプラスと
なり、エコカー補助金制度の終了を前にした駆け込み需要や、猛暑によるエアコンや飲料販売
増が寄与したものと想定されますが、10月から12月期の見通しにつきましてはプラス0.
1と、辛うじてプラスは維持したものの、円高の進行や海外経済の減速懸念、エコカー補助金
特需の反動などから景況感の改善に急ブレーキがかかる見通しとなっております。
このように、政治・経済の先行きが不透明な状況下ではありますが、市民にとって最も身近
な行政機関である市役所がその役割を着実に果たしていくことこそが市民福祉実現の第一歩で
あると考えているところでございます。
また、いよいよ来月の3日には、第34回全国育樹祭が「21世紀の森」で開催がなされま
す。申し上げるまでもなく、全国育樹祭は全国規模の祭典でありますので、市民と行政が協働
をいたしまして「水と緑の大地 田園空間都市」沼田を全国に発信してまいりたいと考えてい
るところであります。何とぞ議員各位におかれましては絶大なるご指導とご支援を賜りますよ
う、お願いを申し上げる次第であります。
今後も、職員とともに一丸となって創意と工夫を重ね、山積する課題に積極的かつ柔軟に対
応し、効率的な事業の執行に努めてまいる所存でございますので、議員各位のなお一層のご指
導、ご鞭撻を賜りますよう重ねてお願い申し上げ、本定例会の閉会に当たってのあいさつとさ
せていただく次第であります。
まことにありがとうございました。
――――――――――――――◇――――――――――――――
第9 閉 会
◇議長(布施辰二郎君) 以上をもちまして、平成22年第3回沼田市議会定例会を閉会いた
します。
議員各位並びに執行部各位には、長期間にわたりまして大変ご苦労さまでございました。
午前10時59分閉会
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