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 沼田市沼田市議会沼田市議会会議録>平成23年第4回沼田市議会定例会継続会会議録 議事日程第5号

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平成23年第4回沼田市議会定例会継続会会議録 議事日程第5号
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議事日程 第5号
平成23年 9月27日(火曜日)午前10時開議
第 1 請願第 6号 住宅リフォーム助成制度創設を求める請願
第 2 請願第 7号 住宅リフォーム助成制度創設を求める請願
第 3 議案第48号 平成22年度沼田市一般会計及び特別会計7件の歳入歳出決算認定に
           ついて
第 4 議案第49号 平成22年度沼田市水道事業決算認定について
第 5 議案第58号 沼田市教育委員会の委員任命の同意について
第 6 諮問第 2号 人権擁護委員の推薦について
第 7 閉会中の継続調査及び審査申出について
第 8 字句等の整理委任について
       ─────────────────────────────
本日の会議に付した事件
第 1 諸般の報告
第 2 請願第 6号 住宅リフォーム助成制度創設を求める請願
第 3 請願第 7号 住宅リフォーム助成制度創設を求める請願
第 4 議案第48号 平成22年度沼田市一般会計及び特別会計7件の歳入歳出決算認定に
           ついて
    議案第49号 平成22年度沼田市水道事業決算認定について
               以上2件一括上程
第 5 議案第58号 沼田市教育委員会の委員任命の同意について
第 6 諮問第 2号 人権擁護委員の推薦について
第 7 閉会中の継続調査及び審査申出について
第 8 字句等の整理委任について
第 9 市長閉会あいさつ
第10 閉  会
       ─────────────────────────────
出席議員(21人)
       1番  大島 崇行君      3番  石川 初雄君
       4番  島田 富造君      5番  野村 洋一君
       6番  坂庭 直治君      7番  石井 紘一君
       8番  高柳 勝巳君      9番  井之川博幸君
      10番  大東 宣之君     11番  星野  稔君
      12番  金子 一弥君     13番  山ア 義朗君
      14番  片野 彦一君     15番  大竹 政雄君
      16番  星川嘉一郎君     17番  小野 要二君
      18番  宇敷 和也君     19番  石田 宇平君
      20番  布施辰二郎君     21番  星野佐善太君
      22番  牧野 保好君
欠席議員(なし)
       ─────────────────────────────
説明のため出席した者
   市  長       星野已喜雄君   副 市 長       林  義夫君
   白沢町振興局長    木暮  茂君   利根町振興局長    山口 芳久君
   総務部長       須藤 一夫君   市民部長       田辺 昇利君
   健康福祉部長     黒岩  勉君   経済部長       飯田 敏夫君
   都市建設部長     生方 秀二君   総務課長       田村 博史君
   会計管理者兼会計局長 松井 玲子君   教 育 長       津久井 勲君
   教育部長       水田  修君   庶務課長       増田 雄二君
   監査委員事務局長   茂木 一夫君                    
       ─────────────────────────────
議会事務局出席者
   事務局長       星野 喜一    次長兼庶務係長    加藤 英臣 
   議事係長       木暮 保夫    副 主 幹       木榑 聖子
       ──────────────◇──────────────
    午前10時開議
◇議長(大島崇行君) これより本日の会議を開きます。
       ──────────────◇──────────────
    第1 諸般の報告
◇議長(大島崇行君) 日程に入るに先立ち、事務局長をして諸般の報告をいたさせます。
◇事務局長(星野喜一君) 命によりご報告申し上げます。
 地方自治法第180条第1項の規定に基づく専決処分として、公用車による物損事故に係る
和解及び損害賠償額の決定1件の報告がありました。
 以上でございます。
◇議長(大島崇行君) 以上で諸般の報告を終わります。
       ──────────────◇──────────────
    第2 請願第 6号 住宅リフォーム助成制度創設を求める請願
◇議長(大島崇行君) 日程第1、請願第6号 住宅リフォーム助成制度創設を求める請願を
議題といたします。
 本請願に関し、経済建設常任委員長の報告を求めます。委員長 小野要二議員。
〔経済建設常任委員長 小野要二君登壇〕
◇17番(小野要二君) 経済建設常任委員会に付託されました請願第6号 住宅リフォ−ム
助成制度創設を求める請願について、審査の結果をご報告いたします。
 本請願は、現在の円高デフレに加え、東日本大震災と原発事故が景気悪化に追い打ちをかけ、
原材料の高騰や仕事の減少、さらには風評被害が広がる中で、市内の中小業者は大変厳しい状
況下にあることから、全国各地で実施されつつある住宅リフォ−ム助成制度を創設することに
より、住宅リフォ−ム需要を喚起させ、地域経済の活性化が期待されることから、早急な制度
創設をしていただきたい、というものであります。
 本委員会は、9月26日、全委員出席のもと、執行部より状況等を含めた説明を受け、慎重
に審査を行った結果、全会一致により、採択すべきものと決定した次第であります。
 これより、審査の経過を申し上げます。
 各委員から、現在の経済状況、さらには東日本大震災を含めた社会状況を考えたとき、住宅
リフォ−ム助成制度の創設は市内中小企業者の仕事の確保、地域経済の活性化につながるもの
であるとの意見が出され、採択すべきものと決定した次第であります。
 以上申し上げ、委員長報告といたします。
◇議長(大島崇行君) 委員長の報告が終わりました。
 これより質疑に入ります。
 なお、質疑は委員長の報告に対して願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(大島崇行君) 質疑を終結いたします。
 これより討論に入ります。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(大島崇行君) 討論を終結いたします。
 これより請願第6号 住宅リフォーム助成制度創設を求める請願を採決いたします。
 本請願に対する委員長の報告は採択であります。
 本請願は、委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(大島崇行君) ご異議なしと認めます。よって、本請願は採択することに決しました。
       ──────────────◇──────────────
    第3 請願第 7号 住宅リフォーム助成制度創設を求める請願
◇議長(大島崇行君) 日程第2、請願第7号 住宅リフォーム助成制度創設を求める請願を
議題といたします。
 本請願に関し、経済建設常任委員長の報告を求めます。委員長 小野要二議員。
〔経済建設常任委員長 小野要二君登壇〕
◇17番(小野要二君) 経済建設常任委員会に付託されました請願第7号 住宅リフォ−ム
助成制度創設を求める請願について、審査の結果をご報告いたします。
 本請願は、円高が進む中での引き続く安値競争、さらに東日本大震災と原発事故による景気
の悪化、風評被害の中、地域も地元の建築関連業者も元気がない状況にあることから、全国各
地で実施が始まっている住宅リフォ−ム助成制度を創設することにより、住宅リフォ−ムを活
性化させ、それにより地域も地元業者も元気が出、地域経済の活性化が期待されることから、
制度の創設をしていただきたいというものであります。
 本委員会は、9月26日、全委員出席のもと慎重な審査を行った結果、請願第6号と同趣旨
のものと判断し、全会一致により採択とみなすべきものと決定した次第であります。
 以上申し上げ、委員長報告といたします。
◇議長(大島崇行君) 委員長の報告が終わりました。
 請願第7号 住宅リフォーム助成制度創設を求める請願については、既に同じ内容による請
願が採択されておりますので、採択されたものとみなします。
       ──────────────◇──────────────
    第4 議案第48号 平成22年度沼田市一般会計及び特別会計7件の歳入歳出
決算認定について及び
       議案第49号 平成22年度沼田市水道事業決算認定について
                     以上2件一括上程
◇議長(大島崇行君) 日程第3、議案第48号 平成22年度沼田市一般会計及び特別会計
7件の歳入歳出決算認定について及び日程第4、議案第49号 平成22年度沼田市水道事業
決算認定についての以上2件を一括議題といたします。
 本件に関し、決算審査特別委員長の報告を求めます。委員長 石井紘一議員。
〔決算審査特別委員長 石井紘一君登壇〕
◇7番(石井紘一君) では、委員長報告をいたします。
 去る9月6日の本会議において決算審査特別委員会に付託されました、議案第48号 平成
22年度沼田市一般会計及び特別会計7件の歳入歳出決算認定について及び議案第49号 平
成22年度沼田市水道事業決算認定について、審査の経過と結果をご報告申し上げます。
 本特別委員会は、9月14日から延べ4日間にわたり、決算書、事務概要書、主要な施策の
成果報告書、健全化判断比率等報告書及び監査委員の審査意見書などに基づいて、質疑を中心
に慎重な審査を行い、9月20日採決の結果、賛成多数により、いずれも認定すべきものと決
しました。
 合併後、6回目の通年予算で執行された平成22年度一般会計及び特別会計7件の決算総額
は、歳入が前年度比0.96%減の347億8,947万4,392円、歳出が前年度比1.
43%減の339億4,921万5,638円、歳入歳出差引額8億4,052万8,754
円で収束しています。
 水道事業決算は、純利益が前年度比95.6%増の8,038万3,939円を計上してい
ます。
 一般会計の状況は、歳入面では市税、繰入金、市債等が減少しましたが、地方交付税、国・
県支出金が増加したことなどにより、結果として増加しています。
 市税収納率は、地域経済が低迷している中、上昇傾向にあり、徴収体制の整備に努めてきた
成果であると認めるところであります。財政基盤が脆弱な本市にとって、自主財源の確保が最
も重要な課題であり、納税の公平性の観点からも、引き続き適切な対応を望むものであります。
 歳出面では、事務事業の見直しが図られ、行政のスリム化とともに効率化の推進などの取り
組みがなされている一方で、経済対策関係の交付金等を活用した施設整備等が図られています。
 また、地方公共団体の財政の健全化に関する法律の規定による健全化判断比率等については、
すべての数値が早期健全化の対象となる基準値を下回っています。
 しかし、特別会計の多くは一般会計からの繰り入れによって収支を保っており、一般会計は、
その財政需要に対応するため財政調整基金を繰り入れてきたという従前の形態を見ると、基金
に依存しない財政運営の取り組みが必要であります。特に、本年3月に発生した東日本大震災
のような非常時に備え、基金が持つ本来の目的を認識することが必要であります。
 懸案でありました実質公債費比率は、公債費負担適正化計画の目標を前倒しして、起債許可
団体の基準となる18%を下回る17.4%に抑えることができ、評価に値するものでありま
す。後年度に多額の負担が発生する起債については、その適債性、事業の緊急性、優先度に十
分留意し、慎重な判断を望むものであります。
 なお、財政構造の弾力性を示す経常収支比率は94.4%で、前年度比4.7ポイントの改
善になっていますが、依然、財政が硬直状態であることに変わりないため、危機的な状況にあ
ることを念頭に置いて、新行政改革大綱を基本としながら行財政改革に取り組むとともに、市
民の視点に立った行政情報の公開と説明責任に努め、透明性のある開かれた市政運営に一層の
創意工夫と最大限の努力を傾注されることを望むものであります。
 施策面においては、厳しい財政状況を踏まえ財源の有効活用を図るため、財源の重点配分と
経費全般の節減に取り組み、沼田市第五次総合計画の第4年次として、将来像である「水と緑
の大地  田園空間都市」の実現に向け、「環境・共生」「交流・地域振興」「子育て・教育」
「健康・福祉」及び「安心と安全」を五つの基軸として、市民生活に直結した諸事業の推進が
図られたと認めるところであります。
 審査の過程では、節目を迎えた準市民交流事業や市町村合併振興事業について、市民の移動
手段を確保する市町村乗り合いバス運行事業について、自然エネルギーの有効活用を図る住宅
用太陽光発電普及事業等について、沼田ふるさと館運営に係るまちづくり支援事業について、
地域経済活性化に向けての企業誘致推進事業について、都市計画街路事業及び中心市街地の活
性化を図る街なか再生関連事業について、小中学校耐震診断・耐震補強事業について、児童生
徒の自殺防止に関する学校教育指導事業についてなどの質疑がありましたが、本特別委員会は
総体的にその成果を認め、平成22年度沼田市一般会計及び特別会計7件の歳入歳出決算並び
に平成22年度沼田市水道事業決算につきましては、いずれも賛成多数により認定すべきもの
と決した次第であります。
 以上申し上げ、審査の経過と結果についての委員長報告といたします。
◇議長(大島崇行君) 委員長の報告が終わりました。
 これより質疑に入ります。
 なお、質疑は委員長の報告に対して願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(大島崇行君) 質疑を終結いたします。
 これより討論に入ります。
 討論は一括して願います。
 なお、討論は反対、賛成の順に願います。10番。
〔10番 大東宣之君登壇〕
◇10番(大東宣之君) 私は、ただいま上程されている議案第48号 平成22年度沼田市
一般会計及び特別会計7件の歳入歳出決算認定について、議案第49号 平成22年度沼田市
水道事業決算認定について、委員長報告に反対の立場より討論いたします。
 3月11日の東日本大震災と福島第一原子力発電所の事故は日本のあり方が問われる事態と
なりましたが、政治は国民の期待にこたえることなく、少なからぬ名だたる企業は、その社会
的責任を果たそうとはしていません。
 今回の地震により避難経路の見直しや原子力発電所事故への対応など防災計画の見直しが必
要となり、地震発生後の対応や被災者受け入れ、福島第一原子力発電所の事故の地域経済に与
えた影響とその対応、放射線問題など、それぞれの対策と対応について、しっかりと評価・検
討し、市民の安全と安心を守り、暮らしと福祉の向上、市民の満足度を高める施策へと生かす
ことが必要です。
 一般会計決算では、経常収支比率、実質公債費比率は改善されたものの、自主財源の比率は
さらに減少し、依存財源の比率が増加する結果となりましたが、自主財源が減少する傾向にあ
る本市の財政構造からの転換を進める施策の展開が求められています。
 防犯灯の電気料補助金など、引き続き補助金のカットが行われましたが、必要なものにはし
っかりとした財政的支援を行い、市民との協働を広げることが必要であり、補助金の見直しは
一律的に行うべきでなく、行政改革というなら、必要なものと無駄なことをしっかりと仕分け、
必要なものを手厚くすることこそ求められています。
 保育園の待機児童解消に取り組み、新年度の当初においては解消されたものの、それは定員
を超える入所を行ったためであり、保育園の施設が定数に見合ったものとなっているのに、そ
れを安易に超えさせるのではなく、抜本的解決に踏み出し、子供を産み育てる環境を充実させ
るべきです。
 最終処分場に埋め立てられる容量は残りわずかとなっていますが、早急に新しい対応を示し、
市民合意を図り、さらなるゴミの減量化に取り組むべきです。
 乗り合いタクシーが廃止され、路線バスの見直しが進められ、新年度からは新たなバスの運
行が上川田など一部地域では開始されましたが、奈良・秋塚、宇楚井・原地域では運行開始が
おくれてしまいました。利用しやすい運行、料金の検討を含め、早急に公共交通の空白地域を
解消させる必要があります。
 戸別所得補償制度という新しい制度がスタートしましたが、減反を前提とした生産調整とな
っており、本市のように人気のある米が生産できる地域にとっては大きな矛盾があり、適合で
きる制度ではなく、農家の所得の安定と食料自給率の向上に向けた制度へと抜本的改善を求め
る必要があります。
 グリーンベル21の空床対策として始められた沼田ふるさと館ですが、その費用対効果につ
いての検討を進めるとともに、グリーンベル21の対策については、状況の推移などを市民に
知らせるとともに、対策をさらに強化するべきです。
 沼須産業団地は、5年で売れなければ本市が購入しなければなりませんが、状況は厳しいと
言わざるを得ず、さらなる取り組みの強化が急がれています。
 中心市街地土地区画整理事業は、1街区と2街区の一部で事業が始められましたが、そもそ
もこの土地区画整理事業がいつ完了するかのめどは立っておらず、財政が逼迫していると言い
ながらだらだら事業を続けていく必要があるのか、疑問が残ります。町ににぎわいを取り戻す
というなら、町に住む人をふやすことこそ必要であり、事業の見直し、転換を求めるものです。
 給食センターの調理を民間に委託することが検討されてきましたが、もとから財政上の理由
だけで始められたことであり、教育上のことは論外とされており、問題があります。
 (仮称)利南運動広場は、多額な財政投入をして購入した土地が塩漬け状態のままで、活用
の方法さえ見い出せていません。現状での活用方法を全庁的に検討し、所管をかえることも必
要です。
 国民健康保険特別会計については、国民健康保険税の引き下げを行うために、他市などで実
施されているように一般会計からの繰り入れも検討し、資格証明書の発行を中止するべきです。
 老人保健特別会計と後期高齢者医療特別会計は、高齢者に差別と負担を押しつける制度であ
り、国にその制度の撤廃を求めるとともに、負担軽減に市として手だてを講じるべきです。
 介護保険特別会計については、負担の軽減を図り、必要な人に必要な介護が受けられるよう
に、施策の充実を進める必要があります。
 簡易水道事業特別会計と農業集落排水事業特別会計、下水道事業特別会計については、消費
税が転嫁されていることから認められません。
 議案第49号 平成22年度沼田市水道事業決算認定については、先ほどと同様、消費税が
転嫁されていることから認められません。
 以上の見解を表明し、反対討論といたします。
◇議長(大島崇行君) ほかに。16番。
〔16番 星川嘉一郎君登壇〕
◇16番(星川嘉一郎君) 私は、ただいま上程されました議案第48号 平成22年度沼田
市一般会計及び特別会計7件の歳入歳出決算認定について、及び議案第49号 平成22年度
沼田市水道事業決算認定について、委員長報告に対し賛成の立場で討論いたします。
 一般会計の状況は、歳入面で、市税収入は減少しているが、地方交付税、臨時財政特別債が
昨年に比べ大幅に増加したため経常収支比率等が下がっていますが、自助努力とは言いがたい
ものであり、なお一層の経常経費の節減を求めるものであります。そして、財政基盤が脆弱な
本市にあって、ここ数年、景気の低迷で非常に厳しい状況でありますが、収入未済額は4億
3,000万円を超える高額になっています。納税の公平性の観点から、適切な収納対策に努
力を求めるものであります。
 歳出面では、決算審査の中で多くの指摘がありましたが、特に事業執行の中で長年にわたり
指摘されている企業誘致推進事業は、根本的な見直しの検討がされない限り効果が期待できま
せん。本市の最重要課題として取り組む姿勢を強く求めるものであります。
 また、ふるさと館運営事業もグリーンベル21においてAコープ撤退後、他の商店も数多く
撤退され、今は中に入っても閑散としており、ふるさと館としての機能が発揮されず、効果と
してはCランク以下と感じています。移設を含め、抜本的な対応を求めるものであります。
 また、(仮称)利南運動広場整備事業においても、多額な用地買収費に税金を投入してきた
ものであり、当初の目的が見込めない状況であるならば、市民の皆様が気軽に使えるような整
備を強く要望するものであります。そして、市有地の活用も以前より指摘されていましたが、
古墳公園を初め、市有地の活用方法により市民の憩いの場の提供や観光スポットになる可能性
も秘めている場所もあります。英知を結集し、市民財産の有効活用を求めるものであります。
 全般的には成果を認めますが、指摘を受けた事業において、市長を初め、部課長、担当職員
には、沼田市政発展のため、市民の公僕としての気持ちを忘れず、なお一層の努力を願うもの
であります。
 最後に、財政が硬直状態に変わりない状況下で、依存財源に頼らざるを得ない本市において
は、震災関連で厳しい財政運営が求められるかもしれません。なお一層の財政改革を望むとと
もに、市民の意見や要望にこたえるべく市政運営を期待しながら、賛成討論といたします。
◇議長(大島崇行君) ほかに。3番。
〔3番 石川初雄君登壇〕
◇3番(石川初雄君) 私は、決算審査特別委員会に付託されました議案第48号 平成22
年度沼田市一般会計及び特別会計7件の歳入歳出決算認定について、議案第49号 平成22
年度沼田市水道事業決算認定についての2件について、委員長報告に賛成の立場から討論を行
います。
 ご案内のように、平成22年度は、新政権が掲げた政策に大きな期待がかかった年でありま
した。また、円高やデフレスパイラルなどによる景気の低迷、雇用問題など、経済環境の厳し
い年でもありました。このような状況下ではありましたが、本市では、皇太子殿下をお迎えし
て第34回全国育樹祭が21世紀の森で開催され、森林文化都市を標榜する本市にはまことに
ふさわしい、ありがたい事業でありました。特に、本市の森林環境と歴史や文化、伝統などを
大きく外に向かってアピールできたことは、歴史的にも大きな1ページが刻まれたことと思い
ます。
 年度末の本年3月11日には東日本大震災が発生いたしました。数多くのとうとい生命が奪
われ、家屋の倒壊や原発事故などにより被災された皆様には心からお見舞いを申し上げるとこ
ろでございます。この被災者への対応につきましては、本市では国、県との連携を密にされ、
市長以下幹部職員の昼夜を分かたずの活動ぶりを目の当たりにしてまいりました。
 さて、一般会計では、歳入歳出差引額が5億9,958万40円で収束され、特別会計を含
めての歳入歳出差引額は8億4,052万8,754円で収束しています。1年間の膨大な事
業の収束とともに当局一丸となっての努力の成果だと評価するものであります。
 また、交通安全対策や生活行政では、市町村乗り合いバスの運行で市民の移動手段として公
共交通を確保され、地上デジタル放送移行に係る共聴施設の設備も促進されました。
 合併後6年目に当たり、新市の一体化が進み、白沢町の新宿の森も順調に育ち、また、椎坂
トンネルも着々と工事が進み、26年度の供用開始を目指して進捗が図られております。
 街なか再生関連事業では、中心市街地土地区画整理事業の進捗に伴い、建築物等移転補償や
生方記念文庫の解体工事なども進みました。
 本市の財政基盤は脆弱ではありますが、自主財源を確保しつつ、行政のスリム化に努力をさ
れております。行財政改革も進み、3年も前倒しして市民の懸案だった実質公債費比率が17
.4%に抑えられておりまして、評価するところであります。
 平成22年度は、「環境・共生」「交流・地域振興」「子育て・教育」「健康・福祉」及び
「安心・安全」の五つを諸施策の柱に据え、着実に実行してこられました。今後も依然として
厳しい財政状況が続くと予想されますが、「水と緑の大地 田園空間都市」の実現を目指して
全力で取り組まれることを要望し、賛成討論といたします。以上です。
◇議長(大島崇行君) ほかに。11番。
〔11番 星野 稔君登壇〕
◇11番(星野 稔君) 私は、ただいま上程されました議案第48号 平成22年度沼田市
一般会計及び特別会計7件の歳入歳出決算認定について及び議案第49号 平成22年度沼田
市水道事業決算認定について、委員長報告に対し賛成の立場から討論を行います。
 平成22年度の我が国を取り巻く諸情勢は、数年来の世界的な金融危機の影響から抜け出す
ことができない状況の中、民主党政権による本格的な予算執行において子ども手当などの新し
い事業が導入された年度となりました。また、平成23年3月11日の東日本大震災及び東京
電力福島第一原子力発電所の事故は、市民の安心・安全の確保の観点から大きな課題を与えら
れた年でもありました。
 本市においては、数年来の懸案であった財政再建への取り組みが実を結び、実質公債費比率
は、公債費負担適正化計画の目標を前倒しして、起債許可団体の基準となる18%を下回る1
7.4%に改善、経常収支比率は94.4%で、前年度比4.7ポイントの改善となりました。
 歳入では、地域経済が大変厳しい中において、市税収納率は上昇傾向にあり、当局の努力を
認めるところであります。
 歳出では、厳しい財政事情の中にあって事務事業の見直しがされる一方で、国の交付金等を
活用した小中学校耐震補強工事が推進されてきたことは評価をするものであります。
 また、当該年度では、行財政改革の一環として振興局の次長職を廃止する改革がなされまし
たが、当局においては難しい調整があったことと拝察し、その取り組みを評価するものであり
ます。
 しかし、本市の行財政改革は道半ばであり、市民サービスの質を落とさないためにも、さら
なる組織のスリム化を期待するものであります。
 本9月定例議会並びに決算審査特別委員会での各委員からの質疑で、課題となっている事業
もありました。主なものとして、庁舎の安全対策、一般廃棄物最終処分場の問題、企業誘致の
問題、後を絶たない有害鳥獣被害への対策、もう一歩踏み込んでほしい都市間交流事業、期待
される3・3・1環状線栄町工区の早期開通、スピードが求められる街なか再生事業、建設の
めどが立たない(仮称)利南運動広場整備事業などが挙げられますが、市長を先頭に職員一丸
となっての推進を期待するものであります。
 今後とも市民の視点に立った行政情報の公開と説明に努め、開かれた市政運営に最大限の努
力を傾注されるよう申し上げ、賛成討論といたします。
◇議長(大島崇行君) ほかに。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(大島崇行君) 討論を終結いたします。
 これより、採決に入ります。
 まず、議案第48号 平成22年度沼田市一般会計及び特別会計7件の歳入歳出決算認定に
ついてを採決いたします。
 本案に対する委員長の報告は認定すべきであるとするものです。
 本案は、委員長の報告のとおり認定することに賛成の諸君の起立を求めます。
( 賛 成 者 起 立 )
◇議長(大島崇行君) 起立多数であります。よって、本案は委員長の報告のとおり認定する
ことに決しました。
 次に、議案第49号 平成22年度沼田市水道事業決算認定についてを採決いたします。
 本案に対する委員長の報告は認定すべきであるとするものです。
 本案は、委員長の報告のとおり認定することに賛成の諸君の起立を求めます。
( 賛 成 者 起 立 )
◇議長(大島崇行君) 起立多数であります。よって、本案は委員長の報告のとおり認定する
ことに決しました。
       ──────────────◇──────────────
    第5 議案第58号 沼田市教育委員会の委員任命の同意について
◇議長(大島崇行君) 日程第5、議案第58号 沼田市教育委員会の委員任命の同意につい
てを議題といたします。
 職員をして議案を朗読いたさせます。
(職員朗読)
◇議長(大島崇行君) 朗読が終わりました。
 直ちに市長から提案理由の説明を求めます。市長。
〔市長 星野已喜雄君登壇〕
◇市長(星野已喜雄君) ただいま上程になりました議案第58号 沼田市教育委員会の委員
任命の同意についてご説明申し上げます。
 沼田市教育委員会の委員のうち、関矢 実さんの任期が平成23年9月30日をもって満了
となりますので、後任の委員について慎重に選考した結果、堀口秀樹さんを適任と認め、任命
いたしたく提案申し上げる次第であります。
 堀口秀樹さんの経歴概要につきましては、議案参考資料として配付の経歴概要書のとおりで
ありますが、卓越した識見を持った方であり、教育委員にふさわしい方と確信しております。
 よろしくご審議の上、ご同意をいただきますようお願い申し上げる次第であります。 
◇議長(大島崇行君) 説明が終わりました。
 これより質疑に入ります。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(大島崇行君) 質疑を終結いたします。
 お諮りいたします。
 ただいま議題となっております議案第58号については、会議規則第36条第3項の規定に
より委員会の付託を省略したいと思います。
 これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(大島崇行君) ご異議なしと認めます。よって、議案第58号については、委員会の
付託を省略することに決しました。
 これより討論に入ります。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(大島崇行君) 討論を終結いたします。
 これより議案第58号 沼田市教育委員会の委員任命の同意についてを採決いたします。
 本案は、同意することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(大島崇行君) ご異議なしと認めます。よって、本案は同意することに決しました。
       ──────────────◇──────────────
    第6 諮問第 2号 人権擁護委員の推薦について
◇議長(大島崇行君) 日程第6、諮問第2号 人権擁護委員の推薦についてを議題といたし
ます。
 職員をして議案を朗読いたさせます。
(職員朗読)
◇議長(大島崇行君) 朗読が終わりました。
 直ちに市長から提案理由の説明を求めます。市長。
〔市長 星野已喜雄君登壇〕
◇市長(星野已喜雄君) ただいま上程になりました諮問第2号 人権擁護委員の推薦につい
てご説明申し上げます。
 現在、本市の人権擁護委員につきましては、11名の方々が法務大臣の委嘱を受け、ご活躍
いただいております。そのうち、山田完治さん、長谷川珠枝さん、生方林平さんの3名の方が
平成23年12月31日に任期満了となることから、前橋地方法務局長よりその後任候補者の
推薦依頼があったものであります。
 候補者のうち、山田完治さんにつきましては、多年人権擁護委員としてご活躍いただいてお
りますので、引き続きお願いするとともに、新たに、社会的信望の厚い山口和代さん、大竹令
子さんの推薦について提案申し上げる次第であります。
 3名の方の経歴につきましては、諮問参考資料として配付の経歴概要書のとおりであります
ので、よろしくご審議の上、ご意見を賜りますようお願い申し上げます。
◇議長(大島崇行君) 説明が終わりました。
 これより質疑に入ります。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(大島崇行君) 質疑を終結いたします。
 お諮りいたします。
 ただいま議題となっております諮問第2号については、会議規則第36条第3項の規定によ
り委員会の付託を省略したいと思います。
 これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(大島崇行君) ご異議なしと認めます。よって、諮問第2号については、委員会の付
託を省略することに決しました。
 これより討論に入ります。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(大島崇行君) 討論を終結いたします。
 これより諮問第2号 人権擁護委員の推薦についてを採決いたします。
 本件は諮問のとおり推薦することに異議ない旨回答することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(大島崇行君) ご異議なしと認めます。よって、本件は異議ない旨回答することに決
しました。
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    第7 閉会中の継続調査及び審査申出について
◇議長(大島崇行君) 日程第7、閉会中の継続調査及び審査申出についてを議題といたしま
す。
 総務文教常任委員長、民生福祉常任委員長、経済建設常任委員長及び議会運営委員長から、
会議規則第104条の規定により、お手元に配付いたしました申し出書のとおり、閉会中の継
続調査及び審査の申し出がありました。
 それぞれの委員長からの申し出のとおり、閉会中の継続調査及び審査に付することに、ご異
議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(大島崇行君) ご異議なしと認めます。よって、それぞれの委員長からの申し出のと
おり、閉会中の継続調査及び審査に付することに決しました。
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    第8 字句等の整理委任について
◇議長(大島崇行君) 日程第8、字句等の整理委任についてを議題といたします。
 お諮りいたします。
 今期定例会で議決されました事件について、その字句等の整理を要するものにつきましては、
会議規則第42条の規定により、その整理を議長に委任されたいと思います。
 これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(大島崇行君) ご異議なしと認めます。よって、そのとおり決しました。
 以上で本日の日程はすべて終了いたしました。
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    第9 市長閉会あいさつ
◇議長(大島崇行君) この機会に、市長より発言の通告がありましたので許可いたします。
市長。
〔市長 星野已喜雄君登壇〕
◇市長(星野已喜雄君) お許しをいただきましたので、一言お礼のごあいさつを申し上げま
す。
 今期定例会は、去る9月6日から本日までの22日間の長きにわたり開催され、議員各位に
は熱心な、また、慎重なご審議を賜り、ご提案申し上げましたすべての案件につきまして、原
案のとおり可決、承認及びご同意をいただき、まことにありがとうございました。また、教育
委員の任命及び人権擁護委員の推薦につきましてもご配慮を賜り、まことにありがとうござい
ました。重ねて衷心より感謝と御礼を申し上げる次第であります。
 とりわけ、平成22年度沼田市一般会計及び特別会計7件の歳入歳出決算並びに平成22年
度沼田市水道事業決算につきましては、決算審査特別委員会を設置され、綿密なるご審査をい
ただきましたが、この間における石井委員長、島田副委員長のご労苦並びに委員各位の熱心な
ご審査に対しまして、深甚なる敬意と感謝を表する次第であります。
 また、一般質問におきましては、8名の方々から現下の諸問題について示唆に富んだご質問
を賜り、それぞれ答弁を申し上げさせていただいたところでありますが、研究・検討課題とさ
せていただきました事項につきましては、今後、十分に留意をしてまいりたいと存じます。
 さて、平成23年度も間もなく上半期を終わろうとしておりますが、何といっても、この半
期は、3月11日に発生いたしました東日本大震災への対応に明け暮れした半期でもありまし
た。
 被災者の受け入れ、被災地への支援物資の輸送などの対応を行うとともに、東京電力福島第
一原子力発電所事故における放射能汚染対策、またそれに伴う風評被害への対応を図ってきた
ところでありますが、いまだ先が見えない状況でございますので、引き続き緊張感を持って、
遺憾なきよう対応を図ってまいりたいと考えております。
 一方、一昨年の政権交代以降、既に3人目の首相となり、また、新政権がマニフェストにお
いて主要施策として掲げた「子ども手当」「高速道路の無料化」「高校授業料の無料化」など
については、廃止及び見直しとの方針が出されるなど、依然として先行き不透明で、不安定な
状態が続いており、今後の展開をしっかりと見据え、対応を図っていかなければならないと考
えているところであります。
 本市の財政状況は、行財政改革などにより地方債発行許可団体からの脱却、経常収支比率の
好転等の改善が図られてまいりましたが、今後も引き続き健全財政に向け、努力傾注してまい
りたいと考えておりますので、議員各位のご協力をお願い申し上げます。
 本年7月から展開されております、群馬デスティネーションキャンペーンも今月末をもって
終了となりますが、議員各位には各般にわたりご配慮をいただき、厚く感謝と御礼を申し上げ
ます。
 本市におきましては、これを契機といたしまして、本市の特徴である、森林と田園が織りな
す素晴らしい環境と、この地で育まれた歴史や文化、伝統などを引き続き内外に大きくアピー
ルしてまいりたいと考えておりますので、引き続き特段のご協力をお願い申し上げる次第であ
ります。
 最後になりますが、本定例会開会に先立ち、長年にわたり市政の振興に貢献されたご功績に
より、全国市議会議長会永年勤続表彰を受けられました牧野保好議員に対しまして、表彰状が
伝達されたわけでありますが、改めて牧野議員のご功績に対しまして、心から敬意と感謝を申
し上げさせていただきまして、本定例会の閉会に当たってのお礼のごあいさつとさせていただ
きます。
 まことにありがとうございました。
       ──────────────◇──────────────
    第10 閉  会
◇議長(大島崇行君) 以上をもちまして、平成23年第4回沼田市議会定例会を閉会いたし
ます。
 議員各位並びに執行部各位には、長期間にわたりまして大変ご苦労さまでございました。
    午前10時50分閉会
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