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 沼田市沼田市議会沼田市議会会議録>平成24年第4回沼田市議会定例会継続会会議録 議事日程第3号

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平成24年第4回沼田市議会定例会継続会会議録 議事日程第3号
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議事日程 第3号
平成24年12月 7日(金曜日)午前10時開議
第 1 一般質問
       ─────────────────────────────
本日の会議に付した事件
第 1 一般質問
第 2 散  会
       ─────────────────────────────
出席議員(19人)
       1番  大島 崇行君      3番  石川 初雄君
       4番  島田 富造君      5番  野村 洋一君
       6番  坂庭 直治君      7番  石井 紘一君
       8番  高柳 勝巳君      9番  井之川博幸君
      10番  大東 宣之君     11番  星野  稔君
      12番  金子 一弥君     14番  片野 彦一君
      15番  大竹 政雄君     16番  星川嘉一郎君
      17番  小野 要二君     18番  宇敷 和也君
      19番  石田 宇平君     20番  布施辰二郎君
      21番  星野佐善太君
欠席議員(1人)
      22番  牧野 保好君
       ─────────────────────────────
説明のため出席した者
   市  長       星野已喜雄君   副 市 長       林  義夫君
   白沢町振興局長    木暮  茂君   利根町振興局長    山口 芳久君
   総務部長       生方 秀二君   市民部長       田辺 昇利君
   健康福祉部長     村沢 博行君   経済部長       飯田 敏夫君
   都市建設部長     石坂 コ三君   総務課長       田村 博史君
   会計管理者兼会計局長 松井 玲子君   教 育 長       宇敷 重信君
   教育部長       細野 文男君   庶務課長       小池 龍実君
   監査委員事務局長   茂木 一夫君
       ─────────────────────────────
議会事務局出席者
   事務局長       中嶋 一也    次長兼庶務係長    木暮 保夫
   議事係長       松井 克人    副 主 幹       安原 和宏
       ──────────────◇──────────────
    午前10時開議
◇議長(大島崇行君) これより本日の会議を開きます。
       ──────────────◇──────────────
    第1 一般質問
◇議長(大島崇行君) 日程第1、一般質問を行います。
 6日に引き続き、順次質問を許可いたします。
 石川初雄議員。3番。
〔3番 石川初雄君登壇〕
◇3番(石川初雄君) 通告に従い一般質問を行います。
 私の質問は、表題の2点であります。1点目が、ICTが支える地域社会について。2点目
が、災害対策についてです。
 まず、ICTが支える地域社会についてですが、ICTとは情報通信技術(Informa
tion and Communication Technology)の略称となります。
 私は、東京ビックサイトで10月23・24日に開催された、財団法人地方自治情報センタ
ー主催の「地方自治情報化推進フェア2012」という地方公共団体を対象の総合展に行って
勉強してきました。
 まず、費用対効果の視点に立った先進的な情報システムや利便・効率・活力を実感できる電
子自治体の実現についての項目で、GIS地理情報システムにおける自治体クラウドの適用と
効果についてですが、地理情報システム(Geographic Information 
System)の略称で、コンピューター上に地図情報やさまざまな付加情報を持たせ、作成
・保存・利用・管理し、地理情報を参照できるように表示・検索機能を持った大変優れたシス
テムで、既に沼田市では導入済みであり基礎となる地図データができています。
 現在そのシステムを業務で活用されているのは、農業委員会と税務課ですが、内容に個人情
報が含まれるため、一般公開はされておりませんが、このシステムを活用して庁内情報共有の
ほかに、市民のコミュニケーション利用が最新技術により可能となりました。
 例としてゴミステーション表示、公共施設案内、東京都世田谷区あるいは福島県いわき市な
どで活用の観光案内、広島県庄原市で活用のハザードマップなどがありますが、これらのシス
テムを導入するお考えはございますでしょうか。
 次に、これからの職員の定数管理はどうあるべきか。「定数削減」から「担い手最適化」へ
についてですが、昭和37年に3,472あった自治体が、平成の合併により本年10月現在
で、約半分の1,719になりました。
 合併の変遷をたどると、歳出削減の方法として、各自治体で議員定数や職員定数の削減を強
力に推進し、もうこれ以上は無理という自治体が多いと聞いています。沼田市でも同様と思い
ます。
 従来手法による定数削減は限界にきていて、より客観的で説得力の高い、正規職員から嘱託
職員・臨時職員への置きかえや民間委託化の検討・分析手法として、職務プロセス分析システ
ムというものができ上がっていまして、東京都国分寺市ほか多数の自治体が活用されておりま
すが、本市での今後の取り組みをお伺いいたします。
 次に、スマートフォンに対応したホームページの改良及び「くらしの相談窓口」クラウドサ
ービスの構築ですが、沼田市のホームページは日々改良が加えられまして、ホームページはパ
ソコンと携帯電話の2通りの対応となっていますが、ここ数年でスマートフォンの普及が目立
ってきました。
 スマートフォンは携帯電話が進化したのではなくて、超小型パソコンに電話機能を持たせた
もので、それで沼田市のホームページを見てみますと、きちんと表示し動作しておりますので、
特にスマートフォン用のページの作成は必要ないと思いますが、文字の大きさやバランスを整
え改良してはいかがでしょうか。
 また今後、普及が予想されるタブレットにも対応ができます。
 次に、スマートフォンで見られるページに、くらしの相談窓口を開設し、市民と自治体それ
ぞれの観点で情報を登録、管理できるシステムがあります。これまで電話や来庁により申請、
問い合せを受けていた市民からの情報をスマートフォンから登録することが可能になり、受け
付けた情報は電話や来庁による情報を含め一元管理し、その後の処理の進捗管理が行えますし、
平日に来庁できない市民の利便性が格段に向上すると思いますが、市長の見解をお伺いいたし
ます。
 次に、教育現場の電子化についての項目で、電子黒板の活用についてですが、この分野では
韓国のメーカーがリードしていると思われます。現に韓国のメーカー1社が来日していて、7
0インチくらいの電子黒板でプレゼンテーションを行っていただきましたが、その機能には大
変驚きました。
 2011年4月、文部科学省から出された教育の情報化ビジョンの中で今後の方向性が示さ
れていますが、特に情報端末については、子供たちの学習活動を促進するために1人1台の情
報端末環境を整備することが重要な鍵となると明記していますが、教師の電子黒板の活用が前
提となるものと私は考えております。
 現在、校舎等の耐震工事を進捗している教育委員会では予算の配分に長年御苦労されている
現状はよく理解している上で、あえてお尋ねいたしますが、電子黒板導入の検討や調査研究は
行われておりますでしょうか。
 それに関連して、来るべき将来の「タブレット」での授業ですが、総務省から2015年に
全国の小中学校でデジタル教科書を使用し、情報端末としてタブレット導入の方針を打ち出し
ておりましたが、本市ではデジタル教科書及びタブレットの導入に関し、あわせて調査研究が
行われているかお伺いいたします。
 最後に、災害対策についてですが、利根沼田腎臓病友の会からの要望とあわせて、障害者、
一人暮らし高齢者(弱者)対策についてお尋ねいたします。
 昨年の東日本大震災では多くの透析患者や障害者、高齢者の被害状況の掌握の遅れから、多
くの尊い命が失われました。
 人工透析患者の透析患者受け入れ場所の対応についてですが、現在の状況として、災害が起
きたときに患者自身で人工透析のできる病院を探して自ら出向くということになっているそう
ですが、人工透析の機械のほか、電気や1回の透析で使用する水が約300リットル必要との
ことで、地元で透析できない場合は、近隣の施設へ輸送を検討し、または、逆に被災がなけれ
ば患者の受け入れなども検討して欲しいそうですが、市長の見解をお伺いいたします。
 次に、一人暮らし高齢者(弱者)対応にいてお伺いいたします。
 昨年3月11日の東日本大震災のときは、地元消防団員が担当町内を巡回して全体の安否確
認をしていただいて安心しました。
 その後、上之町では今年の4月に防災訓練を行い、地区役員が担当地区内の安否確認の訓練
を行いましたが、行政として一人暮らし高齢者の安否確認の施策を考えていただければよいと
思うのですが、あわせて見解をお伺いいたします。
 次に、新宿区や板橋区との災害協定により都内で大地震などが発生した場合、透析患者や一
人暮らしの高齢者の受け入れ態勢についてのシミュレーションを行い、非常時に備えるべきか
と考えますが、いかがでしょうか。
 最後に、災害弱者マップの作成についてですが、最初に提案したGIS地理情報の活用によ
る「福祉ソリューション」で作成できることがわかりました。
 新たに基盤システムを構築することなく、既存のシステムを活用して作成できるそうですが、
民生委員の方の協力とマップに登録をされる方の同意が得られることが前提となり、非公開で
管理し非常時に迅速に活用できるように構築すれば尊い命を救えると思うのですが、市長の見
解をお伺いし、第1回目の質問を終わりにいたします。
◇議長(大島崇行君) 市長。
〔市長 星野已喜雄君登壇〕
◇市長(星野已喜雄君) ただいまの石川議員の御質問にお答え申し上げます。
 まず、ICTが支える地域社会について、費用対効果の視点に立った先進的な情報システム
や利便・効率・活力を実感できる電子自治体の実現について、GIS地理情報システムにおけ
る自治体クラウドの適用と効果についてでありますが、GIS地理情報システムは、コンピュ
ーター上に地図情報やさまざまな付加価値を持たせ、作成から保存・管理までの地理情報を参
照できるシステムで、調査などから得られたデータを分析・編集することができ、施設や道路
などの地理情報の管理や都市計画などに利用されております。
 近年、自治体のホームページからまちの知りたい情報を、地図を使って簡単に見つけ出すサ
ービスや観光名所を地図上に示すガイドマップ、避難場所の表示のほか、災害のおそれのある
区域を予測し地図上に示すことで被害を最小限に抑える防災マップの活用など、多岐にわたっ
て自治体情報の集約が検討されていることから、今後、効果とあわせ研究を進めてまいりたい
と考えております。
 次に、これからの職員の定数管理はどうあるべきか。「定数削減」から「担い手最適化」へ
についてでありますが、本市の平成24年度の職員数は475人で、合併前の平成16年度の
3市村の職員数561人と比べて86人の減員となっており、平成22年度に策定いたしまし
た沼田市行政改革大綱及び実施計画においても、平成22年4月1日現在、487人であった
職員数を平成26年度までに20人減員し、467人とする数値目標を設定し、定員の適正化
を推進しているところであります。
 しかしながら、本市の職員数は全国の類似団体と比較すると依然として水準超過となってお
り、県内の同規模市と比較した場合でも職員数・人件費とも上回っている現状にあります。
 このような中で、平成27年度から普通交付税の合併算定替えの特例措置が段階的に縮減・
廃止となっていくこと及び人口の減少傾向もさらに進むと予測されることを勘案いたしますと、
今後も引き続き計画的な職員の減員を図っていく必要があると考えております。
 定員適正化を推進し、高度化・多様化する市民ニーズに的確に対応した市民福祉・市民サー
ビスの維持・向上を図っていくためには、公共サービスに多様な団体等が有するノウハウを十
分に活用し、柔軟な行財政運営を行うことが重要になってきております。
 今後、市の業務全般の見直しを図る中で、御指摘の「担い手最適化」という意味合いも含め、
NPO・地域団体・民間への委託あるいは職員の嘱託化などについても検討を行っていく必要
があると考えております。
 次に、スマートフォンに対応したホームページの改良及びくらしの相談窓口クラウドサービ
スの構築についてでありますが、まず、スマートフォンに対応したホームページの改良であり
ますが、多機能携帯電話、いわゆるスマートフォンは、通常の携帯電話よりも圧倒的にインタ
ーネットの利便性が向上したことにより、利用者はパソコンとあまり変わらない感覚で外出先
などでもインターネットを利用できるようになりました。そのため、近年、急速にその普及率
を拡大しており、7月に実施された民間企業の調査によりますと、携帯電話などに占めるスマ
ートフォンの普及率は約18%で、1年前の調査時点の9.5%から約2倍に増加しています。
そうした普及状況を背景に、スマートフォン向けの専用サイトを開設する国の機関や地方公共
団体も出てきております。
 本市の公式ホームページにつきましては、本年10月に利用者の利便性の向上を図るため、
トップ画面をリニューアルいたしました。
 文字サイズの変更機能や他言語への翻訳機能などを追加したほか、各項目を大きな画像で表
示するなど、スマートフォン利用者の操作性の向上にも配慮したところであります。
 今後も操作性の向上に向け、先進市の取り組み状況なども確認し、逐次改良を行うとともに、
市のさまざまな情報や出来事を迅速かつ詳細に掲載しながら、内容充実に努めていきたいと考
えております。
 次に、くらしの相談窓口クラウドサービスの構築でありますが、クラウドサービスを利用し
た市民向けの相談窓口については、情報の一元化や利用者の利便性、さらにはコスト・セキュ
リティなどのさまざまな面から、利用者側及び自治体側の双方にとって大きなメリットがある
ものと認識をしておりますので、先ほどの自治体クラウドの導入とともに、今後、研究してま
いりたいと考えております。
 次に、災害対策について、障害者、一人暮らし高齢者(弱者)対策について、人工透析患者
の透析患者受け入れ場所の確保についてでありますが、市内で人工透析を受けられる医療機関
は利根中央病院・白根クリニック・沼田脳神経外科循環器科病院の三つの医療施設となってお
り、人工透析患者は140名程度と思われます。
 人工透析患者は、数日間透析が受けられない場合は死に至る危険性があることから、災害時
において緊急性があると認識しております。群馬県において、救急医療や災害時の救護活動を
情報面で支える「広域災害・救急医療情報システム」により、各種医療情報を提供しておりま
すので、その活用を図り災害時に透析患者が透析を受けられるよう、関係機関と連携を図りな
がら対応してまいりたいと考えております。
 次に、ひとり暮らし高齢者の災害時の対応についてでありますが、ひとり暮らし高齢者の実
態につきましては、民生委員・児童委員の協力を得て実施している「ひとり暮らし高齢者基礎
調査」により、地区別・年齢別の人数や健康状態などを把握するとともに、氏名、住所、かか
りつけ病院、服薬状況、緊急連絡先及び担当民生委員・児童委員などの情報を記した「福祉緊
急カード」を該当者宅に備えるよう努めております。
 このほか、民生委員・児童委員による見守り活動に加え、緊急通報装置の設置や「ひとり暮
らし高齢者に一声かける運動」、さらには在宅介護支援センターが行う実態把握調査などの各
種取り組みにより、ひとり暮らし高齢者の安否に気を配っているところであります。
 また、災害時には、地域の役員や御近所の方などによる安否確認が迅速かつ確実に行えるこ
とが、より効果的であると思いますので、今後、各地域の方々と協議しながら、その体制づく
りを進めてまいりたいと考えております。
 次に、災害協定による市外からの受け入れについてでありますが、現在沼田市が自治体間で
締結している災害協定については、下田市との協定、板橋区ほか13都市での協定及び新宿区
との協定の3つの協定を締結しています。
 災害時における一時避難者等の受け入れについては、協定都市それぞれが対応可能な範囲で
の援助協力を前提としており、沼田市においては、昨年の東日本大震災及び原子力発電所事故
における避難者の受け入れを行っておりますので、その体制を基本に考えております。
 また、人工透析患者等の受け入れにつきましては、医療機関の体制など多くの課題もありま
すので、今後、関係機関の指導を受けながら研究してまいりたいと考えております。
 次に、災害弱者マップの作成についてでありますが、災害が発生したときに自分の力だけで
は避難することができない、障害者やひとり暮らし高齢者などの援護を必要とする方々を対象
とした災害弱者マップを作成することは、災害時の情報伝達や避難支援体制の整備により地域
の安全で安心なまちづくりを目指すためには必要なものであると考えております。
 沼田市では、平成22年2月に「沼田市災害時要援護者避難支援計画」を作成し、災害時に
備え自主防災組織、民生委員・児童委員、社会福祉協議会等が連携して、災害時要援護者登録
台帳を作成することとしており、現在台帳整備を進めているところであります。
 台帳整備に当たっては、障害者やひとり暮らし高齢者などの情報把握が必要となり、個人情
報保護の観点での配慮も必要となることから、行政だけで取り組めるものではありませんので、
今後も区長や民生委員・児童委員を初め、地域の方々の御協力をいただきながら、台帳整備を
進める中でGIS地理情報を活用した災害弱者マップの作成についても研究してまいりたいと
考えております。
 以上申し上げまして、石川議員の御質問に対する答弁とさせていただきますが、「教育現場
の電子化について」は、教育長から答弁申し上げますので、よろしくお願い申し上げます。
◇議長(大島崇行君) 教育長。
〔教育長 宇敷重信君登壇〕
◇教育長(宇敷重信君) 石川議員の御質問にお答え申し上げます。
 ICTが支える地域社会について、教育現場の電子化について、電子黒板の活用についてで
ありますが、沼田市の各小中学校も電子黒板が配置されております。各学校では、デジタル化
した教科書を電子黒板上に提示して、操作しながら説明したり、撮影しておいた動画や静止画
を表示したり、児童生徒の作品を映し出したりして電子黒板を活用しております。このことに
よって、児童生徒にとっては、学習内容が視覚的にわかりやすくなったり、興味を喚起された
りするので、学習の意欲を高めたり、理解を深めたりすることに効果を上げております。引き
続き、活用例を紹介するなど、より活用が促進され、教育効果が一層高まるよう努めてまいり
たいと考えております。
 次に、来たるべく将来の「タブレット」での授業についてでありますが、文部科学省は、総
務省と連携して、教育の情報化の一環として「学びのイノベーション事業」を平成23年度か
ら実施しています。これは、情報通信技術を活用し、その特徴を生かすことによって、一斉指
導による学習に加え、児童生徒一人一人の能力や特性に応じた学習と子供同士が教え合い、学
び合う協働的な学習を推進して、21世紀を生きる子供たちに求められる力を育もうとするも
のです。具体的には全国で20校を実証研究校として指定し、児童生徒1人に1台タブレット
型端末を整備し、デジタル教材を使用した指導方法の開発や効果の検証等を行っております。
 その成果としては、考えを伝え合ったり、表現を比較し合ったりする協働的な授業場面がふ
えたことが報告されています。しかし、児童生徒用タブレットを使用する際の教材準備などに
多くの時間を要するなどの課題も報告されています。
 情報通信技術の進展が大変早いこの時代に、このような機器を活用して、生きる力を育んで
いくこともとても大切なことでありますので、今後も実証研究の成果や課題等に留意し、研究
してまいりたいと考えております。
 以上申し上げまして、石川議員の御質問に対する答弁とさせていただきます。
◇3番(石川初雄君) それでは再質問させていただきます。
 地方自治情報化推進フェアー2012はプレゼンテーションで出展した会社が67社で参加
者数が5,113名でした。10月での自治体数が1,742ですから、かなりの自治体関係
者が来場されていたようです。黎明期の推進フェアーは、2007年では出展の会社が49社
で参加者数は2,928名、開催場所はサンシャインということでした。翌年からはずうっと
東京ビックサイトで開催されたようです。また、総務省他全国市長会、全国市議会議長会も後
援団体となっていまして、年々参加は増加しているようです。
 ICTが支える地域社会についてのGIS地図情報システムにおける自治体クラウドの適用
と効果についてですが、ごみステーションの表示、これは位置情報やカレンダー、それから外
国語の標記、画像など。これが、いろいろつけかえることができるということでございます。
特に外国語表記というのは英語とか、中国語とか韓国語とかありますけども、家のすぐそばの
ゴミステーションでは、外国人のお店が結構ありまして、ゴミの出し方に非常に現在トラブル
がありまして、なかなか表記がうまく外国の方に伝わらないというようなことで、先般私も自
分で翻訳をしまして、届けたという経過もございますが、こういったものも外国語表記で場所
等も表記していただければ非常にわかりやすいんじゃないかと思うのですけれどこれはいかが
でしょうか。お伺いいたします。
◇市長(星野已喜雄君) 私の聞き間違いならばお許しを下さい。また再質問で答弁させてい
ただきたいと思います。
 まず、ごみステーションの外国語による表示というのは、やはりこれも時代の流れで必要に
なってきているのではないかと考えております。特に英語と中国と韓国語等は必要かなと思い
ます。特に老神温泉等の観光の入り込みのところであってもそういったことが時代の流れかな
と思っております。ただ、今石川議員のほうでよしんばそれがICTの立場でもって、そこの
ところでそういうサービスをしたらどうかであったとすれば、それはそれでも検討を加える必
要があるのかなというように思っております。いずれにいたしましても、もうみなかみに行っ
ても、伊香保に行っても、あるいは東京のホテル等に行っても大体おおむね3カ国語ぐらいは
もう表示がなされていまして、そういう意見では時代の流れからすると外国語の表示というの
は、もはや時代の流れではないかと考えております。
◇3番(石川初雄君) これはホームページがやはり外国語、3カ国語に対応しておりますの
で、そこからどんどん入って行った場合に最終的に目的のところが表示されなければ、外国の
方は見ても目的を達成できないわけでございますので、やはりインターネット上で見られるよ
うな方法に構築していただくのが私は望ましいかと思います。
 また、先ほど市長が言われたように、ペーパーの方でもやはり今、表示されているのが英語
のみですので3カ国語にふやしていただけるようにお願いできれば利便性が上がるかと思いま
す。
 次に、公共施設案内等、これは学校とか公民館とか運動場等の目的検索、こういったものも
できるのではないかと思います。まず地図上のデーターベースがありまして、その上に専門用
語でレイヤーと言うんですけども、これを1枚、2枚、3枚、4枚とどんどん重ねていって、
例えば学校のレイヤーとか、公民館のレイヤー、あるいは飲食店のレイヤーとかいろいろある
わけです。その中でレイヤーだけ目的で検索できればいいわけですけれども。そういったもの
がこういったシステムで活用できるわけでございます。それで、これは特に特殊なものでなく
て、インターネットをやっている方ですと、例えばヤフーの地図なんかで、旅行に行くときに、
旅行に行く先の神社仏閣とか宿泊場所なんかを検索するときに、既に皆さん使っているわけで
す。これがGISを利用したシステムとは言わなくても、かなり国民の間に浸透していまして
ふだん使っているものでございますので、これはただし、無料でやっているものですから地図
情報が正確でないんです。大体大ざっぱということになりますけれども、これが沼田市が持っ
ている地図情報システムというのは非常に正確なものであると私は思っております。なぜかと
いいますと、税金を取るための面積まで出てくるわけですから、非常にミリとは言わないが、
何センチ単位でわかるんじゃないかなと私思っているんですけど、非常に正確な情報がそこに
落とし込めると私は思っておりますが、こういったものもぜひ検討いただきたいと思います。
 次に、東京都世田谷区、それから福島県いわき市などの活用の観光案内ですけれども、例え
ば沼田の例として、よくお客さんが来るだんご汁のお店なんかもそういったところに落とし込
んで観光案内、それから検索ですが、えだまメンチはこのお店で食べれますとか、これも大ざ
っぱな地図ではなくて、これを使えば非常にそのお店まではっきり出るような観光案内ができ
ます。また、そのときに、これはQRコードというのがあるんですけども、担当の方といろい
ろお話をして聞いたんですけど、市長さんQRコードというのは御存知でしょうか。
◇市長(星野已喜雄君) 大変恐れ入りますが、QRコードというのは初めて耳にいたしまし
た。まことに申しわけございません。
◇3番(石川初雄君) 市長はスマートフォンをお持ちになっているかと思うのですけど、こ
の裏にカメラがございまして、これをかざしますとよくサイコロみたいな感じの点、点、点が
ある。昔はバーコードだったんで線だったんですけど、それのことを言っております。そうし
ますと、その上にかざしますとお店の住所、電話番号が出てくるんです。それをQRコードと
いっているんですけど、自分で書きたい文字をつけることができます。こういったものをその
地図上に落とし込んだりすることもできます。また、非常に経費がかからない宣伝効果がある
ということで、例えば、新宿区の配布物に「すみません、このQRコード1個だけでいいです
から掲載してください」としますと、それで興味のある方が見ると、沼田市に飛んでくると。
こういったような活用ができます。経費の少ないPR活動にも、これはかなり活用していただ
いておりますけれども。家のホームページなんかもこういったものを活用させていただいてお
りまして、非常にこれは便利だなと思っております。この観光案内等はただ店の名前とか住所
を書くだけでなくて、メニューとか非常によそにないような特殊な雰囲気を醸し出すような、
そういった工夫が必要なんですけれども、これはまだあまり全国でやっていないのです。とい
うことは、今やれば非常に注目を集めると。例えば真田の物語りを入れ込むとか、そういった
ことも可能なんですけれども、そういった施策は興味がございますでしょうか、お伺いいたし
ます。
◇市長(星野已喜雄君) 石川議員はこの種の課題、政策的なことについては、まさにかねて
から先駆的なパイオニアの役割を果たしてたということで、平素から敬意を表してたわけでご
ざいます。随分いろいろな御提言がございまして、一生懸命メモはしておりますけども、でき
れば後ほど、私どもの総務課長なりが、いろいろと意見交換させていただく中で、幾つかのこ
とを整理して、いろいろと意見交換等、議会終了後でも、いずれかの時間をとってやっていた
だくと大変広報等も助かるのかなと思うのです。かなり専門的なところに入っていますので、
実務的なところでそういったことをお願いできればありがたいと思っております。
 今いろいろな御提言がございましたけれども、私も素直なところ言って、この種の類いはア
ナログ系の人間でありましたので、やや私は後発の人間でございました。ただ、今年の3月に
いろいろと携帯電話の買いかえの時期でありまして、はてさて、どうしようかというときに、
タブレットの購入もしました。携帯電話については、この際だからということで、3月ごろに
話題になったギャラクシーノートというのを今使わさせていただいております。いろいろとや
ってみるとギャラクシーノートだけでタブレットはもうほとんど必要ないのではないかという
ような感じも実はしております。
 私も実に驚いたのですが、東京出張の際等にナビゲーション等もどんどん案内は出てくるし、
その周辺のレストランだとか、あるいはまた、観光施設等もどんどん出てまいります。したが
いまして、そういう意味では、そのものが一つあると本当にあらゆる情報が手に入れられると
いう、私ははっきり言って驚いています。したがって、時代がそういうふうに流れているとい
うことからみると、やはり、きょういろいろと御提言されていることについては、これは避け
て通れない時代が来るなと。学校教育の現場でも、私どもの時代から比べれば、はるかにもう
そういったことが子供の時分から、可もなく不可もなく自然体の中で接触ができるということ
になってまいりますると、結局こういった時代の流れがいずれ遅かれ早かれ到来するなと。そ
ういう意味ではパイオニアの時期で、先ほど議員のほうからも御提言があった、答弁でも申し
上げたと思うのですけども、ややこの節の昨年からことしにかけて2倍くらいの伸びを示して
いるとか、そういうことを見ると加速度的に進んでいくのかなというふうに思っております。
したがいまして、きょう御提言されていることは何ら異論を唱えるところはありませんので、
そういった専門的な部門については、議員が相当造詣が深いので、本会議のところもさること
ながら、そういった現場における意見交換をしていただく中で、可能な限り御意見に沿った方
向を本市での地域社会におけるICTの導入というものを積極的に考えていかないとだめなの
ではなかろうかと、こんなふうに今思っております。
◇3番(石川初雄君) わかりました。
 なかなか60歳前後の方ですと、ICTというのが非常にわかりづらいということで、なる
べくわかりやすいように話をしているわけですけれども、専門用語が出てまいりまして、大変
申しわけございません。
 次に、広島県庄原市というところですけども、これもGISを使っておりまして、ハザード
マップがありますが、実際に庄原市の地図データ上に河川での洪水状況がビジュアルでわかり
やすく表示されておりました。要するに、水はどんどん増水してきたところを、赤い色でこの
辺のところが水没するというような地図データ、これが非常にわかりやすく、一目でわかるこ
とです。文字ですと、どこどこの河川の何メートルと。こういったものは時間、秒単位、分単
位を争うというときもあるかと思うんですけども、これは川の水は高いところから低いところ
に流れますが、利根川の上流のみなかみ町、片品川上流の片品村との共同ハザードマップ作成
なんかも考えられます。要するに、沼田だけやってもだめなんですね。上流から水がどのよう
に来るかとか、そういったことも考えられます。これもやはり地図の精密度というのですか、
これも市販の無料で使えるような地図、そういったものと違いまして、非常に建物なんかも細
かく出ておりますので、これは、私は重要なところかなと思って見ておりましたが、やはりそ
れと合わせて利根沼田圏内の観光案内も沼田市をハブといたしまして、広域案内も可能かと思
われますが、他の市町村と連絡を密にして、こういった施策をお考えになるという提案はいか
がでしょうか。市長の見解をお伺いします。
◇市長(星野已喜雄君) これは、大変沼田のみならず、利根沼田のことについての御提言に
なっておりまして、当然町村には町村の首長並びに議会等もございまして、それぞれのお立場
の考えがあろうかと思いますが、一応これについては、広域圏の事務局をして各市町村の調整
を図るべき形の中で、話題が出ておったことから、今後の宿題として、利根郡下の町村長とも
いろいろと話し合う中で、そういった共同的なことが可能かどうかということをしっかりと受
けとめさせていただいた形の中で、今後どういうような対応がよろしいか、考えてまいりたい
と考えております。
◇3番(石川初雄君) わかりました。ぜひとも扇のかなめの沼田市の立場からも、推進をよ
ろしくお願いしたいと思います。また、よくいろんな人に言われるのですけども、「お前はイ
ンターネットから見て、机上の理論でしゃべっているんではないか」と、そういったようなこ
とを言われるんですけど、自分自身の研究等、いろいろやっております。GISとGPSとア
マチュア無線機を活用した位置情報システムを構築して実験を重ねております。自分でつくり
ました。部品を買ってきていろいろつくったんですけども、車からGPS情報に基づいて発射
した電波情報を各地の仲間のアマチュア無線局、これゲート局と言うんですけど、門ですね。
それに受信させて、インターネット回線を介してクラウドコンピューターに接続して、地図は
グーグルマップというのがあるんですけど、グーグル社の地図上に標示する、そういったシス
テムです。これは自分一人でつくったわけではないのですけども、世界中の無線仲間がボラン
ティアでやっておりますので、地図情報はあまり正確ではないんですけども、大体50メート
ル範囲くらいで描画するようなシステムです。これは、そうしますと自分の車2台あるんです
けど、2台にその装置をつけまして走りますと、位置情報、何時何分にどこどこ通過と全部地
図上に出るんです。これをパソコン・タブレット・スマートフォンがあれば世界中どこからで
も石川の走っている車が見られるようなシステムです。自分で研究してみた結果、いいと思っ
て私は提言しているわけでございます。決して机上の理論ではございません。
 これは、そういったわけで次に進みますけれども、これは、例えばどういうものに活用でき
るかと考えました。これが災害時の救援トラックですね。これに活用できるのではないかと思
います。実際に自分で車に載せてやってみて、よくかみさんが娘の富山まで車で行くんですけ
ど、ちゃんときれいに高速道路を走って行くのがわかります。それから自分自身でバスに乗っ
たときに、携帯電話・スマートフォンを使いまして、ここからGPSの情報を、携帯電話回線
を使いながらGPS情報をクラウドに接続するのですけど、これも四国まで行ってきたんです
けども、きれいに描画していました。この災害時の救援トラック、これも昨年の3月18日だ
ったですか、東京のアマチュア無線連盟の本部に行きまして、自分は非常通信のコントロール
を2日間やってきましたが、そのときにトラックがどこにいるかがわからなくて、いつ荷物が
届くのかというような非常に厳しい状況にあったときに、これがあればどこどこ辺にいると。
こういったものもシステムが構築できるかなと私は思いました。これはこれで閉じさせていた
だきます。
 次に、これからの職員定数管理でございますが、やはり定数削減から担い手最適化、市長も
お考えになっていることがわかりました。明治22年の自治体数は、7万1,314でした。
非常に多かったでした。昭和28年には、9,868というふうに大分合併が進んでいったわ
けでございます。それから先ほど申し上げたように、昭和37年には3,472、現在では1,
719ということでございますが、これはやはり非常にどこの自治体でも苦労されているとい
うことで、市長の先ほど言われたのもよくわかりました。現在この職務プロセス分析システム
というのは、東京都国分寺市のほか、神奈川県横須賀市、それから京都府城陽市、それから大
阪府寝屋川市、兵庫県播磨町などの自治体が活用されております。自分は実際にプレゼンテー
ション、こういう講演会があるんですけども、その場所には参加できなかったんですけども、
また、職員の方の日程等が合えば、ぜひこういったところにお出かけになっていただいて、研
究をしていただきたいと思うんですけども、特に今年は沼田さんはお見えにならないかもしれ
ませんよと言った担当の方の言葉が非常に残念であったんですけども、来年、あるいは再来年、
このフェアに行かれるというようなことはいかがでしょうか、お尋ねいたします。
◇市長(星野已喜雄君) どういうことの御紹介が本市の担当部局にあったかということにつ
いては、私も申しわけございませんが承知をしておりませんでした。総務省とか、あるいは市
長会、あるいは市議会議長会ですか、こういうようなところがきちんと対応しているとなると、
これは見逃すわけにはまいりません。したがいまして、来年はそういったことの御紹介があれ
ば、ぜひ担当職員のスキル、つまり業務能力を高めるために参考にさせていただき、そして勉
強をさせていただくつもりでございます。
◇3番(石川初雄君) わかりました。これはシステムの導入となりますと、やはり経費が発
生しますので、タイトルに費用対効果と書いてありますので、お金のことに関係しますのでそ
れも十分に吟味していただきまして、それに見合うものであれば導入を進めていただきたいと
思います。
 次に、スマートフォン対応したホームページの改良及びくらしの相談窓口クラウドサービス
でございますが、実は私も国に出す申請書等は全て電子申請で行っております。無線の申請書
は霞ヶ関のほうに行かなければいけないので、わざわざ東京まで行くわけにもいきませんので、
電子申請でやっておるんですけども。昔は、全て手書きで書いて東京のほうに送っておりまし
た、関東なんですけども。それが近年、やはり国の方も電子申請、電子申請と非常に積極的に
なりまして、事あるごとに国の関係の職員が来て、パソコンまで持ってきて、ぜひ電子申請を
してくださいというふうに総務省一生懸命やっております。また、沼田市のホームページは本
当によく改良されていると思います。顕著なのは、先ほど市長も言われたように外国語に対応
されております。英語、中国語、韓国語です。これはグーグルのクラウド機能を活用した、翻
訳機能がホームページに埋め込んであるわけでございますが、私は、これは大変よい評価をさ
せていただきたいと思います。自分で何回も試してみましたが、非常によく出ます。これは、
ちなみに新宿区のホームページも同じでこの機能が備えられております。また、広島県の庄原
市、先ほどハザードマップをやっていた庄原市のホームページですが、ここを見ますと、ボタ
ンのところをクリックしますと、音声読み上げ機能がついております。上のほうから文字を全
部読んでくれます。女性の声で非常にやさしく読んでくれます。これは視覚障害のある方に非
常にやさしいホームページだなと私は思いました。また、年をとってきますと画面が非常に見
づらくなります。非常に文字もディスプレイ、画面によっては大きくしても見づらいところが
あります。そういったところを全部文字で表記してあるところは女性の声でやさしく読んでく
れるという機能がございますけれども、この辺のところは沼田市のホームページもいかがかな
と思ったんですか、どうでしょうか。
◇市長(星野已喜雄君) 次から次へと、もう時代の趨勢の先端の話題がどんどん出てまいり
まして、まさに感心をするばかりです。やはり耳の不自由な方、あるいは目の不自由な方等捉
まえたときに、通信業務もそこまで配慮することが大事な時代になってきたのかなと、今印象
に残っております。したがいまして、日進月歩でありますので、本当に追いつくことも大変な
んですけども、お誉めの言葉もいただきました。非常にそういう意味では担当している職員も
かなり頑張って、いろいろと今までよりさらに前進、さらに前進と努力しております。きょう
のこのお話もしっかり受けとめさせていただいた形の中で、可能な限り実現に向かって努力し
てまいりたいと考えております。
◇3番(石川初雄君) ありがとうございました。非常に特殊な分野でありますので、わかり
ずらい質問で申しわけないと思っているわけでございますが、これは未来の沼田市にとって必
ずやプラスになるものと思っておりますので、あえて質問させていただきました。
 次に、教育現場の電子化についての項目で、電子黒板でございますが、現時点で入っている
電子黒板ですね。例えばタッチパネル、要するに画面のところに手で触れるとそれがすぐにデ
ータの中に入り込むような電子黒板でしょうか、あるいは言い方はちょっと悪いんですが、単
なるディスプレイ、テレビの画面、要するにタッチパネル、指でやっても反応しない旧型のタ
イプでございますでしょうか。
◇教育長(宇敷重信君) 再質問にお答え申し上げます。
 今議員さんのおっしゃるように、タッチパネルのものでございます。非常に使い勝手がよく
て効果を上げております。何といいますか、例えば授業の最初に資料提示、紙の資料を提示し
てやるのが悪いというわけではないのですけれど、その内容によって突然タッチして示すとか、
子供たちを引きつけて、いわゆる学習の動機づけを図るとか、そういった場面で非常に効果を
上げておりますし、また、他の場面も効果を上げています。
◇3番(石川初雄君) ありがとうございます。
 これは先ほども言いましたけれども、導入ですが、これは総務省が実験として、本来は16
0校にタブレットを導入して実験するというような、あったんです。これは文部科学省は20
20年に導入すると言っていたのを教科書の出版会社関係等が2015年に前倒しして導入し
てくれるようにということで、自主的に決定して、文部科学省に働きかけていたんですけど、
なんと驚くべきことに総務省から、こういうことに実験が打ち出されてしまったということで、
畑違いになってしまったわけですけれども。残念なことに政府の事業仕分けでこれは無駄だと
指摘されまして、予算が削られて20校程度になったということに気がつきました。いろいろ
文書を読んでいきますと、その中でいろんな学校から、生徒の授業に対する取り組みが非常に
いいと、高評価を受けたようです。また、ゲーム機械を持っている子供は、その電子黒板を見
て、このタブレットで授業をするということになるかと思うのですけども、非常に子供さんと
いうのは、スマートフォンやタブレットは感性で動かせるというようなことがあります。私の
息子にスマートフォンですかね。沼田駅まで迎えに行って上之町に来るまでの5分くらいの間
にもう使っていました。説明書も何も読まないで使っちゃうんですね。私なんか説明書を見た
りすると、1時間ぐらいかかって、後は忘れてしまってだめなんですけども。これは非常に聞
きにくいことで申しわけないんですけど、教師の方の指導、授業内容とは別として、タブレッ
トとかそういったものをこれから来るべきそういう時代が到来するわけですけれども、指導す
る立場の先生方のレベルというのは、例えば教育長が考える絶対大丈夫だとか、今研究中だと
かあると思うのですが、そういったところはいかがでしょうか。
◇教育長(宇敷重信君) 再質問にお答え申し上げます。
 情報教育主任という、学校内の分掌、担当がおるんですけども、その担当については、研修
も受けますので、まだまだ不十分なところは多々あるかと思うんですけども、それなりの知識
・技術は持っていると、そのように認識しております。それから、県の総合教育センターでそ
ういった教育機器についての研修も行いますので、そこでいわゆる知識・技能を高めて職能成
長を図る、そういった取り組みも行われているところです。教育現場、学校現場でやっぱり大
事にしなければいけないと思っていること、これにつきましては、教育機器は、いわゆる短い
言葉で言うと、いわゆる手段であると。授業には1時間、1時間の狙いというものがあります
ので、その狙いをよりよく達成できる。この場面では、教育機器を用いると狙いをよりよく達
成できるというところで搬入していく。じゃあその扱いはどうしたらいいか、そういった研修
を総合教育センター等で行っておるところです。今後そういった研修を教職員がしっかりして、
これから来るべき時代の精神的な、いわゆるツールとしての優れた機能をしっかり生かせるよ
うに研修を進めていきたい。そのように考えています。以上でございます。
◇3番(石川初雄君) よくわかりました。
 自分も教育委員会で長年お世話になった身でございますので、先生方の研究熱心ということ
は承知しておりますので、今後ともひとつよろしくお願いしたいと思います。
 最後に人工透析患者、この方は週3日程度、1回の透析が3時間から5時間かかるというこ
とです。人工透析の機械は1台1千万円以上、水が300リットルということですけど。普通
の水道水ではなくて、精製して物すごくきれいな水、ばい菌の入ってない水に変換して使用す
るということでございますので、やはり医療機関と綿密に打ち合わせをしないと、軽々に受け
入れるというのは難しいかと思いますので、その辺のところも行政としてしっかり確立をして
いただきたいと思います。また、新宿区は人口32万人ということで、そのうち外国の方が3
万3,000人いらっしゃるんです。非常に1割ぐらいの方の外国人がいらっしゃるというこ
とでございます。新宿駅の乗降は1日200万人と。非常に驚異的な数字でございまして、新
宿区の区民の日本の方、あるいは外国の方、いろんな方がいらっしゃるかと思いますが、ぜひ
この協定もよく御検討いただきまして、やっていただきたいと思います。
 それから、GIS地理情報ということでございますが、これのほかにもたくさんいろいろメ
ニューがありました。きょうお伝えしたのはほんの一部ですけども、これももう一回になりま
すけども、きょう言ったことではなくて、いろいろ検討していただいて、活用していただきた
いと思うのですけど、それを質問して、最後として閉じたいと思います。
◇市長(星野已喜雄君) 多岐にわたる現在の非常に加速度的に進展するIT関係の極めて微
細にわたった御質問があったわけでございますが、ある問題については、観光案内。ある場面
については、災害のときのその状況の把握。また、ある場合については、社会的弱者のいわゆ
る捉まえ方。また、あるときには、日常生活のごみにかかわるところまでの問題。等々、多く
の御提言があったわけでございます。限られた時間ではなかなかお互いの意見交換、あるいは
また、質問・答弁というのがうまく整合していったかというと、その辺のところはじくじたる
ものがございます。したがいまして、冒頭申し上げましたように、担当職員に指示をしますの
で、ぜひ、きょう御質問、あるいはまた、御提言があったことについて、実務的にちょっと時
間をとって意見交換をしてもらえるとありがたいと思っております。そうすることによって、
御提言された内容の趣旨が市の職員にも伝わり、そして、決してこれは予算が多く伴うもので
ありません。そういう意味では内部の操作システムを構築することによって可能なものが相当
あるはずだと私は受けとめております。したがって、先ほどの御質問もさることながら、そう
いったことで、この種の課題については、議員は本当に先駆的な役割りを果たしてきたことは、
県会議員のときからよく承知をしていまして、きょうかなりのことの提言がございましたので、
一つずつ整理して申し上げることができませんが、ぜひ議員のお時間をいただいて意見交換を
総務部局としていただけるとありがたいと思っております。どうぞよろしくお願い申し上げま
して答弁といたします。
◇3番(石川初雄君) わかりました。私も、これは選挙のマニフェストですので協力は惜し
みませんので、よろしくお願いいたします。以上でございます。
◇議長(大島崇行君) 以上で一般質問を終了いたします。
       ──────────────◇──────────────
    第2 散  会
◇議長(大島崇行君) お諮りいたします。
 10日、11日及び12日は、委員会審査等のため休会いたしたいと思います。
 これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(大島崇行君) 御異議なしと認めます。よって、10日、11日及び12日は、委員
会審査等のため休会することに決しました。
以上で本日の日程は、全て終了いたしました。
 本日は、これにて散会いたします。
 次の会議は13日午前10時に開きますから御参集願います。
 本日は大変御苦労さまでございました。
    午前11時10分散会
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