平成25年第1回沼田市議会定例会継続会会議録
平成25年3月22日(金曜日)
議事日程 第6号
平成25年 3月22日(金曜日)午前10時開議
第 1 請願第 5号 B型肝炎・C型肝炎患者の救済に関する意見書採択の請願(継続審査)
第 2 請願第 1号 「こころの健康を守り推進する基本法(仮称)」の制定を求める意見
書提出に関する請願書
第 3 請願第 2号 年金2.5%削減の中止を求める意見書の請願
第 4 議案第 6号 沼田市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する
基準を定める条例の制定について
第 5 議案第 7号 沼田市指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営
並びに指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果
的な支援の方法に関する基準を定める条例の制定について
第 6 議案第 8号 沼田市新型インフルエンザ等対策本部条例の制定について
第 7 議案第 9号 沼田市くらしの環境美化条例の制定について
第 8 議案第10号 沼田市道路の構造の技術的基準に関する条例の制定について
第 9 議案第11号 沼田市道路標識の寸法を定める条例の制定について
第10 議案第12号 沼田市移動等円滑化のために必要な道路の構造に関する基準を定める
条例の制定について
第11 議案第13号 沼田市準用河川における管理施設等の構造に関する条例の制定につい
て
第12 議案第14号 沼田市営住宅等の整備に関する基準を定める条例の制定について
第13 議案第30号 沼田市小水道条例の制定について
第14 議案第31号 沼田市鳥獣被害対策実施隊に関する条例の制定について
第15 議案第32号 沼田市都市の低炭素化の促進に関する法律関係手数料条例の制定につ
いて
第16 議案第33号 沼田市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例
の一部を改正する条例について
第17 議案第34号 沼田市特別職の職員で常勤のものの給与に関する条例の一部を改正す
る条例について
第18 議案第35号 沼田市教育委員会教育長の給与その他の勤務条件に関する条例の一部
を改正する条例について
第19 議案第36号 平成25年度沼田市一般会計予算
第20 議案第37号 平成25年度沼田市国民健康保険特別会計予算
第21 議案第38号 平成25年度沼田市後期高齢者医療特別会計予算
第22 議案第39号 平成25年度沼田市介護保険特別会計予算
第23 議案第40号 平成25年度沼田市簡易水道事業特別会計予算
第24 議案第41号 平成25年度沼田市下水道事業特別会計予算
第25 議案第42号 平成25年度沼田市農業集落排水事業特別会計予算
第26 議案第43号 平成25年度沼田市水道事業会計予算
第27 議案第44号 平成24年度沼田市一般会計補正予算(第6号)
第28 議案第45号 沼田市議会議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正
する条例について
第29 閉会中の継続調査申出について
第30 字句等の整理委任について
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本日の会議に付した事件
第 1 諸般の報告
第 2 請願第 5号 B型肝炎・C型肝炎患者の救済に関する意見書採択の請願(継続審査)
第 3 日程追加 議案第46号 B型肝炎・C型肝炎患者の救済に関する意見書案について
第 4 請願第 1号 「こころの健康を守り推進する基本法(仮称)」の制定を求める意見
書提出に関する請願書提出に関する請願書
第 5 日程追加 議案第47号 「こころの健康を守り推進する基本法(仮称)」の制定を
求める意見書提出に関する請願書案について
第 6 請願第 2号 年金2.5%削減の中止を求める意見書の請願
第 7 日程追加 議案第48号 年金2.5%削減の中止を求める意見書案について
第 8 議案第 6号 沼田市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する
基準を定める条例の制定について
議案第 7号 沼田市指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営
並びに指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果
的な支援の方法に関する基準を定める条例の制定について
議案第 8号 沼田市新型インフルエンザ等対策本部条例の制定について
議案第 9号 沼田市くらしの環境美化条例の制定について
以上4件一括上程
第 9 議案第10号 沼田市道路の構造の技術的基準に関する条例の制定について
議案第11号 沼田市道路標識の寸法を定める条例の制定について
議案第12号 沼田市移動等円滑化のために必要な道路の構造に関する基準を定める
条例の制定について
議案第13号 沼田市準用河川における管理施設等の構造に関する条例の制定につい
て
議案第14号 沼田市営住宅等の整備に関する基準を定める条例の制定について
以上5件一括上程
第10 議案第30号 沼田市小水道条例の制定について
議案第31号 沼田市鳥獣被害対策実施隊に関する条例の制定について
議案第32号 沼田市都市の低炭素化の促進に関する法律関係手数料条例の制定につ
いて
議案第33号 沼田市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例
の一部を改正する条例について
議案第34号 沼田市特別職の職員で常勤のものの給与に関する条例の一部を改正す
る条例について
議案第35号 沼田市教育委員会教育長の給与その他の勤務条件に関する条例の一部
を改正する条例について
議案第36号 平成25年度沼田市一般会計予算
議案第37号 平成25年度沼田市国民健康保険特別会計予算
議案第38号 平成25年度沼田市後期高齢者医療特別会計予算
議案第39号 平成25年度沼田市介護保険特別会計予算
議案第40号 平成25年度沼田市簡易水道事業特別会計予算
議案第41号 平成25年度沼田市下水道事業特別会計予算
議案第42号 平成25年度沼田市農業集落排水事業特別会計予算
議案第43号 平成25年度沼田市水道事業会計予算
以上14件一括上程
第11 議案第44号 平成24年度沼田市一般会計補正予算(第6号)
第12 議案第45号 沼田市議会議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正
する条例について
第13 閉会中の継続調査申出について
第14 字句等の整理委任について
第15 市長閉会挨拶
第16 閉 会
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出席議員(20人)
1番 大島 崇行君 3番 石川 初雄君
4番 島田 富造君 5番 野村 洋一君
6番 坂庭 直治君 7番 石井 紘一君
8番 高柳 勝巳君 9番 井之川博幸君
10番 大東 宣之君 11番 星野 稔君
12番 金子 一弥君 14番 片野 彦一君
15番 大竹 政雄君 16番 星川嘉一郎君
17番 小野 要二君 18番 宇敷 和也君
19番 石田 宇平君 20番 布施辰二郎君
21番 星野佐善太君 22番 牧野 保好君
欠席議員(なし)
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説明のため出席した者
市 長 星野已喜雄君 副 市 長 林 義夫君
白沢町振興局長 木暮 茂君 利根町振興局長 山口 芳久君
総務部長 生方 秀二君 市民部長 田辺 昇利君
健康福祉部長 村沢 博行君 経済部長 飯田 敏夫君
都市建設部長 石坂 コ三君 総務課長 田村 博史君
会計管理者兼会計局長 松井 玲子君 教 育 長 宇敷 重信君
教育部長 細野 文男君 庶務課長 小池 龍実君
監査委員事務局長 茂木 一夫君
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議会事務局出席者
事務局長 中嶋 一也 次長兼庶務係長 木暮 保夫
議事係長 松井 克人 副 主 幹 安原 和宏
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午前10時開議
◇議長(大島崇行君) これより本日の会議を開きます。
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第1 諸般の報告
◇議長(大島崇行君) 日程に入るに先立ち、事務局長をして諸般の報告をいたさせます。
◇事務局長(中嶋一也君) 命により御報告申し上げます。
地方自治法第180条第1項の規定に基づく専決処分として、公用車による物損事故に係る
損害賠償額の決定1件についての報告がありました。
以上でございます。
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第2 請願第5号 B型肝炎・C型肝炎患者の救済に関する意見書採択の請願
(継続審査)
◇議長(大島崇行君) 日程第1、請願第5号 B型肝炎・C型肝炎患者の救済に関する意見
書採択の請願を議題といたします。
本請願に関し、民生福祉常任委員長の報告を求めます。委員長 高柳勝巳議員。
〔民生福祉常任委員長 高柳勝巳君登壇〕
◇8番(高柳勝巳君) 民生福祉常任委員会に付託されました請願5号 B型肝炎・C型肝炎
患者の救済に関する意見書採択の請願について、審査の結果を御報告申し上げます。
請願の趣旨は、肝炎予防・肝炎検査の促進、医療機関の整備、肝炎患者・家族への支援など、
肝炎対策に取り組むよう、政府に意見書の提出を求めるものであります。
本委員会は、慎重な審査の結果、採択すべきものと決定いたしました。
これより審査の経過を申し上げます。
審査の過程では、肝炎の感染経路は明確なことにもかかわらず、現行では裁判でも具体的な
証拠を示さなければ立証されないことなど、患者の救済へはほど遠い国の取り組みが明らかに
なっていることから、国・政府に対して意見書を提出していくべきと決定した次第であります。
以上を申し上げ、委員長の報告といたします。
◇議長(大島崇行君) 委員長の報告が終わりました。
これより質疑に入ります。
なお、質疑は委員長の報告に対して願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(大島崇行君) 質疑を終結いたします。
これより討論に入ります。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(大島崇行君) 討論を終結いたします。
これより請願第5号 B型肝炎・C型肝炎患者の救済に関する意見書採択の請願を採決いた
します。
本請願に対する委員長の報告は採択であります。
本請願は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(大島崇行君) 御異議なしと認めます。よって、本請願は採択することに決しました。
─────────────────────────────
◇議長(大島崇行君) 休憩いたします。
午前10時04分休憩
─────────────────────────────
午前10時05分再開
◇議長(大島崇行君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
─────────────────────────────
○日程追加
◇議長(大島崇行君) お諮りいたします。
ただいま、高柳勝巳議員ほか6名から、B型肝炎・C型肝炎患者の救済に関する意見書案に
ついてが提出されました。
この際、これを日程に追加し、日程第2を日程第3とし、以下順次繰り下げ、直ちに議題に
したいと思います。
これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(大島崇行君) 御異議なしと認めます。よって、議案第46号 B型肝炎・C型肝炎
患者の救済に関する意見書案についてを日程に追加し、直ちに議題とすることに決しました。
──────────────◇──────────────
第3 議案第46号 B型肝炎・C型肝炎患者の救済に関する意見書案について
◇議長(大島崇行君) 日程第2、議案第46号 B型肝炎・C型肝炎患者の救済に関する意
見書案についてを議題といたします。
議案の朗読を省略し、直ちに提出者から提案理由の説明を求めます。高柳勝巳議員。
〔8番 高柳勝巳君登壇〕
◇8番(高柳勝巳君) 意見書案の朗読をもって、提案理由の説明にかえさせていただきます。
B型肝炎・C型肝炎患者の救済に関する意見書(案)
我が国にはB型・C型肝炎感染者・患者が350万人いると推定され、その大半は集団予防
接種や治療時の注射針・筒の使い回し、輸血、血液製剤の投与などの医療行為による感染が原
因とされる。このような感染被害の拡大を招いたことに対する「国の責任」と、肝炎患者を救
済する責務が明記された肝炎対策基本法が平成22年1月に施行された。
しかし、今なお感染被害は償われず、多くの患者が肝炎の進行と高い医療費負担などに苦し
められ、毎日約120人もの肝炎患者が亡くなっている。「薬害肝炎救済特別措置法」による
裁判で救済された薬害C型肝炎患者はほんの一握りであり、大半が提訴すらできず、C型肝炎
患者の9割以上を占める注射器の使い回しや輸血が原因の患者・遺族に対する救済の仕組みは
できていない。集団予防接種によるB型肝炎感染被害については、「特定B型肝炎感染者への
給付金等支給特措法」が平成23年12月に成立したが、母子感染ではないとの証明など、救
済条件を満たして裁判による救済が可能な患者は数万人とされ、証明できない大多数の患者や
死亡した肝硬変、肝がん患者は救済対象外に置かれている。
このように現行法によって法的救済、補償を受けられる患者はごく一部であり、注射器の使
い回し、輸血、薬害によるB型・C型肝炎患者に対して、国が感染被害を償い、いつでも、ど
こでも安心して治療を続けられるために、肝炎治療と生活を支える公的支援制度を確立するこ
とが求められている。
よって、国会及び政府におかれては、医原病によるB型・C型肝炎患者を救済するため、下
記の事項について速やかに措置を講じるよう強く要望する。
記
1.肝炎対策基本法に基づき患者救済に必要な法整備、予算化を進め、B・C型肝炎患者が適
切な救済を受けられることを旨とした救済策を実施すること。
2.肝炎治療薬、検査費、入院費への助成を初め、肝炎治療費への公的支援制度を確立すると
ともに、肝炎対策基本法が定めた肝硬変・肝がん患者への支援策を進めること。肝硬変・肝が
ん患者への障害者手帳の交付基準を改善し、B型・C型肝炎による肝硬変・肝がん患者の救済
を図ること。
3.治療体制・治療環境の整備、治療薬・治療法の開発、治験の迅速化などを図ること。
4.肝炎ウイルスの未検査者、ウイルス陽性者の未治療者の実態を調査し、早期発見・早期治
療につなげる施策を講じるとともに、B型・C型肝炎への偏見差別の解消、薬害の根絶を図る
こと。
5.「薬害肝炎救済特措法」による救済の枠組みを広げ、血液製剤による感染の可能性が高い
薬害C型肝炎患者を広く救済する措置を講じること。同特措法の期限延長を図ること。
6.B型肝炎特措法の改正を行い、集団予防接種の注射器の連続使用による感染の可能性のあ
るB型肝炎患者を広く救済する措置を講じること。
7.医原病であるB型・C型肝炎による死亡者には一時金、感染者・患者には健康管理手当を
支給する法制度の確立によって、感染被害が償われ、持続的に治療を続けられる環境を整備す
ること。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
平成25年3月 日
衆議院議長
参議院議長
内閣総理大臣
法務大臣 様
財務大臣
総務大臣
厚生労働大臣
沼田市議会議長 大 島 崇 行
以上であります。
◇議長(大島崇行君) 説明が終わりました。
これより質疑に入ります。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(大島崇行君) 質疑を終結いたします。
これより討論に入ります。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(大島崇行君) 討論を終結いたします。
これより議案第46号 B型肝炎・C型肝炎患者の救済に関する意見書案についてを採決い
たします。
本案は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(大島崇行君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
──────────────◇──────────────
第4 請願第1号 「こころの健康を守り推進する基本法(仮称)」の制定を求
める意見書提出に関する請願書
◇議長(大島崇行君) 日程第3、請願第1号 「こころの健康を守り推進する基本法(仮
称)」の制定を求める意見書提出に関する請願書を議題といたします。
本請願に関し、民生福祉常任委員長の報告を求めます。委員長 高柳勝巳議員。
〔民生福祉常任委員長 高柳勝巳君登壇〕
◇8番(高柳勝巳君) 民生福祉常任委員会に付託されました、請願1号 「こころの健康を
守り推進する基本法(仮称)」の制定を求める意見書提出に関する請願について、審査の結果
を御報告申し上げます。
請願の趣旨は、精神疾患は社会生活の困難さが外からは見えにくく、本人の生きづらさが理
解されがたいなど、ハンディが大きく、他の保障と大きく異なり、福祉サービスの基盤体制整
備や医師不足も著しく立ちおくれている実態にあります。このため、本人はもとより、その家
族も精神健康上の困難さを抱えており、家族への精神疾患、治療についての情報提供も最近よ
うやく取り上げられ始めた状況にある中、地域で暮らす患者を支える家族に対する支援の必要
性が高まり、この基本法の制定を一刻も早くされるよう意見書の提出を求めるものであります。
本委員会は、慎重な審査の結果、採択すべきものと決定いたしました。
今回の法律制定を求めているのは、5つの基本理念を定める基本法を制定し、その中で具体
的事項を定めていくことが理想であると考えられることから、委員会総意として早期の基本法
制定を望むものであります。
以上を申し上げ、委員長の報告といたします。
◇議長(大島崇行君) 委員長の報告が終わりました。
これより質疑に入ります。
なお、質疑は委員長の報告に対して願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(大島崇行君) 質疑を終結いたします。
これより討論に入ります。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(大島崇行君) 討論を終結いたします。
これより請願第1号 「こころの健康を守り推進する基本法(仮称)」の制定を求める意見
書提出に関する請願書を採決いたします。
本請願に対する委員長の報告は採択であります。
本請願は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(大島崇行君) 御異議なしと認めます。よって、本請願は採択することに決しました。
─────────────────────────────
◇議長(大島崇行君) 休憩いたします。
午前10時15分休憩
─────────────────────────────
午前10時16分再開
◇議長(大島崇行君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
─────────────────────────────
○日程追加
◇議長(大島崇行君) お諮りいたします。
ただいま、高柳勝巳議員ほか6名から、「こころの健康を守り推進する基本法(仮称)」の
制定を求める意見書案についてが提出されました。
この際、これを日程に追加し、日程第4を日程第5とし、以下順次繰り下げ、直ちに議題と
いたしたいと思います。
これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(大島崇行君) 御異議なしと認めます。よって、議案第47号 「こころの健康を守
り推進する基本法(仮称)」の制定を求める意見書案についてを日程に追加し、直ちに議題と
することに決しました。
──────────────◇──────────────
第5 議案第47号 「こころの健康を守り推進する基本法(仮称)」の制定を
求める意見書案について
◇議長(大島崇行君) 日程第4、議案第47号 「こころの健康を守り推進する基本法(仮
称)」の制定を求める意見書案についてを議題といたします。
議案の朗読を省略し、直ちに提出者から提案理由の説明を求めます。高柳勝巳議員。
〔8番 高柳勝巳君登壇〕
◇8番(高柳勝巳君) 意見書案の朗読をもって、提案理由の説明にかえさせていただきます。
「こころの健康を守り推進する基本法(仮称)」の制定を求める意見書(案)
心身の健康は、一人一人の国民の基本的な権利であり、社会の活力と発展の基盤をなすもの
である。
現在我が国は、年間自殺者が3万人にも上り、320万人を超える人々、つまり国民の40
人に1人以上が精神疾患のために医療機関を受診しているという数字に代表されているように、
国民のこころの健康危機と言える状況にある。
ひきこもり・虐待・路上生活など多くの社会問題の背景にも、こころの健康の問題があると
言える。
我が国では、平成18年に3障害一体支援の新法「障害者自立支援法」が制定されたが、明
治33年制定の「精神病者監護法」による保護者責任や応益負担などの問題点をなお抱え、医
療の現場では、患者48人に医師1人と一般の入院病棟の3分の1の低水準に設定されている
など慢性的な人手不足に置かれている。
精神疾患は、その症状による社会生活の困難さが外からは見えにくく、本人の生きづらさが
理解されがたいなどハンディが大きく、他の障害者とは大きく異なり、福祉サービスの基盤体
制整備も著しく立ちおくれている。
加えて、地域で暮らす患者を支える家族に対する支援の必要性、すなわち長期の精神障害者
を持つ人の家族の精神健康上の困難さは大変なものであり、家族への精神疾患・治療について
の情報提供、実際的・情緒的支援の必要性も最近ようやく取り上げられ始めた。
こころの健康危機を克服し、安心して生活ができる社会、発展と活力ある社会を実現するた
めには、こころの健康を国の重要施策と位置づけ、総合的で長期的な施策を実現することが必
要である。
こころの健康政策構想実現会議が昨年から始めた「100万人署名」では、全国でこれまで
に72万筆、群馬県内では19,000筆が集まり、国会に提出した。
よって、国においては、こころの健康についての総合的で長期的な施策を保障する「こころ
の健康を守り推進する基本法(仮称)」の制定を強く求めるものである。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
平成25年3月 日
衆議院議長
参議院議長
内閣総理大臣 様
総務大臣
厚生労働大臣
沼田市議会議長 大 島 崇 行
以上であります。
◇議長(大島崇行君) 説明が終わりました。
これより質疑に入ります。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(大島崇行君) 質疑を終結いたします。
これより討論に入ります。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(大島崇行君) 討論を終結いたします。
これより議案第47号 「こころの健康を守り推進する基本法(仮称)」の制定を求める意
見書案についてを採決いたします。
本案は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(大島崇行君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
──────────────◇──────────────
第6 請願第2号 年金2.5%削減の中止を求める意見書の請願
◇議長(大島崇行君) 日程第5、請願第2号 年金2.5%削減の中止を求める意見書の請
願を議題といたします。
本請願に関し、民生福祉常任委員長の報告を求めます。委員長 高柳勝巳議員。
〔民生福祉常任委員長 高柳勝巳君登壇〕
◇8番(高柳勝巳君) 民生福祉常任委員会に付託された請願2号 年金2.5%削減の中止
を求める意見書の請願について、審査の結果を御報告申し上げます。
請願の趣旨は、昨年11月に2.5%年金削減法案が閣議決定され、高齢者及び地域住民の
生活は圧迫されるなど、地域経済にも大きな影響を及ぼすとともに、不況を一層深刻にし、国
の経済にも負の影響を与えることになるなど、悲惨な結果を招くことが危惧され、地域経済を
守るためにも、国へ意見書の提出を求めるものであります。
本委員会は、慎重な審査の結果、採択すべきものと決定いたしました。
これより審査の経過を申し上げます。
審査の過程では、今回の引き下げは物価スライド制への対応と言うが、生活必需品を中心に
デフレの実感は乏しく、加速する少子高齢化の中、介護医療制度を初めとする福祉政策の危機
感等、抜本的な年金制度の見直しの必要性は認めるものの、地域で生活する人にとって、最低
限の年金受給は当然必要であり、ここで年金削減を行うのではなく、最低限の生活を保障しな
がら制度を見直すことが本来とるべき姿勢であり、経済の回復を待ち、年金受給者の好転を図
るべきことから採択と決定した次第であります。
以上を申し上げ、委員長の報告といたします。
◇議長(大島崇行君) 委員長の報告が終わりました。
これより質疑に入ります。
なお、質疑は委員長の報告に対して願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(大島崇行君) 質疑を終結いたします。
これより討論に入ります。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(大島崇行君) 討論を終結いたします。
これより、請願第2号 年金2.5%削減の中止を求める意見書の請願を採決いたします。
本請願に対する委員長の報告は採択であります。
本請願は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(大島崇行君) 御異議なしと認めます。よって、本請願は採択することに決しました。
─────────────────────────────
◇議長(大島崇行君) 休憩いたします。
午前10時25分休憩
─────────────────────────────
午前10時26分再開
◇議長(大島崇行君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
─────────────────────────────
○日程追加
◇議長(大島崇行君) お諮りいたします。
ただいま、高柳勝巳議員ほか6名から、年金2.5%削減の中止を求める意見書案について
が提出されました。
この際、これを日程に追加し、日程第6を日程第7とし、以下順次繰り下げ、直ちに議題と
したいと思います。
これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(大島崇行君) 御異議なしと認めます。よって、議案第48号 年金2.5%削減の
中止を求める意見書案についてを日程に追加し、直ちに議題とすることに決しました。
──────────────◇──────────────
第7 議案第48号 年金2.5%削減の中止を求める意見書案について
◇議長(大島崇行君) 日程第6、議案第48号 年金2.5%削減の中止を求める意見書案
についてを議題といたします。
議案の朗読を省略し、直ちに提出者から提案理由の説明を求めます。高柳勝巳議員。
〔8番 高柳勝巳君登壇〕
◇8番(高柳勝巳君) 意見書案の朗読をもって、提案理由の説明にかえさせていただきます。
年金2.5%削減の中止を求める意見書(案)
昨年11月16日、衆議院解散をめぐって国会が混乱している中、十分な議論が行われずに
「年金2.5%削減法案」が可決成立しました。現在の年金支給額が「本来の支給額」より2.
5%多く支給されているので、その分を現在の年金支給額から「削減する」というものです。
今から10年以上も前(平成12年以降)の年金支給額が「多く支給されている」からと言う
のです。
しかし、この措置は、年金生活者の生活状況が困難なので「特例措置」として決められたも
のです。生活の実態に合わせてとられた措置なのです。これを10年以上経過して「もらい過
ぎ」などと、あたかも「不正」な行為のように言い「削減」するというのは、年金生活者の実
態を無視したものです。
年金支給額は、今年度も0.3%減らされ、ここ10年間で5回も減額されています(増額
は一度もなし)。このように年金が減らされ続けていけば高齢者の生活は困難になっていきま
す。その上に「2.5%削減」が重なれば、高齢者の生活がますます困難になります。
今回の削減は、ことし10月に1%、来年の平成26年4月に1%、そして27年4月に0.
5%削減となっています。この削減は、消費税増税時期と重なっています。年金支給額月額2
0万円の75歳年金受給者の給付減が5,100円、負担増(消費税増税分)が6,950円
で、合計すると年間負担合計が約14万5,000円になります(全日本年金者中央本部試算
「年金者しんぶん」2010年12月号)。この上、介護保険・健康保険などの負担増も重な
り、高齢者の生活は苦しくなるばかりです。
このような高齢者の困難な生活を少しでも改善し、高齢者の実態に合わせた「特例措置」を
行った精神を生かすために、年金2.5%削減の中止を求める。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
平成25年3月 日
内閣総理大臣 様
沼田市議会議長 大 島 崇 行
以上であります。
◇議長(大島崇行君) 説明が終わりました。
これより質疑に入ります。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(大島崇行君) 質疑を終結いたします。
これより討論に入ります。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(大島崇行君) 討論を終結いたします。
これより議案第48号 年金2.5%削減の中止を求める意見書案についてを採決いたしま
す。
本案は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(大島崇行君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
──────────────◇──────────────
第8 議案第6号 沼田市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営
に関する基準を定める条例の制定についてから
議案第9号 沼田市くらしの環境美化条例の制定についてまで
以上4件一括上程
◇議長(大島崇行君) 日程第7、議案第6号 沼田市指定地域密着型サービスの事業の人員、
設備及び運営に関する基準を定める条例の制定についてから日程第10、議案第9号 沼田市
くらしの環境美化条例の制定についてまでの以上4件を一括議題といたします。
以上4件に関し、民生福祉常任委員長の報告を求めます。委員長 高柳勝巳議員。
〔民生福祉常任委員長 高柳勝巳君登壇〕
◇8番(高柳勝巳君) 民生福祉常任委員会に付託されました議案第6号 沼田市指定地域密
着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例の制定について、議案第
7号 沼田市指定地域密着型介護予防サービスの人員、設備及び運営並びに指定地域密着型介
護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準を定める条例の制定
について、議案第8号 沼田市新型インフルエンザ等対策本部条例の制定について及び議案第
9号 沼田市くらしの環境美化条例の制定についての以上4件について、審査の結果を御報告
申し上げます。
本委員会は、3月21日、委員全員出席のもと、本件の提案理由及び当局からの説明に基づ
いて慎重に審査を行った結果、議案第6号から議案第9号までの以上4件については、全会一
致で本条例を可決すべきものと決定いたしました。
まず、議案第6号及び議案第7号については、平成23年8月に施行された「地域の自主性
及び自立性を高めるための改革の推進を図るための関係法律の整備に関する法律」いわゆる第
2次地域主権一括法により介護保険法の一部が改正されたことにより、地方自治体の条例で定
めることとなったもので、多様化する事業に対して柔軟な対応を図られるよう求めるものであ
ります。
本条例は、膨大な量となることもあって、当面現行の国の法律をそのまま本市の条例に移行
させた形としたが、今後はさらに地域の実情に合わせ、介護サービスの提供が困難な地域にあ
っても住民が安心して暮らせる体制づくりが求められます。
次に、議案第8号 沼田市新型インフルエンザ等対策本部条例の制定については、平成24
年5月に公布された新型インフルエンザ等特別措置法の施行に伴い、全国的かつ急速な蔓延の
おそれのある新感染症に「危機管理」の視点で対策や対応を強化し、市民の生命及び健康を保
護し、市民生活に及ぼす影響を最小限に抑えるための制定で、本条例が適用されることがない
ことを望むものであるが、市民生活の安全を脅かす事態に対し、万全な体制が整えられるよう
切に願うものであります。
次に、議案第9号 沼田市くらしの環境美化条例の制定については、良好な市民生活環境の
保全を推進することを目的としたもので、本来住民モラルや良好な近隣関係により確保される
べきものですが、多様化する価値観や生活様式の変化などの中にあって、ペットのふんの処理
やポイ捨てなど、くらしの環境美化が損なわれつつあり、市、市民等、事業者や土地の所有者
等関係者の連携や協力について、必要な取り決めを行うものであります。
◇議長(大島崇行君) 委員長の報告が終わりました。
これより質疑に入ります。
なお、質疑は委員長の報告に対して願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(大島崇行君) 質疑を終結いたします。
これより討論に入ります。
なお、討論は一括して願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(大島崇行君) 討論を終結いたします。
これより採決に入ります。
まず、議案第6号 沼田市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基
準を定める条例の制定についてを採決いたします。
本案に対する委員長の報告は可決であります。
本案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(大島崇行君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
次に、議案第7号 沼田市指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営並
びに指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基
準を定める条例の制定についてを採決いたします。
本案に対する委員長の報告は可決であります。
本案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(大島崇行君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
次に、議案第8号 沼田市新型インフルエンザ等対策本部条例の制定についてを採決いたし
ます。
本案に対する委員長の報告は可決であります。
本案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(大島崇行君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
次に、議案第9号 沼田市くらしの環境美化条例の制定についてを採決いたします。
本案に対する委員長の報告は可決であります。
本案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(大島崇行君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
──────────────◇──────────────
第9 議案第10号 沼田市道路の構造の技術的基準に関する条例の制定につい
てから
議案第14号 沼田市営住宅等の整備に関する基準を定める条例の制定に
ついてまで
以上5件一括上程
◇議長(大島崇行君) 日程第11、議案第10号 沼田市道路の構造の技術的基準に関する
条例の制定についてから日程第15、議案第14号 沼田市営住宅等の整備に関する基準を定
める条例の制定についてまでの以上5件を一括議題といたします。
以上5件に関し、経済建設常任委員長の報告を求めます。委員長 小野要二議員。
〔経済建設常任委員長 小野要二君登壇〕
◇17番(小野要二君) 経済建設常任委員会に付託されました議案第10号 沼田市道路の
構造の技術的基準に関する条例の制定について、議案第11号 沼田市道路標識の寸法を定め
る条例の制定について、議案第12号 沼田市移動等円滑化のために必要な道路の構造に関す
る基準を定める条例の制定について、議案第13号 沼田市準用河川における管理施設等の構
造に関する条例の制定について及び議案第14号 沼田市営住宅等の整備に関する基準を定め
る条例の制定についての以上5件について、審査の結果を御報告いたします。
本委員会は、3月21日、全委員出席のもと、執行部より説明を受け、慎重な審査を行った
結果、議案第10号から議案第14号までの以上5件については、全会一致で可決すべきもの
と決定いたしました。
この5件の条例は、「地域の自主性及び自立性を高めるための改革の推進を図るための関係
法律の整備に関する法律」の施行に伴い、関係する法律の一部が改正されたことにより、これ
まで国が一律に定めていた基準等を管理自治体の条例で定めることとなったため制定するもの
であります。
法に基づく条例であるという認識のもと、必要かつ十分なものであると考えられることから、
全会一致により可決すべきものと決定した次第であります。
以上、委員長報告といたします。
◇議長(大島崇行君) 委員長の報告が終わりました。
これより質疑に入ります。
なお、質疑は委員長の報告に対して願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(大島崇行君) 質疑を終結いたします。
これより討論に入ります。
なお、討論は一括して願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(大島崇行君) 討論を終結いたします。
これより採決に入ります。
まず、議案第10号 沼田市道路の構造の技術的基準に関する条例の制定についてを採決い
たします。
本案に対する委員長の報告は可決であります。
本案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(大島崇行君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
次に、議案第11号 沼田市道路標識の寸法を定める条例の制定についてを採決いたします。
本案に対する委員長の報告は可決であります。
本案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(大島崇行君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
次に、議案第12号 沼田市移動等円滑化のために必要な道路の構造に関する基準を定める
条例の制定についてを採決いたします。
本案に対する委員長の報告は可決であります。
本案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(大島崇行君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
次に、議案第13号 沼田市準用河川における管理施設等の構造に関する条例の制定につい
てを採決いたします。
本案に対する委員長の報告は可決であります。
本案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(大島崇行君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
次に、議案第14号 沼田市営住宅等の整備に関する基準を定める条例の制定についてを採
決いたします。
本案に対する委員長の報告は可決であります。
本案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(大島崇行君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
──────────────◇──────────────
第10 議案第30号 沼田市小水道条例の制定についてから
議案第43号 平成25年度沼田市水道事業会計予算まで
以上14件一括上程
◇議長(大島崇行君) 日程第16、議案第30号 沼田市小水道条例の制定についてから日
程第29、議案第43号 平成25年度沼田市水道事業会計予算までの以上14件を一括議題
といたします。
以上14件に関し、予算審査特別委員長の報告を求めます。委員長 石井紘一議員。
〔予算審査特別委員長 石井紘一君登壇〕
◇7番(石井紘一君) それでは、予算審査特別委員会委員長報告をいたします。
去る3月1日に付託を受けました議案第30号 沼田市小水道条例の制定について外5件の
条例及び議案第36号 平成25年度沼田市一般会計予算外7件の予算について、審査の経過
と結果を御報告申し上げます。
本特別委員会は、3月14日から延べ4日間にわたり、施政方針及び提案理由の説明等に基
づいて、質疑を中心に審査を行い、3月19日、採決の結果、議案第30号 沼田市小水道条
例の制定についてから議案第35号 沼田市教育委員会教育長の給与その他の勤務条件に関す
る条例の一部を改正する条例についての条例6件については全会一致により原案のとおり可決
すべきもの、議案第36号 平成25年度沼田市一般会計予算については賛成多数で修正可決
すべきもの、議案第36号 平成25年度沼田市一般会計予算の修正部分を除いた他の部分か
ら議案第43号 平成25年度沼田市水道事業会計予算までの予算8件については賛成多数に
より原案のとおり可決すべきものと決しました。
平成25年度予算の規模は、一般会計予算が204億3,926万7,000円で、前年度
当初予算額に比較して0.6%の減額計上であります。特別会計等を含めた総体では343億
6,727万9,000円で、前年度と比較して0.2%の減額計上であります。
本市は、合併後9年目を迎え、「水と緑の大地 田園空間都市」を将来像とする沼田市第五
次総合計画後期実施計画の2年次に当たり、将来にわたって持続可能な行財政運営を図りつつ、
市民一人一人が心身ともに充実した元気で明るい地域社会の実現に向け、森林文化都市の特性
を生かした環境政策、「歴史と大自然が息づく」活力ある諸事業、都市間交流や観光振興を推
進し、市民との連携及び協働による創造性豊かで明るく元気なまちづくりに取り組むとともに、
中山間地域における基礎自治体として、真の地域主権を目指すところであります。
本市の財政状況は、現下の厳しい経済動向や地価の下落等を受け、市税等自主財源の伸びは
期待できず、さらには平成27年度からの地方交付税合併算定替の縮減を控え、依然として極
めて逼迫した財政運営を強いられております。
このような状況下にあって、非常時の備え、あるいは長期的視野に立っての安定した財政運
営に不可欠な財政調整基金の理論残高が、当初予算繰り入れ後で23億9,105万円、現金
残高では34億3,626万円と、いずれも前年同期に比較して5億円前後の上積みが見られ
たことは、堅実な財政運営のたまものと認めるところであります。
また、投資的経費については、対前年度と比較し30.3%と大きな減となっておりますが、
合併特例債等の有利な起債を活用するとともに、中学校耐震診断・耐震補強事業の継続や生方
記念文庫移転事業を計上するとともに、あわせて川田小学校の耐震改修事業や国の緊急経済対
策を受けた沼田西中学校屋内運動場等改築工事などを前倒しして実施することにより、対前年
度当初予算を20%ほど上回るなど、地域経済へも配慮しつつ、「安全・安心」、「教育・文
化」、「健康・福祉」、「産業・交流」及び「エネルギー・環境」といった5つの柱の充実に
努められています。
押し寄せる少子高齢化・人口減少に伴う社会全体の縮小に備え、将来を担う子供たちに負担
を残さないためにも、身の丈に合った財政構造への転換は喫緊の課題で、さらなる行財政改革
への取り組みや事務事業評価による思い切った見直しが必要不可欠でありますが、残念ながら
その成果を十分実感できるまでには至っておらず、努力が望まれるところであります。
審査の過程では、市政の施策を広く発信するホームページ運営事業について、市民生活の安
全を確保するLED防犯灯推進事業について、住民生活をサポートする集落支援員事業につい
て、放射性物質汚染対策事業について、地域福祉の推進を図る地域福祉計画策定事業について、
「グリーンベル21」テナント出店促進事業費補助金について、観光振興を図る観光イベント
開催事業について、利根沼田の金融史を語る上で重要な県指定重要文化財旧沼田貯蓄銀行保存
整備事業について、(仮称)利南運動広場整備事業についてなどの質疑がありましたが、本特
別委員会は厳しい財政状況下での予算編成の努力を評価しつつも、一般会計については修正可
決すべきもの、修正部分を除いた一般会計と7件の特別会計等予算及び6件の条例については、
原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。
以上申し上げ、審査の経過と結果についての委員長報告といたします。
◇議長(大島崇行君) 委員長の報告が終わりました。
これより質疑に入ります。
なお、質疑は委員長の報告に対して願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(大島崇行君) 質疑を終結いたします。
これより討論に入ります。
まず、一般会計予算の修正案に対し討論を願います。
なお、討論は反対、賛成の順に願います。18番。
〔18番 宇敷和也君登壇〕
◇18番(宇敷和也君) 私は、歴史と伝統ある沼田市議会の発展と名誉のために、修正案に
対する反対討論を行います。
初めに、観光イベント沼田花火大会補助金についてでありますが、かつて北毛の商都と言わ
れた本市で、商工会議所が花火大会を再開することは、多くの市民にとって明るい話題であり、
沼田市が利根沼田の中心として元気を取り戻すきっかけとなる行事になるはずです。しかし、
修正案はこの動きに水を差すものであります。修正案に対する質疑の中で、残念ながら提案者
からは減額分をどのように手当てすべきかとの考えが明らかにされませんでした。
現在の停滞した機運を盛り上げ、地域における沼田市の存在感を高めるためにも、9月のイ
ベントとして市民有志と商工会議所が主体的に提案されたものであり、本事業をふるさと活性
化の大きなシンボルとしての花火大会にすべきでありますことを考えるとき、今回の修正案は、
このような市民の熱意に水を差すもの以外の何ものでもありません。
本事業は、経済界を代表する商工会議所の積極的な姿勢に呼応して、オール沼田の取り組み
にすべき行事であると考えますとき、修正案に反対するものであります。
「グリーンベル21」テナント出店促進事業費補助金の全額予備費計上の修正案であります
が、この事業は文字どおり、出店しやすくするための補助金であります。この補助金について
は昨年3月の予算審査特別委員会において質疑されており、そのとき「当面2年間に限定して」
という答弁が当局からはされております。
当局におかれましては、当時のさまざまな意見を踏まえて、財政運営上正当な補助要綱を制
定し、所管の委員会に報告し、質疑を受け、きちんとした手続を踏んできたところであります。
したがって、補助要綱に明確にうたわれているとおり、2年間にわたる予算措置は財政運営
から考えても当然のことであり、平成25年度当初予算計上は極めて理にかなった措置である
と考えるものであります。
提案者は、空床率がふえる中、早急なテナント誘致が最大の課題と言いながら、修正案の内
容は「グリーンベル21への個店の出店を歓迎しない、支援しない」とのメッセージを内外に
発信することとなり、補助金カットは誘致そのものを否定しているものでありますので反対を
いたします。
以上申し上げ、反対討論といたします。
◇議長(大島崇行君) ほかに。16番。
〔16番 星川嘉一郎君登壇〕
◇16番(星川嘉一郎君) 私は、ただいま上程された議案第36号 平成25年度沼田市一
般会計予算に対する修正案に対し、賛成の立場で討論いたします。
「グリーンベル21」テナント出店促進事業費補助金全額と沼田花火大会補助金減額の2事
業の修正案について、賛成理由を申し上げます。
初めに、「グリーンベル21」テナント出店促進事業費補助金について、提案者の説明から、
現在でも企業出店計画のない中で、予算計上に昨年度の指摘事項が受け入れられていないこと
に、昨年の予算審議は何だったのか改めて考えさせられた今年度の予算審査でありました。
また、質疑の中でも、都市開発と管理会社が係争中にもかかわらず、お互い協議しながら取
り組むということですが、今までの経過からどう調整をしていくつもりなのか、グリーンベル
21に対する答弁からでの補助金について、判断しかねるところでありました。
しかし、企業出店の要望が出された時点で、要綱に照らし合わせ、議会に報告の上、対応す
ることが望ましく、反対討論の中に、この予算がなければ誘致活動ができないことにはならな
いと考えます。こういった出店計画のない事業に補助金を充てるよりは、ほかの事業に振り分
けたほうが市民要望に応えられるものと判断いたしました。
次に、沼田花火大会補助金について、現在の沼田市の財政状況から考えれば、他の補助金と
比べても破格な補助金であると思います。今までに、各団体、イベント事業において、補助金
の減額を行ってきました。この突然の高額な補助金について、花火だけに突出した金額を出す
ということは、公平・公正の観点からも指摘すべきものと判断しました。
また、予算計上のあり方について、予算内示からの手順に間違いはないと言われましたが、
新事業に対する説明や協議の機会を設けることもなく高額補助金を計上するというのは、議会
に対する説明責任が欠けているものと思います。私たちも、市民に対する説明責任を考えると
きに、このような予算を認めることはできないと判断した次第であります。
よって、「グリーンベル21」テナント出店促進事業費補助金全額と、沼田花火大会補助金
減額の修正案に対する賛成討論といたします。
◇議長(大島崇行君) ほかに。6番。
〔6番 坂庭直治君登壇〕
◇6番(坂庭直治君) 私は、ただいま上程になりました修正案に対し、反対の立場で討論い
たします。
修正案の提案者は、「グリーンベル21」テナント出店促進事業費補助金及び沼田花火大会
補助金の一部を7款商工費から13款予備費へ計上する理由について、苦渋の選択であること
に終始しております。我々議員は常に当局に対して説明責任を求める立場にありますが、提案
者みずからがその説明責任を放棄するような苦渋の選択であり、理解してほしいとの発言は地
方自治の二元性から考えて断じて容認できるものではありません。また、財政規律まで考えて
いなかった、知らなかったは、選良である議員としての責務を果たしているかは大変疑問であ
ると言わざるを得ないのであります。
グリーンベル21核テナント出店促進補助金は、テナント誘致の呼び水として要綱でも2年
間に限定して商工費に計上されたものでありますが、貴重な財源が生かせず無駄であるかのよ
うな指摘をされておりますが、私は正当なものであるという立場であります。
この補助金を削減して予備費計上を提案されましたが、予備費は災害など予見しがたい予算
不足に備えて、例年3,000万円を計上してきているところであり、その3倍近い8,20
0万円の予備費計上こそが市民生活にとって有効に生きないものであると言わざるを得ません。
この1点を見ても、修正案に反対せざるを得ません。
沼田花火大会補助金200万円削減の根拠は、提案者によれば、市の他事業との比較にとど
まっていますが、それぞれの事業の成り立ち、その内容や規模などに根本的な違いがあり、当
局は同種事業の県内市町村や隣接町村などを含めて総合的に勘案して計上したものであり、加
えて健全な財政運営の立場からすれば、当然内部で補助金を精査し調整を図ってきたことと理
解しています。
提案者は隣接する町村や他市の調査はできないと説明されましたが、問題として取り上げた
以上、議員の調査権を活用し、内外の状況を的確に把握して、その責任ある発言が当然求めら
れるべきものであるにもかかわらず、知らなかったということは議員活動をおろそかにしてい
たということを露呈するものであります。したがって、少なくとも隣接町村や他市の同じ事業
すなわち花火大会を把握せずに提案されたということは、議員の責任ある説明とは言いがたい
ものであります。
我々議員は、沼田花火大会補助金などの新規事業を含めた平成25年度の当初予算大綱を2
月7日会派内示、2月8日の全員協議会でそれぞれの説明を受けてきたところであり、所管の
委員会の説明会でも特に委員の中からは疑問点の発言がなかったということを伺うとき、修正
案は本花火大会の事業目的からしてその正当な意義を阻害するものであることから、修正案に
反対するものであります。
◇議長(大島崇行君) ほかに。11番。
〔11番 星野 稔君登壇〕
◇11番(星野 稔君) 私は、ただいま上程された議案第36号 平成25年度沼田市一般
会計予算に対する修正案に対して、賛成の立場で討論を行います。
本修正案は、7款1項2目、商業振興費のグリーンべル21テナント出店促進事業費補助金
5,000万円全額と7款1項5目、観光交流費の観光イベント開催事業、沼田花火大会補助
金500万円のうち200万円を減額し、それぞれ予備費に計上するものであります。
本修正案の提出につきましては、土壇場に来ての提出で混乱を招いたという指摘がありまし
た。しかし、経過を見れば、予算内示では時間に制限があり質疑はほとんどできないことと、
事前審査になりかねないことを考慮しておりました。全員協議会に至っては説明のみでありま
すので、3月18日の予算審査特別委員会での質疑を受けて、提出者一同、熟慮の末、できる
限り穏便な手法を選択しての提出となりました。それは、予算審査特別委員会で採決を退席ま
たは否決し、最終日に修正動議を議長宛てに提出する方法もありましたが、市民生活への迷惑
を避けるため、ほかに方法はなかったということであります。
以下、賛成の理由を申し上げます。
まず、グリーンベル21テナント出店促進事業費補助金についてでありますが、提案者の説
明及び予算審査特別委員会での各委員からの質疑でも指摘があったとおり、当局は昨年6月、
グリーンベル21核テナント出店促進補助金交付要綱を策定しました。しかし、所有者と市が
60%を出資する管理会社が係争中であることと、補助金の交付条件に示されている「所有者
及びその親族でない者」という規定、また事業者の責務に示されている補助金の交付を受けた
日から5年間は交付に係る事業を継続しなければならないという規定から、出店を決断するテ
ナントがあるのか疑問であります。出店テナントがあって補助金を交付することに反対ではあ
りませんが、現在の状況は出店が決まっていいという構図ではなくなっていると思います。本
ビルの抱える問題の解決が先ではないでしょうか。また、補助金交付要綱があるので、出店テ
ナントが決まってからの補正予算でも対応が可能と判断したものであります。
次に、観光イベント開催事業、沼田花火大会補助金については、予算計上までの経過、他市
町村を参考にしたという説明のあった開催費用の3分の1程度、500万円の算定根拠は、市
内の他イベントと比較して、市民の理解は得られないと判断をいたしました。よって、200
万円を減額した額が妥当であると判断したものであります。
以上申し上げ、賛成討論といたします。
◇議長(大島崇行君) ほかに。21番。
〔21番 星野佐善太君登壇〕
◇21番(星野佐善太君) 私は、予算審査特別委員会に提出された「グリーンベル21」テ
ナント出店促進事業費補助金の削減並びに沼田花火大会補助金を削減する修正案について反対
の立場で討論いたします。
「グリーンベル21」テナント出店促進事業費補助金は、中心市街地の西側の商業の核とさ
れるグリーンベル21の核となるテナントの出店を促すものであり、幾度となく議論されてき
ました。平成24年度の予算審査特別委員会においては、多くの委員からさまざまな指摘があ
りましたが、委員各位の沼田市を思う気持ちがひしひしと伝わってくる特別委員会であり、白
熱した議論の中で地域経済の活性化や働く場所の創設が今の沼田市にとって必要不可欠である、
当局のグリーンベル21の空床を解消し再生をかける情熱は理解できる。グリーンベル21の
再生は誰もが願うことだという共通の認識に立って、空床率75%の現状から早急なテナント
誘致は必要で、1,000平米を超える核テナントが内装費等について坪5万円か利子のいず
れか低い額の2分の1の補助金であり、期間も2年程度に限定する。こうした答弁に沿って、
要綱を定めたものであります。むしろ、いまだに予算執行できないということを問うものであ
りまして、今この予算をなくすことは、沼田市の対外的な信用、テナント誘致担当者の意欲を
失いかねません。空床対策を早く頑張ると言ってきたことは、はしごを外して武器を取り上げ
ることにもなるので、グリーンベル21にテナントは急がないということであります。
同様に、沼田花火大会補助金は、地域の元気・活性化を目指し、大きなイベントのない9月
に予定されているのでありまして、200万円の削減は北毛の雄となる事業を目指して取り組
む矢先に出ばなをくじく、やる気をなくすものでありまして、断固反対であります。
以上申し上げて、反対とします。
◇議長(大島崇行君) ほかに。
(「進行」と呼ぶ者あり)
─────────────────────────────
◇議長(大島崇行君) 休憩いたします。
午前11時14分休憩
─────────────────────────────
午前11時20分再開
◇議長(大島崇行君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
─────────────────────────────
◇議長(大島崇行君) 次に、修正案を除くその他の14議案について一括して願います。
なお、討論は反対、賛成の順に願います。9番。
〔9番 井之川博幸君登壇〕
◇9番(井之川博幸君) 私は、ただいま上程されております議案第30号 沼田市小水道条
例の制定について外5件の条例及び議案第36号(修正提案されている部分を除く)平成25
年度沼田市一般会計予算外7件の予算のうち、議案第36号(修正提案されている部分を除く)
平成25年度沼田市一般会計予算、議案第37号 平成25年度沼田市国民健康保険特別会計
予算、議案第38号 平成25年度沼田市後期高齢者医療特別会計予算、議案第39号 平成
25年度沼田市介護保険特別会計予算、議案第40号 平成25年度沼田市簡易水道事業特別
会計予算、議案第41号 平成25年度沼田市下水道事業特別会計予算、議案第42号 平成
25年度沼田市農業集落排水事業特別会計予算、議案第43号 平成25年度沼田市水道事業
会計予算の以上8件について委員長報告に反対の立場から討論を行います。
初めに一般会計については、防犯灯のLED化や電気料の節約のためのPPSの導入など数
年前から指摘してきた改善を実施したこと、また、水力発電事業や新規就農総合支援事業、原
発事故による放射性物質汚染の除染など一定の市民要求を実施していること、健全財政目指し
て努力していることなどは、「頑張っている」という評価をしたいと思います。しかし、低迷
する本市経済状況や厳しい市民生活を克服し、切実な市民要求に応える予算にはなっていませ
ん。
財政関係では、自主財源である市民税は回復せず、退職所得に係る個人住民税所得割額の1
0%控除が廃止され、その分増税になりますが、個人市民税は前年比マイナスに、法人市民税
は、県内他市では大幅に増加する市もありますが、本市は依然として前年比マイナスです。依
存財源である地方交付税はマイナスになっており、かろうじて臨時財政対策債が1億5,00
0万円ほど増加し、歳入を支えています。
住基ネットについては、政治が右傾化し国民監視が強まる状況に進みつつある中、国が進め
る国民総背番号制は、国が全ての国民の情報を一括してつかむという問題があり、ネット社会
の中で情報漏れの心配もあります。国に従うだけでなく、問題意識を持って取り組むべきです。
子育て支援については、保育園保育料を年齢限定ながら条件をつけずに無料化に踏み切る自
治体もふえていますが、本市でも無料化に取り組む姿勢をとるとともに、最低でも第2子の半
額軽減、第3子の無料化は、無条件で実施することが望まれます。また、保育園の耐震化もお
くれているところもあり、子供の安全を最優先するよう助成などを含めて急いで取り組まなけ
ればなりません。
生活保護では、生活扶助費が今年の8月から3年かけて平均6.6%引き下げられます。今
回の削減幅は、過去に例を見ない大幅なものです。貧困世帯にさらなる貧困を強いる削減計画
は、全ての国民に「健康で文化的な最低限度の生活」を保障した憲法25条に反しています。
この影響は生活保護者以外にも広がります。収入が少ない低所得者の暮らしを支えている国や
地方自治体のさまざまな制度の適用対象の「目安」として連動する仕組みになっています。影
響する制度は、小・中学生への学用品代や給食費を支給する就学援助、個人住民税の非課税限
度額の算定、保育料や医療・介護の保険料の減免制度など、少なくとも40種類近くに及んで
おり、対象から外され、利用できなくなる人が出てきます。地方自治体で裁量権がある制度は、
市民が困らないように制度を維持することが必要です。
原発事故による放射性物質汚染対策では、子供や妊産婦などの健康に影響が出ていないかと
心配する市民が多数います。その人たちの願いは、放射性物質による健康影響検査の実施です。
福島県を初め、実施している自治体もありますが、本市ではその願いに全く応えようとしてい
ません。そればかりか、国は議員立法でそれらの願いに応える法律、原発事故・子ども被災者
支援法を昨年6月に成立させており、対象地域を選定しているところですが、手を挙げること
さえしてくれません。国が責任を持って実施するというチャンスさえ避けようとしています。
茨城県や千葉県では、関係自治体そろって復興庁に申し入れをしているというのに、これほど
子供たちや母親たちの願いを踏みにじってよいのでしょうか。
農政関係では、安倍首相が聖域なき関税撤廃を掲げるTPP交渉参加を表明した現在、米や
コンニャクを初め、本市の農業を守るために自民党の公約違反に強く抗議し、積極的にTPP
交渉参加を阻止するために行動する必要があります。
グリーンベル21へのテナント出店促進事業費補助金については、昨年3月議会の今年度予
算審査で、本市の財政状況や出店見込みがない中では賛成できない、出店がなければムダにな
ってしまうという指摘をしてきましたが、そのとおりになってきています。
環状線は、栄町工区で一部改善される予定ですが、都市計画道路は時代の趨勢を考慮し、根
本的な見直しをするべきです。
道路補修事業費が前年度比約30%減額になっています。市民の生活道路を守り、補修して
いく費用であり、補修要望はたくさんあります。減額でなく増額こそ必要です。
中心市街地土地区画整理事業については、事業開始から15年が経過しました。この事業が
始まってから中心市街地は人口も商店も激減し、再開発事業で建設したグリーンベル21を含
めて、商店街は衰退の一途をたどっています。もちろん一部には頑張っている商店もあり、は
とバスツアーの開始など希望もありますが、一部が恩恵をこうむっているだけで、完成までこ
の先数十年もかかる事業は公平・公正とはほど遠いものです。今こそ土地区画整理事業は中止
して、歴史と伝統の上に立って沼田の特徴ある町並みを生かしたまちづくりに転換するべきで
す。
教育関係では、全国学力・学習状況調査(きめ細かい調査)に参加予定です。全国的に比較
される資料が公表され、結果的に子供たちを一層の競争に追い立て、子供たちと学校の格差を
拡大するという状況が引き続き心配されます。このような根本問題とともに、同時に学習状況
調査として「児童・生徒質問紙」による家庭状況などについての回答も含めた個人情報であり、
それが文部科学省と委託先の業者にデータとして全て握られてしまう人権問題としても大きな
問題があります。このような重大な問題がある全国学力・学習状況調査には参加を取りやめる
べきであり、全国学力テストは本来廃止するべきです。
学校給食における調理業務の民間委託が引き続き実施されています。子供たちにおいしい心
のこもった給食を提供するという食育の観点からも大きな問題があります。この行財政改革は、
業務を下請化して調理労働者の賃金を引き下げているだけです。学校給食は本来無料化すべき
です。
(仮称)利南運動広場に対する新年度の対策は、場当たり的で、本来の問題を覆い隠すだけ
です。抜本的な対策を考える必要があります。
公共料金への消費税の転嫁については、消費税は御承知のように逆進性が強く、低所得者ほ
ど重い負担となるものであり、公共料金への転嫁は直ちに中止すべきであります。一般会計は
もちろん、簡易水道事業特別会計、下水道事業特別会計、農業集落排水事業特別会計、水道事
業会計の料金等に消費税が転嫁されていることが反対理由であります。
国民健康保険特別会計については、新年度で高崎市が国保税を引き下げますが、高い国保税
は、他市町村のように一般会計からの政策的繰り入れを実施して引き下げるべきです。資格証
明書の発行は直ちに取りやめ、国保保険証を発行すべきです。
後期高齢者医療特別会計については、高齢者いじめの差別医療や医療費値上げに異議を唱え
るとともに、後期高齢者医療制度は廃止し、無料化を復活させるなど、高齢者を支援する市独
自の施策を展開すべきです。
介護保険特別会計については、高い保険料を一般会計から繰り入れするなどして引き下げる
とともに、低所得者に対する保険料の減免制度を実施すべきです。
以上の意見を申し上げまして、私の反対討論といたします。
◇議長(大島崇行君) ほかに。5番。
〔5番 野村洋一君登壇〕
◇5番(野村洋一君) 私は、ただいま上程されております議案第30号 沼田市小水道条例
の制定についてから議案第35号 沼田市教育委員会教育長の給与その他の勤務条件に関する
条例の一部を改正する条例についての条例6件、議案第36号 平成25年度沼田市一般会計
予算の修正可決されたもの、議案第36号 平成25年度沼田市一般会計予算外7件の予算に
ついて、委員長報告に賛成の立場で討論いたします。
本市の財政状況は、長引くデフレ経済の影響により地価の大幅下落などによる市税等の自主
財源の減収や2年後からの地方交付税の減額など、財政のかじ取りは大変厳しさを増しており
ます。
本市の平成25年度予算の施策として、「安全・安心」、「教育・文化」、「健康・福祉」、
「産業・交流」、「エネルギー・環境」の5本柱を主要施策の軸とし、厳しい財政状況の中、
市民生活に直結する事業を優先して行い、行政経費の節減合理化並びに効率的な行政システム
を構築し、財政基盤の強化と持続可能な財政運営に取り組む姿勢は評価に値するものでありま
す。
平成25年度予算は、一般会計予算と特別会計等の総体が前年度当初予算をわずかながら下
回っておりますが、財政調整基金の理論残高が前年同期に比較して5億円前後上積みされたこ
とは、厳しい財政運営を強いられる中での当局の努力に対して評価をするものであります。
本市においては、少子高齢化と全国の中山間地域が抱える人口減少の問題、加速する高齢化
社会、放射能汚染箇所の除染問題など、本市が担う課題と責任は大変重く、今後極めて困難な
対応が求められることが予測されますが、市民が将来に安心感を抱けるような行財政運営を図
っていただきたいと願うところであります。
本予算審査の中で多数の委員から質疑がなされたグリーンベル21テナント出店促進事業費
補助金5,000万円及び沼田花火大会補助金500万円の予算については、私を含めた8名
の委員による修正案が共同提出され、グリーンベル21テナント出店促進事業費補助金5,0
00万円は全額予備費に、沼田花火大会補助金500万円は300万円に減額の修正案が採決
され、可決されました。
本修正案提出に至っては、提出者一人一人の考えや思いを十分議論し積み重ねた結果、議員
の大義として修正すべしの苦渋の結論に至りました。
最後に、予算編成に当たり並々ならぬ御苦労をいただいた当局の皆様に深甚なる感謝を申し
上げ、私の賛成討論といたします。
◇議長(大島崇行君) ほかに。17番。
〔17番 小野要二君登壇〕
◇17番(小野要二君) 私は、ただいま上程されております議案第30号 沼田市小水道条
例の制定について外5件の条例及び議案第36号 平成25年度沼田市一般会計予算外7件の
予算について賛成の立場で討論いたします。
平成25年度一般会計予算の規模は204億3,926万7,000円で、前年度当初予算
と比較して0.6%の減額であり、一般会計及び特別会計等を合わせた総体では343億6,
727万9,000円で、前年度比0.2%の減額となりました。
合併9年目を迎え、「水と緑の大地 田園空間都市」を将来像とする沼田市第五次総合計画
の2年次に当たり、将来にわたって持続可能な財政運営を図りつつ、市民一人一人が心身とも
に充実した元気で明るい地域社会の実現に向けて、森林文化都市の特性を生かした環境政策、
歴史に基づく諸事業、都市間交流、観光振興の推進、市民との連携・協働で、創造性豊かで明
るく元気なまちづくりへの取り組みが見えるところでございます。
本市の財政状況は厳しい経済動向、地価の下落等で市税等自主財源の伸びは期待できず、さ
らに27年度からの地方交付税合併算定替の縮減を控え、依然として逼迫した財政運営を強い
られております。このような状況下にありながら、安定した財政運営に不可欠な財政調整基金
の理論残高が当初予算繰り入れ後で23億9,105万円、現金残高で34億3,626万円
と前年度比5億円ほどの上積みが見られたことは、堅実な財政運営のたまものと認められると
ころでございます。
投資的経費や前年度比で30.3%と大きな減となっておりますが、合併特例債等を活用し
て小中学校耐震診断・耐震補強事業、国の緊急経済対策を受け沼田西中学校屋内運動場等改築
工事などを前倒しし実施することで前年度比当初予算を20%ほど上回り、地域経済への配慮
も見えます。
厳しい財政状況下での予算編成の努力を評価し、以上をもって賛成討論といたします。
◇議長(大島崇行君) ほかに。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(大島崇行君) 討論を終結いたします。
これより採決に入ります。
まず、議案第30号 沼田市小水道条例の制定についてを採決いたします。
本案に対する委員長の報告は可決であります。
本案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(大島崇行君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
次に、議案第31号 沼田市鳥獣被害対策実施隊に関する条例の制定についてを採決いたし
ます。
本案に対する委員長の報告は可決であります。
本案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(大島崇行君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
次に、議案第32号 沼田市都市の低炭素化の促進に関する法律関係手数料条例の制定につ
いてを採決いたします。
本案に対する委員長の報告は可決であります。
本案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(大島崇行君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
次に、議案第33号 沼田市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例
の一部を改正する条例についてを採決いたします。
本案に対する委員長の報告は可決であります。
本案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(大島崇行君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
次に、議案第34号 沼田市特別職の職員で常勤のものの給与に関する条例の一部を改正す
る条例についてを採決いたします。
本案に対する委員長の報告は可決であります。
本案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(大島崇行君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
次に、議案第35号 沼田市教育委員会教育長の給与その他の勤務条件に関する条例の一部
を改正する条例についてを採決いたします。
本案に対する委員長の報告は可決であります。
本案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(大島崇行君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
次に、議案第36号 平成25年度沼田市一般会計予算を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は修正であります。
まず、特別委員会の修正案を採決いたします。
特別委員会の修正案に賛成の諸君の起立を求めます。
( 賛 成 者 起 立 )
◇議長(大島崇行君) 起立多数であります。よって、特別委員会の修正案は可決されました。
次に、ただいま修正議決した部分を除く原案を採決いたします。
修正部分を除くその他の部分については、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求
めます。
( 賛 成 者 起 立 )
◇議長(大島崇行君) 起立多数であります。よって、修正議決した部分を除くその他の部分
については、原案のとおり可決されました。
次に、議案第37号 平成25年度沼田市国民健康保険特別会計予算を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は可決であります。
本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
( 賛 成 者 起 立 )
◇議長(大島崇行君) 起立多数であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。
次に、議案第38号 平成25年度沼田市後期高齢者医療特別会計予算を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は可決であります。
本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
( 賛 成 者 起 立 )
◇議長(大島崇行君) 起立多数であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。
次に、議案第39号 平成25年度沼田市介護保険特別会計予算を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は可決であります。
本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
( 賛 成 者 起 立 )
◇議長(大島崇行君) 起立多数であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。
次に、議案第40号 平成25年度沼田市簡易水道事業特別会計予算を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は可決であります。
本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
( 賛 成 者 起 立 )
◇議長(大島崇行君) 起立多数であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。
次に、議案第41号 平成25年度沼田市下水道事業特別会計予算を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は可決であります。
本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
( 賛 成 者 起 立 )
◇議長(大島崇行君) 起立多数であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。
次に、議案第42号 平成25年度沼田市農業集落排水事業特別会計予算を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は可決であります。
本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
( 賛 成 者 起 立 )
◇議長(大島崇行君) 起立多数であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。
次に、議案第43号 平成25年度沼田市水道事業会計予算を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は可決であります。
本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
( 賛 成 者 起 立 )
◇議長(大島崇行君) 起立多数であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。
──────────────◇──────────────
第11 議案第44号 平成24年度沼田市一般会計補正予算(第6号)
◇議長(大島崇行君) 日程第30、議案第44号 平成24年度沼田市一般会計補正予算(
第6号)を議題といたします。
議案の朗読を省略し、直ちに市長から提案理由の説明を求めます。市長。
〔市長 星野已喜雄君登壇〕
◇市長(星野已喜雄君) ただいま上程になりました議案第44号 平成24年度沼田市一般
会計補正予算(第6号)につきまして、御説明申し上げます。
今回の補正予算は、国の平成24年度補正予算(第1号)に計上された公共事業等に該当す
るものに限定し、既決の歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ4億4,532万8,000
円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ222億9,918万4,000円とす
るものであります。
補正予算の概要を歳出予算から御説明申し上げます。
第6款 農林水産業費は、1,383万4,000円の追加でありますが、農業費の農地費
で、県営畑地帯総合整備事業(担い手育成型)屋形原南部地区、ため池等整備事業堀廻地区及
び農村地域環境保全整備事業沼田平地区の県営事業負担金並びに市単独事業(利根町振興局)
赤城北ろく土地改良区事業水利施設整備事業負担金の追加であります。
第8款 土木費は、4,855万2,000円の追加でありますが、都市計画費の公園費で、
都市公園安全安心対策事業として運動公園トイレ新築等に係る各経費の追加であります。
第10款 教育費は、3億8,294万2,000円の追加でありますが、中学校費の学校
管理費で、中学校耐震診断・耐震補強事業として沼田西中学校屋内運動場等改築に係る各経費
の追加であります。
次に、歳入予算について御説明申し上げます。
第12款 分担金及び負担金は、240万円の追加でありますが、分担金では、県営畑地帯
総合整備事業費分担金の追加であります。
第14款 国庫支出金は、1億255万円の追加でありますが、国庫負担金では、沼田西中
学校屋内運動場等改築に係る公立学校施設整備費国庫負担金の追加、国庫補助金では、土木費
国庫補助金で運動公園トイレ新築等に係る公園整備費補助金の追加、教育費国庫補助金で沼田
西中学校屋内運動場等改築に係る学校施設環境改善交付金の追加であります。
第18款 繰入金は、財政調整基金繰入金587万8,000円の追加であります。
第21款 市債は、3億3,450万円の追加でありますが、農林水産業債で農業基盤整備
事業債の追加、土木債で公園整備事業債の追加、教育債で中学校施設耐震化事業債の追加であ
ります。
予算第2条 地方債の補正は、「第2表 地方債補正」に示すとおり、農業基盤整備事業債、
公園整備事業債及び中学校施設耐震化事業債の限度額を変更するものであります。
以上、その概要を御説明申し上げましたが、細部につきましては、御質疑に応じ、所管の部
長に説明をいたさせますので、よろしく御審議の上、原案のとおり御決定くださいますようお
願い申し上げます。
◇議長(大島崇行君) 説明が終わりました。
これより質疑に入ります。
なお、議案第44号については、歳出より各款ごとに願います。
まず、第6款 農林水産業費について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(大島崇行君) 次に、第8款 土木費について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(大島崇行君) 次に、第10款 教育費について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(大島崇行君) 次に、歳入について願います。
まず、第12款 分担金及び負担金について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(大島崇行君) 次に、第14款 国庫支出金について願います。9番。
◇9番(井之川博幸君) 今回、アベノミクスと言いますか緊急経済対策ということで、国の
補正予算に従って今回の事業が組まれておりますが、そういう説明がありましたけれども、国
庫負担金の1,530万円、それから国庫支出金のうちの補助金の土木費国庫補助金2,42
5万円、それから教育費国庫補助金の6,300万円、このうち地域元気臨時交付金という形
で来ている財源はありましたら、教えていただきたいと思います。
それと、今回の地方に対する交付金の関係ですけれども、事業の内容によって、例えば国の
補助金が法定されているものには使えないとか、いろいろ条件があるそうでございますけれど
も、その辺の関係で補助金等の金額等が確定したということがありましたら、その内容につい
て教えていただければありがたいと思います。
以上です。
◇総務部長(生方秀二君) 質疑にお答え申し上げます。
まず、地域元気交付金のことでございますけれども、これにつきましては、今回補正をいた
しまして、その地方債に係る分が来年度に元気交付金ということでございます。まだ詳細につ
いてはわかっておりませんので、今後国の動向を見定めましてやっていきたいということでご
ざいます。
それから、2点目の国庫負担金と国庫補助金の関係でございますけれども、これにつきまし
ては、各省庁からこういったものが該当するということで、各担当課、担当部長にお願いをし
まして集約をしたものでございます。ということで御理解いただければと思います。
以上です。
◇9番(井之川博幸君) ありがとうございます。
それで、確認をしたいと思いますけれども、国庫負担金は従来型の国庫負担金の額だと、国
庫補助金についても、これは従来の仕組みの中での国庫補助金だと、こう理解をしてよろしい
のかどうか、確認をさせてください。
◇総務部長(生方秀二君) 今回の補正につきましては平成24年度に国の補正にかかわる分
でございまして、この地方負担額については原則としまして地方負担額の100%または地方
債を充当できることとされまして、また今回限りの特別措置として補正予算債による対応に加
えまして、各地方公共団体の追加公共投投資の負担額に応じて配分し、地域経済の活性化と雇
用の創出を図る地域の元気臨時交付金を交付されることとされておりますけれども、先ほど申
し上げたとおり、元気臨時交付金についての詳細はまだでございますので、今後に対応させて
いただきたいということでございます。
以上でございます。
◇9番(井之川博幸君) その説明じゃなくて、私が聞いたのは、教育費国庫負担金の1,5
30万円と土木費国庫補助金の2,425万円と教育費国庫補助金の6,300万円、要する
に国庫負担金と国庫補助金の分は、従来もともと国が法定で決めてくれていた補助金とか国庫
負担金とか、そういうものなんですかというふうに聞いたわけなんですけれども。それはどう
なんでしょうか。
◇総務部長(生方秀二君) 従来どおりの国の補正に、それによって国の補正に計上されたも
のでございます。御理解いただきたいと思います。
◇議長(大島崇行君)ほかに。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(大島崇行君) 次に、第18款 繰入金について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(大島崇行君) 次に、第21款 市債について願います。9番。
◇9番(井之川博幸君) 今回、先ほどもちょっとお話がありましたけれども、投資的経費に
係る地方負担額の100%地方債を充当できるという制度というふうに聞いております。今回、
支出のほうを見ますと、一般財源が587万8,000円、3つの課にわたってですね、そう
いうふうになっています。一般財源を幾らか使っているわけなんですけれども、それは実際に
地方債に全く充当できないので一般財源として出るということになるのか、地方債で充当でき
るものはもっとあったのか、その辺について教えてもらえればありがたいと思います。
それから、補正予算、第6号なわけですけれども、3月議会に提出されたのは補正予算第5
号も提出をされました。そのときの事業を聞いたら前政権のときの制度でやったということな
ので、そうなりますと今回の国の補正に関していつから本市では検討を始めたのか、それにつ
いてお伺いしたいと思います。
以上です。
◇総務部長(生方秀二君) お答え申し上げます。事業には補助対象外もあるということで御
理解いただければと思います。
2点目の質疑でございますけれども、これにつきましては、総務省のほうから25年1月1
6日付で、補正予算債に対応ということで通知があったわけでございますけれども、1月末に
県のほうで会議をいたしまして検討を重ねてきた結果だということで御理解いただきたいと思
います。
以上でございます。
◇9番(井之川博幸君) それでは、ちょっと聞き方を変えますけれども、今回の3億3,4
50万円の市債は、制度にあって、投資的経費に係る地方負担額の100%を市債化したんだ
ということで理解してよろしいかどうか、教えてもらいたいと思います。
それから、確認ですけれども、この市債は将来交付税措置で100%交付税措置されるとい
うふうに聞いていますけれども、それでいいのかどうかお伺いしたいと思います。
それから、1月16日ですか、通知を受けて、1月末から県と検討をしてきたということな
んですけれども、全国の自治体ではもう2月中旬にこの国の補正予算を組み込んだ補正予算が
提案されているんです。先ほど安倍内閣が1月15日にこれを閣議決定したということですか
ら、その情報でどんどん作業はできたと思うんです。ですから、補正予算第5号で耐震の工事
を提案しましたけれども、それは前政権の制度でということで、この市債は将来は80%しか
交付税措置されない、こういう話でした。20%は自前で払わなければならないわけですね。
でも、今回の補正であれば100%国が補填してくれるということですから、制度上そういう
違いがあるわけです。結構全国の自治体ではもう3月議会の当初の補正予算で今回の国の補正
予算の中身を当てはめて補正予算を提案しているところがたくさんあります。なぜこういうふ
うにおくれたのかということをお伺いしたいと思います。
◇総務部長(生方秀二君) 1点目の質疑につきましては、議員おっしゃるとおりでございま
す。
それから、次の何%かということでございますけれども、100%措置ということで御理解
いただきたいと思います。
3点目の質疑でございますけれども、川田小につきましては一般質問等で教育委員会のほう
から答弁しているとおりでございまして、今回のこの国の補正予算に関しては、その後精査を
いたしまして、こういった形で提案させていただいたということでございますので、御理解い
ただきたいと思います。
以上でございます。
◇9番(井之川博幸君) そういう御答弁なんですけれども、早い自治体がどんどん作業して、
事業もたくさん選んで、どんどん補正を組んで、2月中旬に発表したところもありますけれど
も、3月の、沼田は3月議会ですけれども、3月議会の当初で出てきた補正予算、あれにもう
反映されていてもいいんじゃないかと思ったんです。最終日にやっと出てきたわけなんですけ
れども、そういう作業が遅いんじゃないかというふうに感じるわけなんです。それはどうして
なのかということを最後に教えてもらいたいと思います。
◇総務部長(生方秀二君) 今回の補正につきましては、国のほうから24年度内に補正をし
たものに限るということでございますので、この日にお願いをしたということで、一般質問の
答弁に関しても、そういった内容で今まで答弁させていただいてきたとおりでございますので、
御了解願いたいと思います。
以上でございます。
◇議長(大島崇行君) 次に、第2条 地方債の補正について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(大島崇行君) 質疑を終結いたします。
お諮りいたします。
ただいま議題となっております議案第44号については、会議規則第36条第3項の規定に
より委員会の付託を省略いたしたいと思います。
これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(大島崇行君) 御異議なしと認めます。よって、議案第44号については、委員会の
付託を省略することに決しました。
これより討論に入ります。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(大島崇行君) 討論を終結いたします。
これより議案第44号 平成24年度沼田市一般会計補正予算(第6号)を採決いたします。
本案は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(大島崇行君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
──────────────◇──────────────
第12 議案第45号 沼田市議会議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例
の一部を改正する条例について
◇議長(大島崇行君) 日程第31、議案第45号 沼田市議会議員の議員報酬及び費用弁償
等に関する条例の一部を改正する条例についてを議題といたします。
議案の朗読を省略し、直ちに提出者から提案理由の説明を求めます。星野佐善太議員。
〔21番 星野佐善太君登壇〕
◇21番(星野佐善太君) ただいま上程になりました議案第45号 沼田市議会議員の議員
報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例について、提案理由の説明を申し上げ
ます。
改正の内容は、現下の厳しい財政状況を踏まえ、前年度に引き続き、平成25年4月1日か
ら平成26年3月31日までの間、現行の議員報酬額を議長にあっては10%、副議長にあっ
ては8%、議員にあっては5%引き下げ、それぞれ38万3,000円、33万円、32万2,
000円とするものであります。
以上でございます。
◇議長(大島崇行君) 説明が終わりました。
これより質疑に入ります。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(大島崇行君) 質疑を終結いたします。
これより討論に入ります。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(大島崇行君) 討論を終結いたします。
これより議案第45号 沼田市議会議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改
正する条例についてを採決いたします。
本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(大島崇行君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
──────────────◇──────────────
第13 閉会中の継続調査申出について
◇議長(大島崇行君) 日程第32、閉会中の継続調査申出についてを議題といたします。
総務文教常任委員長、民生福祉常任委員長、経済建設常任委員長及び議会運営委員長から、
会議規則第104条の規定によりお手元に配付いたしました申出書のとおり、閉会中の継続調
査の申し出がありました。
それぞれの委員長からの申し出のとおり、閉会中の継続調査に付することに、御異議ありま
せんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(大島崇行君) 御異議なしと認めます。よって、それぞれの委員長からの申し出のと
おり、閉会中の継続調査に付することに決しました。
──────────────◇──────────────
第14 字句等の整理委任について
◇議長(大島崇行君) 日程第33、字句等の整理委任についてを議題といたします。
お諮りいたします。
今期定例会で議決された事件について、その字句等の整理を要するものにつきましては、会
議規則第42条の規定により、その整理を議長に委任されたいと思います。
これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(大島崇行君) 御異議なしと認めます。よって、そのとおり決しました。
以上で今期定例会に付議された事件は全て議了いたしました。
──────────────◇──────────────
第15 市長閉会挨拶
◇議長(大島崇行君) この機会に、市長より発言の通告がありましたので許可いたします。
市長。
〔市長 星野已喜雄君登壇〕
◇市長(星野已喜雄君) お許しをいただきましたので、一言御礼の御挨拶を申し上げます。
今期定例会は、去る3月1日から本日までの22日間の長きにわたって開催されましたが、
この間、議員各位におかれましては、数多くの案件につきまして、連日、慎重な御審議と御審
査を賜り、特に平成25年度予算並びに関連する条例につきましては、予算審査特別委員会を
設置し綿密なる御審査をいただきましたが、この間におけますところの石井委員長、島田副委
員長の御労苦と委員各位の御熱心な御審査に対しまして、深甚なる敬意と感謝を申し上げる次
第でございます。まことにありがとうございました。
また、今期定例会で御決定をいただきました平成25年度予算につきましては、議会の御意
見に十二分に留意をしながら、各事務事業の適正かつ効率的な執行に努めてまいる所存であり
ます。
一般質問におきましては、12名の方々から現下の諸問題を中心に大変熱心に御示唆に富ん
だ御質問を賜り、それぞれ答弁をさせていただいたわけでありますが、研究あるいは検討課題
とさせていただきました事項につきましては、今後十二分に留意をしてまいりたいと考えてい
るところであります。
新年度におきましても、議員各位からより一層の御指導と御鞭撻を賜りますようお願い申し
上げ、平成25年第1回定例会の閉会に当たっての御礼の御挨拶にかえさせていただきたいと
存じます。
まことにありがとうございました。
──────────────◇──────────────
第16 閉 会
◇議長(大島崇行君) 以上をもちまして、平成25年第1回沼田市議会定例会を閉会いたし
ます。
議員各位並びに執行部各位には、長期間にわたりましてまことに御苦労さまでございました。
午後0時12分閉会
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