平成25年第3回沼田市議会定例会継続会会議録
平成25年6月13日(木曜日)
議事日程 第4号
平成25年 6月13日(木曜日)午前10時開議
第 1 請願第 3号 原発事故こども・被災者支援法の適用を求める請願書
第 2 請願第 4号 「最低賃金の改善と中小企業支援策の拡充を求める意見書」提出につ
いての請願
第 3 議案第54号 平成25年度沼田市一般会計補正予算(第1号)
第 4 議案第55号 平成25年度沼田市簡易水道事業特別会計補正予算(第1号)
第 5 議案第56号 川田小学校東校舎耐震補強及び大規模改造建築工事請負契約の締結に
ついて
第 6 諮問第 1号 人権擁護委員の推薦について
第 7 閉会中の継続審査及び調査申出について
第 8 字句等の整理委任について
─────────────────────────────
本日の会議に付した事件
第 1 請願第 3号 原発事故こども・被災者支援法の適用を求める請願書
第 2 日程追加 議案第59号 「原発事故子ども・被災者支援法」に基づく適切な対応を
求める意見書案について
第 3 請願第 4号 「最低賃金の改善と中小企業支援策の拡充を求める意見書」提出につ
いての請願
第 4 日程追加 議案第60号 最低賃金の改善と中小企業支援策の拡充を求める意見書案
について
第 5 議案第54号 平成25年度沼田市一般会計補正予算(第1号)
議案第55号 平成25年度沼田市簡易水道事業特別会計補正予算(第1号)
以上2件一括上程
第 6 議案第56号 川田小学校東校舎耐震補強及び大規模改造建築工事請負契約の締結に
ついて
第 7 日程追加 議案第57号 沼田市職員の給与の臨時特例に関する条例の制定について
議案第58号 平成25年度沼田市一般会計補正予算(第2号)
以上2件一括上程
第 8 諮問第 1号 人権擁護委員の推薦について
第 9 日程追加 議案第61号 沼田市議会議員の議員報酬及び費用弁償等の臨時特例に関
する条例の制定について
第10 閉会中の継続審査及び調査申出について
第11 字句等の整理委任について
第12 市長閉会挨拶
第13 閉 会
─────────────────────────────
出席議員(19人)
1番 大島 崇行君 3番 石川 初雄君
4番 島田 富造君 5番 野村 洋一君
6番 坂庭 直治君 7番 石井 紘一君
8番 高柳 勝巳君 9番 井之川博幸君
10番 大東 宣之君 11番 星野 稔君
12番 金子 一弥君 14番 片野 彦一君
15番 大竹 政雄君 16番 星川嘉一郎君
17番 小野 要二君 18番 宇敷 和也君
19番 石田 宇平君 21番 星野佐善太君
22番 牧野 保好君
欠席議員(1人)
20番 布施辰二郎君
─────────────────────────────
説明のため出席した者
市 長 星野已喜雄君 副 市 長 林 義夫君
白沢町振興局長 木暮 茂君 利根町振興局長 山口 芳久君
総務部長 飯田 敏夫君 市民部長 茂木 一夫君
健康福祉部長 村沢 博行君 経済部長 田村 博史君
都市建設部長 萩原 誠一君 総務課長 内山 日朗君
会計管理者兼会計局長 松井 玲子君 教 育 長 宇敷 重信君
教育部長 細野 文男君 庶務課長 小池 龍実君
監査委員事務局長 増田 雄二君
─────────────────────────────
議会事務局出席者
事務局長 中嶋 一也 次長兼庶務係長 木暮 保夫
議事係長 松井 克人 副 主 幹 安原 和宏
──────────────◇──────────────
午前10時開議
◇議長(大竹政雄君) これより本日の会議を開きます。
──────────────◇──────────────
第1 請願第3号 原発事故こども・被災者支援法の適用を求める請願書
◇議長(大竹政雄君) 日程第1、請願第3号 原発事故こども・被災者支援法の適用を求め
る請願書を議題といたします。
本請願に関し、民生福祉常任委員長の報告を求めます。委員長 井之川博幸議員。
〔民生福祉常任委員長 井之川博幸君登壇〕
◇9番(井之川博幸君) 民生福祉常任委員会に付託されました請願第3号 原発事故こども
・被災者支援法の適用を求める請願書について、審査の経過と結果を御報告いたします。
請願の趣旨は、東京電力福島第一原子力発電所で発生した事故により、放射性物質が外部に
拡散し、群馬県北部地域は県内でも比較的高い放射線量を示しており、事故発生から2年2
カ月を経過した現在もなお、住民の健康不安は払拭されない状況にあることから、国におい
ては、原発事故子ども・被災者支援法に規定する支援対象地域に沼田市を指定するよう意見
書の提出を求めるものであります。
審査の結果、本委員会では全会一致で趣旨採択し、国に対して意見書を提出することと決定
いたしました。
これより、その理由と審査の結果を申し上げます。
原発事故子ども・被災者支援法の必要性を踏まえて各委員から質疑、意見が出されました。
本常任委員会としては、市内の除染も進められてはいるものの、基準を上回るセシウムの検
出が確認されるなど、子供たちの健康を守ることは最重要課題であること、これを思う市民
の健康不安は払拭されていない状況にあることなどから、国への意見書の必要性については
誰もが認識しているところである。
審査の過程で、請願項目である原発事故子ども・被災者支援法の適用地域に指定されるため
に群馬県として復興庁へ要望するよう求める意見書の提出には至らないことから、群馬県へ
の意見書提出は見送り、本請願を趣旨採択すべきものとし、国への意見書提出と決定した次
第であります。
以上申し上げ、委員長報告といたします。
◇議長(大竹政雄君) 委員長の報告が終わりました。
これより質疑に入ります。
なお、質疑は委員長の報告に対して願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 質疑を終結いたします。
これより討論に入ります。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 討論を終結いたします。
これより請願第3号 原発事故こども・被災者支援法の適用を求める請願書を採決いたしま
す。
本請願に対する委員長の報告は趣旨採択であります。
本請願は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 御異議なしと認めます。よって、本請願は趣旨採択することに決しま
した。
─────────────────────────────
◇議長(大竹政雄君) 休憩いたします。
午前10時03分休憩
─────────────────────────────
午前10時04分再開
◇議長(大竹政雄君) 再開いたします。
─────────────────────────────
○日程追加
◇議長(大竹政雄君) お諮りいたします。
ただいま、井之川博幸議員ほか5名から、議案第59号 「原発事故子ども・被災者支援法
」に基づく適切な対応を求める意見書案についてが提出されました。
この際、これを日程に追加し、日程第2を日程第3とし、以下順次繰り下げ、直ちに議題と
いたしたいと思います。
これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 御異議なしと認めます。よって、議案第59号 「原発事故子ども・
被災者支援法」に基づく適切な対応を求める意見書案についてを日程に追加し、直ちに議題
とすることに決しました。
──────────────◇──────────────
第2 議案第59号 「原発事故子ども・被災者支援法」に基づく適切な対応を
求める意見書案について
◇議長(大竹政雄君) 日程第2、議案第59号 「原発事故子ども・被災者支援法」に基づ
く適切な対応を求める意見書案についてを議題といたします。
議案の朗読を省略し、直ちに提出者から提案理由の説明を求めます。井之川博幸議員。
〔9番 井之川博幸君登壇〕
◇9番(井之川博幸君) 意見書案の朗読をもって、提案理由の説明にかえさせていただきま
す。
「原発事故子ども・被災者支援法」に基づく適切な対応を求める意見書(案)
東京電力福島第1原子力発電所で発生した事故により、大量の放射性物質が外部に拡散し、
沼田市を含む群馬県北部地域は県内でも比較的高い放射線量を示しており、事故発生から2
年3ヶ月を経過した現在もなお、住民の健康不安は払拭されない状況にあります。
そのような中、昨年6月に「東京電力原子力事故により被災した子どもを初めとする住民等
の生活を守り支えるための被災者の生活支援等に関する施策の推進に関する法律」(以下「
原発事故子ども・被災者支援法」という)が施行されました。
沼田市においては、国から「平成二十三年三月十一日に発生した東北地方太平洋沖地震に伴
う原子力発電所の事故により放出された放射性物質による環境の汚染への対処に関する特別
措置法」に基づく「汚染状況重点調査地域」の指定を受け、基準を上回る地域の除染を実施
してきましたが、市内では基準以上の場所が未だ点在している状況です。
国においては、「原発事故子ども・被災者支援法」に規定する支援対象地域に沼田市を指定
するよう強く要望します。
記
1.放射線被曝を受けた地域である沼田市を「支援対象地域」に指定すること。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
平成25年6月 日
内閣総理大臣
復興大臣
環境大臣
文部科学大臣
沼田市議会議長 大 竹 政 雄
以上であります。
◇議長(大竹政雄君) 説明が終わりました。
これより質疑に入ります。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 質疑を終結いたします。
これより討論に入ります。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 討論を終結いたします。
これより議案第59号 「原発事故子ども・被災者支援法」に基づく適切な対応を求める意
見書案についてを採決いたします。
本案は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
──────────────◇──────────────
第3 請願第4号 「最低賃金の改善と中小企業支援策の拡充を求める意見書」
提出についての請願
◇議長(大竹政雄君) 日程第3、請願第4号 「最低賃金の改善と中小企業支援策の拡充を
求める意見書」提出についての請願を議題といたします。
本請願に関し、経済建設常任委員長より報告を求めます。委員長 坂庭直治議員。
〔経済建設常任委員長 坂庭直治君登壇〕
◇6番(坂庭直治君) 経済建設常任委員会に付託されました請願第4号 「最低賃金の改善
と中小企業支援策の拡充を求める意見書」提出についての請願について、審査の結果を御報
告いたします。
本請願は、長引くデフレ不況からの脱却、景気・雇用対策のため、中小企業支援策を拡充し
つつ最低賃金を引き上げれば、中小企業の得意とする衣食関連財・サービスに対する需要も
ふえ、中小企業の仕事も雇用も拡大し、ワーキング・プアの解消も図れることから、最低賃
金制度の改善と中小企業支援策の拡充に関し、国及び群馬労働局長に対して意見書を提出し
ていただきたいというものです。
本委員会は、6月12日、執行部より国における現在の状況等の説明を受け、慎重な審査を
行った結果、採択すべきものと決定した次第であります。
これより審査の経過を申し上げます。
各委員からは、「現状の最低賃金では生活保護水準以下なので、きちんと最低賃金を決め、
企業経営を考えるべき」、「国が中小企業を支援しないと賃金引き上げもできない」といっ
た意見や「最低賃金を上げ、企業にも頑張ってもらいたい」といった意見が出され「採択す
べきもの」と決定した次第であります。
以上申し上げ、委員長報告といたします。
◇議長(大竹政雄君) 委員長の報告が終わりました。
これより質疑に入ります。
なお、質疑は委員長の報告に対して願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 質疑を終結いたします。
これより討論に入ります。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 討論を終結いたします。
これより請願第 4号 「最低賃金の改善と中小企業支援策の拡充を求める意見書」提出に
ついての請願を採決いたします。
本請願に対する委員長の報告は採択であります。
本請願は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 御異議なしと認めます。よって、本請願は採択することに決しました。
─────────────────────────────
◇議長(大竹政雄君) 休憩いたします。
午前10時13分休憩
─────────────────────────────
午前10時14分再開
◇議長(大竹政雄君) 再開いたします。
─────────────────────────────
○日程追加
◇議長(大竹政雄君) お諮りいたします。
ただいま、坂庭直治議員ほか5名から、議案第60号 最低賃金の改善と中小企業支援策の
拡充を求める意見書案が提出されました。
この際、これを日程に追加し、日程第4を日程第5とし、以下順次繰り下げ、直ちに議題と
いたしたいと思います。
これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 御異議なしと認めます。よって、議案第60号 最低賃金の改善と中
小企業支援策の拡充を求める意見書案についてを日程に追加し、直ちに議題とすることに決
しました。
──────────────◇──────────────
第4 議案第60号 最低賃金の改善と中小企業支援策の拡充を求める意見書案
について
◇議長(大竹政雄君) 日程第4、議案第60号 最低賃金の改善と中小企業支援策の拡充を
求める意見書案についてを議題といたします。
議案の朗読を省略し、直ちに提出者から提案理由の説明を求めます。坂庭直治議員。
〔6番 坂庭直治君登壇〕
◇6番(坂庭直治君) それでは、意見書案の朗読をもって、提案理由の説明にかえさせてい
ただきます。
最低賃金の改善と中小企業支援策の拡充を求める意見書(案)
今や労働者の4人に1人、女性は過半数が、1年を通して働いても年収200万円以下のワ
ーキング・プアである。平均賃金(年収)は、1997年に比べて58万円も減っている。
家計は厳しく、物は売れず、生産は縮小し、それが雇用破壊と企業の経営危機を招いている。
低収入で不安定な雇用のために結婚できず、子どもを産み育てられない青年も増えている。
低賃金の蔓延が、社会の基盤を揺るがせている。
法律によれば、最低賃金は「労働者が健康で文化的な最低限度の生活を営むことができるよ
う、生活保護に係る施策との整合性に配慮」して決定されることになっている。ところが、
今の地域別最低賃金は、東京で850円、群馬では696円、最も低い地方では652円に
すぎない。フルタイムで働いても税込で153万円〜117万円では、まともな暮らしはで
きない。地域間格差も大きく、群馬と東京では時間額で154円もの格差がある。最低賃金
は、地域間格差を解消しつつ、大幅に引き上げる必要がある。
2010年には「できる限り早期に全国最低800円を確保し、景気状況に配慮しつつ、2
020年までに全国平均1000円を目指す」という政労使の「雇用戦略対話合意」が成立
している。
中小企業への経営支援策を拡充しながら、最低賃金を早期に引き上げる必要がある。生活で
きる水準の最低賃金を確立し、それを基軸として生活保護基準、年金、農民の自家労賃、下
請け単価、家内工賃、税金の課税最低限度等を整備していくことで、誰もが安心して暮らせ、
不況に強い社会をつくることができる。
以上の趣旨より、下記の項目を早期に実現するよう、地方自治法第99条の規定により意見
書を提出する。
記
1.群馬地方最低賃金を生計費原則にもとづいて大幅に引き上げること。
2.最低賃金法を改正し、だれでもが健康で文化的に暮らせる水準を全国一律で定めること。
3.最低賃金制度の周知徹底・監督体制の拡充を図ること。
4.中小企業への経営支援策を拡充すること。
以上
平成25年6月 日
内閣総理大臣 安倍 晋三
厚生労働大臣 田村 憲久 様
群馬労働局長 小玉 剛
沼田市議会議長 大竹 政雄
以上であります。
◇議長(大竹政雄君) 説明が終わりました。
これより質疑に入ります。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 質疑を終結いたします。
これより討論に入ります。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 討論を終結いたします。
これより議案第60号 最低賃金の改善と中小企業支援策の拡充を求める意見書案について
を採決いたします。
本案は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
──────────────◇──────────────
第5 議案第54号 平成25年度沼田市一般会計補正予算(第1号)及び
議案第55号 平成25年度沼田市簡易水道事業特別会計補正予算(第1号)
以上2件一括上程
◇議長(大竹政雄君) 日程第5、議案第54号 平成25年度沼田市一般会計補正予算(第
1号)及び日程第6、議案第55号 平成25年度沼田市簡易水道事業特別会計補正予算(第
1号)の以上2件を一括議題といたします。
これより質疑に入ります。
まず、議案第54号 平成25年度沼田市一般会計補正予算(第1号)について願います。
なお、議案第54号については、歳出より各款ごとに願います。
まず、第2款 総務費について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 次に、第3款 民生費について願います。10番。
◇10番(大東宣之君) まず初めに、児童措置費についてお聞かせいただきたいと思います。
今回の補正予算に保育士等処遇改善臨時特例事業補助金が計上されております。これは保育
士さんたちの賃金の引き上げに充てられるというふうに言われておりますが、本市の場合、
大体どれくらいの賃金の引き上げになるのか教えていただければと思います。
続いて、生活保護総務費について、生活保護システム改修委託料についてお聞かせいただき
たいと思います。
今回の生活保護システム改修は、国の施策によって生活保護の今の支給額が引き下げられる、
それに伴う措置ではないかと考えますが、それでよろしいのかどうかお聞かせいただきたい
と思います。
さらには、大体どれくらいの影響額が出るのか、また、現在本市においては生活保護を受け
ていらっしゃる方がどれくらいいらっしゃるのか、あわせてお聞かせいただければと思いま
す。
◇健康福祉部長(村沢博行君) 命によりお答え申し上げます。
まず1点目の保育士等処遇改善臨時特例事業補助金の1,395万2,000円の関係であ
りますけれども、こちらのほうの賃金の引き上げがどのぐらいになるのかという御質疑であ
りますけれども、現在沼田市、いわゆる民間の保育園に勤めている職員の方が126名ござ
います。この方々の処遇改善をした場合に国のほうから補助をしていくというようなシステ
ムになっているわけでありますけれども、今現在の我々の試算では、月約9,200円ぐら
いになるのかなと、いうふうに想定をしてございます。
それから、次に生活保護システムの改修委託でございますけれども、今回の補正につきまし
ては、今議員がおっしゃられましたように国が今回の生活保護基準の見直しというのを8月
から実施を3年間かけてやっていくわけですけれども、それに伴うシステム改修の補正予算
でございます。
それから、影響額でございますけれども、こちらのほうは特にこの生活保護基準の見直しの
中で一番影響を受ける部分が生活扶助の部分でございます。こちらの見直しによりますと、
国ベースで670億、そして平均で6.5%の引き下げというようなことでございます。
それから、現在沼田市における受給をされている方が何名いるのかという部分でありますけ
れども、こちらにつきましては、本年の3月31日現在で保護の受給を受けている方は26
5人で229世帯でございます。以上であります。
◇10番(大東宣之君) まず、保育士等処遇改善臨時特例事業補助金についてですが、月額
約9,200円程度を見込んでいるということです。この制度については、国が1年間程度
と延長についても検討したいみたいなことを言っているようですけれども、本市として引き
続きこの制度、この補助金を継続していってもらいたいというお考えがあるのか、また、そ
うした働きかけをしていかれるのかどうかお聞かせいただければと思います。
生活保護システムの改修委託料についてですが、今回国の施策によって6.5%の引き下げ
になるということですが、現状生活保護を受けていらっしゃる方について、市としてこれは
本当にぎりぎりの生活をされている最後のセーフティーネットとして、生活保護によって何
とか生活をしていっていただける水準にあると、それを引き下げるということは、大変忍び
ないというか、そういうお考えがあるのかどうかお聞かせいただければと思います。
◇健康福祉部長(村沢博行君) 再質疑にお答えを申し上げます。
保育士等の処遇改善の部分でございますけれども、我々の情報ですと国は今年度実施するけ
れども来年度についてはまだ未定というようなことになっているようでございます。したが
って、市としますと当然国のほうでこういうものを手当てをしてくれるということであれば、
地域の民間の保育士さんにも処遇改善がいくわけですから、そういうことであればよろしい
かなというふうに思っております。
次に、生活保護のセーフティーネットの関係で、水準をどういうふうに考えるのかという部
分でございますけれども、今回の国の見直しにつきましては、生活保護基準の見直し、特に
この中で理由としてうたわれているのが3つございます。1つは年齢、それから世帯人員、
それから地域差による影響の調整と。それから、前回大きく見直ししたのが平成20年で、
その見直し以降の物価の動向の勘案というようなこと。それからもう一つは、そういったこ
とに伴って今回の見直しの中で激変に変わる部分については緩和措置をしていくというよう
なことで、この3つのことが国の見直しをする理由ということでございますので、これが国
のほうの制度でございますので、特にこのことについて私のほうで水準云々というコメント
は控えさせていただきたいなというふうに思います。以上であります。
◇10番(大東宣之君) 1点目の保育士の関係については了解をいたしました。
生活保護システムの改修委託料にかかわって、今回引き下げに伴う形でシステムの改修を行
っていきたいと。国は生活保護の基準を引き下げることとあわせて、その窓口での対応の仕
方も変えるというふうなことも言っております。なかなかいろいろな書類を出せと言って、
生活保護を受けづらくさせるというような懸念もされております。市としては、このシステ
ムの改修とあわせて、そうした生活保護の申請、窓口での対応等については今までと変化な
くその必要に応じて、その人に対して生活保護の支給を決定していくと。今までと変わらな
いような窓口対応で進めていくということで理解をしてよろしいのかどうか、お聞かせいた
だければと思います。
◇健康福祉部長(村沢博行君) 窓口の対応ということでございますけれども、国が一部改正
をしようとしている部分については、既に窓口としても誰が来ても拒まずということで当然
やっておりますので、引き続いてそういう事務をしていくということになろうかと思います。
以上であります。
◇議長(大竹政雄君) ほかに。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 次に、第4款 衛生費について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 次に、第6款 農林水産業費について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 次に、第7款 商工費について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 次に、第8款 土木費について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 次に、第10款 教育費について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 次に、歳入について願います。
まず、第12款 分担金及び負担金について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 次に、第14款 国庫支出金について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 次に、第15款 県支出金について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 次に、第17款 寄付金について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 次に、第18款 繰入金について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 次に、第20款 諸収入について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 次に、議案第55号 平成25年度沼田市簡易水道事業特別会計補正
予算(第1号)について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 質疑を終結いたします。
お諮りいたします。
ただいま議題となっております議案第54号及び議案第55号の以上2件については、会議
規則第36条第3項の規定により委員会の付託を省略いたしたいと思います。
これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 御異議なしと認めます。よって、議案第54号及び議案第55号の以
上2件については、委員会の付託を省略することに決しました。
これより討論に入ります。
なお、討論は一括して願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 討論を終結いたします。
これより議案第54号 平成25年度沼田市一般会計補正予算(第1号)を採決いたします。
本案は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
次に、議案第55号 平成25年度沼田市簡易水道事業特別会計補正予算(第1号)を採決
いたします。
本案は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
──────────────◇──────────────
第6 議案第56号 川田小学校東校舎耐震補強及び大規模改造建築工事請負契
約の締結について
◇議長(大竹政雄君) 日程第7、議案第56号 川田小学校東校舎耐震補強及び大規模改造
建築工事請負契約の締結についてを議題といたします。
議案の朗読を省略し、直ちに市長から提案理由の説明を求めます。市長。
〔市長 星野已喜雄君登壇〕
◇市長(星野已喜雄君) ただいま上程になりました議案第56号 川田小学校東校舎耐震補
強及び大規模改造建築工事請負契約の締結について御説明申し上げます。
川田小学校東校舎は、昭和49年度、50年度の建築でありますが、耐震基準を満たしてい
ないことから、耐震補強工事を施工するもので、それに合わせて大規模改造工事も行うもの
であります。
お配りいたしました参考資料のとおり、総合評価落札方式による条件付一般競争入札の結果、
5月28日、2億3,604万円にて株式会社オーケンコーポレーションが落札したもので
ありまして、地方自治法第96条第1項第5号の規定により議会の議決を求めるものであり
ます。
なお、議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第4条の定めるとこ
ろにより、5月30日に仮契約を行っており、議会の議決をいただいた後に本契約とするも
のであります。
工事概要を申し上げますと、川田小学校東校舎は、一部地下1階、地上3階で、面積は2,
355平方メートルで、耐震補強のためのブレースの設置や壁増設などを施工するほか、便
所改修などを行うものであります。
また、その他電気設備工事、機械設備工事を別工事として発注しておりますが、今回の発注
工事の完成は平成25年10月を予定しております。
以上、その概要を御説明申し上げましたが、細部につきましては、御質疑に応じ、所管の部
長に説明をいたさせますので、よろしく御審議の上、原案のとおり御決定くださいますよう
お願い申し上げます。
◇議長(大竹政雄君) 説明が終わりました。
これより質疑に入ります。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 質疑を終結いたします。
お諮りいたします。
ただいま議題となっております議案第56号については、会議規則第36条第3項の規定に
より委員会の付託を省略いたしたいと思います。
これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 御異議なしと認めます。よって、議案第56号については、委員会の
付託を省略することに決しました。
これより討論に入ります。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 討論を終結いたします。
これより議案第56号 川田小学校東校舎耐震補強及び大規模改造建築工事請負契約の締結
についてを採決いたします。
本案は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
─────────────────────────────
◇議長(大竹政雄君) 休憩いたします。
午前10時38分休憩
─────────────────────────────
午前10時39分再開
◇議長(大竹政雄君) 再開いたします。
─────────────────────────────
○日程追加
◇議長(大竹政雄君) お諮りいたします。
ただいま、市長から、議案第57号 沼田市職員の給与の臨時特例に関する条例の制定につ
いて及び議案第58号 平成25年度沼田市一般会計補正予算(第2号)の以上2件が提出
されました。
この際、これを日程に追加し、日程第8を日程第10とし、以下順次繰り下げ、直ちに議題
といたしたいと思います。
これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 御異議なしと認めます。よって、議案第57号 沼田市職員の給与の
臨時特例に関する条例の制定について及び議案第58号 平成25年度沼田市一般会計補正
予算(第2号)の以上2件を日程に追加し、直ちに議題とすることに決しました。
──────────────◇──────────────
第7 議案第57号 沼田市職員の給与の臨時特例に関する条例の制定について
及び
議案第58号 平成25年度沼田市一般会計補正予算(第2号)
以上2件一括上程
◇議長(大竹政雄君) 日程第8、議案第57号 沼田市職員の給与の臨時特例に関する条例
の制定について及び日程第9、議案第58号 平成25年度沼田市一般会計補正予算(第2
号)の以上2件を一括議題といたします。
職員より議案を朗読いたさせます。事務局。
(職員朗読)
◇議長(大竹政雄君) 朗読が終わりました。
直ちに市長から提案理由の説明を求めます。市長。
〔市長 星野已喜雄君登壇〕
◇市長(星野已喜雄君) ただいま上程になりました議案第57号 沼田市職員の給与の臨時
特例に関する条例の制定について及び議案第58号 平成25年度沼田市一般会計補正予算
(第2号)について、一括して御説明申し上げます。
まず、議案第57号 沼田市職員の給与の臨時特例に関する条例の制定について御説明申し
あげます。
政府は、去る1月24日に平成25年度における地方公務員の給与について、国家公務員の
給与の改定及び臨時特例に関する法律に基づく国家公務員の給与減額支給措置を踏まえ、地
方公共団体において国に準じて必要な措置を講じるよう要請する閣議決定を行いました。
さらに、1月28日には「地方公務員の給与改定に関する取扱い等について」の総務大臣通
知及び大臣書簡により、総務大臣から各地方公共団体に同様な要請がされるとともに、3月
29日には各地方公共団体が給与減額支給措置の実施を前提とした平成25年度の改正地方
交付税法が、国会において可決成立したところであります。
本市におきましては、今回の地方公務員給与削減要請は、地方の固有財産である地方交付税
を国の政策誘導の手段に用いたもので極めて遺憾なことではありますが、地方交付税の減額
に伴う市民サービスに与える影響を回避するため、一般職及び特別職の職員の給与減額支給
措置を臨時特例として、本条例を制定するものであります。
条例の主な内容といたしましては、一般職の職員については、平成25年10月1日から平
成26年3月31日までの間、主任以下の職員にあっては4%、副主査から課長等の職員に
あっては7%、部長等の職員にあっては9%に相当する額をそれぞれ給料月額から減額する
ものであります。
また、特別職の職員及び教育長については、平成25年7月1日から平成26年3月31日
までの間、市長にあっては行財政改革の一環で実施している16%の減額に、さらに4%に
相当する3万4,000円を、副市長にあっては13%の減額に、さらに4%に相当する2
万8,000円を、振興局長にあっては新たに13%に相当する6万5,000円を、教育
長にあっては10%の減額に、さらに4%に相当する2万6,000円をそれぞれ給料月額
から減額するものであります。
なお、施行期日につきましては平成25年7月1日とし、第2条及び第3条の一般職の職員
に係る規定につきましては平成25年10月1日とするものであります。
続きまして、議案第58号 平成25年度沼田市一般会計補正予算(第2号)について御説
明申し上げます。
今回の補正予算は、沼田市職員の給与の臨時特例に関する条例の制定に伴う給与改定により、
既決の歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ222万1,000円を減額し、歳入歳出
予算の総額を歳入歳出それぞれ204億7,984万6,000円とするものであります。
その概要を歳出予算から御説明申し上げます。
第2款 総務費は、特別職の職員の給与改定に伴い197万6,000円を減額するもので
ありますが、総務管理費では、一般管理費で、給料が172万8,000円及び共済費が2
4万8,000円の減額であります。
第10款 教育費は、同じく教育長の給与改定に伴い24万5,000円を減額するもので
ありますが、教育総務費では、事務局費で、給料が23万4,000円及び共済費が1万1,
000円の減額であります。
次に歳入予算について御説明申し上げます。
第18款 繰入金は、222万1,000円の減額でありますが、財政調整基金繰入金の減
額であります。
以上2件につきまして、一括してその概要を御説明申し上げましたが、細部につきましては、
御質疑に応じ、所管の部長に説明をいたさせますので、よろしく御審議の上、原案のとおり
御決定くださいますようお願い申し上げます。
◇議長(大竹政雄君) 説明が終わりました。
これより質疑に入ります。
なお、質疑は1件ごとに願います。
まず、議案第57号 沼田市職員の給与の臨時特例に関する条例の制定について願います。
9番。
◇9番(井之川博幸君) 市長の説明がありましたので、質疑をさせていただきます。
まず、6月5日の全国市長会の決議が出ましたけれども、内容を含めて承知をしているかど
うかお伺いをしたいと思います。
また、衆参両院の総務委員会においても、この問題に関して「地方公務員給与は各地方公共
団体が地方公務員法の規定に基づき自ら決定するものであることを基本として対処すること
」という決議がされておりますけれども、その内容も承知しているかどうかお伺いしたいと
思います。
そして、今回の国の措置に対して市長は、交付税を政策的手段として用いたことは遺憾なも
のであるというふうに言っておりますけれども、それだけなのかどうか、今回の国の措置に
対して本市としてはどのように考えているのか、もう少し詳しく教えてもらいたいと思いま
す。
また、報道等である程度は承知しておりますけれども、この問題での県内各市の状況はどう
つかんでいるのか、また、全国的な状況もわかれば教えてもらいたいと思います。
さらに、市職労に提示した後の態度とその結果はどうなっているのかお伺いをしたいと思い
ます。
また、先ほど説明がありましたけれども、この本市の地方交付税の削減額は幾らなのかお伺
いをしたいと思います。
また、各職級でパーセントが出ていましたけれども、全体として平均的な引き下げ率、また、
平均的な引き下げ額についてお伺いしたいと思います。以上です。
(休憩を求める者あり)
─────────────────────────────
◇議長(大竹政雄君) 休憩いたします。
午前10時59分休憩
─────────────────────────────
午前11時13分再開
◇議長(大竹政雄君) 再開いたします。
─────────────────────────────
◇総務部長(飯田敏夫君) お答え申し上げます。
まず、1点目の全国市長会での決議についでございます。6月5日に全国市長会で決議され
た内容でございますが、「国が、地方固有の財源である地方交付税を地方公務員給与削減の
ための政策誘導手段として用いたことは、財政自主権を蔑ろにするものであり、到底容認で
きるものではない。
そもそもわが国内政は、国と地方が信頼し合い、連携して、それぞれの責務を担って国民・
住民の安全・安心のための施策を実施する仕組みとなっている。
今回のように、地方公務員の給与削減が、わずか1回の「国と地方の協議の場」に提示され
ただけで、なんら議論もなされず実行されたことは、国と地方の信頼関係を大きく損なうも
のである。
衆参両院の総務委員会における地方交付税法の審議に際して、「地方公務員給与は各地方公
共団体が地方公務員法の規定に基づき自らが決定するものであることを基本として対処する
こと」とした決議がなされたことは、国会の良識が示されたものであり、これを重く受け止
めるべきである。
今後、国は、国・地方を通じる中長期の公務員の給与・定数のあり方や地方行財政のあり方
等地方にかかわる重要な課題については、「国と地方の協議の場」における十分な議論を経
て決定すべきことを強く求めるものである。
以上決議する。」ということで、6月5日でございます。
続きまして、衆参の総務委員会、こちらも概要だけ申し上げさせていただきます。「地方財
政計画において、本年7月から地方公務員の給与について国家公務員の臨時特例的な給与減
額支給措置に準じた措置がとられることを前提とした歳出額の計上が行われていることに関
しては、地方公務員の給与は各地方公共団体が地方公務員法の規定に基づき自ら決定するも
のであることを基本として対処すること。また、地方公務員の給与制度及びその運用につい
ては、地方の意見を十分反映させるよう努めること。」
続きまして、今回の関係に当たって国の措置に対して本市がどのようにということでござい
ますけれども、先ほど全国市長会でも述べましたように、まず遺憾なものであるという認識
のもと、県の市長会あるいは県選出の国会議員等々にその旨は既に伝えてあるところでござ
います。
それから、全国的な傾向についてでありますけれども、これは既に全国の各都市の中で議論
をさせており、本県においては特にそれぞれの自治体の首長の判断によるというようなこと
で市長会の中でも決定をされてきたところでございます。
また、県内の状況でありますけれども、沼田市のように10月実施が現在のところ5市、ま
た、7月実施が現在のところ5市というような形となっているところでございます。
それから、市職労のこの提示、それからその後の態度等ということでありますが、これにつ
きましては当局と組合とで何度かやり取りをさせていただきましたけれども、この間真摯な
やりとりで終始来たところでございます。
次に、地方交付税の削減額でありますが、地方交付税は1億4,700万円ほどでございま
す。
それから、引き下げ率でございますが、平均約6.7%でございます。
また、一般職のほうの平均引き下げ額でありますが、月約2万2,000円程度でございま
す。以上です。
◇9番(井之川博幸君) 御答弁いただきましたので、再質疑をさせていただきたいと思いま
す。
全国市長会の決議は承知しているということで、内容も説明していただきました。ただ、今
御答弁がなかった1番前のほうの文章ですけど、「本来、条例により地方が自主的に決定す
べき地方公務員給与について、国は、都市自治体がこれまで国に先駆けて行ってきた総人件
費の削減等の行革努力を一顧だにせず、ラスパイレス指数の単年比較のみでその引下げを要
請したことは、自治の本旨に悖るものであり、誠に遺憾である。」というふうに強い抗議を
しているわけなのですけれど、この今まで自治体が先駆けて行ってきた総人件費の削減等の
行革努力ということで、本市もこの10年来、行革ということで職員の給与を引き下げてき
ました。今までは県人事委員会勧告における県職員の給与改定とあわせて行ってきたことが
多かったと思いますけれども、この努力の成果というのは金額でいうとどのくらいになって
いるのか教えてもらいたいというふうに思います。
また、今まで県人事委員会勧告における県職員の給与改定にあわせてやってきたというこの
流れは、今回覆すことになるわけなのですけれども、今後この給与問題というのは、どうい
う方針でやっていくのか、抗議はしていますけど、このままでは国がやろうと思えばいつで
もできるというような状態なんですけど、今後職員給与についてはどのような方針で考えて
いくのかお伺いをしたいと思います。
また、群馬県職労は認めていないと、知事は提示したけども認めないという報道がされてい
ましたけど、現在ではどうなっているのかわかれば教えてもらいたいというふうに思います。
また、先ほど市職労の関係で御答弁いただきましたけど、真摯なやりとりをしているというこ
とで、結果はどうなったのかというのが答弁なかったのですけど、市職労はどういう最終的
な態度をとったのか、その結果についてお伺いをしたいと思います。
また、市長が説明の中でこの交付税削減、先ほど1億4,700万円ということでしたけれ
ども、これが市民サービスに与える影響を避けるために今回引き下げをやると、こういう理
由を述べておりますけれど、この財政的な問題は、この職員給料の給与ということで、その
部分として引き下げにされたけれども、地方6団体が抗議をした結果として、全国防災事業
費973億円と書いてありますけれども、緊急防災・減災事業費4,550億円、地域の元
気づくり事業費3,000億円というようなことで財政措置がとられて、この削減分は地方
自治体に別の形で配分されるというふうに聞いているわけなのですけれども、この点につい
てはどうなのかお伺いをしたいと思います。
さらに、この職員給与の引き下げというのは、今までもそうですけど、民間賃金に影響し、
悪循環がさらに続いていくことになり、今デフレ脱却を目指しているということに対して逆
行しているというふうに考えるわけなのですけれども、このことに対する市の見解はどうな
のかお伺いをしたいと思います。
2番目の最後に、市に雇用されている非正規労働者に対する影響は出るのか、出ないのか、
その点を確認させていただきたいと思います。以上です。
(休憩を求める者あり)
─────────────────────────────
◇議長(大竹政雄君) 休憩いたします。
午前11時24分休憩
─────────────────────────────
午前11時34分再開
◇議長(大竹政雄君) 再開いたします。
─────────────────────────────
◇総務部長(飯田敏夫君) それでは、お答え申し上げます。
まず、決議の関係についてでございますが、先ほど朗読させていただきましたけれども、大
変これはもちろん重く受けとめておるところでございまして、今後につきましても関係機関
と連携をし、その対応に処していきたいということでございます。
続きまして、今後の関係についてでございますが、これまでも人勧を軸に対応してきている
という経過があるわけですので、そうしたことに努めてまいりたいと思っているところでご
ざいます。
次に、県職労の関係についてでございますが、先ほど県のほうに確認をさせていただきまし
たが、本日の議会の中で可決、成立をしているということで、組合のほうについては、結果
的には妥結に至っていないというふうに受けとめているところでございます。
それから、市職労の関係についてですけれども、先ほど真摯なやりとりの中でというお話を
申し上げましたが、今回結果的には了解を得たというようなことから本日上程をさせていた
だいていることでございますので御理解をいただきたいと思います。
次に、地域の元気づくり交付金ですが、これが約4,800万円ほど市のほうに交付される
予定でございます。
それから、本市の賃金の影響関係についてでありますが、これにつきましては、当然影響が
あるというふうに考えられますが、現在国でも経済対策を重点的に行っているということで
ございますので、これらに期待をしていきたいということでございます。
それから、今回の地方交付税や復興関係、地域づくりの3つのお話がございましたけれども、
このうち特に交付金と先ほどの地域の元気づくりの関係について数字等も申し上げましたの
で、それで御理解をいただきたいと思います。
それから、正規職員以外、臨時・嘱託等については、これは該当させないものでございます。
以上です。
◇9番(井之川博幸君) ありがとうございました。
それでは、最後の質疑をさせていただきたいと思います。
先ほど1点目で聞いた行革の努力の成果っていうのは、当局は数字としてはつかんでいない
ということなんですかね。給料を大分削減をしてきて、それは行革で頑張ってきたというこ
とで職員にかなり大変な思いをさせてきたわけで、その合計ぐらいは、10億円とか20億
円とか、そういう数字でもつかんでいないのかどうか。つかんでいたら教えてもらいたいと
いうふうに思います。
それから、先ほど元気づくり交付金で4,800万円入ってくるというお話がありました。
ほかに防災関係、緊急防災・減災事業費等々、これを今度は例えば全国防災事業は973億
円はこのうち80%を交付税措置を設けると。緊急防災・減災事業費は4,550億円なん
ですけど、これは70%を交付税措置を設けるということで交付税のほうに入ってくるとい
うことでありますので、後でも結構ですけど、もしわかりましたら教えていただければあり
がたいというふうに思います。
あとの関係は、今回の事態は国が強制的にやったというふうに考えてもいいくらいですから、
やる気になればいつでもできるという今仕組みなんですけど、地方自治体が職員の給料等は
独自で決めることができるというふうにしていかなければならないと考えますので、その点
についての市の今後の対応と考え方についてお伺いをしたいと思います。
それから、職員組合は最終的には了解したという御答弁なんですけど、市民に迷惑がかかる
のではやむを得ないなというのが本当の気持ちだというふうに、職員組合もそういう気持ち
だと思います。しかし、これほど国のやり方に全国市長会のこの決議にも見られるように、
大変遺憾ですし、到底容認できないと、こうに言っているわけですよね。これだけの意識を
持っていても最終的にはこういうふうに職員の給与を下げてしまうということで、市職員と
市長、市執行部との信頼関係を大きく損ねているというふうに考えます。そういうふうに考
えて、今後どういう対応をしていくという考えがあれば最後にお伺いしたいと思います。以
上です。
◇総務部長(飯田敏夫君) 大変失礼しました。これまで行革等で、総額でございますが、今
年の4月1日現在で押さえた額で申し上げさせていただきます。11億6,635万3,0
00円でございます。
次に、震災の関係についてですけれども、総額は承知していますけれども、後ほど答えさせ
ていただきたいと思います。
それから、繰り返しで恐縮でありますけれども、当然今回の国のそうした一方的な削減につ
いては遺憾ということでありますので、今後きちんとした対応をしてまいりたいというふう
に考えているところでございます。
組合との信頼関係につきましては、先ほども答弁させていただきましたように、組合と真摯
にやりとりをさせていただいてきておりますので、そういった信頼関係が損なわれるという
ことはないというふうに認識しているところでございますし、今後につきましても、そうし
た十分な話し合いを持って対応をしていきたいというふうに考えているところでございます。
以上です。
◇議長(大竹政雄君) ほかに。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 次に、議案第58号 平成25年度沼田市一般会計補正予算(第2号)
について願います。
なお、議案第58号については、歳出より各款ごとに願います。
まず、第2款 総務費について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 次に、第10款 教育費について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 次に、歳入にについて願います。
第18款 繰入金について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 質疑を終結いたします。
ただいま議題となっております議案第57号及び議案第58号の以上2件については、総務
文教常任委員会へ付託いたします。
─────────────────────────────
◇議長(大竹政雄君) 休憩いたします。
午前11時43分休憩
────────────────────────────
午後 1時28分再開
◇議長(大竹政雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
─────────────────────────────
◇議長(大竹政雄君) 総務文教常任委員会に付託いたしました議案第57号 沼田市職員の
給与の臨時特例に関する条例の制定について及び議案第58号 平成25年度沼田市一般会
計補正予算(第2号)の以上2件に関し、総務文教常任委員長の報告を求めます。委員長
片野彦一議員。
〔総務文教常任委員長 片野彦一君登壇〕
◇14番(片野彦一君) 総務文教常任委員会に付託されました議案第57号 沼田市職員の
給与の臨時特例に関する条例の制定について及び議案第58号 平成25年度沼田市一般会
計補正予算(第2号)について、審査の結果を御報告いたします。
本委員会は、本日全委員出席のもと、提案理由及び当局からの説明に基づいて慎重に審査を
行った結果、議案第57号及び議案第58号について、全会一致で「可決すべきもの」と決
定いたしました。
これより、審査の経過を申し上げます。
議案第57号は、国家公務員の給与の改定及び臨時特例に関する法律に基づく国家公務員の
給与減額支給措置を踏まえ、一般職及び特別職の給料月額を、一般職の職員にあっては平成
25年10月1日から平成26年3月31日までの間、職務の級が2級以下の職員は100
分の4、3級から6級までの職員は100分の7、7級の職員は100分の9を、特別職の
職員及び教育長の職にある職員にあっては平成25年7月1日から平成26年3月31日ま
での間、市長は3万4,000円、副市長は2万8,000円、振興局長は6万5,000
円、教育長は2万6,000円を減額するものであります。
また、議案第58号は、特別職及び教育長の職にある職員の給与改定に伴うものであります。
各委員からは、今回の国の措置は地方固有の財源である地方交付税を給与引き下げの要請手
段として用いたと受けとめざるを得ず、沼田市のこれまでの人件費抑制の努力を考慮するこ
となく、ラスパイレス指数の単年の比較のみに基づき、本来、条例により自主的に決定され
るべき給与について引き下げ要請が行われたことはあってはならないことであるという意見
が出された。
しかしながら、改正地方交付税法により、今年度の地方交付税の削減による影響額はおおむ
ね9,800万円となることは確定しており、このことによる市民サービスの低下を招くこ
とは避けなければならないため、今回の措置はやむを得ないと判断し、全会一致により本条
例及び補正予算は可決すべきものと苦渋の決定をした次第であります。
以上申し上げ、委員長報告といたします。
◇議長(大竹政雄君) 委員長の報告が終わりました。
これより質疑に入ります。
なお、質疑は委員長の報告に対して願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 質疑を終結いたします。
これより討論に入ります。
討論は一括して願います。
なお、討論は反対、賛成の順に願います。9番。
◇9番(井之川博幸君) 私は、ただいま上程されております議案第57号 沼田市職員の給
与の臨時特例に関する条例の制定について、反対の立場から討論を行います。
今回の条例制定は、今まで行ってきた群馬県人事委員会勧告に基づく県職員の給与改定に準
じて実施されるものとは全く違って、国が国家公務員の給与を東日本大震災の復興予算に充
てるため、2年間にわたって削減することを理由に地方自治体に職員の給与削減を求めるば
かりか、地方交付税に含まれる職員給与を削減し、実力行使に出ているもので、6月5日に
発表された全国市長会の国による地方公務員給与削減要請に対する決議において「本来、条
例により地方が自主的に決定すべき地方公務員給与については、国は、都市自治体がこれま
で国に先駆けて行ってきた総人件費の削減等の行革努力を一顧だにせず、ラスパイレス指数
の単年比較のみでその引下げを要請したことは、自治の本旨にもとるものであり、誠に遺憾
である。
加えて、国が、地方固有の財源である地方交付税を地方公務員給与削減のための政策誘導手
段として用いたことは、財政自主権を蔑ろにするものであり、到底容認できるものではない。
」と述べられているとおり、今回の国の措置は絶対に容認できるものではありません。
給与の引き下げは、公務員労働者とその家族に犠牲を強いるだけではなく、民間賃金にも波
及して賃下げ悪循環を招き、安倍政権が進めているデフレ脱却政策に逆行するものであり、
この悪循環は現在の日本の状況を見ると、労働者の賃金を引き下げることで大きな利益を上
げ、内部留保をどんどんふやしている大企業のやり方を認め、大企業だけが繁栄するという
状況をつくり、地域の購買力にも大きな影響を与え、地域経済はますます悪くなり、地域間
格差もますます広がります。
日本全体を見ても、安倍政権の成長戦略と大きく矛盾し、世界の先進国の中で唯一GDPが
下がり続けている国をさらに続けていくということになると考えます。
本市においては、全国市長会の「容認できるものではない」との立場に立ち、今回の職員給
与削減は撤回すべきであります。
以上問題点を指摘し、反対討論といたします。
◇議長(大竹政雄君) ほかに。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 討論を終結いたします。
これより議案第57号 沼田市職員の給与の臨時特例に関する条例の制定についてを採決い
たします。
本案に対する委員長の報告は可決であります。
本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
( 賛 成 者 起 立 )
◇議長(大竹政雄君) 起立多数であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。
次に、議案第58号 平成25年度沼田市一般会計補正予算(第2号)を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は可決であります。
本案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
──────────────◇──────────────
第8 諮問第1号 人権擁護委員の推薦について
◇議長(大竹政雄君) 日程第10、諮問第1号 人権擁護委員の推薦についてを議題といた
します。
職員より諮問書を朗読いたさせます。事務局。
(職員朗読)
◇議長(大竹政雄君) 朗読が終わりました。
直ちに市長から提案理由の説明を求めます。市長。
〔市長 星野已喜雄君登壇〕
◇市長(星野已喜雄君) ただいま上程になりました諮問第1号 人権擁護委員の推薦につい
て御説明申し上げます。
現在、本市の人権擁護委員につきましては、11名の方々が法務大臣の委嘱を受け御活躍い
ただいております。そのうち、丸岡昌舜さん、川田正江さんのお二人の方が平成25年9月
30日に任期満了となることから、前橋地方法務局長よりその後任候補者の推薦依頼があっ
たものであります。
この2名の方々には、多年人権擁護委員として御活躍いただいておりますので、引き続きお
願いしたいと考えておりましたが、川田委員さんから御都合により今期限りとのお申し出が
ありましたので、川田委員さんの後任として、社会的信望の厚い松永美枝子さんを推薦し、
丸岡昌舜さんには引き続きお願いいたしたく御提案申し上げる次第であります。
2名の皆さんの経歴は、議案参考資料として配付の経歴概要書のとおりでありますのでよろ
しく御審議の上、御意見を賜りますようお願い申し上げます。
◇議長(大竹政雄君) 説明が終わりました。
これより質疑に入ります。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 質疑を終結いたします。
お諮りいたします。
ただいま議題となっております諮問第1号については、会議規則第36条第3項の規定によ
り委員会の付託を省略いたしたいと思います。
これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 御異議なしと認めます。よって、諮問第1号については、委員会の付
託を省略することに決しました。
これより討論に入ります。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 討論を終結いたします。
これより諮問第1号 人権擁護委員の推薦についてを採決いたします。
本件は諮問のとおり推薦することに異議ない旨回答することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 御異議なしと認めます。よって、本件は異議ない旨回答することに決
しました。
─────────────────────────────
◇議長(大竹政雄君) 休憩いたします。
午後1時41分休憩
─────────────────────────────
午後1時42分再開
◇議長(大竹政雄君) 再開いたします。
─────────────────────────────
○日程追加
◇議長(大竹政雄君) お諮りいたします。
ただいま、星野 稔議員ほか7名から、議案第61号 沼田市議会議員の議員報酬及び費用
弁償等の臨時特例に関する条例の制定についてが提出されました。
この際、これを日程に追加し、日程第11を日程第12とし、以下順次繰り下げ、直ちに議
題といたしたいと思います。
これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 御異議なしと認めます。よって、議案第61号 沼田市議会議員の議
員報酬及び費用弁償等の臨時特例に関する条例の制定についてを日程に追加し、直ちに議題
とすることに決しました。
──────────────◇──────────────
第9 議案第61号 沼田市議会議員の議員報酬及び費用弁償等の臨時特例に関
する条例の制定について
◇議長(大竹政雄君) 日程第11、議案第61号 沼田市議会議員の議員報酬及び費用弁償
等の臨時特例に関する条例の制定についてを議題といたします。
職員より議案を朗読いたさせます。事務局。
(職員朗読)
◇議長(大竹政雄君) 朗読が終わりました。
直ちに提出者から提案理由の説明を求めます。星野 稔議員。
〔11番 星野 稔君登壇〕
◇11番(星野 稔君) ただいま上程になりました議案第61号 沼田市議会議員の議員報
酬及び費用弁償等の臨時特例に関する条例の制定について、提案理由の説明を申し上げます。
沼田市議会は、厳しい財政状況を踏まえ、平成20年4月1日より議長10%、副議長8%、
議員5%の議員報酬額を現在まで継続して減額してまいりました。議員報酬の削減額は、一
般会計予算からすればわずかなものかもしれませんが、少しでも財政再建に貢献することと、
少しでも市民要望に応えられるようにとの思いで議員一同取り組んでまいりました。
今回、国の諸情勢により、沼田市職員の給与の臨時特例に関する条例が提案されたことに伴
い、それを受け入れた市長ほか特別職並びに一般職員の決断に歩調を合わせるため、平成2
5年7月1日より平成26年3月31日まで、議長・副議長・議員それぞれさらに2%引き
下げ、議長にあっては9,000円、副議長及び議員にあってはそれぞれ7,000円を減
額するものであります。
以上であります。
◇議長(大竹政雄君) 説明が終わりました。
これより質疑に入ります。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 質疑を終結いたします。
これより討論に入ります。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 討論を終結いたします。
これより議案第61号 沼田市議会議員の議員報酬及び費用弁償等の臨時特例に関する条例
の制定についてを採決いたします。
本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
──────────────◇──────────────
第10 閉会中の継続審査及び調査申出について
◇議長(大竹政雄君) 日程第12、閉会中の継続審査及び調査申出についてを議題といたし
ます。
総務文教常任委員長、民生福祉常任委員長、経済建設常任委員長及び議会運営委員長から、
会議規則第104条の規定によりお手元に配付いたしました申出書のとおり、閉会中の継続
審査及び調査の申し出がありました。
それぞれの委員長からの申し出のとおり、閉会中の継続審査及び調査に付することに、御異
議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 御異議なしと認めます。よって、それぞれの委員長からの申し出のと
おり、閉会中の継続審査及び調査に付することに決しました。
──────────────◇──────────────
第11 字句等の整理委任について
◇議長(大竹政雄君) 日程第13、字句等の整理委任についてを議題といたします。
お諮りいたします。
今期定例会で議決された事件について、その字句等の整理を要するものにつきましては、会
議規則第42条の規定により、その整理を議長に委任されたいと思います。
これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 御異議なしと認めます。よって、そのとおり決しました。
以上で、本日の日程は全て終了いたしました。
──────────────◇──────────────
第12 市長閉会挨拶
◇議長(大竹政雄君) この機会に、市長より発言の通告がありましたので許可いたします。
市長。
〔市長 星野已喜雄君登壇〕
◇市長(星野已喜雄君) お許しをいただきましたので、一言御礼の御挨拶を申し上げます。
今期定例会は、去る6月4日から本日までの10日間にわたり開催され、議員各位におかれ
ましては慎重な御審議を賜り、御提案申し上げました案件につきまして、全て原案のとおり
承認及び可決をいただき、また、人権擁護委員の推薦につきましても御配慮賜り、まことに
ありがとうございました。厚く御礼申し上げます。
一般質問におきましては、5名の方々から現下の諸問題について示唆に富んだ御質問を賜り、
それぞれ答弁を申し上げましたが、検討あるいは研究課題とさせていただきました事項につ
きましては、今後、十分に留意をしてまいりたいと存じます。
さて、内閣府が5月に発表した月例経済報告では、景気は、緩やかに持ち直している状況に
あるとしており、また、日銀前橋支店が6月に発表した管内金融経済概況においては、県内
の景気判断を4カ月連続で引き上げ、「管内景気は、緩やかに持ち直している」となってお
り、持ち直しの動きが広がっていくことが期待されるところであります。
しかしながら、円安による原材料の輸入価格の高騰等、日本の経済は、いまだ先行き不透明
な状況にあります。
このような中にあって、本年度は、第五次総合計画後期実施計画の2年次であり、実施計画
に位置づけた主要事務事業を中心に、市民生活に直結する事業に重点を置くとともに、御質
問をいただきました地域自治区の今後のあり方等喫緊の課題に対しましては、積極的かつ柔
軟に対応してまいりたいと考えております。
今般、国の要請等により、地方交付税の減額に伴う市民サービスへの影響を回避するため、
一般職及び特別職の職員の給料の減額支給措置を臨時特例として行うことといたしました。
市民福祉向上のため、それぞれの担当職場で、日々努力されている職員の皆様方には、多大
な御理解と御協力を賜り敬意と感謝を申し上げます。あわせて私ども特別職においても、か
ねてからの削減措置に加えて今回の措置をとらせていただいたものでありますが、市長自ら
先頭に立ち、市民サービスの向上に努め、職員一丸となって、市民の皆様とともに創造性豊
かな明るく元気なまちづくりに向けて鋭意努力してまいる所存でございます。
また、議員各位におかれましては、本日、大きな決断をなされました。この事態を真摯に受
けとめているところであり、今後、ますます市民の立場に立った行財政運営に努めなければ
ならないことと、決意を新たにしているところであります。
議員各位のなお一層の御指導、御鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。
最後になりますが、本定例会開会に先立ち、長年にわたり市政発展へ貢献された御功績によ
り、全国市議会議長会永年勤続表彰を受けられました星川議員、石田議員、大島議員、高柳
議員、星野 稔議員、及び片野議員に対しまして、表彰状が伝達され、また、大島議員に対
しましては、全国議長会地方行政委員及び評議員の感謝状が伝達されましたが、改めて6名
の方々の御功績に対しまして、心から敬意と感謝を申し上げさせていただきまして、本定例
会の閉会に当たっての御礼の御挨拶とさせていただきます。
まことにありがとうございました。
──────────────◇──────────────
第13 閉 会
◇議長(大竹政雄君) 以上をもちまして、平成25年第3回沼田市議会定例会を閉会いたし
ます。
議員各位並びに執行部各位には、大変御苦労さまでございました。
午後1時53分閉会
|