平成25年第5回沼田市議会定例会会議録
平成25年9月3日(火曜日)
議事日程 第1号
平成25年 9月 3日(火曜日)午前10時07分開会
第 1 会期の決定
第 2 会議録署名議員の指名
第 3 請願の付託
第 4 議案第63号 市道路線の認定について
第 5 議案第64号 利根沼田広域市町村圏振興整備組合の規約変更に関する協議について
第 6 議案第65号 沼田市子ども・子育て会議条例の制定について
第 7 議案第66号 沼田市母子生活支援施設条例を廃止する条例について
第 8 議案第67号 平成24年度沼田市一般会計及び特別会計6件の歳入歳出決算の認定
について
第 9 議案第68号 平成24年度沼田市水道事業剰余金の処分及び決算の認定について
第10 議案第69号 平成25年度沼田市一般会計補正予算(第3号)
第11 議案第70号 平成25年度沼田市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)
第12 議案第71号 平成25年度沼田市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)
第13 議案第72号 平成25年度沼田市介護保険特別会計補正予算(第1号)
第14 議案第73号 平成25年度沼田市簡易水道事業特別会計補正予算(第2号)
第15 議案第74号 平成25年度沼田市下水道事業特別会計補正予算(第1号)
第16 議案第75号 平成25年度沼田市水道事業会計補正予算(第1号)
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本日の会議に付した事件
第 1 諸般の報告
第 2 会期の決定
第 3 会議録署名議員の指名
第 4 請願の付託
第 5 議案第63号 市道路線の認定について
第 6 議案第64号 利根沼田広域市町村圏振興整備組合の規約変更に関する協議について
第 7 議案第65号 沼田市子ども・子育て会議条例の制定について
第 8 議案第66号 沼田市母子生活支援施設条例を廃止する条例について
第 9 議案第67号 平成24年度沼田市一般会計及び特別会計6件の歳入歳出決算の認定
について
議案第68号 平成24年度沼田市水道事業剰余金の処分及び決算の認定について
以上2件一括上程
第10 議案第69号 平成25年度沼田市一般会計補正予算(第3号)
議案第70号 平成25年度沼田市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)
議案第71号 平成25年度沼田市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)
議案第72号 平成25年度沼田市介護保険特別会計補正予算(第1号)
議案第73号 平成25年度沼田市簡易水道事業特別会計補正予算(第2号)
議案第74号 平成25年度沼田市下水道事業特別会計補正予算(第1号)
議案第75号 平成25年度沼田市水道事業会計補正予算(第1号)
以上7件一括上程
第11 散 会
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出席議員(19人)
1番 大島 崇行君 3番 石川 初雄君
4番 島田 富造君 5番 野村 洋一君
6番 坂庭 直治君 7番 石井 紘一君
8番 高柳 勝巳君 9番 井之川博幸君
10番 大東 宣之君 11番 星野 稔君
12番 金子 一弥君 14番 片野 彦一君
15番 大竹 政雄君 16番 星川嘉一郎君
17番 小野 要二君 18番 宇敷 和也君
19番 石田 宇平君 20番 布施辰二郎君
21番 星野佐善太君
欠席議員(1人)
22番 牧野 保好君
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説明のため出席した者
市 長 星野已喜雄君 副 市 長 林 義夫君
白沢町振興局長 木暮 茂君 利根町振興局長 山口 芳久君
総務部長 飯田 敏夫君 市民部長 茂木 一夫君
健康福祉部長 村沢 博行君 経済部長 田村 博史君
都市建設部長 萩原 誠一君 総務課長 内山 日朗君
会計管理者兼会計局長 松井 玲子君 教 育 長 宇敷 重信君
庶務課長 小池 龍実君 監査委員事務局長 増田 雄二君
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議会事務局出席者
次長兼庶務係長 木暮 保夫 議事係長 松井 克人
副 主 幹 安原 和宏
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午前10時07分開会
◇議長(大竹政雄君) ただいまから平成25年第5回沼田市議会定例会を開会いたします。
これより本日の会議を開きます。
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第1 諸般の報告
◇議長(大竹政雄君) 日程に入るに先立ち、事務局次長より諸般の報告をいたさせます。
◇事務局次長(木暮保夫君) 命により御報告申し上げます。
沼田市監査委員鴻田武夫、大島崇行の両氏から、例月出納検査結果報告書が、地方自治法の
規定に基づき、議長宛てに寄せられております。
本日その写しをお手元に配付しておきましたので、ごらんいただきたいと思います。
以上でございます。
◇議長(大竹政雄君) 以上で諸般の報告を終わります。
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第2 会期の決定
◇議長(大竹政雄君) 日程第1、会期の決定を議題といたします。
お諮りいたします。
今期定例会の会期は、本日から9月24日までの22日間としたいと思います。
これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 御異議なしと認めます。よって、今期定例会の会期は、本日から9月
24日までの22日間と決定いたしました。
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第3 会議録署名議員の指名
◇議長(大竹政雄君) 日程第2、会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、会議規則第81条の規定により、議長において、大島崇行議員、石川初
雄議員、島田富造議員の以上3名を指名いたします。
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第4 請願の付託
◇議長(大竹政雄君) 日程第3、請願の付託を行います。
本日までに受理した請願は、お手元に配付いたしました請願文書表のとおり、議会運営委員
会及び所管の常任委員会に付託いたします。
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第5 議案第63号 市道路線の認定について
◇議長(大竹政雄君) 日程第4、議案第63号 市道路線の認定についてを議題といたしま
す。
議案の朗読を省略し、直ちに市長から提案理由の説明を求めます。市長。
〔市長 星野已喜雄君登壇〕
◇市長(星野已喜雄君) ただいま上程になりました議案第63号 市道路線の認定について
御説明申し上げます。
今回認定する路線は、国道120号椎坂バイパス開通に伴い、旧道の市道移管が行われるこ
とにより、椎坂利根線、椎坂白沢線として市道認定するものであります。
以上、その概要を御説明申し上げましたが、細部につきましては御質疑に応じ、所管の部長
に説明いたさせますので、よろしく御審議の上、原案のとおり御決定くださいますようお願い
申し上げます。
◇議長(大竹政雄君) 説明が終わりました。
これより質疑に入ります。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 質疑を終結いたします。
お諮りいたします。
ただいま議題となっております議案第63号については、会議規則第36条第3項の規定に
より、委員会の付託を省略したいと思います。
これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 御異議なしと認めます。よって、議案第63号については、委員会の
付託を省略することに決しました。
これより討論に入ります。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 討論を終結いたします。
これより議案第63号 市道路線の認定についてを採決いたします。
本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
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第6 議案第64号 利根沼田広域市町村圏振興整備組合の規約変更に関する協
議について
◇議長(大竹政雄君) 日程第5、議案第64号 利根沼田広域市町村圏振興整備組合の規約
変更に関する協議についてを議題といたします。
議案の朗読を省略し、直ちに市長から提案理由の説明を求めます。市長。
〔市長 星野已喜雄君登壇〕
◇市長(星野已喜雄君) ただいま上程になりました議案第64号 利根沼田広域市町村圏振
興整備組合の規約変更に関する協議について御説明申し上げます。
今回の変更は、平成25年4月1日付で「障害者自立支援法」が「障害者の日常生活及び社
会生活を総合的に支援するための法律」に名称を改める等の改正が行われたことにより、同法
第4条第4項に規定する「障害程度区分」が「障害支援区分」に改正され、平成26年4月1
日付で施行されることに伴い、利根沼田広域市町村圏振興整備組合規約の一部を改正するもの
であります。
この規約変更について、利根沼田広域市町村圏振興整備組合から地方自治法第286条第1
項の規定により協議がありましたので、同法第290条の規定により議決をお願いするもので
あります。
以上、その概要を御説明申し上げましたが、細部につきましては、御質疑に応じ、所管の部
長に説明いたさせますので、よろしく御審議の上、原案のとおり御決定くださいますようお願
い申し上げます。
◇議長(大竹政雄君) 説明が終わりました。
これより質疑に入ります。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 質疑を終結いたします。
お諮りいたします。
ただいま議題となっております議案第64号については、会議規則第36条第3項の規定に
より、委員会の付託を省略したいと思います。
これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 御異議なしと認めます。よって、議案第64号については、委員会の
付託を省略することに決しました。
これより討論に入ります。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 討論を終結いたします。
これより議案第64号 利根沼田広域市町村圏振興整備組合の規約変更に関する協議につい
てを採決いたします。
本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
──────────────◇──────────────
第7 議案第65号 沼田市子ども・子育て会議条例の制定について
◇議長(大竹政雄君) 日程第6、議案第65号 沼田市子ども・子育て会議条例の制定につ
いてを議題といたします。
議案の朗読を省略し、直ちに市長から提案理由の説明を求めます。市長。
〔市長 星野已喜雄君登壇〕
◇市長(星野已喜雄君) ただいま上程になりました議案第65号 沼田市子ども・子育て会
議条例の制定について御説明申し上げます。
本条例は、子ども・子育て支援法第77条の規定に基づく沼田市子ども・子育て会議を設置
するため、必要な事項を定めるものであります。
条例の主な内容は、第1条から第3条で「設置」、「組織」及び「委員の任期」を、第4条
及び第5条で「会長及び副会長」及び「会議」を、第6条で「庶務」を、第7条で「委任」を規
定するものであります。
なお、施行期日を公布の日からとし、「沼田市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用
弁償に関する条例」の一部改正をあわせて行うものであります。
以上、その概要を御説明申し上げましたが、細部につきましては、御質疑に応じ、所管の部
長に説明いたさせますので、よろしく御審議の上、原案のとおり御決定くださいますようお願
い申し上げます。
◇議長(大竹政雄君) 説明が終わりました。
これより質疑に入ります。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 質疑を終結いたします。
ただいま議題となっております議案第65号については、民生福祉常任委員会へ付託いたし
ます。
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第8 議案第66号 沼田市母子生活支援施設条例を廃止する条例について
◇議長(大竹政雄君) 日程第7、議案第66号 沼田市母子生活支援施設条例を廃止する条
例についてを議題といたします。
議案の朗読を省略し、直ちに市長から提案理由の説明を求めます。市長。
〔市長 星野已喜雄君登壇〕
◇市長(星野已喜雄君) ただいま上程になりました議案第66号 沼田市母子生活支援施設
条例を廃止する条例について御説明申し上げます。
沼田市母子生活支援施設、通称ハイツぬまたは、本市における母子保護実施を行うことを目
的に昭和26年に開設され、以来62年間にわたりその役割を担ってまいりましたが、近年は
入所世帯が減少し、本年4月には入所世帯がない状況になりました。
また、本施設は建物の経年劣化が進行していることに加えて、耐震性能が低く継続使用が困
難であることから、本条例により施設を廃止するものであります。
なお、施行期日を平成25年10月1日とし、「議会の議決に付すべき公の施設の利用及び
廃止に関する条例」の一部改正をあわせて行うものであります。
以上、その概要を御説明申し上げましたが、細部につきましては、御質疑に応じ、所管の部
長に説明いたさせますので、よろしく御審議の上、原案のとおり御決定くださいますようお願
い申し上げます。
◇議長(大竹政雄君) 説明が終わりました。
これより質疑に入ります。10番。
◇10番(大東宣之君) 4月以降、入居者の方がいなくなったということですが、それまで
入居されていた方がどういう理由で入居されていたのか、まず教えていただきたいと思います。
いろいろな理由があったと思うのですが、今の社会情勢からいって、DVの問題だとかそう
いったことや、生活困窮にかかわって入居されていた方などがいらっしゃったのではないかと
思うのですが、また、今後これを廃止にすることによって、DVの被害を受けていらっしゃる
方々、そしてまた生活困窮に伴う住宅の提供、そういったことについて、今後この施設を廃止
することによってどのような対応をされていくのかお聞かせいただきたいと思います。
◇健康福祉部長(村沢博行君) 命によりお答え申し上げます。
まず、1点目の今までの入所された方の理由というようなことでございますけれども、主な
理由といたしましては、やはり生活の困窮というものが大きなものでございます。
それから、DVでというお話がありましたけれども、今まではそういったものはございませ
んでした。
それから、この施設を廃止した後のそういった方の対応をどうするのかということになろう
かと思いますけれども、一つはそういった方が生じた場合については、県の児童相談所あるい
は女性相談所、さらには他市にもこういった施設がございますので、そういったところと連携
をしながら市外への措置を行っていきたいというふうに考えております。
それから、DVの方があった場合については、県の女性相談所、これは原則2週間程度の一
時保護を行うわけですけれども、こういった方については、加害者からの追跡を避けるという
ようなことが必要ですので、こういった方については、県外への施設の措置というようなこと
になろうかと思いますけれども、こういった部分についても関係機関と連携しながら適切に対
応していきたいというふうに思っております。
それから、住宅等の提供についてということでございますけれども、県有の住宅につきまし
ては、こういった方々を優先的にというようなこともございますので、こういった部分を活用
しながら進めていきたいというふうに思っております。
以上であります。
◇10番(大東宣之君) 生活困窮に伴う住宅の提供、さらにはDVの被害から保護をすると
いうことについては、県営住宅なり、また県の女性相談所、そういったところと対応していく
ということで問題はないだろうというふうにお考えのようですが、こういった施設を廃止をす
るだけではなくて、新しく建てかえるということについては考えてこなかったのか、どのよう
な検討をされてきたのかお聞かせをいただければと思います。
◇健康福祉部長(村沢博行君) こういう施設を建てかえるというようなことを考えてこなか
ったのかという部分でございますけれども、予算的なこともございますし、それからもう一つ
は、こういった施設自体が間取りの関係であるとか、それからこれはただ単に住宅を提供する
ということでなくて、いわゆる自立に向けた支援もしていくということになります。そうなる
と、施設に入られますと一定のルールというのがやはりあります。例えば、今の段階ですと、
いわゆる9時以降は外出禁止であるとか、あるいは親戚の方は泊まってもいいけれどもそうで
ない方は泊まってはいけないとか、いろいろそういった理由がやはり出てきます。こういった
施設が利用されなくなったということの裏返しには、やはりそういった施設上の関係と今お話
ししたような、いわゆるルールというんでしょうか、使いづらいというんでしょうか、そうい
ったものが要因をしているということもございますので、今回は施設を、耐震もございません
ので、取り壊しをして、そして違う面でのいわゆる対応をしていくというようなことで進めて
きたところでございます。
以上であります。
◇10番(大東宣之君) 大体、おおむねわかりました。
最後に再度確認をさせていただきたいのですが、今後生活困窮者、さらにはDVの被害、そ
ういった方が出た場合は、県営住宅への入居、さらには、生活保護の受給だとか、さらには、
DVの場合は、県の女性相談所、また他市との連携によって、身の安全を確保していく、生活
の安定を確保していくという取り組みを、引き続き市としても責任を持ってやっていくという
ことでよろしいのかどうか、最後に確認をさせていただければと思います。
◇健康福祉部長(村沢博行君) 基本的には、そういう方がまず見えた場合には、窓口での相
談というものが一番最初に来るであろうというふうに思っております。当然、担当の職員もお
りますし、それから、現在家庭児童相談員が兼務をしております母子自立支援員というのが2
名ございます。やはり、そういった方々にも入っていただいて、そして、相談者のケース・バ
イ・ケースによって施設に入れたり、あるいは入っていただいたり、それから違う自立の方法
とか、そういったことを総合的にやはり相談に乗りながら対応をしていくということになろう
かと思います。
以上であります。
◇議長(大竹政雄君) ほかに。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 質疑を終結いたします。
お諮りいたします。
ただいま議題となっております議案第66号については、会議規則第36条第3項の規定に
より、委員会の付託を省略したいと思います。
これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 御異議なしと認めます。よって、議案第66号については、委員会の
付託を省略することに決しました。
これより討論に入ります。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 討論を終結いたします。
これより議案第66号 沼田市母子生活支援施設条例を廃止する条例についてを採決いたし
ます。
なお、念のため申し上げます。
本案は、地方自治法第244条の2第2項に規定する公の施設の廃止であり、出席議員の3
分の2以上の賛成を要する特別多数議決として起立採決といたします。
本案は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
( 賛 成 者 起 立 )
◇議長(大竹政雄君) 起立総員であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。
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第9 議案第67号 平成24年度沼田市一般会計及び特別会計6件の歳入歳出
決算の認定について及び
議案第68号 平成24年度沼田市水道事業剰余金の処分及び決算の認定
について
以上2件一括上程
◇議長(大竹政雄君) 日程第8、議案第67号 平成24年度沼田市一般会計及び特別会計
6件の歳入歳出決算の認定について及び日程第9、議案第68号 平成24年度沼田市水道事
業剰余金の処分及び決算の認定についての以上2件を一括議題といたします。
議案の朗読を省略し、直ちに市長から提案理由の説明を求めます。市長。
〔市長 星野已喜雄君登壇〕
◇市長(星野已喜雄君) ただいま上程になりました議案第67号 平成24年度沼田市一般
会計及び特別会計6件の歳入歳出決算認定について及び議案第68号 平成24年度沼田市水
道事業剰余金の処分及び決算の認定についての2件につきまして一括して御説明申し上げます。
平成24年度の我が国経済は、東日本大震災からの復旧・復興に向けた被災自治体の懸命な
努力はもとより、国及び地方自治体の支援と連携の取り組みにより、被災地の復旧・復興は着
実に進み、復興需要や政策効果により景気回復へ向けた動きが見られましたが、その後の世界
経済の減速等を背景として輸出や生産が減少するなど、景気は弱い動きとなり、依然として厳
しい状況が続いていました。
こうした中、昨年12月に発足した安倍政権は、我が国経済を再生させ、「誇りある日本」
を取り戻すため、東日本大震災からの復興を大きく前進させるとともに、長引く円高・デフレ
不況からの脱却を図るべく、大胆な金融政策、機動的な財政政策、民間投資を喚起する成長戦
略の「三本の矢」を一体として実行していくこととし、平成24年度の緊急経済対策を盛り込
んだ大型補正予算を編成し、景気回復に向けた経済政策を打ち出しました。
本市におきましても、これら国の施策に呼応し、公共事業を中心として補正予算において対
応を図ったものであります。
また、沼田市第五次総合計画の後期の第1年次として、将来像である「水と緑の大地 田園
空間都市」の実現に向け、その着実な推進を図るとともに、「安全・安心」、「教育・文化」、
「健康・福祉」、「産業・交流」及び「環境・生活」を5つの柱とし、市民生活に直結する事
業を重点に、市民との連携・協働を推し進め、創造性豊かで明るく元気なまちづくりを目指し、
諸施策を進めてきたところであります。
また、中山間地域に位置し財政力の乏しい本市にとって、簡素で効率的な行政運営と財政の
健全化は重要な課題であり、現在も厳しい財政状況ではありますが、市民の皆さんにも御協力
をいただきながら、誇りと愛着を持てる「明日の沼田市」を実現するため、行財政改革を進め
てきたところであり、今後も引き続き推進していかなければならないと考えております。
それでは、議案第67号 平成24年度沼田市一般会計及び特別会計6件の歳入歳出決算の
認定について御説明申し上げます。
本決算につきましては、地方自治法第233条第1項の規定により、会計管理者から別冊決
算書の提出がありましたので、同条第2項の規定により、監査委員の審査に付したものであり
ます。
監査委員におかれましては、綿密な御審査をいただき、この間の御労苦に対し、心から感謝
申し上げる次第であります。
このたび、8月16日付をもちまして、監査委員から別冊のとおり審査意見書の御提出をい
ただきましたので、同条第3項の規定により審査意見書を添えて議会の認定に付するものであ
ります。
なお、平成24年度の決算書とともに、同条第5項の規定により、主要な施策の成果報告書
を、また、地方公共団体の財政の健全化に関する法律第3条第1項及び第22条第1項の規定
により、健全化判断比率等報告書をあわせて提出させていただきます。
平成24年度の一般会計歳入決算額は213億5,361万4,341円、歳出決算額は2
08億2,632万6,054円でありまして、歳入歳出差引額は、5億2,728万8,2
87円で収束したのであります。
まず、歳出決算について御説明申し上げます。
平成24年度の歳出決算額は、前年度決算対比で4億8,148万583円、2.4%の増
となっております。
コミュニティー活動の推進につきましては、各町と一般行政事務の委託契約を締結し、行政
情報の周知徹底を図るとともに、コミュニティー活動の拠点である住民センターの新設及び各
種コミュニティー事業への助成を行ったのであります。
防犯対策につきましては、防犯灯の設置・交換及び電気料の補助などを行い、地域住民の夜
間の安全確保と犯罪の防止に努めたのであります。
職員研修につきましては、公務員としての基本的な心構えや知識の修得、法的・実務的な各
分野の研修及び企画力・政策形成能力を高める研修を行い、職員一人一人の意識改革と資質の
向上に努めたのであります。
文書管理につきましては、情報公開や個人情報保護に対応する統一的な文書管理を推進する
とともに、文書・情報の共有を進め、事務処理の効率化に努めたのであります。
広報広聴活動につきましては、広報ぬまたの発行、沼田エフエム放送の活用、市ホームペー
ジによる行政情報の積極的な提供に努めるとともに、市政に対する理解を深めるための公有施
設見学会や、未来を担う小中学生に行政への関心を高めるための「子ども議会」を開催したの
であります。
行政情報化につきましては、円滑なブロードバンドサービスの提供を図るため、光ケーブル
の保守管理を実施したのであります。
準市民交流につきましては、本市出身者などとの情報交換や交流を行うことにより「ふるさ
と沼田」の振興・発展につなげるべく、準市民交流会を開催したのであります。
会計管理につきましては、適切な出納事務の執行を図るとともに、県税のうち自動車税を初
めとする4税の徴収事務を行い、住民の利便性向上及び歳入の確保に努めたのであります。
交通安全対策につきましては、各季の交通安全運動での関係団体と連携した啓発活動に加え、
高齢者や幼児・児童生徒に対する交通安全教室等の実施により安全教育の徹底を図るとともに、
道路標示整備、チャイルドシート購入補助事業に取り組み、市民の交通安全の確保と意識の高
揚に努めたのであります。
消費行政推進につきましては、消費生活センターでの相談事業の対象を協定により前年度か
ら利根郡内まで拡大し、消費生活に係る情報提供や啓発活動を行ったのであります。
生活行政につきましては、市町村乗り合いバスの運行やアップル号の運行支援により、市民
の移動手段として公共交通の確保に努めるとともに、人権相談及び行政相談事業を実施したの
であります。
契約検査業務につきましては、工事、物品等における入札・契約及び検査を実施し、透明性、
経済性、効率性及び品質などの確保に努めたのであります。
市民協働推進につきましては、市民活動センターの運営と自主事業等の開催により、市民活
動の活性化と協働のまちづくりを推進したのであります。
男女共同参画の推進につきましては、講演会や講座の開催により意識啓発を行うとともに、
「沼田市第2次男女共同参画計画」に位置づけられた事業の計画的な実施に努めたのでありま
す。
旅券申請事務につきましては、県から平成24年10月1日に権限が移譲され、旅券の申請
及び交付業務を行ったものであります。
選挙関係につきましては、衆議院議員総選挙及び最高裁判所裁判官国民審査の適正な執行管
理に努めたのであります。
社会福祉対策につきましては、少子・高齢社会に対応した諸施策の充実・推進を目指し、国
・県の施策に相まって、社会福祉協議会、民生児童委員協議会など関係機関や諸団体の協力を
得て、事業の推進に努めたのであります。
老人福祉対策につきましては、「生き生き長寿のまちづくり計画」に基づき、生きがい対策
事業で、従来からの敬老バスカード助成事業などを継続するとともに、ふれあい福祉センター
などの老人福祉施設管理運営事業を実施、介護予防・生活支援事業では、在宅介護支援センタ
ー運営事業などを継続実施、また、社会福祉法人等助成事業では、介護基盤の整備のための地
域介護・福祉空間等補助事業などを実施するとともに、介護保険特別会計へ所要の繰り出しを
行い、事業の推進を図ったのであります。
障害者福祉対策につきましては、障害者自立支援法に基づく自立支援給付としての介護給付
事業及び訓練等給付事業、また、地域生活支援事業としての地域活動支援センター事業や各種
事業の継続、充実により障害福祉の向上に努めたのであります。
福祉医療につきましては、中学校卒業までの子供、重度心身障害者、高齢重度障害者及び母
子・父子家庭等を対象に医療費の自己負担分を公費により支給し、負担軽減を図るとともに、
早期治療による重篤化の防止等を図ったのであります。
国民年金業務につきましては、市民の老後の安心を確保するため裁定請求等の届け出の受け
付けを初め、免除勧奨や制度の啓発活動に努めたのであります。
児童福祉対策につきましては、児童手当支給事業、児童の安全確保及び保育の体制整備と充
実を図るために民間保育所の施設整備や運営に対する補助、また、一時預かりなどの多様な保
育ニーズに対応するため各種特別保育を実施するとともに、放課後児童健全育成事業や家庭児
童相談事業などの実施により、保護者の就労支援と児童の健全育成に努めたのであります。
母子福祉対策につきましては、児童扶養手当支給事業、母子家庭等対策総合支援事業などの
実施により、母子家庭の福祉の充実と自立支援に努めたのであります。
生活保護対策につきましては、年々増加する要保護者の生活維持や自立の助長、住宅手当緊
急特別措置事業によるセーフティーネット機能の充実に努めたのであります。
疾病予防対策につきましては、結核健康診断、定期予防接種、子宮頸がん等の任意予防接種
を実施したのであります。
母子保健事業につきましては、不妊治療費助成、妊婦及び乳幼児の健康診査、訪問指導など
を効果的に実施したのであります。
健康増進事業につきましては、肝炎ウイルス検診を初め、がん検診推進事業などの各種がん
検診及び受診率の向上を図るとともに、保健推進員、食生活改善推進員など地区組織の活動を
通じ、健康教室、健康相談等を実施し、市民の健康意識の高揚に努めたのであります。
環境衛生事業につきましては、市有墓地の維持管理と広域火葬場・斎場の円滑な運営に努め
たのであります。
公害対策につきましては、河川の水質や道路騒音等の測定調査により生活環境の監視に努め
るとともに、地球温暖化対策及びエネルギー対策として、住宅用太陽光発電及び太陽熱利用の
普及促進、環境啓発事業及び小水力発電可能性調査を展開、さらに、市内の空間放射線量の測
定を実施し、原子力発電所の事故に伴う放射性物質の環境汚染対策に取り組んだのであります。
塵芥処理につきましては、循環型社会の構築に向けて、沼田市環境保健協議会など関係団体
や市民の皆様の協力を得て、家庭ごみ減量化の推進、有価物集団回収奨励事業、容器包装リサ
イクル法に基づく分別回収により資源リサイクルに取り組むとともに、最終処分場の適切な管
理に努めたのであります。
収集業務につきましては、ステーション収集は民間委託により経費削減を図るとともに、ご
み搬出が困難な家庭に対しては直営で戸別収集を行ったのであります。また、焼却処理業務に
つきましては、沼田市外二箇村清掃施設組合清掃工場及び利根東部衛生施設組合尾瀬クリーン
センターでの適切な処理の確保に努めたのであります。
し尿処理につきましては、沼田市外二箇村清掃施設組合衛生センターにおける円滑な運営と
公衆便所の衛生保持に努めたほか、生活排水による公共用水域の水質汚濁を防止するため、合
併処理浄化槽設置補助事業を引き続き実施したのであります。
水道事業につきましては、水道事業会計に対して所要の出資を行うとともに、簡易水道事業
における安全・安心な給水を維持するため、簡易水道事業特別会計に繰り出しを行い、主要な
ライフラインの確保に努めたのであります。
労働対策につきましては、新規学卒就職者研修会を初め、就業援助相談、就業支援講座の開
催並びに優良従業員・優良技術者の表彰、緊急雇用創出基金事業などに取り組み、優秀な人材
と労働力の確保に努め、地域への定着と雇用の安定を図ったのであります。さらに、勤労者の
福祉向上を図るため、勤労者生活資金などの融資を実施するとともに、勤労青少年ホーム・同
体育センターの運営の充実、利用促進に努めたのであります。
農業振興につきましては、農業委員会等との連携を図りながら、優良農地の確保及び農地の
流動化の推進に努めるとともに、認定農業者を初めとする各種団体が、基盤強化や経営能力の
向上を図るための農業近代化資金利子補給事業などを実施したのであります。また、米の生産
調整推進のため、戸別所得補償制度等推進事業を実施したのであります。
園芸振興につきましては、環境保全型農業の推進として園芸用廃プラスチック等適正処理推
進協議会を通じて、農業用廃ビニールやプラスチック等の適正処理に努めるとともに、農業農
村応援事業、野菜王国ぐんま総合対策事業等により園芸振興を図ったのであります。
畜産振興につきましては、畜産公害の防止や家畜の優良品種導入を実施するとともに、家畜
飼養技術向上を図り、畜産経営の安定化に向けた事業を行ったのであります。
農業基盤整備につきましては、県営事業で施行した屋形原南部地区土地改良事業、老朽化し
た堀廻町のため池改修事業及び沼田平用水路の入れかえ事業に対し、事業費負担を行うととも
に、県単独事業では小規模土地改良事業で上発知地区の水路整備を実施し、横子地区の農道舗
装、川田地区の農地保全等を実施したほか、横沢地区において野生動物進入防止柵整備を実施
したのであります。また、市単独事業として各地区からの要望による農道、用排水路等の整備
を実施したのであります。
電源立地地域対策交付金事業につきましては、地元対策として上久屋町地内の農道舗装を実
施したものであります。
山村振興につきましては、中山間地域等直接支払事業を実施するとともに、サラダパークぬ
またや南郷の曲屋の管理運営に努め、農村と都市の交流を通して地域の活性化を図り、農村環
境整備につきましては、農地・水・農村環境向上対策事業を実施し農地や農業用施設、農村環
境の保全に努めたのであります。
林業振興につきましては、森林整備担い手対策事業により林業従事者の確保と森林整備の推
進を図るとともに、21世紀の森でのイベント支援や森林保護育成の啓発を推進したほか、有
害鳥獣による農林業被害の防止に努めたのであります。
林道整備につきましては、林道橋りょう補修のための実施設計及び石戸線、小沢線及び柿平
線の改良工事を実施するとともに、林道の維持管理を行い林業基盤の保全に努めたのでありま
す。
商業振興につきましては、沼田商工会議所、沼田市東部商工会などの各種団体で実施した事
業及び運営に対する援助を行うとともに、商店街の活性化を図るための各種イベント及び街路
灯の電気料に対し補助を行ったのであります。
また、沼田ふるさと館の運営を沼田市観光協会に委託し、各種情報を発信するなど、商工業
の振興と観光客の誘客促進を図ったのであります。
工業振興につきましては、工業経営合理化促進事業及び木材需要奨励事業を初め、地場産業
振興のため、工業関係団体の事業及び運営に対し援助や伝統工芸の紹介に努めるとともに、中
小企業者による新製品・新技術等の開発研究費の一部を助成し、地域産業の育成と振興に取り
組んだのであります。また、産業の集積による地域経済の活性化と雇用の拡大を図るため、企
業誘致に努めたのであります。
金融対策につきましては、中小企業の健全な育成を図るため、小口資金を初めとする各種制
度融資の充実に努めるとともに、保証料補助及び利子補給により利用者の負担軽減を図ったほ
か、制度融資の貸付利率の軽減を図るため、市内の金融機関に預託を行い、中小企業の経営安
定に努めたのであります。
観光振興につきましては、玉原高原、道の駅「白沢」、老神温泉及び吹割の滝などにおける
観光リゾート施設の整備や維持管理により観光客の利便性の向上を図るとともに、これら観光
資源を紹介する各種パンフレットの作成、インターネットを初めとする各種メディアの活用に
より、本市の魅力を幅広くPRすることに努めたのであります。
さらに、7月から9月には「心にググッとぐんま わくわく体験 新発見」の一環として、
たんばら高原星空観察会、戦国ストリートin ぬまた、揚げ上げフェスティバルのイベント等を
開催し、新たな沼田市の魅力を内外に発信し観光客の誘客に努めたのであります。
また、首都圏におけるマスコミへのパブリシティー活動を初め、旅行エージェントへの営業
活動など、積極的に誘客に努めるほか、観光協会を初めとする各種団体への補助を行うととも
に、観光関連団体などとの連携により各種キャンペーン及びイベントなどへの参加、さらには
大宮駅など、市独自の観光キャラバンの回数を増加し誘客活動を行ったものであります。
都市間交流につきましては、新宿区と「新宿の森・沼田」の森林整備実施に関する協定書に
基づく事業として沼田市民と新宿区民が参加し、5月に植樹、8月に下草刈りを実施し、環境
面での都市間連携を深めたのであります。
また、板橋区、港区、川口市など首都圏や、太田市、館林市などで開催されたイベントに参
加し、物産や観光PRを行うとともに、新宿区や港区で開催された東日本大震災による風評被
害対策イベントに参加し、沼田市の農産物が安全・安心であることをPRしたのであります。
さらに、市民の積極的な協力により田舎体験ツアーを拡充し、農業体験を通じた沼田市の情
報発信を積極的に行うとともに、真田街道推進機構加盟団体、その他の交流団体の参加により
開催した真田町割400年記念イベント「真田ゆかりの旨いもの合戦」や歴史家小和田哲男氏
による歴史講演会「戦国時代の沼田~時代に翻弄されたまち~」を開催し、真田氏を軸とした
沼田市の歴史的魅力の発信についても積極的に進めたのであります。
建築指導につきましては、限定特定行政庁として建築確認事務等を行い、安全・安心なまち
づくりに努めるとともに、狭あい道路整備事業により、狭隘道路の解消による防災面等の強化
に努めたのであります。また、木造戸建て住宅の耐震診断を行い、耐震性能の低い住宅の所有
者に対し耐震改修の指導に努めたのであります。
道路橋りょう管理につきましては、道路台帳の補正業務委託により、移管・寄附などによる
市道認定に伴う道路台帳の整備などを行ったのであります。
道路維持補修につきましては、市道天水馬場線ほか19路線の維持補修工事を実施、白沢町
では、市道高平・平出線ほか13路線、利根町では市道平川奈良線ほか9路線の道路補修工事
を実施し、電源立地地域対策交付金事業として市道倉内通り線ほか4路線、白沢町の市道上古
語父7号線ほか1路線、利根町の市道中倉上線の舗装補修工事を実施し、市道の整備に努めた
のであります。
道路除雪消雪につきましては、委託及び直営により生活道路の安全確保に努めたのでありま
す。
交通安全施設整備事業につきましては、市道迦葉舟木線ほか11路線、白沢町では、市道月
夜野7号線ほか2路線、利根町では、市道園原ダム線ほか2路線にガードレール等を設置し、
交通安全の確保に努めたのであります。
道路新設改良事業につきましては、市道上川田今井線道路改良工事に伴う用地買収1件、白
沢町の市道根岸・小芝線の道路改良工事を実施し、市道の整備に努めたのであります。
橋りょう維持補修事業につきましては、橋りょう長寿命化修繕計画策定業務委託を実施し、
適切な維持管理計画の策定に努めたのであります。
都市計画総務事業につきましては、都市計画事業の施行に伴い移転等が必要となり、金融機
関からその資金の融資を受けた者に対し、利子補給を行ったのであります。
都市計画街路事業につきましては、環状線南回りの栄町工区において、280平方メートル
の用地買収などに取り組んだのであります。
公園事業につきましては、17都市公園、11緑地等の維持管理及び施設の補修工事を行っ
たのであります。また、地元住民との協働作業による緑地整備を目的に、駅前フラワー広場に
おいて、保育園児など約80人の参加者により、花苗の植えつけイベントを実施したのであり
ます。
都市緑化事業につきましては、市民の緑化活動に対し、緑と花のあるまちづくり事業として
樹木・花等の植栽活動を行う20団体に、また、生け垣奨励事業として生け垣の設置3件に対
し、補助金を交付したのであります。
下水道事業につきましては、水洗化促進のための資金貸し付け、公共下水道及び特定環境保
全公共下水道事業を推進するため、下水道事業特別会計に対して所要の繰り出しを行ったので
あります。
街なか再生関連事業につきましては、商店街にぎわい創出事業を初めとする各種の調査研究
やイベント支援を行い、中心市街地の活性化を図るための取り組みを行うとともに、土地開発
公社から「にぎわいの核」施設用地の一部買い戻しを行ったのであります。
中心市街地土地区画整理事業につきましては、上之町地内の建築物等移転補償及び区画道路
の舗装工事などを行ったのであります。
市営住宅管理につきましては、市営住宅22団地406戸の維持修繕、入退去管理及び家賃
徴収などの日常管理業務に努めたのであります。
消防・防災体制の充実につきましては、消火栓及び消防ホース乾燥施設の新設などの消防施
設整備や、小型動力ポンプの更新、防災用備品及び非常用備蓄食料の整備を行ったほか、全国
消防操法大会派遣事業により、沼田市消防団はポンプ車の部において、全国消防操法大会準優
勝という快挙をなし遂げました。
災害支援につきましては、東日本大震災における被災地への支援物資搬送、福島原子力発電
所の事故による本市への避難者受け入れなどを実施したのであります。
教育行政につきましては、平成24年度沼田市教育行政方針に基づき、教育環境の整備・充
実、学校教育の改善・充実並びに生涯学習、社会教育及び地域スポーツの振興・充実を図るた
め、諸事業を実施したのであります。
学校施設整備につきましては、耐震化対策及び老朽化対策として、沼田中学校南北校舎の第
1期改築工事に着手したほか、国の補正予算を活用して、沼田西中学校及び白沢中学校校舎の
耐震改修工事を実施したのであります。また、沼田中学校剣道場改修工事や池田中学校プール
更衣室改修工事などを実施し、児童生徒の安全・安心の確保と教育環境の向上に努めたのであ
ります。
学校教育につきましては、「第九次沼田市教育水準向上研究」3カ年計画の2年次に当たり、
基本方針や重点施策の充実を図るべく、「沼田市・先生の日」での教職員全体研修会を初め、
教科別研修会や教育水準向上授業研究会及びコンピューター研修等を実施するとともに、指導
主事学校訪問を全校年2回実施して全教員等を個別指導し、教職員の資質向上に努めたのであ
ります。
また、児童生徒が基礎・基本を確実に身につけ、豊かな心の育成や生徒指導の充実が図られ
るよう、サマースクール沼田などの振り返り学習や相互乗り入れ型学級担任制、教育部活の充
実に努めたのであります。
さらに、中学校学習指導要領改訂に伴い、指導書等を整備し指導の充実に努めたのでありま
す。このほか、小学校で必修となった外国語活動や中学校の外国語の時数増に対応するべく外
国語指導助手を1名増員し、外国語によるコミュニケーション能力やその活用力の向上に努め
たのであります。
一方、心の教室相談員、小学校生活相談員、特別支援学級等介助員及び多動児支援員を配置
し、児童生徒の安全確保と円滑な授業実施ができるよう授業の支援体制の強化に努めたのであ
ります。
社会教育につきましては、生涯学習を推進するため生涯学習フェスティバルの開催、芸術文
化振興事業として文化祭、柳波賞、ふるさと文学賞、全国ふきわれ俳句大会などを実施すると
ともに、それぞれの地域で受け継がれ、子供たちにより伝承されている伝統文化の発表を通し
て郷土の歴史や文化、伝統に関心や理解を深めてもらう伝統芸能発表会の開催、各種文化、学
術団体の育成にも努めたのであります。
公民館につきましては、生涯学習の拠点としての施設の管理、運営に努めるとともに、市民
のニーズに応じた各種教室を初め、市民ハイキング、史跡めぐり、公民館まつり等を実施し生
涯学習の推進に努めたのであります。
図書館につきましては、一般図書・児童図書、視聴覚資料を収集・整備し、団体貸し出しの
利用促進などに努めるとともに、優良読書児童の表彰や著者を囲む会など諸事業を実施し、読
書活動の推進に努めたのであります。
文化財につきましては、国指定重要文化財の旧生方家住宅などの公開・展示を行うとともに、
民俗芸能保存事業などを実施し、文化財の保存継承と活用を進めたのであります。また、市内
の各種開発事業予定地における埋蔵文化財包蔵地の試掘確認調査や本調査で記録保存した資料
の整理調査を行い、埋蔵文化財の保護・調整に努めるとともに、県指定重要文化財旧沼田貯蓄
銀行の解体工事と解体調査の実施や生方記念文庫移転に伴う建設実施設計に取り組み、事業の
進捗に努めたのであります。
青少年対策につきましては、指導者養成事業を初め、青少年の社会参加活動を推進するため
の各種講座の開催、自然体験活動推進事業である沼田ネイチャーキッズを実施するとともに、
上毛かるた大会やボランティア活動の日などの「子ども会」行事の実施により、地域の一員と
しての自覚を持った心豊かでたくましい青少年の育成に努めたのであります。
体育につきましては、各種スポーツ教室、市民体育大会、市民大運動会等諸行事を実施し、
生涯スポ-ツの普及と市民の体力向上に努めるとともに、市民体育館等の施設修繕を行うなど、
スポ-ツ施設の整備充実を図ったのであります。
給食につきましては、沼田、白沢、利根の3施設のうち、沼田給食センターの調理業務等の
民間委託を実施して、民間のノウハウを活用しながら、安定した給食の提供に努めたのであり
ます。
また、食育を基本に、健康・体力増進を目指した給食内容及び栄養指導の充実、地場産品の
活用、さらに、放射性物質の測定を実施するなど安全・安心の確保を図るとともに、より一層
の衛生管理に努めたのであります。
災害復旧につきましては、昨年7月の集中豪雨により被災した上川田地区などの農業用施設
及び農地の復旧を実施したほか、土木施設で、市道上川田大平線ほか14路線、白沢町で市道
上古語父18号線ほか1路線、利根町で市道金久保菅平線の災害復旧工事を実施し、道路利用
などの安全確保に努めたのであります。
─────────────────────────────
◇議長(大竹政雄君) 休憩いたします。
午前10時59分休憩
─────────────────────────────
午前11時07分再開
◇議長(大竹政雄君) 再開いたします。
─────────────────────────────
◇市長(星野已喜雄君) 次に、歳入決算について御説明申し上げます。
平成24年度の歳入決算額につきましては、前年度決算対比で4億6,071万1,036
円、2.2%の増となっております。
市税収入につきましては、63億9,152万6,328円で、前年度対比1億2,638
万3,278円、1.9%の減でありました。
この主な要因は、個人市民税において税制改正による年少扶養控除の廃止等に伴い、課税標
準額の増加があったものの、土地・家屋に係る固定資産の評価がえにおいて、地価や建築物価
の下落を反映して評価額が大幅に減少したこと、加えて大口滞納案件の解消が図られなかった
ことなどによるものであります。
各税目別に前年度決算額との比較について御説明申し上げますと、市民税は、3,347万
7,538円、1.4%の増であり、この内訳は、個人市民税は8,225万7,732円、
4.2%の増、法人市民税は4,878万194円、11.5%の減であります。
固定資産税は、1億5,646万8,974円、4.7%の減であります。
軽自動車税は、104万2,853円、0.8%、市たばこ税では、444万3,639円、
1.0%の、それぞれ増であります。
特別土地保有税は皆減、入湯税は、127万4,850円、3.7%の増、都市計画税では、
固定資産税に連動して937万9,184円、4.7%の減であります。
なお、市税全体の徴収率は、93.63%であり、前年度より0.04ポイントの低下であ
りました。
地方譲与税につきましては、4.3%の減であります。
利子割交付金につきましては、6.9%の減であります。
配当割交付金につきましては、6.1%の増であります。
株式等譲渡所得割交付金につきましては、35.5%の増であります。
地方消費税交付金につきましては、1.1%の減であります。
ゴルフ場利用税交付金につきましては、10.2%の減であります。
自動車取得税交付金につきましては、39.5%の増であります。
地方特例交付金につきましては、76.5%の減であります。
地方交付税につきましては、0.1%の減であります。この内訳は、普通交付税が0.3%
の増、特別交付税が3.8%の減、震災復興特別交付税が42.2%の減であります。
交通安全対策特別交付金につきましては、3.8%の増であります。
分担金及び負担金につきましては、6.1%の増であります。
使用料及び手数料につきましては、3.4%の減であります。
国庫支出金につきましては、1.9%の増であります。この内訳は、国庫負担金が子ども手
当負担金などの減により2.4%の減、国庫補助金が地域活性化・きめ細かな臨時交付金など
の減があるものの学校施設環境改善交付金などの増により19.2%の増、委託金が3.9%
の増であります。
県支出金につきましては、1.6%の増であります。この内訳は、県負担金が障害者自立支
援給付費負担金などの増により8.0%の増、県補助金が子宮頸がん等ワクチン接種緊急促進
臨時県補助金などの減により0.8%の減、委託金が群馬県知事選挙委託金などの減により1
3.8%の減であります。
財産収入につきましては、16.3%の増でありますが、市有土地売り払いによる財産売払
収入の増などであります。
寄附金につきましては、33.2%の減であります。
繰入金につきましては、57.7%の減であります。水と緑の大地ふるさとぬまた基金繰入
金、玉原環境整備基金繰入金及び老神温泉施設建設基金繰入金などの特定目的基金からの繰入
金の減であります。
繰越金につきましては、37.4%の増でありますが、前年度繰越金のほか、繰越明許費の
繰越財源として、民間保育所施設整備補助事業ほか4事業の繰越金を受け入れたものでありま
す。
諸収入につきましては、2.1%の減でありますが、沼田市外二箇村清掃施設組合負担金の
確定による精算金及び再商品化合理化拠出金受入金の減などによるものであります。
市債につきましては、41.2%の増であります。農業基盤整備事業債、土地区画整理事業
債、消防防災通信基盤整備事業債、中学校施設耐震化事業債及び公民館耐震改修事業債などの
増によるものであります。
市債の有効活用は財政運営上欠かすことのできないものでありますが、反面、その償還に要
する経費が将来の市財政のさらなる負担とならないよう健全財政の維持に引き続き努力を傾注
する所存であります。
以上が、一般会計歳入歳出決算に対する総括説明であります。
続きまして、平成24年度沼田市国民健康保険特別会計歳入歳出決算について御説明申し上
げます。
本決算につきましては、歳入決算額68億471万7,157円、歳出決算額67億8,6
10万4,612円で、歳入歳出差引額は1,861万2,545円であります。
歳出につきましては、保険給付費、後期高齢者支援金等及び介護納付金などであります。
歳入につきましては、国民健康保険税、国庫支出金、療養給付費等交付金、前期高齢者交付
金、県支出金及び繰入金などであります。
国保事業につきましては、特定健康診査及び特定保健指導により生活習慣病の予防に努める
とともに、人間ドック検診費の補助等に取り組み、被保険者の健康保持に努めたのであります。
また、市単独事業で収納率向上特別対策事業を実施したのであります。
続きまして、平成24年度沼田市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算について御説明申し
上げます。
本決算につきましては、歳入決算額5億6,790万230円、歳出決算額5億6,775
万9,530円で、歳入歳出差引額は14万700円であります。
歳出につきましては、主に後期高齢者医療広域連合納付金であります。
歳入につきましては、後期高齢者医療保険料及び一般会計繰入金などであり、75歳以上の
被保険者の健康保持を図ったのであります。
続きまして、平成24年度沼田市介護保険特別会計歳入歳出決算について御説明申し上げま
す。
本決算につきましては、歳入決算額42億7万8,488円、歳出決算額41億1,168
万846円でありまして、歳入歳出差引額8,839万7,642円は、翌年度において精算
措置するものであります。
歳出につきましては、職員人件費及び介護認定審査費などの介護保険制度運営に要する事務
的経費及び介護保険サービスに要する保険給付費並びに介護予防事業などに要する地域支援事
業費などであります。
歳入につきましては、介護給付費などを賄うため財源分担により国庫支出金、県支出金及び
繰入金並びに保険料、支払基金交付金などであります。
続きまして、平成24年度沼田市簡易水道事業特別会計歳入歳出決算について御説明申し上
げます。
本決算につきましては、歳入歳出決算額ともに3億4,050万8,979円であります。
歳出につきましては、指定管理委託及び水質検査の実施により簡易水道の適切な維持管理及
び安定経営に努めるとともに、施設整備では、発知及び白沢簡易水道において配水施設整備工
事を実施し、安全・安心な水道水の安定供給を図ったものであります。
歳入につきましては、水道加入金及び水道使用料などでありますが、歳出に対する不足額8,
075万6,119円は、一般会計からの繰入金により収支の均衡を図ったものであります。
続きまして、平成24年度沼田市下水道事業特別会計歳入歳出決算について御説明申し上げ
ます。
本決算につきましては、歳入歳出決算額ともに15億7,052万5,266円であります。
歳出につきましては、公共下水道、特定環境保全公共下水道を合わせて1,040メートル
の管渠埋設工事を実施するとともに、施設の適切な維持管理に努め、公衆衛生の向上と公共用
水域の水質保全を図ったものであります。
歳入につきましては、受益者負担金、下水道使用料、建設事業に係る国庫補助金、県補助金
及び市債などでありますが、歳出に対する不足額9億2,546万3,506円は、一般会計
からの繰入金により収支の均衡を図ったものであります。
続きまして、平成24年度沼田市農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算について御説明申
し上げます。
本決算につきましては、歳入歳出決算額ともに1億6,294万5,280円であります。
歳出につきましては、供用中の奈良地区ほか10地区において水洗化の接続促進及び施設の
適切な維持管理に努め、農業集落における生活環境の改善を図ったものであります。
歳入につきましては、受益者分担金、農業集落排水使用料などでありますが、歳出に対する
不足額1億2,878万4,610円は、一般会計からの繰入金により収支の均衡を図ったも
のであります。
続きまして、議案第68号 平成24年度沼田市水道事業剰余金の処分及び決算の認定につ
いて御説明申し上げます。
まず、剰余金の処分につきましては、決算により生じた未処分利益剰余金6,614万4,
641円のうち6,610万円を建設改良積立金に積み立て、残余を繰り越すものでありまし
て、地方公営企業法第32条第2項の規定により議決をお願いするものであります。
次に、本決算につきましては、決算書を調製し、地方公営企業法第30条第2項の規定によ
り、監査委員の審査に付したものであります。監査委員におかれましては綿密な御審査をいた
だき、この間の御労苦に対し心から感謝申し上げる次第であります。
このたび、8月16日付をもちまして監査委員から別冊のとおり審査意見書の御提出をいた
だきましたので、同条第4項の規定により審査意見書を添えて議会の認定に付するものであり
ます。
なお、平成24年度の決算書とともに、同条第6項の規定により、財務諸表附属明細書及び
事業報告書をあわせて提出させていただきます。
まず、収益的収入及び支出について御説明申し上げます。
収入決算額は、3億9,515万5,187円で、前年度に比較して69万6,179円、
0.2%の減であります。
支出決算額は、3億2,456万5,979円で、前年度に比較して328万1,377円、
1.0%の減であります。
次に、資本的収入及び支出について御説明申し上げます。
収入決算額は、1,983万4,500円で、前年度に比較して283万5,000円、1
2.5%の減であります。
支出決算額は、1億3,402万103円で、前年度に比較して2,911万7,340円、
17.8%の減であります。
なお、資本的支出額に対して資本的収入額が不足する額1億1,418万5,603円につ
いては、損益勘定留保資金及び消費税資本的収支調整額で補塡し、収支の均衡を図ったもので
あります。
次に、業務及び事業の概況について御説明申し上げます。
業務量では、決算年度末の給水人口は2万6,714人、給水戸数は1万1,521戸であ
り、年間配水量は345万7,914立方メートルで、前年度に比較して8万6,112立方
メートルの減、年間有収水量は290万2,374立方メートルで、有収率は83.9%であ
りました。
事業関係では、浄水関連施設整備として、低地区配水場配水管切替工事ほか2件、また、配
水施設整備として、県道戸鹿野下之町線老朽管布設替工事ほか6件の工事を実施するとともに、
水道メーターの取りかえなどを行い、経営の効率化と安全・安心な水道水の安定供給に努めた
のであります。
以上が平成24年度一般会計及び特別会計6件の歳入歳出決算並びに平成24年度沼田市水
道事業剰余金の処分及び決算の概要でありますが、事務事業の執行状況につきましては「沼田
市決算に係る報告書」及び「沼田市水道事業報告書」のとおりでありますので、よろしく御審
議の上、原案のとおり御決定及び御認定くださいますようお願い申し上げます。
◇議長(大竹政雄君) 説明が終わりました。
これより質疑に入ります。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 質疑を終結いたします。
お諮りいたします。
ただいま議題となっております議案第67号及び議案第68号の以上2件については、議長
を除く議員全員で構成する決算審査特別委員会を設置し、これに付託の上、審査することにし
たいと思います。
これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 御異議なしと認めます。よって、議案第67号及び議案第68号の以
上2件については、議長を除く議員全員で構成する決算審査特別委員会を設置し、これに付託
の上、審査することに決しました。
決算審査特別委員会を委員会条例第10条第1項の規定により、本日の本会議終了後、この
場所に招集いたします。
──────────────◇──────────────
第10 議案第69号 平成25年度沼田市一般会計補正予算(第3号)から
議案第75号 平成25年度沼田市水道事業会計補正予算(第1号)まで
以上7件一括上程
◇議長(大竹政雄君) 日程第10、議案第69号 平成25年度沼田市一般会計補正予算(
第3号)から日程第16、議案第75号 平成25年度沼田市水道事業会計補正予算(第1号
)までの以上7件を一括議題といたします。
議案の朗読を省略し、直ちに市長から提案理由の説明を求めます。市長。
〔市長 星野已喜雄君登壇〕
◇市長(星野已喜雄君) ただいま上程になりました議案第69号 平成25年度沼田市一般
会計補正予算(第3号)から議案第75号 平成25年度沼田市水道事業会計補正予算(第1
号)までの以上7件につきまして、一括して御説明申し上げます。
まず、議案第69号 平成25年度沼田市一般会計補正予算(第3号)について御説明申し
上げます。
今回の補正予算は、国県支出金の確定及び制度改正などにより既決の予算に増減を生じるも
の、緊急に措置しなければならないもの、職員の給与の臨時特例に関する条例による人件費の
減額、人事異動に伴う現員現給の人件費及び普通交付税の交付額決定に伴う財源措置などによ
り、既決の歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ4億6,471万7,000円を追加し、
歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ209億4,456万3,000円とするものであり
ます。
補正予算のうち、人件費を除く主なものについて、その概要を歳出予算から御説明申し上げ
ます。
第1款 議会費は、872万7,000円の減額でありますが、議会費で議員報酬及び議員
共済会給付費負担金の減額であります。
第2款 総務費は、2億3,970万4,000円の追加でありますが、総務管理費では、
一般管理費でLED防犯灯整備工事費の計上、財産管理費で庁舎整備基金積立金の追加、企画
費で合併振興基金積立金の追加などであります。
第3款 民生費は、1億3,271万2,000円の追加でありますが、社会福祉費では、
老人福祉費で生きがい対応型デイサービス事業委託料の追加、過年度国庫支出金返還金の計上、
地域介護・福祉空間整備等補助金の計上、介護保険特別会計繰出金の減額、障害者福祉費で介
護給付費及び訓練等給付費の追加、児童福祉費では、児童福祉総務費で子ども・子育て支援法
に基づく子ども・子育て支援事業計画を策定するための子ども・子育て会議に係る委員報酬及
び調査業務委託料の計上、母子保護措置費委託料の計上、児童扶養手当の追加、児童措置費で
ファミリー・サポート・センター事業委託料の減額、母子生活支援施設費で母子生活支援施設
の廃止に伴う施設管理関係費の減額及び解体工事費の計上、女性緊急一時補助事業費の減額、
保育園費で利根保育園に係る施設用備品購入費の追加などであります。
第4款 衛生費は、1,934万3,000円の追加でありますが、保健衛生費では、予防
費で風しん及びMR予防接種委託料の追加、公害対策費で住宅用太陽光発電システム設置補助
金の追加、次世代自動車充電インフラ整備事業として設計業務委託料及び電気工事費の計上、
清掃費では、塵芥処理費で一般廃棄物収集業務事業費の追加、廃棄物再生利用推進事業として
分別回収業務委託料及び蛍光管処理委託料の追加、不燃ごみ処理業務委託事業費の追加、上水
道費では、簡易水道事業特別会計繰出金の減額などであります。
第5款 労働費は、1万4,000円の減額であります。
第6款 農林水産業費は、768万7,000円の減額でありますが、農業費では、園芸特
産振興費でぐんまのこんにゃく国際競争力強化対策事業費補助金の追加、農地費で県営畑地帯
総合整備事業屋形原南部地区の計画変更認可申請業務委託料及び土地改良事業補助金の追加、
秋塚地区用水路及び上発知地区排水路改修工事費の計上、小規模農道かんがい排水路整備事業
市内全域の修繕料等の追加、県営農業農村整備事業ため池等整備事業堀廻地区の県営事業負担
金の減額、農村地域環境保全整備事業沼田平地区の県営事業負担金の追加、林業費では、林業
振興費で特用林産物生産活力アップ事業費補助金及び有害鳥獣捕獲事業費の追加などでありま
す。
第7款 商工費は、421万2,000円の減額でありますが、観光交流費で観光案内看板
修繕料の追加、日本及びドイツロマンチック街道協会の姉妹街道締結25周年を記念した公式
訪問に係る特別旅費の計上、玉原高原内施設及び道の駅「白沢」に係る修繕料の追加などであ
ります。
第8款 土木費は、4,497万1,000円の追加でありますが、道路橋りょう費では、
道路橋りょう総務費で用地購入費及び椎坂バイパス開通式典開催委託料の計上、道路維持費で
道路維持修繕料、道路補修工事費及び消雪施設修繕料の追加、道路新設改良費で市道T106
号線道路改良事業に係る申請業務委託料及び道路改良工事費の計上、河川費では、河川改良費
で修繕料及び維持補修工事費の追加、都市計画費では、都市計画総務費で沼田市地形図修正等
業務委託料の計上、街路事業費で3・3・1環状線(栄町工区)事業に係る道路改良工事費、
用地購入費及び土地開発公社利子補塡金の追加、下水道費で下水道事業特別会計繰出金の減額
などであります。
第9款 消防費は、453万4,000円の追加でありますが、常備消防費で関越自動車道
の救急業務に係る負担金の減額、消防施設費で消火栓用消火用具購入費の追加、防災費で特殊
無線技士受験料及び災害用備品購入費の計上などであります。
第10款 教育費は、4,219万4,000円の追加でありますが、教育総務費では、学
校教育指導費で教科書改訂等に伴う教材等購入事業費の減額、小学校費及び中学校費では、学
校管理修繕料の追加、幼稚園費では、幼稚園指導事業に係る嘱託員報酬などの計上、社会教育
費では、公民館費で修繕料の追加、文化財保護費で県指定重要文化財旧沼田貯蓄銀行保存整備
事業費の計上、保健体育費では、市民体育館管理費で修繕料の計上、運動公園管理費で陸上競
技場改修工事費及び野球場外野壁等改修工事費の計上、体育施設費で(仮称)利南運動広場整
備工事費の追加、給食管理費では白沢調理場の修繕料の追加などであります。
第11款 災害復旧費は、189万9,000円の追加でありますが、土木施設災害復旧費
で6月24日の集中豪雨により市道南郷穴原線ののり面が被災したことに対する災害復旧費で
あります。
次に、歳入予算について御説明申し上げます。
第9款 地方特例交付金は、180万8,000円の追加でありますが、減収補てん特例交
付金の決定によるものであります。
第10款 地方交付税は、5億4,858万8,000円の追加でありますが、普通交付税
の決定によるものであります。
第12款 分担金及び負担金は、114万1,000円の追加でありますが、分担金で土地
改良事業費分担金の追加、負担金で生きがい対応型デイサービス事業負担金の追加であります。
第14款 国庫支出金は、2億7,108万9,000円の追加でありますが、国庫負担金
では、民生費国庫負担金で障害者自立支援給付費負担金、障害児施設措置費負担金及び児童扶
養手当負担金の追加、母子生活支援施設措置費負担金の減額、国庫補助金では、民生費国庫補
助金で子育て支援交付金の減額、衛生費国庫補助金で放射線量低減対策特別緊急事業費補助金
の追加、土木費国庫補助金で社会資本整備総合交付金の追加、総務費国庫補助金で地域の元気
臨時交付金の計上であります。
第15款 県支出金は、6,804万3,000円の追加でありますが、県負担金では、民
生費県負担金で障害者自立支援給付費負担金及び障害児施設措置費県費負担金の追加、母子生
活支援施設措置費負担金の減額、県補助金では、総務費県補助金で電源立地地域対策交付金の
減額、消費者行政活性化補助金の追加、民生費県補助金で老人福祉施設等スプリンクラー整備
事業費補助金、子育て環境づくり推進補助金及び子育て支援特別対策事業補助金の計上、児童
虐待防止対策緊急強化事業費補助金の減額、農林水産業費県補助金でぐんまのこんにゃく国際
競争力強化対策事業費補助金、小規模農村整備事業費補助金及び特用林産物生産活力アップ事
業費補助金の追加、小規模土地改良事業費補助金の減額、教育費県補助金で学校支援地域本部
事業費補助金の減額、委託金では、総務費委託金で事務処理特例交付金などの減額、住宅・土
地統計調査委託金の追加、民生費委託金で女性緊急一時保護委託金などの減額、農林水産業費
委託金で屋形原南部地区換地及び確定測量業務委託金の追加であります。
第16款 財産収入は、290万円の追加でありますが、財産運用収入では、利子及び配当
金で合併振興基金積立金利子収入の追加、玉原東急リゾート株式会社配当金の計上であります。
第17款 寄附金は、25万円の追加でありますが、商工費寄附金で沼田資源株式会社安全
協力会様からの寄附金をその御意志に沿って産業振興を図るため計上するものであります。
第18款 繰入金は、5億9,489万2,000円の減額でありますが、基金繰入金で財
政調整基金繰入金の減額、特別会計繰入金で介護保険特別会計繰入金の追加であります。
第19款 繰越金は、前年度繰越金1億140万2,000円の追加であります。
第20款 諸収入は、1,089万8,000円の追加でありますが、雑入で次世代自動車
充電インフラ整備促進事業補助金及びスポーツ振興くじ(toto)助成金の計上、市民総合
賠償補償保険金の追加、関越自動車道の救急業務に係る負担金などの減額であります。
第21款 市債は、5,349万円の追加でありますが、土木債で道路整備事業債及び街路
整備事業債の追加、教育債で体育施設整備事業債の減額、臨時財政対策債の追加であります。
予算第2条 地方債の補正は、「第2表 地方債補正」に示すとおり、道路整備事業債、街
路整備事業債及び臨時財政対策債の限度額を追加、体育施設整備事業債の限度額を減額するも
のであります。
続きまして、議案第70号 平成25年度沼田市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)
について御説明申し上げます。
今回の補正予算は、既決の歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ861万1,000円を
追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ66億4,623万4,000円とするもの
であります。
その概要を歳出予算から御説明申し上げます。
第12款 予備費861万1,000円の追加、歳入予算では、第9款 繰越金861万1,
000円の追加であります。
続きまして、議案第71号 平成25年度沼田市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)
について御説明申し上げます。
今回の補正予算は、既決の歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ13万9,000円を追
加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ5億6,842万円とするものであります。
歳出予算では、第2款 後期高齢者医療広域連合納付金13万9,000円の追加、歳入予
算では、第3款 繰越金13万9,000円の追加であります。
続きまして、議案第72号 平成25年度沼田市介護保険特別会計補正予算(第1号)につ
いて御説明申し上げます。
今回の補正予算は、既決の歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ8,222万2,000
円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ42億791万4,000円とするもの
であります。
その概要を歳出予算から御説明申し上げます。
第1款 総務費で617万4,000円の減額でありますが、職員人件費の減額であります。
第3款 地域支援事業費は、31万5,000円の追加でありますが、包括的支援事業・任
意事業費の追加であります。
第4款 基金積立金は、6,104万6,000円の追加でありますが、介護給付費準備基
金積立金の追加であります。
第6款 諸支出金は、2,703万5,000円の追加でありますが、介護給付費国庫負担
金、介護給付費支払基金交付金、地域支援事業費支払基金交付金及び地域支援事業費国庫支出
金の精算による返還金並びに一般会計繰出金の追加であります。
次に、歳入予算について御説明申し上げます。
第9款 繰入金は、617万4,000円の減額でありますが、一般会計繰入金で職員給与
費等繰入金の減額であります。
第10款 繰越金は、8,839万6,000円の追加であります。
続きまして、議案第73号 平成25年度沼田市簡易水道事業特別会計補正予算(第2号)
について御説明申し上げます。
今回の補正予算は、既決の歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ57万6,000円を
減額し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ3億4,625万8,000円とするもので
あります。
その概要を歳出予算から御説明申し上げます。
第1款 総務費は、57万6,000円の減額でありますが、職員人件費の減額であります。
次に、歳入予算について御説明申し上げます。
第3款 繰入金は、一般会計繰入金57万6,000円の減額であります。
続きまして、議案第74号 平成25年度沼田市下水道事業特別会計補正予算(第1号)に
ついて御説明申し上げます。
今回の補正予算は、既決の歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ1,649万2,00
0円を減額し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ15億9,703万3,000円とす
るものであります。
その概要を歳出予算から御説明申し上げます。
第1款 総務費は、375万7,000円の減額でありますが、職員人件費の減額でありま
す。
第2款 事業費は、1,273万5,000円の減額でありますが、公共下水道事業費で職
員人件費の減額、工事請負費及び修繕料の追加、特定環境保全公共下水道事業費で職員人件費
の減額、工事請負費の追加であります。
次に、歳入予算について御説明申し上げます。
第5款 繰入金は、一般会計繰入金で1,009万2,000円の減額であります。
第7款 市債は、下水道債で640万円の減額であります。
続きまして、議案第75号 平成25年度沼田市水道事業会計補正予算(第1号)について
御説明申し上げます。
今回の補正予算は、予算第3条 収益的収入及び支出において、既決の収益的支出に91万
8,000円を追加し、収益的支出の予定額を3億4,330万9,000円とするもので職
員人件費の減額、備消品費及び委託料の追加であります。
また、予算第6条の職員給与費を8,854万2,000円とするものであります。
以上7件につきまして、一括してその概要を御説明申し上げましたが、細部につきましては、
御質疑に応じ、所管の部長に説明いたさせますので、よろしく御審議の上、原案のとおり御決
定くださいますようお願い申し上げます。
◇議長(大竹政雄君) 説明が終わりました。
ただいま議題となっております議案第69号から議案第75号までの以上7件については、
本日は提案理由の説明のみでありますので、御了承願います。
──────────────◇──────────────
第11 散 会
◇議長(大竹政雄君) お諮りいたします。
明日4日及び5日の2日間は、議案調査のため休会したいと思います。
これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 御異議なしと認めます。よって、明日4日及び5日の2日間は、議案
調査のため休会することに決しました。
続いてお諮りいたします。
本日の会議はこの程度にとどめ、散会したいと思います。
これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 御異議なしと認めます。よって、本日はこれにて散会することに決し
ました。
本日はこれにて散会いたします。
次の会議は6日午前10時に開きますから御参集願います。
本日は大変御苦労さまでした。
午前11時43分散会
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