平成25年第5回沼田市議会定例会継続会会議録
平成25年9月10日(火曜日)
議事日程 第4号
平成25年 9月10日(火曜日)午前10時開議
第 1 一般質問
第 2 議案第69号 平成25年度沼田市一般会計補正予算(第3号)
第 3 議案第70号 平成25年度沼田市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)
第 4 議案第71号 平成25年度沼田市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)
第 5 議案第72号 平成25年度沼田市介護保険特別会計補正予算(第1号)
第 6 議案第73号 平成25年度沼田市簡易水道事業特別会計補正予算(第2号)
第 7 議案第74号 平成25年度沼田市下水道事業特別会計補正予算(第1号)
第 8 議案第75号 平成25年度沼田市水道事業会計補正予算(第1号)
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本日の会議に付した事件
第 1 一般質問
第 2 議案第69号 平成25年度沼田市一般会計補正予算(第3号)
議案第70号 平成25年度沼田市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)
議案第71号 平成25年度沼田市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)
議案第72号 平成25年度沼田市介護保険特別会計補正予算(第1号)
議案第73号 平成25年度沼田市簡易水道事業特別会計補正予算(第2号)
議案第74号 平成25年度沼田市下水道事業特別会計補正予算(第1号)
議案第75号 平成25年度沼田市水道事業会計補正予算(第1号)
以上7件一括上程
第 3 散 会
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出席議員(20人)
1番 大島 崇行君 3番 石川 初雄君
4番 島田 富造君 5番 野村 洋一君
6番 坂庭 直治君 7番 石井 紘一君
8番 高柳 勝巳君 9番 井之川博幸君
10番 大東 宣之君 11番 星野 稔君
12番 金子 一弥君 14番 片野 彦一君
15番 大竹 政雄君 16番 星川嘉一郎君
17番 小野 要二君 18番 宇敷 和也君
19番 石田 宇平君 20番 布施辰二郎君
21番 星野佐善太君 22番 牧野 保好君
欠席議員(なし)
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説明のため出席した者
市 長 星野已喜雄君 副 市 長 林 義夫君
白沢町振興局長 木暮 茂君 利根町振興局長 山口 芳久君
総務部長 飯田 敏夫君 市民部長 茂木 一夫君
健康福祉部長 村沢 博行君 経済部長 田村 博史君
都市建設部長 萩原 誠一君 総務課長 内山 日朗君
会計管理者兼会計局長 松井 玲子君 教 育 長 宇敷 重信君
教育部長 細野 文男君 庶務課長 小池 龍実君
監査委員事務局長 増田 雄二君
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議会事務局出席者
事務局長 中嶋 一也 次長兼庶務係長 小暮 保夫
議事係長 松井 克人 副 主 幹 安原 和宏
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午前10時開議
◇議長(大竹政雄君) これより本日の会議を開きます。
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第1 一般質問
◇議長(大竹政雄君) 日程第1、一般質問を行います。
昨日に引き続き、質問を許可いたします。
井之川博幸議員。9番。
〔9番 井之川博幸君登壇〕
◇9番(井之川博幸君) おはようございます。一般質問も3日目となりまして、議員初めと
して当局の皆さんも大変お疲れのことと思いますけれども、最後の一人になりましたので、よ
ろしくお願いをしたいと思います。
それでは、通告に従いまして一般質問を行います。
今回の質問は、地方分権、住民自治の推進=市民の市政への参加の推進及び森林共生型社会
の構築についてであります。
まず、地方分権について、地域主権改革についてお伺いいたします。
2006年に地方分権改革推進法が成立しました。地方分権改革推進委員会が設置され、4
つの勧告と2つの意見がそれぞれ時の内閣総理大臣に提出されています。その後、09年に政
権交代になりましたが、同年、地方分権改革推進委員会の機能を引き継いだ地域主権戦略会議
が設置され、政府は地域主権改革の推進を図るための関係法律の整備に関する法律案及び国と
地方の協議の場に関する法律案を閣議決定し、国会に提出しました。その後、第1次一括法、
第2次一括法が公布され、本市でも条例や体制整備が必要なものについて対応が図られてきま
した。本年6月には、第3次一括法が成立し、公布されました。
地方分権改革は、「国民がゆとりと豊かさを実感し、安心して暮らすことができる社会の実
現を目指し」とか、地域主権改革は、「地域のことは地域に住む住民が責任を持って決められ
るようにする」とか、気持ちのいい言葉が並んでいますが、本当はどうなのか内容を検討して
いく必要があります。この間進められてきた地方分権は、三位一体改革による地方交付税の一
方的な削減や市町村合併による住民サービスの低下、官から民へのかけ声のもと、公立病院の
民営化や指定管理者制度の導入などが進められてきました。いわゆる小泉構造改革と呼ばれて
きました。構造改革は、国民にとっても地方自治体にとってもよいものではありませんでした。
政権交代後の地域主権改革はこの流れを継承していくとして、民主党政権は、第1次、第2次
一括法を成立させてきました。昨年の12月の政権交代で自民党・公明党政権に戻ったわけで
すが、安倍政権は本年6月に第3次一括法を成立させています。
本市では、これらにかかわって今までに12本の条例改正及び条例制定が行われてきたと記
憶していますが、本市では、今まで国なり県なりが決めていた法や政令などにのっとって条例
改正や条例制定をしてきたので、内容が大きく変わるということはありませんでしたが、今後、
自治体独自で変更が可能になるわけです。今までの中でも都市公園の設置基準や地域密着型サ
ービスの人員、設備及び運営に関する基準などを定める条例の制定や改正がありました。住民
としては、全国の自治体で基準が違ってサービスが低くされてしまうのは困りますが、その可
能性が出てきます。
また、地域主権改革は、広域行政化の推進や道州制の検討も視野に入れています。例えば、
国民健康保険の問題を考えると、今、被保険者にとって一番頭が痛いのは、国保税が高いとい
う問題です。原因は、国が負担金を削減したことにあります。これが広域化になれば国保税が
安くなるのでしょうか。資格証明書は発行されなくなり、全ての被保険者に保険証が配付され
るのでしょうか。我々の心配は逆です。国は負担金をますます削減し、国保税は高くなり、滞
納への取り立てや制裁はますます強化されるのではないか、そのとき住民の声は市町村よりも
届きにくくなることは確実です。地域主権改革は、地域のことは地域に住む住民が責任を持っ
て決められるようにするための改革と言いますが、地域のことは地域に住む住民が負担を含め
て自己責任を持って辛抱するようにするための改革というのが本当の内容ではないでしょうか。
そこで、国が進める地域主権改革は、市民のためにならないのではないか。また、地域主権
改革に今後どのような対応をしていくのか、市長のお考えをお聞かせください。
次に、住民自治の推進=市民の市政への参加の推進について、自治基本条例についてお伺い
いたします。
現在、私の承知しているところでは、全国1,742市区町村中、284市区町村がいわゆ
る自治基本条例などを制定しています。自治体の自立という方向を目指し、自立した自治体運
営のためのルールをつくることや、住民意識の変化などによって自治基本条例が必要になって
いると言われていますが、私はその上に立って住民自治の仕組みを構築するということが一番
の必要性と考えています。地方自治体では、行政主導、行政任せなどの時代から、市民参加、
市民協働の時代へと進みつつあります。本市でも一定の取り組みが行われておりますが、さら
に住民主導へと進んでいくことが真の地方自治・住民自治と思います。
そこで、市政への市民の参加を今後どのように進めていくのか。また、自治基本条例の策定
についてはどのような考えを持っているのかをお聞かせ願います。
次に、森林共生型社会の構築について、森林の再生及び地域の活性化についてお伺いいたし
ます。
本市の第5次総合計画には、「本市の総面積は443.37平方キロメートルと広大で全体
の8割が森林となっています」と述べられ、活力を創造するまちづくり(産業づくり)では、
林業の振興は7つの柱の1つになっていますが、近年の地球規模での温暖化問題への対策や循
環型社会の構築などの重要性が一層認識され、林業が見直されています。本市においては、恵
まれた環境を生かし、森林共生型社会の構築を目指し、森林の再生及び地域の活性化を図るた
め、林業従事者の仕事を確保するためにも、国有林の払い下げや民有林の譲渡などを含め、市
有林を計画的にふやし、森林整備を推進することについてのお考えをまずお伺いいたします。
続いて、熱利用としての木質チップやペレットなどの燃料、それらを利用するストーブやボ
イラー等の生産・流通、木質バイオマス発電所及びその燃料など、産業として確立し、ますま
す発展すると思われます。本市における森林(木質)バイオマスの利用について、どのように
推進していくのか。また、内閣府、総務省、文部科学省、農林水産省、経済産業省、国土交通
省、環境省の7府省が共同で推進しているバイオマス産業都市への応募について、また、国際
的な森林管理協議会が評価・認証するFSC認証制度の取得についてのお考えをお聞かせ願い
まして、1回目の質問といたします。御答弁をよろしくお願いいたします。
◇議長(大竹政雄君) 市長。
〔市長 星野已喜雄君登壇〕
◇市長(星野已喜雄君) ただいまの井之川議員の御質問にお答え申し上げます。
まず、地方分権について、地域主権改革について、国が進める地域主権改革は、市民のため
にならないのではないかについてでありますが、地域主権改革は、平成7年5月の地方分権推
進法の成立を受け、その後の経過を歩み、前民主党政権下の平成22年6月に地域主権戦略大
綱が閣議決定され、平成23年5月、第1次一括法が成立、平成23年8月、第2次一括法が
成立し、地方分権の動きが急激に加速されてまいりました。
それに伴い、本市においても条例の制定や改正などを行い、その対応を図ってきたところで
あります。
地域主権戦略大綱では、「住民に身近な行政は、地方公共団体が自主的かつ総合的に広く担
うようにするとともに、地域住民がみずからの判断と責任において地域の諸課題に取り組む」
としており、これまで以上に基礎自治体の果たす役割が増大してきております。
また、本年6月には、第30次地方制度調査会の答申として、大都市制度の改革及び基礎自
治体の行政サービス提供体制に関する答申が提出されたところでありますので、その動向につ
きましても注視をしてまいりたいと考えております。
次に、地域主権改革に今後どのような対応をしていくのかについてでありますが、国や県か
らの権限移譲などに適切に対応するため、受け入れ体制の整備を図り、住民に一番身近な自治
体として、きめ細やかなサービスの提供と、市民の意向を反映した個性豊かなまちづくりを進
めるとともに、今後の国の動向につきましても注視してまいりたいと考えております。
次に、住民自治の推進=市民の市政への参加の推進について、自治基本条例について、市政
への市民の参加を今後どのように進めていくのかについてでありますが、市政への市民参加の
ための一つとして、平成22年1月に市民活動センターの活動を開始し、住民、地域コミュニ
ティー、NPOなどの市民活動団体の拠点として、市民活動センターぬまたん家を開設いたし
ました。平成25年8月現在、市民活動センターを活用し活動している登録団体は127団体
に及んでおります。市民活動センターの運営委員会は、社会福祉協議会やボランティア団体、
地域づくり団体などの代表者で構成されており、市民活動センター活動の助言などをいただき
ながら検討、協議しております。
また、市民向けの啓発事業として、まちづくり講演会の開催や、市が行っているさまざまな
仕事の内容や専門的な知識を出前し、市民が市政の理解を得る一助として、市民協働によるま
ちづくり出前講座を行い、好評を得ております。今後も市民、行政がみずからの責任を果たし、
地域や市の課題をともに考え、ともに行動して公共を担い合うという考え方に立ったまちづく
りの推進がより一層重要となりますので、市民活動センターを中心とした行政の市民参加を推
進してまいりたいと考えております。
次に、自治基本条例の策定については、どのような考えを持っているのかについてでありま
すが、「沼田市市民協働推進基本方針 みんなで育てよう 協働の森林」を平成19年4月に
作成いたしました。
その中で、協働を促進するための主要施策の中に市民参画システムの整備として、まちづく
り基本条例の整備を図ることが位置づけられております。
自治基本条例は、平成13年に北海道のニセコ町で制定されて以来、平成25年8月現在で
は、全国各地287の市町村で条例制定されておりますが、群馬県内では太田市まちづくり基
本条例、玉村町自治基本条例、みなかみ町まちづくり基本条例が現在、制定されております。
過去の一般質問等においても同様な内容の御質問にお答えをしておりまするとおり、このま
ちづくり基本条例は、地方自治体の道しるべでありますので、当面は市民参加による市民協働
を推し進めていく中で、その実現に向けた研究を継続してまいりたいと考えております。
次に、森林共生型社会の構築について、森林の再生及び地域の活性化について、市有林を計
画的にふやし、森林整備を推進することについてでありますが、市有林につきましては、平成
24年度末において約657ヘクタールを所有しており、昨年度より不用財産分の処分を始め
ていることから、現在のところふやす計画はありません。
なお、現在保有している市有林につきましては、間伐等適正な管理を実施し、森林の持つ公
益的機能の維持を図ってまいりたいと考えております。
次に、森林(木質)バイオマスについてどのように推進していくのかについてでありますが、
現在、資源の循環的・効率的利用を進め、環境に対する負荷の少ない経済社会を築いていくこ
とが緊急の課題となっており、このような社会を築いていくための一つの方法として木質バイ
オマスの利活用が進められております。
県内では、東吾妻町地内において、民間の出資による木質バイオマス発電所が稼働しており
ますが、一口に木質バイオマスといっても、発生する場所や状態が異なることから、それぞれ
の特徴に合った利用を進めることが重要であると認識しております。
特に間伐材等の林地残材の利用拡大を図るためには、森林施業の段階から林地残材を効率的
かつ低コストに収集・運搬できる経済性の確保されたシステムの構築が不可欠であると思われ
ることから、今後、本市に見合った対応について研究してまいりたいと考えております。
次に、バイオマス産業都市への応募についてでありますが、バイオマス産業都市は、昨年関
係7府省が共同で取りまとめたバイオマス事業化戦略において、原材料生産から収集・運搬、
製造・利用までの経済性が確保された一環システムを構築し、バイオマス産業を軸とした環境
に優しく災害に強いまちづくりを目指す地域を関係府省が選定し、連携して事業化への支援を
行っていくものと理解をしております。
本市におきましても、木質、食品廃棄物、家畜排せつ物などのバイオマスを有しており、地
域のバイオマスを利用した産業創出と地域循環型の再生エネルギーの強化を図り、地域の雇用
創出や活性化につなげていくことが重要な課題であると認識をしておりますので、今後、地域
の実情に応じた目指すべき姿、取り組み内容、波及効果などについて研究してまいりたいと考
えております。
次に、FSC認証制度の取得についてでありますが、この認証制度は、独立した第三者機関
が審査・認定する森林認証制度の一つであり、木材産出地域の森林管理を一定の基準に照らし
合わせて評価する制度であると理解をしております。
認証には適切な森林管理が行われている森林であることと、認証を受けた森林からの木材及
び木材製品であることの2種類があり、国際的な認証制度として認められていることから、認
証マークが入った製品を買うことで、消費者は世界の森林保全を間接的に応援できる仕組みと
なっております。
このような認証制度も、林業経営者、木材業者、森林組合等関係機関が一体となって取り組
むべきものであり、林業再生手段の一つとして捉え、今後、本市に見合った対応について研究
をしてまいりたいと考えております。
以上申し上げまして、井之川議員の御質問に対する答弁とさせていただきます。
◇9番(井之川博幸君) 御答弁いただきましたので再質問をさせていただきたいと思います。
今回の質問に対する全体の答弁の感じですけれども、本当におくれているなという感じがし
ました。何といいますか、一つ一つの問題をこれからやりますけれども、何かが進んでいると
いう感じが全くないんです。それを何とか変えていきたいというふうに思いますので質問させ
ていただきたいと思います。
地方分権、地域主権の関係ですけれども、政府は今、いろいろ法律で変えれば、それがおり
てきてそれに対する対応はするというような感じです。ただ動きを注視している、積極的に今
の地域主権改革等に真っ正面から向かって、その内容を市民のために生かせるような方向で努
力していこうという感じは全くありませんでした。これは答弁にあったとおり、地域主権改革、
本当に地域の住民に大きくかかわる重大な問題であります。例えば先ほどの答弁の中にもあり
ましたけれども、国と地方の役割分担ということが言われていて、ここから出発しているよう
な感じなんです。国は外交と防衛、司法など国が本来果たすべき役割に重点化し、内政に関す
る事務は基本的に地方が担うこととすべきであり、このことが国と地方の二重行政解消につな
がるものであるということになってるわけなのです。ですから今まで国がやってきたことが地
方に落ちてくる。市町村には、後でまた出ますけれども、道州制の関係などで都道府県がやっ
ている事務が基礎自治体に落ちてくるわけです。そういう明治維新以来、近代国家になって以
来、最大のいろいろな、合併もありましたけれども合併どころではない、もう国の仕組み自体
が完全に変わるという内容なんです。ですからこれはもう本当に真剣に向かい合って、沼田市
としては市という自治体を守る、市に住んでいる住民の生活を守る、こういう立場で立ち向か
っていかなければならないというふうに思うわけであります。
そういう国と地方の役割分担と今申し上げましたけれども、しかし地方自治法という法律が
ございまして、地方自治の本旨に基づいて制定されています。この地方公共団体というのは、
本市のような団体は、住民の福祉の増進を図ることを基本というふうに定められております。
国はその規定の趣旨を達成するために、国においては国際社会における国家としての存立にか
かわる事務、全国的に統一して定めることが望ましい国民の諸活動もしくは地方自治に関する
基本的な準則に関する事務、または全国的な規模でもしくは全国的な視点に立って行わなけれ
ばならない施策及び事業の実施、その他の国が本来果たすべき役割を重点的に担い、と書いて
あるんですけれども、頭に先ほど言いました全国の規定の趣旨を達成するため、要するに地方
公共団体が住民の福祉の増進を図ることを達成するために、国は事務を行っていかなければな
らないというふうに地方自治法で規定されているわけです。
また、憲法25条では、全て国民は健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有すると。
もちろん御承知だと思いますけれども、国は全ての生活部面について、社会福祉、社会保障及
び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならないということで、国の役割というのははっき
り決められているわけです。憲法にしろ、法律にしろ。それを覆そうと、外交、防衛、司法な
ど以外は大体、国民の生活にかかわる部面は地方自治体に責任を転嫁しようと、こういうよう
な内容の今度の改革なのです。
そういう点で、地方のことは地方に責任があるという言葉の中にこういう危険な内容が含ま
れているということで、本来の地方分権、自治体が求めてきた地方分権や地域主権というもの
と内容は全く違うのではないかというふうに思うのですけれども、市長のお考えをお聞かせ願
いたいと思います。
◇市長(星野已喜雄君) 井之川議員から、今日的な課題の中のこの地域主権改革がまさに大
きく変化しようとしていることの認識をしっかり持てという御指摘をいただいたわけでござい
ますが、この数年来そういったことが論議されてきたという経過がございますので、ひとしく
そういった気持ちは持ち合わせてきたつもりでございます。
ただいまの質問の中で、地方自治の本旨の関係からくる国の責任と、さらに憲法第25条か
ら国のそれぞれの果たす役割等の提言あるいはまた指摘がある中で、今、国が進めていること
はどうも本質的な地域主権改革とは違うのではなかろうかといった御提言であったかというよ
うに受けとめたところでございます。
確かに数年前のあの流れから見たときに、中央から地方へ、画一から分散へというような流
れがございまして、私どももいろいろとそのことについて期待もしてきたところでございます。
議員が言われているように、国のほうが自分たちの果たすべき役割を、言うならば地方に向け
てさせるということが、この地域主権改革というようなことでは間違っているのではないかと
いうようなことについては、全くそういう意味では同じ立場に立つところでございます。と申
しますのは、一応、地方6団体がきちんとあるわけでございまして、そうしたところの立場か
ら、やはり現在言われているようなことについては、きちんとまた逆に建議もしていく必要が
あるのではないかというように思っております。したがいまして、私の立場からいたしますと
群馬県の市長会がございますので、そういったところの脈絡を通して議員が御指摘されている
問題等々について、やはり各関係機関に向かって発信をしていくということが大事なのではな
いかというふうに受けとめているところでございます。
◇9番(井之川博幸君) 御答弁ありがとうございました。
市長は、それでも今までの内容は真摯に受けとめて真剣に考えているというような内容の答
弁でありましたけれども、全国市長会が第二期地方分権改革に関する提言、それとまたそのと
きに漏れたのではないかということで、全国の817地区の全ての市区長に対して、さらなる
基礎自治体への権限移譲及び義務づけ、枠づけの見直しについて調査を行ったと。昨年7月に
それをまとめて提案をしたというふうに昨年7月24日全国市長会のまとめが出ております。
沼田市においては、全市区長に聞いたそうですから、沼田市としてはどのような意見を出し
たのかということを教えていただければありがたいと思います。
(休憩を求める者あり)
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◇議長(大竹政雄君) 休憩いたします。
午前10時27分休憩
─────────────────────────────
午前10時35分再開
◇議長(大竹政雄君) 再開いたします。
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◇市長(星野已喜雄君) 休憩をとらせていただきまして、まことに申しわけございません。
昨年の6月25日付でございますけれども、一応、基礎自治体の権限移譲及び義務づけ、枠
づけの見直しに係る調査の報告及び意見紹介ということでございまして、担当のところで意見
なしとしたという経過がございます。なお、これを見るとほとんど大都市が、いろいろな意味
でここに自治体名が記載されていることから、本県の言うなれば12市の地域は出ておりませ
ん。もちろん町村も出ていないということを申し上げておきたいと思います。
◇9番(井之川博幸君) 平成19年に1回目が出ておりまして、50項目ぐらいいろいろ出
ています。それで、全体として漏れたということで全市に意見を聞いたということであります
けれども、そのときのまちづくり分野ということの1番に、きのう同僚議員の質問等で問題に
なっておりました農地転用許可権限の市への移譲というものがあります。農地転用許可権限を
市に移譲してもらいたいという提案があるわけなんですけれども、これなどは沼田市だって関
係あると思います。簡単になかなか農地転用はできない、どうしてかなんていう話をしていま
したけれども、市で権限を持っていれば市で決定ができるわけでありまして、それがきちんと
移譲ができるかどうかということは今後の問題としても、提案としてそれが出ているわけです。
ですから、大都市圏の問題ばかりではないのです。自分たちの市でいろいろ決めたいことがあ
って、国のほうに認可の申請を出して、これがなかなか決まらないというような問題も過去に
はあると思いますけれども、それを基礎自治体におろしてもらいたいという提案ですから、そ
ういう提案は幾らでもあるというふうに思いますので、全国市長会が出している文書ですから、
ぜひ後で読んでいただきたいというふうに思います。
ただ、この提案文書と地域主権改革の推進ということで、6団体だとか全国市長会も真の分
権型社会の実現を求める決議とかいろいろやって国に出しております。しかし内容を見ると、
さっき市長がおっしゃった大都市圏の関係の意見といいますか、それが主流なんです。ですか
ら本市のような人口5万ぐらいの中山間都市では、関係ないというんじゃなくて、そうなると
困るというようなことも全国市長会の決議とか提案の中に入っているというふうに、私は読ん
でみてそう思いました。
そういう点で、やはり今回の問題で地方分権の地方というのは、地方分権のときは地方とい
うと地方自治体というような範囲を想定できたんですけれども、今度は地域主権、地方じゃな
くて地域主権ということなんです。地域という範囲は何なんだということですけれども、特に
規定がないんです。だから地域というのは基礎自治体の地域、もっと小さい沼田市の何々町な
んていうところも地域と言いますし、大きく言えば東北地方とか北海道とか関東地方だとか、
こういうのも地域という範囲なんです。ですから今回の地域主権の危険性というのは、内容を
見てみるとわかるんですけれども、外交、防衛、司法など以外の内政は地方が担う。ここは地
方と言っているんですけれども、今度は地域が担うですね。全てそういう大きな範囲を想定す
る法律が地域のほうにおりてくると基礎自治体、例えば沼田市に今国がやっている法律が全部
おりてきたってできっこないんです。そうするとどうなるかということですけれども、都道府
県は解散すると。解散していないですけれども都道府県連合とか道州制というものが想定され
ているわけです。道州制まで入れて地域というものが想定されていて、ここにこそ地域主権改
革の本当の狙いがあるんだというふうに思います。その点では、全国町村会はこの危険性をは
っきりと自覚をして、道州制の何が問題かという文書を全国町村会が昨年の11月に出してお
ります。
この中に本当にはっきり書いてあるんですけれども、道州制になれば都道府県がやっていた
事務が基礎自治体に落ちてくると、そういうふうになっているわけです。それで人口5万以下、
1万とか2万とかの町村には絶対にできない事務だということです。そうすると想定されてく
るのはどういうことかというと、大体20万以上から30万以上の中核市、そういう基礎自治
体にまとめなければその事務ができない、そういう想定がされるわけで、全国町村会はその危
険性をはっきり自覚しておりまして、道州制に絶対反対ということを言っているわけです。
そういう点で、今度の地域主権改革は行き着くところはそこだと。そういうことを自覚して、
全国市長会は何十万の市もありますし、本市のように5万ぐらいの市もある。どうしても大き
な市の意見が全国市長会では通るわけです。文書を見るとそういうふうに感じます。そういう
点で本市のような市では、どちらかというと町村会のほうの立場で活動することが望ましいと
いうふうに思うわけですけれども、そのような流れを市長はどのように考えているのか教えて
いただきたいと思います。
◇市長(星野已喜雄君) まず率直な感想として、少しく落ちついて国家であるとか、あるい
はまた都道府県であるとか、市町村の自治運営がなされたほうがいいのではないかなというふ
うに思っております。矢継ぎ早の改革、改革でもって、やや国民もそういう意味では非常にじ
くじたるところがあるのかなと思っております。したがって、もう少しこの現在の状態の中で
落ちついて、そしてお互いにきちんとした意見交換をする中で先を見ていくほうがいいのかな
というふうに思っている一人です。と申しますのは、これはあくまでも私見になるのでありま
すが、ちょうど明治維新もペリーが来航してきて、大体、大日本帝国憲法が確立するまで30
年の月日を費やしております。ちょうどこの節の大きな流れは、宮沢内閣が瓦解をいたしまし
て今がちょうど20年前後かなと思っています。決して明治維新のころと今の時代を照らし合
わせてみるのがいいのか悪いのかということになると、これはもう論議が沸騰するわけですけ
れども、そうしたことを思うときに矢継ぎ早のいろいろな改革論というものが、やってみたけ
れどもこうだったみたいなことも結構あったりして、できれば少々ここで落ちついて物事を捉
まえたほうがいいのかなというのが私の率直な感想です。
議員が、市長会といっても沼田市は中山間地域なので、どちらかといえば町村会のほうに軸
足を置いたほうがいいのではないかというような御指摘でございましたけれども、やはり市長
会というところがある以上、これは市長会のところでもってしか発言権を有しておりませんか
ら、当然そこでいろいろなことを発言していかなければなりません。ただ言えることは、本利
根沼田のように圧倒的に広い面積を持って、そして広域圏の現在1町3カ村の方々との紳士的
な連携が、全国的に見ても比較的順調に推移しているという流れをしっかり捉まえてみたとき
に、やはり利根郡下の町村との関係の連携は、これはもう密にしていかなければ、やはり利根
沼田全体の流れというものは、ややもすれば誤った方向に行ってしまうという気持ちがござい
ます。
したがって議員の言われているような内容については理解をしつつ、しかしその部分のこと
について、やはり市長会で申し上げていかなければならないのかなと思っております。きっと
私と同じような立場にいるのがみどり市の市長だとか、富岡の市長だとか、あるいは安中の市
長だとか、あるいは渋川の市長だとか、そうしたおおむねかつて新6市と言われるところは、
議員が言われているところの部分については、お互いに話し合ったことはありませんけれども、
心の奥底ではいろいろとじくじたるところがあるのではないかなというふうな推理が働いてい
るところでございます。
◇9番(井之川博幸君) 市長の御答弁の中に出てきました県内の同程度の市は、同じような
危惧を持っているというふうに私も考えます。先日、全県議員研修のときに安中市長が御挨拶
をしてくれましたけれども、今の国の派遣法の改悪、若い労働者をワーキングプアに追い込ん
でいる派遣法、これを直さないとやっぱり少子高齢化も改善していかない。若い人は結婚もで
きないというように国の派遣法改悪に反対の意見をはっきりと述べていましたけれども、ああ
こういう市長もいるんだなというふうに思いました。ですから、今回の問題も同程度の5万程
度の市は結束して、市長会の中でもやはりそういう立場に立った意見をどんどん出していただ
いて、今の市長会の流れで行きますともうどんどん進めろということですから、これはやっぱ
り変えていく必要があるのではないかというように思います。
また、落ちついてということも市長の答弁の中にあったのですけれども、落ちついていられ
ないんです。昨年の9月5日に自民党道州制推進本部総会というところで、道州制基本法案を
了承しているんです。もう国会に出す予定なんです。これは既に公明党とのすり合わせ作業も
済んでいるということで、来年か再来年あたりにこの道州制基本法案というものが国会に出る
んです。ですから全国市長会は一生懸命になっているわけです。だから落ちついていられる状
態ではないというのが。
道州制になれば、さっきの私が言ったようなこと、町村会で心配しているようなこと、沼田
市も利根沼田市になれるかなんていうとなれないんです。前橋市に併合されるか、北毛と一緒
になって、そうすると渋川に市役所ができちゃうんじゃないかなんていうくらいの、20万以
上の市にならないと県から落ちてくる事務がみんなできないというような状況が考えられるわ
けで、そういう危険性があるということです。それがスピードを持って進められているという
ことですから、それに対応したことをしていかなければならないというふうに思います。
また、ちょっと話が変わりますけれども、権限移譲の問題も財政がついてこなければ市の持
ち出しになるわけです。出先機関の廃止ということも言われていますね。本市にも下町に労働
基準監督署というものがありますけれども、ああいうものを廃止しちゃうということです。労
働基準監督署を沼田市がやれといってもこれは無理だと思うんです。もう全国的な問題ですか
ら。全国展開している大企業等も相手にしているわけですから、市ではとても扱えないという
ふうに思いますけれども、そういうところを廃止して地方に事務をおろすということも計画さ
れている。
後期高齢者医療もそうですけれども、国保もこれから広域化になる。地域のことは地域住民
が決めるなんていうんじゃなくて広域化になっちゃうんです。国保が広域化になれば、沼田市
にいろいろ意見を言えた市民が、今度は群馬が広域になりますから、そこへ意見を上げなくて
はならない。議会も直接選挙をされた議会もないですから意見が上がっていかないわけです。
住民の声が届きにくくなるということです。だから今やられていることを地域主権という言葉
とは相入れないような内容がやられてるということで、道州制が最後の行き着く先というよう
なことと、今やられていることも住民の意見が届かないような状況もどんどん出てくるという
ようなことですから、こういう内容の地域主権には断固反対という立場でやる必要があると思
うのですけれども、最後にそのことについてお考えをお聞かせ願いたいと思います。
◇市長(星野已喜雄君) 私が先ほど少しく落ちついてと申し上げたのは、やはり目の前が、
例えば今までも郵政の問題があったり、例えば具体的なことをいうと大宮のほうにある関東の
国交省の出先機関のことなんかがあったり、いろんなことが出てきて、その都度、市町村民あ
るいは県民の方々にいろいろな経過がありました。全体の流れの中で、私どもは改革というこ
とより改良でやってきたし、またやりたいというようなことを言っているのも、やはりやって
みてだめだからまたというふうなことがあったりして、非常にいろいろとそういう方向に流れ
ても結局、後でいろいろと。これは議員の御質問とうまく整合できるかどうかわからないので
すけれども、選挙制度の改革なんかもまさにそういったところがあったのかなというふうに思
っているんです。
そうしたことから、もう少し落ちついて物事を考えるということが大事なのかなというふう
に申し上げたわけであります。そういった中で、今の国家の動きがかなり早いテンポで動いて
いるぞという御指摘でございまして、これについては私どももいろいろな方面にアンテナを張
って、情勢あるいは状況分析をしていかなければならないというように考えております。
地域主権改革についての賛成、反対の関係について、いろいろと私自身の考え方についての
御質問があったんですが、ざっくばらんに言ってストレートの地域主権改革ということを見た
ときに、やはりもう少し落ちついて物事ができないのかということが率直な感想です。したが
いまして全体を冷静に考えてみたときに、文言のよしあしではなくて、しかるべき場面場面で
は私どもも随分、国の動向については異論を唱えてきた経過がございましたし、またそういっ
たことでもっていろいろなところの部分について対応も図ってきた経過もございます。したが
いまして私の現在の心境は、余り矢継ぎ早の動きに付和雷同して振り回されないように、落ち
ついた冷静な判断を市民とともに展開していくということが大事なのかなというふうに思って
おりまして、そういう意味では地域住民の方々が不利益をこうむるようなことがあれば、これ
は地元の市長の立場からきちんとしかるべきところに物を言っていかなければいけないと思い
まするし、先ほど来の話のとおり大体この12市の中でも新6市と言われるところの方々は、
そんなに私と考え方がそごを来すことはないと思っておりますので、そういう場面を通して物
を申し上げてまいりたいと考えております。
◇9番(井之川博幸君) わかりました。
それで、平成の合併で利根村が沼田市と一緒になって利根町になっておりますけれども、や
っぱり人口がどんどん減っています。限界集落もどんどん出てきている。中心から離れた周辺
地域はそういうふうになるわけです。ですから今度の道州制によって、もし北毛と利根沼田が
一緒になるとか、利根沼田が前橋に併合されるというようなことになれば、ここは中心から離
れたところになるわけで、そういう同じ目に遭うということですから、そういうふうにならな
いようにぜひ努力をしていただきたいというふうに思います。
次に移りたいと思います。
自治基本条例につきまして、これも今、協働のお話がありました。市民協働から一歩進んで
住民自治、住民が主人公というような地域にしていく、自治体にしていくということが大事で
はないかなという観点でお伺いをしたわけです。ぬまたん家のお話がありましたけれども、市
民の趣味の活動とかサークル活動とかに行政が支援をするという色合いが強いです。それより
も今、市民が市政の計画段階から参加するという状況に近いのが各種の審議会、都市計画とか
環境問題とかスポーツ審議会とか、市長の諮問に応えて審議するという内容が多いんですけれ
ども、限られた範囲ですけれども計画段階から市民が参加できる。それから、各地域から市長
や議会へ出てくる陳情です。また市長への意見箱というものもあります。市民が市政に参加し
ようという意識の一つだと思いますけれども、基本計画段階でのパブリックコメントというも
のも時々行われております。しかしまだ行政が方針や計画を決めて事業を進めようとしている
ときとか、事業が決まったときとか、そういうときに対して意見を出せるというような段階だ
と思うのです。これからはもう一歩進めて、全ての行政の計画段階で住民が参加をして一緒に
なって計画をつくっていく。そういうところまで住民参加を進めていく必要があるのではない
かというふうに考えますけれども、市長のお考えをもう一度お願いしたいと思います。
◇市長(星野已喜雄君) ただいまの質問でございますが、やはり先ほど来、議員もきちんと
御意見並びに御質問の中に述べられているとおり、議員の方が選良で選ばれてきているという、
言うなれば本議場が最高決定機関になっております。したがって議員の方々の存在なくしては
物事を前に進めることはできません。そうした中で地域住民の方々の御意見を拝聴する場面の
設営というものは、大変重要なまちづくり上のポイントになってくることは私もよく承知をし
ております。そうした中でどうしてもそこの部分と、それから議会との関係からくるころ合い
と言ったら大変失礼になるわけでありますけれども、やはり議会の存在が何といっても最高決
定機関でありますので、ここのところをしっかりと押さまえておかないと、ややもすると間違
った方向に行ってしまうのではないかというところについては、非常に慎重に取り扱う必要が
あるのではないかというふうに思っております。
ただ、繰り返し申し上げたいと思うのですけれども、地域住民の方々がどんな考え方を持っ
ておられるのかということ等について、いろいろとそうした意味の意見をきちんと、吸い上げ
るという言葉がちょっと余りよろしくないんですが、意見を伺うようなことについては、やは
りきちんと捉まえていく必要があるのではないかというふうに思っております。
そうしたことから今後、議員が提案している自治基本条例、これをどのようにしていったら
いいかということは、やっぱりしっかりと捉まえていく必要があるのではないかと。この数年
前、ニセコ町の逢坂さん等が先駆的な役割を果たして、本県でも太田市の清水さん、あるいは
またみなかみ、当時は鈴木さんの時代だったと思うのですけれども、そうしたことができてき
たという流れがございます。その後、本県でも高崎などでいろいろな動きがあって、私もよく
承知している大学の先生なども非常にかかわっていたのですが、ここへきてちょっと一歩立ち
どまっているような感もしております。しかし御提言の趣旨はよくわかりますので、今後きち
んとした検討を加えていかなければいけないなと、こんなふうに考えております。
◇9番(井之川博幸君) なぜ基本条例とかまちづくり条例というものが必要になってきてい
るかということですけれども、やっぱり時代の流れで、例えばごみのリサイクルをやろうとい
うふうに思いますと、前提となるごみの分別は住民の協力なくしてはできないんです。住民参
加がないとできない。第2には、こういう時代で自治体の財政の制約が大きくなってきている
わけです。制約がかなり厳しい。第3には、そういう参加したいという市民とかNPOとかN
GOという組織が、実際に生まれていろいろな活動をしているわけです。ですからその流れは
とめられないと思うんです。これはどんどん進んでいくというふうに思います。
そのときにルールづくりが必要なんです。やはりそのルールづくりということでこの自治基
本条例、まちづくり条例というものがあると思うのです。だからこれはもうつくらなければな
らないような時代になっているというふうに思いますし、先ほど議会のことが市長から言われ
ましたけれども、市民参加は当局が議会に提案するまでのものに対して市民参加で練られて出
てくるということです。最後に当局が提案したものに対して、最終的な決断を下すのは議会で
す。その権限というのは議会にあって、何も議会を飛び越えて住民がいろいろ決めるというこ
とではなくて、当局が提案してくるまでの中で市民がどんどん参画するという仕組みが必要な
のではないかということです。
また、議会でも全ての住民の意見や立場を理解してできるわけではありませんから、時々、
賛否が分かれたりいたします。そういう点で最終的に基本条例の中には、大きな問題の場合に
は住民投票条例等が制定されているというようなことで、何か大きな問題で市が割れている、
町が割れているというときには、最終的に住民投票で決められるというような民主主義の最終
的な手段といいますか、こういうことも決められております。そういう点でやはり時代の流れ
の中で、市民のほうの状況も自治体の状況もどんどん変わっているわけですから、やはりつく
っていくということで、先進地の内容を考えればいいというようなことでなくて、じっくりこ
こは時間をかけてつくる必要があるので、初動を早くしていただきたい。やるぞということを
市のほうで早く決めていただきたいというふうに思うんですけれども、つくるためには市民に
よく理解をしてもらうということですから時間がかかると思うんです。そういう点でじっくり
時間をかけていい条例をつくっていくということで、市としては早目につくるぞという方向を
決めていただきたいというふうに思うのですけれども、もう一度お考えをお聞かせ願いたいと
思います。
◇市長(星野已喜雄君) この問題は、非常に重要な、しかも言葉を選ばざるを得なくなっち
ゃうわけなんです。というのは、議員はきちんと議会の持っている尊厳、あるいは行政の果た
す役割を御自身で分析されて、そして御説明が今なされたわけでございますけれども、それに
ついては私もまた異論を唱える立場でもありませんし、そういった流れになるかと思っており
ます。
ただ、やはりいろいろと平等性とか公正性とかということが当然、もうこれを構築していく
のには基本的なところとしてないとまずいという状況になろうかと思います。そうしたときに、
やはり沼田市のように非常に広い面積で散在をしている各地域コミュニティー、こういったと
ころがあったりして、そうしたところをいかに集約した形の中でこれを取りまとめていくのか。
例えば、いみじくも議員が民間セクターのNPO等の流れがあって、そうした動きはとめられ
ないんですよというお話がありました。これも全く時代の背景として否定するものではありま
せん。しかしながら本市のように、例えば村部のように五人組と称される地域の互助会的なと
ころでいろいろなお葬式などがあったりすると、地域がまとまって隣近所に何かあったらそれ
をいろいろと応援し合ったりするという、そういうことの強いところという存在は今物すごく、
災害等が発生するとそこのところこそまさに重要な場所なんだということが、ここにきてやっ
ぱり学者の先生等でも論議されるようになってまいりました。
したがって、そういったいろんなことの整合性を考えたときに、今までのように民間セクタ
ーと言われる先駆的な役割の方々だけに軸足を置くと、これはちょっとやっぱり、後々やはり
何か問題が招来するのではないかと。やはりそういった日本の伝統的な地域コミュニティー、
五人組的なところの存在というのもやはりこれは無視できないこととしてありまして、特に私
どものような市は中山間地域の典型的なところでありますからして、どうしても村部のほうで
はそうしたところの力があります。そんなことの整合性を捉まえていったときに、やはり今私
どもが先々に向かってどのような形であろうかということを考えたときに、いま少々やはり検
討を加えていく必要があるのかなというふうに思っております。しかし、こうした動きという
のが全国的な動きであることは私もよく承知しておりますので、今後ともまたいろいろと御示
唆をいただければありがたいと考えております。
◇9番(井之川博幸君) 市長、市長が言ったとおりなんです。だからこのルールづくりが必
要だと私は言っているんです。NPOとかそういうところはどんどん活動を活発にして参加し
てくるわけです。だけどそこにルールがないと、そういうところに市政が動かされちゃう可能
性もあるわけです。だからルールをきちんとつくったらいい、つくる必要があるということで、
それが自治基本条例であって、全ての市民が市政に参加できるようなルールづくりです。もう
先進のところがどんどん動かしていく。そういう自治体のところも私は視察に行ったことがあ
りますけれども、それはそれでいいんですけれども、確かにそういう問題が起きるということ
ですから、そのルールをつくるという点で自治基本条例とかまちづくり条例をつくると、こう
いう立場でつくればいいんだと思います。そういうことでお願いをしたいと思います。ですか
ら早くつくらないと問題がどんどん大きくなるかなというふうに思っているわけです。
そういうお願いをして次に進みたいと思います。
森林共生型社会の関係です。森林を計画的にふやすということで、これは実施している自治
体があります。要するに森林共生社会をつくろうというように思わないと確かにこういうふう
にはならないんですけれども、これからの沼田市が生きる道はこういう森林共生型社会しかな
いというふうに私は思っています。
財産が周りにいっぱいあるわけです。これを生かして産業を興し、市民が安心して暮らせる
地域をつくっていくということではこの道。ほかの道もあります。この道を通る、この道を進
むこと以外にないというふうに、これを除いていろんなことをしてもだめだというふうに思い
ます。そういう点でお聞きしますが、国産材の自給率が6年連続上昇しています。もう外材と
値段も変わらないんです。1992年ごろから差がなくなっていると聞いております。戦後に
植林した人工林資源が利用可能な段階になって、国もそういう方向で2020年には50%の
木材自給率を目指すという計画を立てて推進しています。
でもこの木材産業が弱体化しているんです。これを立て直さなければならないので、川上で
は森林整備の仕事をふやして林業従事者をふやしていく。川下では製材、木材加工業者を育成
する。ここに力を入れる必要があるんだと思いますけれども、市長のお考えをお聞かせ願いた
いと思います。
◇市長(星野已喜雄君) いろいろな私自身の経過を見たときには、議員が言われているよう
な立場とはやはり同じ立場に多々立ってきたという流れがございます。したがいましてそうい
う意味では、先人の方が本市の森林文化都市という立派な哲学を市民の方々に残していただき
ました。そうしたいろいろな経過から考えても、ただいま御提言をいただいているということ
はまことにもって至極当然のことかなというふうに思って受けとめさせていただきました。ど
うぞよろしくお願いします。
◇9番(井之川博幸君) バイオマスの関係で、木質ペレットは前にも言いましたけれども、
もともと沼田市の製材加工業者が開発したんです。ほかでも開発したと思いますけれども、沼
田でも立派に開発をされていました。支援さえしていけば産業となり得るというふうに思いま
す。再び取り組む必要があるのではないかというふうに思います。それが1点。
また、バイオマス産業都市への応募とかFSC認証制度の取得などは、市長が今言いました
森林文化都市宣言を継承して水と緑の大地、田園空間都市を目指す本市にふさわしい資格だと
いうふうに思いますので、ぜひ研究とか言わないで、もう検討の段階でどんどん推し進めてほ
しいというふうに思いますので、最後にその点についてお伺いして一般質問を終わりたいと思
います。
◇市長(星野已喜雄君) FSCのこともバイオマスのことも木質ペレットのことも、いろい
ろと御意見を承ったわけでございます。その趣旨を踏まえながら今後の対応に処してまいりた
いと考えております。
◇議長(大竹政雄君) 以上で一般質問を終了いたします。
──────────────◇──────────────
第2 議案第69号 平成25年度沼田市一般会計補正予算(第3号)から
議案第75号 平成25年度沼田市水道事業会計補正予算(第1号)まで
以上7件一括上程
◇議長(大竹政雄君) 日程第2、議案第69号 平成25年度沼田市一般会計補正予算(第
3号)から日程第8、議案第75号 平成25年度沼田市水道事業会計補正予算(第1号)ま
での以上7件を一括議題といたします。
これより質疑に入ります。
なお、質疑は1件ごとに願います。
まず、議案第69号 平成25年度沼田市一般会計補正予算(第3号)について願います。
なお、議案第69号は、歳出より各款ごとに願います。
まず、第1款 議会費について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 次に、第2款 総務費について願います。9番。
◇9番(井之川博幸君) まず、総務管理費、一般管理費の職員人件費についてお伺いをした
いと思いますが、今回、職員人件費、この総務管理費の中にはプラスで出ておりますけれども、
この中にも6月の職員の給料を削減した条例一部改正の関係でマイナスの分が入っているとい
うふうに思いますが、その点を確認させていただきたいと思います。
また、総務ですからお伺いしますが、今回の補正予算の関係で職員の人件費は全て条例に沿
って減額がされているということを確認させていただきたいと思いますが、よろしくお願いを
したいと思います。
また、その一般管理費の中のLED防犯灯推進事業についてお伺いをいたしますが、今回は
1億5,317万円という補正でありまして、当初は1,000万円で5年ぐらいかけてとい
うような感じのLED推進事業だったわけですけれども、今回この補正の金額を見ますと、全
ての防犯灯をかえるのかなというふうに思いますが、内容的に教えていただきたいというふう
に思います。
それから、その下の7目の財産管理費、庁舎整備基金事業5,000万円ということですけ
れども、これについて、これは当初で5,000万円を積んでいると思いますが、補正でまた
5,000万円と。財源はどこから出ているのかということと、総合計画では年間5,000
万円という計画だったと思うのですが、前年度も1億円、今回もこれで合計すると1億円とい
うふうになるわけなんですけれども、その辺の関連について、なぜ総合計画よりも多く積んで
いるのかということについて理由をお伺いしたいと思います。以上です。
◇総務部長(飯田敏夫君) それでは3点にわたっておりますけれども、まず給与関係につい
てでございます。これにつきましてはさきの6月議会で削減の条例を提案させていただきまし
たが、そうした削減も含んでおるところでございます。なお、2款の総務費のところの一般職
員給与のところだけ特に多くなっておりますが、これは総務費のところで前年の退職予定者等
一括して算入としているというようなことで御理解をいただければと思います。
続きまして、LEDの関係についてでございます。これは議員御指摘のように、当初1,0
00万円計上していたところではございますが、国の元気臨時交付金を活用いたしまして、市
内約四千数百灯の防犯灯を全てLED化するために予算計上をさせていただいたものでござい
ます。
続きまして、庁舎整備基金でございます。これにつきましても昨年も当初に5,000万円、
9月補正で5,000万円、本年度につきましても当初で5,000万円、今回また5,00
0万円の計上をさせていただいたところでございます。これにつきましてはさきの一般質問で
も答弁させていただいておりますけれども、合併特例債等を活用するとしても一般財源は最低
限必要な部分がございます。そうしたために積み立てているものでございますので御理解をい
ただきたいと思います。以上です。
◇9番(井之川博幸君) それでは、職員人件費の関係ですけれども、わかりました。
それで、総務ですから全体を把握しているというふうに思うのでお伺いをしたいんですけれ
ども、今回の影響額といいますか、職員に対する影響額の全体がわかれば教えてもらいたいと
いうふうに思います。
それから、LED防犯灯推進事業ですけれども、これは四千数百灯を全部かえるというのは
わかりました。それで方法はどういう方法をとるのかということをお伺いしたいんですけれど
も。どこかに一括して委託をしてしまうのか、それともそれぞれ市内の業者等々、地域別にお
願いするのか。そういう方法、その辺をお伺いしたいというふうに思います。
それから、庁舎整備基金事業の関係ですけれども、先ほどの御答弁まではわかりましたが、
さっきちょっと聞きましたけれども、昨年のたしか当初予算のときの5,000万円を積むと
きの質疑の中で、総合計画の中で5,000万円ずつ積んでいくと。後期分ですから今後5年
間で2億5,000万円になるという答弁をしているわけです。ですから、それがどうして1
億円になったのかという理由を聞きたいわけなんです。何か庁舎の建てかえが近いうちに計画
があってふやしているのかどうか、そういうような内容をちょっと聞きたいわけなのでお願い
したいと思います。
◇総務部長(飯田敏夫君) それでは、再質疑にお答えさせていただきます。
給与の関係でございますが、職員給与について、総体で一般職員については約9,000万
円余りというようなことでございますが、そのうち保険掛け金等を差し引いて実質の額として
約六千数百万円というようなことでございます。なお、先ほど私の1回目の答弁の中で、若干
不足した部分がありますので加えさせていただきますと、今回のは人事異動を絡めての分でご
ざいますので、それも含めての御理解をお願いしたいと思います。
次に、LEDの防犯灯の関係でございます。これは基本的にはこの補正をもって市内の業者
等に発注をする計画でありますが、市内全灯が約四千数百灯ということで膨大な数になります。
そういうこともございますので、地域別等々を含めてさらに発注のあり方については今後、詰
めていきたいと考えているところでございます。
続きまして、庁舎整備基金の関係でございます。総合計画との整合性ということでございま
すが、先ほど来申し上げておりますとおり、一般財源も庁舎整備基金として活用しなければな
らないということでございますので、十分それにたえ得るために前年度の剰余金等をにらみな
がら今回、計上をさせていただいております。計画との整合性については、やはり今後庁舎の
類似の施設等も見ますと、ある程度の一般財源も確保が必要だと。さきの一般質問でお答え申
し上げましたように、合併特例債を使っても実質33.5%の一般財源が必要になります。そ
ういったこと等を踏まえて計上させていただいておりますので御理解を賜りたいと思います。
以上です。
◇9番(井之川博幸君) 人件費の関係は、説明はわかったんですけれども、さきに言った影
響額の六千数百万円というのは、条例を変えて10月から来年3月までの職員の削減額の合計
というふうに理解していいのか、人事異動もこれに含まれているのか、それを確認したいんで
すけれども。削減分だけでこれだけあるという理解でいいのかどうか確認をさせてください。
それから、LEDの関係はわかりました。これから検討する部分もあるということでありま
すが、やはり地元に還元ということで地元の地域業者に仕事を発注するという方向が必要なの
ではないかというふうに思いますが、その点についてのお考えを聞かせていただきたいと思い
ます。
それから庁舎整備基金事業の関係ですけれども、言っていることはわかるんですけれども、
特例債を使っても33.5%が必要だというから積んでおくんだということですけれども、要
するに庁舎の建てかえですね、整備をするための基金ですから。では整備はいつするんだとい
うことなんです。どこに目標を置いて積んでいるんだということで、その点を聞きたいわけな
んです。いつごろ整備をするという計画があって、総合計画よりも倍も積んでいると。急いで
いるのは、ふやしているのはどういうことなのか。建てかえが近いんですかということを聞き
たいわけなんです。その点をぜひお答え願いたいと思います。以上です。
◇総務部長(飯田敏夫君) 再質問にお答え申し上げます。
給与の関係につきましては、さきに申し上げましたように職員であっては4%、7%、9%
等のそうしたことに基づきまして今回、補正をしておりますが、全体的にはそれぞれの1款か
ら10款等々、人事異動もございましたので、そうしたものも含めましての内容となっている
ところでありますので御理解をいただきたいと思います。
それから、LEDの関係につきまして、市内業者ということで先ほども答弁をさせていただ
きましたが、そのような対応を考えているところでございますので、御理解をお願いしたいと
思います。
それから、庁舎整備の関係で時期ということでございますが、現時点でいつという明確なこ
とは申し上げられませんが、やはり先ほど来申し上げておりますように、一定程度の一般財源
の確保が必要であるというような判断から計上させていただいているところでございますので、
御理解をお願いしたいと思います。以上です。
◇議長(大竹政雄君) ほかに。8番。
◇8番(高柳勝巳君) 17ページ、2款1項7目財産管理費、庁舎整備基金積立金について
お伺いしたいと思います。
今回の補正予算の概要は初日にお伺いしましたけれども、政府による地方公務員の人件費の
削減対応と地域の元気臨時交付金による防犯灯のLED化などがその主なものだろうというふ
うに私は認識をしております。一般財源が人件費として大盤に削減される中で、年度途中で庁
舎整備基金へ5,000万円もの計上、昨年もそうだったというふうに今御答弁いただきまし
たけれども、何か未実施の事業でもなければこういう状況下で将来へ備えるお金という形で出
すというのは、やはり釈然としないです。一般財源の基金計上がどのような形で計上されたの
か。そのプロセスや方法、それから何か未実施となったものがあるのであれば、その未実施と
なった事業をお伺いしたいと思います。
◇総務部長(飯田敏夫君) 今補正につきましては、議員御指摘のようにまちづくり元気交付
金、それから地方交付税の普通交付税が決定された等の柱がございます。そうした中で、今補
正の中にも介護の関係あるいは障害者事業の関係等、市民サービスの事業も踏まえまして全体
的な調整をさせていただいて、先ほど来申し上げておりますように庁舎整備基金もそうした総
合的判断の中で計上させていただいたところでございますので、御理解をいただきたいと思い
ます。以上です。
◇8番(高柳勝巳君) 例えば障害者の補正なんかも入っていますよ、それから橋りょうも実
質財源からふえていますよ、そういう御答弁だったというふうに思います。それで最後に総合
的に判断をした。だから総合的に判断をしたプロセス、内容をお伺いしたいというふうに伝え
たので、例えば、何月何日にこの補正予算に対してこういうふうにしましょうねという会合等
があったのか、ないのかということをお伺いしたかったわけです。財政主導ですから当初から
部長がおっしゃるとおり、庁舎の基金事業について加速をさせていきたいというのは財政課と
すれば当然、第一義に考えるでしょう。
ではほかの部や課は、本年度はそういった思いはないのか。もうこの時点では全くほかの事
業ができるような、人件費も削っているんだから、私のところはやっぱり我慢しましょうとい
うのが普通だと思うんです。それをまた一般家庭に例えて言わせてもらえば、財布を握ってい
るお母さんが、息子が大学へ行くのをあきらめたから、これは将来の定期貯金に積みます。こ
れは大義名分が立つけれども、ほかのお父さんだってワイシャツを買いたいとか、学用品を買
いたいという意見はどこかで反映されたんですかということをお伺いしたいし、そういう説明
をしなければ市債も5,000万円立てているわけです、目的は違いますけれども。市債も5,
000万円立てて、それで定期貯金に5,000万円積むんですよね。お金が来る順番はそれ
ぞれ違うし種目も違うのでそうなっていますけれども、この計算書だけ見れば借金して違うと
ころに積んでいるんですというふうにもとれるわけです。そういったところをもう少し説明し
ていただけないかという意味なんです。
◇総務部長(飯田敏夫君) 再質疑にお答え申し上げます。
先ほど来申し上げておりますけれども、9月補正に関しましては当然、全庁的に補正の必要
性を各課に周知し、そして各課からの要望等を調整して、最終的には市長査定というような段
階を踏んで今議会に提案を申し上げているところでございます。そうした過程の中で、特に今
回先ほど来申し上げていますように、地方交付税等が予算上申し上げますと数億円というよう
な形でさらに増額補正ができたというようなこと等、さらに24年度の剰余金の処分の関係等
々から総合的に判断をし、計上させていただいたものでございますので、御理解をいただきた
いと存じます。以上です。
◇8番(高柳勝巳君) 当然、全庁的な意見集約をしてこのように最終的には市長が判断した
という御答弁だったというふうに思っています。先ほど同僚議員も質疑しましたけれども、5,
000万円ずつ5年と言っていたのを、倍額積んでいくんだからスピードアップしましょうと
いう神経が働いたわけですね。それで今年度は去年も5,000万円ずつ2回、1億円積みま
したというけれども、今年度は先ほども言いましたとおり国の不当介入によって9,600万
円の人件費が減額されるということがあった特別な年なわけです。それで条例改正までして我
々は苦渋の選択をした年です。そのお金が、財源が何とかなるのであれば、やっぱりそこに振
り向けるべきだったのではないかという話だって出てもおかしくない。
それからこの新年度、皆さんには大変耳の痛い話かもしれませんけれども、5,000万円
のグリーンベルテナント出店事業費補助金、これが5,000万円予備費に回っています。財
源振替がありませんから、それも5,000万円そのまま予備費に計上されているわけです。
この基金5,000万円とテナント出店の事業費補助金の5,000万円を足せば9,600
万円を上回っちゃうわけです。真剣に議論して振り分けをそちらに変えようといえば条例改正
しなくても済んだわけです。そういう年にあるにもかかわらず不自然じゃないですか、もう少
し意見調整したことを丁寧に説明してくれませんか、市民の皆さんにも説明していただけませ
んか、こういう意味なんですけれども、最後にそれをお伺いしたいと思います。
◇総務部長(飯田敏夫君) 再質疑にお答え申し上げます。
庁舎整備につきましては、一般質問でも市長からお答え申し上げたところでございますが、
市役所本庁舎につきましては来庁される市民の方や職員等の安全確保、さらに震災が起きた場
合には防災拠点としての役割を果たす施設でもございます。耐震性が低い施設であるというよ
うなこと等、この状況を改善することは大変重要な課題であると認識をしているところでござ
います。今後、庁舎の整備につきましては検討していくことになりますが、そのための準備と
しての整備資金を積み立てるということは市民の安全・安心を確保する上でも重要であり、広
い意味での市民サービスの拡充につながるものであると考えております。今般の職員給与の削
減につきましては、こういったことも比較検討した上での決定であるということでございます
ので、ぜひ御理解を賜りたいと存じます。以上です。
◇議長(大竹政雄君) ほかに。10番。
◇10番(大東宣之君) LED防犯灯推進事業についてお聞かせいただきたいと思います。
先ほどの質疑の中で四千数百灯、全て取りかえるということですが、今回の予算計上は市が
設置をしている防犯灯をLED化するということで理解をしてよろしいのかどうか。例えば、
地域の中では商店街だとか、その地域によって独自に設置している防犯灯等々があるわけです
が、そういったものについての対応はどのように検討されてきたのかお聞かせをいただきたい
と思います。
それと、既に地域で独自にこの防犯灯をLED化したようなところがあるのかないのか、お
聞かせいただければと思います。
◇総務部長(飯田敏夫君) 御答弁申し上げます。
地域にございます防犯灯を今回対象としているところでございまして、商店街等で管理をし
ているものは含まれておりません。また、既に地域で独自にLED化したかという部分につき
ましては、私自身は承知をしておりませんので、必要がございますので再度調べさせていただ
いて、後ほど御報告申し上げたいと存じます。以上です。
◇10番(大東宣之君) 今回は市が設置をしている防犯灯で対応していきたいということで、
それはそれで結構だと思うのですが、その町、町内等で既にLED化をしたようなところがあ
れば、その補助とかをしていくようなお考えがあるのかどうかお聞かせいただければと思いま
す。
それから、予算は単年度主義ですので、これはもうこの年度内に四千数百灯全てでLED化
が完了するということで理解をしてよろしいかどうか、お聞かせいただければと思います。
◇総務部長(飯田敏夫君) 再質疑にお答え申し上げます。
補助金の関係につきましては、先ほど私のほうで答弁させいただきましたように、再度内容
を確認させていただいて、必要に応じてまた検討を加えて対応していきたいと思います。
それから、この四千数百灯で全てかということでございますが、毎年、新設の灯も出てきま
す。例えば平成25年度、今年度も既に区長さんから新設として必要な箇所が60数カ所上が
ってきておりまして、これについては現在もう既に起工の段階に来ているところでございます。
したがいまして、今後につきましても新設等の防犯灯についてはできる限りの対応を考えてい
るところでございます。以上です。
◇10番(大東宣之君) 既に独自に取りかえたところがあるかどうかについては、今後調べ
ていきたいということですので、それで結構です。
それで、私が聞いたのは四千数百灯ですから、今からいけばあと今年度は半年ですから、こ
の半年間で事業が完了するのかどうかということについてお聞かせいただければと思います。
それと、今年度こういう形で補正予算で全てLED化をしていくということは、新年度以降
に設置をする防犯灯についても全てもうLED化をしていくんだよということで理解してよろ
しいかどうか、最後にお聞かせいただければと思います。
◇総務部長(飯田敏夫君) 再質疑にお答え申し上げます。
四千数百灯をこれから年度内に完成するかということでございますので、基本的には残り約
半年の中でということになります。したがいまして、地域を区割りするなどいろいろな方策も
考えてはおりますけれども、これが全て年度内に終結するかどうか、これにつきましては再度
検討を加える中で、できる限り年度内で完成するように対応することで詰めてはいきたいと思
っています。しかし、沼田の事情という部分もございます。特に冬季に入ります。そうしたこ
とも踏まえますと、場合によっては年度をまたがる可能性もございます。そうしたことが想定
される場合は、またその事業の内容について変更等といいますか、2年度にわたって設置をす
ることもあり得るということで御理解をいただきたいと思います。
それから、今後の分につきましては先ほども答弁させていただきましたが、予算を伴うもの
でございます。したがいまして、できる限りLED化に向けて始めた事業でございますので、
そうしたことが対応できるように、今後もさらに検討を加えさせていただきたいと思っており
ます。以上です。
◇議長(大竹政雄君) ほかに。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 次に、第3款 民生費について願います。7番。
◇7番(石井紘一君) 23ページの3目母子生活支援施設費のうちの工事請負費、これは多
分、解体工事の関係だと思いますけれども、解体した後の利用方法について、また面積とその
場所は市有地なのか、その3点についてお伺いします。
◇健康福祉部長(村沢博行君) 御質疑にお答え申し上げます。
まず、この解体工事につきましては、今、議員が言われたとおり母子支援施設でありますハ
イツぬまたの条例の廃止がございましたので、建物の解体に伴う工事費を計上してございます。
それから、現在の建物の面積でありますけれども、床面積で873平米でございます。
それから、今後の利用でございますけれども、委員会の中でもいろいろ質疑がございまして
意見もございました。隣にぬまた東保育園が隣接しておりますので、それらの園庭というよう
なことも考えたらどうかというような御意見もございました。いずれにいたしましても、そう
いったことも含めて今後、総合的に検討してまいりたいというふうに考えております。
敷地につきましては沼田市の敷地でございます。以上でございます。
◇7番(石井紘一君) わかりました。ただしこれからの利用方法については、先ほど部長の
ほうから答弁のありました東保育園があります。そういった関係でうまく利用できればあそこ
も大分環境がよいですから、今の面でひとつ検討してもらって有効活用のほうをよろしくお願
いしたいと思います。
◇健康福祉部長(村沢博行君) 先ほどの御答弁と同じになってしまいますけれども、今、議
員のほうからも御意見がございました。また、委員会の中でも意見がございました。ぬまた東
保育園の園庭の一部というようなこともございましたので、それらも含めて総合的に検討して
まいりたいというふうに思っておりますので、御理解をいただきたいと思います。以上でござ
います。
◇議長(大竹政雄君) ほかに。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 次に、第4款 衛生費について願います。10番。
◇10番(大東宣之君) 公害対策費の中にあります、次世代自動車充電インフラ整備事業に
ついてお聞かせいただきたいと思います。
望郷の湯に電気自動車の充電器を設置するやにお聞きをしておるんですが、事業の内容と、
望郷の湯のどの辺にこの充電器を設置するのかお聞かせいただければと思います。
◇市民部長(茂木一夫君) 次世代自動車充電インフラ整備事業関係での御質疑でございます。
望郷の湯のどのあたりに設置するのかというようなことでございますが、場所といたしまして
は現在、白沢町に1カ所、それから利根町に1カ所という計画で進めております。候補地とし
て、白沢町につきましては集客施設でございます望郷の湯を考えております。
設置場所でございますが、「座・白沢」という共同の直売所がございますが、その北側の一
部というようなことで検討は進めておりますが、今後、場所等の協議につきましては、さらに
詰めまして考えていきたいというふうに思っております。以上でございます。
◇10番(大東宣之君) 白沢と利根に2カ所つくるということですので、白沢については望
郷の湯の中で検討していきたいということですが、それでは利根はどのあたりを考えているの
か。例えば振興局とかしゃくなげの湯とか、いろいろ候補地的にはあると思うのですが、どう
いった場所を考えていらっしゃるのかお聞かせいただきたいと思います。
それと現在、市役所にもこの充電器が設置をされておるんですが、余り利用されていないの
ではないかという感じがするんですが、今後、白沢、利根に設置をするに当たって、この利用
者をふやす、利用の促進を図っていく上で、どのような取り組みが検討されているのかお聞か
せいただければと思います。
◇市民部長(茂木一夫君) 再質疑にお答えいたします。
利根も考えているということで、場所はどのあたりかということでございますが、利根につ
きましても公共の温泉施設がございます。しゃくなげの湯の一部を設置箇所と考えておるとこ
ろですが、今のところお湯を販売する場所が一部しゃくなげの湯のところにございます。あの
近辺ではどうかというようなお話を伺っておるところですが、こちらにつきましてもまた設置
の交渉等を進める中で、具体的に詰めてまいりたいというふうに考えております。
また、市役所のほうにある充電器でございますが、こちらにつきましては平成23年度の群
馬県のグリーンニューディール基金事業ということで急速充電器を設置いたしました。現在も
余り利用者はないのではないかというようなことでございますが、その急速充電器を利用する
自動車そのものの普及もまだまだこれからでございます。これらが普及する一助としてこれら
のインフラの整備を行わなければならないということで進めておるところですが、このEV車
導入を加速させるための事業として設置をしてございます。充電器設置で相乗的に普及を進め
ていきたいということでございます。
また、この利用でございますが、市役所の市民課のほうで鍵を預かって、利用者につきまし
ては氏名と住所を記入していただいて、鍵の貸し出しを行って充電をしていただいているとい
うところでございます。現在も週に二、三回は訪れる人がございます。まだまだこれからでご
ざいますので、普及につきましては市の広報、あるいはしゃくなげの湯、望郷の湯等に設置さ
れるようになれば、それらのPRも含めながら集客の増進利用に持っていきたいというふうに
も考えております。以上でございます。
◇10番(大東宣之君) 白沢と利根に新たにこういう充電器を設置するということは大変結
構なことだと思います。まだまだ車自体が少ないですから、やはり安心して沼田に来ていただ
けるんだということで、積極的に広くこういうことはPRをしていく必要性があるのではない
かと思います。特に近隣の町村にもこういう充電器を設置している。町村全てで箇所数は多い
少ない、いろいろありますけれども、設置をしておりますから、そういった広域的な案内、観
光パンフレットの中でこういうところにありますよとか、また市のホームページを使ってこう
いうところで充電ができますよというような積極的なPRをして、安心して利根沼田に来てい
ただく、沼田に来ていただくというような取り組みが必要ではないかと思うのですが、そうい
ったことについての検討がどのようにされていくのか、お聞かせいただければと思います。
◇市民部長(茂木一夫君) ただいまの御質疑にお答えいたします。
ホームページ等にも掲載をしてPRをしていく必要があるのではないかというようなことで
ございますが、もちろんそれらも含めて今後PR方法を検討してまいりたいというふうに考え
ております。以上でございます。
◇議長(大竹政雄君) ほかに。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 次に、第5款 労働費について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 次に、第6款 農林水産業費について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 次に、第7款 商工費について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 次に、第8款 土木費について願います。12番。
◇12番(金子一弥君) 35ページですけれども、道路橋りょう総務費の中の椎坂バイパス
開通式典開催事業、委託料の関係ですけれども、お伺いをしたいと思います。
まだ流動的なところも多分あると思うのですけれども、開催の場所、日時、それと群馬県当
局とどのような打ち合わせをされているのか。わかる範囲で結構ですけれども、よろしくお願
いいたします。
─────────────────────────────
◇議長(大竹政雄君) 休憩いたします。
午前11時57分休憩
─────────────────────────────
午後1時00分再開
◇議長(大竹政雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
─────────────────────────────
◇議長(大竹政雄君) 先ほどの大東議員の質疑に対する市民部長の答弁の中で、訂正の申し
出がありましたので市民部長から説明願います。
◇市民部長(茂木一夫君) 先ほどの大東議員からの補正予算の質疑の答弁の中で、市役所設
置の充電器の利用数を週二、三回というようなことで申し上げたと思いますが、週一、二回の
間違いでございました。おわびして訂正申し上げます。大変申しわけありません。以上でござ
います。
◇議長(大竹政雄君) 都市建設部長。
◇都市建設部長(萩原誠一君) 椎坂バイパスの開通式につきましては11月の予定となって
おりまして、開通式典を群馬県と沼田市で行うこととなっております。
式典部門を群馬県が行い、その中のアトラクション部門を沼田市が受け持つこととなり、そ
れに伴う必要経費を計上させていただいたもので、場所等を含めまして現在、県と打ち合わせ
会議を行い、検討を行っているところであります。以上です。
◇12番(金子一弥君) 11月ということだけで、まだ日にちや行われる会場等も決まって
いないというような説明をいただきましたけれども、それでは群馬県と式典の内容、受け持つ
部分も少しずつ分けてやるんだというような話がありましたけれども、アトラクションは沼田
市で手配するんだというようなことがありましたけれども、その辺のことに関して、もう少し
具体的にわかっていることがあれば教えていただきたいと思います。
また、11月ということだけですけれども、これから日にち、場所、時間等が決まった場合
に、市民にどのようなことで周知していくのか。再度、わかっていることでよろしいのですけ
れども説明をお願いいたします。
◇都市建設部長(萩原誠一君) 日にちは決まっていないところでありますけれども、現在、
群馬県と詰めているところでありまして、市で受け持ちますアトラクションの内容につきまし
ては、今後、実行委員会を組織しまして検討していく予定でございます。
また、住民への周知につきましては、決まり次第いろいろな広報等に間に合えば広報ですけ
れども、回覧板、FM等を介して情報提供していきたいと思っております。以上です。
◇議長(大竹政雄君) ほかに。9番。
◇9番(井之川博幸君) 今と同じ内容で椎坂バイパスの関係でちょっとお伺いしますが、今、
答弁を聞いていまして、全体といいますか、例えば招待者を誰にするかとか、何人ぐらい招待
するとか、そういう部分は県が皆やるということなのでしょうか。その辺についてお伺いした
いと思います。
それと道路とか橋とか、よく開通式のときは一般の市民も開会式、こういう式典が終わった
後、徒歩で歩けるとかそういうことがよくありますけれども、そういう一般の市民が最終的に
参加できるようなことが計画をされているのかどうか。その点についてもお伺いしたいと思い
ます。
それから、道路維持費の関係で、道路補修事業1,200万円という補正がされていますが、
当初予算では前年に比べてこの道路維持補修事業の関係の予算が少なかったので質疑をしたこ
とを記憶しているわけですけれども、本市の場合は一応、通年予算ということで、やっぱり年
間かかるというような計画のものは、当初予算できちんと計上していくのが本当ではないかと
いうふうなことを考えるのですが、ちょうど1,200万円ぐらいを当初に足しますと前年度
並みになるということですから、その辺の考え方、都市建設部としてはきちんと要求を出した
けれども通らなかったというような感じのニュアンスで聞いていたわけなんですが、やはり財
政のほうの落ち度だったのではないかなという感じもいたしますが、その辺はどのように考え
ているのかお伺いしたいと思います。
それから、都市計画費の2目街路事業費、3・3・1環状線事業ですけれども、今回1,3
91万6,000円というものが計上されておりまして、道路改良工事、用地購入費、その他
でなっていますが、どのような改良工事また用地購入がされるのかお伺いをしたいというふう
に思います。以上です。
◇都市建設部長(萩原誠一君) お答え申し上げます。
開通式の招待者等につきましては、現在、県とすり合わせを行いながら詰めているところで
ございます。また、現在の計画でいきますと一般市民の方を交えたイベントということにつき
ましては、現在、計画は持っておりません。
続きまして、道路維持補修事業の関係ですけれども、市道の維持管理上、欠かせない事業で
ありまして、当初予算に計上させていただきましたが、各区長、また市民の皆様からの要望、
またパトロール等で発見された道路補修箇所につきまして、その要望に応えるために計上させ
ていただいたものでございますので、よろしくお願いいたします。
また、3・3・1環状線(栄町工区)事業につきましては、土地開発公社で先行取得した地
権者の土地を買い戻すとともに、その地権者が住宅再建に伴い、必要な隣接する環状線の道路
側溝及び擁壁溝を設置するものでございます。以上です。
◇9番(井之川博幸君) バイパスの開通式典の関係は今すり合わせをしているということな
ので、大体、全体としてどのぐらいの招待者の規模になるのか、わかれば教えてもらいたいと
思います。
それから、道路補修事業の関係ですけれども、地域の区長等から要望が出てきて、それに対
応するためということなのですが、例年、二千数百万円の道路補修事業費が計上されていて、
なぜか今年度の当初予算が半額ぐらいに削られていたというのでたしか質疑した記憶があるわ
けですけれども、例年ずっとそのぐらい必要だったのに削られたと。そのときの担当委員会だ
ったので、これを本会議で聞いたわけではないんですけれども、部長の答えが、要求はきちん
としたんだけれども、財政当局の関係で認められなかったというような内容だったと記憶して
おります。やはりそれは財政が認めてくれないということで、大変部長も悔しい思いをしたと
思うんですけれども、結局、補正で復活をしたということで、必要性が認められたというふう
に理解をするわけですけれども、そういうことでいいのかどうか確認をさせていただきたいと
思います。
それから3・3・1環状線の関係ですけれども、今の説明はわかりました。それで、移転を
するために市が買った土地があって、これが利根実業の裏の道路の栄町の通りに出るところが
それによって少し広がるんじゃないかと思うんですけれども、今は大変狭くて、曲がろうとし
てもその道路に進入しようとしても、向こう側から来れば出るのを待って進入するというよう
な状態だというふうに思います。少しでも広がってくれるということは市民にとって大変あり
がたいことで、今の既存の道路の幅とこの広がる道路の幅がわかりましたら教えていただきた
いというふうに思います。以上です。
◇都市建設部長(萩原誠一君) 開通式の関係につきましては、場所またその日の時間的な制
約がある中で執行していく計画になっておりますので、今後十分に詰めていって、また改めて
機会を見て関係委員会等には報告させていただきたいと思います。
また、維持補修工事の関係ですけれども、各課の新年度予算編成時には大変厳しい状況の中
で予算編成をしております。厳しい財政でありますけれども、できるだけ市民の皆様の要望に
応えていきたいという思いを込めましての予算計上でございますので、御理解をいただきたい
と思います。
また、環状線の関係につきましては現道が約4.6メートルございまして、これが移転を済
ませまして環状線と市道坊新田沼須線の交差点付近西側につきましては、片側が広がることに
なりますので、車道部につきまして6.8メートル、約2車線分は確保できまして、そのほか
に歩道が確保できますので、現在交渉中のところが済みますと全面、交差点付近25メートル
の改良が済むわけですけれども、半分でき上がったところで交差点付近の安全対策はやや向上
するということになりますので、御理解いただきたいと思います。
◇9番(井之川博幸君) 開通式典の関係は、何でいろいろ聞いているかといいますと、一般
財源から200万円を出すわけです。国道で実際には県の事業で進められたということで、市
の一般財源のところから出てくるというふうにこの表を見ると理解できるわけで、何で200
万円も一般財源を使わなくちゃいけないのかというふうなことなんです。国や県が出してくれ
て市が委託を受けてこの部分をやるというのなら理解できるんですけれども、そういう点もあ
りますので。確かに沼田市民にとって喜ばしいかどうかというのはわからないわけです。道路
がよくなるということはいいんですけれども、それによって本当にその地域が、利用者はいい
ですけれども、その地域の経済が変化してしまうということがあって、いいか悪いかわかりま
せんから、祝典ということで一般財源を使うのはどうかなというふうに思いますので聞いてい
るわけです。そんな心配があるということを承知していただければありがたいというように思
います。
道路維持費の関係は、そういうことで必要な分はやっぱり当初できちんと確保しておくこと
が大事なんだというふうに思いましてお聞きをいたしました。補正できたからいいことはいい
んですけれども、年間を通して、通年で毎年同じような補修経費がかかるわけで、それは確保
することが大事だというふうに考えてお聞きをしたので、それはわかりました。
3・3・1環状線も一応これで多少は改善されるのでよかったかなというふうに思っている
わけですけれども、部長の答弁にありました25メートルになるまでこの先どのくらいかかる
かなというような担当としての見通しがありましたら、最後にお聞かせ願いたいと思います。
◇都市建設部長(萩原誠一君) 開通式典の関係につきましては、アトラクションを通して全
国へ沼田市の情報を発信できる絶好の機会と捉えておりますので、その必要額を計上したとい
うことで御理解いただきたいと思います。
また、道路補修の関係につきましては、先ほども申し上げましたように厳しい財政状況であ
りますけれども、市民の皆様の要望にできるだけ応えていきたいという姿勢を持っております
ので、御理解をいただきたいと思います。
3・3・1環状線につきましては、厳しい財政状況の中の執行ですけれども、計画的に事業
を進めておりますので、年次につきましては現在申し上げられるところではございませんけれ
ども、できる限り速度を早めていきたいと考えております。以上です。
◇議長(大竹政雄君) ほかに。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 次に、第9款 消防費について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 次に、第10款 教育費について願います。9番。
◇9番(井之川博幸君) 45ページの運動公園管理事業の中の陸上競技場改修事業、野球場
外野壁等改修事業、内容的なものを教えていただきたいというふうに思います。
それから、その下の体育施設費の(仮称)利南運動広場整備事業につきまして、これもまず
内容的なものを教えていただきたいと思います。
◇教育部長(細野文男君) 井之川議員の御質疑にお答えをいたします。
まず最初に、陸上競技場改修事業についてでございますけれども、これにつきましては工事
内容につきましては、主に陸上競技場のトラック走路並びに走り幅跳び、走り高跳び、棒高跳
び、やり投げの助走路、砲丸投げの落下域など、土の部分の全面的な補修とトラック走路のラ
インテープの取りかえ、劣化した部分の縁石の取りかえでございます。
次に、野球場の外野壁等改修事業につきましては、現在の総合運動公園の野球場につきまし
ては、外野壁等はコンクリートを舗装した状態でございます。こういったことから、競技者、
利用者の事故を防止し、施設の安全確保を図るため、外野壁並びに内野のベンチのコンクリー
ト部分にも緩衝マットを設置するというものでございます。
次に、(仮称)利南運動広場整備事業についてでございます。これにつきましては傾斜の改
良、これは東側から西側にかけて傾斜があるということで、その改良とあわせて道路、耕作地
等、周辺への安全性を考慮し、周辺整備工事として防球ネット設置工事を予定するというもの
でございます。以上でございます。
◇9番(井之川博幸君) 陸上競技場と野球場外野壁等改修事業は、内容的にはわかりました。
それで、陸上競技場もそうですけれども、特に野球場ですけれども、前々からナイターがで
きる施設をつくってくれないかということで、当局としてはもう大分前から各地域に順番にナ
イター施設をつくっていって、それが完了すればその次には考えるという答弁だったんですけ
れども、たしか最後が池田地区だったと思うのですが、それで地区のは一応全部、それぞれナ
イター施設が整ったのではないかというように思いますけれども、それから大分年数がたつわ
けなのですけれども、運動公園についてはナイター施設の関係が検討されないということなの
ですが、今回こういう補修事業とか改修事業が出てきて、そういうものも、ナイター施設等も
含めて検討されて今回の結果としてこれだけになったのかどうか。その辺をお伺いしたいとい
うふうに思います。
それから、(仮称)利南運動広場の関係も内容的にはわかりました。当初予算でもここを運
動広場として使っていくというような予算がありまして、今回も補正でまた2,100万円が
出てきたわけですけれども、これは当初の予算を考えるときには想定できなかったものなのか
どうか。その辺をお伺いしたいと思います。
◇教育部長(細野文男君) 井之川議員の再質疑にお答えをいたします。
まず、野球場についてでございますけれども、これにつきましては以前よりナイター照明の
整備についてということで要望がございますけれども、今回は補正予算ということで、ナイタ
ー整備については多額の費用がかかるということで、今回については特に検討はしてございま
せん。
続いて、(仮称)利南運動広場についてでございますけれども、当初に予定はできなかった
のかということでございますけれども、当初につきましては傾斜までの詳細な検討ができなか
ったということで、今回の補正での計上ということで御理解をいただきたいというふうに思い
ます。以上です。
◇9番(井之川博幸君) 部長のほうからの答弁で、野球場のナイター設備については一応検
討事項になっているというのがわかりましたので、これは市の行政の流れの中でずっとそうい
うような当局の考え方が正式に議会等でも披瀝をしてきたわけなので、特に問題がなければ、
きちんと検討して実施できるような方向で前向きに検討していただきたいと思いますけれども、
お考えを最後に聞かせていただきたいと思います。
それから、(仮称)利南運動広場の関係ですけれども、傾斜の関係は当初に検討できなかっ
たということですけれども、防球ネットも補正で出てきたのですから同じような関係かなとい
うふうに思います。一応、(仮称)利南運動広場で使うというようなことで、実際には野球場
とテニスコートの設計図もできているわけですけれども、そこまで財政の問題で至らないとい
うことでこのような使い方をするということになっていますので、利用者によっては利用しな
がらいろいろな意見が出てくると思うのです。完全にでき上がったものではありませんので、
そういう点で利用者のこういうふうにしたほうがいいんじゃないかというような改良の意見等
が反映できるような方法等を考えていく必要があるのではないかというふうに思うわけですけ
れども、その点について最後にお伺いをしたいと思います。
◇教育部長(細野文男君) 井之川議員の再質疑にお答えをいたします。
まず、野球場についてでございますけれども、この点につきましては他地区のナイター照明
等を整備後、野球場にも検討したいという今までの経過がございます。そういったことから、
この点については今後検討をしていきたいというふうに考えております。
また、(仮称)利南運動広場についてでございますけれども、今後も利用者の意見を反映し
てほしいということでございますけれども、この辺につきましては、スポーツ推進審議会委員
の皆様方からも整備終了後は視察をしたいというお話もございますし、さらには体協役員、ス
ポーツ推進委員等にも今後とも意見をお聞きし、反映できるところは反映していきたいという
ふうに考えておりますので、御理解をいただきたいというふうに思います。以上でございます。
◇議長(大竹政雄君) ほかに。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 次に、第11款 災害復旧費について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 次に、歳入について願います。
まず、第9款 地方特例交付金について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 次に、第10款 地方交付税について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 次に、第12款 分担金及び負担金について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 次に、第14款 国庫支出金について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 次に、第15款 県支出金について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 次に、第16款 財産収入について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 次に、第17款 寄附金について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 次に、第18款 繰入金について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 次に、第19款 繰越金について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 次に、第20款 諸収入について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 次に、第21款 市債について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 次に、第2条 地方債の補正について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 次に、議案第70号 平成25年度沼田市国民健康保険特別会計補正
予算(第1号)について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 次に、議案第71号 平成25年度沼田市後期高齢者医療特別会計補
正予算(第1号)について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 次に、議案第72号 平成25年度沼田市介護保険特別会計補正予算
(第1号)について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 次に、議案第73号 平成25年度沼田市簡易水道事業特別会計補正
予算(第2号)について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 次に、議案第74号 平成25年度沼田市下水道事業特別会計補正予
算(第1号)について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 次に、議案第75号 平成25年度沼田市水道事業会計補正予算(第
1号)について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 質疑を終結いたします。
お諮りいたします。
ただいま議題となっております議案第69号から議案第75号までの以上7件については、
会議規則第36条第3項の規定により委員会の付託を省略したいと思います。
これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 御異議なしと認めます。よって、議案第69号から議案第75号まで
の以上7件については、委員会の付託を省略することに決しました。
これより討論に入ります。
討論は一括して願います。
なお、討論は、反対、賛成の順に願います。9番。
〔9番 井之川博幸君登壇〕
◇9番(井之川博幸君) 私は、ただいま上程されております議案第69号 平成25年度沼
田市一般会計補正予算及び議案第72号 平成25年度沼田市介護保険特別会計補正予算、議
案第73号 平成25年度沼田市簡易水道事業特別会計補正予算、議案第74号 平成25年
度沼田市下水道事業特別会計補正予算、議案第75号 平成25年度沼田市水道事業会計補正
予算について、反対の立場から討論を行います。
まず、一般会計について、庁舎整備基金について、いつ建てかえるかわからない本庁舎設備
基金に総合計画の金額を超えて5,000万円今回積んでいる。不要不急の財源に積み立てる
金があるならば、職員の給料を削減する必要はないと考えます。
また、今回これらの補正予算には、先ほども触れましたが6月議会で条例を一部改正した職
員給与削減分が提案されております。これは今まで行ってきた群馬県人事委員会勧告に基づく
県職員の給与改定に準じて実施されるものとは全く違って、国が国家公務員の給与を東日本大
震災の復興予算に充てるため2年間にわたって削減することを理由に、地方自治体に職員の給
与削減を求めるばかりか、地方交付税に含まれる職員給与を削減し、実力行使に出たもので、
6月5日に発表された全国市長会の「国による地方公務員給与削減要請に対する決議」におい
て、「本来、条例により地方が自主的に決定すべき地方公務員給与について、国は、都市自治
体がこれまで国に先駆けて行ってきた総人件費の削減等の行革努力を一顧だにせず、ラスパイ
レス指数の単年比較のみでその引下げを要請したことは、自治の本旨に悖るものであり、誠に
遺憾である。
加えて、国が、地方固有の財源である地方交付税を地方公務員給与削減のための政策誘導手
段として用いたことは、財政自主権を蔑ろにするものであり、到底容認できるものではない」
と述べられているとおり、今回の国の措置は絶対に容認できるものではありません。
給与の引き下げは、公務員労働者とその家族に犠牲を強いるだけでなく、民間賃金にも波及
して賃下げの悪循環を招き、安倍政権が進めているデフレ脱却政策に逆行するものであり、こ
の悪循環は現在の日本の状況を見ると、労働者の賃金を引き下げることで大きな利益を上げ、
内部留保をどんどんふやしている大企業のやり方を是認し、大企業だけが繁栄するという状況
をつくり出しています。地域の購買力にも大きな影響を与え、地域経済はますます悪くなり、
地域間格差もますます広がります。大きな問題を抱えている今回の職員給与削減は、さきの条
例改正を含めて撤回すべきであります。
以上、問題点を指摘し、反対討論といたします。
◇議長(大竹政雄君) ほかに。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 討論を終結いたします。
これより、議案第69号 平成25年度沼田市一般会計補正予算(第3号)を採決いたしま
す。
本案は、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
( 賛 成 者 起 立 )
◇議長(大竹政雄君) 起立多数であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。
次に、議案第70号 平成25年度沼田市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)を採決
いたします。
本案は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
次に、議案第71号 平成25年度沼田市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)を採
決いたします。
本案は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
次に、議案第72号 平成25年度沼田市介護保険特別会計補正予算(第1号)を採決いた
します。
本案は、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
( 賛 成 者 起 立 )
◇議長(大竹政雄君) 起立多数であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。
次に、議案第73号 平成25年度沼田市簡易水道事業特別会計補正予算(第2号)を採決
いたします。
本案は、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
( 賛 成 者 起 立 )
◇議長(大竹政雄君) 起立多数であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。
次に、議案第74号 平成25年度沼田市下水道事業特別会計補正予算(第1号)を採決い
たします。
本案は、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
( 賛 成 者 起 立 )
◇議長(大竹政雄君) 起立多数であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。
次に、議案第75号 平成25年度沼田市水道事業会計補正予算(第1号)を採決いたしま
す。
本案は、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
( 賛 成 者 起 立 )
◇議長(大竹政雄君) 起立多数であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。
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第3 散 会
◇議長(大竹政雄君) お諮りいたします。
あす11日から13日及び17日から20日は、委員会審査等のため休会したいと思います。
これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 御異議なしと認めます。よって、あす11日から13日及び17日か
ら20日は、委員会審査等のため休会することに決しました。
以上で本日の日程は、全て終了いたしました。
本日は、これにて散会いたします。
次の会議は、24日午前10時に開きますから御参集ください。
本日は大変御苦労さまでございました。
午後1時31分散会
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