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平成25年第5回沼田市議会定例会継続会会議録 議事日程第5号
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平成25年第5回沼田市議会定例会継続会会議録

平成25年9月24日(火曜日)

議事日程 第5号
平成25年 9月24日(火曜日)午前10時開議
第 1 請願第 5号 子ども・子育て支援新制度の導入に関する意見書提出を求める請願
           (継続審査)
第 2 請願第 7号 新聞への消費税軽減税率適用を求める請願
第 3 請願第 8号 請願書(まちづくりの早期完成を求める請願)
第 4 請願第 9号 国に対し「消費税増税中止を求める意見書」の提出を求める請願書
第 5 議案第65号 沼田市子ども・子育て会議条例の制定について
第 6 議案第67号 平成24年度沼田市一般会計及び特別会計6件の歳入歳出決算の認定
                      について
第 7 議案第68号 平成24年度沼田市水道事業剰余金の処分及び決算の認定について
第 8 議案第76号 沼田市教育委員会の委員任命の同意について
第 9 議案第77号 沼田市公平委員会の委員選任の同意について
第10 議案第78号 川田小学校東校舎耐震補強及び大規模改造建築工事請負契約の変更に
                      ついて
第11 諮問第 2号 人権擁護委員の推薦について
第12 閉会中の継続調査申出について
第13 字句等の整理委任について
        ─────────────────────────────
本日の会議に付した事件
第 1 請願第 5号 子ども・子育て支援新制度の導入に関する意見書提出を求める請願
           (継続審査)
第 2 請願第 7号 新聞への消費税軽減税率適用を求める請願
日程追加 第 3 議案第79号 新聞への消費税の軽減税率適用を求める意見書案について
第 4 請願第 8号 請願書(まちづくりの早期完成を求める請願)
第 5 請願第 9号 国に対し「消費税増税中止を求める意見書」の提出を求める請願書
第 6 議案第65号 沼田市子ども・子育て会議条例の制定について
第 7 議案第67号 平成24年度沼田市一般会計及び特別会計6件の歳入歳出決算の認定
                      について
    議案第68号 平成24年度沼田市水道事業剰余金の処分及び決算の認定について
                              以上2件一括上程
第 8 議案第76号 沼田市教育委員会の委員任命の同意について
第 9 議案第77号 沼田市公平委員会の委員選任の同意について
第10 議案第78号 川田小学校東校舎耐震補強及び大規模改造建築工事請負契約の変更に
                      ついて
第11 諮問第 2号 人権擁護委員の推薦について
第12 閉会中の継続調査申出について
第13 字句等の整理委任について
第14 市長閉会挨拶
第15 閉  会
    ─────────────────────────────
出席議員(20人)
       1番  大島 崇行君      3番  石川 初雄君
       4番  島田 富造君      5番  野村 洋一君
       6番  坂庭 直治君      7番  石井 紘一君
       8番  高柳 勝巳君      9番  井之川博幸君
      10番  大東 宣之君     11番  星野  稔君
      12番  金子 一弥君     14番  片野 彦一君
      15番  大竹 政雄君     16番  星川嘉一郎君
      17番  小野 要二君     18番  宇敷 和也君
      19番  石田 宇平君     20番  布施辰二郎君
      21番  星野佐善太君     22番  牧野 保好君
欠席議員(なし)
    ─────────────────────────────
説明のため出席した者
   市  長       星野已喜雄君   副 市 長       林  義夫君
   白沢町振興局長    木暮  茂君   利根町振興局長    山口 芳久君
   総務部長       飯田 敏夫君   市民部長       茂木 一夫君
   健康福祉部長     村沢 博行君   経済部長       田村 博史君
   都市建設部長     萩原 誠一君   総務課長       内山 日朗君
   会計管理者兼会計局長 松井 玲子君   教 育 長       宇敷 重信君
   教育部長       細野 文男君   庶務課長       小池 龍実君
   監査委員事務局長   増田 雄二君
    ─────────────────────────────
議会事務局出席者
   事務局長       中嶋 一也    次長兼庶務係長    木暮 保夫
   議事係長       松井 克人    副 主 幹       安原 和宏
    ──────────────◇──────────────
    午前10時開議
◇議長(大竹政雄君) これより本日の会議を開きます。
    ──────────────◇──────────────
    第1 請願第5号 子ども・子育て支援新制度の導入に関する意見書提出を求め
             る請願(継続審査)
◇議長(大竹政雄君) 日程第1、請願第5号 子ども・子育て支援新制度の導入に関する意
見書提出を求める請願を議題といたします。
 本請願に関し、民生福祉常任委員長の報告を求めます。委員長 井之川博幸議員。
〔民生福祉常任委員長 井之川博幸君登壇〕
◇9番(井之川博幸君) 民生福祉常任委員会に付託されました請願第5号 子ども・子育て
支援新制度の導入に関する意見書提出を求める請願について、審査の結果を御報告いたします。
 請願の趣旨は、新制度は保育の市場化、利用者補助などを柱にする仕組みであり、子供が受
ける保育に格差が生じることが予想されることや、規制緩和や直接契約、保護者負担、施設整
備などの問題についてはなお不透明な部分も多く、子供の貧困や子育て困難が広がる中で制度
の拡充が望まれていることから、保育制度改革において、保護者・保育現場の意見を尊重し、
拙速な実施は避けること。保育・教育を受ける全ての場において、市町村の保育実施責任と子
供の権利を諸法規に反映させること。適切な保育期間を保障すべきこと。全ての保育施設・事
業において現行制度より引き下げないこと。幼保連携型認定こども園と保育所、小規模保育所
など、施設・事業ごとの保育単価に差異を設けないこと。保護者の負担軽減を図ること。職員
の処遇改善を図り、雇用身分を保障する仕組みをつくること。施設整備費補助について、施設
の建てかえ、耐震対策に対応するため恒常化すること。保育に支出される公的資金は、保育の
質と量を維持拡大するためのものであることを明確にすることを盛り込んだ意見書を国に対し
て提出を求めるものであります。
 本委員会は、去る6月11日に1回目の審査を行い、継続審査となっておりましたが、9月
19日、委員全員出席のもと慎重に審査を行った結果、請願第5号については、全会一致をも
って趣旨採択と決定いたしました。
 これより、その理由と審査の経過を申し上げます。
 平成23年11月に同趣旨の請願が提出されており、採択し、意見書を提出していること。
また、今議会で付託された子ども・子育て会議条例の審査の中でも、会議の内容に保護者・保
育現場の意見も尊重する会議内容になるとのことや、現在民間保育所職員の処遇改善もされて
いることなど、趣旨等、願意は酌み取れることから、当委員会としては意見書提出には至らな
いものの、全会一致で趣旨採択すべきものと決定した次第であります。
 以上であります。
◇議長(大竹政雄君) 報告が終わりました。
 これより質疑に入ります。
 なお、質疑は委員長の報告に対して願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 質疑を終結いたします。
 これより討論に入ります。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 討論を終結いたします。
 これより請願第5号 子ども・子育て支援新制度の導入に関する意見書提出を求める請願を
採決いたします。
 本請願に対する委員長の報告は趣旨採択であります。
 本請願は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 御異議なしと認めます。よって、本請願は、趣旨採択することに決し
ました。
    ──────────────◇──────────────
    第2 請願第7号 新聞への消費税軽減税率適用を求める請願
◇議長(大竹政雄君) 日程第2、請願第7号 新聞への消費税軽減税率適用を求める請願を
議題といたします。
 本請願に関し、議会運営委員長の報告を求めます。委員長 星野 稔議員。
〔議会運営委員長 星野 稔君登壇〕
◇11番(星野 稔君) 議会運営委員会に付託されました請願第7号 新聞への消費税軽減
税率適用を求める請願について、審査の結果を御報告申し上げます。
 請願の趣旨は、消費税増税に伴い、複数税率の導入と国民の知的インフラである新聞に対し
て軽減税率の適用を求め、国に対して意見書の提出を求めるものであります。
 本委員会は、9月10日全委員出席のもと、慎重な審査の結果、賛成多数で採択すべきもの
と決定いたしました。
 これより審査の経過を申し上げます。
 情報の電子化が進む中でも、新聞はニュース伝達の中心的役割を果たしており、公共性など
の特徴を十分呈するなど、日本の文化と民主政治にも大きくかかわっている。
 他国でも品目別の税率が導入されていることなど、国民の知的水準の基盤となる新聞・書籍
は軽減税率の適用対象とされていること、また、消費税に相当する付加価値税の減免措置が講
じられていることなどから、日本においても同様の措置を講ずることが相応であると認め、国
に対して意見書を提出していくべきと決定した次第であります。
 以上を申し上げ、委員長報告といたします。
◇議長(大竹政雄君) 報告が終わりました。
 これより質疑に入ります。
 なお、質疑は委員長の報告に対して願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 質疑を終結いたします。
 これより討論に入ります。
 なお、討論は、本請願に対し、反対、賛成の順に願います。10番。
〔10番 大東宣之君登壇〕
◇10番(大東宣之君) 私は、ただいま上程されている請願第7号 新聞への消費税軽減税
率適用を求める請願について、委員長報告に反対の立場から討論を行います。
 昨年8月に消費税増税法案が成立し、来年4月に8%、2015年10月には10%に消費
税を引き上げられることが国民多数の反対を押し切り決められ、安倍首相は4月からの消費税
増税を来月早々にも発表すると言われています。
 消費税の増税をめぐって、当時の野田内閣を足並みそろえて鼓舞激励したのは大手新聞社で
した。
 大手新聞社が行った世論調査で、消費税の増税反対が各社とも55%を超えていたにもかか
わらず、その後も野田首相の増税方針を後押しし続けました。
 野田首相の施政方針演説に「消費税増税を柱とする一体改革を絶対にやりたい、という気合
いは伝わってきた」(朝日新聞)、「一体改革の実現を目指す熱意は伝わってきた」(日経新
聞)と好意を示し、「『決断する政治へ』の戦略持て」(読売新聞)などと指南役を買って出、
毎日新聞に至っては「責任共有し増税決着を」と野党にも増税を応じるように求めるなど、消
費税の増税をあおり続けてきました。
 みずから行った世論調査での国民の思いを無視し、消費税増税を後押ししてきた大手新聞社
の報道は、ジャーナリズムとしての使命を放棄しており、許せるものではありません。
 請願第7号は、みずからが消費税増税の旗振り役を務めておきながら、新聞への軽減税率を
導入するよう求めていますが、それなら、そもそも消費税増税に反対の論陣を張るべきであり、
消費税増税を前提とした本請願は、国民の目線から見れば極めて不自然なものでしかありませ
ん。
 以上の見解を表明し、委員長報告に反対の討論といたします。
◇議長(大竹政雄君) ほかに。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 討論を終結いたします。
 これより請願第7号 新聞への消費税軽減税率適用を求める請願を採決いたします。
 本請願に対する委員長の報告は採択であります。
 請願第7号 新聞への消費税軽減税率適用を求める請願を採択することに賛成の諸君の起立
を求めます。
( 賛 成 者 起 立 )
◇議長(大竹政雄君) 起立多数であります。よって、本請願は採択することに決しました。
    ─────────────────────────────
◇議長(大竹政雄君) 休憩いたします。
午前10時09分休憩
    ─────────────────────────────
午前10時10分再開
◇議長(大竹政雄君) 再開いたします。
    ─────────────────────────────
○日程追加
◇議長(大竹政雄君) お諮りいたします。
 ただいま、星野 稔議員外6名から、新聞への消費税の軽減税率適用を求める意見書案につ
いてが提出されました。
 この際、これを日程に追加し、日程第3を日程第4とし、以下順次繰り下げ、直ちに議題と
したいと思います。
 これに賛成の諸君の起立を求めます。
( 賛 成 者 起 立 )
◇議長(大竹政雄君) 起立多数であります。よって、議案第79号 新聞への消費税の軽減
税率適用を求める意見書案についてを日程に追加し、直ちに議題とすることに決しました。
    ──────────────◇──────────────
    第3 議案第79号 新聞への消費税の軽減税率適用を求める意見書案について
◇議長(大竹政雄君) 日程第3、議案第79号 新聞への消費税の軽減税率適用を求める意
見書案についてを議題といたします。
 議案の朗読を省略し、直ちに提出者から提案理由の説明を求めます。星野 稔議員。
〔11番 星野 稔君登壇〕
◇11番(星野 稔君) 意見書案を朗読し、提案理由の説明にかえさせていただきます。

  新聞への消費税の軽減税率適用を求める意見書(案)

 新聞は、日々広範なニュースや情報を正確に報道し、多様な意見・論評を広く地域住民に提
供することによって、国民の知る権利の保障と議会制民主主義の健全な発展に大きく寄与して
います。
 民主主義の主役は地域住民です。その地域住民が正しい判断を下すには、政治や経済、社会
など、さまざまな分野の情報を手軽に入手できる環境が重要です。欧州各国では、民主主義を
支える公共財として一定の要件を備えた新聞・書籍・雑誌にゼロ税率や軽減税率を適用し、消
費者が知識を得る負担を軽くしています。「知識には課税せず」という認識は、欧米諸国でほ
ぼ共通しています。
 また、近年、いわゆる活字離れ・文字離れによって、特に若年層のリテラシー(読み書き能
力・教養や常識)の低下が問題となっています。地域住民ひいては国民のリテラシーが衰えて
いくことは、行政や国の文化施策としても好ましいことではありません。知識への課税強化は
確実に「国力」(文化力)の低下をもたらし、わが国の国際競争力を衰退させる恐れがありま
す。先に日本新聞協会が実施した調査では、8割を超える国民が軽減税率の導入を求め、6割
が新聞や書籍にも軽減税率を適用するよう望んでいます。日本独自の戸別配達制度により、わ
が国の新聞普及率は世界でもまれな高水準にあります。今後も地域住民がより少ない負担で、
どこでも多様な新聞を容易に購読できる環境を維持していくことは、民主主義と地域文化の健
全な発展に不可欠です。
 よって、国においては、以上の観点から消費税増税に際し、複数税率の導入と新聞に軽減税
率を適用するよう強く要望します。

           記

 1.消費税増税に当たり複数税率を導入すること
 2.新聞へ軽減税率を適用すること

 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出します。

  平成25年9月  日

   内閣総理大臣 様
   財務大臣

                     沼田市議会議長  大 竹 政 雄

 以上でございます。
◇議長(大竹政雄君) 説明が終わりました。
 これより質疑に入ります。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 質疑を終結いたします。
 これより討論に入ります。
 なお、討論は、反対、賛成の順に願います。10番。
〔10番 大東宣之君登壇〕
◇10番(大東宣之君) 私は、ただいま上程されている議案第79号 新聞への消費税の軽
減税率適用を求める意見書案について、反対の立場から討論を行います。
 意見書の案文には、「日々の広範なニュースや情報を正確に報道し、多様な意見・論評を広
く地域住民に提供することによって、国民の知る権利の保障と議会制民主主義の健全な発展に
大きく寄与しています。」と書かれていますが、消費税増税について新聞は何を伝え、どんな
役割を果たしてきたのか、それは消費税増税の推進役をみずから買って出て、政府の消費税増
税を後押ししてきただけにすぎません。
 意見書の案文が述べているように「多様な意見・論評を広く地域住民に提供することによっ
て、国民の知る権利の保障と議会制民主主義の健全な発展に大きく寄与しています。」と言う
なら、それぞれの新聞社が行った世論調査で消費税増税反対が過半数を超えていたにもかかわ
らず、消費税増税の論調を連打するだけで、新聞の使命を果たしてきたと言えるのか疑問が残
ります。
 新聞各社が今でも消費税増税を推し進めていることは、この意見書の案文からも読み取るこ
とができます。
 それは、来年4月から消費税増税が実施されようとしているときでも、新聞各社が行った世
論調査では、消費税増反対と4月からの増税は見送るべきとの意見が多数を占めていました。
 それなら新聞各社は、消費税増税の中止か4月からの実施は見送るように求めるべきですが、
この意見書の案文は4月からの増税実施を前提にし、新聞だけに軽減税率の適用を求めており、
国民の願いに応えず、役割も果たしているとは言えず、この対応には疑問が残ります。
 以上の見解を表明し、反対討論といたします。
◇議長(大竹政雄君) ほかに。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 討論を終結いたします。
 これより議案第79号 新聞への消費税の軽減税率適用を求める意見書案についてを採決い
たします。
 本案は、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
( 賛 成 者 起 立 )
◇議長(大竹政雄君) 起立多数であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。
    ──────────────◇──────────────
    第4 請願第8号 請願書(まちづくりの早期完成を求める請願)
◇議長(大竹政雄君) 日程第4、請願第8号 請願書(まちづくりの早期完成を求める請願)
を議題といたします。
 本請願に関し、経済建設常任委員長の報告を求めます。委員長 坂庭直治議員。
〔経済建設常任委員長 坂庭直治君登壇〕
◇6番(坂庭直治君) 経済建設常任委員会に付託されました請願第8号 請願書(まちづく
りの早期完成を求める請願)について、審査の結果を御報告いたします。
 本請願は、中心市街地土地区画整理事業における第2街区東側地域及び第4街区の建物調査
を速やかに実施し、年度内の仮換地指定を要望するものです。
 本委員会は、9月20日、執行部より詳細な説明を受け、慎重な審査を行った結果、採択す
べきものと決定した次第であります。
 これより審査の経過を申し上げます。
 各委員からは、現在の状況から「店の生死をかけて請願している思いを真摯に受けとめるこ
と」といった意見や「合意形成がされているので早く着手すべき」といった意見が出されまし
た。
 また、「地権者たちに縛りをかける心配がある」や「財政推計を出して他の事業に与える影
響も検討しないと」といった慎重意見も出されましたが、当委員会としては、当局の説明から
合意形成がなされていると判断し、この請願を町なかの方の切実な声として受けとめ、多数意
見として採択すべきものと決定した次第であります。
 以上申し上げ、委員長報告といたします。
◇議長(大竹政雄君) 報告が終わりました。
 これより質疑に入ります。
 なお、質疑は委員長の報告に対して願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 質疑を終結いたします。
 これより討論に入ります。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 討論を終結いたします。
 これより請願第8号 請願書(まちづくりの早期完成を求める請願)を採決いたします。
 本請願に対する委員長の報告は採択であります。
 本請願は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 御異議なしと認めます。よって、本請願は、採択することに決しまし
た。
    ──────────────◇──────────────
    第5 請願第9号 国に対し「消費税増税中止を求める意見書」の提出を求める
             請願書
◇議長(大竹政雄君) 日程第5、請願第9号 国に対し「消費税増税中止を求める意見書」
の提出を求める請願書を議題といたします。
 本請願に関し、議会運営委員長の報告を求めます。委員長 星野 稔議員。
〔議会運営委員長 星野 稔君登壇〕
◇11番(星野 稔君) 議会運営委員会に付託されました請願第9号 国に対し「消費税増
税中止を求める意見書」の提出を求める請願書について、審査の結果を御報告いたします。
 請願の趣旨は、住民の暮らし、地域経済、地方自治体に深刻な打撃を与える消費税増税を中
止することを強く求め、政府に対して意見書の提出を求めるものであります。
 本委員会は、去る9月10日全委員出席のもと、慎重に審査を行った結果、請願第9号につ
いては、賛成少数で不採択とすることに決定いたしました。
 これより、その理由と審査の経過を申し上げます。
 「増税は誰もが歓迎はしにくい」、「今増税をすれば景気が一層冷え込み景気回復の流れが
途絶えてしまう」などの意見が出されましたが、国の財政状況や公平なる税負担等を考慮する
と増税もやむを得ないことから、「国に対し「消費税増税中止を求める意見書」の提出を求め
る請願書については賛成できない」などの意見が多数を占め、本請願書は、賛成少数で不採択
と決定いたしました。
 以上申し上げ、委員長報告といたします。
◇議長(大竹政雄君) 報告が終わりました。
 これより質疑に入ります。
 なお、質疑は委員長の報告に対して願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 質疑を終結いたします。
 これより討論に入ります。
 なお、討論は、本請願に対し、賛成、反対の順に願います。10番。
〔10番 大東宣之君登壇〕
◇10番(大東宣之君) 私は、ただいま上程されている請願第9号 国に対し「消費税増税
中止を求める意見書」の提出を求める請願書について、委員長報告に反対の立場より討論を行
います。
 野田前首相は、民主党の公約になかった消費税の増税を突然言い出し、自民・公明党との3
党合意で、消費税の増税法案を無理やり押し通しました。
 昨年の総選挙で政権交代を果たし誕生した安倍内閣は、7月の参議院選挙で消費税増税につ
いて何も語らず、選挙では専らアベノミクスなる経済問題だけを語り、選挙で勝てば何をやっ
てもいいんだと言わんばかりに、消費税の増税、社会保障の切り捨て、TPPへの参加、解雇
の自由を進める雇用制度の改悪など、矢継ぎ早に推進しようとしています。
 安倍首相は、10月1日にも来年4月からの消費税増税を表明すると言われていますが、賃
金の引き上げや雇用の拡大、年金の拡充など国民の懐を暖める手だても講じないままに消費税
の増税を行うことは、日本経済を破滅へと導き、国民生活に多大な犠牲と苦しみだけをもたら
すだけです。
 消費税の導入のときも、税率を3%から5%へと引き上げるときも、その理由として「高齢
化社会を支えるため」「社会保障の財源に充てるため」などと言われてきましたが、年金の支
給年齢が繰り上げられ、支給額も減らされ、医療費の窓口負担がふやされ、社会保険料など国
民の負担はふやし続けられてきました。
 消費税が導入され税率が引き上げられても、社会保障制度は全く充実されず、改悪に次ぐ改
悪が重ねられてきました。
 今度も、前期高齢者の病院窓口負担を1割から2割へと引き上げることや年金の削減、介護
保険から要支援者を外すなど、社会保障の改悪のメニューはずらりと並べられています。
 さらに安倍内閣は、消費税の増税を強行するために5兆円規模の経済対策を打ち出しました
が、法人税の引き下げや震災復興のための法人税の税率上乗せまでも前倒しで廃止しようとし
ています。
 これでは、消費税の増税分が大企業の減税で消えてしまうだけで、消費税の増税に悪乗りし
ていると言わざるを得ず、国民から税金を搾り取る消費税の増税目的が何なのかは明白です。
 消費税は、仕入れにかかる税金は販売価格に転嫁し、売り上げに含まれる税金分から仕入れ
に含まれる税金分を差し引いて納税する仕組みになっているので、最終的には消費者が負担す
ることになり、国民には大きな負担と打撃を与えることになります。
 しかし、その一方、力が強く、ほとんど100%価格に転嫁できる大企業にとっては何ら負
担することはなく、痛みを感じることもありませんが、中小零細企業や個人商店は、売り上げ
が減り、下請単価などが抑えられたりすると身銭を切らざるを得なくなり、消費税を増税すれ
ば日本経済をさらに悪化させます。
 消費税の増税は、震災からの復興に取り組んでいる人たちや福島第一原子力発電所の事故に
より避難生活を余儀なくされている人たちにも容赦なく襲いかかります。
 増税といえば消費税だけが言われていますが、そもそも税負担は、力のある者がその力に応
じて負担するべきであり、逆累進性が強く、所得の低い人ほど負担が重くなる消費税は廃止す
るべきです。
 以上の見解を表明し、委員長報告に反対し、請願第9号に賛成の討論といたします。
◇議長(大竹政雄君) ほかに。16番。
〔16番 星川嘉一郎君登壇〕
◇16番(星川嘉一郎君) 私は、請願第9号 国に対し「消費税増税中止を求める意見書」
の提出を求める請願書について、委員長報告に賛成の立場で討論をいたします。
 増税は消費税のみでなく、国民誰もが歓迎できるものではないという考えは同じだと思いま
すが、社会共通の費用負担は、公平に広く、薄く分かち合うものであって、税の基本理念のも
と成り立っているものと考えます。
 国の税制改革に関する議論も活発化されていることも理解していますが、正確な税制改正計
画案も示されておりません。
 消費税は、導入以来安定的な税財源としての役割は重視されています。
 課題とされている東日本大震災の復興や高齢社会、子ども・子育て支援などへの対応なども
さらに踏み込んだ施策の展開が必要としています。
 地方自治体も財政難に苦しみ、安定した財政基盤の必要性が求められております。遵法精神
にのっとった行動こそが、国民の一人として当然必要であると考えます。
 以上を申し上げまして、委員長報告に賛成し、請願に対する反対討論といたします。
◇議長(大竹政雄君) ほかに。8番。
〔8番 高柳勝巳君登壇〕
◇8番(高柳勝巳君) 私は、請願第9号 国に対し「消費税増税中止を求める意見書」の提
出を求める請願書に対する委員長報告に反対、請願者に賛成の立場で討論させていただきます。
 安倍首相は、有識者と言われる60人からの消費増税のヒアリングを終え、好感触を得たの
か20日、来春からの消費税率8%を決めたと報道されました。
 一方で、マスコミ各社によるこの間の世論調査を見てみますと、最高でも過半数に満たない
消費税率引き上げ賛成に加え、増税後は74%以上の人が消費を控えると回答しています。
 価格に消費税を転嫁しにくい中小企業、収入の大半が生活必需品として消えてしまうような
多くの一般生活者は、買い求める商品を選択する余地もなく、消費税の逆進性をもろにこうむ
ることになります。
 税とは、そもそも富の再分配機能とされ、日本は旧来、富裕層からは厚く、そして、そこか
ら徐々に軽減して課税する手法を用いてきていたはずです。
 ところが、1989年物品税が消費税に取ってかわり、いわゆるぜいたく品にも生活必需品
にも同等の課税とされて負担の裾野が広げられ、1999年に景気対策を目的に始められた恒
久的減税と言われた定率減税による一般国民への恩恵はわずか8年で廃止、その際引き下げら
れた法人税率はそのまま下げどめたまま現在に至り、さらに法人減税を加速させようとしてい
ます。
 こうした政策により二極化された社会は、稼働年齢層を疲弊させ、子供や高齢者の貧困を増
幅させ、社会不安から犯罪も増加し、旺盛な創造力と消費力を持った中間層の希望や活力を失
わせる結果となり、国家や富裕層にとっても、経済成長にとってもよい方向性は期待できませ
ん。
 さらに政府は、消費税増税の緩和策として打ち出した5兆円規模の経済対策の一環として、
法人税に上乗せしている復興特別法人税(税額10%)の廃止を1年前倒しし、来年4月に法
人税率を引き下げる方向での調整を示しましたが、これに野党だけでなく、与党からも「個人
には消費税の負担を求め、所得税で負担を残しながら、法人税だけ軽くするのは国民の理解を
得るのは難しいのではないか」と難色を示す声が上がっている状況です。
 そもそも、消費増税の目的は、社会保障の持続的保障のための財源確保にあったはずです。
税収増への効果も疑問符がつき、社会保障へは負担増とその道筋だけが明示され、東日本大震
災復旧・復興への財源さえおざなりにして「世界一企業活動がしやすい国日本」を目指しても、
景気はおろか、世界からの信頼も尊敬も失墜しかねない今回の増税には、国家としての大義も
見えてきません。
 日本が世界一と称されるゆえんは、真面目にこつこつと働けば、必ず近所や地域、そして国
が後悔させないだけの応援をしてくれる安心な国だからであると確信しています。
 首相が増税を決意し、政府として正式表明をしようとしているときにあって、この地方から
の実態としての意思表示は、今、表明しなくてはならず、投資や国際経済に重点が置かれた論
評よりも、多くの一般国民の生活実態にこそ真摯に耳を傾けるべき時期と考え、委員長報告へ
の反対討論といたします。
◇議長(大竹政雄君) ほかに。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 討論を終結いたします。
 これより請願第9号 国に対し「消費税増税中止を求める意見書」の提出を求める請願書を
採決いたします。
 本請願に対する委員長の報告は不採択であります。
 請願第9号 国に対し「消費税増税中止を求める意見書」の提出を求める請願書を採択する
ことに賛成の諸君の起立を求めます。
( 賛 成 者 起 立 )
◇議長(大竹政雄君) 起立少数であります。よって、本請願は不採択することに決しました。
    ──────────────◇──────────────
    第6 議案第65号 沼田市子ども・子育て会議条例の制定について
◇議長(大竹政雄君) 日程第6、議案第65号 沼田市子ども・子育て会議条例の制定につ
いてを議題といたします。
 本案に関し、民生福祉常任委員長の報告を求めます。委員長 井之川博幸議員。
〔民生福祉常任委員長 井之川博幸君登壇〕
◇9番(井之川博幸君) 民生福祉常任委員会に付託されました議案第65号 沼田市子ども
・子育て会議条例の制定について、審査の結果を御報告いたします。
 本委員会は、去る9月19日全委員出席のもと、提案理由及び当局からの説明に基づいて慎
重に審査を行った結果、議案第65号について、全会一致で可決すべきものと決定いたしまし
た。
 これより、審査の経過を申し上げます。
 平成27年4月に本格施行が予定されている子ども・子育て関連3法により、幼児教育・保
育・子育て支援が総合的に推進されることになります。法の本格施行までに市町村において子
ども・子育て支援事業計画の策定が義務づけられること、計画策定に当たり子ども・子育て支
援法第77条の規定に基づく子ども・子育て会議の設置が義務づけられ、本会議を設置するた
めの必要事項を定めるものであります。
 審査において、委員の質問に対し、当局から「子ども・子育て支援事業は、平成26年度中
に子ども・子育て会議を重ねて開催し、事業策定し、5年ごとに見直しを図ることになってい
る」ことや、「今後実施されるニーズ調査の結果等を会議の中で十分精査しながら会議運営を
していく」こと、「委員の選定には公募も視野に考える」ことなどの答弁がありました。
 また、委員からは「少子化が叫ばれる中、会議を慎重に取り扱いながら運営されることを望
む」ことや「委員の任期は2年で再選を妨げないとあるが、会長などの役員については、長期
間にわたることのないよう配慮すべきである」、「会議の公開も視野に入れて検討してほしい」
などの意見も出されました。
 今後、国から示される項目を参考に、本市の実情に合った会議運営がされることを望み、慎
重に審査を行った結果、本案の趣旨は妥当なものと認め、今回の条例制定は妥当なものとし、
全会一致により原案のとおり可決すべきものと決定した次第であります。
 以上申し上げ、委員長報告といたします。
◇議長(大竹政雄君) 委員長の報告が終わりました。
 これより質疑に入ります。
 なお、質疑は委員長の報告に対して願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 質疑を終結いたします。
 これより討論に入ります。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 討論を終結いたします。
 これより議案第65号 沼田市子ども・子育て会議条例の制定についてを採決いたします。
 本案に対する委員長の報告は可決であります。
 本案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
    ──────────────◇──────────────
    第7 議案第67号 平成24年度沼田市一般会計及び特別会計6件の歳入歳出
              決算の認定について及び
       議案第68号 平成24年度沼田市水道事業剰余金の処分及び決算の認定
              について
                                    以上2件一括上程
◇議長(大竹政雄君) 日程第7、議案第67号 平成24年度沼田市一般会計及び特別会計
6件の歳入歳出決算の認定について及び日程第8、議案第68号 平成24年度沼田市水道事
業剰余金の処分及び決算の認定についての以上2件を一括議題といたします。
 本件に関し、決算審査特別委員長の報告を求めます。委員長 高柳勝巳議員。
〔決算審査特別委員長 高柳勝巳君登壇〕
◇8番(高柳勝巳君) 去る9月3日の本会議において決算審査特別委員会に付託されました
議案第67号 平成24年度沼田市一般会計及び特別会計6件の歳入歳出決算の認定について
及び議案第68号 平成24年度沼田市水道事業剰余金の処分及び決算の認定について、審査
の経過と結果を御報告申し上げます。
 本特別委員会は、9月11日から延べ4日間にわたり、決算書、事務概要書、主要な施策の
成果報告書、健全化判断比率等報告書及び監査委員の審査意見書などに基づいて、質疑を中心
に慎重な審査を行い、9月17日採決の結果、賛成多数によりいずれも原案可決及び認定すべ
きものと決しました。
 合併後、8回目の通年予算で執行された平成24年度一般会計及び特別会計6件の決算総額
は、歳入が前年度比2.8%増の350億28万9,741円、歳出が前年度比3.3%増の
343億6,585万567円、歳入歳出差引額6億3,443万9,174円の黒字で収束
しています。
 水道事業決算は、純利益が前年度比6.5%増の6,609万1,500円を計上していま
す。
 一般会計の状況は、歳入面では市税を初めとして地方譲与税等ほとんどの交付金等が減少し、
それを補う形で地方債の発行が増加となりました。
 市税収納率は、地域経済が低迷している中、平成17年以降6年間連続して上昇傾向に推移
してきましたが、平成23年度以降はわずかに低下しているものの、ほぼ横ばい状況を保って
おります。徴収体制の整備に努めてきた成果は認めるところでありますが、財政基盤が脆弱な
本市にとって自主財源の確保が最も重要な課題であり、納税の公平性の観点からも引き続き適
切な対応を望むものであります。
 歳出面では、事務事業の見直しにより、行政のスリム化とともに効率化の推進などの取り組
みがなされる一方で、教育施設の耐震補強事業等の実施により安全・安心の確保が図られてい
ます。
 また、地方公共団体の財政の健全化に関する法律の規定による健全化判断比率等については、
全ての数値が早期健全化の対象となる基準値を下回っています。
 しかしながら、特別会計の多くは、一般会計からの繰り入れによって収支を保っており、一
般会計は、その財政需要に対応するため財政調整基金を繰り入れてきたという平成21年度ま
での数年間の形態を見ると、基金に依存しない財政運営の取り組みが必要であります。特に、
景気低迷などによる税収減や災害など予期せぬ支出に対応するための積立金という、基金が持
つ本来の目的を認識することが重要であります。
 懸案でありました実質公債費比率は、計画的に公債費負担の抑制に努めた結果、前年度に引
き続き、起債許可団体の基準となる18%を下回ることができ、評価に値するものであります。
後年度に多額の負担が発生する起債については、その適債性、事業の緊急度、優先度に十分留
意し、慎重な判断を望むものであります。
 次に、財政構造の弾力性を示す経常収支比率は97.6%で、前年度比で0.1ポイントの
低下となったが、財政の硬直化が続き、危機的な状態にあることに変化はないため、行政改革
大綱を基本としながら行財政改革に取り組むとともに、市民の視点に立った行政情報の公開と
説明責任に努め、透明性のある開かれた市政運営に一層の創意工夫と最大限の努力を傾注され
ることを望むものであります。
 施策面においては、厳しい財政状況を踏まえ財源の有効活用を図るため、財源の重点配分と
経費全般の節減に取り組み、沼田市第五次総合計画の後期実施計画の第1年次として、将来像
である「水と緑の大地 田園空間都市」の実現に向け、「安全・安心」、「教育・文化」、「
健康・福祉」、「産業・交流」及び「環境・生活」を5つの柱として、市民生活に直結した諸
事業の推進が図られたと認めるところであります。
 審査の過程では、地域住民の夜間の安全確保と維持管理経費の削減を図るLEDによる防犯
灯新設工事について、特定規模電気事業者(PPS)との契約により電気料の節減を図る庁舎
管理事業について、ふるさと沼田の発展につなげる準市民交流事業について、地域住民の意見
を反映させる地域協議会について、庁舎整備基金積立金について、市民の移動手段を確保する
市町村乗合バス運行事業について、安心・安全が求められる消費者行政の体制整備について、
ごみ減量化のため溶融処理方法を採用した最終処分事業について、重大な感染症を予防するた
めの結核健康診断事業について、沼田ふるさと館運営に係るまちづくり支援事業について、地
元企業の活性化を図る地場産業育成事業について、持続可能な力強い農業の実現を目指す新規
就農支援事業について、農林業被害の防止のための農業農村応援事業及び有害鳥獣捕獲事業に
ついて、児童生徒の安全・安心の確保を図る小中学校耐震診断・耐震補強事業についてなどの
質疑がありましたが、本特別委員会は総体的にその成果を認め、平成24年度沼田市一般会計
及び特別会計6件の歳入歳出決算につきましては、賛成多数により認定すべきもの。平成24
年度沼田市水道事業剰余金の処分及び決算につきましては、賛成多数により原案可決及び認定
すべきものと決した次第であります。
 以上申し上げ、審査の経過と結果についての委員長報告といたします。
◇議長(大竹政雄君) 委員長の報告が終わりました。
 これより質疑に入ります。
 なお、質疑は委員長の報告に対して願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 質疑を終結いたします。
 これより討論に入ります。
 討論は一括して願います。
 なお、討論は、反対、賛成の順に願います。10番。
〔10番 大東宣之君登壇〕
◇10番(大東宣之君) 私は、ただいま上程されている議案第67号 平成24年度沼田市
一般会計及び特別会計6件の歳入歳出決算認定について、議案第68号 平成24年度沼田市
水道事業剰余金の処分及び決算認定について、委員長報告に反対の立場より討論いたします。
 議案第67号 平成24年度沼田市一般会計及び特別会計6件の歳入歳出決算認定について
の一般会計決算では、経常収支比率、実質公債費比率などが改善され財政の健全化が進んだと
思われますが、国の経済の動向もあったものの市税は伸びず、本市の活力が低下しつつあるこ
とに歯どめをかけることができず、人口の減少とあわせ深刻な事態が進行しており、こうした
マイナスの流れを転換させ、市民の満足度を高め、安心なまちづくり、活力のあるまちづくり
へと具体的な手だてを講じた施策の展開が必要です。
 防犯灯の電気料補助金など、引き続き補助金のカットが行われましたが、必要なものにはし
っかりとした財政的支援を行い、行財政改革は一律的に行うべきではありません。
 振興局制度の見直しについて、市民の意見を聞くことなく振興局を廃止し、支所へと改変さ
せようとすることは、市民不在のやり方でしかありません。
 地域大学連携事業は、長年取り組まれている事業ですが、具体的な成果をつくり上げるため
にも、それぞれの担当課との協議、調整を行い、事業の具体化、特産品の開発、ブランド化、
情報発信を進めるべきです。
 保育園の待機児童解消に取り組み、当該年度、そして今年度と、2年連続して年度当初での
待機児童が解消されたことは高く評価するものですが、県内他市でも既に実施しているところ
があるように、3人目以降の子供については無条件で保育料を無料化し、子育て支援をさらに
進めるべきです。
 保育園での耐震診断未実施が2園残されてきましたが、耐震診断には国・県の補助がなく、
全て園の負担になることからちゅうちょしているものと思われますが、こうしたときにこそ、
市が援助の手を差し伸べる必要があります。
 路線バスの見直しが進められ、市内の重立った病院を回る運行ルートでバスの運行がスター
トしましたが、利用しやすいデマンドバス運行、料金の検討を含め、早急に公共交通の充実を
進める必要があります。
 福島第一原子力発電所事故による放射能汚染は、本市にも農業や観光業などに影響を与えた
だけでなく、市民に健康への不安を広げました。こうした中での除染の取り組みは決して迅速
なものとは言えず、健康への不安を感じている市民への健康検査への助成を行わないことは、
市民の不安を取り除くことを最大限の仕事とする行政の対応としては改め、市民の不安を取り
除くことにこそ全力を尽くすべきです。
 グリーンベル21の空床解消は図られず、沼田都市開発の経営も苦しくなるばかりで、経営
検討委員会の報告で示されたような対応など何もしてこなかったことが、現在の訴訟問題など
深刻な事態を招くことになってしまいました。
 中心市街地土地区画整理事業は、1街区と2街区の一部で事業が始められ、事業延伸したも
のの、この土地区画整理事業がいつ完了するかのめどは立っておらず、財政が逼迫していると
言いながら、だらだら事業を続けていく必要があるのか疑問が残り、まちににぎわいを取り戻
すと言うなら、まちに住む人をふやすことこそ必要であり、事業の見直し、転換を求めるもの
です。
 給食センターの調理を民間委託されましたが、もとから財政上の理由だけで始められたこと
であり、食育など教育上のことは論外とされており問題がありました。
 全国学力テストで幾つかの県などでは、成績の悪かった学校の校長の責任を求めるような動
きがあるなど、成績至上主義がはびこりつつあり、子供のきらっと輝くような学校づくりを阻
害し、そこからの撤退こそ必要です。
 (仮称)利南運動広場は、多額な財政投入をして購入した土地が塩漬け状態のままで、本格
的な活用については何ら進捗を見ることはなく、当面の対応だけに終始してきましたが、沼田
公園長期整備構想との関連からしても本格的な検討と対応こそ求められています。
 国民健康保険特別会計については、国民健康保険税の引き下げを行い市民負担の軽減に努め
るため、他市などで実施されているように一般会計から繰り入れし、市民が安心して医療を受
けられるよう資格証明書の発行を中止するべきです。
 後期高齢者医療特別会計は、高齢者に差別と負担を押しつける制度であり、国にその制度の
撤廃を求めるとともに、負担軽減に市として手だてを講じるべきです。
 介護保険特別会計については、介護保険料の負担の軽減を図り、必要な人に必要な介護が受
けられるように特別養護老人ホームの増設も含め、施策の充実を進める必要があります。
 簡易水道事業特別会計と農業集落排水事業特別会計、下水道事業特別会計については、消費
税が転嫁されていることから認められません。
 議案第68号 平成24年度沼田市水道事業剰余金の処分及び決算認定については、先ほど
と同様、消費税が転嫁されていることから認められません。
 さらに、この機会に一言つけ加えさせていただきます。
 本市の経済状況は依然として厳しい状況にあり、それが市税収入の状況など決算にも如実に
あらわれる結果となっています。
 さらに、人口の減少に歯どめがかからないことと重なり、本市の活力が低下していると言わ
ざるを得ません。
 こうした状況は、国の政策の不透明さ、経済状況、地方への支援の先細りなどによるものが
大きな要因となっているとはいえ、どこの地方都市もアイデアを絞り、住民の願いに応え、活
力あるまちづくりに日々悪戦苦闘しています。
 厳しく先行き不透明なときにこそ、市長としてやらなくてはならないことをしっかりと見定
め、具体的に行動することを強く求めさせていただきます。
 以上の見解を表明し、反対討論といたします。
◇議長(大竹政雄君) ほかに。17番。
〔17番 小野要二君登壇〕
◇17番(小野要二君) 私は、ただいま上程されました議案第67号 平成24年度沼田市
一般会計及び特別会計6件の歳入歳出決算の認定について及び議案第68号 平成24年度沼
田市水道事業剰余金の処分及び決算の認定について、委員長の報告に対して賛成の立場で討論
をいたします。
 平成24年度の一般会計歳入歳出決算額は、歳入総額213億5,361万4,341円、
歳出総額208億2,632万6,054円、歳入歳出差引額5億2,728万8,287円
で収束されました。
 特別会計6件を含む決算額の総額は、歳入が350億28万9,741円で、前年度比2.
8%の増、歳出は343億6,585万567円で、前年度比3.3%の増、歳入歳出差引額
6億3,443万9,174円の黒字で収束されたことは、当局の努力がうかがえます。
 水道事業決算においても、純利益が前年度比6.5%増の6,609万1,500円が計上
されており、これらも、当局の地道な努力がうかがえます。年間有収水量率は0.3ポイント
減少したものの、83.9%は評価をするものであります。
 また、行財政改革の推進を図り、財政調整基金の積み立て等、財政基盤の確立にも努められ、
公債費負担比率が15.8%、前年度比1.0ポイントの改善、実質公債費比率も14.4%
と、前年度から1.8ポイントの改善となったことは評価をするところであります。
 しかしながら、合併10年後からの交付税の縮減に加え、税収増の見込みも厳しい中、昨今
議論されている消費税増税が今後の景気にどのような影響を与えるかも不透明でありますので、
引き続き財政健全化に向け、簡素で効率的な行財政運営に努められ、経常経費の見直し、投資
的経費に当たっては、重点事業の優先順位を調整され、財源の効率的な配分に努めていただき
たいと思います。
 特に、特別会計では、一般会計よりの繰り入れが常年となっては、今後、一般会計に大きな
マイナスとなりますので、できるだけ早い時期に事業内容を検討されるべきと考えます。
 当該年度は、合併後8年目を迎え、第五次総合計画の後期実施計画の初年次に当たりました
が、総体的には、本市の将来像である「水と緑の大地 田園空間都市」の実現に向け、「安全
・安心」、「教育・文化」、「健康・福祉」、「産業・交流」及び「環境・生活」を5つの柱
とし、市民生活に直結する諸事業の推進が図られたと認めるところであります。
 以上申し上げ、賛成討論といたします。
◇議長(大竹政雄君) ほかに。14番。
〔14番 片野彦一君登壇〕
◇14番(片野彦一君) 私は、ただいま上程されました議案第67号 平成24年度沼田市
一般会計及び特別会計6件の歳入歳出決算の認定について及び議案第68号 平成24年度沼
田市水道事業剰余金の処分及び決算の認定について、委員長の報告に対して賛成の立場で討論
をいたします。
 平成24年度は東日本大震災からの復旧・復興に向け、国と被災自治体が懸命に努力し、取
り組んだ年でありました。
 沼田市においては、福島第一原子力発電所の事故による放射性物質汚染から市民の安心・安
全な生活を守るための除染作業が重要な課題であり、事業であったと思います。
 平成24年度の一般会計及び特別会計6件の決算総額は、歳入で350億28万9,741
円で、前年度比2.8%の増、歳出が343億6,585万567円で、前年度比3.3%の
増で、歳入歳出差引額6億3,443万9,174円の黒字で収束されました。
 水道事業決算は、純利益が前年度比6.5%増の6,609万1,500円を計上していま
す。一般会計の状況は、歳入歳出差引額は5億2,728万8,287円となり、これから翌
年度へ繰り越した中心市街地土地区画整理事業、小学校及び中学校耐震診断・耐震補強事業等
の繰越一般財源額、9,588万6,000円を差し引いた実質収支は4億3,140万2,
000円の黒字で、うち3億3,000万円は財政調整基金に繰り入れられました。
 財政状況は、形式的には健全な財政が維持されておりますが、財政構造は自主財源36.1
%、依存財源63.9%と依存財源の割合が高く、財政構造の弾力性を示す経常収支比率は9
7.6%と、財政の硬直化は厳しい状況を示しております。
 一方、実質公債費比率は14.4%と改善し、地方債残高は193億8,000万円まで減
少したことは当局の取り組みの成果として認めるものであります。
 また、各事業につきましては、依然厳しい財政状況の中、福祉・教育・公共基盤の整備など、
職員の努力により着実な取り組みがなされたと評価するものであります。
 しかしながら、財政が厳しいから、予算がないから、予算に沿って事業を執行するだけでは
市民の負託に応えたことにはなりません。活力ある沼田市を築くために何をするのか、どのよ
うなまちづくりをするのか、市長が進むべき道・方向を示してめり張りをつける必要があると
思います。その上に立って、市長と職員が一体となって取り組むことを市民は期待しておりま
す。市民のために、さらなる行財政改革が推進されることと、沼田市の活性化策が展開される
ことを期待し賛成討論といたします。
◇議長(大竹政雄君) ほかに。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 討論を終結いたします。
    ─────────────────────────────
◇議長(大竹政雄君) 休憩いたします。
午前11時08分休憩
    ─────────────────────────────
午前11時14分再開
◇議長(大竹政雄君) 再開いたします。
    ─────────────────────────────
◇議長(大竹政雄君) これより採決に入ります。
 まず、議案第67号 平成24年度沼田市一般会計及び特別会計6件の歳入歳出決算の認定
についてを採決いたします。
 本案に対する委員長の報告は認定すべきであるとするものであります。
 本案は、委員長の報告のとおり認定することに賛成の諸君の起立を求めます。
( 賛 成 者 起 立 )
◇議長(大竹政雄君) 起立多数であります。よって、本案は委員長の報告のとおり認定する
ことに決しました。
 次に、議案第68号 平成24年度沼田市水道事業剰余金の処分及び決算の認定についてを
採決いたします。
 本案に対する委員長の報告は原案可決及び認定すべきであるとするものであります。
 本案は、委員長の報告のとおり原案可決及び認定することに賛成の諸君の起立を求めます。
( 賛 成 者 起 立 )
◇議長(大竹政雄君) 起立多数であります。よって、本案は委員長の報告のとおり原案可決
及び認定することに決しました。
    ──────────────◇──────────────
    第8 議案第76号 沼田市教育委員会の委員任命の同意について
◇議長(大竹政雄君) 日程第9、議案第76号 沼田市教育委員会の委員任命の同意につい
てを議題といたします。
 職員より議案を朗読させます。事務局。
(職員朗読)
◇議長(大竹政雄君) 朗読が終わりました。
 直ちに市長から提案理由の説明を求めます。市長。
〔市長 星野已喜雄君登壇〕
◇市長(星野已喜雄君) ただいま上程になりました議案第76号 沼田市教育委員会の委員
任命の同意について御説明申し上げます。
 教育委員会の委員であります見城厚男さんの任期が平成25年9月30日をもって満了とな
りますので、後任の委員について慎重に選考した結果、笹川一良さんを適任と認め任命いたし
たく、提案申し上げる次第であります。
 笹川一良さんの経歴概要につきましては、議案参考資料として配付の経歴概要書のとおりで
ありますので、よろしく御審議の上、御同意賜りますようお願い申し上げます。
◇議長(大竹政雄君) 説明が終わりました。
 これより質疑に入ります。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 質疑を終結いたします。
 お諮りいたします。
 ただいま議題となっております議案第76号については、会議規則第36条第3項の規定に
より委員会の付託を省略したいと思います。
 これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 御異議なしと認めます。よって、議案第76号については、委員会の
付託を省略することに決しました。
 これより討論に入ります。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 討論を終結いたします。
 これより議案第76号 沼田市教育委員会の委員任命の同意についてを採決いたします。
 本案は同意することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 御異議なしと認めます。よって、本案は同意することに決しました。
    ──────────────◇──────────────
    第9 議案第77号 沼田市公平委員会の委員選任の同意について
◇議長(大竹政雄君) 日程第10、議案第77号 沼田市公平委員会の委員選任の同意につ
いてを議題といたします。
 職員より議案を朗読させます。事務局。
(職員朗読)
◇議長(大竹政雄君) 朗読が終わりました。
 直ちに市長から提案理由の説明を求めます。市長。
〔市長 星野已喜雄君登壇〕
◇市長(星野已喜雄君) ただいま上程になりました議案第77号 沼田市公平委員会の委員
選任の同意について御説明申し上げます。
 公平委員会の委員であります羽仁素道さんの任期が平成25年10月31日をもって満了と
なりますので、後任の委員について慎重に選考した結果、羽仁素道さんを適任と認め、引き続
き選任いたしたく提案申し上げる次第であります。
 羽仁素道さんの経歴概要につきましては、議案参考資料として配付の経歴概要書のとおりで
ありますので、よろしく御審議の上、御同意賜りますようお願い申し上げます。
◇議長(大竹政雄君) 説明が終わりました。
 これより質疑に入ります。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 質疑を終結いたします。
 お諮りいたします。
 ただいま議題となっております議案第77号については、会議規則第36条第3項の規定に
より委員会の付託を省略したいと思います。
 これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 御異議なしと認めます。よって、議案第77号については、委員会の
付託を省略することに決しました。
 これより討論に入ります。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 討論を終結いたします。
 これより議案第77号 沼田市公平委員会の委員選任の同意についてを採決いたします。
 本案は同意することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 御異議なしと認めます。よって、本案は同意することに決しました。
    ──────────────◇──────────────
    第10 議案第78号 川田小学校東校舎耐震補強及び大規模改造建築工事請負
               契約の変更について
◇議長(大竹政雄君) 日程第11、議案第78号 川田小学校東校舎耐震補強及び大規模改
造建築工事請負契約の変更についてを議題といたします。
 職員より議案を朗読させます。事務局。
(職員朗読)
◇議長(大竹政雄君) 朗読が終わりました。
 直ちに市長から提案理由の説明を求めます。市長。
〔市長 星野已喜雄君登壇〕
◇市長(星野已喜雄君) ただいま上程になりました議案第78号 川田小学校東校舎耐震補
強及び大規模改造建築工事請負契約の変更について御説明申し上げます。
 今回の契約変更は、建築工事の施工を進める中で、屋上の防水工事及び外壁補修工事等に関
し、設計変更が生じたため、その工事費について追加の変更をするものであります。
 この変更に伴い、既定の契約金額に603万7,500円を追加し、契約金額を2億4,2
07万7,500円とするものであります。
 なお、今回の変更に伴い、施工に所要の期間を要することから、工期を29日間延長し、完
成期日を平成25年11月29日とするものであります。
 以上、その概要を御説明申し上げましたが、細部につきましては御質疑に応じ、所管の部長
に説明いたさせますので、よろしく御審議の上、原案のとおり御決定くださいますようお願い
申し上げます。
◇議長(大竹政雄君) 説明が終わりました。
 これより質疑に入ります。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 質疑を終結いたします。
 お諮りいたします。
 ただいま議題となっております議案第78号については、会議規則第36条第3項の規定に
より委員会の付託を省略したいと思います。
 これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 御異議なしと認めます。よって、議案第78号については、委員会の
付託を省略することに決しました。
 これより討論に入ります。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 討論を終結いたします。
 これより議案第78号 川田小学校東校舎耐震補強及び大規模改造建築工事請負契約の変更
についてを採決いたします。
 本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
    ──────────────◇──────────────
    第11 諮問第2号 人権擁護委員の推薦について
◇議長(大竹政雄君) 日程第12、諮問第2号 人権擁護委員の推薦についてを議題といた
します。
 職員より諮問書を朗読させます。事務局。
(職員朗読)
◇議長(大竹政雄君) 朗読が終わりました。
 直ちに市長から提案理由の説明を求めます。市長。
〔市長 星野已喜雄君登壇〕
◇市長(星野已喜雄君) ただいま上程になりました諮問第2号 人権擁護委員の推薦につい
て御説明申し上げます。
 現在、本市の人権擁護委員につきましては、11名の方々が法務大臣の委嘱を受け御活躍い
ただいております。そのうち、野上文子さんが平成25年12月31日に任期満了となること
から、前橋地方法務局長よりその後任候補者の推薦依頼があったものであります。
 野上さんにおかれましては、3期9年にわたり人権擁護委員として、御活躍をいただいてお
りますので、引き続きお願いいたしたく提案申し上げる次第であります。
 野上さんの経歴は、諮問参考資料として配付の経歴概要書のとおりでありますので、よろし
く御審議の上、御意見を賜りますようお願い申し上げます。
◇議長(大竹政雄君) 説明が終わりました。
 これより質疑に入ります。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 質疑を終結いたします。
 お諮りいたします。
 ただいま議題となっております諮問第2号については、会議規則第36条第3項の規定によ
り委員会の付託を省略したいと思います。
 これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 御異議なしと認めます。よって、諮問第2号については、委員会の付
託を省略することに決しました。
 これより討論に入ります。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 討論を終結いたします。
 これより諮問第2号 人権擁護委員の推薦についてを採決いたします。
 本件は諮問のとおり推薦することに異議ない旨回答することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 御異議なしと認めます。よって、本件は異議ない旨回答することに決
しました。
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    第12 閉会中の継続調査申出について
◇議長(大竹政雄君) 日程第13、閉会中の継続調査申出についてを議題といたします。
 総務文教常任委員長、民生福祉常任委員長、経済建設常任委員長及び議会運営委員長から、
会議規則第104条の規定によりお手元に配付いたしました申出書のとおり、閉会中の継続調
査の申し出がありました。
 それぞれの委員長からの申し出のとおり、閉会中の継続調査に付することに、御異議ありま
せんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 御異議なしと認めます。よって、それぞれの委員長からの申し出のと
おり、閉会中の継続調査に付することに決しました。
    ──────────────◇──────────────
    第13 字句等の整理委任について
◇議長(大竹政雄君) 日程第14、字句等の整理委任についてを議題といたします。
 お諮りいたします。
 今期定例会で議決された事件について、その字句等の整理を要するものにつきましては、会
議規則第42条の規定により、その整理を議長に委任されたいと思います。
 これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 御異議なしと認めます。よって、そのとおり決しました。
 以上で今期定例会に付議された事件は全て議了いたしました。
    ──────────────◇──────────────
    第14 市長閉会挨拶
◇議長(大竹政雄君) この機会に、市長より発言の通告がありましたので許可いたします。
市長。
〔市長 星野已喜雄君登壇〕
◇市長(星野已喜雄君) お許しをいただきましたので、一言御礼の御挨拶を申し上げます。
 今期定例会は、去る9月3日から本日までの22日間の長きにわたり開催され、議員各位に
おかれましては熱心な、また、慎重な御審議を賜り、御提案申し上げました全ての案件につき
まして、原案のとおり可決、承認及び御同意をいただき、まことにありがとうございました。
また、教育委員の任命及び公平委員の選任並びに人権擁護委員の推薦につきましても御配慮賜
り、まことにありがとうございました。重ねて衷心より感謝と御礼を申し上げる次第でありま
す。
 とりわけ、平成24年度沼田市一般会計及び特別会計6件の歳入歳出決算並びに平成24年
度沼田市水道事業決算につきましては、決算審査特別委員会を設置され、綿密なる御審査をい
ただきましたが、この間における高柳委員長、野村副委員長の御労苦並びに委員各位の熱心な
御審査に対しまして、深甚なる敬意と感謝を表する次第であります。
 また、一般質問におきましては、9名の方々から現下の諸問題について示唆に富んだ御質問
を賜り、それぞれ答弁を申し上げさせていただいたところでありますが、研究・検討課題とさ
せていただきました事項につきましては、今後、十二分に留意をしてまいりたいと存じます。
 さて、昨年度は、東日本大震災からの復旧・復興に向けた被災自治体の懸命な努力はもとよ
り、国及び地方自治体の支援と連携の取り組みにより景気回復へ向けた動きが見られましたが、
ヨーロッパ経済の不安定や中国等の新興国での景気の減速を背景といたしまして輸出や生産が
減少するなど、経済動向は依然として厳しい状況であったと思います。
 こうした中、昨年12月に発足した安倍政権による我が国経済再生に向けた大胆な金融政策、
機動的な財政政策、民間投資を喚起する成長戦略の三本の矢を一体として実行していくことと
し、積極的な財政出動により、景気回復の兆しが見えてきたと伺っているところであります。
日銀は、9月の金融政策決定会合において、景気判断を「緩やかに回復している」に上方修正
したところであります。
 一方において、中山間地域の経済状況は、いまだ厳しい環境にあると思料しています。
 今後、景気回復による地方経済への波及やさらなる景気回復に向けた経済財政政策等が期待
されるところでありますが、来年4月に予定されている消費税増税や東日本大震災による原発
事故の収束へ向けたさまざまな課題等日本経済を支える問題が山積されております。これらの
展開をしっかりと見きわめ、情報を収集し、その情報をもとに、適切に対応していかなければ
ならないと考えているところであります。
 最近の身近な大きな話題として、この夏の第95回全国高等学校野球選手権記念大会におい
て、本市出身の3名の高校球児が大活躍をし、市民はもとより、全国の多くの人々に勇気と感
動を与えたことは、沼田市民として大変誇りに思うとともに、初出場初優勝の快挙をなし遂げ
た前橋育英高等学校選手の皆さんを初め、関係者の方々へ心からお祝いを申し上げたいと思い
ます。
 また、2020年のオリンピック及びパラリンピックが東京で開催することに決定し、日本
中が歓喜に沸き立ちました。今後、日本国民が夢と希望を抱ける機会となったことは、非常に
喜ばしいことと思います。
 本市におきましては、「自然」、「食」、「歴史」をキーワードにした地域資源を有効活用
し、森林と田園が織りなすすばらしい環境と、この地で育まれた歴史や文化、伝統などの本市
の特徴を、都市間交流等を通じて内外に積極的に情報発信するとともに、市民の皆さんととも
に一体感を持ったまちづくりを推進し、市民の安全・安心の確保の向上に努めてまいりたいと
考えております。
 議員各位のなお一層の御指導、御鞭撻を賜りますようお願い申し上げまして、本定例会の閉
会に当たっての御礼の御挨拶とさせていただきます。
 まことにありがとうございました。
    ──────────────◇──────────────
    第15 閉  会
◇議長(大竹政雄君) 以上をもちまして、平成25年第5回沼田市議会定例会を閉会いたし
ます。
 議員各位並びに執行部各位には、大変御苦労さまでございました。
    午前11時34分閉会


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