トップページに戻る
 沼田市沼田市議会沼田市議会会議録>平成26年第2回沼田市議会定例会継続会会議録 議事日程第3号

.  
平成26年第2回沼田市議会定例会継続会会議録 議事日程第3号
. . . 平成26年第2回沼田市議会定例会継続会会議録

平成26年6月13日(金曜日)

議事日程 第3号
平成26年 6月13日(金曜日)午前10時開議
第 1 一般質問
─────────────────────────────
本日の会議に付した事件
第 1 一般質問
第 2 延  会
─────────────────────────────
出席議員(21人)
       1番  大島 崇行君      2番  山 敏也君
       3番  石川 初雄君      4番  島田 富造君
       5番  野村 洋一君      6番  坂庭 直治君
       7番  石井 紘一君      8番  高柳 勝巳君
       9番  井之川博幸君     10番  大東 宣之君
      11番  星野  稔君     12番  金子 一弥君
      13番  久保 健二君     14番  片野 彦一君
      15番  大竹 政雄君     17番  小野 要二君
      18番  宇敷 和也君     19番  石田 宇平君
      20番  布施辰二郎君     21番  星野佐善太君
      22番  牧野 保好君
欠席議員(1人)
      16番  星川嘉一郎君
─────────────────────────────
説明のため出席した者
   市  長       横山 公一君   総務部長       田村 博史君
   市民部長       茂木 一夫君   健康福祉部長     山 恭昭君
   経済部長       栃原 豊彦君   都市建設部長     萩原 誠一君
   総務課長       内山 日朗君   会計管理者兼会計局長 松井 玲子君
   教 育 長       宇敷 重信君   教育部長       小池 龍実君
   庶務課長       石井  旭君   監査委員事務局長   増田 雄二君
─────────────────────────────
議会事務局出席者
   事務局長       茂木 進一    次長兼庶務係長    松井 克人
   議事係長       今井 利次    副 主 幹       安原 和宏
──────────────◇──────────────
    午前10時開議
◇議長(大竹政雄君) これより本日の会議を開きます。
──────────────◇──────────────
    第1 一般質問
◇議長(大竹政雄君) 日程第1、一般質問を行います。
 昨日に引き続き、順次質問を許可いたします。
 最初に、野村洋一議員。5番。
〔5番 野村洋一君登壇〕
◇5番(野村洋一君) 皆様、おはようございます。議席番号5番の野村洋一でございます。
 初めに、横山公一市長の就任を心よりお喜び申し上げますとともに、沼田市長として待った
なしの課題が山積する沼田市行政に対し、決断と実行の精神で沼田市民のために立ち上がって
いただいた勇気に対し、衷心より敬意と感謝を申し上げます。
 それでは、通告に従い一般質問をさせていただきます。
 今回の私の質問は、グリーンベル21について、実情に合った都市計画について、観光資源
の有効活用による今後の沼田市の見通しについて、定住促進についての4つの表題について、
順次質問を行います。
 これらの項目については、これまで前市長に提案や要望を本会議で行ってまいりましたが、
歯切れの悪い答弁に終始し到底納得のいくものではありませんでした。
 本日は、こうしたことを踏まえて、それぞれの項目について横山市長の率直なお考えをお聞
かせいただきたいと思います。
 それでは、グリーンベル21についてお伺いいたしますが、横山市長はグリーンベル21の
取得について、本庁舎にすることを目的とするお考えがあるのかお聞かせいただきたいと思い
ます。
 次に、都市計画についてお伺いいたします。沼田市の都市計画は実情に合っていない場所が
何カ所かあります。例えば、幹線道路沿線、3・3・2沼田バイパス線付近の一部第一種住居
地域指定による建物床面積の制限、動力の使用不可、遊技場等の申請不許可など、本来は経済
効果が十分見込まれる区域であるはずの場所が用途地域の不備による弊害が生じております。
私は、地域の将来の活性化のために用途地域の見直しは検討するべきと考えますが、横山市長
のお考えをお聞かせいただきたいと思います。
 また、横塚生品農工地区の工業専用地域でありますが、昭和52年8月20日に沼田市都市
計画の用途地域が決定以来、未利用地19.4ヘクタールは放置されたままの状態であります。
要因は、工業専用地域の建築物に対する規制が厳し過ぎることが挙げられます。用途地域の見
直しを検討し土地利用の促進を図る時期に来ていると考えますが、横山市長のお考えをお聞か
せいただきたいと思います。
 次に、都市計画道路の環状線についてでありますが、北回り環状線に対して南回り環状線工
事が大幅におくれておりますが、この問題について横山市長はどのような対応をお考えなのか
お聞かせいただきたいと思います。
 次に、観光資源の有効活用による今後の沼田市の見通しについてでありますが、最近では国
道120号沿線の「とんかつ街道」や日本一の河岸段丘など観光客の誘致を図る企画が打ち出
されておりますが、しっかりと観光客を引きとめる観光施設が望まれるところであります。川
場村の田園プラザが観光客誘致においてはひとり勝ちでありますが、日本一の河岸段丘が目の
前にあるのですから、具体的にビュースポットを兼ねた道の駅の検討に取り組む時期と考えま
すが、横山市長のお考えをお聞かせいただきたいと思います。
 次に、沼田城の復元についてでありますが、先日、2016年のNHK大河ドラマに真田幸
村を主人公とした「真田丸」の制作決定が報道されました。沼田市にとっては願ってもない好
機でありますから、これを契機に沼田城の復元に弾みがつくと大いに期待するところでありま
す。横山市長には、ぜひとも沼田城復元に積極的に取り組んでいただきたいので、よろしくお
願いを申し上げます。
 最後に、定住促進について、住宅購入の助成についてでありますが、定住促進を目的とした
住宅取得費の補助制度は、県内8町村、上野村、神流町、下仁田町、南牧村、甘楽町、東吾妻
町、片品村、みなかみ町で実施されておりますが、桐生市も本年度から実施すると報道されて
おります。今後、沼田市としてどのように検討されていくのか、横山市長のお考えをお聞かせ
いただきまして、私の1回目の質問とさせていただきます。
◇議長(大竹政雄君) 市長。
〔市長 横山公一君登壇〕
◇市長(横山公一君) ただいまの野村議員の御質問にお答え申し上げます。
 まず、グリーンベル21について、市長の具体的な考えについて、グリーンベル21を本庁
舎にすることを目的とする考えがあるのかについてでありますが、郊外大型店の増加による中
心市街地の空洞化、少子高齢化の進行などにより、平成5年の開業時と比べグリーンベル21
を取り巻く環境は大きく変化いたしました。
 一方、市庁舎につきましても建設当時には想像もし得なかったほど情報通信技術が進展し、
OA機器が普及、新たな市民ニーズに対応するためのさまざまな機能が求められるようになっ
ております。
 こうした中、各地の自治体で庁舎にコンビニエンスストアやレストランなどを併設する事例
も増加しており、またショッピングセンターに行政機能の一部あるいは全部を移転し、既存施
設を有効に活用することによって成果を上げている事例などもありますので、第五次総合計画
における庁舎整備検討事業の中で、議員の御意見も参考とさせていただきながら、幅広い視点
から検討してまいりたいと考えております。
 次に、実情に合った都市計画について、用途地域の変更と見直しについて、幹線道路沿線(
3・3・2沼田バイパス線)付近の一部第一種住居地域指定による弊害についてでありますが、
平成22年3月に策定した都市計画に関する基本的な方針である沼田都市計画マスタープラン
の中で、都市計画区域や用途地域、都市計画道路などの見直しを検討することになっており、
今年度から数年計画で都市計画区域等見直し事業を実施する計画となっております。
 見直しに当たっては、平成23年度に実施した都市計画区域内の基礎調査をベースに市全体
の現状を把握して、都市計画区域、用途地域、都市計画道路の見直しなどを包括的に検討する
ための基礎調査や見直し方針等の作成を行ってまいりたいと考えております。
 次に、横塚生品農工地区の工業専用地域を準工業地域へ見直せないかについてでありますが、
横塚生品農工地区は、農村地域工業等導入促進法に基づき、昭和48年に群馬県が横塚・生品
地区を選定し農村地域工業導入実施計画を策定したものであります。市としては、昭和52年
8月に都市計画法に基づく工業専用地域に指定いたしました。
 用途地域の見直しにつきましては、今年度から実施する都市計画区域等見直し事業の中で、
あわせて検討してまいりたいと考えております。
 次に、南回り環状線の進捗について、北回り環状線に対して南回り環状線の工事の遅延(沼
田病院から栄町工区)の要因についてでありますが、環状線は延長7,680メートルを昭和
51年10月に計画変更し、昭和53年度の上原町における第1期事業着手以来4期まで整備
を進め、平成15年度に完成しております。
 現在は、平成10年度に栄町工区として利根実業高校から角屋工業の東、約150メートル
付近までの延長1,320メートル区間の事業認可を受け引き続き事業を進めております。沼
田病院から角屋工業付近までは事業認可を受けておらず、当面は利根実業高校から市道坊新田
沼須線交差点までの区間の工事を優先して実施してまいりたいと考えております。
 栄町工区は、当初計画に比べ工事がおくれておりますが、都市計画道路事業は、その規模か
ら多額の事業費と長い事業期間、そして多くの地権者との交渉が必要であります。この十数年
の間、大きな経済状況、社会状況の変化の中、国の補助金等も大幅に引き締められてきたわけ
でありますが、地権者の環状線事業に対する考え方も変化しておりますので、引き続き交付金
等の活用に努め事業の進捗を図ってまいりたいと考えております。
 なお、平成25年度末の環状線全体の供用済延長は4,744メートルで、全体の進捗率は
約62%、栄町工区の進捗率は事業費ベースで約31%となる見込みであります。
 次に、観光資源の有効活用による今後の沼田市の見通しについて、河岸段丘による誘客施策
について、国道120号線沿い久屋原地域にビュースポットを兼ねた道の駅建設による観光客
誘致策についてでありますが、道の駅は道路利用者の利便性と多様で質の高いサービスを提供
する施設であり、その設置位置については、休憩施設としての利用しやすさや、道の駅相互の
機能分担の観点から適切な位置にあることと規定されています。
 御指摘の場所から約4キロメートルの範囲には、道の駅白沢と川場田園プラザがあります。
道の駅白沢は、平成9年の登録以来、レストランや露天風呂から眼下に広がる河岸段丘の景観
を呼び物に、年間30万人を超える皆様に御利用いただいております。また、望郷の湯は、本
年4月15日に来館者数500万人を達成いたしました。
 議員の御指摘のとおり、河岸段丘の景観は市の観光資源であると認識しておりますが、まず
は既に道の駅として一定の評価を得ている道の駅白沢のアピールポイントとして積極的に活用
していくべきと考えております。
 次に、沼田城の復元について、2016年NHK大河ドラマに真田幸村を主人公とした「真
田丸」が制作決定し、契機とした沼田城復元についてでありますが、平成28年にはNHK大
河ドラマで「真田丸」が放映されることが決定しました。三谷幸喜氏の完全オリジナル作品で、
本市ゆかりの信之、小松姫がどのようにかかわり、どのように描かれるかも私も大変楽しみに
しております。
 また、これを契機にもう一つの真田の舞台として沼田市をPRしてまいりたいと考えており
ます。特に、沼田城の再建につきましては、沼田公園長期整備構想をもとに十分な歴史的、文
化財的な精査が必要と考えております。さらに、市民の皆様からの御理解があって進められる
ものと認識しております。
 また、次に定住促進について、住宅購入の助成について、市内の定住促進を目的とした新築
住宅取得費の補助制度は県内8町村で行っているが、本市の取り組みについてどのように検討
されているかについてでありますが、平成17年の合併以降も本市の人口は減少を続けており
ます。市内に新たに住宅を取得または建てかえし定住した世帯に一部の補助金を出すことは、
定住人口の増加を促進し本市の人口減少に歯どめをかけることに有効な施策と考えております。
しかしながら、新築住宅取得費の補助は、財源の確保、個人資産取得への補助ということを含
めて、補助対象者の範囲や補助金額など費用対効果を含め引き続き検討してまいりたいと思い
ます。
 以上申し上げまして、野村議員の御質問に対する答弁とさせていただきます。
◇5番(野村洋一君) 御答弁をいただきましたので、再質問させていただきます。
 まず、グリーベル21の活用についてなんですが、私は、議員お世話になってから一貫して
グリーンベル21を沼田の市庁舎にする、そういった方向であの建物の利活用を図るべきだと
いうことをずっと主張してまいりました。これは、今この本庁舎が老朽化して危険であるとい
うことももちろんそうなんですけれども、何といっても本町通りの人のにぎわいを戻すという
観点で考えますと、あの建物を市庁舎に利用して、なおかつ市民の皆さんがいろいろな面で活
用できるような、いわゆるオフィスビルのような形のものをあのグリーンベル21に私は夢を
今託しているところであります。今までずっと星野市長にもその辺のところは事細かに、具体
的に、要望あるいは提案をさせていただきましたけれども、あの建物のまず立地条件を見ます
と、沼田の法務局に非常に近いんです。ですから、あの建物の中に、例えば土地区画調査士の
方、司法書士の方、建築の設計をやっている方、弁護士、こういった職種の人たちがあの建物
の中で仕事をする上には、非常に効率のいい立地条件なんです。市も中に入りますから、市の
中には当然市民課、印鑑証明とる、住民票とる。税務課、土地の固定資産税の評価証明をとる。
あるいは、都市計画課、建設課、農業委員会、上下水道課、こういった部署が1つのオフィス
の中にある。こういう利点を利用しますと、民間のそういった職種の方々が事務所として構え
るのには効率のいい大変便利な事務所になるわけなんです。
 ですから、そういうことを考えた上で、できれば1階部分は生鮮食料品や日用雑貨あるいは
B級グルメの食堂関係、そういったもの、業種の方が1階部分に入っていただいて、買い物難
民がないような手立てをそこで設けるというような形の利活用がグリーンベルでできるんでは
ないかと、こういうふうに私は常々考えております。そういうふうなことがもし実現できると、
本町通りの人のにぎわいといいますか、それが自然に戻ってくると。沼田のいわゆる商店街の
活性化にもつながってくる。
 今、新たに市庁舎を新築するという話になりますと、もうとてつもない何十億円というお金
が必要になるわけなので、そういうお金を市庁舎にかける必要は全く私はない、そういうふう
に考えております。ですから、市長が交代して横山新市長が誕生したわけですから、私は大変
その辺のところを新市長に期待をしているところであります。私の今提案させていただいたこ
とについて、横山市長の率直な御意見をお聞かせいただければありがたいので、よろしくお願
いいたします。
◇市長(横山公一君) ただいまの野村議員の御質問にお答えいたします。
 大変御示唆に富んだお話ありがとうございます。やはり昨日も申し上げましたとおり、市庁
舎も視野に入れてということで、庁議の中で検討していきたいと。庁舎整備検討事業というも
のを立ち上げながら、全市的に検討していくことが望ましいというふうに考えております。
◇5番(野村洋一君) 幅広く検討していただけるという御答弁でしたので、本当にグリーン
ベルについては幅広くいろいろに利用ができるような、市民のためになる、市民が楽しめるよ
うな場所、そういった形の利活用ができるように、ぜひともお願いをしたいと思います。
 続きまして、実情に合った都市計画についての用途地域の変更と見直しのところなんですが、
これも先ほど市長の答弁で具体的に検討をしたいという御答弁をいただきましてありがとうご
ざいます。都市計画の用途地域については、一番私が合点がいかなかったのは、薄根町の17
号バイパスの沿線が真っ黄色の第一種住居地域であると。これはおかしいのではないかと。1
7号バイパスという幹線道路の沿線が準工業地域にもなってなければ商業地域にもなってない。
こういったことで、基本的にいわゆる沼田市の発展を考えた場合に、こういう場所というのは
商業が活性化する場所なんです。商業が活性化する場所が用途地域の不備によって妨害をされ
ているといいますか、足を引っ張られているような状態になっているわけなんです。
 それと、もう一つは、下町に児童公園という大きないい立派な公園があるんですが、この下
町の児童公園は、用途地域で見ますと準工業地域の中に置かれているんです。準工業地域の中
に置かれているというのはどういうことかといいますと、児童公園の周辺にどんなものでも建
てられますよというそういう解釈なんです。ですから、公園があるというところは、子供たち
が遊んだり、それからお年寄りの方が散歩に来たり、憩いの場でなければならないわけなんで
す。そういうところは、用途地域を見れば、もうちょっと規制がかかっている用途地域の指定
が真っ当かなというふうに私は考えています。
 それから、環状線についてですが、柳町の環状線を見ますと、やはり環状線が緑色の住居専
用地域、縛りの強い、要するに用途地域の中を通過している、2カ所ぐらい通過しているんで
す。こういうのも環状線ですから、ある程度環状線の沿線というのは、商業的な向きで活性化
が図れる場所ではないかなというふうに考えますけれども、一部そういう用途地域の指定がさ
れている。これもちょっと都市計画を、全般の都市計画を見た場合に少しおかしくないかな。
 いわゆる一番最初に私がお話しした薄根の17号バイパスの住居地域、3・3・2の沼田バ
イパス線なんですけれども、これは本当に外車のディーラーなんかが出たいと言っても出られ
ないんですよね。というのは、動力が使えないんです。動力が使えないからサービス部門がそ
こにつくれないんです。
 それと、例えばある程度大型な商業施設建てたいと言っても、床面積に制限があって、基本
的には1,000坪未満でなければだめですよというような縛りもあったり、いろいろ弊害が
出ていることは間違いないんです。ですから、それなりにその場所に合った都市計画の用途地
域を沼田市は見直すべきだ、こういうふうに、この前も私、一般質問でその辺のところを市長
に強く訴えました。今度市長がかわりましたから、横山さんには、その辺のところをよく御理
解をしていただいて、できるだけ早いうちにそういった不備のある点、普通に考えてここは黄
色でなく赤だよね、紫だよねという形の用途地域の指定に戻していただきたいと思います。
 それから、横塚生品工業地区の工業専用地域なんですけれども、これももう三十五、六年前
になりますか、水色の工業専用地域に指定をされて、工業専用地域に指定されましたから、建
物の制限が厳しいんです。事務所、倉庫、工場以外は基本的には建てられないんです。ですか
ら、そういった建築の制限が厳しいためになかなか土地利用が促進されない。全体面積の半分
近くが未利用地のまんまで、地主さんは草ぼうぼうにしておけないですから、自分で耕作をす
るなり、あるいは農家の方に頼んでコンニャクをつくってもらったり、農地として周りに迷惑
がかからないような手立てをしているんです。工業専用地域に指定されていますから、農地と
しての基盤整備というのはできないんです。農地としての基盤整備ができないんだけれども、
沼田市の都市計画のマスタープランを見ますと、横塚生品農工地区の工業専用地域の有効利用
を図るために、企業誘致に合わせて基盤整備等を検討しますと書いてあるんです。もう企業誘
致というのも、時代の流れでもうちょっと一昔前の話になりかかっているんです。そんなに今
沼田市に企業誘致、企業誘致と言っても企業がなかなか来ないんです。でかい企業で来るとこ
ろはない。そこで働く雇用の問題が出てきてだめなんです。ですから、この横塚農工地区、こ
の広大な土地をもう少し利用が促進できるようにするのには、工業専用地域という用途地域の
厳しい縛りをちょっと緩和する。せめて準工業地域とか工業地域ぐらいに制限を緩和する、そ
ういうことを考えて土地の利用の促進を図るような手立てを立てないと、いつまでたっても横
塚の農工地区は未利用地のまんま残るという現象が続くと思います。
 以前、私、一番いいのは、太陽光発電でもして、沼田市で自主財源確保のためにそういう計
画を立てたらどうですかという話もしました。ところが、前の市長は小水力にこだわって太陽
光発電には全然耳かさなかったんですけれども、いずれにしてもあのまんま広大な土地を都市
計画の区域に入れておいたまんま農地利用というのはいかがなものかな、こういうふうに私考
えますので、その辺のところ、率直な横山市長の御意見ありましたらお聞かせいただきたいと
思います。
◇市長(横山公一君) 野村議員のただいまの御質問にお答えいたします。
 先ほども申し上げましたとおり、もう既に用途地域の指定の見直し作業に入っております。
野村議員の御意見を踏まえながら見直し作業を進めさせていただきたいと思います。
◇5番(野村洋一君) ありがとうございます。ぜひそういう方向に持っていっていただいて、
土地の利活用が図れるようによろしくお願いをしたいと思います。
 北回り環状線の進捗状況に比べて南回り環状線の工事の遅延がどういうことなのかというこ
とについては、先ほど横山市長のほうから丁寧な御答弁がありましたのでわかりました。これ
については、再質問なしにします。
 観光資源の有効活用による今後の沼田市の見通しについての中で、まず河岸段丘の話なんで
すけれども、先ほど横山市長のほうから白沢の望郷の湯ですか、あそこの道の駅が非常に誘客
があってなかなか河岸段丘のスポットとしても人気があるよと。年間の集客数もまあまあの数
が来ているよという話がありました。私は、そこはそこでいいと思います。ただし、120号
の沿線の中に、川場の田園プラザに対抗できるような規模の大きな道の駅のような、物産、観
光を内外にアピールできるような誘客施設がやはりどうしても必要かなと。後で触れますけれ
ども、こういうことは沼田にもしお城が復元できたとすると、やはり沼田のお城を中心とした
利根沼田の観光のラインの中でどうしても120号の沿線の中にそういったしっかりと観光客
の足をとめる施設、それから沼田市の物産を大々的にPRできる施設、こういうふうなものが
必要なんです。ただ、そこに目玉になるものがないと、そういう施設をただつくってもだめな
んです。そこに日本一の、先日、同僚議員から日本一ではないよという話がありましたけれど
も、私は日本一の河岸段丘でいいと思います。日本一の河岸段丘がありますから、その日本一
の河岸段丘をゆっくり眺めながら食事ができたり、物産の買い物ができたり、せっかくはとバ
スが沼田まで来ているわけですから、ある程度規模のでっかい施設を120号の沿線につくっ
て、そこに観光客の足をしっかりとめるということが、これからの沼田市の観光を考えた中で
はどうしても必要ではないかな、こういうふうに考えます。老神温泉を考えてもそうです。水
上温泉を考えてもそうです。やはり利根沼田が連携していく中には、そういった観光客の足を
しっかりとめる観光の施設、そういうものがどうしても必要でないか、こういうふうに考えま
すので、私はあえて河岸段丘のビュースポットを兼ねた誘客施設、これが必要だと。こういう
点をさせていただいているわけなんです。
 それと、120号の沿線では、確かにいろいろな趣向を凝らしたとんかつ街道だとか、利根
実の生徒さんのつくった「えだまメンチ」をB級グルメで売り出すとかいろいろな企画が立て
られていて、120号のかいわいが少しずつにぎやかになってきているのが事実なんです。そ
こに、例えばこの前も前の市長にお話ししましたけれども、6月6日を六文銭の日のような形
で、六文線ののぼり旗を120号の、要するに観光施設だとかそういった商業施設にどんどん
立てていただいて、そういう沼田市の新しい観光のPRになるような日を決めていただいて、
せっかく小松姫のゆるキャラもあることなんですから、120号のにぎわいといいますか、そ
こを日本一の河岸段丘絡めた、イベント、こういうふうなものもぜひ市長に考えていただいて、
お願いができればなというふうに考えております。
 先ほども市長の御答弁で、これ以上質問はいたしませんけれども、私の要望とすると、希望
とすると、そういうものが白沢の望郷の湯以外にもやはり必要ではないかなと、こういう思い
がありますので、市長に重ねてお願いをするところでございます。
 続いて、沼田城の復元について入らせていただきます。
 私は、沼田城の復元について、川場の村長の関さんのお考えをそのまんま私は非常にいいア
イデアだなと思って受け売りで前の市長にも、沼田城を復元する場合は地産地消で沼田市民が
沼田市民の力で復元をするんだと、そういう姿勢で沼田城の復元に臨んで、復元をしていると
ころを観光にして、そこに誘客をすると。それで、誘客をしながら、そこに来た人たちから見
学料として、例えば500円ぐらいでもいいからいただいて、それを復元の浄財に充てるとい
うような形で沼田城の復元を進めていくと。これが、私は関村長が言っている、本当に沼田市
民が沼田市民のためのお城をつくったんだよというそういった非常に沼田市にとってかけがえ
のない歴史的な建物になるのではないかな。余りにも文化財だとかそういうふうなことにこだ
わり過ぎてしまうと、この間テレビでやっていましたけれども、甲府のほうで町の商店街の人
たちはそんなに国の重要文化財にこだわる必要はないのではないかと。お城があればあるなり
に観光客も来るんだし、町が活性化するんだ。教育委員会のほう、教育部のほうでは、やはり
つくるからには史実に基づいた文化財指定受けられるようなものでなければつくっても意味が
ない。こういうふうに意見が2つに分かれているのがこの間テレビでやっていましたけれども、
私は、沼田城の復元についてはさほど史実に忠実に考えなくてもいいかなと。むしろ重要なの
は、市民の皆さんが六文銭のはっぴでも着て、地下足袋でも履いて、それで復元の作業をする
と。そういうところをいろんな人が、観光に来た人が見て、ああ、沼田市は、沼田のお城とい
うのはこうやって将来できるのかな、じゃあまた少したったら見に来ようかな。こういうふう
にリピーターになっていただけますよね。そうすると、結構長い期間、沼田城の復元に携わっ
ても、それなりに復元の費用がそういうところから捻出ができる。
 それともう一つは、沼田の公園全体をテーマパークのような形にしていくということが、私
は理想ではないかなと思います。沼田城のお城ができただけではだめなんです。グラウンドを
整備して、グラウンドを埋めて平らにして、そこに城下町の町割のような建物を建てて、そこ
でそばを食べたり、うどんを食べたり、みそまんじゅう食べたり、物産の販売をするお店がで
きたり、いわゆる城下町の風情のある建物がそこに並べば、そこはそこでそれなりの史跡を重
要視したような、いわゆる城下町をイメージしたようなテーマパークができるわけです。そう
いうものをつくるということによって、観光の、要するに促進が図れます。図れるといいます
かね。ですから、そういうふうなことも、私は、ぜひそういうふうに横山市長にお考えをいた
だいて、沼田の公園のこれからのあり方といいますか、沼田の市民のために、利根沼田のため
になるような長期的な構想といいますか、そういうふうなものをぜひとも横山市長にお考えい
ただいて、沼田城の復元を含めた沼田公園の整備、こういうふうなものを一歩踏み込んだ形で
お考えになっていただければありがたいと思います。その辺のことについて、横山市長のほう
で何かお考えがあればお聞かせいただければと思いますが、よろしくお願いいたします。
◇市長(横山公一君) 野村議員の御質問、真摯に受けとめて検討していきたいと思いますが、
まずは沼田公園長期整備構想を精査していく中で、順番に手をつけていきたいというふうに考
えております。と申しますのは、まだ沼田公園におきまして、沼田城の調査、発掘というもの
が全て済んでおりません。やはり順序として、そういうものから手をつけていきたいと。その
手をつけていく中で、市民の合意形成を図りながら一歩でも前に進めればよろしいかなという
ふうに考えております。
◇5番(野村洋一君) 横山市長に大変期待をするところでありますので、ぜひともそのよう
にお考えになって、長期整備構想、ある程度具体的な形に動き出すようにお願いをしたいと思
います。
 現実にふるさと創生の竹下総理が1億円を地方にばらまきましたけれども、そのお金もまだ
9,130万、沼田市は基金としてためてあるわけですし、先人の沼田城に対する熱い思いで
寄附をしていただいた方々の基金も6,700万程度まだためてあるそうですから、そういっ
たものを活用して、まず調査の段階から一歩踏み込んで沼田城の復元を含めた公園の整備構想
に着手をしていただければありがたいと思いますので、よろしくお願いをいたします。
 最後になりますけれども、住宅促進について、住宅購入の助成についてでありますけれども、
これも先ほどの横山市長の御答弁で検討していきたい、こういうふうに御答弁いただきました
ので、その辺のところはよろしくお願いしたいと思います。
 私が先般、隣町のみなかみ町に住んでいる方が、みなかみ町で御商売をしている工務店さん
で住宅を建てれば100万円助成しますよ、こういういい助成制度がすぐ隣の町でやっている
んですよ、こういう話をしたことがあります。これが今度は、先日の新聞報道見ますと、桐生
市では加算方式というんですか、最高で200万まで助成するというような立派な住宅促進の
助成制度を今年度から始めるというようなことも報道されております。先ほど横山市長が財源
の問題もあるから一概に簡単に、いいことなんだけれども具体的にするというところまでは今
のところ踏み込めないんだというような御答弁だったと思いますけれども、これもいろいろな
財政の無駄のある点は正して、それで財源を捻出をしていただいて、やはり若い人が沼田市に
残っていただかなければ人口がどんどんどんどんただ減っていくだけなんです。やはり若い人
たちに残っていただいて、次の世代をつくっていただいて、それを引き継いでいけるようない
い連鎖の形ができてきて初めて沼田市が活性化をしていくということになるので、これは大変
重要な施策の一つだと私は思っております。ですから、この辺のところも財政的な面で、まだ
市長になったばかりで、横山さんに余りそこを強くお願いするのはちょっと酷かなという気が
いたしますけれども、制度的には非常に必要で大事な制度でありますから、この辺のところよ
く御精査をいただいて検討していただければありがたいと思います。その辺のところ、繰り返
しになりますけれども、横山市長の決意といいますか、その辺のところありましたらお聞かせ
いただければと思います。よろしくお願いいたします。
◇市長(横山公一君) ただいまの野村議員の御質問にお答えいたします。
 制度的に大変必要であるという認識はいたしておりますので、引き続き検討させていただけ
ればありがたいと、かように考えております。
◇5番(野村洋一君) いろいろ私の4つの表題、項目について横山市長からかなり具体的な
誠意のある御答弁をいただきましてありがとうございました。
 最後になりますが、私は、横山市長に市民のための行政として不備を改め、市民のためにな
ることは積極的に取り入れ、12年間の停滞した市政のよどみを払拭し、正常な流れに戻して
いただくことを御期待申し上げまして、私の本日の一般質問を終わります。ありがとうござい
ます。
──────────────◇──────────────
◇議長(大竹政雄君) 次に、石井紘一議員。7番。
〔7番 石井紘一君登壇〕
◇7番(石井紘一君) 今回の一般質問の内容からして、政策にかかわることから、一部所管
に触れますが御了解をお願いします。
 それでは、通告に従い一般質問を行います。
 私の今回の一般質問は、1沼田市政について、ア安心・安全なまちづくりについて、イ地域
経済の活性化について、ウ本庁舎の問題についての3項目であります。
 まず、安心・安全なまちづくりについて、@安心・安全 人にやさしい福祉のまちづくりに
ついてでありますが、安心・安全に暮らすに際しては、ふだんの生活の場である住宅・住環境
のバリアフリーが図られているなど、人に優しい生活環境が確保されていることや、万一の災
害時に対応できる条件整備が図られていることが重要かと思われます。今後、超高齢化が進み
つつある地域の実情を見据え、市民誰もが住みなれた地域で暮らせる、健やかで安心できるま
ちづくりが要求されます。
 また、近年異常気象などによる災害が発生しております。比較的災害が少ないと言われてい
る本市ですが、いつどのような災害が起こるかわかりません。
 市長の思想・理念である、楽しく安心して暮らせる地域で、地域防災の充実ときめ細かい福
祉施策、障害者施策を実施し、高齢者から幼児まで安全に、そして心豊かに暮らせる沼田を目
指すとあります。
 そこで、安心・安全 人にやさしい福祉のまちづくりについての市長の見解をお伺いします。
 また、Aとして、さきの2月の記録的な大雪を踏まえ、本市の防災体制をどう考えるか、市
長の見解をお伺いします。
 次に、地域経済の活性化について、農産物のブランド化と6次産業への取り組みについてで
ありますが、農産物の価格低迷や生産資材価格の上昇などにより、農業所得が継続的に減少し
ております。農業所得の増大を通じた農業の持続的発展を図るためには、農産物の生産と販売
生産コスト化を進め、農山漁村に由来するさまざまな地域資源を生かしつつ、第1次産業、第
2次産業及び第3次産業を総合的かつ一体的な融合させた事業展開を図ることが求められてい
ます。
 このような農業の6次産業化を通じた所得の増大を図るため、食生活の変化や地域の実情、
品目ごとの特性を踏まえ、農産物の品質向上、加工や直接販売などによる付加価値の向上やブ
ランド化の推進などによる販売価格の向上を図ることが必要かと思われます。
 そこで、農産物のブランド化と6次産業化への取り組みについて、行政側はどのような支援
を考えておられるのか、市長の見解をお伺いします。
 次に、本庁舎の問題についてでありますが、現在、本庁舎の狭隘化などによって、御承知の
とおり、本庁舎、東原庁舎、保健福祉センター、中央公民館、さらには白沢町振興局及び利根
町振興局などに行政機関の分散が余儀なくされております。また、本庁舎は昭和39年に建設
され、築後50年と半世紀が経過し、特に耐震性や老朽化が進んでいる状況であります。また、
大規模災害時には、市民の安心・安全を確保し生活を守り支援していくための拠点となる重要
な役割を担うわけであります。
 そこで、本庁舎の建てかえや本庁舎の移転について、どのようなお考えなのかお伺いし、1
回目の質問といたします。
◇議長(大竹政雄君) 市長。
〔市長 横山公一君登壇〕
◇市長(横山公一君) ただいまの石井議員の御質問にお答え申し上げます。
 まず、沼田市政について、安心・安全なまちづくりについて、安心・安全 人にやさしい福
祉のまちづくりについてでありますが、少子化や高齢化の進行に加えて核家族化が進み、子育
てや介護など家庭や地域でお互いに助け合う機能が弱まってきています。
 特に、高齢者単身世帯の増加や高齢者のみの世帯が増加し、地域で生活する上で起こるさま
ざまな問題を解決するための自助機能が限界を迎えている家庭も少なくありません。
 市といたしましては、市民の誰もが住みなれた地域の中で安心して充実した生活を送ること
ができる地域社会を築くため、本年度を初年度とする地域福祉計画に基づき「自助・互助・公
助」のまちづくりを進めてまいりたいと考えております。
 次に、2月の記録的な大雪を踏まえ本市の防災体制をどう考えたかについてでありますが、
県内12市の中でもいち早く災害対策本部を設置し、市民の安全・安心、生命・財産を守るこ
とを優先に、緊急出動態勢や避難所の開設準備、高齢者等の安全確保への対応、除雪作業並び
に排雪場所の確保、区長からの要望の聞き取りを行うなどの取り組みについては、一定の対応
が図られたものと考えております。
 また、行政として全ての生活道路までには手が回らない状況の中で、早期の生活道路の確保
ができましたのは、各区の地域住民の皆様方の自主的な除雪作業によるもの、いわゆる自助・
共助の力を痛感しております。
 災害時において被害を最小限に抑えるためには、まず自らの命は自らが守るといった、一人
一人の取り組みが必要であります。
 次に、我が町は我が手で守るといった地域住民の助け合いが必要であります。
 まさに、今回の豪雪では、自助・共助といった地域力が遺憾なく発揮されたものであり、防
災体制の根幹をなすものであると感じております。
 次に、地域経済の活性化について、農産物のブランド化と6次産業化への取り組みについて
でありますが、さきの議員の御質問にお答え申し上げましたとおり、農産物のブランド化及び
6次産業化を推進することは、地域の活性化を図るため必要な取り組みであると考えておりま
す。
 ブランド化につきましては、沼田産農産物の高付加価値化の推進を図るとともに、6次産業
化につきましても事業参入を希望する農業者への支援、事業計画の認定を受けるための支援等
を行ってまいりたいと考えております。
 今後は、ブランド化及び6次産業化を推進するための協議会を早急に設立し、事業に取り組
んでまいりたいと考えております。
 次に、本庁舎の問題について、本庁舎の建てかえについてでありますが、本庁舎につきまし
ては、昭和39年に建築され既に49年を経過していることから、建物や設備の老朽化が進み、
耐震性や庁舎の分散化などによる市民サービスへの支障など多くの課題が見受けられるところ
であります。
 このようなことから、庁舎の整備については、市民の安全・安心を確保する上でも避けて通
れない大きな課題であると認識しているところであり、今後第五次総合計画に位置づけた庁舎
整備検討事業の中で早急に庁内検討組織を立ち上げて、費用や財源確保、市民にとっての利便
性の確保などの幅広い視点で検討してまいりたいと考えております。
 次に、本庁舎の移転についてでありますが、庁舎の整備においては庁舎の移転も選択肢の1
つであると認識しておりますので、庁舎整備検討事業の中で、行政機能の効率化、市民の利便
性、災害時の防災拠点としての機能性、建設費用などを踏まえて総合的に検討してまいりたい
と考えております。
 以上申し上げまして、石井議員の御質問に対する答弁とさせていただきます。
◇7番(石井紘一君) それでは、御答弁をいただきましたので再質問をさせていただきます。
 最後はやはり共助、自助、公助と3つの原則ですか、自助、公助、共助ということでありま
す。そこで、昨年6月に災害対策基本法が改正されました。そういった中で、災害時に要支援
者または避難支援計画の作成を地域のほうから事情をもとに要支援者のリストアップし、また
個人避難計画も作成するようなことがありますけれども、それをつくるにはなかなか個人情報
との兼ね合い、要援護者に関する関係者との情報共有ですか、そのような環境、状況がありま
すけれども、今現在、沼田市においては要援護者の地域での支援確保はどのようなことになっ
ているのか、また図っていくのか、お伺いします。
◇市長(横山公一君) ただいまの石井議員の御質問にお答えいたします。
 災害時の要援護者のリストアップと個別避難計画については、高齢福祉課で作成した要援護
者支援システムを活用し、要援護者の名簿の作成作業に入っているところであります。今後対
象者への個人情報の公開に関する同意調査を行い、同意された方につきましては、自主防災組
織の代表者や区長及び民生委員等へ名簿を提供し、災害時の避難支援計画を検討してまいりた
いと考えております。
 また、同意されない方につきましては、支援マニュアルを作成し災害時の対応を検討してい
きたいと考えております。
 次に、要援護者の地域での支援確保についてでありますが、各町、各地区の自主防災組織や
区長及び民生委員などの地区役員皆様の御協力が必要であると考えております。
◇7番(石井紘一君) 大変細かく御答弁されてありがとうございました。今、計画中という
ことですので、よろしくお願いいたします。
 続いて、1995年、平成7年、皆さん、御承知のとおり、阪神・淡路大震災がありました。
そういった中、西宮市のほぼ市街地の全部ですか、被害に遭ったんですけれども、そういった
中で、本庁舎も被害を受けました。その中で職員が開発した被災者支援システムがあります。
それをもとに被害の復旧・復興業務が大きな力を発揮したということで、私もこの問題につい
ては平成24年3月第1回の定例会において一般質問をさせていただきました。そのときの答
弁が、今後まちづくりの安全・安心のために必要なものであるというふうに捉えておりますの
で、今後導入について検討を加えてまいりたいと考えておりますという御答弁をいただいてお
りますけれども、その後の検討結果についてお伺いします。
◇市長(横山公一君) ただいまの石井議員の御質問にお答えいたします。
 被災者支援システムの導入についてでありますが、阪神・淡路大震災の際に西宮市が構築し
たシステムで全国の地方公共団体に無償で公開、提供されるものと認識しております。
 本システムの利用につきましては、本年2月3日付で利用許可をいただいております。シス
テム運用については、住民基本台帳より情報の抽出が必要であるため、その作業については検
討を行っております。
◇7番(石井紘一君) ぜひひとつ早期にお願いします。
 続いて、本年の2月28日、大雨や大雪の防災に役立つ日米降雨観測衛星を搭載したH−U
Aロケット23号機が鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げ成功しました。この宇宙ロ
ケットについては降雨の観測衛星でありまして、天気予報の精度向上、そういったものを初め、
台風や集中豪雨あるいは干ばつなどの防災、気候変動の解明に貢献できるということで期待が
されております。
 そういった中、しかし世界的にもふえている台風や洪水、竜巻、大雪などから人々の命、安
全、財産を守るためにますます重要性が増しておると思いますけれども、しかしいつ起きても
不思議ではないと言われている都市の直下型の大震災であります。最悪の場合、想定被害者は
死者1万3,000人、建物崩壊が約85万棟、避難者が約700万人とも言われております
けれども、本市においても被害を受ける可能性があります。しかしながら、本市が比較的被害
が少なかった場合、大都市からの避難者の受け入れ体制の取り組みはどのようなお考えなのか
お伺いします。
─────────────────────────────
◇議長(大竹政雄君) 休憩いたします。
午前11時00分休憩
─────────────────────────────
午前11時07分再開
◇議長(大竹政雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
─────────────────────────────
◇市長(横山公一君) 先ほどの石井議員の御質問にお答えいたします。
 避難者などの受け入れについてでありますが、県境等を越えた広域避難者への受け入れにつ
いては、群馬県と連携し実施するものであるため、群馬県及び本市地域防災計画の規定に基づ
き、情報収集、受け入れ窓口の設置、避難所の開設及び運営、その後の生活支援など被災者の
ニーズを聞きながら適正な受け入れ体制を図りたいと考えております。
 また、災害時における相互援助に関する協定を締結している新宿区や板橋区などの被災者受
け入れについても同様に対応していきたいと考えております。
◇7番(石井紘一君) 直下型というんですか、大きい都会のほうで災害があった場合には、
やはり居場所というんですか、なくなるというんですか、昔戦争の当時疎開というのがありま
した。そういった中、まだこの地域は旧農家があります。そういった中で、民家も大きい建物
でありますので、居間等も大分あります。そういった一部をそういった避難者にも提供してい
けばありがたいということで、今後そういった場合にはぜひ前向きにお願いしたいと思います。
 続いて、昨今、毎日のように事件などの報道があります。本市においても自然災害あるいは
交通事故、犯罪などがいつ起こるか予測がつかない現状だと思います。しかし、市民の安全、
安心を守ることが行政の宿命かと思います。市民に対して事前に防止策として防犯カメラなど
の設置が考えられますけれども、当然設置するには警察あるいは消防、学校また地域、そうい
った細かい機関との調整があろうかと思いますけれども、防犯カメラの設置について、市長の
お考えがあるかどうかお伺いします。
◇市長(横山公一君) 防犯カメラの設置についてでありますが、平成25年度に利根沼田地
区防犯協会が3基、西倉内町街灯組合等で19基の設置をしていただいております。防犯カメ
ラにつきましては、犯罪行為の抑止や犯罪後の証拠の記録等に効果のあるものですが、プライ
バシー侵害の問題を配慮し検討していきたいと考えております。
◇7番(石井紘一君) ぜひ前向きに検討してもらって、もし災害等が、犯罪によっては犯罪
の解決策として大分役に立つような気がします。どうかそういった危険箇所等確認しながら、
ひとつ検討してもらえればと思っております。
 最後ですけれども、やはり防災の基本的な哲学は、先ほど言いましたけれども、自助、共助、
公助ということであろうかと思います。平素から防災への取り組みとして、地域ごとの講座の
開催で啓発の活動あるいは災害時の避難支援などで重要な役割を果たす自主防災組織の強化な
どが必要かと思いますけれども、それらの取り組み、市長のお考えがあればお伺いします。
◇市長(横山公一君) ただいまの石井議員の御質問にお答えいたします。
 まず、地域等において講座の開設等により啓発活動を進めていくことについてでありますが、
市民の皆様の防災活動は防災対策の根幹をなすものでありますので、その啓発活動につながる
講座の開設は重要なものと考えております。本市職員等が講師として実施している沼田市市民
協働のまちづくり出前講座のメニューとして防災講座、防犯講座、消防講座を用意しておりま
すので、多くの市民の方々に利用していただきたいと思っております。
 次に、自主防災組織の強化についてでありますが、平成21年度に利南地区、池田地区、平
成22年度に薄根地区、平成23年度に川田地区が結成されており、今後はその活動支援を行
うとともに、未結成の町や区については推進を図ってまいりたいと考えております。
◇7番(石井紘一君) 答弁いただきました。未地区、特に早急にひとつ検討して組織の立ち
上げをお願いしたいと思っています。
 次のAについては、これで了解いたしました。
 続いて、農産物のブランド化と第6次産業への取り組みについてであります。
 この6次産業化、これは軌道に乗るまでは一定の年数がかかるようであります。ここに日本
政策金融公庫の農業の6次産業化に関するアンケート調査というのがあります。これは201
1年、平成23年ですけれども、6次産業化の平均操業年数は13.5年、経営が黒字になる
までの平均年数は4.1年だそうです。短年ではその年でありますけれども、最長については
25年かかるということであります。
 その中で、黒字になるまでの平均年数を経営部門別によると、酪農が1.8年、野菜が2.
2年、稲作が4.4年、果樹が4.5年、養豚が8.8年となっています。これらの差は、個
々の経営における取り組みのみならず加工、流通への適用性などが反映されていると考えられ
るということです。
 6次産業化が軌道に乗るまでにはある程度の年数が必要でありますけれども、アンケートの
調査の対象の多くは資金的余裕と精神的な辛抱が重要であると回答されております。
 また、6次産業化に取り組むに当たって重要と考えることについては、商品の差別化、ブラ
ンド化も最も多く67%、次いで該当事業に必要な人材の確保が56%、原材料、製品の品質
の高さが55%、事業開始、継続に当たっての円滑な資金調達が53%の順になっております
けれども、その順位としたら人・物・金の重要性が特に認識されているようであります。
 この計画するにはおおむね5年以内、3年か5年が望ましいとされておりますけれども、そ
こで6次産業化が軌道に乗るまでの一定期間の段階があります。それを支援するのが不可欠だ
と思いますけれども、具体的には支援するんですけれども、支援といって答弁がありました。
どういった支援をするか、市長のお考えをお願いします。
◇市長(横山公一君) ただいまの石井議員の御質問にお答えいたします。
 6次産業化を推進するために、先ほど申し上げました協議会を早急に立ち上げていきたいと
いうことでありまして、その協議会の中で具体的な施策を検討していきたいというふうに考え
ております。
◇7番(石井紘一君) 今後、協議会を立ち上げて進めていくようであります。そういった中、
群馬県においても平成26年度、農政部の当初予算、その中で主要事業の概要ということで各
施策の展開する中で、農業所得の向上や雇用の確保、農村地域の活性化を図るため地域の創意
工夫を生かした地域ぐるみの6次産業化を支援するため、26年度新規に8,200万円の予
算計上などがされております。そういった予算を有効に活用してもらえるような手を打っても
らいたいと思いますけれども、その点について、市長のお考えをお願いします。
◇市長(横山公一君) ただいま大変ありがたい御示唆ありがとうございます。そのような予
算を有効に活用していきながら協議会を立ち上げていきたいというふうに考えております。
◇7番(石井紘一君) ひとつそういった場でぜひよろしくお願いします。
 なお、参考に県内の6次産業化の動向として、平成26年6月30日現在でありますけれど
も、群馬県内の認定事業計画は32件となっております。
 また、六次産業化・地産地消法に基づく総合化計画の認定において、平成26年5月31日
付の認定された件数が3件あります。そういった中で、3件については川場村が2件、みなか
み町が1件となっておりますので、これを参考にして、市長にまた改めてひとつ推進をよろし
くお願いいたします。
◇市長(横山公一君) ただいま川場が2件、みなかみが1件と、大変ありがとうございます。
本市においても2件認定されておりますので、申し添えさせていただきたいと思います。
◇7番(石井紘一君) 今年度の関係で言ったんですけれども。この件については以上にしま
す。
 最後になります本庁舎の問題であります。これについては私も、前にも一般質問した経過が
あります。そういった中、特に横山市長にかわったわけで、再度今回質問をさせていただきま
した。あわせて、昨日の同僚議員の答弁の中にも移転を視野に入れたグリーンベルの活用等が
あります。そういった中、第1回の話の中で、本庁舎はやはり耐震機能の不足による倒壊や、
あるいは破壊などの危険性があります。万が一崩壊した場合、来庁者や職員に人的被害を生じ
る不安があります。また、災害時には何といっても防災の拠点として機能を果たす重要な役割
を持っております。この庁舎問題は、安心・安全なまちづくりを目指すならば最優先事業かと
私は思いますけれども、市長のお考えをお聞かせください。
◇市長(横山公一君) ただいまの石井議員の御質問にお答えいたします。
 議員皆様方が本庁舎に対する危険性、よく理解しておりますので、最優先課題として取り組
むということはやぶさかではございませんが、やはり庁舎整備検討の中で合意をとりながら進
めていきたいと、かように考えておりますので、よろしく御理解のほどをお願いしたいと思い
ます。
◇7番(石井紘一君) ぜひ前向きにひとつお願いしたいと思っています。何せ昨日の同僚議
員への答弁の中で、市長はグリーンベルへの庁舎の移転も選択肢ということで1つの考えを示
しておりますけれども、それはそういうお考えでよろしいんですよね。
◇市長(横山公一君) そのとおりでございまして、選択肢の1つだということで、あくまで
も「も」ということで検討していただければありがたいと思います。
◇7番(石井紘一君) 選択肢の1つということであります。それはそういうことであります
けれども、御承知のように、あのグリーンベルは複合商業施設として、昨日の同僚議員の中に
もありますけれども、1993年、平成5年の4月に開業して、その後2002年、平成14
年の8月31日にサティが撤退して、その後核店舗の開業、撤退などの沿革があります。それ
で、2014年3月に、現在では1階に金融機関の4つのATM、5階にはコミュニティー放
送局、6階にはスポーツクラブが入っているような状況であります。このグリーンベルは鉄筋
コンクリートづくりで、築後21年が経過しております。私のこの辺もし間違っていたら訂正
をお願いしますけれども、法定耐用年数は50年かと思われますけれども、そこで仮に市役所
をこのグリーンベル21に移転する場合、建物の構造からしてある程度の手を加えなければな
らないかと思いますけれども、今時点での市長のお考えをお伺いします。
◇市長(横山公一君) ただいまの石井議員の御質問にお答えいたします。
 たしか平成5年に建ててある建物で、耐震というものの構造については問題ないかと思いま
すが、その他いろいろ構造上のことを調べなくてはならないので、現在のところではこれから
調べていくということしかお答えできないということで御理解いただきたいと思います。
◇7番(石井紘一君) わかりました。そういうことで、移転する場合でもなかなか、検討し
てもらって進めてもらいたいと思います。
 最後になりますけれども、この問題は、私は、先ほど言いましたように、安心・安全なまち
づくりには沼田市の目指すための一番の最大な調査であります。そういった関係で、今後、第
五次総合計画あるいは庁舎検討委員会、副市長を中心に検討委員会を立ち上げるというような
ことが昨日の同僚議員に対して答弁がありました。そういった中で、仮に庁舎を建てる場合で
すが、する場合なんですけれども、やはり私は安心・安全の拠点として市民の暮らしを守る庁
舎としてつくってもらいたい。また、市民協働の拠点として市民に開かれた親しみやすい庁舎、
またにぎわいや回遊をつなげる、町に活気を与える庁舎、行政サービス機能を機能的、有効的
に提供できる庁舎、地球環境に優しい地球配慮型の長寿命化の庁舎、全ての人にわかりやすく
利用しやすい人に優しい庁舎として庁舎整備が必要であると思います。庁舎が抱える課題を解
決していくには、公共、市民、利用者などが力を合わせて沼田づくりを推進していく主要な場
としていく必要があると思います。今後、先ほど言いましたように、第五次総合計画あるいは
副市長を長としての庁舎検討委員会が立ち上がるようでありますけれども、どうか幅広く検討
してもらって、後に悔いのないひとつ立派な庁舎、有効な、有意義な庁舎をひとつお願いした
いと思います。
 最後に、市長のお考えがあればお聞かせ願いまして、私の一般質問を終わります。
◇市長(横山公一君) ただいま石井議員の大変示唆に富んだ御質問ありがとうございます。
安心・安全の拠点、そして市民協働の拠点等いろいろ言われましたけれども、できる限りそれ
らのものを組み込んでいきたいというふうに考えておりますので、御理解いただきたいと思い
ます。
──────────────◇──────────────
◇議長(大竹政雄君) 次に、坂庭直治議員。6番。
〔6番 坂庭直治君登壇〕
◇6番(坂庭直治君) それでは、通告に従って一般質問をさせていただきます。
 東京オリンピックが昨年決定され、開催に向けた準備と世界中の国から多くの人が集まり、
大きな好景気が予測されています。椎坂トンネルも昨年11月に開通し、交通量の増加を見ま
すと、訪れる人がふえているように思われますが、さらなる沼田の元気を目指して、ふるさと
納税の活用はいかがでしょうか。今、ふるさと納税は納税者にも特典があることで注目され、
全国どこからでもネットで見ることができます。沼田をアピールすることで、東京に集まる人
を呼び込むための1つの施策にもなり、特産品の紹介・観光客の増加にもつながります。市長
さんの見解をお伺いいたします。
 次に、オリンピックが来るということは、パラリンピックもあります。当然、障害者の方も
多く集まります。その皆さんが本市を訪れていただき、東洋のナイアガラと呼ばれる吹割の滝
を見たいと言われても、残念なことに直接滝を見ることはできません。障害者や高齢者の方々
に優しくないように思います。今でも車いすや足の悪い方が見えますが、諦めて帰るとのこと
です。この皆さんが、じかに滝を見られますよう、エレベーターとかスロープは整備できない
でしょうか。その後、老神温泉へ立ち寄る際に、大型バスの出入りが困難な場所もあります。
早期の道路拡張はできないでしょうか。市長さんの見解をお伺いいたします。
 次に、先日、上毛新聞に何年か後に子育てのできるお母さんが大きく減少するとの記事が載
っており、その中に沼田市も入っていました。何らかの対策をしないと、ますます少子化が加
速的に進んでしまいます。今でも沼田市は子育て支援に頑張っていますことは十分承知してい
ます。子育て世帯は水をたくさん使います。洗濯物は多いでしょうし、衛生面からも多く必要
です。そこで、さらなる支援策として、水道料金は基本料金だけにするというのはどうでしょ
うか。幸い当市の水は年々余裕ができていると聞いています。市長さんの見解をお伺いいたし
ます。
 次に、地域自治区制度について、振興局制度について、今後のあり方についてお伺いいたし
ます。
 振興局制度は平成17年の合併から10年間設置されることで合意され、現在に至っており
ますが、その期間も来年の3月で終了されることになっています。今現在でも、一体感ができ
ていない部分があります。地元でも心配の声をたくさん聞いているところですが、市長さんは
どのようにお考えなのかお伺いいたします。
 以上で1回目の質問とさせていただきます。どうか、よろしくお願いいたします。
◇議長(大竹政雄君) 市長。
〔市長 横山公一君登壇〕
◇市長(横山公一君) ただいまの坂庭議員の御質問にお答え申し上げます。
 まず、沼田市の元気と安心について、ふるさと納税について、積極的に取り組み本市の一層
のアピールをすべきではないかについてでありますが、ふるさと納税につきましては、平成2
0年6月に水と緑の大地ふるさとぬまた寄附条例を制定し制度化したところでありまして、平
成26年5月末現在で、延べ130人の方から2,991万8,000円の御寄附をいただい
ております。
 その御寄附につきましては基金に積立を行っておりますが、そのうち平成23年度には35
4万3,000円を、平成25年度には746万9,000円を一般会計予算に繰り入れ、寄
附者の意向に基づく事業に充当させていただいております。
 議員御質問の本市の一層のアピールをすべきではないかについてでありますが、昨年度まで
は、御寄附いただいた金額の多寡に関係なく望郷の湯無料入浴券2枚、1,000円相当をお
礼として贈呈しておりましたが、本年度からは御寄附をいただいた金額に応じ、お礼と本市の
PRを兼ね農産物や物産等の贈呈を行うことにしておりますので、御理解を賜りたいと存じま
す。
 次に、東京オリンピック・パラリンピックに向けて、障害者・高齢者支援のための施設整備
等についてでありますが、吹割の滝につきましては、昭和11年に国の天然記念物及び名勝と
して文化財に指定され、第1次・第2次保存管理計画策定書に基づき文化庁並びに群馬県の指
導のもとに保存管理を行ってまいりました。
 障害者、高齢者への対応としてのエレベーター及びスロープの整備につきましては、原則と
して現状変更を認めない保存管理区域のA地区であることから、保存管理計画との整合性など
を考慮し、国、県等関係機関の指導をいただきながら、「吹割渓ならびに吹割瀑保護対策協議
会」において調査・研究してまいりたいと考えております。
 また、老神温泉への早期の道路拡張についてでありますが、市道大原老神線の道路改良工事
については、平成15年度に予備設計業務に着手し平成19年度より継続的に工事を行ってい
るところであります。
 老神温泉への観光客のアクセス道路として、また地域住民の生活道路として大変重要な路線
であると認識しておりますので、安全な交通の確保に向け引き続き事業を推進してまいりたい
と考えております。
 次に、少子化対策について、子育て世帯に対する支援の方策についてでありますが、本市に
おきましては、本年4月から保護者の経済的負担を軽減し子育て支援の充実を図るため、保育
園及び幼稚園の保育料について、3人目以降の無料化制度の拡充を実施したところであります。
 さらなる支援策として、子育て世帯の水道料金を基本料金だけにする旨の御提案であります
が、地方公営企業としての水道事業は、経営に要する費用を水道料金などの営業収益をもって
充てる独立採算制が原則であります。市民へ安全・安心な水道水を安定供給するためには、維
持管理費や施設整備費などの多額の費用が必要であり、水道事業の安定経営の面から現状での
取り組みは大変困難な状況でありますので、御理解を賜りたいと存じます。
 次に、地域自治区制度について、振興局制度について、今後のあり方についてでありますが、
さきの同僚議員の御質問にお答え申し上げたとおり、地域自治区の今後のあり方につきまして
は、地域自治区の設置期間満了後の平成27年4月1日以降は、現行の地域自治区の設置期間
の延長、地方自治法に基づく地域自治区の新たな設置は行わず、白沢町及び利根町の区域にそ
れぞれの支所を設置する考えであります。
 また、地域自治区及び地域自治区の区長の設置に関する協議書の内容を変更し、特別職とし
ての振興局長の後任の設置は行わず、地域自治区の事務所の長としての職員を振興局長として
配置する考えであります。
 以上申し上げまして、坂庭議員の御質問に対する答弁とさせていただきます。
◇6番(坂庭直治君) お答えをいただきましたので、再質問をさせていただきます。
 まず、ふるさと納税なんですけれども、特に昨年あたりからテレビとかで頻繁に放送される
ようになったように記憶するんですが、それは何でかなと調べてみました。そうしたところ、
以前は、例えば納税者の皆さんが納税した額の5,000円から上の部分について納税のとき
の控除対象になったんです。それが、24年度に法改正がなりまして2,000円という金額
に下げられました。ということは、控除限度額というのが、例えばその人によって部分が大き
く変わるんだと思うんですけれども、年の所得が、最後の所得として300万円あれば10%
で3万円の税金を納入しなければいけないんですけれども、ふるさと納税に3万円いたします
と、計算が大ざっぱで申しわけないんですけれども、実際は2,000円の納税で済むと。大
変大きなメリットが出る制度に変わったんです。そうしたところ、納税者から見ると、言い方
を変えて大変下世話な見方をして申しわけないんですけれども、3万円のものが2,000円
で買えるという感覚も捉えることができます。
 それと、これを逆に沼田市側の住民の人から見た場合、この沼田市の方々が、じゃあおれは
前橋のほうが好きだから自分の行使権を前橋に使いますよとなったときには、沼田の税収は2
万8,000円少なくなってしまう。そうした観点から、沼田を大きくアピールする意味も1
つあります。だけれども、沼田の税収も大切なものだと思い、地元の人も活用できないかな。
その辺を大きくアピールしていただいて、このふるさとでことしから農産物も入ったというこ
とで大変ありがたいなと思っていますけれども、ある意味、農産物は季節が大変絞られてくる
品物が多い。例えば、お米だって新米がおいしいんだろうし、トウモロコシであればかいて一
日、二日が大変うまいんだと思います。レタスに至っては、その日。例えば、雪んこりんごだ
って出して一日、二日はとてもうまいですけれども、常温のところに置いたら二日、三日たっ
たらもう味がかなり落ちてしまう。
 このふるさと納税制度というのは、もう1点の見方からすれば、予約販売でもあるかなと思
いますので、この時期に納税していただい皆さんは、この時期はこんなおいしいものがありま
すよとか、そういった観点からも大いにアピールをすべき制度と思いますので、ぜひもっと大
々的に取り組みができないのかお伺いをさせていただきます。よろしくお願いします。
◇市長(横山公一君) ただいまの坂庭議員の御質問にお答えいたします。
 本当にすばらしい制度だと思いますし、今後大いにPRしていきたいというふうに考えてお
ります。これも沼田市のホームページ等でいろんな形でのPR、それを今後考えていきたいと
思いますので、よろしく御理解のほどお願いしたいと思います。
◇6番(坂庭直治君) ありがとうございます。取り組んでいただくということですので、大
変ありがたいなと。
 それで、この間、物産の皆さんとお話をする機会がありまして、ぜひこうした取り組みをす
るときは物産の皆さんとか、まだまだ私がさっき例に挙げなかったものもたくさんあります。
物産の皆さん、地元の皆さんとぜひ相談して、大いに沼田の特徴ある取り組みをしていただけ
れば大変ありがたいと思いますので、ぜひよろしくお願いいたします。
 次に、東京オリンピックのところなんですけれども、当然東京オリンピックが来るというこ
とは、その後にパラリンピックが来るというのは当たり前であります。そこに向けて今チャン
スかなと思い、こういう質問をさせていただきました。この取り組みは、もともと法的にはか
なり苦しいんだなという思いは理解しているつもりであります。ただ、だけれども不可能では
ないんです。
 実は、秋芳洞という鍾乳洞がありまして、そこは大正11年に天然記念物指定を受け、昭和
27年に特別天然記念物の指定まで受けた場所であります。その後の昭和31年にエレベータ
ーが2基ついているんです、その場所に。これは特別記念物の中に鍾乳洞を削ってつけたとん
でもない話なんです、普通に考えたら。だけれども、やはりこれを実現できたのは、地元の強
い思いがあったという記述が出てきました。
 そうした観点から見ますと、普通に考えれば、あそこは無理なんだと思います。ただ、地元
の強い思いですから、地元はどこを指すのかなと言いますと、やはりあのすぐそばの地元もそ
うだし、沼田の観光施設として考えたら、沼田市が地元かなと思いますので、ぜひ市長さんを
先頭に、すぐすぐとは言いません。これに取り組んでいただけたら、また障害者の方にも沼田
市は優しいんだなという思いが伝わるんだと思いますし、実際ここを訪れた人の感想文とか読
ませてもらいますと、やはり吹割の滝までおりてみたら直接見る景色は壮観であるとか、マイ
ナスイオンの世界がよかったとか、あれは上から見ていたのでは、ああ、あそこに滝があるん
だねで終わってしまうんです。やはりすぐそばまで近づけたことによってそういう感じ方がで
きるのかと思います。ましてや、東洋のナイアガラと呼ばれるこの地域であります。当然パラ
リンピックで来た皆さんが訪れる可能性は、100キロちょっとの本市は大でありますから、
ふるさと納税で大いにアピールしていただいておいて、さらにここもアピールできればそうし
た皆さんがこの地域に足を向けていただけるのかなという思いでありますので、ぜひその辺、
もう一度申しわけございませんが、お考えをよろしくお願いいたします。
◇市長(横山公一君) ただいまの坂庭議員の御質問にお答えいたします。
 先ほども申しましたように、原則として現状変更を認めない保存管理区域のA地区であるこ
とから、保存管理計画との整合性というお話をさせていただきましたけれども、吹割渓ならび
に吹割瀑保護対策協議会において調査、検討するようにしたいと思いますので、よろしく御理
解のほどお願いしたいと思います。
◇6番(坂庭直治君) ありがとうございます。
 あと、先ほどのところで1点落としました。老神地区からの大型バスの道路の拡張の件です
けれども、大変重要なことで早期にしていただけるというような答弁をいただきまして本当に
ありがとうございました。
 この現地を自分でも何度か見ていると、本当に足の悪い人は諦めて帰った人も実際見ていま
す。本当にこうした皆さんがあそこの地区に行けますように、ぜひよろしくお願いできればと
思います。家族がしょって下がればという話もありますけれども、しょって下がれない家族も
いるんだと思いますので、ぜひよろしくお願いします。
 それでは、次の質問に移らせていただきます。
 人口減少というのは、本当に自分でも薄々ずっと感じてきたことなんですけれども、先日の
新聞見させてもらったときに、2040年といいますからもうそう遠くない将来と思いますけ
れども、全国の896の市区町村で20代、30代の女性が半分以下になる。大変びっくりで
すよね。それで、6月5日の記事でも、群馬は合計特殊出生率というんですか、これが1.4
1と若干上がったという記事が出てちょっといいのかなと思ったら、人口が差し引きして自然
に7,000人も少なくなっている。そうしたことを考えていくと、これはこのまま何かしな
いと沼田は消滅してしまう、大げさに言うと。消滅しないでも、市長さんのこの最初の新聞記
事を読ませてもらったときに、人口が4分の1減ると経済規模は半分になってしまうんだとい
う思いの記事を読ませてもらいました。そうした観点から、沼田市に新しい家族が住んでもら
うのがどうしても必要かなという思いがあります。それで、こんな突拍子もないと言われても
仕方のないような話をさせていただきました。
 当然、水道会計は特別会計であることは承知はしております。だから、そこの部分から捻出
という考えはありません。1年間、この水道料金を全額納めていただいた方に、超過料金を一
般会計のほうから補助すれば水道会計に迷惑はかけないんだと思います。
 それと、先ほどの話と少し続くんですけれども、本市の出生率の目標はたしか2と前伺った
ことがあります。なら、せめていろんな施策が3人目以上の子供からという施策がいっぱい並
んでいるように感じるんですけれども、これも大変すごいことだと思いますけれども、2とい
う目標であるんですから、2人目のお子さんから、その上のラインは小学校に上がるまでなの
か、いっぱいやはり手を使ってスポーツをする中学生までいっぱい水を使ってもらうのか。そ
の辺はこれからの相談だと思いますが、この辺をぜひいま一度答弁をお願いいたします。
◇市長(横山公一君) ただいま坂庭議員の軽減措置につきまして、一般会計からの補填とい
うことでございますけれども、やはり補助を出すということになりますと一般会計からの補填
が前提となるかなということでございますので、財政面を含めて関係各課に研究していただき
たいというふうなことを要望していきたいと思います。
 それから、先ほど、沼田市は3名からいろいろなことがという話が出ましたけれども、目標
数値が2名ということで3では整合性がないではないかという御質問でございますけれども、
まことにもっともでございますので、それも研究してまいりたいというふうに考えます。
◇6番(坂庭直治君) ありがとうございます。
 今、沼田市の水道のほうは、用水のほうも若干50万立米ぐらいはあるということですので、
ぜひこの制度を実現化していただき、この制度は多分近隣にはほとんど見ない制度で沼田が大
変目立つかなという思いもあります。今、高貴に行くのではなくなりふり構わず沼田の人口を
ふやすために目立つことをするのも自分の考えでありますので、ぜひこれを取り組んでいただ
ければ本当にありがたいなという思いでありますので、よろしくお願いいたします。
 それでは、時間が大変余ってしまっているんですけれども、振興局制度のあり方についてお
伺いをさせていただきます。
 昨日、白沢町のほうで説明会が開かれたということであります。そのところで、どのような
ことが説明なされたのか、お伺いできればと思います。よろしくお願いします。
◇市長(横山公一君) 先ほど坂庭議員のほうから、水道料金の助成について、近隣ではない
だろうというような話がありましたが、全国では3つの例がありますので、その例だけ紹介さ
せていただきたいと思います。
 岡山県の美咲町は、人口が1万5,473名で、これもやはり少子化対策生活支援事業とい
うことで、これは3人目以降の中学生以下の子供を養育する世帯に助成額として基本料金分を
助成すると。
 そして、長野県の生坂村、人口が1,978人で、健やかに産み育む子育て支援金というこ
とで、18歳未満の子供を養育する世帯が超過料金分を助成していると。
 もう1件が、北海道秩父別町、2,625名で、子育て支援水道料金助成事業ということで、
中学生以下の子供を養育する世帯、これは基本料金分を助成しているということでございます
ので、つけ加えさせていただきます。
 それから、昨日の白沢町における地域協議会の概要ですけれども、まとめますと、総じて地
域自治区の存続を望む意見はなく、支所となった場合でも住民サービスの低下を招くことのな
いよう、また支所である程度のことが完結できる権限の付与を望む意見が多くありました。
 また、白沢町の振興局庁舎が広いため、有効利用を望む意見がございました。特に特別職の
振興局長を一般職とすることに対する意見はございませんでした。以上です。
◇6番(坂庭直治君) ありがとうございます。
 実は、先ほどの水道の補助のところに戻りますけれども、自分もあるときテレビを見ていて、
美咲町の皆さんのインタビューするところを見て今回重要だなという思いで伝えました。やは
り子育て世帯の人は本当に多くの水を使うので、これは本当にありがたい話だという話をお伺
いしました。ありがとうございました。
 その後の生坂村については自分もわかりませんでしたけれども、調べていただきましてあり
がとうございました。
 それでは、先ほどの地域自治区振興局についてなんですけれども、やはり自分も振興局制度
をそのまま10年たって続けてくださいということは言うつもりは毛頭ありません。問題は、
支所となって、それだけで今までのところから急激にいろんなことがなってしまうと住民が戸
惑いを本当に感じるんだなと。できれば1年とか2年かけてスローダウンしていくとありがた
いなという思いがありました。
 それと、最初の説明会のときも聞き損ねたといいますか、確認ができなかったのですけれど
も、教育支所についてはどうなのか、わかれば教えてください。
◇市長(横山公一君) 総務部長にお答えさせます。
◇総務部長(田村博史君) 命によりお答えをさせていただきます。
 教育委員会部局の組織である白沢町教育支所と利根町教育支所の業務についても、今後の組
織機構の見直し結果によりまして、その一部を委任または補助執行の方法によって支所に移管
することもあり得るということでございます。検討結果報告書で示させていただいた支所の取
り扱い業務に加えて、今申し上げました委任あるいは補助業務が支所で取り扱うことになると
いうことも組織機構の見直しによってはあるという、このような形でございます。以上です。
◇6番(坂庭直治君) 大分ソフトな言い方で余り理解ができなかったんですけれども、簡単
に言うと、来年の4月以降、教育支所はなくなるんですか、続くんですか。
◇市長(横山公一君) 教育支所につきましては、最終的にはこれからの検討課題ということ
になっております。
◇6番(坂庭直治君) ありがとうございました。
 ある情報によると、教育支所も一緒になくなってしまうんだという話を伺ったものでびっく
りしてちょっとお伺いをいたしました。
 昨日の白沢のところの説明会は大きな反論はなかったというような今感触を受けたんですけ
れども、今夜また利根町のほうであるかと思います。そこでもまた丁寧な説明をいただいて、
もうこの間の説明でも、庁議決定だからもう決まったんだよと、そういうふうに言われたとき
は何か質問、あそこの会場にいながらうわっという上から押さえつけられるようなイメージを
自分は持ちました。あれではなく、こういうふうにしたいんだという根底の思いはそこでもい
いと思うんです。だけれども、説明のときはもう少し丁寧にしていただければ、もっと反発が
少ないのかなと。
 それと、先ほどの市長さんの答弁の中にありましたように、やはり移ってからの機能がどこ
までというのが住民の人の本当に心配だと思うんです。そこを本当にわかりやすく、最初の合
併時に自分も勘違いをしていた住民の一人なんですけれども、合併をしたときに、私はこうい
う会議の席に出る立場ではありませんでしたので、上から聞くだけの立場でありました。合併
して振興局長さんを今度は置くんだよと。振興局長さんというのは、1つの事業に3,000
万の決裁権持っているんだよと。それはすごいじゃないかと。じゃあ何の心配もないじゃんと
いう話で合併に大いに賛成したつもりでした。いざ合併したら、それは違うんだよと。その辺
の説明が大きく食い違ったというか、勘違いした自分が悪いんでしょうけれども、今回もそう
したことがないように、後から住民の人がふざけるなよ、それじゃあこれは合併して何もなく
なったじゃんということにならないか、その辺が心配なんですけれども、その辺の説明の仕方
とか伝え方について、いま一度、総務部長さんですか、よろしくお願いをできればと思います。
◇総務部長(田村博史君) お答えを申し上げます。
 昨日の説明につきましては、支所の取り扱い業務につきまして具体的に何課、何係を残すと
いいましょうか、体制としていくというような説明はしてございません。逆を返しますと、ま
だこれらについて、そういった具体的な業務につきましては、これからの検討でございますと
いうような形で答弁をしてきたところでありますけれども、議員御指摘のとおり、丁寧な説明
に努めてまいりたいと思いますので、御理解いただきたいと思います。以上であります。
◇6番(坂庭直治君) どうもありがとうございます。
 ということは、今の質問を返させていただくと、庁議決定の中にまだ職員の体制とかそこは
決まってないという判断でよろしいんでしょうか。もう一度よろしくお願いします。
◇総務部長(田村博史君) お答えを申し上げます。
 組織と職員体制につきましては、ちょっと読み上げになってしまいますけれども、支所には
課長級の支所長を置き、そのもとに上記取り扱い業務を行うために必要な係及び職員を置くと
いうところまでの決めといいましょうか、方針までが決定していると、そういった状況でござ
います。以上であります。
◇6番(坂庭直治君) どうもすみません。ありがとうございます。
 これで先ほどの説明から、もしものマイナス方向の想定をしますと、教育支所もなくなって
しまって、利根町でもいろんな行事に今まで取り組んでいると思うんですけれども、課長さん
が支所長としてあの部署についた場合、とてもさばき切れる量ではないんだなという思いがあ
りますので、その辺が地元の皆さんと職員の、ある意味において職員は皆さんのお仲間でもあ
るわけですし、その職員さんが、支所長で課長さんが行ったときに、これではとても1人では
務まらない、スーパーマンが要だよと言われたときにはとても困ってしまうので、地元住民の
人も大切ですけれども、当然その職務をしていただく職員の人のことも心配であります。ぜひ
その辺が1人に余り負担にならないような体制をつくっていただければ、住民も安心できるの
ではないかなという思いもありますので、最後にそこをしっかりとお願いして一般質問を終わ
らせていただきます。ぜひよろしくお願いいたします。最後にもう一回お願いできればありが
たいです。よろしくお願いします。
◇市長(横山公一君) ありがとうございました。
 ただいまの坂庭議員の御意見を踏まえて、適切に対処していきたいと、かように考えており
ますので、よろしく御理解のほどお願いいたします。
─────────────────────────────
◇議長(大竹政雄君) 休憩いたします。
午後0時01分休憩
─────────────────────────────
午後1時00分再開
◇議長(大竹政雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
──────────────◇──────────────
◇議長(大竹政雄君) 次に、久保健二議員。13番。
〔13番 久保健二君登壇〕
◇13番(久保健二君) 通告に従い一般質問を行います。
 私は、地域医療について、新市長の政策について質問いたします。
 まず、地域医療の重要性について伺います。
 地域医療は疾病予防や治療に限らず、行政、医療機関はもちろん、地域で健康維持に努め、
生活の質の向上を目的とするものです。私の質問は、その広範囲な取り組みの概念の中で、医
療の実態についてを中心に質問いたします。
 私たちは皆、健康で豊かな生活を望んでいますが、ふだんから病気にならないように気をつ
けたり、また体調が悪ければすぐに医療機関で治療を受けることが当たり前になっています。
しかし、本市や利根沼田地域では医師が減少し、群馬大学の医局やフリーの勤務医に頼って何
とか成り立っているのが現状だということを再認識しなければならないと思っております。
 私たちが住みなれたこの地域で、将来的にも十分な医療を受け続けられるのか。もし十分な
医療が受けられなくなったら、私たちは住み続けることができるのだろうか。将来を担う世代
はここに住んでいけるのだろうか。医療に従事している人たちの生活はどうなるのだろうか。
などなど、心配なことがたくさん思い浮かんできます。
 そういった、健康や将来の住民生活、地域の雇用などにも影響してくることも考慮しながら、
地域医療の重要性について市長の見解を伺います。
 次に、地域医療休制の確保について伺います。
 先ほど、地域医療は個別の疾病予防や治療に限らない広い意味を持っていると申し上げまし
たが、これは各医療機関だけでなく、行政、企業、地域でつくり上げ守っていくものです。
 そこで、行政の役割についてですが、事医療に関しては狭い地域で計画を立てるだけではな
く広い地域で計画を立てられております。保健医療の計画に関しては群馬県が主導で医療の提
供から人材の育成まで策定されておりますが、やはり私たち市民、住民がまず最初にかかわる
のが一次保健医療圏、すなわち区域としては市町村であり、私たちが住んでいるこの地域の医
療機関であります。ここで市民、住民の命と生活を守るために個別の医療機関は医療の充実に
努めており、地域住民は健康維持のために運動を自主的に行っていたり、企業は経済活動を通
して疾病予防や健康維持につながるように努めております。
 それら広範囲にわたることを考えると、一番身近な市行政も大きくかかわっており、その影
響も大きなものだと考えますので、沼田市行政の役割として、私たちの命を守る地域医療体制
の十分な確保への本市の取り組みを伺います。
 次に、医師の確保について、産婦人科医や小児科医不足を例に地域医療体制の維持確保に対
する対応を伺います。
 さきの質問の中で、本地域では医師が減少していると言いましたが、現在、診療科目によっ
ては大学病院の医局に派遣を依頼したり、個人の診療所の医師やフリーの勤務医にお願いをし
て何とか医療の現場をやりくりしているのが現状です。特に産婦人科医や小児科医不足の話は
よく聞く話だと思います。
 そんな状況の中、昨年12月の初め、突然衝撃的なニュースが入ってきました。それは、群
馬大学から利根中央病院に対する産科医の派遣が減少されるというものです。ただでさえ全国
的に産婦人科医が不足している中で、本市も例に漏れておりません。この地域にはお産ができ
る医療機関が個人の医療機関と中核病院がそれぞれ1カ所ずつしかなく、普通のお産でさえ受
け入れが大変な状況です。正常な分娩に関してはお互いに分担すればよいのですが、合併症な
どのハイリスク分娩に対しては、小児科や内科など幾つもの診療科目や医師、それに応じた医
療施設、機器がそろっている大きな医療機関に頼らざるを得ません。こんな現状の中で医師が
さらに減少したら、母親はもとより出産後の赤ちゃんの生命も危ぶまれるということになりか
ねません。患者は一体どこまで行かなければならないのか、この地域では安心してお産もでき
ないのか、この地域での子育てには医療機関不足というリスクがつきまとってしまいます。
 さらに、密接している小児科についても、産科医減少の影響は決して小さくはありません。
一方が弱小化すれば、もう一方も弱小化する危険がつきまといます。こちらも医師の確保が大
変な現状ですが、それだけではなく、産科が減るということは、そこに立ち会う小児科医も減
り小児科医が育たないということにもつながります。
 このように、1つが足りなくなると他の診療科目が減り、そして市民、住民の命や生活環境、
この地域の未来までかかわってくることで、行政の役割と取り組みが大きな影響を及ぼしてき
ますので、医師の確保について、地域医療体制の維持確保に対する本市の対応をお伺いいたし
ます。
 次に、新市長の政策について伺います。
 さきの選挙戦で、横山市長の公約として「人にやさしい福祉のまちづくり」、「地域産業の
復興による雇用の創出」、「農産物のブランド化と6次産業化への取り組み」、「女性の参画
の拡大と子育て・教育の充実」、「財政の健全化と未来志向の地方自治の実践」、「市民構想
会議の設置」とありました。また、新聞紙面等では、グリーンベル問題にも言及がなされてい
ました。
 その中で幾つか質問をいたします。
 初めに、農産物のブランド化について、ブランド化に向けてどのような取り組みを考えてい
るか伺います。
 ブランド化という取り組みは最近に始まったことではありませんが、既存の農産物に付加価
値を加えるための手法としてはとても有効なものだと思っております。これに関しては、企業
はもちろん団体、個人等の取り組みも行われているように思います。
 しかし、ブランド化と一言に言っても、知名度を高めたり品質を維持したりするには、効果
的な宣伝や品質規格や品質の保証など高いハードルがあると考えます。
 そこで、市長は、このブランド化について行政として取り組んでいくと考えられますけれど
も、農産物のブランド化に向けてどのような取り組みを考えているのか。あわせて、このブラ
ンド化への課題点と戦略はどのようなものか伺います。
 次に、グリーンベル21の活用について伺います。
 グリーンベル21に関しては、サティ撤退以来、その対応に苦労し続けているのか実情です。
これまでに行政としてもイベントでの活用やテナント出店を促進するために4億円以上もつぎ
込んできた経過もありますが、今現在では、ビルのほとんどが空床になっているのが現状です。
それだけこのビルの活用は難しいということだと思っております。
 市長就任後、上毛新聞において、グリーンベル21についてのコメントが載っておりました。
「グリーンベル21は中心街の象徴で、整備はいわば沼田の顔づくり。市再生の鍵になる。市
が取得しないと解決しない。同時進行で活用方法も考える。老朽化した市庁舎の移転も1つの
選択肢として、複合的な施設を目指す」とありました。そして、今議会初日の施政方針に対す
る質疑の中で、取得と有効活用について、まずは相手との交渉で、これが進めば市民の意見を
取り入れていく旨の御答弁がありました。これらの記事や答弁からすると、取得が先で活用方
法は後で考えるというように思ってしまいますが、まずは市長の考え方として活用をどのよう
に進めていくのかお伺いします。
 次に、市民構想会議について伺います。
 こちらも、新聞紙面でも、施政方針でも大きな目玉として掲げられております。「市政の課
題について、市民から意見や解決策を挙げてもらい実行に移す。有識者を会議の委員に委嘱す
る。課題ごとに組織する小委員会での検討結果を会議に諮り解決につなげる。機動力ある組織
を目指す」など、施政方針では各界各層からの意見を聞く場との説明や、施政方針で述べられ
たことを推進していくためにも設置していきたいとありました。
 先日の質疑の際には、設置の時期や期間はまだ打ち合わせ中とのことでありましたが、改め
て具体的な設置方法やメンバー、どんな案件に対して設置するつもりなのか伺います。
 次に、起業塾について伺います。
 こちらにつきましては、施政方針では触れられておりませんでしたが、新聞紙面では取り上
げられていました。そこには、「起業を志す人が会社経営のノウハウやリスクを一から学ぶ場
であり、これから塾長を選んでカリキュラムを組んでもらう。事業資金貸し付けや開業場所の
確保など、市による優遇策も検討する」とありました。
 起業を志す人といっても、それはどんな人たちを考えているのか。年齢層はどのようなもの
か。今までに企業経営の経験のある人も含むのか。既に会社経営を行っている人がさらなる事
業の拡張を考えている人も含むのか。どういった人たちが対象なのかも興味があるところです。
 さらに、塾長とはどういった人を考えているのか。さきに述べた優遇策は行政の役割なのか。
事業資金を貸し付けた際の回収に対するリスクはどう考えているのか。などなど、考え方をお
伺いしたいと思います。
 そして、この施策が行われて、起業する人がいて、その企業が順調にいき、沼田市の活性化
につながってくれればとてもうれしいのですが、行政として求めているものは何かをはっきり
と示していただきたいと思います。
 この起業塾について、これら具体的な内容や、ここで求めるものや、行政の役割をお伺いし
ます。
 以上が私の質問です。御答弁をよろしくお願いいたします。
◇議長(大竹政雄君) 市長。
〔市長 横山公一君登壇〕
◇市長(横山公一君) ただいまの久保議員の御質問にお答え申し上げます。
 まず、地域医療について、地域医療の重要性について、地域医療の重要性について市長の見
解を伺いたいについてでありますが、市民が安心・安全な生活を送るためには、地域医療の充
実を図り、良質で適切な医療サービスが提供されることは大変重要であると認識しております。
 全ての市民が健康で生き生きと生活するためには、病気の予防とともに早期発見・早期治療
が重要でありますが、利根沼田地域は、地形的に面積が広く、他の地域の医療機関へ日常的に
通院することは容易ではありません。
 したがいまして、地域で安心して暮らすためには、子供を産み育てる環境、高齢者や障害の
ある方が身近で医療を受けられる環境の整備など地域医療の充実が重要であると考えておりま
す。
 次に、地域医療体制の確保について、私たちの生命を守る地域医療体制の十分な確保への本
市の取り組みを伺いたいについてでありますが、地域医療につきましては、医療法に基づき県
が策定する保健医療計画により保健医療体制の整備が図られております。
 利根沼田圏域は1つの保健医療圏として形成されており、沼田利根医師会や関係機関の協力
のもと、利根沼田広域市町村圏振興整備組合が中心となり休日夜間急患診療や在宅当番医制な
ど地域医療の確保に取り組んでいるところであります。
 次に、医師の確保について、産婦人科医や小児科医不足を例に、地域医療体制の維持確保に
対する対応を伺いたいについてでありますが、産婦人科及び小児科の医師不足につきましては
全国的な問題であり国及び県が医師確保に努めておりますが、当地域においても切実な問題で
あると認識しております。
 産婦人科につきましては、現在、市内で分娩を取り扱う医療機関は2施設でありますが、こ
のうち救急対応ができる病院で常勤医師が1名減少となり、今後さらに減少が見込まれると聞
いております。
 このことは、合併症などハイリスク分娩を取り扱う産婦人科がこの地域からなくなることに
なり、安心して子供を産み育てるには重大な事態であると捉えております。
 このため、利根沼田広域市町村圏振興整備組合では医師確保の要望書を関係機関へ提出する
とともに、県とも連携を図り状況把握に努めているところであります。
 また、小児科につきましても、医療体制の維持確保は重要な課題であるため、医師会の協力
により、週2回であった夜間小児救急診療が、沼田利根医師会地域医療センター開設に伴い、
休日夜間急患診療として週4回に拡充されております。
 医師確保につきましては、今後も県市長会、利根地方総合開発協会等を通じて関係機関へ要
望し、地域医療体制の維持確保に向け取り組んでまいりたいと考えております。
 次に、新市長の政策について、農産物のブランド化について、農産物のブランド化に向けて
どのような取り組みを考えているかについてでありますが、農業者の所得向上や雇用の増大に
よる地域の活性化を図るため、農産物のブランド化を推進するための取り組みを行う必要があ
ると考えております。
 農産物のブランド化につきましては、沼田市のブランドとなる農産物の発掘・開発、管理、
販売をどのように行っていくのかを検討し、地域の産業・経済の活性化につながるよう、ブラ
ンド化の推進を図ってまいりたいと考えております。
 農産物のブランド化及び6次産業化に取り組むに当たり、協議会を早急に設立し、課題や対
応策の検討及び支援等を行い事業の推進を図ってまいりたいと考えております。
 次に、ブランド化への課題点と戦略はどのようなものか伺いたいについてでありますが、近
年、各地で地域の農産品等のブランド化が行われております。
 しかし、ブランド化を進めるに当たっての課題として、沼田市の特徴ある商品をどのように
発掘したらよいのか、どのように販路拡大に結びつけていけばよいのか、どのように品質管理
を行っていけばよいのかなど、多くの課題があります。その対応策等については、協議会を通
して検討してまいりたいと考えております。
 ブランド化を推進することは、地域の産業の発展、地域経済の活性化等につながることが期
待されることから、本市においても積極的に支援を行ってまいりたいと考えております。
 次に、グリーンベル21の活用について、具体的にどのように進めていくのか伺いたいにつ
いてでありますが、平成5年4月16日、沼田サティをキーテナントに中心市街地西側の商業
核としてオープンしたグリーンベル21ですが、マイカルの経営破綻によるサティの撤退、後
継テナントとして誘致したAコープやサンバード長崎屋の撤退以降、専門店の退店に歯どめが
かからず空床が拡大し、ビルを維持するための管理費の確保も容易でない状況となっておりま
すが、再びにぎわいを取り戻したいとの思いは、関係者のみならず市民共通の願いであると認
識しております。
 建設から既に20年以上が経過しておりますが、北から南への一方通行であったキネマ通り
を3・3・1環状線街路事業により拡幅改良した建設の経過なども踏まえ、グリーンベル21
を市民共通の資産として活用し、中心市街地に再び活力を取り戻すことが市政発展にとって重
要であります。
 社会経済環境は目まぐるしく変化し、少子高齢社会が急速に進展する中にあって、中心市街
地にはさまざまな機能が求められておりますが、その中核を担う施設の1つとしてグリーンベ
ル21が活用されるよう、取得も視野に関係者との協議を進め早急に対応してまいりたいと考
えております。
 次に、市民構想会議について、具体的な設置方法やメンバー、どんな案件に対して設置する
つもりなのか伺いたいについてでありますが、市民構想会議につきましては、さきの同僚議員
の御質問にお答え申し上げたとおり、市政への市民参画の機会拡大等を図るための組織として
設置する考えであります。
 構想会議は、市民提案についての検討・報告、また市長への意見具申などを担うものとし、
学識経験を有する方などを委員として委嘱する考えであります。また、構想会議には調査・研
究を行うための小委員会の設置も考えているところであり、小委員会のメンバーといたしまし
ては、学識経験を有する方、専門家、公募市民、建設的な提案をいただいた市民などを考えて
いるところであります。
 次に、起業塾について、具体的な内容や、ここで求めるものや行政の役割を伺いたいについ
てでありますが、社会経済情勢が変化する中、高齢化と人口減少による産業の活力低下が懸念
されており、雇用機会を確保し地域経済の安定を図るためには、創業や新事業に対する支援も
重要な取り組みとなっています。
 現在、新技術や新製品の開発、新たな分野への進出などに積極的に取り組もうとする事業者
に対して経費の一部を助成しておりますが、起業意欲のある人に新たな事業や展開を目指す人
を対象に起業塾を設置し、ビジネスプランの作成方法や事業化するまでに必要な知識等を修得
することにより、次世代を担う経営者の育成と地域資源を活用した事業や新技術を導入した事
業等、本地域における創業を支援し地域の活性化と雇用の創出を図るものであります。
 開業する際には、場所の確保や事業資金等も必要になることから、群馬県を初め地域の経済
団体等と連携を図りながら、新たな融資制度の整備やインキュベーションオフィス、いわゆる
起業をするために活動する人たちや創業から間もない経営者を支援するための施策についても
研究してまいりたいと考えております。
 以上申し上げまして、久保議員の御質問に対する答弁とさせていただきます。
◇13番(久保健二君) 御答弁ありがとうございました。
 御答弁いただきましたので、幾つか再質問をさせていただきたいと思います。
 まず最初に、地域医療についてなんですけれども、重要性についてはもちろん市長を初め当
局の皆様、当然重要だというふうに思っているのは当然だと思います。
 そこで、この地域医療というのは、実はこの言葉だけでとると、定義というものも、実は「
地域医療」という言葉、この4文字に関して言いますと、定義すら実際のところかたく定まっ
たものではないんです。今質問いたしました疾病予防から治療までというだけでなくて、さら
に治療後のそのケアとか、中には介護も含めていると、そういった考え方の人もいるのがこの
地域医療だということでございます。
 この地域医療ですけれども、今回の質問は、医療の現場とか医療の現状について、それを中
心に質問させていただいたんですけれども、市長は市長になって政治家になったわけですけれ
ども、医療と政治の共通点なんですけれども、人の命を守るというところは政治も、当然行政
もですけれども、医療も共通したものだというふうに感じておりますけれども、市長は、その
あたりどうお考えでしょうか、お聞かせ願いたいと思います。
◇市長(横山公一君) 久保議員のおっしゃるとおり、医療と政治の共通点、やはり人の命と
人の生活を守るということに尽きると思います。
◇13番(久保健二君) 市長、ありがとうございます。それを強い気持ちを持って今後の市
政運営に携わっていただきたいと思います。
 それで、この質問に関しましては、大体県のほうが主導で計画を立ててやっていることで、
市としてどういった役割があるかというと、市長が先ほど答弁してくださったような、広域圏
で要望書を出したりとかそういったことをやって、それでこの本地域の、当該地域の地域医療
を確保していくというのができることの最大になるのか、一般的にできることの一番大きなと
ころかななんていうふうには考えているんですけれども、市長として政治的にもこういったこ
とというのは動ける部分があるのではないかと思うんですけれども、そのあたり、市長、お考
えがもしあればお聞かせ願いたいと思いますが、よろしくお願いいたします。
◇市長(横山公一君) 久保議員の質問にお答えいたしますけれども、やはりできることとい
たしますと、利根沼田広域市町村圏振興整備組合などから要望を出すということと同時に、現
在沼田市では利根沼田医師会と協定を結びまして、先ほど申し上げましたような休日診療です
とか急患診療、その他等をお願いしているところであります。
◇13番(久保健二君) ありがとうございます。これはずっと続けていただきたいと思いま
す。
 この利根沼田地域におきましては、医療に関しては結構、実のところは恵まれてきていたの
かなというのが率直なところでございます。今回、産婦人科医が減少するという、医局からの
派遣が減っていくというのは、今まで恵まれ過ぎてきたのかななんていうのも、見方もできる
んですけれども、ほかの地域はさらに医師の確保に苦労しているというところがたくさんあり
ます。そういったことを考えてみますと、例に漏れなかっただけかななんていう部分もあるん
ですけれども、でもこの地域で安心・安全で、安心して住めるということを考えると、その恵
まれた状態というのを何とか維持していかなければならないのかなというふうに私は思ってい
るんですけれども、そこで、市長の考えも、そのあたり、もし何かあればお聞かせ願いたいと
思うんですが、よろしくお願いいたします。
◇市長(横山公一君) ただいまの久保議員の御質問にお答えいたします。
 久保議員は、この地域が恵まれていたのではないかなというようなことをおっしゃっており
ましたけれども、恵まれていることが安心・安全で当たり前というような状況にすることがや
はり沼田市にとって大変重要なことだろうなという認識をしております。
◇13番(久保健二君) 当たり前ではないですけれども、そういった環境でずっとい続けて
ほしいと。市長としては、こういった環境を守り続けると、そういうふうに努めていきたいと、
そういった考えでよろしいのか、それを確認したいと思いますが、よろしくお願いいたします。
◇市長(横山公一君) はい、そのとおりでございます。
◇13番(久保健二君) まことにありがとうございます。
 私の年代というと子育て世代が該当するんですけれども、特に母親の方たちの話を聞くと、
やはり子供の医療というのは特に身近にあってほしい。ないと安心して住み続けられないので
はないかというそういった心配な言葉が今までずっと聞こえてきておりました。そこにさらに、
先ほど最初の質問で申し上げましたように、医師が減っていくということ、そういったニュー
スが入ってきてしまったんです。これが、今回は産婦人科医の減少という話ですけれども、下
手をすると、油断をすればほかの診療科目にも本当に波及しかねない。医師の派遣がなくなっ
てしまうような、滞ってしまうようなそういった危険性というのがつきまとっているんです。
それを民間と、あと医師会とかそういった団体だけでやっていくにはちょっと大変な部分が出
てきてしまうんです。そういったところをフォローするのは行政の役割の1つではないのかな
というふうに思っているんですが、市長の考え方をお聞かせ願いたいと思います。
◇市長(横山公一君) 久保議員のおっしゃるとおり、フォローするのが行政であろうと、か
ように考えております。
◇13番(久保健二君) 重ねてありがとうございます。
 こういった医療というのは、本当に身近で絶対欠かすことのできないものだというものなん
ですけれども、十分な医療が受けられなくなってしまうと、本当にこの地域に住み続けられな
くなってしまうのかなという危険性もついてまいりますので、そういったことを考えて、市民
が安心して暮らせるようなそういった環境に整えていただければと思いますので、どうかよろ
しくお願いしたいと思います。
 それで、その医療に関しましては、また広範囲にわたってたくさんあるんですけれども、今
回の質問では、数字とかデータとかにとらわれず大きな視点で見てもらって行政としての役割
というのを考えていただきたいなというふうに思って今回のこういった形の質問をさせていた
だきましたので、先ほどいろいろ力強い答弁だと思いますけれども、そちらを進めていただき
たいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。
 次に、新市長の政策についてのほうに移りたいと思いますのでよろしくお願いいたします。
 まず最初に、農産物のブランド化について、こちらについては、同僚議員への御答弁でいろ
いろとわかってきたんですけれども、農産物のブランド化に向けて農産物のいろんな特産物と
かの発掘とか、販売とか、管理とかそういったことをやっていくと。協議会を早期に設置して
いろいろと協議して前に進んでいくと。そういったお考えのようですけれども、今までもブラ
ンド化への取り組みというのは個人等でやってきた方がいると思うんですけれども、なかなか
余り表舞台に出てこられてない、いつの間にか消えてしまっているとか、あとは個人の、自分
だけのお店で販売して終わってしまうというところがあるんですけれども、今までそういった
人たちも市長も見てきたり、実際購入したりとかしていると思うんですけれども、どういった
ところが、そういったブランド化で販路をつくっていったりというところ、何が今までのうま
くいかなかった部分があるのかななんていうのが、もしここがうまくいっていればこういった
ものというのがもっと世に出ていたのではないかなというのを、もし今までで感じたことがあ
れば、参考までにお示し願いたいんですけれども。もしあればで結構ですので、よろしくお願
いしたいと思います。
◇市長(横山公一君) ただいまの久保議員の質問の何がうまくいかなかったのかなという問
題ですけれども、今現在、農産物・地域食品における地域ブランド化の取り組みの課題という
ことで来ておるんですが、まずは生産量、そのロットの確保がある程度ないとやはりブランド
化ということにはなり得ないという部分があります。
 そして、そのできた製品が品質が安定しているものでないといかんというようなことがあり
ます。
 そして、やはり最後には、流通形態の問題、流通経路の問題があろうかというふうに考えて
おりますので、これらを精査していく中で、協議会できちんとしたロットですとか品質ですと
か流通というものを考えていく必要があるのではないかなというように考えます。
◇13番(久保健二君) ありがとうございました。
 そうですね。生産量なんかは特によく言われたのが、沼田地域はいいものはたくさんある。
だけれども、まとまった量がないとか、そういったことが今まで言われたことも実際にありま
した。そういったことも今後どうまとめて生産量を確保するのかというのも取り組まなければ
いけないのかなというふうに思っております。
 そして、品質の安定性とかそういったものもやはり、前回買ってみたらとてもよかった。だ
けれども、今回買ってみたらだめだったとなってしまうと、そうすると買った人はがっかりし
ますし、それはブランドの価値というものがなくなってしまうと思うんです。そういったこと
もぜひ気をつけてやっていただきたいと思います。
 また、流通に関しても、当然やはり流通に関しては販路拡大ということになると思うんです
けれども、農家の方から聞いた話だと、ブランド化はできても結局売るのが苦手だから、その
先考えてくれよというのが実際に出てきた話なんです。幾らブランドができたとしても、売れ
なければ結局そのブランドを維持できないし、その所得にもつながらない。徒労に終わってし
まうということも懸念として残ってしまいますので、そういったことも、先ほどの答弁だと協
議会のほうで取り組んでいくようなことでございますので、ぜひ気をつけてやっていただきた
いなというふうに思っております。
 その協議会に関しましてですけれども、まだ協議中だと思うんですけれども、いつごろを大
体めどにというのをお考えなのか。もし答えられるところがあれば、お答え願いたいんですけ
れども。よろしくお願いいたします。
◇市長(横山公一君) 今の御質問に関しまして、経済部長にお答えさせます。
◇経済部長(栃原豊彦君) 命によりお答え申し上げます。
 御答弁でも申し上げさせていただきましたが、早期にこの協議会を立ち上げていきたいとい
うことでございまして、整い次第、立ち上げていきたいということで考えております。
 現在、想定しておりますのは、団体の構成員といたしまして、農業委員会あるいは認定農業
者協議会等の農業関係団体あるいは商工関係団体あるいは沼田市の生活研究グループ等の女性
団体、そのほか消費者団体あるいは群馬県の担当部署、当然のことながら沼田市のほうの担当
部署のメンバーが加わると。さらには、これは6次産業化のほうのプランナーという方もいら
っしゃいます。そうした専門家の方々もこのメンバーに入っていただくような形で、そういっ
たメンバーで立ち上げていきたいと。現在この調整をしているところでございまして、調整が
整い次第、早期に立ち上げていきたいということで考えているところでございます。以上でご
ざいます。
◇13番(久保健二君) ありがとうございました。
 具体的な時期については調整中ということでございますけれども、今たまたまその構成員の
中に6次産業化プランナーという言葉が出てきたんですけれども、このブランド化に関して6
次産業化と一緒、一体に考えなければいけないものなんだろうなというふうに思っております
けれども、これらブランド化と6次産業化につきましては、国なり県なりの事業に乗っかる形
なのであれば、そういったもの、どんな事業があるのかというのをぜひ教えていただければと
思いますので、よろしくお願いいたします。
(休憩を求める者あり)
─────────────────────────────
◇議長(大竹政雄君) 休憩いたします。
午後1時37分休憩
─────────────────────────────
午後1時38分再開
◇議長(大竹政雄君) 再開いたします。
─────────────────────────────
◇経済部長(栃原豊彦君) 時間をおとりしまして申しわけございませんでした。
 この6次産業化のほうのいろいろな支援を受けるためには、まずはこの6次産業化に基づく
総合化事業計画の認定というものを受けなければならないということでございます。これ、先
ほどの御質問の中で出てきておりますけれども、沼田市では既にお二人の方がこの認定を受け
ていらっしゃるということでございます。さらにこの支援を受けるためには、そういった事業
計画の認定を受けるという必要があるというのが1つございます。
 その事業認定を受けた場合につきましては、事業資金の援助、さらには人的なサポートを受
けるということがございまして、県のほうにもこのサポートセンターができておりまして、そ
ういったところからの人的支援を受けられるということでございます。
 さらには、6次産業化の事業全体をフォローアップするプランナーによる支援、事業者の取
り組みに対する融資や補助金などの支援、交付金の交付あるいは施設整備の手続の簡素化とい
うようなことがございまして、まずはこの認定を受けることによって六次産業化法のほうで決
まっているいろいろな制度が、支援が受けられるということのようでございます。以上でござ
います。
◇13番(久保健二君) 今のお話ですと、先ほど同僚議員に対する御答弁の中にもたしかあ
りました。2人が認定を受けているということなんですけれども、この6次産業化を目指す人
のお手伝いを市としてやるということだったと思うんですけれども、今認定されているのは2
人だから、そういった2人を10人とか20人とかそういったふうにふやしていきたいと、そ
ういった考え方でよろしいんでしょうか。御答弁お願いいたします。
◇経済部長(栃原豊彦君) お答え申し上げます。
 先ほど言いましたこの協議会の設立につきましては、当然そういったことを考えていらっし
ゃる方のそういった事業認定を受けるまでの市としてできる支援をさせていただくということ
でございます。
 そのほか、先ほど言いましたこの協議会におきましては、ブランド化とこの6次産業化のた
めの、今後沼田市としてするべき内容について、今後この協議会のほうで研究していくという
形でございます。以上でございます。
◇13番(久保健二君) 御丁寧に説明ありがとうございました。よくわかりましたので、ぜ
ひこのブランド化と6次産業化というのは、この地域を支えていくものとしてとても重要なも
のだと思いますので、頑張ってやっていただきたいというふうに思います。
 続きまして、グリーンベル21の活用についてのほうに移りたいと思います。
 今までも同僚議員に対する答弁と先ほどいただきました御答弁でも、取得を視野にというふ
うにあったんですけれども、取得ばかりどうも先行してしまっているというそんな感じがして
しまっているんですけれども、その辺は実際のところどうなんでしょうか。有効活用、活用方
法を決めたから取得する、取得したいという感じなのか、それともまずは取得をして有効活用
を後から考えるのか。取得に携わりながら並行してその有効活用を考えていくのか。その辺、
はっきりとちょっとわからないんですけれども、その辺、考え方をお示し願えたらと思います
ので、よろしくお願いいたします。
◇市長(横山公一君) ただいま久保議員から取得が先行しているようだけれども、活用を決
めてからというような御質問がありましたけれども、あくまでもこれは相手方がありまして、
先方様が私どもに譲ってくれるという話になれば取得の話が進むことでありまして、その話が
進まない限りは活用を考えても前には進まないということなので、あくまでも相手方と相談し
ていく上でいろいろな方向性が出てくるというふうに考えております。
◇13番(久保健二君) ありがとうございました。
 相手方がいることですので、そういった、まずは今までもお話の中で信頼関係を築きながら
とかそういったことを申されておりましたから、その辺、そういう段取りとっていくんだろう
なというふうに思います。
 それで、もしそういった取得に向かうとしたときに、何がハードルなのか。権利者が大きく
分けて4者ですか、いらっしゃいますけれども、何が一番取得に対してのハードルになるのか
というのを、それを考え方があればお聞かせ願いたいと思います。
◇市長(横山公一君) ただいまの久保議員の御質問にお答えいたします。
 何が一番ハードルなのかと。それぞれハードルは高いわけですけれども、何が一番と言われ
ますと、やはりそれぞれの権利関係の調整が一番になろうかというふうに思います。
◇13番(久保健二君) ありがとうございます。権利関係、かなり複雑ですよね。そういっ
た向こうの権利者の言い分と、あと行政側の言い分等いろいろあると思います。その調整とい
うのも、今、仮定の話の中ですけれども、今後も難しい問題としてついてきてしまうのかなな
んていうふうに思っております。
 この権利関係に関しまして、持ち分所有権でよろしいんでしたよね。これ再確認だけしたい
んですけれども、よろしいでしょうか。大変失礼いたしました。区分所有と持ち分所有権が混
在していますけれども、大体が持ち分所有権ということでいいんですよね。
◇市長(横山公一君) ただいまの久保議員の御質問にお答えいたしますけれども、区分所有
と持ち分比率は別々なものでございますので、その辺分けて考えていただければありがたいと
思います。
◇13番(久保健二君) ありがとうございました。
 持ち分比率ということで、それは持ち分比率で、区分。すみません。
◇市長(横山公一君) 区分所有と持ち分比率を明確に分けていただきたいと思います。とい
いますのは、7階部分は区分所有でございます。そのほかの部分が持ち分比率ということにな
りますので、そこを明確に分けていただければありがたいと思います。
 すみません。区分所有は7階だけ分けますと怒られますので、4人のメドテック・インベス
トメントUと沼田都市開発と元の笹屋さんと、それからメドテックと27名の共有という部分
の4つの方々が区分所有を持っているということであります。
◇13番(久保健二君) すみません。ありがとうございました。
 私もちょっと頭の中が先ほどこんがらがってしまいまして、市長のほうに対しましてちょっ
と戸惑いを生じさせてしまいました。大変失礼いたしました。それを確認だけ、今の現状とし
て確認したということでございます。
 こちらのグリーンベル21の具体的な活用ですけれども、話がどういうふうに進んでいくの
かというのはまだこれから検討していくことだと思うんですけれども、複合的な施設というこ
とを目指していく。商業ビルとしての複合的な施設、先ほど同僚議員からはオフィスビル的な
そういった活用というのもお話ありましたけれども、それも検討の1つだと思いますけれども、
今後このグリーンベル21を活用していくに関しましては、やはり耐用年数、今まで20年も
たってしまっているところと、あとは大規模改修がどれだけ必要なのかということも一緒に考
慮して、市が取得して活用するなり、借りて活用するなり、どういった方法、どういった活用
すれば市民のためになるかというのを検討していかなければいけないと思うんですけれども、
そういった建物の現状とそういった費用がどれだけかかりそうだとか、そういった試算という
のはしているのか、それをお聞かせ願いたいと思います。
◇市長(横山公一君) 今、試算はしているのかということでございますけれども、現状の段
階ではまだ試算はしておりません。
◇13番(久保健二君) 試算してないということでございますね。それはわかりました。
 そうしましたら、これも、この活用方法についても市民構想会議の対象になっていくのかと
いうの、それ、今現在のお考えをお聞かせ願いたいと思います。
◇市長(横山公一君) 久保議員の質問にお答えいたします。
 構想会議以前に庁内の検討会議にしっかりかけた上で、その方向性を見定めてからになると
思います。
◇13番(久保健二君) わかりました。手順を踏んでやっていただければと思います。
 こちらやはり住んでいる立場からしても、あのグリーンベルを見ると、地元からしてみても
外から来た人からしてみても、やはり心配されている部分ですので、ぜひ力を注いで解決に向
かっていただきたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。
 次に移らせていただきたいと思います。
 次に、市民構想会議についてなんですけれども、これ大体同僚議員への御答弁でわかったん
ですけれども、具体的なものは大体わかったんですが、取り急ぎ直近で言うと何が対象になり
そうだなというの、そういったものは今持っていますでしょうか。
◇市長(横山公一君) 現在は、そういうものは持っておりません。
◇13番(久保健二君) 現在持ってないということですので、今後そういった必要性があっ
たらやっていくのかなというふうに思いますけれども、設立される場合は有意義に、有効的に
活用していただくことをお願いするしかございませんのでよろしくお願いしたいと思います。
 最後に、起業塾についてお伺いしたいんですけれども、起業塾につきましては、求めるもの
というのは、これを通じて起業して成功してもらって町の活性化につなげてほしいというふう
なものだと思うんですけれども、改めて、最初に御答弁いただいたんですけれども、簡単にも
う一度求めるものをお伺いできればと思いますのでよろしくお願いいたします。
◇市長(横山公一君) 求めるものということでございますけれども、昨日も同僚議員にお答
えいたしましたように、起業するパーセントが5%、それを10%に上げたいというのが国の
方針でございます。やはり沼田市もそのパーセントに近いぐらいまで起業する方がふえていた
だければ町の活性につながると、かように考えておりますので、よろしく御理解願いたいと思
います。
◇13番(久保健二君) ありがとうございました。
 こちら、起業したいという人は結構いるんです。飲食店やりたいという人もそうですし、あ
と個人で服飾雑貨ですか、雑貨といいますか、そういったものを趣味でやっているんだけれど
もいずれ商売として結びつけたいという人もいます。若い人からもう70近い人もいるんです
けれども、インターネット等を活用する方法とかも当然考えられると思うんですけれども、そ
ういった可能性につなげていくというのであれば、その年代というのはどういうふうな年代と
いう、全年代とお答えいただくんだったらそれまでですけれども、特にどういった年代の人た
ちにこういったものに入ってきてほしいというそういったのがあれば、お聞かせ願いたいと思
います。
◇市長(横山公一君) 企業を起こす方に年代はないというふうに思っておりますので、年代
問わずでやっていただきたいというふうに思います。
◇13番(久保健二君) 御答弁ありがとうございました。
 こちらも年代問わず、確かにそうだと思います。特に最近皆さん、最近に限ったわけではな
いですけれども、年を重ねても元気な方、たくさんいらっしゃいますし、いろんなおもしろい
アイデアを持った方もいっぱいいますので、そういった人たちをぜひ活用できるような、そう
いったものにしていただければと思います。
 私の質問は、こういった今回の医療と、あとは新市長の政策についてということを質問させ
ていただきましたけれども、特に医療については、この地域でみんなが安心して住み続けても
らえるようなそういったことを何とか取り組んでほしいと。この地域を守ってほしいというふ
うなことでございます。
 また、この新市長の政策について、幾つか農産物のブランド化や市民構想会議、グリーンベ
ル、起業塾等を伺わせていただいたんですけれども、市民のためにこれら施策をやっていただ
ければと思います。
 最後に、何か強いメッセージとかあれば、それをお示しいただきまして、私の一般質問を終
わりたいと思います。
◇市長(横山公一君) 久保議員の強いメッセージということでございますが、強いメッセー
ジはいつも出しているつもりでございますので、よろしくお願いしたいと思います。
──────────────◇──────────────
    第2 延  会
◇議長(大竹政雄君) お諮りいたします。
 本日の会議はこの程度にとどめ、延会したいと思います。
 これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 御異議なしと認めます。よって、本日はこれにて延会することに決し
ました。
 本日はこれにて延会いたします。
 次の会議は16日午前10時に開きますから御参集願います。
 本日は大変御苦労さまでございました。
    午後1時57分延会




. .
. 前のページに戻る
.


All Rights Reserved. copyright  (c)  沼田市役所. 2000-2007、各ページに掲載の写真・音声・CG及び記事の無断転載を禁じます。
〒378-8501 群馬県沼田市下之町888番地 電話.0278-23-2111(代表)
このホームページについてのお問い合わせは、numatacity@city.numata.gunma.jp