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平成26年第3回沼田市議会定例会継続会会議録 議事日程第4号
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平成26年9月10日(水曜日)

議事日程 第4号
平成26年 9月10日(水曜日)午前10時開議
第 1 一般質問
第 2 議案第57号 平成26年度沼田市一般会計補正予算(第4号)
第 3 議案第58号 平成26年度沼田市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)
第 4 議案第59号 平成26年度沼田市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)
第 5 議案第60号 平成26年度沼田市介護保険特別会計補正予算(第1号)
第 6 議案第61号 平成26年度沼田市簡易水道事業特別会計補正予算(第1号)
第 7 議案第62号 平成26年度沼田市下水道事業特別会計補正予算(第1号)
第 8 議案第63号 平成26年度沼田市農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)
第 9 議案第64号 平成26年度沼田市水道事業会計補正予算(第1号)
─────────────────────────────
本日の会議に付した事件
第 1 一般質問
第 2 議案第57号 平成26年度沼田市一般会計補正予算(第4号)
    議案第58号 平成26年度沼田市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)
    議案第59号 平成26年度沼田市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)
    議案第60号 平成26年度沼田市介護保険特別会計補正予算(第1号)
    議案第61号 平成26年度沼田市簡易水道事業特別会計補正予算(第1号)
    議案第62号 平成26年度沼田市下水道事業特別会計補正予算(第1号)
    議案第63号 平成26年度沼田市農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)
    議案第64号 平成26年度沼田市水道事業会計補正予算(第1号)
     以上8件一括上程
第 3 散  会
    ─────────────────────────────
出席議員(22人)
       1番  大島 崇行君      2番  山 敏也君
       3番  石川 初雄君      4番  島田 富造君
       5番  野村 洋一君      6番  坂庭 直治君
       7番  石井 紘一君      8番  高柳 勝巳君
       9番  井之川博幸君     10番  大東 宣之君
      11番  星野  稔君     12番  金子 一弥君
      13番  久保 健二君     14番  片野 彦一君
      15番  大竹 政雄君     16番  星川嘉一郎君
      17番  小野 要二君     18番  宇敷 和也君
      19番  石田 宇平君     20番  布施辰二郎君
      21番  星野佐善太君     22番  牧野 保好君
欠席議員(なし)
    ─────────────────────────────
説明のため出席した者
   市  長       横山 公一君   副 市 長       上原 訓幸君
   総務部長       田村 博史君   市民部長       茂木 一夫君
   健康福祉部長     山 恭昭君   経済部長       栃原 豊彦君
   都市建設部長     萩原 誠一君   白沢町振興局長    諸田  裕君
   利根町振興局長    下  宏一君   総務課長       内山 日朗君
   会計管理者兼会計局長 松井 玲子君   教 育 長       宇敷 重信君
   教育部長       小池 龍実君   庶務課長       石井  旭君
   監査委員事務局長   増田 雄二君
    ─────────────────────────────
議会事務局出席者
   事務局長       茂木 進一    次長兼庶務係長    松井 克人
   議事係長       今井 利次    副 主 幹       安原 和宏
    ──────────────◇──────────────
    午前10時開議
◇議長(大竹政雄君) これより本日の会議を開きます。
    ──────────────◇──────────────
    第1 一般質問
◇議長(大竹政雄君) 日程第1、一般質問を行います。
 昨日に引き続き、順次質問を許可いたします。
 最初に、石井紘一議員。7番。
〔7番 石井紘一君登壇〕
◇7番(石井紘一君) おはようございます。
 お忙しい中、傍聴大変御苦労さまです。
 それでは、一般質問をさせていただきます。
 まず、8月20日に広島市で起きた大規模な土砂災害で被害に遭われた方々に対し、衷心よ
りお見舞いを申し上げるとともに、早急な復旧と一日でも早くもとの生活に戻れるよう願うも
のであります。
 初めに、一般質問の内容からして、政策にかかわることから一部所管に触れますが、御了解
をお願いします。
 それでは、通告に従い一般質問を行います。
 今回私の一般質問は、1「安心・安全 人にやさしい福祉のまちづくり」について、ア認知
症対策について、イ熱中症対策について、ウ土砂災害・洪水対策についての3項目であります。
 まず初めに、認知症対策についてお伺いします。
 高齢化が進む中で、認知症も急増しております。介護を必要とする認知症の高齢者は、20
02年、平成14年時点では約149万人でしたが、2012年、平成24年では約305万
人に上がり、この10年間で倍増しております。さらに、2025年、平成37年には約47
0万人に達する見通しで、この数は65歳以上の高齢者の10人に1人が認知症という計算に
なると言われております。
 厚生労働省は、2012年、平成24年、早期診断と早期対応を柱とした我が国初の総合的
な認知症施策推進5カ年計画、オレンジプランを策定しました。この計画は、医療と介護のサ
ービスを切れ目なく提供することによって、住みなれた地域での生活を支える方向性を明らか
にしております。
 そこで、本市において、認知症患者の状況について、認知症の早期発見と予防対策について、
また、認知症高齢者が徘回したときにどのような対応を行っているのかお伺いします。
 次に、熱中症対策についてお伺いします。
 近年は、記録的な猛暑の夏が続き、熱中症を発病する人がふえています。今年も太平洋高気
圧に広く覆われた影響で、7月25日、日本列島は各地で猛暑日となり、猛暑の影響で熱中症
の被害も続出しました。総務省消防庁は、8月26日に、8月18日から24日の1週間に全
国で熱中症の症状で緊急搬送されたのは、本県の178人を含む5,186人――これは速報
値であります――と発表されました。
 そこで、本市における今年の熱中症による緊急搬送の人数と年齢層及び症状などの熱中症の
状況と対策についてお伺いします。
 また、近年、気温上昇が顕著となっており、特に子供たちの教育環境への影響は少なくない
と考えます。そこで、本市の小中学校、幼稚園においての熱中症対策についてお伺いします。
 次に、土砂災害・洪水対策についてお伺いします。
 広島市北部の安佐南区、安佐北区で8月20日未明、局地的な猛烈な雨が降り、南北約15
キロにわたり10カ所以上の土砂崩れが発生し、多数の住宅に土砂が流れ込み、多数の家屋被
害と多数の死者などが出ました。広島市の土砂災害被害・避難状況は、8月末現在ですけれど
も、死者72人、行方不明者2人、避難所10施設に避難者878人となっております。これ
については、きのう現在ですか、死者が73人、1人ふえています。避難箇所については、8
施設に減っております。避難者についても620名と減っております。ということであります。
今回、このように、局地的な豪雨はどこで起こるか予測するのが難しいとされております。本
市においても局地的な豪雨に見舞われかねません。
 そこで、本市の土砂災害警戒区域及び土砂災害特別警戒区域指定箇所における災害防止対策
と洪水対策についての取り組み状況についてお伺いし、1回目の質問といたします。
 よろしくお願いします。
◇議長(大竹政雄君) 市長。
〔市長 横山公一君登壇〕
◇市長(横山公一君) ただいまの石井議員の御質問にお答え申し上げます。
 まず、「安心・安全 人にやさしい福祉のまちづくり」について、認知症対策について、本
市の認知症患者の状況についてお伺いしますについてでありますが、介護保険制度では、認定
審査の際に参考にする医師の意見書において、認知症高齢者の日常生活自立度判定基準のUa 
以上の方を認知症と判断しております。本市におきましては、認知症に見られる特徴を有して
いる方は、平成26年4月1日現在、1,879人と推計しており、65歳以上の高齢者1万
4,647人の12.8%となっております。
 次に、認知症の早期発見と予防対策についてお伺いしますについてでありますが、認知症の
発見は、家族や知人が異変に気づき、医師の受診に至って診断されるケースが一般的でありま
すが、認知症は個人の自尊心にかかわるデリケートな側面もあり、周囲の方がちょっとした異
変に気づいてもなかなか相談や受診に至らず、支援につながらないケースも少なくありません。
 このようなことから、本市では、誰もが気軽に相談できる体制づくりとして、平成24年度
から認知症地域支援推進員を配置して、認知症専門の相談業務を行っております。
 また、推進員を中心に、地域での見守り支援の体制づくりの一環で、認知症サポーター養成
講座として出前講座を開催し、現在まで約4,500人の方に受講いただいております。
 さらに、介護予防事業の対象者を把握するために、65歳以上の方を対象に生活機能評価調
査を実施しておりますが、認知症予防の必要性の高い方には、その後、訪問や面談を行い、予
防教室等への参加の呼びかけや、専門医の受診を促しております。
 認知症予防対策といたしましては、「シニア健脳教室」や「頭すっきり ひらめき塾」、脳
の働きを調べる検査などを取り入れた「脳イキイキ相談」を開催するとともに、「認知症予防
フェスタ」を毎年10月に開催し、より多くの市民の方々に認知症に対する理解を深めていた
だく取り組みを行っております。 
 次に、認知症高齢者が徘回したときにどのような対応を行っているのかお伺いしますについ
てでありますが、本市は、在宅介護支援センター及び沼田市社会福祉協議会と連携し「認知症
にやさしい地域づくりネットワーク」を平成17年度に立ち上げ、高齢者の方の所在が不明と
なった場合、早期の発見と保護ができるような取り組みを行っております。この取り組みは、
沼田警察署に捜索願が出され、家族の了解が得られると、ネットワークの協力団体やメール会
員に情報提供の依頼がファクスやメールで送信され、多くの人の目で捜索に協力していただく
というものであります。ネットワークを形成する団体には、消防署や郵便局などの公的機関、
FM−OZEや金融機関など市内のさまざまな事業所が加盟いただいており、協力団体数は1
45団体、メール会員は412人の方に登録いただいております。
 次に、熱中症対策について、今年、本市における熱中症の状況と対策についてお伺いします
についてでありますが、近年、気温の上昇に伴って、熱中症による健康被害が数多く報告され
ております。
 本市で発生した熱中症による救急搬送数は、平成26年6月から8月28日までの間に26
件であります。年代別の人数では、9歳以下は1人、10代は5人、20代は1人、40代は
3人、50代は2人、60代以降は14人であり、65歳以上の高齢者は13人で全体の50
%を占めております。
 年齢を重ねると暑さや水分不足に対する感覚機能が低下し、体の調節機能も低下すると言わ
れており、全国的な統計でも、熱中症患者のおよそ半数は65歳以上の方であることが報告さ
れております。
 また、本市の対策についてでありますが、熱中症は適切な予防をすれば防ぐことができる病
気でありますので、ホームページやチラシの全戸回覧などにより予防対策の情報提供を行うと
ともに、各種事業実施時に、水分補給や体調管理等の呼びかけ、パンフレット配布など、普及
啓発や注意喚起を行っております。
 今後も、特に注意が必要な高齢者等へ配慮し、熱中症予防に対する正しい知識の普及に努め
てまいりたいと考えております。
 次に、土砂災害・洪水対策について、土砂災害警戒区域及び土砂災害特別警戒区域指定箇所
における災害防止対策と洪水対策としての取り組み状況についてお伺いしますについてであり
ますが、本市においては、土砂災害防止法に基づく土砂災害警戒区域が449カ所、そのうち
土砂災害特別警戒区域が422カ所指定されておりますが、同僚議員へ御答弁をいたしました
とおり、土砂災害ハザードマップを全戸へ配布するなど、土砂災害への防災啓発活動を図ると
ともに、災害が発生する危険が高まった場合には、災害対策警戒本部等の警戒態勢を整え、現
地調査を実施し、速やかな応急対策など、必要な復旧作業を実施しております。
 また、洪水対策については、群馬県県土整備部河川課が情報を提供する河川水位情報等の防
災情報を随時監視しているほか、市民や警察・消防等の防災関係機関からの情報を把握し、状
況によっては、現地パトロールを実施するなど河川の水位を注視しております。
 今後も防災関係機関と連携を密にした防災体制を確立し、より迅速・的確な災害防止対策を
図ってまいりたいと考えております。
 以上申し上げまして、石井議員の御質問に対する答弁とさせていただきますが、「市内小中
学校・幼稚園の熱中症対策についてお伺いします」については、教育長から答弁申し上げます
のでよろしくお願い申し上げます。
◇議長(大竹政雄君) 教育長。
〔教育長 宇敷重信君登壇〕
◇教育長(宇敷重信君) 石井議員の御質問にお答え申し上げます。
 「安心・安全 人にやさしい福祉のまちづくり」について、熱中症対策について、市内小中
学校・幼稚園の熱中症対策についてお伺いしますについてでありますが、まず、施設設備につ
きましては、昨年度、小学校の普通教室に扇風機を設置し、今年度は、小学校の特別教室及び
中学校の普通教室に扇風機を設置いたしました。幼稚園は、以前から扇風機を設置しておりま
す。また、保健室等にはエアコンを設置して、子供たちの健康管理を行っております。
 各学校や幼稚園での指導につきましては、水筒の持参や、意図的な給水、日陰を使った指導、
運動会練習時のテントの使用、熱中症指数の掲示、委員会活動での生徒による呼びかけ、生活
指導や保健だよりによる指導など、常に注意を喚起する指導に心がけております。
 以上申し上げまして、石井議員の御質問に対する答弁とさせていただきます。
◇7番(石井紘一君) 御答弁をいただきましたので、再質問をさせていただきます。
 まず、本市の認知症患者の状況については、@についてはおおむねわかりましたので、了解
しました。
 そこで、認知症は激しい周辺症状があらわれ、初めて医療機関を受診するケースが多いとさ
れております。受診するまでに期間としてはおおむね1年間というような調査の結果も示され
ております。そこで、早期発見、やはり早期治療の観点から認知症の診断が手軽にできるチェ
ックシートというのがあるようなんですけれども、そういった作成をして、配布をして、機会
を捉えて問診なり簡易検査などを取り組んで早期発見なり早期治療のほうを進めていただきた
いと思いますけれども、その点について市長のお考えをお願いします。
◇市長(横山公一君) ただいまの石井議員の御質問に健康福祉部長に答えさせます。
◇健康福祉部長(山恭昭君) 命によりお答え申し上げます。
 チェックシートの作成、配布、活用についてということでございますけれども、本市におき
ましては、介護予防事業の一環といたしまして65歳以上の方を対象に生活機能評価を毎年2
月に実施をしております。その後、健康教育事業で展開する「シニア健脳教室」や「頭すっき
り ひらめき塾」などの参加をいただいた方には、脳の機能の状態を調べるファイブ・コグと
いう簡易検査を実施しております。この検査は、記憶機能、注意機能、言語機能、それから位
置空間機能、思考機能といった認知症に関連した5つの認知機能を調べる検査でございまして、
現在はこういった検査を実施して早期発見に努めているところでございますが、今後チェック
シートの活用につきましても、さらに検討していきたいと考えております。
 以上でございます。
◇7番(石井紘一君) 本市においても、時期を見て、なかなか方々の場面にわたってやって
おるようであります。そういったわけで、これは全国的にも各自治体でさまざまな取り組みは
行われているようであります。
 例えば山梨県の甲府市では、従来の相談業務にとどまらず、希望者に対し無料で認知症の簡
易判定のための問診や記憶力テスト、これも市ではやっておるようでありますけれども、そう
いった実施をしてもらって、かかりつけ病院や専門医に診てもらうと、つないで診てもらうと
いうことだそうです。
 また、京都市では、認知症の早期症状を自己診断できる、これもさっきのチェックシートな
んですけれども、作成して、大きなイベントなどをして、これもただいま部長のほうから答弁
があったとおり本市はやっておりまして、安心しておるところです。
 それで、各地域でした場合、どの程度本市はそういうのをして、効果などは上がってきてい
るのかどうか、お伺いしますけれども。
◇健康福祉部長(山恭昭君) お答え申し上げます。
 市で行っております健康診査等を実施し、また保健師等の講座、またいろいろな機能訓練等
を実施する中で、現状よりも進まないような形での対応を心がけているわけでございますけれ
ども、なかなか特効薬がまだないということで、改善に至るのは今大変難しい状況であるとい
うふうに聞いておりますけれども、やはり御家族の方もいろいろな形の中で御心配をされてお
ります。
 また、介護保険制度の中では、認知症の方が家から出るとき等にブザー等でその状況をお知
らせするような福祉用具の貸与についての1割負担での利用等も介護保険でできるというよう
な制度もございますので、介護保険の認定申請に至っているようなケースが大半のケースとな
っております。そのような現在取り組みをしているところでございます。
 以上でございます。
◇7番(石井紘一君) この認知症の発見というのですか、わかるというのですか、これはな
かなか難しいと思うんですよね。そういった中で、これはもう家族、あるいは本人もあります
けれども、家族を初め周囲の人が気づいてもらって早く発見というのですか、気づいて医療関
係のほうに進めて、なるべく早期発見・早期治療でお願いしたいと思いますけれども、よろし
くお願いします。
 続いて、徘回した場合でのあれなんですけれども、ただいま市長のほうから第1回の答弁で
ありました。本市においては、2005年、平成17年から認知症にやさしい地域づくりネッ
トワークの活動に取り組んでおります。これは私も承知をしておるところでありますけれども、
さらに認知症に対し新しい知識や接し方を学ぶ講座の開催などをして、幅広く認知症のサポー
ターの養成などの取り組みをお願いしたいところなんですけれども、そして安心して徘回がで
きるまちづくりというんですかね、どこへ行っても、認知症は周囲の人が変な目というんです
か、そういう目で見ないで、やさしく見守って安心して徘回できる、徘回をさせないじゃなく
て安心して徘回をできるまちづくりを目指してもらいたんですけれども、その点について市長
のお考えをお願いします。
◇健康福祉部長(山恭昭君) お答え申し上げます。
 認知症の高齢者の方が安心して市内を徘回できるようなまちづくりというお話でございます。
市におきましては、既に4,500名の認知症サポーターの養成講座も行っております。また、
近年では、小学校の教育の中に取り入れさせていただきまして、認知症に対する子供たちから
の理解についても推進させていただいているところでございまして、まさに石井議員がおっし
ゃるとおりのまちづくりが今後展開されていくような取り組みをしているところでございます。
今後の認知症の支援につきましても、引き続きこういったネットワークや認知症サポーター養
成講座等を通じて広く市民への理解を深めてまいりたいと考えております。
 以上でございます。
◇7番(石井紘一君) できれば市長のほうから答弁をもらいたかったんですけれども、ぜひ
市長の目的でありますやさしいまちづくりの一環として安心して徘回ができるまちづくりをひ
とつお願いしたいと思いますけれども、市長に、済みませんけれども、答弁をお願いします。
◇市長(横山公一君) 石井議員の再質問にお答えいたします。
 今、健康福祉部長のほうからお答えしたとおり、やはり4,500人のサポーターの数をふ
やすことによって、安心してこのまちを徘回できるというような状況をつくっていきたいと、
かように考えておりますので、よろしくお願いしたいと思います。
◇7番(石井紘一君) ひとつよろしくお願いします。
 それから、徘回の模範ですかね、毎年1回やっていると思いますけれども、その関係で2回
ですか、午前中とか午後1回ずつ2回やっていると思いますけれども、それで間違いないです
かね。
◇健康福祉部長(山恭昭君) お答え申し上げます。
 認知症の模擬徘回訓練につきましては例年実施しておりまして、ことしの3月につきまして
は、沼田小学校の生徒の方に参加をしていただきまして実施をしてきている経過がございます。
回数につきましては、その年その年によって方面を2カ所に、例えば下町方面、あるいはベイ
シア周辺というような形で対応してきている経過がございます。
 以上でございます。
◇7番(石井紘一君) そういうことなんですけれども、年に一、二回やっておりますけれど
も、この認知症の方ですか、市内だけじゃなくて、場合によっては各近隣の町村からの徘回者、
あるいは県外からの徘回者などが想定され、今回までに本市においてはどういった事例があっ
たかどうかお聞きしますけれども。
◇健康福祉部長(山恭昭君) お答え申し上げます。
 やはり現在、公共交通機関等も発達しておりますので、沼田の方が高崎のほうまで行かれた
り、また県外から沼田市のほうへ徘回をされて、たまたま福祉事務所のほうに来たというよう
なケースもございますけれども、やはり広域化しているのが実態でございます。
 以上でございます。
◇7番(石井紘一君) まず、今後については、できれば広域圏範囲に組んでもらって、単独
じゃなくて場合によっては広域圏単位くらいの想定を考えてもらって、徘回訓練をやってもら
えればと思いますけれども、その点についてもしお考えがあればお願いします。
◇健康福祉部長(山恭昭君) お答え申し上げます。
 今お話しのとおり、利根郡内におきましては、やはり地理が大変隣接しているというような
ことがございまして、沼田警察署からの情報提供でございますけれども、警察にいたしますと、
やはり沼田市以外の住民の方でありましても捜索願が出された場合には本市のネットワークを
使って捜索をしていただいているところでございまして、人命を考えれば当然のことだという
ふうに考えております。
 今後につきましては、やはりそれぞれの市町村が相互にこういったネットワークを組んで連
携していくことが早期発見にもつながっていくと考えております。本市が現在社会福祉協議会
のほうに事業委託をしておりますので、議員のお話につきましては、今後社会福祉協議会、ま
た関係機関に御相談をさせていただきまして、今後協議・研究してまいりたいと思っておりま
す。
 以上でございます。
◇7番(石井紘一君) ぜひ各町村でも社会福祉協議会等がありますから、そういったところ
に声をかけて、できれば年に1回広域規模の訓練も必要かと思いますので、ひとつよろしくお
願いいたします。
 よく最近、認知症において、身元がわからないというようなケースが大分報道されておりま
すけれども、やはり認知症の方が徘回する場合は、大体うちから出て徘回の範囲が広く、広範
囲に移動する可能性があると思います。そういった中で、発見や身元確認が難しくなってきま
すので、もし発見されても、今言ったように身元がわからない、確認がわからない、そういっ
た中で身元不明者となる可能性があるかもしれません。
 そこで、徘回先を探すためなんですか、感知するというんですかね、探すための今衛星測位
システム、GPS機能もついたメモリー携帯というのがありますけれども、そういったものを
貸与をしておけば、また発見された場合にもすぐわかるかなと思います。
 また、けさのNHKの「あさイチ」ですか、そこで今ドッグタグというんですかね、それが
大分若い人に人気があって、これが子供さんが親に送る、プレゼントするのが大分都会のほう
でははやっているそうです。というのは、子供さんはうちを離れて、都会へ離れておりますか
ら、親は80代、90代とかになりますので、心配だから子供さんが親にそのドッグタグを使
って、そこへ住所と名前、あるいは血液型、病状などのそれを折り込んで持たせてやると、持
ってもらうということで、そんな例がありますけれども、そういったことも一つの手じゃない
かと思いますけれども、それについて市長のお考えがあればお願いします。
◇健康福祉部長(山恭昭君) お答え申し上げます。
 認知症の方が屋外で徘回した場合に携帯端末などを活用して現在地を特定しようとするもの
が徘回探知機であると言われております。この機器の特性としては、徘回される方が端末機を
身に着けていることが当然条件になってまいります。御本人の方がつけ忘れ、つけないで外出
してしまったり、また当然電気で作動するものですのでバッテリーが切れてしまってというよ
うなことも心配されるわけでございますけれども、議員おっしゃるとおり、先進地ではそうい
ったものの貸与、あるいは助成等も行っている市町村もあるようでございますので、有効性等
につきまして確認をさせていただき、今後沼田市での導入につきましては検討してまいりたい
というふうに考えております。
 また、ドッグタグの関係でございますけれども、本市におきましては毎年ひとり暮らし高齢
者のロクイチ調査というのを民生委員の皆様方にお願いして実施をしております。その際に、
ひとり暮らし高齢者の方の情報が書き込めて、それを電話、あるいは玄関先等に張っておいて
いただいて、いざ救急車等、あるいは訪問者等があった場合に体調が悪いときなどにはそれを、
その情報を活用して家族への連絡や病院への連絡、医療機関への連絡がとれるようなシステム
を導入しておりますが、ことしから新たにキットという形のそういった情報を入れることがで
きる物品を民生委員さんを通じて希望者の方にお配りするような事業も始めていますので、そ
ういったものを活用していただいて、情報をいち早く関係機関、連絡先に届けるような体制を
今後推進していきたいというふうに考えております。
 以上でございます。
◇7番(石井紘一君) これやはり本人はつけるの嫌なんですよ、はっきり言って。だけれど
も、実際に実施したことはあるんですか、本市の場合は。
◇健康福祉部長(山恭昭君) お答え申し上げます。
 本市においては、それは確認しておりません。先ほどちょっと申し上げましたけれども、介
護保険制度で対象になっております福祉用具の中に、ベッドにその機械を設置しておきまして、
ベッドから離れたときに家族の方にわかるようなサインを発するような機械がございます。こ
れにつきましては、現在沼田市では4人の方が活用しているというふうに聞いておりますが、
こういったものにつきましては家族の方は安心してそれを利用されているんじゃないかという
ことで、こちらとしては考えているような状況でございます。
 以上でございます。
◇7番(石井紘一君) やはり施設に入っている人に対しては嫌がるのは私も承知しています
けれども、ただいまの4人の方が今活用しているということであります。どうか、ある程度研
究してもらって、いい方法でやってもらえばありがたいんですけれども、そこで私もちょっと
今考えたんですけれども、来月敬老会が多分実施されると思います。そういった中で、75歳
から敬老会の該当、招待されるとなっておりますけれども、そこで77歳、あるいは80歳と
いうような一つの区切りをつけた人に全員、あるいは希望者、あるいは一部負担とかそういっ
たことを考えてもらって、お願いすれば認知症になる前から本人も承知してつけてもらえる。
かえって今言ったタグが一番いいんですよ。格好いいんですよ。そういったものがてっとり早
いような気がしますけれども、そういったお考えがあるかどうか、市長にお考えをお聞きしま
す。
◇市長(横山公一君) ただいまの再質問にお答えいたしますけれども、77歳、80歳とい
う年齢が来たらそういうものをつけていただきたい、大変すばらしい発想だと思います。やは
りあなたが認知症だからこれをつけなさいと言うと嫌がりますけれども、沼田市では77歳に
なったらみんな持つんだよ、80になったらこれを持つんだよというような形ですと、みんな
が持てば怖くないではありませんけれども、持てるんではないかということになると思います
ので、今後研究させていただきたいと思います。
◇7番(石井紘一君) まず一つ私も市長からのうれしい答弁いただきましたので、期待して
おりますので、よろしくお願いします。
 では、次に移ります。
 次は、熱中症対策について再質問をさせていただきます。
 熱中症対策については、ことしは暑い日が続きました。前橋では7月19日から8月27日、
これは学校の夏休み期間中の統計でありますけれども、最高気温が35度以上の猛暑日が52
日、また熱帯夜も9日記録しております。そういった中でも、本市におきましても暑い日が続
きまして、その中で熱中症は炎天下の屋外だけじゃないと思います。室内での発病や睡眠中で
の発病も起きております。特に、暑さや寒さを感じる皮膚のセンサーが年とともに感度が下が
るというようなことをお聞きしております。そういうことなので、室内温度が危険なところま
で上がっていても気づかず、熱中症になる人の原因だと思います。そこで、ことしの猛暑を踏
まえ、室内に温度のわかる温度計をつけた熱中症についての注意を促す室内ポスターなどを作
成して、高齢者の世帯に配布して、熱中症予防対策としての取り組みについて市長のお考えを
お願いします。
◇市長(横山公一君) 再質問にお答えいたします。
 ただいま室内に温度計並びにポスターを張ったらどうかというようなことでございますけれ
ども、配布したパンフレットが室内に張れるようにはなっておりますが、温度計はついており
ませんので、その辺は研究してまいりたいと思います。
◇7番(石井紘一君) ひとつよろしくお願いします。
 そこで、実はこの取り組みは、東京都の世田谷区ではこのようなことを取り組んでおります。
これはちょっとサンプルがありますけれども、こういった、大きさはこれより一回り小さいん
です、B5ですから。これは、液晶の温度計がついております。その温度によって注意、警戒、
厳重警戒、危険とかそんなのがありますので、こういったものをできれば作成して、高齢者世
帯に配布して利用してもらえればいいかなと思いますけれども、市長のお考えをひとつお願い
します。
◇市長(横山公一君) 再質問にお答えいたします。
 世田谷区の例を提示していただきまして大変ありがとうございます。早速研究してまいりた
いというふうに思います。
◇7番(石井紘一君) ひとつよろしくお願いします。
 それと、熱中症や脳卒中を引き起こす原因としては脱水だと言われております。気がついた
ときには深刻な状態になることが多いそうです。これは高齢者のほぼ4人に1人が無自覚です
か、わからないことで、脱水の一歩手前という状態になることで研究した結果があります。こ
れは、神奈川県立保健福祉大の谷口英喜教授などのグループでまとめて、「かくれ脱水」と命
名して、高齢者が簡単にできる判断チェックシート等があります。そういったことも本市にも
つくってもらって、脱水を早くわかるような取り組みをお願いしたいと思いますけれども、市
長のお考えをお願いします。
◇市長(横山公一君) 石井議員の再質問にお答えいたします。
 大変ありがとうございます。やはりそういうチェックシート等を啓発材料という形で、脱水
症にならないような熱中症対策を考えていきたいというふうに思います。
◇7番(石井紘一君) サンプルを、これはすぐできるんです、する気なら。ひとつすぐ、今
年度は時期的にはないと思いますけれども、新年度に向けて研究してもらえればありがたいと
思います。
 続いて、よく報道されますけれども、幼児、小さい子供を車の中に置いて短期間だから大丈
夫というようなことで、あるいは気温が低いから大丈夫だということで、安易に考えて車の中
に子供らを置いて買い物とか用足しをしに行くことによって事故が発生しております。そうい
ったわけで、本市においては、多分ないほうがいいんですけれども、あってからではまた遅い
と思いますので、そういったことも啓発活動を高齢者とともに、あるいは家族等を含めて熱中
症対策の講座などを開催してもらって啓発に努めてもらいたいと思いますけれども、その点に
ついてお考えがあればお願いします。
◇市長(横山公一君) 再質問にお答え申し上げます。
 来年も熱中症予防のパンフレット等を作成していきますので、その中で車中とかいろいろな
状況の啓発も行ってまいりたいと、かように考えております。
◇7番(石井紘一君) ひとつよろしくお願いします。
 続いて、教育長のほうへ再質問をしますけれども、よろしくお願いします。
 最初の答弁で扇風機などの本市の施設関係の状態はわかりましたので了解しますけれども、
そういった中で、先ほど市長さんのほうにも質問をした項目なんですけれども、幼稚園児は大
半が親の車で送り迎えをしておると思います。そういった中で、子供さんを先に車の中に置い
て、それから親同士がややもすると話をして、ついつい話が長くなってお子さんが熱中症、あ
るいは脱水のような症状、事故が起こるかもしれません。そういった中で、やはりこれも親子
教室などを開いて熱中症予防の理解を促進してもらえればありがたいと思いますけれども、教
育長のお考えをお願いします。
◇教育長(宇敷重信君) 石井議員の再質問にお答え申し上げます。
 確かにそういった本当に気の毒な悲惨な事故が実際に起きて報道されております。そういっ
たことを防ぐには、議員さんおっしゃるとおり、保護者の方へしっかりと啓発をしたり、機会
を捉えてお願いをしたり、そういったことが大事だと思います。
 2つ、うんと大事なことがあるなと思いました。
 1つは、やはり大人の側が、もう当然のことなんですけれども、車の中にずっといるような
状況をつくらないとかそういったことと、仮にわずかな時間で親が一緒に車に乗っていた場合
でもなる場合がありますので、応急処置の基本的なことをまず親が、親といいますか保護者の
ほうがしっかりとそういった基礎的な知識を身につけるということが1点あると思います。
 それから、もう一点は、幼児、これは小中学生も同じなんですけれども、幼児であっても、
やはりその子の発達段階に応じて、こういうときには気をつけるんだよと、こういったときに
はすぐその場所を離れるんだよとか、子供がやはり自分の体のことを小さい子は小さい子なり
に暑いなと思ったら何とかできるという、そういう子供が自分で自分の身を守れるようにする
指導を発達段階に応じてしていくということが大事かと思います。幼稚園であっても、年長組
ぐらいの幼児になりますとかなりそういったことは通じるところがありますので、そういった
ことが大事だと。指導者の側と子供の側と、両面でそういった啓発、指導をしていくというこ
とが大事かと思います。
 以上でございます。
◇7番(石井紘一君) 本当に今教育長さんのほうから細かい答弁をいただきまして、私も参
考になりました。ぜひよろしくお願いします。
 次に、近年、異常な気象で暑さ対策として子供たちの健康に配慮した学習環境を整えていく
必要が考えられます。そういった中で、熱中症対策の一環として、市内の小中、あるいは幼稚
園に猛暑対策の効果が期待できる、望めるミストシャワーの設置などをして、休み時間の外で
の遊びや、あるいはクラブ活動で汗をかいた後のクールダウン、そのようなことの効果が期待
できると思いますので、その設置に向けての教育長のお考えがあればお聞かせ願います。
◇教育長(宇敷重信君) 再質問にお答え申し上げます。
 議員さんおっしゃるそのミストシャワーですかね、私もこれ学校で経験したことがあります。
とても気持ちいいんですね。それで、実際に設置している学校等のどんなふうに活用している
のか、それから効果はどうなのかと、それを調べて研究をしていきたいと思います。確かに気
化熱が奪われますので、周りの温度は下がるとかそういったことはありますので、研究してま
いりたいと思います。
 以上でございます。
◇7番(石井紘一君) 実は、このミストシャワー、私もちょっとわからなかったんですけれ
ども、この8月3、4、5日の沼田まつりの歩行者天国で1カ所このミストシャワーをつけた
んです。これは個人がつけたんだと思いますけれども、その下に小さいお子さんがいまして、
本当に楽しいというのでしょうか、喜んでいました。聞いたら、学校にもこのようなものがあ
ればというような声があったので、今回このような提案をさせていただきました。ひとつ、こ
れをつけることによって、今言ったように2度から3度、多分温度が変わってくると思います。
ひとつ研究してもらって、お願いしたいと思います。
 それと、次に、国の学校の環境衛生基準、これは教室の温度が30度以下が望ましいとされ
ているようでありますけれども、この30度というのは、確認したいんですけれども、30度
で間違いないですか。
◇教育長(宇敷重信君) 再質問にお答え申し上げます。
 温度と湿度について申し上げたいと思います。文部科学省のほうから、学校環境衛生基準と
いうのが示されております。それによりますと、温度につきましては、10度C以上、30度
C以下であることが望ましいというふうになっております。これは文部科学省の学校環境衛生
基準でございます。湿度につきましては、相対湿度ですけれども、30%から80%であるこ
とが望ましいということでございます。
 以上でございます。
◇7番(石井紘一君) これは国の基準なんで、もし、県としての基準というのは別に定めて
はいないんですか。
◇教育長(宇敷重信君) 県につきましても、これは国に準じて指導をしておられますので、
ちょっと今群馬県としての基準が、基準としてあるかどうかちょっと申し上げられないんです
けれども、これは国でいろいろ研究された結果の基準、先ほど申し上げたように出しておりま
すので、県も同様にそのように考えていると言えると思います。我々は、この文部科学省から
環境衛生基準が出されれば、それをしっかり踏まえていろんな対応をしていくということに、
そういったことで対応しております。
 以上です。
◇7番(石井紘一君) わかりました。やはり群馬県でも利根沼田、また西部、南のほうの桐
生とか、伊勢崎、館林とは全然温度差が違いますから、若干同じ条件でも変わってきます。そ
ういった中で、エアコンがついている学校もありますし、本市みたいに扇風機で対応している
ようなところもありますので、これはもうやむを得ません。
 そこで、これも先ほど市長さんのほうにも話しした提案、お願い、一般質問したんですけれ
ども、特に幼稚園関係で、やはりこれも温度の指数ですか、わかるあれがあるんですよね。そ
ういったのを研究してもらって、これもさっきと同じで温度によって、これは一般の人とは違
ってやはり幼稚園向けですから、やっぱり注意、警戒、厳重注意、危険というような4つの段
階ですけれども、その段階のところ、幼稚園ですから、そこにイラストが浮かんでくるような
あれがあるらしいんです。そういったのをできれば研究してもらって、新年度に向けて研究し
てもらえればありがたいと思いますけれども、その点について教育長のお考えをお願いします。
◇教育長(宇敷重信君) 熱中症指数というのを示すのがありますけれども、議員さんおっし
ゃるのはそのことだと思うんですが、これについては、そのようにやっている幼稚園、学校等、
全部やっているかどうかはちょっと把握していないんですけれども、これはやはり指導上大事
なことですので、そういう工夫を十分するようにまた働きかけていきたいと思います。まず実
態を把握して、そしてその効果をよく聞いて、そして子供たちが安全に学習に取り組めるよう
にしていきたいと思います。
 以上でございます。
    ─────────────────────────────
◇議長(大竹政雄君) 休憩いたします。
午前10時59分休憩
    ─────────────────────────────
午前11時07分再開
◇議長(大竹政雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
    ─────────────────────────────
◇7番(石井紘一君) 教育長さんには答弁をいただきまして、教育のほうはこれで終わりま
す。大変お世話になりました。
 最後の項目ですけれども、土砂災害・洪水対応について再質問させていただきます。
 ことしの2月に本県を初め各地域で豪雪の被害がありました。そういった中で、最近、気象
状況が大分違ってきております。自然災害は予測がつかない状況だと思います。そういった中
で、近年は集中豪雨や竜巻等も県内でも発生しております。そういった中で、比較的、たとえ
沼田は大きな災害も少なく安心・安全な地域だとは思いますけれども、しかし、いつ災害が発
生してもおかしくない今の現状だと思います。そういった中で、これから台風や集中豪雨など
による土砂災害、あるいは洪水なども場合によっては考えられます。
 そういった中で、市は、各部署で日常点検やパトロールなどを実施していると思いますけれ
ども、過去の災害箇所をもう一度点検してもらって、それも県の管理も含めて、河川周辺など
を含めて、総ざらいの総点検などをしてもらって、災害を未然に防ぐというようなことも必要
ではないかと思いますけれども、市長のお考えをお願いします。
◇市長(横山公一君) ただいまの再質問にお答えいたします。
 危険箇所の総ざらい緊急点検の実施についてでありますが、土砂災害防止法ではおおむね5
年ごとに急傾斜地の崩壊等のおそれがある土地に関する地形、地質、洪水等の状況及び土地の
利用状況について基礎調査を県が行うこととされております。市といたしましても、市民から
の危険度情報や日常業務の中で点検等を行い、危険箇所を把握した場合は、速やかに県へ報告
するなど、その災害防止に努めております。議員の御意見につきましては、各部局へ検討する
よう指示したいと考えております。
◇7番(石井紘一君) ひとつ検討して、これらについてはできれば早急にお願いしたいと思
います。これについては、県内でもやっておる市があります。そういった中で、これからやは
りいつ災害があるかわかりません。特に、この四、五年については、私の地域では平成18年、
実際に災害がありました。そういったことはありますので、ぜひ総点検、県の管理のほうも含
めてお願いしたいと思いますけれども、再度、もう一度してもらうようなことでよろしいんで
しょうか。もう一度お願いします。
◇市長(横山公一君) ただいまの再質問にお答えいたします。
 危険度情報や日常業務の中で早急に点検していきたいというふうに考えておりますので、よ
ろしくお願いしたいと思います。
◇7番(石井紘一君) どうぞよろしくお願いします。やはり一般市民は、この場所は市の管
轄だ、こっちは県だということはなかなかわかりません。何かがあったときには、もうすぐ行
政のほうに来ますので、特にそういうことを抜きにしてひとつやってもらって、もし県のほう
でありましたら県のほうへすぐ上げてもらって対処してもらいたいと思いますので、よろしく
お願いします。
 次に、県内の土砂災害警戒区域、これさっきと同じですけれども、そういった中で発令基準
を今見直しをしておると思います。これもなかなか策定がおくれているようでありますけれど
も、本市の策定状況についてお伺いします。
◇市長(横山公一君) 再質問にお答えいたします。
 退避勧告などの発令基準の策定状況についてでありますが、本市においての主な災害として
は、土砂災害と水害が考えられます。近年の異常気象を考慮して、土砂災害の発令基準につい
ては本年7月に群馬県土砂災害警戒情報、危険度情報を参考に発令基準を定めております。ま
た、水害については、沼田市地域防災計画の見直しの中で、県等との関係機関との協議の上、
定めてまいりたいと考えております。
◇7番(石井紘一君) ひとつ、よろしくお願いします。
 そういった中で、先ほども市長の答弁がありました。昨年の10月に伊豆大島の土石流の災
害を受けて、国は4月に、空振りを恐れず早目に発令を出すことを基本原則として示しており
ます。ただ、策定した自治体にも基準の見直し等を求めております。さらに、高齢者や障害者
らにも早目に準備を促す災害準備情報なども運用が始まっておるようであります。そこで本市
においても、先ほどの空振りを恐れず、また高齢者などの市民に対する避難誘導の情報提供な
どを盛り込んだ基準の策定を早急に整備する必要があると思いますけれども、市長のお考えを
お願いします。
◇市長(横山公一君) 再質問にお答えいたします。
 石井議員のおっしゃるとおり、早目に見直していきたいと、かように考えております。
◇7番(石井紘一君) わかりました。ひとつよろしくお願いします。
 これは、できれば早いほうがいいので、ひとつそういうことを早目に策定して、一般市民に
情報をお願いして、災害があったときには最低限の被害に食いとめてもらったり、あった場合
にはまた早目の復旧・復興をお願いしたいと思います。
 そういう中で、今回の私の一般質問は、福祉にやさしいまちづくりということでお願いしま
した。そういったきょうの一般質問の市長の回答、あるいは教育長の回答、期待しながら本日
の私の一般質問を終わります。大変お世話になりました。
    ──────────────◇──────────────
◇議長(大竹政雄君) 次に、大東宣之議員。10番。
〔10番 大東宣之君登壇〕
◇10番(大東宣之君) 通告に従い一般質問を行います。
 今回私は、市長の公約について、介護保険について、防災対策について、沼田市ゆかりの芸
術家の作品展にについて質問いたします。
 まず初めに、市長の公約についてより質問いたします。
 市長は4月の選挙で市民の期待を集め、激戦を制し、市長に就任されました。
 市長就任以来、何かと御苦労も多いとは思いますが、市長になられた以上、どんな困難から
も逃げることなく、ぶれることなく立ち向い、市民の暮らしをしっかりと支え、沼田市発展の
ために御努力くださるよう強くお願いいたします。
 4月の市長選挙に立候補された方々は、それぞれ自分の市政に対する思いと、市政運営に対
する公約を発表されました。
 市長も幾つかの公約を打ち出し、市民に訴えてこられましたが、その中に「保育の充実 子
育て支援」とあり、保育料・給食無料化の取り組みとありましたが、子育て支援についてどの
ように考えておられるのかお伺いいたします。
 そして、公約として打ち出した保育料・給食の無料化への取り組みをどのように進めるのか。
保育料・給食の無料化の財政負担はどのように推計しているのかお伺いいたします。
 続いて、介護保険について質問いたします。
 新年度から新たにスタートする介護保険計画の改定に向け、生き生き長寿のまちづくり計画
の見直しが本市においても進められています。
 医療・介護総合法(地域における医療及び介護の総合的な確保を推進するための関係法律の
整備等に関する法律)では、介護保険の要支援1・2と認定された人たちは介護保険から外さ
れ、市で行う地域支援事業で対応することになるなど、介護サービスの大幅な切り下げと介護
保険料の引き上げが高齢者に襲いかかることになりますが、高齢化が進む本市にとって、高齢
者が安心して暮らせるまちづくり、事業の推進は今後ますます重要になってきています。
 介護保険がスタートしてから、本市においても生き生き長寿のまちづくり計画を策定してき
ましたが、これまでの生き生き長寿のまちづくり計画の進捗状況はどのようになっているのか。
新年度から新たにスタートする生き生き長寿のまちづくり計画の見直しについてどのように進
められ、新年度からはどのような取り組みを進めるのかお伺いいたします。
 要支援1・2と認定された場合、介護保険から外され、地域支援事業で対応することとなり
ますが、要支援者の市の対応についてどのように考えているのかお伺いいたします。
 新年度から新たにスタートする計画で、3年間の財政推計を行い、保険料を決めることとな
りますが、保険料についてどのように推計しているのかお伺いいたします。
 続いて、防災対策について質問いたします。
 異常気象により近年、全国各地で竜巻やゲリラ豪雨の発生、集中豪雨により河川の氾濫、土
砂崩れなどにより大きな被害が発生しています。
 本市においても、ことしの2月に記録的な豪雪により、多数の人的被害はなかったものの、
市民生活や農業に大きな被害を与え、災害はいつでも起こるということを私たちに示しました。
 広島市で起こった土砂災害の現場をテレビ等で見たとき、本市においても同じような地形、
同じような場所は少なくないと感じましたが、土砂災害の危険箇所の把握と対策はどのように
取られているのかお伺いいたします。
 ゲリラ豪雨による浸水被害などが全国各地で問題となっていますが、ゲリラ豪雨の発生状況
はどのように把握されているのかお伺いいたします。
 災害が発生するおそれがあるときは、いち早く避難するなど迅速な対応が必要ですが、市民
への情報提供と高齢者世帯などへの対応はどのようにされるのか。そして、夜間の住民の避難
についてどのように対応するのかお伺いいたします。
 続いて、沼田市ゆかりの芸術家の作品展にについて質問いたします。
 本市においては古くから数々の画家や書家、俳人、彫刻家などの芸術家を生み出し、今日ま
でそれらの貴重な作品を伝えてきています。
 教育委員会では、これまでに沼田市芸術文化振興事業として籾山三穀展、角田静竹展、金子
刀水遺作展、青木翠山展などを開き、本市ゆかりの芸術家の作品を広く市民に知らせてきまし
た。
 こうした芸術家の足跡と作品はしっかりと残し伝えていかなければ、市民の記憶からも消え
去り、貴重な作品も散在してしまうおそれがあり、継承と保存に努めなければなりませんが、
本市ゆかりの芸術家の作品についてどのように把握しているのかお伺いいたします。
 沼田市ゆかりの芸術家の作品について、市民に知らせ、認識を深めていただくことは、作品
の保存だけではなく、本市の芸術・文化を高める上でも大切な課題と考えますが、沼田市ゆか
りの芸術家について市民に知らせ、作品の保存をどのように進めるのかお伺いいたします。
 以上4点が私の質問です。御答弁をお願いいたします。
◇議長(大竹政雄君) 市長。
〔市長 横山公一君登壇〕
◇市長(横山公一君) ただいまの大東議員の御質問にお答え申し上げます。
 まず、市長の公約について、これからの取り組みについて、子育て支援についてどのように
考えているのかについてでありますが、次代を担う子供たちの健やかな成長を願い、子育て世
帯を支援するため、本市におきましては、沼田市次世代育成支援行動計画に基づき、子供が元
気になり、親が元気になり、地域も元気になることを目指して、親子の健康づくりや地域にお
ける子育て支援、さらには子育てに関する経済的支援などを行っております。
 今後につきましても、子育て環境の向上を目指し、多様なニーズに対応した子育て支援事業
を行うなど、子育て世帯が安全・安心で、心豊かに暮らせるよう取り組んでまいりたいと考え
ております。
 次に、保育料・給食無料化への取り組みをどのように進めるのかについてでありますが、本
市の保育料は、同一世帯に小学校3年生以下の児童が3人以上いる場合の3人目以降の保育料
については無料としておりましたが、平成26年度からその年齢制限を撤廃することにより、
3人目以降の無料化制度をさらに拡充し、保護者の経済的負担の軽減を図っております。
 保育料の無料化につきましては、平成27年度から全国一斉に実施される「子ども・子育て
支援新制度」への移行に伴う「子ども・子育て支援事業計画」を現在作成しているところであ
りますので、次年度以降に検討してまいりたいと考えております。
 次に、保育料・給食の無料化の財政負担はどのように推計しているのかについてであります
が、国が定める基準では、保育に必要な費用相当額の40%を保育料で徴収することとされて
おりますが、本市の保育料は、国が定める基準の40%から約24%に軽減して徴収しており、
軽減した差額の約16%相当分を本市が負担していることから、平成26年度の軽減による本
市の負担額は約1億5,000万円を見込んでおります。
 保育料を全額無料とした場合に新たに必要となる財政負担は、平成26年度予算ベースで約
2億円になると推計しております。
 次に、介護保険について、検討経過と今後の取り組みについて、これまでの生き生き長寿の
まちづくり計画の進捗状況はどのようになっているのかについてでありますが、本市では、高
齢者福祉施策と介護保険事業を一体的に推進するため「沼田市生き生き長寿のまちづくり計画」
とし、3年ごとの計画見直しを行い、本年度は第6期計画の策定作業に入っております。進捗
状況といたしましては、市民の方へのニーズ調査、介護認定を受けていない高齢者向け調査、
居宅で介護サービスを受けている方の調査、施設に入所している方の調査という4区分のアン
ケート調査と、介護予防に関しての調査を新たに加え、現在、回答内容を分析しているところ
であります。
 また、市内で介護サービスを展開する事業者へ現状と今後の展開も含めたアンケート調査を
実施するとともに、介護保険制度の改正に向け、情報収集に努めているところであります。
 次に、生き生き長寿のまちづくり計画の見直しについてどのように進められ、新年度からは
どのような取り組みが進められるのかについてでありますが、介護保険は、平成12年4月の
制度創設から平成18年の大きな制度改正を経て15年目を迎えました。国は、団塊の世代が
75歳となる2025年を見据えた持続可能な介護保険制度を目指し、高齢者が住みなれた地
域で継続した生活ができるよう、介護、医療、生活支援、介護予防を充実させる地域包括ケア
システムの構築と、低所得者の保険料軽減の拡充とあわせ、所得や資産のある人の利用者負担
を見直す費用負担の公平化を打ち出しております。
 そこで、今後詳細が決定する国のガイドラインをもとに、計画骨子案を作成し、沼田市介護
保険運営協議会など関係機関や、パブリックコメントでの市民の方々の御意見をお伺いしなが
ら、策定を進めてまいりたいと考えております。
 また、新年度からの取り組みについてでありますが、今回の大きな制度改正では、新しい介
護予防事業として、予防給付のうち訪問介護と通所介護が市町村の地域支援事業に移行される
ということがあります。このことは、介護サービス事業者の意向や圏域内の他市町村との調整
を図ることが不可欠でありますので、お互いの意見交換を行いながら対応を検討してまいりた
いと考えております。
 次に、要支援者の市の対応についてどのように考えているのかについてでありますが、一般
高齢者の介護予防事業とあわせて、要支援者の訪問介護及び通所介護が新しい総合事業として
市町村の地域支援事業に移行されることになりますが、介護サービス事業者との連携を強化す
るとともに、サービスの新たな担い手の開拓も視野に入れ、現在のサービス内容が低下しない
よう事業展開を図ってまいりたいと考えております。
 次に、介護保険料についてどのように推計しているのかについてでありますが、介護保険料
は、第5期計画期間における介護給付実績や今後の高齢者の人口推計などをもとに、平成27
年度から29年度までの3年間の介護給付等、対象サービスの量や地域支援事業の量の見込み
から必要となる費用を推計することになります。その推計された介護給付費から65歳以上の
第1号被保険者の負担分を算出し、所得の分布状況の見通しを踏まえた被保険者数により算定
することになります。
 次に、防災対策について、現状とこれからの取り組みについて、土砂災害の危険箇所の把握
と対策はどのようにとられているのかについてでありますが、同僚議員の御質問にもお答えさ
せていただきましたが、本市における土砂災害警戒区域が449カ所、そのうち土砂災害特別
警戒区域が422カ所指定されており、土砂災害ハザードマップを市内全戸に配布し、土砂災
害のおそれのある区域への周知を図っております。
 また、危険箇所の対策については、群馬県の計画に基づき実施しているものでありますが、
住民から危険箇所等の情報があった場合は、現地調査を実施するなど速やかに県に情報を伝達
し、その対策が早期に実施されるよう要望を行っているところであります。
 次に、ゲリラ豪雨の発生状況はどのように把握されているのかについてでありますが、ゲリ
ラ豪雨は、予測が困難な積乱雲の発生により、突発的で局地的な1時間の降水量が50ミリを
超えるような豪雨でありますが、いつどこで発生してもおかしくない状況であるため、近年そ
の被害はますます増加しているのが現状であります。
 そうした中、豪雨の発生状況の把握については、気象庁で本年8月より運用を開始した高解
像度降水ナウキャストなど最新の情報により、雨量情報等を注視するなど、その情報収集を行
っております。
 次に、市民への情報提供と高齢者世帯などへの対応はどのようにされるのかについてであり
ますが、市民への情報提供の手段としては、ホッとメールぬまた、緊急告知ラジオ、Yaho
o!災害情報、緊急速報メール、防災行政無線等により防災情報を発信しております。
 また、高齢者世帯などへの対応につきましては、民生委員児童委員さんを通じて希望者に対
し緊急告知ラジオを配付するとともに、災害時の避難支援者となることが想定される区長さん
や民生委員児童委員さんなどに緊急告知ラジオを配付し、高齢者世帯などへの情報伝達方法の
充実を図っているところであります。
 なお、現在、避難行動要支援者名簿の作成を進めており、その後は、要支援者一人一人の避
難誘導を定める個別計画の策定に取り組んでまいりたいと考えております。
 次に、夜間の住民の避難についてどのように対応するのかについてでありますが、群馬県土
砂災害警戒情報・危険度情報等をもとに、避難勧告等を発表する体制を整えておりますが、夜
間の避難については危険が伴うことから、避難勧告等を夜間に発表するおそれがある場合には、
早い段階で避難所の開設準備を行うとともに、日没を待たずして避難準備情報を発表するなど、
安全な避難に努めてまいりたいと考えております。
 また、万が一、夜間に避難しなければならない状況に至った場合には、避難所への避難では
なく、家の上階などへの垂直避難といった、自宅で一番安全な場所への一時避難を行うよう市
民に周知を図ってまいりたいと考えております。
 以上申し上げまして、大東議員の御質問に対する答弁とさせていただきますが、「保育料・
給食無料化への取り組みをどのように進めるのか」、「保育料・給食の無料化の財政負担はど
のように推計しているのか」及び「沼田市ゆかりの芸術家の作品展について」は、教育長から
答弁申し上げますのでよろしくお願い申し上げます。
◇議長(大竹政雄君) 教育長。
〔教育長 宇敷重信君登壇〕
◇教育長(宇敷重信君) 大東議員の御質問にお答え申し上げます。
 市長の公約について、これからの取り組みについて、保育料・給食無料化への取り組みをど
のように進めるのかについてでありますが、給食無料化への取り組みにつきましては、学校給
食に係る費用については、学校給食法において、学校給食に要する賄い材料費は保護者負担、
それ以外の施設・設備の整備や人件費などの経費は公費負担となっております。
 しかし、県内自治体の中には、給食費の全額または一部を免除しているところもあることか
ら、今後、財政当局や関係機関とよく協議をしながら研究してまいりたいと考えております。
 次に、保育料・給食の無料化の財政負担はどのように推計しているのかについてであります
が、給食無料化の財政負担につきましては、平成26年5月1日現在の小学校児童数は2,6
41人で、給食費の月額は4,200円であり、また、中学校生徒数は1,462人で、給食
費の月額は4,700円であります。今年度、給食費を全額無料とした場合、2億1,556
万3,200円の財政負担となります。
 次に、沼田市ゆかりの芸術家の作品展について、これまでの取り組みとこれからの対応につ
いて、沼田市ゆかりの芸術家の作品についてどのように把握しているのかについてであります
が、郷土の生んだ偉大な芸術家を広く市民に紹介し、その功績を後世に伝えるとともに、本市
芸術文化の振興・発展に寄与することを目的に、平成8年度から沼田市芸術文化振興事業を実
施し、これまで、籾山三穀氏、桑原巨守氏、角田静竹氏、林 柳波氏、金子刀水氏、青木翠山
氏、生方鼎齋氏、米倉大謙氏、能登藤吉郎氏、宮川ひろ氏などの作品を再評価するため、広く
市民に所蔵作品の提供を呼びかけ、展覧会の開催や作品集の作成を行い、所蔵作品の把握に努
めてまいりました。
 次に、沼田市ゆかりの芸術家について市民に知らせ、作品の保存をどのように進めるのかに
ついてでありますが、さきに御紹介した方々以外にも、本市ゆかりのすばらしい芸術家の方が
多くおりますので、広く市民がこういう方々の作品に触れ合う機会を設けるなど、芸術文化の
振興に努めてまいりたいと考えております。
 また、これらの作品の保存につきましては、各所有者にその作品の貴重性などを理解してい
ただき、正しい保管方法により適正な保存が図られるよう努めてまいりたいと考えております。
以上申し上げまして、大東議員の御質問に対する答弁とさせていただきます。
◇10番(大東宣之君) 御答弁をいただきましたので、何点かにわたって再質問をさせてい
ただきたいと思います。
 まず初めに、市長の公約についてから質問をさせていただきたいと思います。
 市長にとって、この公約というものについて、どのように認識をされているのか、まずお聞
かせいただければと思います。私なんかも選挙で選ばれる立場でありますので、その選挙の時
々においては一定の公約等などを打ち出すわけです。公約というのは、市民に対する約束、守
らなくてはならない大切なものというふうに私なんかは認識をしておるんですが、市長として
公約というものについての認識はどのようにお持ちなのか、まずお聞かせいただければと思い
ます。
◇市長(横山公一君) ただいまの大東議員の再質問にお答えいたします。
 大東議員がおっしゃるとおりでございます。
◇10番(大東宣之君) 今回、選挙に出られて、ほかの方もそうだったんですけれども、い
ろんな分野、いろんなことについて公約を打ち出されておりました。この中で、今回私は子育
て支援についていろいろと質問させていただきたいんですが、子育て支援を進めることが人口
増加につながるのではないかというふうに私は考えているわけです。それと、もう一つは、た
とえ前橋や高崎に通勤をしてでも沼田市に住んだほうがいいなと思えるような子育て支援なん
かをやれば、人口増加にもつながってくるんではないかと。もちろん企業誘致だとか、今ある
市内の企業や商店、また農業や観光業を含めてそういった企業や農家、観光業者の方々の既存
の企業などを元気にさせていくということや、企業誘致をして働く場所をふやしていく、市内
の既存の企業などを元気にして働く雇用者をふやしていくということも大事だと思うんですが、
子育て支援やそういった施策を展開することによって、たとえ前橋や高崎に通ってでも沼田の
ほうに住んだほうがいいんだというようなことがまた人口増加につながっていくんではないか
と。ですから、そういった意味でこの子育て支援というのは、県内他市にないようなものを打
ち出していく、やっていく必要性があるんではないかというふうに思うんですが、市長として
のお考えを再度お聞かせをいただければと思います。
◇市長(横山公一君) 再質問にお答えいたします。
 まさにそのとおりで、この沼田で子育てをしてみたいと。そして、子供が一番安全で安心だ
から、この地域で子育てをしていくんだというようなお母さん方、お父さん方がふえるような
施策を考えてまいりたいと考えております。
◇10番(大東宣之君) わかりました。ぜひそういったことについて一つ一つ取り組んでい
っていただければと思います。
 それで、今回の市長が選挙で公約をされた保育料、給食無料化の取り組みについてですが、
まことに申しわけないんですが、先ほど保育料の関係で金額を御答弁いただいたんですが、ち
ょっと書き取れなかったので、もし違っていれば指摘をしていただければと思うんですが、今
年度から3人目以降の子供たちの保育料については条件なしで無料化をしたことによって1億
5,000万円ふえる。仮に全ての子供たちの保育料を無料にすれば2億円になるという御答
弁だったんではないかというふうに思うんですが、そうすれば、全ての子供たちの保育料を無
料にすると2億円でいいということになるのかどうか、まずその辺ちょっと確認をさせていた
だければと思うのですが。
◇市長(横山公一君) 部長のほうから再度お答えさせます。
◇健康福祉部長(山恭昭君) 命によりお答え申し上げます。
 市長の答弁の内容の確認でございますけれども、保育料の関係につきましては、本来国が基
準として定めておりますのは、保育料全体に対して40%の部分を保育料として徴収するとい
うのが基準になっておりますけれども、本市の場合におきましては3歳以上の条件なしの無料
化を含めて24%に軽減をして徴収しております。したがいまして、現在、国の基準と比較し
たところで1億5,000万円が既に保育料の一部無料化に充てられている財源でございます。
 また、今回新たにお示しいたしました約2億円につきましては、現在、保育料として徴収を
見込んでいる金額の予算額、これが約2億円ということでございます。したがいまして、1億
5,000万円と2億円の合計額によりまして無料化になる、全額無料というような推計でご
ざいます。
 以上でございます。
◇10番(大東宣之君) わかりました。どうも済みませんでした。
 合わせれば3億5,000万円、この保育料だけになるわけです。給食の関係でいけば2億
1,500万円ぐらいということになるわけですから、合わせれば3億5,000の2億だか
ら6億円ぐらいに年間なるわけです。
 それで、市長、大体沼田の年間の予算が200億円程度なのです。そうすると、6億円とい
うとわずか10%にもならない、1割にもならない程度なんです。3%程度だそうです。ぐら
いになるわけです。ですから、そういった全体の予算の中でのやりくりがこの3%程度という
ことになれば可能じゃないかという感じがするわけです。ですから、決して沼田市にとってで
きない金額ではないと思うんですが、市長としてのお考えをお聞かせいただければと思います。
◇市長(横山公一君) 再質問にお答えいたします。
 200億の中の6億円、3%で大した金額ではないというふうにおっしゃいますが、現在問
題になっております3・3・1栄町工区におきましても、約6億円ありますと脳神経外科のと
ころまで道路があくという中で、ここ数年進捗が進まないということは、沼田市にとって6億
円という金額は大変重要な金額でありますので、うかつに「はい、そうですか」というところ
まではいけないというのが実情でございます。
◇10番(大東宣之君) 私が議員になって横山市長で3人目の市長になるんです。私が議員
になる前の方も多分おっしゃっていたんだと思うし、今まで過去2人の市長の方々も、沼田は
お金がないんだと、なかなかあれもできない、これもできないんだというようなことをいとも
簡単におっしゃるんです。確かに財政状況は楽だとは思わないし、自主財源に乏しいというの
は、これはもう誰もがひとしく感ずるわけなんです。じゃあ、そういう状況にあるんだったら、
どうやってお金をつくるのか。市民の要望に応えられるような財源をどうやって見つけてくる
のか。それが大切じゃないかと思うんです。だから、沼田市にとって今ないのはお金じゃない
んです。そういった困難に立ち向かう、根性という言葉は好きじゃないんですけれども、そう
いった困難に立ち向かうやはり思いというか、岩をも砕くようなそういう取り組みが今沼田に
とっては求められているんじゃないかと。だから、そういったことをやはり今回の選挙で市長
に市民の方々が託されているんではないかと思うんです。確かに6億円というのは財布の中に
入るようなお金じゃないですから、決して安いもんではないというふうには思いますけれども、
そういったものをどうやって捻出をさせて市民の期待に応えていくのか、沼田市の活性化につ
なげていくのかということを、やはりそこは知恵と工夫なんです。知恵と工夫。お金がないん
じゃなくて知恵と工夫がないんじゃないかという感じがするんです。ですから、そこでは、そ
ういった財源の確保に向けた知恵と工夫、さらに努力、根性という言葉は余り好きじゃないで
すけれども、そういう岩をも砕くような思いで、これはこれからの市政運営はやっていかなく
てはならないと思うんですが、市長としての決意なりお考えをお聞かせいただければと思いま
す。
◇市長(横山公一君) 再質問にお答えいたします。
 困難に向かう知恵と工夫が足りないと、努力も足りないと、大変お叱りを受けておるわけで
ございますけれども、私が申している選択と集中という形での選択をしながら、集中するとこ
ろには集中していきたいというふうに考えております。その中で、決して子育てが優先順位が
低いとは申しませんが、どうしてもその中で優先順位の必要なものからやらざるを得ないと、
仕方がないということだけは御理解をいただければありがたいと思います。
◇10番(大東宣之君) 市長として、子育て支援については重要な柱として位置づけている
ということですので、ぜひやはりそういったものに向けて一つ一つ取り組んでいっていただき
たいというふうに思います。
 それで、今度給食費の関係なんですが、先ほど金額的に御答弁をいただいたわけですが、今
年度から沼田市では保育料、幼稚園費もそうなんですけれども、3人目以降の子供については、
もう条件なしで無料にしたわけです。ですから、一二の三で全部一斉にできないとするならば、
じゃあ保育料はそういうふうにやったんだから、給食費も3人目以降の子供については条件な
しで無料にしましょうと、そういったこともやり方としてはあるんではないかと。富岡の市長
さんは、何か選挙のときに給食費の無料化というふうなことをおっしゃっていたそうですけれ
ども、当選されたから段階的にやるんだみたいなことを今おっしゃっているみたいですが、や
り方はいろいろあると思うんです。ですから、市長にも聞いていただきたいんですが、一二の
三でできなくても、一歩ずつ前進をさせていく、一歩ずつやっていくというやり方もあるんで
はないかと思うので、教育長として、じゃ保育料が3人目以降の子供は条件なしで無料になっ
ているんだから、じゃ小学生、中学生においても、3人目以降の子供については無料にすると
いったような検討、そういった段階的に無料化にしていくということについてのお考えについ
てお聞かせいただければと思います。
◇教育長(宇敷重信君) 大東議員の再質問にお答え申し上げます。
 段階的にというお話があったわけですけれども、それについても、今研究をしております。
この財政関係の推計を申し上げたいと思います。平成26年度で推計をしました。第3子以降、
年齢制限といいますか、もうけないでやったとしますと、3,359万400円、この財政負
担が生じます。それから、義務教育中の第3子の児童生徒の給食、義務教育中、中学校までで
すね、そういう条件つきで無料化をした場合995万8,800円。こういう財政的な推計も
行っております。先ほど御答弁申し上げたように、そういった取り組みをしている他の自治体
もございますので、まずでは自分のところはどのくらいの財政負担があるんだろうというとこ
ろで推計してみたわけですけれども、これについても、先ほど市長の答弁にもございましたけ
れども、いろんな財政状況等ございますので、その中で財政当局等ともいろいろ協議をしなが
ら、さらに研究していきたいと、そのように考えております。
 以上でございます。
◇10番(大東宣之君) 教育委員会として、そういう段階的に無料にした場合の試算をされ
ているということですので、ぜひ当局とよく相談をしながらやっていっていただければと思い
ます。
 それで、市長、先ほど過去の市長の話もちょっと出させていただいたんですけれども、6月
議会、今回の9月定例議会の一般質問の中で、市長は一言も今まで答弁の中でお金がないから
ということは言っていないんです。大したもんだなというふうに思うんです。多分もう市長に
なられてまだ半年はたっていませんけれども、市の財布、財政状況はよく把握をされていると
は思いますけれども、一言もお金がないからそんなのできないよみたいなことは言っていない。
これは大したもんだなと思うんです。だから、それはそれなりに市長としてもいろいろな御努
力をされているんだと思うんです。だから、こういった子育て支援、確かにお金かかるんです。
後の介護保険料も言うんですけれども、お金かかるんです。ですけれども、先ほども言いまし
たように、沼田に住みたい、沼田で子供を育てたいということになれば、人が寄ってくるんで
す。「ほう、ほう、ほたるこい、こっちのみずはあまいぞ」というので、人が寄ってくるんで
す。ですから、やはり人口をふやしていく、町を活性化させていくという意味では、やはりこ
うした施策の展開、そこにはやっぱり大胆にお金を使っていくという姿勢が必要ではないかと
いうふうに思います。市の行政、いろんなことをやらなくちゃならない、道路もせないかん、
下水道もせないかん、この後災害対策もやるんですけれども、災害対策もやらないかん、いろ
んなことをやらないかんわけですから、確かに市長がおっしゃるように選択と集中ということ
が大事ですけれども、かけるときには大胆にお金をかけていくということも必要ではないかと。
横並びというか、よそがやったからじゃ沼田もやりましょうじゃなくて、よそに先んじてやっ
ていくということが市民にとっても、変化を感じ取れるし、ほかの県内の人たちや全国の人た
ちからも沼田は魅力があるんだというふうに認識をされるようになるのではないかと思うんで
すが、そういった考えについての、そういったことについての市長のお考えがあればお聞かせ
いただければと思います。
◇市長(横山公一君) 再質問にお答えいたします。
 先によそより先んじて物事をせいということでございますが、まさにそのとおりでございま
して、大西洋を一番先に飛行機で横断したのは誰かと言われますと、皆さん方リンドバーグと
すぐお答えになると思います。しかし、2番目に渡ったのは誰かと言いますと、誰も答えられ
ないと思います。私もそれを本で読ませていただきまして、名前を覚えたんですが、次の日に
なるとけろっと忘れてしまいまして、リンドバーグだけは覚えているということでございます
ので、よそに先んじてやる、きのうも議員の質問にお答えしまして、幸福度ナンバーワンとい
うような言い方をさせていただきましたけれども、やはり一番先にやるということは大変大事
なことだというふうにはわかっております。しかし、現在、目の前に大変な難問がぶら下がっ
ておりまして、この難問は大変お金がかかる案件でございます。これが済みますれば、いろい
ろなことでの知恵が出していけるんだろうなということでございますが、まずはその案件を何
とかさせていただきたいということで御理解いただきたいと思います。
◇10番(大東宣之君) わかりました。
 確かに今大変な状況に市は直面をしておりますから、それなりのことは私自身もわかるわけ
ですけれども、ただ市長として選挙で公約をされて市民に約束をされたことですから、常に頭
の中には入れてやっぱりやっていかなくちゃならないと思うんです。「あれ、そんなこと言っ
たっけな」なんていうことのないように、そういった公約をしたことをやっぱり一つ一つ実現
できるように常日ごろから考えていっていただきながら、やっぱりこれが済んだら、じゃあ今
度はこっちやろう、これをやっていこうというふうにやっていっていただきたいと。それで、
やっぱり誰でもそうだと思うんですけれども、一遍に全部できるということはあり得ないです
から、できたこと、できなかったことというのを市民の皆さんに知らせながら、そしてこうい
う方向に向かっていくんだということをやはり市民の方に示していただく、そして市民の方々
にも理解をしていっていただいて、沼田市がこういう方向に進んでいるんだ、いこうとしてい
るんだということを市長の口から機会を捉えてぜひ伝えていっていただきたいと思いますが、
市長として今大変な難問に直面をされておりますが、公約をしたことについて一つ一つ実践の
状況や取り組みの状況、また今後の取り組みの方向性などを市民に知らせていくというお考え
があるのかどうか、あればお聞かせいただければと思います。
◇市長(横山公一君) 再質問にお答えいたします。
 全くそのとおりでありまして、市民が財産であります。いっときも市民のことは頭の隅から
離れないということを御理解いただければありがたいと思います。
    ─────────────────────────────
◇議長(大竹政雄君) 休憩いたします。
午前11時59分休憩
    ─────────────────────────────
午後1時00分再開
◇議長(大竹政雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
    ─────────────────────────────
◇10番(大東宣之君) それでは、続いて介護保険について質問させていただきたいと思い
ます。
 既に平成12年から介護保険制度がスタートして15年目を迎えているということで、この
間、沼田市は生き生き長寿のまちづくり計画を立てて、介護サービスの提供や施設整備等々に
取り組んできました。こうした計画の到達状況といいますか、今どういうところにあるのか、
わかれば教えていただきたいと思います。
◇市長(横山公一君) 大東議員の再質問に健康福祉部長より答えさせます。
◇健康福祉部長(山恭昭君) 命によりお答え申し上げます。
 介護保険制度が平成12年度にスタートいたしました。その後、18年度には大きな改正等
もございましたが、そういった中で今まで既存の施設として特別養護老人ホーム、老人保健施
設等があったわけですけれども、それぞれの市町村が指定する地域密着型サービス事業所等の
設置につきましても、国の補助金等を活用いたしまして整備をしてきている経過がございます。
特養の整備状況でありますけれども、ききょうの里が49床、花の苑が90床、くやはらが7
7床でありまして、現在では合計で216床の特別養護老人ホームが整備されてきている状況
でございます。また、地域密着型サービス事業所につきましては、小規模特養が2カ所で41
床、認知症のグループホームが7カ所で116床、小規模多機能型居宅介護事業所が5カ所で
111床、それから認知症デイサービスセンターが9カ所で定員84名というような整備状況
になってございます。1事業所当たりの人口に対する人数でございますけれども、619人と
いうことで、12市中最も高い整備率の状況になってございます。
 以上でございます。
◇10番(大東宣之君) 制度がスタートして着実に施設整備も含めて介護サービスの提供等
々に取り組んでこられて、施設の整備についても一定進んできているという実感は私も持って
はおるのですが、いかんせん、沼田市、本市の場合は高齢化の進捗が高いですから、やはり対
象となる高齢者の数が多いわけですから、まだまだ県内の中では高い水準になったにしても、
施設の整備というのはこれからも必要ではないかというふうに思うのですが、その辺について
はどのようにお考えになっているのか、お聞かせいただければと思います。
◇健康福祉部長(山恭昭君) お答え申し上げます。
 介護施設の充実につきましては、今までも計画を立て、設置を進めてきている状況にあるわ
けでございます。今回の計画を予定しております第6期の事業計画におきましても、各地域ご
との生活圏域ごとに現在アンケート調査等を行っております。在宅の方、施設に入っている方、
いろいろな世代の方に調査をしておりまして、その結果をもとにいたしまして、また現在利根
沼田圏域で事業所を展開されている事業者の方にもあわせて調査を行っておりますので、そう
いった調査の結果に基づき、県の整備計画との整合性もございますので、県とも相談をしなが
ら施設整備について今後検討していきたいということで現在準備を進めているところでござい
ます。
 以上でございます。
◇10番(大東宣之君) なかなか今は老老介護、それからひとり暮らし高齢者、こういった
方がこの地域の中にもふえてきていますので、どうしてももう施設に頼らざるを得ない側面、
そういったものがふえる傾向にありますので、ぜひこの施設整備については着実に進めていっ
ていただきたいと。それが今度の計画の中に反映されるよう、この場をかりてお願いしておき
たいと思います。
 続いて、要支援者が今度介護保険から外され、市が行わなくてはならなくなるわけですが、
こうした市が行う要支援者への対応について、現段階で市としてどのような形で対応していこ
うと、どういうふうなサービスを提供していこうというふうにお考えなのか、お聞かせいただ
きたいと思います。
◇健康福祉部長(山恭昭君) お答え申し上げます。
 今回の介護保険制度の改正によりまして、要支援1・2の認定を受けている被保険者の方が
今まで受けていた在宅サービスでありますデイサービスや訪問ヘルプサービスを受ける給付が
あったわけですけれども、これについては先進地等では地域のボランティアの方、NPOであ
りますとか、社会福祉法人でありますとか、あるいは退職された高齢者の方々が老後の生きが
い対策の一つとして、また地域のやはり資源がなかなか不足している中で、高齢者の方等が中
心になっていわゆる高齢者の生活支援を行っているというような事例があるわけでございます
けれども、国においてもそういった事例を制度の中に取り入れるようなことを考えて、今回地
域の助け合いのまちづくりというのでしょうか、そういうことを目指した形での改正だという
ふうに聞いております。
 本市におきましても、安心・安全な福祉にやさしいまちづくりということで取り組んでいる
わけでございますので、こういった制度の改正を活用いたしまして、そういった形でのボラン
ティアでできる範囲での例えば買い物支援でありますとか、お弁当の配達でありますとか、そ
ういった生活支援の制度についてはできるところから取り入れていけるような受け皿づくりを
検討したいというふうに考えておりますけれども、認知症であったり、さらにひとり暮らしの
高齢者の方につきましては、やはり専門的な、恒常的な支援がどうしても必要になってまいり
ます。専門の介護者等が必要になるわけでございますので、こういった方につきましては、今
までどおりのサービスが受けられるように、事業者等との連携を図りながら、委託も含めた形
で今後事業展開を進めていきたいというふうに考えております。
 以上でございます。
◇10番(大東宣之君) 一概にボランティアの活用を否定するものではないんですけれども、
やはりこれはもう人と人との対応になってくるわけですし、介護を必要とされている方々です
から、やはりより専門的な知識や技能が必要になってくることになるんではないかと。ですか
ら、一般的にこのお弁当なんかの配送については、全国的にもボランティアでやりながら安否
確認も含めてやっているところが少なくないというふうに私も把握はしておりますけれども、
やはり基本的には専門的な技術を、知識を持った、そういった方々に頼むのが必要ではないか
と。先ほど部長のほうから認知症の方々などに対しては専門的な知識も必要であるということ
から業者に対する委託ということを考えていくというお答えがあったわけですが、じゃあ委託
を受ける業者にしてみれば、今と同じ報酬、要するに賃金というか報酬がなければやれなくな
ってしまうと思うんです。国がわざわざ要支援1・2を介護保険から外したということは、要
するに費用を出さないために、1・2を外して市町村に丸投げをしてきたんではないかという
ことが考えられますから、仮に市がやろうと思っても、現在、今の時点での費用と同じ費用を
業者に出して委託をすることができるのかどうか、ここが最も大事なことになってくるんでは
ないかと思うのですが、私は少なくとも業者に委託をする際は、現状の介護保険と同じ報酬、
費用を出すべきだというふうに思いますが、今後業者に委託をする際のそうした報酬なり費用
の支出に対して、どのようにお考えなのかお聞かせいただければと思います。
◇健康福祉部長(山恭昭君) お答え申し上げます。
 専門的な介護が必要な高齢者の方への在宅サービスを事業者に委託する場合の報酬の考え方
でございますけれども、18年度にやはり改正がございまして、いわゆる要支援の1・2の方
がケアプランを立てる場合につきましては、原則市町村がケアプランを立てるということにな
ったわけですけれども、当然人数も多いというふうなことで委託になったわけでございますけ
れども、その際におきましても、介護報酬等については介護保険制度で定められている報酬単
価、やはりこれは維持をしないと、事業者にとっても当然事業をやっていく上で成り立たない
というような、人件費等もありますので、話になってまいりますので、その辺につきましては、
議員のおっしゃるとおりのやはり報酬単価を今後設定をしていくような形で検討していきたい
と考えております。
 なお、財源の関係でございますけれども、地域支援事業につきましても、介護保険制度の中
の財源が活用されることになっております。国、県、それから市町村、それぞれの負担割合が
あるわけでございますけれども、市町村の負担割合は12.5%、県も12.5%、国が25
%でございます。残りの50%については、1号・2号の介護保険料を充当するという制度に
なっております。現行では3%という形での枠組みがあるわけですけれども、国のほうではも
う少し上限をアップするような形で今検討されているようでございますので、そういった財源
の最終的な限度額についてはこれから注視をしていきたいというふうに考えておりますけれど
も、全てが市の持ち出しにはならないということで御理解をいただきたいと思います。
◇10番(大東宣之君) 全てが市の持ち出しにならないわけですから、ぜひともやはり介護
保険と同じ報酬でないと業者も受けないわけですから、介護保険から外れて地域支援事業にな
ったとしても、介護保険と同じ報酬で対応するようにぜひやっていっていただきたいというこ
とを重ねてお願いをしておきたいと思います。
 それから、介護保険料についての見通しですが、高齢者がふえることによって必然的に介護
を受ける方がふえてくることは予想されるわけですから、そういった量がふえてくればかかる
お金がふえる、イコール介護保険料が上がっちゃうということになるんじゃないかというふう
に思いますが、そういう考え方でよいかどうか、まずお聞かせいただければと思います。
◇健康福祉部長(山恭昭君) お答え申し上げます。
 介護保険料につきましては、市長からの答弁のとおり、この過去3年間の給付実績、それか
ら対象となる被保険者の人数等の実績をもとにこれから来年度から3年間分の給付費や対象者
の数を推計をいたしまして算出をすることになります。当然サービスの量がふえれば、それに
見合った介護保険料を徴収しなければならないという国の制度があるわけでございますので、
国の制度に従った形で3年間の給付費が保険料の持ち出しで賄えるように積算をしていくとい
うような流れになっていくということでございます。
 以上でございます。
◇10番(大東宣之君) そういうふうになれば、確実に上がるんです、保険料はもう絶対。
私は神様でも何でもないけれども、これだけはもう先を読むことができるんです。次改定をさ
れれば、介護保険料は絶対上がると。このまま続けば、3年の見直しのたびに介護保険料が上
がることになるんです、ずっと。過去もそうだったんです。今まで見直しのたびに介護保険料
は上がってきたんです。引き下げをしないまでも、現状維持すらしてこなかったんです。です
から、これからも介護保険料というのはどんどこどんどこ上がるという。3年の見直しのたび
に上がるということはもうわかり切っていることなんです。ですけれども、こういったもう市
民に対する負担がどんどこどんどこふえていくということは、どこかで歯どめをかけていかな
いと、市民のほうももうパンクをするんじゃないかと。限界に来ているんじゃないかと。まし
てや年金なんかこれからどんどん下がっちゃうんです。私らは年金もらえるかどうか。あと1
0年生きて年金もらいたいなと思っているんだけれども、10年生きて年金もらえるかどうか
もわからなくなってきちゃっている。こんな中で負担だけふえていくというのがやっぱりおか
しいと思うんです。もちろん国に対して制度の見直しを求めるとともに、やはり市として、負
担がどんどこどんどこふえていくようなそういったものに歯どめをかける手だてを講じていか
なくちゃならないと思うんですが、そういったことについて何らかの手だてを講じていかれる
のか、また検討されていくのか、お聞かせいただければと思います。
◇健康福祉部長(山恭昭君) お答え申し上げます。
 ただいまの大東議員の質問でございますけれども、国といたしましても、今回の改正の中で、
1つには消費税のアップに伴う増税の部分を介護保険料の低所得者の方に還元をするような形
で現行の保険料率よりも減額をしていくというような方針を定めてきております。
 また、介護保険料の段階につきましても、さらに細かい段階、所得段階に細分化して、なる
べく保険料が上がらないような対策を国としても考えております。しかしながら、今お話のと
おり、給付のほうが当然少子高齢化の時代の中で対象になる方もふえておりますので、当然こ
れはふえてくると。そして、質のよいサービスを提供するためには、それなりのやはり介護士
の専門職の方に手厚い介護をしていただくためには、当然介護報酬等も上げていくようなこと
になってくるわけでございます。こういった中で、国としてもいろいろな制度改正を行いなが
ら、今回は特別養護老人ホームについては要介護3以上でないと原則申し込みができないとい
うような制度や、資産や所得等が多い方については1割負担を2割負担にするというような形
での改革も打ち出しております。こういったことで、制度改革をこれから進めながら、介護保
険料が現状でせめて維持できるように、市としても県等に機会があればこういった部分につい
てはお話をしていきたいというふうに考えておりますけれども、そのような制度改正の中で介
護保険料の上昇を防いでいければというふうに考えているところでございます。
 以上でございます。
◇10番(大東宣之君) 本市の場合は、年金を受給されている方々の年金額というのは決し
て高くはないんです。だから、この介護保険料というのは非常に重い負担になってきているん
です。ですから、やっぱりそういった市民の状況をつかみながら、やはり介護保険の保険料の
設定をしていく工夫も手だても講じていかなくちゃならないんじゃないかと。国はひどいんで
す、これ。一般会計から介護保険に繰り入れをして保険料を下げちゃならないということを言
っているんです。国保のことに対してはそういうことを言っていないんですけれども、介護保
険は一般会計から繰り入れしちゃいけないなんて言っているんです。大きなお世話だっていう
んですよ、そんなのは。だけれども、そういうような国の制度それ自体に幾つか問題はあるん
ですけれども、そういったことの制度の本当に実情に合った、この沼田市に合ったような制度
に国としても充実をしていくような働きかけをぜひやっていっていただきたいのと、やはり市
としてできることについてはどんどんとやっていきながら、市民の負担の増大を抑えるように、
さらに努力をしていっていただきたいということを強く要望しておきたいと思います。
 続いて、防災対策について質問させていただきたいと思います。
 この土砂災害の危険箇所については、先日来からの同僚議員の一般質問でわかりました。
 それで、現状、危険箇所については400カ所以上、450カ所近く把握をされているわけ
ですから、実際そういった危険箇所に対して何らかの対策を、対応をこれまでにされてきてい
るのか。
 また、今後、そういった危険箇所について、こういう工事をしていきたいとかそういう計画
があるのかどうか、450カ所近くですから、一二の三でそれこそできませんけれども、じゃ
新年度については5カ所やるんだ、その次は3カ所だ、その次は何カ所だというような形での
計画をお持ちなのかどうか。
 また、過去において、危険箇所に対してどういう工事なり対策をとってこられたのか、わか
れば教えていただければと思います。
◇市長(横山公一君) ただいまの再質問に対しまして総務部長より答えさせます。
◇総務部長(田村博史君) 命によりお答えを申し上げます。
 まず、土砂災害警戒区域と特別警戒区域の関係でございますが、これは当初申し上げました
とおりの449カ所ということでありまして、このほかにも県内で700カ所ほどまだ未指定
の場所があるということで、県の方から伺っております。これについては、県のほうでは指定
作業を急いでいるということでございまして、そのうちの沼田市が何カ所に当たるかという部
分については、申しわけありませんが、承知をしておりません。
 また、危険箇所という部分がございまして、これにつきましては、先ほどの449カ所とは
別のくくりでございまして、県のほうでこの危険箇所ということで把握をしてございます。沼
田市内では399カ所の危険箇所がありまして、そのうち人家が5戸以上その区域に当たる部
分については、要対策箇所といたしまして県のほうではそこをまず対策を講じていくといった
計画を立ててございます。市内には225カ所ございまして、おおむね完成している箇所が4
9カ所ということで、整備率は22%の状況ということでございます。承知をしている部分に
つきましては、以上でございます。
◇10番(大東宣之君) 箇所数が多いですから、一遍にはできないと。なおかつ、これまで
においても何カ所かずつ整備をされてきているということなんですが、じゃ今後新年度におい
て何カ所整備をするんだ、その次は何カ所するんだと。やはり5年とか10年ぐらいのスパン
の中で計画を立てて逐次やっていかないと、これはもう終わらないんではないかと。終わらな
いというか、安全対策ができないんじゃないかと。だから、そういった計画を立てて、ことし
はこことここをやります、来年はこことここをやりますからということをやっぱり市民にも知
らせながらやっていく必要性があると思うんですが、そういった計画はお持ちなのかどうかお
聞かせいただきたいのと、もしないとするならば、新年度以降、また今年度の中からそういっ
た計画をつくっていくというお考えがあるのかどうか、お聞かせいただければと思います。
◇総務部長(田村博史君) 再質問にお答えを申し上げます。
 まず、その危険箇所の対策工事につきましては、群馬県の中での計画で工事を実施している
ような状況でございます。したがいまして、群馬県のほうとも、その新年度の計画地、またそ
の後の計画内容につきまして、今後ちょっと協議をさせていただくようなことで対応してまい
りたいと思います。
 以上であります。
◇10番(大東宣之君) 県が工事をしてくれるということは、それはそれでいいと思うんで
す。ただ、市としてできるところはやっぱりやっていかなくちゃならないわけですから、県が
やるまで手を出さないというわけにはいかないと思うんです。ですから、やはりそういう箇所
をよく市としても精査をして、県がまだやらないんであれば市ができるところはやっていく、
できる箇所、できる部分についてはやっていくと。全面的には県がやるにしても、その前段で
市としてやっていくような箇所というのはやっぱり決めて逐次計画を立てて整備をしていく必
要性があると思うんですけれども、考え方についてお聞かせいただければと思いますが。
◇総務部長(田村博史君) お答えを申し上げます。
 危険箇所といった部分につきましては、基準がございまして、大きな工事にそれぞれなる見
込みでございます。しかしながら、そこの部分については群馬県のほうに速やかに実施してい
ただくようなお願いをする部分がございますが、市でどういった部分ができるか、また平常の
パトロールというのでしょうか、そういったソフト的な部分については対応できるのではない
かなと思っておりますので、できるところについては対応していきたいということでございま
す。
 以上であります。
◇10番(大東宣之君) やはりこういった防災は一日も目を離すことはできない。いつ何が
起こるかわからない。ゲリラ豪雨だってどこで起こるかわからないです。二、三年前でしたか、
池田でゲリラ豪雨があって本市も被害を受けたわけですが、あのときに、私上原に住んでいる
んです。うちは雨降らなかったんです。だから、何も沼田は被害がないと思っていたら、次の
日市役所に行ったら池田が大変だったんだと聞いてびっくりして、ゲリラ豪雨ってこういうも
のかなというのは初めて私もちょっと認識をした次第で、ですから、もう今そういう状況にな
っているわけですから、やっぱり一日も目をそらすわけにはいかない、離すわけにはいかない。
やっぱり常に注視をしていかなくちゃならないわけですから、市としてできるところは、県に
任せるというだけではなくて、やはり必要な工事は必要に応じてやっていくということが必要
だというふうに思いますので、ぜひそういった状況の把握と対策を一日も早くとっていかれる
ように強くお願いをしておきたいと思います。
 それから、ゲリラ豪雨の発生の状況の把握の仕方なんですが、なかなかこれがどこで起こっ
ているか、どうなっているかというのはわからないというのが状況になっています。ですから、
これは区長さんなりにうちのほうが今すごい雨になっているんだよということが、そういう状
態になっていれば常に市役所に連絡が来るような連絡体制というかそういうのをしっかり構築
をしていく必要性があると思うんです。先ほども言いましたように、池田でああいう被害が出
るような豪雨があった際、うちのところは全然雨が降らなかったわけですから全くそういうこ
となんか考えてもいなかったんですが、ですけれども、そういうことで、市役所で雨が降って
いなくても、利根町のどこかで降っている、池田で降っている、川田で降っているということ
になり得るわけですから、そういう連絡体制、区長さんがいいのかあれですけれども、その現
場との連絡、そういう雨が降ったら市役所のここに24時間連絡をしていくださいというよう
な連絡体制をつくっていくということが必要ではないかと思うんですが、そうした取り組みに
ついて、状況の把握について、連絡体制についてお考えがあればお聞かせいただければと思い
ます。
◇総務部長(田村博史君) 再質問にお答えを申し上げます。
 まず、ゲリラ豪雨の情報の入手の仕方でございますが、気象庁のほうでのホームページでは
先ほど市長のほうから御答弁申し上げました高解像度のナウキャストといったところで情報を
得ることはできるわけではございます。しかしながら、なかなかそちらをずっと監視している
ということも大変なことであります。市のほうとしても、それからいろいろなそれをもとにし
た危険度情報が、またこれも群馬県のホームページのほうから市のほうにも提供が来ることに
なってございまして、こういったものを緊急度に応じていろんな情報手段を使って提供してい
きたいと思っております。
 また、区のほうからといいましょうか、市民のほうから状況の把握の連絡体制については、
現在先ほど答弁いたしましたような情報手段でこちらからは出しているわけでありますけれど
も、区のほうからの連絡の仕組みというのがなかなか現状ではございません。しかしながら、
ある程度の情報が出たときに防災対策課の職員は待機しておりますので、連絡をいただければ
状況をお伝えすることはできます。そういったことを今後も周知していかなければならないと
思っております。
 以上であります。
◇10番(大東宣之君) こちらから情報を提供するだけではなくて、区長さんなりから、そ
の地域の場所の住んでいらっしゃる方からこちらに情報を提供していただくようなシステムと
いうか仕組みをやっぱりつくっていく必要性があるんじゃないかと。もちろんこちらから情報
を提供するのは大事なことですけれども、実際そこで今すごい雨が降っているとか、こういう
ことになっているというような情報が適時この市役所の中に伝わるようなそういうシステムを
つくっていかないと、やっぱり状況が把握できないと思うんです。市の職員全員が市内全域を
回るということはできっこないわけですから、やはりそこの状況を的確にこちら市役所に伝え
てもらえるような、区長さんがいいのかどういうのがいいのかわからないけれども、そういう
ときには情報をその現場、現地から市役所に伝えてもらえるような仕組みをつくっていく必要
性があると思うんですけれども、お考えをもう一度お聞かせいただければと思います。
◇総務部長(田村博史君) 御意見にございましたこの連絡体制につきましては、今後もいろ
いろ検討してまいりたいと思っております。
 以上であります。
◇10番(大東宣之君) ぜひ検討していっていただければと思います。
 それと、不思議なことに、この集中豪雨というのは割と夜に起こることが多くて、この前の
広島もそうですし、その前に起こった長野もそうですし、大体夜起こることが多いと。ですか
ら、やっぱりこの夜間の対策をどうとっていくかということがこれから重要な課題になってく
るんではないかと。ですから、そういったときのために防災コンサルタントの方や大学教授の
方々の講演会とか研究発表会とかいろいろあるみたいですし、またそういったところに行って
やはり情報入手をするだとか、全国の市町村で行っている取り組みを情報収集して、そして沼
田市でそういった夜間の避難の体制、対応をどうしていくのかと、そういった計画づくりがこ
れから必要になってきているんではないかと。ですから、そういった意味での職員の講演会な
どへの派遣だとか、また情報の収集、そういった取り組みをこれからやっていく必要性がある
と思うんですが、そういったことへのお考えをちょっとお聞かせいただければと思うのですが。
◇総務部長(田村博史君) お答えを申し上げます。
 夜間での避難はとても危険を伴うことでありまして、先ほど御答弁いたしましたように、日
没前にいろいろな情報を出して余裕のある避難対策を講じていくということがまずできること
であるというふうには思っております。
 また、先ほど議員から御意見ありましたとおり、いろんな大学の先生なりの講演会、また全
国自治体での取り組み、これらについては、職員をしてまずどんな対策が講じられるのか勉強
してまいりたいと思います。
 以上であります。
◇10番(大東宣之君) 災害というのは、やっぱりいつ起こるかわからない。本当に大変危
険だというふうに思います。東日本大震災が起こる前にチリで地震があって、あのとき気象庁
は津波が来るというので警戒警報を出したんです。だけれども、ほとんどの人は逃げなかった
そうです。東日本大震災が来ても、中にはやっぱり逃げないでうちへ戻った人もいたらしい。
やはり常に住民の方々にもそういう危機意識を持ってもらう、防災意識を持ってもらう。いざ
というときにはこういうふうなことをしてくださいということをやっぱり常に市のほうからも
発信をしていかなくてはならない。そういった市民への啓発についてどういうふうに取り組ん
でいくのか、そういった情報の提供もあわせてどういうふうに取り組んでいくのか。
 また、自主防災組織も幾つかつくられてきてはおりますけれども、やはりそういった地域で
の組織づくりに向けてどういうふうに考えておられるのか、また今後取り組んでいかれるのか、
お聞かせいただければと思います。
◇総務部長(田村博史君) お答えを申し上げます。
 まず、行政側は知らせる努力ということで、これはできる情報をあらゆる手段を通じて提供
していくということができると思います。また、市民の方のほうも、行政側ですることは知ら
せる努力、市民のほうの方から見ると知る努力といいましょうか、日ごろから避難場所、危険
箇所などを常に考えていただくようなことの努力も必要なのかなというふうには思います。そ
の注意喚起を促すためにも、防災対策課のほうでも出前講座などを行っておりますので、いろ
んな機会に出向いてそういった部分の啓発を図ってまいりたいというふうに考えております。
 また、自主防災組織も現在4カ所設置をしておりまして、今後もその組織化をさらに進めて
いくように働きかけをしてまいりたいというふうに思っております。
 以上でございます。
◇10番(大東宣之君) 大体地域の方に聞けば、特に古老の方に聞けば、昔はここから水が
出たんだ、あそこからちょっと崩れがあったんだというのは、大体みんな知っているんです。
だから、やはり情報をこちらから伝えるだけじゃなくて、そういう危険箇所を把握するには、
やっぱり職員も現場を見て、その地域の人の話をよく聞いて、状況を把握してやはり対策を講
じていくということに今後ぜひ取り組んでいっていただきたいと。沼田市は災害がないまちだ
みたいなことは言われているわけですけれども、いつどこでどういう形で起こるかわからない
わけですから、やはり本当に災害が起こったとしても、被害を最小限に食いとめることはでき
るんです。災害を、地震や台風や豪雨を食いとめることはできなくても、被害を食いとめるこ
とはできるんですから、ぜひ地域と一体となって、市としてもぜひ頑張って取り組んでいって
いただきたいということを強くお願いしておきたいと思います。
 続いて、沼田市ゆかりの芸術家の作品展について、お聞かせいただきたいと思います。
 これからの中で、やはり市のゆかりの芸術家の方々の作品がどこにあるのかということをま
ず把握をしていくことが必要ではないかと。ですから、そういったものをどうやって把握をさ
れていくのかどうか。例えば、私は作品展をやって、ぜひこういう方々の作品、お宅にお持ち
であればちょっと情報提供してくださいというような投げかけも必要だと思うんですが、そう
いった作品展をしたり投げかけをしていくというようなことも必要ではないかと思うんですが、
そういった状況把握をしていくのにどういうふうに取り組んでいかれるのか、再度お聞かせい
ただければと思います。
◇教育長(宇敷重信君) 把握の仕方でございますけれども、答弁でもちょっと申し上げたん
ですけれども、議員さんも今おっしゃってくれましたが、展覧会等をしながらお願いをしてい
く、またそのすばらしさに触れることを通して、あそこにちょっとある絵はどうかなと、そん
なふうな啓発の仕方もあるかと思います。
 それで、今取り組んでいること、取り組み始めたことは、そういう一般の市民の方々へのお
願い、啓発とともに、例えば学校でも余り展示されないでひょっとしたら残っているんじゃな
いのかと。例えば校舎内で何か物の移動をしたときに、何か大きなものの陰に隠れてしまって
いて、せっかくのすばらしいものが埋もれてしまっているんではないかと、そういったことも
あり得ますので、今社会教育課のほうで、この間の校長会でもお願いをしたわけなんですけれ
ども、こういうふうに社会教育課の職員が学校を訪問して、そういった情報について学校の先
生方から情報を収集して、そういったすばらしい作品等、把握に努めたいんだと、ぜひ御理解、
御協力をお願いしたいということをお願いしたところでございます。
 大変地道な取り組みになるんですけれども、たくさんのすばらしい芸術家がいらっしゃいま
すので、ぜひそれが埋もれてしまわないように努力をしていきたいと、そのように考えており
ます。
 以上でございます。
◇10番(大東宣之君) 今教育長がおっしゃったように、やっぱりいろいろな手だてを講じ
ながら、作品がどこにあるのかというのを情報収集をしていかないと、本当に貴重なものがな
くなってしまうおそれがありますので、ぜひ情報収集しながら、そしてそれを市民に返してい
くような作品展、過去においても、先ほども教育長からも御答弁いただきましたが、いろんな
方の、ゆかりの芸術家たちの作品展をやってこられましたから、ぜひ今後も継続をしてやって
いっていただきたいというふうに思うんですが、最近ちょっと途切れているんじゃないかとい
う感じはするんですが、今後そういった作品展の開催についての考え方をお聞かせいただけれ
ばと思います。
◇教育長(宇敷重信君) 先ほども申し上げたんですけれども、沼田市には沼田市ゆかりの芸
術家、すばらしい方がたくさんいらっしゃいます。作品も個人所有のもの、また先ほどお話し
した、ちょっと眠ってしまっているものもあるかもしれないので、これからそういったものを
把握しながら、実施に向けて検討してまいりたいとそのように思います。そういったことを通
して、また情報も集まりますし、眠っているものが生き返るということもありますので、検討
に向けて取り組んでいきたいと思います。
 以上でございます。
◇10番(大東宣之君) これは川田にあるんですけれども、川田の平井というところにある
天満宮の天井絵なんですが、竜の天井絵があるんです。これは深代北隣という人が書いたんで
すけれども、地域の人は誰も知らないんです。深代北隣、どういう人か。それと遷流寺という
お寺があって、そこにも彼が書いた絵が残っているんですけれども、御住職がかわられたとい
う関係もあって、新しい御住職は知らなかったんです。だから、結構意外とお寺なんかに行く
とあるんです。先日、正覚寺にお邪魔させていただいたときに、誰だったかな、野沢蓼洲とい
う方の絵があってびっくりしたんですけれども、結構お寺なんかに行くといろんな有名人の俳
句の額だとかそういう絵が残っていることもありますので、そういったところも含めてぜひ調
査をしていっていただければと。やっぱりこれは沼田市にとって貴重な財産だと思います。ぜ
ひ教育委員会として保存、そして継承していけるようにしっかりとした対策を講じていってい
ただきたいというふうに思います。教育長としての考え方をお聞かせいただきたいと思います。
ややもすれば市役所の仕事というのは担当者がかわると途切れる場合があるんです。私なんか
もう二十幾年か議員をやっていると、担当者がかわると途切れちゃうというのを経験してきて
いるので、これはもう絶対途切れさせないように、担当者がかわっても継続をしていっていた
だきたいというふうに思うので、そういったことも含めて最後に教育長の考え方なりをお聞か
せいただいて、質問を終わらせていただきます。
◇教育長(宇敷重信君) 芸術作品につきましては、損壊してしまうともとに戻らない。せっ
かくの宝が隠れていたら、それは宝としての価値をちっともまるで発揮できない、そういった
ものであるなと思います。沼田市ゆかりの我々の大先輩、それから沼田市に関連の深い方々が
本当に命を燃やしてつくった作品ですから、しっかりと把握しながら、それを多くの市民の方
々に見てもらえるように努めてまいりたいと考えております。
 以上でございます。
    ──────────────◇──────────────
◇議長(大竹政雄君) 次に、星野佐善太議員。21番。
〔21番 星野佐善太君登壇〕
◇21番(星野佐善太君) それでは、3日目、11番、最後でありますけれども、大変議員
各位にはお疲れであります。それでまた、執行部もお疲れでありますが、もうしばらく御辛抱
願いたいと思います。
 それでは、通告に従いまして一般質問をいたします。
 私の質問は、表題のとおり3点についてであります。
 今や日本を取り巻く環境の重要課題は、人口の減少化にあります。連日報道等、ニュース記
事に掲載されておりますが、この人口減少は国の根幹にかかわる大難問題であると考えており
ます。当然、国や県や我々の地方都市の行財政にも大きくかかわってくることは必達でありま
す。平成26年5月8日、民間有識者でつくる日本創成会議が開催されました。その座長には、
元総務大臣として活躍された増田寛也氏が就任されました。この中の人口分科会が2040年
の日本の人口を独自に推計した結果、全国の半数の自治体が消滅する可能性があるとの試算が
発表されました。当然、人口減少化については、国を初め、地方都市の本市では検討課題であ
り、第三、四、五次総合計画にも掲げ、今後の人口推計等が明記されておりますが、抜本的な
施策は薄いものだと考えております。これらの状況を国・県、そして地方都市の行政、地方都
市の議会が真摯に受けとめ、日本国の発展に向けて健全な国であってほしいということは、未
来永劫誰もが願うことであります。
 私の今回の質問の願意は、日本の人口減少についての国・県の財政内容によって、我々の地
方都市、沼田市も大きな影響は免れないのでありますので、今回は、本市における影響を市長
にお聞きするものであります。
 それでは、1の少子化による人口減少の対策について、アの人口減少による各種事業に与え
る影響と対策について、@財政に及ぼす影響をどう予測しているのかについて、まず、市長の
認識と理解度についてお聞かせいただきたいと存じます。
 また、人口減少により、財政上、予算のどの款の部分に大きな影響を与えるのか御披瀝を願
いたいと思います。
 次に、市職員の将来を見据えた長期採用計画の考えについて、現状の人口、さらに、毎年ご
とに人口数値を見据えての採用計画になるのか、また、人口によって職員数の適正配置、人員
数はあるのか、財政面でも出費減のかなめとなるのか、市長の考えをお示しください。
 次に、公の施設の今後の配置計画について、人口減少に伴い運動場、公園等の運営管理上、
新たに検討することになると考えますが、市長としてどのような維持管理の方法があるのか示
していただきたいと存じます。
 次に、今後の農用地の改良整備と農業者の育成推進の考え方についてでありますが、農業を
取り巻く環境は、担い手、生産人口、TPP、資材、燃料等、さまざまな影響により厳しい状
況にありますが、行政としてどう指導、支援ができるのか、また、機械化の進む中、農耕地の
整備をさらに進める必要があり、少人数で大きな作業効率を上げ、利益に結びつけることが必
要であり、これらの状況を考えると、農業者の育成指導が海外へ打って出るためにも大事なこ
ととなります。長としての指揮をとっていただきたいと考えますが、市長の考えを披瀝してく
ださい。
 次に、市道の維持管理はどう対応するのかについてですが、自主財源の減少から維持管理の
今後について、市長の考えを示してください。
 次に、教育施設(幼稚園を含め)の空き教室利活用について、国の指導により適正な運営を
されていると思いますが、市民にとっては非常に都合の悪いことであります。利活用できる空
き教室等、子育て世代関係者への活性化にもつながると考えます。教育長の見解をお伺いしま
す。
 次に、2040年に想定されている少子化に伴う学校等の統廃合について、今後の状況に応
じての取り組み方について、教育長の見解をお伺いいたします。
 次に、2の人口減少にストップをかける対応策の考え方は、ア人口減少に対する行政及び民
間ボランティア(企業等も含む)等との協力、支援による施策への取り組みについて、@結婚
支援施策について(結婚費用・定住支援施策)ですが、人口減少の歯どめとして、無利子の結
婚融資制度や定住支援施策として、市内の空き家紹介制度を設け、希望者への紹介などを検討
されたいが、市長の見解をお伺いいたします。
 次に、出産医療にかかわる費用の優遇措置の創設についてでありますが、入院医療等の無料
化について市長の見解をお伺いいたします。
 次に、高校生(満18歳未満者)までの医療費無料化について、現在の医療費の状況につい
てお伺いいたします。
 次に、幼稚園、保育園、学童クラブの今後の見通しについて、現在の園児数と今後の増減の
見通しについてお伺いいたします。
 次に、高校入学諸費、通学費に対する支援について、現状の支援はどうなっているのかお伺
いいたします。
 次に、市内雇用者の子育てに対する市の支援策の創設について、企業によっては託児所等を
設けているところもありますが、母親が安心して働けるためにも、希望する企業への子育て支
援策導入に対する市長のお考えをお伺いします。
 これらの施策により、少なくとも人口減少化にブレーキをかけることになればと。そして、
流出人口の歯どめになり、願わくは、流入人口につながることも考えられます。本市の支援の
施策の実行について、市長・教育長の時代、現状をよく把握して、実現に向けてのお考えを御
答弁いただきたいと存じます。
 次に、3の早急な企業誘致と現存する企業への支援について、ア若者が定住、定職できるた
めの雇用環境づくりについて、@行政が企業を育てる考えと支援制度について、若者にとって
魅力ある職場に引かれるものでありますので、将来性、安全・安心の職場づくりに行政も側面
から応援できることについて、市長のお考えを披瀝願います。
 以上、多くの質問でありますが、沼田市にとって、人口減少の歯どめになるためにも、若者
に対し魅力ある住みやすいまちづくりのために、市長を初め、教育長、職員、議会は一丸とな
って市民のために汗をかこうではありませんか。
 以上申し上げまして、1回目の質問とします。
◇議長(大竹政雄君) 市長。
〔市長 横山公一君登壇〕
◇市長(横山公一君) ただいまの星野議員の御質問にお答え申し上げます。
 まず、少子化による人口減少の対策について、人口減少による各種事業に与える影響と対策
について、財政に及ぼす影響をどう予測をしているかについてでありますが、全国的に見て人
口減少社会の到来は避けられない状況であり、特に中山間地に位置する当市にとりましては、
少子高齢化とあわせて人口減少によるさまざまな影響を憂慮しているところであります。
 財政に及ぼす影響につきましては、人口減少による生産年齢人口の減少が市民税を中心とし
た市税収入の低下につながり、少子高齢化による社会保障に関する支出の一層の増加とあわせ
て、歳入歳出両方の面から財政状況の悪化が懸念されるところであります。
 次に、市職員の将来を見据えた長期採用計画の考え方についてでありますが、現在、行政改
革大綱に基づき、職員数の削減を行っているところでありますが、一方では、地方分権の進展
に伴う権限移譲による業務の増加とともに、基礎自治体である本市の役割は増大していると認
識しているところであり、さらには、社会情勢の変化とともに高度化・多様化する市民ニーズ
への対応も図っていかなければならないと考えております。
 しかしながら、本市では人口減少による財源の大幅な減少が見込まれていることから、今後
においても、市民からの行政需要に対応するためのスリムで効率的な組織機構の構築を行いな
がら、さらなる職員数の削減をしつつ、計画的な採用を行い、人材の確保に努めてまいりたい
と考えております。
 次に、公の施設の今後の配置計画について、市内運動場や公園施設の維持や管理への対応に
ついてでありますが、人口減少社会の到来による税収等の減少が見込まれ、公共施設の整備や
維持管理に必要な財源の確保が一段と厳しさを増すものと認識しております。
 今後は、老朽化した施設の整備や適正配置等について検討するとともに、引き続き安心・安
全の確保など必要な維持管理を行い、市民の健康で快適な生活の維持に努めてまいりたいと考
えております。
 次に、今後の農用地の改良整備と農業者の育成推進の考え方についてでありますが、中山間
地域に位置する本市の農業において、農業従事者の減少や高齢化、鳥獣害による耕作意欲の減
退等により、特に自給的農家の耕作放棄化が進むことを懸念しております。このため土地改良
事業等により農地の集積、改良等を実施し、効率的な土地利用が図られるよう促進し担い手の
育成を図りたいと考えておりますが、土地改良事業は事業費も多大であり、地元負担もあるこ
とから、今後においては要望する地域関係者や国の関係機関と連携し、推進してまいりたいと
考えております。
 次に、市道等の維持管理はどう対応するのかについてでありますが、少子化に伴う生産年齢
人口の減少、消費の低迷、税収の減少等が危惧される一方で、市道等の道路施設については、
日常的な維持管理や老朽化対策に向けた取り組みの必要性は一層高まっている状況であります。
とりわけ道路施設の老朽化対策については、平成25年の道路法の改正に伴う省令において、
道路橋、道路トンネル、横断歩道橋等について、5年に一度の定期的な点検の実施が規定され
たところであります。こうした道路インフラの維持管理には多大な費用を要するものでありま
すが、定期点検や長寿命化修繕計画に基づき、また、パトロール等による直営対応も含め、損
傷が軽微なうちに補修を実施することに努め、道路インフラの延命化とトータル的な維持管理
費用の削減、予算の平準化を図ってまいりたいと考えております。
 次に、人口減少にストップをかける対応策の考え方は、人口減少に対する行政及び民間ボラ
ンティア等との協力、支援による施策への取り組みについて、結婚支援施策(結婚費用・定住
支援施策)についてでありますが、先般の布施議員の御質問にお答え申し上げましたとおり、
中山間地域に位置する本市にとっては、人口減少対策は、非常に重要な課題であると認識をし
ております。
 人口減少対策には、いわゆる特効薬はないものと考えておりますので、少子化対策はもちろ
んのこと、議員御意見の結婚支援や定住支援、転入促進、雇用創出、起業支援、子育て環境整
備等人口流出に歯どめをかける施策などを複合的に推進していく必要があるものと考えており
ます。
 また、8月に設置した、人口減少対策ワーキンググループにおいて、あらゆる角度・視点か
ら形式や既定概念にとらわれず、調査及び研究を行うとともに、国・県の今後の動向を注視し
ながら、人口減少対策の施策につきましては、検討を進めてまいりたいと考えております。
 次に、出産医療にかかわる費用の優遇措置の創設についてでありますが、出産に係る費用に
つきましては、国民健康保険の加入者が出産したときには、出産した方が属する世帯の世帯主
へ出産育児一時金が支給されております。この一時金につきましては、産科医療補償制度加入
医療機関での出産の場合、42万円が支給されており、現状ではおおむね出産経費を賄える額
であると認識しております。また、出産に係る医療費についてでありますが、本市においては、
0歳児から中学卒業までの入院、外来の医療費について無料とする福祉医療制度を実施してお
りますので、現状でも医療費の負担はございません。
 なお、医療費の側面からのさらなる助成、取り組みについて、今後も研究してまいりたいと
考えております。
 次に、高校生(満18歳未満者)までの医療費無料化についてでありますが、本市において
は福祉医療制度により、現在0歳児から中学卒業時までの医療費の無料化を実施しております。
これは群馬県下全ての市町村で実施されており、全国的にも先進的な取り組みと認識しており
ます。
 また、本市においては、それに上乗せする形で、所得制限の廃止により、対象者の範囲を広
げておるところであります。
 しかしながら、この制度は国の基準を上回ることから、財政的には本市単独での負担増とな
り、国の交付金が削減となるペナルティーを受けている状況であります。今後も県下市町村等
の動向、財政状況を見きわめながら、適切に対応してまいりたいと考えております。
 次に、幼稚園、保育園、学童クラブの今後の見通しについてでありますが、幼稚園につきま
しては、人口減少に伴い、幼児数の減少も推測されるとともに、幼稚園の利用者も減少すると
思われます。
 今後は、子ども・子育て支援新制度に係る市全体の総合的な施策に基づき、利用者を初め、
市民の皆様の御意見を伺いながら、統廃合も含め、適正なあり方を検討してまいりたいと考え
ております。
 保育園につきましては、就労等により保育を必要とする世帯がふえていることなどの理由か
ら、今のところは、現状の施設は保育の受け皿として当面必要であると認識しております。
 しかし、今後、ますます幼児数が減少していくことが予測される中で、統廃合を含めた市全
体としての幼児教育・保育施設の適正なあり方についての検討が必要と考えております。
 学童クラブにつきましては、留守家庭の児童が放課後や夏休みなどの長期休暇を安全に安心
して過ごす生活の場として、沼田市では事業委託により14カ所で開設しております。
 平成27年度施行予定の子ども・子育て支援新制度では、対象児童が現在の「おおむね10
歳未満」から「小学校に就学している児童」に拡大され事業の充実が求められることから、今
後、児童数の減少は予想されますが、より安全・安心な環境を整えてまいりたいと考えており
ます。
 次に、市内雇用者の子育てに対する市の支援策の創設についてでありますが、人口の減少や
少子化が進む中、喫緊の課題となっている仕事と子育てを両立するための支援等を一層進め、
男女ともに子育てをしながら働き続けることができる雇用環境を整備するため、平成22年に
育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律(育児・介護休業法)
が改正されました。
 これにより、短時間勤務制度の義務化や看護休暇の拡充、父親の育児休業取得の促進等が制
度化されるとともに、雇用保険法の改正による育児休業給付金も拡充されております。
 また、職業生活と家庭生活の両立支援に取り組む事業主を対象とした助成制度も整備されて
おりますので、関係機関と連携し、これら制度の周知に努めるとともに、育児休業の取得を推
進するため、他の自治体における取り組みを調査し、人材の確保や定着による事業者の支援と
ともに、就業者を支援するための制度について研究してまいりたいと考えております。
 次に、早急な企業誘致と現存する企業への支援について、若者が定住、定職できるための雇
用環境づくりについて、行政が企業を育てる考えと支援制度についてでありますが、市内企業
の規模拡大や新たな企業の立地による雇用の創出を図るため、製造業等を対象に一定の設備投
資を基準として固定資産税の課税免除等の優遇措置を講じております。
 また、市内事業者の経営改善と安定を図るため、小口資金や設備資金等の融資条件の改善と
保証料等の助成による利用者負担の軽減を図るとともに、国や県においても、中小企業・小規
模事業者を対象として、設備投資や創業に対する支援策等を講じており、これらの情報提供に
努めてきたところであります。
 地域経済が変化する中、若者が将来にわたって本地域に定着し、生活していくための就業支
援や雇用環境の整備に加え、新たに起業塾を設置し、創業支援等の取り組みを進めるとともに、
地域の資源や技術、商品等の積極的な活用を促進し、市内事業者の取引の増大による地域経済
の活性化を図ってまいりたいと考えております。
 以上申し上げまして、星野議員の御質問に対する答弁とさせていただきますが、「教育施設
(幼稚園を含め)の空き教室利活用について」、 「2040年に想定されている少子化に伴う
学校等の統廃合について」及び「高校入学諸費、通学費に対する支援について」は、教育長か
ら答弁申し上げますのでよろしくお願い申し上げます。
◇議長(大竹政雄君) 教育長。
〔教育長 宇敷重信君登壇〕
◇教育長(宇敷重信君) 星野議員の御質問にお答え申し上げます。
 少子化による人口減少の対策について、人口減少による各種事業に与える影響と対策につい
て、教育施設(幼稚園を含め)の空き教室利活用についてでありますが、少子化により本市に
おいても園児や児童生徒数が少なくなっておりますが、教育施設や指導法の改善等によりまし
て、今まで学級として使用した教室は、現在もさまざまな方法で有効活用しております。
 具体的には、コンピューター室等で使用するほか、群馬県教育委員会の施策で、算数・数学
の時間はクラスを少人数に分けて、きめ細かな指導を実施するための教室や、掲示物や教材を
そろえて外国語活動専門の教室として使用したり、生活科などで飼育や作業をするために使用
したりして教育活動の充実のために活用しております。
 今後は、さらに児童数が減り学級数が減るようになれば、学校の教育活動に支障のない範囲
内で、地域の実情や需要に応じて有効活用を図ってまいりたいと考えております。
 次に、2040年に想定されている少子化に伴う学校等の統廃合についてでありますが、国
立社会保障・人口問題研究所の推計によりますと、沼田市の総人口は、2010年に5万1,
265人だったものが、2040年には3万6,207人となり、およそ30%減少する予測
になっております。
 本市の2014年の小中学校の児童生徒数は4,103名であり、2018年には3,61
8名と推測され、およそ12%の減少となります。先ほどの人口推計を踏まえると、本市の児
童生徒数は、その後さらに減少が進むと考えられます。
 そのような状況では、一人一人に応じた個別の指導がしやすいという側面はありますが、多
様な友達とかかわり、さまざまな集団活動を通して心や体を成長させていく学校の機能を十分
に発揮させることは難しいと思われ、学校の統廃合をせざるを得ない状況も考えられます。
 しかしながら、学校の統廃合を検討する場合におきましても、学校規模だけでなく、児童の
心身に与える影響や教育活動の実施など、児童の教育を第一に据え、保護者や地域の方々の意
見を伺いながら、学校の持つ地域的意義等をも考え、十分に地域住民の理解と協力を得て対応
していくことが大切であると考えております。
 次に、人口減少にストップをかける対応策の考え方は、人口減少に対する行政及び民間ボラ
ンティア等との協力、支援による施策への取り組みについて、高校入学諸費、通学費に対する
支援についてでありますが、現在国では、今年度から所得制限をつけて高校授業料無償制度を
継続しております。本市におきましては、高校生に対して実施している支援事業といたしまし
て、月額2万円を貸与する奨学資金貸付事業がありますが、高校入学諸費、通学費に対する支
援は行っておりません。子育て支援の面からは、保護者にとって手厚い支援になると思われま
す。しかしながら、財政面や他の子育て支援策との関係など、課題もあると思われますので、
今後、よく研究してまいりたいと考えております。
 以上申し上げまして、星野議員の御質問に対する答弁とさせていただきます。
    ─────────────────────────────
◇議長(大竹政雄君) 休憩いたします。
午後2時12分休憩
    ─────────────────────────────
午後2時20分再開
◇議長(大竹政雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
    ─────────────────────────────
◇21番(星野佐善太君) それでは、御答弁いただきましたので、再質問をさせていただき
ます。
 世界の先進国、人口減少の国は日本が初めてだとこんなことが書かれておりました。人口増
の施策もなかなか実現は難しいんだと、こうも書かれておりましたし、しかしこの反対にこれ
をチャンスにすればいいんだと、こういう議論も本にありましたけれども。簡単に言うと、低
迷したGDPの関係を逆にふやせばいいんだと。さらには、外国人を年間20万人も入れれば
いいんだと、こんな話もございましたけれども、それは別としまして、先ほど話しましたよう
に、先般の日本創成会議で全国の市町村の896の市町村が人口減にあって消滅する可能性都
市とこんなことを発表しまして我々もショックを受けたわけでありますが、世界的に見ると、
先進国、アメリカとかアジア、大都市の国では人口増はなかなか見込めないという状況がある
そうです。ちなみに世界の人口をちょっと見たんですが、1900年代、これが16億5,0
00万人だそうです。そして、1950年代は25億人、2000年代になると61億人で、
現在は70億人突破と。そして、2050年には90億人、そして100億人を超えるとこう
いう世界の人口の推移です。そんなことでありますが、しかし、我々は、国の対策等を見てい
ますと、国も真剣に取り組んでいこうとこういうことが見られるわけでございまして、「まち
・ひと・しごと創生本部」を立ち上げて、結婚、出産、育児の環境を整えて、そして雇用の支
援もしていくとこういうことが打ち出されておりました。当然、県もそれに準じてやるんだと
こういうことで、先般も県民局で何かやったでしょうか、そんなことを聞きましたけれども、
そういう状況にあって、我が市は、先ほどもあったんですが、現実的に本気でどの程度の取り
組みをしているのか、再度、披瀝をお願いします。
◇市長(横山公一君) ただいまの星野議員の再質問にお答えいたします。
 国は、石破地方創生担当大臣を置きまして、「まち・ひと・しごと創生本部」を設置しまし
た。群馬県は、「未来創生本部」を知事を本部長のもとに立ち上げました。本年、補正予算を
もう既につけております。国も、県も、本気になって少子化問題に取り組もうということであ
ります。我が沼田市においても、大変な問題でございますので、これは本気になって取り組ま
なきゃいかんということであります。まして2040年、3万6,000人という試算が出て
おる以上、これに負けることなく、やはり現在の人口を維持、できれば少しでもふやすという
気持ちで取り組んでまいりたいと、かように考えておりますので、よろしくお願いしたいと思
います。
◇21番(星野佐善太君) その取り組み姿勢はわかりました。
 ところで、これはやはりやる気になるときは本気でなきゃだめですね。それでは、これ市長、
失礼に当たるんですけれども、日本の人口、群馬県の人口、沼田市の人口、市長、把握してお
られましたら、わかっていたらでいいんです、わからなきゃいいんです、披瀝願います。
◇市長(横山公一君) 日本の人口は現在1億2,500万でございまして、群馬県は200
万が欠けたというところであります。沼田市の人口は、データ的には5万1,000というと
ころで押さえております。
◇21番(星野佐善太君) そういうことでございまして、これ人口減を見ると、昨年の日本
は26万6,004人でしたよ。これだけ減ったんです。水戸市は二十何万ですが、それに匹
敵するぐらいな人口が減ったんです。それで、群馬県はどうかというと8,103人、これが
減っているんです。沼田市でも、合併したときは5万3,177人というのが当時のデータだ
ったんです。今、5万1,000余ですから。これは基本台帳とかいろいろと比較が違います
けれども、そういうことになって非常に激減したと。これがよくわかれば、これは真剣になる
んです。
 そこで、財政に及ぼす影響をどう予測されるかということで先ほど聞きました。いろいろ知
恵を絞ってやっていくんだと。確かに少人数で最大限の有効な利益を上げていくと、これが建
前でありますが、例えばどんなところがどうでしょうか。多少でいいですが、披瀝願います。
◇市長(横山公一君) 再質問にお答えいたします。
 財政に及ぼす影響、そしてどんなところをということでございますけれども、これはある学
者の試算でございますが、人口が4分の1、25%減少すると経済は2分の1、50%に縮む
という数字が出ております。ということになりますと、沼田市の税収はということになります
と、推して知るべしということでございますので、財政の影響ということよりは、減らさない
努力を懸命にしていかなければいけないと、かように考えております。
◇21番(星野佐善太君) 税収、歳入関係です。財源の歳入。この款、項、目とかいろいろ
ありますけれども、款の部分については、市長、どれぐらいの品目というか目次があると思い
ますか。あとは、歳出。まあわからなきゃいいですよ、別に。
◇市長(横山公一君) ただいまの再質問に総務部長より答えさせます。
◇総務部長(田村博史君) 命によりお答えを申し上げます。
 歳入に影響が見込まれるものといたしまして、市税、これは1款で計上している歳入でござ
います。これは財政課による推計でございますけれども、平成25年と29年度で比較をいた
しました。その間の推計では、2億6,000万円ほどの減額が見込まれるといった推計でご
ざいます。
 以上であります。
◇21番(星野佐善太君) そうですね。そのように税のほうには7項目ぐらいあるんですね。
市税の中にはあるんです。所得割とか法人割とか。そういうわけでございまして、それでそれ
ぞれみんな影響が来るわけです。そういうことを頭に置いてもらえればいいのかなと思うんで
すが、これは本当にわからなくて未知のこと、うまく言えませんが、非常に厳しい状況が来る
のかなと。あるものはやはり、それを集約していかなくちゃならない、維持していく。これが
非常にかかわるわけですよね。それについての今後の市の行政改革でしょうか、非常に頭が痛
む一つなんです。
 それはその辺にしまして、次に職員の将来を見据えた長期の採用計画、このことについて、
先ほども答弁いただきましたけれども、これは考えてみますと、実質公債費比率、あるいは実
質負担比率と、非常にこれ下がってまいりましたけれども、1つだけなかなか下がらないのが
あるんです。経常収支比率、97.7ポイント、依然として高いんです。これがあるために非
常に沼田市も苦慮したわけです。これを改革するのは、何が一番早いか、市長、伺います。
◇市長(横山公一君) 議員の再質問にお答えいたしますけれども、何が一番効くかというの
は、ちょっと今は検討不足でわかりません。
◇21番(星野佐善太君) 人件費ですよ。これが一番早いんです。なかなか人件費というの
は、職員もいるし、我々もいるし、一概には言えません、悪いとは。ただ、これから人口が減
っていく、そうしたときに、職員の採用というのがまず頭の中に入るわけです。それを適正に
していくことがこの比率を下げていく一つのかなめになるんだと私は思っていますけれども、
市長、それいかがでしょうか。わからなきゃ総務部長でも。
◇市長(横山公一君) 再質問にお答えいたします。
 職員採用を適正に図るということが大変重要なことは、議員のおっしゃるとおりでございま
す。
◇21番(星野佐善太君) 本当にこれは難しいことでありますから、一概に極端に切るとい
うわけにはいきません。当然、我々や市の皆さんが仕事を持って、それで家庭を養っていくわ
けですから、ただ、今後のこの関係では、そうした時期が来るのに非常にやりやすいんだと。
ふだんはできませんよ、なかなか。できませんけれども、そういったことのときに順次早くに
進めて適正な人数にしていくと。これは行政の行政改革の一つです。
 ところで、そこに人口に対して適正な計画ということの中で、今多分1,000人に8人の
職員がいると思うんですけれども、これは法的な根拠があるとかそういうのはあるんでしょう
か。総務部長でしょうかね。
◇総務部長(田村博史君) これは、先ほど議員から御意見がありました数字につきましては、
類似団体との比較ということで、どの数字が適正かというものではございません。
 それとまた、先ほど私、市税というくくりで金額を申し上げましたが、個人市民税というこ
とでの部分の推計数値でありましたものですから、訂正をさせていただきたいと思います。
 以上であります。
◇21番(星野佐善太君) わかりました。
 ところで、平成22年4月1日の職員数が487人だと。27年度は467と数字がうたっ
てあります。それで、合併したときにたしか64人を削減してやるというふうになっているん
ですが、現状84人ぐらいはもう行っているんでしょうか。その辺についても、部長でいいで
すからお答え願います。
◇総務部長(田村博史君) 合併時、職員数は551名でありましたが、平成26年4月1日
現在では444名ということでありますので、その差分が減少になっているといったことでご
ざいます。
◇21番(星野佐善太君) わかりました。これは、私参考にしたのが第七次の行政改革、平
成22年と、そういったものを引いたんですが、より以上に改革は進んだと、こういう理解を
いたします。
 それでは、採用の関係になりますが、人口が減っていく。今まではもう当然何人というのを
決めて合併になりましたからそれはできたと。今後、人口が減るに当たってのそういった見直
しの関係についても今後は考えられるのか、まずお聞きします。
◇総務部長(田村博史君) 職員採用の考え方といたしますと、現時点では類似団体に極力近
づけるように順次削減を図っていくということでございますけれども、退職者の半数程度の採
用といいましょうか、そういった形で取り組んでいくことを基本に考えております。
 以上であります。
◇21番(星野佐善太君) 非常に要旨が多いのでそれではBに入りますけれども、公の施設
の今後の配置計画についてということでございまして、先ほども不要な危ないところは解体す
るような話もございました。市内の運動公園、非常に大きいところは大切でありますし、当然
保存整備をとるしかありません。ただ、この村部にある土地改良したところで、当時、いろい
ろな形でつくった非農用地があるのです。非常に使わないこともあって、そういうところはや
はり今後見直していって、その地域の方に委託するなどそういう方法によって今経費を節減と
いう意味では図っていかなきゃならないと思います。その辺について市長さんのお考えを聞き
たいと思います。
◇市長(横山公一君) 再質問にお答えいたします。
 ただいまの星野議員の言うとおり、地域に任せられるものは地域に任せていくと。やはり自
主運営が基本的になろうかと考えております。
◇21番(星野佐善太君) わかりました。当時は景気もよかった。あるいは、土地改良も進
んだと。当然そういったものが公につくられていたんです。今それが非常に使われていない場
合が多いところがあるわけです。それが悪いと言うとまた大変になりますので、そういうとこ
ろは地域の方に任せるとか、自由に使っていいよとか、そういう方法で経費節減を図っていく
しかしようがないと、こんな思いで今言ったわけでございます。
 次に、Cの今後の農用地の改良整備と農業者の育成推進、この考えでは、本市では横山市長
さんがなって、起業塾をつくる、ブランド化だと、こういうことで会議を持たれたと、非常に
これから先が楽しみなわけでありますが、県のほうでも、これに対してやはり認定農業者を6
,000人、集落営農関係を75社と、担い手を育成していこうと積極的に、重点的に図られ
ると、こんな記事も出ておりまして、あわせて沼田市もそうしたこれから農業を行う人をふや
し、当然人手がなくなる。そこには機械化でなる。機械を使うためには土地が使いやすくなく
てはならない。こういうことで、先ほども土地改良とか整備を進めると市長の話にございまし
たが、沼田市にとっては、まだどのくらいこの土地改良の申し込みとか、あとやるような土地
があるのでしょうか。
◇市長(横山公一君) 現在、土地改良の要望はございません。今後、土地改良の要望があれ
ば、関係者と協議しながら進めてまいりたいと、かように考えております。
◇21番(星野佐善太君) わかりました。当然土地がよくなれば耕作しやすい。しかも、こ
れから農業、専業農家に皆なるんですよね。ですから、機械で効果的な土地を有効に生かすと、
これが利益につながると。そして、さらにこれからの農業の耕作者も本当に頭の切れがよくな
くちゃやっていけない時代になったんです。世界を相手にする、国内ばかりじゃない。そうい
う時代になったときに、やはり研修とか、勉強会とか、世界に打ち勝っていくという勉強をし
なくてはならない。群馬県、特に利根沼田はコンニャクの生産地なんですが、これも関税の例
外には含まれないわけでありまして、1,700倍の関税でたまげたんですね。米が770倍。
これらは、やっぱり大きな打撃に利根沼田はなると思うんですよ。この辺の今後の市長の長と
しての動きはどういうふうになりますか。
◇市長(横山公一君) ただいま1,700倍の関税が撤廃になるとどうなるかと。これは大
変憂慮している問題でございまして、やはりこれは沼田市としては反対していかなければなら
ない、かように考えております。
◇21番(星野佐善太君) これは、国策であって、世界的な対応に沿っていかなきゃならな
いと。これは大変難しい問題がありますけれども、それはそれとしましても、やはり地域を生
かすという面では、やはりそれらに向けて戦っていかなければならないと。大変厳しい状態に
なっていますけれども、よろしくお願いします。
 それから、先ほど言った農業者関係の育成という問題の中で、今後、今は何とか塾、あるい
はブランド化と、少数の人数なんです。でも、やはりこれからの農業をやっていくためには、
日本だってそうでしょう。自給率と同じですよ。今カロリー計算で39%、実質は六十何%行
っているらしいんですけれども、これをやはりアメリカ、フランス、イギリス、オーストラリ
ア、もう70、80の生産量を持っていますね。これに近づけていくことがやはり日本の国の
安定とこういうふうに思いますけれども、市長の考えを聞かせてください。
◇市長(横山公一君) 再質問にお答えいたします。
 農業関係者の育成ということでございますけれども、やはり根幹になるのは農協というふう
な考え方がございますので、今度の推進協議会にも農協の青年部の方に入っていただいており
ますし、その辺の連携はうまくとれるかなというふうに考えております。
◇21番(星野佐善太君) そうですよね。やはり大きくやって、それでみんなで収入を上げ
られるような、こういった方策をとってもらえればいいと思います。
 それでは、次へ移りますけれども、Dになるんです。市道等維持管理はどうなるのか。
 先ほど聞いたんで同じようなことになりますけれども、やはりこれから人口が減っていく。
今は昔と違って、我々が子供のころは、本当に市道の2級、奥の奥まで1日がかりでくわを持
って、スコップ持ってやりました。今は年2回道路施設清掃ありますけれども、1時間、2時
間でぱぱぱっとやる。大通りだけはきれいになるのだけれども、なかなか横道は整備されない。
こうしたことであって、担当でもとても難しくなるなと思っておりますが、市には現業という
職員がおりますし、さらにこれからは地域にそういったことを、危険ではないところは地域の
人にもお願いをしていくという、昔と同じように、1年に2回ぐらい、2日ぐらいはやってく
れないかということをお願いをしていくとか、これからの経費の節減にもなるとこういう思い
で私はおりますけれども、市長、今後の政策として、そういう方法はどうでしょうか。
◇市長(横山公一君) ただいま大変すばらしい御意見をいただきましたので、年2回地元の
方にお願いをする、大変ないい方策だなということでございます。今後、検討させていただき
たいと思います。
◇21番(星野佐善太君) そういった方法で、なるべく経費節減をする。自分たちでそうい
う作業をすると、やはり自分たちが使いいいようにできますし、割合丁寧にやるんです。例え
ば、物を借りた場合、人の物だと割合粗末にしますけれども、自分の物なら丁寧に扱う、そう
いった原理が働くと思うんです。ひとつよろしくお願いいたします。
 それでは、次になりますけれども、教育施設、幼稚園を含めての空き教室の活用ということ
でお尋ねしたんですが、それにつきましては、これは私何を申し上げたいかというと、今国、
県、市も、行政全て、我々もそうですけれども、議会もそうですけれども、無駄なものは省こ
うと、行財政改革をしていこうと、あるものは活用していこうと、こういう腹でおるわけなん
です。ところが、やはり国の政策、縦の流れというものは、なかなかこれは難しい。まして役
人がそれに逆らうわけにはいかないという建前がありまして、よく理解できます。でも、これ
を改革することによって非常に経費節減になりますよ、あるものを使えれば。非常に便利であ
る。施設も整っている。例えば学校だったら安全である、設備が。こういったことを国の縦の
流れはよくわかります。でも、これからはそうした時代でなくなるんです。やはりあるものは
みんな利用する。だって我々そうでしょう。税金は払うんですよ。何に使うのと説明ありませ
んから。分けているのは省庁です。それは何かというと、自分たちの利権ですよ、みんな。そ
ういうことをどんどん打ち破らなくてはならない。これで経費節減を図って地方がよくなって
いくと、こんな思いであるのですがいかがでしょうか。
◇教育長(宇敷重信君) 星野議員の再質問にお答え申し上げます。
 学校、私の所管する一つの機関として学校施設があるんですけれども、学校を例にとってお
話しさせていただきます。例えば学校であると、本来目的というのがございますよね。これは
教育、学校の児童生徒の教育に資するように活用する。その学校教育に支障がない範囲で、支
障があればこれは学校教育がだめになってしまいますので、学校教育に支障のない範囲で地域
の実情や需要に応じて積極的に活用をしていくということは、これは国のほうの考え方でも出
ております。これは地域の中の地域の方々に支えられている公立学校ですので、これは支障が
ないということであれば有効活用していくと、そのように我々というか教育委員会は考えてお
りますので、ただ、それが本当に指導法の改善であるとか、いろいろな教育施策によりまして、
先ほど御答弁申し上げましたように、例えば前は英語活動なんていうのはなかったんですね、
小学校には。だから、そういうふうに英語活動という活動が出てくると、やはりそれは英語を
専門にしっかり勉強するための部屋というのがやっぱり要るようになります。それから、少人
数指導を充実させて学力を身に着けるということになりますと、今まで1つの教室でやってい
た、例えばそこに35人の子供たちがそこで算数なら算数を勉強していたとしますと、それを
17人と18人に分けて子供たちがよりよく勉強の内容がわかるように指導する、そういう指
導法の改善がなされているんです。そうすると、今まで1つの教室で間に合っていたのが今度
は2つ、もう一つ余計要るようになると。そういったような教育施策であるとか指導改善によ
って、そのように変わってきていると。そういうものに支障を来さないのであれば、有効活用
していくということで理解しておりますので、よろしくお願いしたいと思います。お世話にな
ります。
◇21番(星野佐善太君) よくそれは理解できます。もう、本当に。ただ、これからはやっ
ぱり有効活用と。簡単に言えば、保育園、幼稚園、これは文部科学省と厚生労働省と違います
よね。子供はそんなの考えていませんよ。親だって。だから、教育的にやるのが我々が考える
と幼稚園だとか、預かるのが保育園だとかこういう関係なんですが、子供の差別になっちゃい
ますよ、逆に。同じ土俵で子供を育てる。これが基本ですよ。教育長、それはいいですから、
よくわかりました。その点はわかりました。そういったことができるようでしたら、ぜひこれ
からも改革してもらいたいと、これはお願いでございます。
 そこで、市長はどういう考えでしょうか。
◇市長(横山公一君) 再質問にお答えいたします。
 先ほど教育長が答弁したとおり、いろんな形での教育の角度が広がっております。それに対
応する教室の数というのもおのずからふえていくと思いますので、やはりこれは学校教育を十
分勉強させるためにもそのような利用方法が必要ではないかなという反面、それ以上人数が減
ったらという星野議員の御質問もよくわかりますので、縦ではなく斜めの考え方を持って進め
ていきたいというふうに思っております。
◇21番(星野佐善太君) まあそういうことですよね、はい。それは非常に国からのがあっ
て、縦で難しいからそれはいいんですが、そういう場合にはなるべく皆さんで共有していこう
と、こういうお願いでございました。
 私、統合は無理にとは思いません。幼稚園でも、保育園でも、学校でも。それは地域に学校
がなけりゃ、当然活性化にならないのが1つの原則とは言われていました。ですから、需要に
よって、やむを得ない場合はいいんですけれども、できるだけ、学校があることは本当は地域
にとっていい。でも、地域が望めば、それは逆です。特に、幼稚園、保育園等、低学年はなる
べく地域にあったほうが親が送り迎えするのにいいんです。仕事に行く、帰りも安心なんです。
そんなことであります。
 次のFに入りますけれども、2040年に想定される少子化。沼田市も3万6,000台、
5,000台といろいろ国立社会保障・人口問題研究所とか、日本創成会議とかありまして違
いますけれども、大体数字が似通っているんです。そこで、統廃合、先般同僚議員からのこと
でよく理解しました。ただ、そこで、登下校です。この点については、しっかりとした送り迎
えのバスとかそういったものをちゃんとしないとこれはまた大変なので、その点だけはひとつ
つけ加えておきます。よろしくお願いします。何かありますか。いいですか。
◇教育長(宇敷重信君) 再質問にお答え申し上げます。
 これはやはり登下校というのは、子供たちが学習をする一番基本になることですので、まず
安全を第一に考えまして、安全確保をしながら子供の学ぶ権利をきちっと保障していくという
スタンスでしっかりと通学関係、取り組んでいきたいと思います。
 以上でございます。
◇21番(星野佐善太君) わかりました。
 それでは、2のほうに入りますが、結婚支援施策。結婚費用とか定住支援施策とこういうこ
とを先ほど聞いて、御答弁いただきまして、ある程度わかりました。これは本当にいかに人口
を減らさないか。でき得ればそういったことをやって、先ほども同僚議員が質問していました
けれども、流出を防ぐ、あるいは逆に流入してもらうと、非常に難しい問題であると思います
けれども、こういう観点から何かいい方法はないのかなと、この案を私出したんですが、市長、
それに対して何かよい意見がありますか。
◇市長(横山公一君) 再質問にお答えいたしますけれども、いい施策はなかなか見つからな
いというのが実情でありますが、これは太田市が現在やっている例でございますけれども、結
婚支援施策の中で、婚活事業というものをやっております。約400万円かけて1,000名
規模の集団見合いといいますか、今はやりの事業を行っておるわけですけれども、なかなかそ
の中でもカップルができてこないというような状況の中で、沼田市では沼田商工会議所が10
0人規模で婚活事業をしておりますけれども、やはりこんなことも一つのアイデアではないか
なということでございますので、今後検討してまいりたいと考えております。
◇21番(星野佐善太君) 先般、太田のことが新聞に出ておりました。その前は中之条。沼
田でも我々の同僚がやったと聞いていますけれども、それは魅力がある町、土地、だから多少
は、いないなんて言わないと思いますよ。それはやっぱりまちの魅力づくりが、これも必要で
すよね。先般のやはりこの統計なんかを見ますと、日本創成会議の中身を見ますと、群馬県の
20歳から39歳、女性の将来推計、人口分析で結果状況を見ますと、若い女性の人口変化率
というのが2010年から40年には本県の市町村の約6割の57%、35市町村の中で子供
を産む中心の年代、20から39と、そういう人たちが2010年からでは半減したというの
です。ですから、なかなか人口がふえないというこういう計算が出てくるんです。だから、な
かなかこれは単に政策をしても難しい。だから、そういったところになるべくとどまってもら
う。そういった施策をやることによって多少の改善ができると、そういうことを私は言いたい
んですが、市長、その辺はどうでしょう。
◇市長(横山公一君) ただいまの再質問にお答えいたしますけれども、現在の沼田市の出生
率と死亡率は、死亡率のほうが約倍でございます。それと同時に、流出という人口、4月にな
りますと大学に行くということで、これがまた流出していく始末でございます。そのような中
で、やはりこの沼田市に何としてもとどまってもらいたいということは、もう喉から手が出る
ほどでございますので、ぜひいろんな施策を考えながら進めてまいりたいというふうに考えて
おります。
◇21番(星野佐善太君) そういうことをぜひ実行してもらいたいと。そして、定住、住め
る、今沼田市にも相当空き家があります。村部行くとあります。例えば町なかでもあります。
そういった人を紹介するような、それは不動産屋とかいますから大変だと思うけれども、逆に
それを打ち破って紹介できるような施策、制度を設けて、不動産屋とタイアップもいいでしょ
う。これも一つの手なんです。その点について、市長、いかがでしょう。
◇市長(横山公一君) 再質問にお答えいたします。
 まさに今、日本では800万の空き家があるというふうに言われております。本市も町なか
に大変空き家がありますので、やはりそれらの有効利用を図っていくことは最重要課題だと、
かように考えております。
◇21番(星野佐善太君) その点もぜひ真剣に考えてもらいたいと思っております。
 それでは、次のAの出産医療にかかわる費用の優遇措置、これは私も先般入院した方にお会
いしまして、42万円、最高限度でいただけると。前は立てかえしたんですが、今は書類で立
てかえしなくていいと、こういう本当にありがたい制度になりました。ところで、それは安産
です。難産、病気になって、これももうわずかな金額であるわけでございまして、国の施策は
どんなかわかりませんが、そういった一つの子供を育てる沼田市と、日本一の子供を育てる沼
田市とか、こういった銘を打つぐらいの勢いでやってもらえばいいと。そんなに金額はかから
ないと思います。ちょっと市長、その辺について。
◇市長(横山公一君) 再質問にお答えいたします。
 ただいまは、その優遇施策の費用というより、何とかこの地域に産婦人科がとどまっていた
だきたいということに全力を挙げておりますので、そちらのほうを優先させていただきたいと、
かように考えております。
◇21番(星野佐善太君) それは当然言われるとおりです。今、日本の問題、沼田市の問題
も、人口を何とかこれ以上激減しないようにしようと、こういった意気込みでやる以上は、思
い切った施策をやっぱりとることが、これは男ですよ、本当、そういうことなんです。それで、
反対するなら堂々と闘うほうがいいんですよ。その点は余分ですけれども、よろしくお願いし
ます。
 それでは、次のBの高校生の関係でありますが、これも先ほど大分医療制度もよくなってき
たと。ただ、上限、所得制限750万円というのがあればというのを聞いておりますが、その
辺はどうなったでしょう。
◇市長(横山公一君) ただいまの再質問に市民部長に答えさせます。
◇市民部長(茂木一夫君) 上限ということで所得制限があるのかということでございますが、
かねてより県で進めております中学生まで、これにつきましては、県におきましても所得制限
なしで対応しております。また、沼田市独自で、これは高校生まで対応している部分がござい
ます。福祉医療として行っておるわけでございますが、母子・父子家庭、あるいは父母のいな
い児童、この方々につきましては、福祉医療の対象ということで行っておるわけでございます。
この政策につきましては、県のほうでは所得制限がございます。これは所得制限と申しますか
非課税世帯というような対応で県は基準を設けてございます。しかしながら、当市におきまし
ては、この基準もなしということで対応しておるところでございます。
 以上でございます。
◇21番(星野佐善太君) わかりました。
 それでは、Cの幼稚園、保育園、学童クラブの今後の見通しということで、再三話を聞いて
いますと大体わかったんですが、今後の人口、通う人の数とか、あるいは幼稚園の統廃合とか、
こんなうわさも聞いておりますが、先ほど言ったように、私はなるべく幼稚園、保育園の統合
は、やむを得ない場合はいいんですが、できるだけ地域にあってほしいとこんな思いでありま
すけれども、その辺について何かお答えがあればお聞かせを願います。
◇教育長(宇敷重信君) 星野議員の再質問にお答えいたします。
 やはり小さい子なんていうと語弊があるんですけれども、特に幼稚園であるとか、小学校で
あるとか、中学生、これはやはり地域の方々といろんな場面で、いろんな交流をして、地域の
方々に育てていただくのが全人的に知、徳、体、全て、全人的にバランスのよい発達をするの
に非常に大事なことだと思っておりますので、議員さんのおっしゃるように、地域で育てると
いうことは大変重要なことだと考えております。
 以上です。
◇21番(星野佐善太君) わかりました。
 それでは、Dの高校入学諸費、通学費についての支援と。先ほど聞きました。高校生もある
んだと、全部あるということがわかりました。それで、一番問題なのが、通学に対する例えば
電車とか、バスとか、非常に大金なんです。これは本当に父兄にとって大変。例えば、ちょっ
と戻りますけれども、中学になると川田は電車通というのがあります。ところが今みんな車で
ほとんど通っているんです。1名ぐらいが電車通というふうに聞いておりますけれども、バス
もありますけれども、お母さん、お父さんが毎朝送り迎えしているわけです。これ非常に時間
的にも経費もかかるわけです。その辺について、何か多少バスの割引があると思うんです。あ
るけれども、使わないんですよ、もう、間に合わないから。もう自家用車で送っている。この
辺に一つ何か多少あると、非常に所得も低いわけですから、近い人は学校に行くのにほとんど
かからない。すごく差があるんです。この辺に何か今後いい案があれば、どっちが先でいいの
かな、教育長にでいいかな。お聞きしますけれども。
◇教育長(宇敷重信君) 星野議員の再質問にお答え申し上げます。
 高校生のほうでよろしいですか。義務もですかね。児童生徒の遠距離通学について、補助を
しております。これは、小中学校のほうです。例を申し上げます。小学生は4キロメートル以
上、中学生は6キロメートル以上というのを一応の基準にしておるわけなんですけれども、そ
の中で例えば電車を使っている中学生おります。定期代の、ちょっと細かい話になるんですけ
れども、例えば3カ月の定期の運賃でありますと、3カ月で買いますと年間で4回になるわけ
です。それの3分の1を補助するというような、そういう例えば列車、バスも補助があるんで
すが、そんなふうに小中学生についてはやっております。
 高校生につきましては、先ほど御答弁申し上げたとおり、奨学金で支援させていただくとい
うことで、それはあるのですけれども、通学費につきましては御答弁申し上げたとおり、ほか
のいろんな学業支援、子育て支援は本当に多方面にわたって多種多様なので、そういったとこ
ろをいろいろ勘案しながら、また財政面もございますので、またこれから研究していきたいと
そのように考えております。
 以上でございます。
◇21番(星野佐善太君) わかりました。
 それでは、Eの市内雇用者の子育てに対する市の支援策の創設とこういうことなんです。今
の沼田のあるところでは、委託的な託児所をつくってやっているところがあります。お母さん
が例えばその会社に勤めている、例えば病院に勤める、そうするとそこへ預けられる。非常に
安心なんです。そういったところにやはり市も何なりかの今は支援金というのでしょうか、補
助金というのでしょうか、そういうのは出しているんでしょうか、出せるんでしょうか。
◇市長(横山公一君) 再質問にお答えいたします。
 現在、市の制度ではないそうであります。
◇21番(星野佐善太君) そうですか。これも、やはり口では子供はかわいい、何とかしな
くちゃと言っても、口と制度が伴わなきゃだめなんですよ、今。だから、その点を本当に多少
なりともこういう取り組み、支援できるような方法があれば、企業も助かるでしょうし、今言
ったように、本当に本気で考えなきゃ何もならないですね。これは空鉄砲ですから。ぜひそう
いった施策も今度は庁内で検討して、子供を育てるという意味では、できることはしていった
ほうがいいとそんな思いでありますけれども、ぜひそれを検討課題に上げてもらいたいと思う
んですが、市長。
◇市長(横山公一君) 再質問にお答えいたします。
 検討課題に早急に上げろということでございますので、研究してまいりたいと考えておりま
す。
◇21番(星野佐善太君) 研究、検討、ちょっと厳しいですね。それは急に言ったからかわ
かりませんが、議題に上げて検討はすべきだとこういう思いでありますけれども。
 それでは、最後になりますが、行政が企業を育てる考えと支援制度について、これは昔と違
って逆な方向になっていると思うんですが、今新企業がなかなか来てくれません。やるとすれ
ば、当然前から言っているように、固定資産税は5年無料、例えば企業が軌道に乗るまでは面
倒見ようとか、こういった制度、各地でやっております。それでもなかなか来ない。それには、
道路の問題、敷地内の水道の問題、下水道の問題、いろいろあります。そういったところをや
はり整備をしていくという構えがなければ、なかなか企業者が来ません。そこで、今ある企業
は本当に大事にしなきゃなりません。市内にも大きなあれがありますけれども、やはりこれは
ある程度のPR、何かをしてやる。だって税収、本社は別なら別ですけれども、固定資産税が
入ってきますよね。きょうもお昼食べながらある人に聞いたんですが、沼田市で今有名なキッ
コーマンの下請会社が、子会社ですか、ありますよ。もう既に担当課長さんが裏で聞いていれ
ばわかると思うんですが、いろいろタイアップしようと電話しても、受け付けないような状態
だそうであります。やはりそれは、既存企業をある程度支援する、変な意味じゃなくて協力し
ていく。例えば沼田市で催し物があればそのジュースを使う。例えば建材があれば市で使うと
きはなるべく使う。そういったフォローがなけりゃ、ただ税金を取るだけじゃ沼田市なんか相
手にしませんよ、企業というのは。そういったフォローをやはり行政が前向きにそういった企
業に接していく、我々もそうです。そういったフォローをもう一度反省しながら、この企業と
タイアップして、それで盛んになれば当然雇用もふえる。税収も上がるんですから、そういっ
た考えについて、市長、いかがでしょうか。
◇市長(横山公一君) ただいまの再質問にお答えいたします。
 大変ありがたいサジェスチョン、ありがとうございます。昔聞いた話ですが、アサヒビール
系列の社員はお昼に必ず「アサヒビール」ということを一言言ってから食事をすることによっ
てアサヒビールを今のキリンビールを抜く会社に育て上げたというようなことを聞いておりま
すので、大変いい御意見ですので、早速検討してまいりたいと。そして、できるところから手
をつけていきたいと、かように考えております。
◇議長(大竹政雄君) 以上で一般質問を終了いたします。
    ──────────────◇──────────────
◇議長(大竹政雄君) 休憩いたします。
午後3時12分休憩
    ─────────────────────────────
午後3時19分再開
◇議長(大竹政雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
    ──────────────◇──────────────
    第2 議案第57号 平成26年度沼田市一般会計補正予算(第4号)から
       議案第64号 平成26年度沼田市水道事業会計補正予算(第1号)まで
           以上8件一括上程
◇議長(大竹政雄君) 日程第2、議案第57号 平成26年度沼田市一般会計補正予算(第
4号)から日程第9、議案第64号 平成26年度沼田市水道事業会計補正予算(第1号)ま
での以上8件を一括議題といたします。
 これより質疑に入ります。
なお、質疑は1件ごとに願います。
 まず、議案第57号 平成26年度沼田市一般会計補正予算(第4号)について願います。
 なお、議案第57号については、歳出より各款ごとに願います。
まず、第1款 議会費について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 次に、第2款 総務費について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 次に、第3款 民生費について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 次に、第4款 衛生費について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 次に、第5款 労働費について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 次に、第6款 農林水産業費について願います。9番。
◇9番(井之川博幸君) 31ページの2項林業費、林業振興費の関係でお伺いをいたします
が、森林環境事業、竹林整備促進事業というふうにありまして、ぐんま緑の県民税市町村提案
型事業補助金、ぐんま緑の県民税の関係の事業というふうに書いてありますけれども、これは
新年度から県民税に上乗せされて700円ですか、県民税の納税者が取られているということ
と、法人税の関係もありますけれども、この制度として、住民型といいますか、自治会やNP
O法人、ボランティア団体の地域活動推進とか市町村がやる地域支援型などなど、いろんな5
項目ほどの事業がありますけれども、市町村の独自提案事業ということでやられているんだと
思いますが、1つは内容的なものを教えてもらいたいのと、歳入でぐんま緑の県民税の関係で
578万円という歳入があるわけなんですけれども、ここに書いてあるのは県の支出金で58
8万1,000円と書いてあって、一般財源がマイナス17万3,000円と、そういうこと
でこの市町村の提案型は補助率が2分の1とも聞いているわけなんですけれども、そういうこ
とを考えますと何か数字が合わないなという感じがしますので、当初予算の関係等々からまた
補正でこういう数字が変化しているのかなという感じもします。そういう点も含めて説明して
いただければありがたいと思います。よろしくお願いします。
◇経済部長(栃原豊彦君) ただいまの御質疑にお答えをさせていただきます。
 まず、歳出のほうでございますけれども、ぐんま緑の県民税市町村提案型補助金ということ
でございますが、これにつきましては、御質疑にあったとおり、今年度から緑の県民税という
ことで県のほうで新たに県民税に上乗せした形で税金を徴収するということでございまして、
その中で市町村提案型の事業ということで、これにつきましては沼田市のほうから県のほうに
申請を行いました部分が認定をされて、今回歳入のほうで補助金のほうが決定になったという
ものでございます。現在では、一応森林整備として2カ所、また竹林整備で1カ所、そのほか
竹の粉砕機の購入ということで予算計上させていただいておりまして、歳出全体では701万
4,000円ほどの歳出を組んでございます。これにつきましては、当初、補正予算の中で組
んだものも含めて現在の段階では701万4,000円の歳出ということで考えておるもので
ございます。当初、歳入のほうも予定をしておったわけでございますけれども、今回交付決定
になった部分を含めて一般財源のほうも減額をさせていただいたという状況でございます。
 以上でございます。
◇9番(井之川博幸君) そうすると、さっきちょっと聞いたんですが、この事業は2分の1
補助というふうに聞いているわけなんですけれども、701万4,000円の部分の2分の1
だと350万円ぐらいになるわけなんですけれども、この提案型の部分だけじゃなくて、何か
特別に2分の1補助以外に財政の中に入っているのかどうか、その辺がちょっとよくわからな
いので説明してもらいたいと思うんですけれども、この701万4,000円の、じゃあどの
ぐらいが補助になるのかと。その辺も教えてもらえればありがたいというふうに思います。
 それから、ぐんま緑の県民税に関係した事業、ほかの事業と分けて上乗せした県民税がきち
んとそういう森林の関係の事業に使われているというのをはっきりさせるという意味で基金に
一度ためてやっているというようなことなんですけれども、沼田市とすれば、こういう事業は
どのぐらいの毎年配分を受ければ市民が出した県民税に匹敵するような部分になるとか、いろ
んな事業、ほかの事業がありますけれども、そういうような事業も将来的には検討しているの
かどうか、その辺を教えてもらえればありがたいと思います。
◇経済部長(栃原豊彦君) この森林整備並びに竹林整備への補助率については、これは10
分の10でございます。先ほどちょっと申し上げましたこの粉砕機の購入につきましては、当
初2分の1補助ということで予定をさせていただきまして当初予算に計上させていただきまし
たが、最終的には4分の3の補助率でこれが県のほうから交付されるということでございます。
 また、今後の予定でございますけれども、現時点では先ほどの粉砕機の購入も含めて4つの
事業を提案させていただいておりますが、これにつきましては、今後も追加の要望も、県のほ
うからの通知も来ておりますので、これについては今後とも積極的に市のほうからは提案をさ
せていただければということで考えております。当然、これを実施するのは、それぞれの地元
の方々にお願いするという形が基本でございますので、それぞれ地元の皆さんの御意見、御要
望をお聞きしながら、市としては県のほうに要望していきたいということで考えております。
 以上でございます。
◇9番(井之川博幸君) おおむねわかりました。県が出している資料で提案型は補助率が2
分の1と書いてあったものですから、ちょっとそう思い込んでいたものですから、よくわかり
ました。
 それで、今後は4つぐらいの事業を考えているということなんですけれども、住民型の事業
等は住民の方と相談してということになると思うんですが、水源地域林の公有林化という事業
にもこの財源が使えるというふうに承知しているわけなんですけれども、沼田市では都会のほ
うを流れている水道で使っている水の川が水源としてもとから流れているわけで、水源地域だ
と思うんですけれども、その水源地域林の公有林化というようなことも事業として考えている
のか、最後に教えてもらいたいと思います。
◇経済部長(栃原豊彦君) こちらの基金事業の中では、そうしたメニューもございますので、
今後具体的にそうした箇所等で事業実施できるところにつきましては、検討をさせていただき
たいと思います。
 以上でございます。
◇議長(大竹政雄君) ほかに。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 次に、第7款 商工費について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 次に、第8款 土木費について願います。7番。
◇7番(石井紘一君) 36ページの8款4項3目公園費の17節の公有財産の関係で、用地
購入費について、場所と面積等について説明をお願いします。
◇都市建設部長(萩原誠一君) お答え申し上げます。
 場所につきましては、5・5・2運動公園の用地でありまして、面積につきましては596
平米でございます。
 以上です。
◇7番(石井紘一君) 5・5・2というのはわかるんですけれども、具体的に場所が知りた
かったんですけれども、もう一度お願いします。これは新しく買うのか、借地のやつを購入す
るのか、それについてもお伺いします。
◇都市建設部長(萩原誠一君) 大変申しわけありません。硯田町にございます運動公園でご
ざいます。用地につきましては、地権者より現在借地をしておりましたけれども、買い取りの
申し出がありましたものですから、今回買収をさせていただくものでございます。
 以上です。
◇7番(石井紘一君) そうすると、今後、残った借地というのはまだ残っているのか、もし
残ってあれば面積等をお聞きします。
◇都市建設部長(萩原誠一君) お答え申し上げます。
 借地については、まだ相当の部分が残っておりますが、大変申しわけありませんが、数値に
ついては現在持ち合わせておりません。大変申しわけありません。
◇議長(大竹政雄君) それでは、部長、後で石井議員にお伝えしてください。
 ほかに。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 次に、第9款 消防費について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 次に、第10款 教育費について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 次に、歳入について願います。
 まず、第9款 地方特例交付金について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 次に、第10款 地方交付税について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 次に、第12款 分担金及び負担金について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 次に、第14款 国庫支出金について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 次に、第15款 県支出金について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 次に、第16款 財産収入について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 次に、第17款 寄附金について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 次に、第18款 繰入金について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 次に、第19款 繰越金について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 次に、第20款 諸収入について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 次に、第21款 市債について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 次に、第2条 地方債の補正について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 次に、議案第58号 平成26年度沼田市国民健康保険特別会計補正
予算(第1号)について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 次に、議案第59号 平成26年度沼田市後期高齢者医療特別会計補
正予算(第1号)について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 次に、議案第60号 平成26年度沼田市介護保険特別会計補正予算
(第1号)について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 次に、議案第61号 平成26年度沼田市簡易水道事業特別会計補正
予算(第1号)について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 次に、議案第62号 平成26年度沼田市下水道事業特別会計補正予
算(第1号)について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 次に、議案第63号 平成26年度沼田市農業集落排水事業特別会計
補正予算(第1号)について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 次に、議案第64号 平成26年度沼田市水道事業会計補正予算(第
1号)について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 質疑を終結いたします。
 お諮りいたします。
 ただいま議題となっております議案第57号から議案第64号までの以上8件については、
会議規則第36条第3項の規定により委員会の付託を省略したいと思います。
 これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 御異議なしと認めます。よって、議案第57号から議案第64号まで
の以上8件については、委員会の付託を省略することに決しました。
 これより討論に入ります。
 なお、討論は一括して願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 討論を終結いたします。
 これより、議案第57号 平成26年度沼田市一般会計補正予算(第4号)を採決いたしま
す。
 本案は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第58号 平成26年度沼田市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)を採決
いたします。
 本案は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第59号 平成26年度沼田市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)を採
決いたします。
 本案は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第60号 平成26年度沼田市介護保険特別会計補正予算(第1号)を採決いた
します。
 本案は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第61号 平成26年度沼田市簡易水道事業特別会計補正予算(第1号)を採決
いたします。
 本案は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第62号 平成26年度沼田市下水道事業特別会計補正予算(第1号)を採決い
たします。
 本案は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第63号 平成26年度沼田市農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)を
採決いたします。
 本案は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第64号 平成26年度沼田市水道事業会計補正予算(第1号)を採決いたしま
す。
 本案は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
    ──────────────◇──────────────
    第3 散  会
◇議長(大竹政雄君) お諮りいたします。
 11日から23日までは、委員会審査等のため休会したいと思います。
 これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 御異議なしと認めます。よって、11日から23日までは、委員会審
査等のため休会することに決しました。
 以上で本日の日程は、全て終了いたしました。
 本日は、これにて散会いたします。
 次の会議は、24日午前10時に開きますから御参集願います。
 本日は大変御苦労さまでございました。
    午後3時39分散会





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