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平成26年第3回沼田市議会定例会継続会会議録 議事日程第5号
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平成26年9月24日(水曜日)

議事日程 第5号
平成26年 9月24日(水曜日)午前10時開議
第 1 請願第 7号 日本を再び戦争する国にする「集団的自衛権行使容認」の閣議決定撤
              回を求める意見書提出を要請する請願書
第 2 議案第50号 沼田市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の
              制定について
第 3 議案第51号 沼田市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基
              準を定める条例の制定について
第 4 議案第52号 沼田市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める
              条例の制定について
第 5 議案第55号 平成25年度沼田市一般会計及び特別会計6件の歳入歳出決算の認定
              について
第 6 議案第56号 平成25年度沼田市水道事業剰余金の処分及び決算の認定について
第 7 議案第65号 沼田市教育委員会の委員任命の同意について
第 8 議案第66号 沼田市公平委員会の委員選任の同意について
第 9 議案第67号 沼田市固定資産評価員選任の同意について
第10 諮問第 2号 人権擁護委員の推薦について
第11 議案第68号 平成26年度沼田市一般会計補正予算(第5号)
第12 議案第69号 労働者保護ルール緩和の再考を求める意見書案について
第13 議案第70号 集団的自衛権の行使容認しないことを求める意見書案について
第14 特別委員会の設置について
第15 閉会中の継続調査申出について
第16 字句等の整理委任について
─────────────────────────────
本日の会議に付した事件
第 1 請願第 7号 日本を再び戦争する国にする「集団的自衛権行使容認」の閣議決定撤
              回を求める意見書提出を要請する請願書
第 2 議案第50号 沼田市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の
              制定について
    議案第51号 沼田市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基
             準を定める条例の制定について
    議案第52号 沼田市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める
             条例の制定について
               以上3件一括上程
第 3 議案第55号 平成25年度沼田市一般会計及び特別会計6件の歳入歳出決算の認定
              について
    議案第56号 平成25年度沼田市水道事業剰余金の処分及び決算の認定について
               以上2件一括上程
第 4 議案第65号 沼田市教育委員会の委員任命の同意について
第 5 議案第66号 沼田市公平委員会の委員選任の同意について
第 6 議案第67号 沼田市固定資産評価員選任の同意について
第 7 諮問第 2号 人権擁護委員の推薦について
第 8 議案第68号 平成26年度沼田市一般会計補正予算(第5号)
第 9 議案第69号 労働者保護ルール緩和の再考を求める意見書案について
第10 議案第70号 集団的自衛権の行使容認しないことを求める意見書案について
第11 特別委員会の設置について
第12 閉会中の継続調査申出について
第13 字句等の整理委任について
第14 市長閉会挨拶
第15 閉  会
    ─────────────────────────────
出席議員(22人)
       1番  大島 崇行君      2番  山 敏也君
       3番  石川 初雄君      4番  島田 富造君
       5番  野村 洋一君      6番  坂庭 直治君
       7番  石井 紘一君      8番  高柳 勝巳君
       9番  井之川博幸君     10番  大東 宣之君
      11番  星野  稔君     12番  金子 一弥君
      13番  久保 健二君     14番  片野 彦一君
      15番  大竹 政雄君     16番  星川嘉一郎君
      17番  小野 要二君     18番  宇敷 和也君
      19番  石田 宇平君     20番  布施辰二郎君
      21番  星野佐善太君     22番  牧野 保好君
欠席議員(なし)
    ─────────────────────────────
説明のため出席した者
   市  長       横山 公一君   副 市 長       上原 訓幸君
   総務部長       田村 博史君   市民部長       茂木 一夫君
   健康福祉部長     山 恭昭君   経済部長       栃原 豊彦君
   都市建設部長     萩原 誠一君   白沢町振興局長    諸田  裕君
   利根町振興局長    下  宏一君   総務課長       内山 日朗君
   会計管理者兼会計局長 松井 玲子君   教 育 長       宇敷 重信君
   教育部長       小池 龍実君   庶務課長       石井  旭君
   監査委員事務局長   増田 雄二君
    ─────────────────────────────
議会事務局出席者
   事務局長       茂木 進一    次長兼庶務係長    松井 克人
   議事係長       今井 利次    副 主 幹       安原 和宏
    ──────────────◇──────────────
    午前10時開議
◇議長(大竹政雄君) これより本日の会議を開きます。
    ──────────────◇──────────────
    第1 請願第7号 日本を再び戦争する国にする「集団的自衛権行使容認」の閣
             議決定撤回を求める意見書提出を要請する請願書
◇議長(大竹政雄君) 日程第1、請願第7号 日本を再び戦争する国にする「集団的自衛権
行使容認」の閣議決定撤回を求める意見書提出を要請する請願書を議題といたします。
 本請願に関し、総務文教常任委員長の報告を求めます。委員長 片野彦一議員。
〔総務文教常任委員長 片野彦一君登壇〕
◇14番(片野彦一君) 総務文教常任委員会に付託されました請願第7号 日本を再び戦争
する国にする「集団的自衛権行使容認」の閣議決定撤回を求める意見書提出を要請する請願書
について、審査の結果を御報告いたします。
 本請願の趣旨は、憲法に掲げられた平和主義の理念を市民生活に生かすことを市政の基本に
据え、市民の平和と安全を守るために、また、地域の若者を再び戦場に送り出さないためにも
集団的自衛権行使容認の閣議決定を撤回するよう、国に対して意見書を提出していただくよう
求めるものです。
 本委員会は、9月18日に常任委員会を開催し、慎重に審査を行った結果、出席委員の全会
一致をもって本請願を趣旨採択と決定いたしました。
 その理由と審査の経過について御説明申し上げます。
 審査の過程で各委員からは、「国民への十分な説明責任がされないままの憲法解釈で閣議決
定はいかがなものか」、「議論が尽くされないままでの憲法解釈はいかがなものか」、「閣議
に至るまでが国民に浸透されていない」、「市民の疑問、不安は市議会として国へ申し上げる
べき」、「憲法改正を含めた議論をもっとすべき」などの意見が出されましたが、地方議会と
して、市民の疑問、不安は意見として国政へ伝えるべきことが市議会の役割であることから、
本請願は趣旨採択すべきものと決定した次第であります。
 以上であります。
◇議長(大竹政雄君) 委員長の報告が終わりました。
 これより質疑に入ります。
 なお、質疑は委員長の報告に対して願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 質疑を終結いたします。
 これより討論に入ります。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 討論を終結いたします。
 これより請願第7号 日本を再び戦争する国にする「集団的自衛権行使容認」の閣議決定撤
回を求める意見書提出を要請する請願書を採決いたします。
 本請願に対する委員長の報告は趣旨採択すべきものであります。
 本請願は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 御異議なしと認めます。よって、本請願は、趣旨採択することに決し
ました。
    ──────────────◇──────────────
    第2 議案第50号 沼田市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定
              める条例の制定についてから
       議案第52号 沼田市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基
              準を定める条例の制定についてまで
                     以上3件一括上程
◇議長(大竹政雄君) 日程第2、議案第50号 沼田市家庭的保育事業等の設備及び運営に
関する基準を定める条例の制定についてから日程第4、議案第52号 沼田市放課後児童健全
育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の制定についてまでの以上3件を一括議題
といたします。
 以上3件に関し、民生福祉常任委員長の報告を求めます。委員長 井之川博幸議員。
〔民生福祉常任委員長 井之川博幸君登壇〕
◇9番(井之川博幸君) 民生福祉常任委員会に付託されました議案第50号 沼田市家庭的
保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の制定について、議案第51号 沼田市
特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の制定について
及び議案第52号 沼田市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例
の制定についての以上3件について、審査の経過を御報告申し上げます。
 本委員会は9月19日に委員全員出席のもとで、本件の提案理由及び当局の説明に基づいて
慎重に審査を行った結果、議案第50号から議案第52号までの以上3件については、全会一
致で本条例を可決すべきものと決定いたしました。
 平成24年8月に子ども・子育て支援法及び認定こども園法の一部を改正する法律並びに関
係法律の整備等に関する法律の子ども・子育て関連3法が公布され、全ての子供の良質な成育
環境を保障し、子ども・子育て支援新制度が平成27年4月から施行されることになります。
 これに伴い、家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準、特定教育・保育施設及び特定
地域型保育事業の運営に関する基準及び放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準
を市町村の条例で定めることとなったため、本条例3件を制定するものであります。また、条
例の制定や施行に伴い、子供・子育てに関する総合的な推進などに関して、関係者の意見を聞
くための沼田市子ども・子育て会議が既に設置されております。
 審査におきましては、委員から、「子ども・子育て会議には、既に本条例は示されているの
か」、また「小規模な保育園等に対する市民ニーズはあるのか」、「待機児童がいないという
状況で、新たに認定を受けようという事業者はいるのか」、「家庭的保育事業における保護者
の労働時間が3から4時間などと短い場合はどうなるのか」、「保育料はどうなるのか」、「
保育士の配置基準は、県や市の補助が上乗せされているが、それらの補助はどうなるのか」な
どの質疑が出されました。
 当局からは、まず、8月7日の子ども・子育て会議に条例案を示し、協議をいただき、特に
異論は出ていなかったこと、また、ニーズ調査の結果ではニーズは少ないこと、新たに認定を
受けようという事業者は、今の段階ではいないこと、家庭的保育事業における保育時間は、基
本的に8時間行うこと、保育料の改定については、今は考えていないこと、県や市の補助改定
については、特に動きはないことなどが答弁されました。
 また、委員からは、「家庭的保育事業においては、規模が小さくなると保育士でなくても保
育できることになっているので、子供たちに対する保育に格差が生まれないような研修や指導
をお願いしたい」などの意見がありました。
 子ども・子育て支援新制度の施行に当たり、本市の実情に合った今までの保育水準を後退さ
せない運営がなされることを望み、また、今回の条例制定に当たり、子供たちが健やかに成長
できる社会の実現を目的とする新しい子ども・子育て支援事業計画の内容や実施状況等につい
て調査・審議する機関である沼田市子ども・子育て会議において、本条例の協議が既に行われ
ていることなどを踏まえ、慎重に審査を行った結果、今回の条例制定は妥当なものとし、全会
一致により、原案のとおり可決すべきものと決定した次第であります。
 以上申し上げ、委員長報告といたします。
◇議長(大竹政雄君) 委員長の報告が終わりました。
 これより質疑に入ります。
 なお、質疑は委員長の報告に対して願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 質疑を終結いたします。
 これより討論に入ります。
 なお、討論は一括して願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 討論を終結いたします。
 これより採決に入ります。
 ます、議案第50号 沼田市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の
制定についてを採決いたします。
 本案に対する委員長の報告は可決すべきものであります。
 本案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 御異議なしと認めます。よって、本案は委員長の報告のとおり可決さ
れました。
 次に、議案第51号 沼田市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基
準を定める条例の制定についてを採決いたします。
 本案に対する委員長の報告は可決すべきものであります。
 本案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 御異議なしと認めます。よって、本案は委員長の報告のとおり可決さ
れました。
 次に、議案第52号 沼田市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める
条例の制定についてを採決いたします。
 本案に対する委員長の報告は可決すべきものであります。
 本案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 御異議なしと認めます。よって、本案は委員長の報告のとおり可決さ
れました。
    ──────────────◇──────────────
    第3 議案第55号 平成25年度沼田市一般会計及び特別会計6件の歳入歳出
              決算の認定について及び
       議案第56号 平成25年度沼田市水道事業剰余金の処分及び決算の認定
              について
                     以上2件一括上程
◇議長(大竹政雄君) 日程第5、議案第55号 平成25年度沼田市一般会計及び特別会計
6件の歳入歳出決算の認定について及び日程第6、議案第56号 平成25年度沼田市水道事
業剰余金の処分及び決算の認定についての以上2件を一括議題といたします。
 本件に関し、決算審査特別委員長の報告を求めます。委員長 小野要二議員。
〔決算審査特別委員長 小野要二君登壇〕
◇17番(小野要二君) 決算審査特別委員会に付託されました議案第55号 平成25年度
沼田市一般会計及び特別会計6件の歳入歳出決算の認定について及び議案第56号 平成25
年度沼田市水道事業剰余金の処分及び決算の認定について、審査の経過と結果を御報告申し上
げます。
 本特別委員会は、9月11日から延べ4日間にわたり、決算書、事務概要書、主要な施策の
成果報告書、健全化判断比率等報告書及び監査委員の審査意見書などに基づいて、質疑を中心
に慎重な審査を行った結果、賛成多数によりいずれも認定及び原案可決すべきものと決しまし
た。
 平成25年度一般会計及び特別会計6件の決算総額は、歳入が前年度比1.88%増の35
6億5,657万5,449円、歳出が前年度比1.55%増の348億9,692万6,0
42円、歳入歳出差引額7億5,964万9,407円の黒字で収束しています。
 また、水道事業決算では、純利益が前年度比22.0%減の5,158万135円となりま
したが、経営状況はおおむね適切と認められます。
 さらに、地方公共団体の財政の健全化に関する法律の規定による健全化判断比率等について
は、全ての数値が早期健全化の対象となる基準値を下回っています。
 普通会計ベースでの財政構造においては、懸案の実質公債費比率も、前年度に引き続き、さ
らに健全化へ向け推移していることは評価するものでありますが、後年度に多額の負担が発生
する起債については、その適債性、事業の緊急度、優先度に十分留意し、慎重な判断を望むも
のであります。
 次に、財政構造の弾力性を示す経常収支比率は97.7%、前年度比で0.1ポイントの上
昇となり、財政の硬直化が続き、危機的な状態にあることに変化はないものの、改めて行政改
革大綱を基本に一層の行財政改革に取り組むとともに、市民目線に立った行政情報公開と説明
責任を果たし、透明性の高い開かれた市政運営に向けて一層の創意工夫と最大限の努力を傾注
されることを望むものであります。
 また、財政基盤の強さを示す財政力指数は0.510で、前年度より若干ではありますが改
善され、財政運営の硬直性を示す公債費負担比率も前年度比で0.7ポイント改善されており
ます。
 このように、財政構造をはかる各係数は改善の方向を示しておりますが、依然厳しい財政状
況にあることに変わりはなく、引き続き健全財政の確保に向けた取り組みが必要であります。
 各会計の内容にあっては、一般会計の状況は、歳入面では、市税を初めとして、地方譲与税
等ほとんどの交付金等が減少傾向になる中、それを補う形で前年に引き続き地方債の発行が増
加となりました。
 市税においては、地域経済の低迷等により課税客体が縮小している中、収納率は前年度に比
して0.3%向上しており、徴収努力の成果は認めるところでありますが、市単独の財政基盤
が脆弱な本市にとって、自主財源の確保が最重要課題であることから、引き続き法令に基づく
適切な対応を望むものであります。
 歳出面では、行政改革大綱に基づき行政のスリム化及び効率化が推進され、継続した人件費
の抑制や事務事業等の見直しが行われるなど、支出削減が図られるとともに、緊急課題である
教育施設の耐震補強事業や課題は残ったものの、未曽有の大雪災害への早期対応等により、市
民生活での安全・安心に努められています。
 施策面においては、厳しい財政状況を踏まえ、財源の有効活用を図るため、財源の重点配分
と経費全般の節減に取り組み、沼田市第五次総合計画の将来像である「水と緑の大地 田園空
間都市」の実現に向けた5つの柱に取り組み、各般にわたり、市民生活の向上に努められたと
認めるところであります。
 なお、審査の過程で出された主な意見として、市内全域の防犯灯LED化の全灯一斉に着手、
早期事業完了したことは、電気料の負担軽減からも本市にとって有効であり、評価するもので
あります。自然エネルギーの活用方策や、医療機関の補完に向けた公的病院等運営費負担金の
あり方についてもさらに検討を望むものであり、また、サラダパーク及び道の駅管理運営事業
については一定の成果は認められますが、行政のバックアップによるさらなる展開に期待する
ものであります。
 人口減少が避けられない中、若者の就業機会の確保に向けた企業誘致については、受け皿を
整備しながら、一層積極的に取り組まれるよう望むものであります。
 その他、評価すべきもの、一層の推進を図るべきもの、手法を再検討すべきもの等、さまざ
まな議論がされましたが、本特別委員会は総体的にその成果を認め、平成25年度沼田市一般
会計及び特別会計6件の歳入歳出決算につきましては、賛成多数により認定すべきもの、平成
25年度沼田市水道事業剰余金の処分及び決算につきましては、賛成多数により原案可決及び
認定すべきものと決した次第であります。
 以上申し上げ、審査の経過と結果についての委員長報告といたします。
◇議長(大竹政雄君) 委員長の報告が終わりました。
 これより質疑に入ります。
 なお、質疑は委員長の報告に対して願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 質疑を終結いたします。
 これより討論に入ります。
 討論は一括して願います。
 なお、討論は、反対、賛成の順に願います。9番。
〔9番 井之川博幸君登壇〕
◇9番(井之川博幸君) 私は、ただいま上程されております議案第55号 平成25年度沼
田市一般会計及び特別会計6件の歳入歳出決算の認定について並びに議案第56号 平成25
年度沼田市水道事業剰余金の処分及び決算の認定について、委員長報告に反対の立場から討論
いたします。
 議案第55号の一般会計については、防犯灯のLED化や電気料の節約のためのPPSの導
入など、数年前から指摘してきた改善を実施したこと、また、住宅リフォーム促進事業補助金
や自然エネルギー利用促進事業で太陽光発電施設設置に取り組み始めたこと、また、新規就農
総合支援事業、原発事故による放射性物質汚染の除染など、一定の市民要求の実施を目指して
努力しているという評価をしたいと思います。さらに、2月豪雪では、市職員一丸となって、
市民と協働し、被害を最小限に食いとめ、被害者への迅速な対応を行ったことには、市民の間
でも感謝の声が多く聞かれ、敬意を払いたいと思います。しかし、緊急時の沼田市地域防災計
画の活用については弱点があったと指摘せざるを得ません。また、市政全般的には、低迷する
本市経済状況や厳しい市民生活を克服し、切実な市民要求に応えてきたとはとても言えません。
 財政面から見ても、自主財源である市民税は回復せず、県内他市に比べて市民所得は低迷し
ています。その理由は、市内産業が停滞していることです。その最大の要因については、中山
間地域に対しての国の経済政策の失敗にあるわけですが、沼田市政においても、国の悪政に追
随して、従来型の経済対策の範囲にとどまっていると言えます。国の小規模企業振興基本法を
活用し、地域循環経済、市の責任、企業・業者団体・金融機関・市民などの活動を市民協働的
に提示し、地域一体となって取り組む新しい「産業振興条例」を早急に策定し、それに沿った
経済対策を進める必要があります。
 住基ネットについては、政治が右傾化し、国民監視が強まる状況に進みつつある中、国が進
める国民総背番号制、いわゆるマイナンバー制度の問題があり、ネット社会の中で情報漏れや
犯罪につながる心配もあります。国に従うだけでなく、国に意見を上げるなど、問題意識を持
って取り組むべきです。
 子育て支援については、保育園保育料の無料化の拡大や学童保育料への支援拡大、学校給食
の無料化、おくれている保育園・幼稚園の耐震化の推進など、子供の安全を最優先する助成策
などを、また、子育て中の若い世代への定住策などにも取り組む必要があります。さらに、就
学援助は最低でも国の示している項目は実施すべきです。
 原発事故による放射能汚染対策においても、子供や妊産婦の健康診査実施が求められていま
す。
 貧困対策では、生活扶助費が3年間で平均6.6%まで引き下げられます。過去に例を見な
い大幅なものです。貧困世帯にさらなる貧困を強いる削減計画は、全ての国民に「健康で文化
的な最低限度の生活」を保障した憲法25条に反しています。
 農政関係では、安倍首相の聖域なき関税撤廃を掲げるTPP交渉参加の表明を受けて、米や
コンニャクを初め、本市の農業を守るために自民党の公約違反に強く抗議し、より一層のTP
P交渉参加を阻止するために行動する必要がありました。
 予備費の不用額が5,000万円以上というのは、当初予算に提案されたグリーンベル21
へのテナント出店促進事業費補助金が当時の状況に的確でなく、むだ金になってしまうという
懸念から議会に修正された結果であり、それを真摯に受けとめて問題解決のために積極的に取
り組む必要がありました。
 環状線は、栄町工区で一部改善に取り組まれてきましたが、投資効果に見合う重要な場所の
改善は行われず、市民の不便さは依然解消されていません。また、都市計画道路は時代の趨勢
を考慮し、根本的な見直しをすべきでした。
 中心市街地土地区画整理事業については、事業開始から15年が経過しましたが、中心市街
地は人口も商店も激減し、再開発事業で建設したグリーンベル21を含めて、商店街は衰退の
一途をたどってきました。もちろん一部には頑張っている商店もあり、はとバスツアーの開始
など希望もありますが、土地区画整理事業は商店街活性化とは本来別物で、一部が恩恵を被っ
ているだけで、完成までこの先数十年もかかる事業は公平・公正とはほど遠いものです。今こ
そ土地区画整理事業は中止して、歴史と伝統の上に立って、沼田の特徴ある町並みを生かした
まちづくりに転換するべきです。
 教育関係では、全国学力・学習状況調査(きめ細かい調査)に参加しましたが、子供たちを
一層の競争に追い立て、子供たちや学校の格差を拡大するという状況が引き続き心配されます。
同時に学習状況調査として「児童・生徒質問紙」による家庭状況などについての回答も含めた
個人情報であり、それが文部科学省と委託先の業者にデータとして全て握られてしまう人権問
題としても大きな問題があります。子供たちの学力を調査するには、全国学力テストでなけれ
ばできないというわけでもなく、このような重大な問題がある全国学力・学習状況調査には、
参加を取りやめるべきであり、本来廃止されるべきです。
 学校給食における調理業務の民間委託が引き続き実施されていますが、子供たちにおいしい
心のこもった給食を提供するという食育の観点からも、学校給食は自校方式を取り入れるべき
です。民間委託は業務を下請化して調理労働者の賃金を引き下げるだけです。
 (仮称)利南運動広場についての施策は、場当たり的で、土地改良でつくった非農用地を県
の言うままに数億円で買い上げた土地の有効活用ができないという、本来の問題を覆い隠し、
問題解決を先送りするだけです。抜本的な対策を真摯に考える必要があります。
 公共料金への消費税の転嫁については、消費税は逆進性が強く、低所得者ほど重い負担で、
経済への悪影響は避けられないものであり、公共料金への転嫁は直ちに中止すべきです。一般
会計はもちろん、簡易水道事業特別会計、下水道事業特別会計、農業集落排水事業特別会計、
水道事業会計の料金等に消費税が転嫁されていることが反対理由であります。
 国民健康保険特別会計については、高い国保税は、他市町村のように一般会計からの政策的
繰り入れを実施して引き下げるべきです。資格証明書の発行は直ちに取りやめ、国保保険証を
発行すべきです。
 後期高齢者医療特別会計については、高齢者いじめの差別医療や医療費値上げに異議を唱え
るとともに、後期高齢者医療制度は廃止し、無料化を復活させるなど、高齢者を支援する市独
自の施策を展開すべきです。
 介護保険特別会計については、高い保険料を政策的に引き下げるとともに、低所得者に対す
る保険料の減免制度を実施すべきです。
 以上の意見を申し上げましたが、横山新市政において、これらの問題が少しでも解決の方向
に向かうことを期待いたしまして、私の反対討論といたします。
◇議長(大竹政雄君) ほかに。18番。
〔18番 宇敷和也君登壇〕
◇18番(宇敷和也君) 私は、ただいま上程されました議案第55号 平成25年度沼田市
一般会計及び特別会計6件の歳入歳出決算の認定について及び議案第56号 平成25年度沼
田市水道事業剰余金の処分及び決算の認定について、委員長の報告に対して賛成の立場で討論
いたします。
 平成25年度は、政府の推進する多くの経済政策により、中央では経済回復の兆しがうかが
えるものの、依然中山間地域の地方都市では、まだまだ回復の兆しが見えない中での厳しい行
財政運営であったと思います。しかしながら、リーマンショック以来続いていた世界規模のデ
フレ、不況の波も、ここに来て少しずつ回復しつつあると感じております。こうした状況の中、
本市においては、行財政改革に積極的に取り組み、財政の危機的状況を乗り切り、活性化に向
けて少しずつではありますが動き出した年であったと思います。また、本市の財政運営におい
ても大きな影響を与えた、本年2月14から15日にかけて発生した、過去に経験のない豪雪
災害においては、市長を先頭に、職員、消防団、市民の方々、市内の関係業者を初め、多くの
ボランティアによる昼夜を問わない除雪作業により、最小の被害にとどめ、住環境の復旧に御
尽力されたことに対して、改めて深く敬意と感謝をあらわしたいと思います。
 平成25年度一般会計決算の状況は、歳入決算額221億5,821万6,886円で、前
年度比3.8%の増、歳出決算額214億9,375万2,446円で、前年度比3.2%の
増、歳入歳出差引額6億6,446万4,440円となり、これから翌年度へ繰り越した災害
支援事業、中学校耐震改修事業、(仮称)利南運動広場整備事業等の繰り越し一般財源額1億
6,073万5,000円を差し引いた実質収支額は5億373万円の黒字で、このうち4億
円は財政調整基金に繰り入れられました。
 特別会計6件を含む決算額の総額は、歳入が356億5,657万5,000円、歳出34
8億9,692万6,000円で、歳入歳出差引額7億5,964万9,000円となり、各
会計とも実質収支額において黒字で収束したことは、総体的には収支の確保、効率的な予算執
行がうかがえ、当局の努力の成果と評価するものであります。
 行財政運営に大きな影響を与える公債費負担比率、実質公債費比率の減少は、行財政改革の
成果として大いに評価をするところですが、経常収支比率の若干の上昇、また、歳入総体に占
める自主財源の構成比率は35.0%となり、前年度よりも1.1%の減少となっており、依
然として依存財源に頼る財政構造であることに変わりありません。今後、合併後10年を迎え、
地方交付税の削減などが見込まれておりますが、さらなる自主財源の確保に努められることを
望むものであります。
 また、各事業、施策につきましては、沼田市第五次総合計画後期の第2年次として、将来像
である「水と緑の大地 田園空間都市」の実現に向け、厳しい財政状況の中、当局の努力によ
り最小の経費で最大の効果を図るべく、「安全・安心」、「教育・文化」、「健康・福祉」、
「産業・交流」及び「エネルギー・環境」を5つの柱とし、着実な取り組みがされたものと評
価し認めるものであります。中でも、市内全域の既設防犯灯のLED化への取り組みや、学校
施設整備に伴う耐震化、老朽化対策の推進については、まずは市民、子供たちの安心・安全を
最優先する施策に取り組む姿勢がうかがえ、大いに評価するところであります。今後は、「健
康・福祉」、「産業・交流」など、目標とした施策についても一歩ずつ着実な進捗を望むもの
であります。
 今後、全国的に今までに経験したことのない人口減少社会を迎え、消滅可能性のある市町村
までも公表されております。本市におきましても例外ではなく、人口減少社会に対峙しなけれ
ばなりません。今後も厳しい財政運営が予想されますが、さらなる行政改革と財政健全化に向
けた努力と着実な施策の展開を期待しております。また、合併後10年を迎え、さらなる一体
化と、住んでよかったと思える沼田市となれるよう、市長と職員が一丸となって取り組むこと
を期待し、賛成討論といたします。
◇議長(大竹政雄君) ほかに。11番。
〔11番 星野 稔君登壇〕
◇11番(星野 稔君) 私は、ただいま上程されました議案第55号 平成25年度沼田市
一般会計及び特別会計6件の歳入歳出決算の認定について及び議案第56号 平成25年度沼
田市水道事業剰余金の処分及び決算の認定について、委員長報告に賛成の立場で討論をいたし
ます。
 平成25年度一般会計及び特別会計6件の決算総額は、歳入が、前年度比1.88%増の3
56億5,657万5,449円、歳出が、前年度比1.55%増の348億9,692万6,
042円、歳入歳出差引額7億5,964万9,407円の黒字で収束しました。また、水道
事業決算では、純利益が、前年度比22.0%減の5,158万135円となりました。老朽
化した本管の布設がえなど課題はありますが、経営状況はおおむね適切と認めるものでありま
す。ここ数年来懸案であった実質公債費比率も前年度に引き続き改善してきたことは、人件費
の抑制や事務事業の見直しが行われてきた成果として認めるものであります。
 次に、財政構造の弾力性を示す経常収支比率は97.7%で、前年度比0.1%の上昇とな
り、財政の硬直化が続いていることを示していますが、その要因は沼田市当局だけの責任では
なく、我が国を取り巻く社会、経済情勢に大きな要因があると思います。事務事業が増大する
中にあって行財政改革を進めていくことは容易ではないと思いますが、市民の期待に応えられ
るよう一層の創意工夫と最大限の努力を傾注されることを望むものであります。
 また、部課長を初めとする職員の皆さんは、現場の最前線で沼田市の現状と課題を把握して
おります。財政が厳しいからといって萎縮することなく、失敗を恐れず、時には市長に進言を
し、誇りの持てる沼田市建設の原動力となられるよう期待するものであります。
 施策面について1点申し上げます。行財政改革を推進して行政組織のスリム化をどのように
行っていくかを考えるときに、事務事業の民間委託、指定管理者の選定は大きな意味合いを持
ってくると思います。当該年度に行われた望郷の湯、しゃくなげの湯の指定管理者公募には無
理があったと思います。仮に民間企業が選定された場合、白沢、利根両振興公社の職員の雇用
はどうするのか、検討はされてこなかったと思います。また、公募に参加した企業、団体の失
望は大きいものがあり、今後の民間活力導入に水を差したと言えます。今後の改善、検討を望
むものであります。
 結びに、市長、職員一丸となって市民の負託に応える市政推進を望み、賛成討論といたしま
す。
◇議長(大竹政雄君) ほかに。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 討論を終結いたします。
 これより採決に入ります。
 まず、議案第55号 平成25年度沼田市一般会計及び特別会計6件の歳入歳出決算の認定
についてを採決いたします。
 本案に対する委員長の報告は認定すべきものであります。
 本案は、委員長の報告のとおり認定することに賛成の諸君の起立を求めます。
( 賛 成 者 起 立 )
◇議長(大竹政雄君) 起立多数であります。よって、本案は委員長の報告のとおり認定する
ことに決しました。
 次に、議案第56号 平成25年度沼田市水道事業剰余金の処分及び決算の認定についてを
採決いたします。
 本案に対する委員長の報告は原案可決及び認定すべきものであります。
 本案は、委員長の報告のとおり原案可決及び認定することに賛成の諸君の起立を求めます。
( 賛 成 者 起 立 )
◇議長(大竹政雄君) 起立多数であります。よって、本案は委員長の報告のとおり原案可決
及び認定することに決しました。
    ──────────────◇──────────────
    第4 議案第65号 沼田市教育委員会の委員任命の同意について
◇議長(大竹政雄君) 日程第7、議案第65号 沼田市教育委員会の委員任命の同意につい
てを議題といたします。
 議案の朗読を省略し、直ちに市長から提案理由の説明を求めます。市長。
〔市長 横山公一君登壇〕
◇市長(横山公一君) ただいま上程になりました議案第65号 沼田市教育委員会の委員任
命の同意について御説明申し上げます。
 教育委員会の委員であります大竹秀子さんの任期が平成26年9月30日をもって満了とな
りますので、後任の委員について慎重に選考した結果、保坂充勇さんを適任と認め任命いたし
たく、提案申し上げる次第であります。
 保坂充勇さんの経歴概要につきましては、議案参考資料として配付の経歴概要書のとおりで
ありますので、よろしく御審議の上、御同意賜りますようお願い申し上げます。
◇議長(大竹政雄君) 説明が終わりました。
 これより質疑に入ります。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 質疑を終結いたします。
 お諮りいたします。
 ただいま議題となっております議案第65号については、会議規則第36条第3項の規定に
より委員会の付託を省略したいと思います。
 これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 御異議なしと認めます。よって、議案第65号については、委員会の
付託を省略することに決しました。
 これより討論に入ります。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 討論を終結いたします。
 これより議案第65号 沼田市教育委員会の委員任命の同意についてを採決いたします。
 本案は同意することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 御異議なしと認めます。よって、本案は同意することに決しました。
    ──────────────◇──────────────
    第5 議案第66号 沼田市公平委員会の委員選任の同意について
◇議長(大竹政雄君) 日程第8、議案第66号 沼田市公平委員会の委員選任の同意につい
てを議題といたします。
 議案の朗読を省略し、直ちに市長から提案理由の説明を求めます。市長。
〔市長 横山公一君登壇〕
◇市長(横山公一君) ただいま上程になりました議案第66号 沼田市公平委員会の委員選
任の同意について御説明申し上げます。
 公平委員会の委員であります織田澤 淳さんの任期が平成26年9月30日をもって満了と
なりますので、後任の委員について慎重に選考した結果、萩原和男さんを適任と認め、選任い
たしたく提案申し上げる次第であります。
 萩原和男さんの経歴概要につきましては、議案参考資料として配付の経歴概要書のとおりで
ありますので、よろしく御審議の上、御同意賜りますようお願い申し上げます。
◇議長(大竹政雄君) 説明が終わりました。
 これより質疑に入ります。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 質疑を終結いたします。
 お諮りいたします。
 ただいま議題となっております議案第66号については、会議規則第36条第3項の規定に
より委員会の付託を省略したいと思います。
 これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 御異議なしと認めます。よって、議案第66号については、委員会の
付託を省略することに決しました。
 これより討論に入ります。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 討論を終結いたします。
 これより議案第66号 沼田市公平委員会の委員選任の同意についてを採決いたします。
 本案は同意することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 御異議なしと認めます。よって、本案は同意することに決しました。
    ──────────────◇──────────────
    第6 議案第67号 沼田市固定資産評価員選任の同意について
◇議長(大竹政雄君) 日程第9、議案第67号 沼田市固定資産評価員選任の同意について
を議題といたします。
 議案の朗読を省略し、直ちに市長から提案理由の説明を求めます。市長。
〔市長 横山公一君登壇〕
◇市長(横山公一君) ただいま上程になりました議案第67号 沼田市固定資産評価員選任
の同意について御説明申し上げます。
 固定資産評価員は、市長の指揮を受けて固定資産を適正に評価し、市長の行う評価の決定を
補助するために設置されておりまして、選任に当たっては、従来から税務課長を充ててきたと
ころであります。 去る7月1日の人事異動に伴い、前税務課長諸田 裕から辞職したい旨の
願いが提出されましたので、これを承認し、新たに後任の税務課長木村健一を選任いたしたく
提案申し上げる次第であります。
 よろしく御審議の上、御同意賜りますようお願い申し上げます。
◇議長(大竹政雄君) 説明が終わりました。
 これより質疑に入ります。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 質疑を終結いたします。
 お諮りいたします。
 ただいま議題となっております議案第67号については、会議規則第36条第3項の規定に
より委員会の付託を省略したいと思います。
 これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 御異議なしと認めます。よって、議案第67号については、委員会の
付託を省略することに決しました。
 これより討論に入ります。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 討論を終結いたします。
 これより議案第67号 沼田市固定資産評価員選任の同意についてを採決いたします。
 本案は原案のとおり同意することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 御異議なしと認めます。よって、本案は同意することに決しました。
    ──────────────◇──────────────
    第7 諮問第2号 人権擁護委員の推薦について
◇議長(大竹政雄君) 日程第10、諮問第2号 人権擁護委員の推薦についてを議題といた
します。
 諮問書の朗読を省略し、直ちに市長から提案理由の説明を求めます。市長。
〔市長 横山公一君登壇〕
◇市長(横山公一君) ただいま上程になりました諮問第2号 人権擁護委員の推薦について
御説明申し上げます。
 現在、本市の人権擁護委員につきましては、11名の方々が法務大臣の委嘱を受け、御活躍
いただいております。そのうち、山田完治さん、大竹令子さん、山口和代さんの3名の方が平
成26年12月31日をもって任期満了となることから、前橋地方法務局長より後任候補者の
推薦依頼があったものであります。
 候補者のうち、山口和代さんにつきましては、1期3年間にわたり人権擁護委員として御活
躍いただいておりますので、引き続きお願いするとともに、新たに、社会的信望の厚い中嶋歩
積さん、金田今朝弘さんの推薦について提案申し上げる次第であります。
 3名の方の経歴につきましては、諮問参考資料として配付の経歴概要書のとおりであります
ので、よろしく御審議の上、御意見を賜りますようお願い申し上げます。 
◇議長(大竹政雄君) 説明が終わりました。
 これより質疑に入ります。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 質疑を終結いたします。
 お諮りいたします。
 ただいま議題となっております諮問第2号については、会議規則第36条第3項の規定によ
り委員会の付託を省略したいと思います。
 これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 御異議なしと認めます。よって、諮問第2号については、委員会の付
託を省略することに決しました。
 これより討論に入ります。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 討論を終結いたします。
 これより諮問第2号 人権擁護委員の推薦についてを採決いたします。
 本件は諮問のとおり推薦することに異議ない旨回答することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 御異議なしと認めます。よって、本件は異議ない旨回答することに決
しました。
    ──────────────◇──────────────
    第8 議案第68号 平成26年度沼田市一般会計補正予算(第5号)
◇議長(大竹政雄君) 日程第11、議案第68号 平成26年度沼田市一般会計補正予算(
第5号)を議題といたします。
 議案の朗読を省略し、直ちに市長から提案理由の説明を求めます。市長。
〔市長 横山公一君登壇〕
◇市長(横山公一君) ただいま上程になりました議案第68号 平成26年度沼田市一般会
計補正予算(第5号)につきまして御説明申し上げます。
 本補正予算は、中心市街地土地区画整理事業の円滑かつ速やかな進捗を図るため、事業区域
内の土地及び建物の取得に係る経費に限定し、既決の歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ
7,000万円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ223億2,594万3,
000円とするものであります。
 本補正予算について、歳出予算から御説明申し上げます。
 第8款 土木費は、7,000万円の追加でありますが、都市計画費では、都市整備費で、
中心市街地街なか再生関連事業として中心市街地土地区画整理事業区域内の8街区に存する土
地及び建物の取得に係る土地建物購入費の計上であります。
 次に、歳入予算について御説明申し上げます。
 第18款 繰入金は、7,000万円の追加でありますが、財政調整基金繰入金の追加であ
ります。
 以上、その概要を御説明申し上げましたが、細部につきましては、御質疑に応じ、所管の部
長に説明いたさせますので、よろしく御審議の上、原案のとおり御決定くださいますようお願
い申し上げます。
◇議長(大竹政雄君) 説明が終わりました。
 これより質疑に入ります。
 なお、質疑は歳出、歳入の順に願います。
 まず、歳出より願います。9番。
◇9番(井之川博幸君) ただいま市長から説明がありましたけれども、もう少し詳細につい
てお伺いしたいと思います。
 まず、今回の対象になっている土地、建物は、下之町の笹屋ホテルかどうか確認させていた
だきたいと思います。そうであるならば、この土地、建物の固定資産税の滞納はあるのかどう
か確認をさせていただきたいと思います。
 それから、今回この土地、建物、公有財産購入費として100%一般財源になっております
けれども、ここは中心市街地土地区画整理事業の地域でありまして、今回、中心市街地街なか
再生関連推進事業として行うということで、なぜこういう事業なのに国交省の支援が受けられ
ないのか、また、この件で国や県の関係する機関に連絡はとっているのかどうか伺いたいと思
います。
 次に、今回対象になっているのが笹屋ホテルであれば、土地区画整理事業区内にありまして、
区画整理事業の対象になっているにもかかわらず事業が実施されていないという状況だと思い
ます。なぜ事業実施ができなかったのかということと、また、今後競売されるのではないかと
いうようなお話も聞いておりますが、市が取得しなくても、競売で取得したものがこの土地区
画整理事業に協力すればこの土地についての問題は解決するのでないかと思うわけですけれど
も、なぜ今回買うということになったのかお伺いしたいと思います。
 次に、お話をいろいろ聞いておりますが、今後展開されるグリーンベル21本体に対する一
連の対応の第一歩なのかということをお伺いしたいと思います。もしそうだとすれば、今後多
額の血税が導入されると考えられるので、下之町再開発事業が失敗に至った総括をきちんとす
る必要があり、その上で前に進まなければならないことを市民に説明していくべきではないか
と考えますが、その点についてのお考えをお聞かせ願いたいと思います。
 以上です。
    ─────────────────────────────
◇議長(大竹政雄君) 休憩いたします。
午前10時58分休憩
    ─────────────────────────────
午前11時05分再開
◇議長(大竹政雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
    ─────────────────────────────
◇都市建設部長(萩原誠一君) お答え申し上げます。
 土地、建物の対象についてということですが、笹屋ホテルの物件でございます。また、固定
資産税の滞納はあるかということでございますけれども、個別案件ということでありますので、
答弁は控えさせていただきます。また、一般財源等の投入、土地区画整理事業でできなかった
かというような話でございますけれども、土地区画整理事業につきましては、補償で移転する
という手法で土地区画整理事業は行われております。今回のものにつきましては、笹屋ホテル
のあった建物、土地を取得するという形のものでありますので、今回一般財源を取り入れさせ
ていただきました。
 また、競売について、市が競売後の地権者から買ったらいいかというような話でございます
けれども、権利関係等、現在複雑な状況の中でそれを整理しながら進めさせていただいており
ます。これを整理されている、現在事前の交渉をさせていただいておりますけれども、解決で
きる見込みが立って、その後の土地区画整理事業が円滑に進められるということもございます
ので、今回取得に向けて進めさせていただいているところでございます。
 また、グリーンベル21本体との関係でございますけれども、経済部と連携をしながら進め
ておりますけれども、本件は競売手続が進められておりまして、競売の入札期間の公告まで時
間的余裕がないことから本件を先行して進めさせていただいて、今回予算を上程させていただ
いたという経過でございます。
 国、県等の関係につきましては、国の補助金をもらって土地区画整理事業を行っております
ので、手法については県等と相談させていただいております。
 市民説明につきましては、今回競売が始まったものというのは裁判所から競売開始の決定の
ものが示されたわけですけれども、取得に向けて市の姿勢ということにつきましては、予算を
いただかないとその後の手続に進めないということでございますので、今後この予算をいただ
いて、議決いただいた後、取得することにつきましては区画整理の関係者等につきましてお話
を進めながら今後対応していきたいと思っております。
 以上です。
◇9番(井之川博幸君) 御答弁いただきましたので、再質疑をさせていただきます。
 笹屋ホテルということで、個別案件と言うんですけれども、議案として議会に、買収をする
ということですよね、取得するということですから。それが出てきている中で、その土地と建
物の状況が、固定資産税が滞納されているのかされていないのかとか、そういう買う建物と土
地の状況を秘密にして買おうなんてとんでもないことだと思うのですよね。今までの市政と全
然変わらないですよね。そこを買うのがいいのか悪いのかという今審議をしているわけですか
ら、その土地と建物に固定資産税が滞納されているのかどうか、そういう状況の土地や建物な
のかと聞いているんですからちゃんと答えてください。
 それから、県とは連絡をとっているということなんですけれども、要するに中心市街地街な
か再生関連推進事業として取得するわけですよね。これは国交省の支援策は受けられないんで
すかということです。一般財源以外にそういう国交省の支援を受ける補助金を使えないのかと
いうことを聞いているわけなんですけれども、県と相談しているということなんですが、その
理由なんです。もし急いでという理由であれば、土地を取得する場合に、開発の場合に、一般
的には沼田市は沼田市土地開発公社で事前に買っておくという対応をしてきました。そういう
対応ができないのかどうか、その辺をお伺いしたいと思います。
 それから、さっき市が取得をしたメリットというので土地区画整理事業を円滑に進められる、
これはわかるんです、わかります。そうなると思います。でも取得をしなくても、要するに市
が絡まなくても競売にされるということになれば競売で買ったところが土地区画整理事業、法
律的にやっているわけですから、そこが協力してくれれば全然問題がなく土地区画整理事業が、
あそこは8街区ですか、進むと思えるんですけれども、そういうことではないんでしょうか。
何かわけがあるのかどうか、その辺をお伺いしたいと思います。
 それはさっき聞きましたけれども、御答弁がなかったんですけれども、なぜ笹屋ホテルが区
画整理事業の対象になっているのに協力してくれなかったのか、ここのところと関連するので
はないかと思うので、その辺をもう少し詳しく教えてもらいたいと思います。
 それから、先ほどのお話の中で、これから競売があるということで、急いで今回これを買っ
て、この予算を認めてもらえれば今後前に進んでいきたいということで、やはりグリーンベル
21の関係も今後この一連の流れとして取り組んでいくお考えがあるわけですよね。ですから、
そういう考えがあるとすれば、グリーンベル21というのは民間の再開発です。組合をつくっ
て、下之町地区市街地再開発組合が100億ぐらいの大きなお金を使ってやった大事業です。
公共の補助金も約19億円出ているわけですよね。血税が投入されているわけです。ですから、
市民とすればなぜあんな状態になったところをまた市が助けるようなことをするんだと、こう
いう意見が出てくるわけです。それに対してきちんと、再開発のところがうまくいかなかった
というようなきちんとした総括をして、市がそこを再活用計画をしていくような方向で考えて
いるということであれば、市民にしっかりと説明しなければやはり納得しないと思うので、も
う一度その辺についてお考えをお聞かせ願いたいと思います。
 それから、今後また、これが始まって、笹屋ホテルのところを買って、再開発のところまで、
例えばグリーンベルの7階、結婚式場とかああいうところ、それからグリーンベル本体、そう
いうところを取得してきちんと下之町の場所を再活用していこうということになれば、国や県
の支援策に対応させて市の財政的負担をできるだけ軽減する必要があるのではないかと思いま
すので、そういう点についてはどのように考えているのかお伺いしたいと思います。
 以上です。
◇都市建設部長(萩原誠一君) お答え申し上げます。
 まず1点、固定資産税の関係ですけれども、大変申しわけないんですけれども、個別の案件
という形でしかお答えできなくて大変申しわけないんですけれども、そのような形でお答え申
し上げます。
 また、関連事業ということで取得するんだけれども、国、県の補助は受けられなかったとい
うことでございますけれども、現在の競売のスケジュールが、4月に競売の開始決定がなされ
まして、11月には競売の公告がされるというスケジュールの予定になっております。この期
間の中で事務手続上のものを含めまして、早期に行わなければならないということもございま
したので、その辺は御理解いただきたいと思います。
 また、もう1点、その土地に対することに関して競売で落札した人からということもござい
ますけれども、あくまでも競売は競争でございます。現在債権者が複数いらっしゃいまして、
いろいろ整理回収機構とかいろいろな方々がいらっしゃいまして、その方々と代理人の弁護士
を立てて事前の交渉をさせていただいた中の合意ということでございまして、この価格につき
ましてはおおむねこの価格で進めさせていただくということでございますけれども、あそこに
一団の380坪の土地が取得できるということは、今後のまちづくりに対しても大いなる効果
が期待できるものでございますし、また、終わらなかったということで買収した笹屋ホテルの
土地でございますけれども、8街区で唯一未執行の土地でございまして、この土地が終わりま
すと8街区、グリーンベルの反対側も含めまして全て完了する、町並みがそろうという形にな
ります。戻って大変恐縮ですけれども、競売で落札された方に協力してもらえばいいじゃない
かということでございますけれども、競売のものにつきましては、先ほど、この価格で取得で
きるかということは約束できない価格でございまして、また多くの債権者との相談、一連の交
渉もございまして、例えば根抵当権の極度額が数十億になっております。この辺の整理をさせ
ていただいて現在の状況になったということでございます。また、グリーンベルの関係でござ
いますけれども、連携をとりながら進めておりますので、今回上程させていただいたことにつ
きましては、時間的余裕がないこと、今後権利関係が今ですと整理ができるというような状況
もございますので、御理解をいただきたいと思います。
 以上です。
◇9番(井之川博幸君) それでは、3回目の質疑をさせていただきます。
 個別案件だから固定資産税の滞納については答えられないということなんですけれども、一
般論で聞きますけれども、もし滞納がある土地、建物を市が取得した場合、お金を払って取得
するわけですね。固定資産税の滞納というのは市がきちんと回収できるのかどうか、今回のよ
うな場合、一般論でいいですけれども。回収できるのかどうかお伺いをしたいと思います。
 それから、いろいろお伺いはしましたけれども、市が多額の財政を投入して動き始めるとい
うことは市民にとっては非常に関心のあることで、また、市民に対する説明責任を果たしてい
くことが何といっても一番大事ではないかと思います。今回前に進んだということ自体は私も
評価しているわけでありまして、市長を先頭にできるだけ早くそういう説明責任を果たしてい
ただく必要があると思いますので、最後にその点をお伺いしまして質疑を終わりたいと思いま
す。
◇都市建設部長(萩原誠一君) 税金の滞納の件でございます。個別案件ということで、一般
論としてでということでございますけれども、一般論として、仮に競売で進んだ場合に、その
競売が滞納の差し押さえの部分まで、競売であった場合回ってくるかということになりますと、
回ってこないというふうに聞いておるのが一般論でございますので、その辺も御理解いただき
たいと思います。
 また、市民に対する説明責任ということでございますけれども、この件につきましては、ま
ず関係します土地区画整理区域内の関係住民の方、地権者の方につきましては、活性化の会も
含めまして、議決いただいた後、その後の手続等につきまして、手法につきまして説明させて
いただきながら、今後事業が円滑に進むような形でより一層スピードアップに努めていきたい
と思っています。
 以上です。
◇議長(大竹政雄君) ほかに。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 次に、歳入について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 質疑を終結いたします。
 お諮りいたします。
 ただいま議題となっております議案第68号については、会議規則第36条第3項の規定に
より委員会の付託を省略したいと思います。
 これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 御異議なしと認めます。よって、議案第68号については、委員会の
付託を省略することに決しました。
 これより討論に入ります。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 討論を終結いたします。
 これより議案第68号 平成26年度沼田市一般会計補正予算(第5号)を採決いたします。
 本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
    ──────────────◇──────────────
    第9 議案第69号 労働者保護ルール緩和の再考を求める意見書案について
◇議長(大竹政雄君) 日程第12、議案第69号 労働者保護ルール緩和の再考を求める意
見書案についてを議題といたします。
 議案の朗読を省略し、直ちに提出者から提案理由の説明を求めます。坂庭直治議員。
〔6番 坂庭直治君登壇〕
◇6番(坂庭直治君) 意見書案の朗読をもって、提案理由の説明にかえさせていただきます。

    労働者保護ルール緩和の再考を求める意見書(案)

 わが国は、働く者のうち約9割が雇用関係の下で働く「雇用社会」です。この「雇用社会日
本」の圧倒的多数を占める雇用労働者が、安定的な雇用と公正な処遇の下で安心して働くこと
ができる環境を整備することが、デフレからの脱却、ひいては日本経済・社会の持続的な成長
のために必要と考えます。
 いま、政府内に設置された一部の会議体では、「成長戦略」の名の下に、「解雇の金銭解決
制度」や「ホワイトカラー・イグゼンプション」の導入、解雇しやすい正社員を増やす懸念の
ある「限定正社員」の普及、労働者保護の後退を招くおそれのある労働者派遣法の見直しなど
といった、労働者を保護するルールの後退が懸念される議論がなされています。
 働く者の犠牲の上に成長戦略を描くことは決して許されることではなく、むしろ政府が掲げ
る「経済の好循環」とは全く逆の動きであると言えます。また、政府内の一部の会議体の議論
は、労働者保護ルールそのものに留まらず、労働政策に係る基本方針の策定のあり方にも及ん
でおり、労使の利害調整の枠を超えた仕組みを創設することも提言されています。
 雇用・労働政策は、ILOの三者構成原則に基づき労働政策審議会において議論すべきであ
り、こうした提言は、国際標準から逸脱したものと言わざるを得ません。
 よって、国においては、下記事項について再考されるよう強く要望いたします。

    記

 1.不当な解雇として裁判で勝訴しても企業が金銭さえ払えば職場復帰の道が閉ざされてし
   まう「解雇の金銭解決」制度、解雇しやすい正社員を増やす懸念のある「限定正社員」制度
   の普及、長時間労働を誘発するおそれのある「ホワイトカラー・イグゼンプション」の導入など
   は、行うべきでないこと。

 2.低賃金や低処遇のままの派遣労働の拡大につながりかねない法改正ではなく、派遣労働
   者のより安定した直接雇用への誘導と処遇改善に向けた法改正を行うべきこと。

 3.雇用・労働政策に係る議論はILOの三者構成主義に則って、労働者代表委員、使用者
   代表委員、公益委員で構成される労働政策審議会で行われるべきであること。

 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出します。

   平成26年9月  日

  衆議院議長
  参議院議長
  内閣総理大臣
  厚生労働大臣  様
  経済再生担当大臣
  内閣府特命担当大臣
  (規制改革)

                        沼田市議会議長 大 竹 政 雄

 以上であります。
◇議長(大竹政雄君) 説明が終わりました。
 これより質疑に入ります。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 質疑を終結いたします。
 ただいま議題となっております議案第69号については、会議規則第36条第2項の規定に
より委員会の付託を省略いたします。
 これより討論に入ります。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 討論を終結いたします。
 これより議案第69号 労働者保護ルール緩和の再考を求める意見書案についてを採決いた
します。
 本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
    ──────────────◇──────────────
    第10 議案第70号 集団的自衛権の行使容認しないことを求める意見書案に
               ついて
◇議長(大竹政雄君) 日程第13、議案第70号 集団的自衛権の行使容認しないことを求
める意見書案についてを議題といたします。
 議案の朗読を省略し、直ちに提出者から提案理由の説明を求めます。片野彦一議員。
〔14番 片野彦一君登壇〕
◇14番(片野彦一君) 意見書案の朗読をもって、提案理由の説明にかえさせていただきま
す。

    集団的自衛権の行使容認しないことを求める意見書(案)

 集団的自衛権とは「自国と密接な関係にある外国に対する武力攻撃を、自国が直接攻撃され
ていないにもかかわらず、実力を持って阻止する権利」とされている。
 憲法の解釈を大きく変えて、日本への武力攻撃がなくても海外へ自衛隊を派兵する「集団的
自衛権」の行使を容認する閣議決定は、憲法の中心の柱である平和主義を根本から覆す解釈改
憲であり、集団的自衛権の行使を禁じてきた積み重ねを大本から掘り崩すものである。
 そもそも、憲法を尊重擁護する義務を負い、憲法に拘束されるはずの政府が、国民への十分
な説明責任、意思を問うこともなく解釈という手法により、実質的に憲法を改変することは、
近代国家における立憲主義に反するものと言わねばならない。
 集団的自衛権を有していることは主権国家である以上当然であるが、日本国憲法のもとで許
容されている自衛権の行使は、我が国を防衛するため必要最小限度の直接的自衛権の範囲とし、
そのことは国内外に広く認識されている。
 今、政府に求められていることは、対話により近隣諸国との緊張緩和を率先して進めること
であり、集団的自衛権をめぐる憲法解釈に関しては、国民的議論なしに政府による憲法解釈の
変更がなされることがないよう強く要望する。
 よって、本市議会は国において、下記の事項を講ずるよう強く求めるものである。

    記

 1.国及び政府においては、集団的自衛権の行使容認しないこと。

 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。

  平成26年9月  日

 衆議院議長
 参議院議長  様
 内閣総理大臣

                       沼田市議会議長  大 竹 政 雄

 以上であります。
◇議長(大竹政雄君) 説明が終わりました。
 これより質疑に入ります。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 質疑を終結いたします。
 ただいま議題となっております議案第70号については、会議規則第36条第2項の規定に
より委員会の付託を省略いたします。
 これより討論に入ります。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 討論を終結いたします。
 これより議案第70号 集団的自衛権の行使容認しないことを求める意見書案についてを採
決いたします。
 本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
    ──────────────◇──────────────
    第11 特別委員会の設置について
◇議長(大竹政雄君) 日程第14、特別委員会の設置についてを議題といたします。
 お諮りいたします。
 議会改革に関する調査・研究を行うため、議会改革特別委員会を設置し、議会基本条例及び
議会改革に関する事項について、これに付託の上、今期議員任期中の継続調査に付することに
したいと思います。
 これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 御異議なしと認めます。
 よって、議会改革特別委員会を設置するとともに、付託事件について、今期議員任期中の継
続調査に付することに決しました。
 続いて、お諮りいたします。
 議会改革特別委員会の委員の定数は10人とし、委員の選任については、委員会条例第8条
第1項の規定により、議長において指名したいと思います。
 これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 御異議なしと認めます。
 よって、議会改革特別委員会の委員の定数は10人とし、委員の選任については、議長にお
いて指名することに決しました。
 議会改革特別委員会委員に、大島崇行議員、石川初雄議員、野村洋一議員、坂庭直治議員、
高柳勝巳議員、井之川博幸議員、星野 稔議員、片野彦一議員、宇敷和也議員、星野佐善太議
員を指名いたします。
 委員会条例第10条第1項の規定により、直ちに議会改革特別委員会を議会会議室に招集い
たしますから、委員長及び副委員長を互選の上、議長まで報告願います。
    ─────────────────────────────
◇議長(大竹政雄君) 休憩いたします。
午前11時34分休憩
    ─────────────────────────────
午前11時39分再開
◇議長(大竹政雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
    ─────────────────────────────
◇議長(大竹政雄君) 議会改革特別委員会における委員長及び副委員長の互選の結果が議長
のもとに届きましたので報告いたします。
 議会改革特別委員会委員長に星野佐善太議員、同副委員長に大島崇行議員。
 以上のとおりであります。
    ──────────────◇──────────────
    第12 閉会中の継続調査申出について
◇議長(大竹政雄君) 日程第15、閉会中の継続調査申出についてを議題といたします。
 総務文教常任委員長、民生福祉常任委員長、経済建設常任委員長及び議会運営委員長から、
会議規則第104条の規定によりお手元に配付いたしました申出書のとおり、閉会中の継続調
査の申し出がありました。
 それぞれの委員長からの申し出のとおり、閉会中の継続調査に付することに、御異議ありま
せんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 御異議なしと認めます。よって、それぞれの委員長からの申し出のと
おり、閉会中の継続調査に付することに決しました。
    ──────────────◇──────────────
    第13 字句等の整理委任について
◇議長(大竹政雄君) 日程第16、字句等の整理委任についてを議題といたします。
 お諮りいたします。
 今期定例会で議決された事件について、その字句等の整理を要するものにつきましては、会
議規則第42条の規定により、その整理を議長に委任されたいと思います。
 これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(大竹政雄君) 御異議なしと認めます。よって、そのとおり決しました。
 以上で今期定例会に付議された事件は全て議了いたしました。
    ──────────────◇──────────────
    第14 市長閉会挨拶
◇議長(大竹政雄君) この機会に、市長より発言の通告がありましたので許可いたします。
市長。
〔市長 横山公一君登壇〕
◇市長(横山公一君) お許しをいただきましたので、一言御礼の御挨拶を申し上げます。
 今期定例会は、去る9月3日から本日までの22日間の長きにわたり開催され、議員各位に
は熱心な、また、慎重な御審議を賜り、御提案申し上げました全ての案件につきまして、原案
のとおり可決、承認及び御同意をいただき、まことにありがとうございました。また、教育委
員の任命及び公平委員の選任並びに人権擁護委員の推薦につきましても御配慮賜り、まことに
ありがとうございました。重ねて衷心より感謝と御礼を申し上げる次第であります。
 とりわけ、平成25年度沼田市一般会計及び特別会計6件の歳入歳出決算並びに平成25年
度沼田市水道事業決算につきましては、決算審査特別委員会を設置され、綿密なる御審査をい
ただきましたが、この間における小野委員長、島田副委員長の御労苦並びに委員各位の熱心な
御審査に対しまして、深甚なる敬意と感謝を表する次第であります。
 また、一般質問におきましては、11名の方々から現下の諸問題について示唆に富んだ御質
問を賜り、それぞれ答弁を申し上げさせていただいたところでありますが、研究・検討課題と
させていただきました事項につきましては、今後、十分に留意をしてまいりたいと存じます。
 さて、昨年度は、第二次安倍政権による我が国経済再生に向けた大胆な金融政策、機動的な
財政政策、民間投資を喚起する成長戦略の三本の矢による経済政策により、緩やかではありま
すが、景気回復の兆しが見えてきた中において消費税率の引き上げを行うなど、大きな経済状
況の変化がありました。
 この9月、日銀は金融政策決定会合において、景気判断を「消費税率引き上げに伴う駆け込
み需要の反動が見られているが、基調的には緩やかな回復を続けている」との判断を据え置い
たところであります。
 しかしながら、都市部における経済状況とは別に、中小企業や地方経済への影響はいまだ限
定的であり、その効果を実感するに至らない状況下にあります。
 そうした中、国においては、今般行われた内閣改造により、地方創生担当大臣が設置され、
内閣総理大臣を本部長とする「まち・ひと・しごと創生本部」が立ち上げられました。今後、
アベノミクスの効果を地方に波及させるとともに、人口急減、超高齢化という大きな課題に対
し、魅力あふれる地方の創生に向けた諸施策に政府が一体となって取り組もうとしております。
 市といたしましても、この機を捉え、この地域の特徴を生かした魅力あふれる沼田市づくり
にしっかりと取り組んでいかなければならないと考えております。
 議員各位のなお一層の御指導、御鞭撻を賜りますようお願い申し上げまして、本定例会の閉
会に当たっての御礼の御挨拶とさせていただきます。
 まことにありがとうございました。
    ──────────────◇──────────────
    第15 閉  会
◇議長(大竹政雄君) 以上をもちまして、平成26年第3回沼田市議会定例会を閉会いたし
ます。
 議員各位並びに執行部各位には、大変御苦労さまでございました。
    午前11時45分閉会


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