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平成28年第1回沼田市議会定例会会議録 議事日程第4号
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平成28年3月9日(水曜日)

議事日程 第4号
平成28年 3月 9日(水曜日)午前10時開議
第 1 一般質問
第 2 議案第14号 沼田市議会議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正
する条例について
第 3 議案第15号 沼田市特別職の職員で常勤のものの給与に関する条例等の一部を改正
する条例について
第 4 議案第16号 沼田市職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例について
第 5 議案第17号 沼田市簡易水道事業給水条例の一部を改正する条例について
第 6 議案第18号 平成27年度沼田市一般会計補正予算(第7号)
第 7 議案第19号 平成27年度沼田市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)
第 8 議案第20号 平成27年度沼田市後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号)
第 9 議案第21号 平成27年度沼田市介護保険特別会計補正予算(第4号)
第10 議案第22号 平成27年度沼田市簡易水道事業特別会計補正予算(第4号)
第11 議案第23号 平成27年度沼田市下水道事業特別会計補正予算(第3号)
第12 議案第24号 平成27年度沼田市農業集落排水事業特別会計補正予算(第3号)
第13 議案第25号 平成27年度沼田市水道事業会計補正予算(第3号)
─────────────────────────────
本日の会議に付した事件
第 1 一般質問
第 2 議案第14号 沼田市議会議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正
           する条例について
    議案第15号 沼田市特別職の職員で常勤のものの給与に関する条例等の一部を改正
           する条例について
    議案第16号 沼田市職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例について
    議案第17号 沼田市簡易水道事業給水条例の一部を改正する条例について
    議案第18号 平成27年度沼田市一般会計補正予算(第7号)
    議案第19号 平成27年度沼田市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)
    議案第20号 平成27年度沼田市後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号)
    議案第21号 平成27年度沼田市介護保険特別会計補正予算(第4号)
    議案第22号 平成27年度沼田市簡易水道事業特別会計補正予算(第4号)
    議案第23号 平成27年度沼田市下水道事業特別会計補正予算(第3号)
    議案第24号 平成27年度沼田市農業集落排水事業特別会計補正予算(第3号)
    議案第25号 平成27年度沼田市水道事業会計補正予算(第3号)
               以上12件一括上程
第 3 散  会
─────────────────────────────
出席議員(20人)
       1番  林  清史君      2番  永井 敏博君
       3番  桑原 敏彦君      4番  茂木 清七君
       5番  中村 浩二君      6番  坂庭 直治君
       7番  星野 妙子君      8番  金子 浩隆君
       9番  井上  弘君     10番  高柳 勝巳君
      11番  山 ?也君     12番  野村 洋一君
      13番  久保 健二君     14番  小野 要二君
      15番  大東 宣之君     16番  井之川博幸君
      17番  大島 崇行君     18番  大竹 政雄君
      19番  星野  稔君     20番  星野佐善太君
欠席議員(なし)
─────────────────────────────
説明のため出席した者
   市  長       横山 公一君   総務部長       田村 博史君
   市民部長       諸田  裕君   健康福祉部長     下  宏一君
   経済部長       栃原 豊彦君   都市建設部長     内山 日朗君
   総務課長       小林 信博君   会計管理者兼会計局長 片野  肇君
   教 育 長       宇敷 重信君   教育部長       小池 龍実君
   庶務課長       狩野 裕子君   監査委員事務局長   松井 玲子君
─────────────────────────────
議会事務局出席者
   事務局長       茂木 進一    次長兼庶務係長    松井 克人
   議事係長       今井 利次    副 主 幹       安原 和宏
──────────────◇──────────────
    午前10時開議
◇議長(星野 稔君) これより本日の会議を開きます。
──────────────◇──────────────
    第1 一般質問
◇議長(星野 稔君) 日程第1、一般質問を行います。
 昨日に引き続き、順次質問を許可いたします。
 最初に、井之川博幸議員。16番。
〔16番 井之川博幸君登壇〕
◇16番(井之川博幸君) おはようございます。
 一般質問もいよいよ3日目で最後となりました。きょうは、3人が行いますけれども、3人
の年齢を足すと200歳を超えるということで、本当に高齢化社会をあらわすような1日であ
りますけれども、最後まで御協力のほどをよろしくお願いをしたいと思います。
 それでは、通告に従いまして一般質問を行います。
 今回私が質問する理由については、戦後長きにわたって続いております利潤第一主義による
政治によって弱肉強食の社会がつくられ、アメリカと大企業の意向に沿った日本が構築されて
きました。その結果、格差は大きく広がり、多くの若者が夢を失い、自殺をする人も後を絶ち
ません。地方は疲弊し、人口が急速に減少する社会になってしまいました。
 安倍政権は、アベノミクスで企業が一番活躍できる日本をつくるなどと、それを一層推進し
ています。東日本大震災の復興も道半ばなのに東京オリンピックを誘致し、東京とその周辺に
莫大な経済効果を集中させ、東電福島第一原発事故の処理もまだ緒についたばかりで、ふるさ
とに帰れない人々が10万人もいるのに、利潤第一で原発の再稼働を次々に決めています。
 この道は、地方を消滅可能自治体に転落させ、大都市と大企業だけが生き残る道です。私た
ちは、この安倍政権の悪政から沼田市民と地域社会を守るために、利潤第一主義ではなく、住
民の命と暮らしを守ることを第一としなければならないと思います。
 そこで、安心して結婚し、子育てできる沼田市を目指してと題して、大きく3つの問題につ
いて質問したいと思います。
 まず第1に、新婚及び子育て世代への住宅支援策についてお伺いいたします
 厚生労働省等の調査によれば1980年には結婚しても親との同居が52.5%と半分を超
えていましたが、2004年では23.3%と、結婚を機会に親と別居して新居を構えたいと
いう夫婦が大幅にふえております。また、子共が小学校へ上がる機会に定住したいということ
もあると聞きます。しかし、ここ十数年、若者の平均所得は伸びず、年収200万円以下が3
割に達しています。食費が減って住居費がふえているという統計もあります。まず、新婚及び
子育て世代への住宅支援策として、家賃が民間よりも安い市営住宅建設や民間住宅を借り上げ
て市営住宅として活用し、これらの対象世帯に貸し出すという支援策について、また、民間住
宅を借りる場合の個人住宅に対する家賃支援や個人の住宅を建設する場合の建築費及びその住
宅ローンへの支援について、お考えをお聞かせください。
 次に、子共の命と健康を守るためにについてお伺いいたします。
 本市におきましては、現在不妊治療費助成事業を実施していますが、不妊治療支援の状況と
今後の方針について、また、本市の死産率及び周産期死亡率と、その原因と防止対策について
教えていただきたいと思います。
 乳幼児健康診査につきましては、母子保健法などに沿って実施されており、本市におきまし
ては、法の規定よりもきめ細かく実施されているところでありますが、さらに要望等もありま
すので、乳幼児健康診査の拡充・改善についてお伺いいたします。
 続いて、インフルエンザの予防接種についてお伺いいたします。
 高齢者においてはインフルエンザを発症し、重症化した場合、命にかかわるとして予防接種
を奨励するために補助制度があります。しかし、体力がまだついていない子供たちにとっても
それは同じではないでしょうか。また、子供たちは学校や保育園等で集団生活をしているので、
流行すれば学級閉鎖などをしなければなりません。さらに低年齢の子供たちにはインフルエン
ザ脳症という命にかかわるような病気もあります。インフルエンザ脳症発症の現状と予防接種
への支援実施についてお伺いいたします。
 さて、東日本大震災から5年が経過します。東京電力福島第一原発の事故によって拡散され
た放射性物質は、200キロメートル離れた本市をも襲いました。あのチェルノブイリの経験
から、子供たちの甲状腺がんの発症は、事故から数年後にピークを迎えたと言われています。
東電原発事故による子供たちへの放射能影響健康検査実施について、お考えをお聞かせ願いた
いと思います。
 昨年度、医師不足により利根中央病院の産婦人科が存続できないのではないかという危機が
ありましたが、市長や市当局初め、関係者の御尽力により、当面存続できることになりました。
しかし、不安は完全に払拭されているとは言えません。そこで、市内における産科・小児科の
現状と改善対策についてお伺いしたいと思います。
 次に、子育て支援についてお伺いいたします。
 まず、昨年の子育て支援会議等で報告されました市立幼稚園の保育料引き上げ計画の撤回と
幼・保の保育料の減額・無料化の推進について、また、保育給食での3歳以上児の主食負担の
現状と公費負担への改善についてお伺いしたいと思います。
 続いて、学童保育・クラブの保護者負担及び公費負担の現状と公費支援拡充についてお聞か
せください。
 子供の貧困が社会問題化しています。日本では6人に1人がそのような状況に置かれている
という統計が出ています。子育て支援として保護者への支援とともに、子供たちの生きていく
ための権利、そして学ぶための権利を守り保障していくために、支援の充実と改善が必要と思
います。
 まず、学校給食費の減額・無料化の実施について、また学校における教材費など保護者負担
の現状と支援の拡充について、就学支援制度の拡充について、お考えをお聞かせ願いたいと思
います。
 続いて、小中学校の後援会については、以前から改善の要望をしてきましたが、依然として
一般市民から寄附を集め、それを財源とし、教育活動に支援をする学校後援会が本市において
は続いています。学校後援会費の廃止についてのお考えをお聞かせください。
 続いて、小中学生に対しては、遠距離通学費援助事業で小学生4キロメートル以上、中学生
6キロメートル以上の交通費の一部を援助しているということでありますが、小中学生、高校
生に対する通学費支援の現状と拡充についてお考えをお聞かせ願いまして、1回目の質問とい
たします。よろしく御答弁をお願いいたします。
◇議長(星野 稔君) 市長。
〔市長 横山公一君登壇〕
◇市長(横山公一君) ただいまの井之川議員の御質問にお答え申し上げます。
 安心して結婚し、子育てできる沼田市を目指して、新婚及び子育て世代への住宅支援策につ
いて、市営住宅建設や民間住宅を借り上げて市営住宅としての支援策についてでありますが、
市営住宅につきましては平成28年1月末現在、22団地400戸を管理しております。この
うち老朽化した7団地につきましては、現在募集停止をしております。
 市営住宅建設につきましては、高橋場町地内の谷地端団地の建てかえを計画しております。
平成28年度において、基本設計等の予算を計上させていただいており、多世代共生住宅とし
て、子育て世代などの利用を考えた間取りや配置等を検討してまいりたいと考えております。
 また、民間住宅を借り上げて市営住宅としての支援策についてでありますが、借り上げ賃貸
住宅など、他市の状況を参考に研究してまいりたいと考えております。
 次に、個人住宅に対する家賃支援や住宅建築費及び住宅ローン支援についてでありますが、
少子化・核家族化が進む中で、若い世代が安心して結婚・子育てをしていけるような環境づく
りの取り組みは重要であると考えております。
 そこで、「沼田市まち・ひと・しごと創生総合戦略」に掲げておりますように、結婚から子
育てに至る各段階の負担や不安を解消するための切れ目のない支援体制の整備を進めておりま
すが、住宅支援策等につきましては、本市の財政状況や県内自治体の取組状況などを勘案しな
がら、今後検討してまいりたいと考えております。
 次に、子どもの命と健康を守るために、不妊治療支援の状況と今後の方針についてでありま
すが、本市では高額な治療費の経済的負担を軽減するため、医師が認めた不妊治療について自
己負担の2分の1、上限10万円までを通算で5カ年助成しております。平成26年度の実績
は、申請件数35件、助成総額283万円でありました。
 この事業は、県の特定不妊治療費助成事業を利用した方についても残りの自己負担分につい
て助成を受けることができるものであります。
 また、本年1月20日から国の施策により県の助成事業が拡充されることとなりましたので、
治療を受ける方の負担はさらに軽減されるものと考えております。
 不妊治療支援は、少子化対策にとって重要な施策であると認識しておりますので、今後も国
及び県の動向を注視し、内容の充実について検討してまいりたいと考えております。
 次に、本市の死産率及び周産期死亡率とその原因と防止対策についてでありますが、死産率
は出産1,000に対する死産の割合であり、群馬県の人口動態統計概況によりますと、本市
は平成25年は31.4、平成26年は16.8となっております。
 また、周産期死亡率は、出生及び妊娠22週以降の死産の合計1,000に対する妊娠22
週以降の死産と生後1週未満の早期新生児死亡を合わせたものの割合であり、同統計によりま
すと平成25年は5.9、平成26年は5.6となっております。
 この統計データは、いずれも出産数が少ないことから、年度による変動が見られる状況であ
ります。
 また、死産等の原因については、医学的な対応となるため市では把握が困難でありますが、
防止に向けた取り組みには高度な医療体制の整備が必要とされることから、県の保健医療計画
により、広域的な医療体制の整備が推進されております。
 市といたしましては、母子保健法により、妊娠期の母体の適正な管理等のほか、マタニティ
ーセミナーの開催、妊婦健康診査受診券の発行、相談体制などの母子保健対策を実施しており
ます。
 今後も、安心安全な妊娠、出産を支援するため、関係機関と連携し、母子保健対策の充実強
化に努めてまいりたいと考えております。
 次に、乳幼児健康診査の拡充・改善についてでありますが、母子保健法では1歳6カ月児及
び3歳児の健康診査が義務づけられており、そのほかの乳幼児期は市町村が必要に応じて実施
することとなっております。
 本市においては、法律で定められている1歳6カ月児健診、3歳児健診のほか、発育や発達
の節目として重要な時期となる4カ月児健診、10カ月児健診を実施しており、そのほかの月
齢では育児相談や育児教室などで保健師や栄養士、歯科衛生士などが発育や育児相談に応じて
おります。
 乳幼児健診につきましては、医師の確保も大きな課題であり、関係機関の協力を得て実施し
ている状況であります。
 少子化及び核家族化などの進展により身近に子どもが少なく、相談できる知り合いも少ない
中で子供の健やかな発育や発達を支援していく行政の役割は大きいと認識しておりますので、
今後も健診や相談、訪問など、さまざまな方法によりきめ細かく対応してまいりたいと考えて
おります。
 次に、インフルエンザ脳症発症の現状と予防接種への支援実施についてでありますが、イン
フルエンザ脳症は、インフルエンザにより急性の脳炎を起こし、けいれんや意識障害など重篤
な状態に至るもので、感染症法により診断から7日以内に届け出が義務づけられております。
 2014年から2015年のシーズンでは全国の報告数は暫定値となっておりますが、99
例とのことであります。
 予防策としては、インフルエンザにかからないことが重要であり、手洗い、うがい、せきエ
チケット等の予防対策について、注意喚起を行っております。
 なお、インフルエンザの予防接種につきましては、予防接種法に規定されている高齢者につ
いて一部費用助成を行っているところでありますが、子供のインフルエンザにつきましては、
任意予防接種に位置づけられていることから、接種を希望される方につきましては自己負担に
より受けていただいております。
 次に、東電原発事故による子供たちへの放射能影響健康検査実施についてでありますが、福
島県で約30万人の子供に実施されている甲状腺検査の結果が平成27年3月「甲状腺検査に
関する中間取りまとめ」として公表されました。
 この中で、今回の検査で発見された甲状腺がんについては、原発事故による被曝量や甲状腺
がんが発見された子供の年齢等から、放射線の影響は考えにくいと報告されております。
 この検査は、世界に類のない大規模な検査体制のもとに専門的な知見を結集し、調査・検討
された結果であり、大変貴重な調査であると考えております。
 また、群馬県では放射線の健康への影響による有識者会議において、県内で測定されている
空間放射線量や食品に含まれる放射性物質の濃度は低く、健康への影響については問題ないレ
ベルとしております。
 したがいまして、本市においては現時点では健康影響検査の必要性は低いと考えますが、引
き続き情報収集に努めるとともに、不安を持つ方々への相談について真摯に対応してまいりた
いと考えております。
 次に、市内における産科・小児科の現状と改善対策についてでありますが、産科及び小児科
医師の不足による診療科の減少は全国的な問題であり、本市におきましても大きな課題であり
ます。
 特に、産科は市内に2カ所の分娩施設がありますが、医師不足により分娩施設の存続が懸念
される状況が続いていることから、近隣自治体と連携し対応を図ってまいりました。
 また、平成28年度の産科の体制につきましては、今年度と同様の体制で存続される見込み
と聞いております。
 小児科は、医師会の御協力により沼田利根医師会地域医療センターに休日夜間・急患診療所
が開設され、小児の初期救急医療が提供されております。
 安心・安全な出産、子育てにとって産科及び小児医療の確保は重要であり、今後も利根沼田
地域の総意として関係機関と連携を図りながら改善に向け取り組んでまいりたいと考えており
ます。
 次に、子育て支援について、市立幼稚園の保育料引き上げ計画の撤回と幼・保の保育料の減
額・無料化の推進についてでありますが、まず、市立幼稚園の保育料引き上げにつきましては、
同僚議員に御答弁申し上げましたとおり、子ども・子育て会議において御意見を伺いながら検
討を重ね、県内各市の設定状況等から勘案し引き上げることとしたところでありますので、御
理解を賜りたいと存じます。
 また、幼稚園・保育園の保育料の減額・無料化の推進につきましても同僚議員に御答弁申し
上げましたように、本市の保育の状況や今後の長期的な財政負担等を精査し、県内自治体の取
組状況なども勘案し、保育料無料化を含めた総合的な子育て支援策を検討してまいりたいと考
えております。
 次に、保育給食での3歳以上児の主食負担の現状と公費負担への改善についてでありますが、
現在、本市の認定こども園、保育園において3歳以上の子供さんには御家庭から主食の御飯を
お持ちいただいている園が公立・私立を含め8園、自園調理などにより、保護者から主食代を
徴収して御飯を提供している園が私立5園という状況でありますので、今後主食の提供方法を
統一していく必要があると考えております。
 また、公費負担とする場合には国が定める給付費の単価に3歳以上の子供さんの主食費が含
まれていないため、市の一般財源で負担することとなりますので、現段階での実施は困難な状
況でありますが、今後も研究してまいりたいと考えております。
 次に、学童保育・クラブの保護者負担及び公費負担の現状と公費支援拡充についてでありま
すが、本市の学童クラブにつきましては、現在、15クラブが設置されており、保護者の方に
御負担いただく保育料は各クラブそれぞれで設定しておりますが、15クラブを平均いたしま
すと約9,300円となっております。
 公費負担につきましては、国の基準に基づく委託料に本市独自の加算分を加えて保護者の負
担軽減に努めているところでありますので、公費支援の拡充につきましては、今後の学童保育
の状況や本市の財政状況等を勘案しながら研究してまいりたいと考えております。
 以上申し上げまして、井之川議員の御質問に対する答弁とさせていただきますが、学校給食
費の減額・無料化の実施についてから小中学生、高校生に対する通学費支援の現状と拡充につ
いてまでは、教育長から答弁申し上げますので、よろしくお願い申し上げます。
◇議長(星野 稔君) 教育長。
〔教育長 宇敷重信君登壇〕
◇教育長(宇敷重信君) 井之川議員の御質問にお答え申し上げます。
 安心して結婚し、子育てできる沼田市を目指して、子育て支援について、学校給食費の減額
・無料化の実施についてでありますが、学校給食法等において、学校給食の実施に必要な施設
及び設備に要する経費並びに学校給食の運営に要する経費のうち、学校給食に従事する職員に
要する給与その他の人件費、施設及び設備の修繕費は設置者の負担、それ以外の学校給食に要
する賄い材料などの経費については学校給食を受ける児童・生徒の保護者の負担となっていま
す。
 しかし、県内の自治体の中には給食費の全額または一部を免除しているところもあることか
ら、今後財政当局や関係機関とよく協議をしながら研究してまいりたいと考えております。
 次に、学校における教材費など保護者負担の現状と支援の拡充についてでありますが、まず、
教材費などの保護者負担の現状についてでありますが、1月当たりの集金額の平均は、小学校
では約1,100円、中学校では約2,300円となっており、主に小学校では各教科のドリ
ル問題や理科の実験キット、図工の教材などを、中学校では各教科の問題集や実技教科の教材
等を購入しております。
 また、支援の拡充についてでありますが、教材費などの支援につきましては、経済的に困っ
ている家庭の児童生徒が教育活動に円滑に取り組めるように、学用品費等の援助を行う要保護
及び準要保護児童生徒援助費事業があります。
 教材費などにつきましては、保護者への過度の負担とならないよう、引き続き指導してまい
りたいと考えております。
 次に、就学支援制度の拡充についてでありますが、本市におきましては、経済的に困ってい
る家庭の児童生徒が教育活動に円滑に取り組めるように、学用品費や学校給食費等の援助を行
う要保護及び準要保護児童生徒援助費事業があります。要保護の対象は、生活保護を受給して
いる家庭であり、準要保護の対象は、生活保護を受けている家庭に準ずる程度に生活が困窮し
ていると教育委員会が認めた家庭であります。本市では文部科学省からの通知を踏まえ、要保
護及び準要保護児童生徒認定要綱を定め、国の単価を基準として認定しております。
 また、特別支援学級に就学する児童生徒の保護者に対しては、国の特別支援教育就学奨励負
担金等及び要保護児童生徒援助費補助金交付要綱に基づいて、その世帯の収入額等に応じ、新
入学用品費、学用品費、給食費等の一部を援助する特別支援教育就学奨励費事業を実施してお
ります。
 これらの事業の拡充についてでありますが、国では平成17年度から補助対象を要保護者に
限定し、準要保護者に係る補助を廃止して地方交付税措置とする一方、平成22年度から要保
護児童生徒援助費補助金の単価項目に、クラブ活動費、生徒会費、PTA会費を新たに追加し
ました。
 準要保護者に係る援助内容の見直しにつきましては、引き続き市の財政状況等を勘案し、対
応してまいりたいと考えております。
 次に、学校後援会費の廃止についてでありますが、学校後援会は、地域の子供たちの文化活
動や体育活動の振興に寄与するために地元に居住し、会の趣旨に賛同する方々により組織され
ております。
 また、学校は、子供たちを通じて家庭や地域社会と強く結びついており、子供たちを健やか
に育てていくために地域の方々からの協力を得ながら常に連携を図っていくことが重要である
と考えております。
 地域の方々が学校へ協力、応援する形はいろいろありますが、学校後援会による支援もその
中の一つで、子供たちの教育活動を充実させていくための善意による御支援と考えております。
 教育委員会としては、学校の維持管理、教育課程の実施に伴う必要経費につきましては、引
き続き予算確保に努めてまいりたいと考えております。
 次に、小中学生、高校生に対する通学費支援の現状と拡充についてでありますが、まず、通
学費支援の現状につきましては、小中学生の遠距離通学者に対しては通学費を補助する制度が
ありますが、高校生への支援は行っておりません。
 小中学生で支援の対象となるのは、片道の通学距離が小学生ではおおむね4キロメートル以
上、中学生ではおおむね6キロメートル以上であります。その内容の1つ目は、公共交通機関
の利用が困難である児童生徒に対して国家公務員等の旅費に関する法律で規定する額の3分の
1を補助するものであり、今年度の対象は小学生2名となっております。2つ目は、公共交通
機関を利用して通学している児童生徒に対して、定期乗車券額の3分の1を補助するものであ
り、今年度の対象は、中学生11名となっております。
 小中学生に対する通学費支援の拡充につきましては、今後研究してまいりたいと考えており
ます。
 また、高校生に対する通学費支援につきましては、保護者にとって手厚い支援になると考え
られますが、通学の範囲や財政面、他の少子化対策との関係など、考慮すべき点もありますの
で、今後研究してまいりたいと考えております。
 以上申し上げまして、井之川議員の御質問に対する答弁とさせていただきます。
◇16番(井之川博幸君) 御答弁いただきましたので、再質問をさせていただきたいと思い
ます。
 最初に、新婚及び子育て世代への住宅支援策の関係でありますが、老朽化した谷地端団地の
建てかえということで、新年度多世代共生住宅整備事業ということで設計費が予算化されてい
るということで、大変これはありがたいというふうに考えております。
 しかし、まだまだそれだけでは足りないんじゃないかということで、1つは、市営住宅を新
しく建てるのも大変だというふうに思います。できれば財政的に余裕があれば当然それは必要
なことでありますけれども、民間住宅を借り上げて市営住宅とする、公営住宅とするというの
は市長の御答弁では他市の状況を見て研究してまいりたいということなんですけれども、これ
は、沼田市が方針として出しているんですよね。これから他市の状況を考えるじゃなくて、沼
田市住宅マスタープランの中で重点施策として中心市街地活性化策と連携したまちなか居住の
促進として、借り上げ公営住宅の供給、民間資金を活用した借り上げ公営住宅の検討がきちん
と示されているわけです。市の方針なんですね。
 ですから、この施策を新婚さんや子育て世代に向けてぜひ実施してほしいというふうに思い
ます。
 渋川市は、借り上げ住宅で2割の家賃補助をしているというふうなこともありますし、近隣
でも昭和村などでもやっているということで、ぜひ市の方針としてもう掲げているわけですか
ら、実施すればいいだけであって、ぜひお願いしたいと思います。もう一度市長の御答弁をお
願いします。
◇市長(横山公一君) ただいまの井之川議員の御質問に御答弁申し上げます。
 大変申しわけございませんでした。市の重点施策として乗っているということでございます
ので、早急に検討していきたいとは思いますけれども、やはり民間住宅を借り上げるというこ
とになりますと、やはり空き家対策等々の兼ね合いも兼ねながら進めていきたいというふうに
考えておりますので、しばらくの時間をいただきたいというふうに思いますので、よろしくお
願いしたいと思います。
◇16番(井之川博幸君) 早急に検討していただけるということで、ぜひよろしくお願いし
たいと思います。
 市営住宅をつくるよりもずっと民間のそういう資金を活用してということで、もともと市で
も考えていることですから、ぜひ実現に向けてお願いをしたいというふうに思います。
 それから、次の民間住宅を借りる場合の個人住宅に対する家賃支援ということで、それから、
建築したときのお祝い金というんですか、そういうことをやっている自治体もたくさんあるわ
けなんですけれども、ぜひ沼田市も他市の状況を勘案してというようなことで検討するという
ことなんですけれども、そうしますと、他市の状況は一応押さえているということでよろしい
でしょうか。
◇市長(横山公一君) ただいまの井之川議員の御質問にお答え申し上げます。
 市としては押さえているということでございます。
◇16番(井之川博幸君) それでは、県内でも家賃補助は昭和村、東吾妻、みどり市、上野
村、片品村と、新築補助は桐生市で最高200万円、みなかみ町は100万円か建築費の10
%、南牧村は50万円、下仁田町が25万円。住宅ローンの利子の補助というのはほとんどの
自治体でやっていますよね。
 そういう点で、他市の状況を勘案してということで押さえているわけですから、ぜひその状
況でありますので、沼田市も実現に向けて早急に検討を進めていただきたいというふうに思い
ますけれども、もう一度市長の御答弁をお願いしたいと思います。
◇市長(横山公一君) ただいまの井之川議員の御質問にお答え申し上げます。
 市として早急に検討に入るということで御理解賜りたいと思います。
◇16番(井之川博幸君) よろしくお願いしたいと思います。
 次の子供の命と健康を守るためにということで、不妊治療の関係で、沼田市でも先進的にや
っていただいているというのはありがたいというふうに思っています。
 先ほど答弁にありましたように、県が拡充したと。初回について15万円を30万円にする
と。もう実際に新年度からというんじゃなくて、1月ごろから始めているということで、大変
やはり少子化対策として重要な施策なんだなというふうに改めて感じております。
 今までも議論されてまいりましたが、特定の関係で体外受精で30万円から60万円と、顕
微受精はそれよりもかかるというようなことと、ちょっと治療の内容がいいというんですか、
そういう病院ですと体外受精で平均134万円、顕微受精で平均166万円というような資料
も出ているようであります。
 本市は、一般治療も特定治療も対象としておりますけれども、県の特定のほうは県の補助を
差し引いた残りの2分の1ということになっていると思います。
 ただ、本市は年額で10万円ということなんですけれども、県内の市でもやっぱり1回につ
き10万円。1年間に1度しかできないということじゃないんですね。
 それから、簡単にいかない場合は何度も何度も挑戦するわけで、私も夫婦で30代のときに
3回ほど挑戦したんですけれども、残念ながら成功しなくて、ただ、そのときに当時はうちの
女房は職場をやめたんですね。やめざるを得なかった。やめないとなかなか休んでこういう不
妊治療に取り組めないという現状がありました。
 こういう補助もない時代でしたけれども、ですから、今は本当に恵まれてはいるというふう
に思いますけれども、これだけの少子化ですから、何としても不妊治療を成功させて、その家
族によっても地域によっても子供さん、赤ちゃんは宝だというふうな時代ですから、そういう
点で、せめて年額10万円というのを1回10万円、1年に2回やれば20万円という補助に
なりますけれども、そういうような方向でやっている自治体もございますので、せめてもその
ぐらいのことは考えていただきたいなと思うんですけれども、その辺市長はいかがですか。
◇市長(横山公一君) ただいまの井之川議員の御質問にお答え申し上げます。
 最低でも1回10万円にしていただきたいということでございますけれども、県内では1回
10万円というのが特定不妊治療で太田市がございます。そのほか、前橋市、高崎市等が1回
5万円というようなことで不妊治療の助成をしておるわけですけれども、現在沼田では1年に
10万円ということになっておりますけれども、やはり現在の財政状況の中で5年間続けると
いうのは大変なことでございますので、できましたらこのままいきたいというふうに思ってお
りますし、やはりこの不妊治療に焦点を当てるのではなく、妊娠しやすい、前回の私、議会で
答弁させてもらったとおり、妊娠しやすい年齢に結婚できるように、やはり沼田市としてはそ
ちらのほうにかじを切っていくべきではないかなというふうに思っておりますので、やはりそ
の点も御理解賜りたいと思います。
◇16番(井之川博幸君) 5年間ということなんですけれども、5年間にそうすると5回や
って、10万円が全額補助になるかどうかはわからないですけれども、そういう可能性だとい
うことですよね。
 でも、やはり不妊治療をする場合は、1年に1回というよりももうある程度やっぱり年齢が
来ている人たちが多いので、集中して体力がもし続けば挑戦するというのが多いと思うんです
よ。
 そういう点で、太田とかは1年に、1年というより1回10万円と。年2回までいいという
ことになっておりますよね。そういうことで、財政のこともあるということなんですけれども、
明和町でも町なんかは15万円ということで、金額が多いところもございますし、そういう点
ではより活用しやすいやり方にしていただいたほうがよろしいんじゃないかと思いますので、
ぜひ、もちろん若い人が子供を産む環境をつくってやるというのは大事ですけれども、実際に
晩婚化しているわけでありまして、これを何とか少子化を克服していくということでは、少し
でも制度を改善するということが必要ではないかと。使いやすいようにということで、書類な
どもぜひもっと簡単にしていただくということが要望が出ていますけれども、そういうように、
より活用しやすい制度にするということで、ぜひ検討を進めていただきたいと思うんですけれ
ども、もう一度市長の御答弁をお願いします。
◇市長(横山公一君) ただいまの井之川議員の御質問にお答え申し上げます。
 より活用しやすい形にということは、やはりそのとおりでございますので、より活用しやす
い形に、そして書類等ももっと簡単にということでございますので、その書類等をもう一度精
査しながら、できるだけ簡単にできるような方法を考えていきたいというふうに考えますので、
よろしくお願いしたいと思います。
◇16番(井之川博幸君) よろしくお願いしたいと思います。
 続きまして、死産率とか周産期死亡率お聞きしたんですけれども、実は最近子育て支援のあ
あいう計画をつくるときに、そういうことは最近余りないんですね。前は母子計画といいます
か、そういう計画があって、必ずページをめくりますとこういうことが出ていました。
 当時、たしかもう平成10年ごろだったと思いますけれども、もうちょっと前ですかね、西
田市長のときにつくった計画を見させていただいているわけなんですけれども、今に比べれば
もう死亡率は非常に高かったということで、医療の進展で死亡率等は下がっているというふう
に思いますけれども、まだまだ数字的にはもったいないなというふうなところもございますの
で、死産の場合は上位胎盤早期剥離とか、先天性形態異常とか臍帯過捻転とか、臍帯巻絡とい
うんですか、そういうことで死産の原因と言われていまして、早期発見、早期治療が一番望ま
しいというふうに言われております。
 原因はなかなかわからないということも多いらしいんですけれども、そういう点では、妊婦
さんに対するサポートというのは非常に大事だということで、妊婦さんに対する訪問サポート
というのは沼田市はやっているかどうか教えてもらいたいと思います。
◇市長(横山公一君) ただいまの井之川議員の御質問に健康福祉部長をもって答えさせます
ので、よろしくお願いします。
◇健康福祉部長(下 宏一君) 命により井之川議員の御質問にお答え申し上げます。
 市といたしましては、母体の適正管理等について母子保健法に基づいて行っておりますとと
もに、マタニティーセミナーを開催するなどの相談体制を敷いているところでございます。以
上でございます。
◇16番(井之川博幸君) いろいろやっていただいているというのは、市のホームページ等
を見ても理解はできるわけなんですけれども、早期発見ということになりますと、やはりかな
りもう少し踏み込んだサポートをする必要があるのではないかというふうに思います。
 県内では館林市が産前産後サポート事業ということで、妊産婦か新生児、妊婦4カ月未満の
産婦とか妊産婦及びその家族というようなところを対象に、妊娠中に1回、それから28日以
内に1回、2回訪問しているということなんですね。そういうことで、やはりいろいろマタニ
ティーセミナーとかやっていただいていますけれども、やはり身重になりますと動くのも最初
のころは大変な人もいるわけで、そういう点ではこういう産前産後のサポート事業などで訪問
するというのも大切ではないかと。
 それから、館林なんかはそういう体調が大変なときにはサポーターを派遣しているというこ
ともある。家事援助もしているというようなこともやっているそうでありますけれども、そう
いうことも必要ではないかというふうに思いますが、ぜひお願いしたいと思いますけれども、
市長の考えをもう一度お聞かせ願いたいと思います。
◇市長(横山公一君) ただいまの井之川議員の御質問にお答え申し上げます。
 大変重要で必要なことということは理解できますので、今後研究してまいりたいというふう
に考えます。
◇健康福祉部長(下 宏一君) 先ほど申し上げました医学的な管理に関してでございますが、
妊婦健診を勧めることを重点に進めておりますし、窓口に妊婦さんがおいでになった場合、あ
るいは妊婦さんにリスクがあれば個々に対応しているということでございまして、この件に関
しては、全員を対象として訪問をしているということでございます。
 また、先ほど議員がおっしゃられました個別のサポート事業についてでありますが、総合戦
略にも乗せてございますけれども、今後5年間の間に取り組んでいこうとしている事業の内容
でもありまして、今後さらに充実していくことが見込める状況であると考えております。以上
でございます。
◇16番(井之川博幸君) わかりました。ぜひ前向きに検討していただきたいと要望してお
きたいと思います。
 続きまして、乳幼児の健康審査の関係ですけれども、沼田市は確かに法律以上によくやって
いただいているというのはわかりますけれども、やはり健診といいますと、1カ月健診から始
まって、大体お医者さんのほうでは1年未満、1年以内の場合は健診は非常に細かくやってお
りまして、大体1カ月健診から3歳健診まで8回が健診の時期というふうに言われております。
 沼田市は今4回ですか、やっていただいているわけなんですけれども、あと歯科の健診を2
歳児でやって、歯のほうを入れていただくと5回やっているということになるわけなんですが、
ぜひ赤ちゃんの状況を非常に早く、何かあったときに早くわかるのには、やっぱり1カ月健診
から1年未満の間に4回お医者さんはやるというふうな計画でやられているようですけれども、
だから、健診に行けば有料になるわけですね。
 そういう点で、ぜひこれも大事なところですから、行きやすいように市のほうで支援をして、
無料になるようにやっていただければありがたいというふうに思いますけれども、この点につ
いてもぜひ前向きに検討していただきたいと思いますが、もう一度お願いをしたいと思います。
◇健康福祉部長(下 宏一君) ただいま御質問いただきました件の前に、先ほど私がお答え
しました妊婦が窓口相談に来た場合のことでございますが、全妊婦を対象として行っているも
のでございます。
 また、訪問をする場合については、リスクのある方について行っているということでござい
ますので、御訂正をさせていただきます。
 それから、ただいま御質問いただきました大事なことなのであるから、きめ細かくという内
容であったと思いますが、現在実施しております健診は、先ほど議員がおっしゃられたように、
法定のものを加えて4回プラス2歳児の歯科健診で5回でございます。
 そのほかに沼田市といたしましては、健康審査ではございませんが、育児支援としてマタニ
ティーセミナーあるいは母子訪問指導、エンゼルクラブ等々、医師こそ加わってはおりません
ですが、保健師や栄養士、歯科衛生士等の専門職を交えた皆さんが子供の赤ちゃんの異常ある
いは身体計測あるいは発達の度合い等について目を配っている事業を行っております。全部で
73回にわたって事業を展開しているわけでございまして、先ほど申し上げましたような年4
回の子供に対する健診を補足している実態があるということは御理解願いたいと存じます。以
上でございます。
◇16番(井之川博幸君) わかりました。
 それで、私が言いたいのは、1歳児とか、あと12カ月未満、その間に4カ月健診というも
のをやっていただいているんですけれども、1カ月と三、四カ月、六、七カ月、九、十カ月と
いうことで、あと12カ月という、下のほうの年齢に集中しているわけですね。何かやっぱり
いろいろ保健師さんたちがいろいろやってくれているということももちろんありがたいんです
けれども、やはり小さいときに専門医に診てもらうというのも非常に大事ではないかというふ
うに思いますので、ぜひそういう点で、低年齢のときの健診もふやしていただくよう強く要望
しておきたいというふうに思います。
 続きまして、インフルエンザ脳症発症の現状と予防接種の支援実施についてということでお
伺いいたしました。任意であるから希望者が自己負担でやればいいと、こういう御答弁であり
ましたけれども、みなかみ町は1人1回4,000円と、1回か2回か、ちょっと回数確認し
なかったので言えません。隣の高山村でも2,800円援助しております。
 先ほど言いましたように、本当にインフルエンザ脳症を防止するのはインフルエンザにかか
らないようにする以外ないんですね。実際には今シーズンも大分子供たちがかかっていまして、
学級閉鎖だとか起きていると思うんですよ。非常にそういうことで、毎年時期になりますと、
学校は特にひとり家庭、学校に行けばみんな仲間ですから、一緒にいるわけではやってしまう
わけですね。
 そういう点では、本当にこれからもインフルエンザはまた新しい種類がどんどんできて、い
つ全人類に脅威をもたらすような内容のものが発症するかもわからないような状況ですよね。
 中国などでは鳥インフルエンザで人が亡くなるなんていうニュースも流れておりますけれど
も、そういう点では高齢者のところはやっていただいてありがたいというふうに思うんですけ
れども、私も利用させていただいていますが、やはりこれだけ少子化対策として少しでも子供
たち妊娠していこうと、親だけじゃなく子供たちがもうインフルエンザにかからないというこ
とがもう一番ですから、そういう点では親が子供を予防接種に連れていくという条件を広げて
いただくという意味でも、本当にこの予防接種の支援というのが大事ではないかというふうに
思います。
 みなかみ町、この近辺だけでもやっているわけなので、ぜひ市長のお考えをもう一度お聞き
かせ願いたいと思います。
◇健康福祉部長(下 宏一君) ただいまの井之川議員の御質問にお答え申し上げます。
 このインフルエンザワクチンに関する日本小児神経学会というところの分析が出ております
ので、それを少し申し上げてみたいと存じます。
 議員おっしゃいますように、65歳以上の健常な高齢者の場合には45%の発病を阻止し、
約80%の死亡を阻止する効果があったという報告があるそうでございます。
 また、小児に関しましては、1歳から6歳未満児の幼児の場合、発病を阻止する効果はおよ
そ20から30%、1歳未満の乳児では対象症例が少なく、効果は明らかでなかったという報
告があるそうでございます。
 ただ、予防という面から考えますと、罹患した場合の重症化防止には有効であるという報告
は出ているということでございますので、先ほど市長が1回目にお答え申し上げたと思います
が、現在の国が任意予防接種に位置づけているということは今申し上げたことに起因している
ものと考えるところでございますので、今後とも国あるいは県等の動向を注視して、沼田市と
していかに対処していくのがふさわしいかを考えながら検討してまいりたいと考えております。
以上でございます。
◇16番(井之川博幸君) 検討していただけるということなので、お願いしたいと思います
が、前にも議論しましたけれども、インフルエンザがはやりますと大体沼田市で言って1億円
ぐらいの医療費がふえるというようなデータを市当局は持っているということで見せていただ
いたことがあります。それは、100%そういうことなのかというのはわからないと言いまし
たけれども、こういうシーズンのちょうどインフルエンザがはやったときに医療費が上がって
いるというのがはやらないときに比べると1億円多いというようなことで、やはり流行を抑え
るということが市の財政にとっても非常に大事なことでありまして、そういう点ではそういう
効果もしっかりつかんでいただきまして、市の財政にもいい、子供たちにもいい、親たちにも
いいという、こういう支援制度でありますから、ぜひ前向きに検討していただきたいというふ
うに強く要望しておきたいと思います。
 それから、次の東電原発事故の関係で、もう何度もやってまいりまして同じ状況なんですけ
れども、これも歴史が明らかにしてくれるわけですね。被曝の影響って考えにくいといっても、
もう105人も出ているわけですよ。福島で。85人が手術をして、手術をした84人ががん
だったというふうにはっきりしているわけで、そういう点は、日本の今の政府だとか医療学会、
政府にくっついている医療学会が何としてもこれを押さえ込もうとしてこういう見解を出すわ
けなんですけれども、もう国民は知っているんですよね。
 千葉県とか茨城県でもどんどんこういう検査をする自治体がふえています。そういう点で言
っては、栃木県の日光市もやっています。やりました、もう。希望者ですから、そんなに人数
は多くないんですけれども、やはり要精検という子供たちがいるわけですよね。
 そういう点では、ぜひ今後ともいろいろな資料を集めていただきまして、必ずこれは事実が
明らかになるというふうに思いますので、ぜひその辺を早く察知をして対応していただきたい
というふうに強く要望しておきたいと思います。
 それから、6番目の産科・小児科の現状と改善方法、これは医師の確保が最大限必要不可欠
な問題でありまして、いろいろな市長初めとして市当局いろいろな皆さんが御協力いただきま
して、何とか頑張っているという状況でありますから、引き続きお願いをしたいというふうに
思います。
 それから、子育て支援の関係に入りたいと思います。
 幼稚園の保育料の引き上げの関係ですけれども、幼稚園というのは学校教育法で決められて
いるんですよね。学校ですよね。そんな認識はございますか。
─────────────────────────────
◇議長(星野 稔君) 休憩いたします。おおむね5分。
午前11時02分休憩
─────────────────────────────
午前11時10分再開
◇議長(星野 稔君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
─────────────────────────────
◇健康福祉部長(下 宏一君) 先ほどの御質問についてでございますが、幼稚園は学校教育
法の幼稚園であると同時に、子ども・子育て支援制度において教育施設として位置づけられて
おります。ゆえに、保育料を国の基準の範囲内で市長が決定するものとされているということ
でございますので、よろしくお願いいたします。以上でございます。
◇16番(井之川博幸君) 学校教育法で幼稚園と規定をされております。私立の幼稚園とい
うのは、教育理念を持った方がその理念を立てて私立の幼稚園というのをつくって、それに賛
同する保護者の方々の師弟を迎え入れるというようなことで、保育料はいろいろもう全国見れ
ば非常に高いところ幾らでもございます。しかし、公立の幼稚園というのは、そういうところ
に無理だろうということで、義務教育により近い、どんな家庭の子供でも幼稚園に行けるとい
うことで、今最高が6,600円ですね。そういう低い保育料に抑えているわけですね。これ
は、先人の教育委員会がしっかりとそういう立場でやってきてくれたことなんですね。
 ですから、市長、子ども・子育てで市長が決めるようになったということだけで、私立の幼
稚園の保育料と同じにしていくということは全然筋が違うんですよね。公立ですから、より一
層義務教育に近く、どんな家庭の子供たちでも幼稚園に行きたいと言ったら公立で入れるとい
う、やっぱりことを考えて保育料の設定をしていかなければならないというふうに思うんです。
その点について、もう一度市長のお考えをお聞かせ願いたいと思います。
◇健康福祉部長(下 宏一君) 井之川議員の御質問にお答え申し上げます。
 保育料の設定に対する国の考え方でございますが、今回のこの新制度に移行するに当たって
は、世帯の所得の状況を勘案し、市町村が定めることとしております。
 なお、現行の負担水準をもとにして、なおかつ国の基準を限度として定めるようにというの
が国の考え方でございまして、これに従ってこのたびの改定を、見直しを実施したわけでござ
いますので、御理解を願いたいと存じます。以上です。
◇16番(井之川博幸君) 市長にちょっとお伺いします。
 その理念ですね。沼田市の教育委員会の先人が先ほど私が言ったような理念でどんな家庭の
子供も幼稚園に行ける。私立に行けなくても公立で受け入れてもらえると、こういう理念で低
い保育料でやってきたという流れ、沼田市のそういう流れ全く今回そんなのは関係ないや、国
の言うこと聞くんだというふうに聞こえるわけですよ。
 やはり、そこはもう一度考え直していただきたいというふうに思うんですけれども、市長の
お考えをお聞かせ願いたいと思います。
◇市長(横山公一君) ただいまの井之川議員の御質問にお答え申し上げますけれども、誰も
がこの低い料金でということでございますけれども、全てが上がっているわけではございませ
んので、やはりA、B、C、C1、C2、C2の中の1と2、Cの3という形で、料金設定が
されておりますので、やはりこの料金の中で誰もが就学できるというような設定にはさせてい
ただいております。
◇16番(井之川博幸君) 手順、だから1から5まであって、幼稚園ですよ。1から5まで
あって、ゼロから1万6,000円まであるわけですよね。確かに。だけれども、最高限度額
をそういう公立の役割として抑えてきたという沼田市の先人のお考えがあったわけです。それ
をぜひもう一度見直していただきまして、ただ国の言うことを聞いてあげるというのでなくて、
そういう、やはり自立しているわけですから、地方自治体。そういうことで、沼田市の伝統を
しっかりと守った形でもう一度再考していただきたいと強く要望しておきたいと思います。
 それから、保育の3歳児の給食の関係ですけれども、ぜひこれも今後とも研究していくとい
うことでありますけれども、全体の統一を図る上でもきちんとしてやっていただきたいと思い
ます。県内でも無料化をしているところは幾らでもございます。自治体で。よろしくお願いし
たいと思います。
 あとは、学童保育・クラブの保護者負担の関係でありますけれども、やはり保育料等々と同
じで、県内でも第3子以降無料にしているというところがあります。そういう点で、学童保育
・クラブもそういう保育料とかと同じ流れでぜひ支援していただきたいというふうに思います
けれども、市長の考えをお聞かせ願いたいと思います。
◇市長(横山公一君) ただいまの井之川議員の御質問にお答え申し上げます。
 第1回目の答弁で申し上げましたとおり、今後の学童の保育状況、本市の財政状況等を勘案
しながら研究を続けていきたいというふうに考えておりますので、御理解賜りたいと思います。
◇16番(井之川博幸君) 研究じゃなくて、前向きな検討をぜひお願いしたいと思います。
 学校給食の関係にいきますけれども、これはもう今ブームというんですかね。教育長はいつ
も財政当局と研究していきたいということなんですけれども、どんどん無料化がふえておりま
す。この辺の県内の状況を全部つかんでいるでしょうか。
◇教育長(宇敷重信君) 井之川議員の再質問にお答え申し上げます。
 県内、特に12市における状況は把握してございます。以上でございます。
◇16番(井之川博幸君) 12市以外に、12市は大体第3子以降が無料化というのが多い
ですよね。完全無料化は上野村、南牧村、神流町、片品が第2子以降無料化をしたということ
で、お隣の高山村は20%補助とか、中之条町は第3子以降無料とか、いろいろ一遍に無料で
はありませんけれども、減額を考えて進めております。
 市長の公約にもあったわけでありまして、やっぱり公約をしっかり守っていくためには少し
でも前進をさせるということが必要だと思うんですけれども、教育長としてもう一度その辺の
お考えをお聞かせ願いたいと思います。
◇教育長(宇敷重信君) 井之川議員の再質問にお答え申し上げます。
 先ほど答弁申し上げましたとおり、経済的な困難が認められる児童生徒の保護者に対して現
在市として可能な援助を行っているところでございます。
 先ほど減額のお話もございましたけれども、第3子以降、例えば第3子以降の無料化という
ことを考えましても、財政負担を伴いますので、財政当局等とよく協議しながら研究してまい
りたいと、そのように考えております。以上です。
◇16番(井之川博幸君) さっきも言いましたけれども、横山市長の公約ですから、財政当
局も公約を実現するという意味では異論はないはずでありまして、ぜひ教育委員会として強気
で当局と渡り合って実現していただきたいというふうに思います。
 それから、教材費の関係はわかりました。ぜひ今後とも検討していただきたいと思いますが、
次の問題もございますので、進みたいと思います。
 就学支援制度の拡充は、何度もお聞かせ願っています。クラブ、生徒会費、PTA会費、こ
れはいつごろまでに実現をしていただけるでしょうか。
◇教育長(宇敷重信君) 再質問にお答え申し上げます。
 これにつきましては、まずクラブ活動費、生徒会費、PTA会費のこの3品目のことである
と、そのように理解をいたしました。これにつきましては、いつまでというのはなかなかこれ
今ここでお答えできる段階ではございませんけれども、他市の状況等を調査しましたところ、
県内12市のうち、準要保護の児童生徒の御家庭を対象としているのは2市でございました。
 本市といたしましては、情報収集等を行いながら、引き続き市の財政状況等を勘案をいたし
まして、対応してまいりたいと考えております。
 議員さんおっしゃる、いつまでというのは、今お答えする段階ではないと考えております。
以上でございます。
◇16番(井之川博幸君) さっき教育長の答弁でいただきましたように、準要保護のこの関
係の費用は、一般財源として地方交付税で来ているんですよね。だから、財政当局に来ている
んですよ。だから、教育委員会がやるというふうになれば、財源は来ているんですよね。
 市長、そうなんですよ。もうこれは国が交付税措置をしているんです。だから、教育委員会
がやると言えば、財源は問題ないんですよ。
 だから、ぜひそういう点を勘案して、拒否しないで実現に向けてやっていただきたい。
 12市も強烈に議会から追求されたところは多分その2市はやっていると思うんですよね。
なかなか難しいから、わからないから追求されないところはまだやっていないところもあるか
もしれないんですけれども、もう一度そういうことですから、財源は来ているわけですから、
ぜひお願いしたいと思うんですけれども、よろしくお願いします。
◇教育長(宇敷重信君) 井之川議員の再質問にお答え申し上げます。
 地方交付税措置をされているということにつきましては、承知しております。
 準要保護が前は国の制度として補助があったんですね。それが地方交付税措置ということに、
そういうことになりまして、そのことについては承知しております。
 困窮している家庭の状況であるとか、そういったことにつきましては、私もこんなこと言っ
てはあれなんですけれども、何千人もの児童生徒の状況を経験を踏まえて、状況は理解してい
るつもりでおりますので、またいろいろな面で協議をして研究してまいりたいと、そのように
考えております。以上でございます。
◇16番(井之川博幸君) 時間が来ましたので、7番、8番とか、また教育長と、ちょっと
欲張り過ぎましたので、時間が足りません。またやりたいと思いますけれども、この就学支援
制度の拡充のこの3つの項目につきましては、もう財政が来ているわけですから、当局と話し
合うじゃなくて、教育委員会の決断一つなんですね。
 そういう点では、一般財源として来ているものをきちんと子供たちに、またその家庭に制度
してお渡しするというのは、そういう困窮している家庭のことですから、ぜひ実現をさせてい
ただきたいと思いまして、最後に強くお願いして、私の一般質問を終わりたいと思います。大
変ありがとうございました。
──────────────◇──────────────
◇議長(星野 稔君) 次に、星野佐善太議員。20番。
〔20番 星野佐善太君登壇〕
◇20番(星野佐善太君) 通告に従いまして一般質問をいたします。
 新年度予算編成と今後の合併特例債の活用について。まず、新年度予算編成に当たりまして、
労苦をいただいた関係各位に心から敬意を表したいと存じます。
 さて、新年度予算の活用について、政策課題への取り組みについて。平成17年2月13日、
沼田市・白沢村・利根村の1市2村が合併しました。関係する市村の皆様の固い合併のきずな
に結ばれ、早くも11年が経過する中、それぞれの事業実施に当たり、合併特例債の活用が大
きく役立っていることは承知をしております。市民の皆様からは、合併して何もよいことはな
かった。こんな声を耳にします。
 このようなことから、合併特例債についての内容や特例債を活用した事業等について、市民
に知っていただくことも必要であると考えます。
 合併特例債の活用が市の財政面で大きな財源確保となっていることや起債であること、その
7割が交付税として戻ることの仕組みや特例債活用期間の5年間延長についても周知すべきと
考えます。
 これらを踏まえ、市長に本市の合併特例債活用制限枠と予定される充当事業、また、合併特
例債が余額が生じた場合にはさらに事業計画の有無について、今まで活用した合併特例債の償
還条件等はどのような方法をとっているのか。今後の財政推計への影響についてお伺いします。
 2の本市の地方創生策定について、沼田市まち・ひと・しごと創生人口ビジョンについて、
具体的な取り組み姿勢についてでありますが、沼田市元気みらい創生本部が企画課担当であり
ますが、まち・ひと・しごと創生人口ビジョン、そして、同じく創生総合戦略が策定されまし
た。
 これらの策定により、各自治体は一斉に同じような事業をスタートしたと思います。つまり、
スタートに立ったわけでありますが、この問題を抱えて各市町村でも大変苦慮していると思わ
れます。それは、本市においても同様とか思います。
 どの自治体も知恵を絞り、少しでも実現可能な計画の策定をされていると思います。
 先日、新聞に県内の各市町村の人口の増減比率が掲載されました。県人口も200万人を割
り、197万3,476人で、前回の3回の調査から連続して減少しております。
 策定書つづりを見ますと、平成29年度は、沼田市第六次総合計画の策定年次でもあり、地
方創生関連事業との整合性を保つ必要が生じます。本市の人口減少対策については、早期に検
討を始めるべきと考えます。
 これらの課題の解決を図るため、創生総合戦略の実施計画を進め、今後5年間で基本的な方
向性と具体的な政策をまとめるとありますが、課題の解決策としての事業、具体的な取り組み
について市長のお考えを披瀝してください。
 沼田市創生総合戦略について、若者が定住できる政策と安定した雇用の確保については、安
定した雇用の場、そして住居、出産、子育てと教育、市長の方策等、事業の実行について披瀝
してください。
 既存企業への活性化支援策について、新しい企業誘致は本市にとって大きな希望を持つもの
でありますが、現状では立地条件や交通事情等さまざまな要件からなかなか実現が難しいとこ
ろであります。
 そこで、既存企業に対しての支援策についてであります。
 例えば、その企業が生産している品々を市民や行政が積極的に利活用を図ることや固定資産
税の軽減や免除などを考えますが、市長のアイデアや思い切った支援の対応策についてお示し
ください。
 本市を取り巻く広域的活性化につながる事業展開について、湘南新宿ラインの乗り入れにつ
いて、湘南新宿ラインの延伸で観光人口や流動人口の誘客と都心交流の促進についてでありま
すが、この件につきましては何度も一般質問させていただいております。
 利根沼田広域圏でも再三県へ要望し、昨年10月13日、知事へ利根沼田地方総合開発協会
の事項として要望を提出していただいております。地方創生としての国の政策によって、まさ
に各市町村がしのぎを削っており、先手必勝な事業であります。
 北毛の地、特に利根沼田地方へ、関東周辺からの誘客や都市間交流のために大きな役割を担
うものと思います。
 さらに今、国内外においても自転車によるロードレース競技大会が人気を呼んでいると聞い
ております。
 先般、東京の公益財団法人JCA、日本サイクリング協会の役員谷垣禎一氏、橋本聖子氏、
河村建夫氏らが役員をしておるサイクリング協会でありますが、そこを訪問してまいりました。
その中で専務や事務局長とお話しをする機会がありました。ぜひ沼田の地で競技をさせていた
だきたいとのことで、その際にも湘南新宿ラインに競技用自転車を乗せることはできないかと
問われました。このことからも湘南新宿ラインへの期待の高さがうかがえます。
 今後沼田市は、生き残りをかけて事業に取り組むことがまず必要と考えます。流動人口や観
光客の増加を図る一方で、方策として市長のこの事業に対する意気込みを披瀝してください。
 望郷ラインのさらなる活用ライン構想について、望郷ラインの県道昇格と東から西へ(県道
小日向線)に接続し、川田地区の屋形原を通って昭和村へ通じる望郷ラインの一周構想対策に
ついてであります。
 以前にもこの件について質問をさせていただいておりますが、望郷ラインの活用については
根本から見直す必要があると考えております。月夜野地区の一部を整備し、国道17号に直接
接続させることによってより大きな流通交通網の活用が図られると考えます。この改良事業は、
県道にすることにより、より早く工事の完成につながるのではないでしょうか。
 この件につきまして、市長のさらなる決意を示してください。
 望郷ラインの延伸により、月夜野・上川田地区の発坂峠の一部を道路改修構想についてであ
りますが、現在の道は非常に狭くてきついカーブが連続しているだけでなく、周辺を覆う樹木
の道路への張り出しもありまして、日陰となった場所では積雪や凍結で道路の状況は劣悪であ
ります。このような場所の一部をつけかえすることによりまして、悪路区間が減少し、地区住
民の利便性のみならず、国道17号の利用者の迂回路にもなりまして、通過時間の短縮や安全
性の向上を図ることができると考えます。ぜひ、県道でありますので、安全性を備えた道路に
して、機能を果たせるようお願いいたします。
 今後の地域の発展と利便性向上を含めて、市長の考えを示してください。
 次に、市組織について、副市長人事について、副市長不在についての認識についてでありま
す。
 本市では、現在副市長が不在の状況でありまして、この事態に対し、市としての正式な説明
はいまだかつてなかったわけでありますが、先般の議会運営の中で人事案件が提出されまして、
このことかなと思っておりますが、少なからずも市民の間では動揺が見られました。
 副市長の職務として、市長の命を受け、政策・企画をつかさどり、職員の事務監督を行う重
要なポストであり、近々の課題である地方創生やグリーンベル問題においては、それぞれ副本
部長として委員長として重要な責任を担う立場となっております。
 多くの難しい問題が山積する現在の本市の状況において副市長の存在は大きな存在と考えま
すが、市長のこの状況への認識と今後の対応をお示しください。
 それでは、上原前副市長の御冥福をお祈りいたしまして、1回目の質問を終わります。
◇議長(星野 稔君) 市長。
〔市長 横山公一君登壇〕
◇市長(横山公一君) ただいまの星野議員の御質問にお答え申し上げます。
 まず、新年度予算編成と今後の合併特例債活用について、政策課題への取り組みについて、
本市の合併特例債活用制限枠と予定される充当事業についてでありますが、合併特例債につき
ましては、起債の対象となりますのが合併市町村における市町村建設計画に基づく特に必要な
事業、または市町村振興のための基金造成に要する経費とされております。基金造成事業以外
の合併特例債といたしましては、合併後の市町村のまちづくりのための建設事業として、市町
村の一体性の速やかな確立を図るために行う公共的施設の整備事業と、合併後の市町村の均衡
ある発展に資するために行う公共的施設の整備事業が対象となっております。
 合併後のまちづくりのための建設事業に係る合併特例事業については、本市におきましては
149億6,750万円が合併特例債の起債可能額となっており、平成27年度までの実績見
込み額の31億6,790万円を差し引いて、残り117億9,960万円が今後の起債可能
額となっております。
 今後も引き続き、新市建設計画に基づき、グリーンベル21整備事業、都市計画事業、中心
市街地活性化事業及び社会体育施設整備事業などの事業に対して、合併特例債の適用対象期限
である平成31年度を見据えながら、その有効活用に努めてまいりたいと考えております。
 次に、合併特例債の償還条件と今後の財政推計についてでありますが、まず、合併特例債の
償還条件ですが、合併特例債は通常債でありますので、合併特例債ということで特別な取り扱
いがあるわけではなく、償還期限や償還方法、利率などについては、通常の地方債と同じ条件
であります。償還期限は、地方財政法第5条の2により、起債対象施設等の耐用年数を上限と
し、償還方法は、元金均等償還か元利均等償還、利率については借入先及び情勢等によります
が、合併特例債については、借入先として地方公共団体金融機構や市中銀行等などとなってお
ります。
 次に、今後の財政推計についてでありますが、合併特例債は充当率が起債対象事業費の95
%であり、この借入額にかかる後年度の元利償還金について70%が地方交付税の基準財政需
要額に算入されることとなっており、事業実施時だけでなく、後年度負担についても財政的に
有利な地方債となっておりますので、行政ニーズへの対応と世代間負担の確保など将来にわた
って持続可能な財政運営を念頭に合併特例債を有効に活用することにより、効率的な財政運営
に努めてまいりたいと考えております。
 次に、本市の地方創生策定について、沼田市まち・ひと・しごと創生人口ビジョンについて、
具体的な取り組み姿勢についてでありますが、本市では少子高齢社会の進展に的確に対応し、
人口減少に歯どめをかけるとともに、将来にわたり活力ある地域社会を維持していくことを目
的として、本市における人口の現状と将来の展望を提示する「沼田市まち・ひと・しごと創生
人口ビジョン」を昨年10月に策定したところであります。
 本市の人口ビジョンにおいては、平成52年、2040年に人口規模4万人、平成72年、
2060年に人口規模3万4,000人を目指すこととし、この長期展望の実現に向けて、「若
年層・子育て世代の転出抑制」「合計特殊出生率の上昇」「子育て後世代のUIターンの促進」
の3つを基本的視点として掲げております。
 人口減少の克服は簡単にはいかないものと認識をしておりますが、「沼田市まち・ひと・し
ごと創生総合戦略」に掲げた施策について積極的に取り組むとともに、人口に関する認識を市
民の皆さんと共有し、共に人口減少の克服に取り組んでまいりたいと考えております。
 次に、沼田市創生総合戦略について、若者が定住できる施策と安定した雇用の確保について
でありますが、高校卒業後、市外に進学した若者が就職に際し、地域に戻らない傾向が続いて
いることから、「沼田市まち・ひと・しごと創生総合戦略」の具体的施策の目標として安定した
雇用を創出することを掲げているところであります。
 現在、新規学卒者や女性と地域企業との就職面接会及び就業支援相談の実施、特定求職者雇
用企業奨励金やトライアル雇用支援奨励金の交付事業及び企業誘致による雇用の創出などに取
り組んでおります。
 今後につきましても既存施策の強化・充実を図るとともに、新たに高校2年生を対象とした
企業ガイダンス、ママ・パパの子育てを応援する企業奨励金交付事業及び沼田市が地域再生計
画に基づき指定した地域再生推進法人が行う技能者育成事業への支援などに取り組むことで、
より一層の若者定住と安定した雇用の確保に努めてまいりたいと考えております。
 次に、既存企業への活性化支援策についてでありますが、現在本市では各種商工業団体や産
業振興事業等への補助金等交付事業、各種制度融資等の事業及び産業基盤の整備・充実などの
活性化支援策に取り組んでおります。
 今後につきましても現状の施策を引き続き実施するとともに、「沼田市まち・ひと・しごと創
生総合戦略」の施策として、県等と連携した創業支援策における第二創業や事業承継への支援、
女性や新規学卒者等と地域企業との雇用のマッチング、地域再生計画に基づき沼田市が指定し
た地域再生推進法人が行う建設業における技能者育成事業への支援及び子育て環境の整備等の
事業を実施し、企業への活性化支援策の充実に努めてまいりたいと考えております。
 また、さまざまな場面で企業と行う情報交換において企業が必要とする支援策等のニーズを
把握し、調査研究を行った上で、国・県や関係団体などと連携し、迅速で適切な活性化支援策
を講じてまいりたいと考えております。
 次に、本市を取り巻く広域的活性化に繋がる事業展開について、湘南新宿ラインの乗り入れ
について、湘南新宿ライン延伸で、観光人口、流動人口の誘客と都心交流の促進についてであ
りますが、本件につきましては、これまでも幾度となく星野議員から一般質問をいただき、平
成27年9月市議会定例会の一般質問においても御答弁申し上げたところでありますが、平成
23年度から本年度まで、利根地方総合開発協会の要望事項として、JR東日本に対する働き
かけを県に要望してきたところであり、平成24年6月には、利根沼田広域市町村圏振興整備
組合からもJR東日本高崎支社に要望したところであります。
 湘南新宿ラインが沼田駅及び水上駅まで乗り入れることとなれば首都圏と利根沼田地域が直
結し、観光を初めさまざまな分野での振興や都市交流がより一層推進されるものと考えており
ますが、運行経路の長さや沼田駅ホームの構造等の問題があり、乗り入れは困難であるとの説
明をJR東日本高崎支社からいただいた経過もありますので、それらを踏まえた上で、利根沼
田広域圏と連携を図りながら、路線延長に向けた取り組みを続けてまいりたいと考えておりま
す。
 次に、望郷ラインの更なる活用ライン構想について、望郷ラインの県道昇格と東から西へ(
県道小日向線に接続し、屋形原より昭和村へ)通じる望郷ラインの一周構想対策についてであ
りますが、県道昇格につきましては、平成20年度から利根地方総合開発協会において、また、
平成23年1月には関係する町村長及び議長とともに群馬県へ要望をしております。さらに、
平成24年度においても望郷ラインの県道昇格および循環道の整備について群馬県市長会を通
じ群馬県に要望してまいりました。
 県道昇格に当たっては、周辺の県道と同等以上の交通量のあるもの等の要件もあり、現時点
では難しいとの回答を県から得ておりますが、望郷ラインは利根沼田地域の市町村を横断する
重要路線でありますので、引き続き関係町村と連携し、県へ要望してまいりたいと考えており
ます。
 望郷ラインから県道小日向沼田線に接続し屋形原から昭和村へ通じる道路については、利根
沼田地区を一周できることから、利根沼田の東部地区、北部地区、西部地区の特色ある農産物
等を活かした観光コースや生活道路として地域の一層の活性化が期待されますが、現下の財政
状況から大規模な道路改修は厳しい状況にありますので、今後望郷ラインの県道昇格の動向を
見据え、利根地方総合開発協会や関係町村と連携を深めながら研究をしてまいりたいと考えて
おります。
 次に、望郷ライン延伸にかかわり発坂峠一部道路改修構想についてでありますが、県道小日
向沼田線は、川田地区の国道145号からみなかみ町地内の国道17号へ接続する広域的な幹
線道路でありますが、発坂峠区間は幅員が狭く、起伏の多い箇所も存在いたします。こうした
交通の難所を改善し、さらに望郷ラインからの交通アクセスの利便性を向上させることは、地
域間の連携促進や地域経済の活性化が期待されます。
 小日向沼田線は県道であり、今年度も群馬県市長会を通じて、また、利根地方総合開発協会
でも平成19年度以前より道路整備促進について群馬県へ毎年要望を行ってきたところであり
ます。望郷ラインの県道昇格、望郷ラインから県道小日向沼田線への接続、発坂峠の一部道路
改良など、引き続き、関係町村と連携を図りながら、要望してまいりたいと考えております。
 次に、沼田市組織について、副市長人事について、副市長不在についての認識についてであ
りますが、昨年10月末の突然の訃報は今でもまことに残念であり、故上原副市長は、市政運
営にとって欠くことのできない大きな存在であったと考えております。
 副市長亡き後も、その御意志を心に刻み、市政を滞らせることなく、職員とともに職務を遂
行しているところでありますが、山積する課題に対処するため、今議会に副市長選任同意の人
事案件を御提案させていただきたいと考えておりますので、御理解を賜りますようお願い申し
上げます。
 以上申し上げまして、星野議員の御質問に対する答弁とさせていただきます。
◇20番(星野佐善太君) 御答弁をいただきましたので、2回目の質問をさせていただきま
す。
 最初に、1回目の質問の中にもありましたように、合併特例債という行政文言が余り市民の
ほうによくわからないというのが多くて、先ほど言ったように、合併しても得はなかったとい
うのが大分市民からは聞いてまいりました。
 そういったことをできれば口頭で合併特例債のことなど一部挙げて理解を求める方法ができ
れば、非常に私はありがたいなと、こんな思いでおります。
 合併特例債の枠は、先般の同僚議員の質問でもありまして理解をいたしました。その前に私
一般質問出していますので述べたわけでありますが、それはわかりました。
 今の先ほどの合併特例債の件について、市民周知というのは市長のお考えはどうでしょうか。
◇市長(横山公一君) ただいまの星野議員の御質問にお答え申し上げます。
 合併特例債等々の市民周知へということは、もっともなことでございますので、今後そのよ
うな形で周知させていただきたい。周知に努めさせていただきたいというふうに思っておりま
す。
◇20番(星野佐善太君) わかりました。
 そこで、合併特例債という枠は、一つには人口問題、人口の数でしょうか。それから、今言
ったように新市の建設計画等によってこの枠が決まるのだと。ちょっとこれを見ますと、その
全体のお金、市債管理ですが、100万円のうちの5%は単費で持つと。それはわかります。
ただ、この人口が増減したときの関係も後に多少その影響はないんでしょうか。例えば合併時
代の人口でもう決まってしまうんでしょうか。お願いします。
◇市長(横山公一君) ただいまの星野議員の御質問にお答えいたします。
 人口の増減には関係なく、先ほど答弁いたしました金額で確定されているということでござ
います。
◇20番(星野佐善太君) わかりました。
 合併特例債146億675万円と、あと117億円余その枠があると。非常に我が市にとっ
てはありがたい財源の資源であるわけでありまして、これらを今後、現在予定されている、平
成28年の事業費も承知をいたしましたが、今後の計画の中でこの合併特例債、ことしは有利
だから全て使えるならそこで使っていく、4年間で使っていくと、こういった方向は市長も今
さっき言ったように、見てこられましたけれども、そういうことでよろしいんでしょうか。
◇市長(横山公一君) ただいまの星野議員の御質問にお答え申し上げます。
 残り117億円9,960万円あるが、今後全て使うのかということでございますが、全て
使うというふうには思っておりません。
 と申しますのは、2020年のオリンピックに向けての公共事業が始まる中で、物価上昇が
始まっているということでございますので、その物価上昇に対応するためにはやはりこの金額
の中から減少させたものを想定していないと、もし上がった場合には対処できなくなるという
危険性がございますので、それらの含みを残して使用していきたいと、かように考えておる次
第でございます。
◇20番(星野佐善太君) そうですね。
 ところで、今の状況の中で全部使うことは考えないと。事情によってでしょうけれども、賢
明な策でありますが、この117億円という大きな有利なお金をオリンピックは2020年で
すか、来る。その期限が要するに、特例債を使う期限があと4年なんですね。そうしたことを
考えた中で、使えるものがあれば使う。どうしても建設事業とか使わなきゃならなくなるとき
には使っていくというふうな思いはあると、それは思うんですが、その点はいかがでしょうか。
◇市長(横山公一君) ただいまの星野議員の御質問にお答え申し上げます。
 使えるものもあれば使えないものもあるだろうということでございますけれども、そのとお
りでございまして、第1回の質問でお答えしましたように、合併特例債が使える基準というも
のがありますので、この基準に該当するもののみ使えるということでございますので、使える
ものには使っていきたいということでございますが、使えないものはやはり市単独でやらざる
を得ないということになろうかと思います。
◇20番(星野佐善太君) 財政推計にも影響を及ぼさないということが先般同僚議員の中で
も示されました。それは数字を見れば当然起債として無理かどうかわかるわけでありますから、
その辺はわかりました。
 次に入りますが、2の関係に入ります。具体的な取り組みということでありまして、これは
人口ビジョンの関係でありますが、今回の地方創生は何といっても総合戦略いろいろあります
けれども、一億総活躍社会といろいろありますけれども、人口のやっぱり減少をとめると、こ
れに尽きると思うんですね。
 それで、日本中の自治体が同じ思いでしのぎを削って良案を出すわけでありますが、皆知恵
比べが同じような状況になると思うんですね。
 私は、我が町の施策については全てが市民の皆さんに満足できるような施策はできないと思
うんですね。
 そこで、特化した一つのものをやはり1つや2つ、目を見張るものがあればそこに魅力を感
じて若い人たちが移住する形に進む、そういう方法もあるんじゃないかと思うんですね。皆さ
んと同じようなレベルの施策では何もならないと、こんな思いでおりますが、先ほども1回目
の質問の中で市長の決断で思い切ったものを1つや2つ示されることができるか、できないか、
その辺を今の考えの中でお答え願います。
◇市長(横山公一君) ただいまの星野議員の御質問にお答えいたします。
 全てが満足するわけにいかないので、特化したものを何か考えているかということでござい
ますが、大変ありがたい御示唆でございますので、よく研究させていただきたいというふうに
思います。
◇20番(星野佐善太君) ぜひいろいろ考えまして、若者がすばらしい施策ができたと、住
んでみようと、こういうふうな思いを本当に考えて、ひとつこれをPRしていくと。
 先般北陸の地方ですかね、あるこんなことがありました。ないものはないという、ないもの
はないと、この一言なんですね。皆さん知っていると思うんだけれども、時の総理大臣が国会
でないものはないというような答弁で、それが非常に話題になりまして、2,300人ぐらい
の島なんですが、そこに年間2,000人前後の方が訪れて海外からも来ると。こんなことも
簡単なようでありますが、アイデアなんですよ。そういうアイデアで人は来ると。今非常に忙
しいと。こんなことがありましたけれども、そういったちょっとアイデアを取り入れると。こ
れが必要だと思いますが、我が町は天空の里と言っていいんでしょうか、そんなようなことも
よく人から聞きますので、何か一つよいアイデアをつけ加えて町をアピールする。こんな思い
がありますが、市長どうでしょうか。
◇市長(横山公一君) ただいまの星野議員の御質問にお答え申し上げますが、ないものはな
いというのは、全てあるからないものはないのか、全然ないものはないというどっちを捉える
のかということでございますけれども、やはり2,300名の町ですとやはりないものはない
というのは、持っているものがないんだというふうなことなんだと思いますけれども、やはり
その中でもアイデアを入れることによって人が来ているということでございますので、大いに
参考にしながら、市の計画も考えていきたいと、かように考える次第でございます。
(休憩を求める者あり)
─────────────────────────────
◇議長(星野 稔君) 休憩いたします。午後1時から会議を開きます。
午前12時00分休憩
─────────────────────────────
午後1時00分再開
◇議長(星野 稔君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
─────────────────────────────
◇20番(星野佐善太君) では先ほどに引き続きまして質問いたします。
 先ほどの話は、こんなロゴマークをつくって、これがヒットしたそうですね。こういった方
法もあるなと思いました。
 それで、人が来れば必ず食べ物が必要だと。そこでカレーがヒットされまして、そのカレー
も非常に好評だと。一石二鳥、三鳥と、海外からも来ているそうです。こんなところがありま
したので、我が町も例えば想像でありますけれども、天空の町沼田とか何かと考えて、そうい
った方法を考えることが必要だなと、そんな思いでありました。
 また、教育委員会でも県のほうで昨年6月ですか、会議を開催しまして、人口減少における
教育の重要性というのがわかって会合を開いて、これから4月に向かって新たな組織を立ち上
げて、やるという、非常に朗報が入りました。
 やはり、行政がやることでもなくとも教育が大きなこれからの道に対して影響あるというの
は私は前から思っておりますけれども、そんなことがあって、教育委員会では人口減少に対す
る必要的な教育でやっていけば非常に大きな利点になるんだと、こんなことであります。
 それについて市長、どうでしょうか。
◇市長(横山公一君) ただいまの星野議員の御質問にお答えいたします。
 人口減少における教育の重要性ということでございますけれども、まことにそのとおりでご
ざいまして、やはり百年の大計は教育にありというふうに言われておりますので、やはり教育
が一番大切ではないかなということは議員おっしゃるとおりだというふうに思っております。
◇20番(星野佐善太君) また、いろいろな新聞にも出ておりますけれども、いろいろな調
査の結果、これは内閣府がやったんですけれども、老後の移住という調査をしたそうですね。
そうしたら、大都市の多くの方々が先輩方でありますけれども、24%の方から地方都市に移
住して住みたいと。特に、若者が35.5%ぐらいの人が地方都市に移って住みたいと、こう
いう統計調査が出ております。
 これも本当に地方にとってありがたいことでありまして、ただ、医療、交通機関がやっぱり
便利なところがいいんだと、こういうことも指摘されたのが出ておりました。参考までに申し
上げましたけれども、やはりこれから高齢化社会の中で医療、介護というのがいかに重要かな
ということになってまいりまして、市長もその辺の考えはいかがでしょうか。
◇20番(星野佐善太君) ただいまの星野議員の御質問にお答え申し上げます。
 大都市から移住するのには地方都市がよいと。若者の35%もそのように思っていると。し
かし、やはり医療と介護が充実していなければいかんというようなことでございますが、まさ
にそのとおりだというふうに思っております。
◇20番(星野佐善太君) それでは、次に移りますが、既存企業の活性化策ということで、
先ほど市長もいろいろな施策を発表されました。それはごもっともです。
 ただ、私が言いたいのは、この沼田市が、沼田市民がその企業に親しみを持つ、愛着を持つ、
行政が年に一度、二度はそういった訪問して企業の考えていることやアイデアとか、そういっ
たものをやっぱり聴取して、それを行政に生かしていくと、こういうことが必要じゃないかと
思いますが、市長いかがでしょうか。
◇市長(横山公一君) ただいまの星野議員の御質問にお答え申し上げますけれども、やはり
市民がその企業に愛着を持ちながら、それを行政に生かすと。行政がそれを生かすということ
でございますけれども、行政もそのような視点で各企業等々を訪問しながら、情報の交換を行
っている次第でございますので、よろしくお願いしたいと思います。
◇20番(星野佐善太君) 私は、特に地元の企業を、やっぱりつき合いをしたほうがいいと。
大企業が来てくれれば本当に望むわけでありますが、なかなかいろいろな事情で来てくれない
と。
 しかし、県のほう、高崎のほうに行きますと、これも新聞によると8企業が入るなんていっ
ていた時代もありましたけれども、地元の企業をやっぱり我々市民が育てる。聴取をしてやる。
行政もそういった点に影響、行政的な悪影響なければ、それを育てていくと。こういう姿勢が
やっぱり必要だと思います。
 特に地元企業に対しての我々の支援というもの、あるいは愛着を持って親しみを感じる。そ
うすると、企業が盛んになれば結局自分たちの子供や孫はそこに就職できると、こんな思いで
ありますが、そうした中でいろいろな施策を聞きましたけれども、やはり立地条件というのが
問題でありますね。立地条件、交通網、そういうことがありますが、そういった条件をクリア
するためにも一つの減免措置もありますが、わかりやすい支援策、例えば固定資産税が何%ま
ででよい。しかし、事業の収入は沼田市に納めてくださいと。そんなようなことが行政事務上
あるいは電子対応上できるんでしょうか。それ市長いかがでしょうか。
◇市長(横山公一君) ただいまの星野議員の御質問につきましては、経済部長をもって答え
させますので、よろしくお願いします。
◇経済部長(栃原豊彦君) それでは、命によりお答えさせていただきます。
 現状の市の制度におきましてもそれぞれ固定資産税の課税の免除という措置もとらせていた
だいております。沼田、白沢地区につきましては、低開発地域工業開発地域ということで、こ
れに基づいた固定資産税の課税の免除、この制度がございますし、また、横塚・生品農工地区
につきましては、農村地域工業等導入地域ということでございまして、これにつきましても固
定資産税の課税の免除の措置がございます。
 さらには、昨年9月に企業誘致推進条例の改正を行わせていただきまして、それぞれ市内に
立地をする企業に対しての助成金の制度を新たにつくらせていただきました。
 用地を取得した場合の助成金、さらには施設設置の助成金ということで、固定資産税あるい
は都市計画税に相当する部分の助成金を交付すると。さらには、雇用した場合につきましては、
雇用促進助成金という形の制度も発足をさせていただきましたので、こういう形で既存、市内
の企業あるいは立地をいただく企業に対しましては、そうした制度によりまして優遇措置を図
っているということでございます。以上でございます。
◇20番(星野佐善太君) 今の施策は私はこう言っていますけれども、本当に全体の微量な
支援なんですよ。そうじゃなくて、もっと思い切った沼田市はいろいろな企業に向けて、固定
資産税無料、そのかわり売り上げの税収は本社東京だが、沼田を通せと、こういうような状況
はできるでしょうか。
◇市長(横山公一君) ただいまの星野議員の御質問にお答え申し上げますが、もっと思い切
った施策をやれということでございますが、それは検討させていただきたいというふうに思い
ます。
◇20番(星野佐善太君) よろしくお願いをしたいと存じます。
 次に移りますが、湘南新宿ラインの延伸で、どうしてもこれは時を得ているわけですよ。地
方創生、地域を活性化する。こういった総合戦略の中でやはり一つの大きなものを持ってこな
ければなかなか言葉の上だけで地方創生、人口ビジョンをしよう。あるいは戦略を立てようと
いったところでなかなか絵に描いた餅に終わるわけです。というのは、全国の各市町村がみん
なそれをやるわけですよ。同じことなんですね。
 でありますので、こうした手軽に我々も東京に出かける、あるいは来てもらう。こういった
これから交通網によって観光客に来ていただきやすくなる。流動人口が来てくれやすくなる、
こういったことについて、前私がずっと申し上げておりまして、市長もこの件で大分苦労いた
だいて、県にも上げてもらったと、こういうことで、本当に力強く思っておりますけれども、
そこで、高崎支所に行ったらホームが短いとか電車が軽いとか、こういう返事があったという
ことを聞きました。
 私は、ある隣町、市の関係で赤城子持線を結ぶ浅田の橋が合併特例でやっているわけですよ。
そういったものをそういった駅、ホームの改築とか、たまたま沼田も合併で117億円もあり
ます。みなかみさんも合併して当然そういったお金もあると思うんですね。こういったものを
利用するような考え方を今まで持っていたのか。また、これから今言ったので、そういうのも
視野に入れて考えていくのか、市長御答弁をお願いします。
◇市長(横山公一君) ただいまの星野議員の御質問にお答え申し上げます。
 合併特例によってホームの長さ等々をというお話でございますが、やはりJR東日本が湘南
ラインを沼田水上に延伸してくれるということになれば考えさせていただきたいというふうに
思います。
◇20番(星野佐善太君) わかりました。
 あらゆる努力をして、不可能なことも可能にするのが政治でありまして、また、そういった
ことを実行するのが市民のためでありまして、ぜひ力を振り絞って市長にも、我々も頑張って
こういった施策を応援したいと思いますので、ぜひともよろしくお願いしたいと存じます。
 そこで、やはりただ話だけではだめなので、先般私言いましたが、トップの方がいろいろな
ところに出かけていってセールスをすると。こういうことが必要であると考えております。
 当然前も聞きましたら、そういう話をしてくれましたので、そういう点につきましてもあら
ゆるところでそういった力を発揮してもらいたい、こう思います。
 引き続いて、その決意を聞きたいと思いますので、よろしくお願いします。
◇市長(横山公一君) ただいまの星野議員の御質問にお答え申し上げます。
 あらゆるチャンネルを使って努力せよということでございますが、努力することはやぶさか
でございませんので、東日本に向かっても強力にお願いに上がっていきたいと、かように考え
ておる次第でございます。
◇20番(星野佐善太君) わかりました。
 それでは、次の望郷ラインの県道昇格と東から西へと、加えて小日向線の改良と接続と、こ
ういったことを申し上げました。これは私は望郷ラインは利根沼田で一周できるという、非常
に一つの思いと夢がありまして、これらを実現できればいいがなと。まして、みなかみの月夜
野出口は、上越線がありまして、非常に工事も困難になると思います。当然その地区だけの予
算ではできないと思いますし、県道昇格すればそれもかなう可能性が多いなと、こんな思いで
質問させていただきましたが、その辺について、広域的な立場でやっぱり支援するか、あるい
は今言ったとおり合併特例債使ってもらうか。私どもはみなかみは関係ありませんけれども、
そういった思いは広域圏としては思いはあります。
 今新聞を見ますときのうの前橋のある人の講演も新聞に出ていましたけれども、やはり増田
さんでしょうか、地域が連携してやるとこれから地方創生に勝ち抜くことだと、こんなことが
出てありました。やはりこれをやることによって、あと3年ですか、でその償還期限、1年で
2億2,000万円くらいの返済を終わりますけれども維持費が2,300万円、そのうちの
沼田市負担が1,100万円くらいと、こんなことでありますが、ぜひそれを両サイドから通
り抜けがよくなりますと非常に交通網もよくなると。17号線あるいは高速道路が冬期に不通
になりまして、非常に混んでいます。私が家から岩本まで行くのに1時間ぐらいかかりました。
しかし、高速道路が交通できないと、そんなことで非常に大変な思いをしたことがありますけ
れども、これについて、ぜひとも1市1町3村の首長さんが一丸となって、この辺の解決して
もらいたいなと、こんな思いでありますが、改めて市長の決意をお聞かせください。
◇市長(横山公一君) ただいまの星野議員の御質問にお答え申し上げます。
 望郷ラインの県道昇格という話でございますけれども、1市1町3村の首長が集まります広
域圏では常にこの話題が出てまいりまして、何とかしようじゃないかということになっており
ます。
 ただ、やはり最後の取りつけのところのみなかみ地内のところがやはりうまくいかないとま
ずいので、みなかみの町長さんにはぜひその点善処していただきたいというお願いは再三して
おるところでございます。
◇20番(星野佐善太君) 私もその辺はよく心得ているところでありますが、声を大にして
やっぱり言ってやることが一つの方法でありますので、よろしくお願いしたいと存じます。
 加えて、みなかみ月夜野の上津から川田地区を通って昭和村へ通じる道が狭いんですがあり
ますけれども、月夜野から川田地区に県道であります。それは小日向線と呼んでいますけれど
も、県道でありました。私がたしか中学3年のときにあそこの道が上川田地区の一部の峠のと
ころは開通したんです。それは何で記憶にあるかというと、たまたま同級生の同じお父さんが
私の同級生と同じ名前だったんですね。それで落盤で大変だということですぐいろいろ調べた
ら、たまたま同名だったものでほっとしたというのは失礼なんですが、同級生のお父さんじゃ
なかったと、こんな思いで今もずっと記憶あるんです。
 今の沼田の最終処分場のところにまでは非常に拡幅されておりますが、その先になりますと
非常に狭くて、本当に山道と。これが県道なんですね。
 利用者はどうかという、先般もありましたけれども、悪ければ通りませんよ。それが開通す
ることによって、今現在は月夜野まで川田地区の境までは非常に広い道で改良されました。あ
と一山越えればその道か完成に近づくと、こういう思いでございまして、本当に市長さんには
御苦労いただきますけれども、これらの点について一部の峠の改良をすることによって非常に
短縮されてよくなります。道が。そんな思いでありますので、引き続いて総合開通等々の中で
も力を発揮してもらいたいと思いますが、その点について改めて市長にもお聞かせ願います。
◇市長(横山公一君) ただいまの星野議員の御質問にお答え申し上げます。
 県道小日向沼田線の道路改良ということでございますが、さきに議員から御提案があった後
すぐその現地を見てまいりました。あと本当にわずかな区間で道路改良が終わるということで
ございましたので、その後県の県道整備部に行きまして、ぜひやっていただきたいというお願
いをさせていただきました。
 県の返事は交通量がというようなことを言いましたので、先ほど議員おっしゃるとおりに、
道路がよくなれば交通量が上がるんだと。道路が悪いから上がらないんだという話までさせて
いただきましたけれども、しばし待っていただきたいというのが返答でございましたので、今
後とも働きかけていきたいというふうに思っております。
◇20番(星野佐善太君) その点はよく私も承知しておりまして、しつこいようであります
けれども、また加えて御協力をお願いしたいと存じます。
 そして、その道を川田に行きますと、屋形原は土地改良しました。土地改良いたしましても
大型バス、大型トラックは入れません。入る道がないんですね。農産物の搬出や運送に非常に
苦慮しているわけですが、これをつなげていただいて、昭和村等につなげると。これが私ども
地区の夢というんでしょうか、願いでございまして、先般も協議会等でもこれらを取り上げて、
4地区の協議会なんかでも発表されたと思います。
 やはり土地改良しても大きな車は入らない、バスも通らないというんじゃ、もう本当に、土
地改良した意味が半減してしまいます。
 こんな思いでありますので、それらについてもぜひ力をかしてもらいたいと、こういう思い
でおりますが、市長いかがでしょうか。
◇市長(横山公一君) ただいまの星野議員の御質問にお答え申し上げます。
 土地改良が進んでも大型が通れないということでは大変不便を来しているということは重々
承知しておりますので、今後とも努力してまいりたいというふうに思います。
◇20番(星野佐善太君) わかりました。
 それが完成すれば、利根沼田を一周する東側望郷ラインですけれども、名前はわかりません
が、こういった非常に便利さがあるわけでございまして、ぜひともこれを実行のほうに移して
もらいたいと、再度お願いいたします。
 それでは、最後のことになりますが、副市長辞任についてということで、副市長不在につい
ての認識ということでございまして、1回目の質問の中でも我々議会にとっても当局にとって
も市民にとっても非常に悲しい出来事でございまして、それらのことについて我々は本当に新
聞で疲れたということのみを知っただけでございまして、その後の状況も一向知りませんでし
た。市民からもいろいろ聞かれました。どうしたんだ、どうしたんだと。でも、新聞だけの答
えでございまして、何ということはありませんが、市長も当局も大変副市長という存在の中の
仕事というのがあるわけですね。調べてみました。非常に20余にわたる行政事務の専決規程
というのがあって、そういうのが22ありますよ。非常に重い仕事をしていただいておりまし
た。市長不在のときはそれにかわるとか、あるいは委員長になるとか、こういったありまして、
非常に負担して当局、市長も本当に痩せる思いで今まで仕事をしてもらったと思っております。
その点についてやはり我々にも早くにそういったニュースを遺族の方々を思えばそう早くには
採用というのは難しいでしょうけれども、せめて議員にはこういうことで考えているというぐ
らいのことを知らせてくださったほうが私はよかったなと、こんな思いでまた市長いかがでし
ょうか。
◇市長(横山公一君) ただいまの星野議員の御質問にお答え申し上げます。
 副市長のことについてということでございますが、やはり副市長は亡くなりまして、四十九
日は喪に服していたいという思いでいっぱいでございましたので、四十九日がちょうど12月
15日になりますが、12月15日までは喪に服しているという気持ちで務めさせていただき
ました。
 ただ、12月が15日ということでございますので、これはもう年度内に動きは無理だとい
うことなので、年度明けになってから動きをさせていただきましたので、どうしても12月議
会には上程がかなわないということでございますので、御理解賜りたいと思います。
◇20番(星野佐善太君) 今、国を挙げての指導になって、地方創生という大きな改革、活
性化のうねりが自治体に来ておると。その長として頑張ってもらうわけでありますから、附帯
というのは非常に我々とすると残念にも思うわけでありますが、今までの市長の思いとか職員
の思いとか、そういった思いは遺族にわかってもらえると思うんですが、必要であるから当然
この職をお願いしているわけでございます。これから新年度に向けて新しい副市長が誕生する
というふうなことでありますから、ほっとはしております。
 しかし、また一からいろいろ勉強してもらうことになるんでしょうけれども、それなりの知
恵がある人が来ると思いますけれども、とにかくおくれたわけじゃないんだと思いますが、迷
惑かけたわけではないと思いますけれども、いないということは大きな職員にも市長にも負担
をかけてきたな、こんな思いでありますので、私はいよいよ人事のことは議会運営委員会に発
表されますので、ほっとはしておりますが、今後沼田市においては職員とか悩み事相談組織と
いうのが館林なんかはあるんですよね。あるんですよ。ここに持っていますけれども、沼田市
はそういった組織はあるのか、ないのか。
◇市長(横山公一君) ただいまの星野議員の御質問にお答え申し上げます。
 大変事務が進まない等々があってはいかんということでございますけれども、そのとおりで
ございまして、副市長のいない分気張って頑張ってきたつもりでございます。
 ただ、本市においては悩み事相談等というものは現在設けておりませんので、その点御理解
賜りたいと思います。
◇20番(星野佐善太君) 沼田市は、ちょっとそれますけれども、衛生安全管理とかいろい
ろなことありますね。館林もありますけれども、市職員の相談実施要綱というのができており
まして、これらの対策、もし悩みがあるとか、職員があるとか、そういったのをここで対応し
ていくと、こんな要綱ありましたので、披瀝を申し上げておきます。
 これは、今後こういった社会でありますから、職員、いろいろな悩みがあると思います。こ
ういった対応できるような設置要綱ができればありがたいなと思いますけれども、市長、今後
そういった検討をいただけるか、いただけないか、その辺についてもお聞きしたいと思います。
◇市長(横山公一君) ただいまの星野議員の御質問にお答え申し上げます。
 館林ではそのような市相談実施要綱というものがあるということでございますので、参考に
させていただきたいというふうに思います。
◇20番(星野佐善太君) よろしくお願いしたいと思います。
 以上で質問を終わります。ありがとうございました。
──────────────◇──────────────
◇議長(星野 稔君) 次に、大竹政雄議員。18番。
〔18番 大竹政雄君登壇〕
◇18番(大竹政雄君) それでは、通告に従い一般質問を行います。
 振り返ってみれば、横山市長においては、私たち十数人の議員が沼田市を何とか変えたいと
いうことで選挙を戦い、勝利して早くも2年が過ぎ去ろうとしています。市長として2回目と
なる予算を承認を受けるべく議会を迎えています。政治はほとんど皆無の状態から、今こうし
て見ていますともう何年も経験されたかのように感じるのも充実した市長の職務に邁進してい
る姿に改めてよかったと思っています。これからも市民要望をしっかり受けとめた市政に期待
しているので、頑張っていただきたいというふうに思っております。
 この2年を振り返って見て、当初の公約が少しずつ動き出そうとしています。特に、グリー
ンべル21を初め、3・3・1環状線、(仮称)利南運動公園など、以前からの懸案事項に早
々に着工を宣言され、これからの二、三年は市民の皆様にとっても変わってくるものを感じ取
れると思います。
 また、合併特例債の期限もあと4年。時間との闘いも忘れず、対応を期待していますので、
市民に希望を与えていただくような市政運営を期待しながら質問をさせていただきます。
 それでは初めに、市政方針についてお伺いいたします。
 社会のさまざまな方々に手厚い支援を差し伸べるということで、みんなが生き生きと生きら
れる社会にする。そして、今以上に福祉を手厚くするというソーシャル・インクルージョンの
考え方。
 また、一方では厳しい財政問題を考えるときに、言いにくいことだが、今こそ何かと政府に
頼る人たちを甘やかし過ぎてしまったことを反省し、一億総依存ではなく、自立して活躍する
1億人にしなければならない。次世代のために現世代から生活保護費やその他の社会保障費を
大きく削る必要があるという、2通りの考え方があります。
 地方創生が叫ばれ、各自治体が存続をかけて人口減少問題を初めとするさまざまな課題解決
に向けて施策を展開しなければならない状況に置かれており、これからの市政運営において間
違った選択は市の存続さえ危ぶまれることもあり得るという観点に立つと非常に難しい選択を
しなければならない時代に入ったと感じています。
 そうした流れを受けて、全ての市民に自立に対する認識を持っていただくことが大きな課題
であり、それが財政の健全化につながるものと考えていますが、市長の施政方針について見解
をお伺いいたします。
 次に、生活保護についてお伺いいたします。
 憲法学者小林 節氏の本の中から、憲法が機能していないという項目から生活保護について
の記述の中で「人間として生まれた以上、運悪く競争に敗れて無一文になって食べられなくな
ったら市区町村の福祉課で生活保護の申請をすればもらえる。ただ大事な点は、これで一生働
かなくて暮らしていけるという話ではなくて、敗者復活を試みる間は死なないで済むというこ
とだけのものであります。だから、本人が努力し、早く支給を絶たなければいけない。福祉と
いう名目で、一生の生活保障のように思い込む人が結構いるようだ。そのような人たちに憲法
で言っている生存権をはっきり示して理解させるべき」とあります。
 また、「月十数万円の支給されているようだが、平均所得や経済状況によって変更すべきで
あり、また、国民年金を上回るようなことは異常であり、減額すべきで、性質上仕方のないこ
とだ」とありました。
 働ける状態であるかは常に行政が判断をし、支給を打ち切るべく対処しなければならない。
このことは、決して憲法違反ではないとあります。
 このところ、一般市民から生活保護は年金よりなぜ高いのか、医療費はなぜ無料なのか等、
不満に思っている市民が以前よりも増して聞くことが多くなりました。私も以前から矛盾を感
じながらも、国の制度だからと思ってきましたが、このような理不尽で不公平はないと感じて
います。このような生活保護制度の仕組みについて市長の見解をお伺いいたします。
 次に、空き家対策についてお伺いいたします。
 先日、早稲田の西口教授に空き家対策について取り組みをしていくことは喫緊の課題ではな
いですかと言われました。私も高橋場町、柳町をよく散歩していますが、このところ一般住宅
の空き家がかなりふえてきています。それにも増して一戸建てアパートの空き家が多くなりま
した。そして、近隣の方からも後継ぎが帰ってこないという話をよく聞かされます。これから
10年先の空き家は、今の人口減少問題と同様、ふえ続けると考えられます。
 昨年5月から空き家対策特別措置法が完全施行されましたが、措置法による強制措置に至る
以前にリフォームすればまだ使える状態のうちに手を打つ必要があると思いますが、市営住宅
と連動した施策を考えるべきと思いますが、市長の見解をお伺いいたします。
 次に、公共事業(建築物)の考え方についてお伺いをいたします。
 児童数減少による学校統合問題では今年度利根小学校を新築するということで予算計上され
ています。統合に当たっては、PTAや地域の要望を聞くことは必要と考えますが、現状使え
る校舎がありながら新しくするということは、持続可能な行政サービスの観点から逆行した選
択であり、厳しい財政運営を見きわめることも行政の大きな責任であると考えています。これ
から先保育園や幼稚園、そして小中学校などの統合する場合の校舎について、公共施設管理の
マネジメントの視点から今後どのように考えていくのか、市長の見解をお伺いいたします。
 次に、中心市街地活性化についてお伺いをいたします。
 長い時間を費やしたにもかかわらず、なかなか思うように進んでいません。今までもいろい
ろな計画や事業をしながら来たのですが、土地区画整理という手法が計画を大きく狂わしてき
たと思っています。
 しかしながら、行政は継続という基本から、変えることのできないのが現状であり、難しい
かじ取りをしなければならない市長として、大きな重荷であることだと推察しますが、思い切
った政策転換も考える時期に来ているものと思います。立場から逃げ出すことのできない状況
の中でまちなか再生について、初めに率直な感想をお聞かせ願えればと思います。
 そして、今年度の予算の中で活性化に向けて基本計画を見直すようですが、市長の見解をお
伺いいたします。
 最後に、グリーンベル21についてお伺いいたします。
 9月議会において、進め方に異論を呈したところでありますが、基本設計も進み、これから
実施設計、改修ということになっていくと思いますが、全力で早期完成に向けて努力していた
だきたいと思います。
 さて、市長はグリーンベルを複合施設にといろいろ努力されてきたようですが、今までにど
のような対応をされてきたのか、初めにお伺いをしたいと思います。
 そして、現在は改修に向けて取り組んでいるわけですが、市役所や各施設が移転と同時に複
合施設として大きな役割の一端を担うのは商業施設であると思っています。商店をいかに誘致
できるかがグリーンベル21の活性化に大きな影響を与えることは間違いないことだと思って
います。そこで、商業施設誘致に対して市長の見解をお伺いし、1回目の質問といたします。
◇議長(星野 稔君) 市長。
〔市長 横山公一君登壇〕
◇市長(横山公一君) ただいまの大竹議員の御質問にお答え申し上げます。
 まず、明日のまちづくりについて、市長の政治姿勢について、施政方針についてであります
が、平成28年度当初予算編成に当たりましては、厳しい財政状況にあっても国・県の財政及
び施策の動向並びに本市を取り巻く地域経済動向などを見きわめるとともに、市民ニーズを的
確に反映するための施策を実施するため、コスト意識を持って選択と集中により事業の緊急性、
必要性、優先度及び、熟度等を精査した上で事業の重点化を図ることを基本としたものであり
ます。
 また、昨年10月には本市における人口減少と地域経済縮小の克服、まち・ひと・しごとの
創生と好循環の確立を目指すため「沼田市まち・ひと・しごと創生総合戦略」を策定したとこ
ろですが、平成28年度は、総合戦略に掲げた4つの基本目標の具体的施策を推進し、地方創
生をさらに深化させる必要があることから、総合戦略関連施策を含め、重点施策3項目を柱と
した「明日の沼田をつくる元気みらい創造予算」として、未来に向け創造性豊かで明るく元気
なまちづくりに取り組んでまいりたいと考えております。
 次に、生活保護についてでありますが、日本国憲法第25条に「全て国民は、健康で文化的
な最低限度の生活を営む権利を有する」と規定されており、生活保護制度はこの理念に基づき、
国が生活に困窮する全ての国民に対し、その困窮の程度に応じて必要な保護を行い、最低限度
の生活を保障するとともに、その自立を助長することを目的とした制度であります。
 生活保護費が年金より高く、医療費が無料であることなどについて市民から不満を聞くこと
が以前より多くなっているとのことでありますが、年金制度は納付した保険料の額や期間に応
じて年金額が算定される仕組みであり、生活保護制度は最低限度の生活を保障するとともに、
その自立を助長することを目的とした制度で、医療費は生活保護扶助の一つ、医療扶助として
支給されております。
 このように、年金制度と生活保護制度は制度の趣旨が異なっておりますので、御理解を賜り
たいと存じます。
 次に、行政運営について、空き家対策についてでありますが、適切な管理が行われていない
空き家等は、地域住民の生活環境に悪影響を及ぼす恐れが懸念されております。
 空き家を借り上げて借り上げ賃貸住宅として活用することも空き家対策として有効な手段の
一つであると考えております。
 市営住宅については、年々老朽化が進み、最後に建設をした谷地端第2団地で既に20年が
経過するなど老朽化対策が急務となっており、平成28年度において高橋場町地内の谷地端団
地の建てかえに向けた基本設計等を計画しております。
 空き家対策の市営住宅と連動した政策につきましては、他市の状況を参考に研究してまいり
たいと考えております。
 次に、公共事業(建築物)についてでありますが、本市では、現在国のインフラ長寿命化計
画に定める地方公共団体の行動計画と位置づけられる公共施設等総合管理計画の策定に取り組
んでおり、平成28年度末までの完成を目指しております。
 計画策定の目的は、過去に建設された公共施設等がこれから大量に更新時期を迎える一方で、
財政は依然として厳しい状況にあり、人口減少等による今後の公共施設等利用需要の変化に対
応した施設の最適化が課題となっていることから、公共施設等の全体を把握し、長期的な視点
での更新、統廃合、長寿命化などを計画的に行うことにより、財政負担を軽減、平準化し、公
共施設の最適な配置を実現しようとするものであります。
 公共施設等総合管理計画の策定は、議員御質問の厳しい財政状況を見きわめて事業を行って
いくという観点にも合致しており、計画策定を着実に進め、実行に移していくことで、公共施
設の適正配置、ひいては、財政負担の軽減と公共事業の適正化につながるものと考えておりま
す。
 次に、中心市街地活性化についてでありますが、平成10年に中心市街地街づくり事業に着
手してまいりましたが、基盤整備である土地区画整理事業の合意形成に時間を要するとともに、
グリーンベル21のキーテナント撤退や郊外大型店の進出などの経済情勢の変化も加わり、事
業が長期化しております。
 しかしながら、中心市街地の街づくりは、時間がかかっても継続して取り組んでいかなけれ
ばならない事業であり、できる限り早期に事業が完了できるよう取り組んでまいりたいと考え
ております。
 また、グリーンベル21の再整備にあたり「やさしさの核」に計画している施設をグリーン
ベル21へ整備することとなりましたので、来年度中心市街地活性化基本計画の見直しを予定
しております。
 次に、グリーンベル21についてでありますが、グリーンベル21の活用に向けて課題を整
理するとともに、整備方針などをまとめた「グリーンベル21活用基本構想」を昨年の10月
に策定し、パブリックコメントを実施するとともに説明会を開催し、寄せられた御意見を参考
に、基本設計業務を進めてまいりました。
 具体的な整備計画につきましては、庁内における関係部課長をメンバーとする整備検討会議
において協議を重ねるとともに、関係団体との調整を初め、担当職員による市民活動施設や庁
舎に関する検討も行い、グリーンベル21構想委員会における協議を経て、施設の改修方法や
配置計画等をまとめてきたところであります。
 細部の調整につきましては、今後の設計業務の中でまとめてまいりますが、グリーンベル2
1を複合施設として再びにぎわいを取り戻すためには商業施設の誘致も大きな課題であります
ので、複数の事業者と情報交換を進めておりますが、今後につきましては、専門家の意見も伺
いながら出店の条件などを整理し、テナントの募集も進めてまいりたいと考えております。
 以上申し上げまして、大竹議員の御質問に対する答弁とさせていただきます。
◇18番(大竹政雄君) 答弁をいただきましたので、再質問をさせていただきますけれども、
基本的に施政方針ということで、市長2年目でありますが、2年が終わろうとしているわけで
すが、今国の総合戦略等々でこれからやっているという話ですが、私も17年間この議員を経
験をさせていただきましたけれども、国のやっていることはいい加減だなということをつくづ
く感じられます。
 特に、我々みたいに貧乏都市と言っていいのか、3割自治と言われたような、こういう自治
体は本当に大変な思いをしてきたなというふうに思っております。
 私もいろいろなことで国の施策の中で何でこうなんだろうみたいなものをたくさん感じてま
いりました。きょうきのうと話を聞いておりますけれども、例えば私が議員になったときに交
付税が払えなくなったから臨時財政対策債をとりあえず使っておけよとか、こんなことが2年
後にありました。それが過ぎたら、今度は合併特例で合併で、要するにみんなが一緒にならな
けりゃもう日本はもたなくなっちゃうみたいな話で、あめをくれて何とか合併させようと。我
々もあのときに1年半ぐらい勉強会させられたんですかね。要は、合併しなければ絶対損だよ
みたいなことを言われて、そのときの話がさっきの合併特例債の話なんですね。これあめです
よ。
 当時5,000人未満は認めませんみたいな話で、要は県の出先機関ですよみたいな、1万
人未満は要は交付税は物すごく減額しますよみたいな話があって、そんなことをやりながら、
それじゃ何とかしなけりゃみたいな話で来ました。
 ただ、今さっき合併したほうが損だとか得だとかという話がありましたけれども、要は中に
はしなかったほうが得だという考え方ができたのも確かだと思います。これは、国が言ってい
ることがうそを言ったわけですよね。私はそう思う。
 そして、その後に今、合併特例債が使えなくなる制度をつくりました。当時実質公債比率が
18%を切らなければだめだよみたいな、国は何でもつくれるという。だから、なければない
なりに何とか考えちゃうみたいな、何かごまかされているような気がしている。私は、いつも
そんなふうに思っていました。
 ただ、今回はそういった意味ではいろいろな施策の中で補助金なり、それから支援策、助成
策たくさんつくってきたのは、その15年ぐらいだったですかね。
 だから、要はそのやることは、国がやるからいいだろうと思ったけれども、実際には地方自
治は大変な思いをしているということが今回言いたかったんですね。
 その辺のところは、まだ市長になったばかりでよくわからないかと思いますけれども、この
財政の厳しい中で、これから本当の意味で市政の方針というものはこういう方針をということ
をしっかり市長にはつかんでいただきたいということで、私の話をさせていただくわけであり
ますけれども、要は、これからこの地方自治体が生き抜くためにはどうしたらいいか。その辺
のところをもし市長の意見があったらちょっと教えていただきたいというふうに思います。
◇市長(横山公一君) ただいまの大竹議員の御質問にお答え申し上げます。
 この地方自治体が生き残るにはという御質問でございますけれども、やはりこの地方自治体
が生き残るのには国・県の動向を注視しながら生き残っていかなくてはいけないだろうという
ことだと思うんですが、その中でもやはり自分たちが取捨選択をしていかなければいけない時
代になったんだろうと。国が言うから全て受け入れる、県が言うから全て受け入れるという時
代はもう終わってしまったんだろうというふうには思っております。
 ただ、いかんせん、この財政基盤脆弱な沼田市といたしましては、どうしても国・県の動向
は見ていかなければならないだろうというふうに思っております。
◇18番(大竹政雄君) 申しわけないんですが、ちょっとしょっぱいもの食べたら声出なく
なっちゃったので、休憩とっていただけますか。
─────────────────────────────
◇議長(星野 稔君) 休憩いたします。
午後1時47分休憩
─────────────────────────────
午後1時53分再開
◇議長(星野 稔君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
─────────────────────────────
◇18番(大竹政雄君) 大変申しわけなく思っております。
 私も三十数回やって初めてだったんですね。急にここに立ったらすごく暖かかったものでか
れちゃったものですから申しわけない。
 さて、これからいろいろな話を先ほどさせていただきたいというふうに思ったんですが、要
は地方はこれほど振り回されちゃうのかなというふうに思いました。さっきの話したけれども、
例えば実質公債比率が18%を超えてしまったらもうだめです。それで沼田市使えなかったと
いうときがあった。そんな時期もあって、要は国は金がなければ地方に押しつければいいやみ
たいな話が非常に多いわけですから、私もこれずっと経験させていただいてつくづく感じる。
 財政というのはこんなに厳しいものだということも感じておりました。
 前回誰かさんですかね、同じ同僚議員の中で要は合併特例債もそうですけれども、算定外も
そうなんですね。算定外もたしか私が3年ぐらい前にここで一般質問させていただきました。
この状況では沼田市だめになっちゃうよねという話をさんざんぱらさせていただきまして、そ
のときに前市長は、当然市長会でいろいろなことを協議しながら、そして今の形に、要するに
緩和されたわけです。
 緩和されたから今何とかなっているというふうな形で、そうでなければ国に言われるとおり
にやったらもうしっちゃかめっちゃかになっちゃうかなみたいな、私は本当に感じてまいりま
した。
 その中で、合併特例債が5年延期になったというのは、本当にこれだけは認めてあげられる
かなというふうに思います。ただ、この5年間があと4年でありますよね。これを今これから
使わなければもうこれでおしまい。4年後は多分この沼田市で何か事業をしようといってもも
う無理ではないかなというふうな気がいたします。
 ただ、この合併の特例債、さっきの話から出ましたけれども、117億円出ましたけれども、
全部使ったらこれ3割から三十何億円借金するわけですよ。今度これを払えなくなるという可
能性もあるわけですよ。
 要は、借金ですから常に次世代に回るという感覚を持っていないと、我々はいけないんじゃ
ないかなという気がいたします。
 だから、私も議員になった当時いろいろな支援策した経過がございます。先ほども同僚議員
が学童保育の話が出ましたけれども、私が一番初めやってほしいと言ったのが学童保育。これ
は、2つできましたからよかった。
 いろいろなことで、我々も支援策を一生懸命お願いした経過がありました。そのころから非
常に補助だとか支援というのはすごくふえてまいりました。
 ただ、この問題は何が問題かというと、要するにランニングコストと言われる毎年同じこと
にかかるわけですから減ることはないんです。減ることはない。これが何としても難しい問題
だというふうに思っています。それを決定するのは市長であるわけですから、市長も教育長も
そうでありますけれども、この辺の決定することがもし間違ってしまうと本当に沼田市全体が
だめになってしまうかなということをつくづく感じているこのごろなんですね。
 今国の借金が1,000兆円超えたと。きょうのネットなんか見ると1,044兆円と書い
てありますけれども、私が議員になったとき500兆円なかった。単純に17年間の間に54
0兆円がふえるなんていうのはおかしな話で、これはもう大変なこと。これも全部社会保障費
がもうウエートがすごく高くなっている。
 だから、この辺のところをしっかりと対応していかないと、やっぱりちょっとしたことの間
違いがとんでもない間違いになってしまうかなということを市長にお話をさせていただいたと
いう経過でございます。
 施政方針というのは、いろいろな市民の皆さんから要望があって、その要望を聞くのが基本
であります。やっぱり行政というのは福祉が基本でありますから、福祉というものがその思い
がなければ大変なことになってしまいますので、その辺のところを忘れずにやっていただきた
いというのが私が市長に言いたいことであります。
 やっぱり今そういった意味ではこの混乱期を迎えているんだなというふうに思っているんで
す。この混乱期をどうくぐり抜けていくか、これは市長の手腕でありますから、ぜひその辺の
ところはお願いを申し上げたいというふうに思います。
 さて、次に、生活保護の関係でお話をさせていただきますが、先ほど制度の違いだという話
がありました。これはもうわかっていること。ただ、問題は自立を促すことをやっていますか
ということを今回言いたい。どういうことかというと、要は支給されたら例えば3カ月後、半
年後、1年後、常にその人たちに指導するか、今の状態はどうですかということをやっぱりそ
れを聞かなければずっと続いてしまうということなんですね。
 その辺のことをやっているか、やっていないか、まずそれをお聞かせ願いたいと思います。
◇市長(横山公一君) ただいまの大竹議員の質問にお答えを申し上げます前に、その前の質
問の中で借金がなせなくなるけれどもというような時代が来るというふうなことをおっしゃっ
ておりましたけれども、やはり借金はきのうの金子議員の答弁でも借金は借金でないというふ
うにお答えしましたけれども、やはりこの財政の弱い沼田市においては借金は資産であるとい
うふうな捉え方で前向きに進んでいかないと何もできないということでございますので、きの
うの答弁もきょうの大竹議員の答弁にもやはり借金できるだけありがたいという観点で進めさ
せていただければありがたいというふうに思っております。
 そして、やはり福祉が基本だということでございまして、そのとおりでございますので、福
祉には手厚いことをしていきたいということでございますが、ランニングコストという面で毎
年毎年かかるお金というものはこれはやはり精査していかなければいけないというふうに思っ
ておりますので、その点御理解賜りたいと思います。
 そして、制度の違いで自立を促すことについては、健康福祉部長によって答えさせますので、
よろしくお願いしたいと思います。
◇健康福祉部長(下 宏一君) 命により大竹議員の御質問にお答え申し上げます。
 働ける状態であるか、常に行政が判断しているというのが実態でございます。
 本市においては就労支援員を配置した上で生活保護を受けている方の就労を支援しておりま
す。一例ですが、家族を抱えて病気で仕事ができなくなり、生活介護を受給している方が治療
により回復した場合です。医師の御意見をお聞きした上で、就労可能と診断された場合には就
労支援員がハローワークに同行するなどの支援を行い、就労につなげているという実態がござ
います。
 26年度は5人、27年度は2月末の時点で4人の方が就労により自立するに至りましたの
で、生活保護を廃止したという実態がございます。以上でございます。
◇18番(大竹政雄君) ありがとうございます。
 私は多分1つや2つはあるかなというふうには思っていたんですが、それほどいるとは思い
ませんでした。
 ただ、あの人が、私がたまたま私の裏のところにいた人がいたんですが、何であの人がずっ
ともらっているのという話を言った経緯がありますが、聞いた経緯がありますから話をしてい
るんですが、本当に働けない人、高齢者だとか障害者だとか、それから病気を持っている、こ
れは当たり前の話で、これが要は社会全体で支えるという制度の問題ですよね。生活保護とい
うのは。
 だけれども、そうでないだろうみたいな感じの方が結構いるということが聞こえてくるわけ。
その辺のところをしっかりと捉えてくれということが今回の質問の趣旨なんですね。
 生活保護の関係のネットを見ると、要は生活保護のお金からパチンコやったらどうなんだと
いう話がありました。別に違反じゃないんですね。法律違反しているわけじゃない。制度の中
でやっている。何かといったら、それをとめてしまうとやっぱりその人だって生活をしている
わけですから、やっぱりその生活の中で全部を使うなんていうのはあり得ないわけだと。要は、
ストレスの解消のために5,000円のパチンコ使うのは別に問題はないという、そういった
事例もあるようです。
 だから、この生活保護の中身というのは、調べれば調べるほど難しい話がたくさん乗ってい
ます。
 ただ、私はその中で何をしてほしいということは、要は早く自立を促す。これは先ほど今話
をいただきましたけれども、常にその方向性だけは失ってほしくないということなんですよ。
自立をしてもらわなければずっと行政が負担をしなきゃいけない。いずれ国もそうでしょうけ
れども、自治体もそうであります。
 だから、やっぱり自立というものが大きなウエートを占めているということが今回の質問の
中で全体のことの中で思っているわけでありまして、その辺のところはしっかりやっていただ
きたいというのが私の趣旨でございますので、その辺のところについて市長にもう一度お伺い
したいと思います。
◇市長(横山公一君) ただいまの大竹議員の御質問にお答え申し上げます。
 大竹議員のおっしゃるとおりでございまして、自立の方向性をしっかり見据えながらやって
いきたいと、かように考える次第でございます。
◇18番(大竹政雄君) ありがとうございます。ぜひこれは、皆さんが市民の方々がいろい
ろなことを言っているところを我々はどこかで耳を立てて聞いているわけですから、それをや
はりみんなで議論をして、いいほうに持っていかなければ我々代表としての意味がないわけで
すから、しっかりお願いをしたいというふうに思います。
 さて、次に、空き家対策に移りますけれども、実は、他市を見てという話がいつも出てくる
わけですね。要は、私が言いたいのは、これをやっぱり沼田市は独自にどういうことを考える
施策をつくるかということなんだと思います。
 やっぱり市営住宅にという、私が今提案しているのは、要は一つは低所得者だけの市営住宅
ではないんですよということも1点あるわけです。それはどういうことかというと、Iターン、
Uターンの方々もいるわけです。その人たちに住宅をというときになったときに、市が応援し
てやることもいいんじゃないですか。これが1点です。
 例えば今企業誘致という問題がなかなかできないのが現状でありますけれども、人材誘致と
いうことに今言葉が出ております。人を誘致するわけです。IT産業なんかそうですね。IT
の関係の企業があるところに来て、10人ぐらい集まってそこで仕事をする。それも行政が要
するに自治体がその建物をちゃんとあてがえるということ。用意をするということ。要は、市
営住宅という考え方をもう一歩進めた形の中で、今までの低所得者だけの施設ではないんだと
いう考え方でもう一歩踏み込んだものを考えてほしい。要はそういうことなんです。
 ただ、やっぱりこの沼田市が独自のものをつくり上げるという。何でも人まねすればいいと
いう時代じゃないんですよ。この地域に合ったものを考え出すということが仕事なんだという
ふうに思っていただきたいんです。
 これは、議員もそうなんですね。やっぱりUターンを、Iターンをなんていろいろなことを
言っているけれども、じゃそれに対して何ができているんだということになると何もできてい
ない。これじゃだめなんです。
 だから、要はいろいろなことを加味しながら、その制度をつくっていくということが大事だ
と思います。その辺のところがやっぱりこれからの沼田市がどう変わっていくかによって大き
なウエートを占めていると思いますが、市長の見解をお伺いしたいと思います。
◇市長(横山公一君) ただいまの大竹議員の御質問にお答え申し上げます。
 Iターン、Uターン等々でというお話でございますし、市営住宅の考え方をいま一歩進めて
いけということでございますが、まことにもっともな考えでございまして、沼田市独自のもの
ができるかどうかはわかりませんが、果敢に挑戦させていきたいというふうに思っております。
◇18番(大竹政雄君) ぜひ、要はこの地域に合ったものをつくっていただきたい。人まね
はもういいです。要は、私がいろいろなことで質問すると、どこかの町のことをまねするとい
うことはもうやめてほしいということです。これだけはしっかりと私は言っていきたいと思い
ます。
 そうでないと、いつになっても沼田市は変わりません。変えるということは、制度をつくる
ときに自分たちの制度だというものを、自分たちのものなんだという考え方をつくっていただ
きたいというのが大きな私の市長に対する提言でありますから、よろしくお願いをしたいと思
います。
 さて、先ほど話の中で多世代の共同住宅みたいな話がありましたけれども、住宅をつくれる、
市営住宅をつくれるほどの予算があるんですかということも言いたいんです。今まで17年間
ずっと言ってきました。市営住宅新しくしたらどうですかという話。一切できません。
 これ前の古い議員の皆さんよく知っていると思う。全くできない。それほど今予算を回せる
だけのものがありますかということなんですよ。
 昔とは違って、今の低所得者の人はそこまで求めていますかという話もあるわけですから、
市民ニーズをしっかりと捉えていないと、市営住宅のつくり方間違ってしまうというふうに私
は思っています。
 昔の40年前、50年前の市営住宅というのは、市民ニーズが家がないから何とか入りたい
んだという話なんですよ。今は違いますよ。いいところに移りたいという話だけですから。い
いですか。今高橋場の市営住宅の谷地端団地あります。7階建ての。あそこには行きたい人い
っぱいいるんですよ。それはいいから。だから、そういったものは間違いなく時代時代によっ
て違う考え方、ニーズは違ってきますから、その辺のところ注意しないと私は間違った政策に
なってしまうというふうに思いますよ。
 その辺について市長、どうでしょうか。
◇市長(横山公一君) 大竹議員の御質問にお答え申し上げます。
 確かに昔から現在にかけてのニーズは違うということは承知しております。そして、そのニ
ーズを的確に取り込みながら住宅政策をやっていきたいと、かように考えておる次第でござい
ますので、御理解賜りたいと思います。
◇18番(大竹政雄君) ぜひよろしくお願いをしたいと思います。
 それでは次に、公共事業の建物についてちょっとお伺いをしていきたいと思います。
 先ほど今答弁をいただきましたから、大体のことは普通に考えれば適正化の計画の中に入れ
るということはよくわかりました。
 ただ、多分10年後、20年後、10年後もうちょっとたつかな。もう統合問題必ず出てく
ると思います。人口減少がもうわかっているわけですね。減っていることが。今ゼロ歳児が何
人、1歳児が何人もうわかっているわけですから、そうすると必ず近い将来に統合せざるを得
なくなるだろうというふうに私は思うんです。
 さて、そのときにどういうふうに考えるかなんです。今回は要するに財政という一つの大き
な、私どもにすればもう大変なお金を使うということは本当に控えていかないと次世代には大
変なことが起きますよということを言いたいわけでありますけれども、もうそんなに今の建物
が使えるものはもう全て使うという感覚を持たないといけない。
 そして、もう一つは、学校建築、統合されるときに思うことは、私はこれからの学校という
のは社会体育でも今結構使っています。北小なんかでも体育館なんかは結構社会体育で使って
いますけれども、そういった施設も必ず必要なんだと。
 それからもう一つ、防災の関係も必ず来ると思うんですね。そういうものが全て加味される
ように、新しい学校はかなりそういった意味ではうまくできています。古い学校はなかなかそ
こまでできていない。
 やっぱりこの沼田という地域は、やっぱり公共交通機関がないものですから、みんな車で来
るんですね。その車がどう置けるという問題も必ずあります。校庭の大きさも間違いなくそう
いうことだと。全て加味されているのが新しい学校なんですよ。私に言わせると。新しい学校
はよくその辺のところは加味されているというふうに思っております。
 ただ、昔分裂した学校、要するに本校と言われる学校のほうが多分そういった意味では違う
のかなというふうな気がいたしますけれども、ただ私が言いたいのは、要するに建物を使える
ものをやっぱり使うのが原則じゃないですかと。原則さえしっかりと守っていかないと、これ
からの財政なんてもうどうにもならなくなっちゃうよということを言いたいわけですが、その
辺についてはどうでしょうか。
◇市長(横山公一君) ただいまの大竹議員の御質問にお答え申し上げます。
 使えるものは使うというものは、それは大原則でございますので、そのような観点で進めて
まいりたいというふうに思います。
◇18番(大竹政雄君) ぜひ、私も時間の関係もありますけれども、そうそういっぱいやる
と、もう時間もあれですからやりませんけれども、ぜひ公共事業という考え方は、私もっとい
ろいろなものをたくさん持っているんですが、基本的にはそういう考え方は私は持っています
ので、ぜひお願いをしたいというふうに思います。
 そして、計画はなるべく早くやっていただきたいということです。教育委員会は、多分もう
子供たちがいる人数がわかっているわけですから、いずれ5年後、10年後こうなるからこう
なるだろうみたいぐらいのものをもう早々に進めてやっていただきたいというのが今回の大き
な私の提言でありますから、よろしくお願いしたいと思います。
 さあ、今度中心市街地の問題についていきたいというふうに思います。
 先ほどの答弁がありました。中心市街地、これから見直すということで、実は私はこの中で
どうせやるならもっと思い切ったことをということで話をさせていただきました。
 それはどういうことかというと、要はグリーンベル21を改装した建物ができ上がります。
もう多分でき上がると思います。さあ、問題、駐車場の問題がきのうも出ました。私も駐車場
が足りないというふうに思います。
 沼田市役所がもしあそこに行ったときに、要は広場がないんですね。要は今沼田のお祭りを
やるときにも必ずこの行程で広場として使っている。そういったものがないと、なかなか使い
づらいのではなかろうかということであります。
 建物の中に広場をつくりました。全然無理だろうというふうに私は思っているんですが、要
は今回の提案は、要は下之町の一角、要はお馬出し通りまでの一角を何とか市の、要するに駐
車場なり、イベント広場になるような、要するに町なかを個店もあるでしょう、商店もあるで
しょう。住宅もあるでしょう。その人たちといかに協議をして、あそこを駐車場なり広場につ
くるということも私は物すごくそれができればいいなというふうに思っている。
 あそこにいる人たち、下之町の人たちに要は商店の方々がこの中に、要するにグリーンベル
の中に入っていただいて、その部分がそういう形の中になれば、もっともっとそのグリーンベ
ル21の階層についてもよりベターなものができるのではないかなというふうに私は思って、
この質問をさせていただきました。
 要は、どうせ見直すならそこまで見直したらどうですかという意見でありますけれども、市
長はその辺についてはどうでしょうか。
◇市長(横山公一君) ただいまの大竹議員の御質問にお答え申し上げます。
 見直すのはということでございますけれども、見直すのはあくまでも「やさしさの核」がグ
リーンベル21の中に入ったということでの見直しというふうに御理解賜りたいと思います。
◇18番(大竹政雄君) 今、その見直しはわかったと。ただ、私が言っているのは、やり方
を、その要するに中心市街地をもっとこういうふうにしたらどうですかということを今提案し
ているんですよ。
 要は、市長にあのところを全部そういう広場にできたらどうですかという話をしている。
 だから、今の言われている基本計画を見直しというのは、その見直しはわかりましたと。そ
うじゃなくて、私の言っているのは、その一角を何とかしてほしいという話を今提言、提案を
しているわけです。
 そうじゃないと、ちょっとグリーンベルが道半ばではないですかということなんですね。せ
っかくあれだけのものをつくったならば、そこまでやったらいいんじゃないかというふうに私
は思うから、ここで今提言をしているわけでありますけれども、もう一度答弁願いたいと思い
ます。
◇市長(横山公一君) ただいまの大竹議員の御質問にお答え申し上げます。
 大変ありがとうございます。参考にさせていただきたいと思います。
◇18番(大竹政雄君) 参考程度だというふうには思いますけれども、これ物すごく難しい
ことだと思うんです。今までにいろいろな提案をしてまいりましたけれども、やっぱり地権者
というものの難しさは私もよくわかっているつもりです。
 そうそう簡単にできるものではないんですが、せっかく沼田市役所をあそこに持っていって、
施設をいろいろなものを入れて、さあ沼田市の核に多分したいというふうに市長は思っている
でしょう。私も思います。
 その核がまだ半分、道半ばというのはそこなんですよ。要は、駐車場も少ないですよ。広場
もないですよ。じゃ、本当に例えば災害があった場合に、どこへ集合するんですか。中に入り
ますよ。三、四百人ですよ。そうじゃないでしょうという話なんですね。
 やっぱり同じ町をつくる、核をつくるならば、そこまで考えたらどうですかという、今回の
提案なんです。これ本当に難しいことかもしれませんけれども、できればすばらしいところに
なるんじゃないかなというふうに思っています。
 これは何回言ってもしようがありませんから、私の考え方だけを申し上げておきますので、
よろしくお願いをしたいと思います。
 それでは、中心市街地についてはこれからあそこの町がどんなふうに変わっていくか。いろ
いろな形に変わっていくでしょう。私なんかが今皆さんがグリーンベル21の中にいろいろな
施設が入っていきました。その施設がいっぱい入ることは非常に結構だと思いますけれども、
非常に難しい問題がやっぱりさっきから言いますけれども、駐車場の問題もあるでしょう。た
だ、公共交通機関がないということは致命的なんですよ。いろいろな施設の中で。ほかのとこ
ろに行って大体見ると、大きな町を見ますから、どうしても公共交通機関、電車なりバスなり
うまくできているんですが、なかなか沼田市はそれができていませんから、これからできる可
能性もないと思うんですね。
 公共交通機関がないところというのは、すごく難しい話ですから、いかに駐車場が必要かと
いう問題も間違いなく出てくるわけでありますけれども、ぜひその辺のところも頭に入れなが
ら、市長は考えていただきたいということを申し上げておきます。ついでですから。
 さて、最後グリーンベル21について、ちょっとお伺いをさせていただきます。
 実は、今商業施設がという話をさせていただきました。やっぱり建物の中に生鮮食料品なり
何かいろいろなものがお店が入るということで、活性化をするんだなというイメージは浮かぶ
んですが、なかなかどういうものが入るかというのは、まだこれからだという話は聞いており
ます。
 ただ、ここのところにやっぱりどういう人たちが集まったらどういう意見が出るかというこ
とが大きな課題だというふうに思うんですね。各種団体で今調整しているということでありま
すけれども、やっぱり商店というものは商店にたけている人たちって必ずいると思うんですよ。
例えば商店街というのはこういうものだという、そういう先生もいるでしょう。それから、そ
の商店街をどんな人たちが、例えば私が今提案した下之町の方がみんな入ってもらいたいみた
いな話をさせていただきましたけれども、前にもこう言っている人がいるから入らないかもし
れません。
 ただ、問題はそういう人たちの意見をもってあそこのところに話を進めていくということは
私は大事なことだと思うんですね。やっぱりこれから商業施設というものはどうしてもある中
で、これからの大きなウエートを背負うのかなというふうには感じておりますけれども、その
辺については市長、どうでしょうか。
◇市長(横山公一君) ただいまの大竹議員の御質問にお答え申し上げます。
 大竹議員がおっしゃるとおり、やはりその人たちの意見を大事にするというのは大変重要で
あるというふうに認識しております。
◇18番(大竹政雄君) 前は、商業施設をテナント誘致するみたいな、第三セクターでやっ
ていたとか、いろいろなことをやってきたわけですが、うまくいかなかった。
 ただ、これからは本当にそういった意味ではどういう人たちを使ったかというのか、相談を
したらうまくいくのかなというのが私は、これはやっぱりこれから皆さんがその辺のところを
やっぱりよく検討しないと、やっぱり同じことになってしまうかなというふうな気がするんで
すね。
 本当に沼田市全体でこの商店街をどうしようかみたいな考え方をまずつくっていかないと、
あの中身がまた前のもくあみになってしまうかなというふうな感じがしないでもない。
 面積多い、少ないの話はちょっと別なんですが、やっぱりあの建物の中の雰囲気を考えるこ
とだって、やっぱりそういったプロもいるんじゃないかというふうな気がいたします。
 この建物を見せていただきましたけれども、設計図見せていただきましたけれども、私も自
分ではプロのつもりでいます。私も建築屋でございますから、自分で設計もしたこともござい
ます。要は、建物をつくったこともあります。建物をつくるときに、当然お金の問題は必ず出
ます。施主から言われて幾らでつくってほしい、坪50万円でつくってほしい、100万円で
つくってほしいと言われるかもしれません。初めにまず設計図をつくりますよね。その後から
今度お金の問題が出てくると思います。初めに言われる方もいます。
 でも、プロは必ずそれに合わせてつくるわけです。でも、言われなければある程度理想をつ
くります。これはしようがないと思いますね。理想をつくって、それなりの金額を納めたら、
ちょっともうちょっと何とかしてほしいということになれば、それは内装で変えるとか、建物
を変える。これはできると思います。それはプロだと思います。
 今回プロで、私もそういった意味では私も設計施工でやらせていただいたものもあります。
皆さんがよく知っている、例えば沼田スプリングスの2階は全部私が設計施工でやりましたけ
れども、あれなんかもそうなんですね。緑営開発の部長さんが大竹さん今回設計事務所頼まな
いで自分で設計してくれないかと。好きなようにやっていいよと。こうやって、好きなように
やって、好きなように金額を出した。だけれども、ちょっと高いからこういうふうにしてとい
うことになると、そこはじゃこうしましょうという話になるわけですね。
 例えば柱の真ん中に大理石を使いたいと。大理石っていろいろあって、例えば御影石は平米
5万円もするわけです。大理石は平米2万円ですよ。タイル使えば5,000円ぐらいですね。
同じ平米なら。じゃ、クロスを巻けば平米1,200円かそこら。だから、建築物というのは、
使うものによって全く金額が違っちゃうということですよ。
 だから、それはそれなりにどんどん理想とはかけ離れてしまう。やっぱり設計する方はどう
してもいいものをつくりたいというふうに思いますから、お金がなければ下げます。下げると
きに使う材料を下げるということになるわけですけれども、これは当たり前の話で、やたらお
金を下げたらいいものができるかというとそうはいかんということ。
 幾らのお金が今例えば40億円、41億円だろうとお金がかかるものはかかるんだという考
え方をまず持っていただいて、どうしてもなかったら物を下げるという考え方になります。材
料を下げるという考え方になります。
 だから、この辺のところが私は自分では言いたいのは、ある程度理想をつくって、でも20
年後、30年後になればそんなにいい建物じゃなくなりますよ。間違いなく。建築というのも
どの世界でも同じですけれども、どんどん進化していきます。だから、今の住宅を見てもらう
とわかると思いますけれども、10年前の建物と20年前の建物、今の建物と全然違いますよ
ね。もうつくり方も違えば、中も全然違うんです。これ進化しているんです。建築というのは。
 だから、こういったものを考えるときに、私はただただお金だけではないですよということ
をまずこの席で言いたいんですが、その辺のところもしっかり市長は押さえていただければあ
りがたいと思いますが、その辺についてはどうでしょうか。
◇市長(横山公一君) ただいまの大竹議員の御質問にお答え申し上げます。
 確かに使うものによって値段が変わってくるということでございますけれども、プランツさ
んにお願いしたのは作品を残すのではないと。作品でなくて沼田の中心市街地における核をつ
くるんだというお願いをさせていただきました。
 それと同時に、使う材料は決していいものは使わなくて結構であると。要は使用に耐えられ
ればよいということは申しておりますので、決して数字の中に華美なものというものは一切入
っていないというふうに承知しております。
◇18番(大竹政雄君) 建物ですから、例えば迎賓館つくるわけじゃないですから、いいも
のを使う必要はさらさらないと思います。
 ただ、最低限のものはつくっておかなければいけないだろうなということだけはまず間違い
ないことだというふうに思っております。
 実は、私もこの建物というか、中を見せていただいて、図面を見て、立体図を見せていただ
いたけれども、一番怖いのは詰め込み過ぎちゃうと市民が使いづらくなるということは1点感
じている。それはどういうことかというと、一番大事なのは駐車場なんですよ。先ほども言っ
ているように、公共交通機関がありませんから、車で来るきりないんです。そこのところに人
を大きく集めると車の台数はどうしても多くなります。
 だから、例えば会議室を200人の会議室をつくれば200台来るんだという考え方を持っ
ていいと思う。
 建築の中に要するに計画という段階があります。常にその建物の中に最大入った場合という
ふうなものが必ずあるわけですよね。例えばトイレもそうですね。例えば映画館に200席あ
ったらその200席に対して0.4倍が0.4を掛けたものがトイレの数ですとか、こんなの
も昔の話なんですけれども、そういったもの、規格というものは必ずあるわけですよ。
 だから、多分プロが考えれば、今の駐車場の中でこれだけのものはどうなのかなというのを
考えられることはあると思うんです。それは相手がプロですから、それは問題ないと思います
が、間違いなく詰め込み過ぎたら大変だということだけは頭に入れておいていただきたいと思
います。
 公共交通機関がないというものは、非常に難しいものになるだろうと。核にするには難しい
ところがあるだろう。ただ、そこにはどうしても、先ほど言っている駐車場という問題ができ
れば、私は出ていいんじゃないかなということだけはつけ加えておきたいというふうに思いま
す。
 さて、もう私は実は2回目の質問しないで終わりにしようかなと考えたんですが、そうはい
かなくなりました。もう時間が終わりました。
 いろいろと市長には拙いことを言いましたけれども、やっぱり自分の思いを自分がこうなん
だよということだけは言っておきたいなということだけは今回言わせていただきましたので、
ぜひ市長にはその辺のところをお願いを申し上げたいというふうに思っております。
 最後、実はたまたまカレンダーの上に「知らず知らずのうちに選択をしながら最良の人生を
送る」という言葉が書いてあったんですね。さあ、市長も今大変な思いをしていると思います。
いろいろな選択をしているんだと思います。
 やっぱり市長というのは、時には決断、市長の決断が大変なものがあるかと思いますけれど
も、その決断が将来大きくややもすると負担になるようなこともあるわけです。それは、現実
に市長も感じていると思います。実現不可能なものが前市長、前々市長等々が決めたものが、
これはもう絶対無理だみたいなことがあり得ると思う。これは、市長としてこれは大変なこと
だと思いますけれども、やっぱり市長だって後継者が必ず来るわけです。あのときにつくった
制度はこれはもう全然無理だというのがたくさんあろうかというふうに私は思っています。
 そういった意味では、スクラップ・アンド・ビルドなんていう言葉が出てもう大分たちます
かね。やっぱりスクラップにするということはなかなかできないんですね。やめるということ
が行政の中で。でも、やっぱりやめるものはやめないと沼田市はよくなりません。はっきり言
って。できないものをいつまでも引きずっていれば、それに対してつまらないお金を捨てるだ
けですから、その辺のところをしっかりと市長は見きわめて、やっぱり決断をする。実行はい
いにしても決断をする。これはもう無理だから、なるべくそういうものはやめようということ
を自分で思っていただければありがたいなというふうに私は市長のその決断を期待していると
ころでございますので、その辺のところを最後に市長の意見を聞かせていただいて、私の一般
質問を終わりにしたいと思います。ありがとうございました。
◇市長(横山公一君) ただいまの大竹議員の御質問にお答えします。
 大変な宿題を預けられたなというふうに思っております。確かに行政の継続性ということで、
前々市長、前市長等々から今まで引き継ぎ、つながっているものがいろいろあるわけでござい
ます。
 やはりその中ででき得るものができる、できないものはできないということが取捨選択して
いかざるを得ないんだろうなというふうに思っておりますが、とりあえず現在何とかなってい
る状況でございますので、よろしく応援のほどをお願いいたしまして、答弁にかえさせていた
だきます。
◇議長(星野 稔君) 以上で一般質問を終了いたします。
─────────────────────────────
◇議長(星野 稔君) 休憩いたします。
午後2時35分休憩
─────────────────────────────
午後2時47分再開
◇議長(星野 稔君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
──────────────◇──────────────
    第2 議案第14号 沼田市議会議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例の
一部を改正する条例についてから
       議案第25号 平成27年度沼田市水道事業会計補正予算(第3号)まで
                     以上12件一括上程
◇議長(星野 稔君) 日程第2、議案第14号 沼田市議会議員の議員報酬及び費用弁償等
に関する条例の一部を改正する条例についてから日程第13、議案第25号 平成27年度沼
田市水道事業会計補正予算(第3号)までの以上12件を一括議題といたします。
 これより質疑に入ります。
 なお、質疑は1件ごとに願います。
 まず、議案第14号 沼田市議会議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正
する条例について願います。8番。
◇8番(金子浩隆君) 議案第14号 沼田市議会議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条
例の一部を改正する条例について伺います。
 国の人事院勧告に基づいてということでございますけれども、現在国の景気が緩やかながら
回復基調にあるといいながら、やはり地方においては依然厳しい経済状況が続いております。
 この人事院勧告にはどうしても従わなくてはならないものなのでしょうか。お伺いさせてい
ただきます。
◇総務部長(田村博史君) 金子議員の御質疑にお答えを申し上げます。
 まず、人事院勧告制度というところから入らせていただきますけれども、これは労働基本権
制約の代償措置として手当てされているものでございまして、国家公務員は人事院勧告に沿っ
て閣議決定なりをされて決まっていくという仕組みがまずございます。
 今回も平成27年の12月の閣議決定で一般職員の職員については人事院勧告どおり改定を
行うと。また、その決定の3項目目で特別職の国家公務員の給与については、おおむね一般職
と同様にそれに沿って取り扱うものとするというような形で決定をされてございます。
 本市におきましても一般職の給与につきましては、国の給与改定に沿った対応を図っておる
ところでございますけれども、特別職、議員の皆様の関係につきましても国のその制度に沿っ
たことで今回提案させていただいているというところでございますので、御理解をいただきた
いと思います。以上であります。
◇8番(金子浩隆君) 地方分権の時代と言われまして、先ほどの一般質問の中でも市長の御
答弁の中に国からのものに関しても取捨選択をこれからはしていかなければならないという御
答弁がございました。
 かつて県知事がですね、群馬県のその判断で様子を見るということがあったと私は記憶して
おるんですけれども、我が沼田市においてこの議員歳費につきまして、少し様子を見るという
ことはできないのでしょうか。お伺いさせていただきます。
◇総務部長(田村博史君) 私の立場から申し上げさせていただければ、もう既に市長の考え
として御提案させていただいているものでございますので、御判断をいただきたいと思います。
以上でございます。
◇8番(金子浩隆君) 先ほど申し上げました県知事の判断で様子を見たことがあるという、
こういう過去に事実がございます。市長の御判断におきまして、この地方分権の時代、国から
のこういった勧告についても取捨選択をして、この沼田市独自のこの経済状況等の実情に合っ
たことを行っていくというお考え、市長にございますでしょうか。お伺いいたします。
◇市長(横山公一君) ただいまの金子議員の御質問にお答えいたします。
 取捨選択する中で、今回上程させていただいております。
◇議長(星野 稔君) ほかに。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野 稔君) 次に、議案第15号 沼田市特別職の職員で常勤のものの給与に関す
る条例等の一部を改正する条例について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野 稔君) 次に、議案第16号 沼田市職員の給与に関する条例等の一部を改正
する条例について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野 稔君) 次に、議案第17号 沼田市簡易水道事業給水条例の一部を改正する
条例について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野 稔君) 次に、議案第18号 平成27年度沼田市一般会計補正予算(第7号)
について願います。
 なお、議案第18号については、歳出より各款ごとに願います。
 まず、第1款 議会費について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野 稔君) 次に、第2款 総務費について願います。16番。
◇16番(井之川博幸君) 総務費の関係で、まず30ページ。行政情報化推進事業でお伺い
しますが、この中に顔認証システム用端末QRコード読み取り装置ということで、その下の中
間サーバープラットホーム利用負担金も、これらはマイナンバーカード、マイナンバー制度に
よるものだというふうに思いますけれども、顔認証システム用端末とQRコード読み取り装置
について、どのような状況で使われるのかお伺いをしたいと思います。
 それから、34ページの戸籍住民基本台帳費の関係でありますけれども、この中の通知カー
ド、個人番号カード関連事務の委任に係る交付金ということで、これも内容を説明願いたいと
思います。以上です。
◇総務部長(田村博史君) まず、私のほうからは、顔認証システムとQRコードの読み取り
機の関係について御答弁させていただきたいと思います。
 当初マイナンバーの交付に当たりましては、職員が本人であることを確認できれば交付して
もよいということとされておりまして、カード添付の写真と本人が同一の人物かどうか困難な
場合、顔認証システムによる認証が推奨されましたことから、本庁舎における交付の際必要に
応じて利用することといたしまして、そのため1台分の費用を12月補正予算で計上し、議決
をいただいたところであります。
 その後、総務省の方針が変更になりまして、マイナンバーカードの交付に当たっては、原則
として顔認証システムによる認証を行うこととされたものですから、本庁には12月補正によ
るものが1機入っておりますが、白沢支所、利根支所での交付用として2台分の費用を計上さ
せていただいたものでございます。
 また、QRコードの読み取り機につきましては、地方公共団体情報機構のほうから納品とい
いましょうか、されたカードを全てこのQRコードで読み取って、その状況を把握するといっ
た装置でございます。以上でございます。
◇市民部長(諸田 裕君) 補正予算書の34ページですか、通知カード、個人番号カード関
連事務の委任に係る交付金についてでございますけれども、ただいま総務部長から話がありま
したように、マイナンバーを取りまとめております地方公共団体情報システム機構、いわゆる
J−LISのほうに交付するものでございまして、内容につきましては、住民情報システム保
守管理委託料等の減額及び個人番号カード交付事務交付金の追加でございます。以上です。
◇16番(井之川博幸君) 顔認証システム用の端末はわかりました。
 QRコードの読み取り装置というのは、場所はどこにいつも置いておくものなんですか。ど
こが活用するというものなのか教えてもらいたいと思います。
 また、これは職員だけが使うものなのかどうか、確認をさせてもらいたいと思います。
 それから、通知カードのほうの問題は、いろいろ1月から始まっているわけなんですけれど
も、それまでに昨年度カードの配布をしたんですが、全国でいろいろな誤配とか、未交付とか、
いろいろなことが起きてきたわけなんですけれども、年度末の補正予算などでもお聞かせ願い
たいと思いますけれども、今までのそういう沼田市におけるそういう事故とか事件とか、そう
いうものはなかったどうか、確認をさせていただきたいというふうに思います。
 それから、最終的にこの855万円の追加ということで、ここに来てどういう、要するに追
加の理由、なぜ追加しなくてはならないのか。その辺についても教えてもらいたいと思います。
以上です。
◇総務部長(田村博史君) QRコードの読み取り機の関係でございますが、場所につきまし
ては、本庁の市民課のほうに設置するということでございます。
 また、それを操作する人間につきましても職員のみが行うということでございます。以上で
す。
◇市民部長(諸田 裕君) マイナンバーカードの誤配等の関係ですけれども、特に認知して
おりません。以上です。
 増加の理由につきましては、これやはり全国的なJ−LISのほうで取りまとめておりまし
て、各全国の市町村のほうに配分の形で請求がなされておりますので、そういった中での増加
になっております。以上です。
◇16番(井之川博幸君) QRコードのほうはわかりました。
 一応カードの配布というのは、11月たしか末までに全て配布するというような目標だった
と思うんですけれども、そういう遅配みたいなものは目標に対しておくれたというふうなこと
はなかったかどうかお伺いをしたいというふうに思います。
 それから、この請求も全国的にまとめて来たということなんですけれども、全国的にまとめ
てこの時期に追加になった理由というようなものは特に承知をしていないということなんでし
ょうか。ただ請求が来たから払うと、こういうシステムだけなんでしょうか。確認をさせてく
ださい。
◇市民部長(諸田 裕君) 通知カードの遅配につきましては、一応12月末までに完了した
というふうなことは確認されております。
 追加につきましては、たしかJ−LISからの通知に基づきまして手続をしておりますので、
詳細については現在その情報を持っておりません。以上です。
◇議長(星野 稔君) ほかに。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野 稔君) 次に、第3款 民生費について願います。16番。
◇16番(井之川博幸君) 38ページの一番下になりますけれども、臨時福祉給付金給付事
業マイナス1,000万円ですか。1,010万5,000円と、こういうふうになって、要
するにこれはこの事業は今年度の分は終了してこれだけ残ったので、この補正にマイナスに出
てきたというふうに思うわけなんですけれども、これは対象者は何人いたか、わかったら教え
てもらいたいと思います。
 それから、39ページの年金生活者等支援臨時福祉給付金給付事業、これは安倍政権がやっ
ている1人3万円というものだと思いますけれども、これは大体その対象者というのはどのぐ
らいいるのかということでお伺いをしたいと思います。
 それと、一応今年度、今年度は3,000円だったか6,000円だったか、新年度は1人
3,000円になったと思うんですけれども、やってきた臨時福祉給付金給付事業の対象者と
年金生活者等支援臨時福祉給付金給付事業の対象者はダブるんでしょうか。その辺の対象者の
基準というのはダブるところがあるのではないかというふうに思うわけなんですけれども、そ
の辺の説明をお願いしたいと思います。
◇健康福祉部長(下 宏一君) 井之川議員の御質疑にお答え申し上げます。
 まず、1つ目の臨時福祉給付金給付事業の対象者でございますが、9,018人でございま
した。
 それから、2点目の39ページのほうですが、年金生活者の3万円を給付する対象者の数で
ございますが、約6,550人を見込んでおります。
 それから、3点目のこの年金生活者等支援臨時福祉給付金給付事業と前日の臨時福祉給付金
給付事業とのダブりの可能性ということでございましたが、後述の年金生活者等支援臨時給付
金のほうは、前述の最初に申し上げましたもののうち平成28年度中に65歳以上となる方が
対象でございます。以上でございます。
 ただいま申し上げましたように、対象者のうち、65歳以上となる者でありますので、ダブ
るということでございます。
◇16番(井之川博幸君) 年金生活者と支援臨時福祉給付金の対象者6,550人というこ
とで、平成27年度の補正予算ですけれども、実質は平成28年度に事業をやるということに
なるわけでよろしいんですよね。そういうふうに理解しているわけなんですけれども、新年度
の予算の中にも先ほどの9,018人の臨時福祉給付金給付事業というのが今度1人3,00
0円になると思いますけれども、これやるわけですね。ダブるということは、今度新年度の中
で実際の事業はダブって1人の人のところに2つが行く人も出るというふうになるのではない
かと思うんですけれども、その作業自体は効率よくやるというわけにはいかないんでしょうか。
そういうダブるわけですから、別々に両方別々にみんな職員も何も通知も全く別にやるという
ことなんでしょうか。その辺を教えてもらいたいと思います。
(休憩を求める者あり)
─────────────────────────────
◇議長(星野 稔君) 休憩いたします。
午後2時54分休憩
─────────────────────────────
午後2時55分再開
◇議長(星野 稔君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
─────────────────────────────
◇健康福祉部長(下 宏一君) ただいまの3万円の件につきましてですが、こちらにつきま
しては、申請期間を5月2日から8月2日を予定してございます。
 加えて、さらにこの事業の対象となってまいります障害基礎年金、遺族基礎年金等を受給し
ている65歳以下の方につきましては、10月ごろから支給したいと考えておりまして、臨時
福祉給付金のほうはその時期と合わせて実施したいと考えております。以上でございます。
◇議長(星野 稔君) いいですか。ほかに。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野 稔君) 次に、第4款 衛生費について願います。16番。
◇16番(井之川博幸君) 48ページの国民健康保険総務管理事業ということで、3億円余
が予算化されておりますけれども、この国・県の財源で来ている分、これは制度的なものなん
でしょうか。それともただの精算でこうなっているのか、教えてもらいたいと思います。
 あと、一般財源のほうは、一般会計の繰出金の関係だと思うんですけれども、一般財源のほ
うは、これは交付税措置を何かされているものを使うのか、それとも今回は財政調整基金から
出したものだというふうに思うんですけれども、だから、その辺はどういう理由でこの一般会
計の繰出金というのが2億2,000万円余りあるのかという理由を教えてもらいたいと思い
ます。
◇市民部長(諸田 裕君) 井之川議員の御質問にお答え申し上げます。
 この繰出金につきましては、保険基盤安定繰出金と保険基盤安定繰出金のそれぞれ保険税軽
減分と保険者支援分、それと財政安定化支援事業繰出金につきましては、法定繰出金というこ
とで繰り出すものでございます。
 最初一般会計繰出金につきましては、これは国保会計において収支のバランスを図るために
法定外繰出金として支出するものでございます。以上です。
◇16番(井之川博幸君) わかりました。
 それで、制度的なもので年度末の調整で国・県から来たという理解でよろしいのかどうか、
確認をさせてもらいたいのと、この平成27年度ですから、前にも一般質問、それから予決算
のときにいろいろ議論させていただきましたけれども、地方が要求して財政が大変な国保保険
者に対して特別に支援が始まっているという、そういうふえた部分も今回反映されているのか
どうか。その辺を最後にお伺いしたいと思います。
◇市民部長(諸田 裕君) 保険基盤安定繰出金の保険者支援につきまして7,000万円の
計上でございますけれども、これは歳入と関連するものですけれども、国、県それぞれ国にお
いては3,500万円入っておりまして、県からは1,755万4,000円入っております。
 その足らず米のを含めまして、市の持ち出し分を含めまして7,000万円が国保の特別会
計のほうへ繰り出すという内容になっております。
◇16番(井之川博幸君) ちょっとわからなかったので、もう一度聞きますけれども、要す
るにもともとの制度的な最終的な年度末の調整でこれだけ来ているものなのかということか、
それともその中に例の県に集約、今度は国保が財政的には県のほうに移管されるという流れの
中で、地方から要求して財政の大変な保険者に対しては支援をしていこうということで、分配
をされて、保険者1人当たり5,000円の保険料が下げられますよというふうな数字が厚生
労働省からも出ているわけですけれども、その関係の支援金が含まれているんですかというこ
となんですね。わかったら教えてもらいたいと思いますけれども。
◇市民部長(諸田 裕君) 失礼いたしました。
 ただいまの軽減分の保険者支援分として確定した数字が7,000万円ということで計上さ
れております。以上です。
◇議長(星野 稔君) ほかに。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野 稔君) 次に、第5款 労働費について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野 稔君) 次に、第6款 農林水産業費について願います。5番。
◇5番(中村浩二君) 6款1項6目、56ページでございますけれども、農地費の二重丸土
地改良区事業の丸追貝地区(二次区)を換地事業(利根支社)、これの減額補正が計上されて
おりますけれども、換地関係業務委託料1本しかございませんので、320万4,000円が
そのままの減額だと思います。
 この業務委託を発注後の残についての減額なのか、当初予算計上のままの減額なのかお伺い
いたします。
(休憩を求める者あり)
─────────────────────────────
◇議長(星野 稔君) 休憩いたします。
午後3時02分休憩
─────────────────────────────
午後3時06分再開
◇議長(星野 稔君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
─────────────────────────────
◇経済部長(栃原豊彦君) 貴重な時間をいただきましてありがとうございました。
 ただいまの中村議員の御指摘でございますが、これにつきましては、換地処分の手続の同意
取得に時間を要しまして、一部の測量業務が実施できなかったということによりまして、全て
の予定した予算を落とすものではなく、一部の金額について落とさせていただくということで
ございます。以上でございます。
◇5番(中村浩二君) この換地業務委託料がもとの数字に対しても320万4,000円と
いう減額の金額がちょっと大きいんですけれども、先ほど経済部長の答弁では一部事務的なも
のについて整理ができなかったということでございますけれども、この同意が得られなかった
部分の内容についてはおかわりでしょうか。教えていただければと思います。
◇経済部長(栃原豊彦君) こちらの換地業務の委託料につきましては、換地関係の業務の委
託料と、また点検測量等の座標変換事業等の委託料が合わせてこれになってございまして、換
地関係の業務の委託料については、一部執行させていただきまして、一部の減額でございます
が、こちらの点検測量のほうは実施ができなかったということで全額を落とさせていただくと
いうことでございます。
 この同意が得られなかった詳細な分については、厳密にちょっと申しわけないんですが、よ
ろしくお願いいたします。
◇5番(中村浩二君) ありがとうございました。了解しました。
◇議長(星野 稔君) ほかに。15番。
◇15番(大東宣之君) 「安心で美味しいぬまたの特産品推進事業」にかかわって、食育ず
かん作成業務委託料が計上されております。どれぐらいの数つくって、どういう形で活用され
るのか、お聞かせいただきたいと思います。
◇経済部長(栃原豊彦君) ただいまの大東議員の御質疑にお答え申し上げます。
 食育ずかんの作成業務委託料でございますが、これにつきましては、本市の農産物を広くP
Rするために食育という観点からホームページを作成をいたしまして、本市農産物の紹介を行
うものでございます。
 これにつきましては、現在19品目を掲載をして紹介をするということでございますが、今
後の中で新年度の中ではさらに品目を追加していきたいということで考えております。
 沼田市の農産物の栽培の状況、あるいは沼田市で栽培をされております、その農産物の品種
あるいはレシピ、または生産者の声、こういったものを図鑑形式で紹介をさせていただくと、
こういうものでございます。
 本年度実施をいたしておりますこの業務につきましては、年度末で完成をいたしまして、新
年度からホームページで紹介をしていくということでございまして、さらに新年度におきまし
ては、新たな品目を加えた中で紹介をしていくということでございます。以上でございます。
◇15番(大東宣之君) あらかたわかりました。
 それで、実際これを見た方の問い合わせ、要するにこちら側から情報を発信するんじゃなく
て、やはり相手先の要望だとか、いろいろな問い合わせ、またそれに対して質問等に対する答
えていく、そういった仕組みづくりというのは、この中でどのようにされていくのかお聞かせ
いただきたいと思います。
◇経済部長(栃原豊彦君) このホームページで紹介した中で、それぞれ消費者の皆様からの
問い合わせ等については、基本的には現在の農林課のほうで対応させていただくということで
考えております。以上でございます。
◇15番(大東宣之君) それで、例えばこういう品目について欲しいというような要望があ
った際、その生産者との取り次ぎといいますかといったものはどういう形でされていくのか。
 また、これをどうやって、やっぱり販路の拡大につなげていく必要性があると思うので、こ
の取り組みの中で販路の拡大としてどういうふうに取り組んでいかれるのかお聞かせいただけ
ればと思います。
◇経済部長(栃原豊彦君) この紹介をいたしまして、沼田市のほうにこの農産物につきまし
て問い合わせがあった場合につきましては、当然市を通じましてそれぞれの生産者あるいは組
合の皆様方への取り次ぎをさせていただくという形になります。
 当然そういうことによって、販路拡大につなげていきたいということでございまして、今後
この事業を実施するに当たって、また消費者のほうからいろいろな御意見等もいただけるもの
と考えておりますので、そういったものについては当然のことながら、生産者の皆さんにも紹
介をしながら、さらに沼田市の安全でおいしい農産物の栽培にも努めていただきたいというこ
とで考えております。以上でございます。
◇議長(星野 稔君) ほかに。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野 稔君) 次に、第7款 商工費について願います。8番。
◇8番(金子浩隆君) 60ページの5目観光交流費の大河ドラマ「真田丸」活用推進事業5,
950万円について伺います。
 予算大綱の14ページに大河ドラマ「真田丸」活用推進事業として、グリーンベル21内に
設置する上州沼田真田丸展運営費用のほかとあります。その内容をお教えください。
◇経済部長(栃原豊彦君) ただいまの金子議員の御質疑にお答え申し上げます。
 この大河ドラマ「真田丸」活用推進事業でございますが、3月20日にオープンいたします
真田丸展に関する経費の計上でございまして、運営主体となります利根沼田真田丸プロジェク
ト推進協議会に対し、その負担金として支出をするものでございます。
 今回計上させていただいた内容でいきますと、ドラマ展の企画設置費ということで、これに
つきましては、会期中ドラマの進展に合わせまして途中展示内容をリニューアルするというこ
とを計画してございます。
 そのほか、今回ドラマ展の運営自体につきましては、近畿日本ツーリストに委託をしている
ということでございまして、その運営あるいはまたチケット販売に要する経費に充てるもので
ございます。
 そのほか、周辺整備費ということで、旧笹屋ホテルの跡地を大型バスの駐車場という形で使
わせていただくということでございますが、そちらのバス専用駐車場の警備等にかかわる費用
あるいは協議会として実施をいたします広告宣伝にかかわる費用と、こういった内容で今回協
議会に対して負担金を支出するというものでございます。以上です。
◇8番(金子浩隆君) 昨年の9月補正予算の審議の中で質疑させていただいております。グ
リーンベル1階にドラマ展を開催するに当たっての、そこにかかわる経費等につきましては、
こちらの今回の計上させていただきましたドラマ館にかかる経費の中で決めさせていただく。
空調等につきましても当然あのビルが全体空調というシステムをとっておりましたので、この
ドラマ展の開催にあわせましても、全体の空調を動かすというわけにはいきませんので、これ
はそこの展示スペースのみの空調と考えております。
 それらの費用につきましても今回計上しておりますこちらの予算の中で対応していきたいと
いう御答弁いただきまして、その9月補正に計上されました1億400万円の中で管理運営費
が全て含まれているのか、これ以上お金はかからないのかということで確認をさせていただい
ております。
 これ以上お金はかかりませんという答弁でございましたが、今回この補正で追加的に計上さ
れております。
 その点の御説明をお願いいたします。
◇経済部長(栃原豊彦君) 昨年9月で補正予算で計上させていただいた部分につきましては、
真田丸展の開設までにかかわる運営経費ということでございまして、実質これから1年間運営
していくに当たって必要となる経費を今回計上させていただいたということでございます。以
上でございます。
◇8番(金子浩隆君) 1回目の御答弁の中で企画設置費も今回の5,950万円の中に入っ
ているということでございました。
 それから、近畿日本ツーリストに対する委託、広告宣伝費等も今回これに入っているという
御説明でございましたけれども、今2回目の御答弁では9月補正の1億400万円の中には開
設までの費用しか入っていなかったと。今回の5,950万円で3月20日オープンの開設後
の経費はこちらで行われるという説明をいただいたと理解いたしましたけれども、企画設置費
あるいは運営主体である近畿日本ツーリストへの委託料等は、開設までにしっかりと準備して
おかなければならないものであると思います。
 広告宣伝費につきましても開設までに、3月20日までにどれだけ広告宣伝を行って多くの
方に来ていただくかということになると思いますけれども、その点開設までにかかった経費が
1億400万円で、その後が5,950万円という2段になっているという説明は、私には理
解できないんですけれども、もう一度御説明をお願いいたします。
◇経済部長(栃原豊彦君) もちろん今後1年間これを展開していくわけでございまして、そ
の途中におきましても当然運営に係る経費は必要でございますし、その間におきましても広告
宣伝等は積極的に実施をしていくということでございますので、今回計上させていただきまし
た。
 今回の計上させていただいたものにつきましては、繰り越しをさせていただいて、新年度で
実質的には執行させていただくということになるということで御理解いただきたいと思います。
以上でございます。
◇議長(星野 稔君) ほかに。15番。
◇15番(大東宣之君) 同僚議員と同じく、観光宣伝事業、まず初めに、歴史資源活用事業
についてお聞かせいただきたいと思います。
 どのようなものをつくろうとされているのか。そして、その活用方法はどのようにされよう
としているのかお聞かせいただきたいと思います。
 それと、先ほどの同僚議員と同じく、大河ドラマ「真田丸」活用推進事業、これは利根沼田、
1市1町3村の推進協議会に対する負担金という形で計上されております。要するに、利根沼
田が一体となってこの事業に取り組むということになるのではないかと思いますが、具体的に
どういう形で取り組んでいかれるのか。利根沼田が一体となってどういう形で連携をされてい
くのかお聞かせいただければと思います。
◇経済部長(栃原豊彦君) ただいまの大東議員の御質疑にお答え申し上げます。
 まず、歴史資源活用事業でございますが、これにつきましては、真田丸の放映に合わせまし
て、本市の歴史資源を活用して、さらなる観光誘客を図るための事業を実施するというもので
ございます。
 今後増加が見込まれます観光客に配布いたしますパンフレット、またPRのためのポスター、
またのぼり旗、またノベルティーグッズ等の作成、それとまた真田の里沼田を市内外にPRす
るための歴史イベント等を開催するというものでございます。
 それと、2点目の大河ドラマ活用推進事業でございますけれども、利根沼田の協議会で一体
となって取り組むということでございますが、当然中心になりますのはグリーンベルで開催い
たします真田丸展でございますけれども、川場あるいはみなかみ地におきましては、サテライ
ト展示ということも予定をされております。
 そのほか、直接展示等はございませんけれども、昭和村、片品村につきましてもこの真田丸
に合わせた観光誘客につきましては、利根沼田一体となって実施をしていくということでござ
いまして、一緒に負担金等もいただいた中で、協議会としての事業として実施をしていくとい
うことでございます。以上でございます。
◇15番(大東宣之君) この歴史資源活用事業、パンフレットやポスター、またのぼり旗を
作成をしていくということで、それはそれで結構だと思うんですけれども、3月20日の開館
にはちょっと間に合わないんじゃないかなという気がするんです。
 ですから、大体いつごろから完成してパンフレットを配布できるだとか、のぼり旗を市内に
立てることができるのか、利根沼田一体にそういったものが活用できるようになるのか。いつ
ごろ、5月ごろから配布ができるとか、いろいろめどがある、お考えなんだとは思うんですが、
いつごろからそういったものが配布をできたり、のぼり旗が沼田の町の中に立つようになるの
か、時期を教えていただければと思います。
 それと、大河ドラマ「真田丸」展に関してですが、3月20日からいよいよスタートすると
いうことで、上田市では既に本市に対しても割引券を配布をしてくれたわけですが、沼田市と
してこの沼田で行う真田展については、市民に対してとか、また利根郡内の人に対して何らか
の割引等がされるのかどうかお聞かせいただければと思います。
◇経済部長(栃原豊彦君) 1点目の作成の時期ということでございますが、既にこれまでも
のぼり旗、パンフレット、さまざまなグッズ等につきましては、作成をいたしまして、これま
でも活用させていただいておりますが、先ほど申し上げましたとおり、今後観光客が増加する
だろうということで、これまでつくってきたものにつきまして増刷をさせていただくというこ
とでございます。
 既にあるものについては、PR用に使わせていただいておりますが、今後この予算によりま
して、一部修正をさせていただく分もございますが、増刷をさせていただくということで御理
解をいただきたいと思います。
 それとまた、入場料の割引の関係でございますが、現在大人につきましては500円、また、
中学生以下の子供さんにつきましては200円という料金設定をしてございますが、市民の皆
様につきましては、これを400円で割引をさせていただくということで考えてございます。
 一応チケット売り場の中で住所が確認できるものを御提示いただいた上で割引をさせていた
だくということでございます。
 そのほか、市内の小・中学生の皆さんには無料券を配布する予定でございます。
 さらに、利根沼田管内に通学あるいは住所がある高校生の皆さんにつきましては、学生証を
提示していただくことによって、いわゆる子供料金ということで入場いただくということで、
現在割引制度については考えているところでございます。以上でございます。
◇15番(大東宣之君) 大体わかりました。
 それで、1年間開催をするということで、期間的には非常に長いわけですから、その時々に
合わせた展示をどうもされるみたいですが、そういった展示、その時々に合わせた形での展示
をしたり、そういった内容の見直しをしていくということで理解しているんですが、そういう
ことでよろしいのかどうかお聞かせいただきたいのと、やはり、その節目節目でドラマに出演
されている方が来て講演をしていただくだとか、そういった目玉的なイベントというのをやっ
ぱり組んでいく必要性もあるんじゃないかと。
 また、沼田がこれから8月に沼田祭りがあったり、これには準市民の交流会も開かれるんじ
ゃないかというふうに思うんですが、そういった時期、秋には多分またオータムフェスタやる
んだと思うんですが、そういったそれぞれの市のほかの関連事業と合わせた形で一定程度の人
がたくさん来る。そういったときに目玉的な企画を打つということも一つ考えていく必要性が
あるとは思うんですが、そういったことについて、お考えがあればお聞かせいただければとい
うふうに思います。
◇経済部長(栃原 豊彦君) まず、1点目でございますが、展示内容につきましては、この
ドラマの進展に合わせまして途中でのリニューアル等も計画をさせていただいているところで
ございます。
 また、2点目の節目節目ごとのイベントということでございますが、これまでも歴史イベン
トということで実施をさせていただいております戦国ストリートあるいはこれまでも7回実施
をさせていただきました歴史講演会、さらには、今年度も実施をさせていただきました上毛新
聞とみなかみ町と共催で実施をしました真田ウオーキング、これらにつきましても新年度にお
きましては、あわせて実施をさせていただきまして、真田丸展と相乗効果を上げていきたいと
いうことで考えております。以上でございます。
◇議長(星野 稔君) ほかに。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野 稔君) 次に、第8款 土木費について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野 稔君) 次に、第9款 消防費について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野 稔君) 次に、第10款 教育費について願います。15番。
◇15番(大東宣之君) 77ページの市内遺跡発掘調査事業についてお聞かせいただきたい
と思います。
 沼田公園の発掘調査を新年度もやられると。多分英霊殿のある、こちらから西側になるんで
すか、西側の英霊殿と熊のおりとの間あたりをやるのではないかというふうに思うんですけれ
ども、ちょっと場所を確認させていただきたいのと、どれぐらいの面積、それと発掘ですから、
土を掘り返すわけですから、どれぐらいの深さまで掘るのかお聞かせいただければと思います。
◇教育部長(小池龍実君) 大東議員の御質問にお答え申し上げます。
 まず、平成28年度というんですか、今回の補正予算での対応の発掘の場所でございますけ
れども、先ほど議員のほうから御指摘がございました天守の今年度掘ったところから天守のほ
うの北に向かってでございますけれども、英霊殿の熊のおりのあたりの部分、天守があったろ
うと想定される部分の発掘を予定しているところでございます。
 いずれにいたしましても、樹木等が大変ございまして、いろいろなやはり規制というんです
か、発掘のためのいろいろな課題があるわけでございまして、そういうのを整理しながら発掘
を進めていきたいと考えているところでございます。
 具体的な面積あるいはどのぐらいの深さかということについては、まだ具体的な数字は出て
ございません。以上でございます。
◇15番(大東宣之君) あの場所は、ツツジがあったり桜が若干あったりして、木が非常に
多いところですから、どういう形で発掘調査をするのか、ちょっと個人的には気になっていて、
それでお聞かせいただいたわけなんですが、結果としてこれから春に桜が咲いて、それから秋、
グラウンドを使っていろいろなイベントがあるわけですから、発掘調査をする時期というのは、
大体そういった大きなイベントが終わった以降、秋以降になるということで理解してよろしい
のかどうか。
 先ほど部長もおっしゃったように、樹木の関係だとか、そういったものをどう対応するのか
ということをこれから検討しなければいけないわけですから、時間が若干かかってくるのでは
ないかと思うんですが、実際発掘調査に手がつけられるのは、そういったイベントが終わった
りした秋以降になるというふうにお考えなのかお聞かせいただければというふうに思います。
◇教育部長(小池龍実君) 再質疑にお答えを申し上げます。
 発掘の時期でございますけれども、御案内のとおり、春には桜祭りがございます。公園の駐
車場も利用する状況でございますので、いろいろそういうような課題、規制がございます。
 その中で、御案内のとおり、真田丸が現在放映されてございまして、今ドラマの中でも沼田
というような言葉が何回か出てございます。
 できれば、なるべく早い、そういう真田丸の放映のタイミングも狙って、できれば早い時期
に実施したいとは考えておりますけれども、いずれにいたしましても、先ほど申し上げました
いろいろ課題がございますので、公園を管理している担当課、あるいは沼田公園長期整備構想
を所管している課ともいろいろ関係課と相談しながら、なるべく早い時期に進めてまいりたい
と考えているところでございます。以上でございます。
◇15番(大東宣之君) 今回発掘を予定されている場所は、部長もおっしゃったように、天
守があったであろうというふうに言われているところですから、隅石なんかが出てくれば一定
の規模、天守の規模が明らかになってくるということで、非常に期待をしているわけなんです
が、そういった発掘調査によって新たな発見、新たな資料、遺跡等が出てきた場合は、当然真
田丸展をやっているわけですから、そういったところでの紹介、展示含めて、やっていくお考
えがあるのか。
 隅石等が出てくれば、一定の規模が想像がつくわけですから、そういった沼田城がこういう
ものであったであろうというようなことも含めて、この真田丸展の中に生かしていくというか、
そういった中に知らせていく、展示をしていくというようなお考えでこの発掘調査もされてい
くのかどうか、最後にお聞かせいただければと思います。
◇教育部長(小池龍実君) 再質疑にお答え申し上げます。
 まず、今年度、平成27年の発掘でございますけれども、いわゆる発掘をしている様子を見
ていただいたらどうかというような御意見もいただいたところでございますけれども、結果的
にその発掘する場所が傾斜があったり、樹木があったりして、発掘した後のいわゆる現地説明
会というような形で公開をさせていただいたところでございます。
 11月22日に行ったわけでございますけれども、市外からもたくさん参加者をいただいた
ところでございます。
 関心が高いことだなというふうな感じを持ったところでございますけれども、新年度におき
ましてもできるだけ公開の方向で、あるいは先ほど申し上げました真田丸の放映の状況等をよ
く勘案しながら、できるだけ皆様に見ていただけるような形を今後検討してまいりたいと考え
ているところでございます。以上でございます。
◇議長(星野 稔君) ほかに。16番。
◇16番(井之川博幸君) 70ページの小学校施設整備事業の関係で、これは耐震改修工事
でありますけれども、その内容と、エコとか省エネとか、再生可能エネルギーなど、そういう
ものはどのように取り入れられるのか教えてもらいたいと思います。
 次の71ページの中学校移設整備についても、やはり同じように、内容とエコとか省エネと
か再生可能エネルギーとか、どのように取り入れられるのかお伺いをしたいというふうに思い
ます。
 それから、この学校の耐震改修の関係は、いよいよ国では今年度で終了して、来年度からは
通常の老朽化した校舎の改修みたいな、そういうものに戻るというふうな情報もあるわけなん
ですけれども、今回国・県支出金、地方債非常に耐震改修ということで、東日本大震災後に大
変有利な財政が手当てされてきたというふうに感じているわけなんですけれども、本当にそう
いうふうに来年度からはなくなるのかということと、沼田市はこれで小学校と中学校の耐震改
修やれば、必要な耐震改修は一応平成27年度のこの補正予算で終了するのかどうか。その辺
について教えてもらいたいと思います。以上です。
─────────────────────────────
◇議長(星野 稔君) 休憩いたします。
午後3時36分休憩
─────────────────────────────
午後3時43分再開
◇議長(星野 稔君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
─────────────────────────────
◇教育部長(小池龍実君) 井之川議員の質疑にお答え申し上げます。
 まず、小学校耐震診断、耐震補強の工事内容でございますけれども、沼田小学校の西校舎の
耐震補強及び大規模改造工事と沼田北小学校北校舎の耐震補強事業の工事でございます。
 また、中学校の耐震補強工事事業につきましては、白沢中学校の校舎の耐震補強工事でござ
います。
 それと、省エネ等の関係でございますけれども、沼田小学校西校舎につきましては、大規模
改造も実施するということで、若干規模は小さいわけでございますけれども、太陽光発電等を
設置したいと考えているところでございます。
 それと、国からの有利な支援等というお話でございますけれども、御案内のとおり、耐震改
修につきましては、国は平成27年度までのなるべく早い時期に完了させるというような方針
のもと、実施してきたわけでございます。本市におきましても財政当局とよく協議しながら、
なるべく有利な助成制度等を活用しながら進めてきたわけでございますけれども、現時点で耐
震補強が必要と言われているものにつきましては、先ほどの沼小の西校舎、それと北小の北校
舎、それと白沢中学校の校舎及び今統合の関係で整備を進めております利根小学校と申します
か、利根東小学校の4校の工事のみとなったところでございます。
 そういう中で、昨年の7月に県で市町村職員を対象にした、いわゆる耐震補強の関係の研修
会がございまして、そこで文部科学省の職員から新年度、平成28年度につきましては、災害
復興特別会計での耐震化ができなくなるだろうと。いわゆる国の通常会計での予算配分になる
というふうなことで、現在地震防災対策特別措置法によります国庫補助率のかさ上げというの
がございます。通常3分の1が2分の1というようなものでございます。それがまずなくなる
だろうということでございます。
 それと、起債の関係でございますが、全国防災債等を今活用しているわけでございますけれ
ども、こちらにつきましては、充当率が100%で、交付税措置が80%ということで、いわ
ゆる合併特例債よりも有利な条件になっているわけでございます。
 それと、もう1点、そもそもこの国の国庫補助がなくなるかもしれないというようなお話も
いただいたところでございます。
 そういう中で、その研修会の中で特別に個別に文部科学省の職員から補正対応でどうかとい
うようなお話もいただいたところでございます。
 そんな関係から、市の財政当局ともよく相談をさせていただいて、今回補正の対応等をお願
いするというような形になったところでございます。
 それと、これで終了かということでございますけれども、先ほども申し上げました残りが4
つでございまして、補正で3件、それと利根小の関係は新年度でお世話になりたいと思ってい
るところでございます。以上でございます。
◇16番(井之川博幸君) おおむねわかりました。
 それで、沼小の西校舎は太陽光発電を取り入れるということで、できれば規模まで教えてい
ただくとありがたいんですが、それと、北小、白沢中、耐震改修ということだけで、省エネと
かエコの問題も全く今回は取り入れることができないということなんでしょうか。その辺を確
認をさせていただきたいと思います。
 あと、国の方針が変わるということで説明いただきましたので、よくわかりました。
 とりあえず今まで残りは4カ所ということで、新年度の利根の小学校で新築で終了するとい
うことで、要するにもう耐震の調査をする建物ももう全然ないということで、完全に一応この
流れの中での耐震を必要なところは終わったというふうに考えていいのかどうか、確認をさせて
いただきたいと思います。以上です。
◇教育部長(小池龍実君) 再質疑にお答え申し上げます。
 沼小の太陽光の関係でございますけれども、太陽光につきましては、発電が5キロワットと
いうことで、小規模なものでございます。
 それと、北小の北校舎、白沢中学校の校舎につきましては、今回いわゆる耐震改修のみの工
事ということで、大規模改造を教育委員会とすれば実施したいところでございますけれども、
今回は耐震改修のみということでございます。
 それと、いわゆる今後耐震の診断とか調査は必要かどうかということでございますけれども、
耐震の診断あるいは調査につきましては、既に実施しておりまして、それに基づきましてずっ
と耐震工事を実施したわけでございます。
 そんな関係から、一応現在のところその4つが済めば耐震改修については本市におきまして
は終了するという状況でございます。以上でございます。
◇議長(星野 稔君) よろしいですか。ほかに。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野 稔君) 次に、第11款 災害復旧費について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野 稔君) 次に、歳入について願います。
 まず、第1款 市税について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野 稔君) 次に、第12款 分担金及び負担金について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野 稔君) 次に、第13款 使用料及び手数料について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野 稔君) 次に、第14款 国庫支出金について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野 稔君) 次に、第15款 県支出金について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野 稔君) 次に、第16款 財産収入について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野 稔君) 次に、第17款 寄附金について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野 稔君) 次に、第18款 繰入金について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野 稔君) 次に、第20款 諸収入について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野 稔君) 次に、第21款 市債について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野 稔君) 次に、第2条 繰越明許費について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野 稔君) 次に、第3条 債務負担行為の補正について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野 稔君) 次に、第4条 地方債の補正について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野 稔君) 次に、議案第19号 平成27年度沼田市国民健康保険特別会計補正
予算(第3号)について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野 稔君) 次に、議案第20号 平成27年度沼田市後期高齢者医療特別会計補
正予算(第3号)について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野 稔君) 次に、議案第21号 平成27年度沼田市介護保険特別会計補正予算
(第4号)について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野 稔君) 次に、議案第22号 平成27年度沼田市簡易水道事業特別会計補正
予算(第4号)について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野 稔君) 次に、議案第23号 平成27年度沼田市下水道事業特別会計補正予
算(第3号)について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野 稔君) 次に、議案第24号 平成27年度沼田市農業集落排水事業特別会計
補正予算(第3号)について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野 稔君) 次に、議案第25号 平成27年度沼田市水道事業会計補正予算(第
3号)について願います。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野 稔君) 質疑を終結いたします。
 お諮りいたします。
 ただいま議題となっております議案第14号から議案第25号までの以上12件については、
会議規則第36条第3項の規定により委員会の付託を省略したいと思います。
 これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野 稔君) 御異議なしと認めます。よって、議案第14号から議案第25号まで
の以上12件については、委員会の付託を省略することに決しました。
 これより討論に入ります。
 討論は一括して願います。
 なお、討論は反対、賛成の順に願います。16番。
〔16番 井之川博幸君登壇〕
◇16番(井之川博幸君) 私は、ただいま上程されております議案のうち、議案第18号 
沼田市一般会計補正予算(第7号)について、反対の立場から討論いたします。
 今回の補正予算は、安倍政権における国の大幅な補正予算を受けて編成された事業が提案さ
れている予算であり、来年度の予算と並行して実施していくものが多く含まれております。
 特に、マイナンバー制度にかかわり国が進める施策に従って予算が計上されております。マ
イナンバー制度は、再三申し上げているように、税と社会保障の個人情報を国が一元的に管理
し、徴税の強化、給付の抑制を狙うとともに、権力による国民監視とプライバシー漏えいなど
のおそれがあります。実際にマイナンバーの誤配達は、全国で連日、数え切れないほど起きて
いましたし、窓口で他の人に渡してしまう不手際や、未交付や、マイナンバーを使った詐欺や
汚職まで発生しました。このようなマイナンバー制度は直ちに中止すべきです。
 以上申し上げて、反対討論といたします。
◇議長(星野 稔君) ほかに。
(「進行」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野 稔君) 討論を終結いたします。
 これより議案第14号 沼田市議会議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改
正する条例についてを採決いたします。
 本案は、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
(賛成者起立)
◇議長(星野 稔君) 起立多数であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第15号 沼田市特別職の職員で常勤のものの給与に関する条例等の一部を改正
する条例についてを採決いたします。
 本案は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野 稔君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第16号 沼田市職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例についてを採
決いたします。
 本案は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野 稔君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第17号 沼田市簡易水道事業給水条例の一部を改正する条例についてを採決い
たします。
 本案は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野 稔君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第18号 平成27年度沼田市一般会計補正予算(第7号)を採決いたします。
 本案は、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
( 賛 成 者 起 立 )
◇議長(星野 稔君) 起立多数であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第19号 平成27年度沼田市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)を採決
いたします。
 本案は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野 稔君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第20号 平成27年度沼田市後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号)を採
決いたします。
 本案は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野 稔君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第21号 平成27年度沼田市介護保険特別会計補正予算(第4号)を採決いた
します。
 本案は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野 稔君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第22号 平成27年度沼田市簡易水道事業特別会計補正予算(第4号)を採決
いたします。
 本案は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野 稔君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第23号 平成27年度沼田市下水道事業特別会計補正予算(第3号)を採決い
たします。
 本案は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野 稔君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第24号 平成27年度沼田市農業集落排水事業特別会計補正予算(第3号)を
採決いたします。
 本案は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野 稔君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第25号 平成27年度沼田市水道事業会計補正予算(第3号)を採決いたしま
す。
 本案は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野 稔君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
──────────────◇──────────────
    第3 散  会
◇議長(星野 稔君) お諮りいたします。
 10日から22日までは、委員会審査等のため休会したいと思います。
 これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◇議長(星野 稔君) 御異議なしと認めます。よって、10日から22日までは、委員会審
査等のため休会することに決しました。
 以上で本日の日程は、全て終了いたしました。
 本日は、これにて散会いたします。
 次の会議は23日午前10時に開きますから御参集願います。
 本日は大変御苦労さまでございました。
    午後3時59分散会





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